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特許7189709原子炉で用いる位置決めおよび検査の装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-06
(45)【発行日】2022-12-14
(54)【発明の名称】原子炉で用いる位置決めおよび検査の装置
(51)【国際特許分類】
   G21C 17/013 20060101AFI20221207BHJP
   G21C 19/02 20060101ALI20221207BHJP
【FI】
G21C17/013
G21C19/02 050
【請求項の数】 9
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2018172077
(22)【出願日】2018-09-14
(65)【公開番号】P2019074511
(43)【公開日】2019-05-16
【審査請求日】2021-09-06
(31)【優先権主張番号】15/712,126
(32)【優先日】2017-09-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】508177046
【氏名又は名称】ジーイー-ヒタチ・ニュークリア・エナジー・アメリカズ・エルエルシー
【氏名又は名称原語表記】GE-HITACHI NUCLEAR ENERGY AMERICAS, LLC
(74)【代理人】
【識別番号】110002516
【氏名又は名称】弁理士法人白坂
(74)【代理人】
【識別番号】100186831
【弁理士】
【氏名又は名称】梅澤 崇
(74)【代理人】
【識別番号】100137545
【弁理士】
【氏名又は名称】荒川 聡志
(74)【代理人】
【識別番号】100105588
【弁理士】
【氏名又は名称】小倉 博
(74)【代理人】
【識別番号】100113974
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 拓人
(72)【発明者】
【氏名】コリン・ケレメン
【審査官】後藤 大思
(56)【参考文献】
【文献】特開平10-293191(JP,A)
【文献】特開2015-068780(JP,A)
【文献】特開2017-102111(JP,A)
【文献】特開昭61-215998(JP,A)
【文献】特開平07-055987(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G21C 17/00-17/14
19/00-19/50
23/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
原子炉周辺アセンブリ(100)に使用される位置決めアセンブリ(300)であって、
前記周辺アセンブリ(100)によって支持され、前記周辺アセンブリ(100)に対して移動可能であるように構成された複数のローラ(310)と、
前記複数のローラ(310)の間に延在するマスト(301)であって、前記ローラ(310)の少なくとも2つが前記マスト(301)の互いに異なる側にそれぞれ位置決めされ、前記マスト(301)を固定し、前記ローラ(310)が回転するとき前記マスト(301)と前記ローラ(310)との間に相対運動を生じさせる、マスト(301)と、
前記ローラ(310)に動力を供給するように構成された動力伝達装置(316)と
を備え
前記複数のローラ(310)が、前記マスト(301)の周りに均等に位置決めされた3つのローラ、前記マスト(301)の周りに1つの90度と2つの135度の間隔で位置決めされた3つのローラ(310)、および前記マスト(301)の周りに90度の間隔でそれぞれ位置決めされた4つのローラ(410)のうちの少なくとも1つを含む、位置決めアセンブリ(300)。
【請求項2】
原子炉周辺アセンブリ(100)に使用される位置決めアセンブリ(300)であって、
前記周辺アセンブリ(100)によって支持され、前記周辺アセンブリ(100)に対して移動可能であるように構成された複数のローラ(310)と、
前記複数のローラ(310)の間に延在するマスト(301)であって、前記ローラ(310)の少なくとも2つが前記マスト(301)の互いに異なる側にそれぞれ位置決めされ、前記マスト(301)を固定し、前記ローラ(310)が回転するとき前記マスト(301)と前記ローラ(310)との間に相対運動を生じさせる、マスト(301)と、
前記ローラ(310)に動力を供給するように構成された動力伝達装置(316)と、
前記マスト(301)が通過する太陽ギヤ(315)であって、前記太陽ギヤ(315)は前記周辺アセンブリ(100)に固定するように構成され、前記ローラ(310)および前記マスト(301)は前記太陽ギヤ(315)の外部に接続されて前記太陽ギヤ(315)を周回する、太陽ギヤ(315)と
を備える、位置決めアセンブリ(300)。
【請求項3】
前記複数のローラ(310)が、第1の位置の少なくとも3つのローラ(310)の第1のグループと、前記マスト(301)に沿って前記第1の位置から離れた第2の位置の少なくとも3つのローラ(310)の第2のグループとを含む、請求項に記載のアセンブリ(300)。
【請求項4】
前記第1のグループのローラ(310)と前記第2のグループのローラ(310)との間に接合された膨張器であって、膨張させることによって前記第1のグループの前記ローラ(310)および前記第2のグループの前記ローラ(310)を前記マスト(301)に対して付勢するように構成される、膨張器
をさらに備える、請求項3に記載のアセンブリ(300)。
【請求項5】
前記ローラ(310)に前記動力を供給するように構成された前記動力伝達装置(316)に接続されたモータ(322)
をさらに備える、請求項1または2に記載のアセンブリ(300)。
【請求項6】
前記複数のローラ(310)が、第1の位置にある第1のグループのローラ(310)と、前記マスト(301)に沿って前記第1の位置から離れた第2の位置にある第2のグループのローラ(310)とを含み、
前記動力伝達装置(316)が、前記モータ(322)に連動して前記第1のグループのローラ(310)および前記第2のグループのローラ(310)に延びるシャフトを含み、
前記シャフトは、前記第1のグループの少なくとも2つのローラ(310)と前記第2のグループの少なくとも2つのローラ(310)に接続して動力を供給する、
請求項5に記載のアセンブリ(300)。
【請求項7】
前記太陽ギヤ(315)の周りの前記ローラ(310)およびマスト(301)の周回に動力を供給するために前記太陽ギヤ(315)の外部に接続されたモータ(320)
をさらに備える、請求項に記載のアセンブリ(300)。
【請求項8】
前記マスト(301)が、丸い周囲を有するロープまたはケーブルと、四辺形の周囲を有する剛性のポールのうちの少なくとも1つであり、
前記マスト(301)に取り付けられた器具
をさらに備える、請求項1または2に記載のアセンブリ(300)。
【請求項9】
前記原子炉内の蒸気ダムの両側でクランプするように構成されたクランプ(192)を含む周辺アセンブリ(100)であって、前記クランプ(192)は、前記蒸気ダム上の前記アセンブリ(100)の周方向の移動を可能にする、周辺アセンブリ(100)
をさらに備える、請求項1または2に記載のアセンブリ(300)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、原子炉で用いる位置決めおよび検査の装置に関する。
【背景技術】
【0002】
