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特許7187593情報処理装置、プログラム、及び情報処理方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-02
(45)【発行日】2022-12-12
(54)【発明の名称】情報処理装置、プログラム、及び情報処理方法
(51)【国際特許分類】
   G06T 7/00 20170101AFI20221205BHJP
   G06Q 30/06 20120101ALI20221205BHJP
【FI】
G06T7/00 660B
G06Q30/06 300
【請求項の数】 17
(21)【出願番号】P 2021018599
(22)【出願日】2021-02-08
(65)【公開番号】P2022121319
(43)【公開日】2022-08-19
【審査請求日】2021-03-16
(73)【特許権者】
【識別番号】501440684
【氏名又は名称】ソフトバンク株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】平林 一輝
【審査官】片岡 利延
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-210781(JP,A)
【文献】特開2007-115220(JP,A)
【文献】特開昭59-34108(JP,A)
【文献】特開2017-174343(JP,A)
【文献】特開2019-125358(JP,A)
【文献】特開2017-211932(JP,A)
【文献】特開2018-84890(JP,A)
【文献】特開2015-180987(JP,A)
【文献】特開2017-33157(JP,A)
【文献】特開2010-257451(JP,A)
【文献】特開2020-8929(JP,A)
【文献】MAGASEEK,似ているアイテムを画像検索!MAGA SEARCH,[online],2020年11月01日,https://web.archive.org/web/20201101140047/https://www.magaseek.com/static/cont/id_SPEIMGSRCH
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06T 1/00- 1/40
G06T 3/00- 9/40
G06Q 10/00-10/10
G06Q 30/00-30/08
G06Q 50/00-50/20
G06Q 50/26-99/00
G16Z 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザによって選択された衣服の画像を含む衣服関連データを取得するデータ取得部と、
前記衣服関連データに基づいて、衣服を身に着けている人物を被写体として含む人物画像を格納する格納部から、前記ユーザによって選択された前記衣服に類似する衣服を特定する類似衣服特定部と、
前記類似衣服特定部によって特定された前記衣服を身に着けている人物の前記人物画像を取得する人物画像取得部と、
前記人物画像取得部が取得した複数の前記人物画像に基づいて、当該複数の人物画像の被写体の複数の人物の特徴を示す人物特徴データを生成するデータ生成部と、
前記データ生成部によって生成された前記人物特徴データを出力するよう制御する出力制御部と
を備え
前記類似衣服特定部は、販売する衣服の画像と前記衣服を身に着けているモデルを被写体として含む前記人物画像とを対応付けて格納しているECサイトの前記格納部から、前記ユーザによって選択された前記衣服に類似する衣服を特定し、
前記人物画像取得部は、前記類似衣服特定部によって特定された前記衣服を身に着けている人物の前記人物画像を前記ECサイトから取得する、情報処理装置。
【請求項2】
前記データ生成部は、前記複数の人物画像に基づいて、前記複数の人物の体型の特徴を示す前記人物特徴データを生成する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記データ生成部は、前記複数の人物画像に基づいて、前記複数の人物の平均的な体型を示す前記人物特徴データを生成する、請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記ユーザの体型データを格納する体型データ格納部
を備え、
前記出力制御部は、前記ユーザの体型データが示す体型と前記人物特徴データが示す体型との差に基づいて生成した通知データを出力するよう制御する、請求項2又は3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記出力制御部は、前記データ生成部によって生成された前記人物特徴データが示す体型の特徴を、前記ユーザによって選択された衣服を身に着けるにあたっての理想体型の特徴として、前記人物特徴データとして出力するよう制御する、請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記データ生成部は、前記人物画像取得部が取得した前記複数の人物画像のそれぞれを画像解析して、被写体の身体のうち、衣服に隠れていない露出部分の寸法を算出して、各部の寸法の範囲を特定し、前記被写体の身体のうち、衣服に隠れている非露出部分の寸法を、露出部分の寸法から推定して、前記人物特徴データを生成する、請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記データ生成部は、前記複数の人物画像に基づいて、前記複数の人物の髪型の特徴を示す前記人物特徴データを生成する、請求項1からのいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記データ生成部は、前記複数の人物画像に基づいて、前記複数の人物のメイクの特徴を示す前記人物特徴データを生成する、請求項1からのいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記データ生成部は、前記複数の人物画像に基づいて、前記ユーザによって選択された前記衣服に類似する前記衣服と組み合わされている物体の特徴を示す前記人物特徴データを生成する、請求項1からのいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記データ生成部は、前記複数の人物画像に基づいて、前記ユーザによって選択された前記衣服に類似する前記衣服と組み合わされている他の衣服の特徴を示す前記人物特徴データを生成する、請求項に記載の情報処理装置。
【請求項11】
前記データ生成部は、前記複数の人物画像に基づいて、前記ユーザによって選択された前記衣服に類似する前記衣服と組み合わされている靴の特徴を示す前記人物特徴データを生成する、請求項に記載の情報処理装置。
