(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-06
(45)【発行日】2022-12-14
(54)【発明の名称】インクタンクおよびインクジェットプリンタ
(51)【国際特許分類】
B41J 2/175 20060101AFI20221207BHJP
B41J 2/18 20060101ALI20221207BHJP
【FI】
B41J2/175 141
B41J2/18
B41J2/175 501
B41J2/175 153
(21)【出願番号】P 2019026307
(22)【出願日】2019-02-18
【審査請求日】2021-09-27
(73)【特許権者】
【識別番号】000137823
【氏名又は名称】株式会社ミマキエンジニアリング
(74)【代理人】
【識別番号】100125690
【氏名又は名称】小平 晋
(72)【発明者】
【氏名】武田 昇修
【審査官】牧島 元
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-067122(JP,A)
【文献】特開2011-083907(JP,A)
【文献】特開平05-301352(JP,A)
【文献】特開2006-327123(JP,A)
【文献】特開2009-279789(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B41J 2/01-2/215
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
インク滴を吐出するインクジェットヘッドに供給されるインクが収容される
とともに前記インクジェットヘッドの上側に配置されるインクタンクであって、
インクが収容されるインク室が内部に形成されるケース体と、前記インクジェットヘッドと前記インクタンクとの間でインクを循環させるためのポンプとを備え、
前記ポンプは、モータと、前記モータの動力で回転する羽根車とを備え
る遠心ポンプであり、
前記ケース体の内部には、前記羽根車が配置されるとともに前記インク室に連通するポンプ室が形成され
、
前記ケース体には、前記インクジェットヘッドから排出されたインクが前記ポンプ室に向かって流入するインク流入口が形成され、
前記羽根車は、上下方向を回転の軸方向として回転し、
前記インク流入口は、前記ケース体の下面に形成され、
前記ポンプ室は、水平方向において前記インク室に隣接配置されていることを特徴とするインクタンク。
【請求項2】
前記ポンプは、前記ケース体の外部で前記ケース体に固定される前記モータから、前記ケース体の内部の前記ポンプ室に配置される前記羽根車に動力を伝達するためのマグネットカップリングを備えることを特徴とする請求項
1記載のインクタンク。
【請求項3】
請求項1
または2記載のインクタンクと、前記インクジェットヘッドと、前記インクタンクおよび前記インクジェットヘッドが搭載されるキャリッジとを備えることを特徴とするインクジェットプリンタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インクジェットヘッドに供給されるインクが収容されるインクタンクに関する。また、本発明は、かかるインクタンクを備えるインクジェットプリンタに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、インク滴を吐出して印刷媒体に印刷を行うインクジェットプリンタが知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のインクジェットプリンタは、インク循環式のインクジェットヘッドと、インクジェットヘッドに供給されるインクが収容されるインクタンクと、インクジェットヘッドとインクタンクとの間でインクを循環させる循環機構とを備えている。循環機構は、インクジェットヘッドから排出されるインクがインクタンクに向かって通過する循環用管と、循環用管の途中に設置されるポンプとを備えている。特許文献1に記載のインクジェットプリンタでは、一定条件下でポンプが駆動すると、インクジェットヘッドとインクタンクとの間でインクが循環する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のインクジェットプリンタでは、循環用管の途中にポンプが設置されているため、循環用管の長さが長くなって、インクジェットヘッドとインクタンクとの間で循環するインクの循環経路が長くなるおそれがある。インクジェットヘッドとインクタンクとの間で循環するインクの循環経路が長くなると、インクジェットプリンタの構成が複雑になる。
【0005】
また、たとえば、インクジェットヘッドから吐出されるインクがUVインクである場合、インクの粘度を低下させてインクジェットヘッドからインク滴を吐出しやすくするために、所定の位置にヒータを設置して、インクを加温することがある。ヒータによってインクが加温される場合、インクジェットヘッドとインクタンクとの間で循環するインクの循環経路が長くなると、加温されたインクが循環中に冷却されやすくなるとともに、冷却されたインクがヒータによって再び加温されるおそれがあるため、インクの加温と冷却とが繰り返されてインクが劣化するおそれがある。
