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特許7188759フレーム部材の連結部構造及びフレーム部材の連結部構造の解体用工具
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-05
(45)【発行日】2022-12-13
(54)【発明の名称】フレーム部材の連結部構造及びフレーム部材の連結部構造の解体用工具
(51)【国際特許分類】
   F16B 7/20 20060101AFI20221206BHJP
   F16B 7/04 20060101ALI20221206BHJP
   B62D 25/04 20060101ALI20221206BHJP
   B25B 27/14 20060101ALI20221206BHJP
【FI】
F16B7/20 Z
F16B7/04 301C
B62D25/04 C
F16B7/04 301E
F16B7/04 301V
B25B27/14 Z
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2019058045
(22)【出願日】2019-03-26
(65)【公開番号】P2020159422
(43)【公開日】2020-10-01
【審査請求日】2021-07-01
(73)【特許権者】
【識別番号】000003609
【氏名又は名称】株式会社豊田中央研究所
(73)【特許権者】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100079049
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 淳
(74)【代理人】
【識別番号】100084995
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 和詳
(72)【発明者】
【氏名】太田 英一
(72)【発明者】
【氏名】表 竜二
(72)【発明者】
【氏名】西垣 英一
(72)【発明者】
【氏名】青井 一郎
(72)【発明者】
【氏名】雨宮 稿治
(72)【発明者】
【氏名】徳山 浩二
【審査官】児玉 由紀
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-102956(JP,A)
【文献】実開昭54-043138(JP,U)
【文献】特開昭58-185376(JP,A)
【文献】国際公開第2012/042596(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B25B 25/00-33/00
B62D 17/00-25/08
25/14-29/04
F16B 7/00- 7/22
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
閉断面形状を備えたフレーム部材と、
前記フレーム部材と連結される連結部材と、
前記フレーム部材の外周部に開口を備えた孔又は溝が形成された被拘束部と、
前記被拘束部が形成された前記フレーム部材と連結される前記連結部材の外周部において、前記被拘束部と対向する部分を切り込んで形成された切込部と前記切込部を塑性変形させることにより前記フレーム部材の内部において前記被拘束部を拘束する変形部と、
を含んで構成されたフレーム部材の連結部構造。
【請求項2】
前記切込部が塑性変形される前の状態において前記変形部に相当する部位前記連結部材の前記外周部の一部を構成する請求項1に記載のフレーム部材の連結部構造。
【請求項3】
前記変形部は、前記切込部を略扉状に折り曲げて塑性変形させることにより前記被拘束部を押さえ付ける請求項1又は請求項2に記載のフレーム部材の連結部構造。
【請求項4】
前記連結部材は、車両のピラーを構成し、前記フレーム部材は、前記車両の上部の車幅方向両外側において車両前後方向に延設されたルーフサイドレール又は前記車両の下部の車幅方向両外側において車両前後方向に延設されたロッカである請求項1~3の何れか1項に記載のフレーム部材の連結部構造。
【請求項5】
各々先端部が略板状に形成されると共に前記被拘束部の前記開口の幅よりも広い距離で互いに離間して配置され、後端部が一体に形成されると共に前記先端部同士が接近及び離間する方向へ弾性変形可能な複数の保持部と、
前記複数の保持部の前記先端部から互いに離間する方向へ折り返されたテーパ面を備えた複数のテーパ部と、
前記テーパ部の前記後端部から互いに接近する方向へ折り返された複数の反部と、
を含んで構成された請求項1から請求項4の何れか1項に記載のフレーム部材の連結部構造の解体用工具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フレーム部材の連結部構造及びフレーム部材の連結部構造の解体用工具に関する。
