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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-24
(45)【発行日】2022-12-02
(54)【発明の名称】ピッチング練習用補助装置
(51)【国際特許分類】
   A63B 69/00 20060101AFI20221125BHJP
【FI】
A63B69/00 505Z
【請求項の数】 17
(21)【出願番号】P 2021565065
(86)(22)【出願日】2020-04-29
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-07-06
(86)【国際出願番号】 KR2020005670
(87)【国際公開番号】W WO2020222526
(87)【国際公開日】2020-11-05
【審査請求日】2021-11-01
(31)【優先権主張番号】10-2019-0051719
(32)【優先日】2019-05-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2020-0023038
(32)【優先日】2020-02-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】521478614
【氏名又は名称】ジョン、ゴ ヒョン
【氏名又は名称原語表記】JUNG,Ko Hyung
【住所又は居所原語表記】1910ho,103dong,31,Jingeononam-ro 797beon-gil,Onam-eup Namyangju-si Gyeonggi-do 12045,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100130111
【弁理士】
【氏名又は名称】新保 斉
(72)【発明者】
【氏名】ジョン、ゴ ヒョン
【審査官】早川 貴之
(56)【参考文献】
【文献】特開2010-279677(JP,A)
【文献】特開2001-218881(JP,A)
【文献】登録実用新案第3168586(JP,U)
【文献】米国特許出願公開第2014/0228157(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63B 37/00-47/04、69/00-69/40
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
シャドーピッチング訓練のためのピッチング練習用補助装置において、
両側に開口を有しつつ、内部に収容空間が形成され、ユーザーの手に包み込まれた形態で把持されるか前記収容空間を通じてユーザーの指に差し込まれた状態で野球ボールを模写する収容体;
前記収容体の開口部を通じて前記収容空間に分離可能に挿入されて固定され、長さ方向に沿って少なくとも一つの指が差し込まれて係止されるように係止孔が長さ方向に沿って貫通形成されて係止部位を提供するものの、前記係止孔が所定の曲率を有する曲面の形態で延びる係止ホルダー;および
前記収容体の一側に棒の形態をなしながら所定の長さに延びて腕の回転によって弾性変形および復元されながら負荷および振動を提供する延長体;を含む
ことを特徴とするピッチング練習用補助装置。
【請求項2】
前記係止ホルダーは前記係止孔が貫通形成される管体状をなしながら前記収容体の収容空間に固定されるホルダー本体;および
前記ホルダー本体が前記収容体から離脱することを防止する離脱防止部材;を含む
請求項1に記載のピッチング練習用補助装置。
【請求項3】
前記ホルダー本体は、
前記係止孔の長さ方向に沿って突出形成されて前記係止孔を複数で分割して複数の指が差し込まれることを許容し、かつ指を広げられた状態で維持させる分割突起を含む
請求項2に記載のピッチング練習用補助装置。
【請求項4】
前記係止孔は、
指の入口側端部から指の出口側端部側に行くほど大きさが次第に小さくなるように形成される
請求項2に記載のピッチング練習用補助装置。
【請求項5】
前記離脱防止部材は、
前記ホルダー本体の長さ方向の両端部にそれぞれフランジの形態で形成されて、前記収容体の収容空間の端部にそれぞれ係止されながら前記ホルダー本体が前記収容体の収容空間の長さ方向に流動することを防止する離脱防止フランジを含む
請求項2に記載のピッチング練習用補助装置。
【請求項6】
前記収容体は、
外周面に指の把持部位を提供する複数の把持溝が形成される
請求項1に記載のピッチング練習用補助装置。
【請求項7】
前記延長体は、
前記収容体の一側に形成されて支持力を提供する柱部;および
前記柱部から棒状に延びて腕の回転によって曲がる弾性シャフト;を含む
請求項1に記載のピッチング練習用補助装置。
【請求項8】
前記弾性シャフトは、
前記柱部側から反対方向に一直線の形態に延長されながら太さが次第に細くなるように延びる
請求項7に記載のピッチング練習用補助装置。
【請求項9】
前記弾性シャフトは、
前記柱部側から反対方向に行くほど太さが次第に細くなる複数の多段をなしながら延びる
請求項7に記載のピッチング練習用補助装置。
【請求項10】
前記延長体は、
前記弾性シャフトの端部に分離可能に結合されて重量を提供するウェイトをさらに含む
請求項7に記載のピッチング練習用補助装置。
【請求項11】
前記ウェイトは、
