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特許7187403情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
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  • 特許-情報処理装置、情報処理方法およびプログラム 図1
  • 特許-情報処理装置、情報処理方法およびプログラム 図2
  • 特許-情報処理装置、情報処理方法およびプログラム 図3
  • 特許-情報処理装置、情報処理方法およびプログラム 図4
  • 特許-情報処理装置、情報処理方法およびプログラム 図5
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-02
(45)【発行日】2022-12-12
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20221205BHJP
   G06Q 30/02 20120101ALI20221205BHJP
【FI】
G06Q50/10
G06Q30/02
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2019147296
(22)【出願日】2019-08-09
(65)【公開番号】P2021028742
(43)【公開日】2021-02-25
【審査請求日】2021-06-22
(73)【特許権者】
【識別番号】000208891
【氏名又は名称】KDDI株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100165179
【弁理士】
【氏名又は名称】田▲崎▼ 聡
(74)【代理人】
【識別番号】100175824
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 淳一
(74)【代理人】
【識別番号】100114937
【弁理士】
【氏名又は名称】松本 裕幸
(72)【発明者】
【氏名】牛山 聡
【審査官】久宗 義明
(56)【参考文献】
【文献】特開2001-283037(JP,A)
【文献】特表2015-529904(JP,A)
【文献】特開2002-063510(JP,A)
【文献】特開2006-120031(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2017/0093967(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2003/0220858(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の提供対象の提供の要求を行う利用者の前記要求に関する情報を受け付ける利用者処理部と、
前記提供対象の前記提供を行う提供者の前記提供に関する情報を受け付ける提供者処理部と、
前記利用者処理部によって受け付けられた前記利用者の前記要求に関する情報と前記提供者処理部によって受け付けられた前記提供者の前記提供に関する情報に基づいて、前記利用者と前記提供者とのマッチングを行うマッチング部と、
を備える情報処理装置であって、
前記マッチング部は、前記利用者に関する条件と、前記提供者に関する条件との少なくとも一方に基づいて、前記マッチングにおける前記提供者の選択のされ易さを制御し、
前記マッチング部は、過去に前記利用者が前記提供者の前記提供を受けたことがあるといった依頼関係になった前記利用者と前記提供者について、その後に、前記利用者に関する条件および前記提供者に関する条件のうちの一方または両方が変わって、変更後の条件からは前記利用者と前記提供者とが互いに前記マッチングにより決定されないこととなった場合においても、以前の前記依頼関係から前記利用者と前記提供者とを互いに前記マッチングにより決定させることで、前記マッチングにおける前記提供者の選択のされ易さを制御する、
情報処理装置。
【請求項2】
前記マッチング部は、前記マッチングを行う対象とする母集団に含まれる前記提供者を設定することで、前記マッチングにおける前記提供者の選択のされ易さを制御する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記マッチング部は、前記提供者が前記マッチングにおいて選択される確率を設定することで、前記マッチングにおける前記提供者の選択のされ易さを制御する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記利用者に関する条件と、前記提供者に関する条件との一方または両方は、前記提供対象の前記提供の契約に関する条件を含む、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記提供対象の前記提供の契約に関する条件は、料金に関する条件を含む、
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記利用者に関する条件は、料金に関する条件を含み、
前記マッチング部は、第1料金を支払う第1利用者と比べて、前記第1料金よりも高い第2料金を支払う第2利用者に対して、より多くの候補のなかから前記提供者が選択されるように制御する、
請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記提供対象の前記提供の契約に関する条件は、期間に関する条件を含む、
請求項4から請求項6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記利用者に関する条件と、前記提供者に関する条件との一方または両方は、評価に関する条件を含む、
請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記提供者に関する条件は、評価に関する条件を含み、
前記マッチング部は、第1評価結果である第1提供者と比べて、前記第1評価結果よりも高い第2評価結果である第2提供者の方を、前記マッチングにおいて選択され易くするように制御する、
請求項8に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記利用者に関する条件および前記提供者に関する条件の両方は、評価に関する条件を含み、
前記マッチング部は、第3評価結果である第3提供者、前記第3評価結果よりも高い第4評価結果である第4提供者、第5評価結果である第3利用者、前記第5評価結果よりも高い第6評価結果である第4利用者について、前記第3利用者よりも前記第4利用者に対して、前記第3提供者よりも前記第4提供者が前記マッチングにおいて選択され易くなるように制御する、
請求項8または請求項9に記載の情報処理装置。
【請求項11】
前記利用者に関する条件と、前記提供者に関する条件との一方または両方は、ソーシャルネットワークでのつながりに関する条件を含む、
請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項12】
前記利用者に関する条件と、前記提供者に関する条件との一方または両方は、過去の前記マッチングの結果に関する条件を含む、
請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項13】
前記マッチング部は、前記利用者と前記提供者との一方または両方に、前記マッチングにおける前記提供者の選択のされ易さを通知する、
請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項14】
利用者処理部が、所定の提供対象の提供の要求を行う利用者の前記要求に関する情報を受け付け、
