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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-01
(45)【発行日】2022-12-09
(54)【発明の名称】プラズマ処理装置
(51)【国際特許分類】
   H05H 1/46 20060101AFI20221202BHJP
【FI】
H05H1/46 B
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2018229230
(22)【出願日】2018-12-06
(65)【公開番号】P2020092028
(43)【公開日】2020-06-11
【審査請求日】2021-08-31
(73)【特許権者】
【識別番号】000219967
【氏名又は名称】東京エレクトロン株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】504157024
【氏名又は名称】国立大学法人東北大学
(74)【代理人】
【識別番号】100088155
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 芳樹
(74)【代理人】
【識別番号】100113435
【弁理士】
【氏名又は名称】黒木 義樹
(74)【代理人】
【識別番号】100122507
【弁理士】
【氏名又は名称】柏岡 潤二
(72)【発明者】
【氏名】平山 昌樹
【審査官】鳥居 祐樹
(56)【参考文献】
【文献】特開平09-153486(JP,A)
【文献】特開平10-025583(JP,A)
【文献】特開2008-156747(JP,A)
【文献】国際公開第2017/221829(WO,A1)
【文献】特開2014-053309(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H05H 1/46
H01L 21/265
H01J 37/32
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
処理容器と、
前記処理容器内に設けられたステージと、
前記ステージの表面の上方に前記処理容器内の空間を介して設けられた上部電極と、
VHF帯又はUHF帯の高周波を前記空間に導入する導波路と、
前記ステージの外周部と前記処理容器の側壁との間に延びている導電部と、
を備え、
前記ステージは、金属層を有し、
前記ステージの外周部は、前記金属層の一部を含み、
前記導波路は、高周波が放射される端部を備え、
前記端部は、前記空間に向いて配置され、
前記側壁は、接地され、
前記導電部は、
前記金属層と前記処理容器の前記側壁とに電気的に接続され、
電気的な遮蔽機能を有する当該導電部の上方にある 前記端部から放射される高周波が、該導電部上にあり該端部及び前記空間の間にある絶縁部材を介して該空間に導入されるように前記外周部から該側壁に向けて延びており、
前記空間からガスを排気する開口を有している
プラズマ処理装置。
【請求項2】
絶縁部材を更に備え、
前記絶縁部材は、前記端部と前記空間との間に配置されている、
請求項1に記載のプラズマ処理装置。
【請求項3】
前記ステージの裏面は、前記金属層が露出されており、
前記導電部は、前記外周部において前記裏面に電気的に接触している可撓性の導電板を備える、
請求項1又は2に記載のプラズマ処理装置。
【請求項4】
前記導電部は、前記金属層に電気的に接触している金属ロッドと、該金属ロッドと前記側壁とに電気的に接触している金属薄板とを備える、
請求項1又は2に記載のプラズマ処理装置。
【請求項5】
前記導電部は、前記金属層に電気的に接触している金属ピンと、前記側壁に電気的に接触しており導電性を有するベローズ部とを備える、
請求項1又は2に記載のプラズマ処理装置。
【請求項6】
排気室を更に備え、
前記排気室は、前記外周部の周囲から前記側壁に向けて延びており、前記空間に連通し、導電性の壁部を備え、
前記導電部は、前記壁部の一部を含む、
請求項1~5の何れか一項に記載のプラズマ処理装置。
【請求項7】
排気室を更に備え、
前記排気室は、前記側壁の内部に設けられている、
請求項4に記載のプラズマ処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の例示的実施形態は、プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
