特許7183522IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

熱伝導性が低い難削材等に対して高負荷が作用する高速切削加工であっても、硬質被覆層が優れた耐チッピング性・耐欠損性を備えることにより、長期の使用にわたって優れた切削性能を発揮する表面被覆切削工具(以下、被覆工具という)に関するものである。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

近年の切削加工における省力化および省エネ化の要求は強く、これに伴い、切削加工は一段と高速化、高効率化の傾向にあり、被覆工具には、より一層、耐チッピング性、耐欠損性、耐剥離性等の耐異常損傷性が求められるとともに、長期の使用にわたって優れた耐摩耗性が求められている。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者らは、少なくともTiとAlの複合窒化物層または複合炭窒化物層(以下、複合窒化物層または複合炭窒化物層を「TiAlCN」で示すことがある)を含む硬質被覆層を化学蒸着で蒸着形成した被覆工具を用いた、特に、インコネル等のNi基耐熱合金やステンレス鋼等の熱伝導率の低い等の難削材の切削加工において、切削時の損耗メカニズムの調査を行った結果、被削材の熱伝導率が低いため、切削時の刃先温度が高くなり・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明は、TiAlCN層の粒界に沿って適正な平均面積割合を有し、平均孔径のポアを多く形成した層と当該ポアが少ない層とを3層以上交互に積層することによって、熱伝導率の低い難削材に対して高負荷が作用する高速切削加工に供したときであっても高温での耐摩耗性を維持するとともに、硬質被覆層にかかる機械的応力、あるいは熱衝撃に伴う熱的応力を緩和し、耐チッピング性、耐欠損性が向上するという、優れた効果を発揮する。

この特許の権利範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 本発明のTiAlCN層の部分拡大図であって、ポアの存在形態を説明する模式図である。
【図2】 TiAlCN層αとTiAlCN層βとの交互積層を下部層の上に設けた一例を示す概略模式図である。
【図3】 TiAlCN層αの傾斜角度数分布の一例である。
【図4】 TiAlCN層βの傾斜角度数分布の一例である。

代表図 図1本件の代表的な図

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