【請求項12】
前記衣服関連データは、前記衣服のサイズ情報を含み、
前記類似衣服特定部は、前記衣服のサイズ情報を用いて、前記ユーザによって選択された前記衣服に類似する衣服を特定する、請求項1から11のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項13】
前記衣服関連データは、前記衣服を説明する説明文のテキストデータを含み、
前記類似衣服特定部は、前記テキストデータを用いて、前記ユーザによって選択された前記衣服に類似する衣服を特定する、請求項1から12のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項14】
前記類似衣服特定部は、前記衣服を身に着けている人物を被写体として含む前記人物画像を格納しているSNSの前記格納部から、前記ユーザによって選択された前記衣服に類似する衣服を特定する、請求項1から13のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項15】
前記類似衣服特定部は、販売する衣服の画像と前記衣服を身に着けているモデルを被写体として含む前記人物画像とを対応付けて格納している第1の格納部、及び衣服を身に着けている人物を被写体として含む前記人物画像を格納しているSNSの第2の格納部のそれぞれから、前記ユーザによって選択された前記衣服に類似する衣服を特定し、
前記人物画像取得部は、前記第1の格納部から特定した前記衣服の画像に対応付けられている前記人物画像を前記第1の格納部から取得し、前記第2の格納部から特定した前記衣服を身に着けている人物の前記人物画像を前記第2の格納部から取得し、
前記データ生成部は、前記第1の格納部から取得した複数の前記人物画像に基づいて、当該複数の人物画像の被写体の複数の人物の特徴を示す第1の人物特徴データを生成し、前記第2の格納部から取得した複数の前記人物画像に基づいて、当該複数の人物画像の被写体の複数の人物の特徴を示す第2の人物特徴データを生成し、
前記出力制御部は、前記第1の人物特徴データと前記第2の人物特徴データとを識別可能に出力するよう制御する、請求項1から14のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項16】
コンピュータを、請求項1から15のいずれか一項に記載の情報処理装置として機能させるためのプログラム。
【請求項17】
コンピュータによって実行される情報処理方法であって、
ユーザによって選択された衣服の画像を含む衣服関連データを取得するデータ取得段階と、
前記衣服関連データに基づいて、衣服を身に着けている人物を被写体として含む人物画像を格納する格納部から、前記ユーザによって選択された前記衣服に類似する衣服を特定する類似衣服特定段階と、
前記類似衣服特定段階において特定された前記衣服を身に着けている人物の前記人物画像を取得する人物画像取得段階と、
前記人物画像取得段階において取得された複数の前記人物画像に基づいて、当該複数の人物画像の被写体の複数の人物の特徴を示す人物特徴データを生成するデータ生成段階と、
前記データ生成段階において生成された前記人物特徴データを出力するよう制御する出力制御段階と
を備え、
前記類似衣服特定段階は、販売する衣服の画像と前記衣服を身に着けているモデルを被写体として含む前記人物画像とを対応付けて格納しているECサイトの前記格納部から、前記ユーザによって選択された前記衣服に類似する衣服を特定し、
前記人物画像取得段階は、前記類似衣服特定段階において特定された前記衣服を身に着けている人物の前記人物画像を前記ECサイトから取得する、情報処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、プログラム、及び情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、衣類販売システムの買い物客が商品を着用した時のイメージを沸かせるのを補佐するための仮想試着において、優れた構図や洗練されたポーズで買い物客が商品を着用している画像を違和感のない品質で生成する衣類販売システムが記載されている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2020-177604号公報
【発明の概要】
【0003】
本発明の第1の態様によれば、情報処理装置が提供される。情報処理装置は、ユーザによって選択された衣服の画像を含む衣服関連データを取得するデータ取得部を備えてよい。情報処理装置は、衣服関連データに基づいて、衣服を身に着けている人物を被写体として含む人物画像を格納する格納部から、ユーザによって選択された衣服に類似する衣服を特定する類似衣服特定部を備えてよい。情報処理装置は、類似衣服特定部によって特定された衣服を身に着けている人物の人物画像を取得する人物画像取得部を備えてよい。情報処理装置は、人物画像取得部が取得した複数の人物画像に基づいて、当該複数の人物画像の被写体の複数の人物の特徴を示す人物特徴データを生成するデータ生成部を備えてよい。情報処理装置は、データ生成部によって生成された人物特徴データを出力するよう制御する出力制御部を備えてよい。
【0004】
上記データ生成部は、上記複数の人物画像に基づいて、上記複数の人物の体型の特徴を示す上記人物特徴データを生成してよい。上記データ生成部は、上記複数の人物画像に基づいて、上記複数の人物の平均的な体型を示す上記人物特徴データを生成してよい。上記情報処理装置は、上記ユーザの体型データを格納する体型データ格納部を備えてよく、上記出力制御部は、上記ユーザの体型データが示す体型と上記人物特徴データが示す体型との差に基づいて生成した通知データを出力するよう制御してよい。上記データ生成部は、上記複数の人物画像に基づいて、上記複数の人物の髪型の特徴を示す上記人物特徴データを生成してよい。上記データ生成部は、上記複数の人物画像に基づいて、上記複数の人物のメイクの特徴を示す上記人物特徴データを生成してよい。上記データ生成部は、上記複数の人物画像に基づいて、上記ユーザによって選択された上記衣服に類似する上記衣服と組み合わされている物体の特徴を示す上記人物特徴データを生成してよい。上記データ生成部は、上記複数の人物画像に基づいて、上記ユーザによって選択された上記衣服に類似する上記衣服と組み合わされている他の衣服の特徴を示す上記人物特徴データを生成してよい。上記データ生成部は、上記複数の人物画像に基づいて、上記ユーザによって選択された上記衣服に類似する上記衣服と組み合わされている靴の特徴を示す上記人物特徴データを生成してよい。
【0005】