提供者処理部が、前記提供対象の前記提供を行う提供者の前記提供に関する情報を受け付け、
マッチング部が、前記利用者処理部によって受け付けられた前記利用者の前記要求に関する情報と前記提供者処理部によって受け付けられた前記提供者の前記提供に関する情報に基づいて、前記利用者と前記提供者とのマッチングを行う、
情報処理方法であって、
前記マッチング部は、前記利用者に関する条件と、前記提供者に関する条件との少なくとも一方に基づいて、前記マッチングにおける前記提供者の選択のされ易さを制御し、
前記マッチング部は、過去に前記利用者が前記提供者の前記提供を受けたことがあるといった依頼関係になった前記利用者と前記提供者について、その後に、前記利用者に関する条件および前記提供者に関する条件のうちの一方または両方が変わって、変更後の条件からは前記利用者と前記提供者とが互いに前記マッチングにより決定されないこととなった場合においても、以前の前記依頼関係から前記利用者と前記提供者とを互いに前記マッチングにより決定させることで、前記マッチングにおける前記提供者の選択のされ易さを制御する、
情報処理方法。
【請求項15】
所定の提供対象の提供の要求を行う利用者の前記要求に関する情報を受け付ける第1機能と、
前記提供対象の前記提供を行う提供者の前記提供に関する情報を受け付ける第2機能と、
受け付けられた前記利用者の前記要求に関する情報と受け付けられた前記提供者の前記提供に関する情報に基づいて、前記利用者と前記提供者とのマッチングを行う第3機能と、
をコンピュータに実現させるためのプログラムであって、
前記第3機能は、前記利用者に関する条件と、前記提供者に関する条件との少なくとも一方に基づいて、前記マッチングにおける前記提供者の選択のされ易さを制御し、
前記第3機能は、過去に前記利用者が前記提供者の前記提供を受けたことがあるといった依頼関係になった前記利用者と前記提供者について、その後に、前記利用者に関する条件および前記提供者に関する条件のうちの一方または両方が変わって、変更後の条件からは前記利用者と前記提供者とが互いに前記マッチングにより決定されないこととなった場合においても、以前の前記依頼関係から前記利用者と前記提供者とを互いに前記マッチングにより決定させることで、前記マッチングにおける前記提供者の選択のされ易さを制御する、
プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
依頼者からの依頼に対して当該依頼を請ける者(依頼請け人)を紹介する仲介システムが研究等されている。
一例として、特許文献1には、コンサルティングシステムが記載されている(特許文献1参照。)。当該コンサルティングシステムでは、依頼者から紹介事例の担当者の紹介依頼があった場合に、サーバーは依頼された相談内容分野のエキスパートあるいは担当者を検索して依頼者に紹介する。そして、当該コンサルティングシステムでは、依頼者は紹介されたエキスパートあるいは担当者に連絡してコンサルティングを受けた後、結果登録画面から紹介事例に対する評価を入力する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2002-230140号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような仲介システムの仲介サイトでは、依頼者からマッチングの依頼を請けた際に、当該依頼の要望を満たすために必要な能力あるいはスキル等に基づき、選択可能なすべての依頼請け人のなかから、適した依頼請け人を選択して紹介する。
依頼請け人のなかには、評判の良い人、評判の悪い人が存在する。このような状況において、依頼者にとってはより評判の良い依頼請け人を紹介して欲しいという要望があり、依頼請け人にとってはより有利に多くの依頼に対して紹介されたいという要望があった。
また、依頼者にとっては、より多くの依頼請け人に対してマッチングが行われることがより適切な依頼請け人を紹介される可能性を高めるため、マッチングの対象となる依頼請け人の母集合が大きい方が望ましい場合がある。
【0005】
しかしながら、従来では、依頼者にとって、マッチングが行われる依頼請け人の対象範囲はすべての依頼において同じであり、例えば、ある依頼において他の依頼よりも有利に依頼請け人を紹介してもらうことができなかった。
同様に、従来では、依頼請け人にとって、マッチングが行われる依頼請け人の対象範囲はすべての依頼において同じであり、例えば、ある依頼において他の依頼よりも有利に自己(当該依頼請け人)を紹介してもらうことができなかった。
【0006】
ここで、依頼者は、所定の提供対象の提供の要求を行う利用者の一例であると考えられる。また、依頼請け人は、このような要求に応じて当該提供対象の提供を行う提供者の一例であると考えられる。
【0007】
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、利用者と提供者の少なくとも一方にとって、マッチングにおける提供者の選択のされ易さを効果的に制御することができる情報処理装置、情報処理方法およびプログラムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
一構成例として、所定の提供対象の提供の要求を行う利用者の前記要求に関する情報を受け付ける利用者処理部と、前記提供対象の前記提供を行う提供者の前記提供に関する情報を受け付ける提供者処理部と、前記利用者処理部によって受け付けられた前記利用者の前記要求に関する情報と前記提供者処理部によって受け付けられた前記提供者の前記提供に関する情報に基づいて、前記利用者と前記提供者とのマッチングを行うマッチング部と、を備える情報処理装置であって、前記マッチング部は、前記利用者に関する条件と、前記提供者に関する条件との少なくとも一方に基づいて、前記マッチングにおける前記提供者の選択のされ易さを制御し、前記マッチング部は、過去に前記利用者が前記提供者の前記提供を受けたことがあるといった依頼関係になった前記利用者と前記提供者について、その後に、前記利用者に関する条件および前記提供者に関する条件のうちの一方または両方が変わって、変更後の条件からは前記利用者と前記提供者とが互いに前記マッチングにより決定されないこととなった場合においても、以前の前記依頼関係から前記利用者と前記提供者とを互いに前記マッチングにより決定させることで、前記マッチングにおける前記提供者の選択のされ易さを制御する、情報処理装置である。
【0009】
一構成例として、利用者処理部が、所定の提供対象の提供の要求を行う利用者の前記要求に関する情報を受け付け、提供者処理部が、前記提供対象の前記提供を行う提供者の前記提供に関する情報を受け付け、マッチング部が、前記利用者処理部によって受け付けられた前記利用者の前記要求に関する情報と前記提供者処理部によって受け付けられた前記提供者の前記提供に関する情報に基づいて、前記利用者と前記提供者とのマッチングを行う、情報処理方法であって、前記マッチング部は、前記利用者に関する条件と、前記提供者に関する条件との少なくとも一方に基づいて、前記マッチングにおける前記提供者の選択のされ易さを制御し、前記マッチング部は、過去に前記利用者が前記提供者の前記提供を受けたことがあるといった依頼関係になった前記利用者と前記提供者について、その後に、前記利用者に関する条件および前記提供者に関する条件のうちの一方または両方が変わって、変更後の条件からは前記利用者と前記提供者とが互いに前記マッチングにより決定されないこととなった場合においても、以前の前記依頼関係から前記利用者と前記提供者とを互いに前記マッチングにより決定させることで、前記マッチングにおける前記提供者の選択のされ易さを制御する、情報処理方法である。
