(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-07
(45)【発行日】2022-12-15
(54)【発明の名称】移動端末
(51)【国際特許分類】
G06F 1/16 20060101AFI20221208BHJP
G09F 9/00 20060101ALI20221208BHJP
H04M 1/02 20060101ALI20221208BHJP
H05K 5/02 20060101ALI20221208BHJP
【FI】
G06F1/16 312Z
G06F1/16 312F
G09F9/00 350Z
H04M1/02 C
H05K5/02 G
(21)【出願番号】P 2020558602
(86)(22)【出願日】2019-02-18
(86)【国際出願番号】 CN2019075409
(87)【国際公開番号】W WO2019210728
(87)【国際公開日】2019-11-07
【審査請求日】2020-10-21
(31)【優先権主張番号】201820668134.4
(32)【優先日】2018-05-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201810421079.3
(32)【優先日】2018-05-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100126000
【氏名又は名称】岩池 満
(74)【代理人】
【識別番号】100203105
【氏名又は名称】江口 能弘
(72)【発明者】
【氏名】チェン ジア
【審査官】征矢 崇
(56)【参考文献】
【文献】特表2014-519626(JP,A)
【文献】米国特許第06118653(US,A)
【文献】国際公開第2018/052192(WO,A1)
【文献】中国実用新案第206894705(CN,U)
【文献】特開2001-136254(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F1/16
H05K5/02
H04M1/02
G09F9/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
支持アセンブリ(1)と、主表示画面(2)と、可動シート(3)とを備えることを特徴とする移動端末であって、前記支持アセンブリ(1)は、第一のハウジング(11)と、第二のハウジング(12)と、屈曲部材(13)とを備え、
前記屈曲部材(13)は、前記第一のハウジング(11)と前記第二のハウジング(12)との間に接続され、前記屈曲部材(13)は、前記支持アセンブリ(1)を折り開くために、または折り曲げるために、折り開くこと、または屈曲させることができ、
前記第一のハウジング(11)は、第一の内面(111)と、第一の外面(112)と、第一の側面(113)とを備え、前記第一の外面(112)は前記主表示画面(2)を保持し、前記第一の内面(111)は前記第一の外面(112)に対向して配置され、前記第一の側面(113)は前記第一の内面(111)と前記第一の外面(112)との間に接続され、前記第一のハウジング
(11)が前記第一の内面(111)から前記第一の外面(112)に至る方向に凹む凹部領域(114)を画定し、前記凹部領域(114)は、前記第一の側面(113)まで延び、
前記第二のハウジング(12)は、第二の内面(121)と、第二の外面(122)と、第二の側面(123)とを備え、前記第二の外面(122)は前記主表示画面(2)を保持し、前記第二の内面(121)は前記第二の外面(122)に対向して配置され、前記第二の側面(123)は前記第二の内面(121)と前記第二の外面(122)との間に接続され、前記第二のハウジング
(12)は前記第二の内面(121)を貫通して前記第二の外面(122)に至り、前記第二の側面(123)まで延びる受容領域(124)を画定し、
前記支持アセンブリ(1)を折り畳むと、前記第二の内面(121)が第一の内面(111)に対向して配置され、前記受容領域(124)と前記凹部領域(114)とが合流して移動空間(10)を形成し、前記可動シート(3)は第一の外壁面(31)を備え、前記第一の外壁面(31)の向きは、前記可動シート(3)が前記移動空間(10)の中に回転して入ると、前記第二の外面(122)の向きと一致し、前記可動シート(3)には第一のカメラ(41)が設けられ、前記可動シート(3)は前記第一のハウジング(11)に回転可能に接続されて、前記第一のカメラ(41)を前記移動空間(10)から回転して出入りさせ、
前記可動シート(3)が前記移動空間(10)の中に回転して入ると、前記第一のカメラ(41)の撮像面の向きと前記第二の外面(122)の向きとが一致する或いは、前記移動端末は二次表示画面(5)をさらに備え、前記二次表示画面(5)は前記第一の外壁面(31)に配置される、移動端末。
