(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-29
(45)【発行日】2022-12-07
(54)【発明の名称】調整バックル
(51)【国際特許分類】
A41F 9/02 20060101AFI20221130BHJP
A44B 11/20 20060101ALI20221130BHJP
【FI】
A41F9/02 B
A44B11/20
(21)【出願番号】P 2020029293
(22)【出願日】2020-02-25
【審査請求日】2021-08-06
(31)【優先権主張番号】P 2019148810
(32)【優先日】2019-08-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】509327736
【氏名又は名称】渡邉 隆太郎
(72)【発明者】
【氏名】渡邉 隆太郎
【審査官】西尾 元宏
(56)【参考文献】
【文献】特開平09-296317(JP,A)
【文献】特開2001-046116(JP,A)
【文献】特開2001-089919(JP,A)
【文献】韓国登録実用新案第20-0486673(KR,Y1)
【文献】韓国公開実用新案第20-2013-0002565(KR,U)
【文献】特開2011-120663(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A41F 9/00- 9/02
A44B11/00-11/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ズボンのベルト通しに通して用いる帯(1)とバックル(2)
からなる調整バックルであって、帯(1)にはピン穴(3)が設けられ、バックル(2)はバックルボディー(4)と帯可動取付け板(5)とが組み合わされていて、バックルボディー(4)はバックルリング(6)と留めピン(7)と留めピンシャフト(8)で構成され、バックルボディー(4)の左右にはシャフト穴(9)が設けられ、帯可動取付け板(5)の左右のシャフト(11)はシャフト穴(9)を貫通していて、シャフト(11)の端にはボタン(12)が設けられていて、帯可動取付け板(5)は左右のシャフト(11)を軸として回転自在になっている、と共に、
帯可動取付け板(5)は前後移動できて、帯可動取付け板(5)にフック(10)が形成され、帯可動取付け板(5)に帯(1)が取付けられていて、フック(10)を留めピンシャフト(8)に容易に引っ掛ける、又、外す事ができて、ピン穴(3)間の距離を細分して、帯(1)とバックル(2)で出来る円周の距離を変える事が可能に成っていることを特徴とする調整バックル。
【請求項2】
ズボンのベルト通しに通して用いる帯(51)とバックル(52)
からなる調整バックルであって、帯(51)にはピン穴(53)が設けられ、バックル(52)はバックルボディー(54)と可動調整リング(55)とが組み合わされていて、バックルボディー(54)はバックルリング(56)と留めピン(57)と留めピンシャフト(58)と調整シャフト(59)で構成され、留めピン(57)は三方に向かう形状であって、バックルボディー(54)の左右には前後に長いシャフト穴(60)が設けられ、可動調整リング(55)の左右にはシャフト(61)が設けられ、左右のシャフト(61)はシャフト穴(60)を貫通していて、可動調整リング(55)は
回動自在と共に
前後移動可能であって、可動調整リング(55)に帯シャフト(62)とフック(63)が形成されていることにおいて、フック(63)を留めピンシャフト(58)と調整シャフト(59)に係止出来て、ピン穴(53)に留めピン(57)を挿入した状態で帯(51)とバックル(52)で作った円周の距離を変えられることを特徴とする調整バックル。
【請求項3】
ズボンのベルト通しに通して用いる帯(151)とバックル(152)
からなる調整バックルであって、帯(151)にはピンフック穴(153)が設けられ、バックル(152)はバックルボディー(154)と帯可動取付け具(155)とが組み合わされていて、バックルボディー(154)は、バックルボディー(154)上部を覆うボディー板(156)の背面にピンフック(158)が設けられ、ボディー板(156)の
右部と
左部から下に伸びるサイド板(157)で構成され、それぞれのサイド板(157)に貫通し
前後に長いシャフト穴(161)が形成されていて、帯可動取付け具(155)は、帯取付け板(162)の
左右の両端にシャフト(163)が形成され、シャフト(163)がシャフト穴(161)を貫通していることにおいて、帯可動取付け具(155)は
前後に移動可能になっている、と共に、シャフト(163)の端に調整フック(164)が設けられ、
右部と
左部のサイド板(157)にはそれぞれのサイド板(157)から外側に向かうベース突起(159)と調整突起(
160)が形成されていて、調整フック(164)をベース突起(159)から調整突起(
160)に掛け変えて帯(151)とバックル(152)で成る円周の距離を変えられることを特徴とする調整バックル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
ズボンのベルト通しに通して用いる帯とバックルに関する。
【背景技術】
【0002】
従来 ズボンのベルト通しに通して用いるベルトは帯とバックルからなっていて、帯のピン穴にピン留めピンが貫通する形状であっては、ピン穴間の間隔は耐久性の観点から限定されていた。
【0003】
しかしながら従来、帯のピン穴にピン留めピンが貫通する形状の製品の需要が主流になっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2011-142956号公報
【文献】特開2010-270413号公報
【文献】特開2009-268653号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ピン穴に留めピンが貫通する形状であっては、ピン穴間の距離よりも短い距離の調整が困難なため、ズボンの内側に入るシャツ・下着の変化、食事で生じる若干のウエストサイズの変化に対応できる出来ない問題点がある。
【0006】
特許文献1、特許文献2、特許文献3、はピン穴に留めピンが貫通する形状では無い為に一般の需要が少ない問題点がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、以上のような従来の欠点に鑑み、帯に手を加える事無くバックルの機能において、ピン穴間の距離を細分するバックルを提供することで問題点を解消した。
