(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-05
(45)【発行日】2022-12-13
(54)【発明の名称】プリント配線板およびその製造方法
(51)【国際特許分類】
H05K 3/40 20060101AFI20221206BHJP
【FI】
H05K3/40 Z
H05K3/40 K
(21)【出願番号】P 2018102155
(22)【出願日】2018-05-29
【審査請求日】2021-02-24
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】000003067
【氏名又は名称】TDK株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100088155
【氏名又は名称】長谷川 芳樹
(74)【代理人】
【識別番号】100113435
【氏名又は名称】黒木 義樹
(74)【代理人】
【識別番号】100124062
【氏名又は名称】三上 敬史
(72)【発明者】
【氏名】森田 高章
(72)【発明者】
【氏名】田島 盛一
(72)【発明者】
【氏名】苅谷 隆
【審査官】柴垣 宙央
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-207893(JP,A)
【文献】特開2000-269642(JP,A)
【文献】特開2017-152429(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H05K 3/40
H05K 1/11
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の主面および第2の主面を有し、熱可塑性樹脂で構成された絶縁樹脂フィルムと、前記絶縁樹脂フィルムに埋設され、前記第1の主面から前記第2の主面まで貫通し、かつ、前記第2の主面から露出する配線部と前記配線部から前記第1の主面まで延びる本体部とを有する導体ポストと、前記絶縁樹脂フィルムに埋設され、前記第2の主面に対して平行に延びるとともに前記第2の主面から露出する配線とを備える配線基体を少なくとも一層含むプリント配線板を製造するプリント配線板の製造方法であって、
支持板の一方面上に、前記導体ポストおよび前記配線を形成する工程と、
前記支持板の一方面に設けられた前記導体ポストおよび前記配線を一体的に覆う前記絶縁樹脂フィルムを形成する工程と、
前記絶縁樹脂フィルムから前記支持板を除去する工程と
を含み、
前記絶縁樹脂フィルムを形成する工程において、樹脂粉末を熱プレスすることにより前記絶縁樹脂フィルムを形成し、
前記絶縁樹脂フィルムを形成する工程が、前記支持板の一方面上に、前記導体ポストおよび前記配線を一体的に囲み、かつ、前記導体ポストの高さと同じ高さを有する枠体を形成する工程と、前記枠体内に供給した前記樹脂粉末を熱プレスする工程とを含む
、プリント配線板の製造方法。
【請求項2】
前記導体ポストを形成する工程が、前記支持板の一方面上に前記配線部を形成する工程と、前記配線部上に前記本体部を形成する工程とを含む、請求項
1に記載のプリント配線板の製造方法。
【請求項3】
前記配線部および前記本体部をめっきにより形成する、請求項
2に記載のプリント配線板の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリント配線板およびその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、複数の配線基体が積層された多層構造のプリント配線板が知られている。たとえば、下記特許文献1には、各配線基体の主面上に形成した配線を、基体厚さ方向に延びる導体ポストにより接続する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来技術に係るプリント配線板では、配線が形成された領域の厚さが局所的に厚くなっている。そのため、配線基体を随時積層または一括積層のような手法で複数重ね合わせてプリント配線板を構成したときに、プリント配線板の表面に凹凸が生じやすく、高い平坦性を得ることが困難であった。
【0005】
本発明は、平坦性の向上が図られたプリント配線板およびその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一形態に係るプリント配線板は、第1の主面および第2の主面を有する絶縁樹脂フィルムと、絶縁樹脂フィルムに埋設され、第1の主面から第2の主面まで貫通し、かつ、第2の主面から露出する配線部と配線部から第1の主面まで延びる本体部とを有する導体ポストと、絶縁樹脂フィルムに埋設され、第2の主面に対して平行に延びるとともに第2の主面から露出する配線とを備える配線基体を少なくとも一層含む。
【0007】
上記プリント配線板においては、配線基体の配線および配線部を含む導体ポストが絶縁樹脂フィルムに埋設されているため、配線および配線部が形成された領域の厚さ増加が抑制されている。
