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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-29
(45)【発行日】2022-12-07
(54)【発明の名称】エアポンプ内蔵式充気製品
(51)【国際特許分類】
   A47C 27/08 20060101AFI20221130BHJP
   F04D 25/08 20060101ALI20221130BHJP
【FI】
A47C27/08 A
F04D25/08 301Z
A47C27/08 B
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2021154988
(22)【出願日】2021-09-24
【審査請求日】2021-09-24
(31)【優先権主張番号】202110998764.4
(32)【優先日】2021-08-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】520189418
【氏名又は名称】義烏竜創尤品家居用品有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100216471
【弁理士】
【氏名又は名称】瀬戸 麻希
(72)【発明者】
【氏名】尤文標
(72)【発明者】
【氏名】竜昌為
【審査官】松江 雅人
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2020/0400150(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2001/0026763(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2003/0037378(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2019/0368509(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47C 27/08-27/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアポンプ内蔵式充気製品であって、エアポンプ1と、接続部材2と、および充気製品
15とを含み、充気製品15は内外に貫通する貫通穴151を有し、接続部材2は貫通穴
151の穴縁に固定され、接続部材2にエアポンプ1が着脱可能に接続され、貫通穴15
1にエアポンプ1が挿入され、かつエアポンプ1の前端が貫通穴151の外で露出し、
エアポンプ1の前端に進気口3が備えられ、進気口3内に常時閉スイッチ4が取り付け
られ、進気口3上に常時閉スイッチ4が押下されるように進気口密封蓋5が蓋設され、
エアポンプ1の前端に充電口8が備えられ、充電口8上に充電口密封蓋10が蓋われて
いる、
ことを特徴とするエアポンプ内蔵式充気製品。
【請求項2】
接続部材2は内側密封挟み板21と外側密封挟み板22を含み、内側密封挟み板21は充
気製品15の内壁上に固定され、外側密封挟み板22は露在充気製品15外で露出すると
ともに、内側密封挟み板21の前端に固定される、
ことを特徴とする請求項1に記載のエアポンプ内蔵式充気製品。
【請求項3】
内側密封挟み板21および外側密封挟み板22はいずれも円環形を呈し、内側密封挟み板
21の前端に貫通穴151を挿通するバックルリング212が備えられ、外側密封挟み板
22はバックル接続の方式によってバックルリング212に固定される、
ことを特徴とする請求項2に記載のエアポンプ内蔵式充気製品。
【請求項4】
エアポンプ1はネジ接続方式に又は接着方式により接続部材2に接続される、
ことを特徴とする請求項1に記載のエアポンプ内蔵式充気製品。
【請求項5】
エアポンプ1はネジ接続により接続部材2に接続されるとき、接続部材2は前後に貫通す
る内ネジ穴211を有し、エアポンプ1の外壁に内ネジ穴211に嵌合する外ネジ部1.
1.1が備えられている、
ことを特徴とする請求項4に記載のエアポンプ内蔵式充気製品。
【請求項6】
常時閉スイッチ4の前端にシース6が外套され、進気口密封蓋5の後端は進気口3内に挿
入されるとともにシース6の前端面上に当圧される、