【0008】
帯が皮ベルトタイプ製品の帯に手を加える事無くバックルの機能において、ピン穴間の距離を細分するバックルは、帯のピン穴無い端をバックル本体に直接固定せずにバックルを二分割して留めピンの無い一方に帯を取り付ける。
【0009】
ズボンのベルト通しに通して用いる帯とバックルであって、バックルを二分割して一方に留めピンと留めピンシャフトが設けられ、他方にフックと帯軸が形成され帯軸に帯が接続されていて、両者は相互に運動自在に接続されていて、留めピンシャフトと帯軸の距離を調整出来る調整バックル。
【0010】
考案1は、ズボンのベルト通しに通して用いる帯とバックルからなる調整バックルであって、帯にはピン穴が設けられ、バックルはバックルボディーと帯可動取付け板とが組み合わされていて、バックルボディーはバックルリングと留めピンと留めピンシャフトで構成され、バックルボディーの左右には前後に長い貫通するシャフト穴が設けられ、帯可動取付け板の左右のシャフトはシャフト穴を貫通して、シャフトの端にはボタンが設けられていて、帯可動取付け板は左右のシャフトを軸として回転自在になっている、と共に、帯可動取付け板(5)は前後移動できて、帯可動取付け板にフックが形成され、帯可動取付け板に帯が取付けられていて、フックを留めピンシャフトに容易に引っ掛ける、又、外す事ができて、ピン穴間の距離を細分して、帯とバックルで出来る円周の距離を変える事が可能に成っている調整バックル。
【0011】
考案2は、ズボンのベルト通しに通して用いる帯とバックルからなる調整バックルであって、帯にはピン穴が設けられ、バックルはバックルボディーと可動調整リングとが組み合わされていて、バックルボディーはバックルリングと留めピンと留めピンシャフトと調整シャフトで構成され、留めピンは三方に向かう形状であって、バックルボディーの左右には前後に長いシャフト穴が設けられ、可動調整リングの左右にはシャフトが設けられ、左右のシャフトはシャフト穴を貫通していて、可動調整リングは回転自在と共に前後移動可能であって、可動調整リングに帯シャフトと中央部に下向くフックが形成されていて、フックを留めピンシャフトと調整シャフトに係止出来て、帯のピン穴に留めピンを挿入した状態で帯とバックルで作った円周の距離を変えられる調整バックル。
【0012】
考案3は、ズボンのベルト通しに通して用いる帯とバックルであって、帯にはピン穴が設けられ、バックルはバックルボディーと帯可動取付け具とが組み合わされていて、バックルボディーは、バックルリングと留めピンと留めピンシャフトで構成され、下部にはラチェットギアが形成され、バックルリングの前後にシャフト穴が設けられていて、帯可動取付け具は、帯取付けシャフトにラチェットフックとリフトハンドルとスプリングが設けられ、帯取付けシャフトの両端がシャフト穴を貫通していて、帯可動取付け具は左右移動出来る、と共に、ラチェットギアとラチェットフックとスプリングの取り合わせがラチェット機能に成っていて、ピン穴に留めピンが貫通した状態を保持して帯とバックルで成る円周の距離を変えられる調整バックル。
【0013】
考案4は、ズボンのベルト通しに通して用いる帯とバックルからなる調整バックルであって、帯にはピンフック穴が設けられ、バックルはバックルボディーと帯可動取付け具とが組み合わされていて、バックルボディーは、バックルボディー上部を覆うボディー板の背面にピンフックが設けられ、ボディー板の右部と左部から下に伸びるサイド板で構成され、それぞれのサイド板に貫通し前後に長いシャフト穴が形成されていて、帯可動取付け具は、帯取付け板の左右の両端にシャフトが形成され、シャフトがシャフト穴を貫通していることにおいて、帯可動取付け具は前後に移動可能になっている、と共に、シャフトの端に調整フックが設けられ、右部と左部のサイド板にはそれぞれのサイド板から外側に向かうベース突起と調整突起が形成されていて、調整フックをベース突起から調整突起に掛け変えて帯とバックルで成る円周の距離を変えられる調整バックル。
【0014】
考案5は、ズボンのベルト通しに通して用いる帯とバックルであって、帯にはピンフック穴が設けられ、バックルはバックルボディーと帯可動取付け具とが組み合わされていて、バックルボディーは、バックルボディー上部を覆うボディー板の背面にピンフックが設けられ、ボディー板の前部と後部に左右に長いフック穴とジョイント板移動穴が設けられ、フック穴とジョイント板移動穴を仕切る調整桟が設けられている、と共に、帯可動取付け具は、帯取付けバーの左右に帯取付けバーを支持するジョイント板が設けられ、ジョイント板の一部はジョイント板移動穴を貫通して脱落防止ボタンが形成されていて、ジョイント板を左右に移動できて、ジョイント板の一部はフック穴を貫通して調整フックに成っていて、帯可動取付け具を移動して帯とバックルで成る円周の距離を変えられる調整バックル。
【0015】
考案6は、ズボンのベルト通しに通して用いる帯とバックルであって、帯にはピンフック穴が設けられ、バックルは、バックルボディーと可動板とで形成されていて、バックルボディーは、帯取付けバーで繋がった2つのサイド板の上部に左右に長いガイドレールが形成され、2つのサイド板を繋ぐ複数の梁はギア突起を有するラチェットギア板で繋がれていて、可動板は、フックと脱落止めを有するフック板にスライドモールが形成され、スライドモールの上にガイドレールと下に梁がありフック板はガイドレールに沿って左右移動自在に成っていて、フック板の中央部にラチェトフックとマグネットを有するラチェト板が設けられ、ラチェト板は開閉軸を支点に扇転自在に成っていて、複数のギア突起とラチェトフックとマグネットによりラチェット機能になっている、と共にラチェト板を開いてラチェト機能を解除でき帯取付けバーとフック間の距離を変更出来て、帯とバックルで成る円周の距離を変えられる調整バックル。
【0016】
考案7は、ズボンのベルト通しに通して用いる帯とバックルであって、帯にはピン穴が設けられ、バックルはバックルボディーと帯可動取付け具とが組み合わされていて、バックルボディーはバックルリングと留めピンと留めピンシャフトとで構成され、バックルボディーに帯可動取付け具軸が設けられていて、帯可動取付け具は、帯取付けバーの両端に帯取付けバー支持アームが接合され、帯取付けバー支持アームに軸受けが設けられていて、軸受けに帯可動取付け具軸が貫通していて、帯可動取付け具は帯可動取付け具軸を支点に回転出来る、と共に、留めピンとバックルリングの接点と帯可動取付け具軸とを結ぶ線より帯取付けバーが下に位置する様に、バックルボディーに帯可動取付け具回転止めが設けられていて、帯とバックルを身に着けて帯可動取付け具を回転して、留めピンシャフトと帯取付けバーとの距離が接近された位置に留めて、帯可動取付け具は反転することなく帯とバックルで出来る円周の距離を変化させることができる調整バックル
