(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-05
(45)【発行日】2022-12-13
(54)【発明の名称】ズームレンズ、撮像光学装置およびデジタル機器
(51)【国際特許分類】
G02B 15/20 20060101AFI20221206BHJP
G02B 13/18 20060101ALI20221206BHJP
【FI】
G02B15/20
G02B13/18
(21)【出願番号】P 2019096879
(22)【出願日】2019-05-23
【審査請求日】2021-12-24
(73)【特許権者】
【識別番号】000001270
【氏名又は名称】コニカミノルタ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】田中 宏明
【審査官】岡田 弘
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-045491(JP,A)
【文献】特開2016-200772(JP,A)
【文献】特開2013-218290(JP,A)
【文献】特開2015-145914(JP,A)
【文献】特開2014-209226(JP,A)
【文献】特開2019-158960(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02B 9/00-17/08
G02B 21/02-21/04
G02B 25/00-25/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
物体側から順に、
正の屈折力を有する第1レンズ群と、
負の屈折力を有する第2レンズ群と、
正の屈折力を有する第3レンズ群と、
正の屈折力を有する第4レンズ群と、
負の屈折力を有する第5レンズ群と、
正の屈折力を有する第6レンズ群とからなり、
変倍時に、前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、前記第3レンズ群、前記第4レンズ群、前記第5レンズ群および前記第6レンズ群のうちの隣り合う2つのレンズ群の間隔が変化し、
前記第1レンズ群は、一枚の正レンズから構成され、
以下の条件式(1)を満足
し、
0<ft/f1≦0.42 …(1)
ただし、
ft:望遠端における全系の焦点距離、
f1:前記第1レンズ群の焦点距離
であり、
前記第2レンズ群は、以下の条件式(2)を満足する少なくとも1つの接合レンズを有する、ズームレンズ;
nd2p-nd2n≧0.1 …(2)
ただし、
nd2p:前記第2レンズ群内の前記接合レンズを構成する正レンズのd線に対する屈折率、
nd2n:前記第2レンズ群内の前記接合レンズを構成する負レンズのd線に対する屈折率、
である。
【請求項2】
前記第4レンズ群から像側のレンズ群は、以下の条件式(3)を満足する少なくとも3つの正レンズを有する、請求項
1に記載のズームレンズ;
νdp≧60 …(3)
ただし、
νdp:前記第4レンズ群から像側に配置される正レンズのアッベ数、
である。
【請求項3】
前記第4レンズ群は、以下の条件式(4)を満足する、請求項1
または請求項
2に記載のズームレンズ;
0.6≦f4/ft≦1.6 …(4)
ただし、
f4:前記第4レンズ群の焦点距離、
である。
【請求項4】
遠距離物体から近距離物体へのフォーカシングにおいて、前記第5レンズ群が光軸上を移動し、
以下の条件式(5)を満足する、請求項1から請求項
3のいずれか1項に記載のズームレンズ;
-2.0≦f5/f6≦-0.5 …(5)
ただし、
f5:前記第5レンズ群の焦点距離、
f6:前記第6レンズ群の焦点距離、
である。
【請求項5】
請求項1から請求項
4のいずれか1項に記載のズームレンズと、
受光面上に形成された光学像を電気的な信号に変換する撮像素子とを備え、
前記撮像素子の前記受光面上に被写体の光学像が形成されるように、前記ズームレンズが設けられている、撮像光学装置。
【請求項6】
請求項
5に記載の撮像光学装置を備え、
被写体の静止画撮影および被写体の動画撮影のうちの少なくとも一方の機能を有する、デジタル機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、ズームレンズ、撮像光学装置およびデジタル機器に関する。
【背景技術】
【0002】
小さいF値(たとえばF2.8程度)を有する種々のズームレンズが従来より提案されている。たとえば特開2014-106243号公報(特許文献1)および特開2016-109720号公報(特許文献2)は、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群、負の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群、負の屈折力を有する第4レンズ群、および正の屈折力を有する第5レンズ群からなるズームレンズを開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2014-106243号公報
【文献】特開2016-109720号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年のズームレンズには、広角化、高解像力のみならず、単焦点なみの明るさに対する要望も強くなってきている。特開2014-106243号公報(特許文献1)および特開2016-109720号公報(特許文献2)は、2.8程度のF値を有するズームレンズを開示する。これらの文献に開示されたズームレンズは5群構成を有する。5群構成のズームレンズでは、F値が小さくなるほど変倍による球面収差およびコマ収差の変動が大きくなるため、ズーム全域で収差を良好に補正することは困難である。
【0005】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、広角端での広い画角およびズーム全域での小さいF値を有するとともに、収差が良好に補正されたズームレンズ、およびそのズームレンズを備えた撮像光学装置及びデジタル機器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のある局面に従うと、ズームレンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群と、負の屈折力を有する第5レンズ群と、正の屈折力を有する第6レンズ群とからなり、変倍時に、第1レンズ群、第2レンズ群、第3レンズ群、第4レンズ群、第5レンズ群および第6レンズ群のうちの隣り合う2つのレンズ群の間隔が変化し、以下の条件式(1)を満足する。
0<ft/f1≦0.42 …(1)
ただし、
ft:望遠端における全系の焦点距離、
f1:第1レンズ群の焦点距離、
である。
【0007】
好ましくは、第2レンズ群は、以下の条件式(2)を満足する少なくとも1つの接合レンズを有する。
nd2p-nd2n≧0.1 …(2)
ただし、
nd2p:第2レンズ群内の接合レンズを構成する正レンズのd線に対する屈折率、
nd2n:第2レンズ群内の接合レンズを構成する負レンズのd線に対する屈折率、
である。
【0008】
好ましくは、第4レンズ群から像側のレンズ群は、以下の条件式(3)を満足する少なくとも3つの正レンズを有する。
νdp≧60 …(3)
ただし、
νdp:第4レンズ群から像側に配置される正レンズのアッベ数、
である。
【0009】
好ましくは、第4レンズ群は以下の条件式(4)を満足する。
0.6≦f4/ft≦1.6 …(4)
ただし、
f4:第4レンズ群の焦点距離、
である。
【0010】
好ましくは、遠距離物体から近距離物体へのフォーカシングにおいて、第5レンズ群が光軸上を移動し、以下の条件式(5)を満足する。
-2.0≦f5/f6≦-0.5 …(5)
ただし、
f5:第5レンズ群の焦点距離、
f6:第6レンズ群の焦点距離、
である。
【0011】
好ましくは、第1レンズ群は一枚の正レンズから構成される。
【0012】
本開示の他の局面に従うと、撮像光学装置は、上記のいずれかのズームレンズと、受光面上に形成された光学像を電気的な信号に変換する撮像素子とを備え、撮像素子の受光面上に被写体の光学像が形成されるように、ズームレンズが設けられている。
【0013】
本開示の他の局面に従うと、デジタル機器は、上記の撮像光学装置を備え、被写体の静止画撮影および被写体の動画撮影のうちの少なくとも一方の機能を有する。
【発明の効果】
【0014】
本開示によれば、広角端での広い画角およびズーム全域での小さいF値を有するとともに、収差が良好に補正されたズームレンズ、およびそのズームレンズを備えた撮像光学装置及びデジタル機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】第1の実施の形態に係るズームレンズの構成を示す図である。
【
図2】第2の実施の形態に係るズームレンズの構成を示す図である。
【
図3】第3の実施の形態に係るズームレンズの構成を示す図である。
【
図4】第4の実施の形態に係るズームレンズの構成を示す図である。
【
図5】第5の実施の形態に係るズームレンズの構成を示す図である。
【
図6】第6の実施の形態に係るズームレンズの構成を示す図である。
【
図7】第7の実施の形態に係るズームレンズの構成を示す図である。
【
図8】第8の実施の形態に係るズームレンズの構成を示す図である。
【
図17】本実施の形態に係るズームレンズを備えた撮像光学装置およびデジタル機器の概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下に、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態について説明する。本発明の実施の形態に係るズームレンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群と、負の屈折力を有する第5レンズ群と、正の屈折力を有する第6レンズ群とからなり、変倍時に、第1レンズ群、第2レンズ群、第3レンズ群、第4レンズ群、第5レンズ群および第6レンズ群のうちの隣り合う2つのレンズ群の間隔が変化し、以下の条件式(1)を満足する。
0<ft/f1≦0.42 …(1)
ただし、
ft:望遠端における全系の焦点距離、
f1:第1レンズ群の焦点距離、
である。
【0017】
上記ズームレンズは、パワー配置が、物体側から順に正、負、正、正、負、正となる6群構成により構成される。変倍時に、隣り合う2つのレンズ群の間隔が変化する。したがって5群構成のズームレンズよりも、変倍による収差変動を抑制することができる。
【0018】
条件式(1)は、第1レンズ群の焦点距離を適切に設定して、広角端における広角化を実現するとともに広い変倍領域にわたり良好に収差を補正するための条件を規定している。ft/f1の値が条件式(1)の下限を下回ると、第1レンズ群のパワーが不足することにより、広角端における最大像高などの広画角域における歪曲補正が困難になる。さらに、第1レンズ群のパワーが不足することにより、後続のレンズ群(すなわち第2レンズ群以降のレンズ群)のレンズ径を大きくする必要がある。しかし、レンズ径を大きくするとレンズ全体の重量が増大する。一方、ft/f1の値が条件式(1)の上限を上回ると、第1レンズ群のパワーが強くなりすぎるため、特に望遠端において、第1レンズ群で発生する球面収差およびコマ収差が増大する。これらの収差を補正するためには、第1レンズ群内の正レンズに、屈折率の高い硝材を使用するのが効果的である。しかし、高い屈折率を持つ硝材を第1レンズ群内の正レンズに使用すると分散が高くなるので、特に望遠端における軸上色収差の補正が困難になる。さらに、広角端における画角の広角化が不十分となる。ft/f1の値が条件式(1)を満たすことにより、広角端で80°を超える画角を有し、かつ、ズーム全域でF2.2以下のF値を得ることができるとともに、収差を良好に補正することができる。
