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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-02
(45)【発行日】2022-12-12
(54)【発明の名称】情報表示方法、装置及び媒体
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0481 20220101AFI20221205BHJP
【FI】
G06F3/0481
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2019565546
(86)(22)【出願日】2019-10-10
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-12-16
(86)【国際出願番号】 CN2019110483
(87)【国際公開番号】W WO2021012404
(87)【国際公開日】2021-01-28
【審査請求日】2019-11-27
(31)【優先権主張番号】201910672765.2
(32)【優先日】2019-07-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.018, Floor 8, Building 6, Yard 33, Middle Xierqi Road, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】110000729
【氏名又は名称】特許業務法人 ユニアス国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】郭 ▲濤▼
(72)【発明者】
【氏名】▲鐘▼ 毅
(72)【発明者】
【氏名】▲陳▼ ▲瑩▼
【審査官】塩屋 雅弘
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-228924(JP,A)
【文献】特開2010-268493(JP,A)
【文献】特開2019-057290(JP,A)
【文献】特開2017-049733(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第106776078(CN,A)
【文献】特開2002-229908(JP,A)
【文献】特開2005-352730(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0153921(US,A1)
【文献】中国特許出願公開第108027738(CN,A)
【文献】“[Windows 7]タスクバーにアドレス入力用のツールバーを表示する方法を教えてください。”,富士通クライアントコンピューティング株式会社,2009年10月22日,[online],[令和3年11月3日検索],インターネット,<URL:https://www.fmworld.net/cs/azbyclub/qanavi/jsp/qacontents.jsp?PID=5308-2210>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/0481
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
デスクトップに切り替える場合、クリップボードにおける第1の情報を取得するステップと、
前記第1の情報が表示されていなく且つ前記第1の情報が表示条件を満たす場合、前記第1の情報のコンテンツに基づいて、第2の情報を生成して表示するステップと、
端末の状態が前記デスクトップからログオフした状態であり、且つ前記デスクトップからログオフした回数がN回(Nが1以上の正の整数である)を超える場合、前記第2の情報の表示をキャンセルするステップと、を含み、
前記第2の情報を表示することは、前記第2の情報をデスクトップ検索ボックスに表示することを含み、
前記第1の情報のコンテンツに基づいて、第2の情報を生成して表示するステップの前に、
前記第1の情報にリンク対象が含まれているか否かをローカルで分析するステップ、又は、前記第1の情報をサーバに送信して、前記サーバが前記第1の情報にリンク対象が含まれているか否かを分析するように要求するステップと、
前記第1の情報にリンク対象が含まれている場合、前記第1の情報が表示条件を満たすと判断するステップ、をさらに含み、
各ステップを前記端末が実行することを特徴とする情報表示方法。
【請求項2】
前記リンク対象は、URI又は関連コンテンツを含むことを特徴とする請求項に記載の情報表示方法。
【請求項3】
前記第1の情報のコンテンツに基づいて、第2の情報を生成して表示するステップは、
前記リンク対象を開くアプリケーションプログラムに応じて、前記アプリケーションプログラムに関する第2の情報を生成して表示するステップを含むことを特徴とする請求項又はに記載の情報表示方法。
【請求項4】
