(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-29
(45)【発行日】2022-12-07
(54)【発明の名称】人工まつ毛エクステンションのアプリケーターおよびその使用方法と製造方法
(51)【国際特許分類】
A41G 5/02 20060101AFI20221130BHJP
B25B 9/02 20060101ALI20221130BHJP
【FI】
A41G5/02
B25B9/02
(21)【出願番号】P 2020535500
(86)(22)【出願日】2019-10-19
(86)【国際出願番号】 US2019057102
(87)【国際公開番号】W WO2020082056
(87)【国際公開日】2020-04-23
【審査請求日】2020-06-25
(32)【優先日】2018-10-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】518343176
【氏名又は名称】ラシフィ インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100098475
【氏名又は名称】倉澤 伊知郎
(74)【代理人】
【識別番号】100130937
【氏名又は名称】山本 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100144451
【氏名又は名称】鈴木 博子
(74)【代理人】
【識別番号】100128428
【氏名又は名称】田巻 文孝
(72)【発明者】
【氏名】サハラ ロッティ
【審査官】新井 浩士
(56)【参考文献】
【文献】特公昭48-007948(JP,B1)
【文献】特開2011-106066(JP,A)
【文献】特開昭49-093157(JP,A)
【文献】登録実用新案第3155628(JP,U)
【文献】英国特許出願公告第01021063(GB,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0242715(US,A1)
【文献】登録実用新案第3175232(JP,U)
【文献】米国特許第3670742(US,A)
【文献】米国特許第3625229(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A41G 5/02,40,30,44/00
B25B 9/02
A61B 17/50
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の内側を含む第1のクランプ先端を有し、前記第1の内側が少なくとも1つの突起によって構成された凸状部を含む第1のアームと、
第2の内側を含む第2のクランプ先端を有し、前記第2の内側が少なくとも1つの凹溝によって構成された凹状部を含む第2のアームと、を含み、
前記第1のクランプ先端は、前記第1のアームの長手方向に対して横方向に延びる円弧形部を有し、前記第2のクランプ先端は、前記第2のアームの長手方向に対して横方向に延びる円弧形部を有し、
前記第1のクランプ先端の円弧形部は、その両端にそれぞれ
前記円弧形部から前記第1の内側の反対側である第1の外側に向けて隆起する隆起部を有し、前記第2のクランプ先端の円弧形部は、その両端にそれぞれ
前記円弧形部から前記第2の内側の反対側である第2の外側に向けて隆起する隆起部を有し、
前記凸状部と前記凹状部がお互いに位置合わせされて、前記第1のアームと前記第2のアームが開位置にある場合、前記凸状部と前記凹状部がお互いに分離し、前記第1のアームと前記第2のアームが閉位置にある場合、前記凸状部と前記凹状部がお互いに緊密にはめ合うように、前記第1の内側は前記第2の内側に面
し、
前記凸状部は、第1の表面と、前記第1の表面に対して斜めに整列した第2の表面とを有し、前記凸状部の前記第1の表面および前記第2の表面と前記凹状部とは、前記閉位置において、それらの間に配置された人工まつ毛エクステンションおよび天然まつ毛を接着剤と共に圧着するように構成されていることを特徴とするアプリケーター。
【請求項2】
前記凸状部は、前記第1の内側に連結され、前記凹状部は、前記第2の内側に連結されることを特徴とする請求項1に記載のアプリケーター。
【請求項3】
前記凸状部は、前記第1の内側と一体に形成され、前記凹状部は、前記第2の内側と一体に形成されることを特徴とする請求項1に記載のアプリケーター。
【請求項4】
前記凸状部には、摩擦低減コーティング層がコーティングされ、前記凹状部には、摩擦低減コーティング層がコーティングされることを特徴とする請求項1に記載のアプリケーター。
【請求項5】
前記第1のアームは、外側に、複数の隆起および溝として形成されたテクスチャ部が備えられた中心部を有し、第2のアームは、外側に、複数の隆起および溝として形成されたテクスチャ部が備えられた中心部を有することを特徴とする請求項1に記載のアプリケーター。
【請求項6】
前記凸状部は、前記第1のクランプ先端に沿って連続的に延び、前記凹状部は、前記第2のクランプ先端に沿って連続的に延びることを特徴とする請求項1に記載のアプリケーター。
【請求項7】
前記第1のアームは、凹んだ中心部を有することを特徴とする請求項1に記載のアプリケーター。
【請求項8】
前記中心部は、複数の隆起および溝として形成されたテクスチャ部を有することを特徴とする請求項7に記載のアプリケーター。
【請求項9】
前記第1のクランプ先端は、円弧形を有し、前記第2のクランプ先端は、前記第1のクランプ先端に対応する円弧形を有することを特徴とする請求項1に記載のアプリケーター。
【請求項10】
アプリケーターの製造方法であって、
凸状部を構成する少なくとも1つの突起を含む第1の内側を有する第1のクランプ先端を含む第1のアームを形成するステップを含み、この第1のアームを形成するステップは、前記第1のクランプ先端に、前記第1のアームの長手方向に対して横方向に延びる円弧形部を形成し、その円弧形部の両端にそれぞれ
前記円弧形部から前記第1の内側の反対側である第1の外側に向けて隆起する隆起部を形成するステップを含み、
さらに、凹状部を構成する少なくとも1つの凹溝を含む第2の内側を有する第2のクランプ先端を含む第2のアームを形成するステップを含み、この第2のアームを形成するステップは、前記第2のクランプ先端に、前記第2のアームの長手方向に対して横方向に延びる円弧形部を形成し、その円弧形部の両端にそれぞれ
前記円弧形部から前記第2の内側の反対側である第2の外側に向けて隆起する隆起部を形成するステップを含み、
さらに、前記第1のアームと前記第2のアームを連結させ、その連結部は前記第1のクランプ先端の第1の末端とそれに対応する前記第2のクランプ先端の第2の末端に位置し、前記第1の内側は、前記第2の内側に面するようにするステップと、
前記第1のアームと前記第2のアームが開位置にある場合、前記凸状部と前記凹状部がお互いに分離し、前記第1のアームと前記第2のアームが閉位置にある場合、前記凸状部と前記凹状部がお互いに緊密にはめ合うように、前記凸状部と前記凹状部を位置合わせされるステップとを含
み、前記凸状部は、第1の表面と、前記第1の表面に対して斜めに整列した第2の表面とを有し、前記凸状部の前記第1の表面および前記第2の表面と前記凹状部とは、前記閉位置において、それらの間に配置された人工まつ毛エクステンションおよび天然まつ毛を接着剤と共に圧着するように構成されていることを特徴とするアプリケーターの製造方法。
【請求項11】
前記第1のアームを形成することは、凸状部を第1の内側に形成することを含み、前記第2のアームを形成することは、凹状部を第2の内側に形成することを含むことを特徴とする請求項
10に記載のアプリケーターの製造方法。
【請求項12】
