(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-25
(45)【発行日】2022-12-05
(54)【発明の名称】文化コンテンツの提供に対して駐車料金の割引を提供するための駐車場管理装置及び駐車場管理方法
(51)【国際特許分類】
G07B 15/00 20110101AFI20221128BHJP
【FI】
G07B15/00 M
(21)【出願番号】P 2021060609
(22)【出願日】2021-03-31
【審査請求日】2021-03-31
(31)【優先権主張番号】10-2020-0042181
(32)【優先日】2020-04-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】521034177
【氏名又は名称】パーキングクラウド、カンパニー、リミテッド
【氏名又は名称原語表記】PARKINGCLOUD CO., LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100118843
【氏名又は名称】赤岡 明
(74)【代理人】
【識別番号】100124372
【氏名又は名称】山ノ井 傑
(72)【発明者】
【氏名】シン、サンヨン
(72)【発明者】
【氏名】ホ、ウォンジン
【審査官】塩澤 正和
(56)【参考文献】
【文献】特開2011-209989(JP,A)
【文献】特表2018-514032(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G07B 11/00 - 17/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定時間提供されるコンテンツに関するコンテンツ提供者の提供者装置及びコンテンツ利用者のモバイル装置と通信する駐車場管理装置であって、
一つ以上のプロセッサと、
前記一つ以上のプロセッサによって実行可能な一つ以上のインストラクションを記憶する一つ以上のメモリとを含み、
前記一つ以上のインストラクションは、前記一つ以上のプロセッサによって実行される場合、
前記コンテンツ提供者の前記提供者装置の要請に応答して、駐車料金の割引に対する割引コードを生成及び記憶して生成された前記割引コードを前記提供者装置に提供する割引コード提供動作と、
前記モバイル装置からの割引コードを含む割引要請に応答して、前記モバイル装置による割引コードの有効性を決定し、前記割引コードが有効な場合、前記コンテンツ利用者の車両の駐車料金に対して所定の割引を適用する割引提供動作と、
を含む動作を行うようにするものであ
り、
前記割引提供動作は、
前記割引コードをキャプチャした前記モバイル装置から、前記割引コード及び使用者情報を受信する割引要請受信動作と、
前記受信された割引コードに基づいて、駐車場識別子及び前記割引コードの有効期間を決定する割引コード分析動作と、
前記受信された使用者情報に基づいて、前記コンテンツ利用者の車両の車両番号及び該当車両が駐車された駐車場を決定する使用者情報分析動作と、
前記割引コード分析動作によって決定された駐車場識別子に対応する駐車場が前記使用者情報分析動作によって決定された駐車場とマッチングし、前記割引要請受信動作による受信が前記決定された有効期間内の受信である場合、前記コンテンツ利用者の車両の前記駐車場における駐車料金に対して所定の割引を適用する割引適用動作と、を含む、駐車場管理装置。
【請求項2】
前記割引コード提供動作は、
前記提供者装置から、前記コンテンツに対する商品情報、駐車場識別子及び駐車場料金割引に対する有効期間を含む提供者要請を受信する提供者要請受信動作と、
前記商品情報及び前記有効期間を用いて前記割引コードを生成する割引コード生成動作と、
前記生成された割引コードを前記提供者装置に転送して、前記コンテンツ提供者が前記生成された割引コードを前記コンテンツの提供と関連付けてディスプレイするようにする割引コード転送動作と、を含む、請求項1に記載の駐車場管理装置。
【請求項3】
前記提供者要請は、前記割引コードがディスプレイされるディスプレイ装置に対する識別子をさらに含み、
前記割引コード生成動作は、さらに、前記ディスプレイ装置に対する識別子に基づいて、前記割引コードを生成する動作を含む、請求項2に記載の駐車場管理装置。
【請求項4】
前記割引コード生成動作は、
前記商品情報及び前記有効期間を変数とするハッシュ関数を適用してハッシュ値を演算するハッシュ値演算動作と、
前記ハッシュ値に基づいて、所定の割引コード変換関数を適用して前記割引コードを生成する割引コード変換動作と、を含む、請求項2に記載の駐車場管理装置。
【請求項5】
前記割引コードは、QR(Quick Response)コードまたはバーコードであり、
前記割引要請は、前記モバイル装置が前記割引コードをキャプチャすることによって転送される、請求項1または2に記載の駐車場管理装置。
【請求項6】
前記一つ以上のメモリは、前記コンテンツ利用者の識別子(ID)
及び車両情報のうち少なくとも一つを含む使用者情報及び駐車場を利用する車両の入出者情報を含む駐車場管理情報を記憶する、請求項1または2に記載の駐車場管理装置。
【請求項7】
所定時間提供されるコンテンツに関するコンテンツ提供者の提供者装置及びコンテンツ利用者のモバイル装置と通信するコンピューティング装置において行われる駐車場管理方法であって、
第1駐車場を利用する一つ以上の車両の駐車利用情報を管理する駐車情報管理段階と、
前記提供者装置から、前記コンテンツに対する商品情報、前記第1駐車場の駐車場識別子及び駐車場料金割引に対する有効期間を含む提供者要請を受信する提供者要請受信段階と、
前記商品情報及び前記有効期間を用いて前記割引コードを生成する割引コード生成段階と、
前記生成された割引コードを前記提供者装置に転送して、前記コンテンツ提供者が前記生成された割引コードを前記コンテンツの提供と関連付けてディスプレイするようにする割引コード転送段階と、
