IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 東芝映像ソリューション株式会社の特許一覧

特許7185594情報端末、システム、方法、及びプログラム
<>
  • 特許-情報端末、システム、方法、及びプログラム 図1
  • 特許-情報端末、システム、方法、及びプログラム 図2
  • 特許-情報端末、システム、方法、及びプログラム 図3
  • 特許-情報端末、システム、方法、及びプログラム 図4
  • 特許-情報端末、システム、方法、及びプログラム 図5
  • 特許-情報端末、システム、方法、及びプログラム 図6
  • 特許-情報端末、システム、方法、及びプログラム 図7
  • 特許-情報端末、システム、方法、及びプログラム 図8
  • 特許-情報端末、システム、方法、及びプログラム 図9
  • 特許-情報端末、システム、方法、及びプログラム 図10
  • 特許-情報端末、システム、方法、及びプログラム 図11
  • 特許-情報端末、システム、方法、及びプログラム 図12
  • 特許-情報端末、システム、方法、及びプログラム 図13
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-29
(45)【発行日】2022-12-07
(54)【発明の名称】情報端末、システム、方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/482 20110101AFI20221130BHJP
   H04N 21/442 20110101ALI20221130BHJP
   H04N 5/765 20060101ALI20221130BHJP
【FI】
H04N21/482
H04N21/442
H04N5/765
【請求項の数】 18
(21)【出願番号】P 2019104313
(22)【出願日】2019-06-04
(65)【公開番号】P2020198566
(43)【公開日】2020-12-10
【審査請求日】2021-01-26
(73)【特許権者】
【識別番号】000214984
【氏名又は名称】TVS REGZA株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】田中 昌美
(72)【発明者】
【氏名】澤岡 俊宏
(72)【発明者】
【氏名】西村 勇人
(72)【発明者】
【氏名】久富 秀一
(72)【発明者】
【氏名】北村 哲也
【審査官】益戸 宏
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-137629(JP,A)
【文献】特開2010-141520(JP,A)
【文献】特開2006-217529(JP,A)
【文献】特開2015-080146(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00-21/858
H04N 5/765
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
録画装置に記録された番組であって持ち出し用コンテンツ及び前記持ち出し用コンテンツより容量の大きい配信用コンテンツのうち、少なくとも前記持ち出し用コンテンツを、宅内にある前記録画装置からネットワークを介して宅外で受信し再生することが可能な情報端末であって、
前記ネットワークの接続状況が宅外からの接続である場合には、前記持ち出し用コンテンツを含み、前記配信用コンテンツを含まない番組リストを表示部に表示させる表示制御部を備える、
情報端末。
【請求項2】
前記ネットワークの接続状況が宅内からの接続か宅外からの接続かを判定する判定部を備える、
請求項1に記載の情報端末。
【請求項3】
前記ネットワークに接続時のIPアドレスを取得するアドレス取得部を備え、
前記判定部は、
前記IPアドレスがプライベートIPアドレスであれば宅内からの接続であると判定し、
前記IPアドレスがプライベートIPアドレスでなければ宅外からの接続であると判定する、
請求項2に記載の情報端末。
【請求項4】
前記表示制御部は、
前記番組リストを日付の新しい順に前記表示部に表示させる、
請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の情報端末。
【請求項5】
ユーザによる視聴モードの設定を受け付ける視聴モード設定部を備え、
前記視聴モード設定部は、
前記ネットワークの接続状況に応じて番組リストの表示内容が変更される第1の視聴モードと、前記ネットワークの接続状況によらずに所定の番組リストが表示される第2の視聴モードと、を前記ユーザが設定可能に構成され、
前記表示制御部は、
前記第1の視聴モードが設定されている場合であって、前記ネットワークの接続状況が宅内からの接続である場合には、前記持ち出し用コンテンツと前記配信用コンテンツとを含む番組リストを前記表示部に表示させ、
前記第1の視聴モードが設定されている場合であって、前記ネットワークの接続状況が宅外からの接続である場合には、前記持ち出し用コンテンツを含み、前記配信用コンテンツを含まない番組リストを前記表示部に表示させ、
前記第2の視聴モードが設定されている場合には、前記ネットワークの接続状況が宅外からの接続であったとしても、前記配信用コンテンツを含まない前記番組リストに替えて、前記持ち出し用コンテンツと前記配信用コンテンツとを含む番組リストを前記表示部に表示させる、
請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の情報端末。
【請求項6】
ユーザによる所定のネットワークのSSIDを含む情報の登録を受け付ける登録部と、
前記ネットワークに接続時の接続先ネットワークのSSIDを取得する接続先ネットワーク取得部と、を備え、
前記判定部は、
前記接続先ネットワークが登録されたネットワークのSSIDであれば宅内からの接続であると判定し、
前記接続先ネットワークが未登録のネットワークのSSIDであれば宅外からの接続であると判定する、
請求項2に記載の情報端末。
【請求項7】
ユーザによる公衆回線モードの設定を受け付ける公衆回線モード設定部を備え、
前記判定部は、
第1の公衆回線モードが設定されている場合には、前記ネットワークの接続状況が宅内からの接続であると判定し、
第2の公衆回線モードが設定されている場合には、前記ネットワークの接続状況が宅外からの接続であると判定し、
第3の公衆回線モードが設定されている場合には、前記接続先ネットワークのSSIDに基づき、前記ネットワークの接続状況が宅内からの接続か宅外からの接続かを判定する、
請求項6に記載の情報端末。
【請求項8】
前記表示制御部は、
前記持ち出し用コンテンツと前記配信用コンテンツとを区別可能に前記番組リストを表示させる、
請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の情報端末。
【請求項9】
前記表示制御部は、
所定の条件下で前記配信用コンテンツを含む番組リストを前記表示部に表示させ、
前記番組リスト内の前記持ち出し用コンテンツを示す情報および前記配信用コンテンツを示す情報の少なくともいずれかに、前記持ち出し用コンテンツと前記配信用コンテンツとを区別可能な表示を付する、
請求項8に記載の情報端末。
【請求項10】
前記表示は、文字情報、記号、及び前記情報を強調する表示の少なくともいずれかである、
請求項9に記載の情報端末。
【請求項11】
前記情報を強調する表示は、前記情報の色変更、前記情報の表示領域の色変更、及び前記情報の表示領域の拡大の少なくともいずれかである、
請求項10に記載の情報端末。
【請求項12】
前記録画装置は、
前記配信用コンテンツから前記持ち出し用コンテンツを生成可能であり、
前記表示制御部は、
前記持ち出し用コンテンツの生成の予約を受け付ける表示を前記表示部に表示する、
