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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-24
(45)【発行日】2022-12-02
(54)【発明の名称】首掛けラベル
(51)【国際特許分類】
   G09F 1/08 20060101AFI20221125BHJP
   B65D 23/00 20060101ALI20221125BHJP
【FI】
G09F1/08 L
B65D23/00 H
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2018232880
(22)【出願日】2018-12-12
(65)【公開番号】P2020095158
(43)【公開日】2020-06-18
【審査請求日】2021-10-19
(73)【特許権者】
【識別番号】591186888
【氏名又は名称】株式会社トッパンインフォメディア
(74)【代理人】
【識別番号】110000523
【氏名又は名称】アクシス国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】小池 庸介
(72)【発明者】
【氏名】関 圭輔
【審査官】小池 俊次
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-146793(JP,A)
【文献】特開平11-184378(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09F 1/08
B65D 23/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
首部を有する装着対象物の前記首部に装着される首掛けラベルであって、
長辺と短辺とを有する略長方形状を有し、前記装着対象物の前記首部が挿入される挿入孔が中心部に形成されたシート基材と、
前記装着対象物に装着された際に、前記首部を挟み込むように前記挿入孔の縁部に形成された第一の係止部分及び第二の係止部分と、
前記装着対象物に装着された際に、前記首部を取り囲むように配置される周縁部分と、を含み、
前記第一の係止部分及び前記第二の係止部分は、それぞれ前記装着の前後を通して前記周縁部分と接続し続ける根元接続部位を有し、前記装着の際に、前記挿入孔の縁部に形成された一対の切り込み線によって、前記第一の係止部分及び第二の係止部分が前記周縁部分からそれぞれ切り離されるように構成されており、
前記挿入孔は、前記シート基材の長辺方向よりも短辺方向が長い開口幅を有し、前記長辺方向の開口幅と前記短辺方向の開口幅が、前記挿入孔の中心においてそれぞれ最大となるように形成されており、
前記挿入孔が、
前記第一の係止部分の第一の側辺を形成する前記切り込み線の端部から前記短辺方向に直線状に延びる第一縁部と、
前記第一の係止部分の第二の側辺を形成する前記切り込み線の端部から前記短辺方向に前記第一縁部の略延長上に直線状に延びる第二縁部と、
前記第一縁部と第二縁部との間に、前記第一及び第二縁部よりも前記根元接続部位側に0.1~5mm突出するように形成された第三縁部と、
前記第二の係止部分の第一の側辺を形成する前記切り込み線の端部から前記短辺方向に前記第一縁部と略平行に直線状に延びる第四縁部と、
前記第二の係止部分の第二の側辺を形成する前記切り込み線の端部から前記短辺方向に前記第四縁部の略延長上に直線状に延びる第五縁部と、
前記第四縁部と前記第五縁部との間に前記第四及び第五縁部よりも前記根元接続部位側に0.1~5mm突出するように形成された第六縁部と、
前記第一縁部と前記第四縁部との間に前記挿入孔の中心から前記短辺方向外側に向かって突出するように湾曲する第七縁部と、
前記第二縁部と前記第五縁部との間で前記挿入孔の中心から前記短辺方向外側に向かって突出するように湾曲する第八縁部と
を有することを特徴とする首掛けラベル。
【請求項2】
前記一対の切り込み線は、前記挿入孔の縁部と接する端部から前記根元接続部位と接する端部に向かって間隔が広がるように斜めに形成されていることを特徴とする請求項に記載の首掛けラベル。
【請求項3】
