(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-24
(45)【発行日】2022-12-02
(54)【発明の名称】データ伝送方法、端末装置及びセッション管理機能(SMF)装置
(51)【国際特許分類】
H04W 76/18 20180101AFI20221125BHJP
【FI】
H04W76/18
(21)【出願番号】P 2020521993
(86)(22)【出願日】2018-06-19
(86)【国際出願番号】 CN2018091888
(87)【国際公開番号】W WO2019076075
(87)【国際公開日】2019-04-25
【審査請求日】2021-05-20
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2017/111688
(32)【優先日】2017-11-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2017/107168
(32)【優先日】2017-10-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100105153
【氏名又は名称】朝倉 悟
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【氏名又は名称】出口 智也
(72)【発明者】
【氏名】タン、ハイ
【審査官】中元 淳二
(56)【参考文献】
【文献】OPPO,Updating for clause 6.1.2.2 in TS 23503[online],3GPP TSG SA WG2 #123 S2-176999,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_123_Ljubljana/Docs/S2-176999.zip>,2017年10月17日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B7/24-7/26
H04W4/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
データ伝送方法であって、
端末装置がパラメータ値リストを記憶することと、
前記端末装置がセッション管理機能(SMF)へ第1プロトコルデータユニット(PDU)セッションの確立要求メッセージを送信することであって、
前記第1PDUセッションの確立要求メッセージは前記パラメータ値リストにおける少なくとも一つのパラメータ値を含むことと、
前記端末装置が前記SMFから送信された返信メッセージを受信することであって、前記返信メッセージには前記第1PDUセッションの確立に失敗した要因を示すための拒絶要因値が含まれることと、
前記端末装置が前記拒絶要因値に基づき、前記拒絶要因値に対応するパラメータの
第1パラメータ値を調整し、調整して得た前記パラメータの
第2パラメータ値に基づき、前記SMFへ
第2PDUセッションの確立要求メッセージを送信することと、を含むことを特徴とする、前記データ伝送方法。
【請求項2】
前記パラメータ値リストは、セッション及びサービスの連続性(SSC)モードの値リスト、単一のネットワークスライス選択補助情報(S-NSSAI)の値リスト、及びデータネットワーク名称(DNN)の値リストのうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
ユーザー装置ルート選択ポリシー(URSP)のルールに応じて、前記パラメータ値リストを記憶することを特徴とする
請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記
第2PDUセッションの確立要求メッセージを送信するときに、前記
第1PDUセッションの確立要求メッセージの値における拒絶要因に示されたパラメータを除いて、他のパラメータを変更しないことを特徴とする
請求項1~3の何れか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記返信メッセージは前記SMFによって推奨される前記パラメータのパラメータ値を含むことを特徴とする
請求項1~4いずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記端末装置が前記拒絶要因値に基づき、前記拒絶要因値に対応するパラメータの
第1パラメータ値を調整し、調整して得た前記パラメータの
第2パラメータ値に基づき、前記SMFへ
第2PDUセッションの確立要求メッセージを送信することは、
前記SMFによって推奨される前記パラメータの前記パラメータ値を前記
第2パラメータ値として利用し、前記SMFへ
前記第2パラメータ値を有する前記第2PDUセッションの確立要求メッセージを送信することを含むことを特徴とする
請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記端末装置が前記拒絶要因値に基づき、前記拒絶要因値に対応するパラメータの
第1パラメータ値を調整し、調整して得た前記パラメータの
第2パラメータ値に基づき、前記SMFへ
第2PDUセッションの確立要求メッセージを送信することは、更に、
前記拒絶要因値が前記パラメータの前記
第1パラメータ値をサポートしないことを示す場合、前記パラメータ値リストに基づいて前記パラメータの前記
第2パラメータ値を選択することと、
前記端末装置が前記返信メッセージに応答して、前記SMFへ前記
第2パラメータ値を有する前記
第2PDUセッションの確立要求メッセージを送信することと、を含むことを特徴とする
請求項1~4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
前記端末装置が前記SMFへ前記第2パラメータ値を有する前記第2PDUセッションの確立要求メッセージを送信した後、前記方法は、更に、
前記端末装置が前記SMFから送信された第2返信メッセージを受信することであって、前記第2返信メッセージには前記第2PDUセッションの確立に失敗した要因を示すための拒絶要因値が含まれることと、
前記拒絶要因値が前記
第2パラメータ値をサポートしないことを示す場合、前記パラメータ値リストに基づいて前記パラメータの
第3パラメータ値を選択することと、
前記端末装置が前記
第2返信メッセージに応答して、前記SMFへ前記
第3パラメータ値を有する
第3PDUセッションの確立要求メッセージを送信することと、を含むことを特徴とする
請求項6又は7に記載の方法。
【請求項9】
前記拒絶要因値は、PDUセッションの識別子、SSC、データネットワーク名称(DNN)及び単一のネットワークスライス選択補助情報(S-NSSAI)のうちの少なくとも一つのパラメータのパラメータ値をサポートしないことを示すことを特徴とする
請求項1~8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記方法は、更に、
前記端末装置が前記SMFへ前記パラメータ値リストを送信することを含むことを特徴とする
請求項1~8の何れか1項に記載の方法。
【請求項11】
前記拒絶要因値は、前記パラメータ値リストにおけるパラメータ値のいずれもサポートしないことを示すことを特徴とする
請求項10に記載の方法。
【請求項12】
端末装置であって、
パラメータ値リストを記憶するように構成されるメモリと、
セッション管理機能(SMF)へ第1プロトコルデータユニット(PDU)セッションの確立要求メッセージを送信するように構成される送信ユニットであって、
前記第1PDUセッションの確立要求メッセージは前記パラメータ値リストにおける少なくとも一つのパラメータ値を含む送信ユニットと、
前記SMFから送信された返信メッセージを受信するように構成される受信ユニットであって、前記返信メッセージには前記第1PDUセッションの確立に失敗した要因を示すための拒絶要因値が含まれる受信ユニットと、を備え、
前記送信ユニットはさらに、前記拒絶要因値に基づき、前記拒絶要因値に対応するパラメータの
第1パラメータ値を調整し、調整して得た前記パラメータの
第2パラメータ値に基づき、前記SMFへ
第2PDUセッションの確立要求メッセージを送信するように構成されることを特徴とする、前記端末装置。
【請求項13】
前記パラメータ値リストは、セッション及びサービスの連続性(SSC)モードの値リスト、単一のネットワークスライス選択補助情報(S-NSSAI)の値リスト、及びデータネットワーク名称(DNN)の値リストのうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする
請求項12に記載の端末装置。
【請求項14】
ユーザー装置ルート選択ポリシー(URSP)のルールに応じて、前記パラメータ値リストを記憶することを特徴とする
請求項12又は13に記載の端末装置。
【請求項15】
前記
第2PDUセッションの確立要求メッセージを送信するときに、前記
第1PDUセッションの確立要求メッセージの値における拒絶要因に示されたパラメータを除いて、他のパラメータを変更しないことを特徴とする
請求項12~14の何れか1項に記載の端末装置。
【請求項16】
前記返信メッセージは前記SMFによって推奨される前記パラメータのパラメータ値を含むことを特徴とする
請求項12~15のいずれか1項に記載の端末装置。
【請求項17】
前記送信ユニットはさらに、
前記SMFによって推奨される前記パラメータの前記パラメータ値を前記
第2パラメータ値として利用し、前記SMFへ前記
第2PDUセッションの確立要求メッセージを送信するように構成されることを特徴とする
請求項16に記載の端末装置。
【請求項18】
前記送信ユニットは、更に、
前記拒絶要因値が前記パラメータの前記
第1パラメータ値をサポートしないことを示す場合、前記パラメータ値リストに基づいて前記パラメータの前記
第2パラメータ値を選択し、
前記返信メッセージに応答して、前記SMFへ前記
第2パラメータ値を有する前記
第2PDUセッションの確立要求メッセージを送信するように構成されることを特徴とする
請求項12~15のいずれか1項に記載の端末装置。
【請求項19】
前記送信ユニットが前記SMFへ前記第2パラメータ値を有する前記第2PDUセッションの確立要求メッセージを送信した後、前記送信ユニットは、更に、
前記SMFから送信された第2返信メッセージを受信し、前記第2返信メッセージには前記第2PDUセッションの確立に失敗した要因を示すための拒絶要因値が含まれ、
前記拒絶要因値が前記
第2パラメータ値をサポートしないことを示す場合、前記パラメータ値リストに基づいて前記パラメータの
第3パラメータ値を選択し、
前記第2返信メッセージに応答して、前記SMFへ前記
第3パラメータ値を有する
第3PDUセッションの確立要求メッセージを送信するように構成されることを特徴とする
請求項17又は18に記載の端末装置。
【請求項20】
前記拒絶要因値は、PDUセッションの識別子、SSC、データネットワーク名称(DNN)及び単一のネットワークスライス選択補助情報(S-NSSAI)のうちの少なくとも一つのパラメータのパラメータ値をサポートしないことを示すことを特徴とする
請求項12~19のいずれか1項に記載の端末装置。
【請求項21】
前記送信ユニットは、更に、
前記SMFへ前記パラメータ値リストを送信するように構成されることを特徴とする
請求項12~19の何れか1項に記載の端末装置。
【請求項22】
前記拒絶要因値は、前記パラメータ値リストにおけるパラメータ値のいずれもサポートしないことを示すことを特徴とする
請求項21に記載の端末装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、2017年10月20日に提出した中国特許出願第PCT/CN2017/107168号、発明の名称「データ伝送方法、端末装置及びネットワーク装置」のPCT出願の優先権、及び2017年11月17日に提出した中国特許出願第PCT/CN2017/111688号、発明の名称「データ伝送方法、端末装置及びネットワーク装置」のPCT出願の優先権を主張し、その全ての内容が援用により本願に取り込まれる。
【0002】
本願の実施例は通信分野に関し、より具体的に、データ伝送方法、端末装置及びセッション管理機能(SMF)装置に関する。
【背景技術】
【0003】
無線通信ネットワークにおいて、端末装置はプロトコルデータユニット(PDU:Protocol Data Unit)セッションの確立過程を完了しなければ、関連するサービスを行うことができない。セッション管理機能(SMF:Session Management Function)装置は端末装置から送信された確立パラメータに基づいてPDUセッションの確立を行う必要があり、確立に失敗すると、PDUセッション確立を改めて開始することを端末装置に通知する。従来技術における解決手段はシグナリングオーバーヘッドを増加させ、PDUセッション確立に成功する可能性を低減する恐れがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これに鑑みて、本願の実施例はシグナリングオーバーヘッドの低減に役立つとともに、PDUセッションに成功する確率を向上させるデータ伝送方法、端末装置及びセッション管理機能(SMF)装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1態様に係るデータ伝送方法であって、端末装置がセッション管理機能(SMF)装置へ第1プロトコルデータユニット(PDU)セッションの確立要求メッセージを送信し、前記第1PDUセッションの確立要求メッセージには前記第1PDUセッションを確立するための少なくとも1つのパラメータのパラメータ値リスト及び/又はパラメータ値組み合わせリストが含まれることを含む。
【0006】
SMF装置へPDUセッションの確立パラメータのパラメータ値リスト及び/又はパラメータ値組み合わせリストを送信することにより、SMF装置がパラメータ値を柔軟に選択でき、それによりPDUセッション確立に成功する確率の向上に役立つ。
【0007】
可能な実施の形態では、前記パラメータ値リストにおける第1パラメータのパラメータ値は複数の値を含み、前記複数の値が優先度を有する。
【0008】
可能な実施の形態では、前記パラメータ値組み合わせリストにおける第1パラメータ値組み合わせは少なくとも1つの前記パラメータのうちの各パラメータの1つの値を含む。
【0009】
可能な実施の形態では、前記パラメータ値組み合わせリストは複数組のパラメータ値組み合わせを含み、前記複数組のパラメータ値組み合わせが優先度を有する。
【0010】
可能な実施の形態では、前記PDUセッションを確立するための少なくとも1つのパラメータは無線アクセス技術(RAT)のタイプ、セッション及びサービスの連続性モード、単一のネットワークスライス選択補助情報(S-NSSAI)、並びにデータネットワーク名称(DNN)のうちの少なくとも1つを含む。
【0011】
可能な実施の形態では、前記RATのタイプは新無線(NR)、ロングタームエボリューション(LTE)、モバイル通信用グローバル(GSM)、符号分割多元接続(CDMA)、汎用パケット無線サービス(GPRS)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)及び衛星アクセス技術のうちの少なくとも1つを含む。
【0012】
可能な実施の形態では、前記RATのタイプは第3世代移動体通信システムの標準化プロジェクト(3GPP)及び非3GPP技術のうちの少なくとも1つを含む。
【0013】
可能な実施の形態では、前記方法は、更に、前記端末装置が前記SMF装置から送信された返信メッセージを受信し、前記返信メッセージには前記第1PDUセッションの確立に失敗した要因値が含まれることを含む。
【0014】
可能な実施の形態では、前記要因値は前記パラメータ値リストにおける前記第1パラメータのパラメータ値がいずれも確立要件を満足しないことを示すことに用いられる。
【0015】
可能な実施の形態では、前記返信メッセージには更に前記SMF装置の推奨した前記第1パラメータの値が含まれる。
【0016】
可能な実施の形態では、前記方法は、更に、前記端末装置が前記返信メッセージに応答して、前記SMF装置へ第2PDUセッションの確立要求メッセージ又は確立されたPDUセッションの修正要求メッセージを送信することを含む。
【0017】
第2態様に係るデータ伝送方法であって、端末装置がセッション管理機能(SMF)装置へ第1プロトコルデータユニット(PDU)セッションの確立要求メッセージを送信することと、前記端末装置が前記SMF装置から送信された返信メッセージを受信し、前記返信メッセージには前記第1PDUセッションの確立に失敗した要因値が含まれることと、を含む。
【0018】
端末装置へセッション確立状況をフィードバックすることにより、端末装置がセッション確立ポリシーを直ちに調整でき、それにより通信システムの性能の向上に役立つ。
【0019】
可能な実施の形態では、該第1PDUセッションの確立要求メッセージには該第1PDUセッションを確立するための少なくとも1つのパラメータのパラメータ値リスト及び/又はパラメータ値組み合わせリストが含まれる。
【0020】
可能な実施の形態では、該パラメータ値リストにおける第1パラメータのパラメータ値は複数の値を含み、該複数の値が優先度を有する。
【0021】
可能な実施の形態では、該要因値は該パラメータ値リストにおける該第1パラメータのパラメータ値がいずれも確立要件を満足しないことを示すことに用いられる。
【0022】
可能な実施の形態では、該返信メッセージには更に該SMF装置の推奨した該第1パラメータの値が含まれる。
【0023】
可能な実施の形態では、該パラメータ値組み合わせリストにおける第1パラメータ値組み合わせは少なくとも1つの該パラメータのうちの各パラメータの1つの値を含む。
【0024】
可能な実施の形態では、該パラメータ値組み合わせリストは複数組のパラメータ値組み合わせを含み、該複数組のパラメータ値組み合わせが優先度を有する。
【0025】
可能な実施の形態では、該第1PDUセッションを確立するための該パラメータは無線アクセス技術(RAT)のタイプ、セッション及びサービスの連続性モード、単一のネットワークスライス選択補助情報(S-NSSAI)、並びにデータネットワーク名称(DNN)のうちの少なくとも1つを含む。
【0026】
可能な実施の形態では、該方法は、更に、該端末装置が該返信メッセージに応答して、該SMF装置へ新たなPDUセッションの確立要求メッセージを送信することを含む。
【0027】
可能な実施の形態では、該端末装置が該返信メッセージに応答して、該SMF装置へ新たなPDUセッションの確立要求メッセージを送信することは、該端末装置が該返信メッセージに応答して、PDUセッションを確立するための少なくとも1つのパラメータのパラメータ値リストに基づき、該SMF装置へ該新たなPDUセッションの確立要求メッセージを送信することを含む。
【0028】
第3態様に係るデータ伝送方法であって、セッション管理機能(SMF)装置が端末装置から送信された第1プロトコルデータユニット(PDU)セッションの確立要求メッセージを受信することであって、該第1PDUセッションの確立要求メッセージには該第1PDUセッションを確立するための少なくとも1つのパラメータのパラメータ値リスト及び/又はパラメータ値組み合わせリストが含まれることと、該SMF装置が該パラメータ値リスト及び/又は該パラメータ値組み合わせリストに基づき、該第1PDUセッションの確立を行うことと、を含む。
【0029】
可能な実施の形態では、該パラメータ値リストにおける第1パラメータのパラメータ値リストは複数の値を含み、該複数の値が優先度を有する。
【0030】
可能な実施の形態では、該方法は、更に、該SMF装置が該端末装置へ返信メッセージを送信し、該返信メッセージには該第1PDUセッション確立に失敗した要因値が含まれることを含む。
【0031】
可能な実施の形態では、該要因値は該パラメータ値リストにおける第1パラメータのパラメータ値がいずれも確立要件を満足しないことを示すことに用いられる。
【0032】
可能な実施の形態では、該返信メッセージには更に該SMF装置の推奨した該第1パラメータの値が含まれる。
【0033】
可能な実施の形態では、該SMF装置が該端末装置へ返信メッセージを送信した後、該方法は、更に、該SMF装置が該端末装置から送信された第2PDUセッションの確立要求メッセージ又は確立されたPDUセッションの修正要求メッセージを受信することを含む。
【0034】
可能な実施の形態では、該パラメータ値組み合わせリストにおける第1パラメータ値組み合わせは少なくとも1つの該パラメータのうちの各パラメータの1つの値を含む。
【0035】
可能な実施の形態では、該パラメータ値組み合わせリストは複数組のパラメータ値組み合わせを含み、該複数組のパラメータ値組み合わせが優先度を有する。
【0036】
可能な実施の形態では、該方法は、更に、該パラメータ値組み合わせリストにおける第1パラメータ値組み合わせが要件を満足しない場合、該SMF装置が該パラメータ値組み合わせリストにおける第2パラメータ値組み合わせに基づき、該第1PDUセッションの確立を行うことを含む。
【0037】
可能な実施の形態では、該第1パラメータ値組み合わせの優先度が該第2パラメータ値組み合わせより高い。
【0038】
可能な実施の形態では、該PDUセッションを確立するための少なくとも1つのパラメータは無線アクセス技術(RAT)のタイプ、セッション及びサービスの連続性モード、単一のネットワークスライス選択補助情報(S-NSSAI)、並びにデータネットワーク名称(DNN)のうちの少なくとも1つを含む。
【0039】
