(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-05
(45)【発行日】2022-12-13
(54)【発明の名称】ポイント管理システム、ポイント管理装置及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/02 20120101AFI20221206BHJP
G07G 1/12 20060101ALI20221206BHJP
G07G 1/14 20060101ALI20221206BHJP
【FI】
G06Q30/02 352
G06Q30/02 376
G06Q30/02 354
G07G1/12 321M
G07G1/12 351Z
G07G1/14
(21)【出願番号】P 2018187075
(22)【出願日】2018-10-02
【審査請求日】2021-07-09
(73)【特許権者】
【識別番号】000003562
【氏名又は名称】東芝テック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100103034
【氏名又は名称】野河 信久
(74)【代理人】
【識別番号】100075672
【氏名又は名称】峰 隆司
(74)【代理人】
【識別番号】100153051
【氏名又は名称】河野 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100179062
【氏名又は名称】井上 正
(74)【代理人】
【識別番号】100162570
【氏名又は名称】金子 早苗
(72)【発明者】
【氏名】小暮 和成
(72)【発明者】
【氏名】石原 智
【審査官】関 博文
(56)【参考文献】
【文献】特開2007-287104(JP,A)
【文献】特開2004-030451(JP,A)
【文献】特開2016-095693(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0120418(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
G07G 1/12
G07G 1/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者が獲得済みのポイントの数を
、ポイント管理コードに関連付けて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されたポイントが関連付けられ
ているポイント管理コードとは異なるポイント管理コードを決定する決定手段と、
ポイントを付与する条件が成立し、かつ前記記憶手段に記憶されたポイントが関連付けられ
ているポイント管理コードが指定されない場合に、前記条件の成立に対して付与するポイントの数を、前記決定手段により決定され
たポイント管理コードに関連付けて前記記憶手段に記憶させる新規登録手段と、
前記条件が成立し、かつ前記記憶手段に記憶されたポイントが関連付けられ
ているポイント管理コードが指定された場合に、当該指定されたポイント管理コードが関連付けられたポイントの数に、前記条件の成立に対して付与するポイントの数を加算して求まるポイントの数を、前記決定手段により決定され
たポイント管理コードに関連付けて前記記憶手段に記憶させる更新登録手段と、
プリント用紙に画像をプリントするプリンタと、
前記決定手段により決定され
たポイント管理コード
と、当該ポイント管理コードに関連付けて前記記憶手段に記憶されたポイントの数とをともに表した情報を前記プリンタにプリントさせるプリント制御手段と、
を具備したポイント管理システム。
【請求項2】
前記利用者により指定されたポイント管理コードを入力する入力手段、
をさらに備え、
前記新規登録手段は、前記入力手段によ
りポイント管理コードが入力されない場合
をポイント管理コードが指定されない場合とし、
前記更新登録手段は、前記入力手段により入力され
たポイント管理コードが前記記憶手段に記憶されたポイントに関連付けられている場合
をポイント管理コードが指定された場合とする、
請求項1に記載のポイント管理システム。
【請求項3】
前記
プリント制御手段は、前記
決定手段により決定されたポイント管理コードを光学的に読み取り可能に表したコードシンボル
と、前記決定手段により決定されたポイント管理コードに関連付けて前記記憶手段に記憶されたポイントの数とをともに表した画像を前記プリンタ
にプリントさせ、
前記入力手段は、
前記
プリンタによりプリントされたコードシンボルを光学的に読み取る読取デバイスと、
前記読取デバイスが読み取っ
たコードシンボルが表
すポイント管理コードを前記
利用者により指定されたポイント管理コードとして取得する取得手段と、
を具備する、
請求項2に記載のポイント管理システム。
【請求項4】
前記プリンタ及び前記読取デバイスを備えた商品販売処理装置と、
前記記憶手段、前記決定手段、前記新規登録手段、前記更新登録手段、前記
プリント制御手段及び前記取得手段を備えたポイント管理装置と、
を備える請求項3に記載のポイント管理システム。
【請求項5】
利用者が獲得済みのポイントの数を
、ポイント管理コードに関連付けて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されたポイントが関連付けられ
ているポイント管理コードとは異なるポイント管理コードを決定する決定手段と、
ポイントを付与する条件が成立し、かつ前記記憶手段に記憶されたポイントが関連付けられ
ているポイント管理コードが指定されない場合に、前記条件の成立に対して付与するポイントの数を、前記決定手段により決定され
たポイント管理コードに関連付けて前記記憶手段に記憶させる新規登録手段と、
前記条件が成立し、かつ前記記憶手段に記憶されたポイントが関連付けられ
ているポイント管理コードが指定された場合に、当該指定されたポイント管理コードが関連付けられたポイントの数に、前記条件の成立に対して付与するポイントの数を加算して求まるポイントの数を、前記決定手段により決定され
たポイント管理コードに関連付けて前記記憶手段に記憶させる更新登録手段と、
前記決定手段により決定され
たポイント管理コード
と、当該ポイント管理コードに関連付けて前記記憶手段に記憶されたポイントの数とをともに表した情報をプリンタにプリントさせるプリント制御手段と、
を具備したポイント管理装置。
【請求項6】
コンピュータを、
利用者が獲得済みのポイントの数を
、ポイント管理コードに関連付けて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されたポイントが関連付けられ
ているポイント管理コードとは異なるポイント管理コードを決定する決定手段と、
ポイントを付与する条件が成立し、かつ前記記憶手段に記憶されたポイントが関連付けられ
ているポイント管理コードが指定されない場合に、前記条件の成立に対して付与するポイントの数を、前記決定手段により決定され
たポイント管理コードに関連付けて前記記憶手段に記憶させる新規登録手段と、
前記条件が成立し、かつ前記記憶手段に記憶されたポイントが関連付けられ
ていたポイント管理コードが指定された場合に、当該指定されたポイント管理コードが関連付けられたポイントの数に、前記条件の成立に対して付与するポイントの数を加算して求まるポイントの数を、前記決定手段により決定され
たポイント管理コードに関連付けて前記記憶手段に記憶させる更新登録手段と、
前記決定手段により決定され
たポイント管理コード
と、当該ポイント管理コードに関連付けて前記記憶手段に記憶されたポイントの数とをともに表した情報をプリンタにプリントさせるプリント制御手段と、
して機能させるための情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、ポイント管理システム、ポイント管理装置及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