【0017】
考案8は、ズボンのベルト通しに通して用いる帯とバックルであって、帯にはピンフック穴が設けられ、バックルはバックルボディーと帯可動取付け具とが組み合わされ、バックルボディーは、ボディー板にサイド板と調整穴とピンフックとフック移動穴とフック貫通穴が形成されていて、帯可動取付け具は、ジョイントフックを有する前後のフック支持アームが帯取付けバーとマグネット支持板で結合され、マグネット支持板に調整フックが形成されマグネットが設けられていて、帯可動取付け具を左右に移動して帯取付けバーとピンフックとの距離を段階的に変更出来、帯とバックルで出来る円周の距離を変化させることができる調整バックル。
【0018】
考案9は、ズボンのベルト通しに通して用いる帯とバックルであって、帯にはピン穴が設けられ、バックルはバックルボディーと帯可動取付け具とが組み合わされていて、バックルボディーは、バックルボディー上部を覆うボディー板の前後の端から下に伸びるサイド板が形成され、ボディー板に調整穴が形成されピンとピン軸が設けられていて、サイド板に左右に長い調整軸移動穴が形成されている、と共に、帯可動取付け具は、マグネット支持板の前後に調整軸が設けられ、調整フックと帯取付けバー形成され、マグネットが装着されていて、帯可動取付け具を左右に移動する事によりラチェット効果になっていて、帯取付けバーとピン軸との距離を段階的に変更出来て、帯とバックルで出来る円周の距離を変化させることを特徴とする調整バックル。
【0019】
考案1は、ズボンのベルト通しに通して用いる帯とバックルからなる調整バックルであって、帯にはピン穴が設けられ、バックルはバックルボディーと帯可動取付け板とが組み合わされていて、バックルボディーはバックルリングと留めピンと留めピンシャフトで構成され、バックルボディーの左右には前後に長い貫通するシャフト穴が設けられている。
【0020】
帯可動取付け板の左右にはシャフトが形成され、左右のシャフトはシャフト穴を貫通していて、左右のシャフトの端にはボタンが設けられていて、帯可動取付け板にフックが形成され、帯可動取付け板に帯が取付けられている。
【0021】
考案2は、ズボンのベルト通しに通して用いる帯とバックルからなる調整バックルであって、帯にはピン穴が設けられ、バックルはバックルボディーと可動調整リングとが組み合わされていて、バックルボディーはバックルリングと留めピンと留めピンシャフトと調整シャフトで構成され、バックルボディーの左右には前後に長い貫通するシャフト穴が設けられている。
【0022】
可動調整リングの左右にはシャフトが設けられ、左右のシャフトはシャフト穴を貫通していて、可動調整リングには帯シャフトとフックが形成されていて、帯シャフトに帯が取付けられている。
【0023】
考案3は、ズボンのベルト通しに通して用いる帯とバックルであって、帯にはピン穴が設けられ、バックルはバックルボディーと帯可動取付け具とが組み合わされている。
【0024】
バックルボディーは、バックルリングと留めピンと留めピンシャフトで構成され、下部にはラチェットギアが形成されていて、バックルボディーの左右には横向きで前後に長い貫通するシャフト穴が設けられている。
【0025】
帯可動取付け具は、帯取付けシャフトの両端がシャフト穴を貫通していて、帯取付けシャフトの端にリフトハンドルが設けられ、帯取付けシャフト中央にラチェットフックが形成され、ラチェットフックにスプリング取り付けられていて、帯取付けシャフトに帯の一端が接合されている。
【0026】
考案4は、ズボンのベルト通しに通して用いる帯とバックルであって、帯にはピンフック穴が設けられ、バックルはバックルボディーと帯可動取付け具(155)とが組み合わされている。
【0027】
バックルボディーは、バックルボディー上部を覆うボディー板と、ボディー板の右部と左部から下に伸びるサイド板で構成され、ボディー板の背面にピンフックが設けられ、右部と左部のサイド板にはそれぞれのサイド板から外側に向かうベース突起と調整突起が形成され、それぞれのサイド板に左右に貫通し前後に長いシャフト穴が設けられている。
【0028】
帯可動取付け具は、帯取付け板の左右の両端にシャフトが形成され、シャフトがシャフト穴を貫通していて、シャフトの端に調整フックが設けられている。
【0029】
考案5は、ズボンのベルト通しに通して用いる帯とバックルであって、帯にはピンフック穴が設けられ、バックルはバックルボディーと帯可動取付け具とが組み合わされている。
【0030】
バックルボディーは、バックルボディー上部を覆うボディー板の背面にピンフックが設けられ、ボディー板の前部と後部に左右に長いフック穴とジョイント板移動穴が設けられ、フック穴とジョイント板移動穴を仕切る調整桟が設けられている。
【0031】
帯可動取付け具は、帯取付けバーの左右に帯取付けバーを支持するジョイント板が設けられ、ジョイント板の一部はジョイント板移動穴を貫通して脱落防止ボタンが形成され、ジョイント板の一部はフック穴を貫通して調整フックに成っている。
【0032】
考案6は、ズボンのベルト通しに通して用いる帯とバックルであって、帯にはピンフック穴が設けられ、バックルは、バックルボディーと可動板とで形成されている。
【0033】
バックルボディーは、バックルボディーの背面と正面に設けられた2つのサイド板の上部にフック板をガイドする左右に長いガイドレールが形成され、2つのサイド板を繋ぐ複数の梁が設けてあって、梁はラチェットギア板で繋がれていて、ラチェットギア板の上面にギア突起が形成されていて、2つのサイド板の一端は帯取付けバーで繋がっている。
【0034】
可動板は、フック板の底面の一端に下向きのフックが設けられ他端に脱落止めが設けられ、フック板の奥部と手前部にスライドモールが形成され、フック板の中央部にラチェト板が設けられ、フック板に開閉軸が設けられ、ラチェト板に開閉軸受けが形成され、開閉軸は開閉軸受け貫通していて、ラチェト板は開閉軸を支点に扇転自在に成っていて、ラチェト板にラチェトフックが形成され、マグネットが装着されている。
