(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-05
(45)【発行日】2022-12-13
(54)【発明の名称】アプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法及びシステム
(51)【国際特許分類】
G06Q 20/38 20120101AFI20221206BHJP
G06Q 20/20 20120101ALI20221206BHJP
G06Q 20/34 20120101ALI20221206BHJP
【FI】
G06Q20/38 340
G06Q20/20 340
G06Q20/34
(21)【出願番号】P 2021178481
(22)【出願日】2021-11-01
【審査請求日】2021-11-08
(31)【優先権主張番号】10-2021-0106716
(32)【優先日】2021-08-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】520258600
【氏名又は名称】パク ヒヨン
(74)【代理人】
【識別番号】100149870
【氏名又は名称】芦北 智晴
(72)【発明者】
【氏名】パク ヒヨン
【審査官】小山 和俊
(56)【参考文献】
【文献】特表2015-527675(JP,A)
【文献】特開2016-038828(JP,A)
【文献】特開2001-344545(JP,A)
【文献】韓国登録特許第10-1330943(KR,B1)
【文献】国際公開第2017/029824(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
実物カードを用いて製品又はサービスの購入代金を決済する取引方法において、アプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法は、
ユーザの実物カード番号などの実物カード情報が、ユーザ端末にインストールされたアプリケーションに入力され、実物カード情報がアプリケーションからカード会社サーバに伝送されてユーザ端末のアプリケーションと実物カードとの連動設定が完了するステップと、
ユーザが供給者から購入する製品又はサービスの決済金額などの取引情報が決済用端末に入力されるステップと、
ユーザの実物カードを決済用端末で認識して実物カード番号が実物カードから決済用端末に伝送されるステップと、
前記実物カード番号と取引情報が決済用端末からカード会社サーバに伝送され、決済用端末からカード会社サーバに取引承認が要求されるステップと、
決済用端末からカード会社サーバに取引承認が要求されると、前記実物カード番号と取引情報の取引承認に使用できるワンタイム決済専用番号がカード会社サーバで生成されるステップと、
前記カード会社サーバからユーザ端末のアプリケーションに取引情報を伝送し、ユーザの確認及び署名を要求し、ユーザ端末のアプリケーションを介して取引情報と署名入力ウィンドウがユーザに表示されるステップと、
ユーザの署名が前記ユーザ端末のアプリケーションの署名入力ウィンドウに入力されるステップと、
ユーザの署名がユーザ端末のアプリケーションからカード会社サーバに伝送されるステップと、
カード会社サーバで
前記ワンタイム決済専用番号を使用して取引が承認されると、承認番号とワンタイム決済専用番号がカード会社サーバからユーザ端末のアプリケーションに伝送されて決済完了が通知され、ユーザ端末に取引領収証画面が出力されるステップと、
前記ワンタイム決済専用番号と承認番号がカード会社サーバから決済用端末に伝送され、取引承認が通知されるステップと、
決済用端末から、ユーザに提供する取引領収証を出力するステップと、を含
み、
前記決済用端末から出力される取引領収証には、前記取引情報と一緒に前記ワンタイム決済専用番号が表示されることを特徴とする、アプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法。
【請求項2】
実物カードを用いて製品又はサービスの購入代金を決済する取引方法において、アプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法は、
ユーザの実物カード番号などの実物カード情報が、ユーザ端末にインストールされたアプリケーションに入力され、実物カード情報がアプリケーションからセキュリティサーバに伝送され、セキュリティサーバからカード会社サーバにも伝送されてユーザ端末のアプリケーションと実物カードとの連動設定が完了するステップと、
ユーザが供給者から購入する製品又はサービスの決済金額などの取引情報が決済用端末に入力されるステップと、
ユーザの実物カードを決済用端末で認識して実物カード番号が実物カードから決済用端末に伝送されるステップと、
前記実物カード番号と取引情報が決済用端末からカード会社サーバに伝送され、決済用端末からカード会社サーバに取引承認が要求されるステップと、
決済用端末からカード会社サーバに取引承認が要求されると、前記カード会社サーバからセキュリティサーバに実物カード番号と取引情報が伝送され、ワンタイム決済専用番号の生成が要求されるステップと、
前記実物カード番号と取引情報の取引承認に使用できるワンタイム決済専用番号がセキュリティサーバで生成されるステップと、
前記ワンタイム決済専用番号がセキュリティサーバからカード会社サーバに伝送されるステップと、
前記カード会社サーバからユーザ端末のアプリケーションに取引情報を伝送し、ユーザの確認及び署名を要求し、ユーザ端末のアプリケーションを介して取引情報と署名入力ウィンドウがユーザに表示されるステップと、
ユーザの署名が前記ユーザ端末のアプリケーションの署名入力ウィンドウに入力されるステップと、
ユーザの署名がユーザ端末のアプリケーションからカード会社サーバに伝送されるステップと、
カード会社サーバで
前記ワンタイム決済専用番号を使用して取引が承認され、承認番号がカード会社サーバからユーザ端末のアプリケーションに伝送されて決済完了が通知され、ユーザ端末に取引領収証画面が出力されるステップと、
前記ワンタイム決済専用番号と承認番号がカード会社サーバから決済用端末に伝送され、カード会社サーバから決済用端末に取引承認が通知されるステップと、
決済用端末から、ユーザに提供する取引領収証を出力するステップと、を含
み、
前記決済用端末から出力される取引領収証には、前記取引情報と一緒に前記ワンタイム決済専用番号が表示されることを特徴とする、アプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法。
【請求項3】
実物カードを用いて製品又はサービスの購入代金を決済する取引方法において、アプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法は、
ユーザの実物カード番号などの実物カード情報が、ユーザ端末にインストールされたアプリケーションに入力され、実物カード情報がアプリケーションからカード会社サーバに伝送されてユーザ端末のアプリケーションと実物カードとの連動設定が完了するステップと、
ユーザが供給者から購入する製品又はサービスの決済金額などの取引情報が決済用端末に入力されるステップと、
ユーザの実物カードを決済用端末で認識して実物カード番号が実物カードから決済用端末に伝送されるステップと、
前記取引情報が決済用端末からVAN会社サーバに伝送され、決済用端末からVAN会社サーバに取引承認が要求されるステップと、
ユーザ端末のアプリケーションからカード会社サーバにワンタイム決済専用番号の生成が要求されるステップと、
前記実物カード番号と取引情報の取引承認に使用できるワンタイム決済専用番号がカード会社サーバで生成されるステップと、
前記ワンタイム決済専用番号がカード会社サーバからアプリケーションに伝送されるステップと、
前記VAN会社サーバからユーザ端末のアプリケーションに取引情報を伝送し、ユーザの確認及び署名を要求し、ユーザ端末のアプリケーションを介して取引情報と署名入力ウィンドウがユーザに表示されるステップと、
ユーザの署名が前記ユーザ端末のアプリケーションの署名入力ウィンドウに入力されるステップと、
ユーザの署名
とワンタイム決済専用番号がユーザ端末のアプリケーションからVAN会社サーバに伝送されるステップと、
前記ワンタイム決済専用番号と取引情報とユーザの署名がVAN会社サーバからカード会社サーバに伝送され、VAN会社サーバからカード会社サーバに取引承認が要求されるステップと、
カード会社サーバで
前記ワンタイム決済専用番号を使用して取引が承認されると、承認番号がカード会社サーバからVAN会社サーバに伝送され、カード会社サーバからVAN会社サーバに取引承認が通知されるステップと、
VAN会社サーバからユーザ端末のアプリケーションに決済完了が通知され、ユーザ端末に取引領収証画面が出力されるステップと、
前記ワンタイム決済専用番号と承認番号がVAN会社サーバから決済用端末に伝送され、VAN会社サーバから決済用端末に取引承認が通知されるステップと、
決済用端末から、ユーザに提供する取引領収証を出力するステップと、を含
み、
前記決済用端末から出力される取引領収証には、前記取引情報と一緒に前記ワンタイム決済専用番号が表示されることを特徴とする、アプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法。
【請求項4】
前記ワンタイム決済専用番号は、決済可能な限度金額が設定されたワンタイム決済専用番号として生成されることができ、限度金額の設定を適用するか否かは、ユーザが取引情報を確認した後、署名を入力するステップで決定され;
