(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-28
(45)【発行日】2022-12-06
(54)【発明の名称】プレビュー画像表示装置及びプレビュー画像表示プログラム
(51)【国際特許分類】
G06F 3/04842 20220101AFI20221129BHJP
H04N 1/00 20060101ALI20221129BHJP
G06F 3/0488 20220101ALI20221129BHJP
G03G 21/00 20060101ALI20221129BHJP
B41J 21/00 20060101ALI20221129BHJP
【FI】
G06F3/04842
H04N1/00 350
G06F3/0488
G03G21/00 386
B41J21/00 Z
(21)【出願番号】P 2018132275
(22)【出願日】2018-07-12
【審査請求日】2021-06-29
(73)【特許権者】
【識別番号】000006150
【氏名又は名称】京セラドキュメントソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100097113
【氏名又は名称】堀 城之
(74)【代理人】
【識別番号】100162363
【氏名又は名称】前島 幸彦
(74)【代理人】
【識別番号】100194146
【氏名又は名称】長谷川 明
(74)【代理人】
【識別番号】100194283
【氏名又は名称】村上 大勇
(74)【代理人】
【識別番号】100141324
【氏名又は名称】小河 卓
(72)【発明者】
【氏名】小原 秀平
【審査官】菅原 浩二
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-198289(JP,A)
【文献】特開2012-074810(JP,A)
【文献】特開2014-219798(JP,A)
【文献】特開2012-049703(JP,A)
【文献】特開2017-079002(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第105979310(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第108174027(CN,A)
【文献】米国特許出願公開第2011/0271182(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2012/0084692(US,A1)
【文献】特開2016-115337(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/048
H04N 1/00
G03G 21/00
B41J 21/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
パネル部と、
プレビュー画像を生成するプレビュー画像生成部と、
前記パネル部に前記プレビュー画像を表示する第1のプレビュー画面と第2のプレビュー画面とを相互に遷移させて表示させるパネル操作制御部と、
前記パネル操作制御部に対し、前記第1のプレビュー画面と前記第2のプレビュー画面とを相互に遷移させる表示を指示するシステム制御部とを備
え、
前記システム制御部は、前記パネル部に前記第2のプレビュー画面が表示されているとき、前記パネル操作制御部が前記第2のプレビュー画面でのタッチ操作による前記プレビュー画像の特定方向への移動を検知すると、前記パネル操作制御部に対して前記パネル部の表示を前記第2のプレビュー画面から前記第1のプレビュー画面に遷移させるように指示し、
前記パネル操作制御部は、前記タッチ操作されている前記プレビュー画像を前記第1のプレビュー画面に移動させ、前記プレビュー画像の移動位置に合わせ、前記第1のプレビュー画面に表示されている前記プレビュー画像の間に挿入させる
ことを特徴とするプレビュー画像表示装置。
【請求項2】
前記プレビュー画像の編集処理を行うプレビュー画像編集部を備え、
前記システム制御部は、前記第1又は第2のプレビュー画面での前記プレビュー画像に対する編集指示に基づき前記プレビュー画像編集部に対して編集処理を指示する
ことを特徴とする
請求項1に記載のプレビュー画像表示装置。
【請求項3】
前記システム制御部は、前記パネル部への特定の操作に基づいて、前記第2のプレビュー画面を前記第1のプレビュー画面に機能切替するとともに、前記第1のプレビュー画面を前記第1のプレビュー画面に機能切替する
ことを特徴とする
請求項1又は2に記載のプレビュー画像表示装置。
【請求項4】
プレビュー画像表示装置を制御するコンピューターに実行させるプレビュー画像表示プログラムであって、
プレビュー画像生成部により、プレビュー画像を生成する工程と、
パネル操作制御部により、パネル部に前記プレビュー画像を表示する第1のプレビュー画面と第2のプレビュー画面とを相互に遷移させて表示させる工程と、
システム制御部により、前記パネル操作制御部に対し、前記第1のプレビュー画面と前記第2のプレビュー画面とを相互に遷移させる表示を指示する工程とを
有し、
前記システム制御部は、前記パネル部に前記第2のプレビュー画面が表示されているとき、前記パネル操作制御部が前記第2のプレビュー画面でのタッチ操作による前記プレビュー画像の特定方向への移動を検知すると、前記パネル操作制御部に対して前記パネル部の表示を前記第2のプレビュー画面から前記第1のプレビュー画面に遷移させるように指示し、
