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  • 特許-継目無鋼管の圧延制御方法及び製造方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-28
(45)【発行日】2022-12-06
(54)【発明の名称】継目無鋼管の圧延制御方法及び製造方法
(51)【国際特許分類】
   B21B 37/16 20060101AFI20221129BHJP
   B21B 17/14 20060101ALI20221129BHJP
   B21B 37/78 20060101ALI20221129BHJP
   B21B 19/10 20060101ALI20221129BHJP
   B21C 51/00 20060101ALI20221129BHJP
   B21B 38/04 20060101ALI20221129BHJP
【FI】
B21B37/16 112
B21B17/14 A
B21B37/78
B21B19/10 B
B21C51/00 J
B21B38/04 A
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2021062616
(22)【出願日】2021-04-01
(65)【公開番号】P2021175579
(43)【公開日】2021-11-04
【審査請求日】2021-11-29
(31)【優先権主張番号】P 2020078373
(32)【優先日】2020-04-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000001258
【氏名又は名称】JFEスチール株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】吉村 悠佑
(72)【発明者】
【氏名】佐々木 俊輔
(72)【発明者】
【氏名】勝村 龍郎
【審査官】國方 康伸
(56)【参考文献】
【文献】特開2001-246405(JP,A)
【文献】特開昭62-016809(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B21B 37/00-37/78
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
継目無鋼管の搬送方向に直列に配列されたN(≧2)機のスタンドを備える定径圧延機を制御することにより継目無鋼管の定径圧延工程を制御する継目無鋼管の圧延制御方法であって、
定径圧延対象の継目無鋼管の狙い外周長と前材である継目無鋼管の定径圧延工程後の実測外周長を算出する第一ステップと、
前記狙い外周長と前記実測外周長との差分値に応じて第N-1スタンドのオフセット量を制御する第二ステップと、
定径圧延対象の継目無鋼管の狙い外径と前材である継目無鋼管の実測ボトム部外径との差分値に応じて第Nスタンドのオフセット量を制御する第三ステップと、
を含むことを特徴とする継目無鋼管の圧延制御方法。
【請求項2】
前記第二ステップは、前記狙い外周長と前記実測外周長との差分値がゼロになるように第N-1スタンドのオフセット量を制御するステップを含み、
前記第三ステップは、定径圧延対象の継目無鋼管の狙い外径と前材である継目無鋼管の実測ボトム部外径との差分値がゼロになるように第Nスタンドのオフセット量を制御するステップを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の継目無鋼管の圧延制御方法。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の継目無鋼管の圧延制御方法を用いて継目無鋼管を製造するステップを含むことを特徴とする継目無鋼管の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、継目無鋼管の圧延制御方法及び製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
図3に示すように、一般的なプラグミル方式の継目無鋼管製造プロセスでは、継目無鋼管は、回転加熱炉(a)でビレットを所定温度まで加熱し、加熱されたビレットをピアサー(b)で穿孔圧延して中空素管とし、中空素管をエロンゲーター(c)、プラグミル(d)により延伸圧延してその肉厚を減少させ、中空素管をリーラー(e)により摩管してその肉厚を均一にし、中空素管を加熱炉で再加熱(f)し、再加熱された中空素管をサイザー(g)により定径圧延することによって製造される。ここで、穿孔圧延にはピアサー等の穿孔圧延機が用いられ、延伸圧延にはマンドレルミルやプラグミル等の延伸圧延機が用いられる。また、定径圧延には、レデューサやサイザー等の定径圧延機が用いられる。
【0003】
