(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-06
(45)【発行日】2022-12-14
(54)【発明の名称】色温度調節口金及び色温度調節照明管
(51)【国際特許分類】
F21K 9/278 20160101AFI20221207BHJP
F21K 9/272 20160101ALI20221207BHJP
F21V 23/04 20060101ALI20221207BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20221207BHJP
F21Y 103/00 20160101ALN20221207BHJP
【FI】
F21K9/278
F21K9/272
F21V23/04
F21Y115:10
F21Y103:00
(21)【出願番号】P 2021028638
(22)【出願日】2021-02-25
【審査請求日】2021-02-25
(31)【優先権主張番号】202110114081.8
(32)【優先日】2021-01-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】317016394
【氏名又は名称】厦門普為光電科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100185694
【氏名又は名称】山下 隆志
(72)【発明者】
【氏名】盧福星
(72)【発明者】
【氏名】劉栄土
(72)【発明者】
【氏名】孫洪剛
【審査官】田中 友章
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第111918452(CN,A)
【文献】中国実用新案第203942681(CN,U)
【文献】米国特許第10278255(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21K 9/278
F21K 9/272
F21V 23/04
F21Y 115/10
F21Y 103/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジングと、
当該ハウジングに設置され、2種類又はそれ以上の色温度に対応する複数の発光アセンブリに接続される色温度調節部材、を含み、
当該色温度調節部材は、これらの発光アセンブリを切り替えて光線の色温度を変更するために用いられ、
更に、回路基板、エンドカバー及び2つのピンを含み、当該ハウジングは管状をなしており、且つ、当該ハウジングの表面には開口が備わっており、当該色温度調節部材は色温度スイッチであり、当該回路基板は当該ハウジングの内部に設置され、当該色温度スイッチは当該回路基板に設置されて当該回路基板に電気的に接続され、且つ、当該色温度スイッチの設置位置は当該開口に対応しており、当該色温度スイッチはスイッチ本体と制御部を含み、
当該2つのピンは、当該エンドカバーに設置されるとともに、当該エンドカバーを介して当該回路基板に電気的に接続され、当該ハウジングの長手方向に平行かつ当該制御部を含む断面において当該長手方向に垂直な方向に互いに位置し、
当該ハウジングにはスイッチスロットを有する保護カバーが設置され、当該保護カバーは当該開口を覆い、底板と、当該底板の両端に設置された2つの側翼とを有し、当該制御部は当該スイッチ本体に接続されて当該スイッチスロットから露出することを特徴とする色温度調節口金。
【請求項2】
口金を含み、当該口金は、
ハウジングと、
当該ハウジングに設置される色温度調節部材と、
2種類又はそれ以上の色温度に対応する複数の発光アセンブリ、を含み、
当該色温度調節部材は、これらの発光アセンブリを切り替えて光線の色温度を変更するために用いられ、
更に、回路基板、エンドカバー及び2つのピンを含み、当該ハウジングは管状をなしており、且つ、当該ハウジングの表面には開口が備わっており、当該色温度調節部材は色温度スイッチであり、当該回路基板は当該ハウジングの内部に設置され、当該色温度スイッチは当該回路基板に設置されて当該回路基板に電気的に接続され、且つ、当該色温度スイッチの設置位置は当該開口に対応しており、当該色温度スイッチはスイッチ本体と制御部を含み、
当該2つのピンは、当該エンドカバーに設置されるとともに、当該エンドカバーを介して当該回路基板に電気的に接続され、当該ハウジングの長手方向に平行かつ当該制御部を含む断面において当該長手方向に垂直な方向に互いに位置し、
当該ハウジングにはスイッチスロットを有する保護カバーが設置され、当該保護カバーは当該開口を覆い、底板と、当該底板の両端に設置された2つの側翼とを有し、当該制御部は当該スイッチ本体に接続されて当該スイッチスロットから露出することを特徴とする色温度調節照明管。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は口金に関し、特に、色温度を調節可能なT管の口金に関する。更に、本発明は、当該口金を含む色温度調節照明管に関する。