【請求項2】
前記第一の外壁面(31)は貫通孔(310)を画定し、前記第一のカメラ(41)の前記撮像面は前記貫通孔(310)の方を向き、
前記二次表示画面(5)は前記貫通孔(310)の方を向く光透過領域(51)を備え、
前記主表示画面(2)は表示部(22)を備え、前記表示部(22)は前記第二の外面(122)に積層され、前記第一の外壁面(31)は、前記可動シート(3)が前記移動空間(10)の中に回転して入ると、前記第二の外面(122)から離れた前記表示部(22)の面と面一になる、請求項1に記載の移動端末。
【請求項3】
前記光透過領域(51)は、くり抜かれている、請求項2に記載の移動端末。
【請求項4】
前記光透過領域(51)は、互いに離間した複数の光透過孔(511)を画定する、請求項2に記載の移動端末。
【請求項5】
前記二次表示画面(5)は、積層されたカバープレート(52)と表示モジュール(53)とを備え、前記光透過領域(51)に対応する前記表示モジュール(53)の一部分がくり抜かれている、請求項2に記載の移動端末。
【請求項6】
前記二次表示画面(5)は、積層されたカバープレート(52)と表示モジュール(53)とを備え、前記表示モジュール(53)は複数の中空孔(531)を画定し、前記複数の中空孔(531)は前記光透過領域(51)に対応する領域において互いに離間している、請求項2に記載の移動端末。
【請求項7】
前記二次表示画面(5)は、積層されたカバープレート(52)と、表示層(55)と、遮光層(56)とを備え、前記表示層(55)は透明表示層(55)であり、前記光透過領域(51)に対応する前記遮光層(56)の一部分はくり抜かれている、請求項2に記載の移動端末。
【請求項8】
前記二次表示画面(5)は、積層されたカバープレート(52)と、表示層(55)と、遮光層(56)とを備え、前記表示層(55)は透明表示層(55)であり、前記遮光層(56)は、前記光透過領域(51)に対応する領域に互いに離間された複数の貫通孔(561)を画定する、請求項2に記載の移動端末。
【請求項9】
前記主表示画面(2)は表示部(22)を備え、前記表示部(22)は前記第二の外面(122)上に積層され、前記可動シート(3)が前記移動空間(10)の中に回転して入ると、前記二次表示画面(5)が前記表示部(22)と面一となる、請求項2~8のいずれか一項に記載の移動端末。
【請求項10】
前記可動シート(3)が第二の外壁面(32)をさらに備え、前記第二の外壁面(32)は前記第一の外壁面(31)に接続され、前記第二の外壁面(32)は、前記可動シート(3)が前記移動空間(10)の中に回転して入ると、前記第一の外面(112)と前記第二の外面(122)との間に位置し、前記支持アセンブリ(1)に対向して位置し、前記第二の外壁面(32)の向きは、前記可動シート(3)が前記移動空間(10)から回転して出ると、前記第一の外面(112)の向きと一致し、前記移動端末は、前記第二の外壁面(32)上に配置された追加表示画面(6)をさらに備える、請求項2~9のいずれか一項に記載の移動端末。
【請求項11】
前記可動シート(3)は、
第二の外壁面(32)および第三の外壁面(33)をさらに備え、前記第三の外壁面(33)は前記第一の外壁面(31)に接続され、前記第二の外壁面(32)に対向して配置され、前記第三の外壁面(33)は、前記可動シート(3)が前記移動空間(10)の中に回転して入ると、前記第一の外面(112)と前記第二の外面(122)との間に位置し、前記支持アセンブリ(1)の方を向き、前記第三の外壁面(33)の向きは、前記可動シート(3)が前記移動空間(10)から回転して出ると、前記第二
の外面(122)の向きと一致し、前記可動シート(3)には第二のカメラ(42)がさらに設けられ、前記第二のカメラ(42)の前記撮像面の向きが前記第三の外壁面(33)の向きと一致し、
前記可動シート(3)にはフラッシュランプ(43)がさらに設けられ、前記フラッシュランプ(43)の発光面の向きが前記第三の外壁面(33)の向きと一致する、請求項2~9のいずれか一項に記載の移動端末。
【請求項12】
前記第一のハウジング(11)は、第三の側面(115)と第四の側面(116)とをさらに備え、前記第三の側面(115)と前記第四の側面(116)とがいずれも前記第一の内面(111)と前記第一の外面(112)との間に接続され、前記第三の側面(115)と前記第四の側面(116)とが互いに対向して配置され、前記第三の側面(115)が前記第一の側面(113)の一方の側に接続され、前記第四の側面(116)が前記第一の側面(113)の他方の側に接続され、前記凹部領域(114)が前記第三の側面(115)から前記第四の側面(116)まで貫通し、
