IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 国網浙江嘉善県供電有限公司の特許一覧 ▶ 国網浙江省電力有限公司嘉興供電公司の特許一覧 ▶ 嘉興恒創電力集団有限公司の特許一覧 ▶ 嘉善恒興電力建設有限公司の特許一覧

特許7182808スマートゲートウェイに基づく分散型電源を含むマイクログリッドのディスパッチ方法
<>
  • 特許-スマートゲートウェイに基づく分散型電源を含むマイクログリッドのディスパッチ方法 図1
  • 特許-スマートゲートウェイに基づく分散型電源を含むマイクログリッドのディスパッチ方法 図2
  • 特許-スマートゲートウェイに基づく分散型電源を含むマイクログリッドのディスパッチ方法 図3
  • 特許-スマートゲートウェイに基づく分散型電源を含むマイクログリッドのディスパッチ方法 図4
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-25
(45)【発行日】2022-12-05
(54)【発明の名称】スマートゲートウェイに基づく分散型電源を含むマイクログリッドのディスパッチ方法
(51)【国際特許分類】
   H02J 3/46 20060101AFI20221128BHJP
   H02J 3/00 20060101ALI20221128BHJP
   H02J 3/38 20060101ALI20221128BHJP
   H02J 7/35 20060101ALI20221128BHJP
   H02J 13/00 20060101ALI20221128BHJP
【FI】
H02J3/46
H02J3/00 170
H02J3/38 110
H02J3/38 130
H02J3/38 160
H02J7/35 K
H02J13/00 311R
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2020568559
(86)(22)【出願日】2020-08-27
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-06-01
(86)【国際出願番号】 CN2020111874
(87)【国際公開番号】W WO2021169211
(87)【国際公開日】2021-09-02
【審査請求日】2020-12-03
(31)【優先権主張番号】202010112419.1
(32)【優先日】2020-02-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】520478013
【氏名又は名称】国網浙江省電力有限公司嘉善県供電公司
【住所又は居所原語表記】No. 858 Chezhannan Road, Luoxing Street, Jiashan County, Zhejiang Province, China
(73)【特許権者】
【識別番号】520478024
【氏名又は名称】国網浙江省電力有限公司嘉興供電公司
【氏名又は名称原語表記】State Grid Jiaxing Electric Power Supply Company
【住所又は居所原語表記】No. 99 Chengbei Road, Jiaxing, Zhejiang Province, China
(73)【特許権者】
【識別番号】520478035
【氏名又は名称】嘉興恒創電力集団有限公司
【氏名又は名称原語表記】Jiaxing Hengchuang Electric Power Group Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】No. 396 Hexingbei Road, Nanhu District, Jiaxing, Zhejiang Province, China
(73)【特許権者】
【識別番号】520478046
【氏名又は名称】嘉善恒興電力建設有限公司
【氏名又は名称原語表記】Jiashan Hengxing Electric Power Construction Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】1-2/F, Building 3, No. 39 Dongsheng Road, Huimin Street, Jiashan County, Zhejiang Province, China
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【弁理士】
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】李飛偉
(72)【発明者】
【氏名】徐勇明
(72)【発明者】
【氏名】鄭懐華
(72)【発明者】
【氏名】茆超
(72)【発明者】
【氏名】高博
(72)【発明者】
【氏名】張沖標
(72)【発明者】
【氏名】何勇
(72)【発明者】
【氏名】李運銭
(72)【発明者】
【氏名】周旻
(72)【発明者】
【氏名】孫峰
(72)【発明者】
【氏名】銭偉杰
(72)【発明者】
【氏名】程振龍
(72)【発明者】
【氏名】戴元安
(72)【発明者】
【氏名】陳金威
【審査官】辻丸 詔
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2021/169211(WO,A1)
【文献】中国特許出願公開第111342501(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第111384729(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02J 3/46
H02J 3/00
H02J 3/38
H02J 7/35
H02J 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
