(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-05
(45)【発行日】2022-12-13
(54)【発明の名称】会計管理装置、会計管理方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/12 20120101AFI20221206BHJP
G06Q 30/06 20120101ALI20221206BHJP
G07G 1/12 20060101ALI20221206BHJP
【FI】
G06Q50/12
G06Q30/06
G07G1/12 361C
G07G1/12 341A
(21)【出願番号】P 2021131513
(22)【出願日】2021-08-12
【審査請求日】2021-08-12
(73)【特許権者】
【識別番号】000227205
【氏名又は名称】NECプラットフォームズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】杉本 啓介
【審査官】渡邉 加寿磨
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-149442(JP,A)
【文献】特開2002-279534(JP,A)
【文献】特開2006-190045(JP,A)
【文献】特開2020-91546(JP,A)
【文献】欧州特許出願公開第3144876(EP,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
G07G 1/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
飲食店の会計を管理する会計管理装置であって、
テーブル番号と、会計時刻と、を含む会計データを取得する取得部と、
前記取得部により取得された会計データのうち所定の時間内に同じテーブル番号で会計された会計データを、同じ組の利用客の会計データとみなして、利用客の組数をカウントする集計部と、
を備える、会計管理装置。
【請求項2】
前記集計部は、
同じテーブル番号での直近の会計から所定の時間内に会計された会計データが前記取得部により取得された場合、該会計データを直近の会計と同じ組の利用客の会計データとみなして、利用客の組数をカウントアップしない、
請求項1に記載の会計管理装置。
【請求項3】
前記集計部は、
同じテーブル番号での直近の会計から所定の時間の経過後に会計された会計データが前記取得部により取得された場合、該会計データを直近の会計と同じ組の利用客の会計データとはみなさず、利用客の組数をカウントアップする、
請求項1に記載の会計管理装置。
【請求項4】
前記集計部は、
同じテーブル番号での直近の会計がない状態で、前記取得部により会計データが取得された場合、利用客の組数をカウントアップする、
請求項1に記載の会計管理装置。
【請求項5】
前記取得部は、
各利用客が有する各端末から前記会計データを取得する、
請求項1から4のいずれか1項に記載の会計管理装置。
【請求項6】
飲食店の会計を管理する会計管理装置による会計管理方法であって、
テーブル番号と、会計時刻と、を含む会計データを取得する取得ステップと、
前記取得ステップにより取得された会計データのうち所定の時間内に同じテーブル番号で会計された会計データを、同じ組の利用客の会計データとみなして、利用客の組数をカウントする集計ステップと、
を含む、会計管理方法。
【請求項7】
飲食店の会計を管理するコンピュータに、
テーブル番号と、会計時刻と、を含む会計データを取得する取得手順と、
前記取得手順により取得された会計データのうち所定の時間内に同じテーブル番号で会計された会計データを、同じ組の利用客の会計データとみなして、利用客の組数をカウントする集計手順と、
を実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、会計管理装置、会計管理方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、飲食店では、1組あたりの利用者数が多い方が、客単価が上がる傾向にある。そのため、飲食店では、客単価アップだけではなく、組単価アップの施策を計画することが増えている。組単価を算出する技術として、例えば、特許文献1には、同じ組の複数の利用客が注文した注文品をまとめて集計する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来、多くの飲食店では、従業員がテーブルで注文を受け付け、レジで会計を行う運用であった。このように、従業員がレジで会計を行う運用の場合、利用客の組数は、会計数(注文伝票数)となるため、利用客の組数を把握することが容易であった。