前記弾性シャフトの端部に差し込まれて固定され、金属素材の重量体が内蔵される重量キャップ;および
前記重量キャップを前記弾性シャフトの端部に固定するキャップ固定部材;を含む
請求項10に記載のピッチング練習用補助装置。
【請求項12】
前記キャップ固定部材は、
前記重量キャップをぐるぐる巻いて包み込む形態で固定されるベルクロ(登録商標)テープを含む
請求項11に記載のピッチング練習用補助装置。
【請求項13】
前記キャップ固定部材は、
前記弾性シャフトの外周面に円周方向に沿って溝の形態で形成されるキャップ係止溝;および
前記重量キャップの内周面に円周方向に沿って突出して前記キャップ係止溝に係止されるキャップ係止段;をさらに含む
請求項11に記載のピッチング練習用補助装置。
【請求項14】
前記補助装置は、
前記収容体に設置されて前記係止ホルダーを加圧しながら前記係止孔の大きさを調節するホルダー加圧部材をさらに含む
請求項1に記載のピッチング練習用補助装置。
【請求項15】
前記ホルダー加圧部材は、
前記収容体に移動可能に結合された状態で一部分が前記係止ホルダーに対面し、外力によって加圧されて前記係止ホルダー側に移動しながら前記係止孔の大きさを縮小させる加圧板;
前記加圧板に隣接した状態で前記収容体に固定されてねじ結合部位を提供するボルトガイド;および
前記ボルトガイドにねじ結合されて回転を通じて前記加圧板側に突出しながら前記加圧板を移動させる加圧ボルト;を含む
請求項14に記載のピッチング練習用補助装置。
【請求項16】
前記補助装置は、
前記収容体または前記延長体に内蔵された状態で腕の回転による加速度、角速度および方位のうち少なくとも一つを感知するセンサ部;および
前記センサ部により感知された感知信号をユーザーの端末機に搭載されたアプリケーションに印加する通信部;をさらに含む
請求項1に記載のピッチング練習用補助装置。
【請求項17】
前記アプリケーションは、
前記センサ部から印加される感知信号に基づいて、腕のスイングの投球姿勢、ボールの球速およびボールの回転軸のうち少なくとも一つを算出して前記端末機に出力および保存する
請求項16に記載のピッチング練習用補助装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はピッチング練習用補助装置に関し、さらに詳細には、ユーザーの手に把持されるかユーザーの指に差し込まれた状態で腕のスイングを通じてシャドーピッチング訓練を図り得るピッチング練習用補助装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、野球を楽しむ野球人が野球を最初に始める際に習うことになるのはボールを投げる方法である。
【0003】
しかし、同じ時間を投資して投げる方法を習っても、ある人は上手に投げる半面、ある人はそうではない。
【0004】
このような差が発生する理由は、第1に、生まれつきの個人の運動能力の差、第2に、身体条件の差ではあるものの、第3に、最も大きな理由はボールを投げながら悟るボールの投げ方のコツの有無の差である。
【0005】
ここにおけるボールの投げ方のコツとは、全体の投球動作で実質的にボールを握って投げる上体の動作を指す。
【0006】
投手の投球時に発生するイベントは、具体的にはFC、MER、BR、MIRに区分され得る。
【0007】
FC(Foot Contact)はリフトされた足がマウンドに着地した瞬間を意味し、MER(Mzximal External Rotation)は肩関節が最大外回転する瞬間を意味し、BR(Ball Release)はボールが手から離れる瞬間を意味し、MIR(Maximal Internal Rotation)は肩関節が最大内回転する瞬間を意味する。
【0008】
また、前記のようなイベントは投手の腕動作によりAC、AA、ADの区間に区分され得る。
【0009】
AC(Arm Cocking)はフットコンタクト後にボールを投げる腕が最大外回転となるまでの区間を意味し、AA(Arm Acceleration)はボールを投げる腕が最大外回転からリリースする前までの区間を意味し、AD(Arm Deceleration)はボールをリリース後に最大内回転となるまでの区間を意味する。
【0010】
ここで、投手のAC(Arm Cocking)区間をさらに具体的に区分すると、手から力を抜いてボールをぶらんと垂らした状態で、そのまま円を描きながら頭の上に腕を上げた後、腕とボールの慣性を利用して頭の後に腕を最大限弓のように反るようにして、それが最大値に達した時にはじめてボールを引き寄せるのである。そうすると、腕の加速区間が伸びて、ボールはさらに速く回転は多くかかることになる。
【0011】
つまり、ボールの速度と回転数を上げるためには、ボールのリリース時の腕の反りが重要であり、腕の反りがない場合にはボールに力を伝達する距離が短くなるため伝達される力も小さくなる。その反対に腕の反りを作ることができる場合には、ボールに力を伝達する距離が長くなるため伝達される力も大きくなり得る。
【0012】
関連した先行技術として、大韓民国公開特許公報第10-2009-0119821号に開示されたピッチング練習機がある。
【0013】
ところが、前記のような先行技術は手首に空気の抵抗のみを提供するだけであり、腕の反りを誘導することはできないという問題点がある。
【0014】
また、前記のような先行技術はユーザーの指をかけてのみ使用できるだけであって、ユーザーの手全体で把持して使うことはできない構成であるため、実際のようなピッチングを模写できない限界がある。