図1は、BWRのような原子炉で使用可能な従来の核炉心シュラウド10の選択図である。炉心シュラウド10を、シュラウド10と原子炉圧力容器(図示せず)の内壁との間に形成された環状空間であるダウンカマ環状領域20に位置決めすることができ、この領域で、流体冷却剤の流れを受け取り、それを炉心30の底部に入れるために下方に向ける。シュラウド10は、下方および上方に炉を仕切る炉心30を囲む円筒形構造であってもよく、シュラウド10の対向する半径方向の側部に冷却剤が流れる。1つまたは複数のジェットポンプアセンブリ40は、環状部20を整列させ、冷却剤の流れをこのように導くことができる。
【0003】
炉心シュラウド10を通って下方に導かれた後、冷却剤は、シュラウド10の内側の炉心30を通って上方に流れることができる。炉心30は、通常、動作中に核分裂によって熱を発生させるいくつかの燃料アセンブリ(図示せず)によって占められ、炉心30を出る冷却剤は、非常にエネルギーが高く、潜在的に沸騰し得る。このエネルギーの高い流体は、炉心30およびシュラウド10を通って流れ出し、潜在的に蒸気分離乾燥構造に入り、最終的に蒸気流からのエネルギーを電気に変換するタービンおよび発電機に流れる。蒸気ダムと呼ばれてもよいシュラウド10の頂部15は、このような乾燥構造の下で終了することができ、様々な炉心装置を、頂部15の周りでシュラウド10上に載置またはシュラウド10に接合することができる。シュラウドヘッド(図示せず)、煙突、または乾燥構造を支持または接合するために、シュラウド10の頂部15の周りに、1つまたは複数の突起または障害物16、例えば蒸気ダムガセット、耐震ピン、またはラグを整列させることができる。
【0004】
燃料補給停止または他の保守期間などの原子炉停止中に、原子炉容器を開けて検査し、容器の内部構造を取り除くことができる。停止中に、ブリッジおよびトロリのような炉の上の装填装置、および炉心30およびシュラウド10の20~30フィート上の装填装置は、炉心30内の新しい燃料アセンブリを移動および装填することができる。同様に、炉の周辺部についてのツールの取り扱いおよび検査のために、作業者のプラットフォームを、容器の周囲の一部に設置することができる。シュラウド10、炉心30、および/または他の任意の構成要素の目視検査は、この時間中、ブリッジまたは他の装填装置から炉上で操作されるビデオまたはカメラ装置によって達成され得る。
【発明の概要】
【0005】
例示的な実施形態は、原子炉内での検査またはツーリングに使用可能なデバイスを含み、正確な位置決めおよび他の原子炉内部または燃料補給活動との非干渉を伴う。蒸気ダムまたは他の原子炉構成要素上の周辺アセンブリとして使用可能なベース検査アセンブリは、原子炉内の様々な構造にクランプすることができ、ハンドリングロッド、ローカルモータ、または他の駆動装置を用いて、炉の周囲に移動可能である。位置決めアセンブリは、ベース検査アセンブリによって支持され、マストに対して回転しかつ位置決めアセンブリを検査アセンブリおよび/またはマストに対して相対的に移動させるローラを含むことができる。ローラは、マストの側面と噛み合うまたはマストの側面を把持して、動作中に滑りまたは分離を最小限にして回転しながら、マストの側面に沿って移動することができる。ローラは、モータなどを用いて局所的に動力を供給されてもよく、または1つまたは複数のローラを回転させる伝達装置を介して外部から動力を供給されてもよい。ローラは、マストに対して選択的に付勢して、膨張したときに1つまたは複数のローラをマストに押す膨張器などを用いて、マストに対して係合および係合解除を達成することができる。ローラおよびマストは、ベース検査アセンブリに対してさらに回転可能である。例えば、ベース検査アセンブリに固定された太陽ギヤは、マストおよびローラが周回することができる外面を提供することができる。太陽ギヤが環状であるか、または開口部を含む場合、マストは、その中心を通って延び、太陽ギヤ、マスト、およびローラの軸上を回転することができる。ローカルモータまたは外部駆動装置は、この回転および/または周回に動力を供給することができる。カメラ、溶接ツール、洗浄噴霧器、レーザ、超音波テスタなどの任意の器具をマストおよび/または位置決めアセンブリに結合することができ、それよって選択的に移動および回転させることができる。
【0006】
例示的な実施形態は、添付の図面を詳細に説明することにより、より明らかになるであろう。添付の図面では、同様の要素は同様の符号によって示されているが、これらは単に例示として与えられており、それらが示す用語を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】従来の原子力容器の炉心シュラウドの図である。
図2】蒸気ダムに取り付けられた例示的な実施形態の検査アセンブリの図である。
図3図2の例示的な実施形態の検査アセンブリの別の図である。
図4図2の例示的な実施形態の検査アセンブリのプロファイル図である。
図5】別の例示的な実施形態の検査アセンブリの移動のための選択的なギヤリングの詳細図である。
図6A】例示的な実施形態の検査アセンブリで使用可能な代替のユーティリティ端部の詳細図である。
図6B】例示的な実施形態の検査アセンブリで使用可能な代替のユーティリティ端部の詳細図である。
図6C】例示的な実施形態の検査アセンブリで使用可能な代替のユーティリティ端部の詳細図である。
図7】例示的な実施形態の検査アセンブリと組み合わせた例示的な実施形態の垂直操縦アセンブリを示す図である。
図8図7の例示的な実施形態の垂直操縦アセンブリの選択的な内部図である。
図9図8の例示的な実施形態の垂直操縦アセンブリの軸方向の断面図である。
図10図7の別の例示的な実施形態の垂直操縦アセンブリの選択的な内部図である。
図11】原子炉蒸気ダム上に異なる構成を示すいくつかの例示的な実施形態の操縦および検査アセンブリを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
これは特許文献であるため、読む際には、一般的な広範な構築規則を適用する必要がある。この文書に記載され、示されているすべては、添付の特許請求の範囲内に入る主題の一例である。本明細書に開示した特定の構造的および機能的詳細は、実施例をどのように作製し使用するかを説明するためのものに過ぎない。本明細書に具体的に開示されていないいくつかの異なる実施形態および方法は、特許請求の範囲に含まれる。したがって、特許請求の範囲は、多くの代替形態で具体化されてもよく、本明細書に記載された実施例のみに限定されると解釈するべきではない。
【0009】
「第1の」、「第2の」などの順序を示す用語が、様々な要素を説明するために本明細書で使用され得るが、これらの要素は、これらの用語によって順序を限定されるべきではないことが理解されよう。これらの用語は、ある要素を別の要素と区別するためだけに使用される。「第2の」以上の序数がある場合、必ずしも差異や他の関係がなくても、単に複数の要素が存在していなければならない。例えば、例示的な実施形態または方法の範囲から逸脱することなく、第1の要素を第2の要素と呼ぶことができ、同様に、第2の要素を第1の要素と呼ぶことができる。本明細書で使用する場合、「および/または」という用語は、関連する列挙された項目の1つまたは複数のすべての組み合わせを含む。「等(etc.)」の使用は「等(et cetera)」として定義され、前の項目の同じグループに属する他のすべての要素を任意の「および/または」の組み合わせに含めることを示す。
【0010】
ある要素が別の要素に「接続される」、「結合される」、「嵌合される」、「取り付けられる」、または「固定される」等と言及されている場合、それは他の要素に直接接続されてもよいし、介在する要素が存在してもよいことが理解されよう。一方で、ある要素が別の要素に対して「直接接続される」、「直接結合される」等と言及される場合には、介在する要素は存在しなくてもよい。要素間の関係を記述するために使用される他の単語も同様なやり方(例えば、「間に」に対して「直接間に」、「隣接する」に対して「直接隣接する」など)で解釈するべきである。同様に、「通信可能に接続される」などの用語は、無線で接続されているか否かにかかわらず、仲介デバイス、ネットワークなどを含む2つの電子デバイス間の情報交換およびルーティングのすべての変形を含む。