【0008】
他の形態に係るプリント配線板は、絶縁樹脂フィルムの厚さ方向から見て絶縁樹脂フィルムの周囲を囲み、かつ、導体ポストの高さと同じ高さを有する枠体をさらに備える。
【0009】
他の形態に係るプリント配線板は、導体ポストの配線部と本体部とが別体で構成されている。
【0010】
他の形態に係るプリント配線板は、導体ポストの配線部および本体部がめっきで構成されている。
【0011】
本発明の一形態に係るプリント配線板の製造方法は、第1の主面および第2の主面を有する絶縁樹脂フィルムと、絶縁樹脂フィルムに埋設され、第1の主面から第2の主面まで貫通し、かつ、第2の主面から露出する配線部と配線部から第1の主面まで延びる本体部とを有する導体ポストと、絶縁樹脂フィルムに埋設され、第2の主面に対して平行に延びるとともに第2の主面から露出する配線とを備える配線基体を少なくとも一層含むプリント配線板を製造するプリント配線板の製造方法であって、支持板の一方面上に、導体ポストおよび配線を形成する工程と、支持板の一方面に設けられた導体ポストおよび配線を一体的に覆う絶縁樹脂フィルムを形成する工程と、絶縁樹脂フィルムから支持板を除去する工程とを含む。
【0012】
上記プリント配線板の製造方法によれば、配線および配線部を含む導体ポストが配線基体の絶縁樹脂フィルムに埋設されたプリント配線板が得られる。このプリント配線板によれば、配線および配線部が形成された領域の厚さ増加が抑制される。
【0013】
他の形態に係るプリント配線板の製造方法は、絶縁樹脂フィルムを形成する工程において、樹脂粉末を熱プレスすることにより絶縁樹脂フィルムを形成する。
【0014】
他の形態に係るプリント配線板の製造方法は、絶縁樹脂フィルムを形成する工程が、支持板の一方面上に、導体ポストおよび配線を一体的に囲み、かつ、導体ポストの高さと同じ高さを有する枠体を形成する工程と、枠体内に供給した樹脂粉末を熱プレスする工程と含む。
【0015】
他の形態に係るプリント配線板の製造方法は、導体ポストを形成する工程が、支持板の一方面上に配線部を形成する工程と、配線部上に本体部を形成する工程とを含む。
【0016】
他の形態に係るプリント配線板の製造方法は、配線部および本体部をめっきにより形成する。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、平坦性の向上が図られたプリント配線板およびその製造方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本発明の一実施形態に係るプリント配線板を示した概略断面図である。
【
図2】
図1に示した配線基体を示した概略断面図である。
【
図3】
図1に示したプリント配線板の製造方法の各工程を示した図である。
【
図4】
図1に示したプリント配線板の製造方法の各工程を示した図である。
【
図5】異なる態様の配線基体を示した概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、図面を参照して種々の実施形態について詳細に説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0020】
図1に示すように、実施形態に係るプリント配線板1は、複数の配線基体20が積層された構成を有する。本実施形態では、3層の配線基体20を含むプリント配線板1について説明する。
【0021】
図1および
図2に示すように、配線基体20は略均一厚さの薄膜状の外形を有する。配線基体20は、絶縁樹脂フィルム22と、絶縁樹脂フィルム22に埋設された導体ポスト30および配線40とを備えている。
【0022】
絶縁樹脂フィルム22は、上面20a(第1の主面)および下面20b(第2の主面)を有する薄膜状部材である。絶縁樹脂フィルム22は、熱可塑性樹脂で構成することができ、本実施形態では液晶ポリマー(LCP)で構成されている。絶縁樹脂フィルム22の構成材料としては、種々の絶縁樹脂材料を採用することができるが、高周波特性や耐熱性、低吸水特性などの観点から液晶ポリマーが好ましい。
【0023】
導体ポスト30は、導電材料で構成されており、本実施形態ではCuで構成されている。導体ポスト30は、配線基体20の厚さ方向に沿って延在して配線基体20を貫通しており、別体で構成された配線部32と本体部34とを備えている。導体ポスト30の高さ(配線基体20の厚さ方向に関する長さ)は、30~100μm程度であり、一例として50μmである。
【0024】
配線部32は、絶縁樹脂フィルム22の下面20bに対して平行に延びる平板状の薄片部分である。配線部32はほぼ均一な厚さを有する。配線部32の厚さは、一例として10μmである。配線部32の下面は、導体ポスト30の下面30bを構成しており、導体ポスト30の下面30bは、配線基体20の下面20bに対して平行かつ面一となっている。配線部32の上面は、導体ポスト30の下面30bおよび配線基体20の下面20bに対して平行に延在している。
