(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-05
(45)【発行日】2022-12-13
(54)【発明の名称】破損防止タイプカードキー
(51)【国際特許分類】
E05B 19/00 20060101AFI20221206BHJP
【FI】
E05B19/00 J
(21)【出願番号】P 2020526916
(86)(22)【出願日】2018-11-23
(86)【国際出願番号】 IB2018001349
(87)【国際公開番号】W WO2019102263
(87)【国際公開日】2019-05-31
【審査請求日】2021-10-26
(31)【優先権主張番号】10-2017-0157413
(32)【優先日】2017-11-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000005326
【氏名又は名称】本田技研工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100077665
【氏名又は名称】千葉 剛宏
(74)【代理人】
【識別番号】100116676
【氏名又は名称】宮寺 利幸
(74)【代理人】
【識別番号】100191134
【氏名又は名称】千馬 隆之
(74)【代理人】
【識別番号】100136548
【氏名又は名称】仲宗根 康晴
(74)【代理人】
【識別番号】100136641
【氏名又は名称】坂井 志郎
(74)【代理人】
【識別番号】100180448
【氏名又は名称】関口 亨祐
(72)【発明者】
【氏名】ヒュン・ヨンジン
【審査官】野尻 悠平
(56)【参考文献】
【文献】韓国登録特許第10-1542857(KR,B1)
【文献】韓国公開特許第10-2015-0031894(KR,A)
【文献】特開2012-036715(JP,A)
【文献】特開2014-077245(JP,A)
【文献】特開2007-284877(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E05B 19/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
破損防止タイプカードキーであって、ケース部材内に組み付けられた基盤部材を有し、
前記基盤部材に連結されており、そして補助キー部材が挿入されるための溝を有するキー収容部材を有し、
前記キー収容部材は、前記ケース部材とは別部材であり、
前記基盤部材に、前記キー収容部材が挿入されるための溝が形成され、
前記キー収容部材(30)内に位置し、そして前記キー収容部材内に収納されている前記補助キー部材のサイド表面を弾性的に押圧し、前記補助キー部材(60)の移動を抑制するロッキング部材を有し、そして、
前記キー収容部材から延び、そして前記ケース部材に連結されており、そして前記キー収容部材の入り口の両側に位置している前記ケース部材の剛性を向上する強化部材を有し、
前記キー収容部材は、カバー部材を有し、前記カバー部材は、前記強化部材に連結され、そして前記補助キー部材を収容するためのスペースを有しており、
前記カバー部材に連結され、そして前記補助キー部材に対応する形状のプレート要素を形成するベース部材を有し、そして、
前記ケース部材は、前記基盤部材及び前記キー収容部材を取り囲む形状の樹脂で作製され
、
前記カバー部材は、前記補助キー部材に面する位置に組み付けられたカバーボディを有し、
前記カバーボディから延び、そして前記ロッキング部材に面している第一の拡張部材を有し、そして、
前記カバーボディから前記キー収容部材に面する前記ケース部材のコーナー部分に延びる第二の拡張部材を有する破損防止タイプカードキー。
【請求項2】
請求項
1に記載の破損防止タイプカードキーであって、
前記ロッキング部材は、スライディング操作によって、前記第一の拡張部材内に設けられる接続孔部材の内部に係着され、そして前記補助キー部材のサイド表面に係着されている移動突起部材を有し、そして、
前記移動突起部材を弾性的に押圧するための弾性要素を有する破損防止タイプカードキー。
【請求項3】
請求項
1に記載の破損防止タイプカードキーであって、
前記強化部材が、曲がった形状で前記第一の拡張部材から延びている、そして前記ロッキング部材に面する前記ケース部材のリム部分に連結されている第一の強化要素を有する破損防止タイプカードキー。
【請求項4】
請求項
1に記載の破損防止タイプカードキーであって、
前記強化部材が、曲がった形状で前記第二の拡張部材から延びている、そして前記キー収容部材に面する前記ケース部材のコーナー部分に連結されている第二の強化要素を有する破損防止タイプカードキー。
