(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-28
(45)【発行日】2022-12-06
(54)【発明の名称】リソース周期構成方法およびデバイス、リンク処理および確立方法およびデバイス
(51)【国際特許分類】
H04W 28/06 20090101AFI20221129BHJP
H04W 8/24 20090101ALI20221129BHJP
【FI】
H04W28/06
H04W8/24
(21)【出願番号】P 2021541274
(86)(22)【出願日】2020-01-17
(86)【国際出願番号】 CN2020072604
(87)【国際公開番号】W WO2020147806
(87)【国際公開日】2020-07-23
【審査請求日】2021-10-08
(31)【優先権主張番号】201910049403.8
(32)【優先日】2019-01-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】沙秀斌
(72)【発明者】
【氏名】戴博
(72)【発明者】
【氏名】▲陸▼▲てい▼
(72)【発明者】
【氏名】高音
(72)【発明者】
【氏名】黄河
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼旭
【審査官】石田 信行
(56)【参考文献】
【文献】CATT,Ethernet Header Compression [online],3GPP TSG RAN WG2 #104 R2-1816362,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_104/Docs/R2-1816362.zip>,2018年11月02日
【文献】Qualcomm Incorporated,RoHC based Header Compression for TSN [online],3GPP TSG RAN WG2 #104 R2-1817913,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_104/Docs/R2-1817913.zip>,2018年11月02日
【文献】vivo,Ethernet MAC header compression [online],3GPP TSG RAN WG2 #104 R2-1816938,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_104/Docs/R2-1816938.zip>,2018年11月02日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00 - 99/00
H04B 7/24 - 7/26
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
イーサネット(登録商標)フレームのフレームヘッダを圧縮する方法であって、前記方法は、
第2の通信ノードによって、
第1の通信ノードから第1のイーサネット(登録商標)フレームを伝える第1の圧縮されたデータパケッ
トと、ヘッダ圧縮ドメイン情報と前記第1のイーサネット(登録商標)フレームのフレームヘッダとの間の対応情報
とを受信するこ
とと、
前記第2の通信ノードによって、
前記第1の通信ノードから第2のイーサネット(登録商標)フレームを伝える第2の圧縮されたデータパケットを受信すること
と、
前記第2のイーサネット(登録商標)フレームにおけるヘッダ圧縮ドメイン情報と、前記ヘッダ圧縮ドメイン情報と前記第1のイーサネット(登録商標)フレームの前記フレームヘッダとの間の
前記対応情報とに従って、前記第2のイーサネット(登録商標)フレームのフレームヘッダを復元するこ
とと
を含み、
前記第1のイーサネット(登録商標)フレームは、ヘッダ圧縮が実施されていないイーサネット(登録商標)フレームであり、前記第2のイーサネット(登録商標)フレームは、ヘッダ圧縮が実施されているイーサネット(登録商標)フレームであり
、前記ヘッダ圧縮ドメイン情報は
、ヘッダ圧縮ドメインコンテンツインデック
スを備えている、方法。
【請求項2】
前記第2のイーサネット(登録商標)フレームにおける前記ヘッダ圧縮ドメイン情報と、前記ヘッダ圧縮ドメイン情報と前記第1のイーサネット(登録商標)フレーム
の前記フレームヘッダとの間の
前記対応
情報とに従って、前記第2のイーサネット(登録商標)フレームの前記フレームヘッダを復元することは、
前記第2の通信ノードによって、前記対応
情報に
おける前記ヘッダ圧縮ドメイン情報を前記第2のイーサネット(登録商標)フレームにおける前記ヘッダ圧縮ドメイン情報と合致させることと、
前記合致が成功した場合、前
記第2のイーサネット(登録商標)フレームの
前記フレームヘッダ
を上位層に報告することと
を含む、請求項
1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の通信ノードがユーザ機器(UE)である場合、前記第2の通信ノードは、ネットワーク側であり、前記第1の通信ノードがネットワーク側である場合、前記第2の通信ノードは、UEである、請求項
1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1の通信ノードが前記UEであり、前記第2の通信ノードが前記ネットワーク側である場合、前記方法は、
前記ネットワーク側によって前記UE
からイーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮のサポート能力を
受信
することと、前記ネットワーク側によっ
て前記イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮のパラメータを
送信すること
とをさらに含み、
前記イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮の前記サポート能力は、前記イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮をサポートするかどうか、またはイーサネット(登録商標)をサポートするヘッダ圧縮ドメイン情
報を備え、
前記イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮の
前記パラメータは
、圧縮を可能にするためのヘッダ圧縮ドメイン情
報を備えている、請求項
3に記載の方法。
【請求項5】
ヘッダ圧縮ドメインプロファイルは、
前記イーサネット(登録商標)フレーム
におけるイーサネット(登録商標)の宛先アドレスおよびソースアドレスを圧縮すること、
または
802.1Qタグドメインを含むイーサネット(登録商標
)フレームのフレームヘッダを圧縮するこ
と
のうちの1つを含
む、請求項
1に記載の方法。
【請求項6】
第2の通信のノードであって、
トランシーバであって、前記トランシーバは、
第1の通信ノードから第1のイーサネット(登録商標)フレームを伝える第1の圧縮されたデータパケットと、ヘッダ圧縮ドメイン情報と前記第1のイーサネット(登録商標)フレームのフレームヘッダとの間の対応情報とを受信することと、
前記第1の通信ノードから第2のイーサネット(登録商標)フレームを伝える第2の圧縮されたデータパケットを受信することと
を行うように構成されている、トランシーバと、
前記第2のイーサネット(登録商標)フレームにおけるヘッダ圧縮ドメイン情報と、前記ヘッダ圧縮ドメイン情報と前記第1のイーサネット(登録商標)フレームの前記フレームヘッダとの間の前記対応情報とに従って、前記第2のイーサネット(登録商標)フレームのフレームヘッダを復元するように構成されている、少なくとも1つのプロセッサと
を備え、
前記第1のイーサネット(登録商標)フレームは、ヘッダ圧縮が実施されていないイーサネット(登録商標)フレームであり、前記第2のイーサネット(登録商標)フレームは、ヘッダ圧縮が実施されているイーサネット(登録商標)フレームであり、前記ヘッダ圧縮ドメイン情報は、ヘッダ圧縮ドメインコンテンツインデックスを備えている、第2の通信ノード。
【請求項7】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記対応情報における前記ヘッダ圧縮ドメイン情報を前記第2のイーサネット(登録商標)フレームにおける前記ヘッダ圧縮ドメイン情報と合致させることと、
前記合致が成功した場合、前記第2のイーサネット(登録商標)フレームの前記フレームヘッダを上位層に報告することと
によって、前記第2のイーサネット(登録商標)フレームの前記フレームヘッダを復元するように構成されている、請求項6に記載の第2の通信ノード。
【請求項8】
前記第1の通信ノードがユーザ機器(UE)である場合、前記第2の通信ノードは、ネットワーク側であり、前記第1の通信ノードがネットワーク側である場合、前記第2の通信ノードは、UEである、請求項6に記載の第2の通信ノード。
【請求項9】
前記第1の通信ノードが前記UEであり、前記第2の通信ノードが前記ネットワーク側である場合、前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記ネットワーク側によって前記UEからイーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮のサポート能力を受信することと、前記ネットワーク側によって前記イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮のパラメータを送信することとを行うようにさらに構成され、
前記イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮の前記サポート能力は、前記イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮をサポートするかどうか、またはイーサネット(登録商標)をサポートするヘッダ圧縮ドメイン情報を備え、
前記イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮の前記パラメータは、圧縮を可能にするためのヘッダ圧縮ドメイン情報を備えている、請求項8に記載の第2の通信ノード。
【請求項10】
ヘッダ圧縮ドメインプロファイルは、
前記イーサネット(登録商標)フレームにおけるイーサネット(登録商標)の宛先アドレスおよびソースアドレスを圧縮すること、または
802.1Qタグドメインを含むイーサネット(登録商標)フレームのフレームヘッダを圧縮すること
のうちの1つを含む、請求項6に記載の第2の通信ノード。
【請求項11】
イーサネット(登録商標)フレームのフレームヘッダを圧縮する方法であって、前記方法は、
第1の通信ノードによって、第2の通信ノードに、第1のイーサネット(登録商標)フレームを伝える第1の圧縮されたデータパケットと、ヘッダ圧縮ドメイン情報と前記第1のイーサネット(登録商標)フレームのフレームヘッダとの間の対応情報とを送信することと、
前記第1の通信ノードによって、前記第2の通信ノードに、第2のイーサネット(登録商標)フレームを伝える第2の圧縮されたデータパケットを送信することと
を含み、
前記第2のイーサネット(登録商標)フレームのフレームヘッダは、前記第2のイーサネット(登録商標)フレームにおけるヘッダ圧縮ドメイン情報と、前記ヘッダ圧縮ドメイン情報と前記第1のイーサネット(登録商標)フレームの前記フレームヘッダとの間の前記対応情報とに従って、復元され、
前記第1のイーサネット(登録商標)フレームは、ヘッダ圧縮が実施されていないイーサネット(登録商標)フレームであり、前記第2のイーサネット(登録商標)フレームは、ヘッダ圧縮が実施されているイーサネット(登録商標)フレームであり、前記ヘッダ圧縮ドメイン情報は、ヘッダ圧縮ドメインコンテンツインデックスを備えている、方法。
【請求項12】
前記第1の通信ノードによって、送信されるべきデータパケットにおけるイーサネット(登録商標)フレームヘッダが送信されたデータパケットにおけるイーサネット(登録商標)フレームヘッダと同一であるかどうかを決定することによって、前記第2の圧縮されたデータパケットを送信するように決定することと、
前記送信されるべきデータパケットにおける前記イーサネット(登録商標)フレームヘッダが前記送信されたデータパケットにおける前記イーサネット(登録商標)フレームヘッダと同一である場合、前記送信されるべきデータパケットにおいて前記第2のイーサネット(登録商標)フレームを伝えることと
をさらに含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記送信されるべきデータパケットにおける前記イーサネット(登録商標)フレームヘッダが前記送信されたデータパケットにおける前記イーサネット(登録商標)フレームヘッダと同一であるかどうかを決定した後、前記方法は、
前記送信されるべきデータパケットにおける前記イーサネット(登録商標)フレームヘッダが前記送信されたデータパケットにおける前記イーサネット(登録商標)フレームヘッダと異なる場合、前記第1の通信ノードによって、前記第1のイーサネット(登録商標)フレームを伝えるデータパケットを前記第2の通信ノードに送信することをさらに含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記第2のイーサネット(登録商標)フレームの前記フレームヘッダは、
前記対応情報における前記ヘッダ圧縮ドメイン情報を前記第2のイーサネット(登録商標)フレームにおける前記ヘッダ圧縮ドメイン情報と合致させることと、
前記合致が成功した場合、前記第2のイーサネット(登録商標)フレームの前記フレームヘッダが上位層に報告されることと
によって復元される、請求項11に記載の方法。
【請求項15】
前記第1の通信ノードがユーザ機器(UE)である場合、前記第2の通信ノードは、ネットワーク側であり、前記第1の通信ノードがネットワーク側である場合、前記第2の通信ノードは、UEである、請求項11に記載の方法。
【請求項16】
前記第1の通信ノードが前記UEであり、前記第2の通信ノードが前記ネットワーク側である場合、前記方法は、
前記UEによって前記ネットワーク側にイーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮のサポート能力を送信することと、前記ネットワーク側から前記イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮のパラメータを受信することとをさらに含み、
前記イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮の前記サポート能力は、前記イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮をサポートするかどうか、またはイーサネット(登録商標)をサポートするヘッダ圧縮ドメイン情報を備え、
前記イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮の前記パラメータは、圧縮を可能にするためのヘッダ圧縮ドメイン情報を備えている、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
ヘッダ圧縮ドメインプロファイルは、
前記イーサネット(登録商標)フレームにおけるイーサネット(登録商標)の宛先アドレスおよびソースアドレスを圧縮すること、または
802.1Qタグドメインを含むイーサネット(登録商標)フレームのフレームヘッダを圧縮すること
のうちの1つを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項18】
第1の通信のノードであって、
トランシーバを備え、
前記トランシーバは、
第2の通信ノードに、第1のイーサネット(登録商標)フレームを伝える第1の圧縮されたデータパケットと、ヘッダ圧縮ドメイン情報と前記第1のイーサネット(登録商標)フレームのフレームヘッダとの間の対応情報とを送信することと、
前記第2の通信ノードに、第2のイーサネット(登録商標)フレームを伝える第2の圧縮されたデータパケットを送信することと
を行うように構成され、
前記第2のイーサネット(登録商標)フレームのフレームヘッダは、前記第2のイーサネット(登録商標)フレームにおけるヘッダ圧縮ドメイン情報と、前記ヘッダ圧縮ドメイン情報と前記第1のイーサネット(登録商標)フレームの前記フレームヘッダとの間の前記対応情報とに従って、復元され、
前記第1のイーサネット(登録商標)フレームは、ヘッダ圧縮が実施されていないイーサネット(登録商標)フレームであり、前記第2のイーサネット(登録商標)フレームは、ヘッダ圧縮が実施されているイーサネット(登録商標)フレームであり、前記ヘッダ圧縮ドメイン情報は、ヘッダ圧縮ドメインコンテンツインデックスを備えている、第1の通信のノード。
【請求項19】
送信されるべきデータパケットにおけるイーサネット(登録商標)フレームヘッダが送信されたデータパケットにおけるイーサネット(登録商標)フレームヘッダと同一であるかどうかを決定することによって、前記第2の圧縮されたデータパケットを送信するように決定することと、
前記送信されるべきデータパケットにおける前記イーサネット(登録商標)フレームヘッダが前記送信されたデータパケットにおける前記イーサネット(登録商標)フレームヘッダと同一である場合、前記送信されるべきデータパケットにおいて前記第2のイーサネット(登録商標)フレームを伝えることと