ユーザの署名がユーザ端末のアプリケーションからカード会社サーバに伝送されるステップの後;
カード会社サーバが限度金額設定されたワンタイム決済専用番号を新規生成して取引承認に使用しながら、承認番号と限度金額設定されたワンタイム決済専用番号がカード会社サーバからユーザ端末のアプリケーションに伝送されて決済完了が通知され、ユーザ端末に取引領収証画面が出力されるステップ;が行われることを特徴とする、請求項1に記載のアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法。
【請求項5】
前記ワンタイム決済専用番号は、決済可能な限度金額が設定されたワンタイム決済専用番号として生成されることができ、限度金額の設定を適用するか否かは、ユーザが取引情報を確認した後、署名を入力するステップで決定され;
ユーザの署名がユーザ端末のアプリケーションからカード会社サーバに伝送されるステップの後;
カード会社サーバがセキュリティサーバに限度金額設定されたワンタイム決済専用番号の生成を要求するステップと;
セキュリティサーバで限度金額設定されたワンタイム決済専用番号を生成するステップと;
セキュリティサーバからカード会社サーバへ限度金額設定されたワンタイム決済専用番号を伝送するステップと;
以後、カード会社サーバで取引が承認され、カード会社サーバからユーザ端末のアプリケーションに決済完了が通知され、ユーザ端末に取引領収証画面が出力されるステップと、
前記限度金額設定されたワンタイム決済専用番号と限度金額設定された承認番号がカード会社サーバから決済用端末に伝送され、カード会社サーバから決済用端末に取引承認が通知されるステップと;
決済用端末から、ユーザに提供する取引領収証を出力するステップと;が行われることを特徴とする、請求項2に記載のアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法。
【請求項6】
前記ワンタイム決済専用番号は、決済可能な限度金額が設定されたワンタイム決済専用番号として生成されることができ、限度金額の設定を適用するか否かは、ユーザが取引情報を確認した後、署名を入力するステップで決定され;
ユーザの署名
と限度金額設定されたワンタイム決済専用番号がユーザ端末のアプリケーションからVAN会社サーバに伝送されるステップの後;
ユーザ端末のアプリケーションがカード会社サーバに限度金額設定されたワンタイム決済専用番号の生成を要求するステップと;
カード会社サーバが限度金額設定されたワンタイム決済専用番号を生成するステップと;
カード会社サーバで
前記ワンタイム決済専用番号を使用して取引が承認され、限度金額設定されたワンタイム決済専用番号がカード会社サーバからアプリケーションに伝送されるステップと;
承認番号がカード会社サーバからVAN会社サーバに伝送され、カード会社サーバからVAN会社サーバに取引承認が通知されるステップと;
VAN会社サーバからユーザ端末のアプリケーションに決済完了が通知され、ユーザ端末に取引領収証画面が出力されるステップと;
前記限度金額設定されたワンタイム決済専用番号
と承認番号がVAN会社サーバから決済用端末に伝送され、VAN会社サーバから決済用端末に取引承認が通知されるステップと;
決済用端末から、ユーザに提供する取引領収証を出力するステップと;で行われることを特徴とする、請求項3に記載のアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法。
【請求項7】
前記ワンタイム決済専用番号は、取引が終わっても廃棄されず、ユーザ端末のアプリケーションに保存されてから、必要な場合には再び使用することが可能であることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法。
【請求項8】
ユーザの互いに異なる複数の実物カードがユーザ端末のアプリケーションと連動するように設定することができ、連動した複数の実物カードのうち、決済に使用する実物カードをアプリケーションでユーザが任意に選択することを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法。
【請求項9】
前記VAN会社サーバには、アプリケーションとの連携を可能にするモジュールがインストールされたことを特徴とする、請求項3に記載のアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法。
【請求項10】
前記実物カード情報が、ユーザ端末にインストールされたアプリケーションに入力され、実物カード情報がユーザ端末のアプリケーションからカード会社サーバに伝送されてユーザ端末のアプリケーションと実物カードとの連動設定が行われると、登録されたカードは、一時停止状態に転換され、ユーザ端末のアプリケーションで生成されたワンタイム決済専用番号のみで決済が可能であることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法。
【請求項11】
前記ユーザの署名がユーザ端末のアプリケーションからVAN会社サーバに伝送されるステップは、ユーザの署名がユーザ端末のアプリケーションからカード会社サーバに伝送されるステップに変換されることを特徴とする、請求項3に記載のアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法。
【請求項12】
実物カードを用いて製品又はサービスの購入代金を決済する
決済システムにおいて、アプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済システムは、
供給者が決済金額などの取引情報を入力し、ユーザの実物カードを決済用端末で認識すれば、カード会社サーバに前記取引情報と前記実物カードのカード番号を伝送して取引承認を要求し、カード会社サーバから取引承認通知を受けて決済を完了
し、ユーザに提供する取引領収証を出力する決済用端末と、
決済用端末から取引承認要求を受けると、ワンタイム決済専用番号を生成し、ユーザ端末のアプリケーション
へ生成
されたワンタイム決済専用番号を
伝送し、ユーザ端末のアプリケーションに取引情報を伝送し、ユーザの確認及び署名を要求し、ユーザ端末からユーザの署名の伝送を受けると、
前記ワンタイム決済専用番号を使用して取引を承認し、決済完了及び取引承認通知をユーザ端末及び決済用端末に伝送
し、前記ワンタイム決済専用番号を前記決済用端末に伝送するカード会社サーバと、
カード会社サーバと連動するアプリケーションを介してカード会社サーバから取引情報の伝送を受けて署名要求を受けると、アプリケーションを介して取引情報と署名入力ウィンドウをユーザに表示し、ユーザの署名が入力されると、アプリケーションを介してユーザの署名をカード会社サーバに伝送し、カード会社サーバから決済完了通知を受けると、アプリケーションを介して領収証を画面に出力するユーザ端末と、を含
み、
前記決済用端末によって出力される取引領収証には、前記取引情報と一緒に前記ワンタイム決済専用番号が表示されることを特徴とする、アプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済システム。
【請求項13】
実物カードを用いて製品又はサービスの購入代金を決済する
決済システムにおいて、アプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済システムは、
供給者が決済金額などの取引情報を入力し、ユーザの実物カードを決済用端末で認識すれば、カード会社サーバに前記取引情報と前記実物カードのカード番号を伝送して取引承認を要求し、カード会社サーバから取引承認通知を受けて決済を完了
し、ユーザに提供する取引領収証を出力する決済用端末と、
ユーザ端末のアプリケーションと連動し、カード会社サーバから実物カード番号と取引情報の伝送を受けてワンタイム決済専用番号の生成要求を受け、ワンタイム決済専用番号を生成してカード会社サーバにワンタイム決済専用番号を伝
送するセキュリティサーバと、
決済用端末から実物カード番号と取引情報の伝送を受けて取引承認要求を受けると、セキュリティサーバにワンタイム決済専用番号の生成を要求し、セキュリティサーバからワンタイム決済専用番号を受けると、ユーザ端末のアプリケーションに取引情報を伝送し、ユーザの確認及び署名を要求し、ユーザ端末からユーザの署名の伝送を受けると、
前記ワンタイム決済専用番号を使用して取引を承認し、承認番号と決済完了及び取引承認通知をユーザ端末及び決済用端末に伝送
し、前記ワンタイム決済専用番号を前記決済用端末に伝送するカード会社サーバと、
セキュリティサーバ及びカード会社サーバと連動するアプリケーションを介してカード会社サーバから取引情報の伝送を受けて署名の要求を受けると、アプリケーションを介して取引情報と署名入力ウィンドウをユーザに表示し、ユーザの署名が入力されると、アプリケーションを介してユーザの署名をカード会社サーバに伝送し、カード会社サーバから決済完了通知を受けると、アプリケーションを介して領収証を画面に出力するユーザ端末と、を含
み、
前記決済用端末によって出力される取引領収証には、前記取引情報と一緒に前記ワンタイム決済専用番号が表示されることを特徴とする、アプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済システム。
【請求項14】
実物カードを用いて製品又はサービスの購入代金を決済する
決済システムにおいて、アプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済システムは、