【0035】
マグネットを使用せずスプリングを使用した場合は、フック板に開閉軸2が設けられ、開閉軸2にスプリングが装着され、スプリングの一端はラチェト板に係止され他端はフック板に係止されていて、ラチェト板は開閉軸2を支点に扇転自在に成っている。
【0036】
考案7は、ズボンのベルト通しに通して用いる帯とバックルであって、帯にはピン穴が設けられ、バックルはバックルボディーと帯可動取付け具とが組み合わされていて、バックルボディーはバックルリングと留めピンと留めピンシャフトとで構成され、バックルボディーに留めピンシャフト受け穴が形成され、ピンシャフト受け穴に留めピンシャフトが貫通している。
【0037】
バックルボディーに帯可動取付け具軸と帯可動取付け具回転止めが設けられていて、帯可動取付け具は、帯取付けバーの両端に帯取付けバー支持アームが接合されていて、帯取付けバー支持アームに軸受けが設けられていて、軸受けに帯可動取付け具軸が貫通している。
【0038】
考案8は、ズボンのベルト通しに通して用いる帯とバックルであって、帯にはピンフック穴が設けられ、バックルはバックルボディーと帯可動取付け具とが組み合わされている。
【0039】
バックルボディーは、バックルボディー上部を覆うボディー板の前後の端から下に伸びるサイド板が形成され、ボディー板の底面に調整穴が形成されピンフックが設けられていて、ボディー板の前部と後部に左右に長いフック移動穴が形成されている。
【0040】
帯可動取付け具は、フック支持アームを繋ぐ帯取付けバーとマグネット支持板で結合され、マグネット支持板に調整フックが形成されマグネットが設けられていて、フック支持アームの一端はジョイントフックに成っていて、フック移動穴の一部はジョイントフックが貫通するフック貫通穴に成っている。
【0041】
考案9は、ズボンのベルト通しに通して用いる帯とバックルであって、帯にはピン穴が設けられ、バックルはバックルボディーと帯可動取付け具とが組み合わされている。
【0042】
バックルボディーは、バックルボディー上部を覆うボディー板の前後の端から下に伸びるサイド板が形成され、ボディー板に調整穴が形成されピンとピン軸が設けられていて、サイド板に左右に長い調整軸移動穴が形成されている。
【0043】
帯可動取付け具は、マグネット支持板の前後に調整軸が設けられ、調整フックと帯取付けバー形成され、マグネットが装着されていている。
【発明の効果】
【0044】
以下図面に基づき説明する。
考案1、
図1-
図6、符号1-符号12は、ズボンのベルト通しに通して用いる帯(1)とバックル(2)
からなる調整バックルであって、バックル(2)はバックルボディー(4)と帯可動取付け板(5)とが組み合わされていて、バックルボディー(4)はバックルリング(6)と留めピン(7)と留めピンシャフト(8)で構成されている。
【0045】
バックルボディー(4)の左右には前後に長い貫通するシャフト穴(9)が設けられていて、帯可動取付け板(5)の左右にはシャフト(11)が形成され左右のシャフト(11)はシャフト穴(9)を貫通していて、左右のシャフト(11)の端にはボタン(12)が設けられていることにおいて、帯可動取付け板(5)は前後移動出来る、と共に、左右のシャフト(11)を軸として回転自在になっている。
【0046】
留めピン(7)と留めピンシャフト(8)との結合部分は2か所に分かれていて、帯可動取付け板(5)にフック(10)が形成され、帯可動取付け板(5)に帯(1)が取付けられていることにおいて、フック(10)を留めピンシャフト(8)中央部に容易に引っ掛ける、又、外す事ができて、ピン穴(3)間の距離を細分して、帯(1)とバックル(2)で出来る円周の距離を変える事が可能になっている。
【0047】
考案2、
図7-
図10符号51-符号63は、ズボンのベルト通しに通して用いる帯(51)とバックル(52)
からなる調整バックルであって、帯(51)にはピン穴(53)が設けられ、バックル(52)はバックルボディー(54)と可動調整リング(55)とが組み合わされていて、バックルボディー(54)はバックルリング(56)と留めピン(57)と留めピンシャフト(58)と調整シャフト(59)で構成され、留めピン(57)は三方に向かう形状であって、一方はピン穴(53)に挿入されるピンであり、他の二方は留めピンシャフト(58)に回転自在に接合されていることにおいて、接合間の距離が生まれている。
【0048】
バックルボディー(54)の左右には前後に長い貫通するシャフト穴(60)が設けられていて、可動調整リング(55)の左右にはシャフト(61)が設けられ、左右のシャフト(61)はシャフト穴(60)を貫通していていることにおいて、可動調整リング(55)は回動自在に成っている、と共に、前後移動出来る。
【0049】
可動調整リング(55)の中央部に下向くフック(63)が形成されていることにおいて、フック(63)を留めピンシャフト(58)と調整シャフト(59)に係止出来て、帯(51)のピン穴(53)に留めピン(57)を挿入した状態で帯(51)とバックル(52)で作った円周の距離を変えられる。
【0050】
考案3、
図11-
図15符号101-符号114は、ズボンのベルト通しに通して用いる帯(101)とバックル(102)であって、帯(101)にはピン穴(103)が設けられ、バックル(102)はバックルボディー(104)と帯可動取付け具(105)とが組み合わされている。
【0051】
バックルボディー(104)の前後には横向きで左右に長い貫通するシャフト穴(110)が設けられていて、帯取付けシャフト(111)の両端がシャフト穴(110)を貫通していることにおいて、帯可動取付け具(105)は左右移動出来る。
【0052】
バックルボディー(104)は、バックルリング(106)と留めピン(107)と留めピンシャフト(108)で構成され、下部にはラチェットギア(109)が形成されていて、帯取付けシャフト(111)中央にラチェットフック(113)が形成され、帯取付けシャフト(111)の端にリフトハンドル(112)が設けられ、帯取付けシャフト(111)中央にラチェットフック(113)が形成され、ラチェットフック(113)にスプリング(114)取り付けられていることにおいて、ラチェットギア(109)とラチェットフック(113)とスプリング(114)の取り合わせがラチェット機能に成っている。
【0053】