【0019】
本実施の形態において、ft/f1が以下の条件式(1a)を満足することが好ましい。
0<ft/f1≦0.3 …(1a)
ただし、
ft:望遠端における全系の焦点距離、
f1:第1レンズ群の焦点距離、
である。
【0020】
条件式(1a)は、前記条件式(1)が規定している条件範囲のなかでも、更に好ましい条件範囲を規定している。したがって、ft/f1の値が条件式(1a)を満たすことにより、上記効果をより一層大きくすることができる。
【0021】
本実施の形態において、ft/f1が以下の条件式(1b)を満足することがより好ましい。
0<ft/f1≦0.2 …(1b)
ただし、
ft:望遠端における全系の焦点距離、
f1:第1レンズ群の焦点距離、
である。
【0022】
条件式(1b)は、前記条件式(1a)が規定している条件範囲よりも好ましい条件範囲を規定している。したがって、ft/f1の値が条件式(1b)を満たすことにより、上記効果をより一層大きくすることができる。
【0023】
本実施の形態において、第2レンズ群は、以下の条件式(2)を満足する少なくとも1つの接合レンズを有することが好ましい。
nd2p-nd2n≧0.1 …(2)
ただし、
nd2p:第2レンズ群内の接合レンズを構成する正レンズのd線に対する屈折率、
nd2n:第2レンズ群内の接合レンズを構成する負レンズのd線に対する屈折率、
である。
【0024】
条件式(2)は、第2レンズ群に、屈折率差の大きい少なくとも1つの接合面を配置することにより、広角端におけるコマ収差と、望遠端における球面収差とを補正するための条件を規定している。(nd2p-nd2n)の値が条件式(2)の下限を下回ると、nd2pとnd2nとの差が小さくなるので、広角端におけるコマ収差、および、望遠端における球面収差の少なくとも一方の補正が不十分となる可能性がある。
【0025】
本実施の形態において、(nd2p-nd2n)の値は、以下の条件式(2b)を満足することが好ましい。
nd2p-nd2n≧0.15 …(2a)
ただし、
nd2p:第2レンズ群内の接合レンズを構成する正レンズのd線に対する屈折率、
nd2n:第2レンズ群内の接合レンズを構成する負レンズのd線に対する屈折率、
である。
【0026】
条件式(2a)は、前記条件式(2)が規定している条件範囲のなかでも、更に好ましい条件範囲を規定している。したがって、(nd2p-nd2n)の値が条件式(2a)を満たすことにより、上記効果をより一層大きくすることができる。
【0027】
本実施の形態において、(nd2p-nd2n)の値は、以下の条件式(2b)を満足することがより好ましい。
nd2p-nd2n≧0.25 …(2a)
ただし、
nd2p:第2レンズ群内の接合レンズを構成する正レンズのd線に対する屈折率、
nd2n:第2レンズ群内の接合レンズを構成する負レンズのd線に対する屈折率、
である。
【0028】
条件式(2b)は、前記条件式(2a)が規定している条件範囲よりも好ましい条件範囲を規定している。したがって、(nd2p-nd2n)の値が条件式(2b)を満たすことにより、上記効果をより一層大きくすることができる。
【0029】
本実施の形態において、第4レンズ群から像側のレンズ群は、以下の条件式(3)を満足する少なくとも3つの正レンズを有する。
νdp≧60 …(3)
ただし、
νdp:第4レンズ群から像側に配置される正レンズのアッベ数、
である。
【0030】
第4レンズ群から像側に配置されるレンズ群の中に、条件式(3)を満足する少なくとも3つの正レンズを配置することにより、軸上色収差および倍率色収差を良好に補正することが可能となる。
【0031】
本実施の形態において、上記少なくとも3つの正レンズの各々が以下の条件式(3a)を満足することが好ましい。
νdp≧65 …(3a)
ただし、
νdp:第4レンズ群から像側に配置される正レンズのアッベ数、
である。
【0032】
条件式(3a)は、前記条件式(3)が規定している条件範囲のなかでも、更に好ましい条件範囲を規定している。したがって、νdpの値が条件式(3a)を満たすことにより、上記効果をより一層大きくすることができる。
【0033】
本実施の形態において、第4レンズ群は以下の条件式(4)を満足することが好ましい。
0.6≦f4/ft≦1.6 …(4)
ただし、
f4:第4レンズ群の焦点距離、
である。
【0034】
条件式(4)は、第4レンズ群の焦点距離を適切に設定し、広角端における広角化を実現するとともに広い変倍領域にわたり良好に収差を補正するための条件を規定している。f4/ftの値が条件式(4)の下限を下回ると、第4レンズ群のパワーが強くなりすぎるために、主に変倍時における球面収差の変動が大きくなる。一方、f4/ftの値が条件式(4)の上限を上回ると、第4レンズ群のパワーが弱くなりすぎるため、第2レンズ群の負のパワーも弱くする必要がある。しかし、第2レンズ群の負のパワーが減少すると、広角端における広角化が困難となる。
【0035】
本実施の形態において、f4/ftが以下の条件式(4a)を満足することが好ましい。
0.8≦f4/ft≦1.5 …(4a)
ただし、
f4:第4レンズ群の焦点距離、
である。
【0036】
条件式(4a)は、前記条件式(4)が規定している条件範囲のなかでも、更に好ましい条件範囲を規定している。したがって、f4/ftの値が条件式(4a)を満たすことにより、上記効果をより一層大きくすることができる。
【0037】
本実施の形態において、遠距離物体から近距離物体へのフォーカシングにおいて第5レンズ群が光軸上を移動するとともにし、以下の条件式(5)を満足することが好ましい。
-2.0≦f5/f6≦-0.5 …(5)
ただし、
f5:第5レンズ群の焦点距離、
f6:第6レンズ群の焦点距離、
である。
【0038】
条件式(5)は、第5レンズ群の焦点距離と第6レンズ群の焦点距離の比を適切に設定して、フォーカシングによる収差変動を抑制するための条件式である。負の屈折力を有する第5レンズ群が移動することで発生する収差を、正の屈折力を有する第6レンズ群によって補正する。f5/f6が条件式(5)の下限を下回ると、第6レンズ群に対する第5レンズ群のパワーが弱くなり過ぎるため、フォーカシング時に第5レンズ群で発生する像面湾曲などの変動に対し、第6レンズ群による収差の補正が過剰となる。一方、f5/f6が条件式(5)の上限を上回ると、第6レンズ群に対する第5レンズ群のパワーが強くなり過ぎるので、フォーカシング時に第5レンズ群で発生する像面湾曲などの変動に対して第6レンズ群による収差の補正が不十分となる。
【0039】
本実施の形態において、f5/f6が以下の条件式(5a)を満足することが好ましい。
-1.7≦f5/f6≦-0.8 …(5a)
ただし、
f5:第5レンズ群の焦点距離、
f6:第6レンズ群の焦点距離、
である。
【0040】
条件式(5a)は、前記条件式(5)が規定している条件範囲のなかでも、更に好ましい条件範囲を規定している。したがって、f5/f6の値が条件式(5a)を満たすことにより、上記効果をより一層大きくすることができる。
【0041】
本実施の形態において、第1レンズ群は1枚の正レンズから構成されることが好ましい。
【0042】
広角端の画角が広い(たとえば広角端の画角が80°を超える)ズームレンズの第1レンズ群では、レンズ径が非常に大きくなりやすい。第1レンズ群を一枚の正レンズによって構成することにより、ズームレンズ全体の軽量化を達成することができる。
【0043】
<本発明の実施の形態に係るズームレンズの具体的な光学構成>
図1~
図8は、第1~第8の実施の形態に係るズームレンズLNの構成をそれぞれ示すレンズ構成図である。
図1~
図8において、第1~第8の実施の形態を「EX1」~「EX8」とそれぞれ表記する。また、
図1~
図8の各々において、(A)は広角端(WIDE)、(B)は中間焦点距離状態(MIDDLE)、(C)は望遠端(TELE)におけるレンズ断面図であり、「AX」は光軸を指す。(A)、(B)および(C)のいずれも、無限遠物体合焦時のレンズ断面図である。
【0044】
(第1の実施の形態)
図1に示されるように、第1の実施の形態に係るズームレンズLNは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、負の屈折力を有する第5レンズ群G5と、正の屈折力を有する第6レンズ群G6とからなる。変倍時には、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4、第5レンズ群G5および第6レンズ群G6のうちの隣り合う2つのレンズ群の間隔が変化する。第6レンズ群が固定され、第1~第5のレンズ群が移動する。遠距離物体から近距離物体へのフォーカシングの際には、光軸AXに沿って、第5レンズ群G5を像面IM側に移動させる。
【0045】
図1に記載された矢印は広角端から望遠端への変倍に際しての各レンズ群の移動軌跡を示す。フォーカスに関する矢印は遠距離物体から近距離物体へのフォーカシングに際してのレンズ群の移動方向を示している(
図2~
図8においても同様)。
【0046】
第1レンズ群G1は、1枚の正レンズ11により構成される。正レンズ11は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。
【0047】
第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ21と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ22と、両凹の負レンズ23と、正レンズ24とからなる。負レンズ23と、正レンズ24とが接合されて接合レンズを構成する。第1の実施の形態では、正レンズ24は、両凸レンズである。
【0048】
第3レンズ群G3は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ31、および物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ32とにより構成される。負メニスカスレンズ31と正メニスカスレンズ32とが接合されて接合レンズを構成する。
【0049】
第4レンズ群G4は、両凸の正レンズ41と、両凹の負レンズ42と、両凸の正レンズ43と、両凸の正レンズ44と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ45と、正レンズ46とにより構成される。負レンズ42と、正レンズ43とが接合されて接合レンズを構成する。負メニスカスレンズ45と、正レンズ46とが接合されて接合レンズを構成する。第1の実施の形態では、正レンズ46は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。正レンズ41と負レンズ42との間に開口絞りSTが配置されている。
