(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-06
(45)【発行日】2022-12-14
(54)【発明の名称】情報処理システム、情報処理システムの制御方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G09B 5/14 20060101AFI20221207BHJP
G06Q 50/20 20120101ALI20221207BHJP
G06F 3/04842 20220101ALI20221207BHJP
【FI】
G09B5/14
G06Q50/20
G06F3/04842
(21)【出願番号】P 2017230153
(22)【出願日】2017-11-30
【審査請求日】2020-11-27
(73)【特許権者】
【識別番号】390002761
【氏名又は名称】キヤノンマーケティングジャパン株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】592135203
【氏名又は名称】キヤノンITソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100189751
【氏名又は名称】木村 友輔
(72)【発明者】
【氏名】小林 巧
【審査官】前地 純一郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2012-248070(JP,A)
【文献】特開2007-025393(JP,A)
【文献】特開2001-092340(JP,A)
【文献】特開2016-085614(JP,A)
【文献】石原正樹 外5名,理解度を活用したアノテーションシステムによる授業支援,第43回先進的学習科学と工学研究会資料,社団法人人工知能学会,2005年03月15日,p.75-80
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09B 1/00- 9/56
G09B 17/00-19/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
画面に表示されたコンテンツの中で、ユーザが関心をもつ領域の指定を受け付ける受付手段と、
前記受付手段により指定を受け付けた領域について、
ユーザによる領域指定の回数に応じて当該ユーザに対して設定される重みに基づき識別表示した画面の表示を制御する表示制御手段と、
を備えることを特徴とする情報処理システム。
【請求項2】
前記表示制御手段は、前記受付手段により当該領域について指定を受け付けた回数または当該領域の指定をしたユーザ数と当該ユーザに設定された重みとに基づき、当該領域を識別可能にした前記画面を表示することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記ユーザが領域を指定できる回数の上限を設定する設定手段を備え、
前記受付手段は、前記ユーザによる領域の指定を、前記設定手段により設定された回数まで受け付けることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記表示制御手段は、前記受付手段により当該領域について指定を受け付けた回数または当該領域の指定をしたユーザ数と当該ユーザに設定された重みとにより算出される値を含む所定の条件を満たした領域を識別可能にした前記画面を表示することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記所定の条件を受け付ける条件受付手段を備えることを特徴とする請求項4に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記表示制御手段は、前記受付手段により当該領域について指定を受け付けた回数または当該領域の指定をしたユーザ数と当該ユーザに設定された重みとにより算出される値に応じて、当該領域の色を変えて表示することで、識別可能に表示させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記重みは、ユーザが所属するグループ単位で設定されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項8】
コンテンツを管理する管理手段と、
前記管理手段で管理するコンテンツを含む画面を生成する生成手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、前記生成手段により生成した画面を表示制御することを特徴とする請求項1乃至
7のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項9】
画面に表示されたコンテンツの中で、ユーザが関心をもつ領域の指定を受け付ける受付工程と、
前記受付
工程により指定を受け付けた領域について、
ユーザによる領域指定の回数に応じて当該ユーザに対して設定される重みに基づき識別表示した画面の表示を制御する表示制御工程と、
を備えることを特徴とする情報処理システムの制御方法。
【請求項10】
コンピュータを、請求項1乃至
8のいずれか1項に記載の情報処理システムの各手段として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理システムの制御方法およびプログラムに関し、特にユーザが関心を持つ領域の指定を受け付け、受け付けた領域を識別可能な画面を生成することで、ユーザの関心を持つ領域を他のユーザへ伝えることが可能な仕組みに関する。
【背景技術】
【0002】
昨今、Webシステムを用いたオンライン教育が普及している。それは、講師やテキストを受講者のPC画面に表示し、同じく講師の発明音声をPCのスピーカーやヘッドホン端子から出力することで、教育を行うものである。
【0003】
受講者は、質問があれば、PC画面内の専用領域に質問を入力することで、講師にその質問を伝えることができる。講師は入力された質問に任意のタイミングで答えることができる。
【0004】
上記のシステムの問題点として、講師は受講者の反応をリアルタイムに読み取ることができないことと、受講者は講義を止めて質問をすることができないことが挙げられる。
【0005】
講師はカメラに向かって話すのみで、受講者の顔や態度を把握することができない。そのため、事前に用意したシナリオに沿って淡々と進行することになる。
【0006】
受講者にとっても、キーボードからの質問入力はできるものの、質問入力中も講義は止まることなく進行していく。
【0007】
特許文献1には、通信回線を介したオンライン教育方法に関しての技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、上記特許文献1のシステムでは、講師はテキスト入力された質問以外に受講者の様子を知る方法はないし、受講者はキーボードによる質問入力以外に問いを講師へ伝えることは出来なかった。
【0010】
本発明は、ユーザが関心を持つ領域の指定を受け付け、受け付けた領域を識別可能な画面を生成することで、ユーザの関心を持つ領域を他のユーザへ伝えることが可能な仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、コンテンツを管理する管理手段と、前記管理手段で管理するコンテンツを含む画面を生成する生成手段と、前記生成手段により生成された前記画面を表示するように制御する表示制御手段と、前記表示制御手段により表示するように制御された前記画面を介して、ユーザが関心をもつ領域の指定を受け付ける受付手段とを備え、前記生成手段は、前記受付手段により指定を受け付けた前記領域を識別可能な前記画面を再度生成し、前記表示制御手段は、前記生成手段により再度生成された前記画面を表示するように制御することを特徴とする。