【0011】
本明細書で使用する場合、単数形(「a」、「an」および「the」)は、そうでないことを明記しない限り、単数形および複数形の両方を含むことが意図される。「a」や「an」のような不定冠詞は、事前に導入されたものとそうでないものの両方の変更された用語を導入または参照し、一方、「the」のような定冠詞は、事前に導入されたのと同じ用語を参照する。「備える」、「備えている」、「含む」、および/または「含んでいる」という用語は、本明細書で使用される場合、記載した特徴、特性、ステップ、動作、要素、および/または構成要素が存在することを明示するが、1つまたは複数の他の特徴、特性、ステップ、動作、要素、構成要素、および/またはこれらのグループが存在することまたは追加することを除外しないことがさらに理解されよう。
【0012】
以下に説明する構造および動作は、図面に記載および/または注記された順序から外れることがある。例えば、連続して示される2つの動作および/または図面は、関係する機能/動作に応じて、実際には同時に実行されてもよいし、逆の順序で実行されてもよい。同様に、以下に説明する例示的な方法の個々の動作は、繰り返して、個別に、または逐次的に実行されてもよく、以下に説明する単一の動作以外のループまたは他の一連の動作を提供することができる。以下に説明される特徴および機能を有する任意の実施形態および方法は、任意の実行可能な組み合わせで、例示的な実施形態の範囲内に含まれることが想定されるべきである。
【0013】
本発明者は、燃料補給ブリッジ、トロリ、クレーン、周辺プラットフォーム等の炉心より数フィート上の燃料補給装置から、そのような燃料補給装置によって支持されるカメラまたは他のビデオキャプチャ装置を使用して原子炉の炉心を目視検査した結果、質の悪い検査になることを新たに認識した。例えば、トロリの移動や操作装置からの振動によって、(またはブリッジ上の人の足取りによってさえ)、トロリによって支持されているカメラを、数十フィート下の炉心にまで延ばすことができるが、そのような振動によって画質と検証可能な位置を失う可能性がある。燃料補給装置の移動および距離により、検査対象物に関する任意のカメラまたは他の検査デバイス(超音波テスタなど)の位置を確認することがさらに困難になる。したがって、停止中に原子炉から数フィート上の燃料補給装置および原子炉プラットフォームから実施される検査では、通常、いくつかの異なる位置確認機構および人員による移動または振動の回避が必要であり、十分な検査が繰り返されなければならない。
【0014】
本発明者は、原子炉発電所における検査およびツール使用活動が、上記のように実施され、燃料補給ブリッジや原子炉周辺などのターゲットから半径方向にオフセットされた場合、ターゲットがオペレータの直接の下方にないため、有効なツールの使用を妨げることをまた新たに認識した。このような状況では、オペレータは、ビジュアルを複雑にし、決定が困難なターゲットおよびターゲットに対するユーザの正確な半径方向または垂直方向の位置決めをするツールを用いて、ゆがんだ作業軌道を傾けおよび/またはそれを採用する必要があるかもしれない。以下に記載される例示的な実施形態は、例示的な実施形態によって可能にされた固有の解決策を用いて本発明者によって認識されたこれらおよび他の問題に対処する。
【0015】
本発明は、原子炉および同様の環境で使用可能な操縦デバイスである。本発明とは対照的に、以下に説明するいくつかの例は、本発明としておよび/または本発明に関連して使用することができる様々な異なる構成の一部を示している。Kelemenと共有する2017年5月18日に公開された米国特許第2017/0140844号明細書は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0016】
図2および図3は、原子炉で使用可能な例示的な実施形態の検査アセンブリ100の図である。図2に示すように、アセンブリ100は、図1のシュラウド10のような炉心シュラウドの頂部の蒸気ダム15と関連して使用可能である。アセンブリ100は、蒸気ダム15なしで図3に再び示されており、アセンブリ100が蒸気ダム15(図2)上で可能な移動方向が示されている。例示的な実施形態のアセンブリ100は、蒸気ダム15に取り外し可能に接合し、蒸気ダム15から装置および炉の構成要素を検査するために、蒸気ダム15の周りを動くことができる。例えば、アセンブリ100は、アセンブリ100を蒸気ダム15のエッジまたはフランジ上に垂直に着座させ、上部ローラ150が回転している間に蒸気ダム15に沿って周方向(図3の方向215)に移動することを可能にする1つまたは複数の上部ローラ150を含むことができる。
【0017】
蒸気ダム15は相対的に固定され、原子炉の炉心内の構造に近いので、例示的な実施形態のアセンブリ100は、蒸気ダム15を転動させる上部ローラ150によって、そのような構造からの検証可能で一定の垂直位置に好適に位置決めされ得、蒸気ダム15に沿って他の所望の位置に角度的に移動可能である。上部ローラ150は、自由にまたは選択的に回転可能であり、さらに、周方向(図3の方向215)における所望の移動または静的位置決めを容易にするために、ローカルモータまたは機械的駆動装置によって駆動され得る。
【0018】
例示的な実施形態のアセンブリは、蒸気ダム15のエッジまたはフランジに取り外し可能に接合して、アセンブリ100を所望の半径方向位置に固定する構造をさらに含むことができる。例えば、クランプローラの1つまたは複数の対が、蒸気ダム15のフランジに接合してもよく、ガセット、ラグ、耐震ピン、および他の構造を含む障害物16がそこから突出する。図4に示すように、対になった内部クランプローラ161と外部クランプローラ162は、蒸気ダム15の対向する垂直側面に係合することができる。対になった内部ローラ161および外部ローラ162は、アセンブリ100が蒸気ダム15のエッジまたはフランジに半径方向に着座し、ローラ161および162の回転によって蒸気ダム15に沿って周方向(図3の方向215)に移動することを可能にする。この係合は、蒸気ダム15上を転動する内部クランプローラ161と外部クランプローラ162を介して、構造からの検証可能で一定の半径方向位置(図3では方向290が半径方向)でのアセンブリ100の位置決めをさらに容易にすることができる。ローラ161および162は、自由にまたは選択的に回転可能であり、さらに、周方向(図3の方向215)における所望の移動または静的位置決めを容易にするために、ローカルモータまたは機械的駆動装置によって駆動され得る。ローラ161および162を回転させるために使用可能な機械的な駆動装置の例は、図4に関連してさらに後述される。
【0019】
例示的な実施形態の検査アセンブリ100は、潜在的に他の方向に移動可能であるが、蒸気ダム15に取り付けられている間は半径方向(図3の方向290)に静止したままであり得る。このようにして、例示的なアセンブリ100は、蒸気ダム15を用いて連続的に位置決めされ得、例示的な実施形態のアセンブリ100を有する任意の構造の検査は、蒸気ダム15との既知の関係で確認され得る。内部クランプローラ161および外部クランプローラ162は、蒸気ダム15の両側に強制的に着座して、アセンブリ100を半径方向(図3の方向290)に固定することができる。例えば、図2に示すように、外部ローラ162は、ピボット点165を中心に外部ローラ162を方向210(図3)に移動させるためにピボット点165を中心に揺動する回転可能な付勢アーム110に接続され得る。内部ローラ161は、外部ローラ162が内部ローラ161を有する蒸気ダム15にトルクを与える、またはクランプすることができるように、ピボット点165の軸に近いかまたは直接に接してもよい。このような間隔は、ピボット点165の内部ローラ161と外部ローラ162との間にトルクアームを作り出し、アセンブリ100の半径方向の移動ならびにアセンブリ100の方向210(図3)への回転の両方を防止することができる。勿論、スプリングベースのローラクランプ、または弾性もしくは機械的クランプおよびアタッチメントを含む他の接合構造が、例示的なアセンブリ100を蒸気ダム15と選択的に嵌合させることができる。