【背景技術】
【0002】
管状照明(T管)は、日常生活において常用される物品である。科学技術の進歩が続くに伴って、管状照明の機能や効果も大きく向上してきた。しかし、従来の管状照明には依然として改良すべき多くの欠点が存在する。
【0003】
例えば、従来の管状照明は適切な設計を欠いているため、破損した場合には廃棄して新たな照明管に交換するしかない。このことから、従来の管状照明は使用寿命に限界があるほか、ゴミの量を明らかに増加させるため、昨今の環境保護ニーズに見合っていない。
【0004】
また、従来の管状照明は1種類の色温度とパワーしか提供できず、色温度やパワーを切り替えられない。そのため、利用が大きく制限されており、結果としてサプライヤの在庫圧力を効果的に緩和することもできない。従来の管状証明を開示する文献として台湾特許出願104120343号公報(特許文献1)及び特開2017-010920号公報(特許文献2)がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】台湾特許出願104120343号公報
【文献】特開2017-010920号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
こうした現状に鑑み、本発明者は鋭意研究を重ねた結果、従来技術の問題点を改善し、本発明を完成させたものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施例に基づき、本発明は、ハウジングと色温度調節部材を含む色温度調節照明管の口金を提供する。色温度調節部材はハウジングに設置され、2種類又はそれ以上の色温度に対応する複数の発光アセンブリに接続される。色温度調節部材は、これらの発光アセンブリを切り替えて光線の色温度を変更するために用いられる。
【0008】
本発明の他の実施例に基づき、本発明は、口金と複数の発光アセンブリを含む色温度調節照明管を提供する。口金は、ハウジングと色温度調節部材を含む。色温度調節部材はハウジングに設置される。複数の発光アセンブリは2種類又はそれ以上の色温度に対応する。色温度調節部材は、これらの発光アセンブリを切り替えて光線の色温度を変更するために用いられる。
【発明の効果】
【0009】
本発明の色温度調節口金及び色温度調節照明管によれば、設計がシンプルとなるため、コストを大幅に増加させることなく色温度を変更することができ、極めて高い商業価値を有する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】
図1は、本発明の第1実施例における色温度調節照明管の斜視図である。
【
図2a】
図2Aは、本発明の第1実施例における色温度調節口金の分解図である。
【
図2b】
図2Bは、本発明の第1実施例における色温度調節口金の組立図である。
【
図3a】
図3Aは、本発明の第1実施例における色温度調節口金の第1の断面図である。
【
図3b】
図3Bは、本発明の第1実施例における色温度調節口金の第2の断面図である。
【
図4】
図4は、本発明の第2実施例における色温度調節照明管の斜視図である。
【
図5a】
図5Aは、本発明の第2実施例における色温度調節口金の分解図である。
【
図5b】
図5Bは、本発明の第2実施例における色温度調節口金の組立図である。
【
図6a】
図6Aは、本発明の第2実施例における色温度調節口金の第1の断面図である。
【
図6b】
図6Bは、本発明の第2実施例における色温度調節口金の第2の断面図である。
【
図7】
図7は、本発明の第3実施例における色温度調節照明管の斜視図である。
【
図8a】
図8Aは、本発明の第3実施例における色温度調節口金の分解図である。
【
図8b】
図8Bは、本発明の第3実施例における色温度調節口金の組立図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以上の本発明の概要に係る説明と以下の具体的実施形態の説明は、本発明の精神と原理を例示及び解釈するためのものであり、且つ、本発明の請求項を更に解釈するために提供される。
【0012】
以下に、当業者が本発明の技術内容を十分に理解して実施できるよう、実施形態の中で本発明の詳細な特徴及び利点について詳述する。且つ、本明細書で開示する内容、請求項及び図面より、当業者は本創造に係る目的及び利点を容易に理解可能である。
【0013】
以下では、関連図面を参照して、本発明に基づく色温度調節口金及び色温度調節照明管の実施例について説明する。図面の明瞭化及び説明の便宜上、図中の各部材はサイズ及び比率を拡大又は縮小して示している場合がある。また、以下の記載及び/又は請求項において、アセンブリを他のアセンブリに「接続する」又は「結合する」と言及している場合には、当該他のアセンブリに直接接続又は結合してもよいし、仲介アセンブリを介在させてもよい。一方、他のアセンブリに「直接接続する」又は「直接結合する」と言及している場合には仲介アセンブリが介在していない。アセンブリ又は層同士の関係を記載するその他の語句についても同様に解釈すべきである。また、理解しやすいよう、以下の実施例では同じアセンブリに同じ符号を付して説明する。