【請求項5】
請求項
1に記載の破損防止タイプカードキーであって、前記カバーボディが複数の独立した孔を有する、破損防止タイプカードキー。
【請求項6】
請求項1に記載の破損防止タイプカードキーであって、強化拡張部材をさらに備え、前記強化拡張部材が前記キー収容部材の前記カバー部材から延び且つ前記基盤部材に連結されている、破損防止タイプカードキー。
【請求項7】
請求項1に記載の破損防止タイプカードキーであって、前記キー収容部材は、前記カバー部材と前記ベース部材とを有し、前記カバー部材と前記ベース部材とが互いに連結されることで前記キー収容部材が形成される、破損防止タイプカードキー。
【請求項8】
請求項1に記載の破損防止タイプカードキーであって、前記強化部材は、前記キー収容部材に一体的に連結され、且つ、前記キー収容部材に形成された前記溝の長手方向両側に位置している前記ケース部材の剛性を向上する、破損防止タイプカードキー。
【請求項9】
請求項
7に記載の破損防止タイプカードキーであって、前記強化部材は、前記キー収容部材に一体的に連結され、且つ、前記キー収容部材に形成された前記溝の長手方向両側に位置している前記ケース部材の剛性を向上する、破損防止タイプカードキー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、破損防止タイプカードキーに関し、さらに詳細には、破損防止タイプカードであって、製品の破損を、そのコーナー部分、及びリム部分の構造的剛性を向上させることによって防止することが可能であるものに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、自動車のカードキーは、カード形状のハウジング部材を有するデバイスである。ハウジング部材内には、トランシーバー、基盤、バッテリーなどが実装されているので、それらの保管は容易に達成され、そして自動車をリモートでコントロールすることが可能である。バッテリー収容部材は、自動車のためのカードキーのハウジング部材の内側に連結されており、これは、バッテリーがバッテリー収容部材内に実装されている状態で行われる。
【0003】
典型的には、カードキーの厚さが減少しているので、カードキーのコーナーやリムの付近の構造上の剛性は減少している。よってカードキーの破損発生は増加している。よって、改善の需要がある。
【0004】
本発明の背景技術は、韓国の特許文献1(2012年10月23日登録、発明のタイトル:スマートキーシステム、及び自動車のコントロールシステム、及びその方法)に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、そのような課題を解決するために創案され、そして本発明の目的は、破損防止タイプカードであって、製品の破損を、そのコーナー部分、及びリム部分の構造的剛性を向上させることによって防止することが可能であるものを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明にかかる破損防止タイプカードキーは、ケース部材内に組み込まれる基盤部材,基盤収容部材に接続され、そして補助キー部材が挿入される溝を有するキー収容部材,キー収容部材内に位置し、そしてキー収容部材内に収納される補助キー部材のサイド表面を弾性的に押圧し、補助キー部材の移動を抑えるロッキング部材、そして、キー収容部材から延び、そしてケース部材に連結され、そしてキー収容部材の入り口の両側に位置するケース部材の剛性を高める強化部材を有する。
【0008】
更に、キー収容部材は、強化部材に連結され、かつ補助キー部材の収容のためのスペースを有するカバー部材を有し、そしてカバー部材に連結され、そして補助キー部材に対応するプレート形状ベース部材を有する。
【0009】
更に、カバー部材は、補助キー部材に面した位置には組み込まれているカバーボディ、カバーボディから伸び、ロッキング部材に面する第一の拡張部材と、第一の拡張部材から伸びる第二の拡張部材、そしてキー収容部材に面するケース部材のコーナー位置へのカバーボディを有している。
【0010】
更に、ロッキング部材は、移動突起部材を有する。これは、スライド操作によって、第一の拡張部材内に供給される接続孔部材の内側に係着され、そして補助キー部材のサイド表面に係着される。そしてロッキング部材は、移動突起部材の弾性的な押圧のための弾性要素を有する。
【0011】
更に、強化部材は、曲がった形状で第一の拡張部材から延びている第一の強化要素を有し、そしてロッキング部材に面するケース部材のリム部分に連結されている。
【0012】