スマートゲートウェイに基づく分散型電源を含むマイクログリッドのディスパッチ方法であって、前記分散型電源がエネルギー貯蔵所及び太陽光・風力発電所を含み、この方法は、
【請求項2】
【請求項3】
【請求項4】
【請求項5】
【請求項6】
【請求項7】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、マイクログリッドの技術分野に関し、特に、スマートゲートウェイに基づく分散型電源を含むマイクログリッドのディスパッチ方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のエネルギー構造は、生態環境に深刻な圧力をもたらし、人々にエネルギー供給構造の問題を見直す必要があり、汚染のない分散型再生可能グリーンエネルギーを開発して使用する意欲は、前例がないほど強くなっている。再生可能エネルギーの開発及び利用は、地球規模のエネルギー問題と環境問題を解決するための効果的な対策の1つである。近年、風力発電所や太陽光発電所の急速な建設に伴い、大量の分散型電源が導入されて稼働するため、配電網における再生可能エネルギーの普及率(penetration rate)が急速に上昇し、フィーダーの逆潮流や局所的な過電圧の発生などの問題をもたらし、電力供給の安全性に影響を与える。高密度分散型電源が将来の電力網の発展にもたらす課題に対処するために、より効果的な分散型電源の情報導入とローカル制御技術を探索・研究する必要がある。ローカルのインテリジェント制御により、分散型再生可能エネルギーの総合的利用効率と配電網の安全性を向上させる。
【0003】
2018年9月4日に公開された中国特許CN108494022Aには、従来の経済的なディスパッチ方法にピアツーピア周波数制御方法を組み込むことにより、分散型電源の出力変動又は負荷変動の場合に、電力バランスの要件を満足させ、マイクログリッドにおける分散型電源の高精度ディスパッチを実現する、マイクログリッドにおける分散型電源に基づく高精度ディスパッチ制御方法が記載されている。このような制御方法では、負荷に必要な有効電力及び無効電力と、発電機が放出する有効電力及び無効電力とはバランスしており、従来の集中型電力システムの定期的な経済的ディスパッチ方法と比較して、マイクログリッドがさまざまな運転シナリオで経済的ディスパッチの高精度制御を実現することを確保できる。しかし、この方法では、負荷に必要な有効電力及び無効電力と発電機が放出する有効電力及び無効電力とをバランスさせる方法が採用されており、マイクログリッドに大量の再生可能エネルギーの発電所が存在する場合、従来の発電機は、不適切な力率の範囲で動作してしまい、効率が低下し、さらに、従来の発電機の正常な動作にも影響を及ぼすことがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする技術的課題は、現在の分散型電源を含むマイクログリッドのエネルギー利用効率が低いという課題である。本発明は、エネルギー利用効率を向上させることができる、スマートゲートウェイに基づく分散型電源を含むマイクログリッドのディスパッチ方法を提供している。
【課題を解決するための手段】
【0005】
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【発明の効果】
【0013】
本発明の実質的な効果は、普及率が高い再生可能エネルギーを有するマイクログリッドのディスパッチに適しており、取り付け及び拡張が容易になり、分散型電源の導入に適しており、再生可能エネルギーの導入に適応するために新たに増加した従来のエネルギーのコストを削減させ、マイクログリッドが作動する際の信頼性と安全性を向上させ、マイクログリッドの全体的なエネルギー利用効率を向上させることである。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】実施例1のマイクログリッドのディスパッチ方法のフローチャートである。
図2】実施例1の太陽光・風力発電所の電力配分方法のフローチャートである。
図3】実施例1のスマートゲートウェイのローカル電力制御方法のフローチャートである。
図4】実施例1のスマートゲートウェイの構成の模式図である。
【符号の説明】
【0015】
100 通信モジュール、200 監視モジュール、300 制御モジュール、400 位相監視モジュール、500 周波数監視モジュール。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の具体的な実施形態について、具体的な実施例により、且つ図面を参照してさらに詳細に説明する。
【0017】
実施例1:
本実施例に係る発明は、スマートゲートウェイに基づく分散型電源を含むマイクログリッドのディスパッチ方法であって、分散型電源がエネルギー貯蔵所と太陽光・風力発電所とを含む。図1に示すように、本実施例は、以下のステップA)~D)を含む。
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
本実施例は、監視モジュール200、位相監視モジュール400及び周波数監視モジュール500により、ノードの対応する状態データを取得するだけで、導入及びディスパッチのタスクを完了でき、取り付け及び拡張が容易になり、分散型電源の導入に適している。配電網の無効電力が占める比率は比較的大きい場合、一部の無効電力を出力するように分散型電源をディスパッチすると、一部の利益を減少させるが、変圧器の動作力率を効果的に向上させ、マイクログリッドの安定性を向上させ、再生可能エネルギーの導入に適応するために新たに増加した従来のエネルギーのコストを大幅に削減させることができ、普及率が高い再生可能エネルギーのマイクログリッドのディスパッチに適している。
【0025】
【0026】
上記実施例は、本発明の好ましい態様に過ぎず、本発明をいかなる形でも制限するものではなく、特許請求の範囲に記載された技術的解決手段から逸脱しない限り、他の変形及び修正が存在している。
図1
図2
図3
図4