前記第2の情報は、文字情報及び/又はアイコンとして表示され、前記アイコンは、前記アプリケーションプログラムのアイコンであることを特徴とする請求項に記載の情報表示方法。
【請求項5】
前記検索ボックス内に位置する点接触命令を受信すると、前記第2の情報のリンク対象を開くことを特徴とする請求項に記載の情報表示方法。
【請求項6】
前記第2の情報の表示時間が設定の閾値を超える場合、前記第2の情報の表示をキャンセルすることを特徴とする請求項に記載の情報表示方法。
【請求項7】
デスクトップに切り替える場合、クリップボードにおける第1の情報を取得する情報取得モジュールと、
前記第1の情報が表示されていなく且つ前記第1の情報が表示条件を満たす場合、前記第1の情報のコンテンツに基づいて、第2の情報を生成して表示する情報表示モジュールと、を含み、
前記情報表示モジュールは、端末の状態が前記デスクトップからログオフした状態であり、且つ前記デスクトップからログオフした回数がN回(Nが1以上の正の整数である)を超える場合、前記第2の情報の表示をキャンセルし、
前記情報表示モジュールが第2の情報を表示することは、前記第2の情報をデスクトップ検索ボックスに表示することを含み、
前記第1の情報にリンク対象が含まれているか否かをローカルで分析するか、又は、前記第1の情報をサーバに送信して、前記サーバが前記第1の情報にリンク対象が含まれているか否かを分析するように要求する分析モジュールと、
前記第1の情報にリンク対象が含まれている場合、前記第1の情報が表示条件を満たすと判断する判断モジュールと、をさらに含むことを特徴とする情報表示装置。
【請求項8】
前記リンク対象は、URI又は関連コンテンツを含むことを特徴とする請求項に記載の情報表示装置。
【請求項9】
前記情報表示モジュールは、前記リンク対象を開くアプリケーションプログラムに応じて、前記アプリケーションプログラムに関する第2の情報を生成して表示することを特徴とする請求項又はに記載の情報表示装置。
【請求項10】
前記第2の情報は、文字情報及び/又はアイコンとして表示され、前記アイコンは、前記アプリケーションプログラムのアイコンであることを特徴とする請求項に記載の情報表示装置。
【請求項11】
前記検索ボックス内に位置する点接触命令を受信すると、前記第2の情報のリンク対象を開くリンク開きモジュールをさらに含むことを特徴とする請求項に記載の情報表示装置。
【請求項12】
前記情報表示モジュールは、前記第2の情報の表示時間が設定の閾値を超える場合、前記第2の情報の表示をキャンセルすることを特徴とする請求項に記載の情報表示装置。
【請求項13】
プロセッサと、
前記プロセッサで実行可能な命令を記憶するメモリと、を含み、
前記プロセッサは、
デスクトップに切り替える場合、クリップボードにおける第1の情報を取得し、
前記第1の情報が表示されていなく且つ前記第1の情報が表示条件を満たす場合、前記第1の情報のコンテンツに基づいて、第2の情報を生成して表示し、
端末の状態が前記デスクトップからログオフした状態であり、且つ前記デスクトップからログオフした回数がN回(Nが1以上の正の整数である)を超える場合、前記第2の情報の表示をキャンセルし、
前記第2の情報を表示することは、前記第2の情報をデスクトップ検索ボックスに表示することを含み、
前記第1の情報のコンテンツに基づいて、第2の情報を生成して表示する前に、
前記第1の情報にリンク対象が含まれているか否かをローカルで分析する、又は、前記第1の情報をサーバに送信して、前記サーバが前記第1の情報にリンク対象が含まれているか否かを分析するように要求し、
前記第1の情報にリンク対象が含まれている場合、前記第1の情報が表示条件を満たすと判断するように構成されていることを特徴とする情報表示装置。
【請求項14】
非一時的コンピュータ読み取り可能な記録媒体における命令が移動端末のプロセッサにより実行される場合、移動端末が情報表示方法を実行できるようにする非一時的コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記情報表示方法は、
デスクトップに切り替える場合、クリップボードにおける第1の情報を取得するステップと、
前記第1の情報が表示されていなく且つ前記第1の情報が表示条件を満たす場合、前記第1の情報のコンテンツに基づいて、第2の情報を生成して表示するステップと、
端末の状態が前記デスクトップからログオフした状態であり、且つ前記デスクトップからログオフした回数がN回(Nが1以上の正の整数である)を超える場合、前記第2の情報の表示をキャンセルするステップと、を含み、
前記第2の情報を表示することは、前記第2の情報をデスクトップ検索ボックスに表示することを含み、
前記第1の情報のコンテンツに基づいて、第2の情報を生成して表示するステップの前に、
前記第1の情報にリンク対象が含まれているか否かをローカルで分析するステップ、又は、前記第1の情報をサーバに送信して、前記サーバが前記第1の情報にリンク対象が含まれているか否かを分析するように要求するステップ、