電子デバイスの製造にプラズマ処理装置が用いられている。特許文献1にはプラズマ処理装置に係る技術が開示されている。プラズマ処理装置は、真空容器、処理室、支持電極、アンテナ及び放射口、磁場形成手段を備える。処理室は、真空容器内部に設けられ、ガスが供給される。支持電極は、処理室内に設けられ、処理対象物を支持する。アンテナ及び放射口は、超短波(VHF)帯又は極超短波(UHF)帯の高周波を処理室に供給する。磁場形成手段は、処理室に磁場を形成する。プラズマ処理装置は、電界制御空間を備える。電界制御空間は、誘電体と誘電体を囲む金属仕切板又はディスク状金属とによって構成される。なお、VHF帯とは、30[MHz]~300[MHz]程度の範囲の周波数帯である。UHF帯とは、300[MHz]~3[GHz]程度の範囲の周波数帯である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2003-243376号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
プラズマ処理装置において上部電極とステージとの間の空間に高周波を良好に導入し得る技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一つの例示的実施形態において、プラズマ処理装置が提供される。プラズマ処理装置は、処理容器と、ステージと、上部電極と、導波路と、導電部とを備える。ステージは、処理容器内に設けられている。上部電極は、ステージの表面の上方に処理容器内の空間を介して設けられている。導波路は、VHF帯又はUHF帯の高周波を空間に導入する。導電部は、ステージの外周部と処理容器の側壁との間に延びている。ステージは、金属層を有する。ステージの外周部は、金属層の一部を含む。導波路は、高周波が放射される端部を備える。端部は、空間に向いて配置されている。側壁は、接地されている。導電部は、金属層と処理容器の側壁とに電気的に接続され、端部から放射される高周波が空間に導入されるように外周部から側壁に向けて延びている。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、プラズマ処理装置において上部電極とステージとの間の空間に高周波を良好に導入し得る技術が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】例示的実施形態に係るプラズマ処理装置の構成を例示する図である。
図2】他の例示的実施形態に係るプラズマ処理装置の構成を例示する図である。
図3図2に示す構成の一部をより詳細に示す図である。
図4図2および図3に示す構成の一部をより詳細に示す図である。
図5】他の例示的実施形態に係るプラズマ処理装置の構成を例示する図である。
図6】他の例示的実施形態に係るプラズマ処理装置の構成の一部を例示する図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、種々の例示的実施形態について説明する。一つの例示的実施形態において、プラズマ処理装置が提供される。プラズマ処理装置は、処理容器と、ステージと、上部電極と、導波路と、導電部とを備える。ステージは、処理容器内に設けられている。上部電極は、ステージの表面の上方に処理容器内の空間を介して設けられている。導波路は、VHF帯又はUHF帯の高周波を空間に導入する。導電部は、ステージの外周部と処理容器の側壁との間に延びている。ステージは、金属層を有する。ステージの外周部は、金属層の一部を含む。導波路は、高周波が放射される端部を備える。端部は、空間に向いて配置されている。側壁は、接地されている。導電部は、金属層と処理容器の側壁とに電気的に接続され、端部から放射される高周波が空間に導入されるように外周部から側壁に向けて延びている。
【0009】
プラズマ処理装置では、上部電極に高周波が供給される。高周波は、導波路の端部から処理容器内の空間内に導入される。導電部は、導波路の端部から放射される高周波が空間に導入されるようにステージの外周部から側壁に向けて延びている。導電部によって、導波路の端部と空間との間にあり端部から放射される高周波が伝搬する空間は、端部と空間とを結ぶ面の上側および下側に概ね等分され得る。導電部は、接地されている側壁に電気的に接続されており、電気的な遮蔽機能を有し得る。従って、導電部によって、導波路の端部から放射される高周波は、ステージの下側に広がる領域等に拡散されずに空間に良好に導入され得る。このため、空間には、十分な強度の高周波が供給され得る。高周波が空間に導入されると、ガスが空間内で励起されて、当該ガスからプラズマが生成される。プラズマは、空間内で周方向において均一な密度分布で生成される。
【0010】
一つの例示的実施形態に係るプラズマ処理装置は、絶縁部材を更に備える。絶縁部材は、端部と空間との間に配置されている。絶縁部材によって、空間の周辺部への放電が抑制され得る。
【0011】
一つの例示的実施形態において、ステージの裏面は、金属層が露出されている。導電部は、外周部において裏面に電気的に接触している可撓性の導電板を備える。このように、導電部は、可撓性の導電板を介して金属層に電気的に接触しているので、導電部の位置の位置が変化する場合にも、導電部と金属層との電気的な接触が確実に維持され得る。
【0012】