を行うように構成されている、少なくとも1つのプロセッサをさらに備えている、請求項18に記載の第1の通信のノード。
【請求項20】
前記送信されるべきデータパケットにおける前記イーサネット(登録商標)フレームヘッダが前記送信されたデータパケットにおける前記イーサネット(登録商標)フレームヘッダと同一であるかどうかを決定した後、前記トランシーバは、
前記送信されるべきデータパケットにおける前記イーサネット(登録商標)フレームヘッダが前記送信されたデータパケットにおける前記イーサネット(登録商標)フレームヘッダと異なる場合、前記第1のイーサネット(登録商標)フレームを伝えるデータパケットを前記第2の通信ノードに送信するようにさらに構成されている、請求項19に記載の第1の通信のノード。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、その開示が参照することによってその全体として本明細書に組み込まれる2019年1月18日にCNIPAに出願された中国特許出願第201910049403.8号の優先権を主張する。
【0002】
(技術分野)
本開示は、通信の分野、具体的に、リソース周期構成方法およびデバイスと、リンク処理および確立方法およびデバイスとに関する。
【背景技術】
【0003】
産業用のモノのインターネット(IIoT)システムでは、IIoTトラフィックは、概して、機械命令を伝送し、トラフィック遅延は、非常に敏感であり、通常、マイクロ秒レベルに達する。そのようなトラフィックは、イーサネット(登録商標)内で伝えられ、端末間のクロックは、完全に整合させることが困難である。
【0004】
ネットワーク展開コストおよび他の要因を考慮すると、IIoTトラフィックが第5世代(5G)無線システム(次の無線)内で伝えられ得ること、すなわち、NR-IIoTがサポートされることが予期される。NR-IIoTシステムの基本的理念は、NRシステムの境界においてイーサネット(登録商標)適合ノードを追加し、イーサネット(登録商標)データパケットをNRシステムのデータパケットに変換し、次いで、NRシステム内でデータパケットを伝送することである。したがって、以下の向上が、NRシステムにおいて考慮される必要がある。
【0005】
構成されたグラント(CG)または半持続的スケジューリング(SPS)のトラフィック周期精緻化:関連技術分野におけるトラフィック周期間隔は、列挙型であり、周期間隔は、イーサネット(登録商標)のトラフィックモードにうまく合致することができない。従って、CGまたはSPSのトラフィック周期精緻化が、強化される必要がある。
【0006】
移動プロセスにおける標的セルのリソース事前構成:端末の移動プロセスにおいて、標的セルのCGまたはSPSリソースがハンドオーバ命令を通して構成される場合、標的セルのリソース構成遅延が、トラフィック伝送の中断を引き起こし得、それは、IIoTトラフィックのリアルタイム性能要件を満たすことができない。従って、移動プロセスにおける標的セルのリソース事前構成を強化することが考慮される。
【0007】
イーサネット(登録商標)のヘッダ圧縮:イーサネット(登録商標)のパケットヘッダが固定され、NRシステムのエアインターフェースリソースが限定されるので、各パケットヘッダがイーサネット(登録商標)ヘッダを伝えることは、エアインターフェースリソースの無駄である。しかしながら、NRシステムは、イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮をサポートしない。従って、強化が必要とされる。
【0008】
イーサネット(登録商標)端末の命令協調:イーサネット(登録商標)が、互いに協調して稼働するように複数の端末に要求し、イーサネット(登録商標)端末のクロックが完全に同期化されることを保証することが不可能であるので、異なる端末がある瞬間に同じ命令を実行する必要があるとき、異なる端末の実行タイミングを協調させることは困難である。差動同期化機構を導入し、ユーザ機器(UE)間の挙動協調を保証することが必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本開示の実施形態は、少なくともCGトラフィックまたはSPSトラフィックに対応する周期間隔がイーサネット(登録商標)のトラフィックモードにうまく合致することができず、モノのインターネット(IoT)トラフィックのリアルタイム性能要件が満たされることができないという関連技術分野における問題を解決するために、リソース周期構成の方法およびデバイスと、リンク処理および確立の方法およびデバイスとを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
ある実施形態によると、リソース周期構成方法が、提供される。方法は、下で説明されるステップを含み、ネットワーク側が、UEによって報告されるトラフィックモードおよび/またはクロック正確度能力を受信し、ネットワーク側が、リソース構成情報をUEに送信し、リソース構成情報は、構成リソースの周期係数、構成リソースの周期粒度、または構成リソースの周期の長さのうちの少なくとも1つを伝え、構成情報は、UEのSPSまたはCGに関連するリソースを構成するために使用される。
【0011】
随意に、構成リソースの周期係数は、構成リソースのリソース周期の単位を示すために使用される。
【0012】
随意に、リソース構成情報が周期係数を含む場合、CGの周期が、CGの構成周期と周期係数とによって合同で決定されるか、または、SPSの周期が、SPSの構成周期と周期係数とによって合同で決定され、または、リソース構成情報が周期粒度と周期の長さとを含む場合、CGの周期またはSPSの周期は、周期粒度の単位における周期の長さの時間の長さである。
【0013】
ある実施形態によると、リンクパス処理方法が、提供される。方法は、下で説明されるステップを含み、ソースセルが、リソース構成情報を要求するためのリソース構成要求を標的セルに送信し、標的セルによってフィードバックされるリソース構成応答を受信し、ソースセルが、ユーザ機器(UE)と標的セルとの間にリンクパスを確立するための標的セルリンク追加要求をUEに送信し、標的セルリンク追加要求は、リソース構成情報を伝え、リソース構成情報は、構成リソースの周期係数、構成リソースの周期粒度、または構成リソースの周期の長さのうちの少なくとも1つを伝え、構成情報は、UEのSPSまたはCGに関連するリソースを構成するために使用される。
【0014】
随意に、標的セルリンク追加要求は、ソースセルによって処理されるデータおよび標的セルによって処理されるデータを監視するようにUEに命令するためにさらに使用され、ソースセルによって処理されるデータおよび標的セルによって処理されるデータは、SPSまたはCGに関連するリソース上で送信される。
【0015】
随意に、ソースセルが標的セルリンク追加要求をUEに送信した後、方法は、下で説明されるステップをさらに含み、ソースセルが、UEによって送信される無線品質指示情報を受信し、無線品質指示情報は、参照信号受信電力(RSRP)または参照信号受信品質(RSRQ)を含み、無線品質指示情報がソースセルの品質が不良であることを示すことを決定した場合、ソースセルが、標的セルへのハンドオーバを要求するためのパスハンドオーバ指示をモビリティ管理エンティティ(MME)に送信する。
【0016】
随意に、標的セルリンク追加要求は、ソースセルによって処理されるデータおよび標的セルによって処理されるデータを監視するようにUEに命令するためにさらに使用され、ソースセルによって処理されるデータおよび標的セルによって処理されるデータは、SPSまたはCGに関連するリソース上で伝えられる。
【0017】
随意に、方法は、下で説明されるステップをさらに含み、ソースセルが、UEによって監視されるソースセルまたは標的セルの無線品質指示情報を受信し、無線品質指示情報は、RSRPおよび/またはRSRQを含み、無線品質指示情報がソースセルの品質が不良であることを示すことを決定した場合、ソースセルが、データ転送タイマおよび標的セルへのハンドオーバを要求するためのパスハンドオーバ指示をMMEに送信し、無線品質指示情報が標的セルの品質が不良であることを示すことを決定した場合、ソースセルが、UEと標的セルとの間のリンクパスの削除を要求するための標的セルリンク削除要求をUEに送信する。データ転送タイマは、タイムアウトがない場合、同時にダウンリンクデータをソースセルおよび標的セルに送信するようにMMEに命令するために使用される。
【0018】
随意に、方法は、下で説明されるステップをさらに含み、無線品質指示情報が、ソースセルの品質が不良であることを示すことを決定した場合、ソースセルが、UEとソースセルとの間のリンクパスを削除するためのソースセルリンク削除要求をUEに送信する。
【0019】
随意に、ソースセルリンク削除要求は、標的セルによって処理されるデータを監視するようにUEに命令するためにさらに使用され、標的セルリンク削除要求は、ソースセルによって処理されるデータを監視するようにUEに命令するためにさらに使用される。
【0020】
ある実施形態によると、リンクパス確立方法が、提供される。方法は、下で説明されるステップを含み、UEが、ソースセルによって送信される標的セルリンク追加要求を受信し、標的セルとのリンクパスを確立し、標的セルリンク追加要求は、リソース構成情報を伝え、リソース構成情報は、ソースセルからのリソース構成要求を標的セルに送信することによって入手され、リソース構成情報は、構成リソースの周期係数、構成リソースの周期粒度、または構成リソースの周期の長さのうちの少なくとも1つを伝え、リソース構成情報は、UEのSPSまたはCGに関連するリソースを構成するために使用される。
【0021】
随意に、UEが、ソースセルによって送信される標的セルリンク追加要求を受信し、標的セルとのリンクパスを確立した後、方法は、下で説明されるステップをさらに含み、標的セルリンク追加要求に従って、UEが、ソースセルによって処理されるデータおよび/または標的セルによって処理されるデータを監視し、ソースセルによって処理されるデータおよび標的セルによって処理されるデータの両方は、SPSまたはCGに関連するリソース上で送信または受信される。
【0022】
随意に、方法は、下で説明されるステップをさらに含み、UEが、ソースセルの無線品質指示情報をソースセルに送信し、無線品質指示情報がソースセルの品質が不良であることを示すために使用されていることを決定した場合、ソースセルは、標的セルへのハンドオーバを要求するためのパスハンドオーバ指示をMMEに送信する。
【0023】
随意に、UEが、ソースセルによって送信される標的セルリンク追加要求を受信し、標的セルとのリンクパスを確立した後、方法は、下で説明されるステップをさらに含み、標的セルリンク追加要求に従って、UEが、ソースセルによって処理されるデータを監視し、ソースセルによって処理されるデータおよび標的セルによって処理されるデータは、SPSまたはCGトラフィックリソース上で伝えられる。
【0024】
随意に、方法は、下で説明されるステップをさらに含み、UEが、ソースセルによって処理されるデータまたは標的セルによって処理されるデータのうちの1つに対応する無線品質指示情報をソースセルに送信し、無線品質指示情報がソースセルの品質が不良であることを示す場合、無線品質指示情報は、データ転送タイマおよび標的セルへのハンドオーバを要求するためのパスハンドオーバ指示をMMEに送信するようにソースセルに命令するためにさらに使用され、無線品質指示情報が標的セルの品質が不良であることを示す場合、UEが、データ転送タイマおよびソースセルによって送信される標的セルリンク削除要求を受信し、転送タイマがタイムアウトした後、UEと標的セルとの間のリンクパスを削除する。データ転送タイマは、タイムアウトがない場合、同時にダウンリンクデータをソースセルおよび標的セルに送信するようにMMEに命令するために使用される。
【0025】
随意に、方法は、下で説明されるステップをさらに含み、無線品質指示情報がソースセルの品質が不良であることを示す場合、UEが、ソースセルによって送信されるソースセルリンク削除要求を受信し、UEとソースセルとの間のリンクパスを削除する。
【0026】
随意に、UEとソースセルとの間のリンクパスが削除された後、UEが、標的セルによって処理されるデータを監視し、UEと標的セルとの間のリンクパスが削除された後、UEが、ソースセルによって処理されるデータを監視する。
【0027】
ある実施形態によると、イーサネット(登録商標)フレームのフレームヘッダを圧縮する方法が、提供される。方法は、下で説明されるステップを含み、第2の通信ノードが、第1のイーサネット(登録商標)フレームを伝え、第1の通信ノードによって送信される第1の圧縮されたデータパケットを受信し、ヘッダ圧縮ドメイン情報と第1のイーサネット(登録商標)フレームのフレームヘッダとの間の対応情報を受信し、第2の通信ノードが、第2のイーサネット(登録商標)フレームを伝え、第1の通信ノードによって送信される第2の圧縮されたデータパケットを受信し、第2のイーサネット(登録商標)フレームのフレームヘッダが、第2のイーサネット(登録商標)フレームにおけるヘッダ圧縮ドメイン情報およびヘッダ圧縮ドメイン情報と第1のイーサネット(登録商標)フレームのフレームヘッダとの間の受信された対応情報に従って、復元される。第1のイーサネット(登録商標)フレームは、ヘッダ圧縮が実施されていないイーサネット(登録商標)フレームであり、第2のイーサネット(登録商標)フレームは、ヘッダ圧縮が実施されているイーサネット(登録商標)フレームであり、ヘッダ圧縮ドメイン情報は、ヘッダ圧縮ドメインプロファイルおよび/またはヘッダ圧縮ドメインコンテンツインデックスを含む。
【0028】
随意に、第1の通信ノードは、以下の様式で第2の圧縮されたデータパケットを送信することを決定し、すなわち、第1の通信ノードは、送信されるべきデータパケットにおけるイーサネット(登録商標)フレームヘッダが送信されたデータパケットにおけるイーサネット(登録商標)フレームヘッダと同一であるかどうかを判断し、判断結果が「はい」である場合、イーサネット(登録商標)フレームヘッダ圧縮後の第2のイーサネット(登録商標)フレームが、送信されるべきデータパケット内で伝えられる。
【0029】
随意に、判断結果が「いいえ」である場合、または第1の通信ノードが送信されたデータパケットが不正確に伝送されていることを決定した場合、第1のイーサネット(登録商標)フレームを伝えるデータパケットが、第2の通信ノードに送信されるか、または、データパケットが、第2の通信ノードに送信することを停止させられる。
【0030】
随意に、第2のイーサネット(登録商標)フレームのフレームヘッダが、第2のイーサネット(登録商標)フレームにおけるヘッダ圧縮ドメイン情報およびヘッダ圧縮ドメイン情報と第1のイーサネット(登録商標)フレームにおけるフレームヘッダとの間の記憶された対応に従って復元されるステップは、下で説明されるステップを含み、第2の通信ノードが、記憶されたヘッダ圧縮ドメイン情報を第2のイーサネット(登録商標)フレームにおけるヘッダ圧縮ドメイン情報と合致させ、合致が成功した場合、合致した第2のイーサネット(登録商標)フレームのフレームヘッダが、データパケットの形態で上位層に報告される。
【0031】
随意に、第1の通信ノードがUEである場合、第2の通信ノードは、ネットワーク側であり、第1の通信ノードがネットワーク側である場合、第2の通信ノードは、UEである。
【0032】
随意に、第1の通信ノードがUEであり、第2の通信ノードがネットワーク側である場合、方法は、下で説明されるステップをさらに含み、UEが、イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮のサポート能力をネットワーク側に送信し、ネットワーク側によってフィードバックされるイーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮のパラメータを受信する。イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮のサポート能力は、イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮をサポートするかどうか、またはイーサネット(登録商標)をサポートするヘッダ圧縮ドメイン情報のうちの少なくとも1つを含み、イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮のパラメータは、圧縮を可能にするためのイーサネット(登録商標)ドメイン指示、または圧縮を可能にするためのヘッダ圧縮ドメイン情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0033】