請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の情報端末。
【請求項13】
前記表示制御部は、
前記配信用コンテンツを再生中に前記表示を前記表示部に表示する、
請求項12に記載の情報端末。
【請求項14】
前記録画装置は、
前記配信用コンテンツから前記持ち出し用コンテンツを生成可能であり、
前記表示制御部は、
所定の条件下で前記持ち出し用コンテンツ及び前記配信用コンテンツを含む番組リストを前記表示部に表示させ、同一の番組について前記配信用コンテンツと前記持ち出し用コンテンツとが存在する場合には、前記同一の番組についての前記持ち出し用コンテンツを優先させた番組リストを前記表示部に表示させる、
請求項1乃至請求項13のいずれか1項に記載の情報端末。
【請求項15】
前記表示制御部は、
前記同一の番組について前記配信用コンテンツと前記持ち出し用コンテンツとが存在する場合に、前記同一の番組についての前記持ち出し用コンテンツを前記番組リストの上位に配置して前記表示部に表示させる、
請求項14に記載の情報端末。
【請求項16】
番組を記録する録画装置と、
前記番組を、ネットワークを介して受信可能な情報端末と、を備え、
前記録画装置は、
前記番組を、持ち出し用コンテンツ及び前記持ち出し用コンテンツより容量の大きい配信用コンテンツのいずれとしても記録可能であり、
前記情報端末は、
前記持ち出し用コンテンツ及び前記配信用コンテンツのうち、少なくとも前記持ち出し用コンテンツを前記情報端末で再生するために、宅内にある前記録画装置からネットワークを介して宅外で受信可能な通信制御部と、
前記ネットワークの接続状況が宅外からの接続である場合には、前記持ち出し用コンテンツを含み、前記配信用コンテンツを含まない番組リストを表示部に表示させる表示制御部と、を有する、
システム。
【請求項17】
録画装置に記録された番組であって持ち出し用コンテンツ及び前記持ち出し用コンテンツより容量の大きい配信用コンテンツのうち、少なくとも前記持ち出し用コンテンツを、宅内にある前記録画装置からネットワークを介して宅外で受信し再生することが可能な情報端末で実施される方法であって、
前記ネットワークの接続状況が宅外からの接続である場合には、前記持ち出し用コンテンツを含み、前記配信用コンテンツを含まない番組リストを表示部に表示する、
方法。
【請求項18】
録画装置に記録された番組であって持ち出し用コンテンツ及び前記持ち出し用コンテンツより容量の大きい配信用コンテンツのうち、少なくとも前記持ち出し用コンテンツを、宅内にある前記録画装置からネットワークを介して宅外で受信し再生することが可能な情報端末を制御するコンピュータに、
前記ネットワークの接続状況が宅外からの接続である場合には、前記持ち出し用コンテンツを含み、前記配信用コンテンツを含まない番組リストを表示部に表示する処理を実行させる、
プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、情報端末、システム、方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
録画装置に記録された番組をスマートフォン等の他の情報端末で視聴する技術がある。情報端末で番組を視聴する場合には、録画装置からネットワークを介して取得した最新の番組リストを表示させ、所望の番組を選択して再生させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2007-243302号公報
【文献】特開2007-258991号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、ネットワークの接続状況によっては、番組リストの取得および番組の再生に時間を要してしまう場合がある。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、ネットワークの接続状況に応じて、表示させる番組リストを変更させることができる情報端末、システム、方法、及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の情報端末は、録画装置に記録された番組であって持ち出し用コンテンツ及び前記持ち出し用コンテンツより容量の大きい配信用コンテンツのうち、少なくとも前記持ち出し用コンテンツを、宅内にある前記録画装置からネットワークを介して宅外で受信し再生することが可能な情報端末であって、前記ネットワークの接続状況が宅外からの接続である場合には、前記持ち出し用コンテンツを含み、前記配信用コンテンツを含まない番組リストを表示部に表示させる表示制御部を備える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1図1は、実施形態1にかかるシステムのネットワーク構成の一例を示す図である。
図2図2は、実施形態1にかかる情報端末の構成の一例を示すブロック図である。
図3図3は、実施形態1にかかるテレビジョン装置の構成の一例を示すブロック図である。
図4図4は、実施形態1にかかるプログラムの機能構成の一例を示すブロック図である。
図5図5は、実施形態1にかかる情報端末における番組リストの表示例を示す模式図である。
図6図6は、実施形態1にかかる情報端末における番組リストの表示処理の手順の一例を示すフロー図である。
図7図7は、実施形態1の変形例1にかかる情報端末における番組リストの表示例を示す模式図である。
図8図8は、実施形態1の変形例1にかかる情報端末における番組リストの表示処理の手順の一例を示すフロー図である。
図9図9は、実施形態1の変形例2にかかる情報端末における番組再生時の表示例を示す模式図である。
図10図10は、実施形態2にかかるプログラムの機能構成の一例を示すブロック図である。
図11図11は、実施形態2の情報端末における公衆回線テーブルの表示例を示す模式図である。
図12図12は、実施形態2にかかる情報端末における番組リストの表示例を示す模式図である。
図13図13は、実施形態2にかかる情報端末における番組リストの表示処理の手順の一例を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[実施形態1]
以下、図面を参照して、実施形態1について詳細に説明する。
【0009】
(システムの構成例)
図1は、実施形態1にかかるシステムのネットワーク構成の一例を示す図である。図1に示すように、実施形態1のシステムは、情報端末100、テレビジョン装置200、及び中継装置400を備える。
【0010】
情報端末100は、例えばスマートフォンまたはタブレット型端末等の携帯情報端末、ノートPC(Personal Computer)等のコンピュータである。ただし、情報端末100は上記の例に限られず、ネットワークへの接続機能と、後述のテレビジョン装置200により録画された番組の再生機能とを有していれば他の電子機器であってもよい。
【0011】
テレビジョン装置200では、例えば放送局からの放送信号を受信することにより、各種の番組を視聴することができる。また、テレビジョン装置200は、受信した番組の録画機能を有する。
【0012】
中継装置400は、情報端末100及びテレビジョン装置200との通信を中継するルータまたはハブ等である。中継装置400は、テレビジョン装置200及びインターネットと有線または無線で接続されている。
【0013】
テレビジョン装置200が設置された宅内に情報端末100があるときは、情報端末100とテレビジョン装置200とは中継装置400を介してネットワーク通信を行う。この場合のネットワークは、例えばDLNA(登録商標)(Digital Living Network Alliance)に基づくホームネットワークや家庭内LAN(Local Area Network)等である。