【0050】
第5レンズ群G5は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ51および物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ52により構成される。負メニスカスレンズ51と正メニスカスレンズ52とが接合されて接合レンズを構成する。
【0051】
第6レンズ群G6は、両凸の正レンズ61と、負レンズ62とにより構成される。第1の実施の形態では、負レンズ62は、物体側に凹の凹平レンズである。
【0052】
(第2の実施の形態)
図2に示されるように、第2の実施の形態に係るズームレンズLNは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、負の屈折力を有する第5レンズ群G5と、正の屈折力を有する第6レンズ群G6とからなる。変倍時には、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4、第5レンズ群G5および第6レンズ群G6のうちの隣り合う2つのレンズ群の間隔が変化する。第6レンズ群が固定され、第1~第5のレンズ群が移動する。遠距離物体から近距離物体へのフォーカシングの際には、光軸AXに沿って、第5レンズ群G5を像面IM側に移動させる。
【0053】
第1レンズ群G1は、1枚の正レンズ11により構成される。正レンズ11は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。
【0054】
第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ21と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ22と、両凹の負レンズ23と、正レンズ24とからなる。負レンズ23と、正レンズ24とが接合されて接合レンズを構成する。第2の実施の形態では、正レンズ24は、物体側に凸面を向けた凸平レンズである。
【0055】
第3レンズ群G3は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ31、および物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ32とにより構成される。負メニスカスレンズ31と正メニスカスレンズ32とが接合されて接合レンズを構成する。
【0056】
第4レンズ群G4は、両凸の正レンズ41と、両凹の負レンズ42と、両凸の正レンズ43と、両凸の正レンズ44と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ45と、正レンズ46とにより構成される。負レンズ42と、正レンズ43とが接合されて接合レンズを構成する。負メニスカスレンズ45と、正レンズ46とが接合されて接合レンズを構成する。第2の実施の形態では、正レンズ46は、両凸レンズである。正レンズ41と負レンズ42との間に開口絞りSTが配置されている。
【0057】
第5レンズ群G5は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ51および物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ52により構成される。負メニスカスレンズ51と正メニスカスレンズ52とが接合されて接合レンズを構成する。
【0058】
第6レンズ群G6は、両凸の正レンズ61と、負レンズ62とにより構成される。第2の実施の形態では、負レンズ62は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズである。
【0059】
(第3の実施の形態)
図3に示されるように、第3の実施の形態に係るズームレンズLNは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、負の屈折力を有する第5レンズ群G5と、正の屈折力を有する第6レンズ群G6とからなる。変倍時には、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4、第5レンズ群G5および第6レンズ群G6のうちの隣り合う2つのレンズ群の間隔が変化する。第6レンズ群が固定され、第1~第5のレンズ群が移動する。遠距離物体から近距離物体へのフォーカシングの際には、光軸AXに沿って、第5レンズ群G5を像面IM側に移動させる。
【0060】
第1レンズ群G1は、1枚の正レンズ11により構成される。正レンズ11は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。
【0061】
第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ21と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ22と、両凹の負レンズ23と、正レンズ24とからなる。負レンズ23と、正レンズ24とが接合されて接合レンズを構成する。第3の実施の形態では、正レンズ24は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。
【0062】
第3レンズ群G3は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ31、および物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ32とにより構成される。負メニスカスレンズ31と正メニスカスレンズ32とが接合されて接合レンズを構成する。
【0063】
第4レンズ群G4は、両凸の正レンズ41と、両凹の負レンズ42と、両凸の正レンズ43と、両凸の正レンズ44と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ45と、正レンズ46とにより構成される。負レンズ42と、正レンズ43とが接合されて接合レンズを構成する。負メニスカスレンズ45と、正レンズ46とが接合されて接合レンズを構成する。第3の実施の形態では、正レンズ46は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。正レンズ41と負レンズ42との間に開口絞りSTが配置されている。
【0064】
第5レンズ群G5は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ51および物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ52により構成される。負メニスカスレンズ51と正メニスカスレンズ52とが接合されて接合レンズを構成する。
【0065】
第6レンズ群G6は、両凸の正レンズ61と、負レンズ62とにより構成される。第1の実施の形態では、負レンズ62は、物体側に凹の凹平レンズである。
【0066】
(第4の実施の形態)
図4に示されるように、第4の実施の形態に係るズームレンズLNは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、負の屈折力を有する第5レンズ群G5と、正の屈折力を有する第6レンズ群G6とからなる。変倍時には、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4、第5レンズ群G5および第6レンズ群G6のうちの隣り合う2つのレンズ群の間隔が変化する。第6レンズ群が固定され、第1~第5のレンズ群が移動する。遠距離物体から近距離物体へのフォーカシングの際には、光軸AXに沿って、第5レンズ群G5を像面IM側に移動させる。
【0067】
第1レンズ群G1は、1枚の正レンズ11により構成される。正レンズ11は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。
【0068】
第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ21と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ22と、両凹の負レンズ23と、正レンズ24とからなる。負レンズ23と、正レンズ24とが接合されて接合レンズを構成する。第4の実施の形態では、正レンズ24は、両凸レンズである。
【0069】
第3レンズ群G3は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ31、および物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ32とにより構成される。負メニスカスレンズ31と正メニスカスレンズ32とが接合されて接合レンズを構成する。
【0070】
第4レンズ群G4は、両凸の正レンズ41と、両凹の負レンズ42と、両凸の正レンズ43と、両凸の正レンズ44と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ45と、正レンズ46とにより構成される。負レンズ42と、正レンズ43とが接合されて接合レンズを構成する。負メニスカスレンズ45と、正レンズ46とが接合されて接合レンズを構成する。第4の実施の形態では、正レンズ46は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。正レンズ41と負レンズ42との間に開口絞りSTが配置されている。
【0071】
第5レンズ群G5は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ51および物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ52により構成される。負メニスカスレンズ51と正メニスカスレンズ52とが接合されて接合レンズを構成する。
【0072】
第6レンズ群G6は、両凸の正レンズ61と、負レンズ62とにより構成される。第1の実施の形態では、負レンズ62は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズである。
【0073】
(第5の実施の形態)
図5に示されるように、第5の実施の形態に係るズームレンズLNは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、負の屈折力を有する第5レンズ群G5と、正の屈折力を有する第6レンズ群G6とからなる。変倍時には、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4、第5レンズ群G5および第6レンズ群G6のうちの隣り合う2つのレンズ群の間隔が変化する。第6レンズ群が固定され、第1~第5のレンズ群が移動する。遠距離物体から近距離物体へのフォーカシングの際には、光軸AXに沿って、第5レンズ群G5を像面IM側に移動させる。
【0074】
第1レンズ群G1は、1枚の正レンズ11により構成される。正レンズ11は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。
【0075】