前記可動シート(3)は、イヤホン(44)をさらに備え、前記可動シート(3)は、互いに対向して配置された第四の外壁面(34)と第五の外壁面(35)とを備え、前記第四の外壁面(34)の向きは、前記第三の側面(115)の向きと一致し、前記第五の外壁面(35)の向きは、前記第四の側面(116)の向きと一致し、前記第四の外壁面(34)および前記第五の外壁面(35)の少なくとも一方は、音孔を画定する、請求項1~9のいずれか一項に記載の移動端末。
【請求項13】
前記支持アセンブリ(1)を折り畳むと、前記受容領域(124)が前記第一の外面(112)上に投影される投影は前記凹部領域(114)が前記第一の外面(112)上に投影される投影を覆う、請求項1~9のいずれか一項に記載の移動端末。
【請求項14】
前記主表示画面(2)は、可撓性表示画面であり、前記第一の外面(112)と、前記屈曲部材(13)の外面と、前記第二の外面(122)とは、一括して前記主表示画面(2)を保持する、請求項1~9のいずれか一項に記載の移動端末。
【請求項15】
前記主表示画面(2)は、前記第一の外面(112)上に置かれた第一の副表示画面(24)と、前記第二の外面(122)上に置かれた第二の副表示画面(25)とを備える、請求項1~9のいずれか一項に記載の移動端末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
説明される実施形態は、機械的構造通信技術に関し、特に、移動端末に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、移動電話、タブレットコンピュータ等のような表示電子製品のような表示画面を有する電子機器は、一般に、ハードウェアサイズに一致するサイズを有する表示画面を含む。したがって、表示の表示面積を大きくするためには、ハードウェアを大きくする必要があり、製品の携帯性が大幅に低下する。
【発明の概要】
【0003】
本開示は、大きな表示面積を有し、技術的問題を解決するために持ち運びに便利な移動端末を提供する。
【0004】
本開示は、支持アセンブリと、主表示画面と、可動シートとを含む移動端末であって、上記支持アセンブリは、第一のハウジングと、第二のハウジングと、屈曲部材とを含み、上記屈曲部材は、上記第一のハウジングと上記第二のハウジングとの間に接続され、上記屈曲部材は、上記支持アセンブリを折り開くために、または折り曲げるために、折り開くこと、または屈曲させることができ、上記第一のハウジングは、第一の内面と、第一の外面と、第一の側面とを備え、上記第一の外面は上記主表示画面を保持し、上記第一の内面は上記第一の外面に対向して配置され、上記第一の側面は上記第一の内面と上記第一の外面との間に接続され、上記第一のハウジングが上記第一の内面から上記第一の外面に至る方向nに凹む凹部領域を画定し、上記凹部領域は、上記第一の側面まで延び、上記第二のハウジングは、第二の内面と、第二の外面と、第二の側面とを備え、上記第二の外面は上記主表示画面を保持し、上記第二の内面は上記第二の外面に対向して配置され、上記第二の側面は上記第二の内面と上記第二の外面との間に接続され、上記第二のハウジングは上記第二の内面を貫通して上記第二の外面に至り、上記第二の側面まで延びる受容領域を画定し、上記支持アセンブリを折り畳むと、上記第二の内面が第一の内面に対向して配置され、上記受容領域と上記凹部領域とが合流して移動空間を形成し、上記可動シートには第一のカメラが設けられ、上記可動シートは上記第一のハウジングに回転可能に接続されて、上記第一のカメラを上記移動空間から回転して出入りさせる、移動端末を提供する。
【0005】
本開示では、支持アセンブリを折り開くと、表示画面全体を表示することができ、その結果、移動端末は、大画面表示を実現することができる。支持アセンブリを折り畳むと、第一のハウジングと第二のハウジングとを積層でき、支持アセンブリを折り開いたときの長さの約半分だけになるので、移動端末を持ち運ぶのに便利になる。したがって、移動端末は大きな表示面積を有することができ、持ち運ぶのに便利である。
【0006】
本開示の実施形態において説明される技術的解決策をより明確にするために、実施形態の説明に使用される図面を簡単に説明する。明らかに、以下に記載される図面は、説明のためだけのものであり、限定のためのものではない。当業者は、いかなる創造的努力も払うことなく、これらの図面に基づいて他の図面を得ることができることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】本開示の実施形態によって提供される、折り畳まれたときの移動端末を示す概略構造図である。
【
図2】折り開かれたときの
図1に示す移動端末を示す概略構造図である。
【
図3】折り開かれたときの