前記第1の情報にリンク対象が含まれている場合、前記第1の情報が表示条件を満たすと判断するステップ、をさらに含むことを特徴とする非一時的コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スマートフォン応用に関し、特に、情報表示方法、装置及び媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
関連技術において、ユーザは、例えばソーシャルソフトウェアによりURLアドレス又はタオバオリンクを取得する場合、先ずURL又はタオバオリンクをコピーし、そしてデスクトップ状態に戻り、再び対応するブラウザ又はタオバオAPPを見つけて開く必要があることで、ウェブページ又は商品ページをさらに閲覧でき、操作プロセスは便利ではない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、関連技術に存在する問題を克服するために、情報表示方法、装置及び媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の実施例の第1態様によれば、
指定インタフェースに切り替える場合、クリップボードにおける第1の情報を取得するステップと、
第1の情報が表示されていなく且つ前記第1の情報が表示条件を満たす場合、前記第1の情報のコンテンツに基づいて、第2の情報を生成して表示するステップと、を含む情報表示方法を提供する。
【0005】
前記指定インタフェースは、デスクトップを含む。
【0006】
前記第1の情報のコンテンツに基づいて、第2の情報を生成して表示するステップの前に、
前記第1の情報にリンク対象が含まれているか否かをローカルで分析するステップ、又は、
前記第1の情報をサーバに送信して、前記サーバが前記第1の情報にリンク対象が含まれているか否かを分析するように要求するステップ、をさらに含み、
前記第1の情報にリンク対象が含まれていると、前記第1の情報が表示条件を満たす。
【0007】
前記リンク対象は、URI又は関連コンテンツを含む。
【0008】
前記第1の情報のコンテンツに基づいて、第2の情報を生成して表示するステップは、
前記リンク対象を開くアプリケーションプログラムに応じて、前記アプリケーションプログラムに関する第2の情報を生成して表示するステップを含む。
【0009】
前記第2の情報は、文字情報及び/又はアイコンとして表示され、前記アイコンは、前記アプリケーションプログラムのアイコンである。
【0010】
前記第2の情報を表示することは、前記第2の情報をデスクトップ検索ボックスに表示することを含む。
【0011】
前記検索ボックス内に位置する点接触命令を受信すると、前記第2の情報のリンク対象を開く。
【0012】
端末の状態がデスクトップからログオフした状態であり、且つデスクトップからログオフした回数がN回(Nが1以上の正の整数である)を超える場合、前記第2の情報の表示をキャンセルするか、又は、前記第2の情報の表示時間が設定の閾値を超える場合、前記第2の情報の表示をキャンセルする。
【0013】
本発明の実施例の第2態様によれば、
指定インタフェースに切り替える場合、クリップボードにおける第1の情報を取得する情報取得モジュールと、
前記第1の情報が表示されていなく且つ前記第1の情報が表示条件を満たす場合、前記第1の情報のコンテンツに基づいて、第2の情報を生成して表示する情報表示モジュールと、を含む情報表示装置を提供する。
【0014】
前記指定インタフェースは、デスクトップを含む。
【0015】
前記装置は、
前記第1の情報にリンク対象が含まれているか否かをローカルで分析するか、又は、前記第1の情報をサーバに送信して、前記サーバが前記第1の情報にリンク対象が含まれているか否かを分析するように要求する分析モジュールと、
前記第1の情報にリンク対象が含まれている場合、前記第1の情報が表示条件を満たすと判断する判断モジュールと、をさらに含む。
【0016】
前記リンク対象は、URI又は関連コンテンツを含む。
【0017】
前記情報表示モジュールは、前記リンク対象を開くアプリケーションプログラムに応じて、前記アプリケーションプログラムに関する第2の情報を生成して表示する。
【0018】
前記第2の情報は、文字情報及び/又はアイコンとして表示され、前記アイコンは、前記アプリケーションプログラムのアイコンである。
【0019】
前記情報表示モジュールが第2の情報を表示することは、前記第2の情報をデスクトップ検索ボックスに表示することを含む。
【0020】
前記装置は、
前記検索ボックス内に位置する点接触命令を受信すると、前記第2の情報のリンク対象を開くリンク開きモジュールをさらに含む。
【0021】
前記情報表示モジュールは、端末の状態がデスクトップからログオフした状態であり、且つデスクトップからログオフした回数がN回(Nが1の正の整数である)を超える場合、前記第2の情報の表示をキャンセルするか、又は、前記第2の情報の表示時間が設定の閾値を超える場合、前記第2の情報の表示をキャンセルする。