第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ21と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ22と、両凹の負レンズ23と、正レンズ24とからなる。負レンズ23と、正レンズ24とが接合されて接合レンズを構成する。第5の実施の形態では、正レンズ24は、両凸レンズである。
【0076】
第3レンズ群G3は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ31、および物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ32とにより構成される。負メニスカスレンズ31と正メニスカスレンズ32とが接合されて接合レンズを構成する。
【0077】
第4レンズ群G4は、両凸の正レンズ41と、両凹の負レンズ42と、両凸の正レンズ43と、両凸の正レンズ44と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ45と、正レンズ46とにより構成される。負レンズ42と、正レンズ43とが接合されて接合レンズを構成する。負メニスカスレンズ45と、正レンズ46とが接合されて接合レンズを構成する。第5の実施の形態では、正レンズ46は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。正レンズ41と負レンズ42との間に開口絞りSTが配置されている。
【0078】
第5レンズ群G5は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ51および物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ52により構成される。負メニスカスレンズ51と正メニスカスレンズ52とが接合されて接合レンズを構成する。
【0079】
第6レンズ群G6は、両凸の正レンズ61と、負レンズ62とにより構成される。第5の実施の形態では、負レンズ62は、物体側に凹の凹平レンズである。
【0080】
(第6の実施の形態)
図6に示されるように、第6の実施の形態に係るズームレンズLNは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、負の屈折力を有する第5レンズ群G5と、正の屈折力を有する第6レンズ群G6とからなる。変倍時には、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4、第5レンズ群G5および第6レンズ群G6のうちの隣り合う2つのレンズ群の間隔が変化する。第6レンズ群が固定され、第1~第5のレンズ群が移動する。遠距離物体から近距離物体へのフォーカシングの際には、光軸AXに沿って、第5レンズ群G5を像面IM側に移動させる。
【0081】
第1レンズ群G1は、1枚の正レンズ11により構成される。正レンズ11は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。
【0082】
第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ21と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ22と、両凹の負レンズ23と、正レンズ24とからなる。負レンズ23と、正レンズ24とが接合されて接合レンズを構成する。第6の実施の形態では、正レンズ24は、両凸レンズである。
【0083】
第3レンズ群G3は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ31、および物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ32とにより構成される。負メニスカスレンズ31と正メニスカスレンズ32とが接合されて接合レンズを構成する。
【0084】
第4レンズ群G4は、両凸の正レンズ41と、両凹の負レンズ42と、両凸の正レンズ43と、両凸の正レンズ44と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ45と、正レンズ46とにより構成される。負レンズ42と、正レンズ43とが接合されて接合レンズを構成する。負メニスカスレンズ45と、正レンズ46とが接合されて接合レンズを構成する。第6の実施の形態では、正レンズ46は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。正レンズ41と負レンズ42との間に開口絞りSTが配置されている。
【0085】
第5レンズ群G5は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ51および物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ52により構成される。負メニスカスレンズ51と正メニスカスレンズ52とが接合されて接合レンズを構成する。
【0086】
第6レンズ群G6は、両凸の正レンズ61と、負レンズ62とにより構成される。第6の実施の形態では、負レンズ62は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズである。
【0087】
(第7の実施の形態)
図7に示されるように、第7の実施の形態に係るズームレンズLNは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、負の屈折力を有する第5レンズ群G5と、正の屈折力を有する第6レンズ群G6とからなる。変倍時には、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4、第5レンズ群G5および第6レンズ群G6のうちの隣り合う2つのレンズ群の間隔が変化する。第6レンズ群が固定され、第1~第5のレンズ群が移動する。遠距離物体から近距離物体へのフォーカシングの際には、光軸AXに沿って、第5レンズ群G5を像面IM側に移動させる。
【0088】
第1レンズ群G1は、1枚の正レンズ11により構成される。正レンズ11は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。
【0089】
第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ21と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ22と、両凹の負レンズ23と、正レンズ24とからなる。負レンズ23と、正レンズ24とが接合されて接合レンズを構成する。第7の実施の形態では、正レンズ24は、物体側に凸面を向けた凸平レンズである。
【0090】
第3レンズ群G3は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ31、および物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ32とにより構成される。負メニスカスレンズ31と正メニスカスレンズ32とが接合されて接合レンズを構成する。
【0091】
第4レンズ群G4は、両凸の正レンズ41と、両凹の負レンズ42と、両凸の正レンズ43と、両凸の正レンズ44と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ45と、正レンズ46とにより構成される。負レンズ42と、正レンズ43とが接合されて接合レンズを構成する。負メニスカスレンズ45と、正レンズ46とが接合されて接合レンズを構成する。第7の実施の形態では、正レンズ46は、物体側に凸面を向けた凸平レンズである。正レンズ41と負レンズ42との間に開口絞りSTが配置されている。
【0092】
第5レンズ群G5は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ51および物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ52により構成される。負メニスカスレンズ51と正メニスカスレンズ52とが接合されて接合レンズを構成する。
【0093】
第6レンズ群G6は、両凸の正レンズ61と、負レンズ62とにより構成される。第7の実施の形態では、負レンズ62は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズである。
【0094】
(第8の実施の形態)
図8に示されるように、第8の実施の形態に係るズームレンズLNは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、負の屈折力を有する第5レンズ群G5と、正の屈折力を有する第6レンズ群G6とからなる。変倍時には、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4、第5レンズ群G5および第6レンズ群G6のうちの隣り合う2つのレンズ群の間隔が変化する。第6レンズ群が固定され、第1~第5のレンズ群が移動する。遠距離物体から近距離物体へのフォーカシングの際には、光軸AXに沿って、第5レンズ群G5を像面IM側に移動させる。
【0095】
第1レンズ群G1は、1枚の正レンズ11により構成される。正レンズ11は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。
【0096】
第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ21と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ22と、両凹の負レンズ23と、正レンズ24とからなる。負レンズ23と、正レンズ24とが接合されて接合レンズを構成する。第8の実施の形態では、正レンズ24は、物体側に凸面を向けた凸平レンズである。
【0097】
第3レンズ群G3は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ31、および物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ32とにより構成される。負メニスカスレンズ31と正メニスカスレンズ32とが接合されて接合レンズを構成する。
【0098】
第4レンズ群G4は、両凸の正レンズ41と、両凹の負レンズ42と、両凸の正レンズ43と、両凸の正レンズ44と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ45と、正レンズ46とにより構成される。負レンズ42と、正レンズ43とが接合されて接合レンズを構成する。負メニスカスレンズ45と、正レンズ46とが接合されて接合レンズを構成する。第8の実施の形態では、正レンズ46は、両凸レンズである。正レンズ41と負レンズ42との間に開口絞りSTが配置されている。
【0099】
第5レンズ群G5は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ51および物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ52により構成される。負メニスカスレンズ51と正メニスカスレンズ52とが接合されて接合レンズを構成する。
