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  • 特許-トランス結合型増幅回路 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-06
(45)【発行日】2022-12-14
(54)【発明の名称】トランス結合型増幅回路
(51)【国際特許分類】
   H03F 1/26 20060101AFI20221207BHJP
   H03F 3/20 20060101ALI20221207BHJP
   H03F 3/189 20060101ALI20221207BHJP
   H03F 1/34 20060101ALI20221207BHJP
【FI】
H03F1/26
H03F3/20
H03F3/189
H03F1/34
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2020118785
(22)【出願日】2020-07-09
(65)【公開番号】P2022015741
(43)【公開日】2022-01-21
【審査請求日】2021-12-08
(73)【特許権者】
【識別番号】000004330
【氏名又は名称】日本無線株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100119677
【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 賢治
(74)【代理人】
【識別番号】100160495
【弁理士】
【氏名又は名称】畑 雅明
(74)【代理人】
【識別番号】100173716
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 真理
(74)【代理人】
【識別番号】100115794
【弁理士】
【氏名又は名称】今下 勝博
(72)【発明者】
【氏名】横野 聡
(72)【発明者】
【氏名】山下 和郎
【審査官】吉村 伊佐雄
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-164148(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0278222(US,A1)
【文献】中国特許出願公開第108631735(CN,A)
【文献】特開2008-199282(JP,A)
【文献】特開昭49-089462(JP,A)
【文献】米国特許第6172563(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H03F1/00-3/72
7/00-7/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
エミッタ接地のバイポーラトランジスタ又はソース接地の電界効果トランジスタと、
本トランス結合型増幅回路の入力端子から出力端子への順序で互いに直列接続されるとともに、互いに磁界結合される第1巻線、第2巻線及び第3巻線と、を備え、
前記バイポーラトランジスタのベース端子又は前記電界効果トランジスタのゲート端子は、前記第1巻線と前記第2巻線との間の結節点に接続され、
前記バイポーラトランジスタのコレクタ端子又は前記電界効果トランジスタのドレイン端子は、前記第2巻線と前記第3巻線との間の結節点に接続される
ことを特徴とするトランス結合型増幅回路。
【請求項2】
前記第1巻線、前記第2巻線及び前記第3巻線は、互いに同極で直列接続され、
前記第1巻線、前記第2巻線及び前記第3巻線の巻線比は、1:n-1:1であり、
本トランス結合型増幅回路の利得は、磁界結合の結合係数k=1においてn倍である
ことを特徴とする、請求項1に記載のトランス結合型増幅回路。
【請求項3】
前記バイポーラトランジスタ又は前記電界効果トランジスタから見た負荷インピーダンスは、本トランス結合型増幅回路の入出力インピーダンスより小さい
ことを特徴とする、請求項1又は2に記載のトランス結合型増幅回路。
【請求項4】
前記第1巻線、前記第2巻線及び前記第3巻線は、単一のコアに巻回される
ことを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載のトランス結合型増幅回路。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、トランスを用いて電流帰還及び電圧帰還を行う増幅回路に関する。
【背景技術】
【0002】