【0020】
例示的な実施形態のアセンブリ100を蒸気ダム15に接合する任意の構造は、障害物16を回避するために選択的に係合解除されるか、または角度方向(図3の方向215)に蒸気ダム15に沿って移動を妨害し得る他の構造を考慮することがある。このような係合解除は、蒸気ダム15への例示的なアセンブリ100の他の方法での確実な取り付けを妨げ得ない。例えば、外部クランプローラ162は、アセンブリ100が蒸気ダム15から分離することなく、蒸気ダム15に沿って周方向に移動し続けることができるように、蒸気ダム15の上部フランジから突き出ているガセットのような障害物16に遭遇したときに選択的に係合解除されるかまたは移動可能であり得る。このような移動は、ばね抵抗式に押し出すアーム110および外部ローラ162によって蒸気ダム15に対してクランプすることによって許容され得るか、または選択的な係合解除が、図2に示されるように空気圧シリンダ112で付勢アーム110を回転させることによって達成され得る。
【0021】
例えば、空気圧シリンダ112は、アセンブリ100へ進む空気圧ライン(図示せず)から、または遠隔制御されたアクチュエータからの作動によって付勢アーム110を方向210(図3)に回転させることができる。このような空気圧シリンダ112の作動は、方向212(図3)に伸縮を生じさせ、外部クランプローラ162を方向210(図3)に選択的に蒸気ダム15に対してまたは蒸気ダム15から離れる方向に回転させることができる。空気圧シリンダ112の収縮の場合、外部ローラ162は、蒸気ダム15およびその上の障害物16から離れて回転されてもよい。このような移動により、例示的なアセンブリ100が蒸気ダム15に沿って角度方向215(図3)に移動しているときに、外部ローラ162が障害物16の上を通過することが可能になる。空気圧シリンダ112の伸長の場合、外部ローラ162は、蒸気ダム15に向かって回転され、上述のようにアセンブリ100を可動に固定することができる。
【0022】
例示的な実施形態の検査アセンブリ100は、図2および図3に示すように、ローラ161および162ならびに空気圧シリンダ112が単一の剛性フレーム155に接合された一対のアーム110を含むことができる。1つのアーム110がクランプされたままである限り、蒸気ダム15に対して付勢されたローラ161および162と共に、共有フレーム155に接続する複数の付勢アーム110を使用することによって、1つまたは複数の任意の他の付勢アーム110を選択的に係合解除して、アセンブリ100を蒸気ダム15で半径方向(図3の方向290)に固定したまま、ローラを再配置することおよび障害物を潜在的に回避することが可能である。すなわち、ローラ162は、他の固定されたローラのために、方向290または210(図3)のフレーム155の誤った移動の可能性なしに、蒸気ダムの障害物16または他の物体を個々にまたぐことができる。このようにして、オペレータは、例えば、蒸気ダム15に付勢および固定された少なくとも1つのクランプローラ対161/162を維持し、したがって、全体的にフレーム155を維持し、例示的な実施形態のアセンブリ100が蒸気ダム15と結合されたまま、空気ラインまたは無線アクチュエータを介して関連するシリンダ112を個々に収縮させることなどにより、ガセットのような障害物16に接近または当接するローラのみを選択的に係合解除することができる。
【0023】
ローラ対161および162の位置決めおよびクランプを制御するために、図2および図3の例では、選択的に制御可能な空気圧シリンダ112を備えた一対の付勢アーム110が示されているが、トラックおよびギヤなどの他の選択的に可動な構造、磁石、ボールクランプ、ばね付勢ローラなどは、選択的な個々の係合解除により障害物を回避しながら、例示的なアセンブリ100の半径方向215(図3)への移動と、蒸気ダム15に関する一定の半径方向の位置および向きの維持との両方に等しく使用され得ることが理解される。
【0024】
図3に示すように、例示的な実施形態の検査アセンブリ100は、ユーティリティ端部191を有する検査アーム190に接続することができるフレーム155に接続するハンドリングロッド180を含む。検査アーム190は、フレーム155に対して移動可能であってもよい。例えば、検査アームは、戻り止めフレーム159と摺動可能に係合することによって、半径方向290に伸縮可能であってもよい。検査アーム190は、例えば、カメラまたは超音波テスタを含む検査デバイスなどのツールに固定するように成形されたユーティリティ端部191を含むことができる。ユーティリティ端部191は、カメラまたは他のツールの一致する正方形の端部を固定するための開いた正方形の顎部として図3に示されているが、図6Bおよび図6Cおよび図7の例のような、他の形状または可動クランプ構造をユーティリティ端部191に使用することができる。検査アーム190の各端部にあるような複数のユーティリティ端部191を使用して、アセンブリ100の両側の蒸気ダムまたは他の取り付け構造体の内部および外部の両方の動作を実行することができる。
【0025】
検査アーム190および/またはユーティリティ端部191は、方向291の垂直方向、方向291の軸周りに垂直方向、または方向280のロッド180を中心とした角度方向に、アセンブリ100の残りの部分に関して単独で/別々に、またはそれと組み合わせて、任意の寸法でさらに移動可能である。このようにして、検査デバイスまたは他のツールをユーティリティ端部191に係合させ、検査アーム190および/またはユーティリティ端部191の移動によって所望の半径方向位置および垂直位置に移動させることができ、一方で、例示的な実施形態のアセンブリ100は、さもなければ、蒸気ダムまたは他の構造体上の固定された半径方向および垂直方向の位置にとどまる。例えば、ユーティリティ端部191に取り付けられた器具は、これらの障害物がこの器具または器具が取り付けられている任意のマストの近くに遭遇するので、蒸気ダム15の外部の蒸気セパレータの押えラグのような障害物の周りで、検査アーム190の半径方向および/または角度方向の移動によって操縦され得る。
【0026】
ハンドリングロッド180は、例示的な実施形態の検査アセンブリ100の1つまたは複数の異なる構成要素を動作および/または移動させることができる。図3に示すように、ハンドリングロッド180は、検査アーム190のギヤトラック198と一致する選択ギヤ185を含むことができる。ハンドリングロッド180が方向280に回転すると、検査アーム190が戻り止めフレーム159内を摺動するときに、選択ギヤ185がギヤトラック198と噛み合い、検査アーム190を方向290に駆動することにより、検査アーム190を方向290に半径方向に伸長または収縮させることができる。図2に示すように、検査アーム190は、その長さに沿って、戻り止めフレーム159を貫通する1つまたは複数の窪み195を含むことができ、検査アーム190は、窪み195の1つに一致し、検査アーム190のさらなる自由な伸長または収縮に抵抗するばねまたは他の付勢要素を含むことができる。このようにして、検査アーム190を、窪み195の間隔および戻り止めフレーム159によって与えられたさらなる移動に対する抵抗に基づいて、既知のまたは所望の間隔で伸長することができる。
【0027】