【0015】
特に、前記のような先行技術は指の係止部位の大きさを調節できないため、ピッチング訓練過程で指から容易に離脱する問題点がある。
【0016】
したがって、前記のような先行技術の問題点を克服できる新しい技術が要求されている。
【0017】
本発明が属する技術分野の先行技術文献には特許文献1:韓国公開特許公報第10-2009-0119821号などがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0018】
【文献】韓国公開特許公報第10-2009-0119821号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0019】
本発明は前記のような従来技術の問題点を改善するために創出されたものであって、効果的なシャドーピッチングを誘導できるように、腕の回転によって弾性変形および復元する部材を通じて負荷を提供して腕の反りを図ることによって、実際にボールを投げる時と類似するボールの重量感を提供できるピッチング練習用補助装置を提供することをその目的とする。
【0020】
また、本発明はユーザーの手に包み込まれた形態で把持されるかユーザーの指に差し込まれた形態でシャドーピッチング訓練を図り得るピッチング練習用補助装置を提供することをその目的とする。
【0021】
特に、本発明は指が差し込まれる係止ホルダーを収容体に堅固に結合されるように構成し、かつ係止ホルダーの孔の大きさを調節できるピッチング練習用補助装置を提供することをその目的とする。
【0022】
また、本発明の指が差し込まれる係止ホルダーの係止孔が曲面の形態で延びることによって、係止ホルダーが指に装着され得るピッチング練習用補助装置を提供することをその目的とする。
【0023】
また、本発明は必要に応じて重量を追加して使用することでき、投球姿勢のようなデータをユーザーの端末機で確認および保存できるピッチング練習用補助装置を提供することをその目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0024】
前記のような目的を達成するための本発明の一つの実施例に係るピッチング練習用補助装置は、シャドーピッチング訓練のためのピッチング練習用補助装置において、両側に開口を有しつつ、内部に収容空間が形成され、ユーザーの手に包み込まれた形態で把持されるか前記収容空間を通じてユーザーの指に差し込まれた状態で野球ボールを模写する収容体;前記収容体の開口部を通じて前記収容空間に分離可能に挿入されて固定され、長さ方向に沿って少なくとも一つの指が差し込まれて係止されるように係止孔が長さ方向に沿って貫通形成されて係止部位を提供するものの、前記係止孔が所定の曲率を有する曲面の形態で延びる係止ホルダー;および前記収容体の一側に棒の形態をなしながら所定の長さに延びて腕の回転によって弾性変形および復元されながら負荷および振動を提供する延長体を含むことができる。
【0025】
また、前記係止ホルダーは前記係止孔が貫通形成される管体状をなしながら前記収容体の収容空間に固定されるホルダー本体;および前記ホルダー本体が前記収容体から離脱することを防止する離脱防止部材を含むことができる。
【0026】
また、前記ホルダー本体は、前記係止孔の長さ方向に沿って突出形成されて、前記係止孔を複数に分割して複数の指が差し込まれることを許容し、かつ指を広げられた状態で維持させる分割突起を含むことができる。
【0027】
また、前記係止孔は指の入り口側端部から指の出口側端部側に行くほど大きさが次第に小さくなるように形成され得る。
【0028】
また、前記離脱防止部材は、前記ホルダー本体の長さ方向の両端部にそれぞれフランジの形態で形成されて、前記収容体の収容空間の端部にそれぞれ係止されながら前記ホルダー本体が前記収容体の収容空間の長さ方向に流動することを防止する離脱防止フランジを含むことができる。
【0029】
また、前記収容体は、外周面に指の把持部位を提供する複数の把持溝が形成され得る。
【0030】
また、前記延長体は、前記収容体の一側に形成されて支持力を提供する柱部;および前記柱部から棒状に延びて腕の回転によって曲がる弾性シャフトを含むことができる。
【0031】
また、前記弾性シャフトは、前記柱部側から反対方向に一直線の形態に延びながら太さが次第に細くなるように延長され得る。
【0032】
また、前記弾性シャフトは、前記柱部側から反対方向に行くほど太さが次第に細くなる複数の多段をなしながら延長され得る。
【0033】
また、前記延長体は、前記弾性シャフトの端部に分離可能に結合されて重量を提供するウェイトをさらに含むことができる。
【0034】
また、前記ウェイトは、前記弾性シャフトの端部に差し込まれて固定され、金属素材の重量体が内蔵される重量キャップ;および前記重量キャップを前記弾性シャフトの端部に固定するキャップ固定部材を含むことができる。
【0035】
また、前記キャップ固定部材は、前記重量キャップをぐるぐる巻いて包み込む形態で固定されるベルクロ(登録商標)テープを含むことができる。
【0036】
また、前記キャップ固定部材は、前記弾性シャフトの外周面に円周方向に沿って溝の形態で形成されるキャップ係止溝;および前記重量キャップの内周面に円周方向に沿って突出して前記キャップ係止溝に係止されるキャップ係止段をさらに含むことができる。
【0037】