トランスを用いて電流帰還及び電圧帰還を行う増幅回路は、図1を用いてすぐ後に後述するように、低いノイズフロア及び広い周波数帯域特性を有する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来のトランス結合型増幅回路1を図1に示す。バイポーラトランジスタ13は、ベース端子を接地される。第1巻線12と、第2巻線14及び第3巻線15とは、互いに逆相で磁界結合される。第2巻線14及び第3巻線15は、互いに同極で直列接続される。第1巻線12は、入力端子11とバイポーラトランジスタ13のエミッタ端子との間に接続される。第2巻線14は、バイポーラトランジスタ13のコレクタ端子と出力端子16の直前の結節点17との間に接続される。第3巻線15は、接地又は電源と出力端子16の直前の結節点17との間に接続される。
【0004】
トランス結合型増幅回路1の利得を、磁界結合の結合係数k=1において4倍(12dB)にするため、第1巻線12及び第3巻線15の巻線比は、1:4であり、入力端子11の電圧は、1eであり、出力端子16の電圧は、4eである。トランス結合型増幅回路1の入出力インピーダンスRIN、ROUTを等しくするためには、入力端子11から流入する電流が、1iであるならば、出力端子16へと流出する電流は、4iであればよい。
【0005】
第1巻線12を流れる電流は、入力端子11からバイポーラトランジスタ13のエミッタ端子へと、1iである。第2巻線14を流れる電流は、バイポーラトランジスタ13の性質上、バイポーラトランジスタ13のコレクタ端子から結節点17へと、1iである。第3巻線15を流れる電流は、接地又は電源から結節点17へと、4i-1i=3iである。第1巻線12、第2巻線14及び第3巻線15の巻線比を、1:n:4とすると、トランスの性質上、1i×1+1i×n=3i×4であるため、第1巻線12、第2巻線14及び第3巻線15の巻線比は、1:11:4である。バイポーラトランジスタ13のコレクタ端子の電圧は、(11+4)e=15eである。
【0006】
トランス結合型増幅回路1の利得を、磁界結合の結合係数k=1において、4倍(12dB)から5倍(14dB)へと変更するためには、第1巻線12、第2巻線14及び第3巻線15の巻線比は、1:11:4から1:19:5へと変更すればよく、バイポーラトランジスタ13のコレクタ端子の電圧は、15eから24eへと変更すればよい。
【0007】
このように、トランス結合型増幅回路1は、第1巻線12、第2巻線14及び第3巻線15が巻回される単一のトランスを用いて、電流帰還及び電圧帰還を行うことにより、負帰還量を高くすることができる。そして、バイポーラトランジスタ13以外に、熱雑音源がない。よって、低いノイズフロア及び広い周波数帯域特性を得ることができる。
【0008】
しかし、トランス結合型増幅回路1の入出力インピーダンスRIN、ROUTを等しく50Ωとすると、e/i=50Ωであり、バイポーラトランジスタ13から見た負荷インピーダンスRTRは、トランス結合型増幅回路1の利得が4倍の場合、50×15/1=750Ωであり大きく、トランス結合型増幅回路1の利得が5倍の場合、50×24/1=1200Ωでありさらに大きい。よって、トランス結合型増幅回路1の電源電圧を高くしなければ、トランス結合型増幅回路1のインターセプトポイントを高くすることができない。
【0009】
そこで、前記課題を解決するために、本開示は、トランスを用いて電流帰還及び電圧帰還を行う増幅回路において、低いノイズフロア、高いインターセプトポイント及び広い周波数帯域特性を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記課題を解決するために、図2に記載の増幅回路を適用する。なお、バイポーラトランジスタは、図2に図示しているが、電界効果トランジスタは、図2に図示していない。
【0011】
具体的には、本開示は、エミッタ接地のバイポーラトランジスタ又はソース接地の電界効果トランジスタと、本トランス結合型増幅回路の入力端子から出力端子への順序で互いに直列接続されるとともに、互いに磁界結合される第1巻線、第2巻線及び第3巻線と、を備え、前記バイポーラトランジスタのベース端子又は前記電界効果トランジスタのゲート端子は、前記第1巻線と前記第2巻線との間の結節点に接続され、前記バイポーラトランジスタのコレクタ端子又は前記電界効果トランジスタのドレイン端子は、前記第2巻線と前記第3巻線との間の結節点に接続されることを特徴とするトランス結合型増幅回路である。
【0012】
この構成によれば、トランスを用いて電流帰還及び電圧帰還を行う増幅回路において、低いノイズフロア、高いインターセプトポイント及び広い周波数帯域特性を得ることができる(具体的には、以下の記載を参照。)。
【0013】
また、本開示は、前記第1巻線、前記第2巻線及び前記第3巻線は、互いに同極で直列接続され、前記第1巻線、前記第2巻線及び前記第3巻線の巻線比は、1:n-1:1であり、本トランス結合型増幅回路の利得は、磁界結合の結合係数k=1においてn倍であることを特徴とするトランス結合型増幅回路である。
【0014】
また、本開示は、前記バイポーラトランジスタ又は前記電界効果トランジスタから見た負荷インピーダンスは、本トランス結合型増幅回路の入出力インピーダンスより小さいことを特徴とするトランス結合型増幅回路である。
【0015】