【0014】
宅外に情報端末100があるときは、情報端末100とテレビジョン装置200とは、中継装置400、インターネット301、及び無線LAN302を介して、ネットワーク通信を行う。無線LAN302は、公衆無線LAN302a及びスマートフォン等のキャリアが提供するキャリア提供無線LAN302b等である。これ以降、これらの無線LAN302をWiFiなどと呼ぶことがある。
【0015】
(情報端末の構成例)
次に、図2を用いて、実施形態1の情報端末100の構成例について説明する。図2は、実施形態1にかかる情報端末100の構成の一例を示すブロック図である。
【0016】
図2に示すように、情報端末100は、通信I/F(Inter Face)101、音声入力部102、センサ群103、表示部104、グラフィックコントローラ105、タッチパネルコントローラ106、CPU(Central Processing Unit)107、及びメモリ108を備える。情報端末100は、上記の他にカメラやスピーカなどを備えていてもよい。
【0017】
通信I/F101は、テレビジョン装置200等の他の機器との間の通信に用いられる。音声入力部102は、マイクロフォン等の音声入力デバイスであり、ユーザによる音声入力を受け付ける。
【0018】
センサ群103は、加速度センサ、方位センサ、及びジャイロセンサ等の少なくともいずれか1つのセンサデバイスを含む。加速度センサは、情報端末100が移動された場合に情報端末100の加速度の向きおよび大きさを検出する。方位センサは、情報端末100の方位を検出する。ジャイロセンサは、情報端末100が回転された場合に情報端末100の角速度を検出する。
【0019】
表示部104は、例えば、ディスプレイ104aとタッチパネル104bとを組み合わせた、いわゆるタッチスクリーンデバイスである。ディスプレイ104aは、たとえば、LCD(Liquid Crystal Display)または有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等である。タッチパネル104bは、ユーザの指またはスタイラス等によってタッチされたディスプレイ104aの表示画面上のタッチ位置を検知する。
【0020】
グラフィックコントローラ105は、表示部104のディスプレイ104aを制御する。タッチパネルコントローラ106は、表示部104のタッチパネル104bを制御し、ユーザがタッチした表示画面上のタッチ位置を示す座標データをタッチパネル104bから取得する。
【0021】
CPU107は、各種コンピュータプログラムを実行することにより、情報端末100の各コンポーネントを制御する。メモリ108は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等を備え、CPU107による各種演算処理に用いられる各種コンピュータプログラム及び各種データなどを記憶する。
【0022】
(テレビジョン装置の構成例)
次に、図3を用いて、実施形態1のテレビジョン装置200の構成例について説明する。図3は、実施形態1にかかるテレビジョン装置200の構成の一例を示すブロック図である。
【0023】
図3に示すように、テレビジョン装置200は、入力端子202、チューナ203a~203g、信号処理部207、グラフィック処理部208、音声処理部209、OSD(On Screen Display)信号生成部210、及び映像処理部211を備える。
【0024】
入力端子202には、地上放送受信アンテナ213で受信した地上デジタル放送信号が入力される。地上デジタル放送信号は、入力端子202を介してチューナ203a~203gに供給される。
【0025】
チューナ203a~203gは、地上デジタル放送用のチューナであって、入力端子202から供給される地上デジタル放送信号から、後述する制御部216から指示されたチャンネルの放送信号を選局する。
【0026】
ただし、テレビジョン装置200は、BS/CSデジタル放送受信アンテナで受信した衛星デジタル放送信号が入力される入力端子を有していてもよい。衛星デジタル放送信号は、かかる入力端子を介して衛星デジタル放送用のチューナに供給される。
【0027】
信号処理部207は、チューナ203a~203gから供給される放送信号から、デジタルの映像信号および音声信号を含む放送信号を復調する。また、信号処理部207は、デジタル放送信号が含む映像信号に対して、選択的に所定のデジタル信号処理を施してグラフィック処理部208に出力する。また、信号処理部207は、デジタル放送信号が含む音声信号に対して、選択的に所望のデジタル信号処理を施して音声処理部209に出力する。
【0028】
信号処理部207には、複数の外部入力端子214a~214dが接続されている。これらの外部入力端子214a~214dは、外部装置の一例としてのDVD(Digital Versatile Disk)レコーダなどから、アナログの映像信号および音声信号が入力可能である。信号処理部207は、外部入力端子214a~214dから入力されたアナログの映像信号および音声信号をデジタル化する。また、信号処理部207は、デジタル化した映像信号に対して所定のデジタル信号処理を施してグラフィック処理部208に出力する。また、信号処理部207は、デジタル化した音声信号に対して所定のデジタル信号処理を施して音声処理部209に出力する。
【0029】
グラフィック処理部208は、信号処理部207から供給されるデジタルの映像信号に対して、OSD信号生成部210で生成されるOSD信号を重畳して映像処理部211に出力する。グラフィック処理部208は、信号処理部207から供給されるデジタルの映像信号およびOSD信号生成部210で生成されるOSD信号のいずれか一方を映像処理部211に出力することも可能である。
【0030】
映像処理部211は、グラフィック処理部208から入力されるデジタルの映像信号またはOSD信号を、映像表示部233の表示画面において表示可能なフォーマットのアナログの映像信号またはOSD信号に変換して、映像表示部233に出力する。映像表示部233は、例えば、LCDまたは有機ELディスプレイ等である。
【0031】
音声処理部209は、信号処理部207から入力されるデジタルの音声信号を、スピーカ215で再生可能なフォーマットのアナログの音声信号に変換して、スピーカ215に出力する。
【0032】
テレビジョン装置200は、さらに、制御部216、カードホルダ217、各種インターフェース218~221、及び明るさセンサ230を備える。制御部216は、CPU216a、ROM216b、RAM216c、及び不揮発性メモリ216dを備える。
【0033】
制御部216は、地上デジタル放送信号および衛星デジタル放送信号等の放送信号の受信動作などのテレビジョン装置200の各種動作を統括的に制御する。また、制御部216は、操作部222からの操作情報、または受光部223を介してリモートコントローラ224から入力された操作情報に従って、テレビジョン装置200の各部を制御する。
【0034】
CPU216aは、ROM216bに記憶されているプログラムを実行することにより、テレビジョン装置200全体の動作を制御する。ROM216bは、主としてCPU216aが実行するプログラムを記憶している。RAM216cは、CPU216aがプログラムを実行する際に作業エリアを提供する。不揮発性メモリ216dは、テレビジョン装置200の各種の設定情報および制御情報等を記憶している。
【0035】
制御部216は、カードI/F225を介して、メモリカード234が着脱可能なカードホルダ217に接続されている。これにより、制御部216は、カードI/F225を介して、カードホルダ217に装着されたメモリカード234との間で各種情報をやりとりすることができる。
【0036】