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、板状の部材とパイプ状の部材が接合された接合体が開示されている。接合体は、外周に沿って複数の貫通孔が形成される薄板と、基部と当該基部の薄板に接する接触面に対して突出され、貫通孔に挿通された突出部を有する締結ピンと、薄板を介して基部と反対側に配置され、締結ピンと同じ材料で構成されたフレーム管と、を備える。薄板は、締結ピン及びフレーム管を構成する材料よりも比重の小さい材料により構成されている。また、フレーム管と突出部の基部に連なる側と反対側の端部は、通電されて各々の一部が溶融固化することにより接合されている。これにより、板状の部材とパイプ状の部材を接合することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2018-179281公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載された接合体では、板状の部材とパイプ状の部材を接合するためには、締結ピンのような補助部材が必要となる。さらに、締結ピンは、通電されてその一部が溶融固化することにより板状の部材とパイプ状の部材を接合するため、接合された板状の部材とパイプ状の部材を解体することが容易ではない。このため、フレーム部材の連結部構造は、別個の補助部材を用いることなく構成することができかつ簡易に解体できることが望ましい。
【0005】
本発明は、上記事実を考慮し、別個の補助部材を用いることなく構成することができかつ簡易に解体をすることができるフレーム部材の連結部構造を得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載のフレーム部材の連結部構造は、閉断面形状を備えたフレーム部材と、前記フレーム部材と連結される連結部材と、前記フレーム部材の外周部に開口を備えた孔又は溝が形成された被拘束部と、前記被拘束部が形成された前記フレーム部材と連結される前記連結部材の外周部において、前記被拘束部と対向する部分を切り込んで形成された切込部と前記切込部を塑性変形させることにより前記フレーム部材の内部において前記被拘束部を拘束する変形部と、を含んで構成されている。
請求項2に記載のフレーム部材の連結部構造は、前記切込部が塑性変形される前の状態において前記変形部に相当する部位前記連結部材の前記外周部の一部を構成する。
【0007】
請求項1に記載のフレーム部材の連結部構造によれば、フレーム部材又は連結部材の外周部に設けられた被拘束部が、被拘束部が形成されたフレーム部材又は連結部材に連結されるフレーム部材又は連結部材の外周部に形成された変形部により押さえ付けられる。これにより、別個の補助部材を設けることなく、フレーム部材と連結部材とが連結された連結部構造を構成することができる。また、別個の補助部材を設けることなく連結部構造を構成することができるため、連結部構造を軽量にすることができる。
【0008】
さらに、請求項1に記載のフレーム部材の連結部構造は、塑性変形された変形部により被拘束部が拘束されることによりフレーム部材と連結部材が連結される構造である。このため、変形部を変形前に戻すように変形させることにより変形部による拘束を解除し、フレーム部材と連結部材を解体することができる。これにより、フレーム部材の連結部構造を、簡易に解体をすることができる構造とすることができる。
【0009】
請求項3に記載のフレーム部材の連結部構造は、請求項1に記載のフレーム部材の連結部構造において、前記変形部は、前記切込部を略扉状に折り曲げて塑性変形させることにより前記被拘束部を押さえ付ける。
【0010】
請求項3に記載のフレーム部材の連結部構造によれば、被拘束部は、切欠部を略扉状に折り曲げて塑性変形された変形部に押さえ付けられている。このため、変形部は、確実に被拘束部を拘束することができる。
【0011】
請求項4に記載のフレーム部材の連結部構造は、請求項1又は請求項2に記載のフレーム部材の連結部構造において、前記連結部材は、車両のピラーを構成し、前記フレーム部材は、前記車両の上部の車幅方向両外側において車両前後方向に延設されたルーフサイドレール又は前記車両の下部の車幅方向両外側において車両前後方向に延設されたロッカである。
【0012】
請求項4に記載のフレーム部材の連結部構造によれば、車両のピラーとルーフサイドレール又はロッカを別個の補助部材を用いることなく構成することができかつ簡易に解体をすることができる。これにより、軽量かつリサイクルやリユースが可能な車両の連結部構造を構成することができる。
【0013】
請求項5に記載の請求項1から請求項4の何れか1項に記載のフレーム部材の連結部構造の解体用工具は、各々先端部が略板状に形成されると共に前記被拘束部の前記開口の幅よりも広い距離で互いに離間して配置され、後端部が一体に形成されると共に前記先端部同士が接近及び離間する方向へ弾性変形可能な複数の保持部と、前記複数の保持部の前記先端部から互いに離間する方向へ折り返されたテーパ面を備えた複数のテーパ部と、前記テーパ部の前記後端部から互いに接近する方向へ折り返された複数の反部と、を含んで構成されている。
【0014】