【0100】
第6レンズ群G6は、両凸の正レンズ61と、負レンズ62とにより構成される。第2の実施の形態では、負レンズ62は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズである。
【実施例】
【0101】
以下、本発明の実施の形態に係るズームレンズの構成等を、実施例のコンストラクションデータ等を挙げて更に具体的に説明する。ここで挙げる実施例1~8(EX1~8)は、前述した第1~第8の実施の形態にそれぞれ対応する数値実施例であり、第1~第8の実施の形態を表すレンズ構成図(
図1~
図8)は、対応する実施例1~8の光学構成(レンズ配置,レンズ形状等)をそれぞれ示している。
【0102】
各実施例のコンストラクションデータでは、面データとして、左側の欄から順に、面番号#(object:物面,stop:開口絞り,image:像面),曲率半径r(mm),軸上面間隔d(mm),d線(波長587.56nm)に関する屈折率nd,d線に関するアッベ数vdを示す。面番号iに*が付された面は非球面であり、その面形状は面頂点を原点とするローカルな直交座標系(x,y,z)を用いた以下の式(AS)で定義される。非球面データとして、非球面係数等を示す。なお、各実施例の非球面データにおいて表記の無い項の係数は0であり、すべてのデータに関してe-n=×10-nである。
z=(c・h2)/[1+√{1-(1+K)・c2・h2}]+Σ(Aj・hj) …(A
S)
ただし、
h:z軸(光軸AX)に対して垂直な方向の高さ(h2=x2+y2)、
z:高さhの位置での光軸AX方向のサグ量(面頂点基準)、
c:面頂点での曲率(曲率半径rの逆数)、
K:円錐定数、
Aj:j次の非球面係数、
である。
【0103】
各種データとして、ズーム比(zoom ratio)および、広角端(wide)、中間焦点距離状態(middle)、および望遠端(tele)の各焦点距離状態における、全系の焦点距離(Fl,mm),F値(Fno.),半画角(ω,°),像高(y’max,mm),レンズ全長(TL,mm),バックフォーカス(BF,mm),および可変軸上面間隔(variable:di(i:面番号),mm)を示す。また、レンズ群データとして、各レンズ群の焦点距離(mm)を示す。ただし、バックフォーカスBFは、レンズ最終面から近軸像面までの距離を空気換算長により表記している。レンズ全長TLは、レンズ最前面からレンズ最終面までの距離にバックフォーカスBFを加えたものである。
【0104】
図9~
図16は、実施例1~実施例8(EX1~EX8)にそれぞれ対応する縦収差図である。
図9~
図16の各々において、(A)は広角端(WIDE)、(B)は中間焦点距離状態(MIDDLE)、(C)は望遠端(TELE)における収差(球面収差、非点収差図、および歪曲収差)を示す図である。
【0105】
球面収差図は、d線(波長587.56nm)に対する球面収差量(実線で示す)、C線(波長656.28nm)に対する球面収差量(一点鎖線で示す)、g線(波長435.84nm)に対する球面収差量(破線で示す)を、それぞれ近軸像面からの光軸AX方向の焦点位置のズレ量(単位:mm)で表している。縦軸は瞳への入射高さをその最大高さで規格化した値(すなわち相対瞳高さ)を表している。
【0106】
非点収差図において、破線Tは、d線に対するタンジェンシャル像面を、近軸像面からの光軸AX方向の焦点位置のズレ量(単位:mm)で表しており、実線Sは、d線に対するサジタル像面を、近軸像面からの光軸AX方向の焦点位置のズレ量(単位:mm)で表している。縦軸は像高(IMG HT,単位:mm)を表している。
【0107】
歪曲収差図において、横軸はd線に対する歪曲を理想の像高に対する実際の像高の割合(単位:%)を表しており、縦軸は像高(IMG HT,単位:mm)を表している。なお、像高IMG HTの最大値(すなわち、最大像高y’max)は、撮像素子SRの受光面SSの対角長の半分(すなわち、対角像高)に相当する。
【0108】
数値実施例1
単位:mm
面データ
# r d nd vd
object infinity infinity
1 112.035 9.797 1.51680 64.20
2 43981.585 variable
3 247.707 2.757 1.66672 48.32
4 20.973 10.381
5* 656.496 2.626 1.58313 59.38
6* 58.066 7.479
7 -34.706 1.720 1.49700 81.61
8 131.474 4.834 2.00100 29.13
9 -170.678 variable
10 81.006 1.720 1.59349 67.00
11 44.945 4.096 1.90366 31.31
12 102.747 variable
13* 163.413 3.552 1.58313 59.38
14* -136.726 4.239
15 (stop) infinity 3.422
16 -196.202 2.101 1.72342 37.99
17 56.940 10.414 1.59282 68.62
18 -61.456 0.263
19 130.807 11.188 1.49700 81.61
20 -38.205 0.263
21 64.502 2.101 1.73800 32.26
22 21.084 11.678 1.59282 68.62
23 320.002 variable
24 217.453 1.260 1.76200 40.10
25 16.433 4.062 1.84666 23.78
26 25.892 variable
27 27.994 10.461 1.49700 81.61
28 -36.756 0.815
29* -120.666 1.969 1.80860 40.42
30* infinity 19.841
image infinity
非球面データ
# K A4 A6 A8
5 0.0000e+000 3.5199e-005 -1.1916e-007 3.4064e-010
A10 A12 A14 A16
-6.6773e-013 4.5909e-016 0.0000e+000 0.0000e+000
非球面データ
# K A4 A6 A8
6 0.0000e+000 2.9989e-005 -1.3123e-007 3.6001e-010
A10 A12 A14 A16
-8.8214e-013 7.2946e-016 0.0000e+000 0.0000e+000
非球面データ
# K A4 A6 A8
13 0.0000e+000 -5.7889e-006 -6.6072e-009 2.6841e-011
A10 A12 A14 A16
-3.4023e-014 0.0000e+000 0.0000e+000 0.0000e+000
非球面データ
# K A4 A6 A8
14 0.0000e+000 4.3155e-006 2.2768e-010 2.3434e-011
A10 A12 A14 A16
0.0000e+000 0.0000e+000 0.0000e+000 0.0000e+000
非球面データ
# K A4 A6 A8
29 0.0000e+000 -3.2438e-005 9.3786e-008 -7.9706e-011
A10 A12 A14 A16
-2.0838e-013 0.0000e+000 0.0000e+000 0.0000e+000
非球面データ
# K A4 A6 A8
30 0.0000e+000 -2.4917e-005 1.0185e-007 -7.8851e-011
A10 A12 A14 A16
-1.5816e-013 0.0000e+000 0.0000e+000 0.0000e+000
各種データ
zoom ratio 1.97
Wide Middle Tele
Fl 16.149 22.712 31.839
Fno. 2.000 2.000 2.000
ω 41.326 32.014 24.036
y'max 14.200 14.200 14.200
TL 191.408 193.151 203.700
BF 37.853 37.853 37.853
d2 0.788 12.535 24.970
d9 10.743 5.003 1.313
d12 21.517 10.404 2.709
d23 3.282 8.967 15.214
d26 5.996 7.160 10.411
レンズ群データ
群 (面) Fl
1 ( 1- 2) 217.325
2 ( 3- 9) -21.113
3 ( 10- 12) 174.955
4 ( 13- 23) 35.956
5 ( 24- 26) -42.820
6 ( 27- 30) 41.859
【0109】
数値実施例2
単位:mm
面データ
# r d nd vd
object infinity infinity
1 97.798 7.446 1.62299 58.12
2 239.554 variable
3 111.538 3.020 1.83400 37.16
4 24.388 12.132
5* 350.236 2.626 1.58313 59.46
6* 32.444 8.393
7 -57.405 1.983 1.49700 81.61
8 54.472 5.992 2.00100 29.13
9 infinity variable
10 126.889 1.720 1.48749 70.44
11 41.720 4.614 1.80100 34.97
12 131.111 variable
13* 93.219 4.497 1.58313 59.46
14* -182.072 3.738
15 (stop) infinity 5.289
16 -81.847 1.969 1.72047 34.71
17 73.954 10.137 1.48749 70.44
18 -56.054 0.197
19 73.077 11.771 1.49700 81.61
20 -52.330 0.197
21 60.046 2.102 1.80100 34.97
22 23.481 13.469 1.59282 68.62
23 -282.247 variable
24 319.332 1.221 1.76200 40.10
25 17.124 3.913 1.80518 25.46
26 27.020 variable
27 29.938 11.743 1.49700 81.61
28 -29.938 0.760
29* -96.289 1.838 1.80610 40.73
30* -1312.991 19.850
image infinity
非球面データ
# K A4 A6 A8
5 0.0000e+000 6.4219e-006 -3.5838e-008 1.0623e-010
A10 A12 A14 A16
-1.9974e-013 1.5034e-016 0.0000e+000 0.0000e+000
非球面データ
# K A4 A6 A8
6 0.0000e+000 8.2647e-008 -4.9705e-008 1.5339e-010
A10 A12 A14 A16
-3.6618e-013 3.4720e-016 0.0000e+000 0.0000e+000
非球面データ