前記第1のアームを形成することは、第1のクランプ先端の第1の内側に凸状部を形成することを含み、前記第2のアームを形成することは、第2のクランプ先端の第2の内側に凹状部を形成することを含むことを特徴とする請求項
10に記載のアプリケーターの製造方法。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
「関連出願の相互参照」
本出願は、2018年10月19日に提出された、米国仮出願番号US62/748335に対して優先権を主張する。本出願は、当該出願の全体が参照によりここに組み込まれる。
【技術分野】
【0002】
本発明は、まつ毛エクステンションを天然まつ毛に適用するアプリケーターに関する。
【0003】
通常、アプリケーターを使用して、まつ毛エクステンションを、接着剤を介してユーザーの天然まつ毛に適用することができる。しかし、接着剤がまつ毛エクステンションまたは天然まつ毛にきちんと付着しない場合がある。例えば、接着剤が適切に広がらなかったり、固まったりすることがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
総括すると、本発明が解決しようとする技術的課題は、まつ毛エクステンションに適応可能なアプリケーター、その使用方法および製造方法を提供することである。特に、前記アプリケーターは、凸状/凹状の先端を有し、凸状/凹状の先端は、まつ毛エクステンションまたは天然まつ毛用接着剤の応用性能を改善することができる。アプリケーターがどのような形状であるか(例えば、まつ毛カーラー(curler)のスタイル)、またはアプリケーターがまつ毛エクステンションまた天然まつ毛の形状ではなくても、凸状/凹状の先端は、接着剤の広がり(例えば、凸状部の突起に沿って、凹状部の凹溝内で)を助けるか、可能にするか、または引き起こすか、または接着剤のユーザーに見えにくくする(例えば、接着剤の凝集をできる限り減少する)。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一実施例において、アプリケーターは、第1の内側を含む円弧形の第1のクランプ先端を有し、前記第1の内側に凸状部が設置された第1のアームと、第2の内側を含む円弧形の第2のクランプ先端を有し、前記第2の内側に凹状部が設置される第2のアームとを含み、第1の内側は第2の内側に面し、第1のアームと第2のアームがデフォルト位置にある場合、凸状部と凹状部が緊密にはめ合うことを回避し、第1のアームと第2のアームが把持位置にある場合、凸状部と凹状部は緊密にはめ合う。
【0006】
一実施例において、方法は、アプリケーターの第1のアームの第1の円弧形先端の第1の内側に設置された凸状部とアプリケーターの第2のアームの第2の円弧形先端の第2の内側の凹状部を介して、まつ毛エクステンションをつかむステップと、第1の内側の凸状部と第2の内側の凹状部を緊密にはめ合わせるステップと、第1の内側を第2の内側に面するようにするステップと、凸状部と凹状部がはめ合わないようにし、第1の内側を第2の内側に面するようにし、まつ毛エクステンションをユーザーの天然まつ毛に放出するステップと、を含む。
【0007】
別の実施例として、アプリケーターは、第1の内側を有する第1のクランプ先端を含み、第1の内側が凸状部を構成する少なくとも1つの突起を含む第1のアームと、第2の内側を有する第2のクランプ先端を含み、前記第2の内側が凹状部を構成する少なくとも1つの窪みを含む第2のアームとを含むことができ、第1の内側は第2の内側に面し、凸状部と凹状部がお互いに位置合わせされて、第1のアームと第2のアームが開位置にある場合、凸状部と凹状部がお互いに分離し、第1のアームと第2のアームが閉位置にある場合、凸状部と凹状部がお互いに緊密にはめ合う。
【0008】
方法の別の実施例として、複数の繊維によって形成されたまつ毛エクステンションを接着剤で天然まつ毛に保持させるステップと、まつ毛エクステンションと天然まつ毛は、少なくとも1つの突起と少なくとも1つの凹溝によって同時にクランプされ、前記少なくとも1つの突起は、アプリケーターの第1のアームの第1の先端の第1の内側に設置された凸状部を形成し、前記少なくとも1つの凹溝は、アプリケーターの第2のアームの第2の先端の第2の内側に設置された凹状部を形成し、これにより接着剤を凸状部と凹状部との間の領域に沿って広がるようにするステップとを含む。
【0009】
一実施例として、接着剤を複数の繊維によって形成されたまつ毛エクステンションと天然まつ毛に再分配する方法として、アプリケーターの第1のアームの第1の先端に設置された細長い凹溝の表面および第2のアームの第2の先端に設置された細長い突起の表面に沿って、接着剤を天然まつ毛とまつ毛エクステンションに配置するステップと、細長い突起が垂直方向に沿って細長い凹溝に延びると、接着剤、天然まつ毛およびまつ毛エクステンションは、細長い凹溝と細長い突起との間に位置するステップとを含むことができる。
【0010】
一実施例において、アプリケーターの製造方法は、凸状部を構成する少なくとも1つの突起を含む第1の内側を有する第1のクランプ先端を含む第1のアームを形成するステップと、凹状部を定義する少なくとも1つの凹溝を含む第2の内側を有する第2のクランプ先端を含む第2のアームを形成するステップとを含んでもよい。第1のアームと第2のアームは第1の末端と第2の末端でお互いに連結させてもよく、第1の末端と第2の末端は、第1のクランプ先端と第2のクランプ先端に対向する状態で連結させてもよい。第1のアームと第2のアームが開位置にある場合、凸状部と凹状部がお互いに分離し、第1のアームと第2のアームが閉位置にある場合、凸状部と凹状部がお互いに緊密にはめ合うように、凸状部と凹状部を位置合わせしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明で開示されたアプリケーターの一実施例を示す図である。
【
図2】本発明で開示されたアプリケーターの一実施例を示す図である。
【
図3】本発明で開示されたアプリケーターの一実施例を示す図である。
【
図4】本発明で開示されたアプリケーターの一実施例を示す図である。
【
図5】本発明で開示されたアプリケーターの一実施例を示す図である。
【
図6】本発明で開示されたアプリケーターの一実施例を示す図である。
【
図7】本発明で開示されたアプリケーターの一実施例を示す図である。
【
図8】本発明で開示されたアプリケーターの一実施例を示す図である。
【
図9】本発明のアプリケーターの別の実施例を示す図である。
【
図10】本発明のアプリケーターの別の実施例を示す図である。
【
図11】本発明のアプリケーターの別の実施例を示す図である。
【
図12】本発明のアプリケーターの別の実施例を示す図である。
【
図13】本発明のアプリケーターの別の実施例を示す図である。
【
図14】本発明のアプリケーターの別の実施例を示す図である。
【
図15】本発明のアプリケーターの別の実施例を示す図である。
【
図16】本発明のアプリケーターの別の実施例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
総括すると、本発明は、まつ毛エクステンション用のアプリケーター、その使用方法と製造方法を提供する。特に、前記アプリケーターは、凹状/凸状の先端を有し、まつ毛エクステンションまたは天然まつ毛での接着剤のコーティング性能を改善することができる。アプリケーターは、特定の形状に関係なく、凹状/凸状の先端は、接着剤の拡散に有利で、接着剤の広がり(例えば、凸状部の突起に沿って、凹状部の凹溝内で)を助け、可能にし、または引き起こす、および/または接着剤をユーザーに見えにくくする(例えば、接着剤の凝集をできる限り減少する)。
【0013】
図1~