請求項5に記載のフレーム部材の連結部構造の解体用工具によれば、接近及び離間する方向へ弾性変形可能な複数の保持部の先端部には、当該先端部から互いに離間する方向へ折り返されたテーパ面を備えた複数のテーパ部が設けられている。保持部の先端部及びテーパ部は、弾性変形されて接近することにより、変形部に押さえ付けられた被拘束部の内部へ挿入される。テーパ部が変形部よりも被拘束部の内側に挿入されると、保持部及びテーパ部は弾性回復されて互いに離間する方向へ拡がり、テーパ部の後端部に形成された反部が変形部の先端に係合する。このため、反部が変形部の先端に係合した解体用工具を被拘束部から引き抜くことにより、変形部を被拘束部から取り外すことができる。これにより、フレーム部材の連結部構造を簡易に解体することができる。
【発明の効果】
【0015】
以上説明したように、請求項1に係るフレーム部材の連結部構造は、別個の補助部材を用いることなく構成することができかつ簡易に解体をすることができるという優れた効果を有する。
【0016】
請求項2に係るフレーム部材の連結部構造は、被拘束部は、切欠部を略扉状に折り曲げて塑性変形された変形部に押さえ付けられているため、変形部は、確実に被拘束部を拘束することができるという優れた効果を有する。
【0017】
請求項3に係るフレーム部材の連結部構造は、軽量かつリサイクルやリユースが可能な車両の連結部構造を構成することができるという優れた効果を有する。
【0018】
請求項4に係るフレーム部材の連結部構造の解体用工具は、フレーム部材の連結部構造を簡易に解体することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】第1実施形態に係るフレーム部材の連結部構造の斜視図である。
図2】第1実施形態に係るフレーム部材の連結部構造を構成するフレーム部材と連結部材の斜視図である。
図3A】第1実施形態に係るフロントピラー部分におけるフレーム部材と連結部材を示す斜視図である。
図3B図3Aに示された第1実施形態に係るフレーム部材に連結部材が挿入された状態を示す斜視図である。
図3C図3Bに示されたフレーム部材の変形部により連結部材が押さえつけられた状態を示す斜視図である。
図4A】第1実施形態に係るルーフサイドレール部分におけるフレーム部材と連結部材を示す斜視図である。
図4B】第1実施形態に係るフレーム部材に連結部材が取り付けられた状態を示す斜視図である。
図4C図4Bに示されたC-C線に沿って切断されたフレーム部材と連結部材の縦断面図である。
図4D】第1実施形態に係るフレーム部材の変形部によって連結部材が押え付けられた状態を示す斜視図である。
図4E図4Dに示されたE-E線に沿って切断されたフレーム部材と連結部材の縦断面図である。
図5】第1実施形態に係る解体用工具の側面図である。
図6A】第1実施形態に係るフレーム部材の変形部に解体用工具を挿入する際の解体用工具の変形を示す縦断面図である。
図6B】第1実施形態に係るフレーム部材の変形部の先端に解体用工具の反部が係合した状態を示す縦断面図である。
図6C】第1実施形態に係る解体用工具により変形部を引き出す状態を示す縦断面図である。
図7A】第1実施形態に係る解体用工具の第1変形例の側面図及び底面図である。
図7B】第1実施形態に係る解体用工具の第1変形例を被拘束部に挿入する際に弾性変形した解体用工具の側面図及び底面図である。
図8A】第1実施形態に係る解体用工具の第2変形例の側面図である。
図8B】第1実施形態に係る解体用工具の第2変形例の反部がフレーム部材の変形部の先端に係合した状態を示す縦断面図である。
図9A】第2実施形態に係るフレーム部材と連結部材の斜視図である。
図9B図9Aに示されたB-B線に沿って切断されたフレーム部材と連結部材の縦断面図である。
図9C】第2実施形態に係るフレーム部材に連結部材が取り付けられた状態を示す斜視図である。
図9D図9Cに示されたD-D線に沿って切断されたフレーム部材と連結部材の縦断面図である。
図9E】第2実施形態に係る連結部材の変形部によってフレーム部材が押え付けられた状態を示す斜視図である。
図9F図9Eに示されたF-F線に沿って切断されたフレーム部材と連結部材の縦断面図である。
図9G】第2実施形態の変形例に係る連結部材の変形部によってフレーム部材が押え付けられた状態を示す斜視図である。
図9H図9Gに示されたH-H線に沿って切断されたフレーム部材と連結部材の縦断面図である。
図10A】第1実施形態の第1変形例に係るフレーム部材に形成された変形部の平面図である。
図10B】第1実施形態の第1変形例に係るフレーム部材の斜視図である。
図11A】第1実施形態の第2変形例に係るフレーム部材に形成された変形部の平面図である。
図11B】第1実施形態の第2変形例に係るフレーム部材の斜視図である。
図12A】第1実施形態の第3変形例に係るフレーム部材に形成された変形部の平面図である。
図12B】第1実施形態の第3変形例に係るフレーム部材の斜視図である。
図13A】第1実施形態の第4変形例に係るフレーム部材に形成された変形部の平面図である。
図13B】第1実施形態の第4変形例に係るフレーム部材の斜視図である。
図14A】第1実施形態の第5変形例に係るフレーム部材に形成された変形部の平面図である。