図1に示す移動端末の支持アセンブリを示す概略構造図である。
【
図4】折り畳まれたときの
図1に示す移動端末の支持アセンブリを示す概略構造図である。
【
図5】一実施形態において、
図1に示す移動端末の線A-Aに沿った構造を示す概略構造図である。
【
図6】折り畳まれたときの
図1に示す移動端末を別の角度で示す概略構造図である。
【
図7】可動シートが移動空間から回転して出るときの
図5に示す構造を示す概略構造図である。
【
図8】他の実施形態において、
図1に示す移動端末の線A-Aに沿った構造を示す概略構造図である。
【
図9】可動シートが移動空間から回転して出るときの
図8に示す構造を示す概略構造図である。
【
図10】一実施形態における
図8のBの構造を示す概略構造図である。
【
図11】他の実施形態における
図8のBの構造を示す概略構造図である。
【
図12】追加の実施形態における
図8のBの構成を示す概略構造図である。
【
図13】追加の実施形態における
図8のBの構造を示す概略構造図である。
【
図14】追加の実施形態における
図8のBの構造を示す概略構造図である。
【
図15】追加の実施形態における
図8のBの構造を示す概略構造図である。
【
図16】
図1に示す移動端末の構造を線C-Cに沿って示す概略構造図である。
【
図17】可動シートが移動空間から回転して出るときの
図16に示す構造を示す概略構造図である。
【
図18】可動シートが移動空間から回転して出るときの
図6の移動端末を示す概略構造図である。
【
図19】本発明の他の実施形態による移動端末を示す概略構造図である。
【
図20】
図19に示す移動端末の支持アセンブリを示す概略構造図である。
【
図21】
図4に示す支持アセンブリの受容領域と凹部領域との間の第一の外面上の突起関係を示す概略図である。
【
図22】本開示の追加の実施形態による移動端末を示す概略構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態を示す添付図面を参照して、本発明の実施の形態の技術的解決策を説明する。明らかに、本明細書に記載される実施形態は、本開示の実施形態の一部に過ぎず、全てではない。創造的な努力をすることなく、本開示の実施形態から当業者によって得ることができる他のすべての実施形態は、本開示の範囲内に入るものとする。
【0009】
本開示の説明において、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「頂部」、「底部」、「内」、「外」、「円周」等の用語は、添付図面に示される向きおよび位置関係を参照することを理解されたい。したがって、ここで使用されるこれらの用語は、本開示を説明するためのものに過ぎず、簡単な方法で説明するためのものであり、本開示を限定するものとして理解することができない特定の方向に配置されるか、または特定の方向に構造化され実行されることを示す、または暗示することを意図するものではない。
【0010】
本開示では、特に指定または限定されない限り、用語「取り付けられた」、「接続された」、「結合された」、「配置された」等は、広義に使用され、例えば、固定接続、取り外し可能接続、または一体接続を含むことができ、機械的接続または電気的接続であってもよく、直接接続または介在構造を介した間接接続であってもよく、特定の状況に応じて当業者によって理解され得るように、2つの要素の内部連通であってもよい。
【0011】
本明細書において、「複数」という用語は、特に断らない限り、2つ以上を意味することを理解されたい。「手順」という用語を含み、それが単に独立した手順を意味するものではなく、他の手順と明確に分離することができない場合には、当該手順の期待される機能が達成されている限り、当該用語に含まれるものとする。また、「から」という用語を用いた数値範囲とは、「から」より前の値と「から」より後の値とを別に最小値および最大値とする範囲をいう。図面において、同様の構造および同一のユニットには、同一の参照番号を付してある。
【0012】
さらに、無線インターフェースを介して通信するように構成された通信端末は、「無線通信端末」、「無線端末」、または「移動端末」と呼ばれることがある。さらに、本明細書で使用される「通信端末」(または単に「端末」)は、有線接続を介して(例えば、公衆交換電話網(PSTN)、デジタル加入者回線(DSL)、デジタルケーブル、直接ケーブル接続、および/または別のデータ接続/ネットワークを介して)接続されるように構成されたデバイス、および/または無線インターフェース(セルラネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、DVB-Hネットワーク等のデジタルテレビネットワーク、衛星ネットワーク、AM-FMブロードキャスト送信機、および/または別の通信端末等)を介して通信信号を受信/送信するように構成されたデバイスを含むことができるが、これらに限定されない。