定径圧延に用いられるサイザーは、ライン方向に直列に配列された複数のスタンドを備えるタンデム式圧延機であり、スタンドの数は一般的に5~28機程度である。また、各スタンドは複数の孔型ロールを備えている。図4は、一般的な2ロールスタンド式のサイザーを示し、継目無鋼管Sの搬送方向(ライン方向)に沿って直列に孔型ロール100が配列されている。なお、図4では便宜的に8スタンドを抜粋して示しているが、実際のサイザーはさらに多数のスタンドを備えることができる。また、2ロールスタンド式のサイザーでは、孔型ロールは回転軸を90度ずつ交互にずらして配置されている。すなわち、孔型ロールの回転軸が鉛直方向に沿って配置されているスタンドと孔型ロールの回転軸が水平方向に沿って配置されているスタンドとが交互に配置されている。また、3ロールスタンド式のサイザーでは、1つのスタンドが3つの孔型ロールを備え、各スタンドは孔型ロールの回転軸を60度ずつずらして配置されている。
【0004】
定径圧延では、このような定径圧延機を用いて継目無鋼管の寸法が最終的な仕上がり寸法となるように圧延が行われる。しかしながら、孔型ロールの摩耗や圧延条件の設定ミス等の要因によって定径圧延で得られる継目無鋼管の外径寸法精度や真円度が悪化することがある。このような背景から、次の圧延チャンスで継目無鋼管の外径寸法精度や真円度を高精度化する方法が提案されている。具体的には、特許文献1には、複数本の中空素管に対して定径圧延を行う際、ある中空素管に対して圧延を行った際の圧延荷重やトルク等の情報に基づいて後続の中空素管の圧延を行う際の孔型ロールの圧下位置を調整する方法が記載れている。また、特許文献2には、最終2スタンドのロール溝底間隔が出側管外径に及ぼす影響係数を求め、この影響係数を用いてロール溝底間隔を制御する方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2002-102912号公報
【文献】特開昭57-44411号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、本発明の発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、特許文献1や特許文献2に記載されているような従来の定径圧延方法には以下に述べる問題点があることを知見した。
【0007】
まず、従来の定径圧延方法では、定径圧延機の各スタンドにおける圧下によって継目無鋼管の外径を段階的に目標とする外径に近づけてゆき、最終スタンドでの圧下によって所望の外径となるように圧延が行われる。そして、最終的に得られる継目無鋼管の真円度を確保するために、最終スタンドでは孔型ロール内に継目無鋼管を充満させることによって継目無鋼管の断面形状を整えている。具体的には、図5に示すように、定径圧延で使用される孔型ロール100は、カリバーロール100a,100bの対向する面同士が接触した状態ではなく所定距離D1離間した状態で使用される。そして、孔型ロール100は、カリバーロール100a,100bの対向する面間のギャップが所定距離D1であるときに孔型形状が真円となるように設計されているのが通例であり、このときのギャップを基準ギャップという。
【0008】
従って、最終スタンドにおいて孔型ロール内に継目無鋼管を充満させることにより継目無鋼管の断面形状を真円とする従来の定径圧延方法では、最終スタンドにおける孔型ロールのギャップが基準ギャップとなるように制御する必要がある。その際、ギャップが決まれば必然的に孔型ロールのボトム部外径R(図5に示すカリバーロール100a,100bのロールボトム部P1,P2間の距離)も決まるため、最終的な継目無鋼管の外径は孔型ロールのボトム部外径Rとなる。このため、従来の定径圧延方法においては、真円度を確保しつつ所望の製品外径とするためには、ギャップが基準ギャップとなるように配置した状態においてボトム部外径が所望の製品外径となる孔型ロールを用いる必要がある。この結果、製造する継目無鋼管の外径が変わる度に最終スタンドの孔型ロールを交換する必要がある。また、孔型ロールが摩耗して孔型寸法が変化した場合には、外径寸法精度及び真円度が悪化するため所望の孔型寸法にするために孔型ロールを改削する必要がある。
【0009】
なお、特許文献1に記載の方法では、真円度を確保するために最終スタンドの孔型ロール内に継目無鋼管を充満させる必要があるので、製造する継目無鋼管の外径が変わる度に最終スタンドの孔型ロールを交換する必要がある。また、特許文献2に記載の方法では、孔型ロールの摩耗を考慮していないために、孔型ロールが摩耗している場合には、外径寸法精度及び真円度を良好な状態に修正することができない。