随意に、ヘッダ圧縮ドメインプロファイルは、イーサネット(登録商標)フレームのフレームヘッダを圧縮しないこと、イーサネット(登録商標)フレーム内のイーサネット(登録商標)の宛先アドレスおよびソースアドレスを圧縮すること、イーサネット(登録商標)IIフレームのフレームヘッダを圧縮すること、802.2サービスアクセスポイント(SAP)ドメインを伝える電気電子技術者協会(institute of electrical and electronics engineers;IEEE)802.3フレームのフレームヘッダを圧縮すること、サブネットワークアクセスプロトコル(SNAP)ドメインを含むIEEE 802.3フレームのフレームヘッダを圧縮すること、802.1Qタグドメインを含むイーサネット(登録商標)IIフレームのフレームヘッダを圧縮すること、802.2SAPドメインおよび802.1Qタグドメインを含むIEEE 802.3フレームのフレームヘッダを圧縮すること、SNAPドメインおよび802.1Qタグドメインを含むIEEE 802.3フレームのフレームヘッダを圧縮すること、第1の802.1Qタグドメインおよび第2の802.1Qタグドメインを含むイーサネット(登録商標)IIフレームのフレームヘッダを圧縮すること、802.2SAPドメイン、第1の802.1Qタグドメイン、および第2の802.1Qタグドメインを含むIEEE 802.3フレームのフレームヘッダを圧縮すること、SNAPドメイン、第1の802.1Qタグドメイン、および第2の802.1Qタグドメインを含むIEEE 802.3フレームのフレームヘッダを圧縮すること、または産業用イーサネット(登録商標)の特定のフレーム構造のフレームヘッダを圧縮することのうちの1つを含む。ヘッダ圧縮ドメインコンテンツインデックスは、圧縮されたイーサネット(登録商標)フレームヘッダのコンテンツを識別するために使用される。
【0034】
ある実施形態によると、イーサネット(登録商標)命令協調方法が、提供される。方法は、下で説明されるステップを含み、第5世代モバイル通信技術システム(5GS)が、データパケットが到着したときの到着タイムスタンプとデータパケットが出発したときの出発時間とを入手し、データパケットの滞在持続時間を計算し、5GSが、確認遅延の命令および滞在持続時間を伝える情報をUEに送信する。
【0035】
随意に、5GSが確認遅延の命令および滞在持続時間を伝える情報をUEに送信するステップは、5GSが、確認遅延と滞在持続時間との間の差異を計算し、差異に従って命令を更新することを含む。
【0036】
代替として、5GSが確認遅延の命令および滞在持続時間を伝える情報をUEに送信するステップは、5GSが、滞在持続時間をデータパケットの中に追加し、滞在持続時間および確認遅延に従って、確認遅延を更新するようにUEに命令することを含む。
【0037】
代替として、5GSが、確認遅延の命令および滞在持続時間を伝える情報をUEに送信するステップは、5GSが、滞在持続時間をデータパケット内の滞在持続時間に累積し、データパケット内の累積された滞在持続時間および確認遅延に従って、確認遅延を更新するようにUEに命令することを含む。
【0038】
ある実施形態によると、リソース周期構成デバイスが、提供される。デバイスは、ネットワーク側に位置し、第1の受信モジュールと、構成モジュールとを含み、第1の受信モジュールは、UEによって報告されるトラフィックモードおよび/またはクロック正確度能力を受信するように構成され、構成モジュールは、リソース構成情報をUEに送信するように構成される。リソース構成情報は、構成リソースの周期係数、構成リソースの周期粒度、または構成リソースの周期の長さのうちの少なくとも1つを伝え、構成情報は、UEのSPSまたはCGに関連するリソースを構成するために使用される。
【0039】
ある実施形態によると、リンクパス処理デバイスが、提供される。デバイスは、ソースセル内に位置し、第2の受信モジュールと、送信モジュールとを含み、第2の受信モジュールは、リソース構成情報を要求するためのリソース構成要求を標的セルに送信し、標的セルによってフィードバックされるリソース構成応答を受信するように構成され、送信モジュールは、UEと標的セルとの間にリンクパスを確立するための標的セルリンク追加要求をUEに送信するように構成される。標的セルリンク追加要求は、リソース構成情報を伝え、リソース構成情報は、構成リソースの周期係数、構成リソースの周期粒度、または構成リソースの周期の長さのうちの少なくとも1つを伝え、構成情報は、UEのSPSまたはCGに関連するリソースを構成するために使用される。
【0040】
ある実施形態によると、リンクパス確立デバイスが、提供される。デバイスは、UE内に位置し、ソースセルによって送信される標的セルリンク追加要求を受信し、標的セルとのリンクパスを確立するように構成される確立モジュールを含み、標的セルリンク追加要求は、リソース構成情報を伝え、リソース構成情報は、ソースセルによってリソース構成要求を標的セルに送信することによって入手され、リソース構成情報は、構成リソースの周期係数、構成リソースの周期粒度、または構成リソースの周期の長さのうちの少なくとも1つを伝え、リソース構成情報は、UEのSPSまたはCGに関連するリソースを構成するために使用される。
【0041】
ある実施形態によると、イーサネット(登録商標)フレームのフレームヘッダを圧縮するためのデバイスが、提供される。デバイスは、第2の通信ノード内に位置し、記憶モジュールと、復元モジュールとを含み、記憶モジュールは、第2の通信ノードによって、第1のイーサネット(登録商標)フレームを伝え、第1の通信ノードによって送信される第1の圧縮されたデータパケットを受信し、ヘッダ圧縮ドメイン情報と第1のイーサネット(登録商標)フレームのフレームヘッダとの間の対応情報を受信するように構成され、復元モジュールは、第2のイーサネット(登録商標)フレームを伝え、第1の通信ノードによって送信される第2の圧縮されたデータパケットを受信し、第2のイーサネット(登録商標)フレームにおけるヘッダ圧縮ドメイン情報と、ヘッダ圧縮ドメイン情報と第1のイーサネット(登録商標)フレームのフレームヘッダとの間の受信された対応情報とに従って、第2のイーサネット(登録商標)フレームのフレームヘッダを復元するように構成される。第1のイーサネット(登録商標)フレームは、ヘッダ圧縮が実施されていないイーサネット(登録商標)フレームであり、第2のイーサネット(登録商標)フレームは、ヘッダ圧縮が実施されているイーサネット(登録商標)フレームであり、ヘッダ圧縮ドメイン情報は、ヘッダ圧縮ドメインプロファイルおよび/またはヘッダ圧縮ドメインコンテンツインデックスを含む。
【0042】
ある実施形態によると、イーサネット(登録商標)命令協調デバイスが、提供される。デバイスは、5GSシステム内に位置し、計算モジュールと、指示モジュールとを含み、計算モジュールは、データパケットが到着するときの到着タイムスタンプとデータパケットが出発するときの出発時間とを入手し、データパケットの滞在持続時間を計算するように構成され、指示モジュールは、確認遅延の命令および滞在持続時間を伝える情報をUEに送信するように構成される。
【0043】
別の実施形態によると、記憶媒体が、さらに提供される。記憶媒体は、コンピュータプログラムを記憶するように構成され、コンピュータプログラムは、実行されると、上で説明される方法の実施形態のうちのいずれか1つのステップを実施するように構成される。
【0044】
別の実施形態によると、電子デバイスが、さらに提供される。電子デバイスは、メモリとプロセッサとを含む。メモリは、コンピュータプログラムを記憶するように構成され、プロセッサは、コンピュータプログラムを実行し、上で説明される方法の実施形態のうちのいずれか1つのステップを実施するように構成される。
【0045】
本開示を通して、CGトラフィックまたはSPSトラフィックに対応する周期間隔がイーサネット(登録商標)のトラフィックモードにうまく合致することができず、IoTトラフィックのリアルタイム性能要件が満たされることができないという関連技術分野における問題が、解決されることができ、それによって、トラフィック周期の最適化の効果を達成し、IIoTトラフィックのリアルタイム性能要件を満たす。
本願明細書は、例えば、以下の項目も提供する。
(項目1)
リソース周期構成方法であって、前記方法は、
ネットワーク側によって、ユーザ機器(UE)によって報告されるトラフィックモードまたはクロック正確度能力のうちの少なくとも1つを受信することと、
前記ネットワーク側によって、リソース構成情報を前記UEに送信することと
を含み、
前記リソース構成情報は、構成リソースの周期係数、前記構成リソースの周期粒度、または前記構成リソースの周期の長さのうちの少なくとも1つを伝え、前記構成情報は、前記UEの半持続的スケジューリング(SPS)または構成されたグラント(CG)に関連するリソースを構成するために使用される、方法。
(項目2)
前記構成リソースの前記周期係数は、前記構成リソースのリソース周期の単位を示すために使用される、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記リソース構成情報が前記周期係数を備えている場合、前記CGの周期が、前記CGの構成周期と前記周期係数とによって合同で決定されるか、または、前記SPSの周期が、前記SPSの構成周期と前記周期係数とによって合同で決定され、または、
前記リソース構成情報が前記周期粒度と前記周期の長さとを備えている場合、前記CGの周期または前記SPSの周期は、前記周期粒度の単位における前記周期の長さの時間の長さである、項目2に記載の方法。
(項目4)
リンクパス処理方法であって、前記方法は、
ソースセルによって、リソース構成情報を要求するためのリソース構成要求を標的セルに送信し、前記標的セルによってフィードバックされるリソース構成応答を受信することと、
前記ソースセルによって、ユーザ機器(UE)と前記標的セルとの間にリンクパスを確立するための標的セルリンク追加要求を前記UEに送信することと
を含み、
前記標的セルリンク追加要求は、前記リソース構成情報を伝え、前記リソース構成情報は、構成リソースの周期係数、前記構成リソースの周期粒度、または前記構成リソースの周期の長さのうちの少なくとも1つを伝え、前記構成情報は、前記UEの半持続的スケジューリング(SPS)または構成されたグラント(CG)に関連するリソースを構成するために使用される、方法。
(項目5)
前記標的セルリンク追加要求は、前記ソースセルによって処理されるデータおよび前記標的セルによって処理されるデータを監視するように前記UEに命令するためにさらに使用され、前記ソースセルによって処理される前記データおよび前記標的セルによって処理される前記データは、前記SPSまたは前記CGに関連する前記リソース上で送信される、項目4に記載の方法。
(項目6)
前記ソースセルによって、前記標的セルリンク追加要求を前記UEに送信した後、前記方法は、
前記ソースセルによって、前記UEによって送信される以下の無線品質指示情報:参照信号受信電力(RSRP)または参照信号受信品質(RSRQ)のうちの少なくとも1つを受信することと、
前記無線品質指示情報が前記ソースセルの品質が不良であることを示すことを決定した場合、前記ソースセルによって、前記標的セルへのハンドオーバを要求するためのパスハンドオーバ指示をモビリティ管理エンティティ(MME)に送信することと
をさらに含む、項目5に記載の方法。
(項目7)
前記標的セルリンク追加要求は、前記ソースセルによって処理されるデータおよび前記標的セルによって処理されるデータを監視するように前記UEに命令するためにさらに使用され、前記ソースセルによって処理される前記データおよび前記標的セルによって処理される前記データは、前記SPSまたは前記CGに関連する前記リソース上で伝えられる、項目4に記載の方法。
(項目8)
前記ソースセルによって、前記UEによって監視される前記ソースセルまたは前記標的セルの以下の無線品質指示情報:RSRPまたはRSRQのうちの少なくとも1つを受信することと、
前記無線品質指示情報が前記ソースセルの品質が不良であることを示すことを決定した場合、前記ソースセルによって、データ転送タイマおよび前記標的セルへのハンドオーバを要求するためのパスハンドオーバ指示をMMEに送信することと、
前記無線品質指示情報が前記標的セルの品質が不良であることを示すことを決定した場合、前記ソースセルによって、前記UEおよび前記標的セルの削除を要求するための標的セルリンク削除要求を前記UEに送信することと
をさらに含み、
前記データ転送タイマは、タイムアウトがない場合、ダウンリンクデータを前記ソースセルと前記標的セルとに同時に送信するように前記MMEに命令するために使用される、項目7に記載の方法。
(項目9)
前記無線品質指示情報が前記ソースセルの品質が不良であることを示すことを決定した場合、前記ソースセルによって、前記UEおよび前記ソースセルを削除するためのソースセルリンク削除要求を前記UEに送信することをさらに含む、項目6または8に記載の方法。
(項目10)
前記ソースセルリンク削除要求は、前記標的セルによって処理されるデータを監視するように前記UEに命令するためにさらに使用され、前記標的セルリンク削除要求は、前記ソースセルによって処理されるデータを監視するように前記UEに命令するためにさらに使用される、項目9に記載の方法。
(項目11)
リンクパス確立方法であって、前記方法は、ユーザ機器(UE)によって、ソースセルによって送信される標的セルリンク追加要求を受信し、標的セルとのリンクパスを確立することを含み、
前記標的セルリンク追加要求は、リソース構成情報を伝え、前記リソース構成情報は、リソース構成要求を前記ソースセルから前記標的セルに送信することによって入手され、前記リソース構成情報は、構成リソースの周期係数、前記構成リソースの周期粒度、または前記構成リソースの周期の長さのうちの少なくとも1つを伝え、前記リソース構成情報は、前記UEの半持続的スケジューリング(SPS)または構成されたグラント(CG)に関連するリソースを構成するために使用される、方法。
(項目12)
前記UEによって、前記ソースセルによって送信される前記標的セルリンク追加要求を受信し、前記標的セルとの前記リンクパスを確立した後、前記方法は、前記UEによって、前記標的セルリンク追加要求に従って、前記ソースセルによって処理されるデータまたは前記標的セルによって処理されるデータのうちの少なくとも1つを監視することをさらに含み、
前記ソースセルによって処理される前記データおよび前記標的セルによって処理される前記データは、前記SPSまたは前記CGに関連する前記リソース上で送信または受信される、項目11に記載の方法。
(項目13)
前記UEによって、前記ソースセルの無線品質指示情報を前記ソースセルに送信することをさらに含み、前記無線品質指示情報が前記ソースセルの品質が不良であることを示すために使用されていることを決定した場合、前記ソースセルは、前記標的セルへのハンドオーバを要求するためのパスハンドオーバ指示をモビリティ管理エンティティ(MME)に送信する、項目12に記載の方法。
(項目14)
前記UEによって、前記ソースセルによって送信される前記標的セルリンク追加要求を受信し、前記標的セルとの前記リンクパスを確立した後、前記方法は、
前記UEによって、前記標的セルリンク追加要求に従って、前記ソースセルによって処理されるデータを監視することをさらに含み、
前記ソースセルによって処理される前記データおよび前記標的セルによって処理されるデータは、前記SPSまたは前記CGに関連する前記リソース上で伝えられる、項目11に記載の方法。
(項目15)
前記UEによって、前記ソースセルによって処理される前記データまたは前記標的セルによって処理される前記データのうちの1つに対応する無線品質指示情報を前記ソースセルに送信することであって、
前記無線品質指示情報が前記ソースセルの品質が不良であることを示す場合、前記無線品質指示情報は、データ転送タイマおよび前記標的セルへのハンドオーバを要求するためのパスハンドオーバ指示をMMEに送信するように前記ソースセルに命令するためにさらに使用される、ことと、
前記無線品質指示情報が前記標的セルの品質が不良であることを示す場合、前記UEによって、前記ソースセルによって送信される前記データ転送タイマおよび標的セルリンク削除要求を受信し、前記転送タイマがタイムアウトした後、前記UEと前記標的セルとの間の前記リンクパスを削除することと
をさらに含み、
前記データ転送タイマは、タイムアウトがない場合、ダウンリンクデータを前記ソースセルと前記標的セルとに同時に送信するように前記MMEに命令するために使用される、項目14に記載の方法。
(項目16)
前記無線品質指示情報が前記ソースセルの品質が不良であることを示す場合、前記UEによって、前記ソースセルによって送信されるソースセルリンク削除要求を受信し、前記UEと前記ソースセルとの間のリンクパスを削除することをさらに含む、項目13または15に記載の方法。
(項目17)
前記UEと前記ソースセルとの間の前記リンクパスを削除した後、前記UEによって、前記標的セルによって処理される前記データを監視することと、
前記UEと前記標的セルとの間の前記リンクパスを削除した後、前記UEによって、前記ソースセルによって処理される前記データを監視することと
をさらに含む、項目16に記載の方法。
(項目18)
イーサネット(登録商標)フレームのフレームヘッダを圧縮する方法であって、前記方法は、
第2の通信ノードによって、
第1の圧縮されたデータパケットを受信することであって、前記第1の圧縮されたデータパケットは、第1のイーサネット(登録商標)フレームを伝え、第1の通信ノードによって送信される、ことと、ヘッダ圧縮ドメイン情報と前記第1のイーサネット(登録商標)フレームのフレームヘッダとの間の対応情報を受信することとを行うことと、
前記第2の通信ノードによって、