制御部216は、通信I/F218を介してLAN端子226に接続されている。これにより、制御部216は、通信I/F218を介して、LAN端子226に接続された上述の中継装置400やLAN対応HDD(Hard Disk Drive)等の外部装置と各種情報をやりとりすることができる。ただし、通信I/F218が、中継装置400等の外部装置と無線で接続可能に構成されていてもよい。
【0037】
制御部216は、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface) I/F221を介してHDMI端子227に接続されている。これにより、制御部216は、HDMI I/F221を介して、HDMI端子227に接続されている外部装置と各種情報をやりとりすることができる。
【0038】
制御部216は、USB(Universal Serial Bus) I/F219を介して、USB端子228に接続されている。これにより、制御部216は、USB I/F219を介して、USB端子228に接続されたUSB HDD等を備えるストレージ装置200aと各種情報をやりとりすることができる。
【0039】
ストレージ装置200aは、例えばHDDやSSD(Solid State Drive)などを備え、テレビジョン装置200が受信したデジタル信号を録画データとして記録するように構成されている。ただし、ストレージ装置200aはテレビジョン装置200に内蔵されていてもよい。
【0040】
このように、ストレージ装置200aを含むテレビジョン装置200は録画装置として構成される。ただし、録画装置はテレビジョン装置200に限られず、放送信号の受信機能および番組の録画機能を有していれば他の記録装置であってもよい。
【0041】
ここで、テレビジョン装置200は、録画データにおけるビットレートを調整し、持ち出し用コンテンツ及び配信用コンテンツの少なくともいずれかのコンテンツとして番組を録画することが可能である。
【0042】
持ち出し用コンテンツは、低ビットレートで録画された比較的容量の小さいコンテンツである。持ち出し用コンテンツは、例えば情報端末100等の外部装置に保存してテレビジョン装置200外へと持ち出すことが可能である。持ち出し用コンテンツの情報端末100等への持ち出しは、ホームネットワークを介して行われることが好ましい。また、持ち出し用コンテンツは、情報端末100等で視聴した際、ユーザに画質や音質の劣化を感じさせない程度にダウンサイジングされていることが好ましい。
【0043】
配信用コンテンツは高ビットレートで録画された、持ち出し用コンテンツより容量の大きいコンテンツである。配信用コンテンツは、情報端末100等による持ち出しには不向きであるが、例えばネットワークに接続された情報端末100においてストリーミング配信等による視聴が可能である。テレビジョン装置200は、配信用コンテンツをダウンサイジングして持ち出し用コンテンツを生成することもできる。これにより、ストレージ装置200a内には、1つの番組について、配信用コンテンツ及び持ち出し用コンテンツの2つの録画データが記録されることとなる。
【0044】
ストレージ装置200aに記録された持ち出し用コンテンツ及び配信用コンテンツは、テレビジョン装置200の制御部216により番組リストとしてリスト化され、例えばストレージ装置200aに格納されている。
【0045】
ユーザは、例えば操作部222やリモートコントローラ224を介して、所定の番組を持ち出し用コンテンツまたは配信用コンテンツのいずれのコンテンツとして録画するかを指定し、また、配信用コンテンツからの持ち出し用コンテンツの生成を指示することができる。
【0046】
また、テレビジョン装置200に録画された番組を情報端末100で視聴するには、例えば以下の3通りの手法がある。1つめは、持ち出し用コンテンツとして録画または生成された番組を、予め情報端末100に保存しておく手法である。ユーザは、ネットワークの接続状況に左右されることなく、持ち出し済みのコンテンツを情報端末100で視聴することができる。2つめは、持ち出し用コンテンツとして録画または生成された番組を持ち出すことなく、ネットワークに接続された情報端末100に配信させ視聴する手法である。3つめは、配信用コンテンツとして録画された番組を、ネットワークに接続された情報端末100に配信させ視聴する手法である。
【0047】
なお、これ以降、情報端末100に保存され持ち出されたコンテンツを持ち出し済みコンテンツと呼び、テレビジョン装置200が有するストレージ装置200a内に記録された小容量のコンテンツを持ち出し用コンテンツと呼んで、両者を区別することがある。
【0048】
情報端末100等における上記のような録画番組の視聴は、例えば情報端末100のCPU107が録画番組視聴用のプログラムを実行することにより実現される。
【0049】
(プログラムの機能構成例)
次に、図4を用いて、情報端末100において実行されるプログラム500の機能構成例について説明する。図4は、実施形態1にかかるプログラム500の機能構成の一例を示すブロック図である。
【0050】
図4に示すように、プログラム500は、入力制御部501、通信制御部502、アドレス取得部503、判定部504、リスト管理部505、表示制御部506、及び記憶部507を備える。これらのモジュールは、例えば情報端末100がプログラム500を実行した結果として生成される。
【0051】
入力制御部501は、情報端末100の音声入力部102やタッチパネル104bを介したユーザの入力操作を受け付ける。ユーザの入力操作としては、例えば録画された番組を視聴するために番組リストを表示させる操作等がある。
【0052】
通信制御部502は、情報端末100の通信I/F101を介したネットワーク通信を制御する。上述のように、ネットワーク通信には、中継装置400を介した宅内におけるテレビジョン装置200との有線または無線による通信、および宅外における公衆無線LAN302aまたはキャリア提供無線LAN302b等による通信がある。
【0053】
ここで、宅内とは、上述したように、主にテレビジョン装置200が設置された場所を指しており、ホームネットワークや家庭内LAN等を利用した、専ら良好な接続状況が得られる環境を意味している。したがって、宅内とは、テレビジョン装置200のユーザの自宅に限られず、例えば、企業内、事業所内、研究機関内、その他の施設内、自宅以外の私人宅内等を含む。また、宅外とは、例えば上記に挙げた以外の場所を指し、通信手段が専ら無線による等のために、宅内のような良好な接続状況が得られ難い環境を意味している。
【0054】
アドレス取得部503は、情報端末100がネットワークに接続している際のIPアドレスを通信制御部502から取得する。IPアドレスには、「10.0.」「172.16.」「192.168.」のいずれかから始まるプライベートIPアドレスと、それ以外のグローバルIPアドレスとがある。
【0055】
判定部504は、アドレス取得部503の取得結果から、IPアドレスがプライベートIPアドレスであるか、グローバルIPアドレスであるかを判定する。判定部504は、IPアドレスがプライベートIPアドレスである場合には、ネットワークの接続状況が宅内からの接続であると判定する。判定部504は、IPアドレスがグローバルIPアドレスである場合には、ネットワークの接続状況が宅外からの接続であると判定する。
【0056】
リスト管理部505は、情報端末100に持ち出された持ち出し済みコンテンツに関する番組リストを管理する。情報端末100に新たな番組が持ち出されたときは、リスト管理部505は、新たに持ち出された番組に関する情報を番組リストに追加する。また、リスト管理部505は、ネットワーク接続時にユーザからの番組リスト表示の指示があったときには、テレビジョン装置200が有する番組リストを取得し、自身の管理する持ち出し済みコンテンツについての番組リストと統合して最新の番組リストを生成する。上述のように、テレビジョン装置200が有する番組リストは、ストレージ装置200aに記録されている番組に関する情報がリスト化されたものある。