前記切り込み線は、切断されていない未切断部分を備え、前記装着の際に力を受けて破断して開放されるように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の首掛けラベル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ボトルの首部に装着される首掛けラベルに関し、首掛けラベルを装着した容器を箱詰めするための自動梱包装置の使用に適した首掛けラベルに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、コンビニエンスストアやスーパー等の陳列棚に並べる清涼飲料水や酒類、調味料等の各種商品の販売促進用として、販促情報を表示したキャンペーンシールやポップラベルなどがその容器に使用されている。特に、ポップラベルについては、ビンやボトル等の容器の首部に使用されることが多く、ラベルのシート片に挿入孔を形成し容器の首部を嵌入させて係止するようにしたものや、首部を嵌入させる切れ目を形成した首掛けラベル(ネックPOPラベル)が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、ペットボトルなどのボトルの首の部分に通すための孔部を有しボトルの肩部に取り付けて情報を表示するための首掛け用ラベルが開示されている。特許文献2には、シート状ラベル本体のシート領域内の略中央部に切込線を設けビンやボトル等の容器の首部に装着するネックハンガーラベルが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2008-209571号公報
【文献】特開2002-140002号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
首掛けラベルをビンやボトルといった容器の首部に装着する場合には、容器の首部に対するラベル装着操作を手作業(マニュアル)で行うか、自動装着装置などを用いてラベルを一枚ずつ容器の首部に装着する。その後、ラベルが装着された容器は、ダンボール箱等に梱包されて出荷される。
【0006】
ラベルが装着された容器の梱包作業を手作業で行う場合は問題が少ないが、例えば、自動梱包装置などを用いて、ラベルが装着された容器をベルトコンベアで搬送し、ケーサー(箱詰め機)を使用して梱包箱に収納する場合には、ケーサーのグリッパーを容器の首部101に引掛けて持ち上げることが必要となる。
【0007】
しかしながら、特許文献1や特許文献2のようなラベルを用いた場合、容器の首部の周囲にラベルを係止するための突出部等が存在するため、突出部とグリッパーが接触し、ラベルに折れや破れ等のトラブルが発生する場合がある。このようなトラブルが続くと、ラベルがグリッパーに引っかかった状態になり、詰まりやライン停止などが生じて梱包作業が円滑に進行しない場合が生じ得る。特に、多量のラベルを短時間で処理する上では、わずかな不良率であっても不良が出る度に運転を止めなくてはならず、装置が頻繁に止まると生産性が悪くなり、潜在的な損害額が大きくなってしまう。
【0008】
上記課題を鑑み、本発明は、首掛けラベルを装着した装着対象物を首掛けラベルの破損を抑制しながら効率良く搬送し、梱包することが可能な首掛けラベルを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明の実施の形態に係る首掛けラベルは一側面において、首部を有する装着対象物の首部に装着される首掛けラベルであって、長辺と短辺とを有する略長方形状を有し、装着対象物の首部が挿入される挿入孔が中心部に形成されたシート基材と、装着対象物に装着された際に、首部を挟み込むように挿入孔の縁部に形成された第一の係止部分及び第二の係止部分と、装着対象物に装着された際に、首部を取り囲むように配置される周縁部分と、を含み、第一の係止部分及び第二の係止部分は、それぞれ装着の前後を通して周縁部分と接続し続ける根元接続部位を有し、装着の際に、挿入孔の縁部に形成された一対の切り込み線によって、第一の係止部分及び第二の係止部分が周縁部分からそれぞれ切り離されるように構成されており、挿入孔は、シート基材の長辺方向よりも短辺方向が長い開口幅を有し、長辺方向の開口幅と短辺方向の開口幅が、挿入孔の中心においてそれぞれ最大となるように形成されている首掛けラベルである。
【0010】
本発明の実施の形態に係る首掛けラベルは一実施態様において、挿入孔が、楕円形状を有する
【0011】
本発明の実施の形態に係る首掛けラベルは別の一実施態様において、挿入孔は、シート基材の短辺方向の中心部に、挿入孔の中心から第一及び第二の係止部分の根元接続部位の方向に向けてそれぞれ突出する一対の凸部を備える。
【0012】
本発明の実施の形態に係る首掛けラベルは更に別の一実施態様において、挿入孔が、第一の係止部分の第一の側辺を形成する切り込み線の端部から短辺方向に直線状に延びる第一縁部と、第一の係止部分の第二の側辺を形成する切り込み線の端部から短辺方向に第一縁部の略延長上に直線状に延びる第二縁部と、第一縁部と第二縁部との間に、第一及び第二縁部よりも根元接続部位側に0.1~5mm突出するように形成された第三縁部と、第二の係止部分の第一の側辺を形成する切り込み線の端部から短辺方向に第一縁部と略平行に直線状に延びる第四縁部と、第二の係止部分の第二の側辺を形成する切り込み線の端部から短辺方向に第四縁部の略延長上に直線状に延びる第五縁部と、第四縁部と第五縁部との間に第四及び第五縁部よりも根元接続部位側に0.1~5mm突出するように形成された第六縁部と、第一縁部と第四縁部との間に挿入孔の中心から短辺方向外側に向かって突出するように湾曲する第七縁部と、第二縁部と第五縁部との間で挿入孔の中心から短辺方向外側に向かって突出するように湾曲する第八縁部とを有する。