ことを特徴とする請求項1に記載のエアポンプ内蔵式充気製品。
【請求項7】
進気口密封蓋5の後端は、進気口3内に挿入されるとともに常時閉スイッチ4の前端面上
に当圧される、
ことを特徴とする請求項1に記載のエアポンプ内蔵式充気製品。
【請求項8】
エアポンプ1は、外蓋1.1と内殻1.2を含み、外蓋1.1と内殻1.2とが固定接続
され、外蓋1.1は充気製品15の外で露出し、内殻1.2は充気製品15内に挿入され
ており、進気口3および充電口8はいずれも外蓋1.1上に設置され、内殻1.2内に回
路板12、電池13、ファン14、モータ16が取付けられ、常時閉スイッチ4と回路板
12とが電気接続されている、
ことを特徴とする請求項1に記載のエアポンプ内蔵式充気製品。
【請求項9】
進気口密封蓋5および充電口密封蓋10の後端にいずれも1本のロープ11が固定され、
各ロープ11の後端がそれぞれ進気口3と充電口8の内に固定されている、
ことを特徴とする請求項8に記載のエアポンプ内蔵式充気製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、充気製品の技術分野に関し、具体的には、エアポンプ内蔵式充気製品である。
【背景技術】
【0002】
現在の空気入れソファ、空気入れベッドなどの空気入れ製品のポンプは外付け空気ポンプ
、走行用空気ポンプと内蔵空気ポンプに分けられています。外付け空気ポンプは使用が面
倒で、ポンプが落ちやすいです。空気抜きポンプは手の力が弱い人にとって空気を満たす
のが難しいです。修理が大変です。空気を入れる時はキャップを開けてスイッチを押す必
要があります。空気が満ちている後はキャップを閉めてスイッチを切る必要があります。
使いにくいです。
【発明の概要】
【0003】
上記の先行技術の欠陥を鑑みて、本発明の目的は、エアポンプ内蔵式充気製品
を提供することである。
本発明の技術解決策は、以下の通りである。
エアポンプ内蔵式充気製品は、エアポンプ1と、接続部材2と、および充気製品15とを
含み、充気製品15は内外に貫通する貫通穴151を有し、接続部材2は貫通穴151の
穴縁に固定され、接続部材2にエアポンプ1が着脱可能に接続され、貫通穴151にエア
ポンプ1が挿入され、かつエアポンプ1の前端が貫通穴151の外で露出し、エアポンプ
1の前端に進気口3が備えられ、進気口3内に常時閉スイッチ4が取り付けられ、進気口
3上に常時閉スイッチ4が押下されるように進気口密封蓋5が蓋設される。
【0004】
好ましくは、接続部材2は内側密封挟み板21と外側密封挟み板22を含み、内側密封挟
み板21は両面テープを介して充気製品15の内壁上に固定され、外側密封挟み板22は
露在充気製品15外で露出するとともに、内側密封挟み板21の前端に固定される。
【0005】
好ましくは、外側密封挟み板22と内側密封挟み板21を容易に接続させるために、内側
密封挟み板21および外側密封挟み板22はいずれも円環形を呈し、内側密封挟み板21
の前端に貫通穴151を挿通するバックルリング212が備えられ、外側密封挟み板22
はバックル接続の方式によってバックルリング212に固定される。
【0006】
好ましくは、エアポンプ1はネジ接続方式に又は接着方式により接続部材2に接続される
【0007】
好ましくは、エアポンプ1はネジ接続により接続部材2に接続される場合、接続部材2は
前後に貫通する内ネジ穴211を有し、内ネジ穴211は内側密封挟み板21上に設置さ
れ、エアポンプ1の外壁に内ネジ穴211に嵌合する外ネジ部1.1.1が備えられてい
る。
【0008】
好ましくは、常時閉スイッチ4の前端にシース6が外套され、進気口密封蓋5の後端は進
気口3内に挿入されるとともにシース6の前端面上に当圧される。
【0009】
好ましくは、進気口密封蓋5の後端は、進気口3内に挿入されるとともに常時閉スイッチ
4の前端面上に当圧される。
【0010】
好ましくは、エアポンプ1の前端に排気口7および充電口8が備えられ、排気口7上に排
気口密封蓋9が蓋われており、充電口8上に充電口密封蓋10が蓋われている。
【0011】
好ましくは、エアポンプ1は、外蓋1.1と内殻1.2を含み、外蓋1.1と内殻1.2
とが固定接続され、外蓋1.1は充気製品15の外で露出し、内殻1.2は充気製品15
内に挿入されており、進気口3、排気口7および充電口8はいずれも外蓋1.1上に設置