利用者の取引実績に応じてポイントを付与し、獲得済みのポイント数に応じて例えば値引きなどの特典を利用者に与えるサービスは広く実施されている。
このようなサービスは、旧来より、スタンプカードにスタンプを捺印する手法により、広く実現されている。また近年は、獲得済みのポイント数を利用者に対して定められた会員コードに関連付けてコンピュータ管理する手法によっても実現されている。
【0003】
しかしながらスタンプカードを用いる手法は、スタンプカードにスタンプを捺印する作業が店員等の負担となる。また、スタンプの偽造による不正の恐れもある。またコンピュータ管理による手法では、会員登録した利用者に対してしかサービスを提供できない。
そこで、利用者が獲得済みのポイント数を識別コードに関連付けてサーバにおいて管理しておくとともに、上記の識別コードを表したバーコードをプリントした証票を利用者に渡すことによって、この証票により利用者と特典とを関連付けることも考えられている。つまり、利用者は、新たな取引に際して付与されるポイントを取得済みのポイントに加算したい場合には、前回の取引の際に渡された証票を店員に提示する。サーバは、店員の操作により証票から読み取られた識別コードに関連付けて管理しているポイント数を、証票を提示した利用者の獲得済みのポイント数として、その後の付与ポイント数の加算などを行う。
【0004】
しかしながら、利用者に新たにポイントを付与する毎に証票を発行していると、同じ識別コードを表したバーコードをプリントした複数枚の証票が発行されることになる。そして、これら複数枚の証票のいずれを提示した者であっても、その証票に示された識別コードに関連付けられたポイント数を獲得している利用者であることになる。
このため、例えば本来の利用者が廃棄した証票を第三者が拾った場合、当該第三者は、この廃棄された証票を本来の利用者に変わって使用することが可能である。
このような事情から、第三者による証票の利用を防止できることが望まれていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、第三者による利用者のなりすましの危険性を低減できるポイント管理システム、ポイント管理装置及び情報処理プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態のポイント管理システムは、記憶手段、決定手段、新規登録手段、更新登録手段、プリンタ及びプリント制御手段を備える。記憶手段は、利用者が獲得済みのポイントの数を、ポイント管理コードに関連付けて記憶する。決定手段は、ポイントを付与する条件が成立した場合に、記憶手段に記憶されたポイントが関連付けられているポイント管理コードとは異なるポイント管理コードを決定する。新規登録手段は、条件が成立し、かつ記憶手段に記憶されたポイントが関連付けられているポイント管理コードが指定されない場合に、条件の成立に対して付与するポイントの数を、決定手段により決定されたポイント管理コードに関連付けて記憶手段に記憶させる。更新登録手段は、条件が成立し、かつ記憶手段に記憶されたポイントが関連付けられているポイント管理コードが指定された場合に、当該指定されたポイント管理コードが関連付けられたポイントの数に、条件の成立に対して付与するポイントの数を加算して求まるポイントの数を、決定手段により決定されたポイント管理コードに関連付けて記憶手段に記憶させる。プリンタは、プリント用紙に画像をプリントする。プリント制御手段は、決定手段により決定されたポイント管理コードと、当該ポイント管理コードに関連付けて記憶手段に記憶されたポイントの数とをともに表した情報をプリンタにプリントさせる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】一実施形態に係るポイント管理システムの概略構成と、POS端末及びポイント管理装置の要部回路構成とを示すブロック図。
【
図2】
図1中の口座管理データベースに含まれるデータレコードの構造の一例を示す図。
【
図3】
図1中のPOS端末に設けられたプロセッサによる情報処理のフローチャート。
【
図4】
図1中のポイント管理装置に設けられたプロセッサによる情報処理のフローチャート。
【
図5】
図1中のポイント管理装置に設けられたプロセッサによる情報処理のフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施の形態の一例について図面を用いて説明する。なお、本実施形態においては、POS(point-of-sale)端末とポイント管理装置とを含んだポイント管理システムを例に説明する。POS端末は、商品販売処理装置の一例である。
図1は本実施形態に係るポイント管理システム100の概略構成と、POS端末10及びポイント管理装置20の要部回路構成とを示すブロック図である。
【0010】
このポイント管理システム100は、POS端末10とポイント管理装置20とを通信ネットワーク30を介して通信可能とすることで構成されている。なお、ポイント管理システム100には、典型的には複数のPOS端末10が含まれるが、
図1においては1つのみを示している。複数のPOS端末10は、いずれも1つの店舗に設置されていてもよいし、複数の店舗に分散して設置されていてもよい。また複数の店舗は、いずれも単一の企業に属していてもよいし、異なる企業に属する店舗が混在していてもよい。
【0011】
POS端末10は、商品の販売、飲食物の提供、あるいはサービスの提供などの任意の取引の内容を登録し、さらには当該取引に係る代金を決済するための情報処理を行う。つまり、POS端末10は、取引に係る代金を決済するための決済装置としての機能を備えている。POS端末10は、取引を行った取引者がポイントサービスのための証票(以下においては、スタンプカードレシートと称する)を提示した場合に、当該のスタンプカードレシートに識別コードとして表されたポイント管理コードと取引の内容とをポイント管理装置20へと通知する。なお、以下においては、対象とする取引を、商品の販売とする場合について説明する。
【0012】
ポイント管理装置20は、利用者に対して付与済みのポイントの数を、ポイント口座毎に管理する。ただしポイント管理装置20は、ポイント口座を利用者には関連付けない。
通信ネットワーク30は、インターネット、VPN(virtual private network)、LAN(local area network)、公衆通信網、移動体通信網などを、単独又は適宜に組み合わせて用いることができる。通信ネットワーク30としては、典型的には、インターネット、VPN及び移動体通信網が組み合わせて用いられる。
【0013】
POS端末10は、プロセッサ11、メインメモリ12、補助記憶デバイス13、表示デバイス14、入力デバイス15、読取デバイス16、プリンタ17、通信インタフェース18及び伝送路19を含んでいる。プロセッサ11と、メインメモリ12、補助記憶デバイス13、表示デバイス14、入力デバイス15、読取デバイス16、プリンタ17及び通信インタフェース18とは、伝送路19によって接続される。プロセッサ11、メインメモリ12及び補助記憶デバイス13が伝送路19によって接続されることにより、POS端末10を制御するための情報処理を行うコンピュータを構成している。
【0014】
プロセッサ11は、上記コンピュータの中枢部分に相当する。プロセッサ11は、オペレーティングシステム、ミドルウェア及びアプリケーションプログラム等の情報処理プログラムに従った情報処理を実行することで、POS端末10としての各種の機能を実現するべく各部を制御する。
【0015】