可能な実施の形態では、該RATのタイプは新無線(NR)、ロングタームエボリューション(LTE)、モバイル通信用グローバル(GSM)、符号分割多元接続(CDMA)、汎用パケット無線サービス(GPRS)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)及び衛星アクセス技術のうちの少なくとも1つを含む。
【0040】
可能な実施の形態では、該RATのタイプは第3世代移動体通信システムの標準化プロジェクト(3GPP)及び非3GPP技術のうちの少なくとも1つを含む。
【0041】
第4態様に係るデータ伝送方法であって、セッション管理機能(SMF)装置が端末装置から送信された第1プロトコルデータユニット(PDU)セッションの確立要求メッセージを受信することと、該SMF装置が該端末装置へ返信メッセージを送信することであって、該返信メッセージには該第1PDUセッション確立に失敗した要因値が含まれることと、を含む。
【0042】
可能な実施の形態では、該第1PDUセッションの確立要求メッセージには該第1PDUセッションを確立するための少なくとも1つのパラメータのパラメータ値リスト及び/又はパラメータ値組み合わせリストが含まれる。
【0043】
可能な実施の形態では、該パラメータ値リストにおける第1パラメータのパラメータ値は複数の値を含み、該複数の値が優先度を有する。
【0044】
可能な実施の形態では、該要因値は該パラメータ値リストにおける該第1パラメータのパラメータ値がいずれも確立要件を満足しないことを示すことに用いられる。
【0045】
可能な実施の形態では、該返信メッセージには更に該SMF装置の推奨した該第1パラメータの値が含まれる。
【0046】
可能な実施の形態では、該パラメータ値組み合わせリストにおける第1パラメータ値組み合わせは少なくとも1つの該パラメータのうちの各パラメータの1つの値を含む。
【0047】
可能な実施の形態では、該パラメータ値組み合わせリストは複数組のパラメータ値組み合わせを含み、該複数組のパラメータ値組み合わせが優先度を有する。
【0048】
可能な実施の形態では、該方法は、更に、該パラメータ値組み合わせリストにおける第1パラメータ値組み合わせが要件を満足しない場合、該SMF装置が該パラメータ値組み合わせリストにおける第2パラメータ値組み合わせに基づき、該第1PDUセッションの確立を行うことを含む。
【0049】
可能な実施の形態では、該第1パラメータ値組み合わせの優先度が該第2パラメータ値組み合わせより高い。
【0050】
可能な実施の形態では、該PDUセッションを確立するための少なくとも1つのパラメータは無線アクセス技術(RAT)のタイプ、セッション及びサービスの連続性モード、単一のネットワークスライス選択補助情報(S-NSSAI)、並びにデータネットワーク名称(DNN)のうちの少なくとも1つを含む。
【0051】
第5態様に係る端末装置であって、上記第1態様又は第1態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法を実行することに用いられる。具体的に、該端末装置は上記第1態様又は第1態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法を実行するためのユニットを備える。
【0052】
第6態様に係る端末装置であって、上記第2態様又は第2態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法を実行することに用いられる。具体的に、該端末装置は上記第2態様又は第2態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法を実行するためのユニットを備える。
【0053】
第7態様に係るSMF装置であって、上記第3態様又は第3態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法を実行することに用いられる。具体的に、該SMF装置は上記第3態様又は第3態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法を実行するためのユニットを備える。
【0054】
第8態様に係るSMF装置であって、上記第4態様又は第4態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法を実行することに用いられる。具体的に、該SMF装置は上記第4態様又は第4態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法を実行するためのユニットを備える。
【0055】
第9態様に係る端末装置であって、メモリ、プロセッサ、入力インターフェース及び出力インターフェースを備える。メモリ、プロセッサ、入力インターフェース及び出力インターフェースがバスシステムによって接続される。該メモリは命令を記憶することに用いられ、該プロセッサは該メモリに記憶される命令を実行し、上記第1態様又は第1態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法を実行することに用いられる。
【0056】
第10態様に係る端末装置であって、メモリ、プロセッサ、入力インターフェース及び出力インターフェースを備える。メモリ、プロセッサ、入力インターフェース及び出力インターフェースがバスシステムによって接続される。該メモリは命令を記憶することに用いられ、該プロセッサは該メモリに記憶される命令を実行し、上記第2態様又は第2態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法を実行することに用いられる。
【0057】
第11態様に係るSMF装置であって、メモリ、プロセッサ、入力インターフェース及び出力インターフェースを備える。メモリ、プロセッサ、入力インターフェース及び出力インターフェースがバスシステムによって接続される。該メモリは命令を記憶することに用いられ、該プロセッサは該メモリに記憶される命令を実行し、上記第3態様又は第3態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法を実行することに用いられる。
【0058】
第12態様に係るSMF装置であって、メモリ、プロセッサ、入力インターフェース及び出力インターフェースを備える。メモリ、プロセッサ、入力インターフェース及び出力インターフェースがバスシステムによって接続される。該メモリは命令を記憶することに用いられ、該プロセッサは該メモリに記憶される命令を実行し、上記第4態様又は第4態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法を実行することに用いられる。
【0059】
第13態様に係るデータ伝送方法であって、端末装置がネットワーク装置へ第1要求メッセージを送信し、該第1要求メッセージが第1プロトコルデータユニット(PDU)セッションにおいてN個のデータフローのセッション確立を行うように要求することに用いられることと、該端末装置が該ネットワーク装置から送信された該第1要求メッセージの返信メッセージを受信し、該返信メッセージが該ネットワーク装置による該第1PDUセッションにおける該N個のデータフローのうちのM個のデータフローのセッション確立を拒絶することを示すことに用いられ、NとMがいずれも正の整数であって、NがM以上であることと、を含む。
【0060】
ネットワーク装置が端末装置へセッション確立状況をフィードバックすることにより、端末装置がセッション確立ポリシーを直ちに調整でき、それにより通信システムの性能の向上に役立つ。
【0061】
可能な実施の形態では、該返信メッセージに拒絶要因値が含まれており、該拒絶要因値は該第1PDUセッションが該M個のデータフローをサポートしないことを示すことに用いられる。
【0062】
返信メッセージに拒絶要因値を含ませることにより、端末装置が返信メッセージに基づいてPDUセッションのサポートしないためであることを把握した後、端末装置はPDUセッションを適切に調整して、ネットワーク装置に対してセッション確立又は修正を再び開始してもよい。更にPDUセッション確立に成功する可能性を向上させることができる。
【0063】
可能な実施の形態では、該返信メッセージには該M個のデータフローのうちの各データフローの識別子が含まれる。
【0064】
可能な実施の形態では、該方法は、更に、該端末装置が該返信メッセージに応答して、該ネットワーク装置へ第2要求メッセージを送信し、該第2要求メッセージが第2PDUセッションにおいて該M個のデータフローのうちの少なくとも1つのデータフローのセッション確立を行うように要求することに用いられることを含む。
【0065】
可能な実施の形態では、該第1要求メッセージには該第1PDUセッションの識別子が含まれており、該第2要求メッセージには該第2PDUセッションの識別子が含まれており、該第2PDUセッションが該第1PDUセッションの識別子を調整した後の該第1PDUセッションである。
【0066】
可能な実施の形態では、該端末装置が該返信メッセージに応答する前に、該方法は、更に、該端末装置が該M個のデータフローに基づき、該第1PDUセッションではない該第2PDUセッションの確立パラメータを調整することを含む。
【0067】
可能な実施の形態では、該返信メッセージには該第2PDUセッションの識別子が含まれる。
【0068】
可能な実施の形態では、該ネットワーク装置がセッション管理機能(SMF)装置である。
【0069】
第14態様に係るデータ伝送方法であって、ネットワーク装置が端末装置から送信された第1要求メッセージを受信し、該第1要求メッセージが第1プロトコルデータユニット(PDU)セッションにおいてN個のデータフローのセッション確立を行うように要求することに用いられることと、該ネットワーク装置が該端末装置へ該第1要求メッセージの返信メッセージを送信し、該返信メッセージが該ネットワーク装置による該第1PDUセッションにおける該N個のデータフローのうちのM個のデータフローのセッション確立を拒絶することを示すことに用いられ、NとMがいずれも正の整数であって、NがM以上であることと、を含む。
【0070】
可能な実施の形態では、該返信メッセージに拒絶要因値が含まれており、該拒絶要因値は該第1PDUセッションが該M個のデータフローをサポートしないことを示すことに用いられる。
【0071】
可能な実施の形態では、該返信メッセージには該M個のデータフローのうちの各データフローの識別子が含まれる。
【0072】
可能な実施の形態では、該方法は、更に、該ネットワーク装置が該端末装置から送信された第2要求メッセージを受信し、該第2要求メッセージが第2PDUセッションにおいて該M個のデータフローのうちの少なくとも1つのデータフローのセッション確立を行うように要求することに用いられることを含む。
【0073】
可能な実施の形態では、該返信メッセージには該ネットワーク装置の推奨した該第1PDUセッションではない該第2PDUセッションの識別子が含まれる。
【0074】
可能な実施の形態では、該ネットワーク装置がセッション管理機能(SMF)装置であり、該方法は、更に、該SMF装置が該第1要求メッセージに基づき、アクセスネットワーク装置による該第1PDUセッションにおける該N個のデータフローのセッション確立をトリガーすることと、該SMF装置が該アクセスネットワーク装置から送信された該第1PDUセッションに対応するデータフローリストを受信することであって、該データフローリストが該M個のデータフロー又は該第1PDUセッションの受信した該N個のデータフローのうちの(N-M)個のデータフローを含むことと、を含む。
【0075】
第15態様に係るデータ伝送方法であって、端末装置がユーザー装置ルート選択ポリシー(URSP)における少なくとも1つのルールのそれぞれの識別子に基づき、それぞれ該少なくとも1つのルールを取得することと、該端末装置が該少なくとも1つのルールに基づき、それぞれネットワーク装置に対して該少なくとも1つのルールに1対1に対応する少なくとも1つのプロトコルデータユニット(PDU)セッションの確立又は修正を開始することと、を含む。
【0076】
ルール識別子を導入することにより、端末装置はネットワーク装置がすべてのルールを端末装置に1回で送信することなく、ルール識別子に基づいてあるルールを取得することができ、ネットワーク装置の負荷を低減して、通信柔軟性を向上させる。
【0077】
可能な実施の形態では、該少なくとも1つのルールが複数のルールであり、該端末装置が該複数のルールに基づき、それぞれネットワーク装置に対して該複数のルールに1対1に対応する複数のプロトコルデータユニット(PDU)セッションの確立又は修正を開始することは、該端末装置が該複数のルールの優先度に基づき、順に該ネットワーク装置に対して該複数のPDUセッションの確立又は修正を開始することを含む。
【0078】
好ましくは、各ルールの識別子により各ルールの優先順位を特徴づけてもよい。
【0079】
可能な実施の形態では、該少なくとも1つのルールのうちの第1ルールは無線アクセス技術(RAT)、セッション及びサービスの連続性モード、単一のネットワークスライス選択補助情報(S-NSSAI)、分割タイプ、データネットワーク名称(DNN)、並びにデータフローフィルタのうちの少なくとも1つを含む。
【0080】
可能な実施の形態では、該少なくとも1つのパラメータのうちの第1パラメータは優先度を特徴づける複数の値を含み、該端末装置が該第1ルールに基づき、ネットワーク装置に対して第1プロトコルデータユニット(PDU)セッションの確立又は修正を開始することは、該端末装置が該複数の値の優先度に基づき、該ネットワーク装置に対して第1PDUセッションの確立又は修正を開始することを含む。
【0081】
可能な実施の形態では、該端末装置が該少なくとも1つのルールのうちの第1ルールに基づき、ネットワーク装置に対して第1プロトコルデータユニット(PDU)セッションの確立又は修正を開始することは、該端末装置が該第1ルールに基づき、該ネットワーク装置へ第1要求メッセージを送信し、該第1要求メッセージが該ネットワーク装置による該第1PDUセッションにおけるN個のデータフローのセッション確立を要求することに用いられることを含み、該端末装置が該第1ルールに基づき、該ネットワーク装置に対して第1PDUセッションの確立又は修正を開始した後、該方法は、更に、該端末装置が該ネットワーク装置から送信された該第1要求メッセージの返信メッセージを受信し、該返信メッセージが該ネットワーク装置による該第1PDUセッションにおける該N個のデータフローのうちのM個のデータフローのセッション確立を拒絶することを示すことに用いられ、NとMがいずれも正の整数であって、NがM以上であることを含む。
【0082】
可能な実施の形態では、該返信メッセージに拒絶要因値が含まれており、該拒絶要因値は、PDUセッションがサポートされない、RATアクセスが許容されない、セッション及びサービスの連続性を満足しない、S-NSSAIがエラーになる、DNNがサポートされない、並びにPDUセッション識別子が認識されない状況のうちの少なくとも1つを示すことに用いられる。
【0083】
可能な実施の形態では、該方法は、更に、該端末装置が該返信メッセージに応答して、該拒絶要因値に対応する該第1ルールにおけるパラメータの値を調整することと、該端末装置が調整後の該第1ルールに基づき、該ネットワーク装置へ第2要求メッセージを送信することであって、該第2要求メッセージが該ネットワーク装置による第1PDUセッションにおける該M個のデータフローのうちの少なくとも1つのデータフローのセッション確立を要求することに用いられることと、を含む。
【0084】
可能な実施の形態では、該拒絶要因値に対応する該第1ルールのパラメータは優先度を特徴づける複数の値を含み、該端末装置が該返信メッセージに応答して、該拒絶要因値に対応する該第1ルールのパラメータの値を調整することは、該端末装置が該返信メッセージに応答して、該拒絶要因値に対応する該第1URSPのパラメータの値を、前回第1PDUセッション確立を開始する優先度より高い値に調整することを含む。
【0085】
可能な実施の形態では、該返信メッセージには該ネットワーク装置の推奨した該拒絶要因値に対応する該第1ルールのパラメータの値が含まれており、該端末装置が該返信メッセージに応答して、該拒絶要因値に対応する該第1URSPのパラメータの値を調整することは、該端末装置が該拒絶要因値に対応する該第1ルールのパラメータの値を、該ネットワーク装置の推奨した該拒絶要因値に対応する該第1ルールのパラメータの値に調整することを含む。
【0086】
可能な実施の形態では、該方法は、更に、該端末装置が該ネットワーク装置から送信された該URSPにおける該少なくとも1つのルールのうちの第1ルール以外の第2ルール及び該第1ルールの識別子を受信することを含み、該端末装置が第1ルールの識別子に基づき、該第1ルールを取得することは、該端末装置が該第2ルールに対応する第2PDUセッションを確立した後、該第1ルールの識別子に基づき、ユーザープレーンを介して該第1ルールを取得すること、又は、該端末装置が該第1ルールの識別子に基づき、該ネットワーク装置が制御プレーンによって該第1ルールを送信するようにトリガーすることを含む。
【0087】
可能な実施の形態では、該方法は、更に、該端末装置がサーバの識別子を受信することを含み、該端末装置が該第2ルールに対応する第2PDUセッションを確立した後、該第1ルールの識別子に基づき、ユーザープレーンを介して該第1ルールを取得することは、該端末装置が該第2ルールに対応する第2PDUセッションを確立した後、該第1ルールの識別子及び該サーバの識別子に基づき、ユーザープレーンを介して該第1ルールを取得することを含む。
【0088】
可能な実施の形態では、該第2ルールの優先度が該第1ルールの優先度より高い。
【0089】
可能な実施の形態では、端末装置がユーザー装置ルート選択ポリシー(URSP)における少なくとも1つのルールのそれぞれの識別子に基づき、それぞれ該少なくとも1つのルールを取得することは、該端末装置がネットワーク登録を行うときに、該端末装置が該少なくとも1つのルールのそれぞれの識別子に基づき、該少なくとも1つのルールを取得することを含む。
【0090】
第16態様に係るデータ伝送方法であって、ネットワーク装置は、端末装置がネットワーク登録を行うときに、複数のメッセージを通じて該端末装置へユーザー装置ルート選択ポリシー(URSP)における複数のルールを送信することを含む。
【0091】
URSPポリシーを数回に分けて取得することにより、ネットワーク負荷を効果的に低減して、通信柔軟性を向上させることができる。
【0092】
可能な実施の形態では、該ネットワーク装置は、該端末装置がネットワーク登録を行うときに、複数のメッセージを通じて該端末装置へユーザー装置ルート選択ポリシー(URSP)における複数のルールを送信することは、該ネットワーク装置は、端末装置がネットワーク登録を行うときに、該複数のルールの優先度に基づき、順に制御プレーンの複数のメッセージを通じて該端末装置へ該複数のルールを送信することを含む。
【0093】
可能な実施の形態では、該ネットワーク装置がポリシー制御機能(PCF)装置である。
【0094】
第17態様に係るデータ伝送方法であって、端末装置が第2ルールに対応する第2PDUセッションを確立した後に第1ルールの識別子に基づいてユーザープレーンを介して該第1ルールを取得するように、ネットワーク装置は、端末装置がネットワーク登録を行うときに、該端末装置へユーザー装置ルート選択ポリシー(URSP)における第1ルール以外の第2ルール及び該第1ルールの識別子を送信することを含む。
【0095】
URSPポリシーを数回に分けて取得することにより、ネットワーク負荷を効果的に低減して、通信柔軟性を向上させることができる。
【0096】
可能な実施の形態では、該方法は、更に、該端末装置が該第2ルールに対応する第2PDUセッションを確立した後に該第1ルールの識別子及び該サーバの識別子に基づいてユーザープレーンを介して該第1ルールを取得するように、該ネットワーク装置は該端末装置へサーバの識別子を送信することを含む。
【0097】
可能な実施の形態では、該ネットワーク装置がポリシー制御機能(PCF)装置である。
【0098】
第18態様に係る端末装置であって、上記第13態様又は第13態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法を実行することに用いられる。具体的に、該端末装置は上記第13態様又は第13態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法を実行するためのユニットを備える。
【0099】
第19態様に係るネットワーク装置であって、上記第14態様又は第14態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法を実行することに用いられる。具体的に、該ネットワーク装置は上記第14態様又は第14態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法を実行するためのユニットを備える。
【0100】
第20態様に係る端末装置であって、上記第15態様又は第15態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法を実行することに用いられる。具体的に、該端末装置は上記第15態様又は第15態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法を実行するためのユニットを備える。
【0101】