第2の圧縮されたデータパケットを受信することであって、第2の圧縮されたデータパケットは、第2のイーサネット(登録商標)フレームを伝え、前記第1の通信ノードによって送信される、ことと、前記第2のイーサネット(登録商標)フレームにおけるヘッダ圧縮ドメイン情報と、前記ヘッダ圧縮ドメイン情報と前記第1のイーサネット(登録商標)フレームの前記フレームヘッダとの間の受信された対応情報とに従って、前記第2のイーサネット(登録商標)フレームのフレームヘッダを復元することとを行うことと
を含み、
前記第1のイーサネット(登録商標)フレームは、ヘッダ圧縮が実施されていないイーサネット(登録商標)フレームであり、前記第2のイーサネット(登録商標)フレームは、ヘッダ圧縮が実施されているイーサネット(登録商標)フレームであり、
前記ヘッダ圧縮ドメイン情報は、ヘッダ圧縮ドメインプロファイルまたはヘッダ圧縮ドメインコンテンツインデックスのうちの少なくとも1つを備えている、方法。
(項目19)
前記第1の通信ノードは、
前記第1の通信ノードによって、送信されるべきデータパケットにおけるイーサネット(登録商標)フレームヘッダが送信されたデータパケットにおけるイーサネット(登録商標)フレームヘッダと同一であるかどうかを判断することと、判断結果が「はい」である場合、前記送信されるべきデータパケットにおいて、前記送信されたデータパケットにおけるイーサネット(登録商標)フレームヘッダ圧縮後の前記第2のイーサネット(登録商標)フレームを伝えることとを行う態様で、
前記第2の圧縮されたデータパケットを送信することを決定する、項目18に記載の方法。
(項目20)
前記第1の通信ノードが、前記送信されるべきデータパケットにおける前記イーサネット(登録商標)フレームヘッダが前記送信されたデータパケットにおける前記イーサネット(登録商標)フレームヘッダと同一であるかどうかを判断した後、前記方法は、前記判断結果が「いいえ」である場合、または、前記第1の通信ノードが前記送信されたデータパケットが不正確に伝送されていることを決定した場合、前記第1のイーサネット(登録商標)フレームを伝えるデータパケットを前記第2の通信ノードに送信すること、または、データパケットを前記第2の通信ノードに送信することを停止することをさらに含む、項目19に記載の方法。
(項目21)
前記第2のイーサネット(登録商標)フレームにおける前記ヘッダ圧縮ドメイン情報と、前記ヘッダ圧縮ドメイン情報と前記第1のイーサネット(登録商標)フレームにおける前記フレームヘッダとの間の記憶された対応とに従って、前記第2のイーサネット(登録商標)フレームの前記フレームヘッダを復元することは、
前記第2の通信ノードによって、前記対応に記憶された前記ヘッダ圧縮ドメイン情報を前記第2のイーサネット(登録商標)フレームにおける前記ヘッダ圧縮ドメイン情報と合致させることと、
前記合致が成功した場合、前記合致した第2のイーサネット(登録商標)フレームのフレームヘッダをデータパケットの形態で上位層に報告することと
を含む、項目18に記載の方法。
(項目22)
前記第1の通信ノードがユーザ機器(UE)である場合、前記第2の通信ノードは、ネットワーク側であり、前記第1の通信ノードがネットワーク側である場合、前記第2の通信ノードは、UEである、項目18-21のいずれか1項に記載の方法。
(項目23)
前記第1の通信ノードが前記UEであり、前記第2の通信ノードが前記ネットワーク側である場合、前記方法は、
前記UEによって、イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮のサポート能力を前記ネットワーク側に送信し、前記ネットワーク側によってフィードバックされる前記イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮のパラメータを受信することをさらに含み、
前記イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮の前記サポート能力は、前記イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮をサポートするかどうか、またはイーサネット(登録商標)をサポートするヘッダ圧縮ドメイン情報のうちの少なくとも1つを備え、
前記イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮のパラメータは、圧縮を可能にするためのイーサネット(登録商標)ドメイン指示、または圧縮を可能にするためのヘッダ圧縮ドメイン情報のうちの少なくとも1つを備えている、項目22に記載の方法。
(項目24)
前記ヘッダ圧縮ドメインプロファイルは、
前記イーサネット(登録商標)フレームの前記フレームヘッダを圧縮しないこと、
前記イーサネット(登録商標)フレーム内のイーサネット(登録商標)の宛先アドレスおよびソースアドレスを圧縮すること、
イーサネット(登録商標)IIフレームのフレームヘッダを圧縮すること、
802.2サービスアクセスポイント(SAP)ドメインを伝える電気電子技術者協会(institute of electrical and electronics
engineers;IEEE)802.3フレームのフレームヘッダを圧縮すること、
サブネットワークアクセスプロトコル(SNAP)ドメインを含むIEEE 802.3フレームのフレームヘッダを圧縮すること、
802.1Qタグドメインを含むイーサネット(登録商標)IIフレームのフレームヘッダを圧縮すること、
802.2SAPドメインおよび802.1Qタグドメインを含むIEEE 802.3フレームのフレームヘッダを圧縮すること、
SNAPドメインおよび802.1Qタグドメインを含むIEEE 802.3フレームのフレームヘッダを圧縮すること、
第1の802.1Qタグドメインおよび第2の802.1Qタグドメインを含むイーサネット(登録商標)IIフレームのフレームヘッダを圧縮すること、
802.2SAPドメイン、第1の802.1Qタグドメイン、および第2の802.1Qタグドメインを含むIEEE 802.3フレームのフレームヘッダを圧縮すること、
SNAPドメイン、第1の802.1Qタグドメイン、および第2の802.1Qタグドメインを含むIEEE 802.3フレームのフレームヘッダを圧縮すること、または
産業用イーサネット(登録商標)の特定のフレーム構造のフレームヘッダを圧縮すること
のうちの1つを含み、
前記ヘッダ圧縮ドメインコンテンツインデックスは、圧縮されたイーサネット(登録商標)フレームヘッダのコンテンツを識別するために使用される、項目18-23のいずれか1項に記載の方法。
(項目25)
イーサネット(登録商標)命令協調方法であって、前記方法は、
第5世代モバイル通信技術システム(5GS)によって、データパケットが到着するときの到着タイムスタンプと前記データパケットが出発するときの出発時間とを入手し、前記データパケットの滞在持続時間を計算することと、
前記5GSによって、確認遅延の命令および前記滞在持続時間を伝える情報をユーザ機器(UE)に送信することと
を含む、方法。
(項目26)
前記5GSによって、前記確認遅延の命令および前記滞在持続時間を伝える前記情報を前記UEに送信することは、前記5GSによって、前記確認遅延と前記滞在持続時間との間の差異を計算し、前記差異に従って前記命令を更新することを含む、項目25に記載の方法。
(項目27)
前記5GSによって、前記確認遅延の命令および前記滞在持続時間を伝える前記情報を前記UEに送信することは、前記5GSによって、前記滞在持続時間を前記データパケットの中に追加し、前記滞在持続時間および前記確認遅延に従って、前記確認遅延を更新するように前記UEに命令することを含む、項目25に記載の方法。
(項目28)
前記5GSによって、前記確認遅延の命令および前記滞在持続時間を伝える前記情報を前記UEに送信することは、前記5GSによって、前記滞在持続時間を前記データパケット内の滞在持続時間に累積し、前記データパケット内の前記累積された滞在持続時間および前記確認遅延に従って、前記確認遅延を更新するように前記UEに命令することを含む、項目25に記載の方法。
(項目29)
ネットワーク側に位置しているリソース周期構成デバイスであって、前記デバイスは、
ユーザ機器(UE)によって報告されるトラフィックモードまたはクロック正確度能力のうちの少なくとも1つを受信するように構成された第1の受信モジュールと、
リソース構成情報を前記UEに送信するように構成された構成モジュールと
を備え、
前記リソース構成情報は、構成リソースの周期係数、前記構成リソースの周期粒度、または前記構成リソースの周期の長さのうちの少なくとも1つを伝え、前記構成情報は、前記UEの半持続的スケジューリング(SPS)または構成されたグラント(CG)に関連するリソースを構成するために使用される、デバイス。
(項目30)
ソースセル内に位置しているリンクパス処理デバイスであって、前記デバイスは、
リソース構成情報を要求するためのリソース構成要求を標的セルに送信し、前記標的セルによってフィードバックされるリソース構成応答を受信するように構成された第2の受信モジュールと、
ユーザ機器(UE)と前記標的セルとの間にリンクパスを確立するための標的セルリンク追加要求を前記UEに送信するように構成された送信モジュールと
を備え、
前記標的セルリンク追加要求は、前記リソース構成情報を伝え、前記リソース構成情報は、構成リソースの周期係数、前記構成リソースの周期粒度、または前記構成リソースの周期の長さのうちの少なくとも1つを伝え、前記構成情報は、前記UEの半持続的スケジューリング(SPS)または構成されたグラント(CG)に関連するリソースを構成するために使用される、デバイス。
(項目31)
ユーザ機器(UE)内に位置しているリンクパス確立デバイスであって、前記デバイスは、ソースセルによって送信される標的セルリンク追加要求を受信し、標的セルとのリンクパスを確立するように構成された確立モジュールを備え、
前記標的セルリンク追加要求は、リソース構成情報を伝え、前記リソース構成情報は、リソース構成要求を前記ソースセルから前記標的セルに送信することによって入手され、前記リソース構成情報は、構成リソースの周期係数、前記構成リソースの周期粒度、または前記構成リソースの周期の長さのうちの少なくとも1つを伝え、前記リソース構成情報は、前記UEの半持続的スケジューリング(SPS)または構成されたグラント(CG)に関連するリソースを構成するために使用される、デバイス。
(項目32)
第2の通信ノード内に位置しているイーサネット(登録商標)フレームのフレームヘッダを圧縮するためのデバイスであって、前記デバイスは、
記憶モジュールであって、前記記憶モジュールは、第2の通信ノードによって、第1の圧縮されたデータパケットを受信することであって、前記第1の圧縮されたデータパケットは、第1のイーサネット(登録商標)フレームを伝え、第1の通信ノードによって送信される、ことと、ヘッダ圧縮ドメイン情報と前記第1のイーサネット(登録商標)フレームのフレームヘッダとの間の対応情報を受信することとを行うように構成されている、記憶モジュールと、
復元モジュールと
を備え、
前記復元モジュールは、第2の圧縮されたデータパケットを受信することであって、前記第2の圧縮されたデータパケットは、第2のイーサネット(登録商標)フレームを伝え、前記第1の通信ノードによって送信される、ことと、前記第2のイーサネット(登録商標)フレームにおけるヘッダ圧縮ドメイン情報と、前記ヘッダ圧縮ドメイン情報と前記第1のイーサネット(登録商標)フレームの前記フレームヘッダとの間の受信された対応情報とに従って、前記第2のイーサネット(登録商標)フレームのフレームヘッダを復元することとを行うように構成され、前記第1のイーサネット(登録商標)フレームは、ヘッダ圧縮が実施されていないイーサネット(登録商標)フレームであり、前記第2のイーサネット(登録商標)フレームは、ヘッダ圧縮が実施されているイーサネット(登録商標)フレームであり、前記ヘッダ圧縮ドメイン情報は、ヘッダ圧縮ドメインプロファイルまたはヘッダ圧縮ドメインコンテンツインデックスのうちの少なくとも1つを備えている、デバイス。
(項目33)
第5世代モバイル通信技術システム(5GS)内に位置しているイーサネット(登録商標)命令協調デバイスであって、前記デバイスは、
データパケットが到着するときの到着タイムスタンプと前記データパケットが出発するときの出発時間とを入手し、前記データパケットの滞在持続時間を計算するように構成された計算モジュールと、
確認遅延の命令および前記滞在持続時間を伝える情報をユーザ機器(UE)に送信するように構成された指示モジュールと
を備えている、デバイス。
(項目34)
実行されると、項目1-3、項目4-10、項目11-17、項目18-24、または項目25-28のいずれか1項に記載の方法を実施するように構成されたコンピュータプログラムを記憶している記憶媒体。
(項目35)
メモリと、プロセッサとを備えている電子デバイスであって、前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶するように構成され、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行し、項目1-3、項目4-10、項目11-17、項目18-24、または項目25-28のいずれか1項に記載の方法を実施するように構成されている、電子デバイス。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【
図1】
図1は、本開示のある実施形態によるリソース周期構成方法のフローチャートである。
【
図2】
図2は、本開示のある実施形態によるCGトラフィックまたはSPSトラフィックのトラフィック周期最適化の概略図である。
【
図3】
図3は、本開示のある実施形態によるリンクパス処理方法のフローチャートである。
【
図4】
図4は、本開示のある実施形態によるリンクパスを確立するためのフローチャートである。
【
図5】
図5は、本開示のある実施形態によるリソース事前構成シナリオにおけるソフトハンドオーバのフローチャートである。
【
図6】
図6は、本開示のある実施形態によるリソース事前構成シナリオにおける別のソフトハンドオーバのフローチャートである。
【
図7】
図7は、本開示のある実施形態によるイーサネット(登録商標)フレームのフレームヘッダを圧縮する方法のフローチャートである。
【
図8】
図8は、本開示のある実施形態によるイーサネット(登録商標)フレームの構造図である。
【
図9】
図9は、本開示のある実施形態によるイーサネット(登録商標)ヘッダの圧縮されたフレームの構造図である。
【
図10】
図10は、本開示のある実施形態によるイーサネット(登録商標)ヘッダの別の圧縮されたフレームの構造図である。
【
図11】
図11は、本開示のある実施形態によるイーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮フローの概略図である。
【
図12】
図12は、本開示のある実施形態による別のイーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮フローの概略図である。
【
図13】
図13は、本開示のある実施形態によるイーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮状態機械の概略図である。
【
図14】
図14は、本開示のある実施形態によるイーサネット(登録商標)命令協調方法のフローチャートである。
【
図15】
図15は、本開示のある実施形態によるイーサネット(登録商標)命令協調のフローチャートである。
【
図16】
図16は、本開示のある実施形態によるイーサネット(登録商標)命令協調の別のフローチャートである。
【
図17】
図17は、本開示のある実施形態によるリソース周期構成デバイスの構造ブロック図である。
【
図18】
図18は、本開示のある実施形態によるリンクパス処理デバイスの構造ブロック図である。
【
図19】
図19は、本開示のある実施形態によるリンクパス確立デバイスの構造ブロック図である。
【
図20】
図20は、本開示のある実施形態によるイーサネット(登録商標)フレームのフレームヘッダを圧縮するためのデバイスの構造ブロック図である。
【
図21】
図21は、本開示のある実施形態によるイーサネット(登録商標)命令協調デバイスの構造ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0047】
本開示は、実施形態と併せて図面を参照して、以降で詳細に説明されるであろう。不一致が生じない場合、本願における実施形態およびその中の特徴が互いに組み合わせられ得ることに留意されたい。
【0048】
本開示の説明、請求項、および図面内の用語「第1」、「第2」等は、類似するオブジェクトを区別するために使用され、必ずしも特定の順番または順序を説明するために使用されないことに留意されたい。
【0049】
(実施形態1)
本実施形態は、リソース周期構成方法を提供する。
図1は、本開示のある実施形態によるリソース周期構成方法のフローチャートである。
図1に示されるように、方法は、下で説明されるステップを含む。
【0050】
ステップS102では、ネットワーク側が、UEによって報告されるトラフィックモードおよび/またはクロック正確度能力を受信する。
【0051】
ステップS104では、ネットワーク側が、リソース構成情報をUEに送信し、リソース構成情報は、構成リソースの周期係数、構成リソースの周期粒度、または構成リソースの周期の長さのうちの少なくとも1つを伝え、構成情報は、UEのSPSまたはCGに関連するリソースを構成するために使用される。