【0025】
本体部34は、配線部32から上方に向かって上面20aまで延びる柱状部分である。本実施形態では、本体部34は、その延在方向(すなわち、配線基体20の厚さ方向)に直交する断面の形状が円形である形状を有する。本体部34の直径は、本体部34の延在方向において均一となるように設計されている。本体部34の上面は、導体ポスト30の上面30aを構成している。導体ポスト30の上面30aは、配線基体20の上面20aに対して平行かつ面一となっている。
【0026】
配線40は、導体ポスト30と同じ導電材料で構成されており、本実施形板ではCuで構成されている。配線40は、略長方形断面を有している。配線40は、配線基体20の下面20b側に形成されており、上面20a側には形成されていない。配線40は、絶縁樹脂フィルム22の下面20bに対して平行に延びており、下面20bに露出している。配線40の下面は、配線基体20の下面20bに対して平行かつ面一となっている。配線40の上面は、配線40の下面および配線基体20の下面20bに対して平行に延在している。配線40はほぼ均一な厚さを有する。配線40の厚さは、導体ポスト30の配線部32の厚さと同一であり、一例として10μmである。配線40は、下面20b側において配線基体20の回路の一部を形成している。
【0027】
続いて、上述したプリント配線板1の製造方法について、
図3、4を参照しつつ説明する。
【0028】
プリント配線板1を製造するためには、配線基体20を製造する必要がある。配線基体20を製造する際には、まず、
図3(a)に示すように、一方の主面50a側に導電膜51が設けられた支持板50を準備する。支持板50は、平板状を有し、たとえば、プリプレグ材やガラス、シリコン等で構成することができる。導電膜51は、めっきシードとして機能する膜であり、たとえばCu等の金属で構成することができる。導電膜51は、スパッタ等で成膜した金属膜であってもよく、Cu箔等の金属箔であってもよい。または、支持板50の一部と導電膜51を兼ねてキャリア付きの極薄銅箔などを用いてもよい。そして、支持板50の主面50a上に、上述した導体ポスト30および配線40を形成する。具体的には、
図3(a)~
図3(d)に示す工程に沿って、支持板50の主面50a上に導体ポスト30および配線40をめっき形成する。
【0029】
図3(a)に示す工程では、支持板50の主面50a上にレジスト52をパターニングする。レジスト52は、上述した導体ポスト30の配線部32の領域および配線40の領域に開口を有する。
【0030】
図3(b)に示す工程では、レジスト52を用い、導電膜51をシードとするCuの電解めっきにより、第1のめっき層53を形成する。その後、
図3(c)に示す工程においてレジスト52を除去する。第1のめっき層53が、導体ポスト30の配線部32および配線40となる。
【0031】
図3(d)に示す工程では、
図3(a)~
図3(c)に示した工程と同様の工程(すなわち、レジストパターニング、電解めっきおよびレジスト除去)により、Cuの電解めっきにより第2のめっき層54を形成する。本実施形態では、第1のめっき層53を形成した後であって第2のめっき層54を形成する前にレジスト52を除去する手順を示しているが、レジスト52は、第2のめっき層54を形成する際に用いるレジストを除去する際に同時に除去してもよい。第2のめっき層54は、導体ポスト30の配線部32となる第1のめっき層53上にのみ選択的に形成される。第2のめっき層54は、導体ポスト30の本体部34となる。第2のめっき層54を形成した後、第1のめっき層53および第2のめっき層54の表面、特に第2のめっき層54の頂面54aに、Cuの酸化を防止するための層(Cr層、Ti層等)を形成することができる。
【0032】
続いて、支持板50の主面50a上に設けられた導体ポスト30および配線40を一体的に覆う絶縁樹脂フィルム22を形成する。具体的には、
図4(a)~
図4(c)に示す工程に沿って絶縁樹脂フィルム22を形成する。
【0033】
図4(a)に示す工程では、絶縁樹脂フィルム22の形成に先立ち、支持板50の主面50a上に、絶縁樹脂フィルム22が形成される領域を囲む枠55(枠体)を設ける。枠55は、支持板50の厚さ方向から見て導体ポスト30および配線40を一体的に囲むように設けられる。本実施形態では、枠55は、導体ポスト30の高さと同じ高さを有する。たとえば、第1のめっき層53および第2のめっき層54を形成する工程において、枠55の形状に対応する開口を有するレジストをパターニングすることで、めっきで構成された枠55を支持板50の主面50a上に形成することができる。また、別途に準備した部材を支持板50の主面50a上に枠55として配置してもよい。枠55は、絶縁樹脂フィルム22を形成する工程において、絶縁樹脂フィルム22の材料が領域外への流出するのを抑制し、かつ、所望厚さよりも薄くなる事態を招き得る過剰なプレスを防止することができるため、絶縁樹脂フィルム22の厚さ制御に有用である。上述した手順でめっきにより枠55を形成した場合には、第2のめっき層54の上面の高さ位置と枠55の上面の高さ位置とが一致がしやすく、そのため、絶縁樹脂フィルム22の厚さ制御にさらに有用である。