第21態様に係るネットワーク装置であって、上記第16態様又は第16態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法を実行することに用いられる。具体的に、該ネットワーク装置は上記第16態様又は第16態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法を実行するためのユニットを備える。
【0102】
第22態様に係るネットワーク装置であって、上記第17態様又は第17態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法を実行することに用いられる。具体的に、該ネットワーク装置は上記第17態様又は第17態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法を実行するためのユニットを備える。
【0103】
第23態様に係る端末装置であって、メモリ、プロセッサ、入力インターフェース及び出力インターフェースを備える。メモリ、プロセッサ、入力インターフェース及び出力インターフェースがバスシステムによって接続される。該メモリは命令を記憶することに用いられ、該プロセッサは該メモリに記憶される命令を実行し、上記第13態様又は第13態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法を実行することに用いられる。
【0104】
第24態様に係るネットワーク装置であって、メモリ、プロセッサ、入力インターフェース及び出力インターフェースを備える。メモリ、プロセッサ、入力インターフェース及び出力インターフェースがバスシステムによって接続される。該メモリは命令を記憶することに用いられ、該プロセッサは該メモリに記憶される命令を実行し、上記第14態様又は第14態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法を実行することに用いられる。
【0105】
第25態様に係る端末装置であって、メモリ、プロセッサ、入力インターフェース及び出力インターフェースを備える。メモリ、プロセッサ、入力インターフェース及び出力インターフェースがバスシステムによって接続される。該メモリは命令を記憶することに用いられ、該プロセッサは該メモリに記憶される命令を実行し、上記第15態様又は第15態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法を実行することに用いられる。
【0106】
第26態様に係るネットワーク装置であって、メモリ、プロセッサ、入力インターフェース及び出力インターフェースを備える。メモリ、プロセッサ、入力インターフェース及び出力インターフェースがバスシステムによって接続される。該メモリは命令を記憶することに用いられ、該プロセッサは該メモリに記憶される命令を実行し、上記第16態様又は第16態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法を実行することに用いられる。
【0107】
第27態様に係るネットワーク装置であって、メモリ、プロセッサ、入力インターフェース及び出力インターフェースを備える。メモリ、プロセッサ、入力インターフェース及び出力インターフェースがバスシステムによって接続される。該メモリは命令を記憶することに用いられ、該プロセッサは該メモリに記憶される命令を実行し、上記第17態様又は第17態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法を実行することに用いられる。
【0108】
第28態様に係るコンピュータ記憶媒体であって、上記第1態様又は第1態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法、又は上記第2態様又は第2態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法、又は上記第3態様又は第3態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法、又は上記第4態様又は第4態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法、又は上記第13態様又は第13態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法、又は上記第14態様又は第14態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法、又は上記第15態様又は第15態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法、又は上記第16態様又は第16態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法、又は上記第17態様又は第17態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法を実行するために用いた、上記態様を実行するために設計したプログラムを含むコンピュータソフトウェア命令を記憶することに用いられる。
【0109】
第29態様に係る命令を含むコンピュータプログラムであって、コンピュータにおいて実行されるとき、コンピュータが上記第1態様又は第1態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法、又は上記第2態様又は第2態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法、又は上記第3態様又は第3態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法、又は上記第4態様又は第4態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法、又は上記第13態様又は第13態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法、又は上記第14態様又は第14態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法、又は上記第15態様又は第15態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法、又は上記第16態様又は第16態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法、又は上記第17態様又は第17態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法を実行する。
【0110】
第30態様に係る命令を含むコンピュータプログラム製品であって、コンピュータプログラム命令を含み、該コンピュータプログラム命令によってコンピュータが上記第1態様又は第1態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法、又は上記第2態様又は第2態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法、又は上記第3態様又は第3態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法、又は上記第4態様又は第4態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法、又は上記第13態様又は第13態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法、又は上記第14態様又は第14態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法、又は上記第15態様又は第15態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法、又は上記第16態様又は第16態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法、又は上記第17態様又は第17態様のいずれか1つの可能な実施の形態に係る方法を実行する。
【0111】
本願のこれらの態様又は他の態様は以下の実施例の説明から明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0112】
【
図1】
図1は本願の実施例の応用シーンの模式図である。
【
図2】
図2は本願の実施例のデータを伝送するためのブロック図である。
【
図3】
図3は本願の実施例のデータ伝送方法の他のブロック図である。
【
図4】
図4は本願の実施例のデータ伝送方法の別のブロック図である。
【
図5】
図5は本願の実施例のデータ伝送方法の別のブロック図である。
【
図6】
図6は本願の実施例の端末装置のブロック図である。
【
図7】
図7は本願の実施例の端末装置の他のブロック図である。
【
図8】
図8は本願の実施例のSMF装置のブロック図である。
【
図9】
図9は本願の実施例のSMF装置の他のブロック図である。
【
図10】
図10は本願の実施例の端末装置の別のブロック図である。
【
図11】
図11は本願の実施例の端末装置の別のブロック図である。
【
図12】
図12は本願の実施例のSMF装置の別のブロック図である。
【
図13】
図13は本願の実施例のSMF装置の別のブロック図である。
【
図14】
図14は本願の実施例のデータ伝送方法のブロック図である。
【
図15】
図15は本願の実施例のデータ伝送方法の他のブロック図である。
【
図16】
図16は本願の実施例のデータ伝送方法の別のブロック図である。
【
図17】
図17は本願の実施例のデータ伝送方法の別のブロック図である。
【
図18】
図18は本願の実施例のデータ伝送方法の別のブロック図である。
【
図19】
図19は本願の実施例のデータ伝送方法の別のブロック図である。
【
図20】
図20は本願の実施例の端末装置のブロック図である。
【
図21】
図21は本願の実施例のネットワーク装置のブロック図である。
【
図22】
図22は本願の実施例の端末装置の他のブロック図である。
【
図23】
図23は本願の実施例のネットワーク装置の他のブロック図である。
【
図24】
図24は本願の実施例のネットワーク装置の別のブロック図である。
【
図25】
図25は本願の実施例の端末装置の別のブロック図である。
【
図26】
図26は本願の実施例のネットワーク装置の別のブロック図である。
【
図27】
図27は本願の実施例の端末装置の別のブロック図である。
【
図28】
図28は本願の実施例のネットワーク装置の別のブロック図である。
【
図29】
図29は本願の実施例のネットワーク装置の別のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0113】
以下、本願の実施例の図面を参照しながら、本願の実施例の技術案を明確且つ完全に説明する。
【0114】
理解すべきものは、本願の実施例の技術案は様々な通信システム、例えば、モバイル通信用グローバル(GSM:Global System of Mobile communication)システム、符号分割多元接続(CDMA:Code Division Multiple Access)システム、広帯域符号分割多元接続(WCDMA:Wideband Code Division Multiple Access)システム、汎用パケット無線サービス(GPRS:General Packet Radio Service)、LTEシステム、LTE周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)システム、LTE時分割複信(TDD:Time Division Duplex)システム、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunication System)、マイクロ波利用アクセスに関する世界的な相互運用(WiMAX:Worldwide Interoperability for Microwave Access)通信システム、新無線(NR:New Radio)又は将来の5Gシステム等に適用されてもよい。
【0115】
特に、本願の実施例の技術案は非直交多元アクセス技術に基づく様々な通信システム、例えば疎コード多重アクセス(SCMA:Sparse Code Multiple Access)システム、低密度シグネチャ(LDS:Low Density Signature)システム等に適用されてもよく、無論、通信分野ではSCMAシステム及びLDSシステムが他の名称と称されてもよく、更に、本願の実施例の技術案は非直交多元アクセス技術を用いたマルチキャリア伝送システム、例えば非直交多元アクセス技術を用いた直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)、フィルタバンクマルチキャリア(FBMC:Filter Bank Multi-Carrier)、汎用周波数分割多重(GFDM:Generalized Frequency Division Multiplexing)、フィルタ直交周波数分割多重(F-OFDM:Filtered-OFDM)システム等に適用されてもよい。
【0116】
図1には本願の実施例に適用される無線通信システム100を示す。該無線通信システム100はアクセスネットワーク装置110を備えてもよい。アクセスネットワーク装置110は端末装置と通信する装置であってもよい。アクセスネットワーク装置110は特定の地理的領域に通信カバレッジを提供することができ、且つ該カバレッジ領域内の端末装置(例えば、UE)と通信することができる。好ましくは、該アクセスネットワーク装置110は次世代無線アクセスネットワーク(NG RAN:Next Generation Radio Access Network)であってもよく、NRシステムにおける基地局(gNB)であってもよく、又はクラウド無線アクセスネットワーク(CRAN:Cloud Radio Access Network)における無線制御装置であってもよく、又は、該アクセスネットワーク装置は中継所、アクセスポイント、車載装置、ウェアラブル端末及び将来発展する公衆陸上移動網(PLMN:Public Land Mobile Network)におけるネットワーク装置等であってもよい。好ましくは、該アクセスネットワーク装置110は更にLTEシステムにおける基地局、例えば進化したユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E-UTRAN:Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)装置であってもよい。
【0117】
該無線通信システム100は更にアクセスネットワーク装置110のカバレッジ範囲内の少なくとも1つの端末装置120を備える。端末装置120は可動又は固定であってもよい。好ましくは、端末装置120はアクセス端末、ユーザー装置(UE:User Equipment)、ユーザー要素、加入者局、移動局、トラバーサー、遠隔局、遠隔端末、モバイルデバイス、ユーザー端末、端末、無線通信装置、ユーザーエージェント又はユーザーデバイスを指してもよい。アクセス端末はセルラー方式の電話、コードレスホン、セッション確立プロトコル(SIP:Session Initiation Protocol)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL:Wireless Local Loop)局、パーソナルデジタルアシスタント(PDA:Personal Digital Assistant)、無線通信機能を有する携帯端末、コンピューティングデバイス又は無線モデムに接続される他の処理装置、車載装置、ウェアラブル端末、将来の5Gネットワークにおける端末装置又は将来発展するPLMNにおける端末装置等であってもよい。
【0118】
該無線通信システム100は更にアクセスネットワーク装置と通信するコアネットワーク装置130を備える。好ましくは、該コアネットワーク装置130は5Gコアネットワーク装置、例えばアクセス及びモビリティ管理機能(AMF:Access and Mobility Management Function)、更に例えばセッション管理機能(SMF:Session Management Function)であってもよい。好ましくは、該コアネットワーク装置130は更にLTEネットワークにおける進化したパケットコア(EPC:Evolved Packet Core)装置、例えばセッション管理機能+コアパケットゲートウェイ(SMF+PGW-C:Session Management Function+Core Packet Gateway)装置であってもよい。
【0119】
理解すべきものは、SMF+PGW-CはSMF及びPGW-Cの実現できる機能を同時に実現することができる。
【0120】
好ましくは、本願の実施例では、AMFはSMFと情報交換を行うことができ、例えば、SMFはAMFからいくつかの無線アクセスネットワーク側の情報を取得する。
【0121】
図1には1つのアクセスネットワーク装置、1つのコアネットワーク装置及び2つの端末装置を例示的に示し、好ましくは、該無線通信システム100は複数のアクセスネットワーク装置を備えてもよく、且つ各アクセスネットワーク装置のカバレッジ範囲内には他の数の端末装置が含まれてもよく、本願の実施例は制限しない。
【0122】
好ましくは、該無線通信システム100は更にモビリティ管理エンティティ(MME:Mobile Management Entity)、統合データ管理(UDM:Unified Data Management)、認証サーバ機能(AUSF:Authentication Server Function)、ユーザープレーン機能(UPF:User Plane Function)、シグナリングゲートウェイ(SGW:Signaling Gateway)等の他のネットワークエンティティを備えてもよく、本願の実施例は制限しない。
【0123】
理解すべきものは、本明細書では、本明細書における用語「システム」と「ネットワーク」は常に交換可能に使用される。本明細書における用語「及び/又は」は関連オブジェクトの関連関係を説明するためのものに過ぎず、3つの関係が存在してもよいことを示し、例えば、「A及び/又はB」は「Aが独立して存在する」「AとBが同時に存在する」「Bが独立して存在する」の3つの状況を示してもよい。また、本明細書における文字「/」は一般的に前後関連オブジェクトが「又は」関係であることを示す。
【0124】
図2は本願の実施例のデータ伝送方法200のブロック図である。
図2に示される端末装置は
図1に示される端末装置であってもよく、
図2に示されるSMF装置は
図1に示されるコアネットワーク装置であってもよい。該方法200は以下の一部又は全部を含む。
【0125】
S210:端末装置がセッション管理機能(SMF)装置へ第1プロトコルデータユニット(PDU)セッションの確立要求メッセージを送信する。該第1PDUセッションの確立要求メッセージにはPDUセッションを確立するための少なくとも1つのパラメータのパラメータ値リスト及び/又はパラメータ値組み合わせリストが含まれる。
【0126】
具体的に、端末装置が1つのプロトコルデータユニット(PDU:Protocol Data Unit)セッション(session)を確立するように要求する場合、端末装置はSMF装置へ非アクセス層(NAS:Non-Access Stratum)メッセージを送信してもよく、該NASメッセージには確立対象のPDUセッションの識別子(ID:Identity)が含まれてもよく、該PDUセッションを確立するための少なくとも1つのパラメータのパラメータ値リスト及び/又はパラメータ値組み合わせリストが含まれてもよい。SMF装置はパラメータ値リスト及び/又はパラメータ値組み合わせリストを受信した後、該パラメータ値リスト及び/又はパラメータ値組み合わせリストに基づいてPDUセッションの確立を行ってもよい。
【0127】
好ましくは、本願の実施例では、該PDUセッションを確立するパラメータは例えば無線アクセス技術(RAT:Radio Access Technology)のタイプ、セッション及びサービスの連続性(SSC:Session and Service Continuity)モード、単一のネットワークスライス選択補助情報(S-NSSAI:Single-Network Slice Selection Assistance Information)、並びにデータネットワーク名称(DNN:Data Network Name)のうちの少なくとも1つであってもよい。更に他の可能なパラメータ、例えば分割タイプ等であってもよく、本願の実施例はこれらに限らない。
【0128】
具体的に、該パラメータ値リストは表1に示されてもよい。
【表1】
【0129】
理解すべきものは、該パラメータ値リストにおけるあるパラメータは複数の値を含んでもよく、該複数の値が優先度を有してもよい。例えば、表1におけるS-NSSAIはS-NSSAI-1及びS-NSSAI-2を含み、S-NSSAI-1の優先度がS-NSSAI-2より高く、つまり、SMF装置は該パラメータ値リストを受信した後、まずS-NSSAI-1を選択してPDUセッションの確立を行ってもよく、該S-NSSAI-1が確立要件を満足しない場合、SMF装置は該パラメータ値リストにおけるS-NSSAIのすべての値がいずれも確立要件を満足しないまで、S-NSSAI-1を選択してPDUセッションの確立を行ってもよい。
【0130】