前記割引コードをキャプチャした前記モバイル装置から、前記割引コード及び使用者情報を受信する割引要請受信段階と、
前記受信された割引コードに基づいて、駐車場識別子及び前記割引コードの有効期間を決定する割引コード分析段階と、
前記受信された使用者情報に基づいて、前記コンテンツ利用者の車両の車両番号及び該当車両が駐車された前記第1駐車場を決定する使用者情報分析段階と、
前記割引コード分析段階によって決定された駐車場識別子に対応する駐車場が前記使用者情報分析段階によって決定された前記第1駐車場とマッチングし、前記割引要請受信段階による受信が前記決定された有効期間内の受信である場合、前記コンテンツ利用者の車両の前記第1駐車場における駐車料金に対して所定の割引を適用する割引適用段階と、
を含む駐車場管理方法。
【請求項8】
駐車場管理プログラムを記憶するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記駐車場管理プログラムは、コンピューティング装置によって実行される場合、
第1駐車場を利用する一つ以上の車両の駐車利用情報を管理する駐車情報管理動作と、
所定時間提供するコンテンツに関するコンテンツ提供者の提供者装置から、前記コンテンツに対する商品情報、前記第1駐車場の駐車場識別子及び駐車場料金割引に対する有効期間を含む提供者要請を受信する提供者要請受信動作と、
前記商品情報及び前記有効期間を用いて前記割引コードを生成する割引コード生成動作と、
前記生成された割引コードを前記提供者装置に転送して、前記コンテンツ提供者が前記生成された割引コードを前記コンテンツの提供と関連付けてディスプレイするようにする割引コード転送動作と、
コンテンツ利用者のモバイル装置から、前記割引コード及び使用者情報を受信する割引要請受信動作と、
前記受信された割引コードに基づいて、駐車場識別子及び前記割引コードの有効期間を決定する割引コード分析動作と、
前記受信された使用者情報に基づいて、前記コンテンツ利用者の車両の車両番号及び該当車両が駐車された前記第1駐車場を決定する使用者情報分析動作と、
前記割引コード分析動作によって決定された駐車場識別子に対応する駐車場が前記使用者情報分析動作によって決定された前記第1駐車場とマッチングし、前記割引要請受信動作が前記決定された有効期間内の受信である場合、前記コンテンツ利用者の車両の前記第1駐車場における駐車料金に対して所定の割引を適用する割引適用動作と、を行うようにする一つ以上のインストラクションを含む、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、コンテンツの提供に関して駐車料金の割引を提供するための駐車場管理装置、方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ここで別途言及しない場合、本セクションで記述される内容は、本出願における請求の範囲の先行技術ではなく、本セクションに記載したという理由で先行技術として認められてはならない。
【0003】
個人車両や共有車両の利用が普遍化され、道路などの施設が発展するに伴い、駐車場の利用も増加している。映画、公演、演劇、演奏会などの上映または公演コンテンツを楽しむために、多くの人々は、車両を映画館、公演場、劇場などの場所と関連付けられた駐車場に駐車する。これらの上映または公演コンテンツを提供するコンテンツ提供者は、コンテンツの利用を促進するために、コンテンツ利用者に対して、駐車場の利用料金に対する割引特典を提供する。コンテンツ利用者は、一般的にコンテンツが提供される前に上映または公演場所でチケットを発行し、その後にコンテンツ利用者の駐車場利用を登録することにより、駐車場の利用料金に対する割引を受けるための追加手続きを行う。これらの追加手続きは、上映または公演コンテンツの利用者の数が増加するにつれて、相当な時間の待機を引き起こし、これは結果的に、利用者に対するコンテンツの利用にも影響を与え得る。
【0004】
これに対して、韓国公開特許公報第10‐2013‐0012039号では、NFCなどの近距離無線通信を用いて自動的に駐車料金の割引を提供する構成を開示しているが、これを具現するためには、コンテンツ提供者が近距離無線通信の端末機を追加で設置しなければならないため、コンテンツ提供者にとって負担になり得る。
【発明の詳細な説明】
【0005】
本開示は、上記のような問題点を解決するためのものであって、上映または公演コンテンツの提供と関連して、効率的に駐車料金の割引を提供するための方法、装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提示する。
【0006】
本開示の一部実施例において、駐車場管理装置が説明される。例示的な駐車場管理装置は、所定時間提供されるコンテンツに関するコンテンツ提供者の提供者装置、及びコンテンツ利用者のモバイル装置と通信することができる。駐車場管理装置は、一つ以上のプロセッサと、一つ以上のメモリとを含むことができる。一つ以上のメモリは、一つ以上のプロセッサによって実行可能な一つ以上のインストラクションを記憶する。一つ以上のインストラクションは、一つ以上のプロセッサによって実行される場合、コンテンツ提供者の前記提供者装置の要請に応答して、駐車料金の割引に対する割引コードを生成及び記憶して生成された割引コードを前記提供者装置に提供する割引コード提供動作と、モバイル装置からの割引コードを含む割引要請に応答し、モバイル装置による割引コードの有効性を決定して、割引コードが有効な場合、コンテンツ利用者の車両の駐車料金に対して所定の割引を適用する割引提供動作とを含む動作を行うようにする。
【0007】