【0010】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、個々の製品に合わせた孔型ロールを用いることなく、孔型ロールが摩耗した場合でも優れた外径寸法精度及び真円度を兼ね備えた継目無鋼管を製造可能な継目無鋼管の圧延制御方法及び製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明に係る継目無鋼管の圧延制御方法は、継目無鋼管の搬送方向に直列に配列されたN(≧2)機のスタンドを備える定径圧延機を制御することにより継目無鋼管の定径圧延工程を制御する継目無鋼管の圧延制御方法であって、定径圧延対象の継目無鋼管の狙い外周長と前材である継目無鋼管の定径圧延工程後の実測外周長を算出する第一ステップと、前記狙い外周長と前記実測外周長との差分値に応じて第N-1スタンドのオフセット量を制御する第二ステップと、定径圧延対象の継目無鋼管の狙い外径と前材である継目無鋼管の実測ボトム部外径との差分値に応じて第Nスタンドのオフセット量を制御する第三ステップと、を含むことを特徴とする。
【0012】
本発明に係る継目無鋼管の圧延制御方法は、上記発明において、前記第二ステップは、前記狙い外周長と前記実測外周長との差分値がゼロになるように第N-1スタンドのオフセット量を制御するステップを含み、前記第三ステップは、定径圧延対象の継目無鋼管の狙い外径と前材である継目無鋼管の実測ボトム部外径との差分値がゼロになるように第Nスタンドのオフセット量を制御するステップを含むことを特徴とする。
【0013】
本発明に係る継目無鋼管の製造方法は、本発明に係る継目無鋼管の圧延制御方法を用いて継目無鋼管を製造するステップを含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明に係る継目無鋼管の圧延制御方法及び製造方法によれば、個々の製品に合わせた孔型ロールを用いることなく、孔型ロールが摩耗した場合でも優れた外径寸法精度及び真円度を兼ね備えた継目無鋼管を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1図1は、カリバーロールの曲率中心及びパスセンターを示す図である。
図2図2は、本発明の一実施形態である継目無鋼管の圧延制御方法の流れを示すフローチャートである。
図3図3は、一般的なプラグミル方式の継目無鋼管製造プロセスの流れを示す図である。
図4図4は、一般的な2ロールスタンド式のサイザーの構成を示す図である。
図5図5は、孔型ロールの構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明の発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、定径圧延をする際、継目無鋼管の狙い外径の外周長を計算し、定径圧延機のスタンド数をNとしたとき、第N-1スタンドにおいて継目無鋼管の外周長を狙い外周長に圧延制御し、第Nスタンドでボトム部外径を狙い外径に圧延制御することにより、外径寸法精度及び真円度を良好にできることを知見した。従って、定径圧延の結果、得られた実測ボトム部外径と実測外周長を狙いボトム部外径及び狙い外周長となるように、図1に示すカリバーロール100a,100b(孔型ロール)の曲率中心P3に対する実測の孔型中心位置であるパスセンターP4のオフセット量D2を修正すれば、外径寸法精度及び真円度が良好になる。以下、上記知見に基づいて想到された本発明の一実施形態である継目無鋼管の圧延制御方法及び製造方法について説明する。
【0017】
図2は、本発明の一実施形態である継目無鋼管の圧延制御方法の流れを示すフローチャートである。図2に示すように、本発明の一実施形態である継目無鋼管の圧延制御方法では、まず、コンピュータ等の制御装置が、定径圧延対象の継目無鋼管の狙い外周長C及び前材である継目無鋼管の定径圧延後の実測外周長Dを算出する(ステップS1)。具体的には、制御装置は、以下に示す数式(1)に定径圧延対象の継目無鋼管の狙い外径ODaimを入力することにより、定径圧延対象の継目無鋼管の狙い外周長Cを算出する。また、制御装置は、以下に示す数式(2)前材である継目無鋼管を圧延したときに定径圧延機の出側に設置された外径測定機によって測定された継目無鋼管の平均外径(実測平均外径)ODactualを入力することにより、前材である継目無鋼管の実測外周長Dを算出する。なお、本実施形態では、継目無鋼管の平均外径ODactualは、継目無鋼管の円周方向9ヶ所において測定した外径の平均値としている。
【0018】
【数1】
【0019】
【数2】
【0020】
次に、制御装置は、ステップS1の処理において算出された定径圧延対象の継目無鋼管の狙い外周長Cと前材である継目無鋼管の実測外周長Dとの差分を修正する(ステップS2)。具体的には、制御装置は、ステップS1の処理において算出された定径圧延対象の継目無鋼管の狙い外周長Cと前材である継目無鋼管の実測外周長Dとの差分値(C-D)を算出する。そして、制御装置は、定径圧延対象の継目無鋼管を圧延する際、差分値(C-D)に応じて第N-1スタンドのオフセット量Tを制御する。例えば、制御装置は、定径圧延対象の継目無鋼管を圧延する際、以下に示す数式(3)を用いて差分値(C-D)がゼロになるように第N-1スタンドのオフセット量Tを制御する。なお、数式(3)において、Rは孔型ロールの曲率半径、Sは前材である継目無鋼管を圧延したときの第N-1スタンドのオフセット量を示す。