# K A4 A6 A8
13 0.0000e+000 -2.5035e-006 -2.4245e-009 2.0117e-012
A10 A12 A14 A16
-4.2546e-015 0.0000e+000 0.0000e+000 0.0000e+000
非球面データ
# K A4 A6 A8
14 0.0000e+000 3.8466e-006 -6.5759e-010 2.0793e-012
A10 A12 A14 A16
0.0000e+000 0.0000e+000 0.0000e+000 0.0000e+000
非球面データ
# K A4 A6 A8
29 0.0000e+000 -4.2929e-005 6.4523e-008 1.4232e-010
A10 A12 A14 A16
-8.5105e-013 0.0000e+000 0.0000e+000 0.0000e+000
非球面データ
# K A4 A6 A8
30 0.0000e+000 -3.3180e-005 8.5486e-008 5.0997e-011
A10 A12 A14 A16
-5.6758e-013 0.0000e+000 0.0000e+000 0.0000e+000
各種データ
zoom ratio 2.35
Wide Middle Tele
Fl 13.523 20.744 31.838
Fno. 2.200 2.200 2.200
ω 46.400 34.394 24.037
y'max 14.200 14.200 14.200
TL 195.068 191.713 208.161
BF 19.850 19.850 19.850
d2 0.788 14.607 33.051
d9 29.159 11.896 2.317
d12 17.106 7.955 1.987
d23 3.282 11.076 19.675
d26 4.117 5.563 10.515
レンズ群データ
群 (面) Fl
1 ( 1- 2) 260.041
2 ( 3- 9) -21.502
3 ( 10- 12) 184.564
4 ( 13- 23) 39.379
5 ( 24- 26) -40.767
6 ( 27- 30) 40.882
【0110】
数値実施例3
単位:mm
# r d nd vd
object infinity infinity
1 114.380 6.500 1.71700 47.98
2 227.770 variable
3 117.378 3.151 1.83400 37.34
4 24.995 9.517
5* 58.067 2.626 1.58313 59.38
6* 26.223 11.955
7 -50.973 1.983 1.49700 81.61
8 52.019 6.659 2.00100 29.13
9 1282.529 variable
10 57.845 2.232 1.59349 67.00
11 48.205 3.863 1.84666 23.78
12 74.404 variable
13* 158.330 3.643 1.58313 59.38
14* -160.994 4.010
15 (stop) infinity 3.638
16 -174.892 2.101 1.72047 34.71
17 48.612 11.265 1.59282 68.62
18 -77.512 0.263
19 107.992 12.342 1.49700 81.61
20 -41.323 0.263
21 59.773 2.101 1.80610 33.27
22 23.768 12.103 1.59282 68.62
23 800.730 variable
24 204.641 1.260 1.76200 40.10
25 17.181 3.866 1.84666 23.78
26 26.153 variable
27 28.250 10.584 1.49700 81.61
28 -35.218 0.688
29* -103.890 1.838 1.80860 40.42
30* infinity 19.847
image infinity
非球面データ
# K A4 A6 A8
5 0.0000e+000 7.4972e-006 -3.0177e-008 3.7983e-011
A10 A12 A14 A16
4.3914e-015 -5.7241e-017 0.0000e+000 0.0000e+000
非球面データ
# K A4 A6 A8
6 0.0000e+000 -5.0236e-007 -4.4365e-008 2.2291e-011
A10 A12 A14 A16
5.2462e-014 -1.5899e-016 0.0000e+000 0.0000e+000
非球面データ
# K A4 A6 A8
13 0.0000e+000 -5.6908e-006 -8.9796e-009 2.7547e-011
A10 A12 A14 A16
-8.3343e-015 0.0000e+000 0.0000e+000 0.0000e+000
非球面データ
# K A4 A6 A8
14 0.0000e+000 2.4077e-006 -5.0212e-009 2.9044e-011
A10 A12 A14 A16
0.0000e+000 0.0000e+000 0.0000e+000 0.0000e+000
非球面データ
# K A4 A6 A8
29 0.0000e+000 -1.4146e-005 3.3607e-008 -1.0652e-010
A10 A12 A14 A16
-2.4324e-014 0.0000e+000 0.0000e+000 0.0000e+000
非球面データ
# K A4 A6 A8
30 0.0000e+000 -3.8458e-006 3.8480e-008 -9.6114e-011
A10 A12 A14 A16
-6.8648e-016 0.0000e+000 0.0000e+000 0.0000e+000
各種データ
zoom ratio 2.35
Wide Middle Tele
Fl 13.523 20.742 31.840
Fno. 2.200 2.200 2.200
ω 46.399 34.395 24.036
y'max 14.200 14.200 14.200
TL 211.113 208.963 223.025
BF 37.733 37.733 37.733
d2 0.788 17.070 33.350
d9 31.287 12.755 1.313
d12 17.249 8.612 3.459
d23 3.282 10.779 19.666
d26 4.164 5.403 10.892
レンズ群データ
群 (面) Fl
1 ( 1- 2) 312.954
2 ( 3- 9) -23.648
3 ( 10- 12) 217.947
4 ( 13- 23) 38.805
5 ( 24- 26) -43.358
6 ( 27- 30) 42.928
【0111】
数値実施例4
単位:mm
# r d nd vd
object infinity infinity
1 102.800 6.912 1.74330 49.22
2 206.015 variable
3 102.837 3.020 1.91082 35.25
4 24.039 9.368
5* 53.438 2.626 1.58313 59.38
6* 25.990 11.076
7 -45.752 1.983 1.49700 81.61
8 59.851 6.314 2.00100 29.13
9 -1250.354 variable
10 76.209 1.851 1.48749 70.44
11 48.642 3.952 1.84666 23.78
12 91.135 variable
13* 157.123 3.572 1.58313 59.38
14* -176.090 3.967
15 (stop) infinity 3.393
16 -228.783 2.101 1.76200 40.10
17 38.136 13.571 1.59282 68.62
18 -62.276 0.263
19 82.297 13.672 1.49700 81.61
20 -42.036 0.263
21 61.998 2.101 1.80610 33.27
22 22.748 12.065 1.59282 68.62
23 235.084 variable
24 181.236 1.260 1.76200 40.10
25 17.349 3.832 1.84666 23.78
26 26.272 variable
27 28.201 10.783 1.49700 81.61
28 -34.501 0.692
29* -94.394 1.838 1.80860 40.42
30* -3865.509 19.851
image infinity
非球面データ
# K A4 A6 A8
5 0.0000e+000 5.0573e-006 -4.0151e-008 1.1889e-010
A10 A12 A14 A16
-2.0064e-013 1.0081e-016 0.0000e+000 0.0000e+000
非球面データ
# K A4 A6 A8
6 0.0000e+000 -4.3685e-006 -6.3430e-008 1.6916e-010
A10 A12 A14 A16
-3.7142e-013 2.3792e-016 0.0000e+000 0.0000e+000
非球面データ
# K A4 A6 A8
13 0.0000e+000 -5.5264e-006 -8.9029e-009 2.5309e-011
A10 A12 A14 A16
-6.7619e-015 0.0000e+000 0.0000e+000 0.0000e+000
非球面データ
# K A4 A6 A8
14 0.0000e+000 2.6556e-006 -5.1768e-009 2.7037e-011
A10 A12 A14 A16
0.0000e+000 0.0000e+000 0.0000e+000 0.0000e+000
非球面データ
# K A4 A6 A8
29 0.0000e+000 -8.1540e-006 -3.3874e-008 1.7956e-010
A10 A12 A14 A16
-5.0260e-013 0.0000e+000 0.0000e+000 0.0000e+000
非球面データ
# K A4 A6 A8
30 0.0000e+000 2.8799e-006 -3.3871e-008 2.0673e-010
A10 A12 A14 A16
-5.0303e-013 0.0000e+000 0.0000e+000 0.0000e+000
各種データ
zoom ratio 2.35
Wide Middle Tele
Fl 13.523 20.742 31.840
Fno. 2.200 2.200 2.200
ω 46.399 34.395 24.036
y'max 14.200 14.200 14.200
TL 195.069 194.313 207.662
BF 19.851 19.851 19.851
d2 0.788 17.533 32.715
d9 23.853 10.140 1.486
d12 22.612 10.389 3.023
d23 3.282 10.771 19.647