上記衣服関連データは、上記衣服のサイズ情報を含んでよく、上記類似衣服特定部は、上記衣服のサイズ情報を用いて、上記ユーザによって選択された上記衣服に類似する衣服を特定してよい。上記衣服関連データは、上記衣服を説明する説明文のテキストデータを含んでよく、上記類似衣服特定部は、上記テキストデータを用いて、上記ユーザによって選択された上記衣服に類似する衣服を特定してよい。上記類似衣服特定部は、販売する衣服の画像と上記衣服を身に着けているモデルを被写体として含む上記人物画像とを対応付けて格納している上記格納部から、上記ユーザによって選択された上記衣服に類似する衣服を特定してよい。上記類似衣服特定部は、上記衣服を身に着けている人物を被写体として含む上記人物画像を格納しているSNSの上記格納部から、上記ユーザによって選択された上記衣服に類似する衣服を特定してよい。上記類似衣服特定部は、販売する衣服の画像と上記衣服を身に着けているモデルを被写体として含む上記人物画像とを対応付けて格納している第1の格納部、及び衣服を身に着けている人物を被写体として含む上記人物画像を格納しているSNSの第2の格納部のそれぞれから、上記ユーザによって選択された上記衣服に類似する衣服を特定してよく、上記人物画像取得部は、上記第1の格納部から特定した上記衣服の画像に対応付けられている上記人物画像を上記第1の格納部から取得し、上記第2の格納部から特定した上記衣服を身に着けている人物の上記人物画像を上記第2の格納部から取得してよく、上記データ生成部は、上記第1の格納部から取得した複数の上記人物画像に基づいて、当該複数の人物画像の被写体の複数の人物の特徴を示す第1の人物特徴データを生成し、上記第2の格納部から取得した複数の上記人物画像に基づいて、当該複数の人物画像の被写体の複数の人物の特徴を示す第2の人物特徴データを生成してよく、上記出力制御部は、上記第1の人物特徴データと上記第2の人物特徴データとを識別可能に出力するよう制御してよい。
【0006】
本発明の一実施態様によれば、コンピュータを、上記情報処理装置として機能させるためのプログラムが提供される。
【0007】
本発明の一実施態様によれば、コンピュータによって実行される情報処理方法が提供される。情報処理方法は、ユーザによって選択された衣服の画像を含む衣服関連データを取得するデータ取得段階を備えてよい。情報処理方法は、衣服関連データに基づいて、衣服を身に着けている人物を被写体として含む人物画像を格納する格納部から、ユーザによって選択された衣服に類似する衣服を特定する類似衣服特定段階を備えてよい。情報処理方法は、類似衣服特定段階において特定された衣服を身に着けている人物の人物画像を取得する人物画像取得段階を備えてよい。情報処理方法は、人物画像取得段階において取得された複数の人物画像に基づいて、当該複数の人物画像の被写体の複数の人物の特徴を示す人物特徴データを生成するデータ生成段階を備えてよい。情報処理方法は、データ生成段階において生成された人物特徴データを出力するよう制御する出力制御段階を備えてよい。
【0008】
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】システム10の一例を概略的に示す。
図2】システム10における処理の流れの一例を概略的に示す。
図3】管理テーブル300の一例を概略的に示す。
図4】情報処理装置100の機能構成の一例を概略的に示す。
図5】情報処理装置100として機能するコンピュータ1200の一例を概略的に示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
EC(Electronic Commerce)サイト等で衣服を購入する場合、購入者自身で画像、アイテムサイズ、及び紹介文等を元に自分でその衣服が似合うかどうかを想像して購入している。若しくは、プロジェクションマッピング等により、実際にその衣服を着ているような仮想環境を構築して、個人の感性に基づいて購入を検討している。従来の環境では、その衣服に似合うにはどういう体型がベストかを知る術が、想像する若しくは知識や経験で考察する以外に無い。また、例えば、オンラインショッピングで衣服を購入するときに、その衣服が、自分の体型に合うかどうか、客観的に判断する術がない。
【0011】
本実施形態に係る情報処理装置100は、例えば、ユーザ202が着こなしたい衣服に対して、衣服の画像と、アイテムサイズ情報とを取得し、さらにアイテム紹介文を解析して、その衣服がどういった服なのか(カテゴリ、雰囲気等)を検出し、その衣服に似ている衣服を複数ピックアップする。情報処理装置100は、ピックアップした衣服を身に着けているモデル、ショップスタッフ、及びユーザ等の人物の画像を解析し、各人物の体型の傾向を分析する。そして、情報処理装置100は、その衣服を着こなすのに理想的な体型の傾向を算出して、ユーザ202に通知する。これにより、ユーザ202は、例えば、通知された理想体型と、自身の体型とを比較して、自分に合うかを判断できるようになる。
【0012】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0013】
図1は、システム10の一例を概略的に示す。システム10は、情報処理装置100を備える。システム10は、通信端末200を備えてもよい。システム10は、ECサイト30を備えてもよい。システム10は、衣服DB(DataBase)40を備えてもよい。システム10は、SNSサーバ50を備えてもよい。
【0014】
情報処理装置100、通信端末200、ECサイト30、衣服DB40、及びSNSサーバ50は、ネットワーク20を介して通信してよい。ネットワーク20は、インターネットを含んでよい。ネットワーク20は、移動体通信ネットワークを含んでよい。移動体通信ネットワークは、3G(3rd Generation)通信方式、LTE(Long Term Evolution)通信方式、5G(5th Generation)通信方式、及び6G(6th Generation)通信方式以降の通信方式のいずれに準拠していてもよい。通信端末200は、例えば、無線基地局及びWi-Fi(登録商標)(Wireless Fidelity)アクセスポイントを介して、ネットワーク20にアクセスする。
【0015】
通信端末200は、例えば、スマートフォンである。通信端末200は、スマートフォン以外の携帯電話であってもよい。通信端末200は、タブレット端末であってもよい。通信端末200は、PC(Personal Computer)であってもよい。
【0016】
ECサイト30は、ファッションに関するECサイトであってよい。ECサイト30は、複数の衣服を取り扱う。ECサイト30は、複数の衣服のそれぞれについて、衣服の画像と、衣服を身に着けている人物を被写体として含む人物画像とを対応付けて格納する格納部を有する。当該格納部は、複数の衣服のそれぞれについて、衣服のサイズ情報を格納してよい。当該格納部は、複数の衣服のそれぞれについて、衣服に関連するタグ情報を格納してよい。タグ情報は、例えば、衣服のカテゴリを含む。タグ情報は、衣服の詳細種別を含んでよい。タグ情報は、衣服の雰囲気等の情報を含んでもよい。当該格納部は、衣服を説明する説明文のテキストデータを格納してよい。