【0005】
ところが、最近、飲食業界では、人口減少により従業員の数が不足し、さらに、コロナ禍の影響で、従業員と利用客との接触を避ける傾向がある。
そのため、飲食店では、従業員と利用客との接触を減らし、注文業務や会計業務も利用客自身に行わせる動きが増えている。そのため、例えば、利用客が、自身のスマートフォン等の端末から注文や会計を行う態様の飲食店も増えている。
【0006】
しかし、利用客が、自身の端末から会計を行う運用では、同じテーブルに複数の利用客がいる場合、複数の利用客毎に会計が発生する。そのため、利用客の組数は、単純に会計数とはならなくなるため、利用客の組数を把握することが困難になる。その結果、組単価の把握が困難となるため、組単価アップの施策を計画できなくなる。
【0007】
そこで本開示の目的は、上述した課題を解決し、飲食店の各利用客が各端末から会計を行う場合においても、利用客の組数を把握することができる会計管理装置、会計管理方法、及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
一態様による会計管理装置は、
飲食店の会計を管理する会計管理装置であって、
テーブル番号と、会計時刻と、を含む会計データを取得する取得部と、
前記取得部により取得された会計データのうち所定の時間内に同じテーブル番号で会計された会計データを、同じ組の利用客の会計データとみなして、利用客の組数をカウントする集計部と、
を備える。
【0009】
一態様による会計管理方法は、
飲食店の会計を管理する会計管理装置による会計管理方法であって、
テーブル番号と、会計時刻と、を含む会計データを取得する取得ステップと、
前記取得ステップにより取得された会計データのうち所定の時間内に同じテーブル番号で会計された会計データを、同じ組の利用客の会計データとみなして、利用客の組数をカウントする集計ステップと、
を含む。
【0010】
一態様によるプログラムは、
飲食店の会計を管理するコンピュータに、
テーブル番号と、会計時刻と、を含む会計データを取得する取得手順と、
前記取得手順により取得された会計データのうち所定の時間内に同じテーブル番号で会計された会計データを、同じ組の利用客の会計データとみなして、利用客の組数をカウントする集計手順と、
を実行させる。
【発明の効果】
【0011】
上述の態様によれば、飲食店の各利用客が各端末から会計を行う場合においても、利用客の組数を把握することができる会計管理装置、会計管理方法、及びプログラムを提供できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】実施の形態1に係る会計管理システムの構成例を示す図である。
【
図2】実施の形態1に係る会計管理装置の概略的な動作の流れの例を示すフロー図である。
【
図3】実施の形態1に係る取得部により取得される会計データの例を示す図である。
【
図4】実施の形態2に係る会計管理装置のハードウェア構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照して本開示の実施の形態について説明する。なお、以下の記載及び図面は、説明の明確化のため、適宜、省略及び簡略化がなされている。また、以下の各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
【0014】
<実施の形態1>
まず、
図1を参照して、本実施の形態1に係る会計管理システムの構成例について説明する。なお、本実施の形態1は、飲食店Xの会計を管理するものとして説明する。
【0015】
図1に示されるように、本実施の形態1に係る会計管理システムは、端末10A~10C及び会計管理装置20を備えている。端末10A~10Cと会計管理装置20とは無線ネットワークを介して接続されているものとする。以下では、どの端末10A~10Cであるかを特定しない場合は、単に「端末10」と適宜称する。
【0016】
端末10は、飲食店Xの利用客が所有し、利用客が料理の注文及び会計を行うために使用する端末である。端末10は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話機等で実現される。ここでは、端末10A~10Cは、利用客A~Cがそれぞれ料理の注文及び会計を行うために使用する端末であるとする。
【0017】