【0052】
ある実施形態によると、リソース周期構成方法が、提供される。方法は、ネットワーク側によって、構成リソースの周期係数、構成リソースの周期粒度、または構成リソースの周期の長さのうちの少なくとも1つを伝えるリソース構成情報をUEに送信することを含む。構成情報は、UEのCGトラフィックまたはSPSトラフィックを示すために使用される。
【0053】
随意に、構成リソースの周期係数は、構成リソースのリソース周期の単位を示すために使用される。
【0054】
随意に、リソース構成情報が周期係数を備えている場合、CGの周期が、CGの構成周期と周期係数とによって合同で決定されるか、または、SPSの周期が、SPSの構成周期と周期係数とによって合同で決定され;代替として、リソース構成情報が周期粒度と周期の長さとを含む場合、CGの周期またはSPSの周期は、周期粒度の単位における周期の長さの時間の長さである。
【0055】
図2は、本開示のある実施形態によるCGトラフィックまたはSPSトラフィックのトラフィック周期最適化の概略図である。
図2に示されるように、UEは、トラフィックモードおよび/またはUEクロック正確度能力情報をネットワーク側に報告する。
【0056】
トラフィックモードは、データパケットのサイズ、またはデータパケットの伝送時間間隔に関連する情報のうちの少なくとも1つを含む。トラフィックモードの報告は、無線リソース制御(RRC)メッセージおよび/またはアップリンク媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)を通して伝えられ得る。
【0057】
RRCメッセージは、以下のうちの少なくとも1つを含む:RRCメッセージ3(RRC Msg3)RRC接続要求(RRCConnectionRequest)、RRC初期データ要求メッセージ(RRCArlyDataRequest)、RRC接続再開要求(RRCConnectionResumeRequest)またはRRC接続再開再確立要求(RRCConnectionReestablishmentRequest)、RRCメッセージ5(RRCMsg5)(RRC接続設定完了メッセージ(RRCConnectionSetupComplete)、RRC接続再開完了メッセージ(RRCConnectionResumeComplete)またはRRC接続再確立完了メッセージ(RRCConnectionReestablishmentComplete))、または、他の新たに導入されるアップリンクRRCメッセージ。
【0058】
UEクロック正確度能力情報は、少なくともUEクロック正確度レベル(例えば、層-1,・・・または層-4)、または、単位時間あたりのUEクロックの最大エラー(例えば、ppmの単位における、または1秒あたりxマイクロ秒の最大エラーの単位における)を含む。UEクロック正確度能力情報は、以下の様式のうちのいずれか1つで報告される:UEトラフィックモード情報とともに報告される;RRC Msg5(RRCConnectionSetupComplete、RRCConnectionResumeComplete、またはRRCConnectionReestabilishmentComplete)を通して独立して報告される;または、UE能力情報(UECapabilityInformation)を通して独立して報告される。
【0059】
ネットワーク側は、CGまたはSPSのリソース構成をUEに送信し、CGまたはSPSのリソース構成は、以下の情報のうちの少なくとも1つを伝える:周期係数、ビットマップの様式で表される周期内のトラフィック機会、リソース構成インデックスを伝えるCGまたはSPSリソースの複数の組、または周期粒度および周期の長さ。リソース構成は、ダウンリンクRRCメッセージにおいて実施される。
【0060】
具体的に、CGまたはSPSのトラフィック周期の値の範囲は、以下を含む(シンボルの単位で)。
副搬送波間隔(SCS)が15kHzに等しい場合:2、7、およびn*14であり、n={1,2,4,5,8,10,16,20,32,40,64,80,128,160,320,640}であり;
SCSが30kHzに等しい場合:2、7、およびn*14であり、n={1,2,4,5,8,10,16,20,32,40,64,80,128,160,256,320,640,1280}であり;
SCSが通常のサイクリックプレフィックス(CP)を伴って60kHzに等しい場合:2、7、およびn*14であり、n={1,2,4,5,8,10,16,20,32,40,64,80,128,160,256,320,512,640,1280,2560}であり;
SCSが拡張サイクリックプレフィックス(ECP)を伴って60kHzに等しい場合:2、6、およびn*12であり、n={1,2,4,5,8,10,16,20,32,40,64,80,128,160,256,320,512,640,1280,2560}であり;
SCSが120kHzに等しい場合:2、7、およびn*14であり、n={1,2,4,5,8,10,16,20,32,40,64,80,128,160,256,320,512,640,1024,1280,2560,5120}である。
【0061】
表1に具体的に示されるように、1つのサブフレームは、1ミリ秒の持続時間であり、1つのサブフレームは、1~16個のスロットに対応し、1つのスロットは、12または14個のシンボルに対応する。
【表1】
【0062】
すなわち、関連技術分野のNR規格では、CGまたはSPSの最大トラフィック周期は、640ミリ秒であり、値範囲は、比較的に大きい間隔を有し、値範囲(n=480等)外の周期は、構成されることができない。したがって、ネットワーク側が、UEのためのCGまたはSPSを構成するとき、リソース周期以外に、ネットワーク側は、周期係数、ビットマップの様式で表される周期内のトラフィック機会、リソース構成インデックスを伝えるCGまたはSPSリソースの複数の組、または周期粒度および周期の長さも構成する。リソース構成インデックスは、ビットマップの様式で1つ以上のCGまたはSPSを同時にアクティブにするために、またはアクティブ解除するために、ネットワーク側によって使用される。
【0063】
周期係数は、正の整数、例えば、1/nからmまでの列挙値であり得、nおよびmは、正の整数である。
【0064】
周期粒度は、新しい周期の単位を表すために使用され、値範囲は、少なくともシンボル、スロット、サブフレーム、無線フレーム、および1秒あたりの回数(Hz)を含む。
【0065】
新しい周期は、周期粒度の単位で周期の長さを表し、値範囲は、正の整数、例えば、1からmまでの値であり得、mは、正の整数である。
【0066】
周期係数が、構成される場合、CGまたはSPSのリソース間隔または周期は、リソース周期*周期係数である。
【0067】
周期粒度および新しい周期が、構成される場合、CGまたはSPSのリソース間隔または周期は、単位としての周期粒度および長さとしての新しい周期を伴う時間間隔である。
【0068】
構成された周期粒度が、Hzである場合、CGまたはSPSのリソース間隔または周期は、以下の様式で計算される:(1/長さとしての新しい周期)を(1秒あたりのシンボルの数)で除算し、次いで、端数の切り上げを実施し、計算されたシンボルの数をリソース間隔または周期とする。リソース間隔または周期の計算方法は、以下である:
【数1】
【0069】
代替として、構成された周期粒度は、Hzであり、CGまたはSPSのリソース場所を決定する方法は:第nリソースの開始場所から第1のリソースの開始場所までの時間の長さは、
【数2】
ということであり、nは、正の整数である。
【0070】
ビットマップの様式で表される周期内のトラフィック機会が、構成される場合、トラフィック機会は、ビットマップによって示されるモードに従って周期範囲内に現れる。例えば、トラフィック周期が、1つの無線フレームであり、ビット列=1010000000である場合、トラフィック機会は、1つの無線フレーム内の第0のスロットおよび第2のスロットにおいて1回現れ、残りのスロットではもう現れない。
【0071】
CGまたはSPSリソースの複数の組が、構成される場合、リソースの各組が、1つのリソースインデックスに対応し、1つのビットマップが、リソースインデックスに対応するために使用される。例えば、8組のリソース構成が、8ビットのビットマップに対応する。第1のビットは、リソースの第1の組を表し、第2のビットは、リソースの第2の組を表し、・・・第8のビットは、リソースの第8の組を表す。0のビット値は、関連動作が対応するリソースに関連しないことを表し、1のビット値は、関連動作が対応するリソースに関連することを表す。例えば、10100000のビットマップ値を有する、リソースインデックスのリソースをアクティブにすることは、CG/SPSリソースの第1および第3の組がアクティブにされることを表す。
【0072】
上で説明される実施形態の説明から、上で説明される実施形態における方法は、必要な汎用ハードウェアプラットフォームを加えたソフトウェアを用いて実装され得るか、または、当然ながらハードウェアによって実装され得ることが、当業者に明白であろう。本開示のソリューションは、ソフトウェア製品の形態で実質的に具現化され得る。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(読み取り専用メモリ(ROM)/ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気ディスク、または光学ディスク等)内に記憶され、端末デバイス(携帯電話、コンピュータ、サーバ、ネットワークデバイス等であり得る)が上で説明される実施形態の各々における方法を実行することを可能にするためのいくつかの命令を含む。
【0073】
(実施形態2)
本実施形態は、リンクパス処理方法を提供する。
図3は、本開示のある実施形態によるリンクパス処理方法のフローチャートである。
図3に示されるように、方法は、下で説明されるステップを含む。
【0074】
ステップS302では、ソースセルが、リソース構成情報を要求するためのリソース構成要求を標的セルに送信し、標的セルによってフィードバックされるリソース構成応答を受信する。
【0075】
ステップS304では、ソースセルが、UEと標的セルとの間にリンクパスを確立するための標的セルリンク追加要求をUEに送信し、標的セルリンク追加要求は、リソース構成情報を伝え、リソース構成情報は、構成リソースの周期係数、構成リソースの周期粒度、または構成リソースの周期の長さのうちの少なくとも1つを伝え、構成情報は、UEのSPSまたはCGに関連するリソースを構成するために使用される。
【0076】
随意に、標的セルリンク追加要求は、ソースセルによって処理されるデータおよび標的セルによって処理されるデータを監視するようにUEに命令するためにさらに使用され、ソースセルによって処理されるデータおよび標的セルによって処理されるデータは、SPSまたはCGに関連するリソース上で送信される。
【0077】
随意に、方法は、下で説明されるステップをさらに含み、ソースセルが標的セルリンク追加要求をUEに送信した後、ソースセルは、UEによって送信される以下の無線品質指示情報のうちの少なくとも1つを受信する:RSRPまたはRSRQ;および、無線品質指示情報が、ソースセルの品質が不良であることを示すことを決定した場合、ソースセルは、標的セルへのハンドオーバを要求するためのパスハンドオーバ指示をMMEに送信する。
【0078】
随意に、標的セルリンク追加要求はさらに、ソースセルによって処理されるデータおよび標的セルによって処理されるデータを監視するようにUEに命令するために使用され、ソースセルによって処理されるデータおよび標的セルによって処理されるデータは、SPSまたはCGに関連するリソース上で伝えられる。
【0079】
随意に、方法は、下で説明されるステップをさらに含み、ソースセルは、UEによって監視されるソースセルまたは標的セルのRSRPおよび/またはRSRQの無線品質指示情報を受信し、無線品質指示情報がソースセルの品質が不良であることを示すことを決定した場合、ソースセルは、データ転送タイマおよび標的セルへのハンドオーバを要求するためのパスハンドオーバ指示をMMEに送信し、無線品質指示情報が標的セルの品質が不良であることを示すことを決定した場合、ソースセルは、UEと標的セルとの間のリンクパスの削除を要求するための標的セルリンク削除要求をUEに送信する。データ転送タイマは、タイムアウトがない場合、ダウンリンクデータをソースセルと標的セルとに同時に送信するようにMMEに命令するために使用される。
【0080】
随意に、方法は、下で説明されるステップをさら含み、無線品質指示情報がソースセルの品質が不良であることを示すことを決定した場合、ソースセルは、UEとソースセルとの間のリンクパスを削除するためのソースセルリンク削除要求をUEに送信する。
【0081】
随意に、ソースセルリンク削除要求は、標的セルによって処理されるデータを監視するようにUEに命令するためにさらに使用され、標的セルリンク削除要求は、ソースセルによって処理されるデータを監視するようにUEに命令するためにさらに使用される。
【0082】
上で説明される実施形態の説明から、上で説明される実施形態における方法は、必要な汎用ハードウェアプラットフォームを加えたソフトウェアを用いて実装され得るか、または、当然ながらハードウェアによって実装され得ることが、当業者に明白であろう。本開示のソリューションは、ソフトウェア製品の形態で具現化され得る。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(ROM/RAM、磁気ディスク、または光学ディスク等)内に記憶され、端末デバイス(携帯電話、コンピュータ、サーバ、ネットワークデバイス等であり得る)が上で説明される実施形態の各々における方法を実行することを可能にするためのいくつかの命令を含む。
【0083】
(実施形態3)
本実施形態は、リンクパス確立方法を提供する。
図4は、本開示のある実施形態によるリンクパス確立方法のフローチャートである。
図4に示されるように、方法は、下で説明されるステップを含む。
【0084】
ステップS402では、UEが、ソースセルによって送信される標的セルリンク追加要求を受信し、標的セルとのリンクパスを確立する。標的セルリンク追加要求は、リソース構成情報を伝え、リソース構成情報は、ソースセルからのリソース構成要求を標的セルに送信することによって入手され、リソース構成情報は、構成リソースの周期係数、構成リソースの周期粒度、または構成リソースの周期の長さのうちの少なくとも1つを伝え、リソース構成情報は、UEのSPSまたはCGに関連するリソースを構成するために使用される。
【0085】
随意に、UEがソースセルによって送信される標的セルリンク追加要求を受信し、標的セルとのリンクパスを確立した後、方法は、下で説明されるステップをさらに含み、UEは、標的セルリンク追加要求に従って、ソースセルによって処理されるデータおよび/または標的セルによって処理されるデータを監視し、ソースセルによって処理されるデータおよび標的セルによって処理されるデータの両方は、SPSまたはCGに関連するリソース上で送信または受信される。
【0086】
随意に、方法は、下で説明されるステップをさらに含み、UEが、ソースセルの無線品質指示情報をソースセルに送信し、無線品質指示情報がソースセルの品質が不良であることを示すために使用されていることを決定した場合、ソースセルは、標的セルへのハンドオーバを要求するためのパスハンドオーバ指示をMMEに送信する。
【0087】
随意に、UEが、ソースセルによって送信される標的セルリンク追加要求を受信し、標的セルとのリンクパスを確立した後、方法は、下で説明されるステップをさらに含み、UEは、標的セルリンク追加要求に従って、ソースセルによって処理されるデータを監視し、ソースセルによって処理されるデータおよび標的セルによって処理されるデータは、CGまたはSPSトラフィックリソース上で伝えられる。
【0088】
随意に、方法は、下で説明されるステップをさらに含み、UEが、ソースセルによって処理されるデータまたは標的セルによって処理されるデータのうちの1つに対応する無線品質指示情報をソースセルに送信し、無線品質指示情報がソースセルの品質が不良であることを示す場合、品質指示情報は、データ転送タイマおよび標的セルへのハンドオーバを要求するためのパスハンドオーバ指示をMMEに送信するようにソースセルに命令するためにさらに使用され、品質指示情報が標的セルの品質が不良であることを示す場合、UEが、データ転送タイマおよびソースセルによって送信される標的セルリンク削除要求を受信し、転送タイマがタイムアウトした後、UEと標的セルとの間のリンクパスを削除する。データ転送タイマは、タイムアウトがない場合、ダウンリンクデータをソースセルと標的セルとに同時に送信するようにMMEに命令するために使用される。
【0089】
随意に、方法は、下で説明されるステップをさらに含み、品質指示情報が、ソースセルの品質が不良であることを示す場合、UEが、ソースセルによって送信されるソースセルリンク削除要求を受信し、UEとソースセルとの間のリンクパスを削除する。
【0090】
随意に、UEとソースセルとの間のリンクパスが削除された後、UEは、標的セルによって処理されるデータを監視し、UEと標的セルとの間のリンクパスが削除された後、UEは、ソースセルによって処理されるデータを監視する。
【0091】
