(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-05
(45)【発行日】2022-12-13
(54)【発明の名称】セッション管理方法、端末装置とネットワーク装置
(51)【国際特許分類】
H04W 48/18 20090101AFI20221206BHJP
H04W 4/00 20180101ALI20221206BHJP
H04W 16/14 20090101ALI20221206BHJP
H04W 36/14 20090101ALI20221206BHJP
H04W 76/10 20180101ALI20221206BHJP
H04W 76/22 20180101ALI20221206BHJP
【FI】
H04W48/18 111
H04W4/00 111
H04W16/14
H04W36/14
H04W76/10
H04W76/22
(21)【出願番号】P 2021502834
(86)(22)【出願日】2018-07-20
(86)【国際出願番号】 CN2018096526
(87)【国際公開番号】W WO2020014983
(87)【国際公開日】2020-01-23
【審査請求日】2021-06-22
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【氏名又は名称】出口 智也
(72)【発明者】
【氏名】タン、ハイ
【審査官】鈴木 重幸
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-093252(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0192333(US,A1)
【文献】ETRI,Updating 6.2 Solution 2 to add a procedure for Multi-Access PDU Session Modification[online],3GPP TSG SA WG2 #128 S2-186794,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_128_Vilnius/Docs/S2-186794.zip>,2018年07月06日
【文献】3GPP TS 23.502 V15.2.0,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp//Specs/archive/23_series/23.502/23502-f20.zip>,2018年06月19日
【文献】Intel,Solution of ATSSS rule in URSP[online],3GPP TSG SA WG2 #127BIS S2-185243,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_127BIS_Newport_Beach/Docs/S2-185243.zip>,2018年06月01日
【文献】LG Electronics,ATSSS Solution - Multi-Access PDU Session Establishment[online],3GPP TSG SA WG2 #126 S2-182043,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_126_Montreal/Docs/S2-182043.zip>,2018年03月02日
【文献】OPPO,New Solution: Interworking of Multi Access PDU Session[online],3GPP TSG SA WG2 #128BIS S2-187841,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_128BIS_Sophia_Antipolis/Docs/S2-187841.zip>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
セッション管理方法であって、端末装置が4Gネットワークにおいてパケットデータネットワーク(PDN)接続を確立し、前記端末装置が4Gネットワークから5Gネットワークに移動した後、前記方法は、
前記端末装置が第一のネットワーク装置へ第一の情報を送信し、前記第一の情報が前記PDN接続に対応するプロトコルデータユニット(PDU)セッションの変更をリクエストすることに用いられ、前記第一の情報は第二の指示情報を含み、前記第二の指示情報は、前記端末装置がマルチアクセス技術(MA) PDUセッションをサポートする能力を有することを示すことに用いられることと、
前記端末装置が
前記第一のネットワーク装置から送信された第一の指示情報を受信し、前記第一の指示情報が、
前記PDUセッションがMAをサポートするか否かを示すことに用いられ、MAをサポートする場合、前記PDUセッションが第3世代パートナーシッププログラム(3GPP)ネットワークと非3GPPネットワークを同時に用いてデータを伝送すること
をサポートすることを含む、セッション管理方法。
【請求項2】
前記端末装置が前記第一のネットワーク装置から送信された前記第一の指示情報を受信する前に、前記方法はさらに
、
前記端末装置が第一のネットワーク装置から送信された第一の指示情報を受信することは、
前記端末装置が前記第一のネットワーク装置から送信された第二の情報を受信し、前記第二の情報が、前記端末装置によって開始された前記PDUセッションを変更するリクエストを受信することを示すことに用いられ、前記第二の情報が前記第一の指示情報を含むことを含むことを特徴とする
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記方法は、
前記端末装置が前記PDUセッションがMAをサポートするか否かに応じて、前記非3GPPネットワークによるMA PDUセッション確立を開始するか否かを確定することを更に含むことを特徴とする、
請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記端末装置が前記PDUセッションがMAをサポートするか否かに応じて、前記非3GPPネットワークによるMA PDUセッション確立を開始するか否かを確定することは、
前記PDUセッションがMAをサポートする時に、前記非3GPPネットワークによるMA PDUセッション確立を開始することを確定すること、又は
前記PDUセッションがMAをサポートしない時に、前記非3GPPネットワークによるMA PDUセッション確立を開始しないことを確定することを含むことを特徴とする、
請求項3に記載の方法。
【請求項5】
セッション管理方法であって、端末装置が4Gネットワークにおいてパケットデータネットワーク(PDN)接続を確立し、前記端末装置が4Gネットワークから5Gネットワークに移動した後、前記方法は、
第一のネットワーク装置が前記端末装置から送信された第一の情報を受信し、前記第一の情報が前記PDN接続に対応するPDUセッションの変更をリクエストすることに用いられ、前記第一の情報は第二の指示情報を含み、前記第二の指示情報は、前記端末装置がマルチアクセス技術(MA) PDUセッションをサポートする能力を有することを示すことに用いられることと、
前記第一のネットワーク装置が前記端末装置へ第一の指示情報を送信し、前記第一の指示情報が、
前記PDUセッションがMAをサポートするか否かを示すことに用いられ、MAをサポートする場合、前記PDUセッションが第3世代パートナーシッププログラム(3GPP)ネットワークと非3GPPネットワークを同時に用いてデータを伝送すること
をサポートすることを含む、セッション管理方法。
【請求項6】
前記第一のネットワーク装置が前記端末装置へ第一の指示情報を送信することは、
前記第一のネットワーク装置が前記端末装置へ第二の情報を送信し、前記第二の情報が前記端末装置によって開始された前記PDUセッションを変更するリクエストを受信することを示すことに用いられ、前記第二の情報が前記第一の指示情報を含むことを含むことを特徴とする
請求項
5に記載の方法。
【請求項7】
前記第一のネットワーク装置が前記端末装置へ第二の情報を送信する前に、前記方法は、
第二のネットワーク装置へ前記端末装置に対するコンテキスト更新リクエストを送信することと、
前記第二のネットワーク装置から送信された前記端末装置に対するコンテキスト更新応答を受信することであって、前記コンテキスト更新応答が前記第一の指示情報を含むことと、を更に含むことを特徴とする、
請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記第一のネットワーク装置が前記端末装置へ第二の情報を送信する前に、前記方法は、
第二のネットワーク装置へ前記端末装置に対するコンテキスト更新リクエストを送信することであって、前記コンテキスト更新リクエストが前記第二の指示情報を含むことと、
前記第二のネットワーク装置から送信された前記端末装置に対するコンテキスト更新応答を受信することであって、前記コンテキスト更新応答が前記第一の指示情報を含むことと、を更に含むことを特徴とする、
請求項6に記載の方法。
【請求項9】
端末装置であって、前記端末装置が4Gネットワークにおいてパケットデータネットワーク(PDN)接続を確立し、前記端末装置が4Gネットワークから5Gネットワークに移動した後、前記端末装置は、
前記端末装置が第一のネットワーク装置へ第一の情報を送信するように構成され、前記第一の情報が前記PDN接続に対応するプロトコルデータユニット(PDU)セッションの変更をリクエストすることに用いられ、前記第一の情報は第二の指示情報を含み、前記第二の指示情報は、前記端末装置がマルチアクセス技術(MA) PDUセッションをサポートする能力を有することを示すことに用いられる通信ユニットを備え、
前記通信ユニットは更に、前記第一のネットワーク装置から送信された第一の指示情報を受信するように構成され、前記第一の指示情報が、
前記PDUセッションがMAをサポートするか否かを示すことに用いられ、MAをサポートする場合、前記PDUセッションが第3世代パートナーシッププログラム(3GPP)ネットワークと非3GPPネットワークを同時に用いてデータを伝送すること
をサポートする、端末装置。
【請求項10】
前記通信ユニットは具体的に、
前記第一のネットワーク装置から送信された第二の情報を受信するように構成され、前記第二の情報が、前記端末装置によって開始された前記PDUセッションを変更するリクエストを受信することを示すことに用いられ、前記第二の情報が前記第一の指示情報を含むことを特徴とする
請求項
9に記載の端末装置。
【請求項11】
前記端末装置はさらに、
前記PDUセッションがMAをサポートするか否かに応じて、前記非3GPPネットワークによるMA PDUセッション確立を開始するか否かを確定するように構成される処理ユニットを備えることを特徴とする
請求項
9又は10に記載の端末装置。
【請求項12】
前記処理ユニットは具体的に、
前記PDUセッションがMAをサポートする時に、前記非3GPPネットワークによるMA PDUセッション確立を開始することを確定するように構成され、又は
前記PDUセッションがMAをサポートしない時に、前記非3GPPネットワークによるMA PDUセッション確立を開始しないことを確定するように構成されることを特徴とする
請求項
11に記載の端末装置。
【請求項13】
ネットワーク装置であって、端末装置が4Gネットワークにおいてパケットデータネットワーク(PDN)接続を確立し、前記端末装置が4Gネットワークから5Gネットワークに移動した後、前記ネットワーク装置は、
第一のネットワーク装置が前記端末装置から送信された第一の情報を受信するように構成され、前記第一の情報が前記PDN接続に対応するPDUセッションの変更をリクエストすることに用いられ、前記第一の情報は第二の指示情報を含み、前記第二の指示情報は、前記端末装置がマルチアクセス技術(MA) PDUセッションをサポートする能力を有することを示すことに用いられる通信ユニットを備え、
前記通信ユニットはさらに、前記端末装置へ第一の指示情報を送信するように構成され、前記第一の指示情報が、
前記PDUセッションがMAをサポートするか否かを示すことに用いられ、MAをサポートする場合、前記PDUセッションが第3世代パートナーシッププログラム(3GPP)ネットワークと非3GPPネットワークを同時に用いてデータを伝送すること
をサポートする、ネットワーク装置。
【請求項14】
前記通信ユニットは具体的に、
前記端末装置へ第二の情報を送信するように構成され、前記第二の情報が前記端末装置によって開始された前記PDUセッションを変更するリクエストを受信することを示すことに用いられ、前記第二の情報が前記第一の指示情報を含むことを特徴とする
請求項
13に記載のネットワーク装置。
【請求項15】
前記通信ユニットが前記端末装置へ前記第二の情報を送信する前に、前記通信ユニットはさらに、
第二のネットワーク装置へ前記端末装置に対するコンテキスト更新リクエストを送信し、
前記第二のネットワーク装置から送信された前記端末装置に対するコンテキスト更新応答を受信するように構成され、前記コンテキスト更新応答が前記第一の指示情報を含むことを特徴とする
請求項