供給者が決済金額などの取引情報を入力し、ユーザの実物カードを決済用端末で認識すれば、VAN会社サーバに前記取引情報を伝送して取引承認を要求し、VAN会社サーバから取引承認通知を受けて決済を完了
し、ユーザに提供する取引領収証を出力する決済用端末と、
決済用端末から取引情報の伝送を受けて取引承認の要求を受け
、ユーザ端末のアプリケーションに取引情報を伝送し、ユーザの確認及び署名を要求し、ユーザ端末からユーザの署名
とワンタイム決済専用番号の伝送を受けると、前記ワンタイム決済専用番号と取引情報とユーザの署名をカード会社サーバに伝送し、カード会社サーバから承認番号及び取引承認通知を受けて決済完了通知をユーザ端末及び決済用端末に伝送
し、前記ワンタイム決済専用番号を前記決済用端末に伝送するVAN会社サーバと、
アプリケーションからワンタイム決済専用番号の生成要求を受けると、ワンタイム決済専用番号を生成してアプリケーションに伝送し
、VAN会社サーバから前記取引情報とユーザの署名の伝送を受けて取引承認要求を受けると、
前記ワンタイム決済専用番号を使用して取引を承認し、承認番号をVAN会社サーバに伝送して取引承認通知をするカード会社サーバと、
アプリケーションを介してVAN会社サーバから取引情報の伝送を受けて署名の要求を受けると、アプリケーションを介して取引情報と署名入力ウィンドウをユーザに表示し、ユーザの署名が入力されると、アプリケーションを介してユーザの署名をVAN会社サーバに伝送し、VAN会社サーバから決済完了通知を受けると、アプリケーションを介して領収証を画面に出力するユーザ端末と、を含
み、
前記決済用端末によって出力される取引領収証には、前記取引情報と一緒に前記ワンタイム決済専用番号が表示されることを特徴とする、アプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済システム。
【請求項15】
実物カードを用いて製品又はサービスの購入代金を決済する取引方法において、アプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法は、
ユーザの実物カード番号などの実物カード情報が、ユーザ端末にインストールされたアプリケーションに入力され、実物カード情報がアプリケーションからカード会社サーバに伝送されてユーザ端末のアプリケーションと実物カードとの連動設定が完了するステップと
、
ユーザが供給者から購入する製品又はサービスの決済金額などの取引情報が決済用端末に入力されるステップと、
ユーザの実物カード
が決済用端末で認識
されて
実用カード番号が実物カードから決済用端末に伝送されるステップと、
前記
実用カード番号と取引情報が決済用端末からカード会社サーバに伝送され、決済用端末からカード会社サーバに取引承認が要求されるステップと、
決済用端末からカード会社サーバに取引承認が要求されると、前記実物カード番号と取引情報の取引承認に使用できるワンタイム決済専用番号がカード会社サーバで生成されるステップと、
前記決済用端末からユーザ端末のアプリケーションに取引情報を伝送し、ユーザの確認及び署名を要求し、ユーザ端末のアプリケーションを介して取引情報と署名入力ウィンドウがユーザに表示されるステップと、
ユーザの署名が前記ユーザ端末のアプリケーションの署名入力ウィンドウに入力されるステップと、
ユーザの署名がユーザ端末のアプリケーションから決済用端末に伝送されるステップと、
前記決済用端末からカード会社サーバにユーザの署名と決済承認要求が伝送されるステップと、
前記カード会社サーバからユーザの署名とカード情報を確認し、
前記ワンタイム決済専用番号を使用して取引を承認し、決済用端末に決済承認信号
とワンタイム決済専用番号が伝送されるステップと、
前記決済用端末で決済が完了し、ユーザ端末のアプリケーションの画面に領収証が出力されるステップと、
決済用端末から、ユーザに提供する取引領収証を出力するステップと、を含
み、
前記決済用端末から出力される取引領収証には、前記取引情報と一緒に前記ワンタイム決済専用番号が表示されることを特徴とする、アプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法及びシステムに係り、より具体的には、供給者の決済用端末(POSなど)にユーザのカード情報を残さずに決済ごとにワンタイム決済専用番号を生成して安全に決済することができるように、スマートフォンなどのユーザ端末にインストールされるアプリケーションに実物カードを連動させ、決済用端末に実物カードを認識させると、カード会社サーバで生成されたワンタイム決済専用番号で決済が行われる取引情報をユーザ端末のアプリケーションの画面でユーザ署名入力ウィンドウと共に表示し、署名入力ウィンドウにユーザの署名が入力されると、決済が実行され、連動した実物カードは、カード会社サーバで生成したワンタイム決済専用番号のみで決済が可能であり、ワンタイム決済専用番号を決済ごとに再び利用することが可能であり、アプリケーションの外部で決済を行うことが不可能である、アプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、製品やサービスを購入するユーザの多くがクレジットカード又はデビットカードなどの実物カードを用いて購入代金を決済する。このとき、取引の方式は、ユーザが供給者のオフラインストアの決済用端末(POS)でクレジットカードやデビットカードなどの実物カードを用いてカード決済を実行する方式であり、その手順は、ユーザが決済用実物カードを決済用端末のリーダー部(reader)に擦れさせたり接触させたり挿入したりして、実物カードの番号を決済用端末に伝送し、決済用端末からVAN会社(Value Added Network=Enhanced service=Value added data service)サーバに決済承認要求のためにカード番号及び取引情報(決済金額、供給者加盟店など)を伝送し、VAN会社サーバからカード会社サーバにカード番号及び取引情報を伝送し、当該取引の決済承認を要求し、カード会社サーバでカード番号及び取引情報を確認し、決済承認通知をVAN会社サーバを介して決済用端末に伝送することにより、決済が完了する。ところが、ユーザが紛失した或いは盗まれたクレジットカードを他人が用いて決済したり、カード番号や有効期限、CVC番号などの情報を他人が奪取して、パスワードなしにも決済可能な一部のオンラインサイトで他人が不正に決済したりするクレジットカード盗用などにより発生する全世界のクレジットカード詐欺の総額は2018年に約33兆ウォン(韓国銀行の統計)に達する。
【0003】
このようなクレジットカード盗用の問題点を解決するための従来技術として、韓国特許登録第10-1330943号(登録日:2013年11月12日)の「ワンタイムカード情報を用いた決済方法」は、
図1に示されているように、決済デバイス(=ユーザ端末)でアプリ(=アプリケーション)を用いてカード会社サーバからワンタイム決済専用番号の発行を受けた後に決済を行う。しかし、上記の従来技術は、ユーザのワンタイムカード情報(=カード番号)又は実物カード番号を他人がハッキングしたり盗用したりして違法な決済に利用する場合、ユーザが盗用事件の発生後にこれを認知することにより、事件の発生を予め防止することができないという問題点があり、決済費用が決済限度内で決済されるので、供給者が誤って又は故意に決済金額を超えて入力する場合にも、これをユーザが予め認知せずに決済が承認される危険性があった。また、決済を行う過程で、供給者が慣れている実物カードを決済用端末に接触させる又は挿入する方式ではなく、決済デバイス(=ユーザ端末)のみを使用する決済方式による混乱や不便さを供給者とユーザにもたらすおそれがあり、これにより決済が遅延するおそれがあるという欠点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】韓国登録特許第10-1330943号公報(登録日:2013年11月12日)「ワンタイムカード情報を用いた決済方法」
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、かかる問題点を解決するためのもので、その目的は、オフラインストアでユーザが供給者の決済用端末に実物カードを接触させて又は挿入して利用するお馴染みのカード決済方式をそのまま維持するという利点と、ユーザ端末にインストールされる専用アプリケーションを用いてワンタイム決済専用番号を生成して使用することにより、実物カード番号が露出されることを防止して個人情報に対するセキュリティを強化するという利点とを同時に有する革新的な決済方式を導入して、ユーザの利便性と財政的な安全性を極大化しようとする。