上で説明される実施形態の説明から、上で説明される実施形態における方法は、必要な汎用ハードウェアプラットフォームを加えたソフトウェアを用いて実装され得るか、または、当然ながらハードウェアによって実装され得ることが、当業者に明白であろう。本開示のソリューションは、ソフトウェア製品の形態で具現化され得る。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(ROM/RAM、磁気ディスク、または光学ディスク等)内に記憶され、端末デバイス(携帯電話、コンピュータ、サーバ、ネットワークデバイス等であり得る)が上で説明される実施形態の各々における方法を実行することを可能にするためのいくつかの命令を含む。
【0092】
上で説明されるソリューションをさらに理解するために、本実施形態は、2つのシナリオをさらに提供する。
【0093】
(シナリオ1)
図5は、本開示のある実施形態によるソフトハンドオーバのリソース事前構成シナリオのフローチャートである。
図5に示されるように、ソフトハンドオーバは、以下を含む。ソースセル(セル1)内に留まるUEが、標的セル(セル2)の品質が良好になるという測定報告を報告する。
【0094】
ソースセル(セル1)が、リソース構成要求を標的セル(セル2)に送信し、リソース構成要求は、CGまたはSPSのトラフィックモード(トラフィック開始時間、データパケットのサイズおよび周期、または、ソースセルのCGまたはSPS構成情報(グラント情報、周期、およびアクティブ化機会等))を伝える。
【0095】
標的セル(セル2)が、リソース構成応答をソースセル(セル1)に送信し、リソース構成応答は、CGまたはSPS構成情報(グラント情報、周期、およびアクティブ化機会等の情報)を伝える。
【0096】
ソースセル(セル1)は、標的セルリンク追加要求をUEに送信し、標的セルリンク追加要求は、CGまたはSPS構成情報(グラント情報、周期、およびアクティブ化機会等の情報)を伝える。標的セルリンク追加要求は、RRCConnectionReconfiguration等のハンドオーバ関連ダウンリンクRRCシグナリングを通して伝えられ得る。
【0097】
UEは、ソースセル(セル1)と標的セルとのスケジューリング/ダウンリンクデータを同時に監視し(MMEによってセル1に送信されるデータは、セル2に転送され、次いで、同時にUEに送信され得る)、および/または、ソースセル(セル1)と標的セルとにおいてデータを同時に伝送する(セル2は、データを受信し、データをセル1に転送し、セル1は、データを組み合わせ、組み合わせられたデータをMMEに送信する)。
【0098】
UEは、ソースセル(セル1)によって送信されるソースセルの不良品質の指示を報告し、指示は、測定報告/無線リンク障害(RLF)を通して送信され得るか、または、ソースセルは、アップリンクRLF検出を通して指示を取得する。
【0099】
ソースセル(セル1)は、パスハンドオーバ指示をMMEに送信し、MMEは、Ngインターフェース接続を標的セル(セル2)に切り替える。
【0100】
ソースセル(セル1)は、ソースセルリンク削除要求をUEに送信する。ソースセルリンク削除要求は、RRCConnectionReconfiguration等のハンドオーバ関連ダウンリンクRRCシグナリングを通して伝えられ得る。
【0101】
UEは、標的セルのスケジューリング/ダウンリンクデータのみを監視し(MMEは、データをセル2に送信し、セル2は、データをUEに送信する)、および/または、標的セルは、データ伝送を実施する(セル2は、データを受信し、次いで、データをMMEに送信する)。
【0102】
このシナリオと3Gシステムにおけるソフトハンドオーバプロセスとの間の差異は、以下の通りであることに留意されたい。3Gシステムでは、制御ノードは、無線ネットワークコントローラ(RNC)である一方、このシナリオにはRNCが存在せず、制御ノードは、一次セル(Pセル)である。3Gシステムでは、事前構成されたリソースが存在しない一方、このシナリオでは、標的セルに送信されるリソース要求は、トラフィックモードを伝え、標的セルの応答は、リソースグラント情報を伝え、3Gシステムでは、無線リンク(RL)追加要求が、セルの間に存在し、UUインターフェースが、アクティブセット更新を送信する一方、このシナリオでは、RL追加要求が、セルの間に存在し、UUインターフェースが、RRC接続再構成を送信する。
【0103】
(シナリオ2)
図6は、本開示のある実施形態によ
るリソース事前構成シナリオのフローチャートである。
図6に示されるように、二重接続は、以下を含む。
【0104】
ソースセル(セル1)内に留まるUEが、標的セル(セル2)の品質が良好になるという測定報告を報告する。
【0105】
ソースセル(セル1)が、リソース構成要求を標的セル(セル2)に送信し、リソース構成要求は、CGまたはSPSのトラフィックモード(トラフィック開始時間、データパケットのサイズおよび周期、またはグラント情報、周期、およびアクティブ化機会等のソースセルのCGまたはSPS構成情報)を伝える。
【0106】
標的セル(セル2)が、リソース構成応答をソースセル(セル1)に送信し、リソース構成応答は、CGまたはSPS構成情報(グラント情報、周期、およびアクティブ化機会等の情報)を伝える。
【0107】
ソースセル(セル1)は、二重接続確立要求をUEに送信し、二重接続確立要求は、二次セル(Sセル)のCGまたはSPS構成情報(グラント情報、周期、およびアクティブ化機会等)を伝える。標的セルリンク追加要求は、RRCConnectionReconfiguration等のハンドオーバ関連ダウンリンクRRCシグナリングを通して伝えられ得る。
【0108】
UEは、ソースセル(セル1)のスケジューリング/ダウンリンクデータを監視し、(セル1は、MMEからセル1に送信されるデータをUEに送信する)、および/または、ソースセル(セル1)は、データ伝送を実施する(セル1は、データを受信した後にデータをMMEに送信する)。
【0109】
UEは、ソースセル(セル1)によって送信されるソースセルの不良な品質の指示を報告し、指示は、測定報告/RLFを通して送信され得るか、または、ソースセルは、アップリンクRLF検出を通して指示を取得する。
【0110】
ソースセル(セル1)は、パスハンドオーバ指示をMMEに送信し、データ転送タイマが、同時に伝えられる。MMEは、Ngインターフェース接続を標的セル(セル2)に切り替え、ソースセルと標的セルとの間のNgリンクが、タイマ内で維持され、MMEは、ダウンリンクデータをソースセルと標的セルとに同時に送信する。
【0111】
ソースセル(セル1)は、ハンドオーバ命令をUEに送信する。ハンドオーバ命令は、RRCConnectionReconfiguration等のハンドオーバ関連ダウンリンクRRCシグナリングを通して伝えられ得る。
【0112】
ハンドオーバ命令を受信した後、UEは、標的セル(セル2)のスケジューリング/ダウンリンクデータを監視し始め(セル1とセル2とは、MMEからセル1およびセル2に送信されるデータをUEに同時に送信する)、および/または、データ伝送が、標的セル(セル2)内で実施される(セル2は、データを受信した後、データをMMEに送信する)。
【0113】
UEは、標的セルのスケジューリング/ダウンリンクデータのみを監視し(MMEは、データをセル2に送信し、セル2は、データをUEに送信する)、および/または、標的セルは、データ伝送を実施する(セル2は、データを受信し、データをMMEに送信する)。
【0114】
標的セルによって処理されるデータのみが監視される方式は、ソースセルによって処理されるデータタのみが監視される方式に類似することに留意されたい。差異は、標的セルに直接報告する代わりに、UEが監視されたデータを報告するオブジェクトが、依然として、ソースセルであることである。リンクを削除することに関連する命令も、ソースセルによって行われる。加えて、ハンドオーバプロセスが関与しないので、このように、ソースセルは、いずれのハンドオーバ命令もUEに送信しない。
【0115】
シナリオ2とシナリオ1との間の差異は、以下の通りであることに留意されたい。二重接続のシナリオでは、UEが、1つのみのセルのCG/SPS情報を監視し、ハンドオーバ命令を送信するプロセスでは、ソースセルと標的セルとが、ダウンリンクデータをUEに同時に送信し得るが、UEは、2つのセルのうちの1つのみを監視する。
【0116】
UEが、Sセルとしての役割を果たす標的セルの構成情報を受信する場合でさえ、UEは、UEがハンドオーバ命令を受信するまで、依然として、ソースセルのCG/SPSチャネルのみを監視し、次いで、UEは、標的セルのCG/SPS情報のみを監視し始める。
【0117】
上で述べられる2つのシナリオは、関連技術分野における二重接続では、UEがハンドオーバ命令を受信した後、一次セルおよび二次セルが同時に解放され、UEが標的セル内で再同期化する一方で、上で述べられるシナリオでは、UEがハンドオーバ命令を受信した後、二次セルの同期化、CG/SPS等のリソース構成等が、依然として、維持され、UEは、標的セル内で再同期化する必要はないという点で、関連技術分野における二重接続と異なる。
【0118】
(実施形態4)
本実施形態は、イーサネット(登録商標)フレームのフレームヘッダを圧縮する方法を提供する。
図7は、本開示のある実施形態によるイーサネット(登録商標)フレームのフレームヘッダを圧縮する方法のフローチャートである。
図7に示されるように、方法は、下で説明されるステップを含む。
【0119】
ステップS702では、第2の通信ノードが、第1のイーサネット(登録商標)フレームを伝え、第1の通信ノードによって送信される第1の圧縮されたデータパケットを受信し、ヘッダ圧縮ドメイン情報と第1のイーサネット(登録商標)フレームのフレームヘッダとの間の対応情報を受信する。
【0120】
ステップS704では、第2の通信ノードが、第2のイーサネット(登録商標)フレームを伝え、第1の通信ノードによって送信される第2の圧縮されたデータパケットを受信し、第2のイーサネット(登録商標)フレームにおけるヘッダ圧縮ドメイン情報と、ヘッダ圧縮ドメイン情報と第1のイーサネット(登録商標)フレームのフレームヘッダとの間の受信された対応情報とに従って、第2のイーサネット(登録商標)フレームのフレームヘッダを復元する。第1のイーサネット(登録商標)フレームは、どんなヘッダ圧縮も実施されていないイーサネット(登録商標)フレームであり、第2のイーサネット(登録商標)フレームは、ヘッダ圧縮が実施されたイーサネット(登録商標)フレームであり、ヘッダ圧縮ドメイン情報は、ヘッダ圧縮ドメインプロファイルおよび/またはヘッダ圧縮ドメインコンテンツインデックスを含む。
【0121】
随意に、第1の通信ノードは、以下の様式で第2の圧縮されたデータパケットを送信することを決定する:第1の通信ノードは、送信されるべきデータパケットにおけるイーサネット(登録商標)フレームヘッダが送信されたデータパケットにおけるイーサネット(登録商標)フレームヘッダと同一であるかどうかを判断し;判断結果が「はい」である場合、イーサネット(登録商標)フレームヘッダ圧縮後の第2のイーサネット(登録商標)フレームが、送信されるべきデータパケット内で伝えられる。
【0122】
随意に、判断結果が「いいえ」である場合、または第1の通信ノードが、送信されたデータパケットが不正確に伝送されたことを決定した場合、第1のイーサネット(登録商標)フレームを伝えるデータパケットが、第2の通信ノードに送信されるか、または、データパケットは、第2の通信ノードに送信することを停止させられる。
【0123】
随意に、第2のイーサネット(登録商標)フレームのフレームヘッダが第2のイーサネット(登録商標)フレームにおけるヘッダ圧縮ドメイン情報と、ヘッダ圧縮ドメイン情報と第1のイーサネット(登録商標)フレームにおけるフレームヘッダとの間の記憶された対応とに従って復元されるステップは、以下のステップを含む:第2の通信ノードが、記憶されたヘッダ圧縮ドメイン情報を第2のイーサネット(登録商標)フレームにおけるヘッダ圧縮ドメイン情報と合致させ、合致が成功した場合、合致した第2のイーサネット(登録商標)フレームのフレームヘッダが、データパケットの形態で上位層に報告される。
【0124】
随意に、第1の通信ノードがUEである場合、第2の通信ノードは、ネットワーク側であり、第1の通信ノードがネットワーク側である場合、第2の通信ノードは、UEである。
【0125】
随意に、第1の通信ノードがUEであり、第2の通信ノードがネットワーク側である場合、方法は、下で説明されるステップをさらに含み、UEが、イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮のサポート能力をネットワーク側に送信し、ネットワーク側によってフィードバックされるイーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮のパラメータを受信する。イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮のサポート能力は、イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮をサポートするかどうか、またはイーサネット(登録商標)をサポートするヘッダ圧縮ドメイン情報のうちの少なくとも1つを含み、イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮のパラメータは、圧縮を可能にするためのイーサネット(登録商標)ドメイン指示、または圧縮を可能にするためのヘッダ圧縮ドメイン情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0126】
随意に、ヘッダ圧縮ドメインプロファイルは、以下のうちの1つを含む:イーサネット(登録商標)フレームのフレームヘッダを圧縮しないこと、イーサネット(登録商標)フレーム内のイーサネット(登録商標)の宛先アドレスおよびソースアドレスを圧縮すること、イーサネット(登録商標)IIフレームのフレームヘッダを圧縮すること、802.2SAPドメインを伝えるIEEE 802.3フレームのフレームヘッダを圧縮すること、SNAPドメインを含むIEEE 802.3フレームのフレームヘッダを圧縮すること、802.1Qタグドメインを含むイーサネット(登録商標)IIフレームのフレームヘッダを圧縮すること、802.2SAPドメインおよび802.1Qタグドメインを含むIEEE 802.3フレームのフレームヘッダを圧縮すること、SNAPドメインおよび802.1Qタグドメインを含むIEEE 802.3フレームのフレームヘッダを圧縮すること、第1の802.1Qタグドメインおよび第2の802.1Qタグドメインを含むイーサネット(登録商標)IIフレームのフレームヘッダを圧縮すること、802.2SAPドメイン、第1の802.1Qタグドメイン、および第2の802.1Qタグドメインを含むIEEE 802.3フレームのフレームヘッダを圧縮すること、SNAPドメイン、第1の802.1Qタグドメイン、および第2の802.1Qタグドメインを含むIEEE 802.3フレームのフレームヘッダを圧縮すること、または産業用イーサネット(登録商標)の特定のフレーム構造のフレームヘッダを圧縮すること。ヘッダ圧縮ドメインコンテンツインデックスは、圧縮されたイーサネット(登録商標)フレームヘッダのコンテンツを識別するために使用される。
【0127】
具体的に、ヘッダ圧縮ドメイン情報は、ヘッダ圧縮ドメインプロファイルまたはヘッダ圧縮ドメインコンテンツインデックスのうちの少なくとも1つを含む。
【0128】
図8は、本開示のある実施形態によるイーサネット(登録商標)フレームの構造図である。
図8に示されるように、プリアンブル、開始フレームデリミタ(SFD)、フレームチェックシーケンス(FCS)、およびフレーム間ギャップ(IFG)は、5Gシステムでは伝送されず、考慮される必要がない。
【0129】
宛先アドレス(DST ADR)およびソースアドレス(SRC ADR)は、異なるフレーム構造内に同じ場所を有し、残りのヘッダの場所は、フレーム構造とともに変動する。
【0130】
したがって、イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮ドメインプロファイルまたはインデックスは、少なくとも以下を含む:
イーサネット(登録商標)ヘッダを圧縮しないこと;
イーサネット(登録商標)の宛先アドレスおよびソースアドレスのみを圧縮すること;
(DST ADR、SRC ADR、およびタイプを含む)イーサネット(登録商標)IIフレームのフレームヘッダを圧縮すること;
(DST ADR、SRC ADR、長さ、およびIEEE 802.2を含む)802.2SAPドメインを伝えるIEEE 802.3フレームのフレームヘッダを圧縮すること;
(DST ADR、SRC ADR、長さ、IEEE 802.2、およびSNAPヘッダを含む)SNAPドメインを含むIEEE 802.3フレームのフレームヘッダを圧縮すること;
(DST ADR、SRC ADR、802.1Qタグ、およびタイプを含む)802.1Qタグドメインを含むイーサネット(登録商標)IIフレームのフレームヘッダを圧縮すること;
(DST ADR、SRC ADR、802.1Qタグ、長さ、およびIEEE 802.2を含む)802.2SAPドメインおよび802.1Qタグドメインを含むIEEE
802.3フレームのフレームヘッダを圧縮すること;