【0014】
本発明の第1実施例における色温度調節照明管の斜視図である
図1を参照する。図示するように、色温度調節照明管1は色温度調節口金11とスリーブ12を含む。また、色温度調節口金11は、ハウジング111とエンドカバー112を含む。ハウジング111は管状をなしている。エンドカバー112はハウジング111の一端に設置されており、スリーブ12はハウジング111の他端に設置されている。スリーブ12内には、2種類又はそれ以上の色温度に対応する複数の発光アセンブリ(図示しない)が設置されている。発光アセンブリは、発光ダイオード(LED)、蛍光灯又は従来の発光可能な任意のアセンブリとすればよいが、これらに限らない。スリーブ12は、透光性又は半透光性の材料からなる。
【0015】
本発明の第1実施例における色温度調節口金の分解図である
図2A及び組立図である
図2Bを参照する。図示するように、色温度調節口金11は、ハウジング111、エンドカバー112、回路基板113、色温度調節部材、保護カバー115及び2つのピン116を含む。本実施例において、色温度調節部材は色温度スイッチ114である。他の実施例において、色温度調節部材はその他の類似するアセンブリとしてもよい。
【0016】
ハウジング111の表面には開口Pが備わっている。また、ハウジング111の内部には2つの位置決め溝Sが備わっている。本実施例において、各位置決め溝Sは2つの隣接するリブを含み得る。他の実施例において、これらの位置決め溝Sはその他の構造で実現してもよい。
【0017】
回路基板113は、ハウジング111の内部に設置されるとともに、これらの位置決め溝Sに固定される。
【0018】
色温度スイッチ114は、スイッチ本体1141と制御部1142を含む。制御部1142はスイッチ本体1141に接続され、且つ開口Pから露出する。本実施例において、制御部1142は制御レバーとすればよいが、これに限らない。他の実施例において、制御部1142はその他の構造で実現してもよい。
【0019】
保護カバー115はハウジング111に設置され、且つスイッチスロットHを有している。保護カバー115は開口Pを覆い、制御部1142がスイッチスロットHから露出する。保護カバー115は、底板Bと2つの側翼Wを含んでいる。一方の側翼Wは底板Bの一端に設置されており、他方の側翼Wは底板Bの他端に設置されている。且つ、各側翼Wは底板Bとの間に180°未満の夾角を有している。
【0020】
エンドカバー112はハウジング111の一端に設置されている。また、上記のピン116はエンドカバー112に設置されており、エンドカバー112を介して回路基板113に電気的に接続される。
【0021】
本発明の第1実施例における色温度調節口金の第1の断面図(y-z平面)である
図3Aと、第2の断面図(x-z平面)である
図3Bを参照するとともに、
図2Bを参照する。図示するように、回路基板113の両側は、それぞれ上記の位置決め溝Sに滑り込ませることが可能である。これにより、回路基板113はこれらの位置決め溝Sに固定される。また、保護カバー115は更に固定部1151を含み、固定部1151がスイッチ本体1141に覆設される。このほか、上述したように、保護カバー115の底板Bと2つの側翼Wは夾角をなしており、これにより窪みを形成可能である。制御部1142はこの窪みの底部に設置される。
【0022】
上記の構造設計によって、本実施例における色温度調節照明管1の色温度調節口金11は、結合型の色温度スイッチ114を有することが可能となる。故に、使用者は、色温度スイッチ114の制御部1142を直接動かして色温度調節照明管1の発光アセンブリを切り替えることで、光線の色温度及び/又はパワーを調節することができる。つまり、色温度調節照明管1のいずれかの色温度又はパワーが故障したとしても、使用者は色温度スイッチ114の制御部1142を動かすことでその他の色温度又はパワーに切り替えて、色温度調節照明管1を引き続き使用することができる。これにより、色温度調節照明管1の使用寿命を延ばすことが可能となる。なお、言うまでもなく、当該スイッチ構造は例示にすぎず、最適な効果が得られるよう、色温度調節照明管1のスイッチ構造は利用状況の違いに応じて個別に設計すればよい。
【0023】
また、色温度調節照明管1の色温度調節口金11は結合型の色温度スイッチ114を有しているため、サプライヤは、利用ニーズの違いに応じて色温度調節照明管1の発光アセンブリを切り替えて、光線の色温度及び/又はパワーを変更することが可能である。これにより、色温度調節照明管1を異なる利用ニーズに適合させられるため、サプライヤの在庫圧力を効果的に緩和可能となる。
【0024】