前記パネル操作制御部は、前記タッチ操作されている前記プレビュー画像を前記第1のプレビュー画面に移動させ、前記プレビュー画像の移動位置に合わせ、前記第1のプレビュー画面に表示されている前記プレビュー画像の間に挿入させる
ことを特徴とするプレビュー画像表示プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プレビュー画像の編集に適したプレビュー画像表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
たとえば、MFP(Multifunction Peripheral)等の画像形成装置においては、スキャナーによって読み取った原稿の画像や、印刷ジョブの印刷データ等に基づいたプレビュー画像を表示できるプレビュー機能が搭載されている機種がある。
【0003】
このようなプレビュー機能に関するものとして、特許文献1では、読み取った原稿の各ページのプレビュー画像を生成するプレビュー画像生成部と、プレビュー画像と共に原稿に更に別の原稿を追加するための次原稿追加ボタンを操作パネルのプレビュー画面上に表示させるユーザーインターフェース処理部と、次原稿追加ボタンが押下されると、スキャンを開始させることで読み取られた追加原稿をプレビュー画像が表示されている原稿に追加する原稿追加処理部とを有する画像形成装置を提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した特許文献1の画像形成装置では、次原稿追加ボタンを操作することで、原稿追加処理部により、プレビュー画面を閉じることなく、表示されているプレビュー画像に追加原稿のプレビュー画像を追加表示できる。
【0006】
ところで、特許文献1の画像形成装置では、プレビュー画面に表示されるプレビュー画像のページ数が多いとき、場合によってはプレビュー画像を縮小する必要がある。ところが、プレビュー画像を縮小すると、プレビュー画像の内容確認が困難となり、プレビュー画像の様々な編集操作を適切に行えないことがあるという問題がある。
【0007】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上記問題点を解消することができるプレビュー画像表示装置及びプレビュー画像表示プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のプレビュー画像表示装置は、パネル部と、プレビュー画像を生成するプレビュー画像生成部と、前記パネル部に前記プレビュー画像を表示する第1のプレビュー画面と第2のプレビュー画面とを相互に遷移させて表示させるパネル操作制御部と、前記パネル操作制御部に対し、前記第1のプレビュー画面と前記第2のプレビュー画面とを相互に遷移させる表示を指示するシステム制御部とを備え、前記システム制御部は、前記パネル部に前記第2のプレビュー画面が表示されているとき、前記パネル操作制御部が前記第2のプレビュー画面でのタッチ操作による前記プレビュー画像の特定方向への移動を検知すると、前記パネル操作制御部に対して前記パネル部の表示を前記第2のプレビュー画面から前記第1のプレビュー画面に遷移させるように指示し、前記パネル操作制御部は、前記タッチ操作されている前記プレビュー画像を前記第1のプレビュー画面に移動させ、前記プレビュー画像の移動位置に合わせ、前記第1のプレビュー画面に表示されている前記プレビュー画像の間に挿入させることを特徴とする。
また、前記プレビュー画像の編集処理を行うプレビュー画像編集部を備え、前記システム制御部は、前記第1又は第2のプレビュー画面での前記プレビュー画像に対する編集指示に基づき前記プレビュー画像編集部に対して編集処理を指示することを特徴とする。
また、前記システム制御部は、前記パネル部への特定の操作に基づいて、前記第2のプレビュー画面を前記第1のプレビュー画面に機能切替するとともに、前記第1のプレビュー画面を前記第1のプレビュー画面に機能切替することを特徴とする。
本発明のプレビュー画像表示プログラムは、プレビュー画像表示装置を制御するコンピューターに実行させるプレビュー画像表示プログラムであって、プレビュー画像生成部により、プレビュー画像を生成する工程と、パネル操作制御部により、パネル部に前記プレビュー画像を表示する第1のプレビュー画面と第2のプレビュー画面とを相互に遷移させて表示させる工程と、システム制御部により、前記パネル操作制御部に対し、前記第1のプレビュー画面と前記第2のプレビュー画面とを相互に遷移させる表示を指示する工程とを有し、前記システム制御部は、前記パネル部に前記第2のプレビュー画面が表示されているとき、前記パネル操作制御部が前記第2のプレビュー画面でのタッチ操作による前記プレビュー画像の特定方向への移動を検知すると、前記パネル操作制御部に対して前記パネル部の表示を前記第2のプレビュー画面から前記第1のプレビュー画面に遷移させるように指示し、
前記パネル操作制御部は、前記タッチ操作されている前記プレビュー画像を前記第1のプレビュー画面に移動させ、前記プレビュー画像の移動位置に合わせ、前記第1のプレビュー画面に表示されている前記プレビュー画像の間に挿入させることを特徴とする。
本発明のプレビュー画像表示装置及びプレビュー画像表示プログラムでは、プレビュー画像のページ数が多くなっても、それぞれのプレビュー画像が第1のプレビュー画面、又は第2のプレビュー画面に表示されるので、プレビュー画像を縮小する必要性が軽減される。