【0010】
一構成例として、所定の提供対象の提供の要求を行う利用者の前記要求に関する情報を受け付ける第1機能と、前記提供対象の前記提供を行う提供者の前記提供に関する情報を受け付ける第2機能と、受け付けられた前記利用者の前記要求に関する情報と受け付けられた前記提供者の前記提供に関する情報に基づいて、前記利用者と前記提供者とのマッチングを行う第3機能と、をコンピュータに実現させるためのプログラムであって、前記第3機能は、前記利用者に関する条件と、前記提供者に関する条件との少なくとも一方に基づいて、前記マッチングにおける前記提供者の選択のされ易さを制御し、前記第3機能は、過去に前記利用者が前記提供者の前記提供を受けたことがあるといった依頼関係になった前記利用者と前記提供者について、その後に、前記利用者に関する条件および前記提供者に関する条件のうちの一方または両方が変わって、変更後の条件からは前記利用者と前記提供者とが互いに前記マッチングにより決定されないこととなった場合においても、以前の前記依頼関係から前記利用者と前記提供者とを互いに前記マッチングにより決定させることで、前記マッチングにおける前記提供者の選択のされ易さを制御する、プログラムである。
【発明の効果】
【0011】
本発明に係る情報処理装置、情報処理方法およびプログラムによれば、利用者と提供者の少なくとも一方にとって、マッチングにおける提供者の選択のされ易さを効果的に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の一実施形態に係るマッチングシステムの概略的な構成を示す図である。
図2】本発明の一実施形態に係る提供者情報に基づくマッチング対象の制御の具体例を示す図である。
図3】本発明の一実施形態に係る利用者情報に基づくマッチング対象の制御の具体例を示す図である。
図4】本発明の一実施形態に係るマッチングシステムにおける処理の手順の一例を示す図である。
図5】本発明の一実施形態に係る情報処理装置のマッチング部によって行われる処理の手順の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
【0014】
[マッチングシステムの概要]
図1は、本発明の一実施形態に係るマッチングシステム1の概略的な構成を示す図である。
マッチングシステム1は、複数の利用者端末装置11、12と、複数の提供者端末装置21、22と、情報処理装置31を備える。
なお、図1の例では、2個の利用者端末装置11、12および2個の提供者端末装置21、22のみに符号を付してあるが、それぞれの数は任意であってもよい。
【0015】
利用者端末装置11、12は、それぞれの利用者によって所持されて操作される。
提供者端末装置21、22は、それぞれの提供者によって所持されて操作される。
情報処理装置31は、制御部111と、記憶部112を備える。
制御部111は、提供者端末装置21、22とのインタフェース(I/F)となる提供者処理部151と、利用者端末装置11、12とのインタフェース(I/F)となる利用者処理部152と、マッチング部153を備える。
記憶部112は、提供情報1011と、料金情報1012と、評価情報1013を記憶する。
【0016】
以下では、説明の便宜上、利用者端末装置11および提供者端末装置21を例として説明するが、本実施形態では、他の利用者端末装置12および他の提供者端末装置22についても同様である。
利用者端末装置11と情報処理装置31とが通信を行う。また、提供者端末装置21と情報処理装置31とが通信を行う。これらの通信は、例えば、有線の通信であってもよく、あるいは、無線の通信であってもよい。
【0017】
利用者端末装置11は、利用者の要求に関する情報を、情報処理装置31に送信する。
利用者の要求に関する情報は、例えば、希望のスキル(スキルの内容)、希望のスキルのレベル、希望の場所、希望の金額、希望の複数回に関する情報などの情報を含む。希望の金額に関する情報は、例えば、料金のコース(料金のプラン)を指定する情報であってもよい。希望の複数回に関する情報は、例えば、繰り返しの期間、周期、回数、または、複数の日付などのうちの1以上の情報であってもよい。
利用者端末装置11は、提供者の評価結果(提供者を評価した結果)に関する情報を、情報処理装置31に送信する。
【0018】
提供者端末装置21は、提供者の提供に関する情報を、情報処理装置31に送信する。
提供者の提供に関する情報は、例えば、提供のスキル(スキルの内容)、提供のスキルのレベル、提供の可能な場所、提供の報酬、提供の可能なスケジュール、提供者の自宅の最寄り駅、利用者の希望の金額に関する情報などのうちの1以上の情報であってもよい。利用者の希望の金額に関する情報は、例えば、利用者の料金のコースを指定する情報であってもよい。
提供者端末装置21は、利用者の評価結果(利用者を評価した結果)に関する情報を、情報処理装置31に送信する。
【0019】
情報処理装置31では、提供者処理部151は、提供者端末装置21から送信される提供者の提供に関する情報を受信し、当該情報の一部または全部を記憶部112に記憶する。この際、提供者処理部151は、当該情報に関する任意の処理を行ってもよい。
また、情報処理装置31では、提供者処理部151は、提供者端末装置21から送信される利用者の評価結果に関する情報を受信し、当該情報の一部または全部を記憶部112に記憶する。この際、提供者処理部151は、当該情報に関する任意の処理を行ってもよい。
【0020】
情報処理装置31では、利用者処理部152は、利用者端末装置11から送信される利用者の要求に関する情報を受信し、当該情報の一部または全部を記憶部112に記憶する。この際、利用者処理部152は、当該情報に関する任意の処理を行ってもよい。
また、情報処理装置31では、利用者処理部152は、利用者端末装置11から送信される提供者の評価結果に関する情報を受信し、当該情報の一部または全部を記憶部112に記憶する。この際、利用者処理部152は、当該情報に関する任意の処理を行ってもよい。
【0021】
記憶部112は、提供者処理部151から入力された情報の一部または全部を提供情報1011として記憶する。また、記憶部112は、利用者処理部152から入力された情報の一部または全部を提供情報1011として記憶してもよい。
提供情報1011は、例えば、提供のスキル(スキルの内容)、提供のスキルのレベル、提供の可能な場所、提供の報酬、提供の可能なスケジュール、提供者の自宅の最寄り駅などのうちの1以上の情報であってもよい。
【0022】
ここで、提供の報酬は、例えば、同一の提供者が複数の異なるスキルを提供する場合には、スキルごとに設定される。
また、スキルのレベルは、例えば、提供者の申告(自己申告)によるものと、利用者によって行われる評価の結果によるものとの一方または両方であってもよい。
また、複数の利用者に関する情報は、例えば、利用者ごとに記憶等されてもよく、あるいは、2以上の利用者に関する情報がまとめて記憶等される場合があってもよい。
また、複数の提供者に関する情報は、例えば、提供者ごとに記憶等されてもよく、あるいは、2以上の提供者に関する情報がまとめて記憶等される場合があってもよい。
【0023】
また、記憶部112は、提供者処理部151から入力された情報と、利用者処理部152から入力された情報との一方または両方に基づいて、料金情報1012および評価情報1013を記憶する。
本実施形態では、料金情報1012は、選択可能な対象(決定される提供者の候補)とされる提供者を決定するために使用される情報であって、料金に関する情報である。
また、本実施形態では、評価情報1013は、選択可能な対象(決定される提供者の候補)とされる提供者を決定するために使用される情報であって、評価に関する情報である。
【0024】