一つの例示的実施形態において、導電部は、金属層に電気的に接触している金属ロッドと、金属ロッドと側壁とに電気的に接触している金属薄板とを備える。特に、金属層がステージの内部に配置されている場合であっても、金属層が金属ロッドを介して導電部に電気的に確実に接触されるので、金属層の位置によらずに、導電部と金属層との電気的な接触が確実に実現され得る。
【0013】
一つの例示的実施形態において、導電部は、金属層に電気的に接触している金属ピンと、側壁に電気的に接触しており導電性を有するベローズ部とを備える。導電部の位置の位置が変化する場合にも、金属ピンを介して導電部と金属層との電気的な接触が確実に維持され得る。また、導電部は、導電性を有するベローズ部を介して側壁に電気的に接触している。従って、導電部の位置が変化する場合にも、ベローズ部を介して導電部と側壁との電気的な接触が確実に維持され得る。
【0014】
一つの例示的実施形態に係るプラズマ処理装置は、排気室を更に備える。排気室は、外周部の周囲から側壁に向けて延びており、空間に連通し、導電性の壁部を備える。導電部は、壁部の一部を含む。
【0015】
一つの例示的実施形態に係るプラズマ処理装置は、排気室を更に備える。排気室は、側壁の内部に設けられている。
【0016】
一つの例示的実施形態において、プラズマ処理方法が提供される。プラズマ処理方法は、プラズマ処理装置を用いて被処理体にプラズマ処理を行う。プラズマ処理装置の処理容器内には上部電極、導波路、ステージが設けられている。この方法は、上部電極とステージとの間の空間に向けて設けられた導波路の端部からVHF帯又はUHF帯の高周波が空間に導入されるようにステージの外周部と処理容器の側壁とが電気的に接続されている状態において、プラズマ処理を行う。側壁は、接地される。ステージは、金属層を有する。外周部は、金属層の一部を含む。プラズマ処理装置は、導電部を備える。導電部は、外周部と側壁との間に延びており金属層と側壁とに電気的に接続されている。
【0017】
このようにプラズマ処理方法では、導波路の端部と空間との間にあり端部から放射される高周波が伝搬する空間は、導電部によって端部と空間とを結ぶ面の上側および下側に概ね等分され得る。導電部は、接地されている側壁に電気的に接続されており、電気的な遮蔽機能を有し得る。従って、導電部によって、導波路の端部から放射される高周波は、ステージの下側に広がる領域等に拡散されずに空間に良好に導入され得る。このため、空間には、十分な強度の高周波が供給され得る。高周波が空間に導入されると、ガスが空間内で励起されて、当該ガスからプラズマが生成される。プラズマは、空間内で周方向において均一な密度分布で生成される。
【0018】
以下、図面を参照して種々の例示的実施形態について詳細に説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を附すこととする。
【0019】
図1に示すプラズマ処理装置1Aの構成を説明する。プラズマ処理装置1Aは、処理容器CSを備える。プラズマ処理装置1Aは、上部電極UA21、空洞UA22、絶縁部材UA4、サポートリングUA51、カバーリングUA52、誘電体板UA6、誘電体ロッドUA7、弾性部材UA81、封止部材UA82、管UA9を備える。
【0020】
プラズマ処理装置1Aは、ステージMA11、金属層MA15、導電部MA21a、導電板MA22、導電性弾性部材MA23、排気室MA31、壁部MA32、通気孔MA33を備える。プラズマ処理装置1Aは、封止部材DA13、入出口DA2を備える。プラズマ処理装置1Aは、支持部DB11、排気管DB12、ベローズDB21、ベローズDB22、バネDB3、水冷プレートDB4を備える。
【0021】
処理容器CSは、略円筒形状を有する。処理容器CSは、鉛直方向に沿って延在している。処理容器CSの中心軸線は、鉛直方向に延びる軸線AXである。処理容器CSは、導波路壁UA1、側壁DA11、導波路UA31を備える。
【0022】
導波路壁UA1の天井部は、軸線AXに交差する面に(略水平に)延在している。導波路壁UA1の側部は、軸線AXに沿って導波路壁UA1の天井部に垂直に延びている。導波路壁UA1は、プラズマ処理装置1Aの上部電極UA21を囲んでいる。
【0023】
導波路壁UA1の材料は、アルミニウム又はアルミニウム合金等の導電性の材料であり得る。導波路壁UA1は、接地されている。
【0024】
導波路UA31は、導波路壁UA1と上部電極UA21との間の空間によって画定される。導波路UA31は、VHF帯又はUHF帯の高周波を空間SPに導入する。導波路UA31は、高周波が放射される端部UA32を備える。端部UA32は、空間SPに向いて配置されている。空間SPは、誘電体板UA6とステージMA11との間の空間である。
【0025】
側壁DA11は、導波路壁UA1の側部の下側に軸線AXに沿って延びている。側壁DA11は、導波路壁UA1の下側において、軸線AXに沿って延びている。側壁DA11の材料は、アルミニウム又はアルミニウム合金等の導電性の材料であり得る。側壁DA11は、接地されている。