図14B】第1実施形態の第5変形例に係るフレーム部材の斜視図である。
図15】第1実施形態の第6変形例に係るフレーム部材の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
(第1実施形態)
以下、図1図11を用いて、本発明の第1実施形態に係るフレーム部材の連結部構造について説明する。以下の図において、矢印FRは車両前方側を示し、矢印INは車幅方向内側を示し、矢印UPは車両上方側を示している。また、ここでは、車両前方側を向いた場合の右手方向を「車両右側」、左手方向を「車両左側」と定義する。
【0021】
図1には、第1実施形態に係るフレーム部材の連結部構造の一例として、スペースフレーム構造を適用した車体側部フレーム構造10が示されている。ここでは、本実施形態に係る車体側部フレーム構造10が適用された車両12前方側かつ車両12左側の側部が示されている。車両12の車幅方向外側の下部には、車両前後方向に沿ってロッカ(図示省略)が延在されている。ロッカの前端部には、車両上方側へ向けてフロントピラー14が延在されている。また、ロッカの車両前後方向略中間部には、車両上方側へ向けてセンタピラー16が延在されている。フロントピラー14とセンタピラー16の上端部は、車両12上部の車幅方向両外側において車両前後方向に延設されたフレーム部材22としてのルーフサイドレール18にそれぞれ結合されている。ロッカ、フロントピラー14、センタピラー16、ルーフサイドレール18及びロッカの後端部からルーフサイドレール18に亘って車両上下方向に沿って延在されたリヤピラー(図示省略)は、鋼製の車両骨格として形成されている。なお、フロントピラー14及びルーフサイドレール18は、車幅方向の両側に左右対称に構成されている。このため、以下の説明では、車両左側の側部に配置されたセンタピラー16及びルーフサイドレール18について説明し、車両右側の側部構造についての説明は省略する。
【0022】
図1及び図2に示されるように、車体側部フレーム構造10は、ルーフサイドレール18を構成するフレーム部材22に複数の連結部材32、42が連結されることにより構成されている。具体的には、フレーム部材22の前端部に、フロントピラーアッパ14Aを構成する連結部材としての前側継手部材32がルーフサイドレール18に嵌め込まれた状態で連結されている。フレーム部材22は、略四角形状の閉断面形状を有する管状に形成されている。また、前側継手部材32は、略四角形状の閉断面形状を有する中実部材により構成されている。
【0023】
フレーム部材22の車両前後方向略中間部には、センタピラー16を構成する連結部材としてのパネル部材42が、その上端部44をフレーム部材22に当て付けた状態で連結されている。パネル部材42の上端部44は、車幅方向を板厚方向として車両上下方向に延在されたウエブ部44Aと、ウエブ部44Aの上端及び下端から車幅方向内側へ向けてそれぞれ延在された上側フランジ部44B及び下側フランジ部44Cとを含んで構成されている。このため、パネル部材42の上端部44は、車両正面視で車幅方向内側に開放された略U字状に形成され、フレーム部材22に当て付けられた際に、ルーフサイドレール18の上面、下面及び車幅方向外側の側面と当接するように形成されている。
【0024】
図3Aに示されるように、フレーム部材22の前端部に嵌入される前側継手部材32の上端部32Aには、車両前方側の外周面に開口34Aを有する略直方体状の溝を備えた被拘束部としての第1被拘束部34が形成されている。また、前側継手部材32が嵌入されたフレーム部材22の前端部における車両前方側の外周部には、第1被拘束部34と対向する部分を切り込んだ変形部としての第1変形部36が形成されている。フレーム部材22は、平面視で略H字状に切り込まれており、切り込まれた部分に沿って切込部としての第1切込部38が形成されている。第1変形部36は、切り込んだ部分の端部を折り曲げることによりフレーム部材22の内側又は外側へ向けて扉状に開閉可能に形成されている。なお、以下の説明及び各図面では、便宜上、変形部(第1変形部36)が折り曲げられる(切込部が塑性変形される)前の状態において変形部(第1変形部36)に相当する部位を「変形部」と表現している。この点は、第1変形部36以外の変形部(例えば第2変形部48)についても同様である。
【0025】
図4Aに示されるように、パネル部材42の上端部44が当て付けられるフレーム部材22の上面には、車両上下方向に開放された開口46Aを有する孔を備えた被拘束部としての第2被拘束部46が貫通形成されている。また、フレーム部材22に当て付けられるパネル部材42の上端部44の上側フランジ部44Bには、第2被拘束部46と対向する部分を切り込んだ変形部としての第2変形部48が形成されている。上側フランジ部44Bは、平面視で略H字状に切り込まれており、切り込まれた部分に沿って切込部としての第2切込部50が形成されている。第2変形部48は、切り込んだ部分の端部を折り曲げることにより上側フランジ部44Bの車両上方側又は車両下方側へ向けて扉状に開閉可能に形成されている。
【0026】