【0022】
本発明の実施例の第3態様によれば、
プロセッサと、
前記プロセッサで実行可能な命令を記憶するメモリと、を含み、
前記プロセッサは、
指定インタフェースに切り替える場合、クリップボードにおける第1の情報を取得し、
前記第1の情報が表示されていなく且つ前記第1の情報が表示条件を満たす場合、前記第1の情報のコンテンツに基づいて、第2の情報を生成して表示するように構成されている情報表示装置を提供する。
【0023】
本発明の実施例の第4態様によれば、前記記録媒体における命令が移動端末のプロセッサにより実行される場合、移動端末が情報表示方法を実行できるようにする非一時的コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記方法は、
指定インタフェースに切り替える場合、クリップボードにおける第1の情報を取得するステップと、
前記第1の情報が表示されていなく且つ前記第1の情報が表示条件を満たす場合、前記第1の情報のコンテンツに基づいて、第2の情報を生成して表示するステップと、を含む非一時的コンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
【発明の効果】
【0024】
本発明の実施例が提供する技術案によれば、下記のような有益な効果を含むことができる。即ち、指定インタフェースに切り替える場合、クリップボードにおける第1の情報を取得し、該第1の情報が表示されていなく且つ表示条件を満たす場合、第2の情報を生成して表示することにより、ユーザの更なる操作を便利にし、ユーザの体験を向上させる。
【0025】
前記の一般的な説明及び後述の詳細な説明は、例示的で解釈的な説明のみであり、本発明を限定しないと理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【0026】
以下の図面は、明細書に組み入れて本明細書の一部分を構成し、本発明に該当する実施例を例示するとともに、明細書とともに本発明の原理を解釈するためのものである。
図1】例示的な一実施例により示される情報表示方法のフローチャートである。
図2】例示的な一実施例により示される模式図である。
図3】例示的な一実施例により示される模式図である。
図4】例示的な一実施例により示される情報表示装置のブロック図である。
図5】例示的な一実施例により示される情報表示装置のブロック図である。
図6】例示的な一実施例により示される情報表示装置のブロック図である。
図7】例示的な一実施例により示される情報表示装置のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、例示的な実施例を詳しく説明し、その例示を図面に示す。以下の説明が図面に関する場合、特に別の説明がない限り、異なる図面における同一符号は、同じ又は類似する要素を示す。以下の例示的な実施例に記載の実施形態は、本発明と一致する全ての実施例を代表するものではない。逆に、それらは、特許請求の範囲に記載の本発明のある方面に一致する装置及び方法の例に過ぎない。
【0028】
図1は、例示的な一実施例により情報表示方法のフローチャートであり、図1に示すように、情報表示方法は、端末に適用するものであり、以下のステップを含む。
【0029】
ステップS11:指定インタフェースに切り替える場合、クリップボードにおける第1の情報を取得する。
【0030】
ステップS12:第1の情報が表示されていなく且つ第1の情報が表示条件を満たす場合、第1の情報のコンテンツに基づいて、第2の情報を生成して表示する。
【0031】
ユーザが指定インタフェースに切り替える場合、システムは、クリップボードのコンテンツを閲覧し、該コンテンツがユーザのさらに閲覧したいものであるか否かを判断する。該コンテンツがユーザのさらに閲覧したいものであると判断され、同時に該コンテンツが表示されていないと、該コンテンツに基づいて、更なる情報を生成してユーザに表示し、ユーザの更なる操作に便利にする。例えば、ユーザが、タオバオリンクをコピーすると、タオバオリンクに関するコンテンツをさらに閲覧する可能性が高い。ユーザが指定インタフェースに切り替える場合、「タオバオリンクを開く」と類似した第2の情報を生成して、指定インタフェースの指定位置に表示する。ユーザがさらに閲覧したい場合、対応するタオバオAPPを見つけて開く必要せず、第2の情報を直接に点接触して、タオバオリンクに対応する商品ページに進むことができる。
【0032】
ここで、ステップS11において、指定インタフェースは、デスクトップであってもよい。第1の情報は、クリップボードにコピーされた情報であって、例えば文字、URL又はタオバオリンクである。ユーザが自分の関心のあるコンテンツを見つけて該コンテンツをコピーする場合、ユーザの通常の操作モードは、先ずデスクトップに戻り、対応するAPPを開き、今さっきコピーしたコンテンツを貼り付ける。ユーザの操作ステップを簡素化するために、ユーザがデスクトップに戻ると、システムは、クリップボードにユーザがコピーした情報が存在するか否かを確認する。この情報が存在し、表示されていなく、且つ表示条件を満たす場合、システムは、デスクトップ状態で、対応する情報を生成してユーザに表示し、これにより、ユーザは、それに関するAPPに入る必要せず、コピーした情報に対して更なる操作を行うことができる。