一部異なる実施例において、駐車場管理方法が説明される。例示的な駐車場管理方法は、第1駐車場を利用する一つ以上の車両の駐車利用情報を管理する駐車情報管理段階と、提供者装置から、コンテンツに関する商品情報、前記第1駐車場の駐車場識別子及び駐車場料金割引に対する有効期間を含む提供者要請を受信する提供者要請受信段階と、商品情報及び有効期間を用いて割引コードを生成する割引コード生成段階と、生成された割引コードを提供者装置に転送し、コンテンツ提供者が生成された割引コードをコンテンツの提供と関連付けてディスプレイするようにする割引コード転送段階と、割引コードをキャプチャした前記モバイル装置から、割引コード及び使用者情報を受信する割引要請受信段階と、受信された割引コードに基づいて、駐車場識別子及び割引コードの有効期間を決定する割引コード分析段階と、受信された使用者情報に基づいて、コンテンツ利用者の車両の車両番号及び該当車両が駐車された第1駐車場を決定する使用者情報分析段階と、割引コード分析段階によって決定された駐車場識別子に対応する駐車場が使用者情報分析段階によって決定された第1駐車場とマッチングし、割引要請受信段階による受信が決定された有効期間内の受信である場合、コンテンツ利用者の車両の前記第1駐車場における駐車料金に対して所定の割引を適用する割引適用段階とを含むことができる。
【0008】
一部実施例によると、駐車場管理プログラムを記憶するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体が説明される。例示的な駐車場管理プログラムは、コンピューティング装置によって実行される場合、第1駐車場を利用する一つ以上の車両の駐車利用情報を管理する駐車情報管理動作と、所定時間提供するコンテンツに関するコンテンツ提供者の提供者装置から、コンテンツに関する商品情報、第1駐車場の駐車場識別子及び駐車場料金割引に対する有効期間を含む提供者要請を受信する提供者要請受信動作と、商品情報及び有効期間を用いて割引コードを生成する割引コード生成動作と、生成された割引コードを提供者装置に転送して、コンテンツ提供者が生成された割引コードをコンテンツの提供と関連付けてディスプレイするようにする割引コード転送動作と、コンテンツ利用者のモバイル装置から、割引コード及び使用者情報を受信する割引要請受信動作と、受信された割引コードに基づいて、駐車場識別子及び割引コードの有効期間を決定する割引コード分析動作と、受信された使用者情報に基づいて、コンテンツ利用者の車両の車両番号及び該当車両が駐車された第1駐車場を決定する使用者情報分析動作と、割引コード分析動作によって決定された駐車場識別子に対応する駐車場が使用者情報分析動作によって決定された第1駐車場とマッチングし、割引要請受信動作が決定された有効期間内の受信である場合、コンテンツ利用者の車両の第1駐車場における駐車料金に対して所定の割引を適用する割引適用動作とを遂行するようにする一つ以上のインストラクションを含むことができる。
【0009】
以上の簡単な要約及び効果に関する説明は、単純に例示的なものであって、本開示において意図した技術的事項を制限するためのものではない。以下の詳細な説明と添付の図面を参照することにより、前述した例示的な実施例と技術的特徴に加え、さらなる実施例と技術的特徴が理解され得るであろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の前述した特徴及びその他の特徴は、添付図面を参照して以下の説明により十分に明らかになるであろう。これらの図面は、本開示による単にいくつかの実施例のみを図示したものであり、したがって、その範囲を制限するものとみなされてはならないことを理解しながら、本開示は添付された図面の使用を介して、より具体的かつ詳しく記述される。
【
図1】本開示の少なくとも一部実施例による、駐車料金の割引を提供するための駐車場管理方法の例示的なプロセスを図示する。
【
図2】本開示の少なくとも一部実施例によって駐車料金の割引を提供する例示的な環境を図示する。
【
図3】本開示の少なくとも一部実施例による駐車場管理装置300を図示するブロック図である。
【
図4】本開示の少なくとも一部実施例によって駐車料金の割引を提供するのに利用され得るコンピュータプログラム製品を図示する。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、添付した図面を参照して本開示が属する技術分野において通常の技術を有する者が容易に実施することができるように、本願の具現例及び実施例を詳しく説明する。しかし、本願はいくつかの異なる形態で具現されることができ、ここで説明する具現例及び実施例に限定されない。
【0012】
本開示は、一般的に駐車場を管理し、特に上映や公演されるコンテンツに対するコンテンツ利用者に対して駐車料金の割引を提供するための方法、装置、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体及びこれに記憶されたプログラムに関するものである。
【0013】
本開示において、「コンテンツ」は、所定空間において所定時間上映または公演される映画、演劇、演奏会などの文化コンテンツを指し、本開示の思想から外れなければ、特定の例示に限定されない。本開示によるコンテンツの異なる例示として、スポーツ競技は、競技場という所定空間において所定時間行われるため、本開示によるコンテンツの概念に含まれ得る。本開示によると、使用者はコンテンツを利用するために、駐車場に自分の車両を駐車して、所定空間において所定時間コンテンツを利用することができ、これらのコンテンツの利用に対する駐車料金の割引の提供を受けることができる。
【0014】
図1は、本開示の少なくとも一部実施例による、駐車料金の割引を提供するための駐車場管理方法の例示的なプロセスを図示する。
図1に図示されたように、例示的な駐車場管理方法は、駐車場の駐車情報管理段階S10、割引コード提供段階S20、及び、割引提供段階S30を含むことができる。
図1に図示されたS10ないしS30は、遂行されるプロセスを概念的に分離しただけのものであり、その遂行順序を限定するものではないことが理解される必要がある。したがって、駐車情報管理段階S10は、割引コード提供段階S20及び割引提供段階S30が遂行される全体の過程を通して継続して遂行され得る。ただし、概念的に、割引コード提供段階S20は割引提供段階S30以降に遂行されるであろう。
【0015】