【0013】
本発明の実施の形態に係る首掛けラベルは更に別の一実施態様において、一対の切り込み線は、挿入孔の縁部と接する端部から根元接続部位と接する端部に向かって間隔が広がるように斜めに形成されている。
【0014】
本発明の実施の形態に係る首掛けラベルは更に別の一実施態様において、切り込み線は、切断されていない未切断部分を備え、装着の際に力を受けて破断して開放されるように構成されている。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、首掛けラベルを装着した装着対象物を首掛けラベルの破損を抑制しながら効率良く搬送し、梱包することが可能な首掛けラベルが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の実施の形態に係る首掛けラベルの一例を示す平面図である。
図2】変形例に係る首掛けラベルの一例を示す平面図である。
図3】別の変形例に係る首掛けラベルの一例を示す平面図である。
図4】従来例に係る首掛けラベルの一例を示す平面図である。
図5】従来例に係る首掛けラベルの一例を示す平面図である。
図6】装着対象物の一例を示す説明図である。
図7図7(a)及び図7(b)は本発明の実施の形態に係る首掛けラベルを装着対象物の首部に装着した状態を表す斜視図であり、図7(c)は首掛けラベルを装着した装着対象物を運搬する際のグリッパーによる装着対象物の把持状態を表す斜視図である。
図8図8(a)及び図8(b)は従来例の首掛けラベルを装着対象物の首部に装着した状態を表す斜視図であり、図8(c)は従来の首掛けラベルを装着した装着対象物を運搬する際のグリッパーによる装着対象物の把持状態を表す斜視図である。
図9】本発明の実施の形態に係る首掛けラベルを利用可能な自動装着装置の一例を表す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この発明の技術的思想は、構成部品の構造、配置等を下記のものに特定するものではない。
【0018】
本発明の実施の形態に係る首掛けラベル10は、図6に示すような、首部101を有する装着対象物100の首部101に装着されるラベルである。装着対象物100としては首部101を有する対象物であれば特に限定されない。典型的には内部に飲料物等の液体を収容可能な容器等が利用可能である。首掛けラベル10は、首部101の上方にある頭部(キャップ部)102の下に設けられたキャップガード101aの下側に装着される。
【0019】
図1に示すように、首掛けラベル10は、長辺1aと短辺1bとを有する略長方形状を有し、図6に示すような装着対象物100の首部101が挿入される挿入孔2が中心部に形成されたシート基材1により構成される。なお、「略長方形状」とは、厳格な長方形だけでなく、少なくとも互いに向かい合う一対の長辺1aと一対の短辺1bを備えた長方形に類似した形状であればよく、図1に例示するような4つの角部が円弧状を有するような形状、或いは4つの角部に所定の形状加工や装飾等が施されている場合等も含み得ることは勿論である。シート基材1は、長辺1aと平行な方向に長辺方向Xを有し、長辺1aと略垂直な短辺1bと平行な方向に短辺方向Yを有する。
【0020】
シート基材1の材質としては特に限定されることはなく、当該技術分野において首掛けラベル10に用いられるものであれば任意の材料を使用することができる。シート基材1の材質の例としては、例えば、洋紙や和紙等の紙、もしくはPP(ポリプロピレン)やPE(ポリエチレン)などのポリオレフィン系、PET(ポリエチレンテレフタレート)などのポリエステル系、PS(ポリスチレン)やPA(ポリアミド)などの剛性樹脂性シート等を好ましく使用することができる。シート基材1の厚みとしては50μm~300μmの範囲が好ましく、より好ましくは100μm~200μmである。
【0021】
シート基材1の片面もしくは両面には、必要により所定の情報を商品の消費者などに伝達するための絵柄や文字等の印刷が施されていてもよい。印刷方式としては、当該技術分野で使用される方式であれば特に限定されないが、例えば平版式印刷法(オフセット印刷等)、凹版式印刷法(彫刻凹版印刷やグラビア印刷等)、孔版式印刷法(シルクスクリーン印刷等)を使用できる。
【0022】