図8は、本発明によるアプリケーターの一実施例の複数の図を示す。具体的に、アプリケーター100(例えば、ピンセット、鉗子)は、一対の中心部106および一対のクランプ先端108を有する一対のアーム102を含む。一対の中心部106が共通点104と一対のクランプ先端108との間に位置し、一対のアーム102がデフォルト位置であるV字型を形成するように、一対のアーム102は共通点104で連結される。したがって、共通点104によってV字型が形成されると、前記一対のアーム102はデフォルト位置となる。したがって、アプリケーター100は、円弧形の第1のクランプ先端108を有する第1のアーム102および円弧形の第2のクランプ先端108を有する第2のアーム102を含む。
【0014】
前記一対のアーム102の各アームは、内側がデフォルト位置でお互い面するようにし、前記一対のアーム102が中心部106またはクランプ先端108でお互いに対称であるように、内側と外側を有する。非対称な実施例が可能であることを理解されたい。
【0015】
一対の中心部106のそれぞれは、隆起して凹状(例えば、ユーザーの頬骨または鼻梁に寄りかかるように)を形成する。同様に、一対のクランプ先端108のそれぞれは、円弧形で円弧形部を形成する。したがって、凹状と円弧形部はそれぞれ位置が連続し、それぞれ前記一対のアーム102に対し横方向の同一方向に向いている。対応的に、一対の中心部106のそれぞれ、および一対のクランプ先端108のそれぞれは連続的かつ長手方向に延びて、それらの間に谷が形成される。2つの谷はそれぞれデフォルト位置で長手方向に沿って対向する。
【0016】
一対の中心部106のそれぞれはテクスチャ部110を有する外側を有し、この場合、平行な凹溝と隆起であってもよいが、テクスチャーを有しない部分であってもよい。中心部106の外側は、対向する方向を向いている。
【0017】
クランプ先端108は、第1のクランプ先端108および第2のクランプ先端108を含む。第1のクランプ先端108は、凸状部114(例えば、突出物)を収容、含み、定義する第1の内側を有する。凸状部114はD字型であるが、凸状部114は他の異なる形状(例えば、U字型、C字型、V字型、P字型、B字型または他の形状)であることもできる。凸状部114は、連続的に(例えば、単一の突出物、突起またその他)または不連続的(例えば、お互いに近接する一組の突出物)であることができる。第2のクランプ先端108は、凹状部112(例えば、凹溝)を収容、含み、定義する第2の内側を有する。凹状部112の形状はD字型を収容することができるが、凹状部112は他の異なる形状(例えば、U字型、C字型、V字型、P字型、B字型または他の形状)を収容することできる。凹状部112は、連続的に(例えば、単一の凹溝)または不連続的(例えば、お互いに近接する一組の凹溝)であることができる。一般的に、凸状部114と凹状部112はお互いに逆の輪郭を有するので、クランプ先端108が閉合した場合、凸状部114と凹状部112がお互いに緊密にはめ合い、それにより人工まつ毛エクステンションがより自然に見えるように、まつ毛上により均一に分布するように流体接着剤を広げることができる。
【0018】
第1のアーム102および第2のアーム102がV字型のデフォルト位置または開位置にある場合、凸状部114と凹状部112とは離間する。しかし、第1のアーム102および第2のアーム102が閉合または把持位置にある場合、凸状部114と凹状部112とは緊密にはめ合う(すなわち、凸状部114の細長い突起は凹状部112の細長い凹溝内に延伸されて一緒に組み立てられる)。ユーザーが同時に2つのアーム102を握ると、第1のクランプ先端108および第2のクランプ先端108は、デフォルト位置からお互いに相対的に移動して、把持位置を形成する。例えば、把持位置において、第1のアーム102と第2のアーム102はI字型を形成することができる。同様に、ユーザーが第1のクランプ先端108、または第2のクランプ先端108、または少なくとも1つの中心部106に対する圧力(2つの中心部106はそれぞれテクスチャ部110を有する)を下げると、第1のクランプ先端108と第2のクランプ先端108はお互いに逆に移動ことができ、それによりデフォルト位置にリセットする。したがって、アーム102は、把持位置とデフォルト位置との間(例えば、把持位置からデフォルト位置へ)で弾性的に移動したり、一方のアームに向かって移動したりすることができる。
【0019】
アプリケーター100は人工まつ毛を天然まつ毛に適用するために使用することができる。ユーザーは、まずマスカラワンドまたは他の方法を使用して接着剤をまつ毛エクステンションが適用される天然まつ毛に適用することができる。または、まつ毛エクステンションを天然まつ毛に適用する前に、接着剤をまつ毛エクステンションに適用することができる。前記過程は、まつ毛エクステンション(または別のオブジェクト)がアプリケーター100の第1のアーム102の第1の円弧形クランプ先端108の第1の内側の凸状部114と第2のアーム102の第2の円弧形クランプ先端108の第2の内側の凹状部112との間に位置する場合、まつ毛エクステンション(または別のオブジェクト)が弾性的に把持され(例えば、毛、ベースによって)て、クランプを実現することを含む。このとき、凸状部114と凹状部112は緊密にはめ合い、第1の内側は第2の内側に面する。なお、前記方法は、まつ毛エクステンション(または別のオブジェクト)をユーザーの天然まつ毛(例えば、上天然まつ毛の上側または下側、または下天然まつ毛の上側または下側)に放出または配置するステップをさらに含む。したがって、前記方法は、アプリケーター100を介してまつ毛エクステンションの自己適用を実現することができる。別の実施例において、ユーザーは、自分の指を使用して、接着剤を天然まつ毛および/またはまつ毛エクステンションにコーティングすることができ、それによりまつ毛エクステンションを天然まつ毛に取り付ける。したがって、第1のアーム102は第1の縦方向に延伸された非先端部分(例えば、中心部106)と、第2のアーム102は第2の縦方向に延伸された非先端部分(例えば、中心部106)を有するので、まつ毛エクステンションが天然まつ毛に(例えば、接着、磁化、締結、固定などによって)放出されると、第1の縦方向に延伸された非先端部分および第2の縦方向に延伸された非先端部分は天然まつ毛(例えば、その右側または左側)と横方向になる。
【0020】
まつ毛エクステンションを天然まつ毛に置き、接着剤で天然まつ毛とまつ毛エクステンションを軽く接着した後、ユーザーは先端108を握って、凸状部114および凹状部112を天然まつ毛およびまつ毛エクステンションに位置するようにし、凸状部114および凹状部112を同時に押圧することにより、接着剤をより均一に分散し、それにより接着剤によってまつ毛エクステンションと天然まつ毛をより良く接着させることができる。また、凸状部114および凹状部112は、非粘着性材料または非粘着性材料でコーティングされたものであってもよいので、接着剤は前記凸状部114および凹状部112に接着しないか、または接着することが最小限に抑えられる。
【0021】
前記接着剤は感圧性であり得、そして防水性(半永久的)接着剤、マスカラ、または接着剤の特性を有する他のコポリマー溶液であり得る。ラテックスベースの接着剤は、個人のまぶたを刺激することを避けるために(例えば、アレルギー反応のために)一般に避けられるが、接着剤はさまざまな他の天然および/または化学成分を含むことができる。
【0022】