好ましくは、該パラメータ値リストにおけるあるパラメータの複数の値は優先度を有しなくてもよく、例えば、SMF装置が該パラメータ値リストを受信した後、SMF装置はまずS-NSSAIの複数の値から1つの値を選択してPDUセッションの確立を行ってもよく、要件を満足しない場合、SMF装置は選択されたパラメータ値がPDUセッションの確立要件を満足するまで又は端末装置から送信された該パラメータの複数の値がいずれも要件を満足しないまで、1つの値を改めて選択してPDUセッションの確立を行ってもよい。
【0131】
具体的に、該パラメータ値組み合わせリストは表2に示されてもよい。
【表2】
【0132】
理解すべきものは、該パラメータ値組み合わせリストにおけるあるパラメータ値組み合わせは少なくとも1つのパラメータのうちの各パラメータの1つの値を含んでもよく、該パラメータ値組み合わせリストにおける複数のパラメータ値組み合わせは同じパラメータを含んでもよく、異なるパラメータを含んでもよく、含まれるパラメータの種類が異なってもよい。該複数のパラメータ値組み合わせは優先度を有してもよい。例えば、表2における組み合わせ1の優先度が組み合わせ2より高い。つまり、SMF装置は該パラメータ値組み合わせリストを受信した後、まず組み合わせ1を選択してPDUセッションの確立を行ってもよく、該組み合わせ1が確立要件を満足しない場合、SMF装置は該パラメータ値組み合わせリストにおけるすべてのパラメータ値組み合わせがいずれも確立要件を満足しないまで、組み合わせ2を選択してPDUセッションの確立を行ってもよい。
【0133】
従って、本願の実施例のデータ伝送方法によれば、端末装置がSMF装置へPDUセッションのパラメータ値リスト及び/又はパラメータ値組み合わせリストを送信することにより、PDUセッション確立に成功する確率の向上に役立つ。
【0134】
更に、該RATのタイプは新無線(NR)、ロングタームエボリューション(LTE)、モバイル通信用グローバル(GSM)、符号分割多元接続(CDMA)、汎用パケット無線サービス(GPRS)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)及び衛星アクセス技術のうちの少なくとも1つを含んでもよい。該RATのタイプは更に第3世代移動体通信システムの標準化プロジェクト(3GPP)及び非3GPP技術のうちの少なくとも1つを含んでもよい。該RATのタイプは上記列挙した様々なアクセス技術のうちのいずれか1つの組み合わせであってもよい。
【0135】
好ましくは、本願の実施例では、該方法は、更に、該端末装置が該SMF装置から送信された返信メッセージを受信し、該返信メッセージには該第1PDUセッション確立に失敗した要因値が含まれることを含む。
【0136】
SMF装置による該PDUセッションの確立に成功しない場合、SMF装置は端末装置へ1つの返信メッセージを返信してもよく、且つ該返信メッセージには該PDUセッション確立に失敗した要因値が含まれてもよい。端末装置は該要因値を受信した後、いくつかの対応する調整を行ってもよい。
【0137】
更に、該要因値は該PDUセッションを確立するための少なくとも1つのパラメータのうちの第1パラメータの優先度リストにおける値がいずれも確立要件を満足しないことを示すことに用いられる。
【0138】
SMF装置が端末装置の報告したあるパラメータのすべての値を1回試したが、該パラメータの各値がいずれもPDUセッションの確立要件を満足しない場合、SMF装置は直接端末装置へ、該パラメータの値が要件を満足しないためPDUセッション確立に失敗したことを示す返信メッセージを送信してもよい。
【0139】
更に、SMF装置は更に返信メッセージに推奨されたPDUセッション確立に失敗した要因であるパラメータの値を含ませてもよく、端末装置は該SMF装置の推奨した値を参照してSMF装置に対してPDUセッションの確立を再び開始し又は直接確立されたPDUセッションの修正要件を開始してもよい。
【0140】
図3は本願の実施例のデータ伝送方法300のブロック図である。
図3に示される端末装置は
図1に示される端末装置であってもよく、
図3に示されるSMF装置は
図1に示されるコアネットワーク装置であってもよい。該方法300は以下の一部又は全部を含む。
【0141】
S310:端末装置がセッション管理機能(SMF)装置へ第1プロトコルデータユニット(PDU)セッションの確立要求メッセージを送信する。
【0142】
S320:該端末装置が該SMF装置から送信された返信メッセージを受信する。該返信メッセージには該第1PDUセッション確立に失敗した要因値が含まれる。
【0143】
具体的に、端末装置が1つのPDUセッションを確立するように要求する場合、端末装置はSMF装置へNASメッセージを送信してもよく、該NASメッセージには確立対象のPDUセッションのIDが含まれてもよく、SMF装置は該NASメッセージを受信した後、いくつかのパラメータと組み合わせてPDUセッションの確立を行ってもよく、該PDUセッション確立に失敗した場合、SMF装置は端末装置へ1つの返信メッセージを返信してもよく、該返信メッセージには該PDUセッション確立に失敗した要因が含まれてもよい。例えば、あるパラメータが要件を満足しない等が挙げられる。
【0144】
従って、本願の実施例のデータ伝送方法によれば、端末装置へセッション確立状況をフィードバックすることにより、端末装置がセッション確立ポリシーを直ちに調整でき、それにより通信システムの性能の向上に役立つ。
【0145】
好ましくは、端末装置はPDUセッションの確立要求メッセージ、すなわち上記NASメッセージに該PDUセッションを確立する際に用いたパラメータ値リスト又はパラメータ値組み合わせリストを含ませてもよく、該パラメータは例えば無線アクセス技術(RAT:Radio Access Technology)のタイプ、セッション及びサービスの連続性モード、単一のネットワークスライス選択補助情報(S-NSSAI:Single-Network Slice Selection Assistance Information)及びデータネットワーク名称(DNN:Data Network Name)のうちの少なくとも1つであってもよい。更に他の可能なパラメータ、例えば分割タイプ等であってもよく、本願の実施例はこれらに限らない。
【0146】
好ましくは、本願の実施例では、該パラメータ値リストにおけるあるパラメータは複数の値を含んでもよく、該複数の値が優先度を有してもよい。例えば、表1におけるS-NSSAIはS-NSSAI-1及びS-NSSAI-2を含み、S-NSSAI-1の優先度がS-NSSAI-2より高く、つまり、SMF装置は該パラメータ値リストを受信した後、まずS-NSSAI-1を選択してPDUセッションの確立を行ってもよく、該S-NSSAI-1が確立要件を満足しない場合、SMF装置は該パラメータ値リストにおけるS-NSSAIのすべての値がいずれも確立要件を満足しないまで、S-NSSAI-1を選択してPDUセッションの確立を行ってもよい。
【0147】
好ましくは、該パラメータ値リストにおけるあるパラメータの複数の値は優先度を有しなくてもよく、例えば、SMF装置が該パラメータ値リストを受信した後、SMF装置はまずS-NSSAIの複数の値から1つの値を選択してPDUセッションの確立を行ってもよく、要件を満足しない場合、SMF装置は選択されたパラメータ値がPDUセッションの確立要件を満足するまで又は端末装置から送信された該パラメータの複数の値がいずれも要件を満足しないまで、1つの値を改めて選択してPDUセッションの確立を行ってもよい。
【0148】
理解すべきものは、該パラメータ値組み合わせリストにおけるあるパラメータ値組み合わせは少なくとも1つのパラメータのうちの各パラメータの1つの値を含んでもよく、該パラメータ値組み合わせリストにおける複数のパラメータ値組み合わせは同じパラメータを含んでもよく、異なるパラメータを含んでもよく、含まれるパラメータの種類が異なってもよい。該複数のパラメータ値組み合わせは優先度を有してもよい。例えば、表2における2列目のパラメータ値組み合わせの優先度が3列目のパラメータ値組み合わせより高い。つまり、SMF装置は該パラメータ値組み合わせリストを受信した後、まず2列目のパラメータ値組み合わせを選択してPDUセッションの確立を行ってもよく、該2列目のパラメータ値組み合わせが確立要件を満足しない場合、SMF装置は該パラメータ値組み合わせリストにおけるすべてのパラメータ値組み合わせがいずれも確立要件を満足しないまで、3列目のパラメータ値組み合わせを選択してPDUセッションの確立を行ってもよい。
【0149】
好ましくは、本願の実施例では、該要因値は前記パラメータ値リストにおける前記第1パラメータのパラメータ値がいずれも確立要件を満足しないことを示すことに用いられる。
【0150】
端末装置が該NASメッセージに含ませるいくつかのパラメータの値は1つであってもよく、複数であってもよく、1つの場合、SMF装置は直接該端末装置に含まれるパラメータ値に基づいてPDUセッションの確立を行い、確立要件を満足しない場合、SMFは端末装置へ要因を返信し、つまり端末装置に含まれるパラメータ値が要件を満足しない。端末装置は更に調整してもよい。端末装置が該NASメッセージに含ませるいくつかのパラメータの値は複数である場合、SMF装置はまず複数の値から1つの値を選択してPDUセッションの確立を行ってもよく、要件を満足しない場合、SMF装置は選択されたパラメータ値がPDUセッションの確立要件を満足するまで又は端末装置から送信された該パラメータの複数の値がいずれも要件を満足しないまで、1つの値を改めて選択してPDUセッションの確立を行ってもよい。端末装置から送信された1つ又は複数のパラメータの各値がいずれもPDUセッションの確立要件を満足しない場合、SMF装置は直接端末装置へ、PDUセッション確立に失敗したことを示す返信メッセージを送信してもよい。端末装置がSMF装置へ送信したパラメータ値リストにおけるあるパラメータの複数の値は優先度を有してもよく、つまり、SMF装置はあるパラメータの優先度リストを受信した後、まずあるパラメータの第1優先度の値を選択してPDUセッションの確立を行ってもよく、該パラメータ値リストには第1優先度を含む値がなく、又は該第1優先度の値が確立要件を満足しない場合、SMF装置は該パラメータの値がPDUセッションの確立を満足するまで又は該パラメータの優先度リストにおけるすべての値がいずれも確立要件を満足しないまで、第2優先度の値を選択してPDUセッションの確立を行ってもよい。
【0151】
好ましくは、本願の実施例では、該返信メッセージには更に該SMF装置の推奨した該第1パラメータの値が含まれる。
【0152】
SMF装置によるPDUセッションの確立に失敗した要因は1つ又は複数のパラメータの値が確立要件を満足しないためである場合、SMF装置は端末装置へ1つの推奨された該パラメータの値を送信してもよく、該推奨の値が1つであってもよく、複数であってもよい。
【0153】
更に、該RATのタイプは新無線(NR)、ロングタームエボリューション(LTE)、モバイル通信用グローバル(GSM)、符号分割多元接続(CDMA)、汎用パケット無線サービス(GPRS)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)及び衛星アクセス技術のうちの少なくとも1つを含んでもよい。該RATのタイプは更に第3世代移動体通信システムの標準化プロジェクト(3GPP:3rd Generation Partnership Project)及び非3GPP技術のうちの少なくとも1つを含んでもよい。該RATのタイプは上記列挙した様々なアクセス技術のうちのいずれか1つの組み合わせであってもよい。
【0154】
好ましくは、本願の実施例では、該方法は、更に、該端末装置が該返信メッセージに応答して、該SMF装置へ第2PDUセッションの確立要求メッセージを送信することを含む。
【0155】
具体的に、端末装置がSMF装置から送信された返信メッセージを受信した後、該返信メッセージには更に端末装置の開始した第1PDUセッション確立に失敗した要因値が含まれる場合、端末装置は対応する調整を行ってもよい。例えば、端末装置は直接要因値で示されるパラメータの値を調整してもよい。つまり、SMF装置の拒絶した要因値はPDUセッションを確立するためのあるパラメータ値が適切ではない場合、端末装置は以前にPDUセッション確立を開始する該パラメータの値を基に調整して、SMF装置に対してPDUセッションの確立要求を再び開始し、確立に成功するように試みてもよい。
【0156】
好ましくは、該端末装置が該返信メッセージに応答して、該SMF装置へ第2PDUセッションの確立要求メッセージを送信することは、該端末装置が該返信メッセージに応答して、PDUセッションを確立するための少なくとも1つのパラメータのうちの少なくとも1つのパラメータの値の優先度リストに基づき、該SMF装置へ該第2PDUセッションの確立要求メッセージを送信することを含む。
【0157】
端末装置は更にPDUセッションを確立するためのパラメータのうちの少なくとも1つのパラメータの値に基づいて調整してもよい。例えば、端末装置はまずあるパラメータの複数の値から1つの値を選択してPDUセッションの確立を行ってもよく、要件を満足しない場合、端末装置は選択されたパラメータ値がPDUセッションの確立要件を満足するまで又は該パラメータの複数の値がいずれも要件を満足しないまで、1つの値を改めて選択してPDUセッションの確立を行ってもよい。あるパラメータの値は優先度を有する複数の値であってもよく、つまり、端末装置にはあるパラメータの優先度リストが記憶されてもよい。端末装置はSMF装置から送信された返信メッセージを受信した後、まず第1優先度の値を選択してPDUセッションの確立を行ってもよく、該優先度リストには第1優先度を含む値がなく、又は該第1優先度の値が確立要件を満足しない場合、端末装置は該パラメータの値がPDUセッションの確立を満足するまで又は該パラメータの優先度リストにおけるすべての値がいずれも確立要件を満足しないまで、第2優先度の値を選択してPDUセッションの確立を行ってもよい。
【0158】
図4は本願の実施例のデータ伝送方法400のブロック図である。
図4に示すように、該方法400は以下の一部又は全部を含む。
【0159】
S410:セッション管理機能(SMF)装置が端末装置から送信された第1プロトコルデータユニット(PDU)セッションの確立要求メッセージを受信する。該第1PDUセッションの確立要求メッセージには該第1PDUセッションを確立するための少なくとも1つのパラメータのうちの各パラメータの複数の値の優先度リストが含まれる。
【0160】
S420:該SMF装置が該各パラメータの複数の値の優先度リストに基づき、該第1PDUセッションの確立を行う。
【0161】
従って、本願の実施例のデータ伝送方法によれば、端末装置がSMF装置へPDUセッションの確立パラメータの優先度リストを送信し、PDUセッション確立に成功する確率の向上に役立つ。
【0162】
好ましくは、本願の実施例では、該PDUセッションを確立するための少なくとも1つのパラメータは無線アクセス技術(RAT)のタイプ、セッション及びサービスの連続性モード、単一のネットワークスライス選択補助情報(S-NSSAI)、並びにデータネットワーク名称(DNN)のうちの少なくとも1つを含む。
【0163】
好ましくは、本願の実施例では、該RATのタイプは新無線(NR)、ロングタームエボリューション(LTE)、モバイル通信用グローバル(GSM)、符号分割多元接続(CDMA)、汎用パケット無線サービス(GPRS)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)及び衛星アクセス技術のうちの少なくとも1つを含む。
【0164】
好ましくは、本願の実施例では、該RATのタイプは第3世代移動体通信システムの標準化プロジェクト(3GPP)及び非3GPP技術のうちの少なくとも1つを含む。
【0165】
好ましくは、本願の実施例では、該方法は、更に、該SMF装置が該端末装置へ返信メッセージを送信し、該返信メッセージには該第1PDUセッション確立に失敗した要因値が含まれることを含む。
【0166】
好ましくは、本願の実施例では、該要因値は該PDUセッションを確立するための少なくとも1つのパラメータのうちの第1パラメータの優先度リストにおける値がいずれも確立要件を満足しないことを示すことに用いられる。
【0167】
好ましくは、本願の実施例では、該返信メッセージには更に該SMF装置の推奨した該第1パラメータの値が含まれる。
【0168】
好ましくは、本願の実施例では、該SMF装置が該端末装置へ返信メッセージを送信した後、該方法は、更に、該SMF装置が該端末装置から送信された第2PDUセッションの確立要求メッセージ又は確立されたPDUセッションの修正要求メッセージを受信することを含む。
【0169】
理解すべきものは、SMF装置に説明されたSMF装置と端末装置との相互作用及び関連特性、機能等は端末装置の関連特性、機能に対応する。且つ、関連内容は上記方法200において既に詳しく説明されたので、簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0170】
図5は本願の実施例のデータ伝送方法500のブロック図である。
図5に示すように、該方法500は以下の一部又は全部を含む。
【0171】
S510:セッション管理機能(SMF)装置が端末装置から送信された第1プロトコルデータユニット(PDU)セッションの確立要求メッセージを受信する。
【0172】
S520:該SMF装置が該端末装置へ返信メッセージを送信し、該返信メッセージには該第1PDUセッション確立に失敗した要因値が含まれる。
【0173】
従って、本願の実施例のデータ伝送方法によれば、端末装置へセッション確立状況をフィードバックすることにより、端末装置がセッション確立ポリシーを直ちに調整でき、それにより通信システムの性能の向上に役立つ。
【0174】
好ましくは、本願の実施例では、該第1PDUセッションの確立要求メッセージには該第1PDUセッションを確立するための少なくとも1つのパラメータのうちの各パラメータの少なくとも1つの値が含まれており、該要因値は該第1PDUセッションを確立するための該少なくとも1つのパラメータのうちの第1パラメータの該少なくとも1つの値が確立要件を満足しないことを示すことに用いられる。
【0175】
好ましくは、本願の実施例では、該返信メッセージには更に該SMF装置の推奨した該第1パラメータの値が含まれる。
【0176】
好ましくは、本願の実施例では、該第1パラメータの少なくとも1つの値は複数の値を含み、該第1PDUセッションの確立要求メッセージには該第1パラメータの該複数の値の優先度リストが含まれる。
【0177】
理解すべきものは、SMF装置に説明されたSMF装置と端末装置との相互作用及び関連特性、機能等は端末装置の関連特性、機能に対応する。且つ、関連内容は上記方法300において既に詳しく説明されたので、簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0178】
更に理解すべきものは、本願の様々な実施例では、上記各過程の番号の順位は実行順序の前後を意味せず、各過程の実行順序はその機能及び内部論理によって決定されるべきであり、本願の実施例の実施過程を制限するためのものではない。
【0179】
図6は本願の実施例の端末装置600のブロック図である。
図6に示すように、該端末装置600は、
セッション管理機能(SMF)装置へ第1プロトコルデータユニット(PDU)セッションの確立要求メッセージを送信するように構成される送信ユニット610を備え、該第1PDUセッションの確立要求メッセージには該第1PDUセッションを確立するための少なくとも1つのパラメータのパラメータ値リスト及び/又はパラメータ値組み合わせリストが含まれる。
【0180】
従って、本願の実施例の端末装置において、SMF装置へPDUセッションの確立パラメータの優先度リストを送信することにより、PDUセッション確立に成功する確率の向上に役立つ。
【0181】
好ましくは、本願の実施例では、前記パラメータ値リストにおける第1パラメータのパラメータ値は複数の値を含み、前記複数の値が優先度を有する。
【0182】
好ましくは、本願の実施例では、前記パラメータ値組み合わせリストにおける第1パラメータ値組み合わせは少なくとも1つの前記パラメータのうちの各パラメータの1つの値を含む。
【0183】
好ましくは、本願の実施例では、前記パラメータ値組み合わせリストは複数組のパラメータ値組み合わせを含み、前記複数組のパラメータ値組み合わせが優先度を有する。
【0184】
好ましくは、本願の実施例では、該PDUセッションを確立するための少なくとも1つのパラメータは無線アクセス技術(RAT)のタイプ、セッション及びサービスの連続性モード、単一のネットワークスライス選択補助情報(S-NSSAI)、並びにデータネットワーク名称(DNN)のうちの少なくとも1つを含む。
【0185】
好ましくは、本願の実施例では、該RATのタイプは新無線(NR)、ロングタームエボリューション(LTE)、モバイル通信用グローバル(GSM)、符号分割多元接続(CDMA)、汎用パケット無線サービス(GPRS)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)及び衛星アクセス技術のうちの少なくとも1つを含む。
【0186】
好ましくは、本願の実施例では、該RATのタイプは第3世代移動体通信システムの標準化プロジェクト(3GPP)及び非3GPP技術のうちの少なくとも1つを含む。
【0187】
好ましくは、本願の実施例では、該端末装置は、更に、該SMF装置から送信された返信メッセージを受信するように構成される受信ユニットを備え、該返信メッセージには該第1PDUセッション確立に失敗した要因値が含まれる。
【0188】