なお、フレーム部材22や前側継手部材32は、略四角形状の閉断面形状を有するとして説明したが、これに限らず、円形状や略多角形状の閉断面に形成されてもよい。
【0027】
また、前側継手部材32は、略四角形状の閉断面形状を有する中実部材により構成されているとして説明したが、これに限らず、中空の部材等により構成されてもよい。
【0028】
さらに、フレーム部材22、前側継手部材32及びパネル部材42に用いられる素材は、鋼製に限らず、例えば、鉄鋼以外の金属(例えば、アルミニウム合金、マグネシウム合金、チタン合金等)等構造材として使用されるものでありかつ折り曲げた時に塑性変形して破断しないものであればよい。
【0029】
以下、フレーム部材22に複数の連結部材32、42を連結する方法について説明しつつ、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
【0030】
図3Bに示されるように、前側継手部材32は、その上端部32Aに形成された第1被拘束部34がフレーム部材22の前端部に形成された第1変形部36とフレーム部材22の板厚方向に重なる位置までフレーム部材22に嵌入される。第1変形部36は、図3Cに示されるように、第1被拘束部34が第1変形部36とフレーム部材22の板厚方向に重なった状態から第1被拘束部34側へ向けて折り曲げられる。具体的には、第1変形部36の車幅方向両端部が、フレーム部材22の長手方向に沿って形成された第1切込部38の車幅方向略中間部を境目にして、第1被拘束部34側へ向けて折り曲げられている。
【0031】
折り曲げられた第1変形部36は、第1被拘束部34の車幅方向両側の内周面に押し付けられる。このため、第1変形部36により前側継手部材32の車幅方向への移動(ズレ)が拘束される。また、第1変形部36の車両前方側の部分が、第1被拘束部34の車両前方側の内周面と対向すると共に、第1変形部36の車両後方側の部分が、第1被拘束部34の車両後方側の内周面と対向する。このため、第1変形部36により前側継手部材32の車両前後方向かつ車幅方向への移動(ズレ)が拘束される。これにより、別個の補助部材を用いることなくフレーム部材22と前側継手部材32を連結することができる。
【0032】
図4B及び図4Cに示されるように、パネル部材42は、上端部44の上側フランジ部44Bに形成された第2変形部48がフレーム部材22の上面に貫通形成された第2被拘束部46とフレーム部材22の板厚方向に重なる位置でフレーム部材22に当て付けられる。図4D及び図4Eに示されるように、第2変形部48は、第2被拘束部46が第2変形部48とフレーム部材22の板厚方向に重なった状態からフレーム部材22の第2切込部50の車両前後方向両端部が第2被拘束部46側へ向けて折り曲げられる。具体的には、第2変形部48の前端部と後端部が、フレーム部材22の長手方向に沿って形成された第2切込部50の車両前後方向略中間部を境目にして、第2被拘束部46側へ向けて折り曲げられている。
【0033】
図4Eに示されるように、折り曲げられた第2変形部48は、第2被拘束部46の車両前方側及び車両後方側の内周面に押し付けられる。このため、第2変形部48によりパネル部材42の車両前後方向への移動(ズレ)が拘束される。また、第2変形部48の車幅方向内側部分が、第2被拘束部46の車幅方向内側の内周面と対向すると共に、第2変形部48の車幅方向外側部分が、第2被拘束部46の車幅方向外側の内周面と対向する。このため、第2変形部48によりパネル部材42の車両前後方向かつ車幅方向への移動(ズレ)が拘束される。これにより、別個の補助部材を用いることなくフレーム部材22とパネル部材42を連結することができる。
【0034】
フレーム部材22に前側継手部材32やパネル部材42は、変形部36、48が被拘束部34、46の内周面に押し付けられることにより連結されるだけの構造である。このため、例えば、以下に示すような工具により簡易に解体することができる。
【0035】
図5には、車体側部フレーム構造10を解体するための解体用工具52の一例が示されている。解体用工具52は、先端部が平板状に形成されると共に被拘束部34、46の開口34A、46Aの幅よりも広い距離で互いに離間して配置され、後端部で一体に形成された複数の保持部54を備えている。複数の保持部54は、各々の先端部同士が接近及び離間する方向へ弾性変形可能に形成されている。これにより、解体用工具52は、所謂ピンセット状に形成されている。保持部54は、解体用工具52の使用時に、例えば、機械や人の手等により保持される。また、解体用工具52は、保持部54の先端部から互いに離間する方向へ折り返されたテーパ面56Aを備えた複数のテーパ部56を備えている。さらに、テーパ部56の後端部には、テーパ部56の後端部から互いに接近する方向へ折り返された複数の反部58が形成されている。テーパ部56を折り返すことにより板状(面状)に形成された反部58は、その面方向が保持部54の長手方向と略同一とされている。
【0036】