【0012】
また、本発明は、コンテンツを管理する管理手段を備える情報処理システムの制御方法であって、前記管理手段で管理するコンテンツを含む画面を生成する生成工程と、前記生成工程により生成された前記画面を表示するように制御する表示制御工程と、前記表示制御工程により表示するように制御された前記画面を介して、ユーザが関心をもつ領域の指定を受け付ける受付工程とを備え、前記生成工程は、前記受付工程により指定を受け付けた前記領域を識別可能な前記画面を再度生成し、前記表示制御工程は、前記生成工程により再度生成された前記画面を表示するように制御することを特徴とする。
【0013】
また、本発明は、コンテンツを管理する管理手段を備える情報処理システムで読み取り実行可能なプログラムであって、前記情報処理システムを、前記管理手段で管理するコンテンツを含む画面を生成する生成手段と、前記生成手段により生成された前記画面を表示するように制御する表示制御手段と、前記表示制御手段により表示するように制御された前記画面を介して、ユーザが関心をもつ領域の指定を受け付ける受付手段として機能させ、前記生成手段は、前記受付手段により指定を受け付けた前記領域を識別可能な前記画面を再度生成し、前記表示制御手段は、前記生成手段により再度生成された前記画面を表示するように制御することを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、ユーザが関心を持つ領域の指定を受け付け、受け付けた領域を識別可能な画面を生成することで、ユーザの関心を持つ領域を他のユーザへ伝えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】本発明のオンライン教育システム100のシステム構成図の一例を示す図である。
【
図2】本発明の実施形態における、講師PC、受講者PC、コンテンツ管理PC、受講者履歴管理サーバ104、コンテンツサーバ105のハードウェア構成の一例を示す図である。
【
図3】本発明の実施形態における、オンライン教育システム100における機能構成の一例を示す図である。
【
図4】本発明の実施形態における、視聴開始処理のフローチャートの一例を示す図である
【
図5】本発明の実施形態における、視聴中における範囲選択処理のフローチャートの一例を示す図である。
【
図6】本発明の実施形態における、視聴中における質問処理のフローチャートの一例を示す図である。
【
図7】本発明の実施形態における、ヒートマップ表示切替処理のフローチャートの一例を示す図である。
【
図8】本発明の実施形態における、受講者へのヒートマップ転送処理のフローチャートの一例を示す図である。
【
図9】本発明の実施形態における、講師選択範囲を受講者へ転送する処理のフローチャートの一例を示す図である。
【
図10】本発明の実施形態における、講師選択範囲を受講者へ転送する処理のフローチャートの一例を示す図である。
【
図11】本発明の実施形態における、スライドめくり処理のフローチャートの一例を示す図である。
【
図12】本発明の実施形態における、範囲選択画面の一例を示す図である。
【
図13】本発明の実施形態における、重み付け関連設定画面の一例を示す図である。
【
図14】本発明の実施形態における、ヒートマップ表示設定画面の一例を示す図である。
【
図15】本発明の実施形態における、ヒートマップ表示画面の一例を示す図である。
【
図16】本発明の実施形態における、講師操作によるヒートマップ選択画面の一例を示す図である。
【
図17】本発明の実施形態における、受講者PC画面の一例を示す図である。
【
図18】本発明の実施形態における、各種データテーブルの構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0017】
図1は、本発明のオンライン教育システム100(情報処理システムとも称する)の構成の一例を示すシステム構成図である。
【0018】
本発明の実施形態におけるオンライン教育システム100は、LAN120上に、講師PC101、受講者PC102、コンテンツ管理PC103、受講者履歴管理サーバ104、コンテンツサーバ105が接続され、構成される。
【0019】
LAN120は、ローカルエリアネットワークのことで、企業や家庭内でのネットワークを指すが、これに限ったものではなく、公衆回線であったり、Wi-Fiネットワークであったりしてもかまわない。
【0020】
講師PC101は、配信するコンテンツのスライド情報を扱う。
【0021】
受講者PC102は、配信されるコンテンツを表示したり、わからない箇所の範囲選択、講師への質問の入力に係る操作を受け付けたりする。
【0022】
コンテンツ管理PC103は、受講者PCと同じくコンテンツを表示したり、受講者のアクション(操作)によって、ヒートマップや質問を講師向けに表示したりする。
【0023】
受講者履歴管理サーバ104は、受講者情報、グループ定義、コンテンツ視聴履歴の各データを管理する。当該機能もコンテンツサーバ105の筐体に含まれても良いし、あるいは別筐体でも構わない。
【0024】
コンテンツサーバ105は、コンテンツの配信並びに記録、及びアクションログの記録を行う。コンテンツ並びにアクションログを格納するストレージは、コンテンツサーバ105と同一筐体でも良いし、別筐体でも構わない。コンテンツサーバ105は、本発明の管理手段の適用例であり、コンテンツを管理する。
【0025】
以上が
図1の、本発明の実施形態におけるシステム構成の一例についての説明である。
【0026】
以下、
図2を参照して、
図1に示した講師PC101、受講者PC102、コンテンツ管理PC103、受講者履歴管理サーバ104、コンテンツサーバ105に適用可能な情報処理装置のハードウェア構成について説明する。
【0027】
CPU201は、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。
【0028】
また、ROM202あるいは外部メモリ211(記憶手段)には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / OutputSystem)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、情報処理装置の実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。RAM203は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
【0029】
CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をRAM203にロードして、プログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
【0030】
また、入力コントローラ205は、キーボードや不図示のマウス等のポインティングデバイス等の入力デバイス209からの入力を制御する。
【0031】
ビデオコントローラ206は、ディスプレイ210等の表示器への表示を制御する。表示器の種類はCRTや、液晶ディスプレイを想定するが、これに限らない。
【0032】
メモリコントローラ207は、ブートプログラム、ブラウザソフトウエア、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶するハードディスクやフレキシブルディスク或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるカード型メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
【0033】