本開示による駐車場管理方法は、例示的なシステム100において遂行され得る。システム100は、サーバ110、コンテンツ提供者の提供者装置120、及び、コンテンツ利用者のモバイル装置130を含む。サーバ110は、単一コンピューティング装置のような独立型サーバ、複数のサーバを含むサーバファーム(Server farm)、分散型ネットワーク、クラウドコンピューティング構成及びその他データ送受信機能、データ識別機能、及び、データ処理機能を備えた任意のコンピューティング装置であり得る。一部例示において、サーバ110は、一つ以上の提供者装置120及び一つ以上のモバイル装置130それぞれにネットワークを介して通信可能に連結され得る。サーバ110と提供者装置120間のネットワークは、例えば、PAN(personal area network)、LAN(local area network)、WAN(wide area network)、ケーブルネットワーク、衛星ネットワーク、セルラーネットワーク、GSM(Global System for Mobile Communications)ネットワーク、CDMA(Code Division Multiple Access)ネットワーク、LTE(Long Term Evolution)ネットワーク、LTE-A(Long Term Evolution-Advanced)ネットワーク、WiMax(Interoperability for Microwave Access)ネットワーク、wi-fi(Wireless Fidelity)ネットワークを含むが、これに制限されない。また、サーバ110とモバイル装置130間のネットワークは、衛星ネットワーク、セルラーネットワーク、GSMネットワーク、CDMAネットワーク、LTEネットワーク、LTE-Aネットワーク、WiMaxネットワーク、wi-fiネットワークを含むが、これに制限されない無線ネットワークであり得る。
【0016】
S10において、サーバ110は、提供者装置120またはモバイル装置130との通信とは別に、駐車場を管理するために、一つ以上のローカルサーバ及び/または車両計数機、車両ナンバープレート認識(License Plate Recognition, lpr)装置、4面カメラのような管制カメラ装置、閉回路テレビジョン(Closed Circuit Television, CCTV)用カメラなどの監視カメラ装置、駐車認識機などを含むことができるが、これに制限されない多様な装置と通信することができる。このように、サーバ110は、例えば、駐車場を利用する一つ以上の車両に対する駐車利用情報を管理することができる。駐車利用情報は、例えば、駐車場情報、入車時刻、出車時刻、駐車区域、車両番号、料金率などを含むことができる。このように、サーバ110は、一つ以上の駐車場に対する駐車利用情報を管理することができる。
【0017】
提供者装置120は、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、スマートフォン、タブレットコンピュータ、携帯電話機、個人携帯用端末機(PDA)、特定用途装置または前記機能のうち任意のものを含む融合装置のような小型フォームファクタの携帯用(モバイル)電池装置を含むが、これに制限されるものではない。ディスプレイ装置122は、割引コードをディスプレイすることができる多様なタイプの装置を含む。例えば、ディスプレイ装置122は、プロジェクタ、サイネージ、ディスプレイスクリーンなどを含むことができる。
【0018】
提供者装置120のコンテンツ提供者は、例えば、映画館、劇場、競技場などの所定空間において、映画、演劇、演奏会、スポーツ競技などの所定のコンテンツを提供する商品を販売することができ、モバイル装置130のコンテンツ利用者は、これらの商品を購入することができる。コンテンツ利用者は、コンテンツを利用するために、第1駐車場に自分の車両を駐車することができ、コンテンツ提供者は、これらのコンテンツ利用者に第1駐車場における駐車料金に対する割引サービスを提供することができる。コンテンツ提供者は、提供するコンテンツに関する商品情報及び駐車料金割引に対する割引情報を決定することができる。商品情報は、提供するコンテンツの商品識別子、提供回次(または提供時間)などを含むことができる。割引情報は、割引サービスを提供する駐車場に対する駐車場識別子及び割引サービスの有効期間を含む。さらに、割引情報は、割引金額や割引率のような割引条件などをさらに含むことができる。
【0019】
S20において、コンテンツ提供者は、提供者装置120を用いて商品情報及び割引情報を含む提供者要請をサーバ110に転送することができる。一部例示において、提供者装置120は、少なくとも商品識別子、駐車場識別子及び有効期間を転送することができる。追加的な一部例示において、提供者要請は、割引コードがディスプレイされるディスプレイ装置122に対する識別子をさらに含むことができる。このように、サーバ110は、提供者装置120から提供者要請を受信することができる。サーバ110は、商品情報及び割引情報のうち、一部、例えば、少なくとも商品情報及び有効期間に基づいて割引コードを生成することができる。提供者要請がディスプレイ装置122の識別子をさらに含む例示において、サーバ110は、さらに、ディスプレイ装置の識別子に基づいて、割引コードを生成することができる。割引コードは、例えば、QR(Quick Response)コード、バーコードなどの可視的なコードの形態で生成され得る。
【0020】
一部例示において、サーバ110は、商品情報及び有効期間を変数とするハッシュ関数を適用して、ハッシュ値を演算することができる。その後、サーバ110は、演算されたハッシュ値に基づいて、所定の割引コード変換関数を適用して割引コードを生成することができる。サーバ110は、生成された割引コードを駐車場識別子及び有効期間と関連付けてデータベースに記憶することができる。提供者要請がディスプレイ装置122の識別子をさらに含む例示において、サーバ110は、生成された割引コードをディスプレイ装置の識別子にさらに関連させて記憶することができる。サーバ110が生成された割引コードを駐車場識別子と関連させて記憶することによって、割引コードに基づいた検索の効率を増加させることができる。