【0026】
側壁DA11は、突起部DA12を備える。側壁DA11の突起部DA12は、側壁DA11の端部(導波路壁UA1の側部に接続されている箇所)に設けられており、軸線AXに向けて軸線AXに交差する方向に延びている。突起部DA12には、封止部材DA13を介して絶縁部材UA4に接続されている。
【0027】
封止部材DA13は、真空シール用の部材であり、例えばOリングであり得る。突起部DA12は、導電性弾性部材MA23を介して排気室MA31の壁部MA32に接続されている。導電性弾性部材MA23は、弾性体であり、例えばスパイラルリングであり得る。導電性弾性部材MA23の材料は、例えば、ステンレス、インコネル、ニッケル、タングステン、タンタル、銅合金又はモリブデン等の金属である。導電性弾性部材MA23は、ニッケル、アルミニウム、ステンレス又は金等の保護膜により被覆されていてもよい。
【0028】
絶縁部材UA4は、端部UA32と空間SPとの間に配置されている。絶縁部材UA4の材料は、酸化アルミニウム等の絶縁性の材料であり得る。絶縁部材UA4と上部電極UA21とは、封止部材UA82を介して接続されている。封止部材UA82は、真空シール用の部材であり、例えばOリングであり得る。
【0029】
上部電極UA21は、導波路壁UA1下に配置されており、ステージMA11の表面MA13の上方において、処理容器CS内の空間SPと誘電体板UA6とを介して設けられている。上部電極UA21は、整合器UC2を介して高周波電源UC1に電気的に接続されている。上部電極UA21の材料は、アルミニウム又はアルミニウム合金等の導電性の材料であり得る。上部電極UA21の表面上には、耐腐食性を有する膜が形成されている。耐腐食性を有する膜は、酸化アルミニウム膜、酸化イットリウム膜、または酸化アルミニウムや酸化イットリウム等を含むセラミック膜であり得る。
【0030】
高周波電源UC1は、上述した高周波を発生する電源である。整合器UC2は、高周波電源UC1の負荷のインピーダンスを高周波電源UC1の出力インピーダンスに整合させるための整合回路を含んでいる。
【0031】
上部電極UA21は、空洞UA22を備える。空洞UA22は、ガス配管を介してガス供給部UC3に連通している。空洞UA22は、複数のガス吐出孔UB2を介して、空間SPに連通している。
【0032】
誘電体板UA6は、上部電極UA21の直下に設けられている。誘電体板UA6の端部は、サポートリングUA51によって上部電極UA21の端部に密着されている。誘電体板UA6は、空間SPを介してステージMA11の表面MA13に対面している。
【0033】
誘電体板UA6の中心軸線は、軸線AXに略一致している。本実施形態において、誘電体板UA6は、シャワープレートであり得る。誘電体板UA6には、ステージMA11の表面MA13に載置された基板Wの全面に均等にガスを供給するために、複数のガス吐出孔UB2が設けられている。
【0034】
誘電体板UA6の下面とステージMA11の表面MA13との間の鉛直方向における距離(空間SPの幅)は、例えば5[mm]以上且つ15[mm]以下であり得る。
【0035】
誘電体板UA6は、可撓性を有している。誘電体板UA6の厚みは、略均一であり得る。誘電体板UA6は、略円盤形状を有している。誘電体板UA6の材料は、窒化アルミニウム、酸化アルミニウム、酸化イットリウム、又は窒化アルミニウム、酸化アルミニウム、酸化イットリウム等を含む誘電体である。誘電体板UA6の表面(特に下面)には、耐腐食性を有する膜が形成されていてもよい。耐腐食性を有する膜は、酸化イットリウム膜、酸化フッ化イットリウム膜、フッ化イットリウム膜、又は酸化イットリウム、フッ化イットリウム等を含むセラミック膜であり得る。
【0036】
サポートリングUA51は、誘電体板UA6を上部電極UA21に密着する部材である。サポートリングUA51は、弾性部材UA81を介して絶縁部材UA4に保持されている。弾性部材UA81は、例えばOリングであり得る。
【0037】
カバーリングUA52は、ステージMA11の位置を保持する部材である。サポートリングUA51およびカバーリングUA52のそれぞれの材料は、酸化アルミニウム等の絶縁性の材料であり得る。
【0038】
誘電体板UA6と上部電極UA21との間に、誘電体ロッドUA7が設けられている。誘電体ロッドUA7は、軸線AX上に配置され得る。誘電体ロッドUA7は、上部電極UA21に固定されており、誘電体板UA6に接触している。誘電体ロッドUA7の材料は、窒化アルミニウム等の誘電体であり得る。
【0039】
サポートリングUA51によって誘電体板UA6の端部が上部電極UA21に接触されている状態において、誘電体ロッドUA7は、上部電極UA21と誘電体板UA6とを離間する。
【0040】
空隙UB1は、上部電極UA21と誘電体板UA6と離間によって形成されている。上部電極UA21と誘電体板UA6とは、軸線AXにおいて最も大きく離間している。
【0041】