14に記載のネットワーク装置。
【請求項16】
前記通信ユニットが前記端末装置へ前記第二の情報を送信する前に、前記通信ユニットはさらに、
第二のネットワーク装置へ前記端末装置に対するコンテキスト更新リクエストを送信し、前記コンテキスト更新リクエストが前記第二の指示情報を含み、
前記第二のネットワーク装置から送信された前記端末装置に対するコンテキスト更新応答を受信するように構成され、前記コンテキスト更新応答が前記第一の指示情報を含むことを特徴とする
請求項
14に記載のネットワーク装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願の実施例は通信分野に関し、且つより具体的には、セッション管理方法、端末装置とネットワーク装置に関する。
【背景技術】
【0002】
第5世代移動体通信技術(5G:5-Generation)ネットワークにおいて、1つのプロトコルデータユニット(PDU:Protocol Data Unit)セッション(Session)は、マルチアクセス技術(MA:Multi-Access)を用いてデータを伝送し、つまり、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP:
The 3rd Generation Partnership Project)(例えば、長期進化(LTE:Long Term Evolution)、新しい無線(NR:New Radio ))及び非3GPP(Non-3GPP)(無線ローカルエリアネットワーク(WLAN:Wireless LAN)アクセス技術を同時に用いることができる。しかしながら、第4世代移動体通信技術(4G:4-Generation)ネットワークが上記マルチアクセス(Multi-Access)技術をサポートしなく、端末装置が4Gネットワークから5Gネットワークに移動した場合、端末装置はマルチアクセス(Multi-Access)技術をサポートしても、マルチアクセス(Multi-Access)技術を用いなく、したがって、どのように端末装置が4Gネットワークから5Gネットワークに移動した場合にマルチアクセス(Multi-Access)技術を用いるようにするかは、解決すべき問題である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本出願の実施例は、セッション管理方法、端末装置とネットワーク装置を提供する。端末装置が4Gネットワークから5Gネットワークに移動した後、PDUセッションがMAをサポートする場合、データを伝送するための非3GPPネットワークを確立することができ、これにより、端末装置は、より高い伝送レートを取得することができ、より多くの料金を節約することもできるが、ネットワーク装置は、非3GPPの無線リソースをより効率的に利用し、伝送レートを向上させることができる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
第一の態様によるセッション管理方法は、
端末装置が第一のネットワーク装置へ第一の情報を送信し、前記第一の情報がパケットデータネットワーク(PDN:Packet Data Network)接続の確立をリクエストすることに用いられることと、
前記端末装置が前記第一のネットワーク装置から送信された第二の情報を受信し、前記第二の情報が前記端末装置によって開始された前記PDN接続確立リクエストを受信することを示すことに用いられ、前記第二の情報が第一の指示情報を含み、前記第一の指示情報が、前記端末装置が4Gネットワークから5Gネットワークに移動した後に前記PDN接続に対応するPDUセッションがMAをサポートするか否かを示すことに用いられ、MAをサポートする場合、前記PDUセッションが3GPPネットワークと非3GPPネットワークを同時に用いてデータを伝送することができることとを含む。
【0005】
理解すべきものとして、非3GPPネットワークを用いてデータを伝送する場合、本端末装置は、より高い伝送レートを取得することができ、より多くの料金を節約することもできるが、ネットワーク装置は、非3GPPの無線リソースをより効率的に利用し、伝送レートを向上させることができる。
【0006】
第二の態様によるセッション管理方法は、
第一のネットワーク装置が端末装置から送信された第一の情報を受信し、前記第一の情報がPDN接続の確立をリクエストすることに用いられることと、
前記第一の情報に応答して、前記第一のネットワーク装置が前記端末装置へ第二の情報を送信し、前記第二の情報が前記端末装置によって開始された前記PDN接続確立を受け入れることを示すことに用いられ、前記第二の情報が第一の指示情報を含み、前記第一の指示情報が、前記端末装置が4Gネットワークから5Gネットワークに移動した後に前記PDN接続に対応するPDUセッションがMAをサポートするか否かを示すことに用いられ、MAをサポートする場合、前記PDUセッションが3GPPネットワークと非3GPPネットワークを同時に用いてデータを伝送することができることとを含む。
【0007】
第三の態様によるセッション管理方法は、
第二のネットワーク装置が第一のネットワーク装置から送信されたセッション確立リクエストを受信することと、
前記第二のネットワーク装置が前記第一のネットワーク装置へセッション確立応答を送信し、前記セッション確立応答が第一の指示情報を含み、前記第一の指示情報が、端末装置が4Gネットワークから5Gネットワークに移動した後に前記端末装置が4Gネットワークの場合に確立したPDN接続に対応するPDUセッションがMAをサポートするか否かを示すことに用いられ、MAをサポートする場合、前記PDUセッションが3GPPネットワークと非3GPPネットワークを同時に用いてデータを伝送することができることとを含む。
【0008】
第四の態様によるセッション管理方法は、端末装置が4GネットワークにおいてPDN接続を確立し、前記端末装置が4Gネットワークから5Gネットワークに移動した後、
前記端末装置が第一のネットワーク装置から送信された第一の指示情報を受信し、前記第一の指示情報が、前記PDN接続に対応するPDUセッションがMAをサポートするか否かを示すことに用いられ、MAをサポートする場合、前記PDUセッションが3GPPネットワークと非3GPPネットワークを同時に用いてデータを伝送することができることを含む。
【0009】
第五の態様によるセッション管理方法は、端末装置が4GネットワークにおいてPDN接続を確立し、前記端末装置が4Gネットワークから5Gネットワークに移動した後、
第一のネットワーク装置が前記端末装置へ第一の指示情報を送信し、前記第一の指示情報が、前記PDN接続に対応するPDUセッションがMAをサポートするか否かを示すことに用いられ、MAをサポートする場合、前記PDUセッションが3GPPネットワークと非3GPPネットワークを同時に用いてデータを伝送することができることを含む。
【0010】
第六の態様によるセッション管理方法は、端末装置が4GネットワークにおいてPDN接続を確立し、前記端末装置が4Gネットワークから5Gネットワークに移動した後、
第二のネットワーク装置が第一のネットワーク装置から送信された、前記端末装置に対するコンテキスト更新リクエストを受信することと、
前記第二のネットワーク装置が前記第一のネットワーク装置へ前記端末装置に対するコンテキスト更新応答を送信し、前記コンテキスト更新応答が第一の指示情報を含み、前記第一の指示情報が、前記PDN接続に対応するPDUセッションがMAをサポートするか否かを示すことに用いられ、MAをサポートする場合、前記PDUセッションが3GPPネットワークと非3GPPネットワークを同時に用いてデータを伝送することができることとを含む。
【0011】
第七の態様による端末装置は、上記第一の態様又はその各実施形態における方法を実行することに用いられる。
【0012】
具体的には、該端末装置は、上記第一の態様又はその各実施形態における方法を実行するための機能モジュールを備える。
【0013】
第八の態様によるネットワーク装置は、上記第二の態様又はその各実施形態における方法を実行することに用いられる。
【0014】
具体的には、該ネットワーク置は、上記第二の態様又はその各実施形態における方法を実行するための機能モジュールを備える。
【0015】
第九の態様によるネットワーク装置は、上記第三の態様又はその各実施形態における方法を実行することに用いられる。
【0016】
具体的には、該ネットワーク置は、上記第三の態様又はその各実施形態における方法を実行するための機能モジュールを備える。
【0017】
第十の態様による端末装置は、プロセッサとメモリを備える。該メモリはコンピュータプログラムを記憶するように構成され、該プロセッサは該メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行し、上記第一の態様又はその各実施形態における方法を実行するように構成される。
【0018】
第十一の態様によるネットワーク装置は、プロセッサとメモリを備える。該メモリはコンピュータプログラムを記憶するように構成され、該プロセッサは該メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行し、上記第二の態様又はその各実施形態における方法を実行するように構成される。
【0019】
第十二の態様によるネットワーク装置は、プロセッサとメモリを備える。該メモリはコンピュータプログラムを記憶するように構成され、該プロセッサは、該メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行し、上記第三の態様又はその各実施形態における方法を実行するように構成される。
【0020】
第十三の態様によるチップは、上記第一の態様から第六の態様のいずれかの態様又はその各実施形態における方法を実現することに用いられる。
【0021】
具体的には、該チップは、該チップが取り付けられる装置に上記第一の態様から第六の態様のいずれかの態様又はその各実施形態における方法を実行させるためのコンピュータをメモリから呼び出して実行するように構成されるプロセッサを備える。
【0022】
第十四の態様によるコンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータプログラムを記憶することに用いられ、該コンピュータプログラムにより、コンピュータが上記第一の態様から第六の態様のいずれかの態様又はその各実施形態における方法を実行する。
【0023】
第十五の態様によるコンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラム命令を含み、前記コンピュータプログラム命令により、コンピュータが上記第一の態様から第六の態様のいずれかの態様又はその各実施形態における方法を実行する。
【0024】
第十六の態様によるコンピュータプログラムは、コンピュータで実行される場合、コンピュータが上記第一の態様から第六の態様のいずれかの態様又はその各実施形態における方法を実行する。
【発明の効果】
【0025】
上記技術的解決策により、4Gネットワークの場合に確立されたPDN接続に対応するPDUセッションがMAをサポートするか否かが端末装置に通知され、それによって端末装置が4Gネットワークから5Gネットワークに移動した後、PDUセッションがMAをサポートする場合、データを伝送するための非3GPPネットワークを確立することができ、これにより、端末装置はより高い伝送レートを取得することができ、より多くの料金を節約することもできるが、ネットワーク装置は、非3GPPの無線リソースをより効率的に利用し、伝送レートを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【
図1】本出願の実施例による通信システムアーキテクチャの概略図である。
【
図2】本出願の実施例によるセッション管理方法の概略フローチャートである。
【
図3】本出願の実施例による別のセッション管理方法の概略フローチャートである。
【
図4】本出願の実施例による別のセッション管理方法の概略フローチャートである。
【
図5】本出願の実施例によるセッション管理方法の概略フローチャートである。
【
図6】本出願の実施例による別のセッション管理方法の概略フローチャートである。
【
図7】本出願の実施例による別のセッション管理方法の概略フローチャートである。
【
図8】本出願の実施例によるさらなる別のセッション管理方法の概略フローチャートである。
【
図9】本出願の実施例によるさらなる別のセッション管理方法の概略フローチャートである。
【
図10】本出願の実施例による端末装置の概略ブロック図である。
【
図11】本出願の実施例によるネットワーク装置の概略ブロック図である。
【
図12】本出願の実施例による別のネットワーク装置の概略ブロック図である。
【
図13】本出願の実施例による別の端末装置の概略ブロック図である。
【
図14】本出願の実施例による別のネットワーク装置の概略ブロック図である。
【
図15】本出願の実施例によるさらなる別のネットワーク装置の概略ブロック図である。
【
図16】本出願の実施例による通信装置の概略ブロック図である。
【
図17】本出願の実施例によるチップの概略ブロック図である。
【