【0021】
その後、サーバ110は、提供者装置120に生成された割引コードを転送することができる。提供者装置120は、提供者要請の転送に応答して割引コードを受信することができる。コンテンツ提供者は、ディスプレイ装置122を用いて受信された割引コードをコンテンツの提供(例えば、上映または公演)と関連付けてディスプレイすることができる。提供者要請がディスプレイ装置122の識別子をさらに含む例示において、コンテンツ提供者は、生成された割引コードを、これに対応するディスプレイ装置122がディスプレイするようにすることができる。例えば、ディスプレイ装置122が映画館の近所に設けられたサイネージである場合、コンテンツ提供者は、映画上映が終了した後に、一定期間サイネージが割引コードをディスプレイするように設定することができる。一部例示において、ディスプレイ装置122は、提供者装置120に有線または無線で連結されることができ、コンテンツ提供者は、提供者装置120に指示をして、ディスプレイ装置122が割引コードをディスプレイするようにすることができる。一部異なる例示において、ディスプレイ装置122は、提供者装置120に連結されない別途の装置であることもあり、コンテンツ提供者は、提供者装置120によって受信された割引コードを別途の記憶装置に記憶し、その後、このような記憶装置をディスプレイ装置122において割引コードをディスプレイするように運営することができる。割引コードのディスプレイは、コンテンツの提供と関連した場所において、コンテンツの提供以前に、或いは提供中に、或いは提供以降に所定時間行うことができる。割引コードのディスプレイは、例示的なものであり、コンテンツ提供者が要求することに応じて変更され得る。
【0022】
S30において、コンテンツ利用者は、コンテンツの提供と関連した場所においてディスプレイされる割引コードを、モバイル装置130を用いてキャプチャすることができる。このように、モバイル装置130は、割引コードをキャプチャすることができるカメラ機能を伴う多様なタイプのモバイル装置であり得、例えば、ラップトップコンピュータ、スマートフォン、タブレットコンピュータ、携帯電話機、個人携帯用端末機(PDA)などを含むが、これに制限されるものではない。例えば、モバイル装置130は、モバイル装置130に有線または無線で連結される別途のカメラ装置を通じてキャプチャを行うことも可能である。このように、モバイル装置130は、キャプチャした割引コードと使用者情報を含む割引要請をサーバ110に転送することができる。
【0023】
一部例示において、コンテンツ利用者はモバイル装置130上において、駐車サービス関連のアプリケーションを駆動させることができ、モバイル装置130のカメラを利用して割引コードをキャプチャすることができる。一部異なる例示において、コンテンツ利用者は、モバイル装置130のカメラを利用して割引コードをキャプチャすることができ、割引コードのキャプチャによってアプリケーションが駆動され得る。駐車サービス関連のアプリケーションを駆動する例示において、モバイル装置130は、コンテンツ利用者の識別子(ID)、コンテンツ利用者の車両情報などの使用者情報を予め記憶することができ、割引コードのキャプチャによって、これらの使用者情報と割引コードをサーバ110に転送することができる。さらに一部異なる例示において、コンテンツ利用者は、モバイル装置130のカメラを利用して割引コードをキャプチャすることができ、これを介して駐車サービス関連のウェブサイトに接続することができる。このような例示において、コンテンツ利用者は、モバイル装置130がウェブサイトを介して車両情報などの使用者情報を割引コードと共に転送することができる。一部例示において、モバイル装置130は、割引コードがキャプチャされると、割引コードをデコーディングしてハッシュ値を取得することができ、これらのハッシュ値を割引コードとしてサーバ110に転送することができる。選択的に、使用者情報は、モバイル装置130のGPS座標情報などの位置情報をさらに含むことができる。
【0024】
サーバ110は、モバイル装置130から割引コード及び使用者情報を含む割引要請を受信することができ、割引コードの有効性を決定することができる。サーバ110は、受信された割引コードがデータベースにあると決定することができ、受信された割引コードに基づいて駐車場識別子及び割引コードの有効期間をデータベースから読み取ることができる。また、サーバ110は受信された使用者情報に基づいて、コンテンツ利用者の車両の車両番号及び該当車両が駐車された駐車場を決定することができる。一部例示において、サーバ110は、使用者情報及び管理している駐車情報に基づいて、コンテンツ利用者の車両番号と該当車両が駐車された駐車場を読み取ることができる。サーバ110は、コンテンツ利用者の車両が駐車された駐車場を読み取る際に、入車時刻などのその他の駐車関連情報も読み取ることができる。
【0025】
サーバ110は、割引コードと関連付けられた駐車場と使用者の車両が駐車された駐車場がマッチングするかどうか決定し、割引コードが有効であるか決定することができる。割引コードと関連付けられた駐車場と使用者の車両が駐車された駐車場がマッチングし、割引コードが有効期間内に受信された場合、サーバ110は割引確認メッセージを生成することができる。そうでない場合に、サーバ110は割引失敗メッセージを生成することができる。例えば、割引コードと関連付けられた駐車場が第1駐車場であり、コンテンツ利用者は第2駐車場に車両を駐車した場合、サーバ110は割引失敗メッセージを生成することができる。また、割引コードが有効期間が徒過して受信された場合、サーバ110は割引失敗メッセージを生成することができる。追加的または選択的に、使用者情報にモバイル装置130の位置情報がさらに含まれる場合、サーバ110は位置情報に基づいて、モバイル装置130による割引コードの転送が、コンテンツの提供と関連した場所における転送であるかどうかをさらに決定することによって、割引コードの有効性を決定することができる。追加的または選択的に、サーバ110は、コンテンツ利用者の識別子(ID)を用いて割引コードの重複使用有無をさらに決定することによって、割引コードの有効性を決定することができる。