通信I/Fコントローラ(通信I/FC)208は、ネットワークを介して、外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いたインターネット通信等が可能である。
【0034】
尚、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、ディスプレイ210上での表示を可能としている。また、CPU201は、ディスプレイ210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
【0035】
本発明の各端末が後述する各種処理を実行するために用いられる各種プログラム等は外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM203にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。
【0036】
さらに、本発明に係わるプログラムが用いる定義ファイルや各種情報テーブルは外部メモリ211に格納されている。
【0037】
以下、
図3を参照してオンライン教育システム100(情報処理システムとも称する)における機能構成の一例について説明する。
【0038】
図3は、オンライン教育システム100は、講師PC101、受講者PC102、コンテンツ管理PC103、受講者履歴管理サーバ104、コンテンツサーバ105から構成され、用途や目的に応じて様々な構成がある。
【0039】
オンライン教育システム100は、管理部301、生成部302、表示制御部303、受付部304を有する。
【0040】
管理部301は、コンテンツを管理する。
【0041】
生成部302は、管理部301で管理するコンテンツを含む画面を生成する。
【0042】
表示制御部303は、生成部302により生成された前記画面を表示するように制御する。
【0043】
受付部304は、表示制御部303により表示するように制御された前記画面を介して、ユーザが関心をもつ領域の指定を受け付ける。
【0044】
以下、
図4から
図11のフローチャートを参照して、本実施形態のオンライン教育システム100における各処理フローについて説明する。
【0045】
図4から
図11に示す各ステップの処理は、講師PC101、受講者PC102、コンテンツ管理PC103、受講者履歴管理サーバ104、コンテンツサーバ105のCPU201が、外部メモリ211等の記憶手段に格納されたプログラムをRAM203にロードして実行することにより実現される。
【0046】
図4は、本実施形態のオンライン教育システム100の視聴開始処理のフローチャートの一例を示す図である。
【0047】
事前に受講者PC102では、ブラウザの起動を受け付け、コンテンツサーバ105に接続する。そしてログイン画面を表示し、認証情報の入力を受け付ける(例えば、ID「User1234」、PW「Passwd4321」)。
【0048】
そして、ステップS401では、受講者PC102は、ユーザ操作に従って(例えばログインボタンを押下)、ログイン画面から認証情報を送信する。
【0049】
ステップS402では、コンテンツサーバ105は、受講者PC102からの認証要求とそれに付随した認証情報を受け取る。
【0050】
ステップS403では、コンテンツサーバ105は、認証処理が成功かを判定する。例えば、認証サーバへ認証情報を転送して認証する方法や、受講履歴管理の受講者管理機能で認証する。
【0051】
コンテンツサーバ105は、認証に成功した場合には(ステップS403:OK)、ステップS404の処理へ移行する。認証に成功した場合には、紐づく認可情報を併せて通知する。これ以降の受講者PCとコンテンツサーバの通知には、受講生識別情報を暗黙的に付加する。
【0052】
コンテンツサーバ105は、認証に失敗した場合には(ステップS403:NG)、ステップS405の処理へ移行する。
【0053】
ステップS404では、コンテンツサーバ105は、認証処理OKだった場合には、受講者が視聴することが可能なコンテンツをコンテンツテーブル1801から取得する。
【0054】
ここで、
図18に示すコンテンツテーブル1801に関して説明する。
【0055】
図18に示す1801は、コンテンツストレージ有するコンテンツテーブル1801である。コンテンツテーブル1801で管理されている認可、コンテンツ識別情報、コンテンツ名等から構成され、受講者が視聴することが可能なコンテンツの一例である。認可とは、その人にあたえられた権限を指します。具体的には、コンテンツテーブル1801の認可Az-1の認可を持つ受講生は、オンラインセミナーA01、オンラインセミナーA02を視聴することができる。このようにすることで、オンラインセミナーB01が部長研修とした場合、オンラインセミナーB01は部長職(例えば、Az-2)を視聴できる。コンブライアンス研修は全員が視聴できるというように、受講者ごとに権限を与えることができるものである。もちろん、一人で複数の認可を持つこともあり得る。
【0056】
ステップS405では、コンテンツサーバ105は、認証要求を送ってきた受講者PC102に、認証エラーを送信する。認証エラーは、エラーコードでエラーの種類を知らせてもよいし、エラーメッセージで知らせてもよい。
【0057】
ステップS406では、コンテンツサーバ105は、受講者PC102は、認証エラーを受け取った受講者PC102は、再度ログイン画面を表示するなどして、認証処理を継続する。
【0058】
ステップS407では、コンテンツサーバ105は、コンテンツ名とコンテンツ識別情報をペアとした、リストを受講者PC102へ送信する。例えば、{Conts-A01、オンラインセミナーA01}{Conts-A02、オンラインセミナーA02}のリストを受講者PC102へ送信する。
【0059】
ステップS408では、受講者PC102は、コンテンツサーバ105から送信されたリストを受け取る。
【0060】
ステップS409では、受講者PC102は、ディスプレイ210に、視聴可能コンテンツ(ステップS408で受信したリスト)を一覧表示する。
【0061】
ステップS410では、受講者PC102は、視聴可能コンテンツの一覧から、視聴を希望するコンテンツの選択を受け付ける。具体的には、コンテンツテーブル1801のコンテンツ名「オンラインセミナーA01」のクリックを受け付ける。
【0062】
ステップS411では、受講者PC102は、選択されたコンテンツのコンテンツ識別情報をコンテンツサーバ105に送信する。
【0063】
ステップS412では、コンテンツサーバ105は、受講者PC102よりコンテンツ識別情報を受け取る。
【0064】
ステップS413では、コンテンツサーバ105は、受講者履歴管理サーバ104に、ステップS410でコンテンツを選択した受講者が属するグループを検索するよう要求を送信する。(受講者識別情報を渡す)
【0065】
ステップS414では、受講者履歴管理サーバ104は、受講者履歴管理サーバ104は、該当するコンテンツのプロパティから、設定されているグループのリストを取得する。具体的には、
図18に示す受講者グループメンバテーブル1802から、受講者が属しているグループの識別情報を取得する。その後、
図18に示す受講者グループマスタテーブル1803からグループ識別情報をキーにしてグループ名を取得する。
【0066】
ここで、
図18に示す受講者グループメンバテーブル1802、
図18に示す受講者グループマスタテーブル1803に関して説明する。
【0067】
図18の1802は、受講者履歴管理サーバ104が有するグループメンバテーブル1802である。グループメンバテーブル1802では、グループ識別情報、受講生識別情報を管理している。
【0068】
図18の1803、受講者履歴管理サーバ104が有する受講者グループマスタテーブル1803である。受講者グループマスタテーブル1803では、グループ識別情報、グループ名を管理している。
【0069】