これに加えて、実物カード又は実物カード番号が他人に盗用されて使用されたとき、盗用事件の事後、すなわち決済が既に完了した後に決済通知SMSメッセージなどを介してユーザが当該事実を認知する問題を解決するために、ユーザ端末と実物カードとを連動させて、ユーザ本人所有の実物カードに関連するすべての決済承認署名要求に対する取引情報(決済金額、決済品目、供給者加盟店名など)をユーザがユーザ端末を介して予め確認し、署名して、決済を承認するか否かをユーザが直接決定することができるという効果を発揮し、最初の発行時からアプリケーションと連動する実物シンクカード(sync card;同期カード)をユーザが所持し、決済用端末で実物カードと同一の方式で決済することも可能であって一層便利に利用することができる、アプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法及びシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の上記目的は、ユーザの実物カード番号などの実物カード情報がユーザ端末にインストールされたアプリケーションに入力され、実物カード情報がアプリケーションからカード会社サーバに伝送されてユーザ端末のアプリケーションと実物カードとの連動設定が完了するステップと、ユーザが供給者から購入する製品又はサービスの決済金額などの取引情報が決済用端末に入力されるステップと、ユーザの実物カードを決済用端末で認識して実物カード番号が実物カードから決済用端末に伝送されるステップと、前記取引情報が決済用端末からVAN会社サーバに伝送され、決済用端末からVAN会社サーバに取引承認が要求されるステップと、アプリケーションからカード会社サーバにワンタイム決済専用番号の生成が要求されるステップと、前記実物カード番号と取引情報の取引承認に使用できるワンタイム決済専用番号がカード会社サーバで生成されるステップと、前記ワンタイム決済専用番号がカード会社サーバからアプリケーションに伝送されるステップと、前記VAN会社サーバからユーザ端末のアプリケーションに取引情報を伝送し、ユーザの確認及び署名を要求し、ユーザ端末のアプリケーションを介して取引情報と署名入力ウィンドウがユーザに表示されるステップと、ユーザの署名が前記ユーザ端末のアプリケーションの署名入力ウィンドウに入力されるステップと、ユーザの署名がユーザ端末のアプリケーションからVAN会社サーバに伝送されるステップと、前記取引情報とユーザの署名がVAN会社サーバからカード会社サーバに伝送され、VAN会社サーバからカード会社サーバに取引承認が要求されるステップと、カード会社サーバで取引が承認されると、承認番号がカード会社サーバからVAN会社サーバに伝送され、カード会社サーバからVAN会社サーバに取引承認が通知されるステップと、VAN会社サーバからユーザ端末のアプリケーションに決済完了が通知され、ユーザ端末に取引領収証画面が出力されるステップと、前記ワンタイム決済専用番号と承認番号がVAN会社サーバから決済用端末に伝送され、VAN会社サーバから決済用端末に取引承認が通知されるステップと、決済用端末からユーザに提供する取引領収証を出力するステップと、によって達成できる。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係るアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法及びシステムは、第一に、従来と同一の方式で、オフラインストアでユーザが供給者の決済用端末に実物カードを接触させて又は挿入して利用する方式を採用し、供給者とユーザの両方とも使用が便利であり、第二に、ユーザ端末にインストールされる専用アプリケーションを用いてワンタイム決済専用番号を生成して使用することにより、実物カード番号が外部に露出されることを最大限に防止して個人情報に対するセキュリティが強化され、第三に、実物カード又は実物カード番号が他人に盗用されて使用されたとき、盗用事件の事後、すなわち決済が既に完了した後に決済通知SMSメッセージなどを介してユーザが当該事実を認知する問題を解決するために、ユーザ端末と実物カードとを連動させて、ユーザ本人所有の実物カードに関連するすべての決済要求に対する取引情報(決済金額、決済品目、供給者加盟店など)をユーザがユーザ端末を介して予め確認し、署名して、決済を承認するか否かをユーザが直接決定することができてカード不正利用の試みに対する事前認知及び遮断の効果を発揮し、第四に、最初の発行時からアプリケーションと連動する実物シンクカードをユーザが所持し、決済用端末で実物カードと同一の方式で決済が可能であってさらに便利に利用することができ、第五に、アプリケーションに登録されたカードを一時停止させ、連動したアプリケーションとワンタイム決済専用番号のみ取引可能にし、カード番号の手書き入力が必要な場合には、ワンタイム決済専用番号 (ワンタイム取引番号)を入力して取引が可能であるため、発行されたカードが外部に流出しても外部で使用が不可能であり、盗用を防止するうえ、セキュリティ性を向上させるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】従来技術のワンタイムカード情報を活用した決済方法のフローチャートである。
【
図2】本発明の一実施形態に係るアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法における、カード会社サーバのみがある場合のフローチャートである。
【
図3】本発明の一実施形態に係るアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法における、カード会社サーバ及びセキュリティサーバがある場合のフローチャートである。
【
図4】本発明の一実施形態に係るアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法における、カード会社サーバ及びVAN会社サーバがある場合のフローチャートである。
【
図5】本発明の一実施形態に係るアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法における、ワンタイム決済専用番号の最初生成時に限度金額が設定され、カード会社サーバのみがある場合のフローチャートである。
【
図6】本発明の一実施形態に係るアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法における、ワンタイム決済専用番号の最初生成時に限度金額が設定され、カード会社サーバ及びセキュリティサーバがある場合のフローチャートである。
【
図7】本発明の一実施形態に係るアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法における、ワンタイム決済専用番号の最初生成時に限度金額が設定され、カード会社サーバ及びVAN会社サーバがある場合のフローチャートである。
【
図8】本発明の一実施形態に係るアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法における、ユーザの取引情報確認署名時に限度金額の設定が要求され、カード会社サーバのみがある場合のフローチャートである。
【
図9】本発明の一実施形態に係るアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法における、ユーザの取引情報確認署名時に限度金額の設定が要求され、カード会社サーバ及びセキュリティサーバがある場合のフローチャートである。
【
図10】本発明の一実施形態に係るアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法における、ユーザの取引情報確認署名時に限度金額の設定が要求され、カード会社サーバ及びVANサーバがある場合のフローチャートである。
【
図11】本発明の一実施形態に係るアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法における、決済用端末で実物カードを認識するステップの例示図である。
【
図12】本発明の一実施形態に係るアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法における、ユーザ端末のアプリケーションの表示画面中のユーザ署名入力ウィンドウを示す例示図である。
【
図13】本発明の一実施形態に係るアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法における、ユーザ端末のアプリケーションの表示画面中の領収書(決済完了領収証)を示す例示図である。
【
図14】本発明の一実施形態に係るアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法における、決済用端末から出力される領収証を示す例示図である。
【
図15】本発明の一実施形態に係るアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法における、ユーザ端末のアプリケーションに実物カードを登録する過程の実際画面を示す例示図である。
【
図16】本発明の一実施形態に係るアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法における、ユーザ端末のアプリケーションで取引承認署名入力の設定を活性化又は非活性化する過程の実際画面を示す例示図である。
【
図17】本発明の一実施形態に係るアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法における、カード会社サーバへの簡素化された要求のみで決済を行う場合のフローチャートである。
【
図18】本発明の一実施形態に係るアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法における、ユーザ端末のアプリケーションのワンタイム決済専用番号を出力した実際画面の写真である。
【
図19】本発明の一実施形態に係るアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法における、カード会社サーバ及びVAN会社サーバがあり、ユーザの署名がカード会社サーバに伝送される場合のフローチャートである。
【
図20】本発明の一実施形態に係るアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法における、ワンタイム決済専用番号の最初生成時に限度金額が設定され、カード会社サーバ及びVAN会社サーバがあり、ユーザの署名がカード会社サーバに伝送される場合のフローチャートである。
【