帯取付けシャフト(111)の両端がシャフト穴(110)を貫通して、帯取付けシャフト(111)の端にリフトハンドル(112)が設けられていることにおいて、リフトハンドル(112)を回してラチェット機能を解除できる。
【0054】
考案4、
図16-
図19、符号151-符号164は、バックルボディー(154)上部を覆うボディー板(156)と、ボディー板(156)の
右部と
左部から下に伸びるサイド板(157)で構成され、それぞれのサイド板(157)
に左右に貫通し
前後に長いシャフト穴(161)が形成されていて、帯可動取付け具(155)は、帯取付け板(162)の前後の両端にシャフト(163)が形成され、シャフト(163)がシャフト穴(161)を貫通していることにおいて、帯可動取付け具(155)は左右に移動可能になっている。
【0055】
シャフト(163)の端に調整フック(164)が設けられ、前部と後部のサイド板(157)にはそれぞれのサイド板(157)から外側に向かうベース突起(159)と調整突起(160)が形成され、ベース突起(159)と調整突起(160)間はピンフック穴(153)間の距離より短くしていて、調整フック(164)を移動することにおいて、ピンフック穴(153)間の距離を細分できて、調整フック(164)をベース突起(159)から調整突起(160)に掛け変えて帯(151)とバックル(152)で成る円周の距離を変えられる。
【0056】
考案5、
図20-
図24、符号201-符号214は、ズボンのベルト通しに通して用いる帯(201)とバックル(202)であって、帯(201)にはピンフック穴(203)が設けられ、バックル(202)はバックルボディー(204)と帯可動取付け具(205)とが組み合わされている。
【0057】
バックルボディー(204)は、バックルボディー(204)上部を覆うボディー板(206) の背面にピンフック(207)が設けられ、ボディー板(206)の前部と後部に左右に長いフック穴(208)とジョイント板移動穴(209)が設けられ、フック穴(208)とジョイント板移動穴(209)を仕切る調整桟(210)が設けられている。
【0058】
帯可動取付け具(205)は、帯取付けバー(211)の左右に帯取付けバー(211)を支持するジョイント板(212)が設けられ、ジョイント板(212)の一部はジョイント板移動穴(209)を貫通して脱落防止ボタン(213)が形成されていることにおいて、帯可動取付け具(205)を左右に移動できる。
【0059】
ジョイント板(212)の一部はフック穴(208)を貫通して調整フック(214)に成っていることにおいて、帯取付けバー(211)を右に移動してから下に移動して調整フック(214)をフック穴(208)から外し、帯取付けバー(211)を更に右に移動してから帯取付けバー(211)を上に移動し、ジョイント板移動穴(209)に調整フック(214)を通し若干左に戻すと調整フック(214)を調整桟(210)に留めることが出来て、帯(201)とバックル(202)で成る円周の距離を変えられる事が出来る。
【0060】
ジョイント板(212)を右に拡張し、ジョイント板移動穴(209) を右に拡張して、調整桟(210)を複数個所に設けることにおいて、帯(201)とバックル(202)で成る円周の距離を複数の段階の距離に変えることが可能になる。
【0061】
考案6、
図25-
図31、符号251-符号272は、ズボンのベルト通しに通して用いる帯(251)とバックル(252)であって、帯(251)にはピンフック穴(253)が設けられ、バックル(252)は、バックルボディー(254)と可動板(255)とで形成されている。
【0062】
バックルボディー(254)は、バックルボディー(254)の背面と正面に設けられた2つのサイド板(256)の上部に左右に長いガイドレール(258)が形成され、2つのサイド板(256)を繋ぐ複数の梁(259)が設けてあって、可動板(255)は、フック板(257)の奥部と手前部にスライドモール(264)が形成されていて、スライドモール(264)の上にガイドレール(258)と下に梁(259)があることにおいて、フック板(257)はガイドレール(258)に沿って左右移動自在に成っている。
【0063】
複数の梁(259)はラチェットギア板(260)で繋がれていて、ラチェットギア板(260)の上面にギア突起(261)が形成され、フック板(257)の中央部にラチェト板(265)が設けられ、フック板(257)に開閉軸(266)が設けられ、ラチェト板(265)に開閉軸受け(267)が形成され、開閉軸(266)は開閉軸受け(267)貫通していて、ラチェト板(265)は開閉軸(266)を支点に扇転自在に成っていて、ラチェト板(265)にラチェトフック(268)が形成され、ラチェト板(265)にマグネット(269)が装着されていることにおいて、複数のギア突起(261)とラチェトフック(268)とマグネット(269)によりラチェット機能になっている、と共にラチェト板(265)を開いてラチェト機能を解除でき帯取付けバー(271)とフック(262)間の距離を変更出来て、帯(151)とバックル(152)で成る円周の距離を変えられる。
【0064】
考案7、
図35-
図39、符号301-符号313は、ズボンのベルト通しに通して用いる帯とバックル(301)であって、帯にはピン穴が設けられ、バックル(301)はバックルボディー(302)と帯可動取付け具(303)とが組み合わされていて、バックルボディー(302)はバックルリング(304)と留めピン(305)と留めピンシャフト(306)とで構成され、バックルボディー(302)に留めピンシャフト受け穴(7)が形成され、ピンシャフト受け穴(307)にピンシャフト(306)が貫通している。
【0065】
帯可動取付け具(303)は、帯取付けバー(310)の両端に帯取付けバー支持アーム(311)が接合されていて、帯取付けバー支持アーム(311)に軸受け(312)が設けられていて、軸受け(312)に帯可動取付け具軸(308)が貫通していることにおいて、帯可動取付け具(303)は帯可動取付け具軸(308)を支点に回転出来る。
【0066】
留めピン(305)とバックルリング(304)の接点A点(312)と帯可動取付け具軸(308)とを結ぶ線より帯取付けバー(310)が下に位置する様に、バックルボディー(302)に帯可動取付け具回転止め(309)が設けられていることにおいて、帯とバックル(301)を身に着けて帯可動取付け具(303)を回転して、留めピンシャフト(306)と帯取付けバー(310)との距離が接近された位置に留めて、帯可動取付け具(303)は反転することなく帯とバックル(301)で出来る円周の距離を変化させることができる。