メインメモリ12は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。メインメモリ12は、不揮発性のメモリ領域と揮発性のメモリ領域とを含む。メインメモリ12は、不揮発性のメモリ領域では上記の情報処理プログラムを記憶する。またメインメモリ12は、プロセッサ11が各部を制御するための処理を実行する上で必要なデータを不揮発性又は揮発性のメモリ領域で記憶する場合もある。メインメモリ12は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ11によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。
【0016】
補助記憶デバイス13は、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。補助記憶デバイス13は、例えばEEPROM(electric erasable programmable read-only memory)、HDD(hard disc drive)、SSD(solid state drive)、あるいはその他の周知の各種の記憶デバイスを利用できる。補助記憶デバイス13は、プロセッサ11が各種の処理を行う上で使用するデータと、プロセッサ11での処理によって生成されたデータとを保存する。補助記憶デバイス13は、情報処理プログラムを記憶する場合もある。
【0017】
表示デバイス14は、操作者に対して各種の情報を通知するための各種画面を表示する。表示デバイス14としては、例えば液晶表示デバイスなどの周知のデバイスを適用できる。
入力デバイス15は、操作者による各種の指示を入力する。入力デバイス15としては、タッチセンサ又はキーボードなどの周知のデバイスを、単独又は組み合わせて適用できる。
【0018】
読取デバイス16は、記憶媒体に記憶されたデータを読み取る。読取デバイス16としては、バーコードスキャナ又はカードリーダなどの周知のデバイスを、単独又は組み合わせて適用できる。
プリンタ17は、レシート用紙に対して各種の画像をプリントして各種の証票を発行する。証票は、取引レシート及びスタンプカードレシートを含む。
【0019】
通信インタフェース18は、通信ネットワーク30を介したデータ通信を行う。通信インタフェース18としては、例えばインターネットを介したデータ通信のための周知の処理を行うように構成された周知のデバイスを用いることができる。
伝送路19は、アドレスバス、データバス及び制御信号線等を含み、接続されている各部の間で授受されるデータや制御信号を伝送する。
【0020】
POS端末10は、後述する情報処理について記述した情報処理プログラムをメインメモリ12又は補助記憶デバイス13に記憶する。なお、当該の情報処理プログラムは、POS端末10のハードウェアの譲渡の際にメインメモリ12又は補助記憶デバイス13に記憶されていてもよいし、上記のハードウェアとは別に譲渡されてもよい。後者の場合、情報処理プログラムは、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリなどのようなリムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介して譲渡される。後者の場合、情報処理プログラムはバージョンアッププログラムとして提供されて、メインメモリ12又は補助記憶デバイス13に既に記憶されている同種の別の情報処理プログラムに置き換えて使用されるケースが想定される。
【0021】
ポイント管理装置20は、プロセッサ21、メインメモリ22、補助記憶デバイス23、通信インタフェース24及び伝送路25を備える。プロセッサ21と、メインメモリ22、補助記憶デバイス23及び通信インタフェース24とは、伝送路25によって接続される。プロセッサ21、メインメモリ22及び補助記憶デバイス23が伝送路25によって接続されることにより、ポイント管理装置20を制御するための情報処理を行うコンピュータを構成している。
【0022】
プロセッサ21は、上記コンピュータの中枢部分に相当する。プロセッサ21は、オペレーティングシステム、ミドルウェア及びアプリケーションプログラム等の情報処理プログラムに従った情報処理を実行することで、ポイント管理装置20としての各種の機能を実現するべく各部を制御する。
【0023】
メインメモリ22は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。メインメモリ22は、不揮発性のメモリ領域と揮発性のメモリ領域とを含む。メインメモリ22は、不揮発性のメモリ領域では上記の情報処理プログラムを記憶する。またメインメモリ22は、プロセッサ21が各部を制御するための処理を実行する上で必要なデータを不揮発性又は揮発性のメモリ領域で記憶する場合もある。メインメモリ22は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ21によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。
【0024】
補助記憶デバイス23は、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。補助記憶デバイス23は、例えばEEPROM、HDD、SSD、あるいはその他の周知の各種の記憶デバイスを利用できる。補助記憶デバイス23は、プロセッサ21が各種の処理を行う上で使用するデータと、プロセッサ21での処理によって生成されたデータとを保存する。補助記憶デバイス23は、上記の情報処理プログラムを記憶する場合もある。
【0025】
通信インタフェース24は、通信ネットワーク30を介したデータ通信を行う。通信インタフェース24としては、例えばインターネットを介したデータ通信のための周知の処理を行うように構成された周知のデバイスを用いることができる。
伝送路25は、アドレスバス、データバス及び制御信号線等を含み、接続されている各部の間で授受されるデータや制御信号を伝送する。
【0026】
ポイント管理装置20は例えば、ハードウェアとしてサーバ用の汎用のコンピュータ装置を用い、後述の情報処理について記述した情報処理プログラムをメインメモリ22又は補助記憶デバイス23に書き込むことによって実現できる。なお、当該の情報処理プログラムは、ポイント管理装置20の譲渡の際にメインメモリ22又は補助記憶デバイス23に記憶されていてもよいし、上記の汎用のコンピュータ装置とは別に譲渡されてもよい。後者の場合、情報処理プログラムは、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリなどのようなリムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介して譲渡される。
【0027】
さて、補助記憶デバイス23が記憶するデータには、口座管理データベースDB1を含む。口座管理データベースDB1は、多数のポイント口座のそれぞれに関連付けられたデータレコードの集合である。
【0028】
図2は口座管理データベースDB1に含まれるデータレコードDR1の構造の一例を示す図である。
データレコードDR1は、フィールドF1,F2,F3を少なくとも含む。データレコードDR1は、フィールドF4以降のフィールドを含み得る。
【0029】
フィールドF1には、関連付けられたポイント口座を識別するための口座管理コードがセットされる。フィールドF2には、関連付けられたポイント口座に付与済みのポイントの総数がセットされる。フィールドF3,F4…には、関連付けられたポイント口座へのポイント付与の履歴を表すデータ群がセットされる。つまりデータレコードDR1には、関連付けられたポイント口座に対するポイントの付与が行われる毎に、フィールドF4以降に新たなフィールドが追加され、そのポイント付与に関するデータ群がセットされる。
【0030】
フィールドF3,F4…にセットされるデータ群は、