【0057】
表示制御部506は、情報端末100の表示部104への映像出力を制御する。例えば、表示制御部506は、ユーザからの番組リスト表示の指示があったときには、リスト管理部505が管理する持ち出し済みコンテンツの番組リストまたはテレビジョン装置200の番組リストと統合された最新の番組リスト等を表示部104に表示させる。
【0058】
記憶部507には、情報端末100に持ち出された持ち出し済みコンテンツとともに、持ち出し済みコンテンツの番組リストが格納されている。
【0059】
なお、プログラム500は、インストール可能な形式または実行可能な形式のコンピュータプログラムプロダクトとして提供される。すなわち、プログラム500は、CD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVDなどの、非一時的で、コンピュータで読み取り可能な記録媒体を有するコンピュータプログラムプロダクトに含まれた状態で提供される。
【0060】
また、プログラム500は、インターネットなどのネットワークに接続されたコンピュータに格納された状態で、ネットワーク経由で提供または配布されてもよい。プログラム500は、ROMなどに予め組み込まれた状態で提供されてもよい。
【0061】
このようなプログラム500を情報端末100にインストールすることにより、情報端末100のCPU107がメモリ108のROMからプログラム500を読み出して、メモリ108のRAM上に上記の各モジュールが展開される。
【0062】
ただし、プログラム500はクラウドサーバ等に格納されたウェブアプリケーションとして提供されてもよく、この場合、プログラム500は情報端末100にインストールされることなく実行される。または、プログラム500をテレビジョン装置200にインストールし、テレビジョン装置200にプログラム500を実行させてもよい。情報端末100は、ネットワークを介して、テレビジョン装置200におけるプログラム500の処理結果を受け取る。
【0063】
(番組リストの表示例)
上述のように、例えばユーザからの番組リスト表示の指示を受けると、表示制御部506はリスト管理部505から取得した番組リストを表示部104に表示させる。
【0064】
図5は、実施形態1にかかる情報端末100における番組リストの表示例を示す模式図である。ただし、図5はあくまで一例であって、番組リストの表示例は図5の例に限られない。
【0065】
図5に示すように、例えば表示部104の中央等の見やすい位置に番組リストが表示されている。番組リストには、例えば各番組のタイトル、テレビ局(チャンネル)、放送日時、放送時間等の各番組に関する情報が含まれ、各番組は例えば日付の新しい順に表示される。番組リスト内に番組内容を示すサムネイルが表示されてもよい。
【0066】
また、番組リストは、各番組が持ち出し用コンテンツであるか配信用コンテンツであるかを区別可能に表示される。図5の例では、持ち出し用コンテンツには、例えば「持出」の文字情報が付与されている。「持出」の文字情報が付与されたコンテンツには、持ち出し済みコンテンツが含まれていてもよい。ただし、持ち出し用コンテンツと持ち出し済みコンテンツとを区別する表示が更になされてもよい。また、持ち出し用コンテンツではなく配信用コンテンツの方に、例えば「配信」等の文字情報が付与されてもよい。また、持ち出し用コンテンツには「持出」の文字情報が付与され、配信用コンテンツには「配信」の文字情報が付与されてもよい。
【0067】
また、持ち出し用コンテンツ及び配信用コンテンツの各コンテンツを区別可能な表示は文字情報に限られず、少なくとも一方のコンテンツに何らかの記号や図柄が付与されてもよい。また、それぞれのコンテンツの番組情報が異なる色で表示されるようにしてもよく、または、番組情報の背景が異なる色で表示されるようにしてもよい。また、いずれか一方のコンテンツの表示枠を拡大したり、番組情報を太字や斜体で表示させたりするなどして強調することで両者を区別可能に表示してもよい。これらの1つまたは複数の表示形態をユーザが選択できるように構成されていてもよい。
【0068】
番組リストを表示させる際には、番組リストに加えてネットワークの接続状況等の他の情報を表示させるようにしてもよい。図5の例では、番組リストの上方に、「宅内」または「宅外」の文字情報が表示されている。ただし、ネットワークの接続状況の表示位置はこれに限られない。また、接続状況を示す表示は文字情報に限らず、「宅内」または「宅外」を示す何らかの記号や図柄であってもよい。
【0069】
また、「宅内」または「宅外」の表示に加えて、より詳細のネットワーク接続状況を表示させてもよい。図5の例では、表示部104の左上に接続状況の詳細情報が表示されている。ただし、接続状況の詳細情報の表示位置はこれに限られない。ネットワーク接続状況の詳細情報としては、例えば回線の種類、IPアドレス、通信速度等が含まれていてもよい。
【0070】
なお、各コンテンツを区別する表示や、「宅内」または「宅外」の表示や、ネットワークの接続状況の詳細等の番組リストに付帯する情報は、常時、表示されていてもよく、例えばユーザによる指示があったときなどのように所定のタイミングで表示されるようになっていてもよい。
【0071】
ところで、情報端末100においては、プログラム500の機能に基づき、ネットワークの接続状況に応じて表示内容が変化する。
【0072】
図5(a)は、情報端末100のネットワークへの接続状況が宅内であると判定されたときの番組リストの表示例である。図5(a)に示すように、番組リストには、「持出」表示の付与された持ち出し用コンテンツと、配信用コンテンツとの両方が含まれる。このように、プログラム500は、ネットワークの接続状況が宅内である場合には、テレビジョン装置200の番組リストから持ち出し用コンテンツ及び配信用コンテンツの両方の情報を取得して、例えば日付の新しい順に両者を混在させて情報端末100に表示させる。
【0073】
図5(b)は、情報端末100のネットワークへの接続状況が宅外であると判定されたときの番組リストの表示例である。図5(b)に示すように、番組リストには、「持出」表示の付与された持ち出し用コンテンツのみが含まれる。ここに、持ち出し済みコンテンツが含まれていてもよい。このように、プログラム500は、ネットワークの接続状況が宅外である場合には、テレビジョン装置200の番組リストから持ち出し用コンテンツの情報のみを取得して、例えば日付の新しい順に持ち出し済みコンテンツと混在させて情報端末100に表示させる。
【0074】
(情報端末における表示処理例)
次に、図6を用いて、実施形態1の情報端末100における表示処理の例について説明する。図6は、実施形態1にかかる情報端末100における番組リストの表示処理の手順の一例を示すフロー図である。
【0075】
図6に示すように、プログラム500が起動された状態で、ユーザが情報端末100を操作して番組リストを表示するよう指示すると、入力制御部501は、ユーザによる番組リストの表示の指示を受け付ける(ステップS101)。
【0076】
リスト管理部505は、例えば記憶部507から持ち出し済みコンテンツに関する番組リストを読み出す(ステップS102)。
【0077】
ここで、情報端末100がネットワークに接続されているか否かが判定される(ステップS103)。かかる判定は、通信制御部502等を参照して、例えば判定部504が行ってもよい。情報端末100がネットワークに接続されていなければ(ステップS103:No)、ステップ110の処理へと移行する。情報端末100がネットワークに接続されていない状態とは、例えば情報端末100であるスマートフォン等が電波の届かないエリアにある場合や、スマートフォン等の着信モードをオフしている場合、有線でネットワーク接続するノートPCに回線が接続されていない場合等である。