会計管理装置20は、飲食店XのPOS(Point Of Sales)端末であっても良いし、POS端末とは別に設けられたパーソナルコンピュータ等のコンピュータであっても良い。会計管理装置20がPOS端末である場合は、会計管理装置20が、端末10から料理の注文を受け付けると共に、端末10が注文した料理の会計を行う。一方、会計管理装置20がPOS端末とは別に設けられたコンピュータである場合は、POS端末が、端末10から料理の注文を受け付けると共に、端末10が注文した料理の会計を行う。
【0018】
以下では、説明を簡単にするために、会計管理装置20は、POS端末とは別に設けられたコンピュータであり、POS端末が、端末10から料理の注文を受け付けると共に、端末10が注文した料理の会計を行うものとして説明する。
【0019】
端末10は、例えば、注文入力画面を表示し、注文入力画面上で利用客に料理を注文させる。また、端末10は、例えば、会計画面を表示し、決済画面上で利用客に会計を行わせる。注文入力画面及び会計画面を表示する仕組みとしては、例えば、以下が考えられる。すなわち、飲食店Xの各テーブルには、URL(Uniform Resource Locator)及びテーブル番号等を含むQR(Quick Response)コード(登録商標)が記述された媒体を設置しておく。端末10は、QRコードを読み取ることで、上述したURL及びテーブル番号等を取得し、そのURLにアクセスする。すると、POS端末は、注文又は会計のいずれかを端末10の利用客に選択させる。注文が選択された場合は、POS端末は、端末10に注文入力画面を送信し、端末10は、その注文入力画面を表示する。会計が選択された場合は、POS端末は、端末10に会計画面を送信し、端末10は、その会計画面を表示する。
【0020】
利用客は、端末10に表示された注文入力画面上で、料理の注文を行う。
また、利用客は、端末10に表示された会計画面上で、料理の会計を行う。
なお、料理の注文時及び会計時には、利用客は、テーブル番号も入力する。なお、テーブル番号については、QRコードから取得可能であるため、利用客の入力によらず、自動で入力されても良い。
そのため、本実施の形態1では、飲食店Xの各利用客は、同じテーブルであるか否かにかかわらず、互いに異なるタイミングで料理の注文及び会計を行うことを想定する。
【0021】
端末10は、利用客による料理の会計が完了すると、その会計の会計時刻と、テーブル番号と、を含む会計データを、会計管理装置20に送信する。なお、テーブル番号については、QRコードから取得しても良く、利用客の入力により取得しても良い。
【0022】
会計管理装置20は、取得部21及び集計部22を備えている。
取得部21は、各端末10から、会計時刻と、テーブル番号と、を含む会計データを取得する。
【0023】
集計部22は、取得部21により取得された会計データを保持する。
もし、取得部21により取得された、ある会計データが、同じテーブル番号で会計された直近の会計データの会計から比較的短時間で会計されていた場合、これらの会計データは、同じ組の利用客の会計データである可能性が高いと考えられる。
【0024】
そこで、集計部22は、取得部21により取得された会計データのうち所定の時間内に同じテーブル番号で会計された会計データを、同じ組の利用客の会計データとみなして、利用客の組数をカウントする。
【0025】
具体的には、集計部22は、同じテーブル番号での直近の会計から所定の時間内に会計された会計データが取得部21により取得された場合には、その会計データを直近の会計と同じ組の利用客の会計データとみなして、利用客の組数をカウントアップしない。
【0026】
また、集計部22は、同じテーブル番号での直近の会計から所定の時間の経過後に会計された会計データが取得部21により取得された場合には、その会計データを直近の会計と同じ組の利用客の会計データとはみなさず、利用客の組数をカウントアップする。
【0027】
なお、同じテーブル番号での直近の会計がない状態で、取得部21により会計データが取得される場合もあり得る。例えば、新たに設置されたテーブルには、直近の会計データが存在しない。また、飲食店Xが閉店時に各テーブルの会計データをリセットする運用であれば、開店直後は、各テーブルには直近の会計データが存在しない。このような場合には、集計部22は、利用客の組数をカウントアップする。
【0028】
続いて、
図2を参照して、本実施の形態1に係る会計管理装置20の概略的な動作の流れの例について説明する。なお、ここでは、飲食店Xの全てのテーブルにおいて、直近の会計があるものとして説明する。
【0029】
図2に示されるように、まず、取得部21は、いずれかの端末10から、会計時刻と、テーブル番号と、を含む会計データを取得する(ステップS11)。