なお、料金情報1012と提供情報1011に、同じ情報が重複して含まれてもよい。
また、評価情報1013と提供情報1011に、同じ情報が重複して含まれてもよい。
ここで、本実施形態では、料金情報1012および評価情報1013を提供情報1011と区別したが、他の例として、料金情報1012および評価情報1013の一方または両方は、提供情報1011と区別されずに一体化されてもよい。
【0025】
マッチング部153は、料金情報1012と評価情報1013との一方または両方に基づいて、選択可能な対象とする提供者を決定する。
また、マッチング部153は、決定された選択可能な対象の範囲のなかで、提供情報1011に基づいて、利用者処理部152によって受信された利用者の要求に関する情報に対応する提供者などを決定する。このように利用者の要求に合致する提供者などを決定する処理は、マッチング処理と呼ばれる。
一例として、マッチング部153は、利用者の要求に関する情報に対応して提供者などを決定するための条件情報に基づいて、提供者などを決定してもよい。他の例として、マッチング部153は、利用者の要求に関する情報に対応して提供者などを決定するための機械学習が行われた結果の情報に基づいて、提供者などを決定してもよい。なお、当該条件情報、あるいは、当該機械学習が行われた結果の情報は、例えば、あらかじめ、記憶部112に記憶されてもよい。
【0026】
利用者処理部152は、マッチング部153により決定された結果の情報を、要求元の利用者端末装置11に送信してもよい。
また、提供者処理部151は、マッチング部153により決定された結果の情報を、関連する提供者端末装置21に送信してもよい。
なお、制御部111は、例えば、本実施形態で説明される処理以外に、各種の処理を行ってもよい。
【0027】
[選択可能な対象とする提供者を決定する態様の例]
マッチング部153によって選択可能な対象とする提供者を決定する態様の例を説明する。
マッチング部153は、依頼者である利用者からの要求(依頼)に基づき依頼請け人である提供者を選択する。
記憶部112は、利用者の要求に関し当該利用者にとって利用することができる提供者の属性などを定めた条件(本実施形態では、説明の便宜上、利用者条件と呼ぶ。)と、提供者の提供に関し当該提供者にとって利用者から依頼を請けることができる当該提供者の属性などを定めた条件(本実施形態では、説明の便宜上、提供者条件と呼ぶ。)を記憶する。本実施形態では、これらの条件は、料金情報1012によって定められる条件、および、評価情報1013によって定められる条件のうちの一方または両方である。
マッチング部153は、利用者からの要求に対して、利用者に関する情報に基づく利用者条件と提供者に関する情報に基づく提供者条件との少なくとも一方の条件に基づいて、依頼請け人となり得る提供者の対象範囲を決定する。本実施形態では、当該対象範囲は、マッチングが行われる際に提供者として決定(選択)され得る1以上の提供者(つまり、候補)を含む。
【0028】
一例として、マッチング部153によってマッチングにおける提供者の選択され易さを変更することは、当該提供者が選択可能な者として含められる母集団(選択可能な候補が含められる対象範囲)を変更することによって実現されてもよい。
例えば、ある提供者が選択され得る母集団に属する提供者の数が増えた場合、当該ある提供者は選択されにくくなる(すなわち、マッチングにより決定されにくくなる)。一方、ある提供者が選択され得る母集団に属する提供者の数が減った場合、当該ある提供者は選択され易くなる(すなわち、マッチングにより決定され易くなる)。
【0029】
他の例として、マッチング部153によってマッチングにおける提供者の選択され易さを変更することは、当該提供者が選択される確率を変更することによって実現されてもよい。
例えば、ある提供者が選択される確率が減った場合、当該ある提供者は選択されにくくなる(すなわち、マッチングにより決定されにくくなる)。一方、ある提供者が選択される確率が増えた場合、当該ある提供者は選択され易くなる(すなわち、マッチングにより決定され易くなる)。
【0030】
<料金情報を使用する場合>
マッチング部153は、料金情報1012に基づいて、選択可能な提供者の対象範囲を決定してもよい。
マッチング部153は、例えば、料金コース(料金プラン)などで対象範囲を決めてもよい。
利用者条件と提供者条件のうちの一方または両方は、利用者と提供者のうちの一方または両方について、仲介サーバー(情報処理装置31)によって提供されるサービスの契約条件に基づいて、選択可能な提供者の対象範囲を定める条件であってもよい。
ここで、サービスの契約条件は、例えば、料金コースあるいは契約の期間などであってもよい。
【0031】
マッチング部153は、支払いの金額が大きいほどマッチングにおいて提供者の選択がされ易くなるように制御してもよい。
例えば、サービスの契約条件が利用者の料金コースである場合に、料金が高いほどより多くの提供者を対象範囲とする条件が、利用者条件として、用いられてもよい。一例として、利用者の料金コースに毎月の登録料が定められている場合、当該登録料が高い方が、より多くの提供者が対象範囲に含まれるように制御することが行われてもよい。
また、例えば、サービスの契約条件が提供者の料金コースである場合に、料金が高いほどより多くの状況で当該提供者を対象範囲とする条件が、提供者条件として、用いられてもよい。一例として、提供者の料金コースに毎月の登録料が定められている場合、当該登録料が高い方が、より当該提供者が対象範囲に含まれる状況が多くなるように制御することが行われてもよい。
また、例えば、料金の高い利用者と、料金の高い提供者とが、互いにマッチングにより決定され易くなる(つまり、マッチングにおいて、互いに利用者と提供者として合致すると判定され易くなる)ように制御することが行われてもよい。
【0032】
<評価情報を使用する場合>
マッチング部153は、評価情報1013に基づいて、選択可能な提供者の対象範囲を決定してもよい。
マッチング部153は、例えば、利用者が評価された結果と、提供者が評価された結果のうちの一方または両方に基づいて、選択可能な提供者の対象範囲を決定してもよい。
【0033】
ここで、利用者が評価された結果は、例えば、当該利用者に提供を行った提供者が当該利用者を評価した結果であってもよく、あるいは、第三者(当該利用者および当該提供者とは異なる者)が当該利用者を評価した結果であってもよい。
また、提供者が評価された結果は、例えば、当該提供者が提供を行った利用者が当該提供者を評価した結果であってもよく、あるいは、第三者(当該利用者および当該提供者とは異なる者)が当該提供者を評価した結果であってもよい。
【0034】
例えば、評価が良い方がマッチングにより決定され易いように制御することが行われてもよい。
マッチング部153は、例えば、利用者の評価結果が高いほど、より多くの提供者を対象範囲に含ませるように制御してもよい。
また、マッチング部153は、例えば、提供者の評価結果が高いほど、より多くの状況で当該提供者を対象範囲に含ませるように制御してもよい。
ここで、ある利用者にとって、より多くの提供者を対象範囲に含ませると、提供者がマッチングにより決定され易くなる。
また、ある提供者にとって、より多くの状況で当該提供者を対象範囲に含ませると、当該提供者がマッチングにより決定され易くなる。これは、例えば、ある提供者にとって、より多くの利用者を対象範囲に含ませると、当該提供者がマッチングにより決定され易くなる、とも言える。
例えば、評価の高い利用者と、評価の高い提供者とが、互いにマッチングにより決定され易いように制御することが行われてもよい。
【0035】
<料金情報および評価情報の両方を使用する場合>