可能な接着剤の実施例は、アクリル酸エステル/アクリル酸エチルヘキシルコポリマー(Arcrylates/ethylhexyl acrylate copolymer)、アクア(aqua)、プロピレングリコール(propylene glycol)、セテアレス-25(ceteareth-25)、硬化ヒマシ油(hydrogenated castor oil)、グリセリン、フェノキシエタノール(phenoxyethanol)、2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオール(2-bromo-2-nitropropane-1,3-diol)、メチルクロロイソチアゾリノン(methylcholoroisothiazolinone)、メチルイソチアゾリノン(methylisothiazolinone)、メチルパラベン(methylparaben)および任意に選択される着色剤(例えば、カーボンブラック2(C177266))と、ポリテルペン(Polyterpene)、スチレン/イソプレン共重合体(styrene/isoprene copolymer)、ワセリン(petrolatum)、ポリイソブテン(polyisobutene)、微結晶ワックス(蜜蝋晶子(cera microcristalina)、cire微結晶(cire microcrystalline))、水素化スチレン/メチルスチレン/インデン共重合体(hydrogenated styrene/methyl styrene/indene copolymer)、スチレン/VA共重合体(styrene/VA copolymer)および任意に選択される酸化防止剤(例えば、ブチルヒドロキシトルエン(BHT))と、二酸化塩素、p-アニス酸(p-anisic acid)、ビオチン、ラベンダーオイル(lavandula angustifolio oil)、プロピレングリコール、水、アクリル酸2-エチルヘキシル(2-ethylhexyl acrylate)および任意に選択される防腐剤(例えば、塩化ベンザルコニウム)と、アクリル共重合体と水を含む。他の多くの接着剤成分が可能であり、実際には、具体的なアレルギーを持つ個人、特定の固定継続時間(まつ毛エクステンションの「永続性」とも呼ばれる)などを期待する個人、または他の実施例のために望ましいかもしれないことに留意されたい。
【0023】
半永久的なまつ毛エクステンションクラスターは、強力な結合を達成する連邦医薬品局承認(FDA承認)の接着剤を用いて適用されてもよい。このような接着剤は通常シアノアクリレートを含む。異なるタイプのシアノアクリレート(例えば、エチル、メチル、プロピル、ブチル、オクチル)は、異なる表面を接着するように設計されている。例えば、メチル-2-シアノアクリレートから製造された接着剤は、滑らかな表面(例えば、まつ毛エクステンション)を多孔性表面(例えば、天然まつ毛)に接着するように設計されているが、皮膚には接着しない、それは刺激を引き起こす可能性があるからである。
【0024】
接着剤は半永久的な接着剤またはマスカラであってもよい。接着剤は、まつ毛エクステンションと天然まつ毛の接着性および親和性を高めるのに役立つ油溶性ポリマーまたは水溶性ポリマーを含むことができる。前記接着剤は、一組のまつ毛エクステンションがより長い期間(例えば、数日、数週間、または数ヶ月)天然まつ毛に固定されたままでいることを可能にする防水配合物であってもよい。
【0025】
ラテックスベースの接着剤は、まぶたの刺激を避けるために一般的には避けられるが(例えば、アレルギー反応により)、接着剤は他のさまざまな天然成分(例えば、砂糖や蜂蜜)および/または化学成分が含むことができる。例えば、通常、共重合体は多くの接着剤配合物の主成分である。前記接着剤は、従来のまつ毛エクステンションのための市販の接着剤、または本発明による一組のまつ毛エクステンションのための専用組成物であることができる。接着剤は透明または着色されていてもよい(例えば、マスカラをエミュレートするための乳白色または黒色)。
【0026】
凸状部114は、1つまたは複数の突起(例えば、クランプ先端108の1つの内壁に沿って延びる1つまたは複数の突起)を含むことができ、第1の内側に配置されることができる(例えば、クランプ先端108の内面と固定、接着、マッチング、磁化、ボルト締め、ステープル留め、釘打ち、溶接、熱接合、またはクランプ先端108の内面によって形成または構成される)。凹状部112は、1つまたは複数の凹溝(例えば、他のクランプ先端108の内壁に沿って延びる1つまたは複数の溝)を含むことができ、第2の内側に(例えば、クランプ先端108の内面と固定、接着、マッチング、磁化、ボルト締め、ステープル留め、釘打ち、溶接、熱接合、またはクランプ先端108の内面によって形成または構成される)。凸状部114は、第1の内側と一体に形成されてもよい(例えば、同じ材料で形成されてもよい)。凹状部112は、第2内側(例えば、同じ材料で形成されている)と一体に形成されていてもよい。
【0027】
凸状部114または凹状部112は、摩擦力増強コーティング層または摩擦力低減コーティング層でコーティングされているか、またはコーティングされることを回避し得る。例えば、摩擦力増強コーティング層はゴムであってよい。または、摩擦力低減コーティング層は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、シリコン、またはその他のものであり得る。凸状部114または凹状部112は、耐久性、耐引っかき性、洗浄性、耐薬品性/耐溶剤性、まつ毛エクステンションへの接着、まつ毛エクステンションの接着力またはその他を改善するために(例えば、粉体塗装によって)処理されることができる。例えば、凸状部114または凹状部112は、粘着性を回避するために非粘着性表面を有してもよく、またはまつ毛に接着剤をコーティングするために先端108を握りまたはつまんだ後、まつ毛エクステンションが接着剤を保持する能力を制限することができる。非粘着性コーティング層の例としては、PTFEコーティング層、シリコーンコーティング層またはその他が含まれる。
【0028】
アプリケーター100は、金属(例えば、アルミニウム、鉄、金、銀、チタン、銅)、合金(例えば、ステンレス鋼、黄銅)、プラスチック、または他の何らかの材料(例えば、木材)から部分的または完全に構成され得る。例えば、いくつかの実施例において、アプリケーター100は、滑らかな粉体コーティング層を有してもよく(例えば、美学および改善された洗浄性のために)、他の実施例において、アプリケーター100は、より長い使用寿命を有することを意図しない(例えば、数ヵ月または数年)リサイクル可能な(すなわち、使い捨て)プラスチック本体を含んでもよい。例えば、いくつかの実施例において、プラスチックは、リサイクル可能であり、天然まつ毛に固定される前にまつ毛エクステンションに一般的に適用される接着剤に耐性があるので、望ましいかもしれない。例えば、アプリケーター100は、金属、プラスチック、または任意の他の適切な材料で構成され得る。金属合金(例えば、ステンレス鋼)は、より優れた耐久性を提供でき、アプリケーター100が高い精度を有することができるため、一般に好ましい。用語「精度」は、アプリケーター100によってクランプされることができる対象物のサイズを指す。高精度の把持ツール(例えば、ピンセット)で、非常に小さな物体を把持できる。高い精度を得るために、アーム102は、個人が自分の人工まつ毛をつかむことができるように正確に位置合わせされ、バランスとることができる。他の材料もまた、アプリケーター100を形成するために使用され得る。例えば、一対のアーム102は、プラスチック、ガラス、発泡体、または他の適切な材料を含み得る。さらに、アプリケーター100は、一対の分離された片ではなく、1つの材料から形成されてもよい。これらの実施例では、単一の材料が、対向するアーム102および頂点である共通点104(例えば、単一の材料の中心点に熱を加えてそれを折り畳ませる)を有するV字型の本体を形成することができる。
【0029】
図1~
