特許7185884IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

IL-6及び好中球の関連する疾患(以下、好中球関連疾患と称する場合あり)の患者におけるIL-6阻害剤による治療効果を予測する方法に関する。また、本発明は、好中球関連疾患の患者におけるIL-6阻害剤による治療効果を判定する方法に関する。さらに、本発明は、IL-6阻害剤を含有する好中球関連疾患の治療剤であって、特に、好中球関連遺伝子の発現レベルが高い患者に投与される好中球関連疾患の治療剤に関する。加えて、本発明は、好中球関連疾患の治療方法にも関し、当該方法は、好中球関連遺伝子の発現レベルが高い患者にIL-6阻害剤を投与することを特徴とする。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明は、IL-6阻害剤の作用機序の解明による、好中球関連疾患の新たな治療戦略の提供を課題とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者らはの課題を解決するために鋭意研究を行なった。具体的には、まず、視神経脊髄炎の患者を対象に、IL-6阻害剤であるトシリズマブを投与し、投与前には健常人と比較して発現が高く、投与後に発現が低下した遺伝子をDNAマイクロアレイにより解析した。その結果、発現レベルの変動が大きかった遺伝子のうち、上位9位までの遺伝子が好中球の顆粒内容物に関するものであることを明らかにした。IL-6Rの阻・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明により、好中球関連遺伝子の発現レベルを指標として、IL-6阻害剤による好中球関連疾患の治療効果を予測および判定する方法が提供された。本発明の方法により、IL-6阻害剤による治療効果を期待できない、あるいは重篤な副作用の発現を強いられる患者へのIL-6阻害剤の投与を回避し、適切な治療方法を選択することが可能となった。さらに本発明により、IL-6阻害剤が、好中球関連遺伝子の発現レベルが高い好中球関連疾患患者の治療に有効であることが明らかになった。したがって本発明により、好中球関連遺伝子の発現レベルが高い好中球関連疾患の治療剤および治療方法が提供された。

この特許の権利範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 各カテゴリーで差次的に発現されたプローブの数を示すベン図である。
【図2】 TCZ処置前後のNMO患者におけるCTSG、DEFA4、およびAZU1の全血中mRNAレベルをRT-PCRで確認した結果を示す。縦軸は、ACTBの発現レベルに対する相対発現強度を示す。

代表図 図1本件の代表的な図

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