d26 4.211 5.156 10.467
レンズ群データ
群 (面) Fl
1 ( 1- 2) 268.386
2 ( 3- 9) -21.979
3 ( 10- 12) 209.264
4 ( 13- 23) 38.931
5 ( 24- 26) -44.535
6 ( 27- 30) 43.339
【0112】
数値実施例5
単位:mm
# r d nd vd
object infinity infinity
1 97.661 7.474 1.65844 50.85
2 216.264 variable
3 103.052 3.020 1.91082 35.25
4 23.682 10.138
5* 81.876 2.626 1.58313 59.38
6* 29.732 10.395
7 -45.520 1.983 1.49700 81.61
8 60.836 6.396 2.00100 29.13
9 -533.026 variable
10 76.916 1.851 1.48749 70.44
11 52.134 3.920 1.84666 23.78
12 99.241 variable
13* 142.657 3.600 1.58313 59.38
14* -199.337 3.939
15 (stop) infinity 3.290
16 -270.726 2.101 1.76200 40.10
17 38.165 13.730 1.59282 68.62
18 -61.732 0.263
19 80.155 13.545 1.49700 81.61
20 -42.906 0.263
21 64.916 2.101 1.80610 33.27
22 22.495 11.998 1.59282 68.62
23 224.702 variable
24 227.061 1.260 1.76200 40.10
25 17.380 3.792 1.84666 23.78
26 26.633 variable
27 27.802 10.871 1.49700 81.61
28 -34.411 0.669
29* -103.935 1.838 1.80860 40.42
30* infinity 19.851
image infinity
非球面データ
# K A4 A6 A8
5 0.0000e+000 1.1671e-005 -6.0195e-008 1.7505e-010
A10 A12 A14 A16
-3.0259e-013 1.8490e-016 0.0000e+000 0.0000e+000
非球面データ
# K A4 A6 A8
6 0.0000e+000 4.1973e-006 -8.1751e-008 2.3628e-010
A10 A12 A14 A16
-5.1144e-013 3.9485e-016 0.0000e+000 0.0000e+000
非球面データ
# K A4 A6 A8
13 0.0000e+000 -5.0290e-006 -7.3270e-009 1.6227e-011
A10 A12 A14 A16
-8.3007e-015 0.0000e+000 0.0000e+000 0.0000e+000
非球面データ
# K A4 A6 A8
14 0.0000e+000 2.9050e-006 -3.6769e-009 1.6458e-011
A10 A12 A14 A16
0.0000e+000 0.0000e+000 0.0000e+000 0.0000e+000
非球面データ
# K A4 A6 A8
29 0.0000e+000 -1.4930e-005 1.6288e-008 2.2616e-011
A10 A12 A14 A16
-2.9820e-013 0.0000e+000 0.0000e+000 0.0000e+000
非球面データ
# K A4 A6 A8
30 0.0000e+000 -4.2085e-006 2.2644e-008 3.2079e-011
A10 A12 A14 A16
-2.5433e-013 0.0000e+000 0.0000e+000 0.0000e+000
各種データ
zoom ratio 2.35
Wide Middle Tele
Fl 13.523 20.742 31.840
Fno. 2.200 2.200 2.200
w 46.399 34.395 24.036
y max 14.200 14.200 14.200
TL 211.120 209.537 223.064
BF 37.740 37.740 37.740
d2 0.788 16.549 31.932
d9 24.836 10.385 1.313
d12 21.211 9.696 2.843
d23 3.321 11.112 20.463
d26 4.001 4.831 9.549
レンズ群データ
群 (面) Fl
1 ( 1- 2) 263.856
2 ( 3- 9) -21.782
3 ( 10- 12) 202.121
4 ( 13- 23) 39.376
5 ( 24- 26) -43.550
6 ( 27- 30) 41.959
【0113】
数値実施例6
単位:mm
# r d nd vd
object infinity infinity
1 120.349 7.245 1.65844 50.85
2 304.573 variable
3 130.126 2.889 1.83400 37.16
4 25.497 10.246
5* 68.724 2.626 1.58313 59.38
6* 27.120 10.723
7 -48.807 1.983 1.49700 81.61
8 65.917 5.653 2.00100 29.13
9 -558.712 variable
10 71.205 1.720 1.59349 67.00
11 31.300 5.199 1.80610 33.27
12 70.544 variable
13* 62.104 4.709 1.58313 59.38
14* -278.076 3.837
15 (stop) infinity 4.328
16 -91.521 1.969 1.91082 35.25
17 55.705 12.840 1.59282 68.62
18 -59.969 0.263
19 100.302 11.772 1.49700 81.61
20 -42.615 0.263
21 48.372 2.101 1.80610 33.27
22 23.552 11.412 1.59282 68.62
23 277.374 variable
24 122.542 1.260 1.76200 40.10
25 17.097 3.819 1.84666 23.78
26 24.864 variable
27 27.555 10.868 1.49700 81.61
28 -33.889 0.803
29* -79.129 2.101 1.80860 40.42
30* -6330.530 19.850
image infinity
非球面データ
# K A4 A6 A8
5 0.0000e+000 6.7221e-006 -4.9739e-008 1.6717e-010
A10 A12 A14 A16
-3.0099e-013 1.9512e-016 0.0000e+000 0.0000e+000
非球面データ
# K A4 A6 A8
6 0.0000e+000 -1.5350e-006 -7.1845e-008 2.3071e-010
A10 A12 A14 A16
-4.9018e-013 3.4970e-016 0.0000e+000 0.0000e+000
非球面データ
# K A4 A6 A8
13 0.0000e+000 -2.1289e-006 -7.4781e-009 -9.7300e-012
A10 A12 A14 A16
-1.0329e-014 0.0000e+000 0.0000e+000 0.0000e+000
非球面データ
# K A4 A6 A8
14 0.0000e+000 5.5325e-006 -4.2433e-009 -1.1445e-011
A10 A12 A14 A16
0.0000e+000 0.0000e+000 0.0000e+000 0.0000e+000
非球面データ
# K A4 A6 A8
29 0.0000e+000 -8.4066e-006 -3.7917e-008 2.1620e-010
A10 A12 A14 A16
-5.7588e-013 0.0000e+000 0.0000e+000 0.0000e+000
非球面データ
# K A4 A6 A8
30 0.0000e+000 2.5904e-006 -3.7773e-008 2.4271e-010
A10 A12 A14 A16
-5.6888e-013 0.0000e+000 0.0000e+000 0.0000e+000
各種データ
zoom ratio 2.35
Wide Middle Tele
Fl 13.523 20.742 31.841
Fno. 2.200 2.200 2.200
ω 46.399 34.396 24.035
y'max 14.200 14.200 14.200
TL 195.069 191.036 210.035
BF 19.850 19.850 19.850
d2 0.788 14.699 35.498
d9 28.546 10.865 1.313
d12 17.745 8.268 2.231
d23 3.282 11.336 19.931
d26 4.229 5.389 10.582
レンズ群データ
群 (面) Fl
1 ( 1- 2) 297.542
2 ( 3- 9) -23.164
3 ( 10- 12) 235.962
4 ( 13- 23) 39.069
5 ( 24- 26) -45.523
6 ( 27- 30) 44.927
【0114】
数値実施例7
単位:mm
# r d nd vd
object infinity infinity
1 97.013 7.289 1.62299 58.12
2 224.099 variable
3 112.669 3.020 1.83400 37.16
4 24.730 11.606
5* 224.633 2.626 1.58270 59.34
6* 31.880 9.311
7 -51.655 1.983 1.49700 81.61
8 53.348 6.079 2.00100 29.13
9 infinity variable
10 110.989 1.720 1.48749 70.44
11 42.777 4.565 1.80100 34.97
12 129.407 variable
13* 92.909 4.571 1.58313 59.46
14* -168.064 3.661
15 (stop) infinity 5.208
16 -86.100 1.969 1.72047 34.71
17 60.978 10.476 1.48749 70.44
18 -60.978 0.197
19 84.935 12.129 1.49700 81.61
20 -46.469 0.197
21 54.811 2.101 1.80100 34.97
22 23.483 12.920 1.59282 68.62
23 infinity variable
24 259.112 1.260 1.76200 40.10