次に、集計部22は、取得部21により取得された会計データが、同じテーブル番号での直近の会計から所定の時間内に会計された会計データであるか否かを判断する(ステップS12)。
【0030】
ステップS12において、取得部21により取得された会計データが、同じテーブル番号での直近の会計から所定の時間内に会計された会計データである場合は(ステップS12のYes)、集計部22は、取得部21により取得された会計データを直近の会計と同じ組の利用客の会計データとみなして、利用客の組数をカウントアップしない(ステップS13)。
【0031】
一方、ステップS12において、取得部21により取得された会計データが、同じテーブル番号での直近の会計から所定の時間内に会計された会計データでない場合は(ステップS12のNo)、集計部22は、取得部21により取得された会計データを直近の会計と同じ組の利用客の会計データとはみなさず、利用客の組数をカウントアップする(ステップS14)。
【0032】
続いて、本実施の形態1に係る会計管理装置20の概略的な動作について、具体例を挙げて説明する。ここでは、飲食店Xの開店直後を想定し、飲食店Xの全てのテーブルにおいて、直近の会計が存在せず、組数のカウント値は初期値の0の状態になっているものとして説明する。また、所定の時間は、20分であるものとして説明する。
【0033】
飲食店Xには、同じ組の2名の利用客(利用客A及び利用客B)が来店しており、テーブル#1に着席しているものとする。また、別組で利用客Cが来店しており、テーブル#2に着席しているものとする。
【0034】
以降、テーブル#1の利用客Aは、時刻11:00に端末10A上で会計を行い、取得部21は、その会計の会計データを取得したとする。
また、テーブル#2の利用客Cは、時刻11:03に端末10C上で会計を行い、取得部21は、その会計の会計データを取得したとする。
また、テーブル#1の利用客Bは、時刻11:10に端末10B上で会計を行い、取得部21は、その会計の会計データを取得したとする。
この場合、取得部21により取得された会計データは、
図3に示される通りとなる。
【0035】
テーブル#1の利用客Aの会計データ(会計時刻11:00)については、テーブル#1で直近に会計した会計データが存在しない。そのため、集計部22は、利用客の組数をカウントアップする。その結果、この時点では、組数のカウント値は1となる。
【0036】
また、テーブル#2の利用客Cの会計データ(会計時刻11:03)についても、テーブル#2で直近に会計した会計データが存在しない。そのため、集計部22は、利用客の組数をカウントアップする。その結果、この時点では、組数のカウント値は2となる。
【0037】
一方、テーブル#1の利用客Bの会計データ(会計時刻11:10)については、テーブル#1で直近に会計した利用客Aの会計データ(会計時刻11:00)が存在し、かつ、利用客Aの会計から20分以内に会計が行われている。そのため、集計部22は、利用客Bの会計データを、利用客Aと同じ組の利用客の会計データとみなして、利用客の組数をカウントアップしない。その結果、この時点では、組数のカウント値は2のままとなる。
【0038】
よって、
図3に示されるような会計データが取得部21により取得された場合には、集計部22は、利用客の組数を2組と判断する。そのため、飲食店Xの各利用客A~Cが各端末10A~10Cから会計を行う場合においても、利用客の組数を把握できる。
【0039】
上述したように本実施の形態1によれば、取得部21は会計時刻と、テーブル番号と、を含む会計データを取得する。集計部22は、取得部21により取得された会計データのうち所定の時間内に同じテーブル番号で会計された会計データを、同じ組の利用客の会計データとみなして、利用客の組数をカウントする。
【0040】
ここで、飲食店Xの各利用客が各端末10から会計を行う運用において、ある会計データが、同じテーブル番号で会計された直近の会計データの会計から所定の時間内に会計されていた場合、これらの会計データは、同じ組の利用客の会計データである可能性が高いと考えられる。そのため、本実施の形態1によれば、これらの会計データを、同じ組の利用客の会計データとみなして、利用客の組数をカウントすることで、利用客の組数を把握できるようになる。そのため、以下のような具体的な2つの効果が得られる。
【0041】
(1)効果1
例えば、飲食店Xに利用客が10人いる状況において、10人で1組である場合と、10人で10組である場合とで、店内の席や従業員の配置が大きく違ってくる。