図8に示したように、アプリケーター100は、人工まつ毛エクステンションを適用するために使用することができ、ここで、アプリケーター100は、テクスチャを有する中心部106と、内部に凸状部114または凹状部112を有する円弧形先端108とを含む。アプリケーター100は、アーム102がデフォルト位置でV字型を形成するように、共通点104(例えば、溶融、接着、成形)でお互いに接続された一対のアーム102(例えば、金属、プラスチック)を有する。各アーム102は、隆起した1つの中心部106および円弧形の1つの先端108を有する。人工まつ毛エクステンションは手動または自動で製造できる(例えば、産業用機械を使用して、複数の人工まつ毛を表面に供給、滴下、または堆積させ、人工まつ毛を同じ方向に向けるように人工まつ毛に電荷を印加し、人工まつ毛エクステンションがそれらの中で融合して人工まつ毛エクステンションのクラスターを形成するように人工まつ毛エクステンションの共通の端部領域に発熱体または高温の液体を印加する)。
【0030】
アプリケーターの少なくとも1つのアームの中心部106は、指の握りを助けるために外部のテクスチャ部110(例えば、平行線、交差線)を有するが、少なくとも1つの中心部は、滑らかまたはその他のようにテクスチャされていなくてもよい。少なくとも1つの中心部106はまた、外部テクスチャ部をなくてもよい。テクスチャ部110は、ローレット(knurling)、シェーディング、スパイク、バンプ、または他の内向きまたは外向きの方法など、さまざまな方法でテクスチャを形成することができる。
【0031】
本発明で説明するように、少なくとも1つのクランプ先端108は、複数の人工まつ毛エクステンションを収容するハウジングに対応する円弧形の縦方向延長部を有するように構成することができ、ハウジングの外側壁の外縁は、円弧形であり、外向きに延伸される。例えば、2つのクランプ先端108の円弧形および縦方向の両方が外側壁の外縁に対応する場合、前記構造は、クランプ先端108がハウジングから複数の人工まつ毛エクステンションを同時に把持することを可能にする。例えば、少なくとも1つのクランプ先端108の円弧形の縦方向延長部は、上まぶたの曲率に構造的に対応または一致し得、ユーザーの上側のウォーターラインまたはタイトラインを含み得る。クランプ先端108及び凸状部114/凹状部112は、アーム102が互いに押し付けられるとはめ合う。
【0032】
クランプ先端108は、対向する内側を有し、前記対向する内側は、凸状部114/凹状部112を形成し、中心部106に力を加えてデフォルト位置からお互いに移動させると、クランプ先端108の内側の凸状部114/凹状部112はお互いに動作可能に接合されて、クランプ先端108を把持することによって、ケースから人工まつ毛エクステンションなどのアイテムを把持する。凸状部114/凹状部112は、連続(例えば、実線または散在パターン)または不連続(例えば、破線または散在パターン)の方法でクランプ先端108の縦方向に沿って延伸されることができる。図示のように、左のアーム102は凹状部112(例えば、断面はU字型である)を有し、右のアーム102は凸状部114(例えば、断面はD字型である)を有するが、もちろん、この配置は逆であってもよい。
【0033】
凸状部114/凹状部112は、接着剤が見えにくくなるように(例えば、接着剤の凝集を最小化するように)、より効果的で、より衝撃的な、またはより強力な融合を可能にする、接着剤の広がりを(例えば、オスの突起に沿って、メスの窪み内で)助ける、可能にする、または引き起こす圧着またはクランプ機構を提供してもよい。圧着またはクランプ機構を有する凸状部114/凹状部112は、接着剤をより均一に広げることができ、それによって人工まつ毛エクステンションと天然まつ毛との融合を改善する。硬い状態で硬化する接着剤(例えば、シアノアクリレート)と比較して、接着剤は比較的柔らかなものまたは液体でもよい(例えば、エチルヘキシルアクリレートコポリマー(ethylhexyl acrylate copolymer))。一実施例において、凸状部114対凸状部114または凹状部112対凹状部112の配置が可能である。同様に、凸状部または凹状部から平滑部分または平坦部分までもあり得る。凸状部114/凹状部112は、まつ毛成形用のツールとして構成される代わりに、融合ツール(すなわち、まつ毛エクステンションを天然まつ毛に融合するためのツール)として構成されてもよい。クランプ先端108は、中心部106と一体的に形成されてもよく、または中心部106と同じ材料(例えば、金属、合金、ゴム、プラスチックなど)で製造されてもよい。クランプ先端108は、摩擦力増強または摩擦力低減材料(例えば、ゴム、プラスチック、発泡体、シリコン、ポリテトラフルオロエチレンなど)でコーティングされた内側を有してもよく、または内側は、テクスチャ部(例えば、平行線、交差線)を有して、アイテムをつかむのに役立つ。もちろん、内側は滑らかまたはその他のようにテクスチャされていなくてもよい。テクスチャ部は、ローレット、シェーディング、スパイク、バンプ、または他の内向きまたは外向きの方法など、さまざまな方法でテクスチャを形成することができる。
【0034】
先端108は、靴下の形状、管状の可撓性シース(sheath)(例えば、プラスチック、ゴム)で包まれてもよい。アプリケーター100を使用するとき、アーム102をデフォルト位置から中心部106を介して内側に押すと、先端108はお互いに向かって移動し、ケースから人工まつ毛エクステンションなどのアイテムをつかむことができ、中心部106は、お互いに接触しないように構成され、それにより、中心部106の間にギャップが形成される。アプリケーター100は、クランプまたは圧着するように構成され得ることに留意されたい。例えば、先端108がアイテムを把持するために互いに向かって移動するようなデフォルト位置からアームが中心部106を介して内側に押し込まれたときに、アーム102が離されるか、または力の適用が停止する場合に、把持位置を含むことができるその位置に留まるように、アーム102の内側への移動を制御するアーム102間のラチェット機構(例えば、歯車および爪)をアプリケーター100が、ホストするときに、アプリケーター100はクランプすることができる。
【0035】
図9~
図16は、本発明のアプリケーターの別の実施例の複数の図を示す。具体的に、アプリケーター200は、異なる形状を有するアプリケーター100ーと機能的動作が類似していてもよい。具体的に、アプリケーター200は、一対のアーム202、一対の中心部204、一対の先端206、一対の凹部208、一対の円弧形部210、一対の凹状部212、複数対の隆起214、一対の凸状部216を有する。したがって、第1のクランプ先端206または第2のクランプ先端206は、それぞれ第1のアーム202および/または第2のアームに対して横方向または少なくとも部分的に垂直に延びることができる。さらに、少なくとも1つの中心部204は、凹部208を介して窪みを形成する。なお、凹部208、アプリケーター100の場合と同様にテクスチャ処理されてもよい。さらに、第1の円弧形部210の両端は膨らんで、第1のクランプ先端を形成し、第2の円弧形部210の両端は膨らんで、第2のクランプ先端を形成する。
【0036】