図3にさらに示されるように、ハンドリングロッド180の下部選択ギヤ185は、アセンブリ100のフレーム155内の周方向駆動ギヤ186と嵌合するようにさらに位置決めされ得る。ハンドリングロッド180は、方向280に回転することによって周方向駆動ギヤ186をさらに回転させることができる。ハンドリングロッド180は、検査アーム190と駆動ギヤ186との間を横方向または縦方向に動くことによって検査アーム190と駆動ギヤ186とを区別することができ、ギヤトラック198の1つまたはギヤ186の歯のみを下部選択ギヤ185といつでも接触させることができる。勿論、より近接した選択ギヤ185は、検査アーム190、ギヤ186、および/または任意の他の構造を同時に駆動してもよい。
【0028】
図4は、例示的な実施形態の検査アセンブリ100のプロファイルの詳細図であり、ハンドリングロッド180で駆動可能ないくつかの潜在的な構造を示している。図4に示すように、ハンドリングロッド180の選択ギヤ185は、ギヤトラック198および駆動ギヤ186から垂直に分離され得、すなわち、選択ギヤ185は、垂直方向の変位に応じて、駆動ギヤ186およびギヤトラック198のうちの1つのみと係合することができる。ばね181は、デフォルトで駆動ギヤ186と係合するように選択ギヤ185を下向きに付勢することができ、上向きの力がロッド180のオペレータによって与えられて上方に移動し、ギヤトラック198と係合する必要がある。ポール180の下側ステムは、フレーム155によって捕捉されて、図4の垂直矢印に一致して示される駆動ギヤ186とギヤトラック198との間の下部選択ギヤ185の制限された垂直移動を可能にすることができる。
【0029】
周方向駆動ギヤ186は、図2に関連して上述したように、1つまたは複数の内部クランプローラ161(図2)に動力を供給することができる。例えば、図4に示すように、駆動ギヤ186は、駆動ギヤ186とピボット点165との間の1つまたは複数の伝達装置187に接続することができる。伝達装置187は、ギヤ186およびピボット点165と共に回転して内部ローラ161を回転させるギヤボックスまたはチェーンまたはバンドのような、ピボット点165を介して駆動ギヤ186とローラ161(図2)との間で回転を伝達する拡張部であってもよい。このようにして、ハンドリングポール180が駆動ギヤ186と係合し、方向280(図3)に回転すると、その力は、伝達装置187を介して蒸気ダム15に対して付勢された1つまたは複数の内部ローラ161に伝達され得る。このようにして、例示的な実施形態の検査アセンブリを、ハンドリングポール180の回転によって周方向215(図3)に移動させることができる。ハンドリングロッド180がばね181に対して持ち上げられて、下部選択ギヤ185がギヤトラック198と嵌合すると、同様にハンドリングロッド180の回転が、代わりに検査アーム190を動かすことができる。
【0030】
ハンドリングロッド180は、蒸気ダム15のかなり上の人間のオペレータに対して、垂直に数フィート、潜在的には開放されかつ浸水された炉の外側まで延びることができる。ハンドリングロッド180は、ばね181によって囲まれたUジョイントまたは可撓性部分を含み、選択ギヤ185に回転を依然として伝達しながら、何らかの非垂直または軸外の位置決めを可能にすることができる。ハンドリングロッド180は、ロッド180またはアセンブリ100全体の任意の重量を相殺するための空隙またはフロートをさらに含み、その結果、原子炉冷却剤に浸漬されたときにそのようなフロートまたはキャビティから張力を受けてロッド180をより良好に垂直に位置決めすることができる。ギヤ186および/または検査アーム190に関連して、ハンドリングロッド180の正確な位置および/または回転数を追跡および/または表示するために、走行距離計、回転計数器、電気センサなどがポール180に関連して使用可能である。このようにして、ユーザは、例示的なアセンブリ100の周方向の移動の程度および/または検査アーム190の半径方向の伸縮の程度を正確に追跡することができる。
【0031】
例示的な実施形態の検査アセンブリ100は、周方向に駆動するローラおよび検査アームを含むアセンブリ100の様々な特徴を駆動するハンドリングロッド180と共に示されているが、任意の数の異なる動力供給装置および動力供給される構成要素がアセンブリ100において使用可能であることが理解される。例えば、ハンドリングロッド180は、自動的に回転するように動力供給され、上から操作するオペレータによって所望の構成要素と相互作用するように上昇/下降することができるか、または、ハンドリングロッド180は、例示的な実施形態において、他のローラ、アーム、およびユーティリティ端部の移動を駆動することができる。あるいは、例えば、1つまたは複数の遠隔操作されるモータが、ローラ150、161、162、検査アーム190、および付勢アーム110のいずれかまたはすべての移動および付勢を制御することができる。このようにして、遠隔のユーザは、方向215のアセンブリの移動、ローラ161および162の作動および解除、および/または検査アーム190の半径方向または垂直方向の移動を依然として制御することができる。このようなモータは、同様に、アセンブリ100の任意の制御された要素における移動または力の程度を測定および報告するセンサと対にされてもよい。このようなセンサおよび制御装置は、ユーティリティ端部191と対になっているカメラまたは超音波テスタのような任意の検査デバイスにさらに動力を供給し、制御することができる。
【0032】
図7は、例示的な実施形態の垂直操縦アセンブリ300と共に使用される、別の例示的な実施形態の検査アセンブリ200の図である。検査アセンブリ200は、図5がハンドリングロッド180で駆動可能な異なる構造を使用し得ることを除いて、例示的な実施形態の検査アセンブリ100(図2)と実質的に同様であり得る。図5に示すように、ハンドリングロッド180の選択ギヤ185は、周方向の駆動ギヤ186と、トラックギヤ198と、垂直駆動ギヤ298との間で垂直方向に移動し、垂直方向の変位に応じて一度に1つだけ係合することができる。ばね181(図4)は依然として選択ギヤ185を下方に付勢することができる。さらに、付勢された戻り止め251が、ハンドリングロッド180の選択ギヤ185を駆動ギヤ186、トラックギヤ198、または垂直駆動ギヤ298の特定の垂直位置に保持するために、ハンドリングロッド180の戻り止め溝252に着座することができる。このようにして、例示的な実施形態のアセンブリ100の選択された方向の動作および移動のための噛み合った位置で、垂直方向の力に打ち勝つまで選択ギヤ185をロックまたは保持することができる。
【0033】
図5に示すように、駆動ギヤ186は、シャフト287によってクランプローラ161に接続することができ、これにより、ロッド180上の選択ギヤ185による駆動ギヤ186の回転が、クランプローラ161の回転によって蒸気ダムまたは他の構造体に沿って周方向移動215を引き起こす。さらに、トラックに着座する代わりに、選択ギヤ185は、トラックギヤ198を介して検査アーム190を伸縮させることができる。選択ギヤ185は、垂直駆動ギヤ298を介してアセンブリ200を垂直方向に移動させることもできる。トラックギヤ198および駆動ギヤ298は、フレーム155を介してアーム190上のトラックおよび/またはマストもしくは接続ロッドの垂直面に接続することができる。したがって、これらのギヤの回転は、どのギヤ198/298が係合されているかに応じて、アーム190の半径方向の移動またはアセンブリ200の垂直方向の移動に変換される。このようにして、ロッド180を慎重に垂直に位置決めすることにより、ロッド180を所望の垂直レベルで回転させることによって達成される例示的な実施形態の検査アセンブリ200における3つの異なるタイプの運動の中から選択することができる。勿論、ギヤ186,198,298のいずれかまたはすべての電動化も可能であり、ロッド180がエネルギーを供給することなくこの運動を駆動することができる。