【0006】
そこで、本発明の課題は、インク循環式のインクジェットヘッドに接続されるインクタンクにおいて、インクジェットヘッドとインクタンクとの間で循環するインクの循環経路を短縮することが可能なインクタンクを提供することにある。また、本発明の課題は、かかるインクタンクを備えるインクジェットプリンタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するため、本発明のインクタンクは、インク滴を吐出するインクジェットヘッドに供給されるインクが収容されるとともにインクジェットヘッドの上側に配置されるインクタンクであって、インクが収容されるインク室が内部に形成されるケース体と、インクジェットヘッドとインクタンクとの間でインクを循環させるためのポンプとを備え、ポンプは、モータと、モータの動力で回転する羽根車とを備える遠心ポンプであり、ケース体の内部には、羽根車が配置されるとともにインク室に連通するポンプ室が形成され、ケース体には、インクジェットヘッドから排出されたインクがポンプ室に向かって流入するインク流入口が形成され、羽根車は、上下方向を回転の軸方向として回転し、インク流入口は、ケース体の下面に形成され、ポンプ室は、水平方向においてインク室に隣接配置されていることを特徴とする。
【0008】
本発明のインクタンクは、インクジェットヘッドとインクタンクとの間でインクを循環させるためのポンプを備えている。そのため、本発明では、インクジェットヘッドとインクタンクとを繋ぐ配管の途中にポンプを設置する必要がない。したがって、本発明では、インクジェットヘッドとインクタンクとを繋ぐ配管の長さを短くすることが可能になる。また、本発明では、インク室が形成されるケース体の内部に、ポンプの羽根車が配置されるポンプ室が形成されており、ポンプ室はインク室に連通している。そのため、本発明では、ポンプ室からインク室に向かうインクの流路を短くすることが可能になる。
【0009】
このように、本発明では、インクジェットヘッドとインクタンクとを繋ぐ配管の長さを短くすることが可能になるとともに、ポンプ室からインク室に向かうインクの流路を短くすることが可能になる。したがって、本発明では、インクジェットヘッドとインクタンクとの間で循環するインクの循環経路を短縮することが可能になる。
【0010】
また、本発明では、ポンプは、遠心ポンプであり、インクタンクは、インクジェットヘッドの上側に配置され、ケース体には、インクジェットヘッドから排出されたインクがポンプ室に向かって流入するインク流入口が形成され、羽根車は、上下方向を回転の軸方向として回転し、インク流入口は、ケース体の下面に形成され、ポンプ室は、水平方向においてインク室に隣接配置されている。そのため、インク流入口から流入するインクを羽根車によってポンプ室からインク室に直接的に流入させることが可能になる。したがって、ケース体の構造を簡素化しつつ、ポンプ室からインク室に効率的にインクを送ることが可能になる。
【0011】
本発明において、ポンプは、ケース体の外部でケース体に固定されるモータから、ケース体の内部のポンプ室に配置される羽根車に動力を伝達するためのマグネットカップリングを備えることが好ましい。このように構成すると、モータの内部へのインクの浸入を防止しつつ、モータの動力を羽根車に確実に伝達することが可能になる。
【0012】
本発明のインクタンクは、インクジェットヘッドと、インクタンクおよびインクジェットヘッドが搭載されるキャリッジとを備えるインクジェットプリンタに用いることができる。このインクジェットプリンタでは、インクジェットヘッドとインクタンクとの間で循環するインクの循環経路を短縮することが可能になる。
【発明の効果】
【0013】
以上のように、本発明では、インクジェットヘッドとインクタンクとの間で循環するインクの循環経路を短縮することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本発明の実施の形態にかかるインクジェットプリンタの構成を説明するための概略図である。
【
図2】
図1に示すキャリッジに搭載されるインクタンクの構成を説明するための概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
【0016】
(インクジェットプリンタの概略構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかるインクジェットプリンタ1の構成を説明するための概略図である。
図2は、
図1に示すキャリッジ4に搭載されるサブタンク7の構成を説明するための概略図である。
【0017】
本形態のインクジェットプリンタ1(以下、「プリンタ1」とする。)は、たとえば、業務用のインクジェットプリンタであり、印刷用紙等の印刷媒体2に印刷を行う。プリンタ1は、インク滴を吐出するインクジェットヘッド3(以下、「ヘッド3」とする。)と、ヘッド3が搭載されるキャリッジ4と、キャリッジ4を主走査方向に移動させるキャリッジ移動機構と、キャリッジ4を主走査方向へ案内するためのガイドレール5と、印刷時の印刷媒体2が載置されるプラテン6とを備えている。なお、プリンタ1は、三次元造形物を造形する3Dプリンタであっても良い。また、プリンタ1は、一般消費者向けのインクジェットプリンタであっても良い。