マッチング部153は、料金情報1012および評価情報1013の両方に基づいて、選択可能な提供者の対象範囲を決定してもよい。
例えば、料金の高い利用者と、評価の高い提供者とが、互いにマッチングにより決定され易いように制御することが行われてもよい。
例えば、評価の高い利用者と、料金の高い提供者とが、互いにマッチングにより決定され易いように制御することが行われてもよい。
【0036】
例えば、料金および評価に応じた総合点の高い利用者と、料金および評価に応じた総合点の高い提供者とが、互いにマッチングにより決定され易いように制御することが行われてもよい。
ここで、本実施形態では、総合点は、例えば、料金と評価とが組み合わされて決定される点数であり、料金が高いほど高くなり、評価が高いほど高くなる、と想定する。
【0037】
このような総合点として、例えば、コストパフォーマンスの値が用いられてもよい。
例えば、コストパフォーマンスが高い方がマッチングにより決定され易いように制御することが行われてもよい。コストパフォーマンスが高いことは、例えば、提供者の提供を受けるために要する費用(料金)のわりに、当該提供者の評価(あるいは、スキルのレベルなど)が高いことを意味する。
ここで、提供者のコストパフォーマンスの値として、{(提供者の評価あるいはスキルのレベルなど)/(提供者の提供を受けるために要する料金)}が用いられてもよい。
【0038】
<他の情報を使用する場合>
マッチング部153は、他の情報(料金情報1012および評価情報1013以外の情報)に基づいて、選択可能な提供者の対象範囲を決定してもよい。
例えば、利用者あるいは提供者に対して、マッチングシステム1の外部のSNS(Social Networking Service)などに基づく関係性がある人を、提供者(または、提供者の候補)として決定してもよい。当該関係性は、例えば、SNSなどによって、2人以上が繋がっているという関係性であってもよい。マッチング部153は、当該SNSなどのシステムと通信してもよい。
例えば、利用者条件と提供者条件との一方または両方は、関連する者(利用者または提供者)がSNSによって所定の繋がりを持つ者を提供者の対象範囲に含めるという条件を含んでもよい。
【0039】
マッチング部153は、例えば、いったん依頼関係になった利用者と提供者について、その後に、当該利用者に関する利用者条件および当該提供者に関する提供者条件のうちの一方または両方が変わった場合においても、当該利用者と当該提供者とをマッチングにより決定させてもよい。つまり、マッチング部153は、当該利用者条件と当該提供者条件のうちの一方または両方が変更された後に、変更後の条件からは当該利用者と当該提供者とが互いにマッチングにより決定されないこととなった場合においても、以前の依頼関係から当該利用者と当該提供者とを互いにマッチングにより決定させてもよい。
ここで、利用者と提供者との依頼関係としては、例えば、過去に当該利用者が当該提供者の提供を受けたことがある、といった関係である。
このような依頼関係は、例えば、記憶部112によって記憶されてもよい。この場合、マッチング部153は、マッチングを行った際に、このような依頼関係を示す情報を記憶部112に記憶してもよい。
【0040】
さらに、例えば、依頼関係のある常連を優遇する制御が行われてもよい。
マッチング部153は、例えば、利用者から提供の依頼(仲介の依頼)を受けた回数が所定の閾値以上である場合に、当該利用者を当該回数に基づくランクで管理してもよい。
また、マッチング部153は、例えば、提供者から提供の依頼(仲介の依頼)を請けた回数が所定の閾値以上である場合に、当該提供者を当該回数に基づくランクで管理してもよい。
【0041】
本実施形態では、例えば、複数の閾値によって3以上の異なるランクが、利用者および提供者に設定されてもよい。そして、マッチング部153は、例えば、利用者のランクと提供者のランクとの一方または両方に基づいて、ランクが高い者を優遇するように、マッチングにおける提供者の選択のされ易さを制御してもよい。具体例として、所定の期間に所定の回数以上依頼をした者(利用者または提供者)は、次回は必ずマッチングにより決定されるように制御されてもよい。
【0042】
<マッチングにおける選択のされ易さの通知>
マッチング部153は、例えば、マッチングにおける利用者の決定のされ易さ(本実施形態では、当該利用者と合致する提供者の選択のされ易さ)を表す情報を、当該利用者に通知してもよい。この通知は、例えば、情報処理装置31の表示部(図示せず)によって行われてもよく、あるいは、当該情報が情報処理装置31の利用者処理部152から利用者端末装置11、12に送信されて、当該利用者端末装置11、12の表示部(図示せず)によって行われてもよい。
また、マッチング部153は、例えば、マッチングにおける提供者の決定のされ易さ(本実施形態では、当該提供者が利用者と合致するとして選択される場合の選択のされ易さ)を表す情報を、当該提供者に通知してもよい。この通知は、例えば、情報処理装置31の表示部(図示せず)によって行われてもよく、あるいは、当該情報が情報処理装置31の提供者処理部151から提供者端末装置21、22に送信されて、当該提供者端末装置21、22の表示部(図示せず)によって行われてもよい。
【0043】
ここで、マッチングにおける提供者の決定のされ易さを表す情報としては、例えば、当該提供者がマッチングの候補として含まれる範囲(対象範囲)を表す情報が用いられてもよい。当該範囲は、例えば、どのような人が当該範囲に含まれるかという情報によって特定されてもよい。このような特定は、例えば、料金に関する条件および評価に関する条件の一方または両方に基づいて行われてもよい。
【0044】
また、本実施形態では、例えば、ある利用者とある提供者とのマッチングが行われたときに、当該利用者と当該提供者のうちの一方または両方は、当該マッチングの結果に対して拒絶することが可能である。この場合、拒絶された一部または全部のマッチングの結果については無効となる。この場合、マッチング部153は、例えば、無効となった部分のマッチングを再び行って、違うマッチングの結果を得てもよい。
【0045】
[マッチング対象の制御]
<提供者情報に基づくマッチング対象の制御の一例>
図2は、本発明の一実施形態に係る提供者情報に基づくマッチング対象の制御の具体例を示す図である。
本例では、評価結果が高い提供者あるいは評価結果が低い提供者は、利用者とのマッチング対象群(対象範囲)に含まれる確率が変更させられる。本例では、評価結果の評価が高い方が、当該確率が大きくなる。
本例では、評価の良い提供者は、より提供の依頼を受け易くなる。逆に、評価の悪い提供者は、より提供の依頼を受けにくくなる。
また、本例では、評価の良い利用者は、より質の良い提供者の提供を受けられる可能性が高くなる。逆に、評価の悪い利用者は、質の良い提供者の提供を受けられる可能性が低くなる。
なお、評価の良さ(あるいは、評価の悪さ)は、例えば、1以上の閾値を用いて判定されてもよい。
【0046】
図2には、先月の状況211と、今月の状況212を示してある。
先月の状況211では、提供者Aと、提供者Bと、提供者Cについて、いずれの提供者についても、1回の依頼に対してマッチング対象群に含まれる確率が50%であるとする。この確率は、例えば、すべての提供者についての確率の初期値であってもよい。
ここで、マッチング対象群は、依頼にマッチングした対象として選択される可能性がある提供者の群(対象範囲)のことである。つまり、マッチング部153は、マッチング対象群のなかから、マッチングにより依頼に合致する提供者を決定する。
本実施形態では、マッチング部153は、依頼に対するマッチングを行う前に、マッチング対象群を決定する。
【0047】