図18】本出願の実施例による通信システムの概略ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下に本出願の実施例の図面を参照しながら本出願の実施例における技術的解決策を説明し、明らかに、説明される実施例は本出願の実施例の一部だけであり、全ての実施例ではない。本出願の実施例に基づき、当業者が創造的な労力を要せずに得る他の実施例は、全て本出願の保護範囲に属する。
【0028】
本出願の実施例の技術的解決策は、様々な通信システム、例えばグローバルモバイル通信(GSM:Global System for Mobile Communication)システム、符号分割多元アクセス(CDMA:Code Division Multiple Access)システム、帯域符号分割多元接続(WCDMA:Wideband Code Division Multiple Access)システム、汎用パケット無線サービス(GPRS:General Packet Radio Service)、長期進化型(LTE:Long Term Evolution)システム、LTE周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)システム、LTE時分割複信(TDD:Time Division Duplex)、汎用移動通信システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunication System)、グローバル相互接続マイクロ波アクセス(WiMAX:Worldwide Interoperability for Microwave Access)通信システム又は5Gシステム、又は後のバージョンの通信システムに応用されてもよい。
【0029】
図1には本出願の実施例に応用される無線通信システム100が示される。該無線通信システム100はアクセスネットワーク装置110を備えることができる。アクセスネットワーク装置110は、端末装置と通信する装置であってもよい。アクセスネットワーク装置110は、特定の地理的エリアに通信カバレッジを提供することができ、そして該カバレッジエリアに位置する端末装置(例えばUE)と通信を行うことができる。選択可能に、該アクセスネットワーク装置110は、次世代無線アクセスネットワーク(NG RAN:Next Generation Radio Access Network)、又はNRシステムにおける基地局(gNB)、又はクラウド無線アクセスネットワーク(CRAN:Cloud Radio Access Network)における無線コントローラであってもよく、又はアクセスネットワーク装置110は、移動スイッチングセンター、中継局、アクセスポイント、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、ハブ、スイッチ、ブリッジ、ルータ、5Gネットワークにおけるネットワーク側装置又は将来の進化した共通ネットワーク装置又は将来の進化した公衆陸上モバイルネットワーク(PLMN:Public Land Mobile Network)におけるネットワーク装置などであってもよい。選択可能に、該アクセスネットワーク装置110はLTEシステムにおける基地局、例えば、進化したユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E-UTRAN:Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)装置であってもよい。
【0030】
該無線通信システム100はさらにアクセスネットワーク装置110のカバレッジ範囲に位置する少なくとも一つの端末装置120を備える。端末装置120は移動型又は固定型でもよい。選択可能に、ここで使用される「端末装置」として、公衆交換電話ネットワーク(PSTN:Public Switched Tetended Tee works)、デジタル加入者回線(Digital Subscrier Line、DSL)、デジタルケーブル、直接ケーブル接続、及び/又は別のデータ接続/ネットワークなどの有線回線接続、及び/又はセルラネットワーク、無線LAN(Wireless Local Area Network)、DVB-Hネットワークのようなデジタルテレビネットワーク、衛星ネットワーク、AM-FM放送送信機、及び/又は別の端末装置に対する無線インタフェースを経由して通信信号を受信/送信するように構成される装置、及び/又はモノのインターネット(IoT:Internet of Things)装置を含むがこれらに限定されない。無線インタフェースを介して通信するように設けられる端末装置は、「無線通信端末」、「無線端末」又は「移動端末」と呼ばれてもよい。移動端末の例は、衛星電話又はセルラー電話を含むがこれに限定されなく、セルラー無線電話とデータ処理、ファクシミリ及びデータ通信能力を備えたパーソナル通信システム(PCS:Personal Communications System)端末を組み合わせることができ、無線電話、ページャー、インターネット/イントラネットアクセス、Webブラウザー、メモ帳、カレンダー、北斗衛星ナビゲーションシステム(BDS:BeiDou Navigation Satellite System)及び全地球測位システム(GPS:Global Positioning System)受信機のPDA、及び従来のラップトップ及び/又はパームトップ受信機又は無線電話トランシーバーを含むその他の電子装置を備えることができる。端末装置は、アクセス端末、ユーザ装置(UE:User Equipment)、加入者ユニット、加入者局、移動局、移動ステーション、遠隔局、遠隔端末、移動装置、ユーザ端末、端末、無線通信装置、ユーザエージェント又はユーザ装置を指すことができる。アクセス端末は、セルラー電話、コ
ードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP:Session Initiation Protocol)電話、無線ローカルループ(WLL:Wireless Local Loop)ステーション、パーソナルデジタル処理(PDA:Personal Digital Assistant)、無線通信機能を備えたハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス又は無線モデムに接続された他の処理装置、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、5Gネットワークにおける端末装置又は将来の進化したPLMNネットワークにおける端末装置などであってもよい。
【0031】
該無線通信システム100はさらにアクセスネットワーク装置と通信するコアネットワーク装置130を備える。選択可能に、該コアネットワーク装置130は、5Gコアネットワーク装置であってもよく、例えばアクセス及びモビリティ管理機能(AMF:Access and Mobility Management Function)を有し、また、例えばセッション管理機能(SMF:Session Management Function)有する。選択可能に、該コアネットワーク装置130は、LTEネットワークの進化パケットコアネットワーク(EPC:Evolved Packet Core)装置であってもよい。選択可能に、該コアネットワーク装置130は、さらにいくつかの組み合わせネットワーク要素、例えばセッション管理機能+コアネットワーク側のパケットゲートウェイ(SMF+PGW-C:Session Management Function + Core Packet Gateway)装置であってもよい。
【0032】
理解すべきものとして、SMF+PGW-Cは、SMF及びPGW-Cで実現可能な機能を同時に実現することができる。
【0033】
選択可能に、端末装置同士は端末直接接続(D2D:Device to Device)通信を行うことができる。
【0034】
選択可能に、5Gシステム又は5Gネットワークはさらに新しい無線(NR:New Radio)システム又はNRネットワークとも呼ばれてもよい。
【0035】
図1に一つのアクセスネットワーク装置、一つのコアネットワーク装置と2つの端末装置が例示的に示され、選択可能に、該無線通信システム100は、複数のアクセスネットワーク装置を備えることができ且つ各アクセスネットワーク装置のカバレッジ範囲で他の数の端末装置を備えることができ、本出願の実施例はこれに限定されない。
【0036】
選択可能に、該無線通信システム100はさらに移動管理エンティティ(MME:Mobile Mageent Entitle)、統一データ管理(UDM:Unified Data Management)、認証サーバ機能(AUSF:Auto Server function)、ユーザプレーン機能(UPF:User Plane Function)、シグナリングゲートウェイ(SGW:Signag Gateway)等の他のネットワークエンティティを含むことができるが、本出願の実施例はこれに限定されない。
【0037】
理解すべきものとして、本明細書で用語「システム」と「ネットワーク」は常に本明細書で互換可能に使用される。本明細書では用語「及び/又は」は、関連するオブジェクトの関連関係を記述するためのものだけであり、3種類の関係が存在してもよいことを示し、A及び/又はBは、Aが単独で存在すること、AとBが同時に存在すること、Bが単独で存在することの3つの状況を示すことができる。また、本明細書では文字「/」は、一般的に前後にある関連オブジェクトが「又は」の関係であることを示す。
【0038】
図2は本出願の実施例によるセッション管理方法200の概略フローチャートである。該方法200は以下を含む。
【0039】
S210において、端末装置は、第一のネットワーク装置へ第一の情報を送信し、該第一の情報がPDN接続の確立をリクエストすることに用いられる。
【0040】
理解すべきものとして、該第一のネットワーク装置は、移動管理エンティティ(MME:Mobile Mageent Entitle)であってもよい。
【0041】
説明すべきものとして、上記ステップS210を実行する時に、該端末装置は、4Gネットワークに接続される。
【0042】
選択可能に、該第一の情報は、PDN接続確立リクエスト(PDN Connection Establishment Request)であってもよい。
【0043】
該第一の情報には少なくともプロトコル設定オプション(PCO:Protocol Configuration Option)が含まれ、そして該PCOにセッション識別子(Session ID:Session Identifier)が含まれる。
【0044】
理解すべきものとして、上記セッション識別子(Session ID)は、該PDN接続に対応するPDUセッション(Session)に端末装置によって予め割り当てられたIDである。
【0045】
説明すべきものとして、上記PDN接続に対応するPDUセッションは、端末装置が4Gネットワークから5Gネットワークに移動する時に、端末装置が4Gネットワークの場合に確立したPDN接続が、PDUセッションに変換される必要があり、そして該PDN接続と該PDUセッションが、同じネットワーク同士が相互に接続するためのプロトコル(IP)アドレスを有すると理解されてもよい。
【0046】
S220において、該端末装置は、該第一のネットワーク装置から送信された第二の情報を受信し、該第二の情報が該端末装置によって開始された該PDN接続確立リクエストを受信することを示すことに用いられ、該第二の情報が第一の指示情報を含み、該第一の指示情報が、該端末装置が4Gネットワークから5Gネットワークに移動した後に該PDN接続に対応するPDUセッションがMAをサポートするか否かを示すことに用いられ、MAをサポートする場合、該PDUセッションが3GPPネットワークと非3GPPネットワークを同時に用いてデータを伝送することができる。
【0047】
説明すべきものとして、該端末装置が4Gネットワークから5Gネットワークに移動することは、該端末装置が4Gネットワークから5Gネットワークにハンドオーバ(handover)すること、又は端末装置が4Gネットワークのカバレッジ範囲から5Gネットワークのカバレッジ範囲に移動することと理解されてもよい。
【0048】
選択可能に、該第二の情報は、PDN接続確立受け入れ(PDN Connection Establishment Accept)であってもよい。
【0049】
該第二の情報は少なくともPCOを含み、且つ該PCOに該第一の指示情報が搬送される。
【0050】
選択可能に、該第一の指示情報は、該PDUセッションがMAをサポートするか否かを1ビットで示すことができる。例えば、このビットの値が0である時に、該第一の指示情報は、該PDUセッションがMAをサポートしないことを示すことができ、このビットの値が1である時に、該第一の指示情報は該PDUセッションがMAをサポートすることを示すことができる。
【0051】
説明すべきものとして、上記3GPPネットワークは、LTEネットワーク、NRネットワーク、進化した長期進化(eLTE:Evolved Long Term Evolution)ネットワークなどであってもよい。上記非3GPPネットワークはWLANネットワークであってもよい。
【0052】