図21】本発明の一実施形態に係るアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法における、ユーザの取引情報確認署名時に限度金額の設定が要求され、カード会社サーバ及びVAN会社サーバがあり、ユーザの署名がカード会社サーバに伝送される場合のフローチャートである。
【
図22】本発明の一実施形態に係るアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法における、カード会社サーバのみがあり、アプリケーションからワンタイム決済専用番号を生成する場合のフローチャートである。
【
図23】本発明の一実施形態に係るアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法における、カード会社サーバ及びセキュリティサーバがあり、アプリケーションでワンタイム決済専用番号を生成する場合のフローチャートである。
【
図24】本発明の一実施形態に係るアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法における、カード会社サーバ及びVAN会社サーバがあり、アプリケーションでワンタイム決済専用番号を生成する場合のフローチャートである。
【
図25】本発明の一実施形態に係るアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法における、ユーザ端末のアプリケーションの表示画面中のチップが設定された署名入力ウィンドウの例示図である。
【
図26】本発明の一実施形態に係るアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済システムのユーザ端末の構成を例示したブロック図である。
【
図27】本発明の一実施形態に係るアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済システムの決済用端末の構成を例示したブロック図である。
【
図28】本発明の一実施形態に係るアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済システムのカード会社サーバの構成を例示したブロック図である。
【
図29】本発明の一実施形態に係るアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済システムのセキュリティサーバの構成を例示したブロック図である。
【
図30】本発明の一実施形態に係るアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済システムのVAN会社サーバの構成を例示したブロック図である。
【
図31】本発明の一実施形態に係るアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済システムのカード会社サーバのみある場合の構成ブロック図である。
【
図32】本発明の一実施形態に係るアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済システムのセキュリティサーバがある場合の構成ブロック図である。
【
図33】本発明の一実施形態に係るアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済システムのVAN会社サーバがある場合の構成ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明と本発明の動作上の利点、及び本発明の実施によって達成される目的を十分に理解するためには、本発明の好適な実施形態を例示する添付図面、及び図面に記載されている内容を参照しなければならない。以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明することにより、本発明を詳細に説明する。
【0010】
本発明の第1実施形態によるアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法は、
図2に示すように、ユーザの実物カード番号などの実物カード情報が、ユーザ端末にインストールされたアプリケーションに入力され、実物カード情報がアプリケーションからカード会社サーバに伝送されてユーザ端末のアプリケーションと実物カードとの連動設定が完了するステップと、ユーザが供給者から購入する製品又はサービスの決済金額などの取引情報が決済用端末に入力されるステップと、ユーザの実物カードを決済用端末で認識して実物カード番号が実物カードから決済用端末に伝送されるステップと、前記実物カード番号と取引情報が決済用端末からカード会社サーバに伝送され、決済用端末からカード会社サーバに取引承認が要求されるステップと、前記実物カード番号と取引情報の取引承認に使用できるワンタイム決済専用番号がカード会社サーバで生成されるステップと、前記カード会社サーバからユーザ端末のアプリケーションに取引情報を伝送し、ユーザの確認及び署名を要求し、ユーザ端末のアプリケーションを介して取引情報と署名入力ウィンドウがユーザに表示されるステップと、ユーザの署名が前記ユーザ端末のアプリケーションの署名入力ウィンドウに入力されるステップと、ユーザの署名がユーザ端末のアプリケーションからカード会社サーバに伝送されるステップと、カード会社サーバで取引が承認されると、承認番号とワンタイム決済専用番号がカード会社サーバからユーザ端末のアプリケーションに伝送されて決済完了が通知され、ユーザ端末に取引領収証画面が出力されるステップと、前記ワンタイム決済専用番号と承認番号がカード会社サーバから決済用端末に伝送され、取引承認が通知されるステップと、決済用端末からユーザに提供する取引領収証を出力するステップと、を含んでなる。
【0011】
本発明の第2実施形態に係るアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法は、
図3に示すように、ユーザの実物カード番号などの実物カード情報が、ユーザ端末にインストールされたプリケーションに入力され、実物カード情報がアプリケーションからセキュリティサーバに伝送され、セキュリティサーバからカード会社サーバにも伝送されてユーザ端末のアプリケーションと実物カードとの連動設定が完了するステップと、ユーザが供給者から購入する製品又はサービスの決済金額などの取引情報が決済用端末に入力されるステップと、ユーザの実物カードを決済用端末で認識して実物カード番号が実物カードから決済用端末に伝送されるステップと、前記実物カード番号と取引情報が決済用端末からカード会社サーバに伝送され、決済用端末からカード会社サーバに取引承認が要求されるステップと、前記カード会社サーバからセキュリティサーバに実物カード番号と取引情報が伝送され、ワンタイム決済専用番号の生成が要求されるステップと、前記実物カード番号と取引情報の取引承認に使用できるワンタイム決済専用番号がセキュリティサーバで生成されるステップと、前記ワンタイム決済専用番号がセキュリティサーバからカード会社サーバに伝送されるステップと、前記カード会社サーバからユーザ端末のアプリケーションに取引情報を伝送し、ユーザの確認及び署名を要求し、ユーザ端末のアプリケーションを介して取引情報と署名入力ウィンドウがユーザに表示されるステップと、ユーザの署名が前記ユーザ端末のアプリケーションの署名入力ウィンドウに入力されるステップと、ユーザの署名がユーザ端末のアプリケーションからカード会社サーバに伝送されるステップと、カード会社サーバで取引が承認され、承認番号がカード会社サーバからユーザ端末のアプリケーションに伝送されて決済完了が通知され、ユーザ端末に取引領収証画面が出力されるステップと、前記ワンタイム決済専用番号と承認番号がカード会社サーバから決済用端末に伝送され、カード会社サーバから決済用端末に取引承認が通知されるステップと、決済用端末からユーザに提供する取引領収証を出力するステップと、を含んでなる。
【0012】
本発明の第3実施形態に係るアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法は、
図4に示すように、ユーザの実物カード番号などの実物カード情報が、ユーザ端末にインストールされたアプリケーションに入力され、実物カード情報がアプリケーションからカード会社サーバに伝送されてユーザ端末のアプリケーションと実物カードとの連動設定が完了するステップと、ユーザが供給者から購入する製品又はサービスの決済金額などの取引情報が決済用端末に入力されるステップと、ユーザの実物カードを決済用端末で認識して実物カード番号が実物カードから決済用端末に伝送されるステップと、前記取引情報が決済用端末からVAN会社サーバに伝送され、決済用端末からVAN会社サーバに取引承認が要求されるステップと、
ユーザ端末のアプリケーションからカード会社サーバにワンタイム決済専用番号の生成が要求されるステップと、前記実物カード番号と取引情報の取引承認に使用できるワンタイム決済専用番号がカード会社サーバで生成されるステップと、前記ワンタイム決済専用番号がカード会社サーバからアプリケーションに伝送されるステップと、前記VAN会社サーバからユーザ端末のアプリケーションに取引情報を伝送し、ユーザの確認及び署名を要求し、ユーザ端末のアプリケーションを介して取引情報と署名入力ウィンドウがユーザに表示されるステップと、ユーザの署名が前記ユーザ端末のアプリケーションの署名入力ウィンドウに入力されるステップと、ユーザの署名