ステップS415では、受講者履歴管理サーバ104は、所属するグループのリスト(所属グループリスト)を送信する。
【0070】
ステップS416では、コンテンツサーバ105は、所属するグループのリスト(所属グループリスト)を受信する。
【0071】
ステップS417では、コンテンツサーバ105は、受講者履歴管理サーバ104から受信した所属グループリストから、当該コンテンツのコンテンツプロパティに定義されているユーザリストを検索する。一致するものがあったら、そのうちで最も大きい重み付け値を取り出す。例えば、本実施例では、
図18に示す受講者グループ重み付けテーブル1804では、グループ識別情報Gr-001、Gr-002のうち、重み付け値が大きい値200を取り出す。
【0072】
ここで、
図18に示す受講者グループ重み付けテーブル1804に関して説明する。
【0073】
図18の1804は、コンテンツサーバ105が有する受講者グループ重み付けテーブル1804である。受講者グループ重み付けテーブル1804では、グループ識別情報、重み付け値を管理している。
【0074】
ステップS418では、コンテンツサーバ105は、受講者PC102へ受講者の重み付け値を送信する。
【0075】
ステップS419では、受講者PC102は、重み付け値を受信する。また、当該コンテンツに限定した値にはなるが、この処理後アクションをコンテンツサーバ105に送信する際には、この重み付け値も暗黙的に送信する。
【0076】
ステップS420では、コンテンツサーバ105は、コンテンツの視聴が開始されたことを、受講者履歴管理サーバ104へ通知する。
【0077】
ステップS421では、受講者履歴管理サーバ104は、コンテンツを受信する。
【0078】
ステップS422では、受講者履歴管理サーバ104は、
図18に示すコンテンツ受講履歴テーブル1805へ、当該受講者の履歴を追加する。
【0079】
ここで、
図18に示すコンテンツ受講履歴テーブル1805に関して説明する。
【0080】
図18の1805は、受講者履歴管理サーバ104が有するコンテンツ受講履歴テーブル1805である。コンテンツ受講履歴テーブル1805では、受講生識別情報、コンテンツ識別情報、更新日時、ステータスを管理している。
【0081】
ステップS423では、コンテンツサーバ105は、重み付け値と視聴履歴情報の更新と非同期に受講者PC102とコンテンツ管理PC103にコンテンツを送信する。コンテンツと併せて、スライドがめくられたときには、スライドIDも送る。コンテンツが終了したら、コンテンツ受講履歴テーブル1805(視聴履歴)のステータスを「受講-完了」へ更新する。ステップS423は、本発明の生成手段の適用例であり、前記管理手段で管理するコンテンツを含む画面を生成する。
【0082】
ステップS424では、コンテンツ管理PC103は、最新のスライドIDをメモリへ保持する。
【0083】
ステップS425では、コンテンツ管理PC103は、コンテンツデータを表示する。ステップS425は、本発明の表示制御手段の適用例であり、前記生成手段により生成された前記画面を表示するように制御する。
【0084】
ステップS426では、コンテンツ管理PC103は、コンテンツ終了かを判定する。
【0085】
コンテンツ管理PC103は、コンテンツ終了と判定した場合にはステップS426:YES)、処理を終了する。
【0086】
コンテンツ管理PC103は、コンテンツ終了と判定されない場合にはステップS426:NO)、ステップS424へ処理を移行する。
【0087】
ステップS427では、受講者PC102は、最新のスライドIDをメモリへ保持する。
【0088】
ステップS428では、受講者PC102は、コンテンツデータを表示する。
【0089】
ステップS429では、受講者PC102は、コンテンツデータが終了かを判定する。
【0090】
受講者PC102は、コンテンツ終了と判定した場合には(ステップS429:YES)、処理を終了する。
【0091】
受講者PC102は、コンテンツ終了と判定されない場合には(ステップS429:NO)、ステップS427へ処理を移行する。
【0092】
次に
図5を用いて視聴中における範囲選択処理について説明する。
図5は、
図4のステップS428~ステップS429の間で、処理されるフローである。
【0093】
図5は、本発明の実施形態における、視聴中における範囲選択処理のフローチャートの一例を示す図である。コンテンツ視聴中に、受講者が受講者PC102の画面の
図12に示す1201のスライドに対して範囲選択1204をした場合に開始されるフローチャートである。スライドの内容やそれに沿っての解説でわからなかったところを範囲選択することで、講師の見るコンテンツ管理PC103にヒートマップとして表示される。
【0094】
ステップS501では、受講者PC102は、スライド上でわからない箇所をマウス等で範囲選択(ドラック)する。
図12に示す受講者PC102に表示される画面1201は、受講者PC102に表示されたコンテンツに対し、受講者操作により範囲選択1204された一例を示す図である。
【0095】
ステップS501は、本発明の受付手段の適用例であり、前記表示制御手段により表示するように制御された前記画面を介して、前記コンテンツの領域の中でユーザが関心をもつ領域の指定を受け付ける。
【0096】
ステップS502では、受講者PC102は、受講者操作による範囲選択を受けて、コンテンツサーバへアクション情報として通知する。例えば、受講者識別情報:User1234、コンテンツ識別情報:Conts-A01、スライドID:1、範囲:FROM(x1:y1)ーTo(x2:y2)、重み付け値:200)を送信する。
【0097】
ステップS503では、コンテンツサーバ105は、アクション情報を受信する。
【0098】
ステップS504では、コンテンツサーバ105は、ステップS503で受信したデータを別のデータ形式「アクションログ(範囲)」として保存する。このデータがヒートマップ作成の元になる。
【0099】
ここで、
図18に示すアクションログ(範囲)テーブル1806に関して説明する。
【0100】
図18の1806は、コンテンツサーバ105が有するアクションログ(範囲)テーブル1806である。アクションログ(範囲)テーブル1806では、受講者識別情報、コンテンツ識別情報、スライドID、範囲、重み付け値を管理している。
【0101】
ステップS505では、コンテンツサーバ105は、重み付け値調整必要かの判定を行う。
図13に示すヒートマップ重み付け関連設定画面1301のキャリブレーション範囲指定1302から、範囲指定のアクションを受け付けたスライドが、キャリブレーションスライドか否かを判定する。キャリブレーションスライドとは、ユーザの操作特性を判定(判断)するためのページである。ちょっとでも分からないとすぐに範囲選択する人は、重み付け(操作の重視度合い)を下げて、他の受講者とのバランスを調整しようとしている。キャリブレーションスライドの指定範囲の想定は、コンテンツ冒頭の数スライドである。
【0102】
コンテンツサーバ105は、重み付け値調整が必要な場合(キャリブレーションスライドである)には(ステップS505:YES)、ステップS506へ処理を移行する。他の受講者のアクション回数と比べて一定割合より多ければ(キャリブレーションスライド中の平均より50%以上多いなど)、重み付け値を一定数減らし(例えば10%)、ステップS506でコンテンツサーバ105はアクションのあった受講者PC102に新たな重み付け値を送信する。この50%、10%という絶対値に意味はなく、なんでもかんでも「分からない」と範囲指定をする受講者を、平均的な受講者と同じに扱うのではなく、例えば、範囲指定頻度が他の受講生の1.5倍の人の操作は、ヒートマップに反映する比率を、例えば10%下げようとするものである。その調整判定をキャリブレーションスライドにて行う。重み付け値は、範囲指定の意味をどれくらい重く受け止めるかという値である。100が普通とした場合、100より大きいほど重大(=ヒートマップに反映されやすい)、100より少ないほどスルー(=ヒートマップに反映されにくい)していいだろうと判定される。