【0067】
考案8、
図40-
図42、符号351-符号365は、ズボンのベルト通しに通して用いる帯とバックル(351)であって、帯にはピンフック穴が設けられ、バックル(351)はバックルボディー(352)と帯可動取付け具(353)とが組み合わされている。
【0068】
フック支持アーム(359)の一端はジョイントフック(364)に成っていて、ボディー板(354)の前部と後部に左右に長いフック移動穴(358)が形成され、フック移動穴(358)の一部はフック貫通穴(365)に成っていることにおいて、ジョイントフック(365)をフック貫通穴(365)に貫通して、バックルボディー(352)に帯可動取付け具(353)を装着して帯可動取付け具(353)を左右に移動できる。
【0069】
ボディー板(354)の底面に複数の調整穴(356)が形成され、マグネット支持板(361)に調整フック(362)が形成されマグネット(363)が設けられていることにおいて、ジョイントフック(365)を支点に調整穴(356)とジョイントフック(365)を結ぶ線と、調整フック(362)とジョイントフック(365)を結ぶ線の角度を変えることが出来て、帯可動取付け具(353)を左右に移動する事によりラチェット効果になっていて、帯取付けバー(360)とピンフック(357)との距離を段階的に変更出来る。
【0070】
バックルボディー(352)は、バックルボディー(352)上部を覆うボディー板(354)の前後の端から下に伸びるサイド板(355)が形成されていることにおいて、帯可動取付け具(353)の移動時にサイド板(355)が帯可動取付け具(353)の振れを防いで帯可動取付け具(353)をスムースに移動できる。
【0071】
考案9、
図43-
図47、符号401-符号414は、ズボンのベルト通しに通して用いる帯とバックル(401)であって、帯にはピン穴が設けられ、バックル(401)はバックルボディー(402)と帯可動取付け具(403)とが組み合わされている。
【0072】
マグネット支持板(410)の前後に調整軸(111)が設けられ、バックルボディー(402)上部を覆うボディー板(404)の前後の端から下に伸びるサイド板(405)が形成され、サイド板(405)に調整軸移動穴(409)が形成され、調整軸移動穴(409)に調整軸(411)が貫通していることにおいて、帯可動取付け具(403)を左右に移動できる。
【0073】
ボディー板(404)に複数の調整穴(406)が形成され、マグネット支持板(410)に調整フック(412)が形成されマグネット(414)が装着されていることにおいて、調整穴(406)と調整軸(411)を結ぶ線と、調整フック(412)と調整軸(411)とを結ぶ線の角度を調整軸(411)を支点に変えることが出来て、帯可動取付け具(403)を左右に移動する事によりラチェット効果になっていて、帯取付けバー(403)とピン軸(408)との距離を段階的に変更出来る。
【0074】
バックルボディー(402)は、バックルボディー(402)上部を覆うボディー板(404)の前後の端から下に伸びるサイド板(405)が形成されていることにおいて、帯可動取付け具(403)の移動時にサイド板(405)が帯可動取付け具(403)の振れを防いで帯可動取付け具(403)をスムースに移動できる。
【図面の簡単な説明】
【0075】
【
図2】切断線A-A線を示すバックル(2)の平面図。
【
図3】帯可動取付け板(5)に帯(1)を取付けた平面図。
【
図5】バックル(2)の帯可動取付け板(5)を左右のシャフト(11)を軸として回転させた
右側面図。
【
図8】バックルボディー(54)と可動調整リング(55)の平面図。
【
図10】バックル(52)の可動調整リング(55)を左右のシャフト(61)を軸として扇転させた正面図。
【
図11】帯(101)とバックル(102)の平面図。
【
図12】帯取付けシャフト(111)に帯(101)を取付けたバックル(102)の平面図。
【
図13】切断線B-B線を示すバックル(102)の平面図。
【
図17】帯(151)とバックル(152)の床面図。
【
図19】帯取付け板(162)に帯(151)を取付けたバックル(152)の
左側面図。
【
図20】切断線C-C線を示すバックル(202)の平面図。
【
図21】帯(201)とバックル(202)の底面図。
【
図25】切断線D-D線と切断線E-E線を示すバックル(252)の平面図。
【
図30】開閉軸(266)を支点にラチェト板(265)が扇転したバックル(252)の正面図。
【
図31】マグネット(269)を使用せずスプリング(270)を使用した場合の
図25の切断線E-E線の端面図。
【
図32】バックルに帯留めフックが設けられたバックルと帯との平面図。
【
図33】バックルに帯留めフックが設けられたバックルの平面図。
【
図34】バックルに帯留めフックが設けられたバックルの正面図。
【
図35】バックルに帯留めフックが設けられたバックルの帯可動取付け板を左右のシャフトを軸として回転させた正面図。
【
図37】帯可動取付け具(303)を回転して、留めピンシャフト(306)と帯取付けバー(310)との距離が接近された位置に留めている、バックル(301)の斜視図
【
図41】バックル(351)を下から見たバックル(351)の斜視図
【
図42】バックルボディー(352) を下から見たバックルボディー(352)の斜視図
【
図45】バックル(401)を下から見たバックル(401)の斜視図
【
図46】バックルボディー(402) を下から見たバックルボディー(402)の斜視図
【発明を実施するための形態】
【0076】
考案1、
図1-
図6、符号1-符号12は、ズボンのベルト通しに通して用いる帯(1)とバックル(2)
からなる調整バックルであって、帯(1)にはピン穴(3)が設けられ、バックル(2)はバックルボディー(4)と帯可動取付け板(5)とが組み合わされていて、バックルボディー(4)はバックルリング(6)と留めピン(7)と留めピンシャフト(8)と留めピンシャフト(8)に平行のシャフトで構成され、バックルボディー(4)の左右には前後に長い貫通するシャフト穴(9)が設けられている
【0077】