とワンタイム決済専用番号がユーザ端末のアプリケーションからVAN会社サーバに伝送されるステップと、前記取引情報とユーザの署名がVAN会社サーバからカード会社サーバに伝送され、VAN会社サーバからカード会社サーバに取引承認が要求されるステップと、カード会社サーバで取引が承認されると、承認番号がカード会社サーバからVAN会社サーバに伝送され、カード会社サーバからVAN会社サーバに取引承認が通知されるステップと、VAN会社サーバからユーザ端末のアプリケーションに決済完了が通知され、ユーザ端末に取引領収証画面が出力されるステップと、前記ワンタイム決済専用番号と承認番号がVAN会社サーバから決済用端末に伝送され、VAN会社サーバから決済用端末へ取引承認が通知されるステップと、決済用端末からユーザに提供する取引領収証を出力するステップと、を含んでなる。
【0013】
前記第1、2、3実施形態において、ワンタイム決済専用番号は、カード会社サーバ或いはセキュリティサーバではなく、ユーザ端末のアプリケーションで生成することも可能である。
図22~
図24に示すように、アプリケーションで生成したワンタイム決済専用番号は、カード会社サーバ或いはセキュリティサーバに伝送して認証を要求し、カード会社サーバ或いはセキュリティサーバは、伝送されたワンタイム決済専用番号を確認してアプリケーションと共有し、認証して決済に利用できるようにし、以降の決済過程は同一である。
【0014】
前記第1、2、3実施形態において、ワンタイム決済専用番号は、決済可能な限度金額が、ユーザが供給者から購入する製品又はサービスの決済金額だけに設定される方式の限度金額設定されたワンタイム決済専用番号で生成できるが、2つの方式が可能である。第一に、ワンタイム決済専用番号の最初生成時に限度が自動的に設定されるようにカード会社サーバ又はセキュリティサーバが予め設定される方式であり、第二に、ユーザの取引情報確認署名時に限度が設定されるようにカード会社サーバ又はVAN会社サーバに要求する方式である。次に、これをより詳細に説明する。
【0015】
限度金額が設定される第一の方式は、前記限度金額設定の適用有無は、カード会社又はセキュリティサーバで予め決定されて自動的に適用できる。このような場合、ワンタイム決済専用番号の最初生成時に限度金額が設定される第1実施形態の決済進行方法では、
図5に示すように、カード会社サーバに限度金額の設定が行われるように事前に適用され、ワンタイム決済専用番号の代わりに、限度金額設定されたワンタイム決済専用番号が生成され、使用される。
【0016】
ワンタイム決済専用番号の最初生成時に限度金額が設定される第2実施形態の決済進行方法では、
図6に示すように、セキュリティサーバに限度金額の設定が行われるように事前に適用され、ワンタイム決済専用番号の代わりに、限度金額設定されたワンタイム決済専用番号が生成され、使用される。
【0017】
ワンタイム決済専用番号の最初生成時に限度金額が設定される第3実施形態の決済進行方法では、
図7に示すように、カード会社サーバに限度金額の設定が行われるように事前に適用され、ワンタイム決済専用番号の代わりに、限度金額設定されたワンタイム決済専用番号が生成され、使用される。
【0018】
限度金額が設定される第二の方式では、第1、第2、第3実施形態において、ユーザは、カード会社サーバ又はVAN会社サーバからユーザの署名が前記ユーザ端末のアプリケーションの署名入力ウィンドウに入力されるステップで、ユーザが、決済限度金額の設定された取引が行われるようにカード会社サーバに要求することができる。このような場合、ユーザが、決済限度金額の設定された取引が行われるように署名ステップで要求する第1実施形態は、
図8に示すように、ユーザの署名がユーザ端末のアプリケーションからカード会社サーバに伝送されるステップの後に、カード会社サーバが、限度金額設定されたワンタイム決済専用番号を新規生成して取引承認に使用しながら、承認番号と限度金額設定されたワンタイム決済専用番号がカード会社サーバからユーザ端末のアプリケーションに伝送されて決済完了が通知され、ユーザ端末に取引領収証画面が出力されるステップで行われる。
【0019】
ユーザが、決済の限度金額が設定された取引が行われるように署名ステップで要求する第2実施形態は、
図9に示すように、ユーザの署名がユーザ端末のアプリケーションからカード会社サーバに伝送されるステップの後に、カード会社サーバがセキュリティサーバに限度金額設定されたワンタイム決済専用番号の生成を要求するステップと、セキュリティサーバから限度金額設定されたワンタイム決済専用番号を生成するステップと、セキュリティサーバからカード会社サーバに限度金額設定されたワンタイム決済専用番号を伝送するステップと、が行われ、その後、カード会社サーバで取引が承認され、カード会社サーバからユーザ端末のアプリケーションに決済完了が通知され、ユーザ端末に取引領収証画面が出力されるステップと、前記限度金額設定されたワンタイム決済専用番号と限度金額設定された承認番号がカード会社サーバから決済用端末に伝送され、カード会社サーバから決済用端末に取引承認が通知されるステップと、決済用端末からユーザに提供する取引領収証を出力するステップとで行われる。
【0020】
ユーザが、決済の限度金額が設定された取引が行われるように署名ステップで要求する第3実施形態は、
図10に示すように、ユーザの署名がユーザ端末のアプリケーションからVAN会社サーバに伝送されるステップの後に、アプリケーションからカード会社サーバに限度金額設定されたワンタイム決済専用番号の生成を要求するステップと、カード会社サーバが限度金額設定されたワンタイム決済専用番号を生成するステップと、カード会社サーバからアプリケーションに限度金額設定されたワンタイム決済専用番号が伝送されるステップと、カード会社サーバで取引が承認され
、承認番号がカード会社サーバからVAN会社サーバに伝送され、カード会社サーバからVAN会社サーバに取引承認が通知されるステップと、VAN会社サーバからユーザ端末のアプリケーションに決済完了が通知され、ユーザ端末に取引領収証画面が出力されるステップと、前
記承認番号がVAN会社サーバから決済用端末に伝送され、VAN会社サーバから決済用端末に取引承認が通知されるステップと、決済用端末から、ユーザに提供する取引領収証を出力するステップとで行われる。
【0021】
前記限度金額の大きさは、決済用端末に供給者が入力する各取引情報の金額と毎回同一の金額となるように自動的に設定できる。
【0022】
また、
図19~
図21に示すように、前記第3実施形態とは異なり、アプリケーションからユーザの署名をVAN会社サーバではなく、カード会社サーバに直接伝送して取引を行う方法も可能である。
【0023】
次に、前記第1、第2、第3実施形態をさらに詳しく説明する。
【0024】
前記実物カードは、一般的なクレジットカード又はデビットカードであることができる。
【0025】
前記実物カードは、最初の発行時から前記アプリケーションと連動するように形成された実物シンクカードであることができる。
【0026】
前記ワンタイム決済専用番号は、実物カード番号の形式と同じ16桁、又はカード会社によってはそれ多い又は少ない桁からなるワンタイムカード番号であることができる。16桁より多い桁からなるワンタイムカード番号では、実物カード番号の形式に追加された桁に追加の情報が含まれている。
【0027】
前記ワンタイム決済専用番号は、決済が完了し、アプリケーションで廃棄されるのではなく、決済が行われるたびに、以前に生成したワンタイム決済専用番号を再び利用することも可能である。
【0028】
前記実物カード情報がユーザ端末のアプリケーションに入力され、アプリケーションからカード会社サーバに伝送されてユーザ端末のアプリケーションと実物カードとの連動設定が完了すると、登録された実物カードをゴースト化する。これは、登録された実物カードが一時停止状態に転換されてセキュリティが維持され、ユーザ端末のアプリケーションで生成されるワンタイム決済専用番号のみで決済が可能であることを意味する。ゴースト化が完了した実物カードは、ユーザ端末のアプリケーションにカードを登録する前に流出したカード番号で利用することが不可能になり、外部から流出したカード番号で手書き入力して決済を試みても、事故受付カードとして認識されて使用が不可能になる。これにより、ハッキングや不法盗用による被害を防止し、さらに向上した取引環境を提供することが可能である。
【0029】
また、前記供給者が供給する商品又はサービスにチップ料金がある場合、ユーザ端末のアプリケーションを介して取引情報と署名入力ウィンドウがユーザに表示されるステップでアプリケーション画面に署名入力ウィンドウだけでなく、チップ選択ウィンドウを追加的に出力するように設定することも可能である。チップ選択ウィンドウが追加されるように設定すると、
図25に示すように、署名入力ウィンドウ上にチップ選択ウィンドウを出力する。例示的に18%、20%、25%、No tipの選択肢を図示したが、これは、ユーザ端末のアプリケーションの設定又は供給者の要求によって変更することができる。所望の金額のチップを選択して署名を入力すると、ユーザの署名がユーザ端末のアプリケーションからカード会社サーバに伝送されるステップ、或いはユーザの署名がユーザ端末のアプリケーションからVAN会社サーバへ伝送されるステップでユーザの署名と共にチップ設定情報が一緒に伝送され、取引情報に商品又はサービスの費用と区別してチップ金額を表示し、これを含めて取引を進行することが可能である。これにより、領収証においてチップをチェックし、供給者が確認して2回決済を行っていた既存の煩わしい過程を1回の決済要求と署名で解決することができ、カードの露出によるユーザの不安感、及びチップとして入金された金額を会計処理して支給処理しなければならない供給者の困難さを解消することができる。
【0030】