図6Aから図6Cには、一例として、解体用工具52を用いたフレーム部材22とパネル部材42の連結部分の解体方法が示されている。始めに、図6Aに示されるように、解体用工具52が第2被拘束部46の内側に挿入される。保持部54を弾性変形させることにより、一対のテーパ部56が接近する。このため、一対の反部58の間隔を、第2変形部48が押し付けられた第2被拘束部46の開口46Aの幅よりも狭くすることにより、解体用工具52のテーパ部56を第2被拘束部46の内側に挿入することができる(図6A中の二点鎖線)。
【0037】
次に、図6Bに示されるように、テーパ部56が第2変形部48の先端よりも車両下方側まで移動すると、狭められていたテーパ部56の間隔が、保持部54の弾性回復により拡げられる。このため、反部58が第2変形部48の先端に係合する。
【0038】
最後に、図6Cに示されるように、解体用工具52は、反部58が第2変形部48の先端に係合された状態で第2被拘束部46から引き抜かれることにより、第2変形部48とこれに連続するパネル部材42を、フレーム部材22の車両上方側に持上げる。このため、第2変形部48を、第2被拘束部46から取り外すことができる。これにより、車体側部フレーム構造10を簡易に解体することができる
【0039】
図7A及び図7Bには、解体用工具の第1変形例として、前後及び左右の4方向(4面)に反部62を備えた解体用工具60が示されている。これにより、例えば図10Bに示されるように、被拘束部34の全ての内周面が変形部92により押さえ付けられているフレーム部材の連結部構造90を解体することができる。また、例えば図14Bに示されるように、略円筒状に形成された内周面が変形部132により押さえ付けられているフレーム部材の連結部構造130を解体することができる。
【0040】
さらに、図8A及び図8Bには、解体用工具の第2変形例として、反部66を解体用工具64の先端部側へ向けて折り曲げることにより反し溝部66Aが形成された解体用工具64が示されている。反し溝部66Aを形成することにより、反部66を第2変形部48の先端により確実に係合させることができる。このため、図8Bに示されるように、第2変形部48を、第2被拘束部46から簡単に取り外すことができる。
【0041】
本実施形態に係る車体側部フレーム構造10によれば、フレーム部材22又は前側継手部材32の外周部に設けられた被拘束部34、46が、フレーム部材22又はパネル部材42の外周部に形成された変形部36、48により押さえ付けられる。これにより、別個の補助部材を設けることなく、フレーム部材22、前側継手部材32及びパネル部材42が連結された車体側部フレーム構造10を構成することができる。さらに、別個の補助部材を設けることなく車体側部フレーム構造10を構成することができるため、その重量を軽量にすることができる。
【0042】
また、本実施形態に係る車体側部フレーム構造10は、被拘束部34、46が、折り曲げて塑性変形された変形部36、48に押さえ付けられるだけの構成である。このため、折り曲げられた変形部36、48を曲げ戻しすることにより解体することができる。これにより、車体側部フレーム構造10を、簡易に解体できる構造とすることができる。さらに、反部58を備えた解体用工具52を用いることにより、車体側部フレーム構造10を、簡易に解体をすることができる。
【0043】
以上説明したように、本実施形態に係る車体側部フレーム構造10は、別個の補助部材を用いることなく構成することができかつ簡易に解体をすることができる。
【0044】
(第2実施形態)
次に、図9Aから図9Hを用いて、本発明に係るフレーム部材の連結部構造の第2実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
【0045】
図9A及び図9Bには、本実施形態に係るフレーム部材の連結部構造の一例として、車体側部フレーム構造70が示されている。フレーム部材22に当て付けられるパネル部材42の上端部44のウェブ部44Aには、車幅方向に開放された開口72Aを有する孔を備えた被拘束部としての第3被拘束部72が貫通形成されている。また、パネル部材42の上端部44が当て付けられるフレーム部材22の車幅方向外側の外周面には、第3被拘束部72と対向する部分を切り込んだ変形部としての第3変形部74が形成されている。フレーム部材22の車幅方向外側の外周面は、車両側面視で略U字状に切り込まれており、切り込まれた部分に沿って切込部としての第3切込部76が形成されている。第3変形部74は、切り込まれた部分の上端部を折り曲げることによりフレーム部材22の車幅方向内側又は車幅方向外側へ向けて扉状に開閉可能に形成されている。
【0046】
図9C及び図9Dに示されるように、パネル部材42は、上端部44のウェブ部44Aに形成された第3被拘束部72とフレーム部材22の車幅方向外側の外周面に形成された第3変形部74がフレーム部材22の板厚方向に重なる位置でフレーム部材22に当て付けられる。このとき、車幅方向外側へ向けて折り曲げられた第3変形部74が第3被拘束部72に挿入される。
【0047】
図9E及び図9Fに示されるように、第3被拘束部72に挿入された第3変形部74は、車両下方側へ向けて折り曲げられる。さらに、図9Fに示されるように、第3変形部74は、第3被拘束部72を圧着するように折り曲げられる。これにより、パネル部材42とフレーム部材22は、連結される。