【0033】
ユーザに対する妨害を低減するために、ユーザが情報をコピーしてデスクトップに戻り、コピーした情報に対して更なる操作を行うことを意図がある得るものと示す場合のみ、システムは、上記のステップを実行する。システムは、ユーザに対する妨害を避けるように、端末がデスクトップに戻る状態を検出するまでに、コピーした情報を取得して表示しない。
【0034】
ここで、前記第1の情報のコンテンツに基づいて、第2の情報を生成して表示するステップS12の前に、
第1の情報にリンク対象が含まれているか否かをローカルで分析するステップ、又は、
第1の情報をサーバに送信して、前記サーバが第1の情報にリンク対象が含まれているか否かを分析するように要求するステップと、をさらに含み、
第1の情報にリンク対象が含まれている場合、第1の情報が表示条件を満たすと判断する。
【0035】
端末により第1の情報にリンク対象が含まれているか否かを分析する。又は、端末が第1の情報をサーバに送信して、サーバが第1の情報にリンク対象が含まれているか否かを分析するように要求する。サーバにより第1の情報を分析することで、分析プロセスがより迅速になり、その結果がより正確になり、プログラム設定もより柔軟になる。
【0036】
分析結果が第1の情報にリンク対象が含まれている場合、第1の情報が表示条件を満たすと判断する。第1の情報を表示する目的は、ユーザの更なる操作に便利にすることにあり、第1の情報にリンク対象が含まれている場合、ユーザは、ディスプレーされた第2の情報を点接触して、リンクされたウェブページ又はページに転移することができる。
【0037】
リンク対象は、URI又は関連コンテンツを含む。ここで、URIは、URLを含み、関連コンテンツは、タオバオリンクの関連コンテンツであってもよく、他のリンクの関連コンテンツ、例えばアリペイのリンクの関連コンテンツ又は他のアプリケーションプログラムにより生成されたリンクの関連コンテンツであってもよい。
【0038】
第1の情報のコンテンツに基づいて、第2の情報を生成して表示するステップは、リンク対象を開くアプリケーションプログラムに応じて、アプリケーションプログラムに関する第2の情報を生成して表示するステップを含む。例えば、第1の情報がURLであり、該URLを開くアプリケーションプログラムがブラウザであり、且つ第2の情報がブラウザに関する情報であると、「コピーしたURLを開く」であってもよい。また、例えば、第1の情報がタオバオリンクであり、且つタオバオリンクに、指定された商品ページに関連する関連コンテンツが含まれている場合、第2の情報は、「タオバオリンクを開く」であってもよい。
【0039】
第2の情報は、文字情報及び/又はアイコンとして表示され、アイコンは、アプリケーションプログラムのアイコンである。
【0040】
第2の情報は、文字情報及び/又はアイコンとして表示されてもよく、具体的な場面に応じて、文字として表示されてもよく、アイコンとして表示されてもよく、文字とアイコンの組み合わせとして表示されてもよい。例えば、第2の情報がURLに関連する場合、アイコンは、ブラウザのアイコンである。例えば、第2の情報がリンクに関連する場合、アイコンは、リンクを開くAPPのアイコンである。
【0041】
第2の情報を表示するステップは、第2の情報をデスクトップ検索ボックスに表示するステップを含む。第2の情報が表示条件を満たすか否かを判断するステップは、端末がデスクトップにある状態で行われるので、第2の情報の表示もデスクトップで行われ、且つ、デスクトップにおける検索ボックスを利用して第2の情報を検索ボックスに表示する。
【0042】
検索ボックス内に位置する点接触命令を受信すると、第2の情報のリンクを開く。第2の情報にディスプレーされた、クリップボードにコピーされた情報の概要は、ハイパーリンクでもあり、指定されたウェブページ又は商品ページにリンクされる。ユーザが検索ボックスを点接触すると、リンクを開き、指定されたページ又は商品ページに直接に転移し、ユーザが対応するAPPを見つけて開く必要はなくなり、ユーザの操作ステップを簡素化する。
【0043】
第2の情報の表示プロセスにおいて、端末の状態がデスクトップからログオフした状態であることを検出し、且つ、デスクトップからログオフした回数がN回を超えると、例えば、本実施例においてN=3に設定する場合、第2の情報がデスクトップ検索ボックスに3回表示されても、ユーザが更なる操作をしなく、第2の情報をさらに閲覧する意図がないと説明されると、第2の情報の表示をキャンセルする。又は、第2の情報の表示時間が設定の閾値を超える場合、第2の情報の表示をキャンセルする。例えば、表示時間を5秒に設定して、ユーザが5秒以内に更なる操作を行わないと、第2の情報の表示をキャンセルする。