理解すべきものとして、非3GPPネットワークを用いてデータを伝送する場合、端末装置は、より高い伝送レートを取得することができ、より多くの料金を節約することもできるが、ネットワーク装置は、非3GPPの無線リソースをより効率的に利用し、伝送レートを向上させることができる。
【0053】
選択可能に、本出願の実施例では、端末装置は2種類に分けられてもよく、第一の種類の端末装置は、MA PDUセッションをサポートする能力を有するように予め構成され、例えばSMF+PGW-Cに予め構成され、即ちSMF+PGW-Cは、この種類の端末装置がMA PDUセッションをサポートする能力を有することを直接確定することができ、第二の種類の端末は、MA PDUセッションをサポートする能力を有するように予め構成されなく、即ち、第二の種類の端末装置は、MA PDUセッションをサポートする能力を有する可能性があり、MA PDUセッションをサポートする能力を有しない可能性もあり、言い換えれば、第二の種類の端末装置は、自体の実際の状況に応じて、MA PDUセッションをサポートする能力を有するか否かを確定することができる。
【0054】
具体的には、一つの例として、上記ステップS220では、該端末装置は、第一の種類の端末装置であってもよく、即ち該第二のネットワーク装置は、該端末装置がMA PDUセッションをサポートする能力を有することをデフォルトにすることができ、この時に、該第二のネットワーク装置は、PDUセッションがMAをサポートするか否かを確定することができ、さらに、端末装置が4Gネットワークから5Gネットワークに移動した後、該第一の指示情報に基づき、該非3GPPネットワークによるMA PDUセッションの確立を開始するか否かを確定するように、該第二のネットワーク装置は、該第一のネットワーク装置を介して端末装置へ該第一の指示情報を含む第二の情報を送信することができる。
【0055】
説明すべきものとして、この例では、該第二のネットワーク装置はSMF+PGW-Cであってもよい。
【0056】
具体的には、別の例として、上記ステップS210では、該端末装置は、第二の種類の端末装置であってもよく、該端末装置がMA PDUセッションをサポートする能力を有することを確定した後、該端末装置は、第一のネットワーク装置へ第二の指示情報を含む第一の情報を送信し、該第二の指示情報は、該端末装置がMA PDUセッションをサポートする能力を有することを示すことに用いられ、次に、該第一のネットワーク装置は、該第二の指示情報を第二のネットワーク装置に送信することができ、該端末装置がMA PDUセッションをサポートする能力を有することを知った後に、該第二のネットワーク装置はPDUセッションがMAをサポートするか否かを確定することができ、さらに、端末装置が4Gネットワークから5Gネットワークに移動した後、該第一の指示情報に基づき、該非3GPPネットワークによるMA PDUセッションの確立を開始するか否かを確定するように、該第二のネットワーク装置は、該第一のネットワーク装置を介して端末装置へ該第一の指示情報を含む第二の情報を送信することができる。
【0057】
説明すべきものとして、この例では、該第二のネットワーク装置はSMF+PGW-Cであってもよく、該第二の指示情報はセッションID(Session ID)を含む上記PCOに搬送されてもよい。
【0058】
選択可能に、本出願の実施例では、該端末装置が4Gネットワークから5Gネットワークに移動した後、該端末装置は、該PDUセッションがMAをサポートするか否かに応じて、該非3GPPネットワークによるMA PDUセッションの確立を開始するか否かを確定する。
【0059】
具体的には、該PDUセッションがMAをサポートする時に、該端末装置は、該非3GPPネットワークによるMA PDUセッションの確立を開始することを確定する。例えば、該端末装置は、WLANネットワークによるMA PDUセッションの確立を開始することを確定することができる。
【0060】
具体的には、該PDUセッションがMAをサポートしない時に、該端末装置は、該非3GPPネットワークによるMA PDUセッションの確立を開始しないことを確定する。
【0061】
したがって、本出願の実施例では、4Gネットワークの場合に確立されたPDN接続に対応するPDUセッションがMAをサポートするか否かが端末装置に通知され、これにより、端末装置が4Gネットワークから5Gネットワークに移動した後、PDUセッションがMAをサポートする場合、データを伝送するための非3GPPネットワークを確立することができ、これにより、端末装置はより高い伝送レートを取得することができ、より多くの料金を節約することもできるが、ネットワーク装置は、非3GPPの無線リソースをより効率的に利用し、伝送レートを向上させることができる。
【0062】
図3は本出願の実施例によるセッション管理方法300の概略フローチャートである。該方法300は以下を含む。
【0063】
S310において、第一のネットワーク装置は、端末装置から送信された第一の情報を受信し、該第一の情報がPDN接続の確立をリクエストすることに用いられる。
【0064】
理解すべきものとして、該第一のネットワーク装置はMMEである。
【0065】
選択可能に、該第一の情報は第二の指示情報を含み、該第二の指示情報は、該端末装置がMA PDUセッションをサポートする能力を有することを示すことに用いられる。
【0066】
該第一の情報には少なくともPCOが含まれ、且つPCOにセッションID(Session ID)が含まれる。選択可能に、該第二の指示情報はPCOに搬送されてもよい。
【0067】
S320において、該第一の情報に応答して、該第一のネットワーク装置は該端末装置へ第二の情報を送信し、該第二の情報が該端末装置によって開始された該PDN接続確立を受け入れることを示すことに用いられ、該第二の情報が第一の指示情報を含み、該第一の指示情報が、該端末装置が4Gネットワークから5Gネットワークに移動した後に該PDN接続に対応するPDUセッションがMAをサポートするか否かを示すことに用いられ、MAをサポートする場合、該PDUセッションが3GPPネットワークと非3GPPネットワークを同時に用いてデータを伝送することができる。
【0068】
選択可能に、一つの例として、ステップS320を実行する前に、該方法300はさらに、
該第一のネットワーク装置が第二のネットワーク装置へセッション確立リクエスト(Create Session Request)を送信することと、
該第一のネットワーク装置が該第二のネットワーク装置から送信されたセッション確立応答(Create Session Response)を受信し、該セッション確立応答が該第一の指示情報を含むこととを含む。
【0069】
説明すべきものとして、この例では、該第二のネットワーク装置はSMF+PGW-Cであってもよく、該第二のネットワーク装置はSMFの機能だけでなく、PGW-Cの機能を実現することができる。
【0070】
選択可能に、該セッション確立リクエストには、少なくとも端末装置識別子と上記第一の情報に含まれるPCOが含まれる。
【0071】
この例では、該端末装置は第一の種類の端末装置であってもよく、即ち該第二のネットワーク装置は、端末装置がMA PDUセッションをサポートする能力を有することをデフォルトにし、この時に、該第二のネットワーク装置が該セッション確立リクエストを受信した後、該第二のネットワーク装置は、アクセスポート名称(APN:Access Point Name)とローカル設定(ローカル設定が例えばサービス設定情報であってもよい)に基づき、該PDUセッションがMA特性を使用できるか否かを確定することができ、該PDUセッションがMA特性を使用できる場合、該PDUセッションがMAをサポートできることを確定し、該PDUセッションがMA特性を使用できない場合、該PDUセッションがMAをサポートできないことを確定し、さらに、該第二のネットワーク装置は、該セッション確立応答に含まれる該第一の指示情報によって、該PDUセッションがMAをサポートするか否かを示すことができる。
【0072】
選択可能に、この例では、該セッション確立応答には、少なくともPCOが含まれ、且つPCOに該第一の指示情報が含まれる。
【0073】
選択可能に、別の例として、ステップS320を実行する前に、該方法300はさらに、
該第一のネットワーク装置が第二のネットワーク装置へセッション確立リクエストを送信し、該セッション確立リクエストが該第二の指示情報を含むことと、
該第一のネットワーク装置が該第二のネットワーク装置から送信されたセッション確立応答を受信し、該セッション確立応答が該第一の指示情報を含むこととを含む。
【0074】
説明すべきものとして、この例では、該第二のネットワーク装置はSMF+PGW-Cであってもよい。
【0075】
選択可能に、該セッション確立リクエストには、少なくとも端末装置識別子と上記第一の情報に含まれるPCOが含まれ、且つPCOに該第二の指示情報が含まれる。
【0076】
この例では、該端末装置は第二の種類の端末装置であってもよく、該第一のネットワーク装置は、セッション確立リクエストにおいて、端末装置がMA PDUセッションをサポートする能力を有することを示し、該第二のネットワーク装置が該セッション確立リクエストを受信した後、該第二のネットワーク装置は、APNとローカル設定(ローカル設定が例えばサービス設定情報であってもよい)に基づき、該PDUセッションがMA特性を使用できるか否かを確定することができ、該PDUセッションがMA特性を使用できる場合、該PDUセッションがMAをサポートできることを確定し、該PDUセッションがMA特性を使用できない場合、該PDUセッションがMAをサポートできないことを確定し、さらに、該第二のネットワーク装置は、該セッション確立応答に含まれる該第一の指示情報によって、該PDUセッションがMAをサポートするか否かを示すことができる。
【0077】
選択可能に、この例では、該セッション確立応答には、少なくともPCOが含まれ、且つPCOに該第一の指示情報が含まれる。
【0078】
説明すべきものとして、上記APNは端末装置によって報告されるものであってもよいし、第一のネットワーク装置によって選択される、端末装置にサブスクライブされたデフォルトAPNであってもよい。
【0079】
選択可能に、上記例では、該第一のネットワーク装置は、該APNに基づいて、該端末装置のための一つの組み合わせネットワーク要素(SMF+PGW-C)を第二のネットワーク装置として選択することができる。
【0080】
理解すべきものとして、セッション管理方法300のステップについてセッション管理方法200の対応するステップを参照することができ、簡潔するために、ここで説明を省略しない。
【0081】
したがって、本出願の実施例では、第一のネットワーク装置は、4Gネットワークの場合に確立されたPDN接続に対応するPDUセッションがMAをサポートするか否かを端末装置に通知することができ、これにより、端末装置が4Gネットワークから5Gネットワークに移動した後、PDUセッションがMAをサポートする場合、データを伝送するための非3GPPネットワークを確立することができ、これにより、端末装置はより高い伝送レートを取得することができ、より多くの料金を節約することもできるが、ネットワーク装置は、非3GPPの無線リソースをより効率的に利用し、伝送レートを向上させることができる。
【0082】
図4は本出願の実施例によるセッション管理方法400の概略フローチャートである。該方法400は以下を含む。
【0083】
S410において、第二のネットワーク装置は、第一のネットワーク装置から送信されたセッション確立リクエストを受信する。
【0084】
理解すべきものとして、該第二のネットワーク装置はSMF+PGW-Cであってもよく、該第一のネットワーク装置はMMEであってもよい。
【0085】
選択可能に、該セッション確立リクエストには、少なくとも端末装置識別子、APNとPCOが含まれる。
【0086】
具体的には、該第二のネットワーク装置は、APNとローカル設定(ローカル設定が例えばサービス設定情報であってもよい)に基づき、該PDUセッションがMA特性を使用できるか否かを確定することができ、該PDUセッションがMA特性を使用できる場合、該PDUセッションがMAをサポートできることを確定し、該PDUセッションがMA特性を使用できない場合、該PDUセッションがMAをサポートできないことを確定する。
【0087】
S420において、該第二のネットワーク装置は該第一のネットワーク装置へセッション確立応答を送信し、該セッション確立応答が第一の指示情報を含み、該第一の指示情報が、端末装置が4Gネットワークから5Gネットワークに移動した後に該端末装置が4Gネットワークの場合に確立したPDN接続に対応するPDUセッションがMAをサポートするか否かを示すことに用いられ、MAをサポートする場合、該PDUセッションが3GPPネットワークと非3GPPネットワークを同時に用いてデータを伝送することができる。
【0088】
選択可能に、該セッション確立応答には、少なくともPCOが含まれ、且つPCOに該第一の指示情報が含まれる。
【0089】
選択可能に、本出願の実施例では、該セッション確立リクエストは第二の指示情報を含み、該第二の指示情報は、該端末装置がMA PDUセッションをサポートする能力を有することを示すことに用いられる。
【0090】