また、前記補助装置は、前記収容体に設置されて前記係止ホルダーを加圧しながら前記係止孔の大きさを調節するホルダー加圧部材をさらに含むことができる。
【0038】
また、前記ホルダー加圧部材は、前記収容体に移動可能に結合された状態で一部分が前記係止ホルダーに対面し、外力によって加圧されて前記係止ホルダー側に移動しながら前記係止孔の大きさを縮小させる加圧板;前記加圧板に隣接した状態で前記収容体に固定されてねじ結合部位を提供するボルトガイド;および前記ボルトガイドにねじ結合されて回転を通じて前記加圧板側に突出しながら前記加圧板を移動させる加圧ボルトを含むことができる。
【0039】
また、前記補助装置は、前記収容体または前記延長体に内蔵された状態で腕の回転による加速度、角速度および方位のうち少なくとも一つを感知するセンサ部;および前記センサ部により感知された感知信号をユーザーの端末機に搭載されたアプリケーションに印加する通信部をさらに含むことができる。
【0040】
また、前記アプリケーションは、前記センサ部で印加される感知信号に基づいて、腕のスイングの投球姿勢、ボールの球速およびボールの回転軸のうち少なくとも一つを算出して前記端末機に出力および保存することができる。
【発明の効果】
【0041】
本発明の一実施例に係るピッチング練習用補助装置は、腕が回転する場合、腕の回転が作用する反対方向に延長体が弾性変形および復元されながら負荷を提供するため実際にボールを投げる時の感覚を提供することができ、延長体が腕との反作用を通じて腕の最大反りを誘導できるためシャドーピッチング訓練に効果的である。
【0042】
また、本発明は収容体を手で把持した状態でピッチング訓練をしたり、収容体に設けられた係止ホルダーに指を差し込んで結合した状態でピッチング訓練ができるため、多様な形態のシャドーピッチング訓練を図り得る。
【0043】
特に、本発明はユーザーの指に差し込まれる係止ホルダーが離脱防止部材によって収容体に堅固に固定され得、係止ホルダーの係止孔の大きさがホルダー加圧部材を通じて調節され得るため、ユーザーの指に堅固に結合されることによって訓練過程で任意に分離されることが防止され得る。
【0044】
また、本発明は指が差し込まれる係止ホルダーの係止孔が曲面の形態で延びて指に装着されることによってより堅固に結合され得る。
【0045】
また、本発明は延長体を構成する弾性シャフトの端部にウェイトが分離可能に結合されて重量が追加され得るため、必要に応じてウェイトの重量を通じて腕の回転に対する抵抗力を増加させることによって、シャドーピッチング時に腕や胴体のより大きな回転を誘導することができる。
【0046】
また、本発明はセンサ部によって延長体の加速度や角速度または方位が感知されてユーザーの端末機のアプリケーションに印加され得るため、印加されるデータに基づいて投球姿勢や練習結果などを視覚的に確認することができる。
【0047】
開示される実施例から得られる効果は以上で言及された効果に制限されず、言及されていないさらに他の効果は以下の記載から開示される実施例が属する技術分野で通常の知識を有する者に明確に理解され得るであろう。
【図面の簡単な説明】
【0048】
図1】本発明の一実施例に係るピッチング練習用補助装置を示す正面図である。
【0049】
図2】本発明の一実施例に係るピッチング練習用補助装置の収容体および係止ホルダーの結合された状態を示す構成図である。
【0050】
図3】本発明の一実施例に係るピッチング練習用補助装置の収容体および係止ホルダーの分離された状態を示す構成図である。
【0051】
図4】本発明の一実施例に係るピッチング練習用補助装置の収容体および係止ホルダーを示す縦断面図である。
【0052】
図5】本発明の一実施例に係るピッチング練習用補助装置の延長体を示す構成図である。
【0053】
図6】本発明の一実施例に係るピッチング練習用補助装置のセンサ部および通信部を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0054】
以下、添付図面を参照して本発明の実施例についてさらに詳細に説明する。本発明の説明において、関連した公知の汎用的な機能または構成についての詳細な説明は省略する。
【0055】
本発明の概念に係る実施例は多様な変形を加えることができ、多様な形態を有することができるため、特定の実施例を図面に例示して本明細書または出願に詳細に説明する。しかし、これは本発明の概念に係る実施例を特定の開示形態に対して限定しようとするものではなく、本発明の思想および技術範囲に含まれるすべての変更、均等物乃至代替物を含む。
【0056】
ある構成要素が他の構成要素に「連結されて」いるとか「接続されて」いると言及された時には、その他の構成要素に直接的に連結されていたり接続されていてもよいが、中間に他の構成要素が存在してもよい。反面、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結されて」いるとか「直接接続されて」いると言及された時には、中間に他の構成要素が存在しないものと理解されるべきである。構成要素間の関係を説明する他の表現、すなわち「~間に」と「すぐ~間に」または「~に隣接する」と「~に直接隣接する」なども同様である。
【0057】