【0044】
本発明に記載に方法をより良く理解させるために、例を挙げて説明する。
【0045】
(事例1)
張婦人の子供は、学齢前の幼児であり、すぐに小学校に入るという問題に直面する。関連入学政策をより良く理解するために、張さんと他の一部の親は、ウィーチャットグループを構成して、ウィーチャットグループで自分の知っている関連政策及び情報を交換する。ある親が自分の子供を気に入りの小学校に通うように準備し、張さんもこの学校に関心があるので、張さんはこの親に該小学校の状況を共有するように頼むと、この親はその小学校の入学ウェブサイトのURLをウィーチャットグループで共有してから、張さんは、ウィーチャットでこのURL情報を選択してコピーした後、ホームボタンを点接触し、デスクトップに戻った直後に、携帯電話のデスクトップ検索ボックスに「コピーしたURLを開く」が表示され、図2に示すように、検索ボックスを点接触すると、携帯電話は、URLに接続されたページを自動的に開き、張さんは、すぐに自分に必要な情報を見ることができる。
【0046】
(事例2)
李さんは美を愛する女性であり、常にインターネットで様々な衣服を買い、且つ、彼女の美意識は、姉妹たちに高く評価されている。姉妹たちは、彼女の新しく買った衣服を見た時に、いつでも彼女にそれをどこで買ったかを尋ねた。その後、李さんは、ウィーチャットグループを構成し、見栄えの良い衣服を見つけたらグループで共有し、姉妹たちが会う時に、何かを言ったらそのものを共有した。彼女は、タオバオリンクを共有した後、いつでも姉妹たちのうちの1人が最も速くリンクを開き、初めて自分のコメントを提出したことを見出した。そこで、李さんは、不思議に思い、この姉妹に簡単な経路や高速な操作方法があるか否かや、なぜ彼女がリンクを開く速度が他の人よりも速いかを尋ねた。その原因は、以下の通りである。この姉妹は、携帯電話を変更し、ウィーチャットグループでタオバオリンクをコピーした後、デスクトップに戻り、デスクトップ検索ボックスに表示された「タオバオリンクを開く」を点接触して、図3に示すように、タオバオの商品ページに直接に転移する。しかし、他の姉妹たちは、ウィーチャットグループでタオバオリンクをコピーした後、デスクトップに戻り、さらにタオバオAPPのアイコンを見つけてアイコンを点接触してから、タオバオAPPに入り、その後、タオバオリンクに対応する商品ページに進むことができる。また、個別的な姉妹のデスクトップには多くのAPPアイコンがあり、且つ、デスクトップもいくつかのページに表示され、タオバオAPPのアイコンを見つけるために、デスクトップで複数回ページングすることが必要となることが多いので、彼らは、商品ページを最も遅く開く人である。
【0047】
以上の方法により、本発明の実施例において、システムは、クリップボードのコンテンツを随時モニタでき、ユーザがデスクトップに戻る操作を実行した後に、適時にクリップボードのコンテンツの概要を検索ボックスに表示し、ユーザが更なる操作を行う必要がある場合、再び対応するAPPを見つけて開く必要せず、検索ボックス区域を直接に点接触することができ、特に、ユーザが多くのAPPをインストールしている場合、この方法は、ユーザの効率及び体験を大幅に向上させるとともに、ユーザに対する妨害を可能な限り低減することができる。
【0048】
図4は、例示的な一実施例により示される情報表示装置のブロック図である。図4を参照すると、この装置は、情報取得モジュール41と情報表示モジュール42とを含む。
【0049】
この情報取得モジュール41は、指定インタフェースに切り替える場合、クリップボードにおける第1の情報を取得するように構成されている。
【0050】
この情報表示モジュール42は、第1の情報が表示されていなく且つ第1の情報が表示条件を満たす場合、第1の情報のコンテンツに基づいて、第2の情報を生成して表示するように構成されている。
【0051】
図5は、例示的な一実施例により示される情報表示装置のブロック図である。図5を参照すると、この装置は、分析モジュール51と判断モジュール52とをさらに含む。
【0052】
この分析モジュール51は、第1の情報にリンク対象が含まれているか否かをローカルで分析するか、又は、第1の情報をサーバに送信して、サーバが第1の情報にリンク対象が含まれているか否かを分析するように要求するように構成されている。
【0053】
この判断モジュール52は、第1の情報にリンク対象が含まれている場合、第1の情報が表示条件を満たすと判断するように構成されている。
【0054】
リンク対象は、URI又は関連コンテンツを含む。
【0055】
情報表示モジュール42は、リンク対象を開くアプリケーションプログラムに応じて、このアプリケーションプログラムに関する第2の情報を生成して表示する。
【0056】
第2の情報は、文字情報及び/又はアイコンとして表示され、ここで、アイコンは、前記アプリケーションプログラムのアイコンである。
【0057】
情報表示モジュールが第2の情報を表示するステップは、第2の情報をデスクトップ検索ボックスに表示するステップを含む。