具体的には、該第二の指示情報は該セッション確立リクエストにおけるPCOに搬送されてもよい。
【0091】
理解すべきものとして、セッション管理方法400のステップについてセッション管理方法200とセッション管理方法300の対応するステップを参照することができ、簡潔するために、ここで説明を省略しない。
【0092】
したがって、本出願の実施例では、第二のネットワーク装置は、端末装置が4Gネットワークの場合に確立したPDN接続に対応するPDUセッションがMAをサポートするか否かを確定し、第一のネットワーク装置を介して端末装置に通知することができ、これにより、端末装置が4Gネットワークから5Gネットワークに移動した後、PDUセッションがMAをサポートする場合、データを伝送するための非3GPPネットワークを確立することができ、これにより、端末装置はより高い伝送レートを取得することができ、より多くの料金を節約することもできるが、ネットワーク装置は、非3GPPの無線リソースをより効率的に利用し、伝送レートを向上させることができる。
【0093】
選択可能に、一つの実施例としてもよく、
図5に示すように、該方法500は以下を含む。
【0094】
S510において、UEは、4Gネットワークの場合にMMEへPDN接続確立リクエストを送信する。
【0095】
具体的には、該PDN接続確立リクエストにAPN、PCOが含まれ、PCOにセッション識別子(Session ID)だけでなく、指示情報Aが含まれ、該指示情報Aは、端末装置がマルチアクセス(Multi-Access)PDUセッションをサポートする能力を有することを示すことに用いられる。
【0096】
理解すべきものとして、該PDN接続確立リクエストはPDN接続の確立をリクエストすることに用いられる。
【0097】
説明すべきものとして、該セッション識別子は、PDN接続が5Gネットワークに移転した後の対応するPDUセッションに端末装置によって予め割り当てられたIDである。
【0098】
S520において、MMEはSMF+PGW-Cへセッション確立リクエストを送信する。
【0099】
具体的には、セッション確立リクエストにUE識別子、S510で受信されたAPNとPCOが含まれる。
【0100】
説明すべきものとして、MMEは、UEが4Gネットワークだけでなく、5Gネットワークをサポートすることを知り、APNに基づいてUEのための一つの組み合わせられたSMF+PGW-Cを選択し、S510におけるPDN接続確立リクエストにAPNが含まれない場合、MMEは、UEにサブスクライブされたデフォルトAPNを選択する。
【0101】
理解すべきものとして、SMF+PGW-Cは、SMF機能だけでなく、PGW-Cの機能を実現することができる。
【0102】
S530において、SMF+PGW-Cは、該PDN接続に対応するPDUセッションがマルチアクセス(Multi-Access)をサポートするか否かを確定し、MMEへセッション確立応答をフィードバックする。
【0103】
具体的には、SMF+PGW-Cは、APN、指示情報Aとローカル設定に基づき、UEが4Gネットワークから5Gネットワークに移動した後の該PDNに対応するPDUセッションがマルチアクセス(Multi-Access)特性を使用できるか否かを確定することができ、該PDUセッションがマルチアクセス(Multi-Access)特性を使用できる場合、該PDUセッションがマルチアクセス(Multi-Access)をサポートできることを確定し、該PDUセッションがマルチアクセス(Multi-Access)特性を使用できない場合、該PDUセッションがマルチアクセス(Multi-Access)をサポートできないことを確定する。
【0104】
選択可能に、SMF+PGW-Cは、該セッション確立応答にPCOを含ませることができ、該PCOに指示情報Bが含まれ、該指示情報Bが、該PDUセッションがマルチアクセス(Multi-Access)をサポートするか否かを示すことに用いられる。
【0105】
選択可能に、該指示情報Bは該PDUセッションがマルチアクセス(Multi-Access)をサポートするか否かを1ビットで示すことができる。例えば、このビットの値が0である時に、該指示情報Bは、該PDUセッションがマルチアクセス(Multi-Access)をサポートしないことを示すことができ、このビットの値が1である時に、該指示情報Bは該PDUセッションがマルチアクセス(Multi-Access)をサポートすることを示すことができる。
【0106】
S540において、MMEは、PDN接続確立受け入れをUEに返信する。
【0107】
具体的には、該PDN接続確立受け入れがSMF+PGW-Cによって確定されたPCOを含み、該PCOがS530における該セッション確立応答に含まれるPCOである。
【0108】
S550において、UEが4Gネットワークから5Gネットワークに移動した場合、UEは、該第二の指示情報に基づいて該PDUセッションがマルチアクセス(Multi-Access)をサポートするか否かを確定する。
【0109】
具体的には、該PDUセッションがマルチアクセス(Multi-Access)をサポートする場合、UEは、非3GPPネットワークによるMA PDUセッション確立を開始することを確定する。
【0110】
図6は本出願の実施例によるセッション管理方法600の概略フローチャートである。該方法600では、端末装置が4GネットワークにおいてPDN接続を確立し、前記端末装置が4Gネットワークから5Gネットワークに移動した後、該方法600は以下を含む。
【0111】
S610において、該端末装置は、第一のネットワーク装置から送信された第一の指示情報を受信し、該第一の指示情報が、該PDN接続に対応するPDUセッションがMAをサポートするか否かを示すことに用いられ、MAをサポートする場合、該PDUセッションが3GPPネットワークと非3GPPネットワークを同時に用いてデータを伝送することができる。
【0112】
選択可能に、本出願の実施例では、該第一のネットワーク装置はAMFであってもよく、この時に、ステップS610がPDUセッション変更段階に発生することができる。
【0113】
具体的には、前記端末装置は前記第一のネットワーク装置へ第一の情報を送信し、前記第一の情報が前記PDUセッションの変更をリクエストすることに用いられ、
前記端末装置は前記第一のネットワーク装置から送信された前記第二の情報を受信し、前記第二の情報が、前記端末装置によって開始された前記PDUセッションを変更するリクエストを受信することを示すことに用いられ、前記第二の情報が前記第一の指示情報を含む。
【0114】
説明すべきものとして、端末装置が4Gネットワークから5Gネットワークに移動した後、端末装置がMA PDUセッションをサポートする能力を有する場合、5Gネットワークに移転された各PDUセッションに対してPDUセッション変更(PDU Session Modification)を開始する必要がある。
【0115】
選択可能に、本出願の実施例では、端末装置は2種類に分けられてもよく、第一の種類の端末装置は、MA PDUセッションをサポートする能力を有するように予め構成され、例えばSMF+PGW-Cに予め構成され、即ちSMF+PGW-Cは、この種類の端末装置がMA PDUセッションをサポートする能力を有することを直接確定することができ、第二の種類の端末は、MA PDUセッションをサポートする能力を有するように予め構成されなく、即ち、第二の種類の端末装置は、MA PDUセッションをサポートする能力を有する可能性があり、MA PDUセッションをサポートする能力を有しない可能性もあり、言い換えれば、第二の種類の端末装置は、自体の実際の状況に応じて、MA PDUセッションをサポートする能力を有するか否かを確定することができる。
【0116】
具体的には、一つの例として、該端末装置は、第一の種類の端末装置であってもよく、即ち該第二のネットワーク装置は、該端末装置がMA PDUセッションをサポートする能力を有することをデフォルトにすることができ、この時に、該第二のネットワーク装置は、PDUセッションがMAをサポートするか否かを確定することができ、さらに、該端末装置が該第一のネットワーク装置へ該第一の情報を送信した後、及び該第一のネットワーク装置が該第二のネットワーク装置へセッション確立リクエストを送信した後、端末装置が該第一の指示情報に基づき、該非3GPPネットワークによりMA PDUセッションの確立を開始するか否かを確定するように、該第二のネットワーク装置は、該第一のネットワーク装置を介して該端末装置へ該第一の指示情報を含む第二の情報を送信することができる。
【0117】
具体的には、別の例として、該端末装置は、第二の種類の端末装置であってもよく、該端末装置がMA PDUセッションをサポートする能力を有することを確定した後、該端末装置は、第一のネットワーク装置へ第二の指示情報を含む第一の情報を送信し、該第二の指示情報は、該端末装置がMA PDUセッションをサポートする能力を有することを示すことに用いられ、次に、該第一のネットワーク装置は、該第二の指示情報を第二のネットワーク装置に送信することができ、該端末装置がMA PDUセッションをサポートする能力を有することを知った後に、該第二のネットワーク装置は、PDUセッションがMAをサポートするか否かを確定することができ、さらに、該端末装置が該第一の指示情報に基づき、該非3GPPネットワークによるMA PDUセッション確立を開始するか否かを確定するように、該第二のネットワーク装置は、該第一のネットワーク装置を介して端末装置へ該第一の指示情報を含む第二の情報を送信することができる。
【0118】
選択可能に、本出願の実施例では、該第一のネットワーク装置はPCFであってもよく、この時に、ステップS610が具体的に次の通りである。
【0119】
該端末装置は、該第一のネットワーク装置から送信された第三の情報を受信し、前記第三の情報がアクセス技術ステアリングスイッチング分割(ATSSS:Access Technology Steering Switching Splitting)ポリシーを示すことに用いられ、前記第三の情報が前記第一の指示情報を含む。
【0120】
この場合、該第三の情報は非アクセス層(NAS:Non-Access Stratum)メッセージであってもよい。
【0121】
選択可能に、本出願の実施例では、該端末装置は、該PDUセッションがMAをサポートするか否かに応じて、該非3GPPネットワークによるMA PDUセッション確立を開始するか否かを確定する。
【0122】
具体的には、該PDUセッションがMAをサポートする時に、該端末装置は、該非3GPPネットワークによるMA PDUセッション確立を開始することを確定する。例えば、該端末装置は、WLANネットワークによるMA PDUセッション確立を開始することを確定することができる。
【0123】
具体的には、該PDUセッションがMAをサポートしない時に、該端末装置は、該非3GPPネットワークによるMA PDUセッション確立を開始しないことを確定する。
【0124】
理解すべきものとして、セッション管理方法600のステップについてセッション管理方法200の対応するステップを参照することができ、簡潔するために、ここで説明を省略しない。
【0125】
したがって、本出願の実施例では、4Gネットワークの場合に確立されたPDN接続に対応するPDUセッションがMAをサポートするか否かが端末装置に通知され、これにより、端末装置が4Gネットワークから5Gネットワークに移動した後、PDUセッションがMAをサポートする場合、データを伝送するための非3GPPネットワークを確立することができ、これにより、端末装置はより高い伝送レートを取得することができ、より多くの料金を節約することもできるが、ネットワーク装置は、非3GPPの無線リソースをより効率的に利用し、伝送レートを向上させることができる。
【0126】
図7は本出願の実施例によるセッション管理方法700の概略フローチャートである。該方法700では、端末装置が4GネットワークにおいてPDN接続を確立し、前記端末装置が4Gネットワークから5Gネットワークに移動した後、該方法700は以下を含む。
【0127】
S710において、第一のネットワーク装置は、該端末装置へ第一の指示情報を送信し、該第一の指示情報が、該PDN接続に対応するPDUセッションがMAをサポートするか否かを示すことに用いられ、MAをサポートする場合、該PDUセッションが3GPPネットワークと非3GPPネットワークを同時に用いてデータを伝送することができる。
【0128】
選択可能に、本出願の実施例では、該第一のネットワーク装置はAMFである。
【0129】
具体的には、該第一のネットワーク装置が該端末装置へ該第一の指示情報を送信する前に、該方法700はさらに、
該第一のネットワーク装置が該端末装置から送信された第一の情報を受信し、該第一の情報が該PDUセッションの変更をリクエストすることに用いられることを含む。
【0130】
該第一のネットワーク装置が該端末装置へ第一の指示情報を送信することは、
該第一のネットワーク装置が該端末装置へ第二の情報を送信し、該第二の情報が、該端末装置によって開始された該PDUセッションを変更するリクエストを受信することを示すことに用いられることを含む。
【0131】
説明すべきものとして、該第一の情報は、セッション識別子(Session ID)を含むことができる。