本明細書で使った用語は単に特定の実施例を説明するために使われたものであり、本発明を限定しようとする意図ではない。単数の表現は文脈上明白に異なるように意味しない限り、複数の表現を含む。本明細書で、「含む」または「有する」などの用語は、説示された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部分品またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであって、一つまたはそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部分品またはこれらを組み合わせたものなどの存在または付加の可能性をあらかじめ排除しない。
【0058】
図1は本発明の一実施例に係るピッチング練習用補助装置を示す正面図であり、図2は本発明の一実施例に係るピッチング練習用補助装置の収容体および係止ホルダーの結合された状態を示す構成図であり、図3は、本発明の一実施例に係るピッチング練習用補助装置の収容体および係止ホルダーの分離された状態を示す構成図である。また、図4は本発明の一実施例に係るピッチング練習用補助装置の収容体および係止ホルダーを示す縦断面図であり、図5は本発明の一実施例に係るピッチング練習用補助装置の延長体を示す構成図であり、図6は本発明の一実施例に係るピッチング練習用補助装置のセンサ部および通信部を示すブロック図である。
【0059】
本発明の一実施例に係るピッチング練習用補助装置10は、シャドーピッチング訓練のためにユーザーの手に包み込まれた形態で把持されるかユーザーの指に結合されて実際の投球のような重量および抵抗を提供する装置である。
【0060】
具体的には、本発明の一実施例に係るピッチング練習用補助装置10は図1図3に図示された通り、収容体100、係止ホルダー200および延長体300を含んで構成され得る。
【0061】
前記収容体100はピッチング練習用補助装置10の胴体を形成する構成要素であり、ユーザーの手に把持されて使われたり後述される係止ホルダー200を媒介としてユーザーの指に差し込まれた状態で野球ボールを模写する構成要素である。
【0062】
具体的には、収容体100は略ボールの形態で形成されてユーザーの手に包み込まれた形態で把持され得、両側に開口部を有し、かつ内部に収容空間100aが形成されて後述される係止ホルダー200を収容空間100aに分離可能に収容することができる。
【0063】
このような収容体100は略円筒形に形成されるか、外形が楕円形をなす円筒形に形成され得、その他にも内部に開口部および収容空間100aを有する多角形の形態で形成されてもよい。
【0064】
ここで、収容体100はEVA素材のような合成樹脂材で形成され得るが、これに限定されず、木材や金属材で形成されてもよい。
【0065】
また、収容体100は、外周面に複数の把持溝110が形成されることによって指の把持部位を提供することができる。
【0066】
このような把持溝110は、収容体100の外周面に複数で形成されることによって野球ボールの多様なグリップを模写できるように形成され得る。
【0067】
また、収容体100は把持溝110と共に図示されていない突輪すなわち、野球ボールに形成された縫い目のような形態の突出部が形成されて野球ボールに形成された縫い目を模写してもよい。
【0068】
前記係止ホルダー200は少なくとも一つのユーザーの指が差し込まれる構成要素であり、シャドーピッチング訓練時にユーザーの指の係止部位を提供する構成要素である。
【0069】
具体的には、係止ホルダー200は収容体100の開口部を通じて収容空間100aに挿入され得る形態で製作され得、長さ方向に沿って係止孔200aが貫通形成されてシャドーピッチング訓練時に係止孔200aに指の結合部位を提供することができる。
【0070】
ここで、係止ホルダー200は図4に図示された通り、係止孔200aが所定の曲率を有する曲面の形態で延びることによって指が安定的に装着され得る。
【0071】
すなわち、係止孔200aは指の関節がすぼまる方向に対応する曲面の形態で形成されることによって、差し込まれた指を安定的に支持することができる。
【0072】
このような係止ホルダー200は、ホルダー本体210および離脱防止部材220を含んで構成され得る。
【0073】
前記ホルダー本体210は係止ホルダー200の本体をなす構成要素であり、係止孔200aが長さ方向に沿って貫通形成された円筒形に形成され得る。
【0074】
このようなホルダー本体210は、前述した収容体100より低い硬度を有する発泡EVA素材またはウレタン素材で形成され得る。
【0075】
これに伴い、ホルダー本体210は収容体100より軟らかい素材で形成されて、例えばスポンジのような物性を有するため、多様なユーザーの指の大きさに合うように変形して対応することができる。
【0076】
ここで、ホルダー本体210は図2に図示された通り、係止孔200aに分割突起200bが形成され得る。
【0077】
前記分割突起200bは係止孔200aに複数の指が差し込まれることを許容する構成要素であり、係止孔200aの長さ方向に沿って突出形成されて係止孔200aを複数で分割することによって例えば、ユーザーの人差し指と中指が共に挿入されるように形成され得る。
【0078】
このような分割突起200bは係止孔200aを分割する機能をするとともに、指を広げられた状態で維持させることができ、指を包み込む形態で指に密着され得る。
【0079】