【0034】
図6A図6B、および図6Cは、例示的な実施形態のアセンブリ100または200で使用可能な図2および図3に示すユーティリティ端部191の変形例を示す図である。例えば、図6Aに示すように、圧縮可能なクランプ192は、圧縮可能なクランプ192の顎部を半径方向に伸縮させて、圧縮可能なクランプ192を締め付けたり緩めたりすることができる、シリンダ295からの拘束力の下で2つの可動顎部を含むことができる。あるいは、例えば、クランプ192の一方の顎部は、アーム190の伸縮がクランプ192を緩めたり締め付けたりするように、アセンブリ100のフレームまたはベースに取り付けられたシリンダ295で静止していてもよい。図6Bは、シリンダ295から力を受けて丸形ツールと角型ツールの両方を把持するためにわずかに丸みを帯びた角を有する四辺形開口部を形成するアイレットクランプ193を有する類似の構成を示している。図6Cは、締め付けられたときに異なるアイレットに複数の別個の構成要素を保持することができる複数のアイレットクランプ194を示している。
【0035】
図7は、検査アーム190上の、または検査アーム190に取り付けられた垂直操縦アセンブリ300を備えたユーティリティ端部191の別の変形例の図である。アセンブリ300は、ユーティリティ端部191とインタフェース接続することなどによって、検査アーム190によって垂直に支持され得るが、アセンブリ300は、依然として、アーム190に対して回転可能かつ移動可能であり得る。図7に示すように、アセンブリ300は、検査カメラ400などの検査デバイスに接続された垂直マスト301を保持することができる。勿論、超音波テスタ、溶接ツール、炉の構成要素などは、同様に、垂直操縦アセンブリ300に接合されてもよい。マスト301は、操縦アセンブリ300によって、方向291に垂直に移動可能であってもよく、潜在的に方向381に回転可能であってもよい。あるいは、図7に示すように、カメラ400は、パンおよびチルト制御だけでなく、方向381の回転のためにマスト301への旋回ヒンジにさらに取り付けられてもよい。
【0036】
図8は、図7に示された任意の周囲のハウジングまたはガードの内部の垂直操縦アセンブリ300の詳細図である。図8に見られるように、垂直操縦アセンブリ300は、マスト301を把持し垂直に操縦するいくつかのローラ310を含む。ローラ310は、耐摩耗性ウレタンなど、マスト301への力伝達を促進するために、弾力性、圧縮性、および/またはより高い摩擦性があってもよい。例えば、ローラ310は、マスト301上のグリップを増加させるために粗面または粘着面を有してもよく、ローラ310は、圧縮下でまたは非圧縮時に自然な静的形状として、マスト301に一致しかつ部分的にマスト301を取り囲む、掬い上げられたまたは成形された転動面のような他の形状を有してもよい。ローラ310は、図8に示すように、3つの垂直に分離されたバンクのうちの2つ以上のような様々な垂直高さで繰り返されてもよい。
【0037】
3つのローラ310は、マスト301の外周の周りに、例えば等しい120度の間隔で異なる位置にある。図9に示すように、ローラ310は、マスト301の四角形のエッジおよび円形の表面をより良好に捕捉するために、他のローラ310から1つの90度と2つの135度の間隔のような他の角度間隔で離間していてもよい。または、同様に、図10に示すように、関連する部分に示されている、別の例示的な実施形態の垂直操縦アセンブリ300’における4つのローラ410は、圧縮シリンダ421によって制御された係合および解放と共に90度の間隔で位置決めすることができる。図示されているように、任意の角度構成の任意の数およびセットのローラが、例示的な実施形態のアセンブリ300で使用可能である。
【0038】
1つまたは複数の圧縮シリンダ321は、ローラ310を内側に付勢して、マスト301に強制的に着座させることができる。圧縮シリンダ321は、垂直に隣接するローラ310の軸に、またはオフセット位置でアセンブリ300の他の構造体に接続することができる。このように、圧縮シリンダ312の伸長は、追加の圧縮のためにマスト301に向けてローラ310にトルクを与えるかまたはローラ310を回転させる。同様に、圧縮シリンダ312の収縮は、ローラ310をマスト301から解放して、アセンブリ300からのマスト301の自由な移動および除去を可能にすることができる。圧縮シリンダ321は、遠隔操作されるか、またはモータによって局所的に膨張および圧縮されるか、リリースまたはセットラッチを操作することによって手動で緊張される空気圧伸縮シリンダであってもよい。勿論、ターンバックル、ばね、および他の膨張器を含む他のアクチュエータまたはテンショナを圧縮シリンダ321に使用して所望の方向にローラ310を付勢することができる。
【0039】
垂直駆動モータ322は、垂直駆動伝達装置316を介して1つまたは複数のローラ310に動力または回転力を提供することができる。例えば、垂直駆動モータ322は、垂直駆動伝達装置316に噛み合ったときに回転するギヤを含み、これによりウォームギヤ317を介してローラ310を回転させることができる。伝達装置316は、図8に示す上下のローラ310のような複数のローラに接続し、それらを適切なギヤリングと一致して動かすことができる。例えば、図9に示すように、伝達装置316は、複数のウォームギヤ317を介して複数のローラ310に動力を供給することができる。したがって、回転により、ローラ310は、アセンブリ300を介してマスト301を方向291(図7)で上下に垂直に移動させて、蒸気ダムのような炉の構成要素に対してカメラ400などのツールまたはデバイスを所望の垂直方向に変位させることができる。マスト301は、マスト301が図9に示すような円形の断面を有するケーブルまたはロープである場合など、任意の断面または周囲形状を有することができる。ローラ310の回転は、そのようなロープまたはケーブルをマスト301として方向291(図7)に垂直に引き込むかまたは引き出すように作用することができる。マスト301が静止している場合、アセンブリ300は、ローラ310の回転によってマスト301上で垂直に移動することができる。垂直駆動モータ322は、遠隔操作されてもよいし、局所的に制御されてもよい。勿論、任意の他のアクチュエータまたはアセンブリ200自体からの接続を用いてローラ310を回転させ、マスト301を所望の方向に垂直に位置決めすることができる。
【0040】
図7に示すように、例示的な実施形態の垂直操縦アセンブリ300は、方向381に角度的かつ選択的に移動可能であってもよい。例えば、遊星モータ320は、静止した太陽ギヤ315(図8)に取り付けられ、太陽ギヤ315が固定され得る検査アーム190とは独立して、ローラ310、ローラ310に固定されたマスト301、圧縮シリンダ321、垂直駆動モータ322、伝達装置316、およびウォームギヤ317を回転させることができる。太陽ギヤ315は、マスト301が通過することができる空の中心部分を有する環状であってもよい。遊星モータ320は、遊星ギヤ、ウォームギヤ、または遊星ギヤがモータ320からの力で回転するときに、太陽ギヤ315と噛み合ってアセンブリ300およびマスト301の選択された要素を回転させる他の構造を含むことができる。遊星モータ320は、遠隔操作されるか、または局所的に制御されてもよく、他のアクチュエータまたは接続部を用いて太陽ギヤ315上で回転し、マスト301を所望の位置に角度的に位置決めすることができる。
【0041】
図7に示すように、例示的な実施形態の垂直操縦アセンブリ300は、検査アーム190上に取り付けられ、検査アーム190によって支持され得るが、アセンブリ300は、検査アーム190とは独立して垂直方向に移動してマスト301を方向291および381に回転させることができる。例えば、太陽ギヤ315のみが検査アーム190にしっかりと固定され得、残りの垂直移動アセンブリ300は回転可能であり、マスト301は検査アーム190に対してさらに垂直方向に移動可能である。モータ320および322(図8)は、マスト301および/またはローラ310を互いにおよび検査アーム190から独立して動かすことができる。