この構成によれば、バイポーラトランジスタ(図2に図示)又は電界効果トランジスタ(図2に不図示)から見た負荷インピーダンスは、増幅回路の入出力インピーダンスより小さい。よって、増幅回路の電源電圧を高くしなくても、増幅回路のインターセプトポイントを高くすることができる。
【0016】
また、本開示は、前記第1巻線、前記第2巻線及び前記第3巻線は、単一のコアに巻回されることを特徴とするトランス結合型増幅回路である。
【0017】
この構成によれば、増幅回路は、2個のトランスを必要としないで、単一のトランスのみを必要とするため、このトランスが、理想トランスでなくても、特定の周波数で不要な発振を起こしにくい。よって、増幅回路は、設計及び製造を容易にすることができる。
【発明の効果】
【0018】
このように、本開示は、トランスを用いて電流帰還及び電圧帰還を行う増幅回路において、低いノイズフロア、高いインターセプトポイント及び広い周波数帯域特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】従来のトランス結合型増幅回路を示す図である。
図2】本開示のトランス結合型増幅回路を示す図である。
図3】本開示の各巻線の巻回方法を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
添付の図面を参照して本開示の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本開示の実施の例であり、本開示は以下の実施形態に制限されるものではない。
【0021】
本開示のトランス結合型増幅回路2を図2に示す。バイポーラトランジスタ25(又は電界効果トランジスタ)は、エミッタ端子(又はソース端子)を接地される。第1巻線22、第2巻線23及び第3巻線24は、入力端子21から出力端子26への順序で、互いに同極で直列接続されるとともに、互いに磁界結合される。バイポーラトランジスタ25(又は電界効果トランジスタ)のベース端子(又はゲート端子)は、第1巻線22と第2巻線23との間の結節点27に接続される。バイポーラトランジスタ25(又は電界効果トランジスタ)のコレクタ端子(又はドレイン端子)は、第2巻線23と第3巻線24との間の結節点28に接続される。図2では、バイポーラトランジスタ25を備える増幅回路について説明するが、電界効果トランジスタを含む増幅回路についても同様である。
【0022】
図2の上段では、トランス結合型増幅回路2の利得を、磁界結合の結合係数k=1において4倍(12dB)に設計するため、第1巻線22及び(第2巻線23+第3巻線24)の巻線比は、1:4であり、入力端子21の電圧は、1eであり、出力端子26の電圧は、-4eである。第1巻線22、第2巻線23及び第3巻線24の巻線比は、1:3:1であり、結節点27の電圧は、0eであり、結節点28の電圧は、-3eである。
【0023】
(第1巻線22+第2巻線23)及び第3巻線24の巻線比は、4:1であり、第1巻線22及び第2巻線23を流れる電流は、バイポーラトランジスタ25の性質上、入力端子21から結節点28へと、1iであり、第3巻線24を流れる電流は、出力端子26から結節点28へと、4iである。入力端子21の電圧及び電流は、1e及び1iであり、出力端子26の電圧及び電流は、-4e及び4iであり、トランス結合型増幅回路2の入出力インピーダンスRIN、ROUTは、等しくe/iであり、例えば特性インピーダンス50Ωに設計することができる。
【0024】
バイポーラトランジスタ25のコレクタ端子とエミッタ端子との間の電圧降下は、3eである。バイポーラトランジスタ25のコレクタ端子とエミッタ端子との間を流れる電流は、バイポーラトランジスタ25の性質上、1i+4i=5iである。バイポーラトランジスタ25から見た負荷インピーダンスRTRは、50×3/5=30Ωであり、トランス結合型増幅回路2の入出力インピーダンスRIN、ROUTより小さく、図1の場合より小さくすることができる。
【0025】
図2の下段では、トランス結合型増幅回路2の利得を、磁界結合の結合係数k=1においてn倍に変更するため、第1巻線22及び(第2巻線23+第3巻線24)の巻線比は、1:nであり、入力端子21の電圧は、1eであり、出力端子26の電圧は、-neである。第1巻線22、第2巻線23及び第3巻線24の巻線比は、1:n-1:1であり、結節点27の電圧は、0eであり、結節点28の電圧は、-(n-1)eである。
【0026】
(第1巻線22+第2巻線23)及び第3巻線24の巻線比は、n:1であり、第1巻線22及び第2巻線23を流れる電流は、バイポーラトランジスタ25の性質上、入力端子21から結節点28へと、1iであり、第3巻線24を流れる電流は、出力端子26から結節点28へと、niである。入力端子21の電圧及び電流は、1e及び1iであり、出力端子26の電圧及び電流は、-ne及びniであり、トランス結合型増幅回路2の入出力インピーダンスRIN、ROUTは、等しくe/iであり、例えば特性インピーダンス50Ωに設計することができる。