帯可動取付け板(5)の左右にはシャフト(11)が形成され左右のシャフト(11)はシャフト穴(9)を貫通していて、左右のシャフト(11)の端にはボタン(12)が設けられていて、帯可動取付け板(5)にはフック(10)が形成されていて、帯可動取付け板(5)に帯(1)が取付けられている。
【0078】
考案2、
図7-
図10、符号51-符号63は、ズボンのベルト通しに通して用いる帯(51)とバックル(52) )
からなる調整バックルであって、帯(51)にはピン穴(53)が設けられ、バックル(52)はバックルボディー(54)と可動調整リング(55)とが組み合わされていて、バックルボディー(54)はバックルリング(56)と留めピン(57)と留めピンシャフト(58)と調整シャフト(59)で構成され、バックルボディー(54)の左右には前後に長い貫通するシャフト穴(60)が設けられている。
【0079】
可動調整リング(55)の左右にはシャフト(61)が設けられ、左右のシャフト(61)はシャフト穴(60)を貫通していて、可動調整リング(55)には帯シャフト(62)とフック(63)が形成されて、帯シャフト(62)に帯(51)が取付けられている。
【0080】
考案3、
図11-
図15、符号101-符号114は、ズボンのベルト通しに通して用いる帯(101)とバックル(102)であって、帯(101)にはピン穴(103)が設けられ、バックル(102)はバックルボディー(104)と帯可動取付け具(105)とが組み合わされている。
【0081】
バックルボディー(104)は、バックルリング(106)と留めピン(107)と留めピンシャフト(108)で構成され、下部にはラチェットギア(109)が形成され、バックルボディー(104)の前後には横向きで左右に長い貫通するシャフト穴(110)が設けられている。
【0082】
帯可動取付け具(105)は、帯取付けシャフト(111)の両端がシャフト穴(110)を貫通していて、帯取付けシャフト(111)の端にリフトハンドル(112)が設けられ、帯取付けシャフト(111)中央にラチェットフック(113)が形成され、ラチェットフック(113)にスプリング(114)取り付けられていて、帯取付けシャフト(111)に帯(101)の一端が取付けられている。
【0083】
考案4、
図16-
図19、符合151-符号164は、ズボンのベルト通しに通して用いる帯(151)とバックル(152)
からなる調整バックルであって、帯(151)にはピンフック穴(153)が設けられ、バックル(152)はバックルボディー(154)と帯可動取付け具(155)とが組み合わされている。
【0084】
バックルボディー(154)は、バックルボディー(154)上部を覆うボディー板(156)と、ボディー板(156)の右部と左部から下に伸びるサイド板(157)で構成され、ボディー板(156)の背面にピンフック(158)が設けられ、右部と左部のサイド板(157)にはそれぞれのサイド板(157)から外側に向かうベース突起(159)と調整突起(160)が形成され、それぞれのサイド板(157)に左右に貫通し前後に長いシャフト穴(161)が設けられている。
【0085】
帯可動取付け具(155)は、帯取付け板(162)の前後の両端にシャフト(163)が形成され、シャフト(163)がシャフト穴(161)を貫通していて、シャフト(163)の端に調整フック(164)が設けられている。
【0086】
考案5、
図20-
図24、符号201-符号214は、ズボンのベルト通しに通して用いる帯(201)とバックル(202)であって、帯(201)にはピンフック穴(203)が設けられ、バックル(202)はバックルボディー(204)と帯可動取付け具(205)とが組み合わされている。
【0087】
バックルボディー(204)は、バックルボディー(204)上部を覆うボディー板(206) の背面にピンフック(207)が設けられ、ボディー板(206)の前部と後部に左右に長いフック穴(208)とジョイント板移動穴(209)が設けられ、フック穴(208)とジョイント板移動穴(209)を仕切る調整桟(210)が設けられている。
【0088】
帯可動取付け具(205)は、帯取付けバー(211)の左右に帯取付けバー(211)を支持するジョイント板(212)が設けられ、ジョイント板(212)の一部はジョイント板移動穴(209)を貫通して脱落防止ボタン(213)が形成され、ジョイント板(212)の一部はフック穴(208)を貫通して調整フック(214)に成っている。
【0089】
考案6、
図25-
図31、符号251-符号272は、ズボンのベルト通しに通して用いる帯(251)とバックル(252)であって、帯(251)にはピンフック穴(253)が設けられ、バックル(252)は、バックルボディー(254)と可動板(255)とで形成されている。
【0090】
バックルボディー(254)は、バックルボディー(254)の背面と正面に設けられた2つのサイド板(256)の上部にフック板(257)をガイドする左右に長いガイドレール(258)が形成され、2つのサイド板(256)を繋ぐ複数の梁(259)が設けてあって、梁(259)はラチェットギア板(260)で繋がれていて、ラチェットギア板(260)の上面にギア突起(261)が形成されていて、2つのサイド板(256)の一端は帯取付けバー(271)で繋がっている。
【0091】
可動板(255)は、フック板(257)の底面の一端に下向きのフック(262)が設けられ他端に脱落止め(263)が設けられ、フック板(257)の奥部と手前部にスライドモール(264)が形成され、フック板(257)の中央部にラチェト板(265)が設けられ、フック板(257)に開閉軸(266)が設けられ、ラチェト板(265)に開閉軸受け(267)が形成され、開閉軸(266)は開閉軸受け(267)貫通していて、ラチェト板(265)は開閉軸(266)を支点に扇転自在に成っていて、ラチェト板(265)にラチェトフック(268)が形成され、マグネット(269)が装着されていて、ラチェットギア板(260)は鉄が使用されている。
【0092】
マグネット(269)を使用せずスプリング(270)を使用した場合は、フック板(257)に開閉軸2(272)が設けられ、開閉軸2(272)にスプリング(270)が装着され、スプリング(270)の一端はラチェト板(265)に係止され他端はフック板(257)に係止されていて、ラチェト板(265)は開閉軸2(272)を支点に扇転自在に成っている。
【0093】
図32-
図35は、バックルに帯留めピンフックが設けられたバックルであって、考案1と同様の機能になっている。