【0034】
図4(b)に示す工程では、支持板50の主面50a上の枠55内に絶縁樹脂フィルム22となる樹脂粉末60を供給して、枠55に囲まれた領域を樹脂粉末60で覆う。このとき、主面50aに形成されている第1のめっき層53および第2のめっき層54も樹脂粉末60により覆われる。そして、熱プレート62を用いて、支持板50を主面50a側から熱プレスし、その後、冷却する。樹脂粉末60は、一括積層して積層するためには熱可塑性の樹脂で構成されることが好ましい。樹脂粉末60は、第1のめっき層53や第2のめっき層54により凸凹となった支持板50の主面50a上に平坦な絶縁樹脂フィルム22を形成するために、真球状の微粉末の形態であることが好ましい。真球状の樹脂粉末60を用いることで、フィルムやペレットなどの形態の樹脂を用いる場合に比べて、熱プレス前の樹脂供給時に、凹凸を有する主面50a上の隅々まで、必要な量の樹脂を必要な箇所に供給することができる。また、樹脂粉末60の形態によれば、特性の異なる複数種の粉末を主面50a上の必要な箇所に選択的に配置できるので、物性値が異なる複数の絶縁樹脂フィルム22を面内に形成することができる。
【0035】
その結果、
図4(c)に示すように、枠55内において、支持板50の主面50aが絶縁樹脂フィルム22により覆われる。このとき、第2のめっき層54の頂面54aが絶縁樹脂フィルム22から露出する。熱プレス後に、第2のめっき層54の頂面54aに樹脂膜が形成されている場合には、絶縁樹脂フィルム22から第2のめっき層54の頂面54aを露出させるために、CMPや砥石研磨、フライカット等の研磨処理をおこなってもよい。
【0036】
そして、最後に、導電膜51とともに支持板50を絶縁樹脂フィルム22から除去して、
図2に示した配線基体20を得る。導電膜51や支持板50の除去には、熱剥離接着剤を使用した手法やレーザーによる剥離、公知のエッチング技術や、砥石研磨等の研磨処理など任意の手法を利用することができる。
【0037】
配線基体20は、絶縁樹脂フィルム22を形成する際に用いた枠55を除いた態様であってもよく、枠55を備えた態様であってもよい。配線基体20が枠55を備える場合、枠55は、絶縁樹脂フィルム22の厚さ方向から見て絶縁樹脂フィルム22の周囲を囲み、かつ、導体ポスト30の高さと同じ高さを有するようにすることができる。
【0038】
上述のようにして複数作製された配線基体20は、複数枚重ねた状態で熱プレスにより一括積層することで、上述したプリント配線板1が得られる。配線基体20を重ねる際、導体ポスト30の上面30aおよび下面30bの一方または両方に、AuやSn、Ag、はんだなどで構成された接続用の導体層を形成してもよい。
【0039】
以上において説明したとおり、プリント配線板1の配線基体20においては、配線部32を含む導体ポスト30および配線40が絶縁樹脂フィルム22に埋設されている。そのため、配線部32が形成された領域においても、配線基体20の厚さが増加していない。また、配線40が形成された領域においても、配線基体20の厚さが増加していない。したがって、配線基体20を複数積層してプリント配線板1を構成することで、高い平坦性を有するプリント配線板1を得ることができる。
【0040】
配線基体20は、上述した形状に限らず、たとえば
図5に示した形状にすることができる。
図5に示した配線基体20Aは、絶縁樹脂フィルム22の下面20bから露出する導体ポスト30の下面30b(すなわち、配線部32の下端面)が下面20bから後退している点でのみ、上述した配線基体20と異なる。配線基体20Aの構成は、たとえば、
図4(c)に示した工程の後に、導電膜51や支持板50をエッチングにより除去する際に、オーバーエッチングをおこなうことで得られる。導体ポスト30の下面30bが絶縁樹脂フィルム22の下面20bから後退している場合には、導体ポスト30の下面30bに形成された接続部10を介して複数の配線基体20を積層するときに、下面20bから後退した配線部32の部分に接続部10が入り込む。その結果、接続部10が形成される領域における厚さ増加が抑制され、プリント配線板1のさらなる平坦性向上が図られる。接続部10は、たとえばはんだや導電ペースト、金属ナノフィラー等で構成することができる。
【0041】
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は上記の実施形態に限定されず、種々の変更を行うことができる。たとえば、プリント配線板を構成する配線基体は、3層に限らず、適宜増減することができる。また、導体ポストの配線部の構成材料と本体部の構成材料は、同一の材料であってもよく、異なる材料であってもよい。
【符号の説明】
【0042】
1…プリント配線板、10…接続部、20、20A…配線基体、30…導体ポスト、32…配線部、34…本体部、40…配線、55…枠。