【0132】
選択可能に、該第一の情報は第二の指示情報を含み、該第二の指示情報は、該端末装置がMA PDUセッションをサポートする能力を有することを示すことに用いられる。
【0133】
選択可能に、該第一のネットワーク装置が該端末装置へ該第二の指示情報を送信する前に、該方法700はさらに、
該第一のネットワーク装置が第二のネットワーク装置へ該端末装置に対するコンテキスト更新リクエストを送信することと、
該第一のネットワーク装置が該第二のネットワーク装置から送信された該端末装置に対するコンテキスト更新応答を受信し、該コンテキスト更新応答が該第一の指示情報を含むこととを含む。
【0134】
説明すべきものとして、該第二のネットワーク装置はSMF+PGW-Cである。
【0135】
選択可能に、該コンテキスト更新リクエストには、少なくともUE ID、セッションID(Session ID)が含まれる。
【0136】
選択可能に、該第一のネットワーク装置が該端末装置へ該第二の指示情報を送信する前に、該方法700はさらに、
該第一のネットワーク装置が第二のネットワーク装置へ該端末装置に対するコンテキスト更新リクエストを送信し、該コンテキスト更新リクエストが該第二の指示情報を含むことと、
該第一のネットワーク装置は、該第二のネットワーク装置から送信された該端末装置に対するコンテキスト更新応答を受信し、該コンテキスト更新応答が該第一の指示情報を含むこととを含む。
【0137】
選択可能に、本出願の実施例では、該第一のネットワーク装置はPCFである。
【0138】
具体的には、該第一のネットワーク装置が該端末装置へ第一の指示情報を送信することは、
該第一のネットワーク装置が該端末装置へ第三の情報を送信し、該第三の情報がATSSSポリシーを示すことに用いられ、該第三の情報が該第一の指示情報を含むことを含む。
【0139】
理解すべきものとして、セッション管理方法700のステップについてセッション管理方法600の対応するステップを参照することができ、簡潔するために、ここで説明を省略しない。
【0140】
したがって、本出願の実施例では、端末装置が4Gネットワークから5Gネットワークに移動した後、4Gネットワークの場合に確立されたPDN接続に対応するPDUセッションがMAをサポートするか否かが端末装置に通知され、これにより、PDUセッションがMAをサポートする場合、データを伝送するための非3GPPネットワークを確立することができ、これにより、端末装置はより高い伝送レートを取得することができ、より多くの料金を節約することもできるが、ネットワーク装置は、非3GPPの無線リソースをより効率的に利用し、伝送レートを向上させることができる。
【0141】
図8は本出願の実施例によるセッション管理方法800の概略フローチャートである。該方法800では、端末装置が4GネットワークにおいてPDN接続を確立し、前記端末装置が4Gネットワークから5Gネットワークに移動した後、該方法800は以下を含む。
【0142】
S810において、第二のネットワーク装置は、第一のネットワーク装置から送信された該端末装置に対するコンテキスト更新リクエストを受信する。
【0143】
理解すべきものとっして、該第一のネットワークはAMFであり、該第二のネットワーク装置はSMF+PGW-Cである。
【0144】
S820において、該第二のネットワーク装置は、該第一のネットワーク装置へ該端末装置に対するコンテキスト更新応答を送信し、該コンテキスト更新応答が第一の指示情報を含み、該第一の指示情報が、該PDN接続に対応するPDUセッションがMAをサポートするか否かを示すことに用いられ、MAをサポートする場合、該PDUセッションが3GPPネットワークと非3GPPネットワークを同時に用いてデータを伝送することができる。
【0145】
選択可能に、該コンテキスト更新リクエストは第二の指示情報を含み、該第二の指示情報は、該端末装置がMA PDUセッションをサポートする能力を有することを示すことに用いられ、
該第二のネットワーク装置が該第一のネットワーク装置へ該端末装置に対するコンテキスト更新応答を送信することは、
該第二の指示情報を受信した後、該第二のネットワーク装置が、該PDUセッションがMAをサポートするか否かを確定し、該第一のネットワーク装置へ該コンテキスト更新応答を送信することを含む。
【0146】
理解すべきものとして、セッション管理方法800のステップについてセッション管理方法600とセッション管理方法700の対応するステップを参照することができ、簡潔するために、ここで説明を省略しない。
【0147】
したがって、本出願の実施例では、第二のネットワーク装置は、端末装置が4Gネットワークの場合に確立したPDN接続に対応するPDUセッションがMAをサポートするか否かを確定し、第一のネットワーク装置を介して端末装置に通知することができ、これにより、端末装置が、PDUセッションがMAをサポートすることを確定した場合、データを伝送するための非3GPPネットワークを確立することができ、これにより、端末装置は、より高い伝送レートを取得することができ、より多くの料金を節約することもできるが、ネットワーク装置は、非3GPPの無線リソースをより効率的に利用し、伝送レートを向上させることができる。
【0148】
選択可能に、一つの実施例としてもよく、
図9に示すように、該方法900は以下を含む。
【0149】
S910において、UEは4GネットワークにおいてPDN接続を確立する。
【0150】
S920において、UEが4Gネットワークから5Gネットワークに移動した場合、UEは、AMFへアップリンク(UL:Uplink)N1情報(Message)を送信する。
【0151】
理解すべきものとして、N1はUEとAMFの間のインタフェースである。
【0152】
説明すべきものとして、UEがMA PDUセッションをサポートする能力を有する場合、5Gネットワークに移転された各PDUセッション(Session)に対してPDUセッション変更(Session Modification)を開始する必要がある。
【0153】
理解すべきものとして、UEが4Gネットワークから5Gネットワークに移動した後、4GネットワークにおいてUEによって確立された各PDN接続は、全て一つのPDUセッション(Session)に移転される。
【0154】
具体的には、該UL N1メッセージ(Message)にセッションID(Session ID)、PDUセッション変更リクエスト(PDU Session Modification Request)が含まれる。該PDUセッション変更リクエスト(PDU Session Modification Request)にも指示情報1が含まれ、該指示情報1は、UEがMA PDUセッションをサポートする能力を有することを示すことに用いられる。
【0155】
S930において、AMFはSMF+PGW-CへUEに対するコンテキスト更新リクエストを送信する。
【0156】
具体的には、該コンテキスト更新リクエストに少なくともUE ID、セッションID(Session ID)、及び上記指示情報1を含むPDUセッション変更リクエストが含まれる。
【0157】
選択可能に、該AMFは、UEコンテキスト更新リクエスト(Nsmf_UpdateUEContext Request)サービスを呼び出することにより、ステップS930を実現することもできる。
【0158】
説明すべきものとして、NsmfはAMFとSMF+PGW-Cの間のインタフェースである。
【0159】
S940において、SMF+PGW-CはAMFへUEに対するコンテキスト更新応答を送信する。
【0160】
具体的には、該コンテキスト更新応答は少なくともUE ID、セッションID(Session ID)PDUセッション変更受け入れ(PDU Session Modification Accept)を含み、該PDUセッション変更受け入れに指示情報2が含まれ、該指示情報2が、該PDUセッションがマルチアクセス(Multi-Access)をサポートするか否かを示すことに用いられる。
【0161】
選択可能に、該指示情報2は、該PDUセッションがマルチアクセス(Multi-Access)をサポートするか否かを1ビットで示すことができる。例えば、このビットの値が0である時に、該指示情報2は、該PDUセッションがマルチアクセス(Multi-Access)をサポートしないことを示すことができ、このビットの値が1である時に、該指示情報2は該PDUセッションがマルチアクセス(Multi-Access)をサポートすることを示すことができる。
【0162】
選択可能に、SMF+PGW-Cは指示情報1に基づき、UEがMA PDUセッションをサポートする能力を有することを知り、ローカル設定に基づき、該PDUセッションがマルチアクセス(Multi-Access)をサポートするか否かを確定し、そして結果をPDUセッション変更受け入れ(PDU Session Modification Accept)に入れる。
【0163】
選択可能に、SMF+PGW-Cは、UEコンテキスト更新応答(Nsmf_UpdateUEContext Response)サービスを呼び出することにより、ステップS940を実現することもできる。
【0164】
S950において、AMFはUEへダウンリンク(DL:Downlink)N1メッセージ(Message)を送信する。
【0165】
具体的には、該DL N1メッセージ(Message)に少なくともセッションID(Session ID)、PDUセッション変更受け入れ(PDU Session Modification Accept)が含まれる。PDUセッション変更受け入れ(PDU Session Modification Accept)には該指示情報2が含まれる。
【0166】
S960において、UEは、該第二の指示情報に基づいて、該PDUセッションがマルチアクセス(Multi-Access)をサポートするか否かを確定する。
【0167】
具体的には、該PDUセッションがマルチアクセス(Multi-Access)をサポートする場合、UEは、非3GPPネットワークによるMA PDUセッション確立を開始することを確定する。
【0168】
図10は本出願の実施例による端末装置1000の概略ブロック図である。
図10に示すように、該端末装置1000は、第一のネットワーク装置へ第一の情報を送信するように構成され、前記第一の情報がPDN接続の確立をリクエストすることに用いられる通信ユニット1010を備える。
【0169】
前記通信ユニット1010は、さらに前記第一のネットワーク装置から送信された第二の情報を受信するように構成され、前記第二の情報が前記端末装置によって開始された前記PDN接続確立リクエストを受信することを示すことに用いられ、前記第二の情報が第一の指示情報を含み、前記第一の指示情報が、前記端末装置が4Gネットワークから5Gネットワークに移動した後に前記PDN接続に対応するPDUセッションがMAをサポートするか否かを示すことに用いられ、MAをサポートする場合、前記PDUセッションが3GPPネットワークと非3GPPネットワークを同時に用いてデータを伝送することができる。
【0170】
選択可能に、前記第一の情報は第二の指示情報を含み、前記第二の指示情報は、前記端末装置がMA PDUセッションをサポートする能力を有することを示すことに用いられる。
【0171】
選択可能に、前記端末装置1000はさらに、
前記端末装置が4Gネットワークから5Gネットワークに移動した後、前記PDUセッションがMAをサポートするか否かに応じて、前記非3GPPネットワークによるMA PDUセッション確立を開始するか否かを確定するように構成される処理ユニット1020を備える。
【0172】
選択可能に、前記処理ユニット1020は具体的に、
前記PDUセッションがMAをサポートする時に、前記非3GPPネットワークによるMA PDUセッション確立を開始することを確定するように構成され、又は
前記PDUセッションがMAをサポートしない時に、前記非3GPPネットワークによるMA PDUセッション確立を開始しないことを確定するように構成される。
【0173】
理解すべきものとして、本出願の実施例による端末装置1000における各モジュールの上記と他の操作及び/又は機能はそれぞれ
図2の方法200における端末装置の対応するプロセスを実現するためのものであり、簡潔するために、ここでは説明を省略する。
【0174】
図11は本出願の実施例によるネットワーク装置1100の概略ブロック図である。
図11に示すように、該ネットワーク装置1100は、
端末装置から送信された第一の情報を受信するように構成され、前記第一の情報がパケットデータネットワーク(PDN)接続の確立をリクエストすることに用いられる通信ユニット1110を備える。
【0175】
前記第一の情報に応答して、前記通信ユニット1110は、さらに前記端末装置へ第二の情報を送信するように構成され、前記第二の情報が前記端末装置によって開始された前記PDN接続確立を受け入れることを示すことに用いられ、前記第二の情報が第一の指示情報を含み、前記第一の指示情報が、前記端末装置が4Gネットワークから5Gネットワークに移動した後に前記PDN接続に対応するPDUセッションがMAをサポートするか否かを示すことに用いられ、MAをサポートする場合、前記PDUセッションが3GPPネットワークと非3GPPネットワークを同時に用いてデータを伝送することができる。