印刷に用いられるインキとしては、アクリルやセルロースといった樹脂等に着色剤を分散したインキが挙げられる。着色剤としては、無機顔料(酸化チタン、カーボンブラック、銅など)、パール顔料、アルミ粉などが使用可能である。絵柄や文字の印刷層の厚さは本発明の効果を発揮できる限り制限はされないが、例えば0.5μm~10μmの範囲、好ましくは、1μm~3μmの範囲とすることができる。
【0023】
シート基材1の表面に、滑り性を確保できる程度にニス層が部分的に設けられ、これにより首掛けラベル10を装着対象物100に装着する際に、自動装着装置のローラー手段や搬送手段と主に接触する部分にニス層が接触するように形成されていてもよい。ニス層は、一様にシート基材1を覆うこともできるが、例えばドット形状としてシート基材1の全面に散らすように覆わせることもできる。ニス層がシート基材1を覆う面積率は、ニス層の材質にも依るが、シート基材1全面に対して例えば、10%以上とすることができ、より好ましくは30%以上とすることができる。
【0024】
シート基材1の色は特に限定されないが、例えば材質に応じて白色、灰白色、灰色などを好ましくは使用できる。またシート基材1が材質に応じて透光性を有するように、透明であるかまたは半透明であってもよい。シート基材1とニス層が共に透明か半透明であって、首掛けラベル10自体が透明か半透明であるような態様も本実施態様に含み得る。好ましくは、滑り性の調整などのために、首掛けラベル10の表面に形成されたニス層に不活性無機微粒子を含めてもよい。不活性無機微粒子としては、シリカ、炭酸カルシウム、シリコーンから選ばれるとよく、その含有量は、ニス層の固形分比率で、例えば1~10質量%であるとよい。
【0025】
シート基材1は、装着対象物100に装着された際に、首部101を挟み込むように挿入孔2の縁部20に形成された第一の係止部分31及び第二の係止部分32と、装着対象物100に装着された際に、首部101を取り囲むように配置される周縁部分33とを含む。第一の係止部分31は、装着対象物100の首部101への装着の前後を通してシート基材1の周縁部分33と接続し続ける根元接続部位34を有する。第一の係止部分31と同様に、第二の係止部分32も、装着対象物100の首部101への装着の前後を通してシート基材1の周縁部分33と接続し続ける根元接続部位35を有する。
【0026】
第一の係止部分31は、装着対象物100への装着の際に、挿入孔2の縁部20に形成された一対の切り込み線36a、36bによって、周縁部分33から切り離されるように構成されている。第二の係止部分32は、装着対象物100への装着の際に、挿入孔2の縁部20に形成された一対の切り込み線36c、36dによって、周縁部分33から切り離されるように構成されている。
【0027】
挿入孔2は、シート基材1の長辺方向Xよりも短辺方向Yが長い開口幅W1、W2を有し、長辺方向Xの開口幅W2と短辺方向Yの開口幅W1が、挿入孔2の中心Cにおいてそれぞれ最大(最大幅)となるように、即ち、挿入孔2の中心Cを通る長辺方向X及び短辺方向Yの開口幅W1、W2がそれぞれ最大となるように形成されている。これにより、装着対象物100に対して安定して首掛けラベル10を保持することができる。
【0028】
開口幅W2は、装着容易性向上と首掛けラベル10の装着時の破損を抑制する観点から装着対象物100の頭部102の直径以上とすることが好ましいが、あまり大きすぎると首掛けラベル10を装着した後に、搬送時に首掛けラベル10が装着対象物100から外れる場合がある。
【0029】
以下に限定されるものではないが、開口幅W2は、頭部102の直径に対して0.5~1倍、好ましくは0.6~0.9倍程度とすることができ、具体的には、例えば15~28mm、好ましくは18~25mmとすることができる。開口幅W1は、開口幅W2よりも1mm以上、好ましくは5mm以上大きくすることができ、具体的には、例えば、28mm~50mm、好ましくは35mm~45mmとすることができる。開口幅W1、W2の最大幅と最小幅の差は1~5mm程度とすることができる。
【0030】
開口幅W1、W2を適切な大きさに調節することにより、首掛けラベル10が装着された装着対象物100を段ボールなどに充填する際に、首掛けラベル10の離脱を抑制しながら、自動梱包装置(ケーシング装置)のグリッパーがラベルに干渉することなくより円滑に充填することが可能となる。
【0031】
挿入孔2は、シート基材1の短辺方向Yの中心部に、挿入孔2の中心から第一及び第二の係止部分31、32の根元接続部位34、35の方向に向けてそれぞれ突出する一対の凸部2a、2bを備えることができる。凸部2a、2bを備えることによって、首掛けラベル10の装着対象物100からの離脱を抑制することができる。さらに、凸部2a、2bを備えることによって、ケーシング装置のグリッパー5が首部101を掴む際に、グリッパー5の先端で首掛けラベル10の一部を掴むことによる首掛けラベル10の折れ曲がりや搬送時の不具合等を低減することができる。