したがって、ユーザーはシャドーピッチング訓練時に人差し指と中指をホルダー本体210の係止孔200aに貫通させながら、係止孔200aの曲面および分割突起200bに密着させた状態で把持することにより、ホルダー本体210がスイング過程で手から分離されることを防止することができる。
【0080】
一方、ホルダー本体210はユーザーの指に対応するモールドを通じてユーザー別に製作され、シャドーピッチング訓練時に収容体100に選択的に結合されて使われてもよい。
【0081】
一方、ホルダー本体210の係止孔200aは、指の入口側端部から出口側端部側に行くほど大きさが次第に小さくなるように形成されることによって指に堅固に結合され得る。
【0082】
また、ホルダー本体210の係止孔200aには図示されていない加圧突起が突出形成されることによって、指を加圧して圧迫することができる。
【0083】
すなわち、加圧突起は指の内側の節を指輪の形態で圧迫することによって、シャドーピッチング時に腕の加速の動きにも揺れが少ない安定性を図ることができ、腕を減速するシャドーピッチングのフィニッシュ動作時には指の関節部位に係止されることによってホルダー本体210が指から抜けることを防止することができる。
【0084】
また、加圧突起は収容体の外部で指輪の形態で形成されて指先まで完全に差し込まれることによって、ホルダー本体が指から抜けることを追加的に防止してもよい。
【0085】
一方、ホルダー本体210は加圧突起の構成の代わりに、指の関節部位が装着されながら係止され得るように内周面に溝の形態で形成される関節装着溝が形成されることによって、指を安定的に圧迫してもよい。
【0086】
また、ホルダー本体210の係止孔200aには図示されていない突輪が突出形成されて野球ボールに形成された縫い目を模写してもよい。
【0087】
前記離脱防止部材220は、収容体100の収容空間100aに挿入されるホルダー本体210が収容体100から任意に離脱することを防止するための構成要素である。
【0088】
例えば、離脱防止部材230は図3および図4に図示された通り、一対の離脱防止フランジ221を含んで構成され得る。
【0089】
離脱防止フランジ221はホルダー本体210の長さ方向の両端部に周りに沿ってそれぞれフランジの形態で形成され得、収容体100の収容空間100aの両端部にそれぞれ係止されて固定され得る。
【0090】
これに伴い、ホルダー本体210は離脱防止フランジ221を通じて収容空間100aの両端部に係止されることによって、収容空間100aの長さ方向に流動することが防止されて堅固に固定され得る。
【0091】
さらに、収容体100の収容空間100aおよびホルダー本体210は図4に図示された通り、それぞれ円弧状に形成され、円弧状の曲面を通じて対面することによってホルダー本体210の直線移動が抑制されることにより、任意に分離されることが防止されてもよい。
【0092】
ここで、離脱防止フランジ221は指に密着できるように曲面の形態で形成され得る。
【0093】
一方、離脱防止部材220は前記の構成の他に、ホルダー本体210および収容体100にそれぞれ雄雌構造で備えられ、互いに整合する離脱防止突起および離脱防止溝で構成されてもよい。
【0094】
一方、ホルダー本体210は、収容体100の収容空間100aよりも大きな外径で形成されて収容体100に締まり嵌め方式で結合されることによって任意の離脱が防止されてもよい。
【0095】
前記延長体300は収容体100の一側に棒の形態をなしながら所定の長さに延長され得、シャドーピッチング訓練時に腕の回転や反りによる反作用を通じて負荷や振動を提供する構成要素である。
【0096】
すなわち、延長体300は腕の回転や反りによって弾性変形および復元されることによって負荷や振動を提供することによって、実際の野球ボールを投げる時のような重量感を提供することができる。
【0097】
具体的には、延長体300は図1に図示された通り、柱部310および弾性シャフト320を含んで構成され得る。
【0098】
前記柱部310は収容体100の一側に同一体で突出形成されて支持力を提供することができる。
【0099】
このような柱部310は後述されるセンサ部500の設置部位を提供することができる。
【0100】
前記弾性シャフト320は柱部310から収容体100の反対方向に長さで延長形成され得る。
【0101】
ここで、柱部310および弾性シャフト320は収容体100と同一の素材で形成されてバーの形態で延長され得、外周面がシリコンのようなコーティング素材でコーティングされ得る。
【0102】
また、弾性シャフト320は長さ方向に沿って図示されていない芯棒が内蔵され、芯棒を通じて弾性力が提供されてもよい。
【0103】
また、弾性シャフト320は柱部310にねじ結合を通じて固定されながら収容体100と同一体をなしてもよく、上下または左右の角度調節が可能であるように、図示されていない角度調節ヒンジを媒介として固定されながら収容体100と同一体をなしてもよい。
【0104】
この場合、弾性シャフト320は互いに異なる長さを有する複数で構成されてユーザーに合う長さで取り換えられ得る。
【0105】
また、弾性シャフト320は図1に図示された通り、柱部310の反対方向に延びながら収容体100から遠ざかるほど収容体100の上部方向に傾斜した状態をなしながら延長され得る。
【0106】
また、弾性シャフト320は柱部310の反対方向に一直線に延長されながら収容体100から遠ざかるほど太さが次第に細くなるように延長され得る。
【0107】