【0078】
情報端末100がネットワークに接続されていれば(ステップS103:Yes)、アドレス取得部503は、通信制御部502からIPアドレスを取得する(ステップS104)。判定部504は、アドレス取得部503が取得したIPアドレスが、「10.0.」「172.16.」「192.168.」のいずれかで始まるプライベートIPアドレスであるか否かを判定する(ステップS105)。
【0079】
IPアドレスがプライベートIPアドレスである場合(ステップS105:Yes)、判定部504は、ネットワークの接続状況が宅内からであると判定する(ステップS106)。リスト管理部505は、テレビジョン装置200の番組リストから持ち出し用コンテンツ及び配信用コンテンツの全コンテンツの情報を取得し、持ち出し済みコンテンツに関する自身の番組リストと統合する(ステップS107)。
【0080】
IPアドレスがプライベートIPアドレスでない場合(ステップS105:No)、判定部504は、ネットワークの接続状況が宅外からであると判定する(ステップS108)。リスト管理部505は、テレビジョン装置200の番組リストから持ち出し用コンテンツの情報のみを取得し、持ち出し済みコンテンツに関する自身の番組リストと統合する(ステップS109)。
【0081】
表示制御部506は、リスト管理部505からネットワークの接続状況に応じた番組リストを取得し、それを情報端末100の表示部104に表示させる(ステップS110)。すなわち、情報端末100がネットワークに接続されていない場合には、表示制御部506は、持ち出し済みコンテンツのみを含む番組リストを表示させる。情報端末100が宅外から接続していると判定された場合には、表示制御部506は、持ち出し済みコンテンツ及び持ち出し用コンテンツを含む番組リストを表示させる。情報端末100が宅内から接続していると判定された場合には、表示制御部506は、全コンテンツを含む番組リストを表示させる。
【0082】
以上により、実施形態1の情報端末100における表示処理が終了する。
【0083】
テレビジョン装置等の録画装置により録画された番組をスマートフォン等の情報端末で視聴する技術が知られている。しかしながら、例えば録画された番組に配信用コンテンツ等の容量の大きいコンテンツが含まれる場合、ユーザが録画された番組の最新情報を得ようとしても番組リストの取得に時間を要してしまう場合があった。取得した番組リストから配信用コンテンツを選択して視聴する場合には、再生処理に更に時間を要してしまう場合があった。
【0084】
実施形態1の情報端末100によれば、表示制御部506は、ネットワークの接続状況に応じて番組リストの表示内容を変更する。すなわち、通信速度の遅い宅外からの接続であれば、表示制御部506は、容量の大きい配信用コンテンツを含まない番組リストを表示部104に表示させる。これにより、ネットワークの接続状況が悪く通信速度が遅い場合であっても、番組リストの取得に要する時間を短縮することができる。また、通信速度が遅い場合であっても再生処理に長時間を要することなく視聴できるコンテンツの番組リストを優先して表示させることができる。ユーザは、例えばプログラム500の起動後、所定の番組をより素早く簡単に視聴することができる。
【0085】
実施形態1の情報端末100によれば、表示制御部506は、番組リスト内の持ち出し用コンテンツと配信用コンテンツとを区別可能に表示部104に表示させる。これにより、番組リストに表示される番組が、持ち出し用コンテンツであるか配信用コンテンツであるかを、ユーザが容易に知ることができる。
【0086】
(変形例1)
次に、図7及び図8を用いて、実施形態1の変形例1の情報端末および情報端末で実行されるプログラムについて説明する。実施形態1の変形例1の構成は、視聴モードを設定可能な点が上述の実施形態1とは異なる。
【0087】
変形例1の情報端末において、入力制御部はユーザからの視聴モードの設定を受け付け可能に構成される。つまり、変形例1の入力制御部は視聴モード設定部としての機能を有する。
【0088】
ユーザは、入力制御部を介して複数の視聴モードからいずれかを選択して設定することができる。図7にその例を示す。
【0089】
図7は、実施形態1の変形例1にかかる情報端末における番組リストの表示例を示す模式図である。図7の例では、オン/オフの2通りの視聴モードが設定可能に構成される。
【0090】
図7(a)に示すように、視聴モードがオンに設定されている場合、宅外からのネットワーク接続時には、持ち出し用コンテンツ及び持ち出し済みコンテンツのみを含む番組リストが日付の新しい順に表示される。視聴モードがオンに設定されている場合であって、宅内からのネットワーク接続時には、全コンテンツを含む番組リストが日付の新しい順に表示される。
【0091】
図7(b)に示すように、視聴モードがオフに設定されている場合、宅外からのネットワーク接続時であっても、全コンテンツを含む番組リストが日付の新しい順に表示される。つまり、視聴モードがオフに設定されている場合には、ネットワークの接続状況に関わらず、全コンテンツの情報が取得されて表示される。
【0092】
ただし、図7の視聴モードをオン/オフにする設定は一例であって、少なくとも2通りの視聴モードが設定可能であればよい。すなわち、一方の視聴モードの時にはネットワークの接続状況に基づき番組リストの表示内容が変更され、他方の視聴モードの時にはネットワークの接続状況によらずに全コンテンツの番組リストが表示されるようになっていればよい。
【0093】
図8は、実施形態1の変形例1にかかる情報端末における番組リストの表示処理の手順の一例を示すフロー図である。ただし、図8のステップS101~S108までの処理は、上述の実施形態1における図6の処理と同様である。
【0094】
図8に示すように、宅外からの接続と判定すると(ステップS108)、判定部は更に、視聴モードがオンになっているか否かを判定する(ステップS118)。
【0095】
視聴モードがオンになっている場合には(ステップS118:Yes)、リスト管理部は、テレビジョン装置の番組リストから持ち出し用コンテンツの情報のみを取得する(ステップS119)。視聴モードがオフになっている場合には(ステップS118:No)、リスト管理部は、宅内からの接続と判定された場合と同様、テレビジョン装置の番組リストから全コンテンツの情報を取得する(ステップS107)。
【0096】
表示制御部は、リスト管理部からの番組リストを表示部に表示させる(ステップS120)。すなわち、宅内からの接続と判定された場合、及び宅外からの接続であって、視聴モードがオフの場合には、表示制御部は全コンテンツを含む番組リストを表示させる。宅外からの接続であって、視聴モードがオンの場合には、表示制御部は、持ち出し用コンテンツ及び持ち出し済みコンテンツを含む番組リストを表示させる。
【0097】
変形例1の情報端末によれば、ユーザからの視聴モードの設定を受け付ける。そして、視聴モードがオフの時には、ネットワークの接続状況によらず、表示制御部は、全コンテンツを含む番組リストを表示させる。これにより、ユーザが、番組リストの表示内容に制限を設けたくない場合や、宅外であっても充分に通信速度の速い回線を使用している場合などに、全コンテンツの番組リストを取得することができる。
【0098】
(変形例2)
次に、図9を用いて、実施形態1の変形例2の情報端末および情報端末で実行されるプログラムについて説明する。実施形態1の変形例2の構成は、視聴中の配信用コンテンツについて持ち出し用コンテンツを生成する設定が可能な点が上述の実施形態1とは異なる。
【0099】
図9は、実施形態1の変形例2にかかる情報端末における番組再生時の表示例を示す模式図である。ただし、図9はあくまで一例であって、番組再生時の表示例は図9の例に限られない。