【0058】
図6は、例示的な一実施例に関する情報表示装置のブロック図である。図6を参照すると、この装置は、リンク開きモジュール61をさらに含む。
【0059】
このリンク開きモジュール61は、前記検索ボックス内に位置する点接触命令を受信すると、前記第2の情報のリンク対象を開くように構成されている。
【0060】
情報表示モジュール42は、端末の状態がデスクトップからログオフした状態であり、且つデスクトップからログオフした回数がN回を超える場合、前記第2の情報の表示をキャンセルするか、又は、第2の情報の表示時間が設定の閾値を超える場合、第2の情報の表示をキャンセルするためのものである。ここで、Nが1以上の正の整数である。
【0061】
上記実施例における装置中の各モジュールが操作を実行する具体的な形態は、該方法に関する実施例に詳細に記述されているため、ここで繰り返し説明しない。
【0062】
図7は、例示的な一実施例により示される情報表示に使用される装置700のブロック図である。例えば、装置700は、携帯電話、コンピュータ、デジタルブロードキャスト端末、メッセージ送信受信機器、ゲームコンソール、タブレット機器、医療機器、フィットネス機器、個人向け携帯型情報端末機器(PDA)などであってもよい。
【0063】
図7を参照すると、装置700は、処理ユニット702、メモリ704、電源ユニット706、マルチメディアユニット708、オーディオユニット710、入力/出力(I/O)インタフェース712、センサーユニット714、及び通信ユニット716中の1つ又は複数を含んでもよい。
【0064】
処理ユニット702は、一般的には、装置700の全体の操作、例えば、表示、電話呼び出し、データ通信、カメラ操作及び記録操作に関連する操作を制御する。処理ユニット702は、上述した方法におけるステップの一部又は全部を実現するように、少なくとも1つのプロセッサ720を含んで命令を実行することができる。また、処理ユニット702は、他のユニットとのインタラクションを便利にさせるように、少なくとも1つのモジュールを含んでもよい。例えば、処理ユニット702は、マルチメディアユニット708とのインタラクションを便利にさせるように、マルチメディアモジュールを含んでもよい。
【0065】
メモリ704は、装置700での操作をサポートするように、各種のデータを記憶するように構成されている。これらのデータの例として、装置700で何れのアプリケーション又は方法を操作するための命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオなどを含む。メモリ704は、何れの種類の揮発性又は不揮発性記憶装置或いはそれらの組み合わせにより実現することができる。例えば、SRAM(Static Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、PROM(Programmable ROM)、ROM(Read Only Member)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク或いは光ディスクがある。
【0066】
電源ユニット706は、装置700の各種ユニットに電力を供給する。電源管理システム、1つ又は複数の電源、並びに装置700のために電力の生成、管理及び分配に関連する他のユニットを含んでもよい。
【0067】
マルチメディアユニット708は、前記装置700とユーザとの間に出力インタフェースを提供するスクリーンを含んでもよい。一部の実施例では、スクリーンは、例えば、液晶ディスプレー(LCD)やタッチパネル(TP)を含んでもよい。スクリーンは、タッチパネルを含むと、ユーザからの入力信号を受信するように、タッチスクリーンで実現することができる。また、タッチパネルは、タッチや、スライドや、タッチパネル上の手振りを感知するように、少なくとも1つのタッチセンサーを含む。前記タッチセンサーは、タッチやスライド動作の境界を感知できるだけではなく、タッチやスライド操作と関連する持続時間や圧力も感知できる。一部の実施例において、マルチメディアユニット708は、フロントカメラ及び/又はバックカメラを含む。装置700が、撮影モードやビデオモードのような操作モードにある場合、フロントカメラ及び/又はバックカメラが外部のマルチメディアデータを受信できる。それぞれのフロントカメラ及びバックカメラは、固定の光学レンズ系であってもよいし、焦点距離及び光学ズーム能力を有するものであってもよい。
【0068】
オーディオユニット710は、オーディオ信号を出力及び/又は入力するように構成されている。例えば、オーディオユニット710は、マイクロフォン(MIC)を含む。装置700が、呼び出しモード、記録モード又は音声認識モードのような操作モードにある場合、マイクロフォンは、外部のオーディオ信号を受信するように配置される。受信したオーディオ信号は、メモリ704にさらに記憶されてもよく、通信ユニット716を介して送信されてもよい。一部の実施例において、オーディオユニット710は、オーディオ信号を出力するスピーカをさらに含む。