【発明の効果】
【0009】
本発明のプレビュー画像表示装置によれば、プレビュー画像を縮小する必要性が軽減されるので、プレビュー画像の内容確認が容易となり、プレビュー画像の様々な編集操作を適切に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明のプレビュー画像表示装置をMFPに適用した場合の一実施形態を説明するための図である。
【
図2】
図1のMFPのパネル部に表示されるプレビュー画面を示すものであって、
図2(a)はメインプレビュー画面を示す図であり、
図2(b)はサブプレビュー画面を示す図である。
【
図3】
図1のMFPのパネル部に表示されるプレビュー画面の機能切替について説明するものであって、
図3(a)は機能切替前のメインプレビュー画面を示す図であり、
図3(b)はメインプレビュー画面をサブプレビュー画面に切り替えた場合のプレビュー画面を示す図であり、
図3(c)はサブプレビュー画面をメインプレビュー画面に切り替えた場合のプレビュー画面を示す図であり、
図3(d)は機能切替前のサブプレビュー画面を示す図であり、
図3(e)はサブプレビュー画面をメインプレビュー画面に切り替えた場合のプレビュー画面を示す図であり、
図3(f)はメインプレビュー画面をサブプレビュー画面に切り替えられた場合のプレビュー画面を示す図である。
【
図4】
図1のMFPのパネル部に表示されるプレビュー画面でのプレビュー画像の編集について説明するものであって、
図4(a)はプレビュー画像の移動前のサブプレビュー画面を示す図であり、
図4(b)はサブプレビュー画面からメインプレビュー画面にプレビュー画像を移動させた状態を示す図であり、
図4(c)はメインプレビュー画面でのプレビュー画像の挿入を示す図であり、
図4(d)はプレビュー画像の移動前のサブプレビュー画面を示す図であり、
図4(e)はサブプレビュー画面からメインプレビュー画面に別のプレビュー画像を移動させた状態を示す図であり、
図4(f)はメインプレビュー画面でのプレビュー画像の挿入を示す図である。
【
図5】
図1のMFPでのプレビュー画像の編集処理について説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明のプレビュー画像表示装置の一実施形態を、
図1~
図5を参照しながら説明する。なお、以下に説明するプレビュー画像表示装置は、たとえば印刷機能、コピー機能、FAX(Facsimile)機能、ネットワーク経由でのデータ送受信機能等の標準搭載機能が組み込まれた複合的な周辺機器であるMFP(Multifunction Peripheral)であるものとする。
【0012】
まず、
図1に示すように、MFP100は、スキャナー部101、プリンター部102、FAX部103、I/F(インターフェース)104、パネル部105及びHDD(Hard Disk Drive)106の動作を制御する制御部110を備えている。
【0013】
スキャナー部101は、イメージセンサ(図示省略)によって読み取られる図示しない原稿の画像をデジタルの画像データに変換し、制御部110に入力するデバイスである。プリンター部102は、制御部110から出力される印刷データに基づき、図示しない用紙上に画像を印刷するデバイスである。FAX部103は、制御部110から出力されるデータを、電話回線を通じ相手方となるファクシミリへと送信し、また、相手方ファクシミリからのデータを受信して制御部110に入力するデバイスである。
【0014】
I/F104は、図示しないネットワークを介し、他のMFP100やユーザー端末等との通信を受け持つ。なお、I/F104は、図示しないコンテンツサーバーやウェブサーバー等との通信を受け持ってもよい。パネル部105は、MFP100の印刷機能、コピー機能、FAX機能、ネットワーク経由でのデータ送受信機能や、各種設定のための表示を行うタッチパネル等のデバイスである。HDD106は、MFP100の種々の機能を提供するためのアプリケーションプログラム等を記憶している不揮発性メモリーデバイスである。また、HDD106は、たとえばユーザー端末側から登録された印刷ジョブ及びページ記述言語による印刷対応データ等の画像データを記憶するユーザーボックスを有している。
【0015】
制御部110は、認証プログラム等のアプリケーションプログラム、画像形成プログラム、及び制御プログラム等を実行してMFP100全体の動作を制御するプロセッサーである。制御部110は、スキャナー制御部111、プリンター制御部112、FAX制御部113、通信制御部114、RAM(Random Access Memory)115、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)116、画像処理部117、プレビュー画像生成部118、プレビュー画像編集部119、パネル操作制御部120、HDD制御部121、システム制御部122を備えている。また、これらは、データバス123に接続されている。
【0016】
スキャナー制御部111は、スキャナー部101の読み取り動作を制御する。プリンター制御部112は、プリンター部102の印刷動作を制御する。FAX制御部113は、FAX部103によるデータの送受信動作を制御する。通信制御部114は、I/F104を介し、ネットワーク経由でのデータ等の送受信の制御を行う。
【0017】