され、外ネジ部1.1.1は外蓋1.1の外壁上に設置され、内殻1.2内に回路板12
、電池13、ファン14、モータ16が取付けられ、常時閉スイッチ4と回路板12とが
電気接続されている。
【0012】
好ましくは、進気口密封蓋5、排気口密封蓋9および充電口密封蓋10の後端にいずれも
1本のロープ11が固定され、各ロープ11の後端がそれぞれ進気口3と充電口8の内に
固定されている。
【0013】
本発明が提供するエアポンプ内蔵式充気製品は、以下の有益な効果があります。
エアポンプと接続部材を取り外し可能に接続し、接続部材をエア充気製品に固定し、エア
ポンプは取り外し可能である。エアポンプは外されたら便利に検査やメンテナンスが可能
である。エアポンプが外された後、さらに充気製品内へ物を配置することもできるので、
充気製品に収納機能を付与させている。進気口密封蓋を開いたら、エアポンプに通電して
充気製品へ充気するが、進気口密封蓋を閉じたら、エアポンプが断電させられ、充気が停
止する。このようにして、使用が非常に便利である。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の実施例1の全体構成図である。
図2】本発明の実施例1の充気製品の内部構成図である。
図3】本発明の実施例1のエアポンプの全体構成図である。
図4】本発明の実施例1の接続部材とエアポンプの設置の概略図である。
図5】本発明の実施例1の接続部材の分解図である。
図6】本発明の実施例1のエアポンプが進気口密封蓋、排気口密封蓋、充電口密封蓋を除去した後の正面図である。
図7】本発明の実施例1のエアポンプの分解図である。
図8】本発明の実施例1の係るエアポンプの概略図である。
図9図8のAーA方向の断面図である。
図10】本発明の実施例1のロープの取り付け概略図である。
図11】本発明の実施例1の充気製品の正面図である。
図12】本発明の実施例2の自動充気エアポンプの断面図である。
【0015】
[符号の説明]
エアポンプ 1
外蓋 1.1
外ネジ部 1.1.1
内殻 1.2
接続部材 2
内側密封挟み板 21
内ネジ穴 211
バックルリング 212
外側密封挟み板22
進気口 3
常時閉スイッチ 4
進気口密封蓋 5
シース 6
排気口 7
充電口 8
排気口密封蓋 9
充電口密封蓋 10
ロープ 11
回路板 12
電池 13
ファン 14
充気製品 15
貫通穴 151
モータ 16
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明の技術方案を直観的かつ完全に理解するために、本発明の図面に関連して非限定的
な特徴を説明する。
実施例1
図1図11を参考すると、エアポンプ内蔵式充気製品は、エアポンプ1と、接続部材2
と、および充気製品15とを含む。充気製品15は内外に貫通する貫通穴151を有する
。接続部材2は貫通穴151の穴縁に固定されている。接続部材2にエアポンプ1が着脱
可能に接続されている。貫通穴151にエアポンプ1が挿入され、かつエアポンプ1の前
端が貫通穴151の外で露出している。エアポンプ1の前端に進気口3が備えられている
。進気口3内に常時閉スイッチ4が取り付けられている。進気口3上に常時閉スイッチ4
が押下されるように進気口密封蓋5が蓋設される。
【0017】
接続部材2は内側密封挟み板21と外側密封挟み板22を含む。内側密封挟み板21は両
面テープを介して充気製品15の内壁上に固定され、外側密封挟み板22は露在充気製品
15外で露出するとともに、内側密封挟み板21の前端に固定される。
【0018】
図5を参考すると、外側密封挟み板22と内側密封挟み板21を容易に接続させるために
、内側密封挟み板21および外側密封挟み板22はいずれも円環形を呈する。内側密封挟
み板21の前端に貫通穴151を挿通するバックルリング212が備えられている。外側
密封挟み板22はバックル接続の方式によってバックルリング212に固定される。
図4を参考すると、エアポンプ1の着脱を容易にさせるために、エアポンプ1はネジ接続
によって接続部材2に接続される。接続部材2は前後に貫通する内ネジ穴211を有する
。内ネジ穴211は内側密封挟み板21上に設置されている。エアポンプ1の外壁に内ネ
ジ穴211に嵌合する外ネジ部1.1.1が備えられている。
【0019】
図9を参考すると、常時閉スイッチ4の前端にシース6が外套されている。進気口密封蓋