言うまでもなく、上記は例示にすぎず、色温度調節照明管1のスイッチ構造、各アセンブリの構造及びこれらアセンブリ同士の連携関係は、いずれも実際の必要性に応じて変更すればよく、本発明は上記に限らない。
【0025】
本発明の第2実施例における色温度調節照明管の斜視図である
図4を参照する。図示するように、色温度調節照明管2は色温度調節口金21とスリーブ22を含む。また、色温度調節口金21は、ハウジング211とエンドカバー212を含む。ハウジング211は管状をなしている。エンドカバー212はハウジング211の一端に設置されており、スリーブ22はハウジング211の他端に設置されている。スリーブ22内には1又は複数の発光アセンブリが設置されている。また、スリーブ22は透光性又は半透光性の材料からなる。
【0026】
本発明の第2実施例における色温度調節口金の分解図である
図5A及び組立図である
図5Bを参照する。図示するように、色温度調節口金21は、ハウジング211、エンドカバー212、回路基板213、色温度調節部材、スライドボタン215及び2つのピン216を含む。本実施例において、色温度調節部材は色温度スイッチ214である。他の実施例において、色温度調節部材はその他の類似するアセンブリとしてもよい。
【0027】
ハウジング211の表面には開口Pとスライド溝Lが備わっている。スライド溝Lは開口Pの上方に設置されている。また、ハウジング211の内部には2つの位置決め溝Sが備わっている。
【0028】
回路基板213は、ハウジング211の内部に設置されるとともに、これらの位置決め溝Sに固定される。
【0029】
色温度スイッチ214は、スイッチ本体2141と制御部2142を含む。制御部2142はスイッチ本体2141に接続され、且つ開口Pから露出する。
【0030】
スライドボタン215はスライド部2151と接続部2152を含む。スライド部2151は接続部2152に接続されている。また、接続部2152は制御部2142に覆設される。
【0031】
エンドカバー212はハウジング211の一端に設置されている。また、上記のピン216はエンドカバー212に設置されており、エンドカバー212を介して回路基板213に電気的に接続される。
【0032】
本発明の第2実施例における色温度調節口金の第1の断面図(y-z平面)である
図6Aと、第2の断面図(x-z平面)である
図6Bを参照するとともに、
図5Bを参照する。図示するように、回路基板213の両側は、それぞれ上記の位置決め溝Sに滑り込ませることが可能である。これにより、回路基板213はこれらの位置決め溝Sに固定される。また、上述したように、接続部2152は制御部2142に覆設されるため、スライドボタン215を動かすことで色温度スイッチ214を切り替えて、色温度調節照明管2の発光アセンブリを切り替えることが可能である。これにより、光線の色温度及び/又はパワーを調節できる。
【0033】
上記の構造設計でも同様に、本実施例における色温度調節照明管2の色温度調節口金21は、結合型の色温度スイッチ214を有することが可能となる。故に、使用者は、スライドボタン215を動かして色温度スイッチ214の制御部2142を切り替えることで、色温度調節照明管2の発光アセンブリを切り替えることができる。これにより、光線の色温度及び/又はパワーを調節できる。
【0034】
また、本実施例の色温度調節照明管2の色温度調節口金21における色温度スイッチ214は、スライドボタン215のスイッチ構造と結合可能である。これにより、第1実施例とは異なる操作方式が提供されるため、使用者の使用習慣の違いに更に適応することができる。
【0035】
言うまでもなく、上記は例示にすぎず、色温度調節照明管2のスイッチ構造、各アセンブリの構造及びこれらアセンブリ同士の連携関係は、いずれも実際の必要性に応じて変更すればよく、本発明は上記に限らない。
【0036】
本発明の第3実施例における色温度調節照明管の斜視図である
図7を参照する。図示するように、色温度調節照明管3は色温度調節口金31とスリーブ32を含む。また、色温度調節口金31は、ハウジング311とエンドカバー312を含む。ハウジング311は管状をなしている。エンドカバー312はハウジング311の一端に設置されており、スリーブ32はハウジング311の他端に設置されている。スリーブ32内には1又は複数の発光アセンブリが設置されている。また、スリーブ32は透光性又は半透光性の材料からなる。
【0037】
本発明の第3実施例における色温度調節口金の分解図である
図8A及び組立図である
図8Bを参照する。図示するように、色温度調節口金31は、ハウジング311、エンドカバー312、回路基板313、色温度スイッチ314、ボタン315及び2つのピン316を含む。
【0038】
ハウジング311の表面には開口Pが備わっている。また、ハウジング311の内部には2つの位置決め溝Sが備わっている。
【0039】
回路基板313は、ハウジング311の内部に設置されるとともに、これらの位置決め溝Sに固定される。
【0040】