好ましくは、本願の実施例では、該要因値は前記パラメータ値リストにおける前記第1パラメータのパラメータ値がいずれも確立要件を満足しないことを示すことに用いられる。
【0189】
好ましくは、本願の実施例では、該返信メッセージには更に該SMF装置の推奨した該第1パラメータの値が含まれる。
【0190】
好ましくは、本願の実施例では、該送信ユニットは、更に、該返信メッセージに応答して、該SMF装置へ第2PDUセッションの確立要求メッセージ又は確立されたPDUセッションの修正要求メッセージを送信することに用いられる。
【0191】
理解すべきものは、本願の実施例に係る端末装置600は本願の方法実施例における端末装置に対応してもよく、且つ端末装置600における各ユニットの上記及び他の操作及び/又は機能はそれぞれ
図2の方法における端末装置の対応プロセスを実現するためのものであり、簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0192】
図7は本願の実施例の端末装置700のブロック図である。
図7に示すように、該端末装置700は、
セッション管理機能(SMF)装置へ第1プロトコルデータユニット(PDU)セッションの確立要求メッセージを送信するように構成される送信ユニット710と、
該SMF装置から送信された返信メッセージを受信するように構成される受信ユニット720であって、該返信メッセージには該第1PDUセッション確立に失敗した要因値が含まれる受信ユニット720と、を備える。
【0193】
従って、本願の実施例の端末装置において、SMF装置のフィードバックしたセッション確立状況を受信することにより、端末装置がセッション確立ポリシーを直ちに調整でき、それにより通信システムの性能の向上に役立つ。
【0194】
好ましくは、本願の実施例では、該第1PDUセッションの確立要求メッセージには該第1PDUセッションを確立するための少なくとも1つのパラメータのパラメータ値リスト及び/又はパラメータ値組み合わせリストが含まれる。
【0195】
好ましくは、本願の実施例では、前記パラメータ値リストにおける第1パラメータのパラメータ値は複数の値を含み、前記複数の値が優先度を有する。
【0196】
好ましくは、本願の実施例では、前記要因値は前記パラメータ値リストにおける前記第1パラメータのパラメータ値がいずれも確立要件を満足しないことを示すことに用いられる。
【0197】
好ましくは、本願の実施例では、前記返信メッセージには更に前記SMF装置の推奨した前記第1パラメータの値が含まれる。
【0198】
好ましくは、本願の実施例では、前記パラメータ値組み合わせリストにおける第1パラメータ値組み合わせは少なくとも1つの前記パラメータのうちの各パラメータの1つの値を含む。
【0199】
好ましくは、本願の実施例では、前記パラメータ値組み合わせリストは複数組のパラメータ値組み合わせを含み、前記複数組のパラメータ値組み合わせが優先度を有する。
【0200】
好ましくは、本願の実施例では、前記第1PDUセッションを確立するための前記パラメータは無線アクセス技術(RAT)のタイプ、セッション及びサービスの連続性モード、単一のネットワークスライス選択補助情報(S-NSSAI)、並びにデータネットワーク名称(DNN)のうちの少なくとも1つを含む。
【0201】
好ましくは、本願の実施例では、前記端末装置は、更に、前記端末装置が前記返信メッセージに応答して、前記SMF装置へ新たなPDUセッションの確立要求メッセージを送信することを含む。
【0202】
好ましくは、本願の実施例では、前記端末装置が前記返信メッセージに応答して、前記SMF装置へ新たなPDUセッションの確立要求メッセージを送信することは、前記端末装置が前記返信メッセージに応答して、PDUセッションを確立するための少なくとも1つのパラメータのパラメータ値リストに基づき、前記SMF装置へ前記新たなPDUセッションの確立要求メッセージを送信することを含む。
【0203】
理解すべきものは、本願の実施例に係る端末装置700は本願の方法実施例における端末装置に対応してもよく、且つ端末装置700における各ユニットの上記及び他の操作及び/又は機能はそれぞれ
図3の方法における端末装置の対応プロセスを実現するためのものであり、簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0204】
図8は本願の実施例のSMF装置800のブロック図である。
図8に示すように、該SMF装置800は、
端末装置から送信された第1プロトコルデータユニット(PDU)セッションの確立要求メッセージを受信するように構成される受信ユニット810であって、該第1PDUセッションの確立要求メッセージには該第1PDUセッションを確立するための少なくとも1つのパラメータのパラメータ値リスト及び/又はパラメータ値組み合わせリストが含まれる受信ユニット810と、
前記パラメータ値リスト及び/又は前記パラメータ値組み合わせリストに基づき、該第1PDUセッションの確立を行うように構成される確立ユニット820と、を備える。
【0205】
従って、本願の実施例のSMF装置において、端末装置から送信されたPDUセッションの確立パラメータの優先度リストに基づいてPDUセッションの確立を行うことにより、PDUセッション確立に成功する確率の向上に役立つ。
【0206】
好ましくは、本願の実施例では、前記パラメータ値リストにおける第1パラメータのパラメータ値リストは複数の値を含み、前記複数の値が優先度を有する。
【0207】
好ましくは、本願の実施例では、前記SMF装置は、更に、前記端末装置へ返信メッセージを送信するように構成される送信ユニットを備え、前記返信メッセージには前記第1PDUセッションの確立に失敗した要因値が含まれる。
【0208】
好ましくは、本願の実施例では、前記要因値は前記パラメータ値リストにおける第1パラメータのパラメータ値がいずれも確立要件を満足しないことを示すことに用いられる。
【0209】
好ましくは、本願の実施例では、前記返信メッセージには更に前記SMF装置の推奨した前記第1パラメータの値が含まれる。
【0210】
好ましくは、本願の実施例では、前記受信ユニットは、更に、前記端末装置から送信された第2PDUセッションの確立要求メッセージ又は確立されたPDUセッションの修正要求メッセージを受信することに用いられる。
【0211】
好ましくは、本願の実施例では、前記パラメータ値組み合わせリストにおける第1パラメータ値組み合わせは少なくとも1つの前記パラメータのうちの各パラメータの1つの値を含む。
【0212】
好ましくは、本願の実施例では、前記パラメータ値組み合わせリストは複数組のパラメータ値組み合わせを含み、前記複数組のパラメータ値組み合わせが優先度を有する。
【0213】
好ましくは、本願の実施例では、前記確立ユニットは、更に、前記パラメータ値組み合わせリストにおける第1パラメータ値組み合わせが要件を満足しない場合、前記パラメータ値組み合わせリストにおける第2パラメータ値組み合わせに基づき、前記第1PDUセッションの確立を行うことに用いられる。
【0214】
好ましくは、本願の実施例では、前記第1パラメータ値組み合わせの優先度が前記第2パラメータ値組み合わせより高い。
【0215】
好ましくは、本願の実施例では、該PDUセッションを確立するための少なくとも1つのパラメータは無線アクセス技術(RAT)のタイプ、セッション及びサービスの連続性モード、単一のネットワークスライス選択補助情報(S-NSSAI)、並びにデータネットワーク名称(DNN)のうちの少なくとも1つを含む。
【0216】
好ましくは、本願の実施例では、該RATのタイプは新無線(NR)、ロングタームエボリューション(LTE)、モバイル通信用グローバル(GSM)、符号分割多元接続(CDMA)、汎用パケット無線サービス(GPRS)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)及び衛星アクセス技術のうちの少なくとも1つを含む。
【0217】
好ましくは、本願の実施例では、該RATのタイプは第3世代移動体通信システムの標準化プロジェクト(3GPP)及び非3GPP技術のうちの少なくとも1つを含む。
【0218】
理解すべきものは、本願の実施例に係るSMF装置800は本願の方法実施例におけるSMF装置に対応してもよく、且つSMF装置800における各ユニットの上記及び他の操作及び/又は機能はそれぞれ
図4の方法におけるSMF装置の対応プロセスを実現するためのものであり、簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0219】
図9は本願の実施例のSMF装置900のブロック図である。
図9に示すように、該SMF装置900は、
端末装置から送信された第1プロトコルデータユニット(PDU)セッションの確立要求メッセージを受信するように構成される受信ユニット910と、
該端末装置へ返信メッセージを送信するように構成される送信ユニット920であって、該返信メッセージには該第1PDUセッション確立に失敗した要因値が含まれる送信ユニット920と、を備える。
【0220】
従って、本願の実施例のSMF装置において、端末装置へセッション確立状況をフィードバックすることにより、端末装置がセッション確立ポリシーを直ちに調整でき、それにより通信システムの性能の向上に役立つ。
【0221】
好ましくは、本願の実施例では、該第1PDUセッションの確立要求メッセージには該第1PDUセッションを確立するための少なくとも1つのパラメータのパラメータ値リスト及び/又はパラメータ値組み合わせリストが含まれる。
【0222】
好ましくは、本願の実施例では、前記パラメータ値リストにおける第1パラメータのパラメータ値は複数の値を含み、前記複数の値が優先度を有する。
【0223】
好ましくは、本願の実施例では、前記要因値は前記パラメータ値リストにおける前記第1パラメータのパラメータ値がいずれも確立要件を満足しないことを示すことに用いられる。
【0224】
好ましくは、本願の実施例では、前記返信メッセージには更に前記SMF装置の推奨した前記第1パラメータの値が含まれる。
【0225】
好ましくは、本願の実施例では、前記パラメータ値組み合わせリストにおける第1パラメータ値組み合わせは少なくとも1つの前記パラメータのうちの各パラメータの1つの値を含む。
【0226】
好ましくは、本願の実施例では、前記パラメータ値組み合わせリストは複数組のパラメータ値組み合わせを含み、前記複数組のパラメータ値組み合わせが優先度を有する。
【0227】
好ましくは、本願の実施例では、前記確立ユニットは、更に、前記パラメータ値組み合わせリストにおける第1パラメータ値組み合わせが要件を満足しない場合、前記パラメータ値組み合わせリストにおける第2パラメータ値組み合わせに基づき、前記第1PDUセッションの確立を行うことに用いられる。
【0228】
好ましくは、本願の実施例では、前記第1パラメータ値組み合わせの優先度が前記第2パラメータ値組み合わせより高い。
【0229】
好ましくは、本願の実施例では、前記PDUセッションを確立するための少なくとも1つのパラメータは無線アクセス技術(RAT)のタイプ、セッション及びサービスの連続性モード、単一のネットワークスライス選択補助情報(S-NSSAI)、並びにデータネットワーク名称(DNN)のうちの少なくとも1つを含む。
【0230】
理解すべきものは、本願の実施例に係るSMF装置900は本願の方法実施例におけるSMF装置に対応してもよく、且つSMF装置900における各ユニットの上記及び他の操作及び/又は機能はそれぞれ
図5の方法におけるSMF装置の対応プロセスを実現するためのものであり、簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0231】
図10に示すように、本願の実施例は更に端末装置4000を提供し、該端末装置4000は
図2における方法200に対応する端末装置の内容を実行することのできる
図6における端末装置800であってもよい。該端末装置4000は入力インターフェース4010、出力インターフェース4020、プロセッサ4030及びメモリ4040を備え、該入力インターフェース4010、出力インターフェース4020、プロセッサ4030及びメモリ4040がバスシステムによって接続されてもよい。該メモリ4040はプログラム、命令又はコードを記憶することに用いられる。該プロセッサ4030は、入力インターフェース4010が信号を受信し、出力インターフェース4020が信号を送信するように制御し及び上記方法実施例における操作を行うように、該メモリ4040におけるプログラム、命令又はコードを実行することに用いられる。
【0232】
従って、本願の実施例の端末装置において、SMF装置へPDUセッションの確立パラメータの優先度リストを送信することにより、PDUセッション確立に成功する確率の向上に役立つ。
【0233】
1つの具体的な実施形態では、端末装置600における送信ユニットは
図10における出力インターフェース4020により実現されてもよく、端末装置600における受信ユニットは
図10における入力インターフェース4010により実現されてもよい。
【0234】
図11に示すように、本願の実施例は更に端末装置5000を提供し、該端末装置5000は
図3における方法300に対応する端末装置の内容を実行することのできる
図7における端末装置700であってもよい。該端末装置5000は入力インターフェース5010、出力インターフェース5020、プロセッサ5030及びメモリ5040を備え、該入力インターフェース5010、出力インターフェース5020、プロセッサ5030及びメモリ5040がバスシステムによって接続されてもよい。該メモリ5040はプログラム、命令又はコードを記憶することに用いられる。該プロセッサ5030は、入力インターフェース5010が信号を受信し、出力インターフェース5020が信号を送信するように制御し及び上記方法実施例における操作を行うように、該メモリ5040におけるプログラム、命令又はコードを実行することに用いられる。
【0235】
従って、本願の実施例の端末装置において、SMF装置のフィードバックしたセッション確立状況を受信することにより、端末装置がセッション確立ポリシーを直ちに調整でき、それにより通信システムの性能の向上に役立つ。
【0236】
1つの具体的な実施形態では、端末装置700における送信ユニットは
図11における出力インターフェース5020により実現されてもよく、端末装置700における受信ユニットは
図11における入力インターフェース5010により実現されてもよい。
【0237】
図12に示すように、本願の実施例は更にSMF装置6000を提供し、該SMF装置6000は
図4における方法400に対応するSMF装置の内容を実行することのできる
図8におけるSMF装置800であってもよい。該SMF装置6000は入力インターフェース6010、出力インターフェース6020、プロセッサ6030及びメモリ6060を備え、該入力インターフェース6010、出力インターフェース6020、プロセッサ6030及びメモリ6060がバスシステムによって接続されてもよい。該メモリ6060はプログラム、命令又はコードを記憶することに用いられる。該プロセッサ6030は、入力インターフェース6010が信号を受信し、出力インターフェース6020が信号を送信するように制御し及び上記方法実施例における操作を行うように、該メモリ6060におけるプログラム、命令又はコードを実行することに用いられる。
【0238】
従って、本願の実施例のSMF装置において、端末装置から送信されたPDUセッションの確立パラメータの優先度リストに基づいてPDUセッションの確立を行うことにより、PDUセッション確立に成功する確率の向上に役立つ。
【0239】
1つの具体的な実施形態では、SMF装置800における確立ユニットは
図12におけるプロセッサ6030により実現されてもよい。SMF装置800における受信ユニットは
図12における入力インターフェース6010により実現されてもよい。SMF装置800における送信ユニットは
図12における出力インターフェース6020により実現されてもよい。
【0240】
図13に示すように、本願の実施例は更にSMF装置7000を提供し、該SMF装置7000は
図5における方法500に対応するSMF装置の内容を実行することのできる
図9におけるSMF装置900であってもよい。該SMF装置7000は入力インターフェース7010、出力インターフェース7020、プロセッサ7030及びメモリ7040を備え、該入力インターフェース7010、出力インターフェース7020、プロセッサ7030及びメモリ7040がバスシステムによって接続されてもよい。該メモリ7040はプログラム、命令又はコードを記憶することに用いられる。該プロセッサ7030は、入力インターフェース7010が信号を受信し、出力インターフェース7020が信号を送信するように制御し及び上記方法実施例における操作を行うように、該メモリ7040におけるプログラム、命令又はコードを実行することに用いられる。
【0241】
従って、本願の実施例のSMF装置において、端末装置へセッション確立状況をフィードバックすることにより、端末装置がセッション確立ポリシーを直ちに調整でき、それにより通信システムの性能の向上に役立つ。
【0242】
1つの具体的な実施形態では、SMF装置900における送信ユニットは
図13における出力インターフェース7020により実現されてもよい。SMF装置900における受信ユニットは
図13における入力インターフェース7010により実現されてもよい。
【0243】
図14は本願の実施例のデータ伝送方法8000のブロック図である。
図14に示される端末装置は
図1に示される端末装置であってもよく、
図14に示されるネットワーク装置は
図1に示されるコアネットワーク装置であってもよい。該方法8000は以下の一部又は全部を含む。
【0244】
S8010:端末装置がネットワーク装置へ第1要求メッセージを送信し、前記第1要求メッセージが第1プロトコルデータユニット(PDU)セッションにおいてN個のデータフローのセッション確立を行うように要求することに用いられる。
【0245】
S8020:前記端末装置が前記ネットワーク装置から送信された前記第1要求メッセージの返信メッセージを受信し、前記返信メッセージが前記ネットワーク装置による前記第1PDUセッションにおける前記N個のデータフローのうちのM個のデータフローのセッション確立を拒絶することを示すことに用いられ、NとMがいずれも正の整数であって、NがM以上である。
【0246】
具体的に、端末装置が複数のデータフロー(Flow)に対して1つのプロトコルデータユニット(PDU:Protocol Data Unit)セッションにおいてセッションを確立するように要求する場合、端末装置はコアネットワーク装置へ非アクセス層(NAS:Non-Access Stratum)メッセージを送信してもよく、該NASメッセージはあるPDUセッションを確立又は修正するように要求してもよく、且つ該NASメッセージには該PDUセッションの識別子(ID:Identity)が含まれてもよく、コアネットワーク装置は該NASメッセージを受信した後、どのPDUセッションにおいてデータフローのセッションを確立するかを把握することができる。理解すべきものは、1つの端末装置は複数のPDUセッションがある可能性があり、本願の実施例は1つの端末装置の複数のPDUセッションのうちのあるPDUセッションに対するものである。コアネットワーク装置が端末装置から送信された該セッション確立又は修正要求を受信した後、コアネットワーク装置はアクセスネットワーク装置が複数のデータフローの該PDUセッションでの確立又は修正を行うようにトリガーしてもよい。アクセスネットワーク装置は更に要求に応じてどのデータフローが該PDUセッションにおいてセッション確立を行えるかを判断してもよく、そうするとデータフローが該PDUセッションにおいてセッション確立を行うことができず、アクセスネットワーク装置は更にコアネットワーク装置へ1つのデータフローリストを送信してもよく、該データフローリストは該アクセスネットワーク装置の受け入れたデータフローリストであってもよく、アクセスネットワーク装置の拒絶したデータフローリストであってもよい。コアネットワーク装置は該データフローリストを受信した後、ネットワーク装置が要求されるデータフローのうちの一部のデータフローを拒絶したことを端末装置に通知する返信メッセージを端末装置に送信してもよく、端末装置は一部のデータフローが拒絶された後、対応する調整を行ってもよく、例えば、該PDUセッションを確立するパラメータを調整し、又は1つのPDUセッションを替えて拒絶されたデータフローのセッション確立等を改めて開始してもよい。
【0247】
従って、本願の実施例のデータ伝送方法によれば、端末装置へセッション確立状況をフィードバックすることにより、端末装置がセッション確立ポリシーを直ちに調整でき、それにより通信システムの性能の向上に役立つ。
【0248】
理解すべきものは、本願の実施例は5G通信システムに適用されてもよく、つまり、本願の実施例のコアネットワーク装置は5GにおけるSMFであってもよい。好ましくは、セッション確立過程において、SMFはUPFと対話してセッション確立を行ってもよい。
【0249】
好ましくは、該返信メッセージに拒絶要因値が含まれており、該拒絶要因値は該第1PDUセッションが該M個のデータフローをサポートしないことを示すことに用いられる。
【0250】