【0017】
衣服DB40は、複数の衣服の情報を格納する格納部を有する。当該格納部は、複数の衣服のそれぞれについて、衣服の画像と、衣服を身に着けている人物を被写体として含む人物画像とを対応付けて格納する。当該格納部は、複数の衣服のそれぞれについて、衣服のサイズ情報を格納してよい。当該格納部は、複数の衣服のそれぞれについて、衣服に関連するタグ情報を格納してよい。タグ情報は、例えば、衣服のカテゴリを含む。タグ情報は、衣服の詳細種別を含んでよい。タグ情報は、衣服の雰囲気等の情報を含んでもよい。当該格納部は、衣服を説明する説明文のテキストデータを格納してよい。
【0018】
SNSサーバ50は、複数のユーザ202によって投稿された画像を、複数のユーザ202で共有する仕組みを提供する。SNSサーバ50の例として、Instagram(登録商標)及びFacebook(登録商標)等が挙げられるが、これらに限らない。SNSサーバ50は、例えば、ユーザ202によって投稿された、ユーザ202が衣服を身に着けている画像を格納する。
【0019】
情報処理装置100は、例えば、ユーザ202によって選択された、ユーザ202が着たい衣服の画像を含む衣服関連データを取得する。ユーザ202は、例えば、通信端末200によって、ECサイト30又は衣服DB40にアクセスして、自分が着たい衣服を選択する。情報処理装置100は、ユーザ202の通信端末200から、ユーザ202が選択した衣服の衣服関連データを受信してよい。情報処理装置100は、ユーザ202がアクセスしたECサイト30又は衣服DB40から、ユーザ202が選択した衣服の衣服関連データを受信してもよい。
【0020】
情報処理装置100は、取得した衣服関連データに基づいて、ECサイト30、衣服DB40、及びSNSサーバ50の少なくともいずれかの格納部から、ユーザ202が選択した衣服に類似する衣服を特定してよい。そして、情報処理装置100は、ECサイト30、衣服DB40、及びSNSサーバ50の少なくともいずれかの格納部から、特定した衣服を身に着けている人物の人物画像を取得してよい。
【0021】
情報処理装置100は、取得した複数の人物画像に基づいて、ユーザ202が選択した衣服及び当該衣服に類似する衣服を身に着けている人物の特徴を示す人物特徴データを生成してよい。情報処理装置100は、例えば、生成した人物特徴データを、ユーザ202の通信端末200に送信する。
【0022】
人物特徴データは、ユーザ202によって選択された衣服に類似する衣服を身に着けている人物の体型の特徴を示してよい。ECサイト30及び衣服DB40等に格納されている人物画像の被写体は、衣服が似合う人物として選別されたモデルやショップスタッフ等であり、衣服に対して理想的な体型を有している可能性が高い。また、SNSサーバ50に格納されている人物画像の被写体は、衣服が似合うと自負していたり、他人から衣服が似合うと支持されたりしている人物等であり、こちらも、衣服に対して理想的な体型を有している可能性が高い。そのため、情報処理装置100が、取得した人物画像に基づいて生成した人物特徴データは、ユーザ202が選択した衣服にとって理想的な体型を示す可能性が高い。したがって、人物特徴データをユーザ202の通信端末200に送信して、ユーザ202に閲覧させることによって、ユーザ202が選択した衣服にとって理想的な体型を知得させることができ、衣服が自分に似合うか否かを判断する判断材料を提供することができる。
【0023】
人物特徴データは、ユーザ202によって選択された衣服に類似する衣服を身に着けている人物の髪型の特徴を示してもよい。ECサイト30、衣服DB40、及びSNSサーバ50等に格納されている人物画像の被写体は、衣服に合わせて髪型をセットして撮影している場合が多い。そのため、情報処理装置100が、取得した人物画像に基づいて生成した人物特徴データは、ユーザ202が選択した衣服に適した髪型を示す可能性が高い。したがって、人物特徴データをユーザ202の通信端末200に送信して、ユーザ202に閲覧させることによって、ユーザ202が選択した衣服にとって理想的な髪型を知得させることができ、衣服が自分に似合うか否かや、衣服を身に着けるときの自分の髪型を判断する判断材料を提供することができる。
【0024】
人物特徴データは、ユーザ202によって選択された衣服に類似する衣服を身に着けている人物のメイクの特徴を示してもよい。ECサイト30、衣服DB40、及びSNSサーバ50等に格納されている人物画像の被写体は、衣服に合わせてメイクを行って撮影している場合が多い。そのため、情報処理装置100が、取得した人物画像に基づいて生成した人物特徴データは、ユーザ202が選択した衣服に適したメイクを示す可能性が高い。したがって、人物特徴データをユーザ202の通信端末200に送信して、ユーザ202に閲覧させることによって、ユーザ202が選択した衣服にとって理想的なメイクを知得させることができ、衣服を身に着けるときの自分のメイクを判断する判断材料を提供することができる。
【0025】
人物特徴データは、ユーザ202によって選択された衣服に類似する衣服と組み合わされている物体の特徴を示してもよい。例えば、人物特徴データは、ユーザ202によって選択された衣服に類似する衣服と組み合わされている他の衣服の特徴を示す。また、例えば、人物特徴データは、ユーザ202によって選択された衣服に類似する衣服と組み合わされている靴の特徴を示す。ECサイト30、衣服DB40、及びSNSサーバ50等に格納されている人物画像の被写体は、コーディネイトを検討した上で撮影されている。そのため、情報処理装置100が、取得した人物画像に基づいて生成した人物特徴データは、ユーザ202が選択した衣服を組み合わせることが理想的な他の衣服や靴示す可能性が高い。したがって、人物特徴データをユーザ202の通信端末200に送信して、ユーザ202に閲覧させることによって、ユーザ202が選択した衣服にとって理想的なコーディネイトを知得させることができ、衣服を身に着けるときの自分のコーディネイトを判断する判断材料を提供することができる。
【0026】
図2は、システム10における処理の流れの一例を概略的に示す。ここでは、ユーザ202が選択した衣服に類似する衣服をECサイト30からピックアップして、人物画像に基づいて、理想体型データを生成する場合を例に挙げて説明する。
【0027】
ステップ(ステップをSと省略して記載する場合がある。)102では、通信端末200が、ユーザ202の指示に従って衣服を選択する。通信端末200は、選択した衣服を通知する通知情報を情報処理装置100に送信する。