揮発性メモリーデバイスであるRAM115は、プログラムを実行するためのワークメモリーである。また、RAM115は、画像処理部117によって画像処理された印刷データを記憶する。EEPROM116には、各部の動作チェック等を行う制御プログラムが記憶されている。また、EEPROM116には、スキャナー部101、プリンター部102、FAX部103、I/F(インターフェース)104、パネル部105及びHDD106等を動作させるためのバージョンデータを含むファームウェアが記憶されている。
【0018】
画像処理部117は、スキャナー部101によって読み取られた画像データに対する画像処理(ラスタライズ)を行う。また、画像処理部117は、HDD106のユーザーボックスに登録された印刷対象データに対する画像処理(ラスタライズ)を行う。なお、システム制御部122は、画像処理部117が画像処理した印刷データを、一旦、RAM115に記憶させる。プレビュー画像生成部118は、スキャナー部101が読み取った原稿の画像や、HDD106のユーザーボックス等に記憶されている印刷ジョブの印刷データ等に基づき、後述の
図2(a)、(b)のようなプレビュー画像210を生成する。プレビュー画像編集部119は、たとえば後述の
図2(b)に示すサブプレビュー画面2120から後述の
図2(a)に示すメインプレビュー画面200へ移動させたプレビュー画像210と、メインプレビュー画面200に表示されているプレビュー画像210とのページ結合等を行う。また、プレビュー画像編集部119は、たとえば後述の
図2(a)のプレビュー画像210や、後述の
図2(b)のプレビュー画像に対し、拡大、縮小、コピー、削除等の編集処理を行う。
【0019】
パネル操作制御部120は、パネル部105の表示動作を制御する。また、パネル操作制御部120は、パネル部105上でのタッチ操作を検知する。また、パネル操作制御部120は、プレビュー画像生成部118が生成したプレビュー画像210を、後述の
図2(a)のメインプレビュー画面200及び/又は後述の
図2(b)のサブプレビュー画面220に表示させたりする。また、パネル操作制御部120は、パネル部105上でのタッチ操作に伴うドラッグ操作等に応じてメインプレビュー画面200のプレビュー画像210、又はサブプレビュー画面220のプレビュー画像210を、メインプレビュー画面200からサブプレビュー画面220、又はサブプレビュー画面210からメインプレビュー画面200へ移動させる。また、パネル操作制御部120は、たとえばサブプレビュー画面210からメインプレビュー画面200へ移動させたプレビュー画像210を、プレビュー画像210の移動位置に応じて表示中のプレビュー画像210に挿入させた内容を表示させる。また、パネル操作制御部120は、パネル部105を介しての、印刷、コピー、FAX、ネットワーク経由でのデータ送受信等の開始等を受け付ける。
【0020】
システム制御部122は、各部の連携動作等を制御する。また、システム制御部122は、パネル部105を介してコピーや印刷等が選択されると、スキャナー制御部111やプリンター制御部112を介し、スキャナー部101による原稿の読み取りやプリンター部102による用紙への印刷を制御する。また、システム制御部122は、パネル部105を介してプレビュー画像210の表示が指示されると、プレビュー画像生成部118に対し、スキャナー部101が読み取った原稿の画像や、HDD106のユーザーボックス等に記憶されている印刷ジョブの印刷データ等に基づく、後述の
図2(a)、(b)のようなプレビュー画像210の生成を指示する。また、システム制御部122は、プレビュー画像生成部118がプレビュー画像210を生成すると、パネル操作制御部120に対してパネル部105へのプレビュー画像生成部118が生成したプレビュー画像210の表示を指示する。
【0021】
次に、
図2、及び
図3を参照し、パネル部105に表示されるプレビュー画面について説明する。まず、
図2(a)は、メインプレビュー画面200を示している。メインプレビュー画面200は、たとえばプレビュー画像210の表示の最初の指示に基づき、システム制御部122がパネル操作制御部120を介してパネル部105に表示させるプレビュー画面である。なお、メインプレビュー画面200は、後述のように、サブプレビュー画面220に切り替えることも可能である。
【0022】
メインプレビュー画面200には、たとえばスキャナー部101が読み取った原稿の画像に対するプレビュー画像210が表示される。また、メインプレビュー画面200には、編集ボタン201、機能切替ボタン202が表示される。ここで、編集ボタン201は、たとえばメインプレビュー画面200に表示される全てのプレビュー画像210、又は選択されたプレビュー画像210に対し、拡大、縮小、コピー、削除等を行う際に選択する。この場合、たとえば編集ボタン201のタッチ操作に伴い、メインプレビュー画面200に拡大、縮小、コピー、削除等を選択できるポップアップ画面が表示されるようにすると、たとえば選択したプレビュー画像210に対するプレビュー画像編集部119によっての編集を容易にできる。機能切替ボタン202は、詳細については後述するが、タッチ操作により、メインプレビュー画面200の機能を、後述の
図2(b)に示すサブプレビュー画面220の機能に切り替える。
【0023】
ちなみに、