図2に示すようにフィールドF11,F12,F13,F14を含む。
フィールドF11には、関連付けられたポイント口座を一時的に識別するためのポイント管理コードがセットされる。フィールドF12には、付与したポイントの数がセットされる。フィールドF13には、ポイントを付与した日時がセットされる。フィールドF14には、ポイント付与の契機となった取引が行われた店舗を識別する店舗コードがセットされる。
【0031】
次に以上のように構成されたポイント管理システム100の動作について説明する。なお、以下に説明する処理の内容は一例であって、一部の処理の順序の変更、一部の処理の省略、あるいは別の処理の追加などは適宜に可能である。
POS端末10が取引の登録及び会計を行うべき動作状態にあるとき、プロセッサ11はメインメモリ12又は補助記憶デバイス13に記憶された情報処理プログラムに基づいて以下に説明する情報処理を実行する。
【0032】
図3はプロセッサ11による情報処理のフローチャートである。
Act1としてプロセッサ11は、例えば商品リストなどの一取引に関する情報処理において一時的に用いるデータの初期化又は削除などの準備処理を行う。
【0033】
Act2としてプロセッサ11は、登録操作が開始されたか否かを確認する。登録操作とは、商品を取引の対象として登録するために操作者が行う操作である。なお操作者は、店員及び買物客のいずれであってもよい。そしてプロセッサ11は、該当する操作が開始されていないならばNoと判定し、Act3へと進む。
Act3としてプロセッサ11は、ポイント管理コードが入力されたか否かを確認する。そしてプロセッサ11は、該当の入力がなされていないならばNoと判定し、Act2へと戻る。
かくしてプロセッサ11はAct2及びAct3としては、登録操作が開始されるか、またはポイント管理コードが入力されるのを待ち受ける。
【0034】
操作者は、登録を開始するならば、取引の対象となる商品に関する登録操作を行う。登録操作は例えば、商品に対応するバーコードを読取デバイス16に読み取らせるための操作、あるいは商品を指定するための予め定められた入力デバイス15の操作などとして行われる。
プロセッサ11は、Act2及びAct3の待ち受け状態にあるときに上記のような登録操作が行われたならば、Act2にてYesと判定し、Act4へと進む。
【0035】
Act4としてプロセッサ11は、登録処理及び会計処理を行う。プロセッサ11は具体的には、読取デバイス16で取得された情報に基づいて特定される商品コード、又は入力デバイス15の操作に基づいて特定される商品コードを、取引の対象となる商品の商品コードとする。そしてプロセッサ11は、この商品コードで識別される商品を商品リストに追加するべく、メインメモリ12又は補助記憶デバイス13に設定された商品リストエリアの情報を更新する。これが登録処理である。このときにプロセッサ11は、小計額に今回登録された商品の単価を加算することにより、常に最新の小計額を求めておくようにしてもよい。
【0036】
そしてプロセッサ11は、取引の対象となる全ての商品の登録が済み、会計処理の実行を指示する操作が例えば入力デバイス15にて行われたならば、登録された全ての商品の売買のために決済すべき決済金額を算出する。そしてプロセッサ11は、算出した決済金額を、複数の決済方法のうちから操作者が指定した決済方法を用いて決済する。決済方法としては、現金、クレジットカード、デビットカード、プリペイドカード、電子マネー、ポイント及び金券などを用いる種々の決済方法を適宜に利用できる。この決済金額の算出及び決済のための処理が、会計処理である。
【0037】
Act5としてプロセッサ11は、上記のように登録及び会計が行われた取引の内容をポイント管理装置20に通知する。プロセッサ11は具体的には、例えば取引の内容の通知であることを表すコマンドと、取引の内容を表すデータとを含んだ通知データを生成する。取引の内容を表すデータは、取引の対象となった商品のリスト及び決済金額など、当該取引に関してのポイント付与に関する判断のために必要なデータである。取引の内容を表すデータとして通知データにどのようなデータを含めるかは、ポイント付与の条件などを考慮して、例えば情報処理プログラムの作成者などによって適宜に定められる。なおプロセッサ11は、後述するようにポイント管理コードがメインメモリ12又は補助記憶デバイス13に記憶されているならば、このポイント管理コードも通知データに含める。そしてプロセッサ11は、生成した通知データを、通信インタフェース18からポイント管理装置20に宛てて通信ネットワーク30へと送出する。通信ネットワーク30によりポイント管理装置20へと伝送された通知データは、通信インタフェース24によってポイント管理装置20へと取り込まれる。
【0038】
ポイント管理装置20においてプロセッサ21は、メインメモリ22又は補助記憶デバイス23に記憶された情報処理プログラムに基づいて以下に説明する情報処理を実行する。
図4及び
図5はプロセッサ21による情報処理のフローチャートである。
【0039】
Act21としてプロセッサ21は、取引内容の通知がなされたか否かを確認する。そしてプロセッサ21は、該当の通知がなされていないならばNoと判定し、Act22へと進む。
Act22としてプロセッサ21は、有効性の問い合わせがなされたか否かの確認を行う。そしてプロセッサ21は、該当の問い合わせがなされていないならばNoと判定し、Act21へと戻る。
かくしてプロセッサ21はAct21及びAct22としては、取引内容の通知又は有効性の問い合わせのいずれかが行われるのを待ち受ける。
【0040】
そしてプロセッサ21は、上述のように通知データが通信インタフェース24によって取り込まれたならば、Act21にてYesと判定し、Act23へと進む。
Act23としてプロセッサ21は、今回通知された取引について、ポイントの付与条件が成立するか否かを確認する。具体的にはプロセッサ21は、通知データに含まれた、取引の内容を表すデータを考慮して、取引について、予め定められたポイントの付与条件が成立するか否かを確認する。付与条件は、本実施形態では、「決済金額500円毎に1ポイントを付与」であるとする。この場合にプロセッサ21は例えば、取引の内容を表すデータに含まれた決済金額が500円以上であるならば、付与条件が成立すると判定する。そしてプロセッサ21はこのような場合にAct23にてYesと判定し、Act24へと進む。ただし付与条件は、例えばポイントサービスの提供者などによって適宜に定められてよい。また付与条件は、複数が定められていてもよい。プロセッサ21は、付与条件が複数定められている場合、これら複数の付与条件の1つでも成立するならば、Act23にてYesと判定する。
【0041】
Act24としてプロセッサ21は、ポイント管理コードの通知があったか否かを確認する。プロセッサ21は、通知データにポイント管理コードが含まれていない場合には、Noと判定し、Act25へと進む。なお後述するように、買物客がポイント口座へのポイントの追加を希望していない場合に、通知データにはポイント管理コードが含まれない。
【0042】
Act25としてプロセッサ21は、口座管理コードを決定する。プロセッサ21は例えば、予め定められたルールに従って、口座管理データベースDB1に含まれたデータレコードDR1のフィールドF1にセットされている口座管理コードのいずれとも一致しないコードとして、口座管理コードを決定する。
【0043】
Act26としてプロセッサ21は、ポイント管理コードを決定する。プロセッサ21は例えば、予め定められたルールに従って、口座管理データベースDB1に含まれたデータレコードDR1のフィールドF11にセットされているポイント管理コードのいずれとも一致しないコードとして、ポイント管理コードを決定する。かくして情報処理プログラムに基づく情報処理をプロセッサ21が実行することによって、プロセッサ21を中枢部分とするコンピュータは、ポイント管理コードを決定する決定手段として機能する。