【0028】
通知情報は、衣服の画像を含んでよい。通知情報は、衣服のサイズ情報を含んでよい。通知情報は、衣服のタグ情報を含んでよい。通知情報は、衣服を説明する説明文のテキストデータを含んでよい。なお、通知情報が衣服を識別可能な衣服識別情報を含み、情報処理装置100は、ECサイト30及び衣服DB40等から、衣服の画像、衣服のサイズ情報、衣服のタグ情報、及び衣服を説明する説明文のテキストデータを取得してもよい。
【0029】
S106では、情報処理装置100が、ECサイト30にアクセスして、S102において選択された衣服に類似する衣服を特定する。情報処理装置100は、選択された衣服に類似する衣服を複数特定する。情報処理装置100は、選択された衣服の画像を用いて、類似する衣服を特定してよい。情報処理装置100は、例えば、類似画像検索によって、選択された衣服に類似する衣服を特定する。また、情報処理装置100は、サイズ情報、タグ情報、及びテキストデータの少なくともいずれかをさらに用いて、選択された衣服に類似する衣服を特定してもよい。
【0030】
S108では、情報処理装置100が、ECサイト30から、選択された衣服に類似する衣服の人物画像を受信する。S110では、情報処理装置100が、ECサイト30から受信した複数の人物画像を用いて、選択された衣服にとって理想的な体型を示す理想体型データを生成する。理想体型データは、人物特徴データの一例であってよい。S110では、情報処理装置100が、S110において生成した理想体型データを通信端末200に送信する。
【0031】
図3は、管理テーブル300の一例を概略的に示す。ECサイト30及び衣服DB40は、図3に例示する管理テーブル300のような形式で、衣服を管理してよい。
【0032】
管理テーブル300においては、衣服IDに対応付けて、衣服画像、アイテムサイズ、アイテムタグ、説明文、及び人物画像が登録される。衣服IDは、衣服を識別可能であれば、どのような情報であってもよい。
【0033】
衣服画像には、衣服そのものの画像が登録される。アイテムサイズには、衣服のサイズが登録される。図3では、衣服ID:00001の衣服がセーターである場合を例示している。アイテムタグには、衣服に関連するタグ情報が登録される。図3に示す例では、カテゴリがセーターであり、詳細種別がハイネックプルオーバーであることを示している。説明文には、衣服を説明するテキストデータが登録される。人物画像には、衣服を身に着けた人物を被写体として含む人物画像が登録される。
【0034】
図4は、情報処理装置100の機能構成の一例を概略的に示す。情報処理装置100は、データ取得部102、体型データ格納部104、類似衣服特定部106、人物画像取得部108、データ生成部110、出力制御部112、及び比較処理実行部114を備える。なお、情報処理装置100がこれらの全てを備えることは必須とは限らない。
【0035】
情報処理装置100は、体型に関する情報が登録された体型DB410から各種情報を取得してよい。情報処理装置100は、トレーニングに関する情報が登録されたトレーニングDB420から各種情報を取得してよい。情報処理装置100は、美容器具に関する情報が登録された美容器具DB430から各種情報を取得してよい。情報処理装置100は、食品に関する情報が登録された食品DB440から各種情報を取得してよい。
【0036】
データ取得部102は、ユーザ202によって選択された衣服の画像を含む衣服関連データを取得する。データ取得部102は、ユーザ202の通信端末200から衣服関連データを受信してよい。また、データ取得部102は、ユーザ202によって選択された衣服の衣服IDを通信端末200から受信して、衣服IDを用いて、衣服関連データをECサイト30又は衣服DB40から受信してもよい。
【0037】
データ取得部102は、ユーザ202の体型を示す体型データを取得してよい。データ取得部102は、例えば、通信端末200から、体型データを受信する。また、データ取得部102は、ECサイト30から、ユーザ202の体型データを受信してもよい。ECサイト30は、例えば、人物の体型を測定するためのスーツを着用したユーザ202の画像を通信端末200から受信して、当該画像を解析することによって、ユーザ202の体型データを生成し得る。データ取得部102は、取得した体型データを体型データ格納部104に格納する。
【0038】
類似衣服特定部106は、データ取得部102が取得した衣服関連データに基づいて、ユーザ202によって選択された衣服に類似する衣服を特定する。ユーザ202によって選択された衣服に類似する衣服は、ユーザ202によって選択された衣服との類似度が予め定められた閾値より高い衣服であってよい。ユーザ202によって選択された衣服に類似する衣服は、100%類似する衣服を含んでもよい。すなわち、ユーザ202によって選択された衣服に類似する衣服とは、ユーザ202によって選択された衣服と同一の商品であってもよい。
【0039】
類似衣服特定部106は、例えば、販売する衣服の画像と衣服を身に着けているモデルを被写体として含む人物画像とを対応付けて格納している格納部から、ユーザ202によって選択された衣服に類似する衣服を特定する。具体例として、類似衣服特定部106は、ECサイト30の格納部から、ユーザ202によって選択された衣服に類似する衣服を特定してよい。また、類似衣服特定部106は、衣服DB40の格納部から、ユーザ202によって選択された衣服に類似する衣服を特定してもよい。
【0040】
類似衣服特定部106は、衣服を身に着けている人物を被写体として含む人物画像を格納しているSNSの格納部から、ユーザによって選択された衣服に類似する衣服を特定してもよい。具体例として、類似衣服特定部106は、SNSサーバ50の格納部から、ユーザ202によって選択された衣服に類似する衣服を特定する。
【0041】
類似衣服特定部106は、例えば、衣服関連データに含まれる衣服の画像をもとに、類似画像検索を実行することによって、ユーザ202によって選択された衣服に類似する衣服を特定する。類似衣服特定部106は、衣服関連データに含まれる衣服のサイズ情報をさらに用いて、ユーザ202によって選択された衣服に類似する衣服を特定してもよい。類似衣服特定部106は、例えば、画像が類似し、かつ、サイズ情報が一致又は類似する衣服を特定する。
【0042】
類似衣服特定部106は、衣服関連データに含まれる衣服のタグ情報を用いて、ユーザ202によって選択された衣服に類似する衣服を特定してもよい。類似衣服特定部106は、例えば、衣服のカテゴリ、詳細種別、及び雰囲気の少なくともいずれかが一致又は類似する衣服を特定する。類似衣服特定部106は、衣服のカテゴリ、詳細種別、及び雰囲気のうちの複数が一致又は類似する衣服を特定してもよい。類似衣服特定部106は、衣服の画像、衣服のサイズ情報、及び衣服のタグ情報のうち複数を用いて、ユーザ202によって選択された衣服に類似する衣服を特定してもよい。