ステージMA11は、処理容器CS内に設けられている。ステージMA11は、ステージMA11の表面MA13の上に載置された基板Wを略水平に支持するように構成されている。ステージMA11は、略円盤形状を有している。
【0042】
ステージMA11の中心軸線は、軸線AXに略一致している。ステージMA11は、金属層MA15を有している。ステージMA11は、図1に示す場合には、金属層MA15によって構成され得る。
【0043】
金属層MA15の材料は、アルミニウム又はアルミニウム合金等の導電性の材料であり得る。ステージMA11の裏面MA14には、金属層MA15が露出されている。ステージMA11の外周部MA12は、金属層MA15の一部を含む。
【0044】
プラズマ処理装置1Aの場合、ステージMA11は、金属層MA15によって構成されている。すなわち、プラズマ処理装置1AにおけるステージMA11の材料は、アルミニウム又はアルミニウム合金等の導電性の材料であり得る。
【0045】
導電部MA21aは、ステージMA11の外周部MA12と処理容器CSの側壁DA11との間に延びている。導電部MA21aは、金属層MA15と処理容器CSの側壁DA11とに電気的に接続されている。
【0046】
導電部MA21aは、端部UA32から放射される高周波が空間SPに導入されるように外周部MA12から側壁DA11に向けて延びている。導電部MA21aは、導電板MA22を備える。導電部MA21aは、壁部MA32の一部を含む。
【0047】
導電板MA22は、外周部MA12において裏面MA14に電気的に接触している。導電板MA22は、可撓性の薄板である。導電板MA22の材料は、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス、インコネル、ニッケル、タングステン、タンタル、銅合金又はモリブデン等の導電性の材料である。導電板MA22は、酸化アルミニウム、酸化イットリウム、酸化フッ化イットリウム、フッ化イットリウム、ニッケル、アルミニウム、ステンレス又は金等の保護膜により被覆されていてもよい。導電板MA22は、ネジ(不図示)によって外周部MA12の裏面(裏面MA14)および壁部MA32の上面に固定される。
【0048】
排気室MA31は、導電性の壁部MA32を備える。排気室MA31は、外周部MA12の周囲から側壁DA11に向けて延びている。排気室MA31は、空間SPに連通している。排気室MA31は、排気管DB12に連通している。
【0049】
排気管DB12は、外部の排気装置に接続されている。排気装置は、圧力制御弁並びにターボ分子ポンプ及び/又はドライポンプ等の真空ポンプを含み得る。
【0050】
壁部MA32の材料は、アルミニウム又はアルミニウム合金等の導電性の材料であり得る。壁部MA32は、通気孔MA33を備える。空間SPは、通気孔MA33を介して、排気室MA31に連通している。
【0051】
空間SP内のガスは、通気孔MA33を介して排気室MA31に移動し、排気管DB12を介して外部に排気され得る。
【0052】
側壁DA11は、入出口DA2を備える。基板Wは、入出口DA2を介して、処理容器CS内に搬入および搬出される。側壁DA11によって画定され入出口DA2を介して外部に連通している空間は、ガス供給器DB5にも連通している。
【0053】
ガス供給器DB5は、側壁DA11によって画定され入出口DA2を介して外部に連通している空間内に、Arガス等のパージガスを供給し得る。
【0054】
プラズマ処理装置1Aには、ガス供給部UC3が接続されている。ガス供給部UC3は、絶縁性の管UA9によって高周波から保護され上部電極UA21内の空洞UA22に連通するガス配管に接続されている。
【0055】
ガス供給部UC3からのガスは、空洞UA22、空隙UB1、ガス吐出孔UB2を介して、空間SPに供給される。ガス供給部UC3は、基板Wの処理のために用いられる一つ以上のガス源を含む。ガス供給部UC3は、一つ以上のガス源からのガスの流量をそれぞれ制御するための一つ以上の流量制御器を含む。
【0056】
ガス供給部UC3と空洞UA22とを連通するガス配管は、導波路UA31内において絶縁性の管UA9によって覆われており、管UA9によって導波路UA31内の高周波から保護されている。従って、当該ガス配管内において、高周波によるガスの励起が抑制される。管UA9の材料は、酸化アルミニウム等の絶縁性の材料であり得る。
【0057】
支持部DB11は、ステージMA11に接続されている。ステージMA11は、支持部DB11上に設けられている。ベローズDB21を介して支持部DB11を上下移動(上部電極UA21に近付く移動又は上部電極UA21から離れる移動であり、以下同様。)させることによって、ステージMA11が上下移動する。
【0058】
DB11の下部には、水冷プレートDB4が配置されている。支持部DB11は、水冷プレートDB4に接している。ステージMA11の熱は、支持部DB11及び水冷プレートDB4を介して、外部に排出され得る。
【0059】