【0026】
その後、サーバ110は、割引コードが有効な場合、コンテンツ利用者の車両の駐車場における駐車料金に対して所定の割引を適用する一方、割引確認メッセージをモバイル装置130に転送することができる。割引失敗メッセージが生成された場合、サーバ110はモバイル装置130に該当メッセージを転送することができる。
【0027】
このように、本開示によると、コンテンツ利用者が、コンテンツの提供と関連付けられた空間、例えば、映画館、公演場などの場所においてチケット売り場またはキオスクなどを通じて駐車料金割引の提供を受ける必要なく、コンテンツの提供中またはコンテンツの提供以降に割引コードをモバイル装置にキャプチャして駐車料金に対する割引の提供を受けることができるため、コンテンツの提供と関連付けられた空間における混雑を低減させることができる一方、コンテンツ利用者の便宜も図ることができる。また、割引コードの生成にディスプレイ装置の識別子を用いる場合、サーバは、コンテンツ利用者の割引要請がいかなる装置で行われるかに対する統計情報を獲得することができ、これを用いてコンテンツ提供者及びコンテンツ利用者の便宜をより図ることができる。
【0028】
図2は、本開示の少なくとも一部実施例によって駐車料金の割引を提供する例示的な環境200を図示する。例示的な環境200は、映画館であり得る。映画館における上映が終了した後、プロジェクタなどのディスプレイ装置210は、スクリーン220に駐車割引コード230をディスプレイ、つまり投射することができ、利用者は自分のモバイル装置242、244を利用して、投射された割引コード230をキャプチャすることができる。一例示において、利用者は、モバイル装置244を利用して駐車サービス関連のアプリケーションを駆動させることができ、割引コード230をキャプチャすることができる。モバイル装置244はその後、例えば、駐車サービスと関連付けられた利用者のID、利用者の車両情報、割引コードまたは割引コードをデコーディングして取得したハッシュ値を含んだ割引要請を
図1に図示されたサーバ110のような本開示によるコンピューティング装置に転送することができ、コンピューティング装置は割引要請の転送に応答し、本開示に沿って利用者の駐車料金に対する割引を適用することができる。
図2に図示された例示は単純に説明のためのものであり、本開示による実施例がこれに限定されない。
【0029】
図3は、本開示の少なくとも一部実施例による駐車場管理装置300を図示するブロック図である。
図3に図示された駐車場管理装置300は、例えば、
図1のサーバ110のように、一つ以上の駐車場に対する駐車利用情報を管理することができる。したがって、駐車場管理装置300は、単一コンピューティング装置のような独立型サーバ、複数のサーバを含むサーバファーム(Server farm)、分散型ネットワーク、クラウドコンピューティング構成及びその他データ送受信機能、データ識別機能、及び、データ処理機能を備えた任意のコンピューティング装置であり得る。
【0030】
一部実施例において、駐車場管理装置300は、ネットワークモジュール310、プロセッサ320及びメモリ330を含むことができる。
【0031】
ネットワークモジュール310は、駐車場を管理するために駐車場と関連付けられた一つ以上のローカルサーバ及び/または車両計数機、車両番号認識装置、管制カメラ装置、監視カメラ装置、駐車認識機などのような多様な装置と通信することができる。また、ネットワークモジュール310は、コンテンツ提供者の提供者装置及びコンテンツ利用者のモバイル装置それぞれと通信することができる。
【0032】
プロセッサ320は、一つ以上のプロセッサユニットを含むことができ、メモリ330は、一つ以上のメモリユニットを含むことができる。メモリは、一つ以上のインストラクションを含む少なくとも一つ以上のプログラムを記憶することができる。メモリ330に記憶された少なくとも一つ以上のプログラムは、プロセッサ320によって実行される場合、駐車場管理部332、割引コード提供部334、及び、割引提供部336による動作を行うことができ、これら332、334及び336は個別的なコンポーネントで図示されたが、開示された対象の範囲を外れることなく、追加的なコンポーネントとして分離したり、またはより小さいコンポーネントとして組み合わせたり、または除去することができる。また、
図3ではコンポーネントがソフトウェアによって具現されるものとして図示されるが、当業者であれば、コンポーネントのそれぞれの機能及び/または動作が、ハードウェア、ソフトウェア、フォームウェアまたはそれらの任意の組み合わせを介して個別的に及び/または総合的に具現され得ることを理解するであろう。また、メモリ330は、駐車場データベース(DB)333、提供者DB335使用者DB337をさらに記憶することができる。各DB333、335及び337は個別的なDBで図示されたが、開示された対象の範囲を外れることなく、追加的なDBとして分離したり、より小さいDBとして組み合わせたり、一部DBを除去することができる。
【0033】
一部例示において、駐車場管理装置300は、プロセッサ320によって駐車場管理部332による動作を行い、駐車場管理部332と関連したデータを駐車場DB333に記録し、また、駐車場DB333から読み取ることができる。駐車場DB333は駐車利用情報を記憶することができ、例えば、駐車場情報、入車時刻、出車時刻、駐車区域、車両番号、料金率などを含むことができる。
【0034】