【0032】
挿入孔2は、第一~第八縁部21~28からなる縁部20で構成されることができる。第一縁部21は、装着後に第一の係止部分31の第一の側辺37a(図7(a)、(b)参照)を形成する切り込み線36aの挿入孔2側の端部から短辺方向Yに直線状に延びている。第二縁部22は、装着後に第一の係止部分31の第二の側辺37bを形成する切り込み線36bの挿入孔2側の端部から短辺方向Yに第一縁部21の略延長上に直線状に延びている。第三縁部23は、第一縁部21と第二縁部22との間に、第一縁部21及び第二縁部22よりも根元接続部位34側に突出するように形成されている。
【0033】
第四縁部24は、装着後に第二の係止部分32の第一の側辺37cを形成する切り込み線36cの端部から短辺方向Yに第一縁部21と略平行に直線状に延びている。第五縁部25は、装着後に第二の係止部分32の第二の側辺37dを形成する切り込み線36dの端部から短辺方向Yに第四縁部24の略延長上に直線状に延びている。第六縁部26は、第四縁部24と第五縁部25との間に第四縁部24及び第五縁部25よりも根元接続部位35側に突出するように形成されている。
【0034】
第七縁部27は、第一縁部21と第四縁部24との間に挿入孔2の中心Cから短辺方向Y外側に向かって突出するように湾曲している。第八縁部28は、第二縁部22と前記第五縁部25との間で挿入孔2の中心から短辺方向Y外側に向かって突出するように湾曲している。第七縁部27及び第八縁部28が短辺方向Y外側に向かって突出するように湾曲することにより、装着対象物100の首部101の周囲に空間が形成されるため、ケーシング装置のグリッパー5が首掛けラベル10を巻き込むことなく首部101をつかみやすくすることができる。なお、上述の説明及び図1では、第一縁部21、第二縁部22、第四縁部24、第五縁部25がそれぞれ直線状となる例を有しているが、本発明の効果を発揮出来る範囲内において、第一縁部21、第二縁部22、第四縁部24、第五縁部25が多少長辺方向X外側又は内側に湾曲していても良いことは勿論である。
【0035】
第三縁部23は、第一縁部21及び第二縁部22よりも根元接続部位34(長辺方向X)側に向かって例えば最大距離d1=0.1~5mm、好ましくは0.3~2mm、更に好ましくは0.5~1mm突出するように形成されていることが好ましい。第六縁部26も同様に、第四縁部24及び第五縁部25よりも、根元接続部位35(長辺方向X)側に最大距離d1=0.1~5mm、好ましくは0.3~2mm、更に好ましくは0.5~1mm突出するように形成されていることが好ましい。
【0036】
更に、第三縁部23の短辺方向Yに沿った方向の長さd2は例えば5~27mmとすることができ、好ましくは10~20mm、更に好ましくは16~19mmとすることができる。同様に、更に、第六縁部26の短辺方向Yに沿った方向の長さd2も5~27mmとすることができ、好ましくは10~20mm、更に好ましくは16~19mmとすることができる。
【0037】
第三縁部23及び第六縁部26の突出幅の最大距離d1を適正な幅に調節することにより、第一の係止部分31及び第二の係止部分32と装着対象物100の首部101周辺に形成される第一の係止部分31及び第二の係止部分32の一部が首部101の上方へ出っ張ることを抑制することができる。これにより、首掛けラベル10の装着対象物100からの離脱を抑制しながら、ケーシング装置のグリッパーと干渉し得る第一の係止部分31及び第二の係止部分32の出っ張り部分の影響を小さくすることができる。また、グリッパーが装着対象物100を掴む際に、グリッパーが第一の係止部分31及び第二の係止部分32を巻き込んで掴むことを抑制できる。
【0038】
更に、挿入孔2の短辺方向Yの中心部分に形成される第三縁部23及び第六縁部26の長さd2を適正な幅に調節することにより、図7(a)及び図7(b)に示すように、挿入孔2の第一縁部21及び第二縁部22、第四縁部及び第五縁部(図示せず)がキャップガード101aの下方に対して係止されるように装着できるため、図7(c)に示すように、ケーシング装置のグリッパーにより装着対象物100を把持して運搬する場合に、グリッパーが首掛けラベル10に引っ掛かることをより効果的に抑制することができる。なお、図1の例では、第三縁部23及び第六縁部26は、挿入孔2の中心Cからみてそれぞれ台形状に突出する例を示しているが、第三縁部23及び第六縁部26が円弧状を有していてもよい。
【0039】
図1に示すように、第一の係止部分を形成する一対の切り込み線36a、36bは、挿入孔2の縁部20と接する端部から根元接続部位34と接する端部に向かって間隔が広がるように斜めに形成されている。第二の係止部分を形成する一対の切り込み線36c、36dは、挿入孔2の縁部20と接する端部から根元接続部位35と接する端部に向かって間隔が広がるように斜めに形成されている。