【0044】
Act27としてプロセッサ21は、口座管理データベースDB1を更新する。具体的にはプロセッサ21は、Act25にて上述のように口座管理コードを決定しているならば、当該口座管理コードをフィールドF1にセットした新たなデータレコードDR1を追加するように口座管理データベースDB1を更新する。プロセッサ21は上記の新たなデータレコードDR1のフィールドF2には、前述のように成立した付与条件に基づいて定まるポイントの付与数をセットする。またプロセッサ21は上記の新たなデータレコードDR1には、1つの履歴データのみをフィールドF3にセットする。プロセッサ21は、当該の履歴データの各フィールドには、次のように各データをセットする。つまりプロセッサ21は、フィールドF11には、Act26で決定したポイント管理コードをセットする。プロセッサ21は、フィールドF12には、前述のように成立した付与条件に基づいて定まるポイントの付与数をセットする。プロセッサ21は、フィールドF13には、現在の日時をセットする。プロセッサ21は、フィールドF14には、前述の通知データの送信元のPOS端末10が設置されている店舗の店舗コードをセットする。なお、ポイントの付与条件が複数存在する場合には、それら複数の付与条件を識別するための条件コードを予め定めておく。またデータレコードDR1には、当該条件コードをセットするフィールドを設定しておく。そしてプロセッサ21は、Act23にて成立すると判定した付与条件を識別する条件コードを、上記のフィールドにセットする。またプロセッサ21は、複数の付与条件が成立する場合には、それらの付与条件を識別する条件コードをそれぞれセットした複数のデータレコードDR1を口座管理データベースDB1に追加する。かくして情報処理プログラムに基づく情報処理をプロセッサ21が実行することによって、プロセッサ21を中枢部分とするコンピュータは新規登録手段として機能する。
【0045】
Act28としてプロセッサ21は、スタンプレシートデータを生成する。スタンプレシートデータは、スタンプレシートをPOS端末10で発行させるためのデータである。
【0046】
図6は一例としてのスタンプレシートSR1を示す図である。
スタンプレシートSR1は、画像IM1及びバーコードBC1を含む。画像IM1は、ポイントの獲得状況を、スタンプカードを模して表す。バーコードBC1は、ポイント管理コードを少なくとも含んだバーコードデータを表す。
【0047】
プロセッサ21は、画像IM1及びバーコードBC1を図示のように表した画像データとして、あるいはそのような画像データをPOS端末10で生成可能とするためのデータとしてスタンプレシートデータを生成する。なおプロセッサ21は、バーコードデータに含めるポイント管理コードは、Act26にて決定したポイント管理コードとする。
【0048】
Act29としてプロセッサ21は、取引内容の通知元であるPOS端末10に対して、スタンプレシートの発行を指令する。プロセッサ21は具体的には、例えばスタンプレシートの発行指令であることを表すコマンドと、Act28にて生成したスタンプレシートデータとを含んだ指令データを生成する。そしてプロセッサ11は、生成した指令データを、通信インタフェース24から該当するPOS端末10に宛てて通信ネットワーク30へと送出する。通信ネットワーク30によりPOS端末10へと伝送された指令データは、通信インタフェース18によってPOS端末10へと取り込まれる。
【0049】
さて、POS端末10においてプロセッサ11は、
図3中のAct5にて取引内容を通知した後には、Act6へと進む。
Act6としてプロセッサ11は、発行指令がなされたか否かを確認する。そしてプロセッサ11は、上記のように通信インタフェース18によって指令データが取り込まれたことに応じて、Yesと判定し、Act7へと進む。
【0050】
Act7としてプロセッサ11は、発行指令を受領する。つまりプロセッサ11は、通信インタフェース18から指令データを受け取る。
Act8としてプロセッサ11は、指令データに含まれたスタンプレシートデータに基づいて、スタンプレシートをプリントするようプリンタ17を制御する。この制御の下にプリンタ17は、スタンプレシートデータに基づく画像をレシート用紙にプリントする。プリンタ17は、スタンプレシートデータに基づく画像をプリント済みのレシート用紙、すなわちスタンプレシートを、POS端末10の外部に排出する。これにより、スタンプレシートが発行される。スタンプレシートは、店員により買物客に渡されるか、買物客によって取り去られる。
【0051】
かくして情報処理プログラムに基づく情報処理をプロセッサ11が実行することによって、プロセッサ11を中枢部分とするコンピュータは、ポイント管理コードを光学的に読み取り可能に表したコードシンボルとしてのバーコードをプリントするためのプリンタ17の制御を通知処理として実行する通知処理手段として機能する。そしてこのようなプロセッサ11の機能と、プリンタ17との協働によって、ポイント管理コードを利用者に通知する通知手段としての機能が実現される。
【0052】
Act9としてプロセッサ11は、取引レシートをプリントするようにプリンタ17を制御する。取引レシートは、取引の対象となった商品のリスト及び決済の実行状況などの取引の内容を表したレシートである。プロセッサ11は具体的には、商品リスト及び決済処理の結果に基づき、取引内容を表す文字列等を表した取引レシート画像を生成する。プロセッサ11は、取引レシート画像には例えば、店舗コード、日時、レジ番号、店員コード、店員名、利用者コード、商品コード、商品名、単価、小計額、税額、合計額、預り金額、釣銭額、取引点数及びレシート番号などを含める。そしてプロセッサ11は、当該取引レシート画像をプリンタ17に送り、レシート用紙にプリントさせる。なお、取引レシート画像にどのような情報をどのような配置で表すかは任意であり、POS端末10の設計者などによって予め適宜に定められる。この制御の下にプリンタ17は、取引レシート画像をレシート用紙にプリントする。プリンタ17は、取引レシート画像をプリント済みのレシート用紙、すなわち取レシートを、POS端末10の外部に排出する。これにより、取引レシートが発行される。取引レシートは、店員により買物客に渡されるか、買物客によって取り去られる。
プロセッサ11は、取引レシートのプリントが完了したならば、Act1を経てAct2及びAct3の待受状態に戻り、次の取引に関する処理に備える。
【0053】
さて、スタンプレシートを上記のようにして取得した買物客は、当該スタンプレシートを保管しておく。そして次に買い物をする際には、商品の登録が開始されるのに先立って、店員にスタンプレシートを渡す。店員は買物客から渡されたスタンプレシートに表されたバーコードを、読取デバイス16に読み取らせる。あるいは、買物客が自ら、スタンプレシートに表されたバーコードを、読取デバイス16に読み取らせる。そうすると読取デバイス16は、バーコードが表すバーコードデータをプロセッサ11へと通知する。
上記のバーコードデータには、ポイント管理コードが含まれる。そこでプロセッサ11は、Act3にてYesと判定し、Act10へと進む。
【0054】
Act10としてプロセッサ11は、上記のバーコードデータに含まれるポイント管理コードの有効性をポイント管理装置20に問い合わせる。プロセッサ11は具体的には、例えば有効性の問い合わせであることを表すコマンドと、ポイント管理コードとを含んだ問い合わせデータを生成する。そしてプロセッサ11は、生成した問い合わせデータを、通信インタフェース18からポイント管理装置20に宛てて通信ネットワーク30へと送出する。通信ネットワーク30によりポイント管理装置20へと伝送された問い合わせデータは、通信インタフェース24によってポイント管理装置20へと取り込まれる。