前記ユーザが複数の実物カードを所持する場合に、ユーザの互いに異なる複数の実物カードがユーザ端末のアプリケーションと連動するように設定することができ、連動した複数の実物カードのうち、決済に使用する実物カードをアプリケーションでユーザが任意に選択することができる。
【0031】
前記ユーザ端末のアプリケーションを介してユーザに表示される署名入力ウィンドウ又は取引領収証画面は、広告と一緒に表示できる。
【0032】
また、手書き入力の場合或いは外部に決済情報を知らせなければならない場合、
図18に示すように、ユーザ端末のアプリケーションの画面に生成されたワンタイム決済専用番号を出力し、当該画面を介してワンタイム決済専用番号を外部に知らせるか、或いは手書きで取引金額を入力して取引を行うことが可能である。
【0033】
前記実物カードを用いて製品又はサービスの購入代金を決済する取引方法において、第1実施形態のアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済システムは、
図31に示すように、供給者が決済金額などの取引情報を入力し、ユーザの実物カードを決済用端末で認識すると、カード会社サーバに前記取引情報と前記実物カードのカード番号を伝送して取引承認を要求し、カード会社サーバから取引承認通知を受けて決済を完了する決済用端末と、決済用端末から取引承認要求を受信すると、ワンタイム決済専用番号を生成するか、或いはアプリケーションで生成したワンタイム決済専用番号を認証及び共有し、ユーザ端末のアプリケーションに取引情報を伝送し、ユーザの確認及び署名を要求し、ユーザ端末からユーザの署名の伝送を受けると、決済完了及び取引承認通知をユーザ端末及び決済用端末に伝送するカード会社サーバと、カード会社サーバと連動するアプリケーションを介してカード会社サーバから取引情報の伝送を受けて署名要求を受けると、アプリケーションを介して取引情報と署名入力ウィンドウをユーザに表示し、ユーザの署名が入力されると、アプリケーションを介してユーザの署名をカード会社サーバに伝送し、カード会社サーバから決済完了通知を受信すると、アプリケーションを介して領収証を画面に出力するユーザ端末と、を含んで形成される。
【0034】
前記実物カードを用いて製品又はサービスの購入代金を決済する取引方法において、第2実施形態のアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済システムは、
図32に示すように、供給者が決済金額などの取引情報を入力し、ユーザの実物カードを決済用端末で認識すると、カード会社サーバに前記取引情報と前記実物カードのカード番号を伝送して取引承認を要求し、カード会社サーバから取引承認通知を受けて決済を完了する決済用端末と、ユーザ端末のアプリケーションと連動し、カード会社サーバから実物カード番号と取引情報の伝送を受けてワンタイム決済専用番号の生成要求を受け、ワンタイム決済専用番号を生成するか、或いはアプリケーションで生成したワンタイム決済専用番号を認証及び共有し、カード会社サーバにワンタイム決済専用番号を伝送するセキュリティサーバと、決済用端末から実物カード番号と取引情報の伝送を受けて取引承認要求を受けると、セキュリティサーバにワンタイム決済専用番号の生成を要求し、セキュリティサーバからワンタイム決済専用番号を受けると、ユーザ端末のアプリケーションに取引情報を伝送し、ユーザの確認及び署名を要求し、ユーザ端末からユーザの署名の伝送を受けると、承認番号と決済完了及び取引承認通知をユーザ端末及び決済用端末に伝送するカード会社サーバと、セキュリティサーバ及びカード会社サーバと連動するアプリケーションを介してカード会社サーバから取引情報の伝送を受けて署名要求を受けると、アプリケーションを介して取引情報と署名入力ウィンドウをユーザに表示し、ユーザの署名が入力されると、アプリケーションを介してユーザの署名をカード会社サーバに伝送し、カード会社サーバから決済完了通知を受けると、アプリケーションを介して領収証を画面に出力するユーザ端末と、を含んで形成される。
【0035】
前記実物カードを用いて製品又はサービスの購入代金を決済する取引方法において、第3実施形態のアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済システムは、
図33に示すように、供給者が決済金額などの取引情報を入力し、ユーザの実物カードを決済用端末で認識すると、VAN会社サーバに前記取引情報を伝送して取引承認を要求し、VAN会社サーバから取引承認通知を受けて決済を完了する決済用端末と、決済用端末から取引情報の伝送を受けて取引承認要求を受け、ユーザ端末のアプリケーションに取引情報を伝送し、ユーザの確認及び署名を要求し、ユーザ端末からユーザの署名の伝送を受けると、前記取引情報とユーザの署名をカード会社サーバに伝送し、カード会社サーバから承認番号及び取引承認通知を受けて決済完了通知をユーザ端末及び決済用端末に伝送するVAN会社サーバと、アプリケーションからワンタイム決済専用番号の生成要求を受けると、ワンタイム決済専用番号を生成してアプリケーションに伝送するか、或いはアプリケーションで生成したワンタイム決済専用番号を認証及び共有し、VAN会社サーバから取引情報とユーザの署名の伝送を受けて取引承認要求を受けると、承認番号をVAN会社サーバに伝送し、取引承認通知をするカード会社サーバと、アプリケーションを介してカード会社サーバにワンタイム決済専用番号を要求し、アプリケーションを介してVAN会社サーバから取引情報の伝送を受けて署名要求を受けると、アプリケーションを介して取引情報と署名入力ウィンドウをユーザに表示し、ユーザの署名が入力されると、アプリケーションを介してユーザの署名をVAN会社サーバに伝送し、VAN会社サーバから決済完了通知を受けると、アプリケーションを介して領収証を画面に出力するユーザ端末と、を含んで形成される。
【0036】
次に、前記アプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済システムの各構成をさらに詳細に説明する。
【0037】
前記ユーザ端末は、
図26に示すように、ネットワークに接続して通信する通信部と、アプリケーションの設定情報などを保存するメモリと、署名、画面に出力されるアプリケーションの各種選択ウィンドウの選択確認、実物カード番号などを入力し、画面にアプリケーションを出力する入出力部と、アプリケーションを実行し、各構成部を制御する制御部と、を含んでなり、上述したように機能する。
【0038】
前記決済用端末は、
図27に示すように、実物カードを認識して実物カード番号を読み取るカードリーダー部と、取引金額などの取引情報を入力し、取引に関連する情報を画面に出力する入出力部と、取引が承認されて取引が完了すると、領収証を出力する領収証出力部と、カード会社サーバ、VAN会社サーバ、セキュリティサーバにネットワーク通信で接続する通信部と、販売商品目録や価格、残余数量などを保存するメモリと、各構成部を正常作動するように制御する制御部と、を含んでなり、上述したように機能する。
【0039】
前記カード会社サーバは、
図28に示すように、DBに格納されたカード番号、利用者、限度金額、有効期限などのカード情報を必要に応じて呼び出し、アプリケーション連動カード、停止カードの設定などを管理し、ワンタイム決済専用番号を生成又は認証処理するワンタイム決済専用番号生成及び処理モジュールを含むカード情報管理部と、取引情報、署名を要求又は確認し、連動した実物カード情報と一致するかを確認して、取引を承認するか否かを判断する承認要求処理部と、承認要求処理部が取引承認したか否かと決済完了か否かを決済用端末とユーザ端末に伝送し、結果をDBに反映する承認応答処理部と、カード会社サーバをユーザ端末、決済用端末、セキュリティサーバ、VAN会社サーバにネットワーク通信で接続する通信部と、各種カード情報、利用者情報、カード使用履歴などを格納するDBと、各構成部を制御する制御部と、を含んでなり、上述したように機能する。
【0040】
前記セキュリティサーバは、
図29に示すように、アプリケーションで連動した実物カード情報を保存し、連動事項をカード会社サーバと共有し、停止設定などを要求及び管理するカード連動処理部と、要求されたワンタイム決済専用番号を生成し、生成されたワンタイム決済専用番号を認証及び共有し、必要に応じて限度金額の設定を呼び出し又は適用するワンタイム決済専用番号生成及び処理部と、セキュリティサーバをユーザ端末、決済用端末、カード会社サーバ、VAN会社サーバにネットワーク通信で接続する通信部と、連動したカード情報、アプリケーション利用者情報、決済完了後に復元可能な形で保管されたワンタイム決済専用番号などを格納するDBと、各構成部を制御する制御部と、を含んでなり、上述したように機能する。
【0041】
前記VAN会社サーバは、
図30に示すように、加盟社の決済用端末を管理する加盟社管理部と、決済用端末から伝送された承認要求を処理し、ユーザ端末に署名を要求し、カード会社サーバに取引承認を要求する承認要求処理部と、カード会社サーバから通知を受けた取引承認を決済用端末とユーザ端末に通知する承認応答処理部と、VAN会社サーバをユーザ端末、決済用端末、カード会社サーバ、セキュリティサーバにネットワーク通信で接続する通信部と、加盟社の情報と加盟社の取引履歴などを格納するDBと、各構成部を制御する制御部と、を含んでなり、上述したように機能する。
【0042】
本発明の第4実施形態に係るアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法は、
図17に示すように、ユーザ端末のアプリケーションで署名の入力のみで決済を完了することが可能である。
【0043】