一部例示において、駐車場管理装置300は、プロセッサ320によって割引コード提供部334による動作を行い、割引コード提供部334と関連したデータを提供者DB335に記録し、また、提供者DB335から読み取ることができる。駐車場管理部332は、ネットワークモジュール310が、提供者装置によって転送された提供者要請を受信するようにすることができ、ここで提供者要請はコンテンツの商品情報及び割引情報を含む。商品情報は、例えば、商品識別子、提供回次(または提供時間)などを含むことができる。割引情報は、割引サービスを提供する駐車場に対する駐車場識別子及び割引サービス、つまり、以下にて説明される、要請される割引コードの有効期間を含むことができる。追加的な例示において、割引情報は、割引金額または割引率のような割引条件をさらに含むことができる。
【0035】
割引コード提供部334は、プロセッサ320の動作によって、割引コードを生成することができる。割引コード提供部334は、商品情報及び割引情報のうち一部、例えば、少なくとも商品情報及び有効期間に基づいて割引コードを生成することができる。割引コードは、例えば、QR(Quick Response)コード、バーコードなどの可視的なコードの形態で生成され得る。一部例示において、割引コード提供部334は、プロセッサ320が、商品情報及び有効期間を変数とするハッシュ関数を適用して、ハッシュ値を演算するようにすることができる。その後、割引コード提供部334は、プロセッサ320が、演算されたハッシュ値に基づいて、例えば、QRコード生成アルゴリズムのように、所定の割引コード変換関数を適用して割引コードを生成するようにすることができる。割引コード提供部334は、生成された割引コードを駐車場識別子及び有効期間と関連付けて提供者DB335に記憶することができる。生成された割引コードを駐車場識別子と関連させて記憶することによって、以下にて説明される割引コードに基づいた検索の効率を増加させることができる。その後、割引コード提供部334は、ネットワークモジュール310が提供者装置に生成された割引コードを転送するようにすることができ、その後、提供者装置のコンテンツ提供者は、割引コードをコンテンツの提供と関連付けてディスプレイすることができる。
【0036】
割引提供部336は、プロセッサ320の動作によって、コンテンツ利用者のモバイル装置の割引要請に応答して割引を提供することができる。コンテンツ利用者は、コンテンツの提供と関連した場所において、ディスプレイされる割引コードを自分のモバイル装置を利用してキャプチャすることができ、キャプチャした割引コードと使用者情報を含む割引要請を駐車場管理装置300に転送することができる。割引提供部336は、ネットワークモジュール310がコンテンツ利用者のモバイル装置から割引要請を受信するようにすることができる。使用者情報は、コンテンツ利用者の識別子(ID)、コンテンツ利用者の車両情報などの使用者情報を含むことができる。追加的な例示において、使用者情報は、コンテンツ利用者のモバイル装置の位置情報をさらに含むことができる。
【0037】
割引提供部336は、プロセッサ320の動作によって、コンテンツ利用者のモバイル装置の割引要請に応答して割引を提供することができる。コンテンツ利用者は、コンテンツの提供と関連した場所において、ディスプレイされる割引コードを自分のモバイル装置を利用してキャプチャすることができ、キャプチャした割引コードと使用者情報を含む割引要請を駐車場管理装置300に転送することができる。割引提供部336は、ネットワークモジュール310がコンテンツ利用者のモバイル装置から割引要請を受信するようにすることができる。使用者情報は、コンテンツ利用者の識別子(ID)、コンテンツ利用者の車両情報(例えば、車両種類及び車両番号)等の使用者情報を含むことができる。追加的な例示において、使用者情報は、コンテンツ利用者のモバイル装置の位置情報をさらに含むことができる。
【0038】
割引提供部336は、割引コードと関連した駐車場と使用者の車両が駐車された駐車場がマッチングするかどうか決定し、割引コードが有効期間内に受信されたかどうか決定することができる。割引コードと関連付けられた駐車場と使用者の車両が駐車された駐車場がマッチングし、割引コードが有効期間内に受信された場合、割引提供部336は、プロセッサ320が割引確認メッセージを生成するようにすることができる。そうでない場合に、割引提供部336は、プロセッサ320が割引失敗メッセージを生成するようにすることができる。追加的または選択的に、受信される使用者情報にモバイル装置の位置情報がさらに含まれる場合、割引提供部336は、位置情報に基づいて、モバイル装置による割引コードの転送がコンテンツの提供と関連した場所における転送であるかどうかをさらに決定することによって、割引コードの受信の有効性を決定することができる。追加的または選択的に、割引提供部336は、コンテンツ利用者の識別子(ID)を用いて割引コードの重複使用有無をさらに決定することによって、割引コードの受信の有効性を決定することができる。
【0039】
割引提供部336は、割引コードの受信が有効な場合、プロセッサ320がコンテンツ利用者の車両の駐車場における駐車料金に対して所定の割引を適用するようにする一方、ネットワークモジュール310が割引確認メッセージをモバイル装置に転送するようにすることができる。割引失敗メッセージが生成された場合、割引提供部336は、ネットワークモジュール310がモバイル装置に割引失敗メッセージを転送するようにすることができる。
【0040】
図4は、本開示の少なくとも一部実施例によって駐車場を管理するのに利用され得る例示的なコンピュータプログラム製品400を図示する。例示的なコンピュータプログラム製品の例示的な実施例は、信号ベアリング媒体410を用いて提供される。一部実施例において、一つ以上のコンピュータプログラム製品400の信号ベアリング媒体410は、コンピュータ読み取り可能な媒体430及び/または記録可能な媒体440を含むことができる。
【0041】