【0040】
切り込み線36a、36b、36c、36dが斜めに形成されることにより、図7(b)に示すように、ケーシング装置のグリッパー5により装着対象物100を把持して運搬する場合に、首掛けラベル10が下方にずれやすくなるため、グリッパー5と首掛けラベル10の引っかかりを抑制して、首掛けラベル10の破損を抑制しながら効率良く搬送し、梱包することが可能となる。
【0041】
なお、図2に示すように、切り込み線36a、36b、36c、36dの挿入孔2と接しない側の端部に円弧Rなどの加工がそれぞれ施されていても良い。円弧Rが形成されることにより、装着時における切り込み線36a、36b、36c、36dの根元接続部位34、35側の端部を起点とする破断を抑制することができるため、装着時に破損の少ない歩留まりの高い首掛けラベル10を提供することができる。
【0042】
図1に示すように、切り込み線36a、36b、36c、36dは、切断されていない未切断部分361a、361b、361c、361dを備え、装着の際に力を受けて破断して開放されるように構成されていることが好ましい。これにより、自動装着装置を用いて首掛けラベル10を連続して繰り出して装着対象物100に対して装着する場合において首掛けラベル10の切り込み線36a、36b、36c、36d同士が引っかかることを防止することができる。
【0043】
未切断部分361a、361b、361c、361dは、1つの切り込み線36a、36b、36c、36dに複数個所設けることができる。装着時には挿入孔2の中心Cから離れるほど破断に強い力を必要とし、切断し難くなる。そのため、1つの切り込み線36a、36b、36c、36dに対して未切断部分361a、361b、361c、361dを複数個所設ける場合には、挿入孔2に近い部分から離れるにつれて未切断部分361a、361b、361c、361dの長さを小さくしていくことが好ましい。
【0044】
例えば、挿入孔2に近い未切断部分361a、361b、361c、361dの長さとしては、0.2mm~1.0mm、好ましくは、0.3mm~0.5mmとすることができる。一方で、挿入孔2から離れた未切断部分361a、361b、361c、361dの長さとしては、0.1mm~0.5mmとするのが好ましく、より好ましくは0.2mm~0.35mmである。
【0045】
未切断部分361a、361b、361c、361dは、挿入孔2の縁部20に近づくにつれて破断が生じやすくなり、遠ざかるにつれて破断が生じにくくなるため、装着時に未切断部分361a、361b、361c、361dを確実に破断して第一の係止部分31及び第二の係止部分32を形成するためには、未切断部分361a、361b、361c、361dの端部を挿入孔2の縁部20から1~8mm、より好ましくは2~6mm程度離れた位置に配置することが好ましい。
【0046】
更に、切り込み線36a、36b、36c、36dは、首掛けラベル10を装着対象物100に装着した際に上面となる側の面を表面、下面となる側の面を裏面とした場合に、切削手段によってシート基材1の裏面側から切削加工されることが好ましい。
【0047】
シート基材1の裏面側から切り込み線36a、36b、36c、36dが切削加工されることにより、表面側から切削加工する場合に比べて首掛けラベル10の反りの方向及び反りのバラツキを低減することができるため、自動装着装置を用いた首掛けラベル10の装着作業をより効率的に行うことができる。
【0048】
図3は、本発明の実施の形態に係る首掛けラベル10の変形例を示す。図3に示す首掛けラベル10は、挿入孔2が、楕円形状を有しており、シート基材1の長辺方向Xよりも短辺方向Yが長い開口幅W1を有し、長辺方向Xの開口幅W2と短辺方向Yの開口幅W1が、挿入孔2の中心においてそれぞれ最大となるように形成されている。このような首掛けラベル10を用いることにより、首掛けラベル10を装着した装着対象物100を首掛けラベル10の破損を抑制しながら効率良く搬送し、梱包することが可能となる。
【0049】
図4及び図5に示すような、挿入孔200の縁部20aから一対の切り込み線40a、40bが形成され、切り込み線40a、40bと垂直に交わる切り込み線41a、41bを備える従来の首掛けラベル1000の場合、図8(a)及び図8(b)に示されるように、装着対象物100のキャップガード101aよりも上方に第一の係止部分310及び第二の係止部分320の先端が出っ張ってしまう。そのため、図8(c)に示すように、ケーシング装置のグリッパー5で装着対象物100を把持する際に、第一の係止部分310及び第二の係止部分320の先端とグリッパーの先端が接触して、首掛けラベル1000の破損や、搬送時のトラブルが生じる場合があった。