排気管DB12は、壁部MA32に接続されており、排気室MA31に連通している。壁部MA32は、排気管DB12上に設けられている。排気管DB12を介して、排気室MA31内のガスが外部に排出され得る。
【0060】
ベローズDB22及びバネDB3を介して排気管DB12を上下移動させることによって、排気室MA31及び壁部MA32が上下移動する。
【0061】
ベローズDB22の材料は、ステンレス等の導電性の材料であり得る。バネDB3の材料は、ステンレス等の導電性の材料であり得る。
【0062】
壁部MA32は、バネDB3の弾性によって、上部電極UA21の側(上方)に安定的に配置され得る。これによって、壁部MA32の外周部は突起部DA12の裏面に密着する。更に導電性弾性部材MA23の弾性によって、壁部MA32の外周部と突起部DA12とが安定的に電気的に接触され得る。
【0063】
プラズマ処理装置1Aの導電部MA21aを用いたプラズマ処理方法について説明する。この方法は、端部UA32からVHF帯又はUHF帯の高周波が空間SPに導入されるように外周部MA12と側壁DA11とが電気的に接続されている状態において、プラズマ処理を行う。この状態は、導電部MA21a等を用いることによって実現され得る。なお、このプラズマ処理方法は、プラズマ処理装置1Aに限らず、後述のプラズマ処理装置1B~1Dにおいても同様に実行され得る。
【0064】
以上説明したように、プラズマ処理装置1Aでは、高周波電源UC1から上部電極UA21に高周波が供給される。高周波は、導波路UA31の端部UA32から絶縁部材UA4を介して、軸線AXに向けて空間SP内に導入される。
【0065】
導電部MA21a(特に壁部MA32の一部)は、端部UA32から放射される高周波が空間SPに導入されるように外周部MA12から側壁DA11に向けて延びている。
【0066】
導電部MA21a(特に壁部MA32の一部)によって、導波路UA31の端部UA32と空間SPとの間にあり端部UA32から放射される高周波が伝搬する空間は、端部UA32と空間SPとを結ぶ面の上側および下側に概ね等分され得る。
【0067】
導電部MA21aは、接地されている側壁DA11に電気的に接続されており、電気的な遮蔽機能を有し得る。
【0068】
従って、導電部MA21aによって、導波路UA31の端部UA32から放射される高周波は、ステージMA11の下側に広がる領域等に拡散されずに空間SPに良好に導入され得る。このため、空間SPには、十分な強度の高周波が供給され得る。
【0069】
高周波が空間SPに導入されると、ガスが空間SP内で励起されて、当該ガスからプラズマが生成される。プラズマは、空間SP内で周方向において均一な密度分布で生成される。ステージMA11上の基板Wは、プラズマからの化学種によって処理される。
【0070】
また、導電部MA21aは、可撓性の導電板MA22を介して金属層MA15に電気的に接触しているので、導電部MA21aの位置の位置が変化する場合にも、導電部MA21aと金属層MA15との電気的な接触が確実に維持され得る。
【0071】
また、絶縁部材UA4によって、空間SPの周辺部への放電が抑制され得る。
【0072】
以下、図2図3及び図4を参照して、別の例示的実施形態に係るプラズマ処理装置1Bについて説明する。プラズマ処理装置1Bの説明は、プラズマ処理装置1Aと異なる構成のみに対して行う。プラズマ処理装置1Bは、導電部MA21aに代えて、導電部MA21bを備える。プラズマ処理装置1Bは、外部のヒータ電源DB6に接続されている。
【0073】
プラズマ処理装置1BのステージMA11は、金属層MA15とヒータ層MA16とを備える。プラズマ処理装置1Bにおいて、ステージMA11の材料は、例えば窒化アルミニウム等の誘電体であり得る。金属層MA15とヒータ層MA16とは、ステージMA11内に埋め込まれている。
【0074】
ステージMA11の裏面MA14上にヒータ層MA16が設けられ、ヒータ層MA16上に金属層MA15が設けられ、金属層MA15上に表面MA13が設けられている。
【0075】
金属層MA15は、ステージMA11の表面MA13に沿って延在している。表面MA13には、基板Wが接触し得る。金属層MA15は、例えばメッシュ状の形状を有し得る。プラズマ処理装置1Bにおいて、金属層MA15の材料は、タングステン等の導電性の材料であり得る。
【0076】
ヒータ層MA16は、ステージMA11の表面MA13に沿って延在している。ヒータ層MA16は、ヒータ電源DB6から供給される電力によって、ステージMA11に熱を供給する。ヒータ層MA16の材料は、タングステン等の導電性の材料であり得る。
【0077】
導電部MA21bは、金属ロッドMA24、保護膜MA25、金属薄板MA26、ボルトMA27を備える。金属ロッドMA24は、金属層MA15に電気的に接触している。金属ロッドMA24の表面は、保護膜MA25で覆われている。
【0078】