【0069】
I/Oインタフェース712は、処理ユニット702と外部のインタフェースモジュールとの間にインタフェースを提供するためのものであり、上記外部のインタフェースモジュールは、キーボード、点接触ホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、音量ボタン、スタートボタン及びロックボタンを含むが、それらに限らない。
【0070】
センサーユニット714は、装置700のために各方面の状態を評価する少なくとも1つのセンサーを含んでもよい。例えば、センサーユニット714は、装置700のオン/オフ状態や、ユニットの相対的位置を検出することができる。例えば、前記ユニットは、装置700のディスプレー及びキーパッドである。センサーユニット714は、装置700又は装置700のユニットの位置の変化、ユーザと装置700との接触の有無、装置700の方向又は加速/減速、及び、装置700の温度変化などを検出することができる。センサーユニット714は、何れの物理的な接触がない時に付近の物体の存在を検出するように構成されている近接センサーを含んでもよい。センサーユニット714は、イメージングアプリケーションに用いる、CMOS又はCCD画像センサーのような光センサーを含んでもよい。一部の実施例において、該センサーユニット714は、加速度センサー、ジャイロスコープセンサー、磁気センサー、圧力センサー又は温度センサーを含んでもよい。
【0071】
通信ユニット716は、装置700と他の設備の間との有線又は無線通信を便利にするように構成されている。装置700は、通信標準に基づく、WiFi、2G、3G又はそれらの組み合わせのような無線ネットワークがアクセスできる。例示的な一実施例において、通信ユニット716は、ブロードキャストチャンネルを介して外部のブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号又はブロードキャストに関する情報を受信する。例示的な一実施例では、前記通信ユニット716は、近距離通信を促進する近距離無線通信(NFC)モジュールをさらに含む。例えば、NFCモジュールは、無線周波数認識装置(RFID:Radio Frequency IDentification)技術、赤外線データ協会(IrDA:Infrared Data Association)技術、超広帯域無線(UWB:Ultra Wide Band)技術、ブルートゥース(登録商標)(BT)技術及び他の技術により実現されてもよい。
【0072】
例示的な実施例において、装置700は、上述の方法を実行するために、1つ又は複数のASIC、DSP、PLD、FPGA、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ又は他の電子機器により実現されてもよい。
【0073】
例示的な実施例において、命令を含む非一時的コンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、命令を含むメモリ704をさらに提供する。前記命令は、上述した方法を実現するように、装置700のプロセッサ720により実行される。例えば、前記非一時的コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、ROM、RAM、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスク及び光データ記憶装置などであってもよい。
【0074】
非一時的コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、前記記録媒体に記録された命令が移動端末のプロセッサにより行われる場合、移動端末が情報表示方法を実行するようさせ、前記方法は、
指定インタフェースに切り替える場合、クリップボードにおける第1の情報を取得するステップと、
第1の情報が表示されていなく且つ第1の情報が表示条件を満たす場合、第1の情報のコンテンツに基づいて、第2の情報を生成して表示するステップと、を含む。
【0075】
当業者は、明細書を考慮し明細書に開示された発明を実践して、本発明の他の実施形態を容易に取得することができる。本願は、本発明の任意の変形、用途、又は適応的な変化を含み、このような変形、用途、又は適応的な変化は、本発明の一般的な原理に従い、本発明に開示されていない本技術分野の技術常識、又は慣用の技術手段を含む。明細書及び実施例は、単に例示的なものであって、本発明の本当の範囲と主旨は、以下の特許請求の範囲により示される。
【0076】
本発明は、明細書に記載されておりかつ図面で示された正確な構造に限定されず、その範囲を離脱しない状況で、様々な修正や変更をすることができ、本発明の範囲は、添付される特許請求の範囲のみにより限定されると理解すべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7