【0094】
考案7、
図36-
図39、符号301-313符号は、ズボンのベルト通しに通して用いる帯とバックル(301)であって、帯にはピン穴が設けられ、バックル(1)はバックルボディー(302)と帯可動取付け具(303)とが組み合わされていて、バックルボディー(302)はバックルリング(304)と留めピン(305)と留めピンシャフト(306)とで構成され、バックルボディー(302)に留めピンシャフト受け穴(307)が形成され、ピンシャフト受け穴(307)に留めピンシャフト(308)が貫通している。
【0095】
バックルボディー(302)に帯可動取付け具軸(308)と帯可動取付け具回転止め(309)が設けられていて、帯可動取付け具(303)は、帯取付けバー(310)の両端に帯取付けバー支持アーム(311)が接合されていて、帯取付けバー支持アーム(311)に軸受け(312)が設けられていて、軸受け(312)に帯可動取付け具軸(308)が貫通している。
【0096】
考案8、
図40-
図42、符号351-符号365は、ズボンのベルト通しに通して用いる帯とバックル(351)であって、帯にはピンフック穴が設けられ、バックル(351)はバックルボディー(352)と帯可動取付け具(353)とが組み合わされている。
【0097】
バックルボディー(352)は、バックルボディー(352)上部を覆うボディー板(354) の前後の端から下に伸びるサイド板(355)が形成され、ボディー板(354) の底面に調整穴(356)が形成されピンフック(357)が設けられていて、ボディー板(354)の前部と後部に左右に長いフック移動穴(358)が形成されている。
【0098】
帯可動取付け具(353)は、フック支持アーム(359)を繋ぐ帯取付けバー(360)とマグネット支持板(361)で結合され、マグネット支持板(361)に調整フックが(362)形成されマグネット(363)が設けられていて、フック支持アーム(359)の一端はジョイントフック(364)に成っていて、フック移動穴(358)の一部はジョイントフック(364)が貫通するフック貫通穴(365)に成っている。
【0099】
考案9、
図43-
図47、符号401-符号414は、ズボンのベルト通しに通して用いる帯とバックル(401)であって、帯にはピン穴が設けられ、バックル(401)はバックルボディー(402)と帯可動取付け具(403)とが組み合わされている。
【0100】
バックルボディー(402)は、バックルボディー(402)上部を覆うボディー板(404) の前後の端から下に伸びるサイド板(405)が形成され、ボディー板(404)に調整穴(406)が形成されピン(407)とピン軸(408)が設けられていて、サイド板(405)に左右に長い調整軸移動穴(409)が形成されている。
【0101】
帯可動取付け具(403)は、マグネット支持板(410)の前後に調整軸(411)が設けられ、調整フック(412)と帯取付けバー(413)形成され、マグネット(414)が装着されていている。
【産業上の利用可能性】
【0102】
ベルトの形状がピン穴(3)に留めピン(7)が貫通する形状であって、ズボンの内側に入るシャツ・下着の変化、食事で生じる若干のウエストサイズの変化に対応できて、帯(1)に手を加える事無くバックル(2)の機能において、ピン穴(3)間の距離を細分出来るバックル(2)を提供することで産業上の利用可能性が高いと思われます。
【符号の説明】
【0103】
1 帯
2 バックル
3 ピン穴
4 バックルボディー
5 帯可動取付け板
6 バックルリング
7 留めピン
8 留めピンシャフト
9 シャフト穴
10 フック
11 シャフト
12 ボタン
51 帯
52 バックル
53 ピン穴
54 バックルボディー
55 可動調整リング
56 バックルリング
57 留めピン
58 留めピンシャフト
59 調整シャフト
60 シャフト穴
61 シャフト
62 帯シャフト
63 フック
101 帯
102 バックル
103 ピン穴
104 バックルボディー
105 帯可動取付け具
106 バックルリング
107 留めピン
108 留めピンシャフト
109 ラチェットギア
110 シャフト穴
111 帯取付けシャフト
112 リフトハンドル
113 ラチェットフック
114 スプリング
151 帯
152 バックル
153 ピンフック穴
154 バックルボディー
155 帯可動取付け具
156 ボディー板
157 サイド板
158 ピンフック
159 ベース突起
160 調整突起
161 シャフト穴
162 帯取付け板
163 シャフト
164 調整フック
201 帯
202 バックル
203 ピンフック穴
204 バックルボディー
205 帯可動取付け具
206 ボディー板
207 ピンフック
208 フック穴
209 ジョイント板移動穴
210 調整桟
211 帯取付けバー
212 ジョイント板
213 脱落防止めボタン
214 調整フック
251 帯
252 バックル
253 ピンフック穴
254 バックルボディー
255 可動板
256 サイド板
257 フック板
258 ガイドレール
259 梁
260 ラチェトギア板
261 ギア突起
262 フック
263 脱落止め
264 スライドモール
265 ラチェト板
266 開閉軸
267 開閉軸受け
268 ラチェットフック
269 マグネット
270 スプリング
271 帯取付けバー
272 開閉軸2
301 バックル
302 バックルボディー
303 帯可動取付け具
304 バックルリング
305 留めピン
306 留めピンシャフト
307 留めピンシャフト受け穴
308 帯可動取付け具軸
309 帯可動取付け具回転止め
310 帯可動取付けバー
311 帯可動取付けバー支持アーム
312 軸受け
313 A点
351 バックル
352 バックルボディー
353 帯可動取付け具
354 ボディー板
355 サイド板
356 調整穴
357 ピンフック
358 フック移動穴
359 フック支持アーム
360 帯取付けバー
361 マグネット支持板
362 調整フック
363 マグネット
364 ジョイントフック
365 フック貫通穴
401 バックル
402 バックルボディー
403 帯可動取付け具
404 ボディー板
405 サイド板
406 調整穴
407 ピン
408 ピン軸
409 調整軸移動穴
410 マグネット支持板
411 調整軸
412 調整フック
413 帯取付けバー
414 マグネット