図2(a)のメインプレビュー画面200は、たとえばスキャナー部101が読み取った原稿の画像に対する、1ページ目(p1)、2ページ目(p2)、4ページ目(p4)、6ページ目(p6)、7ページ目(p7)、8ページ目(p8)のプレビュー画像210が表示されていることを示している。言い換えれば、スキャナー部101による原稿の3ページ目(p3)、5ページ目(p5)の読み取りが抜けていることを示している。
【0024】
図2(b)は、サブプレビュー画面220を示している。サブプレビュー画面220は、たとえばメインプレビュー画面200の表示中に、たとえばスキャナー部101が読み取った原稿のプレビュー画像210を表示するプレビュー画面である。なお、サブプレビュー画面220は、後述のように、メインプレビュー画面200に切り替えることも可能である。ここで、サブプレビュー画面220には、たとえばスキャナー部101が読み取った原稿の画像に対するプレビュー画像210が表示される。また、サブプレビュー画面220には、上記同様に、編集ボタン201、機能切替ボタン202が表示される。ここで、編集ボタン201は、たとえばサブプレビュー画面220に表示される全てのプレビュー画像210、又は選択されたプレビュー画像210に対し、拡大、縮小、コピー、削除等を行う際に選択する。この場合、上記同様に、たとえば編集ボタン201のタッチ操作に伴い、メインプレビュー画面200に拡大、縮小、コピー、削除等を選択できるポップアップ画面が表示されるようにすると、たとえば選択したプレビュー画像210に対するプレビュー画像編集部119による編集を容易にできる。機能切替ボタン202は、上記同様に、タッチ操作により、サブプレビュー画面220の機能を、
図2(a)のメインプレビュー画面200の機能に切り替える。ちなみに、
図2(b)のサブプレビュー画面220は、たとえばスキャナー部101が読み取った原稿の画像に対する、3ページ目(p3)、5ページ目(p5)のプレビュー画像210が表示されていることを示している。
【0025】
次に、
図3により、上述した機能切替ボタン202による機能切替について説明する。まず、
図3(a)は、機能切替前のメインプレビュー画面200を示している。ここで、メインプレビュー画面200の機能切替ボタン202をタッチ操作すると、
図3(a)のメインプレビュー画面200は
図3(b)のように、サブプレビュー画面220に切り替えられる。このとき、
図2(b)に示したサブプレビュー画面220は、
図3(c)のように、メインプレビュー画面200に切り替えられる。なお、メインプレビュー画面200がサブプレビュー画面220に切り替えられ、サブプレビュー画面220がメインプレビュー画面200に切り替えられるとは、上述したように、機能が切り替えられるということである。言い換えると、メインプレビュー画面200がサブプレビュー画面220に切り替えられるとは、メインプレビュー画面200として機能していた画面がサブプレビュー画面220として機能するということである。また、サブプレビュー画面220がメインプレビュー画面200に切り替えられるとは、サブプレビュー画面220として機能していた画面がメインプレビュー画面200として機能するということである。
【0026】
すなわち、たとえばメインプレビュー画面200の機能を切り替えるとは、メインプレビュー画面200(機能切替後のサブプレビュー画面220)に表示されているプレビュー画像210の内容を変更せずに、プレビュー画像210に対する印刷や、編集内容の保存等を優先して実行する機能を停止させることである。すなわち、
図3(a)のメインプレビュー画面200は、表示されているプレビュー画像210に対する印刷や、編集内容の保存等を優先して実行する機能を有している。これに対し、
図2(b)のサブプレビュー画面220は、あくまでもメインプレビュー画面200に対する補助的な機能を有する。ここで、サブプレビュー画面220の補助的な機能とは、メインプレビュー画面200に移動させるプレビュー画像210を一旦表示させるが、サブプレビュー画面220が閉じられると、サブプレビュー画面220に表示されているプレビュー画像210のデータは消去されるようなことを意味する。
【0027】
よって、
図3(a)のメインプレビュー画面200は、
図3(b)のように、サブプレビュー画面220に切り替えられることで、プレビュー画像210に対する印刷や、編集内容の保存等の処理の優先が無くなる。これに対し、
図2(b)のサブプレビュー画面220は、
図3(c)のように、メインプレビュー画面200に切り替えられると、サブプレビュー画面220(機能切替後のメインプレビュー画面200)に表示されているプレビュー画像210の内容を変更せずに、プレビュー画像210に対する印刷や、編集内容の保存等の処理の優先が付与される。
【0028】
また、
図3(d)のサブプレビュー画面220において、機能切替ボタン202をタッチ操作すると、
図3(d)のサブプレビュー画面220は、
図3(e)のように、メインプレビュー画面200に切り替えられる。このとき、
図3(a)のメインプレビュー画面200は、
図3(f)のように、サブプレビュー画面220に切り替えられる。
【0029】
このように、メインプレビュー画面200、又はサブプレビュー画面220において、機能切替ボタン202をタッチ操作することで、それぞれのプレビュー画面の機能を切り替えることができ、プレビュー画面が2画面であっても、それぞれのプレビュー画面に表示されているプレビュー画像210に対する印刷や、編集内容の保存等の処理を容易に行える。
【0030】
次に、