【0043】
類似衣服特定部106は、衣服関連データに含まれる衣服を説明する説明文のテキストデータを用いて、ユーザ202によって選択された衣服に類似する衣服を特定してもよい。例えば、類似衣服特定部106は、衣服関連データに衣服の雰囲気が含まれていない場合、テキストデータを解析することによって、衣服の雰囲気を特定して、当該雰囲気を用いて、ユーザ202によって選択された衣服に類似する衣服を特定する。
【0044】
人物画像取得部108は、類似衣服特定部106によって特定された、ユーザ202によって選択された衣服に類似する衣服を身に着けている人物の人物画像を取得する。人物画像取得部108は、例えば、ECサイト30から当該人物画像を受信する。人物画像取得部108は、例えば、衣服DB40から当該人物画像を受信する。人物画像取得部108は、例えば、SNSサーバ50から当該人物画像を受信する。
【0045】
データ生成部110は、人物画像取得部108が取得した複数の人物画像に基づいて、当該複数の人物画像の被写体の複数の人物の特徴を示す人物特徴データを生成する。データ生成部110は、例えば、複数の人物画像に基づいて、複数の人物の体型の特徴を示す人物特徴データを生成する。データ生成部110は、例えば、複数の人物画像に基づいて、複数の人物の平均的な体型を示す人物特徴データを生成する。
【0046】
データ生成部110は、例えば、複数の人物画像のそれぞれを画像解析して、被写体の身体のうち、衣服に隠れていない露出部分の寸法を算出して、各部の寸法の範囲を特定する。データ生成部110は、被写体の身体のうち、衣服に隠れている非露出部分の寸法を、露出部分の寸法から推定してよい。データ生成部110は、例えば、体型DB410にアクセスすることによって、露出部分の寸法から、非露出部分の寸法を推定する。体型DB410には、複数の人物の身体の各部の寸法が登録されていてよく、これにより、身体の一部の寸法から、身体の他の部分の寸法を推定することが可能となる。なお、被写体の身体のうち、衣服に隠れている部分については、その衣服を身に着けることによって外から見てもわかりにくい部分ということになるので、データ生成部110は、衣服に隠れている部分については、寸法を特定しなくてもよい。
【0047】
具体例として、衣服がセーターである場合に、肩幅:35~50cm、胸囲:指定なし、ウエスト:~80cm、二の腕:~30cm、手首周り:~15cm、ヒップ:~90cm、モモ周り:40~55cm、ふくらはぎ周り:25~40cm、足首周り:指定なし、等の寸法が特定される。当該寸法は、当該衣服を身に着けるにあたっての理想体型を示し得る。なお、データ生成部110は、特定した寸法を、衣服のサイズ情報に基づいて、調整してもよい。
【0048】
データ生成部110は、複数の人物画像に基づいて、複数の人物の髪型の特徴を示す人物特徴データを生成してもよい。データ生成部110は、例えば、複数の人物画像に基づいて、ユーザ202によって選択された衣服に類似する衣服を身に着けている複数の人物の間で、より出現回数が多い髪型を示す人物特徴データを生成する。データ生成部110は、例えば、複数の人物画像のそれぞれを画像解析して、複数の人物のそれぞれの髪型を特定し、出現回数の多い髪型を特定したり、平均的な髪型を導出したりしてよい。
【0049】
データ生成部110は、複数の人物画像に基づいて、複数の人物のメイクの特徴を示す人物特徴データを生成してもよい。データ生成部110は、例えば、複数の人物画像に基づいて、ユーザ202によって選択された衣服に類似する衣服を身に着けている複数の人物の間で、より出現回数が多いメイクを示す人物特徴データを生成する。データ生成部110は、例えば、複数の人物画像のそれぞれを画像解析して、複数の人物のそれぞれのメイクを特定し、出現回数の多いメイクを特定したり、平均的なメイクを導出したりしてよい。
【0050】
データ生成部110は、人物画像取得部108が取得した複数の人物画像に基づいて、ユーザ202によって選択された衣服に類似する衣服と組み合わされている物体の特徴を示す人物特徴データを生成してもよい。
【0051】
例えば、データ生成部110は、複数の人物画像に基づいて、ユーザ202によって選択された衣服に類似する衣服と組み合わされている他の衣服の特徴を示す人物特徴データを生成する。具体例として、データ生成部110は、ユーザ202によって選択された衣服がセーターである場合に、スカート及びパンツ等の下半身に身に着ける衣服の特徴を示す人物特徴データを生成する。これにより、モデルやショップスタッフ等の間で、ユーザ202が選択した衣服に対して、よく組み合わされている他の衣服の特徴を示す人物特徴データを生成することができる。
【0052】
また、例えば、複数の人物画像に基づいて、ユーザ202によって選択された衣服に類似する衣服と組み合わされている靴の特徴を示す人物特徴データを生成する。これにより、モデルやショップスタッフ等の間で、ユーザ202が選択した衣服に対して、よく組み合わされている靴の特徴を示す人物特徴データを生成することができる。
【0053】
出力制御部112は、データ生成部110によって生成された人物特徴データを出力するよう制御する。出力制御部112は、例えば、衣服の選択を行ったユーザ202の通信端末200に対して、人物特徴データを送信する。出力制御部112は、情報処理装置100が備えるディスプレイや、指定されたディスプレイに対して、人物特徴データを表示するよう制御してもよい。
【0054】
類似衣服特定部106は、ECサイト30又は衣服DB40の格納部(第1の格納部と記載する場合がある。)、及びSNSサーバ50の格納部(第2の格納部と記載する場合がある。)のそれぞれから、ユーザによって選択された衣服に類似する衣服を特定してもよい。人物画像取得部108は、第1の格納部から特定した衣服の画像に対応付けられている人物画像を第1の格納部から取得し、第2の格納部から特定した衣服を身に着けている人物の人物画像を第2の格納部から取得してよい。データ生成部110は、第1の格納部から取得した複数の前記人物画像に基づいて、当該複数の人物画像の被写体の複数の人物の特徴を示す人物特徴データ(第1の人物特徴データと記載する場合がある。)を生成し、第2の格納部から取得した複数の人物画像に基づいて、当該複数の人物画像の被写体の複数の人物の特徴を示す人物特徴データ(第2の人物特徴データと記載する場合がある。)を生成してもよい。出力制御部112は、第1の人物特徴データと第2の人物特徴データとを識別可能に出力するよう制御してよい。出力制御部112は、例えば、第1の人物特徴データと第2の人物特徴データとを識別可能に表示する表示データを通信端末200に送信する。これにより、ユーザ202が選択した衣服に対する、モデルやショップスタッフ等の体型を参考にした理想体型と、SNSに画像をアップロードした一般ユーザの体型を参考にした理想体型とのそれぞれを、ユーザ202に知得させることができる。