一般的に、ネットワーク側は1つ又は複数のFlowの1つのPDUセッションでの確立を拒絶してもよく、その要因は複数あってもよく、例えば、PDUセッションが許容されない、無線アクセス技術(RAT:Radio Access Technology)アクセスが許容されない、セッション及びサービスの連続性を満足しない、(S-NSSAI:Single-Network Slice Selection Assistance Information)がエラーになる、データネットワーク名称(DNN:Data Network Name)がサポートされない、並びにPDUセッション識別子が認識されない恐れがある。本願の実施例では、ネットワーク側が端末装置へ送信した返信メッセージには要因値が含まれてもよく、具体的に、ネットワーク側は端末装置といくつのbitで上記様々な要因を示すかを予め決めてもよく、例えば、0001でPDUセッションが許容されないことを示し、0010でRATアクセスが許容されないことを示してもよい等が挙げられる。PDUセッションが許容されないことはPDUセッションが満了したため、該PDUセッションにデータフローを追加できない等であってもよく、PDUセッションが許容されないこと及びPDUセッション識別子はいずれもPDUセッションがサポートされないと見なされてもよい。端末装置が返信メッセージに基づいてPDUセッションがサポートされないためであることを把握した場合、端末装置はPDUセッションを適切に調整して、ネットワーク装置に対してセッション確立又は修正を再び開始してもよい。更にPDUセッション確立に成功する可能性を向上させることができる。
【0251】
好ましくは、該返信メッセージには該M個のデータフローのうちの各データフローの識別子が含まれる。
【0252】
更に、ネットワーク装置は更に返信メッセージによってどのデータフローがネットワーク側に拒絶されたかを端末装置に示すことができ、例えば、該返信メッセージにはネットワーク装置の受け入れたデータフローリストを含ませてもよく、端末装置は受け入れたデータフローリストに基づいて更にどのデータフローが拒絶されたかを決定することができる。更に直接返信メッセージにはネットワーク装置の拒絶したデータフローリストを含ませてもよい。データフローリストは複数のデータフローの識別子を含んでもよい。
【0253】
端末装置はどのデータフローが拒絶されたかを把握した後、端末装置はこれらの拒絶されたデータフローに対してセッション調整を指向的に行ってもよい。端末装置は更にどのデータフローが拒絶されたかを把握しなくてもよく、拒絶要因を把握すると、端末装置はすべてのデータフローに対してセッション調整を行ってもよい。
【0254】
好ましくは、該方法は、更に、該端末装置が該返信メッセージに応答して、該ネットワーク装置へ第2要求メッセージを送信し、該第2要求メッセージが第2PDUセッションにおいて該M個のデータフローのうちの少なくとも1つのデータフローのセッション確立を行うように要求することに用いられることを含む。
【0255】
好ましくは、該第1要求メッセージには該第1PDUセッションの識別子が含まれており、該第2要求メッセージには該第2PDUセッションの識別子が含まれており、該第2PDUセッションが該第1PDUセッションの識別子を調整した後の該第1PDUセッションである。
【0256】
好ましくは、該端末装置が該返信メッセージに応答する前に、該方法は、更に、該端末装置が該M個のデータフローに基づき、該第1PDUセッションではない該第2PDUセッションの確立パラメータを調整することを含む。
【0257】
以上によれば、端末装置は拒絶されたデータフローリスト及びPDUセッションがサポートされないことを拒絶要因とすることを把握した後、端末装置は該データフローのセッション確立を調整してもよい。例えば、端末装置は前回のPDUセッションの識別子がローカルネットワークに認識されないためであることを把握した場合、端末装置は1つの新たな識別子を生成して、前回のPDUセッションの内容を再び使用して拒絶されたデータフローに対してセッション確立を行ってもよい。具体的に、ローカルネットワークがPDUセッション識別子1~100を認識するが、前回のPDUセッションの識別子が101である場合、ローカルネットワークが該PDUセッション識別子を認識できないことになり、ネットワーク側は該PDUセッション識別子が認識されないことを端末装置に通知してもよく、そうすると端末装置は1~100の間にある1つの新たなPDUセッション識別子を生成して、該PDUセッションを改めて用いてセッション確立又は修正要求を開始して、該要求に生成されたばかりのPDUセッション識別子を含ませてもよい。更に例えば、端末装置は前回のPDUセッションが拒絶されたデータフローを許容しないためであることを把握した場合、端末装置は該拒絶されたデータフローを他のPDUセッションにバインディングして、PDUセッション確立を再び開始してもよい。具体的に、端末装置は他のPDUセッションの確立パラメータを修正して、拒絶されたデータフローを該PDUセッションに関連付けてもよい。
【0258】
好ましくは、該返信メッセージには該第2PDUセッションの識別子が含まれる。
【0259】
具体的に、ネットワーク装置はPDUセッションがサポートされないのでいくつかのデータフローが拒絶されたためであると判断すると、ネットワーク装置は端末装置へ推奨したPDUセッションを送信してもよく、例えば、ネットワーク装置は返信メッセージに直接推奨したPDUセッションの識別子を含ませてもよい。又は、ネットワーク装置はPDUセッションの識別子が認識されないためであると判断すると、ネットワーク装置は端末装置へPDUセッション識別子を推奨してもよい。要するに、ネットワーク装置は端末装置へ拒絶要因値に対応する様々なパラメータの推奨値を送信してもよい。本願の実施例はこれらに限らない。
【0260】
以下、
図15を参照しながら本願の実施例のデータ伝送方法9000のプロセス図を詳しく説明する。該方法は5G通信システムを例として説明し、該方法9000は以下の一部又は全部を含む。
【0261】
S9001:UEがSMFへ第1PDUセッション確立又は修正要求を送信し、該NASメッセージには該第1PDUセッションの識別子が含まれる。
【0262】
S9002:SMFが該第1PDUセッション確立又は修正要求を受信した後、UPFと対話してセッション確立を行ってもよい。
【0263】
S9003:SMFは更に該第1PDUセッション確立又は修正要求を受信した後、無線アクセスネットワーク(RAN:Radio Access Network)がセッション確立又は修正要求を行うようにトリガーしてもよい。
【0264】
S9004:RANがセッション確立を行った後、SMFへ返信してもよく、該返信には受信又は拒絶されたFlowリストが含まれる。
【0265】
S9005:SMFがRANからの返信を受信した後、UEへ返信してもよく、該返信には拒絶されたリストが含まれてもよく、該拒絶されたリストは全部拒絶であってもよく、部分拒絶であってもよく、該返信には拒絶要因が含まれてもよく、推奨値、すなわち推奨したPDUセッション又は推奨したPDUセッションの識別子が含まれてもよい。
【0266】
S9006:UEが返信メッセージを受信した後、対応する調整を行って、PDUセッションの確立又は修正を改めて開始してもよい。具体的に、UEがSMFへ第2PDUセッションの確立又は修正要求を送信してもよく、該第2PDUセッションの確立又は修正要求には新たなPDUセッション識別子(PDUセッション識別子が認識されない)が含まれてもよく、該第2PDUセッションの識別子(PDUセッションを取り替える)及び以前に拒絶されたFlowが含まれてもよい。
【0267】
図16は本願の実施例のデータ伝送方法10のブロック図である。
図16に示すように、該方法10は以下の一部又は全部を含む。
【0268】
S11:ネットワーク装置が端末装置から送信された第1要求メッセージを受信し、該第1要求メッセージが第1プロトコルデータユニット(PDU)セッションにおいてN個のデータフローのセッション確立を行うように要求することに用いられる。
【0269】
S12:該ネットワーク装置が該端末装置へ該第1要求メッセージの返信メッセージを送信し、該返信メッセージが該ネットワーク装置による該第1PDUセッションにおける該N個のデータフローのうちのM個のデータフローのセッション確立を拒絶することを示すことに用いられ、NとMがいずれも正の整数であって、NがM以上である。
【0270】
従って、本願の実施例のデータ伝送方法によれば、端末装置へセッション確立状況をフィードバックすることにより、端末装置がセッション確立ポリシーを直ちに調整でき、それにより通信システムの性能の向上に役立つ。
【0271】
好ましくは、該返信メッセージに拒絶要因値が含まれており、該拒絶要因値は該第1PDUセッションが該M個のデータフローをサポートしないことを示すことに用いられる。
【0272】
好ましくは、該返信メッセージには該M個のデータフローのうちの各データフローの識別子が含まれる。
【0273】
好ましくは、該方法は、更に、該ネットワーク装置が該端末装置から送信された第2要求メッセージを受信し、該第2要求メッセージが第2PDUセッションにおいて該M個のデータフローのうちの少なくとも1つのデータフローのセッション確立を行うように要求することに用いられることを含む。
【0274】
好ましくは、該返信メッセージには該ネットワーク装置の推奨した該第1PDUセッションではない該第2PDUセッションの識別子が含まれる。
【0275】
好ましくは、該ネットワーク装置がセッション管理機能(SMF)装置であり、該方法は、更に、該SMF装置が該第1要求メッセージに基づき、アクセスネットワーク装置による該第1PDUセッションにおける該N個のデータフローのセッション確立をトリガーすることと、該SMF装置が該アクセスネットワーク装置から送信された該第1PDUセッションに対応するデータフローリストを受信し、該データフローリストが該M個のデータフロー又は該第1PDUセッションの受信した該N個のデータフローのうちの(N-M)個のデータフローを含むことと、を含む。
【0276】
理解すべきものは、ネットワーク装置に説明されたネットワーク装置と端末装置との相互作用及び関連特性、機能等は端末装置の関連特性、機能に対応する。且つ、関連内容は上記方法8000及び方法9000において既に詳しく説明されたので、簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0277】
更に理解すべきものは、本願の様々な実施例では、上記各過程の番号の順位は実行順序の前後を意味せず、各過程の実行順序はその機能及び内部論理によって決定されるべきであり、本願の実施例の実施過程を制限するためのものではない。
【0278】
図17は本願の実施例のデータ伝送方法20のブロック図である。
図17に示すように、該方法20は以下の一部又は全部を含む。
【0279】
S21:端末装置がユーザー装置ルート選択ポリシー(URSP)における少なくとも1つのルールのそれぞれの識別子に基づき、それぞれ該少なくとも1つのルールを取得する。
【0280】
S22:該端末装置が該少なくとも1つのルールに基づき、それぞれネットワーク装置に対して該少なくとも1つのルールに1対1に対応する少なくとも1つのプロトコルデータユニット(PDU)セッションの確立又は修正を開始する。
【0281】
具体的に、5Gにはユーザー装置ルート選択ポリシー(URSP:UE Route Selection Policy)の概念を導入したが、URSPポリシーはUEの異なるデータフローに対するルートポリシーを規定した。各端末装置は1つのみのURSPがあり、各URSPには複数のルールがあってもよく、端末装置は各ルールに基づいて1つのPDUセッション確立を開始してもよい。具体的に、端末装置はあるルールにおける1つ又は複数のパラメータに基づいて1つのPDUセッション確立又は修正を開始してもよい。例えば、該1つ又は複数のパラメータはアクセスRAT、セッション及びサービスの連続性モード、ネットワークスライス又は分流等であってもよい。該ルールにおけるパラメータはコアネットワークにより測定され、端末装置が登録を行う際に端末装置に送信されてもよく、端末装置は該パラメータに基づいてセッションの確立又は修正プロセスを開始する。本願の実施例では、ルール識別子を導入してもよく、それによりネットワーク装置がすべてのルールを端末装置に1回で送信することなく、端末装置がルール識別子に基づいてあるルールを取得してもよく、ネットワーク装置の負荷を低減して、通信柔軟性を向上させる。
【0282】
好ましくは、該少なくとも1つのルールが複数のルールであり、該端末装置が該複数のルールに基づき、それぞれネットワーク装置に対して該複数のルールに1対1に対応する複数のプロトコルデータユニット(PDU)セッションの確立又は修正を開始することは、該端末装置が該複数のルールの優先度に基づき、順に該ネットワーク装置に対して該複数のPDUセッションの確立又は修正を開始することを含む。
【0283】
具体的に、本願の実施例では、該URSPにおける複数のルールは優先度概念を導入してもよく、つまり端末装置は優先的にあるルールに基づいてネットワーク装置に対して該ルールに対応するPDUセッションの確立又は修正を開始してもよい。端末装置は更に複数のルールを分類して、各種類のルールを優先度でソートしてもよく、同じ種類のルールの内部に開始したPDUセッションはソートしなくてもよく、つまり任意の順序でPDUセッションを開始してもよい。
【0284】
好ましくは、各ルールの識別子により各ルールの優先順位を特徴づけてもよい。例えば、端末装置がルール#1を取得すると、端末装置は該ルール#1の優先順位が最も高いと見なされてもよい。
【0285】
好ましくは、該少なくとも1つのルールのうちの第1ルールは無線アクセス技術(RAT)、セッション及びサービスの連続性モード、単一のネットワークスライス選択補助情報(S-NSSAI)、分割タイプ、データネットワーク名称(DNN)、並びにデータフローフィルタのうちの少なくとも1つを含む。
【0286】
理解すべきものは、ここで第1ルールを例として説明したが、URSPにおける各ルールはいずれも上記様々なパラメータの任意の組み合わせを含んでもよく、且つ上記様々なパラメータは例示的なものに過ぎず、本願の実施例はこれらに限らない。
【0287】
好ましくは、該少なくとも1つのパラメータのうちの第1パラメータは優先度を特徴づける複数の値を含み、該端末装置が該第1ルールに基づき、ネットワーク装置に対して第1プロトコルデータユニット(PDU)セッションの確立又は修正を開始することは、該端末装置が該複数の値の優先度に基づき、該ネットワーク装置に対して第1PDUセッションの確立又は修正を開始することを含む。
【0288】
例えば、第1ルールはアクセスRAT、セッション及びサービスの連続性モード、並びに単一のネットワークスライス選択補助情報(S-NSSAI)を含んでもよく、且つアクセスRATの値は第3世代移動体通信システムの標準化プロジェクト(3GPP:3rd Generation Partnership Project)アクセス(access)及び無線ローカルエリアネットワーク(WLAN:Wireless Local Area Networks)accessである。セッション及びサービスの連続性はモード3及びモード2を含み、S-NSSAIはS-NSSAI-a及びS-NSSAI-bを含む。各パラメータの値を優先度でソートしてもよく、例えば、アクセスRATは優先的に3GPP accessを使用してもよく、S-NSSAIは優先的にS-NSSAI-aを使用してもよく、セッション及びサービスの連続性は優先的にモード3等を使用してもよい。ネットワーク装置はあるパラメータの値が適切ではないことをフィードバックした場合、端末装置は他の値に調整してもよい。端末装置はPDUセッション確立又は修正を1回目に開始するとき、該PDUセッションに対応するルールにおけるあるパラメータの値をランダムに選択してもよい。端末装置は更に直接優先度のより高いあるパラメータの値を選択して、PDUセッション確立に成功する可能性を向上させてもよい。端末装置がPDUセッション確立又は修正を1回目に開始する際にあるパラメータの値をランダムに選択した場合、ネットワーク装置は該パラメータが要件を満足しないため該PDUセッション要求を拒絶したとき、端末装置は該パラメータの優先度の更に高い値を選択して該PDUセッション要求を再び開始してもよい。
【0289】
好ましくは、該端末装置が該少なくとも1つのルールのうちの第1ルールに基づき、ネットワーク装置に対して第1プロトコルデータユニット(PDU)セッションの確立又は修正を開始することは、該端末装置が該第1ルールに基づき、該ネットワーク装置へ第1要求メッセージを送信し、該第1要求メッセージが該ネットワーク装置による該第1PDUセッションにおけるN個のデータフローのセッション確立を要求することに用いられることを含み、該端末装置が該第1ルールに基づき、該ネットワーク装置に対して第1PDUセッションの確立又は修正を開始した後、該方法は、更に、該端末装置が該ネットワーク装置から送信された該第1要求メッセージの返信メッセージを受信し、該返信メッセージが該ネットワーク装置による該第1PDUセッションにおける該N個のデータフローのうちのM個のデータフローのセッション確立を拒絶することを示すことに用いられ、NとMがいずれも正の整数であって、NがM以上であることを含む。
【0290】
好ましくは、該返信メッセージに拒絶要因値が含まれており、該拒絶要因値は、PDUセッションがサポートされない、RATアクセスが許容されない、セッション及びサービスの連続性を満足しない、S-NSSAIがエラーになる、DNNがサポートされない、並びにPDUセッション識別子が認識されない状況のうちの少なくとも1つを示すことに用いられる。
【0291】
一般的に、ネットワーク側は1つ又は複数のFlowの1つのPDUセッションでの確立を拒絶してもよく、その要因は複数あってもよく、例えば、PDUセッションが許容されない、RATアクセスが許容されない、セッション及びサービスの連続性を満足しない、S-NSSAIがエラーになる、DNNがサポートされない等のURSPにおける該PDUセッションに対応するルールにおけるパラメータが要件を満足しない恐れもあるし、PDUセッション識別子が認識されない恐れもある。本願の実施例では、ネットワーク側が端末装置へ送信した返信メッセージには要因値が含まれてもよく、具体的に、ネットワーク側は端末装置といくつのbitで上記様々な要因を示すかを予め決めてもよく、例えば、0001でPDUセッションが許容されないことを示し、0010でRATアクセスが許容されないことを示す等が挙げられる。端末装置はURSPにおける対応するルールにおけるあるパラメータが要件を満足しないことを把握すると、端末装置は該パラメータの値を調整してもよい。
【0292】
好ましくは、該方法は、更に、該端末装置が該返信メッセージに応答して、該拒絶要因値に対応する該第1ルールにおけるパラメータの値を調整することと、該端末装置が調整後の該第1ルールに基づき、該ネットワーク装置へ第2要求メッセージを送信し、該第2要求メッセージが該ネットワーク装置による第1PDUセッションにおける該M個のデータフローのうちの少なくとも1つのデータフローのセッション確立を要求することに用いられることと、を含む。
【0293】
好ましくは、該拒絶要因値に対応する該第1ルールのパラメータは優先度を特徴づける複数の値を含み、該端末装置が該返信メッセージに応答して、該拒絶要因値に対応する該第1ルールのパラメータの値を調整することは、該端末装置が該返信メッセージに応答して、該拒絶要因値に対応する該第1URSPのパラメータの値を、前回第1PDUセッション確立を開始する優先度より高い値に調整することを含む。
【0294】
好ましくは、該返信メッセージには該ネットワーク装置の推奨した該拒絶要因値に対応する該第1ルールのパラメータの値が含まれており、該端末装置が該返信メッセージに応答して、該拒絶要因値に対応する該第1URSPのパラメータの値を調整することは、該端末装置が該拒絶要因値に対応する該第1ルールのパラメータの値を、該ネットワーク装置の推奨した該拒絶要因値に対応する該第1ルールのパラメータの値に調整することを含む。
【0295】
つまり、端末装置は返信メッセージを受信した後、ネットワーク装置が返信メッセージに推奨値を含ませる場合、推奨値に基づいて修正し、推奨値が含まれていない場合、拒絶要因値に対応するルールにおけるパラメータをパラメータの優先度に応じて調整してもよい。例えば、ネットワーク装置の返信が、アクセスRATのアクセスを満足しないというものである場合、端末装置は優先度の更に高いRATアクセスを選択してPDUセッション確立を再び開始してもよい。ネットワーク装置の返信が、アクセスRATのアクセスを満足せず、且つ該返信には推奨したRATアクセスが3GPP accessであるのが含まれる場合、端末装置は直接3GPP accessに基づいてPDUセッション確立を再び開始してもよい。
【0296】
好ましくは、該方法は、更に、該端末装置が該ネットワーク装置から送信された該URSPにおける該少なくとも1つのルールのうちの第1ルール以外の第2ルール及び該第1ルールの識別子を受信することを含み、該端末装置が第1ルールの識別子に基づき、該第1ルールを取得することは、該端末装置が該第2ルールに対応する第2PDUセッションを確立した後、該第1ルールの識別子に基づき、ユーザープレーンを介して該第1ルールを取得すること、又は、該端末装置が該第1ルールの識別子に基づき、該ネットワーク装置が制御プレーンによって該第1ルールを送信するようにトリガーすることを含む。
【0297】
当業者であれば、ネットワーク装置が、端末装置がネットワーク登録を行うときに、ポリシー制御機能(PCF:Policy Control Funtion)を介して端末装置へURSPポリシーを送信することを理解する。
【0298】