【0050】
一方、本発明の実施の形態に係る首掛けラベル10では、図7(a)~図7(c)に示すように、挿入孔2の第一縁部21及び第二縁部22、第四縁部及び第五縁部がキャップガード101aの下方に対して係止されるように装着できるため、グリッパー5と首掛けラベル10の引っかかりを抑制して、首掛けラベル10の破損を抑制しながら効率良く搬送し、梱包することが可能となる。
【0051】
図9は、本発明の実施の形態に係る首掛けラベル10を装着するための自動装着装置500の一例を示す。自動装着装置500には、首掛けラベル10を積載するためのスタッカー(不図示)と、スタッカー中で首掛けラベル10を傾けて滑り出させるためのテーパー治具504と、スタッカーから滑り出した首掛けラベル10を繰り出して搬送するための搬送ローラー510および補助ローラー512、514と、繰り出された首掛けラベル10を運ぶための搬送ベルト522および搬送ベルト522上の搬送ローラー524とが含まれている。首掛けラベル10の搬送方向は首掛けラベル10の短辺方向Yと同一方向であり、即ち、挿入孔2の長辺側になる。このような構成にすることにより、首掛けラベル10の繰り出し速度や装着対象物100の搬送速度が多少、速度変化した場合においても、首掛けラベル10同士の引っ掛かりが少なく、問題無く貼り付けが行える。
【0052】
積層された首掛けラベル10は、テーパー治具504により傾けられ、一枚ずつ滑り出して搬送ローラー510にその表面(図10では重力に対して上を向いている側の面)をグリップされて繰り出される。搬送ローラー510は、樹脂やゴムなどのグリップ性の良い材質であることが好ましい。補助ローラー512、514は、繰り出しを補助するものであり、例えば鉄などの材質としてもよいし、場合によって樹脂やゴムを用いたものでもかまわない。
【0053】
繰り出された首掛けラベル10は、一枚ずつ搬送ベルト522に乗り、搬送ローラー524の運動と併せて運ばれる。そして別のベルトコンベア上を運ばれている装着対象物100に対して首掛けラベル10がタイミングを合わせて装着されることになる。
【0054】
本発明の実施形態に係る首掛けラベル10では、切り込み線36a、36b、36c、36dに、切断されていない未切断部分361a、361b、361c、361dを備えたため、自動装着装置500内で首掛けラベル10を積載する際に、装着前の首掛けラベル10の第一及び第二の係止部分31、32が周縁部分33から外れて浮いてしまうことを抑制でき、これにより首掛けラベル10が繰り出される際に引っ掛からずに滑らかに一枚ずつ排出できるため、ジャムリなどの問題を低減できる効果が奏される。
【0055】
更に、本発明の実施の形態に係る首掛けラベル10によれば、シート基材1の長辺方向Xよりも短辺方向Yが長い開口幅W1、W2を有し、長辺方向Xの開口幅W2と短辺方向Yの開口幅W1が、挿入孔2の中心Cにおいてそれぞれ最大(最大幅)となるように形成されることにより、自動装着装置500によって首掛けラベル10が装着された装着対象物100を自動梱包装置(不図示)のグリッパー5で把持する際に、首部101の周囲にグリッパー5で保持しやすくグリッパー5が首掛けラベル10を掴まないようにするための適度な空間を設けることができるため、首掛けラベルを装着した装着対象物を首掛けラベルの破損を抑制しながら効率良く搬送し、梱包することが可能となる。
【実施例
【0056】
以下に本発明の実施例を比較例と共に示すが、これらの実施例は本発明及びその利点をよりよく理解するために提供するものであり、発明が限定されることを意図するものではない。
【0057】
(実施例1)
上質紙の四六4切(サイズ:545mm×394mm、厚み:170μm、重量:約100g/m2)を用意し、上質紙の一方面(表面)に絵柄や文字等の印刷はオフセット印刷装置を用いて行った。その印刷インキとして、株式会社T&KTOKA製オフセット印刷用UVインキ(プロセスインキ)を用いて、表面印刷層を厚さ約1.5μmで形成した。その後、表面ニスとして東洋インキ株式会社製FDカルトンを用い、表面印刷層上に厚さ約2μmで被覆した。
【0058】
上質紙の他方面(裏面)に絵柄や文字等の裏面印刷層を厚さ約1.5μmとなるように設け、裏面ニスとして東洋インキ株式会社製FLASHDRYを用い、裏面印刷層上に表面と同様の厚さ約2μmで被覆した。上記の上質紙をフレキシブルピナクル(登録商標)ダイで切り抜き、図1に示す形状の首掛けラベルを作製した。ラベルサイズは65mm(長辺)×55mm(短辺)として、挿入孔のサイズは、短辺方向Yの最小幅を40mmとし、最大幅がこれより1.5mm大きくなるように挿入孔の縁部を曲形状とした。長辺方向Xの挿入孔の最小幅は18mmとし、最大幅がこれより1.5mm大きくなるように短辺方向Yの中心部に一対の凸部を設けた。短辺方向Yの凸部の最大長さ(d2)を18mmとし、挿入孔の縁部の隅四か所から伸びる切り込み線長さを10mmとした。各切り込み線中には未切断領域を設けた。未切断領域を挿入孔の縁部から5mmの箇所に配置し、未切断部分の長さを0.5mmとした。