(DST ADR、SRC ADR、802.1Qタグ、長さ、IEEE 802.2、およびSNAPヘッダを含む)SNAPドメインおよび802.1Qタグドメインを含むIEEE 802.3フレームのフレームヘッダを圧縮すること;
(DST ADR、SRC ADR、802.1Qタグ、802.1Qタグ、およびタイプを含む)第1の802.1Qタグドメインおよび第2の802.1Qタグドメインを含むイーサネット(登録商標)IIフレームのフレームヘッダを圧縮すること;
(DST ADR、SRC ADR、802.1Qタグ、802.1Qタグ、長さ、およびIEEE 802.2を含む)802.2SAPドメイン、第1の802.1Qタグドメイン、および第2の802.1Qタグドメインを含むイーサネット(登録商標)802.3フレームのフレームヘッダを圧縮すること;
(DST ADR、SRC ADR、802.1Qタグ、802.1Qタグ、長さ、IEEE 802.2、およびSNAPヘッダを含む)SNAPドメイン、第1の802.1Qタグドメイン、および第2の802.1Qタグドメインを含むIEEE 802.3フレームのフレームヘッダを圧縮すること;または、
(EtherCATフレームのフレームヘッダ、Profinetフレームのフレームヘッダ、およびPROFIsafeフレームのフレームヘッダを含む)産業用イーサネット(登録商標)の特定のフレーム構造のフレームヘッダを圧縮すること。
【0131】
IEEE 802.2は、3つのサブヘッダを含む:宛先サービスアクセスポイント(DSAP)、ソースSAP(SSAP)、制御ドメイン(CTRL)(IEEE 802.2と同時に圧縮される、または圧縮されない)。
【0132】
SNAPヘッダは、2つのサブヘッダを含む:組織化およびEtherタイプ(それらは、SNAPヘッダと同時に圧縮されるか、または、圧縮されない)。
【0133】
802.1Qタグは、4つのサブヘッダを含む:タグプロトコル識別子(TPID)、ユーザ優先順位(ユーザ_priority:PRI)、基準形式インジケータ(CFI)、および仮想ローカルエリアネットワークインジケータ(VLANID、VID)(それらは、802.1Qタグと同時に圧縮されるか、または、圧縮されない)。
【0134】
すなわち、少なくとも上で述べられる12個のイーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮ドメインプロファイルまたはインデックスが、定義される。
【0135】
図9は、本開示のある実施形態によるイーサネット(登録商標)ヘッダの圧縮されたフレームの構造図である。
図10は、本開示のある実施形態によるイーサネット(登録商標)ヘッダの別の圧縮されたフレームの構造図である。
図9および
図10に示されるように、イーサネット(登録商標)ヘッダの圧縮されたフレームの構造は、少なくとも以下の情報を含む必要がある:イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮指示(フレームタイプ、すなわち、圧縮するかどうか、圧縮された初期フレーム、および圧縮されたフレームを示すために使用される)、イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮ドメインプロファイル(圧縮されるフレームヘッダを示すために使用される)、イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮ドメインコンテンツインデックス(圧縮されたフレームヘッダのコンテンツインデックスを示すために使用される)、巡回冗長検査(CRC)ビット、イーサネット(登録商標)ペイロードドメイン、イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮の初期データフレーム指示(イーサネット(登録商標)完了パケットヘッダを含む)、または、イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮状態のデータフレーム指示(パケットヘッダが圧縮された後のデータフレーム)。イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮の初期データフレーム指示およびイーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮状態のデータフレームは、イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮指示によって間接的に識別され得る。
【0136】
イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮が、ユーザプレーン機能(UPF)ノードおよびUEノードにおいてであり、圧縮が、サービス品質フロー(QoSフロー)の単位で実施される場合、イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮ドメイン指示およびイーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮ドメインコンテンツインデックスは、伝えられないこともある。
【0137】
イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮が、ネットワーク側およびUEノードにおいてであり、周期的トラフィックのヘッダ圧縮に関して、eNBがCGまたはSPSを構成するとき、イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮に関連する構成情報も、伝えられる。
【0138】
現在、14個のイーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮ドメインプロファイルまたはインデックスが存在する。フレーム構造の可能な後の拡張を考慮すると、5ビット(合計32個の値)が、イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮ドメインプロファイルを特徴付けるために使用され得る。フレーム構造がバイトの単位で整合させられることを考慮すると、IIoTシステムにおけるイーサネット(登録商標)フレームヘッダは、変化する可能性が低いので、3ビット(合計8つの値)が、イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮コンテンツインデックスを特徴付けるために使用される。加えて、1バイトが、ヘッダ圧縮指示(イーサネット(登録商標)ヘッダが圧縮されるかどうかを示す)を識別するために必要とされる。CRCビット(1~4バイト)が、データデコードの正確性を確実にするために要求される。
【0139】
フレーム構造の拡張およびIIoTシステムにおけるイーサネット(登録商標)フレームヘッダの変形例の拡張可能性を考慮すると、イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮ドメインプロファイルも、8つの独立したビットを使用することによって特徴付けられ得、イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮コンテンツインデックスは、8つの独立したビットを使用することによって特徴付けられ得る。
【0140】
ヘッダ圧縮指示は、以下を示すために使用される:ヘッダ圧縮を実施しないこと;ヘッダ圧縮初期パケット;および、ヘッダ圧縮後のデータパケット。
【0141】
図11は、本開示のある実施形態によるイーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮フローの概略図である。
図11に示されるように、イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮フローは、下で説明されるステップを含む。
【0142】
UEは、イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮のサポート能力をイーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮ノード(ネットワーク側またはユーザプレーン機能(UPF))側に送信する。サポート能力は、少なくとも以下の情報を含む:イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮をサポートするかどうか、イーサネット(登録商標)をサポートするヘッダ圧縮ドメインプロファイル(サポートされるヘッダの圧縮)、およびヘッダ圧縮ドメインコンテンツインデックスのサポートされた最大数。イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮ノードが、ネットワーク側である場合、サポート能力は、UE能力によって報告されるRRCメッセージを通して送信される。イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮ノードが、UPFである場合、サポート能力は、UE能力によって報告されるRRCメッセージを通してネットワーク側に送信され、次いで、ネットワーク側によってUPFに送信されるか、または、サポート能力は、非アクセス層(NAS)メッセージを通してUPFに直接送信される。
【0143】
イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮ノード(ネットワーク側またはUPF)は、UEのためのイーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮に関連するパラメータを構成し、パラメータは、圧縮されることが可能であるイーサネット(登録商標)ドメインプロファイル(リスト)と、使用されることが可能であるヘッダ圧縮ドメインコンテンツインデックスの最大数とを含む。
【0144】
UEは、初期の圧縮されたデータパケット(完全なイーサネット(登録商標)フレームヘッダを伝える)をイーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮ノードに送信し、イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮ノードは、「ヘッダ圧縮ドメインプロファイル」、「ヘッダ圧縮ドメインコンテンツインデックス」、および「フレームヘッダ」間の対応を記録する。
【0145】
UEが、新たに送信されたデータパケットのフレームヘッダコンテンツが、送信された初期の圧縮されたデータパケット(完全なイーサネット(登録商標)フレームヘッダを伝える)のフレームヘッダコンテンツと一致することを見出すとき、UEは、イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮のデータフレーム(ヘッダ圧縮後のデータフレーム、「ヘッダ圧縮ドメインプロファイル」、および「ヘッダ圧縮ドメインコンテンツインデックス」を伝える)をイーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮ノードに送信する。
【0146】
イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮ノードは、イーサネット(登録商標)フレーム構造内の「ヘッダ圧縮ドメインプロファイル」および「ヘッダ圧縮ドメインコンテンツインデックス」、および記憶された情報に基づいて、イーサネット(登録商標)フレームヘッダを復元する。
【0147】
ダウンリンクイーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮プロセスは、上で述べられるフローに類似する。
図12は、本開示のある実施形態による別のイーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮フローの概略図である。
図12に示されるように、イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮フローは、下で説明されるステップを含む。
【0148】
イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮ノードは、初期の圧縮されたデータパケット(完全なイーサネット(登録商標)フレームヘッダを伝える)をUEに送信し、イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮ノードは、「ヘッダ圧縮ドメインプロファイル」、「ヘッダ圧縮ドメインコンテンツインデックス」、および「フレームヘッダ」間の対応を記録する。
【0149】
イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮ノードが、新たに送信されたデータパケットのフレームヘッダコンテンツが、送信された初期の圧縮されたデータパケット(完全なイーサネット(登録商標)フレームヘッダを伝える)のフレームヘッダコンテンツと一致することを見出すとき、イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮ノードは、イーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮のデータフレーム(ヘッダ圧縮後のデータフレーム、「ヘッダ圧縮ドメインプロファイル」、および「ヘッダ圧縮ドメインコンテンツインデックス」を伝える)をUEに送信する。
【0150】
UEは、イーサネット(登録商標)フレーム構造内の「ヘッダ圧縮ドメインプロファイル」および「ヘッダ圧縮ドメインコンテンツインデックス」、および記憶された情報に基づいて、イーサネット(登録商標)フレームヘッダを復元する。
【0151】
図13は、本開示のある実施形態によるイーサネット(登録商標)ヘッダ圧縮状態機械の概略図である。
【0152】
伝送端:伝送端が、送信されるべきデータパケットのフレーム構造およびフレームヘッダコンテンツが伝送される初期の圧縮されたデータパケットのフレーム構造およびフレームヘッダコンテンツと完全に一致することを見出すとき、伝送端は、ヘッダ圧縮後のデータパケットを送信し、イーサネット(登録商標)データパケット圧縮状態になる。伝送端が、送信されるべきデータパケットのフレーム構造およびフレームヘッダコンテンツが伝送されたデータパケットのフレーム構造およびフレームヘッダコンテンツと異なる(フレーム構造およびフレームヘッダコンテンツが送信されていない)ことを見出すとき、または前もって圧縮されているデータパケットが、不正確に伝送される(ヘッダ圧縮エラー)とき、伝送端は、フレームヘッダを含むデータパケット(初期の圧縮されたデータパケットまたは非圧縮データパケット)を送信し、イーサネット(登録商標)データパケット非圧縮状態になる。
【0153】
(受信端:)
受信端が、非圧縮データパケット受信するとき、受信端は、データパケットを上位層に伝送する。受信端が、ヘッダ圧縮初期データパケットを受信するとき、受信端は、「イーサネット(登録商標)フレームヘッダ」、「ヘッダ圧縮ドメインプロファイル」、および「ヘッダ圧縮コンテンツインデックス」の間の対応を記憶し、イーサネット(登録商標)データパケットを上位層に伝送する。受信端が、ヘッダ圧縮後の初期データパケットを受信するとき、受信端は、「イーサネット(登録商標)フレームヘッダ」、「ヘッダ圧縮ドメインプロファイル」、および「ヘッダ圧縮コンテンツインデックス」間の記憶された対応に基づいて、新しいデータパケットによって伝えられる「ヘッダ圧縮ドメインプロファイル」および「ヘッダ圧縮コンテンツインデックス」上で合致を実施する。合致が成功した場合、受信端は、合致した「イーサネット(登録商標)フレームヘッダ」をペイロードに追加し、イーサネット(登録商標)フレームヘッダを伝えるデータパケットを形成し、イーサネット(登録商標)フレームヘッダを伝えるデータパケットを上位層に伝送する。そうでなければ、受信端は、データパケット伝送エラー(ヘッダ圧縮エラー指示)を伝送端に返す。ヘッダ圧縮エラー指示は、所定のフィードバックフレーム構造、MAC CE、NASシグナリング等を通して、示され得る。
【0154】
上で説明される実施形態の説明から、上で説明される実施形態における方法は、必要な汎用ハードウェアプラットフォームを加えたソフトウェアを用いて実装され得るか、または、当然ながらハードウェアによって実装され得ることが、当業者に明白であろう。本開示のソリューションは、ソフトウェア製品の形態で具現化され得る。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(ROM/RAM、磁気ディスク、または光学ディスク等)内に記憶され、端末デバイス(携帯電話、コンピュータ、サーバ、ネットワークデバイス等であり得る)が上で説明される実施形態の各々における方法を実行することを可能にするためのいくつかの命令を含む。
【0155】
(実施形態5)
本実施形態は、イーサネット(登録商標)命令協調方法を提供する。
図14は、本開示のある実施形態によるイーサネット(登録商標)命令協調方法のフローチャートである。
図14に示されるように、方法は、下で説明されるステップを含む。
【0156】
ステップS1402では、5GSが、データパケットが到着するときの到着タイムスタンプとデータパケットが出発するときの出発時間とを入手し、データパケットの滞在持続時間を計算する。
【0157】
ステップS1404では、5GSが、確認遅延の命令および滞在持続時間を伝える情報をUEに送信する。