ポイント管理装置20においてプロセッサ21は、上述のように問い合わせデータが通信インタフェース24によって取り込まれたならば、Act22にてYesと判定し、
図5中のAct30へと進む。
【0055】
Act30としてプロセッサ21は、有効性問い合わせを受領する。つまりプロセッサ11は、通信インタフェース18から問い合わせデータを受け取る。問い合わせデータは、上述のように、POS端末10にて指定されたポイント管理コードを含む。かくして情報処理プログラムに基づく情報処理をプロセッサ21が実行することによって、プロセッサ21を中枢部分とするコンピュータは、指定されたポイント管理コードを取得する取得手段として機能する。そしてこの取得手段としての機能と読取デバイス16との協働により、入力手段としての機能が実現される。
【0056】
Act31としてプロセッサ21は、合致レコードを口座管理データベースDB1に含まれるデータレコードDR1の中から検索する。合致レコードは、問い合わせデータに含まれたポイント管理コードがフィールドF11にセットされている履歴データを含んだデータレコードDR1である。なおプロセッサ21は、複数の履歴データを含んだデータレコードDR1については、最も新しく追加された履歴データのフィールドF11にポイント管理コードがセットされている場合に合致レコードとする。
【0057】
Act32としてプロセッサ21は、合致レコードが有ったか否かを確認する。そしてプロセッサ21は、上記の検索により合致レコードが見つかったならばYesと判定し、Act33へと進む。
【0058】
Act33としてプロセッサ21は、ポイント管理コードが有効である旨の有効性通知を行う。プロセッサ21は具体的には、例えば有効性の通知であることを表すコマンドと、ポイント管理コードが有効であることを表すデータとを含んだ通知データを生成する。そしてプロセッサ11は、生成した通知データを、通信インタフェース24から、問い合わせ元のPOS端末10に宛てて通信ネットワーク30へと送出する。
【0059】
プロセッサ21は一方、上記の検索により合致レコードが見つからなかったならばAct32にてNoと判定し、Act34へと進む。
Act34としてプロセッサ21は、ポイント管理コードが無効である旨の有効性通知を行う。プロセッサ21は具体的には、例えば有効性の通知であることを表すコマンドと、ポイント管理コードが無効であることを表すデータとを含んだ通知データを生成する。そしてプロセッサ11は、生成した通知データを、通信インタフェース24から、問い合わせ元のPOS端末10に宛てて通信ネットワーク30へと送出する。
【0060】
プロセッサ21は、Act33又はAct34を終えると、
図4中のAct21及びAct22の待受状態に戻る。なおAct33又はAct34でポイント管理装置20から送信されて、通信ネットワーク30により該当のPOS端末10へと伝送された通知データは、通信インタフェース18によってPOS端末10へと取り込まれる。
【0061】
POS端末10においてプロセッサ11は、
図3中のAct10にて問い合わせを行ったならば、Act11へと進む。
Act11としてプロセッサ11は、有効性通知を受領する。つまりプロセッサ11は、通信インタフェース18から通知データを受け取る。
【0062】
Act12としてプロセッサ11は、ポイント管理コードが有効であるか否かを有効性通知に基づいて確認する。そしてプロセッサ11は、有効であるならばYesと判定し、Act13へと進む。
Act13としてプロセッサ11は、バーコードデータに含まれていたポイント管理コードを、有効なポイント管理コードとしてメインメモリ12又は補助記憶デバイス13に保存する。
【0063】
しかしながらプロセッサ11は、ポイント管理コードが無効であるならばAct12にてNoと判定し、Act14へと進む。
Act14としてプロセッサ11は、エラー画面を表示デバイス14に表示させる。エラー画面は、操作者が読み取らせたバーコードが表されているスタンプレシートが無効であることを操作者に通知するための画面である。プロセッサ11は、Act13又はAct14を終えると、Act2及びAct3の待受状態に戻る。
かくして操作者は、別に適正なスタンプレシートを有しているならば、そこに表されたバーコードを改めて読み取らせることができる。
そして、有効なポイント管理コードがメインメモリ12又は補助記憶デバイス13に記憶された状態で操作者が登録操作を開始したならば、その後のAct5においてプロセッサ11は、通知データに有効なポイント管理コードを含めることとなる。
【0064】
ポイント管理装置20においてプロセッサ21は、このような通知データが通信インタフェース24によって取り込まれたことによって
図4中のAct21から、Act23及びAct24と進んだ場合は、Act24にてYesと判定する。そしてプロセッサ21はこの場合は、Act25をパスしてAct26へと進む。プロセッサ21は、このようにして口座管理コードを決定しなかった場合にAct27においては、通知されたポイント管理コードがフィールドF11にセットされている履歴データが含まれているデータレコードDR1に、Act26で新たに決定したポイント管理コードをフィールドF11にセットした新たな履歴データを追加するように口座管理データベースDB1を更新する。プロセッサ21は、当該新たな履歴データのフィールドF12,F13,F14には、前述と同様に各データをセットする。またプロセッサ21は、当該新たな履歴データを追加するデータレコードDR1におけるフィールドF2にセットされている値を、新たな履歴データのフィールドF12にセットする値を加算した値に更新する。かくして情報処理プログラムに基づく情報処理をプロセッサ21が実行することによって、プロセッサ21を中枢部分とするコンピュータは更新登録手段として機能する。
【0065】
このようにして、有効なスタンプレシートのバーコードを読み取った後に登録及び会計を行い、かつその取引について付与条件が成立するならば、当該の取引に関して付与するポイントの数が、これまでに付与済みのポイントの数に加算されるとともに、その加算後のポイントの数が、新たに決定したポイント管理コードに関連付けられることになる。なお、データレコードDR1には、複数の履歴データが含まれるが、前述したように最も新しく追加された履歴データに含まれるポイント管理コードが有効とされるから、当該データレコードDR1のフィールドF2に示されるポイント数には、上述のように新たに決定されたポイント管理コードが関連付けられていることになる。かくして、口座管理データベースDB1を記憶する補助記憶デバイス23は、利用者が獲得済みのポイントの数であるポイント総数を、当該ポイントを識別するためのポイント管理コードに関連付けて記憶する記憶手段に相当する。
そして、このような口座管理データベースDB1の更新後にPOS端末10で発行されるスタンプレシートは、新たなポイント管理コードを含むバーコードデータを表した新たなバーコードが表されることになる。
【0066】
図7は一例としてのスタンプレシートSR2を示す図である。
スタンプレシートSR2は、
図6に示すスタンプレシートSR1に表されたバーコードBC1を読み取ったのちの取引に関して2ポイントが加算されたのちに発行されるスタンプレシートの一例である。このためスタンプレシートSR2は、画像IM1に代えて、獲得済みのポイント数が「5」であることを表した画像IM2を含む。またスタンプレシートSR2には、バーコードBC1とは異なるバーコードBC2が表されている。
【0067】
ところでプロセッサ21は、付与条件が成立しない場合には、Act23にてNoと判定し、Act35へと進む。
Act35としてプロセッサ21は、ポイント管理コードの通知があったか否かを確認する。プロセッサ21は、通知データにポイント管理コードが含まれていない場合には、Noと判定し、Act36へと進む。