更に強化部材は、曲がった形状で第一の拡張部材から延びている第二の強化要素を有し、そしてロッキング部材に面するケース部材のリム部分に連結されている。
【0013】
本発明に係る破損防止タイプカードキーは、ケース部材の破損を防止することができる。キー収容部材に連結される第一の強化要素が、ロッキング部材に面するケース部材のリム部分に連結されており、構造的剛性を向上させるからである。
【0014】
更に、本発明に従い、キー収容部材に連結される第二の強化部材が、ロッキング部材に面するケース部材のコーナー部分に連結され、キー収容部材のあたりの構造的剛性を向上させるので、ケース部材の破損が防止されることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】本発明の実施例に従う破損防止タイプカードの構造の簡略図斜視図
【
図2】本発明の実施例にかかる基盤部材とキー収容部材が組み込まれた状態を示す簡略図
【
図3】本発明の実施例にかかるキー収容部材がケース部材に連結された状態の図
【
図4】本発明の実施例に従うキー収容部材が、ケース部材から離れている状態の図
【
図6】本発明の実施例に従う第一の強化部材の斜視図
【
図7】本発明の実施例に従う第二の強化部材の斜視図
【
図9】本発明の実施例に従う分解されたキー収容部材の斜視図
【
図10】本発明の実施例に従う分解されたキー収容部材の斜視図
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下に本発明の実施例にかかる破損防止タイプカードキーを、図面を参照しつつ説明する。この意味において、図面中に表されている線の太さ、コンポーネントの大きさは、説明の簡便性、及び利便性のため誇張されている可能性がある。
【0017】
更に、以下の用語は、本発明の機能を考慮して定義されている。これは、ユーザー、またはオペレーターの意図、または慣例に応じて変化する可能性がある。よって、これら用語の定義は、本明細書全体の内容に基づいてなされている必要がある。
【0018】
図1は、本発明の実施例に従う破損防止タイプカードの構造の簡略図斜視図である。
図2は、本発明の実施例にかかる基盤部材とキー収容部材が組み込まれた状態を示す簡略図である。
図3は、本発明の実施例にかかるキー収容部材がケース部材に連結された状態の図である。
図4は、本発明の実施例に従うキー収容部材が、ケース部材から離れている状態の図である。
図5は、本発明の実施例に従う強化部材の斜視図である。
図6は、本発明の実施例に従う第一の強化部材の斜視図である。
図7は、本発明の実施例に従う第二の強化部材の斜視図である。
図9は、本発明の実施例に従うキー収容部材の斜視図である。
図10は、本発明の実施例に従う、分解されたキー収容部材の斜視図である。
【0019】
図1から10に示されるように、本発明にかかる破損防止タイプカードキー(1)は、ケース部材(10)内に組み込まれる基盤部材(20),基盤収容部材(20)に接続され、そして補助キー部材(60)が挿入される溝を有するキー収容部材(30),キー収容部材(30)内に位置し、そしてキー収容部材(30)内に収納される補助キー部材(60)のサイド表面を弾性的に押圧し、補助キー部材(60)の移動を抑えるロッキング部材(70)、そして、キー収容部材(30)から延び、そしてケース部材(10)に連結され、そしてキー収容部材(30)の入り口の両側に位置するケース部材(10)の剛性を高める強化部材(30)を有する。
【0020】
ケース部材(10)内に組み込まれる基盤部材(20)は、その上に実装される複数のコンポーネントを有し、そしてその上に形成される複数のコンポーネントの電気的な信号を導くためのサーキット(回路)を有する。キー収容部材(30)は、基盤部材(20)に連結されており、そしてキー収容部材(60)が挿入されるためのスペースを形成する。
【0021】
本発明の実施例に従う基盤部材(20)上では、溝が、キー収容部材(30)に対応する形状に形成されており、そしてキー収容部材(30)は、基盤部材(20)の当該溝内に挿入され、そして固定される。基盤部材(20)状には、L字形状の溝が形成されており、そして、溝内には、L字形状のキー収容部材(30)が組み込まれる。
【0022】
基盤部材(20)の下側には、バッテリー収容部材(100)が形成されており、そしてバッテリー収容部材(100)内には、バッテリー挿入部材(110)がスライド式に挿入されることが許容される。バッテリーは、基盤部材(20)に電源を供給するために、バッテリー挿入部材(110)上に実装されている。
【0023】