好ましくは、該方法は、更に、該端末装置がサーバの識別子を受信することを含み、該端末装置が該第2ルールに対応する第2PDUセッションを確立した後、該第1ルールの識別子に基づき、ユーザープレーンを介して該第1ルールを取得することは、該端末装置が該第2ルールに対応する第2PDUセッションを確立した後、該第1ルールの識別子及び該サーバの識別子に基づき、ユーザープレーンを介して該第1ルールを取得することを含む。
【0299】
好ましくは、該第2ルールの優先度が該第1ルールの優先度より高い。
【0300】
本願の実施例では、ネットワーク負荷を低減するために、URSPポリシーが大きすぎる場合、PCFが1つのシグナリングメッセージによって端末装置に完全に送信できない恐れがある場合、PCFが制御プレーンによって端末装置へURSPにおける複数のルールを数回に分けて送信してもよく、例えば、複数のルールをグループ分けして、各メッセージによって1組のルールを送信してもよく、該複数のルールを優先度でソートして能動的に数回に分けて送信してもよく、優先度の高いものを先に送信してもよく、端末装置は更に1バッチのルールをすべて受信するたびに、PCFへ要件のルールの識別子を送信してもよく、具体的に、PCFが端末装置へルール1及びルール2を初めて送信する場合、端末装置はPCFへルール3及びルール4の識別子をフィードバックして、PCFに端末装置へルール3及びルール4を再び送信させてもよい。
【0301】
PCFは更にまず端末装置へ一部のルールを送信してもよく、且つ該PCFには残りのルールの識別子が含まれており、端末装置が一部のルールに基づいてユーザープレーンを確立した後、端末装置は残りのルールの識別子に基づいてユーザープレーンにおいて取得してもよい。更に、PCFは更に端末装置へ残りのルールが記憶されるサーバの識別子を送信してもよく、端末装置は一部のルールに基づいてユーザープレーンを確立した後、残りのルールの識別子に基づいてユーザープレーンに対応するサーバから残りのルールを取得してもよい。
【0302】
URSPポリシーを数回に分けて取得することにより、ネットワーク負荷を効果的に低減して、通信柔軟性を向上させることができる。
【0303】
好ましくは、端末装置がユーザー装置ルート選択ポリシー(URSP)における少なくとも1つのルールのそれぞれの識別子に基づき、それぞれ該少なくとも1つのルールを取得することは、該端末装置がネットワーク登録を行うとき、該端末装置が該少なくとも1つのルールのそれぞれの識別子に基づき、該少なくとも1つのルールを取得することを含む。
【0304】
図18は本願の実施例のデータ伝送方法30のブロック図である。
図18に示すように、該方法30は以下の一部又は全部を含む。
【0305】
S31、端末装置がネットワーク登録を行うとき、ネットワーク装置が複数のメッセージを通じて該端末装置へユーザー装置ルート選択ポリシー(URSP)における複数のルールを送信する。
【0306】
従って、本願の実施例のデータ伝送方法によれば、URSPポリシーを数回に分けて取得することにより、ネットワーク負荷を効果的に低減して、通信柔軟性を向上させることができる。
【0307】
好ましくは、該端末装置がネットワーク登録を行うとき、ネットワーク装置が複数のメッセージを通じて該端末装置へユーザー装置ルート選択ポリシー(URSP)における複数のルールを送信することは、端末装置がネットワーク登録を行うとき、該ネットワーク装置が該複数のルールの優先度に基づき、順に制御プレーンの複数のメッセージを通じて該端末装置へ該複数のルールを送信することを含む。
【0308】
好ましくは、該ネットワーク装置がポリシー制御機能(PCF)である。
【0309】
図19は本願の実施例のデータ伝送方法40のブロック図である。
図19に示すように、該方法40は以下の一部又は全部を含む。
【0310】
S41:端末装置が第2ルールに対応する第2PDUセッションを確立した後に第1ルールの識別子に基づいてユーザープレーンを介して該第1ルールを取得するように、ネットワーク装置は、端末装置がネットワーク登録を行うときに、該端末装置へユーザー装置ルート選択ポリシー(URSP)における第1ルール以外の第2ルール及び該第1ルールの識別子を送信する。
【0311】
本願の実施例のデータ伝送方法によれば、URSPポリシーを数回に分けて取得することにより、ネットワーク負荷を効果的に低減して、通信柔軟性を向上させることができる。
【0312】
好ましくは、該方法は、更に、該端末装置が該第2ルールに対応する第2PDUセッションを確立した後に該第1ルールの識別子及び該サーバの識別子に基づいてユーザープレーンを介して該第1ルールを取得するように、該ネットワーク装置は該端末装置へサーバの識別子を送信することを含む。
【0313】
好ましくは、該ネットワーク装置がポリシー制御機能(PCF)である。
【0314】
理解すべきものは、ネットワーク装置に説明されたネットワーク装置と端末装置との相互作用及び関連特性、機能等は端末装置の関連特性、機能に対応する。且つ、関連内容は上記方法600において既に詳しく説明されたので、簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0315】
更に理解すべきものは、本願の様々な実施例では、上記各過程の番号の順位は実行順序の前後を意味せず、各過程の実行順序はその機能及び内部論理によって決定されるべきであり、本願の実施例の実施過程を制限するためのものではない。
【0316】
以上は本願の実施例に係るデータ伝送方法を詳しく説明したが、以下に
図20~
図29を参照しながら本願の実施例に係るデータ伝送装置を説明し、方法実施例に説明される技術的特徴は以下の装置実施例に適用される。
【0317】
図20は本願の実施例の端末装置50のブロック図である。
図20に示すように、該端末装置50は、
ネットワーク装置へ第1要求メッセージを送信するように構成される送信ユニット51であって、該第1要求メッセージが第1プロトコルデータユニット(PDU)セッションにおいてN個のデータフローのセッション確立を行うように要求することに用いられる送信ユニット51と、
該ネットワーク装置から送信された該第1要求メッセージの返信メッセージを受信するように構成される受信ユニット52であって、該返信メッセージが該ネットワーク装置による該第1PDUセッションにおける該N個のデータフローのうちのM個のデータフローのセッション確立を拒絶することを示すことに用いられ、NとMがいずれも正の整数であって、NがM以上である受信ユニット52と、を備える。
【0318】
従って、本願の実施例の端末装置において、ネットワーク装置のフィードバックしたセッション確立状況を受信することにより、端末装置がセッション確立ポリシーを直ちに調整でき、それにより通信システムの性能の向上に役立つ。
【0319】
好ましくは、該返信メッセージに拒絶要因値が含まれており、該拒絶要因値は該第1PDUセッションが該M個のデータフローをサポートしないことを示すことに用いられる。
【0320】
好ましくは、該返信メッセージには該M個のデータフローのうちの各データフローの識別子が含まれる。
【0321】
好ましくは、該送信ユニットは、更に、該返信メッセージに応答して、該ネットワーク装置へ第2要求メッセージを送信することに用いられ、該第2要求メッセージが第2PDUセッションにおいて該M個のデータフローのうちの少なくとも1つのデータフローのセッション確立を行うように要求することに用いられる。
【0322】
好ましくは、該第1要求メッセージには該第1PDUセッションの識別子が含まれており、該第2要求メッセージには該第2PDUセッションの識別子が含まれており、該第2PDUセッションが該第1PDUセッションの識別子を調整した後の該第1PDUセッションである。
【0323】
好ましくは、該端末装置が該返信メッセージに応答する前に、該端末装置は、更に、該M個のデータフローに基づき、該第1PDUセッションではない該第2PDUセッションの確立パラメータを調整するように構成される処理ユニットを備える。
【0324】
好ましくは、該返信メッセージには該第2PDUセッションの識別子が含まれる。
【0325】
好ましくは、該ネットワーク装置がセッション管理機能(SMF)装置である。
【0326】
理解すべきものは、本願の実施例に係る端末装置50は本願の方法実施例における端末装置に対応してもよく、且つ端末装置50における各ユニットの上記及び他の操作及び/又は機能はそれぞれ
図14及び
図15の方法における端末装置の対応プロセスを実現するためのものであり、簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0327】
図21は本願の実施例のネットワーク装置60のブロック図である。
図21に示すように、該ネットワーク装置60は、
端末装置から送信された第1要求メッセージを受信するように構成される受信ユニット61であって、該第1要求メッセージが第1プロトコルデータユニット(PDU)セッションにおいてN個のデータフローのセッション確立を行うように要求することに用いられる受信ユニット61と、
該端末装置へ該第1要求メッセージの返信メッセージを送信するように構成される送信ユニット62であって、該返信メッセージが該ネットワーク装置による該第1PDUセッションにおける該N個のデータフローのうちのM個のデータフローのセッション確立を拒絶することを示すことに用いられ、NとMがいずれも正の整数であって、NがM以上である送信ユニット62と、を備える。
【0328】
従って、本願の実施例のネットワーク装置において、端末装置へセッション確立状況をフィードバックすることにより、端末装置がセッション確立ポリシーを直ちに調整でき、それにより通信システムの性能の向上に役立つ。
【0329】
好ましくは、該返信メッセージに拒絶要因値が含まれており、該拒絶要因値は該第1PDUセッションが該M個のデータフローをサポートしないことを示すことに用いられる。
【0330】
好ましくは、該返信メッセージには該M個のデータフローのうちの各データフローの識別子が含まれる。
【0331】
好ましくは、該受信ユニットは、更に、該端末装置から送信された第2要求メッセージを受信することに用いられ、該第2要求メッセージが第2PDUセッションにおいて該M個のデータフローのうちの少なくとも1つのデータフローのセッション確立を行うように要求することに用いられる。
【0332】
好ましくは、該返信メッセージには該ネットワーク装置の推奨した該第1PDUセッションではない該第2PDUセッションの識別子が含まれる。
【0333】
好ましくは、該ネットワーク装置がセッション管理機能(SMF)装置であり、該ネットワーク装置は、更に、該第1要求メッセージに基づき、アクセスネットワーク装置による該第1PDUセッションにおける該N個のデータフローのセッション確立をトリガーするように構成される処理ユニットを備え、該受信ユニットは更に、該アクセスネットワーク装置から送信された該第1PDUセッションに対応するデータフローリストを受信するように構成され、該データフローリストが該M個のデータフロー又は該第1PDUセッションの受信した該N個のデータフローのうちの(N-M)個のデータフローを含む。
【0334】
理解すべきものは、本願の実施例に係るネットワーク装置60は本願の方法実施例におけるネットワーク装置に対応してもよく、且つネットワーク装置60における各ユニットの上記及び他の操作及び/又は機能はそれぞれ
図16の方法におけるネットワーク装置の対応プロセスを実現するためのものであり、簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0335】
図22は本願の実施例の端末装置70のブロック図である。
図22に示すように、該端末装置70は、
ユーザー装置ルート選択ポリシー(URSP)における少なくとも1つのルールのそれぞれの識別子に基づき、それぞれ該少なくとも1つのルールを取得するように構成される処理ユニット71と、
更に、該少なくとも1つのルールに基づき、それぞれネットワーク装置に対して該少なくとも1つのルールに1対1に対応する少なくとも1つのプロトコルデータユニット(PDU)セッションの確立又は修正を開始するように構成される該処理ユニット71と、を備える。
【0336】
本願の実施例の端末装置において、ネットワーク装置がすべてのルールを端末装置に1回で送信することなく、ルール識別子に基づいてあるルールを取得することができ、ネットワーク装置の負荷を低減して、通信柔軟性を向上させる。
【0337】
好ましくは、該少なくとも1つのルールが複数のルールであり、該処理ユニットは、具体的に、該複数のルールの優先度に基づき、順に該ネットワーク装置に対して該複数のPDUセッションの確立又は修正を開始することに用いられる。
【0338】
好ましくは、該少なくとも1つのルールのうちの第1ルールは無線アクセス技術(RAT)、セッション及びサービスの連続性モード、単一のネットワークスライス選択補助情報(S-NSSAI)、分割タイプ、データネットワーク名称(DNN)、並びにデータフローフィルタのうちの少なくとも1つを含む。
【0339】
好ましくは、該少なくとも1つのパラメータのうちの第1パラメータは優先度を特徴づける複数の値を含み、該処理ユニットは、具体的に、該複数の値の優先度に基づき、該ネットワーク装置に対して第1PDUセッションの確立又は修正を開始することに用いられる。
【0340】
好ましくは、該処理ユニットは、更に、該第1ルールに基づき、該ネットワーク装置へ第1要求メッセージを送信することに用いられ、該第1要求メッセージが該ネットワーク装置による該第1PDUセッションにおけるN個のデータフローのセッション確立を要求することに用いられ、該処理ユニットが該第1ルールに基づき、該ネットワーク装置に対して第1PDUセッションの確立又は修正を開始した後、該端末装置は、更に、該ネットワーク装置から送信された該第1要求メッセージの返信メッセージを受信するように構成される受信ユニットを備え、該返信メッセージが該ネットワーク装置による該第1PDUセッションにおける該N個のデータフローのうちのM個のデータフローのセッション確立を拒絶することを示すことに用いられ、NとMがいずれも正の整数であって、NがM以上である。
【0341】
好ましくは、該返信メッセージに拒絶要因値が含まれており、該拒絶要因値は、PDUセッションがサポートされない、RATアクセスが許容されない、セッション及びサービスの連続性を満足しない、S-NSSAIがエラーになる、DNNがサポートされない、並びにPDUセッション識別子が認識されない状況のうちの少なくとも1つを示すことに用いられる。
【0342】
好ましくは、該端末装置は更に、該返信メッセージに応答して、該拒絶要因値に対応する該第1ルールにおけるパラメータの値を調整するように構成される該処理ユニットと、調整後の該第1ルールに基づき、該ネットワーク装置へ第2要求メッセージを送信するように構成される送信ユニットであって、該第2要求メッセージが該ネットワーク装置による第1PDUセッションにおける該M個のデータフローのうちの少なくとも1つのデータフローのセッション確立を要求することに用いられる送信ユニットと、を備える。
【0343】
好ましくは、該拒絶要因値に対応する該第1ルールのパラメータは優先度を特徴づける複数の値を含み、該処理ユニットは、更に、該返信メッセージに応答して、該拒絶要因値に対応する該第1URSPのパラメータの値を、前回第1PDUセッション確立を開始する優先度より高い値に調整することに用いられる。
【0344】
好ましくは、該返信メッセージには該ネットワーク装置の推奨した該拒絶要因値に対応する該第1ルールのパラメータの値が含まれており、該処理ユニットが該返信メッセージに応答して、該拒絶要因値に対応する該第1URSPのパラメータの値を調整することは、該処理ユニットが該拒絶要因値に対応する該第1ルールのパラメータの値を、該ネットワーク装置の推奨した該拒絶要因値に対応する該第1ルールのパラメータの値に調整することを含む。
【0345】
好ましくは、該端末装置は、更に、該ネットワーク装置から送信された該URSPにおける該少なくとも1つのルールのうちの第1ルール以外の第2ルール及び該第1ルールの識別子を受信するように構成される受信ユニットを備え、該処理ユニットが第1ルールの識別子に基づき、該第1ルールを取得することは、
該処理ユニットが該第2ルールに対応する第2PDUセッションを確立した後、該第1ルールの識別子に基づき、ユーザープレーンを介して該第1ルールを取得すること、又は、該処理ユニットが該第1ルールの識別子に基づき、該ネットワーク装置が制御プレーンによって該第1ルールを送信するようにトリガーすることを含む。
【0346】
好ましくは、該受信ユニットは、更に、サーバの識別子を受信することに用いられ、該処理ユニットが該第2ルールに対応する第2PDUセッションを確立した後、該第1ルールの識別子に基づき、ユーザープレーンを介して該第1ルールを取得することは、該処理ユニットが該第2ルールに対応する第2PDUセッションを確立した後、該第1ルールの識別子及び該サーバの識別子に基づき、ユーザープレーンを介して該第1ルールを取得することを含む。
【0347】
好ましくは、該第2ルールの優先度が該第1ルールの優先度より高い。
【0348】
好ましくは、該処理ユニットがユーザー装置ルート選択ポリシー(URSP)における少なくとも1つのルールのそれぞれの識別子に基づき、それぞれ該少なくとも1つのルールを取得することは、該端末装置がネットワーク登録を行うとき、該処理ユニットが該少なくとも1つのルールのそれぞれの識別子に基づき、該少なくとも1つのルールを取得することを含む。
【0349】
理解すべきものは、本願の実施例に係る端末装置70は本願の方法実施例における端末装置に対応してもよく、且つ端末装置70における各ユニットの上記及び他の操作及び/又は機能はそれぞれ
図17の方法における端末装置の対応プロセスを実現するためのものであり、簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0350】
図23は本願の実施例のネットワーク装置80のブロック図である。
図23に示すように、該ネットワーク装置80は、
端末装置がネットワーク登録を行うとき、複数のメッセージを通じて該端末装置へユーザー装置ルート選択ポリシー(URSP)における複数のルールを送信するように構成される送信ユニット81を備える。
【0351】
従って、本願の実施例のネットワーク装置において、URSPポリシーを数回に分けて取得することにより、ネットワーク負荷を効果的に低減して、通信柔軟性を向上させることができる。
【0352】
好ましくは、該端末装置がネットワーク登録を行うとき、該処理ユニットは、具体的に、端末装置がネットワーク登録を行うとき、該複数のルールの優先度に基づき、順に制御プレーンの複数のメッセージを通じて該端末装置へ該複数のルールを送信することに用いられる。
【0353】
好ましくは、該ネットワーク装置がポリシー制御機能(PCF)である。
【0354】
理解すべきものは、本願の実施例に係るネットワーク装置80は本願の方法実施例における端末装置に対応してもよく、且つネットワーク装置80における各ユニットの上記及び他の操作及び/又は機能はそれぞれ
図18の方法における端末装置の対応プロセスを実現するためのものであり、簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0355】
図24は本願の実施例のネットワーク装置90のブロック図である。
図24に示すように、該ネットワーク装置90は、
端末装置が第2ルールに対応する第2PDUセッションを確立した後に第1ルールの識別子に基づいてユーザープレーンを介して該第1ルールを取得するように、端末装置がネットワーク登録を行うときに、該端末装置へユーザー装置ルート選択ポリシー(URSP)における第1ルール以外の第2ルール及び該第1ルールの識別子を送信するように構成される送信ユニット91を備える。
【0356】
従って、本願の実施例のネットワーク装置において、URSPポリシーを数回に分けて取得することにより、ネットワーク負荷を効果的に低減して、通信柔軟性を向上させることができる。
【0357】
好ましくは、該送信ユニットは、更に、該端末装置が該第2ルールに対応する第2PDUセッションを確立した後に該第1ルールの識別子及び該サーバの識別子に基づいてユーザープレーンを介して該第1ルールを取得するように、該端末装置へサーバの識別子を送信することに用いられる。
【0358】
好ましくは、該ネットワーク装置がポリシー制御機能(PCF)である。
【0359】
理解すべきものは、本願の実施例に係るネットワーク装置90は本願の方法実施例における端末装置に対応してもよく、且つネットワーク装置90における各ユニットの上記及び他の操作及び/又は機能はそれぞれ
図19の方法における端末装置の対応プロセスを実現するためのものであり、簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0360】
図25に示すように、本願の実施例は更に端末装置10000を提供し、該端末装置10000は
図14における方法8000に対応する端末装置の内容を実行することのできる
図20における端末装置50であってもよい。該端末装置10000は入力インターフェース10010、出力インターフェース10020、プロセッサ10030及びメモリ10040を備え、該入力インターフェース10010、出力インターフェース10020、プロセッサ10030及びメモリ10040がバスシステムによって接続されてもよい。該メモリ10040はプログラム、命令又はコードを記憶することに用いられる。該プロセッサ10030は、入力インターフェース10010が信号を受信し、出力インターフェース10020が信号を送信するように制御し及び上記方法実施例における操作を行うように、該メモリ10040におけるプログラム、命令又はコードを実行することに用いられる。