【0068】
Act36としてプロセッサ21は、取引内容の通知元であるPOS端末10に対して、スタンプレシートの非発行を指令する。プロセッサ21は具体的には、例えばスタンプレシートの非発行指令であることを表すコマンドを含んだ指令データを生成する。そしてプロセッサ11は、生成した指令データを、通信インタフェース24から該当するPOS端末10に宛てて通信ネットワーク30へと送出する。通信ネットワーク30によりPOS端末10へと伝送された指令データは、通信インタフェース18によってPOS端末10へと取り込まれる。なおプロセッサ21は、非発行の指令を終えたならば、Act21及びAct22の待受状態に戻る。
【0069】
さて、POS端末10においてプロセッサ11は、上記のように通信インタフェース18によって非発行指令のための指令データが取り込まれたならば、
図3中のAct6にてNoと判定する。そしてプロセッサ11はこの場合には、Act7及びAct8をパスして、Act9へと進む。これにより、スタンプレシートは発行されず、取引レシートは発行される。
【0070】
プロセッサ21は、通知データにポイント管理コードが含まれていた場合には、
図4中のAct35にてYesと判定し、Act37へと進む。
Act37としてプロセッサ21は、Act26と同様にしてポイント管理コードを決定する。
【0071】
Act38としてプロセッサ21は、Act27と同様にして口座管理データベースDB1を更新する。ただしプロセッサ21は、通知されたポイント管理コードがフィールドF11にセットされている履歴データが含まれているデータレコードDR1に、Act37で新たに決定したポイント管理コードをフィールドF11にセットした新たな履歴データを追加するように口座管理データベースDB1を更新する。またこのときにプロセッサ21は、当該追加する履歴データのフィールドF12には「0」をセットし、フィールドF2にセットされている数は変更しない。
【0072】
Act39としてプロセッサ21は、スタンプレシートデータを生成する。ここで生成するスタンプレシートデータは、例えば
図6に示されたスタンプレシートSR1と同様なスタンプレシートを表す。ただし、バーコードは、Act37で決定された新たなポイント管理コードを含んだバーコードデータを表す。またプロセッサ21は、文字メッセージ「1ポイント付与されました」は、「ポイントは付与されませんでした」などのようなポイントを付与しなかったことを利用者に通知するものとして予め定められたものに置き換える。
【0073】
Act40としてプロセッサ21は、取引内容の通知元であるPOS端末10に対して、Act29と同様にして、スタンプレシートの発行を指令する。そしてプロセッサ21はこののち、Act21及びAct22の待受状態に戻る。
【0074】
以上のようにポイント管理システム100によれば、利用者は、一取引が終了した際に発行されるポイントレシートを所持しておき、それ以降の取引の際に提示すれば、会員登録無しにポイントサービスを利用できる。しかもポイント管理システム100によれば、ポイントはポイント管理装置20によるコンピュータ管理であり、ポイントレシートをPOS端末10にて発行するので、スタンプカードへの捺印などを行う必要も無い。
【0075】
そしてポイント管理システム100によれば、1つのポイント口座に関するスタンプレシートを繰り返し発行するが、常に最新のスタンプレシートのみが有効とされる。従って、古いスタンプレシートを第三者が取得しても、この古いスタンプレシートに表されているバーコードに含まれるポイント管理コードを使用することができないため、第三者による使用を抑制することができる。すなわち、古いスタンプレシートを第三者が取得しても、当該第三者が古いスタンプレシートを用いて本来の利用者になりすますことはできない。もちろん、最新のスタンプレシートを第三者が取得すればなりすましが可能となるが、最新のスタンプレシートは利用者にとって必要であるから、第三者に渡らないように管理することは、古いスタンプレシートの場合に比べて容易である。
【0076】
またポイント管理システム100によれば、付与条件が成立しない場合にポイントを付与しない場合にも、新しいスタンプレシートを発行する。これに対して、ポイントを付与しない場合にはスタンプレシートを発行しないと、その時に一度提示したスタンプレシートをその後の別の取引の際にも提示することが必要となる。例えば、店員がスタンプレシートのバーコードの読取のための操作を行う運用であると、登録操作の開始前に預かったスタンプレシートを保留しておき、ポイントが付与されないことを確認した場合にはそのスタンプレシートを利用者に返却することが必要となる。つまり、スタンプレシートの管理が複雑化する。しかしながら上記のようにポイントを付与しない場合にも新しいスタンプレシートを発行することにより、バーコードを一度読み取らせたスタンプレシートは原則として無効となるのであって、スタンプレシートの管理が単純化し、容易となる。
【0077】
またポイント管理システム100によれば、スタンプレシートに表すポイント管理コードは逐次変更するものの、ポイント数は、不変の口座管理コードに関連付けて管理している。このため、本実施形態のように複数の履歴データを口座管理コードに関連付けることによりポイント付与の経過や過去に用いられたポイント管理コードなどを事後に確認することなどが可能となる。
【0078】
この実施形態は、次のような種々の変形実施が可能である。
データレコードDR1にいくつまで履歴データを含めるかは任意であり、POS端末10の設計者などによって予め適宜に定められてよい。例えば、最新のポイント数を管理していればポイントサービスは提供が可能であるから、プロセッサ21は、最新の1つのみの履歴データを含むように口座管理データベースDB1を更新してもよい。この場合、フィールドF2又はフィールドF12を省略してもよい。またフィールドF13,F14も必須ではない。またデータレコードDR1及び履歴データには、別のフィールドを設けて、別の任意のデータをセットしてもよい。
【0079】
口座管理データベースDB1は、新たに付与するポイント数を加算後のポイント総数を、このポイント付与に際して決定した最新のポイント管理コードに関連付けたデータレコードの集合としてもよい。
【0080】
口座管理データベースDB1は、ポイント管理装置20の外部に設けられた記憶デバイスに記憶されていてもよい。
【0081】
ポイント付与が無い場合には、新しいスタンプレシートを発行しないようにしてもよい。
【0082】
例えばスタンプレシートの見た目を表したレシート画面を、Webページとして、又は専用のアプリケーションによる表示画面として提供してもよい。例えば、ポイント口座のそれぞれに関してポイント管理装置20にアクセするためのURLを定めておく。そしてプロセッサ21は、任意の情報端末40からアクセスを受けた場合のURLに基づき、関連付けられたポイント口座のスタンプレシートを表したレシート画面を表示するためのデータをアクセス元の情報端末40に与える。この場合、レシート画面に表すバーコードには、レシート画面に表されたバーコードであることを識別可能とするデータを含めておいてもよい。そして、レシート画面に示されたバーコードの読み取りに応じてのスタンプレシートは発行しないようにしてもよい。この場合に利用者は、上記のURLを情報端末40にブックマークしておけばよい。あるいは、上記のURL又はレシート画面を、近接無線通信などの無線通信を用いてPOS端末10から情報端末40に通知してもよい。情報端末40としては、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話装置、あるいはパーソナルコンピュータなどの既存の様々な装置が適用可能である。
【0083】