色温度スイッチ314は、スイッチ本体3141と制御部3142を含む。制御部3142はスイッチ本体3141に接続され、且つ開口Pから露出する。
【0041】
ボタン315は、ハウジング311に設置されて開口Pを覆い、制御部3142と接触する。
【0042】
エンドカバー312はハウジング311の一端に設置されている。また、上記のピン316はエンドカバー312に設置されており、エンドカバー312を介して回路基板313に電気的に接続される。本実施例における色温度調節口金31の内部構造は上記の実施例と類似しているため、ここではこれ以上詳述しない。
【0043】
上記の構造設計でも同様に、本実施例における色温度調節照明管3の色温度調節口金31は、結合型の色温度スイッチ314を有することが可能となる。故に、使用者は、ボタン315を押して色温度スイッチ314の制御部3142を切り替えることで、色温度調節照明管3の発光アセンブリを切り替えることができる。これにより、光線の色温度及び/又はパワーを調節できる。
【0044】
また、本実施例の色温度調節照明管3の色温度調節口金31における色温度スイッチ314は、ボタン315のスイッチ構造と結合可能である。これにより、第1実施例及び第2実施例とは異なる操作方式が提供されるため、使用者の使用習慣の違いに更に適応することができる。なお、言うまでもなく、当該スイッチ構造は例示にすぎず、最適な効果が得られるよう、色温度調節照明管3のスイッチ構造は利用状況の違いに応じて個別に設計すればよい。
【0045】
言うまでもなく、上記は例示にすぎず、色温度調節照明管3のスイッチ構造、各アセンブリの構造及びこれらアセンブリ同士の連携関係は、いずれも実際の必要性に応じて変更すればよく、本発明は上記に限らない。
【0046】
以上述べたように、本発明の実施例によれば、色温度調節照明管の口金は、口金と結合する色温度スイッチを有している。色温度スイッチは、照明管の発光アセンブリを切り替えて、光線の色温度及び/又はパワーを変更するために使用可能である。従って、照明管のいずれかの色温度又はパワーが故障したとしても、その他の色温度又はパワーに切り替えて引き続き使用することができる。これにより、色温度調節照明管の使用寿命が大幅に延びるため、ゴミの量が減り、昨今の環境保護ニーズに適応することができる。
【0047】
且つ、本発明の実施例によれば、色温度調節照明管の口金は、口金と結合する色温度スイッチを有しているため、利用ニーズの違いに応じて照明管における発光アセンブリの光線の色温度及び/又はパワーを調節することができる。これにより、色温度調節照明管の利用の幅が一段と広がる。
【0048】
また、本発明の実施例によれば、色温度調節照明管の口金の色温度スイッチは、利用ニーズの違いに応じて照明管における発光アセンブリの光線の色温度及び/又はパワーを調節可能なため、色温度調節照明管の利用が1つの色温度又はパワーに限定されることがない。これにより、サプライヤによる製品供給がより柔軟となるため、サプライヤの在庫圧力を効果的に緩和することができる。
【0049】
このほか、本発明の実施例によれば、色温度調節照明管の口金の色温度スイッチは、異なる形態のスイッチ構造と結合することで複数の異なる操作方式を提供可能である。よって、使用者の使用習慣の違いに更に適応することができる。
【0050】
加えて、本発明の実施例によれば、色温度調節照明管の設計がシンプルとなる。よって、コストを大幅に増加させることなく所期の目的を達成可能であり、極めて高い商業価値を有する。
【0051】
説明すべき点として、本文中では上記の各実施例について記載したが、本発明特許の保護の範囲はこれに限定されない。従って、本発明の創造の理念に基づき、本文中で記載した実施例について行われる変更及び修正、或いは、本発明の明細書及び図面の内容を用いて行われる等価の構造又は等価のフローへの変更、及び、関連するその他技術分野における上記技術方案の直接的又は間接的な運用は、いずれも本発明特許の保護の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0052】
1 色温度調節照明管
11 色温度調節口金
12 スリーブ
111 ハウジング
112 エンドカバー
113 回路基板
114 色温度スイッチ
1141 スイッチ本体
1142 制御部
115 保護カバー
1151 固定部
116 ピン
2 色温度調節照明管
21 色温度調節口金
22 スリーブ
211 ハウジング
212 エンドカバー
213 回路基板
214 色温度スイッチ
2141 スイッチ本体
2142 制御部
215 スライドボタン
2151 スライド部
2152 接続部
216 ピン
3 色温度調節照明管
31 色温度調節口金
32 スリーブ
311 ハウジング
312 エンドカバー
313 回路基板
314 色温度スイッチ
3141 スイッチ本体
3142 制御部
315 ボタン
316 ピン
S 位置決め溝
P 開口
H スイッチスロット
B 底板
W 側翼
L スライド溝