【0018】
ヘッド3は、プラテン6の上側に配置されている。ヘッド3から吐出されるインクは、たとえば、UVインクである。キャリッジ4には、ヘッド3から吐出されたインクに紫外線を照射する紫外線照射器(図示省略)が搭載されている。キャリッジ移動機構は、モータおよびモータの動力をキャリッジ4に伝達する動力伝達機構を備えている。動力伝達機構は、たとえば、プーリおよびベルトを備えている。印刷媒体2に印刷を行うときには、キャリッジ4がガイドレール5に案内されて主走査方向へ往復移動しながら、プラテン6に載置される印刷媒体2の上面に向かってヘッド3がインク滴を吐出する。
【0019】
また、プリンタ1は、ヘッド3に供給されるインクが収容されるインクタンクとしてのサブタンク7と、サブタンク7に供給されるインクが収容されるメインタンク(図示省略)とを備えている。メインタンクは、プリンタ1の本体フレームに着脱可能に取り付けられている。メインタンクからサブタンク7には、図示を省略するポンプによってインクが供給される。なお、プリンタ1は、複数のヘッド3を備えており、複数のヘッド3がキャリッジ4に搭載されている。また、プリンタ1は、ヘッド3の数に応じた複数のサブタンク7と、サブタンク7の数に応じた複数のメインタンクとを備えている。
【0020】
本形態のヘッド3は、ヘッド3の中のインクを循環させるインク循環式のインクジェットヘッドである。ヘッド3には、サブタンク7からのインクが供給されるインク供給口10と、サブタンク7に向かってインクが排出されるインク排出口11とが形成されている。また、ヘッド3は、インク滴を吐出する複数のノズルが形成されたノズル部12を備えている。ノズル部12は、ノズルからインク滴を吐出させる圧電素子(ピエゾ素子)を備えている。また、ヘッド3の中には、インク供給口10およびインク排出口11に通じるインクの流路13が形成されている。流路13の一端は、インク供給口10に繋がっている。流路13の他端は、インク排出口11に繋がっている。ノズルには、流路13からインクが供給される。
【0021】
サブタンク7の内部には、インクが収容されるインク室15が形成されている。サブタンク7には、インク室15の圧力を調整する圧力調整機構16が接続されている。圧力調整機構16は、インク室15の内部圧力を負圧にするための負圧ポンプ等を備えている。圧力調整機構16は、図示を省略する逆流防止フィルタや開閉弁等を介してサブタンク7に接続されている。プリンタ1の使用時には、インク室15の圧力は、負圧に保たれている。以下、サブタンク7の具体的な構成を説明する。
【0022】
(サブタンクの構成)
サブタンク7は、キャリッジ4に搭載されている。サブタンク7は、ヘッド3の上側に配置されている。サブタンク7は、インク室15が内部に形成されるケース体18と、ヘッド3とサブタンク7との間でインクを循環させるためのポンプ19とを備えている。すなわち、本形態では、ヘッド3とサブタンク7との間でインクを循環させるためのポンプ19がサブタンク7に組み込まれている。ポンプ19は、遠心ポンプである。ポンプ19は、モータ20と、モータ20の動力で回転する羽根車21とを備えている。モータ20は、モータ20の出力軸の軸方向と上下方向とが一致するように配置されている。すなわち、モータ20の出力軸は、上下方向を回転の軸方向として回転する。羽根車21も、上下方向を回転の軸方向として回転する。
【0023】
ケース体18の内部には、羽根車21が配置されるポンプ室22が形成されている。すなわち、本形態では、インク室15とポンプ室22とが一体で形成されている。ポンプ室22は、水平方向においてインク室15に隣接配置されている。ポンプ室22は、インク室15に連通している。すなわち、ポンプ室22とインク室15との間には、ポンプ室22とインク室15とを繋ぐインクの流路23が形成されている。流路23は、上下方向において羽根車21が配置される範囲の一部分に形成されている。
【0024】
ケース体18には、インク室15からヘッド3に向かってインクが流出するインク流出口24と、ヘッド3から排出されたインクがポンプ室22に向かって流入するインク流入口25とが形成されている。インク流出口24およびインク流入口25は、ケース体18の下面に形成されている。また、ケース体18には、メインタンクから供給されるインクがインク室15に向かって流入するインク流入口26が形成されている。インク流入口26は、たとえば、ケース体18の下面に形成されている。インク流出口24とインク供給口10とは、配管27によって繋がれている。インク排出口11とインク流入口25とは、配管28によって繋がれている。
【0025】
モータ20は、ケース体18の外部に配置されている。モータ20は、モータ保持部材30に固定されている。モータ保持部材30は、ケース体18の外側からケース体18に固定されている。すなわち、モータ20は、ケース体18の外部でモータ保持部材30を介してケース体18に固定されている。モータ20およびモータ保持部材30は、ポンプ室22の上側に配置されている。モータ20の出力軸は、下側に向かって突出している。
【0026】