図4により、プレビュー画像210の移動等の編集の概要について説明する。まず、
図4(a)は、プレビュー画像210の移動前のサブプレビュー画面220を示している。このサブプレビュー画面220は、上述したように、たとえばメインプレビュー画面200の表示中に、たとえばスキャナー部101が読み取った原稿のプレビュー画像210を表示するプレビュー画面である。ここで、サブプレビュー画面220には、3ページ目(p3)、5ページ目(p5)のプレビュー画像210が表示されている。また、ここで表示されている3ページ目(p3)、5ページ目(p5)のプレビュー画像210は、スキャナー部101による最初の原稿の読み取りの際に抜けていたものであって、スキャナー部101により、再度読み取らせたものである。
【0031】
そして、たとえば3ページ目(p3)のプレビュー画像210をメインプレビュー画面200に移動させるとする。この場合、パネル部105には、サブプレビュー画面220のみが表示されているため、3ページ目(p3)のプレビュー画像210にタッチした状態で、そのプレビュー画像210をたとえば右方向にドラッグさせる。このとき、パネル操作制御部120は、プレビュー画像210の右方向へのドラッグを検知すると、システム制御部122の指示により、
図4(b)に示すように、パネル部105の表示をサブプレビュー画面220をメインプレビュー画面200に遷移させる。ここでは、プレビュー画像210をたとえば右方向にドラッグさせることで、サブプレビュー画面220がメインプレビュー画面200に遷移する場合として説明しているが、この例に限らず、プレビュー画像210をたとえば左方向にドラッグさせることで、サブプレビュー画面220がメインプレビュー画面200に遷移するようにしてもよい。なお、画面の遷移とは、上述した機能の切り替えとは異なり、メインプレビュー画面200(又はサブプレビュー画面220)の表示を消して、サブプレビュー画面220(又はメインプレビュー画面200)を表示させることを意味する。
【0032】
また、
図4(b)のメインプレビュー画面200において、3ページ目(p3)のプレビュー画像210を1ページ目(p1)のプレビュー画像210の左隣まで移動させた後、さらに4ページ目(p4)のプレビュー画像210の左隣まで移動させてドロップする。このとき、パネル操作制御部120は、
図4(c)のように、2ページ目(p2)のプレビュー画像210と4ページ目(p4)のプレビュー画像210との間に、サブプレビュー画面220から移動させた3ページ目(p3)のプレビュー画像210を挿入させるようにメインプレビュー画面200の表示を変更する。
【0033】
また、
図4(c)のメインプレビュー画面200において、スワイプにより
図4(d)のサブプレビュー画面220に戻り、たとえば5ページ目(p5)のプレビュー画像210をメインプレビュー画面200に移動させるとする。この場合、パネル部105には、上記同様に、サブプレビュー画面220のみが表示されているため、5ページ目(p5)のプレビュー画像210にタッチした状態で、そのプレビュー画像210をたとえば右方向にドラッグさせる。このとき、パネル操作制御部120は、上記同様に、プレビュー画像210の右方向へのドラッグを検知すると、システム制御部122の指示により、
図4(e)に示すように、パネル部105の表示をサブプレビュー画面220をメインプレビュー画面200に遷移させる。なお、ここでは、プレビュー画像210をたとえば右方向にドラッグさせることで、サブプレビュー画面220がメインプレビュー画面200に遷移する場合として説明しているが、この例に限らず、プレビュー画像210をたとえば左方向にドラッグさせることで、サブプレビュー画面220がメインプレビュー画面200に遷移するようにしてもよい。
【0034】
また、
図4(e)のメインプレビュー画面200において、5ページ目(p5)のプレビュー画像210を3ページ目(p3)のプレビュー画像210の左隣まで移動させた後、さらに6ページ目(p6)のプレビュー画像210の左隣まで移動させてドロップする。このとき、パネル操作制御部120は、
図4(f)のように、4ページ目(p4)のプレビュー画像210と6ページ目(p6)のプレビュー画像210との間に、サブプレビュー画面220から移動させた5ページ目(p5)のプレビュー画像210を挿入させるようにメインプレビュー画面200の表示を変更する。
【0035】
次に、
図5を参照し、MFP100でのプレビュー画像210の編集処理について説明する。なお、以下では、スキャナー部101によって読み取った原稿の画像に基づいたプレビュー画像210を編集する場合として説明する。
【0036】
(ステップS101)
システム制御部122は、原稿の読み取りが指示されたかどうかを判断する。
この場合、システム制御部122は、パネル操作制御部120からパネル部105を介しての原稿の読み取り指示を受け付けたことを示す通知が無ければ原稿の読み取りが指示されないと判断する(ステップS101:No)。
これに対し、システム制御部122は、パネル操作制御部120からパネル部105を介しての原稿の読み取り指示を受け付けたことを示す通知が有れば原稿の読み取りが指示されたと判断し(ステップS101:Yes)、ステップS102に移行する。
【0037】
(ステップS102)
システム制御部122は、スキャナー制御部111に対して原稿の読み取りを指示する。