【0361】
従って、本願の実施例の端末装置において、ネットワーク装置のフィードバックしたセッション確立状況を受信することにより、端末装置がセッション確立ポリシーを直ちに調整でき、それにより通信システムの性能の向上に役立つ。
【0362】
1つの具体的な実施形態では、端末装置50における送信ユニットは
図25における出力インターフェース10020により実現されてもよく、端末装置50における受信ユニットは
図25における入力インターフェース10010により実現されてもよい。
【0363】
図26に示すように、本願の実施例は更にネットワーク装置20000を提供し、該ネットワーク装置20000は
図120における方法9000に対応するネットワーク装置の内容を実行することのできる
図21におけるネットワーク装置60であってもよい。該ネットワーク装置20000は入力インターフェース20010、出力インターフェース20020、プロセッサ20030及びメモリ20040を備え、該入力インターフェース20010、出力インターフェース20020、プロセッサ20030及びメモリ20040がバスシステムによって接続されてもよい。該メモリ20040はプログラム、命令又はコードを記憶することに用いられる。該プロセッサ20030は、入力インターフェース20010が信号を受信し、出力インターフェース20020が信号を送信するように制御し及び上記方法実施例における操作を行うように、該メモリ20040におけるプログラム、命令又はコードを実行することに用いられる。
【0364】
従って、本願の実施例のネットワーク装置において、端末装置へセッション確立状況をフィードバックすることにより、端末装置がセッション確立ポリシーを直ちに調整でき、それにより通信システムの性能の向上に役立つ。
【0365】
1つの具体的な実施形態では、ネットワーク装置60における送信ユニットは
図26における出力インターフェース20020により実現されてもよく、ネットワーク装置60における受信ユニットは
図26における入力インターフェース20010により実現されてもよい。
【0366】
図27に示すように、本願の実施例は更に端末装置30000を提供し、該端末装置30000は
図17における方法10に対応する端末装置の内容を実行することのできる
図22における端末装置70であってもよい。該端末装置30000は入力インターフェース30010、出力インターフェース30020、プロセッサ30030及びメモリ300300を備え、該入力インターフェース30010、出力インターフェース30020、プロセッサ30030及びメモリ300300がバスシステムによって接続されてもよい。該メモリ300300はプログラム、命令又はコードを記憶することに用いられる。該プロセッサ30030は、入力インターフェース30010が信号を受信し、出力インターフェース30020が信号を送信するように制御し及び上記方法実施例における操作を行うように、該メモリ300300におけるプログラム、命令又はコードを実行することに用いられる。
【0367】
従って、本願の実施例の端末装置において、ネットワーク装置がすべてのルールを端末装置に1回で送信することなく、ルール識別子に基づいてあるルールを取得することができ、ネットワーク装置の負荷を低減して、通信柔軟性を向上させる。
【0368】
1つの具体的な実施形態では、端末装置70における処理ユニットは
図27におけるプロセッサ30030により実現されてもよい。
【0369】
図28に示すように、本願の実施例は更にネットワーク装置40000を提供し、該ネットワーク装置40000は
図18における方法20に対応するネットワーク装置の内容を実行することのできる
図23におけるネットワーク装置80であってもよい。該ネットワーク装置40000は入力インターフェース40010、出力インターフェース40020、プロセッサ40030及びメモリ40040を備え、該入力インターフェース40010、出力インターフェース40020、プロセッサ40030及びメモリ40040がバスシステムによって接続されてもよい。該メモリ40040はプログラム、命令又はコードを記憶することに用いられる。該プロセッサ40030は、入力インターフェース40010が信号を受信し、出力インターフェース40020が信号を送信するように制御し及び上記方法実施例における操作を行うように、該メモリ40040におけるプログラム、命令又はコードを実行することに用いられる。
【0370】
従って、本願の実施例のネットワーク装置において、URSPポリシーを数回に分けて取得することにより、ネットワーク負荷を効果的に低減して、通信柔軟性を向上させることができる。
【0371】
1つの具体的な実施形態では、ネットワーク装置2000における送信ユニットは
図16における出力インターフェース40020により実現されてもよい。
【0372】
図29に示すように、本願の実施例は更にネットワーク装置50000を提供し、該ネットワーク装置50000は
図19における方法30に対応するネットワーク装置の内容を実行することのできる
図24におけるネットワーク装置90であってもよい。該ネットワーク装置50000は入力インターフェース50010、出力インターフェース50020、プロセッサ50030及びメモリ50040を備え、該入力インターフェース50010、出力インターフェース50020、プロセッサ50030及びメモリ50040がバスシステムによって接続されてもよい。該メモリ50040はプログラム、命令又はコードを記憶することに用いられる。該プロセッサ50030は、入力インターフェース50010が信号を受信し、出力インターフェース50020が信号を送信するように制御し及び上記方法実施例における操作を行うように、該メモリ50040におけるプログラム、命令又はコードを実行することに用いられる。
【0373】
従って、本願の実施例のネットワーク装置において、URSPポリシーを数回に分けて取得することにより、ネットワーク負荷を効果的に低減して、通信柔軟性を向上させることができる。
【0374】
1つの具体的な実施形態では、ネットワーク装置90における送信ユニットは
図29における出力インターフェース50020により実現されてもよい。
【0375】
本願の実施例は更にチップを提供し、該チップは本願の実施例における端末装置に対応してもよく、且つ該チップは本願の実施例の各方法における端末装置の実現する対応プロセスを実現することができる。該チップはプロセッサを備え、プロセッサはメモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願の実施例における方法を実現することができる。
【0376】
好ましくは、該チップは更にメモリを備えてもよい。プロセッサはメモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願の実施例における方法を実現することができる。
【0377】
メモリはプロセッサから独立した1つの独立したデバイスであってもよく、プロセッサに統合されてもよい。
【0378】
好ましくは、該チップは更に入力インターフェースを備えてもよい。プロセッサは該入力インターフェースが他の装置又はチップと通信するように制御することができ、具体的に、他の装置又はチップから送信された情報又はデータを取得することができる。
【0379】
好ましくは、該チップは更に出力インターフェースを備えてもよい。プロセッサは該出力インターフェースが他の装置又はチップと通信するように制御することができ、具体的に、他の装置又はチップに情報又はデータを出力することができる。
【0380】
本願の実施例は更に他のチップを提供し、該チップは本願の実施例におけるSMF装置に対応してもよく、且つ該チップは本願の実施例の各方法におけるSMF装置の実現する対応プロセスを実現することができる。該チップはプロセッサを備え、プロセッサはメモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願の実施例における方法を実現することができる。
【0381】
好ましくは、該チップは更にメモリを備えてもよい。プロセッサはメモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願の実施例における方法を実現することができる。
【0382】
メモリはプロセッサから独立した1つの独立したデバイスであってもよく、プロセッサに統合されてもよい。
【0383】
好ましくは、該チップは更に入力インターフェースを備えてもよい。プロセッサは該入力インターフェースが他の装置又はチップと通信するように制御することができ、具体的に、他の装置又はチップから送信された情報又はデータを取得することができる。
【0384】
好ましくは、該チップは更に出力インターフェースを備えてもよい。プロセッサは該出力インターフェースが他の装置又はチップと通信するように制御することができ、具体的に、他の装置又はチップに情報又はデータを出力することができる。
【0385】
理解すべきものは、本願の実施例のプロセッサは信号処理機能を有する集積回路チップでありうる。実現過程において、上記方法実施例の各ステップはプロセッサにおけるハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形式の命令で行われてもよい。上記プロセッサは汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field Programmable Gate Array)又は他のプログラマブルロジックデバイス、個別ゲート又はトランジスタロジックデバイス、個別ハードウェアコンポーネントであってもよい。本願の実施例に開示される各方法、ステップ及び論理ブロックを実現又は実行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよく、又は該プロセッサはいかなる通常のプロセッサ等であってもよい。本願の実施例に開示される方法のステップはハードウェア復号プロセッサで実行して完成し、又は復号プロセッサにおけるハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせで実行して完成するように直接具現されてもよい。ソフトウェアモジュールはランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ、プログラム可能読み出し専用メモリ又は電気消去可能プログラム可能メモリ、レジスタ等の本分野で成熟している記憶媒体に位置してもよい。該記憶媒体はメモリに位置し、プロセッサはメモリにおける情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上記方法のステップを行う。
【0386】
理解されるように、本願の実施例では、メモリは揮発性メモリであっても、又は不揮発性メモリであってもよく、又は、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの両方を含んでもよい。不揮発性メモリは読み出し専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、プログラム可能読み出し専用メモリ(PROM:Programmable ROM)、消去可能プログラム可能読み出し専用メモリ(EPROM:Erasable PROM)、電気的消去可能プログラム可能読み出し専用メモリ(EEPROM:Electrically EPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリは外部キャッシュメモリとして使用されるランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)であってもよい。例示的な説明であって制限的ではないが、多くの形式のRAM、例えばスタティックランダムアクセスメモリ(SRAM:Static RAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM:Dynamic RAM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM:Synchronous DRAM)、ダブルデータレートシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(DDR SDRAM:Double Data Rate SDRAM)、拡張型シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(ESDRAM:Enhanced SDRAM)、シンクリンクダイナミックランダムアクセスメモリ(SLDRAM:Synchlink DRAM)及びダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(DR RAM:Direct Rambus RAM)が利用可能である。注意すべきものは、本明細書に説明されるシステム及び方法のメモリはこれらのメモリ及び任意の他の適切なタイプのメモリを含んでもよいが、それらに限らないように意図されるものである。
【0387】
更に理解すべきものは、上記メモリは制限ではなく例示的なものであり、例えば、本願の実施例におけるメモリは更にスタティックランダムアクセスメモリ(SRAM:static RAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM:dynamic RAM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM:synchronous DRAM)、ダブルデータレートシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(DDR SDRAM:double data rate SDRAM)、拡張型シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(ESDRAM:enhanced SDRAM)、シンクリンクダイナミックランダムアクセスメモリ(SLDRAM:synch link DRAM)及びダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(DR RAM:Direct Rambus RAM)等であってもよい。つまり、本願の実施例におけるメモリはこれらのメモリ及び任意の他の適切なタイプのメモリを含んでもよいが、それらに限らないように意図されるものである。
【0388】
好ましくは、本願の実施例は更に通信システムを提供する。具体的に、該通信システムは上記端末装置600及びSMF装置800を備えてもよい。
【0389】
該端末装置600は上記方法200における端末装置の実現する対応機能を実現することに用いられてもよく、そして該SMF装置800は上記方法400におけるSMF装置の実現する対応機能を実現することに用いられてもよく、簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0390】
好ましくは、本願の実施例は更に他の通信システムを提供する。具体的に、該通信システムは上記端末装置700及びSMF装置900を備えてもよい。
【0391】
該端末装置700は上記方法300における端末装置の実現する対応機能を実現することに用いられてもよく、そして該SMF装置900は上記方法500におけるSMF装置の実現する対応機能を実現することに用いられてもよく、簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0392】
本願の実施例は更にコンピュータ可読記憶媒体を提供し、該コンピュータ可読記憶媒体はコンピュータプログラムを記憶することに用いられる。
【0393】
好ましくは、該コンピュータ可読記憶媒体は本願の実施例におけるSMF装置に適用されてもよく、且つ該コンピュータプログラムによってコンピュータが本願の実施例の各方法におけるSMF装置の実現する対応プロセスを実行し、簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0394】
好ましくは、該コンピュータ可読記憶媒体は本願の実施例における端末装置に適用されてもよく、且つ該コンピュータプログラムによってコンピュータが本願の実施例の各方法における端末装置の実現する対応プロセスを実行し、簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0395】
本願の実施例は更にコンピュータプログラム製品を提供し、該コンピュータプログラム製品はコンピュータプログラム命令を含む。
【0396】
好ましくは、該コンピュータプログラム製品は本願の実施例におけるSMF装置に適用されてもよく、且つ該コンピュータプログラム命令によってコンピュータが本願の実施例の各方法におけるSMF装置の実現する対応プロセスを実行し、簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0397】
好ましくは、該コンピュータプログラム製品は本願の実施例における端末装置に適用されてもよく、且つ該コンピュータプログラム命令によってコンピュータが本願の実施例の各方法における端末装置の実現する対応プロセスを実行し、簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0398】
本願の実施例は更にコンピュータプログラムを提供する。
【0399】
好ましくは、該コンピュータプログラムは本願の実施例におけるSMF装置に適用されてもよく、該コンピュータプログラムがコンピュータにおいて実行されるとき、コンピュータが本願の実施例の各方法におけるSMF装置の実現する対応プロセスを実行し、簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0400】
好ましくは、該コンピュータプログラムは本願の実施例における端末装置に適用されてもよく、該コンピュータプログラムがコンピュータにおいて実行されるとき、コンピュータが本願の実施例の各方法における端末装置の実現する対応プロセスを実行し、簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0401】
当業者であれば、本明細書に開示される実施例を参照して説明した各例示的なユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェア及び電子ハードウェアの組み合わせで実現できることに気付くであろう。これらの機能をハードウェアそれともソフトウェア方式で実行するかは、技術案の特定応用及び設計制約条件によって決定される。当業者は各特定応用に対して異なる方法でここの説明される機能を実現することができるが、このような実現は本願の範囲を超えるものと見なされるべきではない。
【0402】
当業者であれば、説明を容易且つ簡単にするために、上記説明されるシステム、装置及びユニットの具体的な動作過程は、前述の方法実施例における対応過程を参照することを明確に理解することができ、ここで詳細な説明は省略する。
【0403】
本願に係るいくつかの実施例では、理解すべきものは、開示されるシステム、装置及び方法は他の方式で実現されてもよい。例えば、以上に説明される装置実施例は模式的なものに過ぎず、例えば、該ユニットの区分は論理機能上の区分に過ぎず、実際に実現するとき、他の区分方式があってもよく、例えば複数のユニット又はコンポーネントは他のシステムに結合又は統合されてもよく、又はいくつかの特徴は省略してもよく、又は実行しなくてもよい。一方、表示又は検討される相互間の結合又は直接結合又は通信接続はいくつかのインターフェース、装置又はユニットによる間接結合又は通信接続であってもよく、電気、機械又は他の形式であってもよい。
【0404】
分離部材として説明される該ユニットは物理的に分離してもよく、物理的に分離しなくてもよく、ユニットとして表示される部材は物理ユニットであってもよく、物理ユニットでなくてもよく、つまり、一箇所に位置してもよく、複数のネットワークユニットに配置されてもよい。実際の必要に応じて、その一部又は全部のユニットを選択して本実施例案の目的を実現してもよい。
【0405】
また、本願の各実施例では、各機能ユニットは1つの処理ユニットに統合されてもよく、各ユニットは独立して物理的に存在してもよく、2つ又は2つ以上のユニットは1つのユニットに統合されてもよい。
【0406】
該機能はソフトウェア機能ユニットの形式で実現され、独立した製品として販売又は使用されるときは、1つのコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づき、本願の技術案の本質的又は従来技術に貢献する部分、又は該技術案の一部はソフトウェア製品の形式で具現されてもよく、該コンピュータソフトウェア製品は、1台のコンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ又はネットワーク装置等)に本願の各実施例の全部又は一部のステップを実行させるための若干の命令を含む1つの記憶媒体に記憶される。そして、上記記憶媒体はUSBメモリ、ポータブルハードディスク、読み出し専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスク等のプログラムコードを記憶できる様々な媒体を含む。
【0407】
以上の説明は本願の具体的な実施形態であって、本願の保護範囲を制限するためのものではなく、当業者が本願に開示される技術的範囲内で容易に想到し得る変更や置換は、いずれも本願の保護範囲内に含まれるべきである。従って、本願の保護範囲は特許請求の範囲に準じるべきである。