【0027】
バイポーラトランジスタ25のコレクタ端子とエミッタ端子との間の電圧降下は、(n-1)eである。バイポーラトランジスタ25のコレクタ端子とエミッタ端子との間を流れる電流は、バイポーラトランジスタ25の性質上、1i+ni=(n+1)iである。バイポーラトランジスタ25から見た負荷インピーダンスRTRは、50×(n-1)/(n+1)Ωであり、トランス結合型増幅回路2の入出力インピーダンスRIN、ROUTより小さくすることができる。
【0028】
以上、トランス結合型増幅回路2は、第1巻線22、第2巻線23及び第3巻線24が巻回される単一のトランスを用いて、電流帰還及び電圧帰還を行うことにより、負帰還量を高くすることができる。そして、バイポーラトランジスタ25以外に、熱雑音源がない。よって、低いノイズフロア及び広い周波数帯域特性を得ることができる。
【0029】
そして、バイポーラトランジスタ25から見た負荷インピーダンスRTRは、30Ω(図2の上段の場合)であり小さい。よって、トランス結合型増幅回路2の電源電圧を高くしなくても、トランス結合型増幅回路2のインターセプトポイントを高くすることができる。
【0030】
本開示の各巻線の巻回方法を図3に示す。第1巻線22、第2巻線23及び第3巻線24は、単一のコア29に巻回される。図3では、コア29としてメガネコアを適用する場合について説明するが、コア29として他のコアを適用する場合についても同様である。
【0031】
図3の左下欄では、入力端子21をコア29の外部に引き出し、同軸線又はツイスト線等をコア29に1m回(1は、巻線比。mは、任意の自然数。)だけ巻回し、第1巻線22を構成する。そして、同軸線又はツイスト線等にタップ等の結節点27を構成し、結節点27とバイポーラトランジスタ25のベース端子とを接続する。
【0032】
図3の右上欄では、結節点27を起点として再び、同軸線又はツイスト線等をコア29に3m回又は(n-1)m回(3又はn-1は、巻線比。mは、任意の自然数。)だけ巻回し、第2巻線23を構成する。そして、同軸線又はツイスト線等にタップ等の結節点28を構成し、結節点28とバイポーラトランジスタ25のコレクタ端子とを接続する。
【0033】
図3の右下欄では、結節点28を起点として再び、同軸線又はツイスト線等をコア29に1m回(1は、巻線比。mは、任意の自然数。)だけ巻回し、第3巻線24を構成する。そして、出力端子26をコア29の外部に引き出し、各巻線の巻回を終了する。
【0034】
以上、トランス結合型増幅回路2は、単一のトランスのみを必要とするため、このトランスが、理想トランスでなくても、特定の周波数で不要な発振を起こしにくい。よって、トランス結合型増幅回路2は、設計及び製造を容易にすることができる。
【0035】
本実施形態では、バイポーラトランジスタ25のhFEを無限大と仮定したため、第1巻線22、第2巻線23及び第3巻線24の巻線比が1:n-1:1であるときには、トランス結合型増幅回路2の利得はn倍である。実際の場合は、バイポーラトランジスタ25のhFEを無限大と仮定できず、第1巻線22、第2巻線23及び第3巻線24の巻線比が1:n-1:1であるときでも、トランス結合型増幅回路2の利得はn倍より小さい。実際の場合に、トランス結合型増幅回路2の利得をn倍にするためには、第1巻線22、第2巻線23及び第3巻線24の巻線比を1:n’(>n-1):1にすることが望ましい。
【0036】
トランス結合型増幅回路2の下限周波数は、トランスのL値により決まり、トランスのL値は、トランスのμ値、断面積及び巻数により決まる。トランス結合型増幅回路2の下限周波数を低周波数側に延ばすためには、例えば、トランスのμ値(コアの比透磁率)を増やすことが望ましく、トランスの巻数(上記の自然数m)を増やすことが望ましい。
【0037】
図2において、必要に応じて、DCカット回路及びダンピング回路を追加してもよい。図3において、特定の周波数で不要な発振を起こしにくくするためには、第1巻線22、第2巻線23及び第3巻線24の間の線間キャパシタが生じないように、第1巻線22、第2巻線23及び第3巻線24を単一のコア29に巻回することが望ましい。
【産業上の利用可能性】
【0038】
本開示のトランス結合型増幅回路は、低いノイズフロアを有するローノイズアンプ、高いインターセプトポイントを有する低歪みハイパワーリニアアンプ、インピーダンス整合が容易なカスケードアンプ及びテレビアンテナのブースターアンプ等に適用することができ、無線装置及び通信装置等に実装することができる。
【符号の説明】
【0039】
1、2:トランス結合型増幅回路、11:入力端子、12:第1巻線、13:バイポーラトランジスタ、14:第2巻線、15:第3巻線、16:出力端子、17:結節点、21:入力端子、22:第1巻線、23:第2巻線、24:第3巻線、25:バイポーラトランジスタ、26:出力端子、27:結節点、28:結節点、29:コア
図1
図2
図3