先月の状況211では、利用者からの評価(ユーザ評価)として、提供者Aの評価結果が3点であり、提供者Bの評価結果が2点であり、提供者Cの評価結果が1点であるとする。ここで、評価結果の点数が高いほど、高い評価の結果であるとする。なお、図2の例では、評価の点数に相当する数の所定マーク(図2の例では、星マーク)が、それぞれの提供者に対応して示されている。
【0048】
今月の状況212では、先月の状況211における評価結果に基づいて、それぞれの提供者の確率が変更されている。本実施形態では、マッチング部153が、当該確率を変更する。
図2の例では、提供者Aの確率は80%に増加しており、提供者Bの確率は50%のままであり、提供者Cの確率は20%に減少している。つまり、先月における評価結果が高いほど今月における確率が増加させられ、先月における評価結果が低いほど今月における確率が減少させられる。
また、図2の例では、それぞれの提供者に対応して、先月から今月への確率の変化の方向が示されている。図2の例では、増加の変化が上向きの矢印マークで示されており、減少の変化が下向きの矢印マークで示されており、変化が無いことが横向きの矢印マークで示されている。
なお、評価結果に応じて確率を変更する規則は、例えば、あらかじめ定められており、当該規則の情報が記憶部112に記憶されていてもよい。この場合、マッチング部153は、記憶部112に記憶された当該規則の情報に基づいて、評価結果に応じて確率を変更する処理を行う。
【0049】
<利用者情報に基づくマッチング対象の制御の一例>
図3は、本発明の一実施形態に係る利用者情報に基づくマッチング対象の制御の具体例を示す図である。
本例では、利用者の料金コースに応じて、マッチング対象群を変更することが行われる。高い料金を支払う利用者は、より多くの提供者(候補)のなかから提供者が決定(選択)されるように制御することが行われる。これにより、当該利用者は、より適切な提供者を紹介される可能性が高くなる。
【0050】
図3には、複数の料金コースのマッチング対象群を含む選択範囲群311を示してある。
本例では、利用者の料金コースとして、毎月1万円のAコースと、毎月5千円のBコースと、毎月3千円のCコースがある。Aコース、Bコース、Cコースの順に、料金が高い方から低い方となる。
選択範囲群311では、Aコースの選択範囲331と、Bコースの選択範囲332と、Cコースの選択範囲333が示されている。
【0051】
本例では、Aコースの利用者は全依頼請け人(すべての提供者)のうちの100%のなかから提供者のマッチングが行われる。
本例では、Bコースの利用者は全依頼請け人(すべての提供者)のうちの50%のなかから提供者のマッチングが行われる。
本例では、Cコースの利用者は全依頼請け人(すべての提供者)のうちの30%のなかから提供者のマッチングが行われる。
【0052】
図3の例では、Cコースでは、提供者Dはマッチングの対象となるが、提供者Eおよび提供者Fはマッチングの対象とならない。また、Bコースでは、提供者Dおよび提供者Eはマッチングの対象となるが、提供者Fはマッチングの対象とならない。また、Aコースでは、すべての提供者D、提供者Eおよび提供者Fがマッチングの対象となる。
なお、それぞれのコースの選択範囲に含まれる提供者は、例えば、ランダムに決定されてもよく、あるいは、それぞれの利用者に関する情報およびそれぞれの提供者に関する情報のうちの一方または両方に基づいて、所定の条件にしたがって、決定されてもよい。
【0053】
[マッチングシステムにおける処理の一例]
図4は、本発明の一実施形態に係るマッチングシステム1における処理の手順の一例を示す図である。
図4には、利用者端末装置11と、提供者端末装置(図4では、1つの提供者端末装置21を図示してある。)と、仲介サーバーとして機能する情報処理装置31を示してある。
【0054】
(処理T1)
各提供者は、それぞれの提供者端末装置21を操作して、提供者としての登録を行う。
各提供者端末装置21は、登録の内容を示す情報を情報処理装置31に送信する。
登録の内容は、例えば、提供スキル、提供可能スケジュール、提供可能場所、提供報酬、スキルレベルなどであってもよい。
【0055】
(処理T2)
利用者は、利用者端末装置11を操作して、利用の申し込み(提供の要求)を行う。
利用者端末装置11は、利用の申し込みの内容を示す情報を情報処理装置31に送信する。
利用の申し込みの内容は、例えば、希望スキル、繰り返し期間/周期/回数などまたは複数日付、希望場所、希望スキルレベル、希望金額などであってもよい。
【0056】
ここで、本実施形態では、利用者に関する料金、提供者に関する料金、利用者に関する評価、提供者に関する評価のうちの1以上の情報が記憶部112に記憶される。本実施形態では、料金に関する情報は料金情報1012として記憶され、評価に関する情報は評価情報1013として記憶される。
【0057】
(処理T3)
情報処理装置31は、利用者からの利用申し込みの条件を満たす提供者のマッチングを行う前に、このような提供者を選び出す対象となる範囲(対象範囲)を決定する。本実施形態では、情報処理装置31は、利用者と提供者との一方または両方に関して、料金情報1012と評価情報1013との一方または両方に基づいて、提供者の対象範囲(マッチング対象群)を決定する。
【0058】
(処理T4)
情報処理装置31は、決定された提供者の対象範囲(マッチング対象群)に含まれる提供者(本例では、複数の提供者とする。)のなかから、利用者からの利用申し込みと、提供者の登録情報(提供情報1011)に基づいて、利用申し込みの条件を満たす1人以上の提供者をマッチングにより決定する。
【0059】
(処理T5)
情報処理装置31は、利用者に関するマッチングの結果を利用者端末装置11に通知する。
通知の内容は、例えば、日程、スキル提供者、金額などであってもよい。
【0060】
(処理T6)
利用者端末装置11は、通知されたマッチングの結果に基づいて、依頼を請けてもらう人(依頼請け人)となる提供者を情報処理装置31に指定する。
ここで、例えば、マッチングにより決定された提供者が1人である場合に、利用者は、当該提供者に依頼するか否かを選択することが可能であってもよい。また、例えば、マッチングにより決定された提供者が2人以上である場合に、利用者は、これら2人以上の提供者のそれぞれについて依頼するか否かを選択することが可能であってもよい。利用者端末装置11は、利用者によって操作されて、その操作の内容に応じて、依頼請け人(提供者)を指定する情報または指定しない情報を情報処理装置31に送信する。
【0061】
(処理T7)
情報処理装置31は、利用者端末装置11から受信された依頼請け人(提供者)を指定する情報または指定しない情報に基づいて、提供者が指定された場合には、該当する提供者の提供者端末装置21に依頼の通知を送信する。
通知の内容は、例えば、日程、スキル提供者、金額などであってもよい。
【0062】
なお、図4の例では、マッチングによって決定された提供者について利用者が指定するか否かを選択することができる場合を示したが、他の例として、マッチングの結果がそのまま確定されてもよい。この場合、例えば、マッチング部153は、マッチングの結果を、関連する提供者の提供者端末装置21に通知してもよい。
【0063】
[情報処理装置における処理]
図5は、本発明の一実施形態に係る情報処理装置31のマッチング部153によって行われる処理の手順の一例を示す図である。
【0064】
(ステップS1)
マッチング部153は、提供者の提供に関する情報を取得する。マッチング部153は、例えば、記憶部112から当該情報を読み出すことで、当該情報を取得する。また、マッチング部153は、例えば、提供者処理部151によって提供者端末装置21、22から受信された当該情報を取得してもよい。
【0065】
(ステップS2)