本実施の形態1によれば、利用客の正しい組数を把握できるため、飲食店Xの店内の席を、利用客の人数や組数に応じて配置することが可能となる。また、飲食店Xの従業員を、利用客の人数や組数に応じて配置できるため、従業員の勤務シフトの計画に役立てることができる。
【0042】
(2)効果2
上述したように、飲食店では、客単価アップだけではなく、組単価アップの施策を計画することが増えている。
本実施の形態1によれば、利用客の正しい組数を把握できるため、正しい組単価を把握できる。例えば、
図3の例では、利用客の組数を会計数(注文伝票数)と判断する関連技術では、組数を3組と判断してしまうため、各会計が1000円と仮定すると、組単価は1000円となる。一方、本実施の形態1によれば、組数を2組と判断するため、各会計が1000円と仮定すると、組単価は1500円となり、正確な組単価を把握できる。
そのため、本実施の形態1は、組単価アップの施策に活用することが可能であり、その結果、組単価アップの施策を計画できるようになる。
【0043】
<実施の形態2>
次に、
図4を参照して、本実施の形態2に係る会計管理装置20Aのハードウェア構成例について説明する。
図4に示されるように、本実施の形態2に係る会計管理装置20Aは、プロセッサ23及びメモリ24を備えている。
【0044】
プロセッサ23は、例えば、マイクロプロセッサ、MPU(Micro Processing Unit)、又はCPU(Central Processing Unit)であっても良い。プロセッサ23は、複数のプロセッサを含んでも良い。
【0045】
メモリ24は、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの組み合わせによって構成される。メモリ24は、プロセッサ23から離れて配置されたストレージを含んでも良い。この場合、プロセッサ23は、図示されていないI(Input)/O(Output)インタフェースを介してメモリ24にアクセスしても良い。
【0046】
上述した実施の形態1に係る会計管理装置20は、
図4に示されるハードウェア構成を有することができる。メモリ24には、プログラムが記憶される。このプログラムは、コンピュータに読み込まれた場合に、上述した実施の形態1で説明された会計管理装置20の1又はそれ以上の機能をコンピュータに行わせるための命令群(又はソフトウェアコード)を含む。上述した会計管理装置20に設けられた構成要素は、プロセッサ23がメモリ24に記憶されたプログラムを読み込んで実行することにより実現されても良い。また、上述した会計管理装置20に設けられた構成要素が各種の情報又はデータを保持する機能は、メモリ24により実現されても良い。
【0047】
また、上述したプログラムは、非一時的なコンピュータ可読媒体又は実体のある記憶媒体に格納されても良い。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体又は実体のある記憶媒体は、random-access memory(RAM)、read-only memory(ROM)、フラッシュメモリ、solid-state drive(SSD)又はその他のメモリ技術、CD-ROM、digital versatile disc(DVD)、Blu-ray(登録商標)ディスク又はその他の光ディスクストレージ、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスクストレージ又はその他の磁気ストレージデバイスを含む。プログラムは、一時的なコンピュータ可読媒体又は通信媒体上で送信されても良い。限定ではなく例として、一時的なコンピュータ可読媒体又は通信媒体は、電気的、光学的、音響的、又はその他の形式の伝搬信号を含む。
【0048】
以上、実施の形態を参照して本開示を説明したが、本開示は上述した実施の形態に限定されるものではない。本開示の構成や詳細には、本開示のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
【符号の説明】
【0049】
10A~10C 端末
20,20A 会計管理装置
21 取得部
22 集計部
23 プロセッサ
24 メモリ
A~C 利用客
【要約】
【課題】飲食店の各利用客が各端末から会計を行う場合においても、利用客の組数を把握すること。
【解決手段】本開示は、飲食店の会計を管理する会計管理装置(20)に関する。会計管理装置(20)は、テーブル番号と、会計時刻と、を含む会計データを取得する取得部(21)と、取得部(21)により取得された会計データのうち所定の時間内に同じテーブル番号で会計された会計データを、同じ組の利用客の会計データとみなして、利用客の組数をカウントする集計部(22)と、を備える。
【選択図】
図1