【0103】
コンテンツサーバ105は、重み付け値調整が必要でない(キャリブレーションスライドでない)場合には(ステップS505:NO)、ステップS509へ処理を移行する。
【0104】
ここで、
図13に示すヒートマップ重み付け関連設定画面1301に関して説明する。
【0105】
キャリブレーション範囲指定1302は、指定した範囲のスライドにおいて、各受講者の範囲指定量の特性を判断し、重み付け値1304を自動的に変更する。当該範囲において、個々の受講者と全同時受講者の範囲選択量の相違から、範囲選択量の多い受講者の重み付け値を軽減する。(むやみに選択する人の扱いを軽くする)
【0106】
グループ1303は、同じ重み付け値を適用する受講者のリストである。例えば、この重み付け値は
図5のS514、
図7のS708、
図11のS1108の判定に影響する。想定として、
図13の重み付け値1304は、初心者は大きな数字、有識者は小さい数字を設定することを想定している。本実施例では、初心者とは、視聴中のコンテンツの内容に関して詳しくない受講者(コンテンツの知識を有しない者)を初心者と称する。また、有識者とは、視聴中のコンテンツの内容に関して詳しい受講者(コンテンツの知識を有する者)を有識者と称する。
図13の1304のデフォルト値は100とする。具体的に説明すると、重み付け値1304が200%、
図14のヒートマップ閾値1407で30、
図14の単位1408が「人」となっている場合、受講者の15人が同じ範囲を指定した場合、閾値を超えた(オーバーした)と判定する。逆に重み付け値が50%、ヒートマップ閾値1407で30、
図14の単位1408が「人」となっている場合、受講者の60人が同じ範囲を指定しないと、閾値を超えたと判定されない。この閾値を設定しておくことで、初心者がわからない時は、同じ範囲を指定した人数が少なくてもコンテンツ管理PCの画面にヒートマップとして表示されるようにしてあげ、初心者が引っかかっている箇所を随時判断することができるので、引っかかっている箇所をより丁寧に説明することができる。
【0107】
また、別の実施例として、有識者は小さい数字を設定するようにしてもよい。有識者が小さい数字を指定する場合には、有識者がわからない箇所は、わからない人が多いと判断し、より丁寧に説明することにする。
【0108】
重み付け値1304は、例えば0%から200%までの設定が可能とする。複数グループに属する人は最大値を採用するようにする。選択グループのメンバーの範囲指定アクションを底上げする効果がある。
【0109】
ステップS506では、コンテンツサーバ105は、重み付け値を送信する。
【0110】
ステップS507では、受講者PC102は、重み付け値を受信し、ステップS508では、受講者PC102は、重み付け値を更新する。
【0111】
ステップS509では、コンテンツサーバ105は、当該受講者が、同じスライドでの
図14の範囲選択アクション上限設定1404に達しているかを判定する。これは、回数の多い受講者は、範囲選択の趣旨を逸脱して気軽にやっているだけの可能性が高いことが想定されるため、本来の趣旨を遵守している受講者のアクションの意味が相対的に低下するのを防ぐためである。具体的には、前述のアクションログ(範囲)テーブル1806を例に取ると、受講者識別情報:User1234がコンテンツ識別情報:Conts-01におけるスライドID:1での範囲選択行数=回数は1回なので、上限に達していないと判定する。
【0112】
コンテンツサーバ105は、受講者のアクション上限に達しているの場合には(ステップS509:YES)、ステップS501へ処理を移行する。
【0113】
コンテンツサーバ105は、受講者のアクション上限に達していない場合には(ステップS509:NO)、ステップ510へ処理を移行する。
【0114】
ステップS510では、コンテンツサーバ105は、コンテンツ管理PC103へ、今回のアクションログを送信する。
【0115】
ステップS511では、コンテンツ管理PC103は、ステップS510で受信したデータをメモリ上に記録する。
【0116】
ステップS512では、コンテンツ管理PC103は、ヒートマップを更新する。ヒートマップは透明なレイヤーの上に指定された範囲を投影して作成する。例えば、レイヤー上の座標をチェックし、
図14の1401に示すヒートマップ表示設定画面のヒートマップ閾値設定の閾値で判定する。閾値判定の具体例は、
図14の説明で行う。また、閾値判定時には、受講者毎に重み付け値を加算する。ステップS512は、前記生成手段は、前記受付手段により指定を受け付けた前記領域を識別可能な前記画面を再度生成する適用例である。
【0117】
ここで、
図14に示すヒートマップ表示設定画面に関して説明する。
【0118】
図14の1401は、ヒートマップ表示設定画面の一例を示す図である。
【0119】
ヒートマップ閾値設定1402の範囲指定アクション量1405の「大」は是非対応(フォロー)すべき、「中」は対応(フォロー)すべき、「小」はできれば対応(フォロー)した方がいい状態である。強調色1406は、どの色がどのアクション量に対応するかと講師が自分にとって分かりやすい色で指定できる。デフォルト値は、ヒートマップ表示設定画面1406に示すように、「ヒートマップ」の一般的な暖色グラデーションとしている。例えば暖色グラデーションの例としては、範囲指定アクション量1405「大」は赤色、範囲指定アクション量1405「中」はオレンジ色、範囲指定アクション量1405「小」は黄色である。
【0120】
閾値1407は、講師がアクション量を判断する基準を入力できる。デフォルト値はヒートマップ表示設定画面1406に示すように、大:75%=全受講者の4人に3人以上が疑問に思っている。中:50%=全受講者の半数以上が疑問に思っている。小:25%=全受講者の4人に1人以上が疑問に思っていることを示す。また、単位1408は「人」と「%」選択できる。単位「人」の場合は、当該コンテンツの同時受講者中のうち、何人が視聴中のコンテンツの同じ範囲を選択したかをカウントする。例えば閾値「25」、単位「人」となっている場合、同時受講者中のうち、25人が同じ範囲を選択していれば閾値を超えたと判定する。
【0121】
また、閾値「25」、単位「%」となっている場合、同時受講者が何人かは問題ではなく、同時受講者が200人いれば、そのうち50人が同じ範囲を選択していれば、閾値を超えたと判定する。
【0122】
ヒートマップ表示タイミング設定1403は、いつヒートマップを表示するかの指定である。リアルタイムは、表示閾値の設定にかかわらず「アクション量:小」の条件を満たしたらヒートマップを表示する。表示閾値オーバー時は、表示閾値の設定に従い、その条件を満たしたら表示する。スライドめくり時は、通常はヒートマップを表示しないが、コンテンツのスライドめくりが発生したタイミングで、ヒートマップ閾値設定に従い、ヒートマップを表示する。非表示は、常にヒートマップを表示しない(閾値を超えても表示しない)
【0123】
範囲選択アクション上限設定1404は、受講生一人あたりの、コンテンツの1スライドあたり許容する範囲選択アクションの上限数を設定する。例えば、3回/スライドとなっていれば、当該スライドにおいて一人が4回以上範囲選択しても、ヒートマップ表示には影響しない。範囲選択アクション上限設定1404は重み付けとは直接は関連していなく、わからないと言いすぎる人の意見の重要度を低くするものである。
【0124】
【0125】
ステップS513では、コンテンツ管理PC103は、ヒートマップ表示設定の判定を行う。