マッチング部153は、利用者の要求に関する情報を取得する。マッチング部153は、例えば、記憶部112から当該情報を読み出すことで、当該情報を取得してもよい。この場合、情報処理装置31では、当該情報をいったん記憶部112に記憶する。また、マッチング部153は、例えば、利用者処理部152によって利用者端末装置11から受信された当該情報を取得してもよい。
【0066】
(ステップS3)
マッチング部153は、提供者の対象範囲を決定する条件を取得する。
本実施形態では、提供者の対象範囲を決定する条件を示す情報は、例えば、あらかじめ、記憶部112に記憶されている。この場合、マッチング部153は、記憶部112に記憶された当該情報を読み出して、提供者の対象範囲を決定する条件を取得する。
【0067】
(ステップS4)
マッチング部153は、提供者の対象範囲を決定する条件に基づいて、提供者の対象範囲を決定して設定する。
【0068】
(ステップS5)
マッチング部153は、マッチングの条件を取得する。
ここで、マッチングの条件としては、例えば、料金に関する条件、過去の履歴に関する条件、複数回に係る人数に関する条件、優先度に関する条件などのうちの1以上が用いられてもよい。
また、マッチングの条件を示す情報は、例えば、あらかじめ、記憶部112に記憶されていてもよく、この場合、マッチング部153は、記憶部112に記憶された当該情報を読み出して、マッチングの条件を取得する。
【0069】
(ステップS6)
マッチング部153は、利用者の要求に関する情報と、提供者の提供に関する情報と、マッチングの条件に基づいて、マッチングの処理を行う。具体的には、マッチング部153は、マッチングの条件にしたがって、利用者の要求を満たす提供者を決定する。
【0070】
(ステップS7)
マッチング部153は、マッチングの結果を、当該マッチングに関連する利用者端末装置11と、当該マッチングに関連する提供者端末装置21、22の一方または両方に通知するように制御する。利用者への通知は、例えば、利用者処理部152によって当該マッチングに関連する利用者端末装置11にマッチングの結果の情報を送信する処理によって行われる。提供者への通知は、例えば、提供者処理部151によって当該マッチングに関連する提供者端末装置21、22にマッチングの結果の情報を送信する処理によって行われる。
なお、マッチング部153は、例えば、図4に示される例のように、マッチングの結果について利用者による提供者の指定の有無などを確認する場合には、このような確認を行うための処理を行う。
【0071】
(ステップS8)
マッチング部153は、マッチングが完了したか否かを判定する。
上記の判定の結果、マッチング部153は、マッチングが完了したと判定した場合には(ステップS8:YES)、本フローの処理を終了する。
一方、上記の判定の結果、マッチング部153は、マッチングが完了していないと判定した場合には(ステップS8:NO)、ステップS5の処理へ移行する。
【0072】
ここで、本例では、マッチング部153は、マッチングが完了していないと判定した場合には(ステップS8:NO)、ステップS5の処理へ移行する構成を示したが、他の構成例として、ステップS5の処理の代わりに、他の処理へ移行する構成が用いられてもよい。
【0073】
なお、マッチング部153は、例えば、利用者によって要求された一つの枠(例えば、一つの日時の提供の要求)に対して、2以上の提供者(候補)を決定して、これら2以上の提供者(候補)を利用者(利用者端末装置11)に通知してもよい。この場合、利用者は、利用者端末装置11を操作して、これら2以上の提供者(候補)のなかから一人の提供者を指定する。そして、マッチング部153は、利用者(利用者端末装置11)からの指定に応じて、指定された提供者を最終的な者として決定する。このように、マッチングにより複数の提供者の候補が決定され、そのなかから利用者が依頼する者を選択することが行われてもよい。一例として、マッチング部153は、図5に示されるステップS4の処理において決定された対象範囲に含まれる複数の提供者(候補)のなかから、利用者によって所望の提供者を選択させてもよい。
なお、例えば、複数回の提供に係る要求に対して、マッチング部153によって、マッチングにより複数の提供者群の候補(当該複数回のそれぞれに同一または異なる提供者が割り当てられた候補)が決定され、そのなかから利用者が依頼する一つの候補を選択することが行われてもよい。この場合、当該候補のそれぞれは、当該複数回の提供に係る要求を満たすパターン(当該複数回のそれぞれに同一または異なる提供者が割り当てられたパターン)である。
【0074】
[以上の実施形態について]
以上のように、本実施形態に係るマッチングシステム1では、情報処理装置31において、利用者と提供者の少なくとも一方にとって、マッチングにおける提供者の選択のされ易さを効果的に制御することができる。
例えば、情報処理装置31では、利用者に提供者を仲介する際に、利用者に関する条件と提供者に関する条件との一方または両方に基づいて、マッチングの対象とする提供者の範囲(対象範囲)を制御する。利用者に関する条件あるいは提供者に関する条件は、例えば、料金に関する条件と評価結果に関する条件との一方または両方を含んでもよい。
【0075】
例えば、本実施形態では、高い料金プランの利用者(依頼者)に対しては多くの提供者(依頼受け人)を含む対象範囲が設定されるが、低い料金プランの利用者(依頼者)に対してはより少ない提供者(依頼受け人)を含む対象範囲が設定される。
例えば、本実施形態では、評判の良い提供者(依頼受け人)は、対象範囲に含められて選択される確率が上がり、評判の悪い提供者(依頼受け人)は、対象範囲に含められて選択される確率が低くなる。
【0076】
一構成例として、情報処理装置31では、所定の提供対象の提供の要求を行う利用者の要求に関する情報を受け付ける利用者処理部152と、提供対象の提供を行う提供者の提供に関する情報を受け付ける提供者処理部151と、利用者処理部152によって受け付けられた利用者の要求に関する情報と提供者処理部151によって受け付けられた提供者の提供に関する情報に基づいて、利用者と提供者とのマッチングを行うマッチング部153と、を備える。マッチング部153は、利用者に関する条件と、提供者に関する条件との少なくとも一方に基づいて、マッチングにおける提供者の選択のされ易さを制御する。
【0077】
一構成例として、情報処理装置31では、マッチング部153は、マッチングを行う対象とする母集団に含まれる提供者を設定することで、マッチングにおける提供者の選択のされ易さを制御する。
一構成例として、情報処理装置31では、マッチング部153は、提供者がマッチングにおいて選択される確率を設定することで、マッチングにおける提供者の選択のされ易さを制御する。
一構成例として、情報処理装置31では、利用者に関する条件と、提供者に関する条件との一方または両方は、提供対象の提供の契約に関する条件を含む。
一構成例として、情報処理装置31では、提供対象の提供の契約に関する条件は、料金に関する条件を含む。
一構成例として、情報処理装置31では、利用者に関する条件は、料金に関する条件を含み、マッチング部153は、第1料金を支払う第1利用者と比べて、第1料金よりも高い第2料金を支払う第2利用者に対して、より多くの候補のなかから提供者が選択されるように制御する。
一構成例として、情報処理装置31では、提供対象の提供の契約に関する条件は、期間に関する条件を含む。
【0078】
一構成例として、情報処理装置31では、利用者に関する条件と、提供者に関する条件との一方または両方は、評価に関する条件を含む。
一構成例として、情報処理装置31では、提供者に関する条件は、評価に関する条件を含み、マッチング部153は、第1評価結果である第1提供者と比べて、第1評価結果よりも高い第2評価結果である第2提供者の方を、マッチングにおいて選択され易くするように制御する。