このとき、スキャナー制御部111は、スキャナー部101を制御し、原稿を読み取らせる。
システム制御部122は、スキャナー部101が読み取った原稿の画像をRAM115に記憶させる。
【0038】
(ステップS103)
システム制御部122は、原稿の読み取りが完了したかどうかを判断する。
この場合、システム制御部122は、スキャナー制御部111からのスキャナー部101による原稿の読み取りが完了したことを示す通知が無ければ原稿の読み取りが完了していないと判断する(ステップS103:No)。
これに対し、システム制御部122は、スキャナー制御部111からのスキャナー部101による原稿の読み取りが完了したことを示す通知が有れば原稿の読み取りが完了したと判断し(ステップS103:Yes)、ステップS104に移行する。
【0039】
(ステップS104)
システム制御部122は、プレビューが指示されたかどうかを判断する。
この場合、システム制御部122は、パネル操作制御部120からパネル部105を介してのプレビューの指示を受け付けたことを示す通知が無ければプレビューが指示されないと判断する(ステップS104:No)。
これに対し、システム制御部122は、パネル操作制御部120からパネル部105を介してのプレビューの指示を受け付けたことを示す通知が有ればプレビューが指示されたと判断し(ステップS104:Yes)、ステップS105に移行する。
【0040】
(ステップS105)
システム制御部122は、メインプレビュー画面200へのプレビュー画像210の表示を指示する。
この場合、システム制御部122は、プレビュー画像生成部118に対してスキャナー部101が読み取った原稿の画像のプレビュー画像の生成を指示する。
また、システム制御部122は、パネル操作制御部120に対してプレビュー画像生成部118が生成したプレビュー画像210の表示を指示する。
【0041】
(ステップS106)
システム制御部122は、原稿の読み取りが指示されたかどうかを判断する。
この場合、システム制御部122は、パネル操作制御部120からパネル部105を介しての原稿の読み取り指示を受け付けたことを示す通知が無ければ原稿の読み取りが指示されないと判断する(ステップS106:No)。
これに対し、システム制御部122は、パネル操作制御部120からパネル部105を介しての原稿の読み取り指示を受け付けたことを示す通知が有れば原稿の読み取りが指示されたと判断し(ステップS106:Yes)、ステップS107に移行する。
【0042】
(ステップS107)
システム制御部122は、スキャナー制御部111に対して原稿の読み取りを指示する。
このとき、スキャナー制御部111は、スキャナー部101を制御し、原稿を読み取らせる。
システム制御部122は、スキャナー部101が読み取った原稿の画像をRAM115に記憶させる。
【0043】
(ステップS108)
システム制御部122は、パネル操作制御部120に対してサブプレビュー画面220の表示を指示する。
このとき、パネル操作制御部120は、パネル部105に表示されているメインプレビュー画面200をサブプレビュー画面220に遷移させて表示させる。
ここで、サブプレビュー画面220に表示させるための原稿の画像の読み取りが完了していないため、サブプレビュー画面220にはプレビュー画像210が表示されない。
【0044】
(ステップS109)
システム制御部122は、原稿の読み取りが完了したかどうかを判断する。
この場合、システム制御部122は、スキャナー制御部111からのスキャナー部101による原稿の読み取りが完了したことを示す通知が無ければ原稿の読み取りが完了していないと判断する(ステップS109:No)。
これに対し、システム制御部122は、スキャナー制御部111からのスキャナー部101による原稿の読み取りが完了したことを示す通知が有れば原稿の読み取りが完了したと判断し(ステップS109:Yes)、ステップS110に移行する。
【0045】
(ステップS110)
システム制御部122は、パネル操作制御部120に対してサブプレビュー画面220へのプレビュー画像210の表示を指示する。
この場合、システム制御部122は、プレビュー画像生成部118に対してスキャナー部101が再度読み取った原稿の画像のプレビュー画像の生成を指示する。
また、システム制御部122は、パネル操作制御部120に対してプレビュー画像生成部118が生成したプレビュー画像210の表示を指示する。
【0046】
(ステップS111)
システム制御部122は、プレビュー画像210の編集操作が有るかどうかを判断する。 この場合、システム制御部122は、パネル操作制御部120からパネル部105を介してのサブプレビュー画面220でのプレビュー画像210の移動、又は編集ボタン201のタッチ操作を受け付けたことを示す通知が無ければプレビュー画像210の編集操作が無いと判断し、処理を終了する(ステップS111:No)。
ここで、プレビュー画像210の編集操作が無い場合としては、サブプレビュー画面220をそのまま閉じてしまったことが想定される。
これに対し、システム制御部122は、パネル操作制御部120からパネル部105を介してのサブプレビュー画面220でのプレビュー画像210の移動、又は編集ボタン201のタッチ操作を受け付けたことを示す通知が有ればプレビュー画像210の編集操作が有ると判断し(ステップS111:Yes)、ステップS112に移行する。
【0047】
(ステップS112)