【0176】
選択可能に、前記第一の情報は第二の指示情報を含み、前記第二の指示情報は、前記端末装置がMA PDUセッションをサポートする能力を有することを示すことに用いられる。
【0177】
選択可能に、前記通信ユニット1110が前記端末装置へ前記第二の情報を送信する前に、前記通信ユニット1110はさらに、
第二のネットワーク装置へセッション確立リクエストを送信し、
前記第二のネットワーク装置から送信されたセッション確立応答を受信するように構成され、前記セッション確立応答が前記第一の指示情報を含む。
【0178】
選択可能に、前記通信ユニット1110が前記端末装置へ前記第二の情報を送信する前に、前記通信ユニット1110はさらに、
第二のネットワーク装置へセッション確立リクエストを送信し、前記セッション確立リクエストが前記第二の指示情報を含み、
前記第二のネットワーク装置から送信されたセッション確立応答を受信するように構成され、前記セッション確立応答が前記第一の指示情報を含む。
【0179】
理解すべきものとして、本出願の実施例によるネットワーク装置1100における各モジュールの上記と他の操作及び/又は機能はそれぞれ
図3の方法300におけるネットワーク装置の対応するプロセスを実現するためのものであり、簡潔するために、ここでは説明を省略する。
【0180】
図12は本出願の実施例によるネットワーク装置1200の概略ブロック図である。
図12に示すように、該ネットワーク装置1200は、
第一のネットワーク装置から送信されたセッション確立リクエストを受信するように構成される通信ユニット1210を備える。
【0181】
前記通信ユニット1210は、さらに前記第一のネットワーク装置へセッション確立応答を送信するように構成され、前記セッション確立応答が第一の指示情報を含み、前記第一の指示情報が、端末装置が4Gネットワークから5Gネットワークに移動した後に前記端末装置が4Gネットワークの場合に確立したPDN接続に対応するPDUセッションがMAをサポートするか否かを示すことに用いられ、MAをサポートする場合、前記PDUセッションが3GPPネットワークと非3GPPネットワークを同時に用いてデータを伝送することができる。
【0182】
選択可能に、前記セッション確立リクエストは第二の指示情報を含み、前記第二の指示情報は、前記端末装置がMA PDUセッションをサポートする能力を有することを示すことに用いられ、
前記ネットワーク装置1200はさらに、
前記通信ユニット1210が前記第二の指示情報を受信した後、前記PDUセッションがMAをサポートするか否かを確定し、前記第一のネットワーク装置へ前記セッション確立応答を送信するように前記通信ユニット1210を制御するように構成される処理ユニット1220を備える。
【0183】
理解すべきものとして、本出願の実施例によるネットワーク装置1200における各モジュールの上記と他の操作及び/又は機能はそれぞれ
図4の方法400におけるネットワーク装置の対応するプロセスを実現するためのものであり、簡潔するために、ここでは説明を省略する。
【0184】
図13は本出願の実施例による端末装置1300の概略ブロック図である。
図13に示すように、前記端末装置1300が4GネットワークにおいてPDN接続を確立し、前記端末装置1300が4Gネットワーク装置から5Gネットワークに移動した後、該端末装置1300は、
第一のネットワーク装置から送信された第一の指示情報を受信するように構成され、前記第一の指示情報が、前記PDN接続に対応するPDUセッションがMAをサポートするか否かを示すことに用いられ、MAをサポートする場合、前記PDUセッションが3GPPネットワークと非3GPPネットワークを同時に用いてデータを伝送することができる通信ユニット1310を備える。
【0185】
選択可能に、前記通信ユニット1310が前記第一のネットワーク装置から送信された前記第一の指示情報を受信する前に、前記通信ユニット1310は、さらに前記第一のネットワーク装置へ第一の情報を送信するように構成され、前記第一の情報が前記PDUセッションの変更をリクエストすることに用いられる。
【0186】
前記通信ユニット1310は具体的に、
前記第一のネットワーク装置から送信された前記第二の情報を受信するように構成され、前記第二の情報が、前記端末装置によって開始された前記PDUセッションを変更するリクエストを受信することを示すことに用いられ、前記第二の情報が前記第一の指示情報を含む。
【0187】
選択可能に、前記第一の情報は第二の指示情報を含み、前記第二の指示情報は、前記端末装置がMA PDUセッションをサポートする能力を有することを示すことに用いられる。
【0188】
選択可能に、前記通信ユニット1310は具体的に、
前記第一のネットワーク装置から送信された第三の情報を受信するように構成され、前記第三の情報がATSSSポリシーを示すことに用いられ、前記第三の情報が前記第一の指示情報を含む。
【0189】
選択可能に、前記端末装置1300はさらに、
前記PDUセッションがMAをサポートするか否かに応じて、前記非3GPPネットワークによるMA PDUセッション確立を開始するか否かを確定するように構成される処理ユニット1320を備える。
【0190】
選択可能に、前記処理ユニット1320は具体的に、
前記PDUセッションがMAをサポートする時に、前記非3GPPネットワークによるMA PDUセッション確立を開始することを確定するように構成され、又は
前記PDUセッションがMAをサポートしない時に、前記非3GPPネットワークによるMA PDUセッション確立を開始しないことを確定するように構成される。
【0191】
理解すべきものとして、本出願の実施例による端末装置1300における各モジュールの上記と他の操作及び/又は機能はそれぞれ
図6の方法600における端末装置の対応するプロセスを実現するためのものであり、簡潔するために、ここでは説明を省略する。
【0192】
図14は本出願の実施例によるネットワーク装置1400の概略ブロック図である。
図14に示すように、該ネットワーク装置1400が端末装置にサービスを提供し、該端末装置が4GネットワークにおいてPDN接続を確立し、前記端末装置が4Gネットワーク装置から5Gネットワークに移動した後、該ネットワーク装置1400は、
前記端末装置へ第一の指示情報を送信するように構成され、前記第一の指示情報が、前記PDN接続に対応するPDUセッションがMAをサポートするか否かを示すことに用いられ、MAをサポートする場合、前記PDUセッションが3GPPネットワークと非3GPPネットワークを同時に用いてデータを伝送することができる通信ユニット1410を備える。
【0193】
選択可能に、前記通信ユニット1410が前記端末装置へ前記第一の指示情報を送信する前に、前記通信ユニット1410は、さらに前記端末装置から送信された第一の情報を受信するように構成され、前記第一の情報が前記PDUセッションの変更をリクエストすることに用いられ、
前記通信ユニット1410は具体的に、
前記端末装置へ第二の情報を送信するように構成され、前記第二の情報が前記端末装置によって開始された前記PDUセッションを変更するリクエストを受信することを示すことに用いられ、前記第二の情報が前記第一の指示情報を含む。
【0194】
選択可能に、前記第一の情報は第二の指示情報を含み、前記第二の指示情報は、前記端末装置がMA PDUセッションをサポートする能力を有することを示すことに用いられる。
【0195】
選択可能に、前記通信ユニット1410が前記端末装置へ前記第二の情報を送信する前に、前記通信ユニット1410はさらに、
第二のネットワーク装置へ前記端末装置に対するコンテキスト更新リクエストを送信し、
前記第二のネットワーク装置から送信された前記端末装置に対するコンテキスト更新応答を受信するように構成され、前記コンテキスト更新応答が前記第一の指示情報を含む。
【0196】
選択可能に、前記通信ユニット1410が前記端末装置へ前記第二の情報を送信する前に、前記通信ユニット1410はさらに、
第二のネットワーク装置へ前記端末装置に対するコンテキスト更新リクエストを送信し、前記コンテキスト更新リクエストが前記第二の指示情報を含み、
前記第二のネットワーク装置から送信された前記端末装置に対するコンテキスト更新応答を受信するように構成され、前記コンテキスト更新応答が前記第一の指示情報を含む。
【0197】
選択可能に、前記通信ユニット1410は具体的に、
前記端末装置へ第三の情報を送信するように構成され、前記第三の情報がATSSSポリシーを示すことに用いられ、前記第三の情報が前記第一の指示情報を含む。
【0198】
理解すべきものとして、本出願の実施例によるネットワーク装置1400における各モジュールの上記と他の操作及び/又は機能はそれぞれ
図7の方法700におけるネットワーク装置の対応するプロセスを実現するためのものであり、簡潔するために、ここでは説明を省略する。
【0199】
図15は本出願の実施例によるネットワーク装置1500の概略ブロック図である。
図15に示すように、該ネットワーク装置1500が端末装置にサービスを提供し、該端末装置が4GネットワークにおいてPDN接続を確立し、前記端末装置が4Gネットワーク装置から5Gネットワークに移動した後、該ネットワーク装置1500は、
第一のネットワーク装置から送信された前記端末装置に対するコンテキスト更新リクエストを受信するように構成される通信ユニット1510を備える。
【0200】
前記通信ユニット1510は、さらに前記第一のネットワーク装置へ前記端末装置に対するコンテキスト更新応答を送信するように構成され、前記コンテキスト更新応答が第一の指示情報を含み、前記第一の指示情報が、前記PDN接続に対応するPDUセッションがMAをサポートするか否かを示すことに用いられ、MAをサポートする場合、前記PDUセッションが3GPPネットワークと非3GPPネットワークを同時に用いてデータを伝送することができる。
【0201】
選択可能に、前記コンテキスト更新リクエストは第二の指示情報を含み、前記第二の指示情報は、前記端末装置がMA PDUセッションをサポートする能力を有することを示すことに用いられ、
前記ネットワーク装置1500はさらに、
前記通信ユニット1510が前記第二の指示情報を受信した後、前記PDUセッションがMAをサポートするか否かを確定し、前記第一のネットワーク装置へ前記コンテキスト更新応答を送信するように前記通信ユニット1510を制御するように構成される処理ユニット1520を備える。
【0202】
理解すべきものとして、本出願の実施例によるネットワーク装置1500における各モジュールの上記と他の操作及び/又は機能はそれぞれ
図8の方法800におけるネットワーク装置の対応するプロセスを実現するためのものであり、簡潔するために、ここでは説明を省略する。
【0203】
図16は本出願の実施例による通信装置1600の概略構造図である。
図16に示す通信装置1600は、プロセッサ1610を備え、プロセッサ1610がメモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行し、本出願の実施例における方法を実現することができる。
【0204】
選択可能に、
図16に示すように、通信装置1600はさらにメモリ1620を備えることができる。プロセッサ1610は、メモリ1620からコンピュータプログラムを呼び出して実行し、本出願の実施例における方法を実現することができる。
【0205】
メモリ1620は、プロセッサ1610から独立した別個のデバイスであってもよいし、プロセッサ1610に統合されてもよい。
【0206】
選択可能に、
図16に示すように、通信装置1600はさらに送受信機1630を備えることができ、プロセッサ1610が他の装置と通信するように該送受信機1630を制御することができ、具体的に、他の装置へ情報又はデータを送信し、又は他の装置から送信された情報又はデータを受信することができる。
【0207】
送受信機1630は、送信機と受信機を含むことができる。送受信機1630はさらにアンテナを含むことができ、アンテナの数が一つ又は複数であってもよい。
【0208】
選択可能に、該通信装置1600は具体的に本出願の実施例のネットワーク装置であってもよく、そして該通信装置1600は本出願の実施例の各方法におけるネットワーク装置によって実現される対応プロセスを実現することができ、簡潔にするために、ここでは説明を省略する。
【0209】
選択可能に、該通信装置1600は具体的に本出願の実施例の移動端末装置/端末装置であってもよく、そして該通信装置1600は本出願の実施例の各方法における移動端末装置/端末装置によって実現される対応プロセスを実現することができ、簡潔にするために、ここでは説明を省略する。
【0210】
図17は本出願の実施例によるチップの概略構造図である。
図17に示すチップ1700は、プロセッサ1710を備え、プロセッサ1710がメモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行し、本出願の実施例における方法を実現することができる。
【0211】
選択可能に、
図17に示すように、チップ1700はさらにメモリ1720を備えることができる。プロセッサ1710は、メモリ1720からコンピュータプログラムを呼び出して実行し、本出願の実施例における方法を実現することができる。