一構成例として、情報処理装置31では、利用者に関する条件および提供者に関する条件の両方は、評価に関する条件を含み、マッチング部153は、第3評価結果である第3提供者、第3評価結果よりも高い第4評価結果である第4提供者、第5評価結果である第3利用者、第5評価結果よりも高い第6評価結果である第4利用者について、第3利用者よりも第4利用者に対して、第3提供者よりも第4提供者がマッチングにおいて選択され易くなるように制御する。
【0079】
一構成例として、情報処理装置31では、利用者に関する条件と、提供者に関する条件との一方または両方は、ソーシャルネットワークでのつながりに関する条件を含む。
一構成例として、情報処理装置31では、利用者に関する条件と、提供者に関する条件との一方または両方は、過去のマッチングの結果に関する条件を含む。
なお、一構成例として、情報処理装置31では、過去のマッチングの結果に関する条件は、提供対象の提供が行われた回数に関する条件を含む。
また、一構成例として、情報処理装置31では、利用者に関する条件と、提供者に関する条件との一方または両方は、コストパフォーマンスに関する条件を含む。
一構成例として、情報処理装置31では、マッチング部は、利用者と提供者との一方または両方に、マッチングにおける提供者の選択のされ易さを通知する。
【0080】
一構成例として、情報処理方法(本実施形態では、情報処理装置31において行われる情報処理方法)では、利用者処理部152が、所定の提供対象の提供の要求を行う利用者の要求に関する情報を受け付け、提供者処理部151が、提供対象の提供を行う提供者の提供に関する情報を受け付け、マッチング部153が、利用者処理部152によって受け付けられた利用者の要求に関する情報と提供者処理部151によって受け付けられた提供者の提供に関する情報に基づいて、利用者と提供者とのマッチングを行う。マッチング部153は、利用者に関する条件と、提供者に関する条件との少なくとも一方に基づいて、マッチングにおける提供者の選択のされ易さを制御する。
【0081】
一構成例として、プログラム(本実施形態では、情報処理装置31において実行されるプログラム)では、所定の提供対象の提供の要求を行う利用者の要求に関する情報を受け付ける第1機能と、提供対象の提供を行う提供者の提供に関する情報を受け付ける第2機能と、受け付けられた利用者の要求に関する情報と受け付けられた提供者の提供に関する情報に基づいて、利用者と提供者とのマッチングを行う第3機能と、をコンピュータに実現させるためのプログラムである。第3機能は、利用者に関する条件と、提供者に関する条件との少なくとも一方に基づいて、マッチングにおける提供者の選択のされ易さを制御する。
【0082】
ここで、本実施形態に係るマッチングシステム1あるいは情報処理装置31などは、様々な分野に適用されてもよく、例えば、要求(依頼)を与える人と、当該要求(当該依頼)に応じる人とを仲介するシステムあるいは装置などに適用されてもよい。
一例として、このような適用可能な分野としては、例えば、本実施形態のように人と人とのスキルシェア以外にも、企業と人とのクラウドソーシング、英会話などをして欲しい人と英会話などをしたい人との仲介、あるいは、婚活で話などをしたい人とそれを受ける人との仲介などがある。
【0083】
なお、以上に説明した利用者端末装置11、12、提供者端末装置21、22あるいは情報処理装置31などの任意の装置における任意の構成部の機能を実現するためのプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、そのプログラムをコンピュータシステムに読み込ませて実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、オペレーティングシステム(OS:Operating System)あるいは周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD(Compact Disc)-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークあるいは電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバーやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
【0084】
また、上記のプログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワークあるいは電話回線等の通信回線のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記のプログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上記のプログラムは、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイルであってもよい。差分ファイルは、差分プログラムと呼ばれてもよい。
【0085】
以上に説明した任意の装置における任意の構成部の機能は、プロセッサーにより実現されてもよい。例えば、本実施形態における各処理は、プログラム等の情報に基づき動作するプロセッサーと、プログラム等の情報を記憶するコンピュータ読み取り可能な記録媒体により実現されてもよい。ここで、プロセッサーは、例えば、各部の機能が個別のハードウェアで実現されてもよく、あるいは、各部の機能が一体のハードウェアで実現されてもよい。例えば、プロセッサーはハードウェアを含み、当該ハードウェアは、デジタル信号を処理する回路およびアナログ信号を処理する回路のうちの少なくとも一方を含んでもよい。例えば、プロセッサーは、回路基板に実装された1または複数の回路装置、あるいは、1または複数の回路素子のうちの一方または両方を用いて、構成されてもよい。回路装置としてはIC(Integrated Circuit)などが用いられてもよく、回路素子としては抵抗あるいはキャパシターなどが用いられてもよい。
【0086】
ここで、プロセッサーは、例えば、CPUであってもよい。ただし、プロセッサーは、CPUに限定されるものではなく、例えば、GPU(Graphics Processing Unit)、あるいは、DSP(Digital Signal Processor)等のような、各種のプロセッサーが用いられてもよい。また、プロセッサーは、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)によるハードウェア回路であってもよい。また、プロセッサーは、例えば、複数のCPUにより構成されていてもよく、あるいは、複数のASICによるハードウェア回路により構成されていてもよい。また、プロセッサーは、例えば、複数のCPUと、複数のASICによるハードウェア回路と、の組み合わせにより構成されていてもよい。また、プロセッサーは、例えば、アナログ信号を処理するアンプ回路あるいはフィルター回路等のうちの1以上を含んでもよい。
【0087】
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【符号の説明】
【0088】
1…マッチングシステム、11、12…利用者端末装置、21、22…提供者端末装置、31…情報処理装置、111…制御部、112…記憶部、151…提供者処理部、152…利用者処理部、153…マッチング部、211…先月の状況、212…今月の状況、311…選択範囲群、331~333…選択範囲、1011…提供情報、1012…料金情報、1013…評価情報
図1
図2
図3
図4
図5