システム制御部122は、プレビュー画像210のメインプレビュー画面200への移動かどうかを判断する。
この場合、システム制御部122は、パネル操作制御部120がたとえば
図3(d)で説明したように、機能切替ボタン202がタッチ操作されてサブプレビュー画面220を
図3(e)のように、メインプレビュー画面200に切り替えたとき、プレビュー画像210のメインプレビュー画面200への移動ではないと判断する(ステップS112:No)。
これに対し、システム制御部122は、パネル操作制御部120がたとえば
図4(a)で説明したように、たとえば3ページ目(p3)のプレビュー画像210がタッチした状態で、たとえば右方向にドラッグされたことを示す通知が有ると、プレビュー画像210のメインプレビュー画面200への移動であると判断し(ステップS112:Yes)、ステップS113に移行する。
【0048】
(ステップS113)
システム制御部122は、パネル操作制御部120に対してプレビュー画像210の並びの編集を指示する。
この場合、パネル操作制御部120は、たとえば
図4(b)のメインプレビュー画面200において、3ページ目(p3)のプレビュー画像210が1ページ目(p1)のプレビュー画像210の左隣まで移動させられ後、さらに4ページ目(p4)のプレビュー画像210の左隣まで移動させてドロップされたとする。
このとき、パネル操作制御部120は、
図4(c)のように、2ページ目(p2)のプレビュー画像210と4ページ目(p4)のプレビュー画像210との間に、サブプレビュー画面220から移動させた3ページ目(p3)のプレビュー画像210を挿入させるようにメインプレビュー画面200の表示を変更する。
また、
図4(c)のメインプレビュー画面200において、スワイプにより
図4(d)のサブプレビュー画面220に戻り、たとえば5ページ目(p5)のプレビュー画像210をメインプレビュー画面200に移動したとする。
この場合、パネル操作制御部120は、たとえば
図4(c)のメインプレビュー画面200において、5ページ目(p5)のプレビュー画像210が3ページ目(p3)のプレビュー画像210の左隣まで移動させられた後、さらに6ページ目(p6)のプレビュー画像210の左隣まで移動させてドロップされたとする。
このとき、パネル操作制御部120は、
図4(f)のように、4ページ目(p4)のプレビュー画像210と6ページ目(p6)のプレビュー画像210との間に、サブプレビュー画面220から移動させた5ページ目(p5)のプレビュー画像210を挿入させるようにメインプレビュー画面200の表示を変更する。
【0049】
このように、本実施形態では、プレビュー画像生成部118により、プレビュー画像210を生成し、パネル操作制御部120により、パネル部105にプレビュー画像210を表示するメインプレビュー画面200(第1のプレビュー画面)とサブプレビュー画面220(第2のプレビュー画面)とを相互に遷移させて表示させ、システム制御部122により、パネル操作制御部120に対し、メインプレビュー画面200(第1のプレビュー画面)とサブプレビュー画面220(第2のプレビュー画面)とを相互に遷移させる表示を指示する。
【0050】
これにより、プレビュー画像210のページ数が多くなっても、それぞれのプレビュー画像210がメインプレビュー画面200(第1のプレビュー画面)、又はサブプレビュー画面220(第2のプレビュー画面)に表示されるので、プレビュー画像210を縮小する必要性が軽減されることから、プレビュー画像210の内容確認が容易となり、プレビュー画像210の様々な編集操作を適切に行うことができる。
【0051】
また、メインプレビュー画面200とサブプレビュー画面220とのそれぞれにプレビュー画像210を表示させ、サブプレビュー画面220のプレビュー画像210をメインプレビュー画面200に移動させることで、メインプレビュー画面200にプレビュー画像210を追加できるので、メインプレビュー画面200へのプレビュー画像210の追加編集が容易となる。
【0052】
また、たとえばメインプレビュー画面200のプレビュー画像210をサブプレビュー画面220に移動させることで、メインプレビュー画面200でのプレビュー画像210の削除が容易となる。この場合、サブプレビュー画面220から削除したプレビュー画像210を移動させることで、削除したプレビュー画像210を戻せることから、プレビュー画像生成部118による削除したプレビュー画像210の再生成等の操作が不要となる。
【0053】
また、メインプレビュー画面200、及びサブプレビュー画面220に機能切替ボタン202を設けているので、表示されているプレビュー画像210の内容を変えずに、プレビュー画像210に対する印刷や、編集内容の保存等を優先して実行する機能を変更できる。
【符号の説明】
【0054】
100 MFP
101 スキャナー部
102 プリンター部
103 FAX部
104 I/F
105 パネル部
106 HDD
110 制御部
111 スキャナー制御部
112 プリンター制御部
113 FAX制御部
114 通信制御部
115 RAM
116 EEPROM
117 画像処理部
118 プレビュー画像生成部
119 プレビュー画像編集部
120 パネル操作制御部
121 HDD制御部
122 システム制御部
123 データバス
200 メインプレビュー画面
201 編集ボタン
202 機能切替ボタン
210 サブプレビュー画面
210 プレビュー画像
220 サブプレビュー画面