本形態では、ポンプ室22の上壁は、ポンプ室22の密閉性を確保するためのゴム製のシール部材31によって構成されている。シール部材31は、円板状に形成されている。シール部材31は、ケース体18とモータ保持部材30との間にシール部材31の外周端部が挟まれることで、ケース体18に固定されている。ポンプ室22に配置される羽根車21は、固定軸32に回転可能に支持されている。固定軸32は、固定軸32の軸方向と上下方向とが一致するようにポンプ室22に配置されている。なお、ポンプ室22の上壁がケース体18の一部分によって構成されていても良い。
【0027】
ポンプ19は、ケース体18の外部に配置されるモータ20から、ケース体18の内部のポンプ室22に配置される羽根車21に動力を伝達するためのマグネットカップリング33を備えている。マグネットカップリング33は、モータ20の出力軸に固定される円板状の駆動側ディスク34と、羽根車21の上面に固定される円板状の従動側ディスク35とを備えている。駆動側ディスク34は、シール部材31の上側に配置され、従動側ディスク35は、シール部材31の下側に配置されている。駆動側ディスク34の下面および従動側ディスク35の上面は、着磁されている。駆動側ディスク34の下面と従動側ディスク35の上面とは、シール部材31を介して対向している。駆動側ディスク34の下面と従動側ディスク35の上面との間には、磁気的な吸引力が発生している。
【0028】
本形態では、ポンプ19が駆動すると、インク室15の中のインクがインク流出口24から流出して配管27、流路13および配管28をこの順番で通過した後、インク流入口25からポンプ室22に流入する。また、ポンプ19が駆動すると、ポンプ室22からインク室15に向かってインクが流路23を通過する。すなわち、ポンプ19が駆動すると、ヘッド3とサブタンク7との間でインクを循環する。
【0029】
なお、サブタンク7は、インク室15の中のインクの量を検知するための検知機構(図示省略)を備えている。この検知機構は、インク室15の中のインクの液面を検知することで、インク室15の中のインクの量を検知する液面検知機構であり、インク室15の中のインクに浮かぶフロートと、フロートに内蔵される永久磁石を検知する磁気センサとを備えている。磁気センサは、ケース体18の外側面に固定されている。また、サブタンク7は、インク室15の中のインクを加温するためのヒータ(図示省略)を備えている。ヒータは、ケース体18の外側面に固定されている。
【0030】
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、サブタンク7がポンプ19を備えており、配管28の途中にポンプを設置する必要がないため、配管28の長さを短くすることが可能になる。また、本形態では、インク室15が形成されるケース体18の内部にポンプ室22が形成されており、ポンプ室22がインク室15に連通しているため、ポンプ室22とインク室15との間のインクの流路23を短くすることが可能になる。このように、本形態では、配管28の長さを短くすることが可能になるとともに、流路23を短くすることが可能になるため、ヘッド3とサブタンク7との間で循環するインクの循環経路を短縮することが可能になる。
【0031】
本形態では、ポンプ19は、遠心ポンプである。また、本形態では、サブタンク7がヘッド3の上側に配置され、羽根車21が上下方向を回転の軸方向として回転するとともに、インク流入口25がケース体18の下面に形成され、かつ、ポンプ室22が水平方向においてインク室15に隣接配置されている。さらに、本形態では、ポンプ室22とインク室15とを繋ぐ流路23は、上下方向において羽根車21が配置される範囲の一部分に形成されている。そのため、本形態では、インク流入口25から流入するインクを羽根車21によってポンプ室22からインク室15に直接的に流入させることが可能になる。したがって、本形態では、ケース体18の構造を簡素化しつつ、ポンプ室22からインク室15に効率的にインクを送ることが可能になる。
【0032】
本形態では、ポンプ19は、ケース体18の外部でケース体18に固定されるモータ20から、ケース体18の内部のポンプ室22に配置される羽根車21に動力を伝達するためのマグネットカップリング33を備えている。そのため、本形態では、モータ20の内部へのインクの浸入を防止しつつ、モータ20の動力を羽根車21に確実に伝達することが可能になる。
【0033】
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
【0034】
上述した形態において、モータ20の内部へのインクの浸入を防止することができるのであれば、羽根車21は、モータ20の出力軸に直接固定されていても良い。すなわち、ポンプ19は、マグネットカップリング33を備えていなくても良い。また、上述した形態において、ポンプ19は、遠心ポンプ以外のポンプであっても良い。
【符号の説明】
【0035】
1 プリンタ(インクジェットプリンタ)
3 ヘッド(インクジェットヘッド)
4 キャリッジ
7 サブタンク(インクタンク)
15 インク室
18 ケース体
19 ポンプ
20 モータ
21 羽根車
22 ポンプ室
25 インク流入口
33 マグネットカップリング