5の後端は進気口3内に挿入されるとともにシース6の前端面上に当圧される。進気口3
上に進気口密封蓋5を蓋わせていくと、進気口密封蓋5の後端がシース6および常時閉ス
イッチ4を圧押して、常時閉スイッチ4が押下されたら、エアポンプ1が断電させられる
。進気口密封蓋5を開放すると、常時閉スイッチ4が解放されたら、エアポンプ1に通電
して充気製品15に充気する。
【0020】
図3図6を参考すると、エアポンプ1の前端に排気口7および充電口8が備えられてい
る。排気口7上に排気口密封蓋9が蓋われている。充電口8上に充電口密封蓋10が蓋わ
れている。進気口3に進気口密封蓋5が、排気口7に排気口密封蓋9が、また充電口8上
に充電口密封蓋10がそれぞれ蓋われているので、防水防塵の作用を発揮している。充気
製品15の表面に密封材が塗覆されている。接続部材2とエアポンプ1と充気製品15と
の間は密封処理とされるので、全体エアポンプ内蔵式充気製品15は、水上で使用され得
る。
【0021】
図7を参考すると、エアポンプ1は、外蓋1.1と内殻1.2を含み、外蓋1.1と内殻
1.2とが固定接続されている。外蓋1.1は充気製品15の外で露出している。内殻1
.2は充気製品15内に挿入されている。進気口3、排気口7および充電口8はいずれも
外蓋1.1上に設置されている。外ネジ部1.1.1は外蓋1.1の外壁上に設置されて
いる。内殻1.2内に回路板12、電池13、ファン14、モータ16が取付けられ、モ
ータ16がファン14に接続され、常時閉スイッチ4、電池13、モータ16と回路板1
2とが電気接続されている。電池13は可充電電池とし、充電口8を介して充電を行うこ
とができ、通電際にファン14が動作する。
【0022】
図10を参考すると、進気口密封蓋5、排気口密封蓋9および充電口密封蓋10の後端に
いずれも1本のロープ11が固定されている。3本のロープ11の後端がそれぞれ進気口
3、排気口7と充電口8内に固定されている。ロープ11を設けることによって、進気口
密封蓋5、排気口密封蓋9、充電口密封蓋10が開蓋されたら紛失されてしまうことを防
止できる。
【0023】
エアポンプ1は取り外し可能である。エアポンプ1は外されたら便利に検査やメンテナン
スが可能である。エアポンプ1が外された後、さらに充気製品15内へ物を配置すること
もできるので、充気製品15に収納機能を付与させている。進気口密封蓋5を開いたら、
エアポンプ1に通電して充気製品15へ充気するが、進気口密封蓋5を閉じたら、エアポ
ンプ1が断電させられ、充気が停止する。このようにして、使用が非常に便利である。
【0024】
実施例2
図12を参考すると、実施例2は、進気口密封蓋5の後端は、進気口3内に挿入されると
ともに常時閉スイッチ4の前端面上に当圧される。この点を除いて、実施例1と同じよう
に構成される。本例においては、進気口3上に進気口密封蓋5が蓋われると、進気口密封
蓋5の後端が、常時閉スイッチ4を押圧して、常時閉スイッチ4が押下されたら、エアポ
ンプ1が断電させられる。進気口密封蓋5が開放されると、常時閉スイッチ4が解放され
たら、エアポンプ1に通電して充気製品15へ充気する。
【0025】
実施例3
実施例3は、エアポンプ1は、粘着の方式によって接続部材2に固定されている。この点
を除いて、実施例1と同じように構成される。
【0026】
当然ながら、以上は本発明のより良い実施形態にすぎない。したがって、本発明の特許範
囲にこれらに限定されるのではなく、本発明の明細書及び図面の内容を運用するための簡
易な修正及び等価構造変化は、すべて本発明の特許保護範囲に含まれるべきである。
【要約】      (修正有)
【課題】エアポンプ内蔵式充気製品を提供する。
【解決手段】エアポンプ内蔵式充気製品は、エアポンプ1と、接続部材2と、および充気製品15とを含み、充気製品15は内外に貫通する貫通穴を有し、接続部材2は貫通穴の穴縁に固定され、接続部材2にエアポンプ1が着脱可能に接続され、貫通穴にエアポンプ1が挿入され、かつエアポンプ1の前端が貫通穴の外で露出し、エアポンプ1の前端に進気口が備えられ、進気口内に常時閉スイッチが取り付けられ、進気口上に常時閉スイッチが押下されるように進気口密封蓋が蓋設される。
【選択図】図2
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12