【0042】
図11は、異なる構成の垂直操縦アセンブリ300と共に使用される蒸気ダム15上のいくつかの異なる例示的な実施形態の検査アセンブリ100の図である。例示的な実施形態の検査アセンブリ100Aは、図6Cからのダブルアイレットクランプ194を有する両頭の検査アーム190Aを有するが、ハンドリングポール180Aで選択的に作動される図2図4のアセンブリ100と同様であり得る。器具またはツール400Aは、蒸気ダム15の外部に延在するクランプのアイレットの1つにクランプされる。例示的な実施形態の検査アセンブリ100Bは、選択的な移動のためのハンドリングポール180を備えずに、局所的に電動化され得る。剛性の垂直マスト301Bはアセンブリ100Bから直接延び、そこに例示的な実施形態の垂直操縦アセンブリ300Bが豆植物の茎のような形で乗っている。マスト301B上でそれ自体を動かすことによって、アセンブリ300Bはまた、そこから垂直方向に延びるツールまたは器具400Bを垂直に移動させる。例示的な実施形態の検査アセンブリ100Cおよび垂直操縦アセンブリ300Cは、図7図8の例示的な実施形態の垂直操縦アセンブリ300に類似してもよく、アセンブリ100Cは、ハンドリングポール180Cによって駆動される。マスト301Bは、アセンブリ100Cのアームによって支持された例示的な実施形態の垂直操縦アセンブリ300Cに吊り下げられている。例示的な実施形態の検査アセンブリ100Dは、蒸気ダム15の外側に延在する例示的な実施形態の垂直操縦アセンブリ300Dと、ツール400Dを支持するために上方に延びるマスト301Dとを対向して設けている。例示的な実施形態の検査アセンブリ100Eは、ハンドリングポール180なしで電動化され、アーム内にマスト103Eを保持する。例示的な実施形態の垂直操縦アセンブリ300Eは、マスト301Eに取り付けられ、マスト301Eを、器具400Eを支持するアームと横断する。例示的な実施形態の検査アセンブリ100Fは、同様に電動化され、ハンドリングポールまたは検査アームはないが、アセンブリ100Fのフレームまたは本体から直接延びる中央マスト301Fがある。2つの例示的な実施形態の垂直操縦アセンブリ300Fおよび300F’が使用され、300Fはマスト301F上にあり、300F’は300Fからのアーム上に支持される。例示的な実施形態の垂直操縦アセンブリ300F’は、カメラ400Fをカメラ400Fの端部に固定された別個のロープまたはケーブルマスト上に支持し、アセンブリ300Dは、マストを垂直に駆動することによってカメラ400Fのピッチを調整する。別個のアセンブリ300Fは、アセンブリ300F’およびカメラ400Fの絶対的な垂直方向の位置決めならびにマスト301Fの周りのアセンブリ300F’およびカメラ400Fの回転角度を制御する。
【0043】
例示的な実施形態の検査アセンブリ100および200ならびに垂直操縦アセンブリ300は、原子炉冷却剤に浸漬された原子炉環境で動作するように構成される。このように、アセンブリ100,200,300は、原子炉および放射性環境においてそれらの物理的特性を維持する材料で全体に製造され得る。例えば、眼鏡、HDPEのような硬質プラスチック、インコネルのようなニッケル合金、ステンレス鋼、および/またはジルコニウム合金は、すべて、アセンブリ100,200,300の様々な構成要素に対して、著しい劣化または汚染の危険性なしに使用され得る。同様に、例示的な実施形態のアセンブリ100,200,300は、機械的および空気圧的な特徴で図示されているが、電気的センサ、制御装置、またはモータには、浸漬された状態での動作と制御を可能にする適切な電気的有線または無線接続を備えた防水構造を施すことができる。
【0044】
このように説明された例示的な実施形態および方法は、当業者には理解されるように、例示的な実施形態は、以下の特許請求の範囲内にあるが、日常的な実験によって変更および置換することができる。例えば、本開示を通して、「垂直」という用語が使用されているが、地面に対して厳密な上下関係以外の異なる向きが、異なる向きの例示的な実施形態においてこの寸法に対して使用可能であることが理解される。または、例えば、炉心シュラウドの上の蒸気ダム以外の様々な異なる構造体、ならびに異なるサイズおよび構成の蒸気ダムが、例示的な実施形態の適切な寸法設定を介して単に例示的な実施形態および方法と互換性がありかつ使用可能であり、これは特許請求の範囲に含まれる。そのような変形例は、これらの特許請求の範囲から逸脱していると見なされるべきではない。
[実施態様1]
原子炉周辺アセンブリ(100)に使用される位置決めアセンブリ(300)であって、
前記周辺アセンブリ(100)によって支持され、前記周辺アセンブリ(100)に対して移動可能であるように構成された複数のローラ(310)と、
前記複数のローラ(310)の間に延在するマスト(301)であって、前記ローラ(310)の少なくとも2つが前記マスト(301)の互いに異なる側にそれぞれ位置決めされ、前記マスト(301)を固定し、前記ローラ(310)が回転するとき前記マスト(301)と前記ローラ(310)との間に相対運動を生じさせる、マスト(301)と、
前記ローラ(310)に動力を供給するように構成された動力伝達装置(316)と
を備える、位置決めアセンブリ(300)。
[実施態様2]
前記複数のローラ(310)が、前記マスト(301)の周りに均等に位置決めされた3つのローラ、前記マスト(301)の周りに1つの90度と2つの135度の間隔で位置決めされた3つのローラ(310)、および前記マスト(301)の周りに90度の間隔でそれぞれ位置決めされた4つのローラ(410)のうちの少なくとも1つを含む、実施態様1に記載のアセンブリ(300)。
[実施態様3]
前記複数のローラ(310)が、第1の位置の少なくとも3つのローラ(310)の第1のグループと、前記マスト(301)に沿って前記第1の位置から離れた第2の位置の少なくとも3つのローラ(310)の第2のグループとを含む、実施態様2に記載のアセンブリ(300)。
[実施態様4]
前記第1のグループのローラ(310)と前記第2のグループのローラ(310)との間に接合された膨張器であって、膨張させることによって前記第1のグループの前記ローラ(310)および前記第2のグループの前記ローラ(310)を前記マスト(301)に対して付勢するように構成される、膨張器
をさらに備える、実施態様3に記載のアセンブリ(300)。
[実施態様5]
前記ローラ(310)に前記動力を供給するように構成された前記動力伝達装置(316)に接続されたモータ(322)
をさらに備える、実施態様1に記載のアセンブリ(300)。
[実施態様6]
前記複数のローラ(310)が、第1の位置にある第1のグループのローラ(310)と、前記マスト(301)に沿って前記第1の位置から離れた第2の位置にある第2のグループのローラ(310)とを含み、
前記動力伝達装置(316)が、前記モータ(322)に連動して前記第1のグループのローラ(310)および前記第2のグループのローラ(310)に延びるシャフトを含み、
前記シャフトは、前記第1のグループの少なくとも2つのローラ(310)と前記第2のグループの少なくとも2つのローラ(310)に接続して動力を供給する、
実施態様5に記載のアセンブリ(300)。
[実施態様7]
前記マスト(301)が通過する太陽ギヤ(315)であって、前記太陽ギヤ(315)は前記周辺アセンブリ(100)に固定するように構成され、前記ローラ(310)および前記マスト(301)は前記太陽ギヤ(315)の外部に接続されて前記太陽ギヤ(315)を周回する、太陽ギヤ(315)