アプリケーター100は、人工まつ毛を天然まつ毛に適用する操作を実行するために使用することができる。ユーザーは、まずマスカラワンドまたは他の方法を使用しまつ毛エクステンションが適用される天然まつ毛に接着剤を塗布してもよい。または、まつ毛エクステンションを天然まつ毛に適用する前に、接着剤をまつ毛エクステンションに塗布することができる。前記過程は、アプリケーター200の第1のアーム202の第1の円弧形部210の第1の内側の凸状部216とアプリケーター200の第2のアーム202の第2の円弧形部210の第2の内側の凹状部212との間をクランプすることにより、まつ毛エクステンション(または別のオブジェクト)が弾性的にクランプされ(例えば、毛、ベースによって)、同時に凸状部216と凹状部212は、緊密にはめ合うようにし、第1の内側が第2の内側に面するようにすることを含むことができる。さらに、前記方法は、まつ毛エクステンション(または別のオブジェクト)をユーザーの天然まつ毛(例えば、上天然まつ毛の上側または下側、または下天然まつ毛の上側または下側)に放出または配置するステップを含むことができる。したがって、前記方法は、アプリケーター200によるまつ毛エクステンションの第三者による適用を可能にすることができる。別の実施例において、ユーザーは自分の指を使ってまつ毛エクステンションを天然まつ毛に取り付け、接着剤を天然まつ毛および/またはまつ毛エクステンションにコーティングすることができる。第1の円弧形部210は第1のアーム202に対して横方向に延び、第2の円弧形部210は第2のアーム202に対して横方向に延びるので、第1のアーム202および第2のアーム202が天然まつ毛に直面するとき、およびまつ毛エクステンションが天然まつ毛に放出または配置されるとき、第1のアーム202および第2のアーム202は、天然まつ毛に対して縦方向に延びる。
【0037】
図9~
図16に示したように、アプリケーター200は、人工まつ毛エクステンションを適用するために使用でき、アプリケーター200は、窪みを有する中心部208および一対の「カタツムリの頭」形状の円弧形部210を有し、円弧形部210は、凸状部216または凹状部212を有し、凸状部216または凹状部212は、第2円弧形部210の内面に設置される。アプリケーター200は、一対のアームがデフォルト位置でV字型を形成するように、共通点(例えば、溶融、接着、成形)でお互いに連結された一対のアーム102(例えば、金属、プラスチック)を有する。各アーム202は、ユーザーがアプリケーター200および円弧形の(例えば、C字型、V字型、U字型)先端部
210を操作するのを助けるために、凹部208で内側に窪んだ中心部204を有し、先端部
210の2つの対向する円弧形の末端214は、隆起を形成する。末端214の隆起は例示であり、代替の実施例は隆起の末端214を含まなくてもよいことを理解されたい。凹部208は、指がつかむのを助けるためにテクスチャ(例えば、平行線、交差線)を有してもよい。もちろん、凹部208は、滑らかまたはその他のような質感を有さなくてもよい。凹部208はまた、滑らかまたは他にテクスチャがなくてもよい。凹部208は、ローレット、シェーディング、スパイク、バンプ、または他の内向きまたは外向きの方法など、さまざまな方法でテクスチャを形成することができる。
【0038】
本発明で説明するように、少なくとも1つの先端部210は、複数の人工まつ毛エクステンションを収容するハウジングに対応する円弧形の縦方向延長部を有するように構成することができ、ハウジングの外側壁の外縁は、円弧形であり、外向きに延伸される。例えば、2つの先端部210の円弧形および縦方向の両方が外側壁の外縁に対応する場合、前記構造は、先端部210がハウジングから複数の人工まつ毛エクステンションを同時に把持することを可能にする。例えば、少なくとも1つの先端部210の円弧形の縦方向延長部は、上まぶたの曲率に構造的に対応または一致し得、ユーザーの上側のウォーターラインまたはタイトラインを含み得る。
【0039】
円弧形部210は、対向する内側を有し、前記対向する内側には、凸状部216/凹状部212が設置される。中心部204に力を加えて、円弧形部210がデフォルト位置からお互いに移動してアイテムをつかむと、例えば、円弧形部210を介してケースから人工まつ毛エクステンションをつかみ、凸状部216/凹状部212はお互いに緊密にはめ合うことができる。凸状部216/凹状部212は、連続(例えば、実線または散在パターン)または不連続(例えば、破線または散在パターン)の方法で円弧形部210の縦方向に沿って延伸されることができる。図示のように、左のアーム202は凹状部212(例えば、断面はU字型)を有し、右のアーム202は凸状部216(例えば、断面はD字型)を有するが、もちろん、この配置は逆であってもよい。凸状部216/凹状部212は、より効果的で、より衝撃的な、またはより強力な融合を可能にし、または接着剤がユーザーに見えにくくなるように(例えば、接着剤の凝集を最小化する)接着剤の広がり(例えば、凸状部に沿って突出部の内に、凹状部の凹溝または窪みの内で)補助し、可能にし、または引き起こすことを可能にする、圧着またはクランプ機構を提供する。圧着またはクランプ機構を有する凸状部216/凹状部212は、接着剤をより均一に広げることができ、それによって人工まつ毛エクステンションと天然まつ毛との融合を改善する。硬化状態での圧着状態の接着剤(例えば、シアノアクリル樹脂ベース接着剤(cyanoacrylates))と比較して、接着剤は比較的柔らかなものまたは液体の接着剤(例えば、エチルヘキシルアクリレートコポリマー(ethylhexyl acrylate copolymer))を使用してもよい。一実施例において、凸状部216対凸状部216または凹状部212対凹状部212の配置であり得る。同様に、凸状部または凹状部から平滑部分または平坦部分までもあり得る。凸状部216/凹状部212は、まつ毛成形用のツールとして構成される代わりに、融合ツール(すなわち、まつ毛エクステンションを天然まつ毛に融合するためのツール)として構成されてもよい。円弧形部210は、中心部204と一体的に形成されてもよく、または中心部204と同じ材料(例えば、金属、合金、ゴム、プラスチックなど)で製造されてもよい。円弧形部210は、摩擦力増強または摩擦力低減材料(例えば、ゴム、プラスチック、発泡体、シリコン、ポリテトラフルオロエチレンなど)でコーティングされた内側を有してもよく、または内側は、テクスチャ部(例えば、平行線、交差線)を有して、アイテムをつかむのに役立つ。もちろん、内側は滑らかまたはその他のようにテクスチャされていなくてもよい。テクスチャ部は、ナーリング、シェーディング、スパイク、バンプ、または他の内向きまたは外向きの方法など、さまざまな方法でテクスチャを形成することができる。
【0040】
図17A~
図17Cは、接着剤を天然まつ毛にそれぞれ塗布、まつ毛エクステンションを天然まつ毛に配置し、先端に凹状/凸状特徴を有するアプリケーターを使用して接着剤を均一にコーティングするまつ毛エクステンションと天然まつ毛の融合する順序を示す。前記過程は、
図17Aから開始することができ、図面の目1700は天然まつ毛1702を含み、接着剤アプリケーター1704は、天然まつ毛1702を天然まつ毛の下側に取り付けるための柔軟な接着剤を提供することができる。接着剤アプリケーター1704は、従来のマスカラワンドでもよいし、可撓性接着剤を塗布するために専用に設計されたワンドであってもよい。接着剤アプリケーター1704による接着剤の塗布は、天然まつ毛1702を比較的均一であってもよいが、接着剤は、ある程度の不整合を有する場合がある(例えば、天然まつ毛の特定の領域には球形またはより多くの接着性が存在し、他の領域には少ない接着剤が存在する)。接着剤は柔らかく流動性があるので、ユーザーは後で接着剤を分散または再分配できる(
図17C参照)。
【0041】
図17Bに示したように、