金属薄板MA26は、金属ロッドMA24と側壁DA11とに電気的に接触している。より具体的に、金属薄板MA26は、側壁DA11の突起部DA12に電気的に接触している。
【0079】
金属薄板MA26は、円盤形状であって、内側が開口となっている。金属薄板MA26は、複数の開口MA26a、複数の接続部MA26b、複数の孔部MA26c、複数の連結部MA26dを備える。
【0080】
金属薄板MA26の外周部は、導電性弾性部材MA23の弾性力によって側壁DA11の突起部DA12に密着している。金属薄板MA26の開口MA26aは、金属薄板MA26の外周に沿って設けられている。
【0081】
開口MA26aは、通気孔MA33の位置に配置されている。空間SPは、開口MA26a、通気孔MA33を介して、排気室MA31に連通している。
【0082】
接続部MA26bは、金属薄板MA26の外周部から内側に突出して延びており、孔部MA26cを備える。金属ロッドMA24は、孔部MA26cにはめ込まれたボルトMA27を介して金属薄板MA26に固定されている。
【0083】
ボルトMA27は、金属薄板MA26に電気的に接触している。ボルトMA27の中心部にはガス孔が設けられており、このガス孔は金属ロッドMA24内の空間と排気室MA31とを連通する。
【0084】
隣接する二つの開口MA26aの間に設けられている連結部MA26dは、断熱機能を有する。連結部MA26dは、ステージMA11から金属ロッドMA24、接続部MA26bを介して伝導する熱が金属薄板MA26の外周部を介して側壁DA11の側に伝導することを抑制し得る。
【0085】
金属ロッドMA24の材料は、ニッケル等の導電性の材料であり得る。保護膜MA25の材料は、酸化アルミニウム等の絶縁性の材料であり得る。金属薄板MA26の材料は、アルミニウム又はアルミニウム合金等の導電性の材料であり得る。ボルトMA27の材料は、ステンレス等の導電性の材料であり得る。
【0086】
以上説明したように、プラズマ処理装置1Bでは、高周波電源UC1から上部電極UA21に高周波が供給される。高周波は、導波路UA31の端部UA32から絶縁部材UA4を介して、軸線AXに向けて空間SP内に導入される。
【0087】
導電部MA21b(特に金属薄板MA26)は、端部UA32から放射される高周波が空間SPに導入されるように外周部MA12から側壁DA11に向けて延びている。
【0088】
導電部MA21b(特に金属薄板MA26)によって、導波路UA31の端部UA32と空間SPとの間にあり端部UA32から放射される高周波が伝搬する空間は、端部UA32と空間SPとを結ぶ面の上側および下側に概ね等分され得る。
【0089】
導電部MA21bは、接地されている側壁DA11に電気的に接続されており、電気的な遮蔽機能を有し得る。
【0090】
従って、導電部MA21bによって、導波路UA31の端部UA32から放射される高周波は、ステージMA11の下側に広がる領域等に拡散されずに空間SPに良好に導入され得る。このため、空間SPには、十分な強度の高周波が供給され得る。
【0091】
高周波が空間SPに導入されると、ガスが空間SP内で励起されて、当該ガスからプラズマが生成される。プラズマは、空間SP内で周方向において均一な密度分布で生成される。ステージMA11上の基板Wは、プラズマからの化学種によって処理される。
【0092】
また、金属層MA15がステージMA11の内部に配置されている場合であっても、金属層MA15が金属ロッドMA24を介して導電部MA21bに電気的に確実に接触される。従って、金属層MA15の位置によらずに、導電部MA21bと金属層MA15との電気的な接触が確実に実現され得る。
【0093】
以下、図5を参照して、更に別の例示的実施形態に係るプラズマ処理装置1Cについて説明する。プラズマ処理装置1Cの説明は、プラズマ処理装置1A及びプラズマ処理装置1Bと異なる構成のみに対して行う。
【0094】
プラズマ処理装置1Cは、排気室MA31が側壁DA11内に埋め込まれた構成を備える。壁部MA32は、プラズマ処理装置1Cに設けられていない。
【0095】
プラズマ処理装置1Cは、反射板DC1を備える。反射板DC1は、ステージMA11の裏面MA14に沿って延在しており、ステージMA11から発せられる熱の拡散を抑制する機能を有し得る。反射板DC1の材料は、アルミニウム又はアルミニウム合金等の導電性の材料であり得る。
【0096】
プラズマ処理装置1Cは、プラズマ処理装置1Bと同様に、導電部MA21bを備える。従って、プラズマ処理装置1Cは、プラズマ処理装置1Bと同様の効果を奏し得る。
【0097】
以下、図6を参照して、更に別の例示的実施形態に係るプラズマ処理装置1Dについて説明する。プラズマ処理装置1Dの説明は、プラズマ処理装置1A、プラズマ処理装置1B、及びプラズマ処理装置1Cと異なる構成のみに対して行う。
【0098】
プラズマ処理装置1Dは、導電部MA21a、導電部MA21bに代えて、導電部MA21cを備える。導電部MA21cは、金属ピンMA28、パイプMA29、ベローズ部MA30を備える。