をさらに備える、実施態様1に記載のアセンブリ(300)。
[実施態様8]
前記太陽ギヤ(315)の周りの前記ローラ(310)およびマスト(301)の周回に動力を供給するために前記太陽ギヤ(315)の外部に接続されたモータ(320)
をさらに備える、実施態様7に記載のアセンブリ(300)。
[実施態様9]
前記マスト(301)が、丸い周囲を有するロープまたはケーブルと、四辺形の周囲を有する剛性のポールのうちの少なくとも1つであり、
前記マスト(301)に取り付けられた器具
をさらに備える、実施態様1に記載のアセンブリ(300)。
[実施態様10]
原子炉で使用するための周辺アセンブリ(100)であって、前記アセンブリ(100)は、
前記原子炉内の蒸気ダムの両側でクランプするように構成されたクランプ(192)であって、前記クランプ(192)は前記蒸気ダム上の前記アセンブリの周方向移動を可能にする、クランプ(192)と、
前記クランプ(192)によって支持された位置決めアセンブリ(300)と、
を備え、前記位置決めアセンブリ(300)は、
前記クランプ(192)に対して移動可能な複数のローラ(310)と、
前記複数のローラ(310)の間に延在するマスト(301)であって、前記ローラ(310)の少なくとも2つが前記マスト(301)の互いに異なる側にそれぞれ位置決めされ、前記マスト(301)を固定し、前記ローラ(310)が回転するとき前記マスト(301)と前記ローラ(310)との間に相対運動を生じさせる、マスト(301)と、
前記ローラ(310)に動力を供給するように構成された動力伝達装置(316)と
を備える、周辺アセンブリ(100)。
[実施態様11]
前記複数のローラ(310)が、前記マスト(301)の周りに均等に位置決めされた3つのローラ、前記マスト(301)の周りに1つの90度と2つの135度の間隔で位置決めされた3つのローラ(310)、および前記マスト(301)の周りに90度の間隔でそれぞれ位置決めされた4つのローラ(410)のうちの少なくとも1つを含む、実施態様10に記載のアセンブリ(100)。
[実施態様12]
前記複数のローラ(310)が、第1の位置の少なくとも3つのローラ(310)の第1のグループと、前記マスト(301)に沿って前記第1の位置から離れた第2の位置の少なくとも3つのローラ(310)の第2のグループとを含む、実施態様11に記載のアセンブリ(100)。
[実施態様13]
前記第1のグループのローラ(310)と前記第2のグループのローラ(310)との間に接合された膨張器であって、膨張させることによって前記第1のグループの前記ローラ(310)および前記第2のグループの前記ローラ(310)を前記マスト(301)に対して付勢するように構成される、膨張器
をさらに備える、実施態様12に記載のアセンブリ(100)。
[実施態様14]
前記ローラ(310)に前記動力を供給するように構成された前記動力伝達装置(316)に接続されたモータ(322)
をさらに備える、実施態様10に記載のアセンブリ(100)。
[実施態様15]
前記複数のローラ(310)が、第1の位置にある第1のグループのローラ(310)と、前記マスト(301)に沿って前記第1の位置から離れた第2の位置にある第2のグループのローラ(310)とを含み、
前記動力伝達装置(316)が、前記モータ(322)に連動して前記第1のグループのローラ(310)および前記第2のグループのローラ(310)に延びるシャフトを含み、
前記シャフトは、前記第1のグループの少なくとも2つのローラ(310)と前記第2のグループの少なくとも2つのローラ(310)に接続して動力を供給する、
実施態様14に記載のアセンブリ(100)。
[実施態様16]
前記マスト(301)が通過する太陽ギヤ(315)であって、前記太陽ギヤ(315)は前記周辺アセンブリ(100)に固定するように構成され、前記ローラ(310)および前記マスト(301)は前記太陽ギヤ(315)の外部に接続されて前記太陽ギヤ(315)を周回する、太陽ギヤ(315)
をさらに備える、実施態様10に記載のアセンブリ(100)。
[実施態様17]
前記太陽ギヤ(315)の周りの前記ローラ(310)およびマスト(301)の周回に動力を供給するために前記太陽ギヤ(315)の外部に接続されたモータ(320)
をさらに備える、実施態様16に記載のアセンブリ(100)。
[実施態様18]
前記マスト(301)が、丸い周囲を有するロープまたはケーブルと、四辺形の周囲を有する剛性のポールのうちの少なくとも1つであり、
前記マスト(301)によって支持され、前記位置決めアセンブリ(300)の移動によって前記クランプ(192)に対して移動可能な器具
をさらに備える、実施態様10に記載のアセンブリ(100)。
[実施態様19]
前記クランプ(192)および前記位置決めアセンブリ(300)の少なくとも一方から半径方向に伸長可能な検査アーム(190)と、
器具に固定するように構成された前記検査アーム(190)上のユーティリティ端部と
をさらに備える、実施態様10に記載のアセンブリ(100)。
[実施態様20]
前記クランプ(192)から垂直上方に延びる駆動ロッド(180)であって、前記駆動ロッド(180)は、前記クランプ(192)に接続して前記クランプ(192)を前記蒸気ダムの円周方向に移動させるか、前記クランプ(192)に接続して前記クランプ(192)を前記蒸気ダムに対して垂直方向に移動させるか、または、前記検査アーム(190)に接続して前記検査アーム(190)を半径方向に移動させ、前記駆動ロッド(180)は、前記クランプ(192)と前記検査アーム(190)の一方のみに接続して移動させるように垂直方向に移動可能である、駆動ロット
をさらに備える、実施態様19に記載のアセンブリ(100)。
【符号の説明】
【0045】
10 核炉心シュラウド
15 蒸気ダム、頂部
16 障害物
20 ダウンカマ環状領域、環状部
30 炉心
40 ジェットポンプアセンブリ
100 検査アセンブリ
100A 検査アセンブリ
100B 検査アセンブリ
100C 検査アセンブリ
100D 検査アセンブリ
100E 検査アセンブリ
100F 検査アセンブリ
103E マスト
110 付勢アーム
112 空気圧シリンダ
150 上部ローラ
155 共有フレーム、剛性フレーム
159 戻り止めフレーム
161 内部クランプローラ、クランプローラ対
162 外部クランプローラ
165 ピボット点
180 ハンドリングロッド、ハンドリングポール
181 ばね
185 下部選択ギヤ
186 周方向駆動ギヤ、ギヤボックス
187 伝達装置
190 検査アーム
191 ユーティリティ端部
192 クランプ
193 アイレットクランプ
194 ダブルアイレットクランプ
195 窪み
198 トラックギヤ、ギヤトラック
200 検査アセンブリ
210 方向
212 方向
215 半径方向、角度方向、周方向、周方向移動
251 戻り止め
252 戻り止め溝
280 方向
287 シャフト
290 半径方向
295 シリンダ
298 垂直駆動ギヤ
300 垂直操縦アセンブリ、垂直移動アセンブリ
300’ 垂直操縦アセンブリ
300B 垂直操縦アセンブリ
300C 垂直操縦アセンブリ
300D 垂直操縦アセンブリ
300E 垂直操縦アセンブリ
300F 垂直操縦アセンブリ
300F’ 垂直操縦アセンブリ
301 垂直マスト
301B 垂直マスト
310 ローラ
312 圧縮シリンダ
315 太陽ギヤ
316 垂直駆動伝達装置
317 ウォームギヤ
320 遊星モータ
321 圧縮シリンダ
322 垂直駆動モータ
400 検査カメラ
400A ツール
400B 器具
400D ツール
400E 器具
400F カメラ
410 ローラ
421 圧縮シリンダ
図1
図2
図3
図4
図5
図6A
図6B
図6C
図7
図8
図9
図10
図11