【0048】
なお、第3被拘束部72に挿入された第3変形部74は、図9G及び図9Hに示されるように、車両上方側へ向けて折り曲げられてもよい。さらに、図9Hに示されるように、第3変形部74を第3被拘束部72と圧着するように折り曲げることにより、パネル部材42とフレーム部材22は、連結されてもよい。
【0049】
(第2実施形態の作用・効果)
本実施形態に係る車体側部フレーム構造70によれば、パネル部材42に設けられた第3被拘束部72が、フレーム部材22の外周部に形成された第3変形部74により押さえ付けられる。これにより、別個の補助部材を設けることなく、フレーム部材22とパネル部材42が連結された車体側部フレーム構造70を構成することができる。さらに、別個の補助部材を設けることなく車体側部フレーム構造70を構成することができるため、その重量を軽量にすることができる。
【0050】
(第1変形例)
次に、図10A及び図10Bを用いて、第1実施形態及び第2実施形態の第1変形例について説明する。なお、前述した本実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
【0051】
本変形例に係る車体側部フレーム構造90では、例えば、図10Aに示されるように、フレーム部材22の外周部には、平面視で略正方形状に形成された変形部92が設けられている。変形部92の内側の略中心部には、変形部92の外形と相似な略正方形状の開口92Aが形成されている。変形部92には、開口92Aにより形成される正方形の頂点と変形部92を形成する正方形の頂点をそれぞれ結んだ直線上に沿って切込部94が形成されている。このため、図10Bに示されるように、開口92Aの外周部には、4つの折曲部96が形成されている。4つの折曲部96は、変形部92を形成する正方形の4辺を端部として第1被拘束部34の内側へ折り込まれる。
【0052】
本変形例に係る車体側部フレーム構造90によれば、中空形状の前側継手部材32の外周部に設けられた第1被拘束部34が、フレーム部材22の外周部に形成された変形部92により押さえ付けられる。これにより、別個の補助部材を設けることなく、フレーム部材22と前側継手部材32が連結された車体側部フレーム構造90を構成することができる。
【0053】
(第2変形例)
次に、図11A及び図11Bを用いて、第1実施形態及び第2実施形態の第2変形例について説明する。なお、前述した本実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
【0054】
本変形例に係る車体側部フレーム構造100では、例えば、図11Aに示されるように、フレーム部材22の外周部には、平面視で略正方形状に形成された変形部102が設けられている。変形部102の内側の略中心部には、変形部102の外形と相似な略正方形状の開口102Aが形成されている。変形部102には、開口102Aにより形成される正方形の辺を変形部102の外周部まで延長した直線上に沿って切込部104が形成されている。このため、図11Bに示されるように、開口102Aの外周部には、4つの折曲部106が形成されている。4つの折曲部106は、変形部102を形成する正方形の4辺を端部として第1被拘束部34の内側へ折り込まれる。
【0055】
本変形例に係る車体側部フレーム構造100によれば、中空形状の前側継手部材32の外周部に設けられた第1被拘束部34が、フレーム部材22の外周部に形成された変形部102により押さえ付けられる。これにより、別個の補助部材を設けることなく、フレーム部材22と前側継手部材32が連結された車体側部フレーム構造100を構成することができる。
【0056】
(第3変形例)
次に、図12A及び図12Bを用いて、第1実施形態及び第2実施形態の第3変形例について説明する。なお、前述した本実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
【0057】
本変形例に係る車体側部フレーム構造110では、たとえば、図12Aに示されるように、フレーム部材22の外周部には、平面視で略正方形状に形成された変形部112が設けられている。変形部112の内側の略中心部には、変形部112の外形と相似な略正方形状の開口112Aが形成されている。変形部112には、開口112Aにより形成される正方形の対向する2辺を変形部112の外周部まで延長した直線上に沿って切込部114が形成されている。このため、図12Bに示されるように、開口112Aの外周部には、4つの折曲部116が形成されている。4つの折曲部116は、変形部112を形成する正方形の4辺を端部として第1被拘束部34の内側へ折り込まれる。
【0058】
本変形例に係る車体側部フレーム構造110によれば、中空形状の前側継手部材32の外周部に設けられた第1被拘束部34が、フレーム部材22の外周部に形成された変形部112により押さえ付けられる。これにより、別個の補助部材を設けることなく、フレーム部材22と前側継手部材32が連結された車体側部フレーム構造110を構成することができる。