【0099】
金属ピンMA28は、金属層MA15と壁部MA32とに電気的に接触している。金属ピンMA28は、ステージMA11の裏面MA14の下側において、パイプMA29によって覆われている。
【0100】
ベローズ部MA30は、壁部MA32と側壁DA11とに電気的に接触している。より具体的に、ベローズ部MA30は、側壁DA11の突起部DA12に接触している。
【0101】
プラズマ処理装置1Dにおいて、ステージMA11の材料は、窒化アルミニウム等の誘電体であり得る。金属ピンMA28の材料は、ニッケル、タングステン又はモリブデン等の導電性の材料である。金属ピンMA28は、酸化アルミニウム、酸化イットリウム、酸化フッ化イットリウム又はフッ化イットリウム等の保護膜により被覆されていてもよい。
【0102】
パイプMA29の材料は、酸化アルミニウム等の絶縁性の材料であり得る。ベローズ部MA30の材料は、ステンレス等の導電性の材料であり得る。
【0103】
以上説明したように、プラズマ処理装置1Dでは、高周波電源UC1から上部電極UA21に高周波が供給される。高周波は、導波路UA31の端部UA32から絶縁部材UA4を介して空間SP内に導入される。
【0104】
導電部MA21c(特に壁部MA32の一部)は、端部UA32から放射される高周波が空間SPに導入されるように外周部MA12から側壁DA11に向けて延びている。
【0105】
導電部MA21c(特に壁部MA32の一部)によって、導波路UA31の端部UA32と空間SPとの間にあり端部UA32から放射される高周波が伝搬する空間は、端部UA32と空間SPとを結ぶ面の上側および下側に概ね等分され得る。
【0106】
導電部MA21cは、接地されている側壁DA11に電気的に接続されており、電気的な遮蔽機能を有し得る。
【0107】
従って、導電部MA21cによって、導波路UA31の端部UA32から放射される高周波は、ステージMA11の下側に広がる領域等に拡散されずに空間SPに良好に導入され得る。このため、空間SPには、十分な強度の高周波が供給され得る。
【0108】
また、導電部MA21cの位置の位置が変化する場合にも、金属ピンMA28を介して導電部MA21cと金属層との電気的な接触が確実に維持され得る。
【0109】
また、導電部MA21cは、導電性を有するベローズ部MA30を介して側壁DA11に電気的に接触している。従って、導電部MA21cの位置が変化する場合にも、ベローズ部MA30を介して導電部MA21cと側壁DA11との電気的な接触が確実に維持され得る。
【0110】
高周波が空間SPに導入されると、ガスが空間SP内で励起されて、当該ガスからプラズマが生成される。プラズマは、空間SP内で周方向において均一な密度分布で生成される。ステージMA11上の基板Wは、プラズマからの化学種によって処理される。
【0111】
以上、種々の例示的実施形態について説明してきたが、上述した例示的実施形態に限定されることなく、様々な省略、置換、及び変更がなされてもよい。また、異なる例示的実施形態における要素を組み合わせて他の例示的実施形態を形成することが可能である。
【0112】
以上の説明から、本開示の種々の例示的実施形態は、説明の目的で本明細書で説明されており、本開示の範囲及び主旨から逸脱することなく種々の変更をなし得ることが、理解されるであろう。したがって、本明細書に開示した種々の例示的実施形態は限定することを意図しておらず、真の範囲と主旨は、添付の特許請求の範囲によって示される。
【符号の説明】
【0113】
1A…プラズマ処理装置、1B…プラズマ処理装置、1C…プラズマ処理装置、1D…プラズマ処理装置、AX…軸線、CS…処理容器、DA11…側壁、DA12…突起部、DA13…封止部材、DA2…入出口、DB11…支持部、DB12…排気管、DB21…ベローズ、DB22…ベローズ、DB3…バネ、DB4…水冷プレート、DB5…ガス供給器、DB6…ヒータ電源、DC1…反射板、MA11…ステージ、MA12…外周部、MA13…表面、MA14…裏面、MA15…金属層、MA16…ヒータ層、MA21a…導電部、MA21b…導電部、MA21c…導電部、MA22…導電板、MA23…導電性弾性部材、MA24…金属ロッド、MA25…保護膜、MA26…金属薄板、MA26a…開口、MA26b…接続部、MA26c…孔部、MA26d…連結部、MA27…ボルト、MA28…金属ピン、MA29…パイプ、MA30…ベローズ部、MA31…排気室、MA32…壁部、MA33…通気孔、SP…空間、UA1…導波路壁、UA21…上部電極、UA22…空洞、UA31…導波路、UA32…端部、UA4…絶縁部材、UA51…サポートリング、UA52…カバーリング、UA6…誘電体板、UA7…誘電体ロッド、UA81…弾性部材、UA82…封止部材、UA9…管、UB1…空隙、UB2…ガス吐出孔、UC1…高周波電源、UC2…整合器、UC3…ガス供給部、W…基板。
図1
図2
図3
図4
図5
図6