【0126】
コンテンツ管理PC103は、ヒートマップ表示設定が非表示の場合には(ステップS513:非表示)、ヒートマップ表示に関する処理をしない。
【0127】
コンテンツ管理PC103は、ヒートマップ表示設定がリアルタイムの場合には(ステップS513:リアルタイム)、ステップS515の処理へ移行する。
【0128】
コンテンツ管理PC103は、ヒートマップ表示設定が閾値オーバー時表示の場合には(ステップS513:閾値オーバー時表示)、ステップS514の処理へ移行する。
【0129】
ステップS514では、コンテンツ管理PC103は、現在のヒートマップは閾値オーバー状態かを判定する。
【0130】
コンテンツ管理PC103は、閾値オーバー状態の場合には(ステップS514:YES)、ステップS515の処理へ移行する。
【0131】
コンテンツ管理PC103は、閾値オーバー状態でない場合には(ステップS514:NO)、ヒートマップ表示に関する処理をせず終了する。
【0132】
ステップS515では、コンテンツ管理PC103は、
図15の1501に示すようにヒートマップをコンテンツに合成して表示する。ステップS515は、前記表示制御手段は、前記生成手段により再度生成された前記画面を表示するように制御する適用例である。
【0133】
ここで、
図15に示すヒートマップ表示画面に関して説明する。
図15の1501は、ヒートマップ表示画面の一例を示す図である。コンテンツ管理PC103において講師操作によるヒートマップ表示切り替え1505で「表示」ボタンが押下された場合の画面である。ヒートマップ表示切り替え1505によって、ヒートマップが表示されたり、非表示になったりする。「表示」は
図14の範囲指定アクション量1405:小が選択されているとヒートマップが表示される。「表示」が「リアルタイム」となり、「範囲指定アクション量:小」からヒートマップが表示される。「閾値超え時表示」は、指定された
図14の範囲指定アクション量1405を超えている場合のみヒートマップが表示される。
【0134】
次に
図6を用いて視聴中における質問処理について説明する。
図6は、
図4のステップS428~ステップS429の間で、処理されるフローである。
【0135】
本発明の実施形態における、視聴中における質問処理のフローチャートの一例を示す図である。コンテンツ視聴中に、受講者が
図12に示す受講者PCの画面1201の「質問入力エリア」1202にテキストで質問を入力した場合に開始されるフローチャートである。
【0136】
ステップS601では、受講者PC102は、受講者により入力された不明点を「質問入力エリア」1202への質問を受け付ける。入力後「質問表示エリア」1203へ転記され、「質問入力エリア」は初期化される。
【0137】
ステップS602では、受講者PC102は、入力されたテキスト質問は、以下の情報を付加してコンテンツサーバ105へ「受講者アクション」として送信される。以下の情報とは、受講者識別情報、コンテンツ識別情報、スライドIDである。
【0138】
ステップS603では、コンテンツサーバ105は、受講者PC102から送られてきた「受講者アクション」を受け取る。
【0139】
ステップS604では、コンテンツサーバ105は、受講者アクション受信で得たデータを、別のデータ形式「アクションログ(質問)」として保存する。
【0140】
ここで、
図18に示すアクションログ(質問)テーブル1807に関して説明する。
【0141】
図18の1807は、コンテンツサーバ105が有するアクションログ(質問)テーブル1807である。アクションログ(質問)テーブル1807では、受講者識別情報、コンテンツ識別情報、スライドID、質問を管理している。
【0142】
【0143】
ステップS605では、コンテンツサーバ105は、コンテンツ管理PC103へ、今回のアクションログを送信する。
【0144】
ステップS606では、コンテンツ管理PC103は、アクションログを受信する。
【0145】
ステップS607では、コンテンツ管理PC103は、受信時間と受講者識別情報と伴い、テキスト質問を
図15の1502に示す「質問表示エリア」へ追加表示する。エリア内に表示しきれなくなったら、自動でスクロールして最新の質問が見える状態を維持する。講師は質問を見て、任意のタイミングで質問に回答するすることが可能である。
【0146】
次に
図7を用いてヒートマップ表示切替処理について説明する。
図7は、
図4のステップS425~ステップS426の間で、処理されるフローである。
【0147】
図7は、本発明の実施形態における、ヒートマップ表示切替処理のフローチャートの一例を示す図である。コンテンツ配信中に、講師が
図15に示すコンテンツ管理PC画面1501のヒートマップ表示状態を切り替えるために、コンテンツ管理PC画面1501「ヒートマップ表示切り替え」欄のいずれかボタンを押下した場合に開始されるフローチャートである。
【0148】
ステップS701では、コンテンツ管理PC103は、「表示」ボタン、「非表示」ボタン、
図15の「閾値超え時表示」ボタン1508押下が受付られたかを判定する。
【0149】
コンテンツ管理PC103は、
図15の「非表示」ボタン1507が押下された場合には(ステップS701:非表示)、ステップS702へ処理を移行する。
【0150】
コンテンツ管理PC103は、
図15の「表示」ボタン1506が押下された場合には(ステップS701:表示)、ステップS703へ処理を移行する。
【0151】
コンテンツ管理PC103は、「閾値超え時表示」ボタン1508が押下された場合には(ステップS701:閾値超え時表示)、ステップS704へ処理を移行する。
【0152】
ステップS702では、コンテンツ管理PC103は、ヒートマップ表示タイミング設定を「非表示」へ変更する。
【0153】
ステップS703では、コンテンツ管理PC103は、非表示ボタン1507押下時のコンテンツ管理PC103の画面の状態にかかわらず、ヒートマップ表示を初期化する。
【0154】
ステップS704では、コンテンツ管理PC103は、ヒートマップ表示タイミング設定を「リアルタイム」へ変更する。
【0155】
ステップS705では、コンテンツ管理PC103は、表示ボタン1506押下時のコンテンツ管理PC103の画面の状態にかかわらず、ヒートマップ表示を初期化する。
【0156】
ステップS706では、コンテンツ管理PC103は、ヒートマップ表示タイミング設定を「閾値超え表示時」へ変更する。
【0157】
ステップS707では、コンテンツ管理PC103は、当該ボタン押下時の状態にかかわらず、ヒートマップ表示を初期化する。
【0158】
ステップS708では、コンテンツ管理PC103は、現在のヒートマップは閾値超え状態かを判定する。閾値超え状態とは、
図14に示すヒートマップ閾値設定1402で設定に基づいて、受講者の視聴中コンテンツのスライド毎でわからない箇所の範囲指定の回数が閾値(所定回数)を超えた場合の状態のことである。また、本実施例ではスライド事での判定になるが、コンテンツ全体での合算でもよい。
【0159】
コンテンツ管理PC103は、閾値オーバー状態の場合には(ステップS708:YES)、ステップS709の処理へ移行する。
【0160】
コンテンツ管理PC103は、閾値オーバー状態の部分がない場合には(ステップS708:NO)、ヒートマップ表示に関する処理をせず、処理を終了する。
【0161】
ステップS709では、コンテンツ管理PC103は、ヒートマップをコンテンツに合成して表示する。ステップS515のヒートマップ画面設定反映処理と同様である。ステップS709は、前記受付手段により所定回数以上指定を受け付けた領域を識別可能にした前記画面を前記生成手段は再度生成する適用例である。
【0162】
次に
図8を用いて受講者へのヒートマップ転送処理について説明する。
図8は、