【0212】
メモリ1720は、プロセッサ1710から独立した別個のデバイスであってもよいし、プロセッサ1710に統合されてもよい。
【0213】
選択可能に、該チップ1700はさらに入力インタフェース1730を備えることができる。プロセッサ1710は他の装置又はチップと通信するように該入力インタフェース1730を制御することができ、具体的に、他の装置又はチップから送信された情報又はデータを取得することができる。
【0214】
選択可能に、該チップ1700はさらに出力インタフェース1740を備えることができる。プロセッサ1710は、他の装置又はチップと通信するように該入力インタフェース1740を制御することができ、具体的に、他の装置又はチップへ情報又はデータを出力することができる。
【0215】
選択可能に、該チップは本出願の実施例におけるネットワーク装置に応用されてもよく、そして該チップは本出願の実施例の各方法におけるネットワーク装置によって実現される対応プロセスを実現することができ、簡潔にするために、ここでは説明を省略する。
【0216】
選択可能に、該チップは本出願の実施例における移動端末/端末装置に応用されてもよく、そして該チップは本出願の実施例の各方法における移動端末/端末装置によって実現される対応プロセスを実現することができ、簡潔にするために、ここでは説明を省略する。
【0217】
理解すべきものとして、本出願の実施例に言及されるチップは、さらにシステムレベルチップ、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップとも呼ばれてもよい。
【0218】
図18は本出願の実施例による通信システム1800の概略ブロック図である。
図18に示すように、該通信システム1800は端末装置1810とネットワーク装置1820を備える。
【0219】
該端末装置1810は上記方法における端末装置によって実現される、対応する機能を実現することに用いられてもよく、該ネットワーク装置1820は、上記方法におけるネットワーク装置によって実現される、対応する機能を実現することに用いられてもよく、ここでは説明を省略する。
【0220】
理解すべきものとして、本出願の実施例におけるプロセッサは信号処理能力を有する集積回路チップである可能性がある。実施プロセスでは、上記方法の実施例における各ステップは、プロセッサ内のハードウェアの集積論理回路又はソフトウェアの形の命令によって完されてもよい。上記プロセッサは汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field Programmable Gate Array)又は他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタ論理デバイス、ディスクリートハードウェア部材であってもよい。本出願の実施例において開示される各方法、ステップ及び論理ブロック図を実現又は実行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよく、又は該プロセッサはいずれかの従来のプロセッサなどであってもよい。本出願の実施例と組み合わせて開示された方法のステップはハードウェア復号プロセッサによって実行されて完了され、又は復号プロセッサにおけるハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせによって実行されて完了されるように直接具現化されてもよい。ソフトウェアモジュールはランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリ又は電気的消去可能プログラマブルメモリ、レジスタなどの本分野における成熟した記憶媒体に位置してもよい。該記憶媒体はメモリに位置し、プロセッサはメモリにおける情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上記方法のステップを完了する。
【0221】
本出願の実施例におけるメモリは揮発性記憶装置又は不揮発性記憶装置であってもよく、又は揮発性記憶装置及び不揮発性記憶装置両者を含むことができることが理解できる。不揮発性記憶装置は読み取り専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、プログラマブル読み取り専用メモリ(PROM:Programmable ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM:Erasable PROM)、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM:Electrically EPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。揮発性記憶装置は外部キャッシュメモリとして機能するランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)であってもよい。制限的でなく例示的な説明により、多くの形態のRAMは利用可能であり、例えばスタティックランダムアクセスメモリ(SRAM:Static RAM)、動的ランダムアクセスメモリ(DRAM:Dynamic RAM)、同期動的ランダムアクセスメモリ(SDRAM:Synchronous DRAM)、ダブルデータレート同期動的ランダムアクセスメモリ(DDR SDRAM:Double Data Rate SDRAM)、強化型同期動的ランダムアクセスメモリ(ESDRAM:Enhanced SDRAM)、同期リンク動的ランダムアクセスメモリ(SLDRAM:Synchlink DRAM)とダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(DR RAM:Direct Rambus RAM)である。注意すべきものとして、本明細書に記載のシステムと方法のメモリはこれらといずれかの他の適切なタイプのメモリを含むことを図るがこれらに限定されない。
【0222】
理解すべきものとして、上記メモリは、例示的であるが限定的に説明されたものではなく、例えば、本出願の実施例におけるメモリはさらにスタティックランダムアクセスメモリ(SRAM:static RAM)、動的ランダムアクセスメモリ(DRAM:dynamic RAM)、同期動的ランダムアクセスメモリ(SDRAM:synchronous DRAM)、ダブルデータレート同期動的ランダムアクセスメモリ(DDR SDRAM:double data rate SDRAM)、強化型同期動的ランダムアクセスメモリ(ESDRAM:enhanced SDRAM)、同期リンク動的ランダムアクセスメモリ(SLDRAM:synch link DRAM)及びダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(DR RAM:Direct Rambus RAM)であってもよい。つまり、本出願の実施例におけるメモリはこれらと任意の他の適切なタイプのメモリを含むことを図るがこれらに限定されない。
【0223】
本出願の実施例はさらにコンピュータプログラムを記憶するためのコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0224】
選択可能に、該コンピュータ可読記憶媒体は、本出願の実施例におけるネットワーク装置に応用されてもよく、そして該コンピュータプログラムにより、コンピュータが本出願の実施例における各方法のネットワーク装置によって実現される、対応するプロセスを実行し、簡潔にするために、ここでは説明を省略する。
【0225】
選択可能に、該コンピュータ可読記憶媒体は、本出願の実施例における移動端末/端末装置に応用されてもよく、そして該コンピュータプログラムにより、コンピュータが本出願の実施例における各方法の移動端末/端末装置によって実現される、対応するプロセスを実行し、簡潔にするために、ここでは説明を省略する。
【0226】
本出願の実施例はさらにコンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。
【0227】
選択可能に、該コンピュータプログラム製品は、本出願の実施例におけるネットワーク装置に応用されてもよく、そして該コンピュータプログラム命令により、コンピュータが本出願の実施例における各方法のネットワーク装置によって実現される、対応するプロセスを実行し、簡潔にするために、ここでは説明を省略する。
【0228】
選択可能に、該コンピュータプログラム製品は、本出願の実施例における移動端末/端末装置に応用されてもよく、そして該コンピュータプログラム命令により、コンピュータが本出願の実施例における各方法の移動端末/端末装置によって実現される、対応するプロセスを実行し、簡潔にするために、ここでは説明を省略する。
【0229】
本出願の実施例はさらにコンピュータプログラムを提供する。
【0230】
選択可能に、該コンピュータプログラムは、本出願の実施例におけるネットワーク装置に応用されてもよく、そして該コンピュータプログラムがコンピュータで実行される場合、コンピュータが本出願の実施例における各方法のネットワーク装置によって実現される、対応するプロセスを実行し、簡潔にするために、ここでは説明を省略する。
【0231】
選択可能に、該コンピュータプログラムは、本出願の実施例における移動端末/端末装置に応用されてもよく、そして該コンピュータプログラムがコンピュータで実行される場合、コンピュータが本出願の実施例における各方法の移動端末/端末装置によって実現される、対応するプロセスを実行し、簡潔にするために、ここでは説明を省略する。
【0232】
当業者であれば、本明細書で開示される実施例と組み合わせて説明される各例のユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組み合わせで実現されてもよいと理解できる。これらの機能がハードウエア又はソフトウエアで実行されるかは、技術的解決策の特定アプリケーションと設計制約条件に依存する。当業者は各特定のアプリケーションに対して異なる方法を用いて記述される機能を実現することができるが、このような実現は本出願の範囲を超えると考えられるべきではない。
【0233】
当業者は、便利及び簡潔に説明するために、上記のシステム、装置及びユニットの具体的な動作プロセスについて、前記方法の実施例における対応するプロセスを参照でき、ここで説明を省略することを明確に理解することができる。
【0234】
本出願が提供する、いくつかの実施例では、開示されるシステム、装置及び方法は、他の方式により実現されてもよいと理解すべきである。例えば、上記の装置の実施例は例示的なものだけであり、例えば、前記ユニットの区分は、論理機能的区分だけであり、実際に実施する時に他の区分方式もあり得て、例えば複数のユニット又は構成要素は組み合わせてもよい又は別のシステムに統合されてもよく、又はいくつかの特徴は無視されてもよく、又は実行されなくてもよい。また、示される又は議論される相互結合又は直接結合又は通信接続はいくつかのインターフェース、装置又はユニットを介する間接的結合又は通信接続であってもよく、電気的、機械的又は他の形態であってもよい。
【0235】
分離部材として説明された前記ユニットは物理的に分離するものであってもよく又は物理的に分離するものでなくてもよく、ユニットとして表示された部材は物理要素であってもよく又は物理ユニットでなくてもよく、すなわち一つの箇所に位置してもよく、又は複数のネットワーク要素に分布してもよい。実際のニーズに応じてそのうちの一部又は全てのユニットを選択して本実施例の解決策の目的を達成することができる。
【0236】
また、本出願の各実施例における各機能ユニットは一つの処理ユニットに統合されてもよく、個々のユニットは単独で物理的に存在してもよく、二つ又は二つ以上のユニットは一つのユニットに統合されてもよい。
【0237】
前記機能はソフトウェア機能ユニットの形態で実現され且つ独立した製品として販売又は使用される時に、一つのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納されてもよい。このような理解に基づき、本出願の技術的解決策は本質的に又は従来技術に寄与する部分又は該技術的解決策の部分がソフトウェア製品の形で実現されてもよく、該コンピュータソフトウェア製品がコンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイス等であってもよい)に本出願の様々な実施例に記載された方法の全て又は一部のステップを実行させるためのいくつかの命令を含む、記憶媒体に記憶される。前記憶媒体はUディスク、モバイルハードディスク、読み出し専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスク等のプログラムコードを記憶できる各種の媒体を含む。
【0238】
以上は、本出願の実施例の具体的な実施形態だけであるが、本出願の保護範囲はこれに制限されず、当業者が本出願で開示された技術範囲内で容易に想到し得る変化又は入れ替わりが全て本出願の保護範囲以内に含まれるべきである。従って、本出願の保護範囲は前記請求項の保護範囲に準拠するべきである。