これとは異なり、弾性シャフト320は柱部310の反対方向に一直線ではなく多段をなしながら延長され得、収容体100から遠ざかるほど多段の太さが次第に細くなるように延長され得る。
【0108】
一方、一実施例に係るピッチング練習用補助装置10は図5に図示された通り、ウェイト330をさらに含んで構成され得る。
【0109】
前記ウェイト330は弾性シャフト320の端部に選択的に分離可能に結合されて追加的な重量を提供する構成要素である。
【0110】
このようなウェイト330は図5に図示された通り、重量キャップ331およびキャップ固定部材332を含んで構成され得る。
【0111】
前記重量キャップ331は弾性シャフト320の端部に差し込まれて固定されて重量を提供したり、弾性シャフト320の端部から脱着される構成要素である。
【0112】
このような重量キャップ331はキャップの形態で形成されて弾性シャフト320の端部に差し込まれた状態で固定され得、内部に金属素材の重量体が内蔵されることによって弾性シャフト320の端部に重量を提供することができ、弾性シャフト320の長さを延長させる効果とともに空気の抵抗を増加させることができる。
【0113】
ここで、重量キャップ331は球体状または半球状に形成されてもよい。
【0114】
前記キャップ固定部材332は前述した重量キャップ331を弾性シャフト320の端部に固定するための構成要素である。
【0115】
このようなキャップ固定部材332は図5に図示された通り、ベルクロ(登録商標)テープ332aで構成されて重量キャップ331を弾性シャフト320とともにぐるぐる巻いて固定することができる。
【0116】
ここで、ベルクロ(登録商標)テープ332aは重量キャップ331に一端部が固定されて固定端をなすことができ、自由端をなす他端部が重量キャップ331を弾性シャフト320とともにぐるぐる巻いて固定することができる。
【0117】
また、ベルクロ(登録商標)テープ332aは重量キャップ331と別途に分離構成されてもよい。
【0118】
その他にもキャップ固定部材332はねじ結合方式などの重量キャップ331を弾性シャフト320に固定させ得る構成であれば、どのような構成でもよい。
【0119】
一方、キャップ固定部材332は図5に図示された通り、キャップ係止溝332bおよびキャップ係止段332cをさらに含んで構成され得る。
【0120】
前記キャップ係止溝332bは、弾性シャフト320の端部の外周面に円周方向に沿って溝の形態で形成されることによって重量キャップ331の係止部位を提供することができる。
【0121】
前記キャップ係止段332cは、重量キャップ331の内周面に円周方向に沿って突出形成されてキャップ係止溝332bに係止されることにより固定され得る。
【0122】
すなわち、重量キャップ331はキャップ係止溝332bおよびキャップ係止段332cの構成を通じて、弾性シャフト320の端部に締まり嵌め方式で固定され得、固定された状態でベルクロ(登録商標)テープ332aを通じて追加固定されることにより堅固に固定され得る。
【0123】
一方、一実施例に係るピッチング練習用補助装置10は図4に図示された通り、ホルダー加圧部材400をさらに含んで構成され得る。
【0124】
前記ホルダー加圧部材400は、前述した係止ホルダー210を人為的に加圧して係止孔200aの大きさの調節を許容するための構成要素である。
【0125】
すなわち、ホルダー加圧部材400は係止孔200aの大きさをユーザーの指に合うように調節することによって係止ホルダー210を堅固に指に結合する構成要素である。
【0126】
具体的には、ホルダー加圧部材400は加圧板410、ボルトガイド420および加圧ボルト430を含んで構成され得る。
【0127】
前記加圧板410は外力によって移動しながら係止ホルダー210を直接的に加圧して係止孔200aの大きさを調節する構成要素である。
【0128】
このような加圧板410は図4に図示された通り、収容体100に移動可能に結合されて係止ホルダー210に対面し、後述される加圧ボルト430によるユーザーの外力によって加圧されて係止ホルダー210側に移動しながら係止孔200aの大きさを調節することができる。
【0129】
ここで、加圧板410は略キャップの形態で形成されて係止ホルダー210に接する面の面積が拡張された形態で形成され得、後述されるボルトガイド420の長さ方向に沿って移動しながら移動距離が制限されるように形成され得る。
【0130】
前記ボルトガイド420は前述した加圧板410の移動をガイドしながら、後述される加圧ボルト430のねじ結合部位を提供する構成要素である。
【0131】
具体的には、ボルトガイド420は加圧板410に隣接結合された状態で収容体100に固定されることによって長さ方向に沿って加圧板410の移動をガイドすることができ、加圧板410と係止段を通じて係止されるように結合されることによって加圧板410の移動距離を制限することができる。
【0132】
また、ボルトガイド420は長さ方向に沿って雌ねじが形成されることによって、後述される加圧ボルト430の結合部位を提供することができる。
【0133】
前記加圧ボルト430は加圧板410を移動させる構成要素であり、ボルトガイド420にねじ結合されてユーザーによる回転を通じて加圧板410側に突出しながら加圧板410を移動させることによってホルダー本体210を加圧することができる。
【0134】