信号ベアリング媒体410に含まれたインストラクション420は、サーバ110及び駐車場管理装置300などのコンピューティング装置によって実行され得る。インストラクション420が実行されると、コンピューティング装置が第1駐車場を利用する一つ以上の車両の駐車利用情報を管理するための一つ以上のインストラクション;提供者装置から、コンテンツに対する商品情報、第1駐車場の駐車場識別子及び駐車場料金割引に対する有効期間を含む提供者要請を受信するための一つ以上のインストラクション;商品情報及び有効期間を用いて割引コードを生成するための一つ以上のインストラクション;生成された割引コードを提供者装置に転送して、コンテンツ提供者が生成された割引コードをコンテンツの提供と関連付けてディスプレイするようにするための一つ以上のインストラクション;割引コードをキャプチャしたモバイル装置から、割引コード及び使用者情報を受信するための一つ以上のインストラクション;受信された割引コードに基づいて、駐車場識別子及び割引コードの有効期間を決定するための一つ以上のインストラクション;受信された使用者情報に基づいて、コンテンツ利用者の車両の車両番号及び該当車両が駐車された第1駐車場を決定するための一つ以上のインストラクション;または決定された駐車場がマッチングし、割引コードの受信が前記決定された有効期間内の受信である場合、コンテンツ利用者の車両の第1駐車場における駐車料金に対して所定の割引を適用するための一つ以上のインストラクションのうち、少なくとも一つを含む。
【0042】
前述した本願の説明は、例示のためのものであり、本願が属する技術分野の通常の知識を有する者は、本願の技術的思想や必須的な特徴を変更することなく、異なる具体的な形態で容易に変更が可能であるということを理解することができる。そのため、以上の通り記述した実施例はすべての面において例示的なものであり、限定的なものではないものと理解しなければならない。例えば、単一型で説明されている各構成要素は、分散されて実施されることもでき、同様に分散されたものとして説明されている構成要素も、結合された形態で実施されることもできる。
【0043】
以上、本開示において請求しようとする対象について具体的に察し見た。本開示において請求された対象は、前述の特定の具現例としてその範囲が制限されない。例えば、ある具現例では、装置または装置の組合せ上において、動作可能に使用されるハードウェアの形態であることもあり、異なる具現例では、ソフトウェア及び/またはフォームウェアの形態で具現されることができ、さらに異なる具現例では、信号ベアリング媒体、記憶媒体などの一つ以上の物品を含むことができる。ここで、CD-ROM、コンピュータディスク、フラッシュメモリなどのような記憶媒体は、例えば、コンピューティングシステム、コンピューティングプラットフォーム、またはその他システムなどのコンピューティング装置によって実行される際、前述の具現例に沿って該当プロセッサの実行を惹起することができる命令を記憶することができる。このようなコンピューティング装置は、一つ以上の処理ユニットまたはプロセッサ、ディスプレイ、キーボード及び/またはマウスなどの一つ以上の入/出力装置、及び静的ランダムアクセスメモリ、動的ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ及び/またはハードドライブなどの一つ以上のメモリを含むことができる。
【0044】
前述の詳細な説明では、ブロック図、フロー図及び/またはその他の例示を通して、装置及び/またはプロセスの多様な実施例を説明した。それらのブロック図、フロー図、及び/又はその他の例示は、一つ以上の機能及び/又は動作を含むことになり、当事者であれば、ブロック図、フロー図及び/またはその他の例示内のそれぞれの機能及び/または動作が、ハードウェア、ソフトウェア、フォームウェア、またはこれらの任意の組合せによって個別的に或いは集合的に具現され得るという点を理解することができるであろう。一実施例において、本開示に記載された対象のいくつかの部分は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、DSP(Digital Signal Processor)または異なる集積の形態を通して具現され得る。これと異なり、本開示の実施例の一部様相は、一つ以上のコンピュータ上に実行される一つ以上のコンピュータプログラム(例えば、一つ以上のコンピュータシステム上に実行される一つ以上のプログラム)、一つ以上のプロセッサ上において実行される一つ以上のプログラム(例えば、一つ以上のマイクロプロセッサ上において実行される一つ以上のプログラム)、フォームウェアまたはこれらの実質的な任意の組合せをもって全体的にまたは部分的に均等に集積回路で具現されることもでき、ソフトウェア及び/またはフォームウェアのためのコードの作成及び/または回路の設計は、本開示に照らして当業者の技術範囲内に属するものである。また、当業者であれば、本開示の対象のメカニズムが多様な形態のプログラム製品として分配され得ることを理解することができ、本開示の対象の例示は、分配を実際に行うのに使用される信号ベアリング媒体の特定パターンと関係なく作用されることを理解することができるであろう。
【0045】
特定の例示的技法が多様な方法及びシステムを用いてここで記述され、図示されたが、当業者であれば、請求された対象から外れることなく、多様なその他の修正または等価物への置換可能性を理解することができる。さらに、ここで記述された中心概念から外れることなく、特定の状況を、請求された対象の教示により適応されるように、多くの修正が成り立ち得る。したがって、請求された対象が開示された特定の例示に制限されないが、そのような請求された対象もまた、添付された請求の範囲及びその均等の範囲内に入るすべての具現例を含むことができることを意図する。
【0046】
本開示の範囲は、前記詳細な説明よりは、後述する特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の意味及び範囲、そしてその均等概念から導出されるすべての変更または変形された形態が本願の範囲に含まれるものと解釈されるべきである。