【0055】
比較処理実行部114は、データ生成部110によって生成された、ユーザ202によって選択された衣服に類似する衣服を身に着けている複数の人物の体型の特徴を示す人物特徴データと、体型データ格納部104に格納されている、ユーザ202の体型データとの比較処理を実行する。出力制御部112は、比較処理実行部114による比較処理の結果を出力するよう制御してよい。例えば、出力制御部112は、人物特徴データが示す体型と、ユーザ202の体型データが示す体型との差に基づいて生成した通知データを出力するよう制御する。これにより、例えば、ユーザ202に、自分が選択した衣服を身に着けるにあたっての理想体型と、自分の体型との違いを把握させることができ、ユーザ202の肉体改造に貢献することができ得る。
【0056】
比較処理実行部114は、例えば、人物特徴データと、ユーザ202の体型データとを比較することによって、差が閾値以上の、ユーザ202の身体の部位と、差分とを特定する。そして、比較処理実行部114は、トレーニングDB420、美容器具DB430、及び食品DB440にアクセスすることによって、特定した身体の部位の、理想体型との差を少なくするための、ボディメイクプランを特定する。トレーニングDB420には、身体の部位毎のトレーニング手法が登録されていてよい。美容器具DB430には、身体の部位毎に適した美容器具が登録されていてよい。食品DB440には、身体の部位毎の食品の情報が登録されていてよい。比較処理実行部114は、選択した衣服を着こなすために肉体改造を奨める身体の部位と、取り入れるべきトレーニング手法、美容器具、及び食事プランとを示すボディメイクプランを生成してよい。出力制御部112は、比較処理実行部114によって生成されたボディメイクプランを、ユーザ202の通信端末200に送信してよい。
【0057】
図5は、情報処理装置100として機能するコンピュータ1200のハードウェア構成の一例を概略的に示す。コンピュータ1200にインストールされたプログラムは、コンピュータ1200を、本実施形態に係る装置の1又は複数の「部」として機能させ、又はコンピュータ1200に、本実施形態に係る装置に関連付けられるオペレーション又は当該1又は複数の「部」を実行させることができ、及び/又はコンピュータ1200に、本実施形態に係るプロセス又は当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ1200に、本明細書に記載のフローチャート及びブロック図のブロックのうちのいくつか又はすべてに関連付けられた特定のオペレーションを実行させるべく、CPU1212によって実行されてよい。
【0058】
本実施形態によるコンピュータ1200は、CPU1212、RAM1214、及びグラフィックコントローラ1216を含み、それらはホストコントローラ1210によって相互に接続されている。コンピュータ1200はまた、通信インタフェース1222、記憶装置1224、DVDドライブ、及びICカードドライブのような入出力ユニットを含み、それらは入出力コントローラ1220を介してホストコントローラ1210に接続されている。DVDドライブは、DVD-ROMドライブ及びDVD-RAMドライブ等であってよい。記憶装置1224は、ハードディスクドライブ及びソリッドステートドライブ等であってよい。コンピュータ1200はまた、ROM1230及びキーボードのようなレガシの入出力ユニットを含み、それらは入出力チップ1240を介して入出力コントローラ1220に接続されている。
【0059】
CPU1212は、ROM1230及びRAM1214内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。グラフィックコントローラ1216は、RAM1214内に提供されるフレームバッファ等又はそれ自体の中に、CPU1212によって生成されるイメージデータを取得し、イメージデータがディスプレイデバイス1218上に表示されるようにする。
【0060】
通信インタフェース1222は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。記憶装置1224は、コンピュータ1200内のCPU1212によって使用されるプログラム及びデータを格納する。DVDドライブは、プログラム又はデータをDVD-ROM等から読み取り、記憶装置1224に提供する。ICカードドライブは、プログラム及びデータをICカードから読み取り、及び/又はプログラム及びデータをICカードに書き込む。
【0061】
ROM1230はその中に、アクティブ化時にコンピュータ1200によって実行されるブートプログラム等、及び/又はコンピュータ1200のハードウェアに依存するプログラムを格納する。入出力チップ1240はまた、様々な入出力ユニットをUSBポート、パラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポート等を介して、入出力コントローラ1220に接続してよい。
【0062】
プログラムは、DVD-ROM又はICカードのようなコンピュータ可読記憶媒体によって提供される。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体から読み取られ、コンピュータ可読記憶媒体の例でもある記憶装置1224、RAM1214、又はROM1230にインストールされ、CPU1212によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ1200に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウェアリソースとの間の連携をもたらす。装置又は方法が、コンピュータ1200の使用に従い情報のオペレーション又は処理を実現することによって構成されてよい。
【0063】
例えば、通信がコンピュータ1200及び外部デバイス間で実行される場合、CPU1212は、RAM1214にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース1222に対し、通信処理を命令してよい。通信インタフェース1222は、CPU1212の制御の下、RAM1214、記憶装置1224、DVD-ROM1227、又はICカードのような記録媒体内に提供される送信バッファ領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、又はネットワークから受信した受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ領域等に書き込む。