すなわち、加圧ボルト430はホルダー本体210の係止孔200aの大きさを縮小させる場合、ユーザーによって回転して加圧板410側に突出しながら加圧板410を移動させることによって係止孔200aの大きさを縮小させることができる。
【0135】
一方、一実施例に係るピッチング練習用補助装置10は図6に図示された通り、センサ部500および通信部600をさらに含んで構成され得る。
【0136】
センサ部500は、ユーザーのピッチング練習時に延長体300の加速度、角速度、方位のうち少なくとも一つを感知して提供することによって、感知されたデータを通じてピッチング練習に対するデータを算出できるようにする構成要素である。
【0137】
すなわち、センサ部500はより知能的な訓練のために、腕のスイングの軌道を含む毎ピッチング動作情報をスマートフォンに伝送し記録し、ユーザーがその情報を3Dで視角化して即時に比較判断できるようにすることができる。
【0138】
このようなセンサ部500は延長体300を構成する柱部310に内蔵され得る。
【0139】
通信部600はセンサ部500により感知された感知信号をユーザーの端末機1に搭載されたアプリケーション700に印加する構成要素である。
【0140】
このような通信部600は、センサ部500とともに収容体100に内蔵されるか、延長体300に内蔵され得る。
【0141】
これとは異なり、センサ部500および通信部600は前述したウェイト330に内蔵された状態で備えられることによって、ウェイト330とともに延長体300を構成する弾性シャフト320に締結されてもよい。
【0142】
ここで、通信部600はブルートゥース(登録商標)モジュールやワイファイモジュールおよび無線通信モジュールのうちいずれか一つで端末機1のアプリケーション700と無線通信することができる。
【0143】
具体的には、ブルートゥース(登録商標)モジュールは端末機と近距離無線通信方式で通信し、ワイファイモジュールはWiFi方式で通信を遂行し、無線通信モジュールはIEEE、ジグビー、3G(3rd Generation)、3GPP(3rd Generation Partnership Project)、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A、4G、5Gなどのような多様な通信規格によって通信を遂行するモジュールを意味する。ここでジグビーは小型、低電力デジタルラジオを利用して個人通信網を構成して通信するための標準技術であり、IEEE 802.15標準に基づいて作られたものを意味し得る。
【0144】
アプリケーション700はスマートフォンやタブレットコンピュータまたはサーバーのような端末機1に搭載され得、センサ部500から印加される感知信号による延長体300の状態情報に基づいて、腕のスイングの投球姿勢、ボールの球速およびボールの回転軸のうち少なくとも一つを算出して端末機1に出力および保存することができる。
【0145】
また、アプリケーション700はセンサ部500の感知信号を通じて、腕の最大内回転速度、リリース時の腕の角度、予想球速を算出して視覚的なデータで提供することができる。
【0146】
したがって、ユーザーは端末機1のアプリケーション700から印加されるデータに基づいて投球姿勢や練習結果などを視覚的に確認することができる。
【0147】
以上で詳察した通り、一実施例に係るピッチング練習用補助装置10によると、延長体300が弾性変形および復元されながら負荷を提供するため実際にボールを投げる時の感覚を提供することができ、特に、ユーザーの指に差し込まれる係止ホルダー210が離脱防止部材220により収容体に堅固に固定され得、係止ホルダー210の係止孔200aの大きさがホルダー加圧部材400を通じて調節され得るため、ユーザーの指に堅固に結合されることによって訓練過程で任意に分離されることが防止され得る。
【0148】
前述した実施例は例示のためのものであり、前述した実施例が属する技術分野の通常の知識を有する者は、前述した実施例が有する技術的思想や必須の特徴を変更することなく他の具体的な形態に容易に変形可能である。したがって、前述した実施例はすべての面において例示的なものであり限定的ではない。例えば、単一型で説明されている各構成要素は分散されて実施されてもよく、同様に分散されたものとして説明されている構成要素も結合された形態で実施され得る。
【0149】
本明細書を通じて保護を受けようとする範囲は、前記詳細な説明よりは後述する特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の意味および範囲、そしてその均等概念から導き出されるすべての変更または変形された形態を含む。
【符号の説明】
【0150】
10:ピッチング練習用補助装置
100:収容体
110:把持溝
100a:収容空間
200:係止ホルダー
200a:係止孔
200b:分割突起
210:ホルダー本体
220:離脱防止部材
221:離脱防止フランジ
300:延長体
310:柱部
320:弾性シャフト
330:ウェイト
331:重量キャップ
332:キャップ固定部材
332a:ベルクロ(登録商標)テープ
332b:キャップ係止溝
332c:キャップ係止段
400:ホルダー加圧部材
410:加圧板
420:ボルトガイド
430:加圧ボルト
500:センサ部
600:通信部
700:アプリケーション
1:端末機

図1
図2
図3
図4
図5
図6