【0059】
(実施例2)
実施例1と同様にラベルを作製した。図3に示すように、挿入孔を楕円形状とし、短辺方向Yの幅を40mm、長辺方向Xの幅を19mmとした。
【0060】
(比較例1)
上質紙の四六4切(サイズ:545mm×394mm、厚み:170μm、重量:約100g/m2)を用意し、上質紙の一方面(表面)に絵柄や文字等の表面印刷をオフセット印刷装置で行った。その印刷インキとして、株式会社T&KTOKA製オフセット印刷用UVインキ(プロセスインキ)を用いて、表面印刷層を厚さ約1.5μmで形成した。その後、表面ニスとして東洋インキ(株)製FDカルトンを用い、表面印刷層上に厚さ約2μmで被覆した。
【0061】
上質紙の他方面(裏面)に絵柄や文字等の裏面印刷層を厚さ約1.5μmとなるように設け、裏面ニスとして東洋インキ株式会社製FLASHDRYを用い、裏面印刷層上に表面と同様の厚さ約2μmで被覆した。上記の上質紙をフレキシブルピナクル(登録商標)ダイに仕掛けて切り抜き、図4に示す形状のラベルを作製した。ラベルサイズは65mm×55mm、挿入孔は楕円とし、挿入孔の長径30mm、短径20mmとした。この楕円両端より左右に伸びる各切り込み線の長さを5mmとした。切り込み線の端部から上下に伸びる各切り込み線の長さを15mmとした。
【0062】
(比較例2)
比較例1と同様のラベル作製において、図5に示す形状のラベルを作成した。ラベルサイズは65mm×55mm、挿入孔は長方形とし、長辺30mm、短辺20mmとした。この長方形両端より左右に伸びる各切り込み線の長さを5mmとした。該切り込み線の端部から上下に伸びる各切り込み線の長さを15mmとした。
【0063】
[評価方法]
搬送性能:自動装着装置(株式会社トッパンTDKレーベル製ネックPOPラベラー、商品名「TLN-800」)のスタッカー部分にラベルを500枚積層し、60m/minの速度でラベルを繰り出し、異常が無いか否かを確認した。
装着性:自動装着装置のスタッカーから繰り出したラベルを容量500mlのPETボトルに装着し、ラベルが正常にPETボトルの首部に掛かり、破れ等が無いか確認した。
充填性:ラベルをかけたPETボトルがケーシング装置を用いて梱包した場合に問題無く、段ボールに充填されるか確認した。
【0064】
表1に評価結果を示す。表1の評価結果を示す記号の意味は、「◎:良品率99.5%以上、○:良品率99.5%未満99%以上、×:良品率99%未満」とする。
【0065】
【表1】
【0066】
搬送性能に関しては、実施例1、実施例2及び比較例1、比較例2の何れのラベルに関しても問題は認められなかった。装着性に関しては、実施例1、実施例2及び比較例1、比較例2は何れのラベルに関しても問題は認められなかった。但し、実施例2においてPETボトル位置に対し、ラベル位置が多少ずれる場合があった。充填性に関しては、実施例1、実施例2に関しては、問題は認めらなかったが、比較例1及び比較例2はケーサーがラベルに引っ掛かり、ジャムリが生じてしまい、ライン停止に至った。
【0067】
上記のように、本発明の実施の形態及び実施例を記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの考案を限定するものであると理解すべきではない。本発明はここでは明示していない様々な態様を含むことは勿論であり、実施段階においては、その要旨を逸脱しない範囲で変形して具体化できる。
【符号の説明】
【0068】
1…シート基材
2、200…挿入孔
2a、2b…凸部
5…グリッパー
10…首掛けラベル
20、20a…縁部
21…第一縁部
22…第二縁部
23…第三縁部
24…第四縁部
25…第五縁部
26…第六縁部
27…第七縁部
28…第八縁部
31…第一の係止部分
32…第二の係止部分
33…周縁部分
34、35…根元接続部位
36a~36d…切り込み線
37a、37c…第一の側辺
37b、37d…第二の側辺
40a、41a、40b、41b…切り込み線
100…装着対象物
101…首部
101a…キャップガード
102…頭部
310…第一の係止部分
320…第二の係止部分
361a~361d…未切断部分
500…自動装着装置
504…テーパー治具
510…搬送ローラー
512、514…補助ローラー
522…搬送ベルト
524…搬送ローラー
1000…ラベル
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9