ケース部材(10)は、剛性樹脂で作られており、そして基盤部材(20)とキー収容部材(30)を取り囲む形状に硬化されている。キー収容部材(30)、強化部材(80)及び強化拡張部材(90)が位置している基盤部材(20)は、モールド内に挿入され、そしてレジンベースの液体が、モールド内の基盤部材(20)の周りで硬化され、ケース部材(10)を形成する。
【0024】
キー収容部材(30)は、基盤部材(20)に連結されており、そして補助キー部材(60)が挿入されるための溝を形成する。実施例に従うキー収容部材(30)は、カバー部材(40)とベース部材(50)を有する。
【0025】
カバー部材(40)は、強化部材(80)に連結されており、そして補助キー部材(60)が収納されるためのスペースを形成する。実施例に従うカバー部材(40)は、補助キー部材(60)に面した位置には組み込まれているカバーボディ(42)、カバーボディ(42)から伸び、ロッキング部材(70)に面する第一の拡張部材(44)と、第一の拡張部材(44)から伸びる第二の拡張部材(47)、そしてキー収容部材(30)に面するケース部材(10)のコーナー位置(12)へのカバーボディ(42)を有している。
【0026】
ベース部材(50)に面するカバー部材(42)は、補助キー部材(50)が挿入されるためのスペースを形成する。L字形状のカバーボディ(42)は、複数の独立した孔を設けられており、樹脂の流動性を保証し、そしてケース部材(10)がモールドされたときの連結力を向上させる。カバーボディ(42)から延びる第一の拡張部材(44)は、ロッキング部材(70)に面する位置に組み付けられており、そして第一の拡張部材の内部には、接続孔部材(45)が設けられている。
【0027】
更に、第二の拡張部材(47)は、第一の拡張部材(44)と反対の方向に位置しているが、これは、カバーボディ(42)から延びており、そしてケース部材(10)のコーナー位置(12)の内部に位置しているので、キー収容部材(30)に隣接するリム部分(14)の構造上の剛性が向上する。
【0028】
ベース部材(50)は、カバー部材(40)に連結されており、そしてL字形状の補助キー部材(60)に対応する形状に形成される。
【0029】
補助キー部材(60)は、キー収容部材(30)内に挿入されており、そして必要なとき、キー収容部材(30)の外にへと引き出される。溝部材は、ロッキング部材(70)に面する補助キー部材(60)のサイド表面に形成されているので、ロッキング部材(70)の移動突起部材(72)は、補助キー部材(60)のサイド表面に提供される溝部材内に挿入され、補助キー部材(60)の移動を抑制する。
【0030】
ロッキング部材(70)は、キー収容部材(30)内に位置し、そしてキー収容部材(30)内に収納されている補助キー部材(60)のサイド表面を弾性的に押圧し、補助キー部材(60)の移動を抑制する。実施例に係るロッキング部材(70)は、スライディング操作によって、第一の拡張部材(44)内に設けられる接続孔部材(45)の内部に係着され、そして補助キー部材(60)のサイド表面に係着されている移動突起部材(72)を有し、そして、移動突起部材(72)を弾性的に押圧するための弾性要素(74)を有する。
【0031】
移動突起部材の一方の側は、第一の拡張部材(44)の接続孔部材(45)内部に挿入されており、そしてケース部材(10)の外側にさらされている。したがってユーザーは、ロッキング部材(70)をアンロックするために接続孔部材(45)を移動させても良い。移動突起部材(72)の外側は、キー収容部材(20)の内部に位置しており、そして補助キー部材(60)のサイド表面に向かってスライドされるよう組み付けられている。
【0032】
移動突起部材(72)は、コイルばねを使用する弾性要素(74)によって弾性的に支持されており、そして、キー収容部材(30)内に収容される補助キー部材(60)の方に移動させられるか、またはユーザーの操作によって補助キー部材(60)から離れるよう移動させられる。
【0033】
強化部材(80)は、キー収容部材(30)から延び、そしてケース部材(10)に連結されており、そしてキー収容部材(30)の入り口の両側に位置しているケース部材(10)の剛性向上という技術的意味で様々な形状で形成されていることが可能である。実施例に従う強化部材(80)は、第一の強化要素(82)と第二の強化夜要素(84)を有する。
【0034】
第一の強化要素(82)は、曲がった形状で第一の拡張部材(44)から延びており、そしてロッキング部材(70)に面するケース部材(10)のリム部分(14)に連結されている。実施例に従う第一の強化要素(82)は、第一の拡張部材(44)の上がわから水平方向に延びており、そしてケース部材(10)の構造的剛性を強化するためケース部材(10)の内側に挿入されている。第一の強化要素(82)は、複数の突起部から形成されており、そして第一の拡張部材(44)のリムから曲がった形状の突起を形成する。