図4のステップS425~ステップS426の間で、処理されるフローである。
【0163】
図8は、本発明の実施形態における、受講者PC102へのヒートマップ転送処理のフローチャートの一例を示す図である。コンテンツ配信中に、講師がコンテンツ管理PC画面のヒートマップを受講者へ見せるため、
図15の「ヒートマップ転送切り替え」欄の「受講者へ転送」ボタン1503、又は「転送解除」ボタン1504を押下した場合に開始されるフローチャートである。
【0164】
ステップS801では、コンテンツ管理PC103は、「受講者へ転送」ボタン1503、「転送解除」ボタン1504押下が受付られたかを判定する。
【0165】
コンテンツ管理PC103は、「受講者へ転送」ボタン1503が押下された場合には(ステップS801:受講者へ転送)、ステップS802へ処理を移行する。
【0166】
コンテンツ管理PC103は、「転送解除」ボタン1504が押下された場合には(ステップS801:転送解除)、ステップS808へ処理を移行する。
【0167】
ステップS802では、コンテンツ管理PC103は、コンテンツ管理PC103の画面にヒートマップが表示されているか判定する。
【0168】
コンテンツ管理PC103は、ヒートマップが表示されている場合には(ステップS802:YES)、ステップS803へ処理を移行する。
【0169】
コンテンツ管理PC103は、ヒートマップが表示されていない場合には(ステップS802:NO)、ステップS810へ処理を移行する。
【0170】
ステップS803では、コンテンツ管理PC103は、コンテンツ管理PC103が管理(保持)しているヒートマップ情報を、受講者PC102へ配信するためにコンテンツサーバ105へ送信する。
【0171】
ステップS804では、コンテンツサーバ105は、ヒートマップ情報を受信する。
【0172】
ステップS805では、コンテンツサーバ105は、当該コンテンツを視聴している全ての受講者PC102へ、ヒートマップ情報を送信する。
【0173】
ステップS806では、受講者PC102は、ヒートマップ情報を受信する。
【0174】
ステップS807では、受講者PC102は、当該コンテンツを視聴している各受講者PCは、受信したヒートマップ情報を受講者PC102の画面に合成、表示する。表示後、
図8のフローの処理を終了する。
【0175】
ステップS808では、コンテンツ管理PC103は、ヒートマップを転送中か判定する。
【0176】
コンテンツ管理PC103は、ヒートマップを転送中の場合には(ステップS808:YES)、ステップS809へ処理を移行する。
【0177】
コンテンツ管理PC103は、ヒートマップを転送中でない場合には(ステップS808:NO)、処理を終了する。
【0178】
ステップS809では、コンテンツ管理PC103は、当該コンテンツを受講している受講者PC102へのヒートマップ転送解除を通知するために、コンテンツサーバ105へ転送解除を送信する。
【0179】
ステップS810では、コンテンツサーバ105は、ヒートマップ転送解除を受信する。
【0180】
ステップS811では、コンテンツサーバ105は、当該コンテンツを視聴している全ての受講者PC102へ、転送解除を送信する。
【0181】
ステップS812では、当該コンテンツを視聴している受講者PCは、当該通知を受信する。
【0182】
ステップS813では、受講者PC102は、当該コンテンツを視聴している受講者PCは、ヒートマップ画面及びヒートマップ情報を初期化する。処理後、
図8のフローを終了する。
【0183】
次に
図9を用いて講師選択範囲を受講者へ転送する処理について説明する。
図9は、
図4のステップS425~ステップS426の間で、処理されるフローである。
【0184】
図9は、本発明の実施形態における、講師選択範囲を受講者へ転送する処理のフローチャートの一例を示す図である。コンテンツ配信中に、講師がコンテンツ管理PC画面1601のヒートマップから選択した部分を受講者へ見せるため、画面の範囲選択ならびに「選択範囲転送」欄の「選択」ボタンを押下した場合に開始されるフローチャートである。
【0185】
ここで、
図16に示す講師操作によるヒートマップ選択画面の説明をする。
【0186】
図16の1601は、講師操作によるヒートマップ選択画面の一例を示す図である。
【0187】
選択ボタンを押す前に、講師がコンテンツ管理PC103の画面に表示されているヒートマップを範囲指定することができる。そして、「選択」ボタン押下時、講師が範囲指定した部分のヒートマップのみが残り、それ以外のヒートマップが非表示となる。かつ、受講者へその範囲指定部分のヒートマップが転送される。「戻す」ボタン押下時、受講者への転送が解除され、講師PCも「選択」ボタン押下時前の画面(ヒートマップ表示状態)に戻る。
【0188】
【0189】
ステップS901では、コンテンツ管理PC103は、受講者PC102へ転送したい画面上の範囲の選択を受け付ける。
【0190】
ステップS902では、コンテンツ管理PC103は、選択範囲がヒートマップ上かを判定する。
【0191】
コンテンツ管理PC103は、選択範囲がヒートマップ表示されている範囲内である場合には(ステップS802:YES)、その選択を維持し、ステップS903へ処理を移行する。
【0192】
コンテンツ管理PC103は、選択範囲がヒートマップの表示の範囲から外れていれば(そもそもヒートマップ表示されていない場合を含む)でない場合には(ステップS802:NO)、ステップ904で選択を解除し、処理を移行する。
【0193】
ステップS903では、コンテンツ管理PC103は、「選択」ボタン1602押下を受け付ける。
【0194】
ステップS905では、コンテンツ管理PC103は、コンテンツ監理PCが保持しているヒートマップ情報のうち選択した範囲の情報「ヒートマップ情報(特定領域)」を、受講者PC102へ配信するためにコンテンツサーバ105へ送信する。
【0195】
ステップS906では、コンテンツサーバ105は、ヒートマップ情報(特定領域)を受信する。
【0196】
ステップS907では、コンテンツサーバ105は、当該コンテンツを視聴している全ての受講者PCへ、ヒートマップ情報(特定領域)を送信する。
【0197】
ステップS908では、受講者PC102は、ヒートマップ情報(特定領域)を受信する。
【0198】
ステップS909では、受講者PC102は、当該コンテンツを視聴している各受講者PCは、受信した「ヒートマップ情報(特定領域)」を受講者PC102の画面に合成、
図17に示す1701の画面を表示する。
図17はコンテンツ管理PCにて「選択」ボタン押下時の受講者PC102に表示される画面の一例である。1702が講師から転送された部分であり、1703が、受講生自身が反転させた部分である。
【0199】
次に
図10を用いて講師選択範囲を受講者へ転送する処理について説明する。
【0200】
図10は、本発明の実施形態における、講師選択範囲を受講者へ転送する処理のフローチャートの一例を示す図である。コンテンツ配信中に、コンテンツ管理PC103の画面から受講者PC102へ配信したヒートマップの表示を解除するため、講師がコンテンツ管理PC103の「選択範囲転送」欄の「戻す」ボタン1603を押下した場合に開始されるフローチャートである。
【0201】
ステップS1001では、コンテンツ管理PC103は、「戻す」ボタン1603押下を受け付ける
ステップS1002では、コンテンツ管理PC103は、ヒートマップは転送中かを判定する。
【0202】
コンテンツ管理PC103は、ヒートマップは転送中の場合には(ステップS1002:YES)、ステップS1003へ処理を移行する。
【0203】
コンテンツ管理PC103は、ヒートマップは転送中でない場合には(ステップS1002:NO)、処理を終了する。
【0204】