【0021】
【数3】
【0022】
次に、制御装置は、定径圧延対象の継目無鋼管の狙い外径ODaimと前材である継目無鋼管の実測ボトム部外径ODbottomとの差分を修正する(ステップS3)。具体的には、制御装置は、定径圧延対象の継目無鋼管の狙い外径ODaimと前材である継目無鋼管の実測ボトム部外径ODbottomとの差分値を算出する。そして、制御装置は、定径圧延対象の継目無鋼管を圧延する際、狙い外径ODaimと実測ボトム部外径ODbottomとの差分値に応じて第Nスタンドのオフセット量Vを制御する。例えば、制御装置は、定径圧延対象の継目無鋼管を圧延する際、以下に示す数式(4)を用いて、狙い外径ODaimと実測ボトム部外径ODbottomとの差分値がゼロになるように第Nスタンドのオフセット量Vを制御する。なお、数式(4)において、Uは前材である継目無鋼管を圧延したときの第Nスタンドのオフセット量を示す。これにより、個々の製品に合わせた孔型ロールを用いることなく、孔型ロールが摩耗した場合でも優れた外径寸法精度及び真円度を兼ね備えた継目無鋼管を製造することができる。
【0023】
【数4】
【0024】
なお、本発明の一実施形態である継目無鋼管の圧延制御方法及び製造方法は、特に限定されることなく任意の寸法の継目無鋼管の製造に利用することができる。しかしながら、管の剛性は管の外径ODに対する肉厚tの比(t/OD)と相関があり、t/ODの値が大きいほど剛性が高く、低いほど剛性が低くなる。t/OD×100の値が1.9%以上であれば、剛性が向上し、その結果、定径圧延中の座屈によって管内外面に傷が発生することを防止できる。このため、傷の発生を防止する観点からは、t/OD×100の値が1.9%以上であることが好ましく、2.1%以上であることがより好ましく、2.5%以上であることがさらに好ましい。一方、t/OD×100の値が25%以下であれば、過剰な剛性に起因する定径圧延不良が防止でき、その結果、より確実に管の外周長を制御することができる。そのため、t/OD×100の値は25%以下であることが好ましく、24%以下であることがより好ましく、21%以下であることがさらに好ましい。なお、本発明においては、t/ODを求めるためのODとして、管の狙い外径を用いればよい。
【0025】
〔実施例〕
本実施例では、ビレットをピアサーにより穿孔圧延して中空素管とし、次いで、中空素管に対して、エロンゲーターとプラグミルによる延伸圧延及びリーラーによる摩管を施した。その後、中空素管をサイザーにより定径圧延して継目無鋼管を製造した。定径圧延には、各スタンドが2つの孔型ロールを備える2ロールスタンド式の定径圧延機を使用した。また、定径圧延に供した中空素管(すなわち延伸圧延及び摩管後の中空素管)の外径及び肉厚、ならびに定径圧延条件を以下の表1に示す。また、定径圧延後の狙い外径ODaim及び肉厚を合わせて表1に示す。圧延温度(定径圧延に供する中空素管の外表面における温度)については、定径圧延機のモーターがトリップするのを防ぐために900℃で統一した。また、最初に圧延された継目無鋼管の外径寸法精度及び真円度に基づいて圧延条件を修正して次に圧延された継目無鋼管の外径寸法精度及び真円度を評価した。なお、得られた継目無鋼管の外径寸法精度及び真円度を以下の手順で評価した。
【0026】
まず、最終的に得られた継目無鋼管の最大外径ODmax(mm)と最小外径ODmin(mm)を定径圧延機の出側において測定し、以下に示す数式(5)で定義される平均外径ODaveを求めた。そして、得られた平均外径ODave(mm)と狙い外径ODaim(mm)を用いて以下に示す数式(6)により外径寸法精度を求めた。また、以下に示す数式(7)により真円度を求めた。
【0027】
【数5】
【0028】
【数6】
【0029】
【数7】
【0030】
外径寸法精度及び真円度の評価結果を以下に示す表1に併記する。表1に示した結果から分かるように、本発明の条件を満たす本発明例では、優れた外径寸法精度と真円度を兼ね備えた継目無鋼管が得られるように圧延条件を修正できた。また、本発明例では次材の外径寸法精度、真円度の向上を記載しているが、次材以降も同様の効果が得られた。
【0031】
【表1】
【0032】
以上、本発明者らによってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、本実施形態による本発明の開示の一部をなす記述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、本実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施の形態、実施例、及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれる。
【符号の説明】
【0033】
100 孔型ロール
100a,100b カリバーロール
図1
図2
図3
図4
図5