【0035】
第二の強化要素(84)は、曲がった形状で第二の拡張部材(47)から延びており、そしてキー収容部材(30)に面するケース部材(10)のコーナー部分(12)に連結されている。実施例に従う第二の強化要素(84)は、第一の拡張部材(47)の上側から、および長方形プレート形状の第二の拡張部材(47)のサイド表面から水平方向に延びており、そしてケース部材(10)の構造的剛性を強化するためケース部材(10)の内側に挿入されている。第二の強化要素(84)は、複数の突起部から形成されており、そして第二の拡張部材(47)のサイド表面リム、及び上側リムから曲がった形状の突起を形成する。
【0036】
本発明の実施例に従う破損防止タイプカードキー(1)は、更に、強化拡張部材(90)を有する。強化拡張部材(90)は、キー収容部材(30)のカバー部材(40)から延びており、そして基盤部材(20)に連結されている。ケース部材(10)の垂直方向、及び縦方向に伸びており強化拡張部材(90)はロッド形状を有しており、そしてケース部材(10)の構造的剛性を改善するためケース部材(10)の内側に挿入されている。上記強化拡張部材(90)は、破損防止タイプカードキー(1)のアンテナに接続されており、電波送受信レートを向上させる。
【0037】
以下に本発明の実施例にかかる破損防止タイプカードキーを、図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0038】
キー収容部材(30)及びバッテリー収容部材(100)は、複数のコンポーネントが実装される基板上に実装されており、そして、強化拡張部材(90)は、基盤部材の一方側の縁部、または両側の縁部に組み付けられている。キー収容部材(30)と強化拡張部材(90)が基盤部材(20)上に実装されるとき、基盤部材(20)は、モールド内に総ニュされ、そして樹脂ベースの液体が、モールド内部に射出され、ケース部材(10)を形成する。
【0039】
モールドカバーの内側に形成されたケース部材(10)は、基盤部材(20),キー収容部材(30)、強化拡張部材(90)の外側を覆っており、そして固定されている。特に、強化部材(80)の第一の強化部材(82)は、ロッキング部材(70)に面するケース部材(10)のリム部材(14)の内側に挿入され、そして固定されているので、リム部材(14)の構造的剛性が向上する。
【0040】
更に、強化部材(80)の第二の強化部材(84)は、キー収容部材(30)内に連続的に組み付けられているケース部材(10)のリム部材(12)の内側に挿入され、そして固定されているので、リム部材(12)の構造的剛性が向上する。
【0041】
更に、カバー部材(40)から水平方向に延びる強化拡張部材(90)は、基盤部材(20)上に、強化拡張部材(90)が基盤部材(20)と表面接触しているよう表面実装されているので、強化拡張部材(90)と基盤部材(20)の間の連結力が向上する。本発明の実施例に従う破損防止タイプカードキー(1)において、強化拡張部材(90)は、基盤部材(20)と連結されており、剛性を向上させる。
【0042】
上述したように、本発明に従い、キー収容部材(30)に連結される第一の強化要素(82)が、ロッキング部材(70)に面するケース部材(10)のリム部材(14)に連結されているので、構造的な剛性が向上し、ケース部材(10)の破損が防止されることが可能である。更に、キー収容部材(30)に連結される第二の強化要素(84)が、ロッキング部材(70)に面するケース部材(10)のコーナー部材(12)に連結されており、キー収容部材(30)の周辺の構造的剛性が向上するので、ケース部材(10)の破損が防止されることが可能である。
【0043】
図面に描かれた実施例を参照しつつ本発明を説明sた。これは単に例示的にのみ説明しただけである。当業者によって、多様な変形、及び同様な実施例が可能であると介される。本発明の技術的保護範囲は、以下のクレームによって定められる。
【符号の説明】
【0044】
1:破損防止タイプカードキー
10:ケース部材
12:コーナー部材
14:リム部材
20:基盤部材
30:キー収容部材
40:カバー部材
42:カバーボディ
44:第一の拡張部材
45:接続孔部材
47:第二の拡張部材
50:ベース部材
60:補助キー部材
70:ロッキング部材
72:移動突起部材
74:弾性要素
80:強化部材
82:第一の強化部材
84:第二の強化部材
90:強化拡張部材
100:バッテリー収容部材
110:バッテリー挿入部材