POS端末10でのポイント管理コードの入力は、2次元コードなどのような別のコードシンボルの光学的読み取り、電子的な記憶媒体からの読み出し、あるいは操作者の操作などの別の方法により行われてもよい。また、上記のように情報端末40でレシート画面を表示するのであれば、情報端末40にPOS端末10の識別コードを入力し、当該識別コードとレシート画面に表されたポイント管理コードとを情報端末40からポイント管理装置20に通知してもよい。
【0084】
POS端末10でのポイント管理コードの入力は、
図3中のAct4にて登録処理を行っている最中に行ってもよい。この場合にプロセッサ11は、ポイント管理コードが入力されたならば登録処理を中断して、Act10~Act14の処理を前述と同様に実行する。そしてプロセッサ11は、Act13又はAct14を終えたならば、登録処理に戻る。
【0085】
ポイント管理装置20にてプロセッサ21が行う情報処理を、POS端末10にてプロセッサ11が行ってもよい。この場合、口座管理データベースDB1は、メインメモリ12又は補助記憶デバイス13に記憶されてもよいし、POS端末10の外部の記憶デバイスに記憶されてもよい。つまりポイント管理システム100をPOS端末10のような単独の装置として実現することもできる。
【0086】
POS端末10に代えて、POS端末10で取り扱うのとは異なる形態の取引を取り扱う装置を用いることもできる。例えば、指定された1つの商品又は券類を販売する自動販売機又は自動券売機、あるいは飲食物等の注文を受け付ける注文受付装置などがPOS端末10の代替の装置として想定される。
【0087】
ポイント管理システム100によるポイント付与は、無償で行われる取引を対象として行われてもよい。
【0088】
ポイント管理システム100は、取引とは異なる行為に対してポイントを付与するのであってもよい。
【0089】
情報処理によりプロセッサ11又はプロセッサ21が実現する各機能は、その一部または全てをロジック回路などのようなプログラムに基づかない情報処理を実行するハードウェアにより実現することも可能である。また上記の各機能のそれぞれは、上記のロジック回路などのハードウェアにソフトウェア制御を組み合わせて実現することも可能である。
【0090】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1] 利用者が獲得済みのポイントの数を、当該ポイントを識別するためのポイント管理コードに関連付けて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されたポイントが関連付けられた前記ポイント管理コードとは異なるポイント管理コードを決定する決定手段と、
前記ポイントを付与する条件が成立し、かつ前記記憶手段に記憶されたポイントが関連付けられた前記ポイント管理コードが指定されない場合に、前記条件の成立に対して付与するポイントの数を、前記決定手段により決定された前記ポイント管理コードに関連付けて前記記憶手段に記憶させる新規登録手段と、
前記条件が成立し、かつ前記記憶手段に記憶されたポイントが関連付けられた前記ポイント管理コードが指定された場合に、当該指定されたポイント管理コードが関連付けられたポイントの数に、前記条件の成立に対して付与するポイントの数を加算して求まるポイントの数を、前記決定手段により決定された前記ポイント管理コードに関連付けて前記記憶手段に記憶させる更新登録手段と、
前記決定手段により決定された前記ポイント管理コードを前記利用者に通知する通知手段と、
を具備したポイント管理システム。
[付記2] 前記利用者により指定されたポイント管理コードを入力する入力手段、
をさらに備え、
前記新規登録手段は、前記入力手段により前記ポイント管理コードが入力されない場合を前記ポイント管理コードが指定されない場合とし、
前記更新登録手段は、前記入力手段により入力された前記ポイント管理コードが前記記憶手段に記憶されたポイントに関連付けられている場合を前記ポイント管理コードが指定された場合とする、
付記1に記載のポイント管理システム。
[付記3] 前記通知手段は、
プリント用紙に画像をプリントするプリンタと、
前記ポイント管理コードを光学的に読み取り可能に表したコードシンボルをプリントするための前記プリンタの制御を通知処理として実行する通知処理手段と、
を具備し、
前記入力手段は、
前記コードシンボルを光学的に読み取る読取デバイスと、
前記読取デバイスが読み取った前記コードシンボルが表す前記ポイント管理コードを前記指定されたポイント管理コードとして取得する取得手段と、
を具備する、
付記2に記載のポイント管理システム。
[付記4] 前記プリンタ及び前記読取デバイスを備えた商品販売処理装置と、
前記記憶手段、前記決定手段、前記新規登録手段、前記更新登録手段、前記通知処理手段及び前記取得手段を備えたポイント管理装置と、
を備える付記3に記載のポイント管理システム。
[付記5] 利用者が獲得済みのポイントの数を、当該ポイントを識別するためのポイント管理コードに関連付けて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されたポイントが関連付けられた前記ポイント管理コードとは異なるポイント管理コードを決定する決定手段と、
前記ポイントを付与する条件が成立し、かつ前記記憶手段に記憶されたポイントが関連付けられた前記ポイント管理コードが指定されない場合に、前記条件の成立に対して付与するポイントの数を、前記決定手段により決定された前記ポイント管理コードに関連付けて前記記憶手段に記憶させる新規登録手段と、
前記条件が成立し、かつ前記記憶手段に記憶されたポイントが関連付けられた前記ポイント管理コードが指定された場合に、当該指定されたポイント管理コードが関連付けられたポイントの数に、前記条件の成立に対して付与するポイントの数を加算して求まるポイントの数を、前記決定手段により決定された前記ポイント管理コードに関連付けて前記記憶手段に記憶させる更新登録手段と、
前記決定手段により決定された前記ポイント管理コードを前記利用者に通知するための通知処理を実行する通知処理手段と、
を具備したポイント管理装置。
[付記6] コンピュータを、
利用者が獲得済みのポイントの数を、当該ポイントを識別するためのポイント管理コードに関連付けて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されたポイントが関連付けられた前記ポイント管理コードとは異なるポイント管理コードを決定する決定手段と、
前記ポイントを付与する条件が成立し、かつ前記記憶手段に記憶されたポイントが関連付けられた前記ポイント管理コードが指定されない場合に、前記条件の成立に対して付与するポイントの数を、前記決定手段により決定された前記ポイント管理コードに関連付けて前記記憶手段に記憶させる新規登録手段と、
前記条件が成立し、かつ前記記憶手段に記憶されたポイントが関連付けられた前記ポイント管理コードが指定された場合に、当該指定されたポイント管理コードが関連付けられたポイントの数に、前記条件の成立に対して付与するポイントの数を加算して求まるポイントの数を、前記決定手段により決定された前記ポイント管理コードに関連付けて前記記憶手段に記憶させる更新登録手段と、
前記決定手段により決定された前記ポイント管理コードを前記利用者に通知するための通知処理を実行する通知処理手段と、
して機能させるための情報処理プログラム。
【符号の説明】
【0091】
10…POS端末、11…プロセッサ、12…メインメモリ、13…補助記憶デバイス、14…表示デバイス、15…入力デバイス、16…読取デバイス、17…プリンタ、18…通信インタフェース、19…伝送路、20…ポイント管理装置、21…プロセッサ、22…メインメモリ、23…補助記憶デバイス、24…通信インタフェース、25…伝送路、30…通信ネットワーク、40…情報端末、100…ポイント管理システム。