ユーザの実物カード番号などの実物カード情報が、ユーザ端末にインストールされたアプリケーションに入力され、実物カード情報がアプリケーションからカード会社サーバに伝送されてユーザ端末のアプリケーションと実物カードとの連動が完了するステップと、ユーザが供給者から購入する製品又はサービスの決済金額などの取引情報が決済用端末に入力されるステップと、ユーザの実物カードを決済用端末で認識して決済信号が実物カードから決済用端末に伝送されるステップと、前記決済信号と取引情報が決済用端末からカード会社サーバに伝送され、決済用端末からカード会社サーバに取引承認が要求されるステップと、前記決済用端末からユーザ端末のアプリケーションに取引情報を伝送し、ユーザの確認及び署名を要求し、ユーザ端末のアプリケーションを介して取引情報と署名入力ウィンドウがユーザに表示されるステップと、ユーザの署名が前記ユーザ端末のアプリケーションの署名入力ウィンドウに入力されるステップと、ユーザの署名がユーザ端末のアプリケーションから決済用端末に伝送されるステップと、前記決済用端末からカード会社サーバにユーザの署名と決済承認要求が伝送されるステップと、前記カード会社サーバからユーザの署名とカード情報を確認し、決済用端末に決済承認信号が伝送されるステップと、前記決済用端末で決済が完了し、ユーザ端末のアプリケーションの画面に領収証が出力されるステップと、決済用端末からユーザに提供する取引領収証を出力するステップと、を含んでなる。
【0044】
上述した第4実施形態に係るアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法において、決済用端末でカードを認識し、カード会社サーバに取引情報と承認要求を送ると、決済用端末とカード会社サーバとが接続され、決済要求待機状態を維持する。その後、決済要求した内訳がユーザアプリに表示され、ユーザが署名を入力して承認すると、待機していたカード会社サーバと決済用端末が決済を完了する。これは、決済過程で決済用端末又はユーザ端末のアプリケーションがカード会社サーバに要求する事項が少なく、ユーザ端末のアプリケーションの署名及び承認で簡単に決済が行われる方法といえる。
【0045】
また、署名入力ウィンドウに署名を入力する過程でアプリケーションの画面に加盟店の広告が出力され、決済の完了後、アプリケーションの画面に領収証を出力する過程でも、加盟店の広告を出力して広告効果を発生させることも可能である。
【0046】
次に、前記アプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法及びシステムが決済用端末及びユーザ端末で実行される実際の様子を例として挙げて、本発明をさらに詳しく説明する。
【0047】
前記供給者が取引情報を入力し、決済用端末が実物カードを認識するステップは、
図11に示すように、供給者が決済金額、決済品目などの取引情報を決済用端末(POSなど)に入力し、実物カードを決済用端末に挿入する又は接触させるなどの方式で認識させ、実物カードのカード番号を決済用端末に伝送するのである。
【0048】
前記ユーザ端末のアプリケーションにユーザ署名入力ウィンドウが示され、署名が完了するステップは、
図12に示すように、例えば、ユーザ端末のアプリケーションが実行された画面で、上端にアプリケーションの名称が「STARLIONPAY」で表示され、ユーザに取引情報の確認を要求するフレーズである「CONFIRM」が表示され、決済項目及び決済金額などの取引情報が表示され、署名を入力することができる署名入力ウィンドウが、「Please Sign here」という説明が内部の上端に書かれたボックスで表示され、署名の入力後、ユーザの署名をVAN会社サーバに伝送することができる確認ボタンが、「Confirm」という説明が内部中央に書かれたボックスで表示される。また、前記ユーザ端末のアプリケーションにユーザ署名入力ウィンドウが示され、署名が完了するステップのユーザ端末のアプリケーションの画面の一側又は背景などに広告画像や動画などが表示されることができる。
【0049】
前記ユーザ端末のアプリケーションに表示される領収書(決済完了領収証)は、
図13に示すように、例えば、ユーザ端末のアプリケーションが実行された画面で、上端にアプリケーションの名称が「STARLIONPAY」と表示され、ユーザに決済完了を知らせるフレーズである「APPROVED」が表示され、決済項目及び決済金額などの取引情報が表示され、下端には広告が表示されることができる。
【0050】
前記決済用端末から出力される取引領収証には、
図14に示すように、例えば、供給者の加盟店名と取引金額などの取引情報と一緒にワンタイム決済専用番号が表示されることができ、下端には、広報する会社の名称と会社のホームページに接続可能なQRコード(登録商標)などの広告が表示されることができる。
【0051】
前記ユーザ端末のアプリケーションに実物カードを登録する過程は、
図15に示すように、例えば、ユーザ端末のアプリケーション(
図15のSTARLIONPAY)を実行し、実物カード追加登録ボタン(
図15のALLIANCE CARD)を選択し、実物カードのカード番号、有効期限、CVC番号、パスワード、所有者の名前などの実物カード情報を入力し、前記実物カード情報はカード会社サーバに伝送され、実物カード登録の設定が完了する。その後、実物カート目録を見ることができ、複数の実物カードが登録されている場合には、決済に使用する実物カードを選択するシンクボタン(
図15のSync Card)を選択すると、当該実物カードとアプリケーションとの連動が活性化され、もう一度シンクボタンを押すと、連動が非活性化されることができる。
【0052】
前記ユーザ端末のアプリケーションで取引承認のための署名入力を行うステップに対する進行有無の設定をユーザの選択に応じて活性化又は非活性化する機能を追加することができるが、
図16に示すように、ユーザ端末のアプリケーションを実行し、アプリケーションのメイン画面から設定(SETTING)メニューに移動して活性化/非活性化機能をオン/オフすることができる選択ボタン(
図16のUse Smart sign for every card payment)を操作して、すべての取引の際に取引承認のための署名をユーザが入力すれば取引承認が行われるように署名入力機能を活性化又は非活性化することができる。前記署名入力機能が非活性化される場合、ユーザの署名が自動的に行われるようにアプリケーションで設定されて署名入力ウィンドウがユーザに表示されず、ユーザは既存の使用方式と同様に実物カードを使用しながらもワンタイム決済専用番号を活用して決済する方式で取引時のセキュリティを強化することができる。
【0053】
前記供給者がユーザアプリケーションとパートナーシップ契約を結んだ特定の加盟店である場合には、カード会社サーバ、セキュリティサーバ、VAN会社サーバからワンタイム決済専用番号と承認番号が決済用端末に渡されると、加盟店コードとワンタイム決済専用番号とを結合させるステップを追加することにより、セキュリティをさらに強化させることができる。ワンタイム決済専用番号と加盟店コードとの結合によって、ユーザアプリケーションが登録された特定の加盟店とそうでない供給者を識別することが可能となり、これにより、ワンタイム決済専用番号がハッキングなどによって奪取されても、当該加盟店でなければ決済が不可能であって悪用を防止することが可能である。また、ブラックリストに登録された加盟店コードで決済を進めようとする場合は、ユーザアプリケーションからレッドラベルで未登録の加盟店という警告文が出力され、申告ボタンが生成されて迅速な申告措置が可能であり、これによりカードの不正利用を防止し、加盟店の管理と使用内訳を把握するのに役立つことができる。
【0054】
前記VAN会社サーバとアプリケーションを同じ主体が統合して管理すると、決済過程がさらに有機的に容易に行われることができ、VAN会社サーバの管理主体とアプリケーションの管理主体とが異なる場合には、VAN会社サーバにアプリケーションとの連携を可能にする別途のモジュールがインストールされ、本発明の一実施形態に係るアプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法及びシステムが円滑に実行できる。
【0055】
以上説明したように図面と明細書において最適の実施形態が開示された。ここで特定の用語が使用されたが、これは、単に本発明を説明するための目的で使用されたものであり、意味を限定するか或いは特許請求の範囲に記載された本発明の範囲を制限するために使用されたものではない。そのため、本技術分野における通常の知識を有する者であれば、それから様々な変形及び均等な他の実施形態が可能であることを理解するだろう。よって、本発明の真正な技術的保護範囲は、添付された特許請求の範囲の技術的思想によって定められるべきであろう。
【要約】
【課題】アプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法及びシステムを提供する。
【解決手段】本発明は、供給者の決済用端末にユーザのカード情報を残さずに決済ごとにワンタイム決済専用番号を生成して安全に決済することができるように、ユーザ端末にインストールされるアプリケーションに実物カードを連動させ、決済用端末に実物カードを認識させると、カード会社サーバで生成されたワンタイム決済専用番号で決済が行われる取引情報をユーザ端末のアプリケーションの画面でユーザ署名入力ウィンドウと共に表示し、署名入力ウィンドウにユーザの署名が入力されると、決済が実行される、アプリケーションと連動した実物カードのワンタイム決済専用番号の生成による決済方法及びシステムを提供する。
【選択図】
図2