図17Aの天然まつ毛1702に接着剤を塗布した後(または、まつ毛エクステンションの上側に代替的または追加的に塗布した後)、まつ毛エクステンション1706a~1706n(まとめて、1706とする)をまつ毛エクステンション1706の上側が天然まつ毛の接着剤に接触して(またはまつ毛エクステンション1706の接着剤が自然まつ毛に接触して)、接着またはその他の方法で天然まつ毛1702に取り付けられるように、自然なまつ毛1702の下側に配置することができる。この場合のまつ毛エクステンション1706は非常に軽い(例えば、ホットヒューズ繊維)ので、接着剤の接着性は、まつ毛エクステンション1706を所定の位置に保持するのに十分であり得る。前述のように、まつ毛エクステンション1706を配置するとき、ユーザーは、先端1708によってまつ毛エクステンション1706の1つまたは複数のセットをクランプすることができ、先端1708は、第1の先端および第2の先端を含み、第1の先端および第2の先端は、アプリケーター1710の第1のアームおよび第2のアームから延伸される。先端1708は、先端1708のそれぞれの内面に設けられた突起および凹溝を有することができる。
【0042】
図17Cに示したように、ユーザーは、この場合には円弧形の先端1708の曲率が天然まつ毛1702およびまつ毛エクステンション1706に沿って延びるように、アプリケーター1710を回転させてもよく、ここで、その1つの先端は、天然まつ毛1702の一側に位置し、別の先端は、天然まつ毛1702の反対側にあってもよい。ユーザーがアプリケーター1710のアームに力を加えると、第1の先端および第2の先端は、接着剤、天然まつ毛1702、およびまつ毛エクステンション1706に同時に圧迫または印加され、それにより一方の先端の凹状部の凹溝により形成された溝と、他方の先端の凸状部を形成された突起とにより形成される隙間に沿って接着剤が分散される。すなわち、軟質接着剤は、天然まつ毛1702およびまつ毛エクステンション1706に沿ってより均一に分配され、それにより、天然まつ毛1702およびまつ毛エクステンション1706をよりシームレスな方法で融合させる。先端を圧迫することにより、まつ毛エクステンション1706を自然なまつ毛1702とよりよく融合することもできる。
【0043】
図18Aおよび
図18Bは、先端に凹状/凸状特徴を有するアプリケーターを使用して天然まつ毛とまつ毛エクステンションの融合する順序を示す。
図18Aに示したように、アプリケーターの先端1802a、1802b(1802と総称)は開状態1800a(予め設定された状態でもよい)にあり、このとき凸状部を構成する突起1804aと凹状部を構成する凹溝または窪み1804bは分離され、突起1804aおよび窪み1804bはそれぞれ先端1802aおよび1802bに設置される。突起1804aは、先端1802aに沿って長く延長されてもよく、窪み1804bは、先端1802bに沿って長く延長されてもよい。天然まつ毛1806は、接着領域1808aを形成するために、たとえば、天然まつ毛1806の下側に塗布された接着剤を有していてもよい。まつ毛エクステンション1810は、天然まつ毛1806に配置または接触し得、接着領域1808aの接着剤の接着によって固定されたままであり得る。図に示される、まつ毛エクステンション1810は、基部1812を有し、一実施例において、基部1812は、薄くするために(例えば、0.05mmから0.15mmの間)熱融着されてもよい。代替のまつ毛エクステンションを使用してもよいことが理解されるべきである。
【0044】
図18Bに示したように、凸状部の突起1804aを凹状部の窪み1804bに押し込むと、天然まつ毛1806とまつ毛エクステンション1810が接着剤で固定され、接着領域1808aが圧縮されて突起1804aと窪み1804bとの間に形成された通路を通過するので、接着領域1808aを再分布して接着領域1808bとする。接着領域1808bは、より均一に分布された接着領域をもたらし、それによって、天然まつ毛1806とまつ毛エクステンション1810との間の融合をより強くできるかもしれない。
【0045】
天然まつ毛にまつ毛エクステンションを適用するためのプロセスの別の実施形態は、複数の繊維と天然まつ毛とを一緒に形成したまつ毛エクステンションを保持する接着剤を、アプリケーター上に配置された第1のアームの第1の先端の第1の内側の凸状部を定義する少なくとも1つの突起と、アプリケーターの第2のアームの第2の先端部の第2の内側に配置された凹状部を定義する少なくとも1つの凹溝との間で同時に把持させることを含みし、これにより接着剤を凸状部と凹状部との間の領域に沿って広がるようにすることを含んでもよい。
【0046】
前記過程は、凸状部と凹状部を同時に把持した後、分離することにより、まつ毛エクステンションを天然まつ毛に接着させ、まつ毛エクステンションと天然まつ毛に接着剤をより均一に分布させることをさらに含んでもよい。同時に把持する過程で、第1の先端および第2の先端は、同時把持の前に、目の天然まつ毛を通って縦方向に整列および伸長することができる。
【0047】
複数の繊維および天然まつげから形成されたまつげエクステンションに適用された接着剤を再分配するための方法の一実施形態は、接着剤、天然まつげ、およびまつげエクステンションが、細長い窪みと細長い突出部との間に配置されている状態で、細長い突起が細長い凹溝の中に垂直に延びているときに、アプリケーターの第1のアームの第1の先端に配置された細長い窪みの表面および第2のアームの第2の先端に配置された細長い突起の表面に沿って延びるように、天然まつげおよびまつげエクステンションに接着剤を配置することを含んでもよい。前記過程は、接着剤の細長い凹溝または細長い突起の任意の表面への接着力を減少させることをさらに含むことができる。
【0048】
アプリケーターの製造方法の一実施例は、凸状部を構成する少なくとも1つの突起を含む第1の内側を有する第1のクランプ先端を含む第1のアームを形成するステップと、凹状部を構成する少なくとも1つの凹溝を含む第2の内側を有する第2のクランプ先端を含む第2のアームを形成するステップとを含むことができ、第1のアームと第2のアームは第1の末端と第2の末端でお互いに連結されることができ、第1の末端と第2の末端は、第1のクランプ先端と第2のクランプ先端に対向する端であり、第1の内側を第2の内側に面する。第1のアームと第2のアームが開位置にある場合、凸状部と凹状部がお互いに分離し、第1のアームと第2のアームが閉位置にある場合、凸状部と凹状部がお互いに緊密にはめ合うように、凸状部と凹状部はお互いに位置合わせされることができる。
【0049】
前記ステップは、第1の内側に凸状部を有する第1のアームを形成し、第2の内側に凹状部を有する第2のアームを形成するステップをさらに含むことができ、第1のアームを形成するステップは、第1のクランプ先端の第1の内側に凹状部を形成するステップを含むことができる。第2のアームを形成するステップは、第2のクランプ先端の第2の内側に凸状部を形成するステップを含むことができる。
【0050】
本発明のアプリケーターは、多くの異なる形態で具現化されてもよく、本明細書に開示される例示的な実施例に必ずしも限定されると解釈されるべきではないことを理解されたい。逆に、これらの例示的な実施例を提供することは、本発明を徹底的かつ完全にし、本発明の概念を関連技術分野の当業者に完全に伝えることである。
【0051】
本明細書で使用される様々な用語は、直接的または間接的、完全または部分的、一時的または永続的、行動または非行動を指し得る。例えば、ある素子が別の素子に「オン」、「連結」、または「カプリング」されていると称される場合、その素子は別の素子および/または2つの素子間で直接開かれたり、連結されたり、カプリングされたりすることができ、間接および/または直接変形を含む。逆に、素子が別の素子に「直接に連結」または「直接にカプリング」されていると称される場合、中間素子は存在しない。
【0052】
本明細書で使用される用語「または」は、排他的な「または」ではなく、包括的な「または」を意味する。すなわち、特に明記しない限り、または文脈が明確でない限り、「xはaまたはbを使用する」とは、自然に含まれる配置を意味する。すなわち、xがaを使用する、xがbを使用する、またはxがaおよびbを使用する場合、どちらの実施例でも「xはaまたはbを使用する」が満たされる。