【0158】
随意に、5GSが確認遅延の命令および滞在持続時間を伝える情報をUEに送信するステップは、以下のステップを含む:5GSが、確認遅延と滞在持続時間との間の差異を計算し、差異に従って命令を更新する。
【0159】
随意に、5GSが確認遅延の命令および滞在持続時間を伝える情報をUEに送信するステップは、以下のステップを含む:5GSが、滞在持続時間をデータパケットの中に追加し、滞在持続時間および確認遅延に従って、確認遅延を更新するようにUEに命令する。
【0160】
随意に、5GSが、確認遅延の命令および滞在持続時間を伝える情報をUEに送信するステップは、以下のステップを含む:5GSが、滞在持続時間をデータパケット内の滞在持続時間に累積し、データパケット内の累積された滞在持続時間および確認遅延に従って、確認遅延を更新するようにUEに命令する。
【0161】
図15は、本開示のある実施形態によるイーサネット(登録商標)命令協調フローの概略図である。
図15に示されるように、イーサネット(登録商標)命令協調フローは、下で説明されるステップを含む。命令が、イーサネット(登録商標)端末に送信されるとき、命令の確認遅延(例えば、命令が送信された瞬間から命令が発効するまでの長さ)も、同時に伝えられる。データパケットが、5GSに到着すると、到着時点タイムスタンプ(5GS開始タイムスタンプ)が、5GSのイーサネット(登録商標)適合ノードによってデータパケットの中に追加される。データパケットが、5GSを通して伝送され、5GSから退出するとき、5GSにおいて伝送されたデータパケットの持続時間が、データパケットの到着時点タイムスタンプと現在の時点とに基づいて5GSのイーサネット(登録商標)適合ノードによって計算され、持続時間は、5GS内のデータパケットの伝送持続時間または滞在持続時間として使用される。
【0162】
5GS内のデータパケットの伝送持続時間または滞在持続時間は、以下も含み得る:「データパケットの伝送される持続時間」が、データパケットが5GSの通信ノード間で伝送されるプロセスにおいても伝えられること;データが、ある通信ノードに到着すると、このノードは、このノード内におけるデータパケットの滞在持続時間を記録し、滞在持続時間を「データパケットの伝送される持続時間」に累積し、蓄積された「データパケットの伝送される持続時間」を次の通信ノードに伝送する。5GSの最後の通信ノードによって受信された「データパケットの伝送される持続時間」は、5GSにおけるデータパケットの伝送持続時間または滞在持続時間である。
【0163】
5GSのイーサネット(登録商標)適合ノードは、命令の確認遅延であるように、命令の確認遅延から5GS内のデータパケットの滞在持続時間を減算し、命令の確認遅延をイーサネット(登録商標)端末に伝送する。
【0164】
代替として、5GSのイーサネット(登録商標)適合ノードは、NRシステム内のデータパケットの滞在持続時間をイーサネット(登録商標)データパケットに追加し、イーサネット(登録商標)端末に伝送し、イーサネット(登録商標)端末は、命令の確認遅延と伝送ノードにおける滞在遅延とに基づいて、命令の確認遅延(命令が受信された瞬間から命令が発効するまでの長さ)を計算する。
【0165】
代替として、5GSのイーサネット(登録商標)適合ノードは、滞在持続時間をイーサネット(登録商標)データパケットの滞在持続時間に累積し、イーサネット(登録商標)端末に伝送し、イーサネット(登録商標)端末は、命令の確認遅延とイーサネット(登録商標)データパケット内の滞在遅延とに基づいて、命令の確認遅延(命令が受信された瞬間から命令が発効するまでの長さ)を計算する。
【0166】
アップリンクデータ伝送は、上で述べられるフローに類似する。
図16は、本開示のある実施形態による別のイーサネット(登録商標)命令協調フローの概略図である。
図16に示されるように、伝送シーケンス番号(TSN)端末が、命令の予期される確認遅延を伝えるデータを送信するときである。データパケットが、5GSに進入すると、開始タイムスタンプが、追加される。5GS内の滞在持続時間は、開始タイムスタンプとデータパケットが5GSから退出するときの現在の時間とに基づいて計算される。滞在遅延は、命令の予期される確認遅延から減算され、結果は、命令の予期される確認遅延として次のノードに送信されるか、または滞在持続時間は、次のノードに送信されるか、または滞在持続時間は、イーサネット(登録商標)パケット内の滞在持続時間に蓄積され、次のノードに伝送される。
【0167】
上で説明される実施形態の説明から、上で説明される実施形態における方法は、必要な汎用ハードウェアプラットフォームを加えたソフトウェアを用いて実装され得るか、または、当然ながらハードウェアによって実装され得ることが、当業者に明白であろう。本開示のソリューションは、ソフトウェア製品の形態で具現化され得る。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(ROM/RAM、磁気ディスク、または光学ディスク等)内に記憶され、端末デバイス(携帯電話、コンピュータ、サーバ、ネットワークデバイス等であり得る)が上で説明される実施形態の各々における方法を実行することを可能にするためのいくつかの命令を含む。
【0168】
(実施形態6)
本実施形態は、リソース周期構成デバイスをさらに提供する。デバイスは、上で述べられる実施形態および代替実施形態を実装するために使用される。説明されたものは、繰り返されないであろう。下で使用されるように、用語「モジュール」は、事前決定された機能を実装することが可能なソフトウェア、ハードウェア、またはソフトウェアおよびハードウェアの組み合わせであり得る。本実施形態において下で説明されるデバイスは、ソフトウェアによって実装されるが、ハードウェアによる、またはソフトウェアおよびハードウェアの組み合わせによる実装も、可能であり、着想される。
【0169】
図17は、本開示のある実施形態によるリソース周期構成デバイスの構造ブロック図である。
図17に示されるように、デバイスは、ネットワーク側に位置し、第1の受信モジュール1702と、構成モジュール1704とを含む。
【0170】
第1の受信モジュール1702は、UEによって報告されるトラフィックモードおよび/またはクロック正確度能力を受信するように構成される。
【0171】
構成モジュール1704は、リソース構成情報をUEに送信するように構成される。リソース構成情報は、構成リソースの周期係数、構成リソースの周期粒度、または構成リソースの周期の長さのうちの少なくとも1つを伝え、構成情報は、UEのSPSまたはCGに関連するリソースを構成するために使用される。
【0172】
上で説明される種々のモジュールは、ソフトウェアまたはハードウェアによって実装され得ることに留意されたい。ハードウェアによる実装は、以下の様式で実装され得るが、必ずしもそうではないこともあり、すなわち、上で説明される種々のモジュールは、同じプロセッサ内に位置するか、または、上で説明される種々のモジュールは、任意の組み合わせの形態でそれらの個別のプロセッサ内に位置する。
【0173】
(実施形態7)
本実施形態は、リンクパス処理デバイスをさらに提供する。デバイスは、上で述べられる実施形態および代替実施形態を実装するために使用される。説明されたものは、繰り返されないであろう。下で使用されるように、用語「モジュール」は、事前決定された機能を実装することが可能なソフトウェア、ハードウェア、またはソフトウェアおよびハードウェアの組み合わせであり得る。本実施形態において下で説明されるデバイスは、ソフトウェアによって実装されるが、ハードウェアによる、またはソフトウェアおよびハードウェアの組み合わせによる実装も、可能であり、着想される。
【0174】
図18は、本開示のある実施形態によるリンクパス処理デバイスの構造ブロック図である。
図18に示されるように、デバイスは、ネットワーク側に位置し、第2の受信モジュール1802と、送信モジュール1804とを含む。
【0175】
第2の受信モジュール1802は、リソース構成情報を要求するためのリソース構成要求を標的セルに送信し、標的セルによってフィードバックされるリソース構成応答を受信するように構成される。
【0176】
送信モジュール1804は、UEと標的セルとの間にリンクパスを確立するための標的セルリンク追加要求をUEに送信するように構成される。標的セルリンク追加要求は、リソース構成情報を伝え、リソース構成情報は、構成リソースの周期係数、構成リソースの周期粒度、または構成リソースの周期の長さのうちの少なくとも1つを伝え、構成情報は、UEのSPSまたはCGに関連するリソースを構成するために使用される。
【0177】
上で説明される種々のモジュールは、ソフトウェアまたはハードウェアによって実装され得ることに留意されたい。ハードウェアによる実装は、以下の様式で実装され得るが、必ずしもそうではないこともあり、すなわち、上で説明される種々のモジュールは、同じプロセッサ内に位置する、または上で説明される種々のモジュールは、任意の組み合わせの形態でそれらの個別のプロセッサ内に位置する。
【0178】
(実施形態8)
本実施形態はさらに、リンクパス確立デバイスを提供する。デバイスは、上で述べられる実施形態および代替実施形態を実装するために使用される。説明されたものは、繰り返されないであろう。下で使用されるように、用語「モジュール」は、事前決定された機能を実装することが可能なソフトウェア、ハードウェア、またはソフトウェアおよびハードウェアの組み合わせであり得る。本実施形態において下で説明されるデバイスは、ソフトウェアによって実装されるが、ハードウェアによる、またはソフトウェアおよびハードウェアの組み合わせによる実装も、可能であり、着想される。
【0179】
図19は、本開示のある実施形態によるリンクパス確立デバイスの構造ブロック図である。
図19に示されるように、デバイスは、UE内に位置し、確立モジュール1902を含む。
【0180】
確立モジュール1902は、ソースセルによって送信される標的セルリンク追加要求を受信し、標的セルとのリンクパスを確立するように構成される。標的セルリンク追加要求は、リソース構成情報を伝え、リソース構成情報は、ソースセルからのリソース構成要求を標的セルに送信することによって入手され、リソース構成情報は、構成リソースの周期係数、構成リソースの周期粒度、または構成リソースの周期の長さのうちの少なくとも1つを伝え、リソース構成情報は、UEのSPSトラフィックまたはCGトラフィックを示すために使用される。構成情報は、UEのSPSトラフィックまたはCGトラフィックを示すために使用される。
【0181】
上で説明される種々のモジュールは、ソフトウェアまたはハードウェアによって実装され得ることに留意されたい。ハードウェアによる実装は、以下の様式で実装され得るが、必ずしもそうではないこともあり、すなわち、上で説明される種々のモジュールは、同じプロセッサ内に位置する、または上で説明される種々のモジュールは、任意の組み合わせの形態でそれらの個別のプロセッサ内に位置する。
【0182】
(実施形態9)
本実施形態はさらに、イーサネット(登録商標)フレームのフレームヘッダを圧縮するためのデバイスを提供する。デバイスは、上で述べられる実施形態および代替実施形態を実装するために使用される。説明されたものは、繰り返されないであろう。下で使用されるように、用語「モジュール」は、事前決定された機能を実装することが可能なソフトウェア、ハードウェア、またはソフトウェアおよびハードウェアの組み合わせであり得る。本実施形態において下で説明されるデバイスは、ソフトウェアによって実装されるが、ハードウェアによる、またはソフトウェアおよびハードウェアの組み合わせによる実装も、可能であり、着想される。
【0183】
図20は、本開示のある実施形態によるイーサネット(登録商標)フレームのフレームヘッダを圧縮するためのデバイスの構造ブロック図である。
図20に示されるように、デバイスは、第2の通信ノード内に位置し、記憶モジュール2002と、復元モジュール2004とを含む。
【0184】
記憶モジュール2002は、第2の通信ノードによって、第1の圧縮されたデータパケットを受信することであって、第1の圧縮されたデータパケットは、第1のイーサネット(登録商標)フレームを伝え、第1の通信ノードによって送信される、ことと、ヘッダ圧縮ドメイン情報と第1のイーサネット(登録商標)フレームのフレームヘッダとの間の対応情報を受信することとを行うように構成される。
【0185】
復元モジュール2004は、第2の圧縮されたデータパケットを受信することであって、第2の圧縮されたデータパケットは、第2のイーサネット(登録商標)フレームを伝え、第1の通信ノードによって送信される、ことと、第2のイーサネット(登録商標)フレームにおけるヘッダ圧縮ドメイン情報と、ヘッダ圧縮ドメイン情報と第1のイーサネット(登録商標)フレームのフレームヘッダとの間の受信された対応情報とに従って、第2のイーサネット(登録商標)フレームのフレームヘッダを復元することとを行うように構成される。第1のイーサネット(登録商標)フレームは、ヘッダ圧縮が実施されていないイーサネット(登録商標)フレームであり、第2のイーサネット(登録商標)フレームは、ヘッダ圧縮が実施されたイーサネット(登録商標)フレームであり、ヘッダ圧縮ドメイン情報は、ヘッダ圧縮ドメインプロファイルおよび/またはヘッダ圧縮ドメインコンテンツインデックスを含む。
【0186】
(実施形態10)
本実施形態は、イーサネット(登録商標)命令協調デバイスをさらに提供する。デバイスは、上で述べられる実施形態および代替実施形態を実装するために使用される。説明されたものは、繰り返されないであろう。下で使用されるように、用語「モジュール」は、事前決定された機能を実装することが可能なソフトウェア、ハードウェア、またはソフトウェアおよびハードウェアの組み合わせであり得る。本実施形態において下で説明されるデバイスは、ソフトウェアによって実装されるが、ハードウェアによる、またはソフトウェアおよびハードウェアの組み合わせによる実装も、可能であり、着想される。
【0187】
図21は、本開示のある実施形態によるイーサネット(登録商標)命令協調デバイスの構造ブロック図である。
図21に示されるように、デバイスは、5GS内に位置し、計算モジュール2102と、指示モジュール2104とを含む。
【0188】
計算モジュール2102は、データパケットが到着したときの到着タイムスタンプと、データパケットが出発したときの出発時間とを入手し、データパケットの滞在持続時間を計算するように構成される。
【0189】
指示モジュール2104は、確認遅延の命令および滞在持続時間を伝える情報をUEに送信するように構成される。
【0190】
(実施形態11)
本開示の実施形態は、記憶媒体をさらに提供する。記憶媒体は、実行されると、上で説明される方法の実施形態のうちのいずれか1つのステップを実施するように構成されるコンピュータプログラムを記憶するように構成される。
【0191】
随意に、本実施形態では、上で述べられる記憶媒体は、上で説明される実施形態のうちのいずれか1つを実施する方法を記憶するように構成され得る。
【0192】
随意に、本実施形態では、上で述べられる記憶媒体は、限定ではないが、ユニバーサルシリアルバス(USB)フラッシュディスク、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、モバイルハードディスク、磁気ディスク、光ディスク、またはコンピュータプログラムを記憶することが可能な別の媒体を含み得る。
【0193】
本実施形態は、電子デバイスをさらに提供する。電子デバイスは、メモリと、プロセッサとを含む。メモリは、コンピュータプログラムを記憶するように構成される。プロセッサは、コンピュータプログラムを実行し、上で説明される方法の実施形態のうちのいずれか1つのステップを実施するように構成される。
【0194】
随意に、電子デバイスは、伝送デバイスと、入出力デバイスとをさらに含み得る。伝送デバイスおよび入出力デバイスの両方は、プロセッサに接続される。
【0195】
随意に、本実施形態では、上で述べられるプロセッサは、上で説明される実施形態における方法のうちのいずれか1つを実施するように構成され得る。
【0196】
随意に、本実施形態における具体的実施例に関して、本実施形態では繰り返されないであろう、前述の実施形態および代替実施形態に説明される実施例が参照され得る。
【0197】
明白なこととして、本開示のモジュールまたはステップは、汎用コンピューティング装置によって実装され得、単一のコンピューティング装置上に集中させられること、または複数のコンピューティング装置によって形成されるネットワーク内に分散され得ることが、当業者によって理解されるべき。代替として、これらのモジュールまたはステップは、コンピューティング装置によって実行可能なプログラムコードによって実装され得る。したがって、これらのモジュールまたはステップは、記憶装置内に記憶され、コンピューティング装置によって実行され得る。さらに、ある場合、図示または説明されるステップは、本明細書に説明される順序と異なる順序で実行され得る。代替として、これらのモジュールまたはステップはそれぞれ、集積回路モジュールに作製されることによって実装され得るか、または、これらのモジュールまたはステップの中の複数のモジュールまたはステップは、単一の集積回路モジュールに作製されることによって実装され得る。このように、本開示は、ハードウェアおよびソフトウェアのいずれの具体的な組み合わせにも限定されない。