25 17.512 3.836 1.80518 25.46
26 27.369 variable
27 29.954 11.737 1.49700 81.61
28 -29.954 0.799
29* -95.537 1.838 1.80610 40.73
30* -1312.991 19.850
image infinity
非球面データ
# K A4 A6 A8
5 0.0000e+000 1.2336e-005 -5.7597e-008 1.6342e-010
A10 A12 A14 A16
-2.8199e-013 1.9851e-016 0.0000e+000 0.0000e+000
非球面データ
# K A4 A6 A8
6 0.0000e+000 6.5003e-006 -7.1854e-008 2.0376e-010
A10 A12 A14 A16
-4.2318e-013 3.5547e-016 0.0000e+000 0.0000e+000
非球面データ
# K A4 A6 A8
13 0.0000e+000 -3.0260e-006 -1.4432e-009 3.0013e-012
A10 A12 A14 A16
-4.6809e-015 0.0000e+000 0.0000e+000 0.0000e+000
非球面データ
# K A4 A6 A8
14 0.0000e+000 3.4280e-006 5.5269e-010 3.3978e-012
A10 A12 A14 A16
0.0000e+000 0.0000e+000 0.0000e+000 0.0000e+000
非球面データ
# K A4 A6 A8
29 0.0000e+000 -4.5744e-005 8.0650e-008 8.5860e-011
A10 A12 A14 A16
-7.2196e-013 0.0000e+000 0.0000e+000 0.0000e+000
非球面データ
# K A4 A6 A8
30 0.0000e+000 -3.6175e-005 1.0279e-007 -1.1269e-011
A10 A12 A14 A16
-4.3564e-013 0.0000e+000 0.0000e+000 0.0000e+000
各種データ
zoom ratio 2.35
Wide Middle Tele
Fl 13.523 20.743 31.838
Fno. 2.200 2.200 2.200
ω 46.400 34.394 24.037
y'max 14.200 14.200 14.200
TL 195.068 192.145 208.955
BF 19.850 19.850 19.850
d2 0.788 14.776 33.139
d9 30.086 12.294 2.144
d12 15.901 7.360 2.012
d23 3.282 11.534 20.825
d26 4.062 5.231 9.886
レンズ群データ
群 (面) Fl
1 ( 1- 2) 268.674
2 ( 3- 9) -21.592
3 ( 10- 12) 175.162
4 ( 13- 23) 40.197
5 ( 24- 26) -42.340
6 ( 27- 30) 40.985
【0115】
数値実施例8
単位:mm
# r d nd vd
object infinity infinity
1 100.067 6.789 1.62041 60.34
2 215.454 variable
3 116.796 3.020 1.83400 37.16
4 25.496 11.616
5* 131.299 2.626 1.58270 59.34
6* 31.107 9.581
7 -53.650 1.983 1.49700 81.61
8 61.216 5.271 2.00100 29.13
9 -1312.991 variable
10 68.173 1.733 1.59349 67.00
11 35.550 4.652 1.69895 30.05
12 90.896 variable
13* 99.408 4.315 1.58313 59.46
14* -157.038 3.527
15 (stop) infinity 5.649
16 -67.509 1.969 1.74950 35.33
17 73.063 9.835 1.59282 68.62
18 -58.784 0.197
19 79.687 11.480 1.49700 81.61
20 -50.625 0.197
21 53.062 2.101 1.80610 33.27
22 23.587 13.086 1.59282 68.62
23 -315.551 variable
24 313.378 1.260 1.76200 40.10
25 17.269 3.691 1.84666 23.78
26 24.841 variable
27 32.472 11.544 1.49700 81.61
28 -28.818 0.780
29* -96.742 2.232 1.80610 40.73
30* -1312.991 19.850
image infinity
非球面データ
# K A4 A6 A8
5 0.0000e+000 3.0531e-006 -1.3636e-008 3.7746e-011
A10 A12 A14 A16
-8.0488e-014 6.1887e-017 0.0000e+000 0.0000e+000
非球面データ
# K A4 A6 A8
6 0.0000e+000 -4.0945e-006 -2.2350e-008 4.9643e-011
A10 A12 A14 A16
-1.4492e-013 1.3596e-016 0.0000e+000 0.0000e+000
非球面データ
# K A4 A6 A8
13 0.0000e+000 -2.6484e-006 -9.5220e-010 1.1041e-013
A10 A12 A14 A16
4.9600e-015 0.0000e+000 0.0000e+000 0.0000e+000
非球面データ
# K A4 A6 A8
14 0.0000e+000 3.9315e-006 3.3168e-011 6.2671e-012
A10 A12 A14 A16
0.0000e+000 0.0000e+000 0.0000e+000 0.0000e+000
非球面データ
# K A4 A6 A8
29 0.0000e+000 -4.5997e-005 3.3884e-008 2.7172e-010
A10 A12 A14 A16
-9.2364e-013 0.0000e+000 0.0000e+000 0.0000e+000
非球面データ
# K A4 A6 A8
30 0.0000e+000 -3.7755e-005 6.3789e-008 1.2351e-010
A10 A12 A14 A16
-5.4968e-013 0.0000e+000 0.0000e+000 0.0000e+000
各種データ
zoom ratio 2.35
Wide Middle Tele
Fl 13.523 20.745 31.840
Fno. 2.200 2.200 2.200
ω 46.399 34.392 24.036
y'max 14.200 14.200 14.200
TL 195.069 190.742 206.296
BF 19.850 19.850 19.850
d2 0.788 15.133 35.569
d9 30.779 11.625 1.407
d12 17.101 8.943 2.480
d23 3.282 10.208 18.177
d26 4.135 5.848 9.679
レンズ群データ
群 (面) Fl
1 ( 1- 2) 294.532
2 ( 3- 9) -22.853
3 ( 10- 12) 234.064
4 ( 13- 23) 37.190
5 ( 24- 26) -38.169
6 ( 27- 30) 41.886
【0116】
表1に各実施例の数値を示す。表2に、各実施例の条件式対応値を示す。表2において、(3)式-1、(3)式-2、(3)式-3、(3)式-4は、物体側から順に該当する正レンズのアッベ数を示す。
【表1】
【表2】
【0117】
図17は、本実施の形態に係るズームレンズを備えた撮像光学装置およびデジタル機器の概略構成図である。
図17に示すように、デジタル機器DUは撮像光学装置LUを備える。撮像光学装置LUは、物体(すなわち被写体)側から順に、物体の光学像(像面IM)を形成するズームレンズLN(AXは光軸を示す)と、ズームレンズLNにより受光面(撮像面)SS上に形成された光学像を電気的な信号に変換する撮像素子SRとを備えてる。必要に応じて、平行平面板(例えば、撮像素子SRのカバーガラス;必要に応じて配置される光学的ローパスフィルター,赤外カットフィルター等の光学フィルター等に相当する。)が撮像光学装置LUに配置されてもよい。
【0118】
撮像素子SRとしては、例えば複数の画素を有するCCD(Charge Coupled Device)型イメージセンサ,CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)型イメージセンサ等の固体撮像素子が用いられる。ズームレンズLNは、撮像素子SRの光電変換部である受光面SS上に被写体の光学像が形成されるように設けられている。ズームレンズLNによって形成された光学像は、撮像素子SRによって電気的な信号に変換される。
【0119】
デジタル機器DUは、撮像光学装置LUの他に、信号処理部1,制御部2,メモリー3,操作部4,表示部5を備えている。信号処理部1は、撮像素子SRで生成された信号に所定のデジタル画像処理あるいは画像圧縮処理等の処理を必要に応じて施してデジタル映像信号を生成する。デジタル映像信号はメモリー3(半導体メモリー,光ディスク等)に記録される。デジタル映像信号は他の機器に伝送されてもよい。
【0120】
制御部2はマイクロコンピューターからなっており、撮影機能(静止画撮影機能,動画撮影機能等),画像再生機能等の機能の制御;フォーカシング等のためのレンズ移動機構の制御等を集中的に行う。例えば、被写体の静止画撮影,動画撮影のうちの少なくとも一方を行うように、制御部2により撮像光学装置LUに対する制御が行われる。
【0121】
表示部5は液晶モニター等のディスプレイを含む部分であり、撮像素子SRによって変換された画像信号あるいはメモリー3に記録されている画像情報を用いて画像表示を行う。
【0122】
操作部4は、操作ボタン(例えばレリーズボタン)、操作ダイヤル(例えば撮影モードダイヤル)等の操作部材を含む部分であり、操作者が操作入力した情報を制御部2に伝達する。
【0123】
本発明の実施の形態および実施例について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0124】
1 信号処理部、2 制御部、3 メモリー、4 操作部、5 表示部、11,24,41,43,44,46,61 正レンズ、21,22,31,45,51 負メニスカスレンズ、23,42,62 負レンズ、32,52 正メニスカスレンズ、AX 光軸、DU デジタル機器、G1 第1レンズ群、G2 第2レンズ群、G3 第3レンズ群、G4 第4レンズ群、G5 第5レンズ群、G6 第6レンズ群、IM 像面、LN ズームレンズ、LU 撮像光学装置、SR 撮像素子、SS 受光面。