【0100】
図9に示すように、所定の番組が再生されている際には、例えば表示部の上方に番組タイトルが表示される。番組タイトルの下方には、例えばストリーミング配信の進捗状況を示すバー等が表示される。例えば表示部の中央等の見やすい位置には、再生中の番組の画面が表示される。再生画面の下方には、例えば再生、一時停止、巻き戻し等のユーザによる各種操作が可能な操作アイコン等が表示される。例えば表示部の下方には、例えば番組再生の進捗状況を示すバー等が表示される。
【0101】
変形例2の情報端末においては更に、再生中の番組が配信用コンテンツである場合、例えば表示部の右下等に「持出作成」等の文字情報が付された操作アイコンが表示される。この操作アイコンを押下すると、ユーザは、再生中の配信用コンテンツから持ち出し用コンテンツを生成する処理を予約することができる。
【0102】
より具体的には、入力制御部は、操作アイコンの押下を受け付けると、情報端末の通信制御部を介して、再生中の配信用コンテンツについて、ユーザによる持ち出し用コンテンツの生成指示がなされたことをテレビジョン装置に通知する。つまり、変形例2において、入力制御部は、持ち出し用コンテンツ生成の予約受付部として機能する。
【0103】
情報端末からの通知を受けたテレビジョン装置は、対象となる配信用コンテンツについて持ち出し用コンテンツを生成する処理を予約する。予約に従う処理、つまり、配信用コンテンツからの持ち出し用コンテンツの生成処理は、テレビジョン装置のストレージ装置等が使用状態に無いときなどに実施される。
【0104】
変形例2の情報端末によれば、例えば宅外等のテレビジョン装置から離れた場所からでも、配信用コンテンツからの持ち出し用コンテンツの生成予約をすることができる。
【0105】
(変形例3)
次に、実施形態1の変形例3の情報端末および情報端末で実行されるプログラムについて説明する。実施形態1の変形例3の構成は、各コンテンツの表示に優先順位を付ける点が上述の実施形態1とは異なる。
【0106】
上述のように、録画された番組には、例えば持ち出し用コンテンツと配信用コンテンツとがあり、同一の番組について、持ち出し用コンテンツと配信用コンテンツとの両方が存在する場合もあり得る。
【0107】
変形例3の情報端末においては、例えば宅内からのネットワーク接続時に全コンテンツを表示させる際、同一の番組について両コンテンツが存在する場合には、配信用コンテンツよりも持ち出し用コンテンツを優先させて表示する。持ち出し用コンテンツの優先表示には、例えば、番組リストのより上位に持ち出し用コンテンツを配置し、より下位に配信用コンテンツを表示する手法等がある。持ち出し済みコンテンツを、持ち出し用コンテンツよりも更に優先させて表示させてもよい。
【0108】
変形例3の情報端末によれば、ユーザは、例えばプログラムの起動後に、所定の番組をより素早く簡単に視聴することができる。
【0109】
[実施形態2]
以下、図面を参照して、実施形態2について詳細に説明する。実施形態2の構成は、所定の公衆無線LANを用いたネットワーク接続についても、宅内と同じ扱いとすることができる点が上述の実施形態1とは異なる。
【0110】
(プログラムの機能構成例)
図10は、実施形態2にかかるプログラム510の機能構成の一例を示すブロック図である。図10に示すように、プログラム510は、入力制御部511、通信制御部512、アドレス取得部513、判定部514、リスト管理部515、表示制御部516、記憶部517、登録部518、及び接続先ネットワーク取得部519を備える。
【0111】
入力制御部511は、情報端末に対するユーザの入力操作を受け付ける。後述するように、入力制御部511は公衆回線モード設定部としての機能を有する。また、入力制御部511は、ユーザからの所定の公衆無線LANの登録を受け付ける。
【0112】
通信制御部512は、情報端末のネットワーク通信を制御する。
【0113】
アドレス取得部513は、情報端末がネットワークに接続している際のIPアドレスを通信制御部512から取得する。
【0114】
登録部518は、ユーザにより登録された公衆無線LANについての公衆回線テーブルを管理する。入力制御部511が、ユーザによる公衆無線LANの登録指示を受け付けると、登録部518は、ユーザから登録指示のあった公衆無線LANについての情報を公衆回線テーブルに追加する。公衆無線LANについての情報には、例えばサービスセット識別子(SSID:Service Set Identifier)、セキュリティ情報、及びユーザによるメモ等がある。
【0115】
接続先ネットワーク取得部519は、情報端末がネットワークに接続している際、接続先ネットワークのSSIDを通信制御部512から取得する。
【0116】
判定部514は、アドレス取得部513の取得結果から、IPアドレスがプライベートIPアドレスであれば宅内からの接続であると判定する。IPアドレスがグローバルIPアドレスである場合には、判定部514は、例えば接続先ネットワーク取得部519の取得結果を更に参照する。判定部514は、接続先ネットワーク取得部519の取得結果から、SSIDがユーザにより登録された公衆無線LANのものであれば、宅内からの接続であると判定する。判定部514は、SSIDが登録された公衆無線LANのものでなければ、宅外からの接続であると判定する。
【0117】
リスト管理部515は各種の番組リストを管理する。
【0118】
表示制御部516は、例えばリスト管理部515からの番組リストを情報端末の表示部に表示させる。
【0119】
記憶部517には、持ち出し済みコンテンツ、及び持ち出し済みコンテンツの番組リストが格納されている。また、記憶部517には、公衆回線テーブルが格納されている。
【0120】
実施形態2のプログラム510も、インストール可能な形式または実行可能な形式のコンピュータプログラムプロダクトとして提供される。プログラム510は、ネットワーク経由で提供または配布されてもよい。プログラム510は、ROMなどに予め組み込まれた状態で提供されてもよい。プログラム510は、ウェブアプリケーションとして提供されてもよい。プログラム510は、情報端末により、または、テレビジョン装置により実行されてもよい。
【0121】
(公衆回線テーブルの例)
次に、図11を用いて、実施形態2の情報端末が有する公衆回線テーブルの例について説明する。図11は、実施形態2の情報端末における公衆回線テーブルの表示例を示す模式図である。ただし、図11はあくまで一例であって、公衆回線テーブルの内容や表示例は図11の例に限られない。
【0122】
図11に示すように、ユーザは、入力制御部511を介して情報端末の表示部に公衆回線テーブルを表示させることができる。公衆回線テーブルは、例えば公衆無線LANのSSID、その公衆無線LANが保護されているか否かを示すセキュリティ情報、及びユーザによるメモ等、登録された公衆無線LANに関する情報を有する。
【0123】
ユーザは、例えば公衆回線テーブルの表示画面または登録画面等から所望の公衆無線LANについて、SSID、セキュリティ情報、及びメモ情報等を入力して登録することができる。メモには、例えばその公衆無線LANの提供元やアクセスポイントの情報等、ユーザが任意に入力することができる。また、ユーザは、例えば公衆回線テーブルの表示画面等から既に登録された情報の変更や削除等を行うことができる。
【0124】
登録部518は、ユーザにより入力された公衆無線LANについての各種情報を公衆回線テーブルに追加する。また、登録部518は、ユーザによる情報の変更や削除の指示に従い、公衆回線テーブルを更新する。
【0125】
(番組リストの表示例)
図12は、実施形態2にかかる情報端末における番組リストの表示例を示す模式図である。ただし、図12はあくまで一例であって、番組リストの表示例は図12の例に限られない。
【0126】