【0059】
(第4変形例)
次に、図13A及び図13Bを用いて、第1実施形態及び第2実施形態の第4変形例について説明する。なお、前述した本実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
【0060】
本変形例に係る車体側部フレーム構造120では、例えば、図13Aに示されるように、フレーム部材22の外周部には、平面視で略正方形状に形成された変形部122が設けられている。変形部122には、その正方形の対向する2辺に沿って切込部124が形成されている。このため、図13Bに示されるように、切込部124が形成された変形部122は、第1被拘束部34側へ向けて円弧状に塑性変形されることにより第1被拘束部34の内側へ押し込まれる。
【0061】
本変形例に係る車体側部フレーム構造120によれば、中空形状の前側継手部材32の外周部に設けられた第1被拘束部34が、フレーム部材22の外周部に形成された変形部122により押さえ付けられる。これにより、別個の補助部材を設けることなく、フレーム部材22と前側継手部材32が連結された車体側部フレーム構造120を構成することができる。
【0062】
(第5変形例)
次に、図14A及び図14Bを用いて、第1実施形態及び第2実施形態の第5変形例について説明する。なお、前述した本実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
【0063】
本変形例に係る車体側部フレーム構造130では、例えば、図14Aに示されるように、フレーム部材22の外周部には、平面視で略円形状に形成された変形部132が設けられている。変形部132の内側の略中心部には、変形部132の外形と相似な略円形状の開口132Aが形成されている。このため、図14Bに示されるように、開口132Aが形成された変形部132は、第1被拘束部34側へ向けて略逆円錐台状に塑性変形されることにより第1被拘束部34の内側へ押し込まれる。
【0064】
本変形例に係る車体側部フレーム構造130によれば、中空形状の前側継手部材32の外周部に設けられた第1被拘束部34が、フレーム部材22の外周部に形成された変形部132により押さえ付けられる。これにより、別個の補助部材を設けることなく、フレーム部材22と前側継手部材32が連結された車体側部フレーム構造130を構成することができる。
【0065】
(第6変形例)
次に、図15を用いて、第1実施形態及び第2実施形態の第6変形例について説明する。なお、前述した本実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
【0066】
本変形例に係る車体側部フレーム構造140では、例えば、図15に示されるように、フレーム部材22の角部に、平面視で略長方形状に形成された変形部142が設けられている。変形部142には、平面視で略H字状に切り込まれた切込部144が形成されている。変形部142はその端部を折り曲げられて第1被拘束部34の内側へ折り込まれる。
【0067】
本変形例に係る車体側部フレーム構造140によれば、中空形状の前側継手部材32の外周部に設けられた第1被拘束部34が、フレーム部材22の外周部に形成された変形部142により押さえ付けられる。これにより、別個の補助部材を設けることなく、フレーム部材22と前側継手部材32が連結された車体側部フレーム構造140を構成することができる。
【符号の説明】
【0068】
10 車体側部フレーム構造(フレーム部材の連結部構造)
12 車両
14 フロントピラー
18 ルーフサイドレール
22 フレーム部材
32 前側継手部材(連結部材)
34 第1被拘束部(被拘束部)
36 第1変形部(変形部)
38 第1切込部(切込部)
42 パネル部材(連結部材)
46 第2被拘束部(被拘束部)
48 第2変形部(変形部)
50 第2切込部(切込部)
52 解体用工具
54 保持部
56 テーパ部
56A テーパ面
58 反部
60 解体用工具
62 反部
64 解体用工具
66 反部
70 車体側部フレーム構造(フレーム部材の連結部構造)
72 第3被拘束部(被拘束部)
74 第3変形部(変形部)
76 第3切込部(切込部)
90 車体側部フレーム構造(フレーム部材の連結部構造)
92 変形部
100 車体側部フレーム構造(フレーム部材の連結部構造)
102 変形部
110 車体側部フレーム構造(フレーム部材の連結部構造)
112 変形部
120 車体側部フレーム構造(フレーム部材の連結部構造)
122 変形部
130 車体側部フレーム構造(フレーム部材の連結部構造)
132 変形部
140 車体側部フレーム構造(フレーム部材の連結部構造)
142 変形部
図1
図2
図3A
図3B
図3C
図4A
図4B
図4C
図4D
図4E
図5
図6A
図6B
図6C
図7A
図7B
図8A
図8B
図9A
図9B
図9C
図9D
図9E
図9F
図9G
図9H
図10A
図10B
図11A
図11B
図12A
図12B
図13A
図13B
図14A
図14B
図15