【0053】
本明細書では、第1、第2などの用語を使用して、様々な素子、コンポーネント、領域、層、および/またはセクションを説明することができるが、これらの素子、コンポーネント、領域、層、および/またはセクションは、必ずしもこのような用語に限定されない。これらの用語は、ある素子、コンポーネント、領域、層、またはセクションを別の素子、コンポーネント、領域、層、またはセクションと区別するために使用される。したがって、本発明の教示から逸脱することなく、以下で論じられる第1の素子、コンポーネント、領域、層、またはセクションは、第2の素子、コンポーネント、領域、層、またはセクションと呼ぶことができる。
【0054】
なお、図示のように、「下」、「下側」、「上」、「上側」などの相対的な用語を用いて、ある素子と別の素子との位置関係を説明する場合がある。図面に示された方向に加えて、これらの相対的な用語は、示された技術の異なる方向を包含することを意図している。例えば、図面の装置を裏返すと、元々他の素子の「下」側にあると記述されていた素子が、他の素子の「上」側に変更される。類似的に、いずれかの図の装置を裏返すと、元々「低い」または「以下」と記載されていた素子が、他の素子の「上」に変更される。したがって、用語「低い」および「以下」は、高および底の方向を包含することができる。
【0055】
本明細書で使用される用語は、特定の例示的な実施例を説明するために使用され、本発明を必ずしも限定することを意図するものではない。本明細書で使用される場合、単数形「a」、「an」、および「the」は、文脈がそうでないことを明確に示さない限り、複数形を含むことも意図される。なお、本明細書で使用される場合、「a」および/または「an」という用語は、「1つまたは複数」という句もここで使用されている場合でも、「1つまたは複数」を意味するものとする。本発明で使用される場合、用語「包含」、「含む」および/または「包含」、「含む」は、説明された特徴、整数、ステップ、操作、素子、コンポーネントおよび/またはそのアセンブリの存在を限定するが、1つまたは複数の他の特徴、整数、ステップ、操作、素子、コンポーネント、および/またはそのアセンブリの存在および/または追加、および/またはその組み合わせを除外しない。なお、本発明が、オブジェクトがここで別のオブジェクトに「基づく」と声明する場合、声明は、1つまたは複数の他のオブジェクトにも基づくことができる根拠を指す。言い換えると、特に明記しない限り、本明細書で使用される「に基づく」は、「少なくとも部分的に基づく」または「少なくとも部分的に基づく」を含む。
【0056】
特定の例示的な実施例に関して説明された特徴は、および/または様々な他の例示的な実施例で組み合わせおよび部分的に組み合わせられてもよい。なお、本明細書に開示されるように、例示的な実施例の異なる態様および/または素子も、類似の方法で組み合わせおよび部分的に組み合わせされることができる。なお、いくつかの例示的な実施例は、個別におよび/または集合的に、より大きなシステムのコンポーネントであり得、他のプロセスが優先され得、および/またはほかの方法で出願を修正することができる。なお、本明細書に開示されるように、実施例の前、後、および/または実施例と同時に、多くのステップが必要である。少なくとも本明細書で開示されるように、任意のおよび/またはすべての方法および/またはプロセスは、少なくとも1つのエンティティによって任意の方法で少なくとも部分的に実行され得ることに留意されたい。
【0057】
本明細書は、本発明によって開示される理想化された実施例(および中間構造)の図を参照して本発明の具体的な実施例を説明する。したがって、製造技術および/または公差により各図示の形状が変化することが予想される。したがって、本発明の例示的な実施例は、本明細書に示される領域の特定の形状に必ずしも限定されると解釈されるべきではなく、例えば、製造された形状をもたらす偏差を含むべきである。
【0058】
本明細書に開示されるように、任意のおよび/またはすべての素子は、同じ、構造的に連続した部品(例えば、一体)に形成、および/または別個に製造および/または連結(例えば、コンポーネントおよび/またはモジュール)から形成され得る。本明細書に開示される素子のいずれかおよび/またはすべては、積層造形、減法製造、および/または任意の他のタイプの製造を問わず、任意の製造プロセスによって製造され得る。例えば、いくつかの製造プロセスは、3次元(3D)印刷、レーザー切断、コンピューター制御の配線、フライス加工、スタンピング、真空成形、ハイドロフォーミング、射出成形、フォトリソグラフィーを含む。
【0059】
本明細書に開示される任意のおよび/またはすべての素子は、金属、鉱物、宝石、アモルファス材料、セラミック、ガラスセラミックを含む固体、および/またはポリマーなどの有機固体、例えば、木材および/またはポリマー、例えば、ゴム、複合材料、半導体、ナノ材料、生体材料、および/またはそれらの任意の組み合わせを含むことができ、および/または部分的および/またはすべてを含むことができる。本明細書に開示される任意のおよび/またはすべての素子は、インクな、接着剤コーティング層どの情報コーティング層、真空シーリング層および/またはヒートシーリングなどの融着コーティング層、テープライナー、低表面エネルギーコーティング層などの剥離コーティング層、色合い、色、色相、彩度、色調、影、透明度、半透明性、不透明度、発光、反射、リン光、反射防止および/またはホログラフィー、感光性コーティング層、電子および/または熱性能コーティング層(例えば、パッシベーション、絶縁、抵抗、または導電性)などの光学コーティング層、磁気コーティング層、防水および/または防水コーティング層、臭気コーティング層および/またはそれらの任意の組み合わせを含むことができ、および/または部分的および/または完全に含むことができる。本明細書に開示される任意のおよび/またはすべての素子は、剛性、可撓性、および/または任意の他のそれらの組み合わせであり得る。本明細書に開示される素子の任意のおよび/またはすべての素子は、材料、形状、サイズ、色、および/または任意の測定可能な寸法(例えば、長さ、幅、高さ、深さ、面積、方向、周長、体積、幅、密度、温度、抵抗など)は同じでも、異なる場合もある。
【0060】
特に定義されない限り、本明細書で使用されるすべての用語(技術用語および科学用語を含む)は、本発明が属する技術分野の当業者によって一般に理解されるのと同じ意味を有する。一般的に使用される辞書で定義されているこれらの用語は、関連する技術的上下文書での意味と一致する意味を持つものとして解釈されるべきであり、ここで明確に定義されていない限り、理想的および/または過度の形式として解釈されてはならない。
【0061】
本明細書で使用される用語「約」および/または「実質的に」は、公称値/用語からの±10%の変化を指す。そのような変更が具体的に言及されているかどうかに関係なく、そのような変更は、本発明によって指定される任意の所与の値/用語に常に含まれる。
【0062】
いずれかの開示が参照により本発明に組み込まれ、そのような開示が本発明の開示の一部および/またはすべてと矛盾する場合、矛盾および/またはより広い開示および/またはより広い用語定義の範囲内で、本開示を制御する。そのような開示の内部の一部および/またはすべてが相手方と矛盾する場合、矛盾の程度で、より遅い開示日の開示内容を優先されるものとする。
【0063】
ここでは好ましい実施例を詳細に説明および図示したが、当業者は、本発明から逸脱することなく、様々な修正、追加、置換などを行うことができるので、特許請求の範囲に記載されたとおり、本発明の保護範囲に含まれるものとみなす。