【0064】
また、CPU1212は、記憶装置1224、DVDドライブ(DVD-ROM)、ICカード等のような外部記録媒体に格納されたファイル又はデータベースの全部又は必要な部分がRAM1214に読み取られるようにし、RAM1214上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU1212は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックしてよい。
【0065】
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理を受けてよい。CPU1212は、RAM1214から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプのオペレーション、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をRAM1214に対しライトバックする。また、CPU1212は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU1212は、当該複数のエントリの中から、第1の属性の属性値が指定されている条件に一致するエントリを検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
【0066】
上で説明したプログラム又はソフトウエアモジュールは、コンピュータ1200上又はコンピュータ1200近傍のコンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。また、専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバシステム内に提供されるハードディスク又はRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読記憶媒体として使用可能であり、それによりプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ1200に提供する。
【0067】
本実施形態におけるフローチャート及びブロック図におけるブロックは、オペレーションが実行されるプロセスの段階又はオペレーションを実行する役割を持つ装置の「部」を表わしてよい。特定の段階及び「部」が、専用回路、コンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプログラマブル回路、及び/又はコンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタル及び/又はアナログハードウェア回路を含んでよく、集積回路(IC)及び/又はディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、及びプログラマブルロジックアレイ(PLA)等のような、論理積、論理和、排他的論理和、否定論理積、否定論理和、及び他の論理演算、フリップフロップ、レジスタ、並びにメモリエレメントを含む、再構成可能なハードウェア回路を含んでよい。
【0068】
コンピュータ可読記憶媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよく、その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読記憶媒体は、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を作成すべく実行され得る命令を含む、製品を備えることになる。コンピュータ可読記憶媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイ(登録商標)ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
【0069】
コンピュータ可読命令は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、又はSmalltalk(登録商標)、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、及び「C」プログラミング言語又は同様のプログラミング言語のような従来の手続型プログラミング言語を含む、1又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコード又はオブジェクトコードのいずれかを含んでよい。
【0070】
コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路が、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を生成するために当該コンピュータ可読命令を実行すべく、ローカルに又はローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路に提供されてよい。プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含む。
【0071】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0072】
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、及び段階などの各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」などと明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」などを用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
【符号の説明】
【0073】
10 システム、20 ネットワーク、30 ECサイト、40 衣服DB、50 SNSサーバ、100 情報処理装置、102 データ取得部、104 体型データ格納部、106 類似衣服特定部、108 人物画像取得部、110 データ生成部、112 出力制御部、114 比較処理実行部、200 通信端末、202 ユーザ、300 管理テーブル、410 体型DB、420 トレーニングDB、430 美容器具DB、440 食品DB、1200 コンピュータ、1210 ホストコントローラ、1212 CPU、1214 RAM、1216 グラフィックコントローラ、1218 ディスプレイデバイス、1220 入出力コントローラ、1222 通信インタフェース、1224 記憶装置、1230 ROM、1240 入出力チップ
図1
図2
図3
図4
図5