ステップS1003では、コンテンツ管理PC103は、当該コンテンツを受講している受講者PC102へヒートマップ転送解除を通知するために、コンテンツサーバ105へ転送解除を送信する。
【0205】
ステップS1004では、コンテンツサーバ105は、転送解除を受信する。
【0206】
ステップS1005では、コンテンツサーバ105は、当該コンテンツを視聴している全ての受講者PC102へ、転送解除を送信する
【0207】
ステップS1006では、受講者PC102は、当該コンテンツを視聴している受講者PC102が、当該通知(転送解除)を受信する。
【0208】
ステップS1007では、受講者PC102は、当該コンテンツを視聴している受講者PCは、ヒートマップ画面及びヒートマップ情報を初期化する。
【0209】
次に
図11を用いてスライドめくり処理について説明する。
図11は、
図4のステップS425~ステップS426の間で、処理されるフローである。
【0210】
図11は、本発明の実施形態における、スライドめくり処理のフローチャートの一例を示す図である。コンテンツ配信中に、講師が講師PC101にてスライドをめくった(一般的には、カーソルキーで下向き矢印キーを押下した)場合に開始されるフローチャートである。
【0211】
ステップS1101では、受講者PC102は、講師が講師PC101にてスライドをめくったアクション(下向き矢印キー押下)を受け付ける。
【0212】
ステップS1102では、受講者PC102は、コンテンツサーバ105へ、めくり先スライドを含むコンテンツ情報を送信する。
【0213】
ステップS1103では、コンテンツサーバ105は、コンテンツサーバ105はスライドを含むコンテンツ情報を受信する。
【0214】
ステップS1104では、コンテンツサーバ105は、当該コンテンツを視聴している全てのコンテンツ管理PC103及び受講者PC102へコンテンツ情報を送信する。
【0215】
ステップS1105では、コンテンツ管理PC103は、コンテンツデータならびに更新されたスライドIDを受信する。
【0216】
ステップS1106では、コンテンツ管理PC103は、スライドIDが更新されているかを判定する。保持しているスライドIDと受信したスライドIDを比較し、スライドIDが更新されていることを判定する。
【0217】
コンテンツ管理PC103は、スライドIDが更新されている場合には(ステップS1106:YES)、ステップS1107へ処理を移行する。
コンテンツ管理PC103は、スライドIDが更新されていない場合には(ステップS1106:NO)、処理を終了する。
【0218】
ステップS1107では、コンテンツ管理PC103は、ヒートマップ表示タイミング設定が「スライド(ページ)めくり時」かを判定する。
【0219】
コンテンツ管理PC103は、ヒートマップ表示タイミング設定が「スライド(ページ)めくり時」の場合には(ステップS1107:YES)、ステップS1108へ処理を移行する。
【0220】
コンテンツ管理PC103は、ヒートマップ表示タイミング設定が「スライド(ページ)めくり時」でない場合には(ステップS1107:NO)、処理を終了する。
【0221】
ステップS1108では、コンテンツ管理PC103は、現在のヒートマップは閾値オーバー状態かを判定する。
【0222】
コンテンツ管理PC103は、閾値オーバーしている場合には(ステップS1108:YES)、ステップS1109へ処理を移行する。
【0223】
コンテンツ管理PC103は、閾値オーバーしていない場合には(ステップS1108:NO)、ヒートマップ表示に関する処理をせずフローを終了する。
【0224】
ステップS1109では、コンテンツ管理PC103は、ヒートマップをコンテンツに合成して表示する。
【0225】
ステップS1110では、コンテンツ管理PC103は、講師がめくる前のスライドにおけるヒートマップを確認できるよう、一定時間(例えば5秒間)スライドをめくらずスリープする。
【0226】
ステップS1111では、コンテンツ管理PC103は、コンテンツ管理PCで保持していたヒートマップ情報を初期化する。ヒートマップはスライドに紐づくため、異なるスライドになるタイミングで初期化する。処理後、(新しいスライドを表示するため)当フローを終了する。
【0227】
本実施形態では、ヒートマップで説明したが、講師が受講者のわかっていない箇所を識別できればよく囲んでもいいし、丸の太さを変えてもいい。あるいは範囲指定した人数を表示させてもいいし、星マークのようなマークをつけてもいい。又は、星マーク一つは数人がわからないと言っていて、星マーク三つは10人以上がわからないと言っているとしてもよい。あるいはパーセント(%)で表示してもいい。
【0228】
以上、本発明によると、ユーザが関心を持つ領域の指定を受け付け、受け付けた領域を識別可能な画面を生成することで、ユーザの関心を持つ領域を他のユーザへ伝えることができる。
【0229】
以上、実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記憶媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
【0230】
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システム或いは装置に直接、或いは遠隔から供給するものを含む。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合も本発明に含まれる。
【0231】
したがって、本発明の機能処理をコンピュータで実現(実行可能と)するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
【0232】
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
【0233】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD-ROM、CD-R、CD-RWなどがある。また、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD-ROM,DVD-R)などもある。
【0234】
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、前記ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、若しくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。
【0235】
また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
【0236】
また、本発明のプログラムを暗号化してCD-ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、ダウンロードした鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
【0237】
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。その他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
【0238】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
【0239】
なお、前述した実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【符号の説明】
【0240】
101 講師PC
102 受講者PC
103 コンテンツ管理PC
104 受講者履歴管理サーバ104
105 コンテンツサーバ105