図12に示すように、実施形態2にかかる情報端末は、ユーザにより公衆回線モードの設定が可能なように構成されている。ユーザは、入力制御部511を介して複数の公衆回線モードからいずれかを選択して設定することができる。つまり、入力制御部511は、公衆回線モード設定部として機能する。図12の例では、オン/オン(登録)/オフの3通りの公衆回線モードが設定可能である。
【0127】
グローバルIPアドレスを用いたネットワーク接続時、公衆回線モードがオンの場合には、判定部514は宅内からの接続であると判定する。この場合、リスト管理部515は全コンテンツを含む番組リストを生成し、表示制御部516はその番組リストを表示させる。
【0128】
グローバルIPアドレスを用いたネットワーク接続時、公衆回線モードがオフの場合には、判定部514は宅外からの接続であると判定する。この場合、リスト管理部515は配信用コンテンツを含まない番組リストを生成し、表示制御部516はその番組リストを表示させる。
【0129】
グローバルIPアドレスを用いたネットワーク接続時、公衆回線モードがオン(登録)の場合には、判定部514は接続先ネットワーク取得部519が取得したSSIDに基づき、宅内からの接続であるか宅外からの接続であるかを判定する。
【0130】
図12(a)に示すように、接続先ネットワーク取得部519が取得したSSIDから、登録された公衆無線LANが接続先である場合には、判定部514は宅内からの接続であると判定する。そして、リスト管理部515は全コンテンツを含む番組リストを生成し、表示制御部516はその番組リストを表示させる。
【0131】
図12(b)に示すように、接続先ネットワーク取得部519が取得したSSIDから、未登録の公衆無線LANが接続先である場合には、判定部514は宅外からの接続であると判定する。そして、リスト管理部515は配信用コンテンツを含まない番組リストを生成し、表示制御部516はその番組リストを表示させる。
【0132】
ただし、図12の公衆回線モードをオン/オン(登録)/オフにする設定は一例であって、少なくとも3通りの公衆回線モードが設定可能であればよい。すなわち、グローバルIPアドレスを用いたネットワーク接続において、或る公衆回線モードの時には接続先ネットワークの種類によらずに全コンテンツの番組リストが表示され、他の公衆回線モードの時には接続先ネットワークの種類によらずに配信用コンテンツを除く番組リストが表示され、更に他の公衆回線モードの時には接続先ネットワークの種類に基づき番組リストの表示内容が変更されるようになっていればよい。
【0133】
(情報端末における表示処理例)
次に、図13を用いて、実施形態2の情報端末における表示処理の例について説明する。図13は、実施形態2にかかる情報端末における番組リストの表示処理の手順の一例を示すフロー図である。
【0134】
図13に示すように、入力制御部511は、ユーザによる番組リストの表示の指示を受け付ける(ステップS201)。リスト管理部515は、持ち出し済みコンテンツに関する番組リストを読み出す(ステップS202)。情報端末がネットワークに接続されていなければ(ステップS203:No)、ステップ213の処理へと移行する。情報端末がネットワークに接続されていれば(ステップS203:Yes)、アドレス取得部513はIPアドレスを取得する(ステップS204)。IPアドレスがプライベートIPアドレスである場合(ステップS205:Yes)、判定部514は宅内からの接続であると判定する(ステップS206)。リスト管理部515は、テレビジョン装置の番組リストから全コンテンツの情報を取得し、自身の番組リストと統合する(ステップS207)。
【0135】
以上のように、図13のステップS201~S207までの処理は、上述の実施形態1における図6のステップS101~S107の処理と同様である。
【0136】
IPアドレスがプライベートIPアドレスでない場合(ステップS205:No)、判定部514は、公衆回線モードがオン/オン(登録)/オフのいずれに設定されているかを判定する(ステップS208)。公衆回線モードがオンに設定されている場合(ステップS208:ON)、判定部514は宅内からの接続であると判定する(ステップS206)。公衆回線モードがオフに設定されている場合(ステップS208:OFF)、判定部は宅外からの接続であると判定する(ステップS211)。
【0137】
公衆回線モードがオン(登録)に設定されている場合(ステップS208:ON(登録))、接続先ネットワーク取得部519は、通信制御部512から接続先ネットワークのSSIDを取得する(ステップS209)。
【0138】
判定部514は、接続先ネットワーク取得部519が取得したSSIDから、接続先のネットワークが登録された公衆無線LANであるか否かを判定する(ステップS210)。接続先のネットワークが登録された公衆無線LANである場合には(ステップS210:Yes)、判定部514は宅内からの接続であると判定する(ステップS206)。接続先のネットワークが登録された公衆無線LANでない場合には(ステップS210:No)、判定部514は宅外からの接続であると判定する(ステップS211)。
【0139】
ネットワークの接続状況が宅内からの接続であると判定された場合には(ステップS206)、リスト管理部515は、テレビジョン装置が有する番組リストから全コンテンツに関する情報を取得し、自身が有する持ち出し済みコンテンツの番組リストと統合する(ステップS207)。
【0140】
ネットワークの接続状況が宅外からの接続であると判定された場合には(ステップS211)、リスト管理部515は、テレビジョン装置が有する番組リストから持ち出し用コンテンツに関する情報のみを取得し、自身が有する持ち出し済みコンテンツの番組リストと統合する(ステップS212)。
【0141】
表示制御部516は、リスト管理部515からの番組リストを情報端末の表示部に表示させる(ステップS213)。すなわち、情報端末がネットワークに接続されていない場合には、表示制御部516は、持ち出し済みコンテンツのみを含む番組リストを表示させる。情報端末が宅外からネットワーク接続している場合には、表示制御部516は、配信用コンテンツを含まない番組リストを表示させる。情報端末が宅内からネットワーク接続している場合には、表示制御部516は、全コンテンツを含む番組リストを表示させる。
【0142】
実施形態2の情報端末100によれば、判定部514は、例えば登録された公衆無線LANを介した接続であれば宅内からの接続であると判定する。これにより、ユーザは、公衆無線LANからの接続であっても、例えばその公衆無線LANの通信速度等が充分に速い場合等には、宅内と同じ番組リストを取得して所望の番組を視聴することができる。
【0143】
実施形態2の情報端末100によれば、判定部514は、公衆回線モードに基づいてネットワークの接続状況が宅内外のいずれであるかを判定する。これにより、ユーザは、時々の接続環境等に応じて、より細かなサービスの提供を受けることができ、ユーザに対するサービス形態の選択肢も増える。
【0144】
本発明の実施形態について説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0145】
100…情報端末、104…表示部、200…テレビジョン装置、200a…ストレージ装置、301…インターネット、302a…公衆無線LAN、302b…キャリア提供無線LAN、400…中継装置、500,510…プログラム、501,511…入力制御部、502,512…通信制御部、503,513…アドレス取得部、504,514…判定部、505,515…リスト管理部、506,516…表示制御部、507,517…記憶部、518…登録部、519…接続先ネットワーク取得部。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13