移動端末の例には、衛星電話または携帯電話、セルラ無線電話、データ処理、ファクシミリ、およびデータ通信能力を組み合わせることができるパーソナル通信システム(PCS)端末を含むが、これらに限定されず、無線電話、ページャ、インターネット/イントラネットアクセス、ウェブブラウザ、電子オーガナイザ、カレンダ、および/または全地球測位システム(GPS)受信機を装備した携帯情報端末(PDA)、ならびに一般的なラップトップおよび/またはパームタイプの受信機、あるいは送受信機無線電話を含む何らかの他の電子機器を含んでもよい。
【0013】
本発明の一実施形態による移動端末は、支持アセンブリと、主表示画面と、可動シートとを含むことができる。支持アセンブリは、第一のハウジングと、第二のハウジングと、屈曲部材とを含んでもよい。屈曲部材は、第一のハウジングと第二のハウジングとの間に接続されていてもよい。屈曲部材は、支持アセンブリを折り開くために、または折り曲げるために、折り開くこと、または屈曲させることができる。第一のハウジングは、第一の内面と、第一の外面と、第一の側面とを含むことができる。第一の外面は、主表示画面を保持することができる。第一の内面は、第一の外面に対向して配置されていてもよい。第一の側面は、第一の内面と第一の外面との間に接続されてもよい。第一のハウジングは、第一の内面から第一の外面に至る方向に凹む凹部領域を画定することができる。凹部領域は、第一の側面まで延在してもよい。第二のハウジングは、第二の内面と、第二の外面と、第二の側面とを含むことができる。第二の外面は、主表示画面を保持することができる。第二の内面は、第二の外面に対向して配置されていてもよい。また、第二の側面は、第二の内面と第二の外面との間に接続されてもよい。第二のハウジングは、第二の内面を貫通して第二の外面に至り、第二の側面まで延びる受容領域を画定してもよい。支持アセンブリを折り畳むと、第二の内面を第一の内面に対向して配置することができ、受容領域と凹部領域とが合流して移動空間を形成することができる。可動シートには、第一のカメラを設けることができる。可動シートは、第一のハウジングに回転可能に接続されて、第一のカメラを移動空間から回転して出入れすることができる。
【0014】
別の実施形態では、第一のカメラの撮像面の向きは、可動シートが移動空間の中に回転して入ると、第二の外面の向きと一致してもよい。
【0015】
別の実施形態では、可動シートは、第一の外壁面を含むことができる。第一の外壁面の向きは、可動シートが移動空間の中に回転して入ると、第二の外面の向きと一致してもよい。第一の外壁面は、貫通孔を画定することができ、第一のカメラの撮像面が貫通孔の方を向く。
【0016】
さらに別の実施形態では、移動端末は、二次表示画面を含むことができる。第一の外壁面には、二次表示画面を配置してもよい。二次表示画面は、光透過領域を含むことができる。光透過領域は、貫通孔の方を向いてもよい。
【0017】
さらに別の実施形態では、光透過領域は、くり抜かれていてもよい。
【0018】
別の実施形態では、光透過領域は、互いに離間した複数の光透過孔を画定することができる。
【0019】
別の実施形態では、二次表示画面は、カバープレートと、表示モジュールとを含むことができる。カバープレートと表示モジュールとは、積層されている。表示モジュールの一部分は、光透過領域に対応することができる。表示モジュールのその一部分は、くり抜かれていてもよい。
【0020】
別の実施形態では、二次表示画面は、カバープレートと、表示モジュールとを含むことができる。カバープレートと表示モジュールとは、積層されていてもよい。表示モジュールは、複数の中空孔を画定することができる。また、複数の中空孔は、光透過領域に対応する領域で互いに離間してもよい。
【0021】
さらなる別の実施形態では、二次表示画面は、カバープレートと、表示層と、遮光層とを含んでもよい。カバープレートと、表示層と、遮光層とは、積層されていてもよい。表示層は、透明な表示層であってもよい。遮光層の一部分は、光透過領域に対応してもよい。遮光層のその一部分は、くり抜かれていてもよい。
【0022】
さらなる別の実施形態では、二次表示画面は、カバープレートと、表示層と、遮光層とを含んでもよい。カバープレートと、表示層と、遮光層とは、積層されていてもよい。表示層は、透明な表示層であってもよい。遮光層は、光透過領域に対応する領域に互いに離間して設けられた複数の透過孔を画定することができる。
【0023】
さらに別の実施形態では、主表示画面は、表示部を含んでもよい。表示部は、第二の外面に積層されてもよい。可動シートが移動空間の中に回転して入ると、二次表示画面が表示部と面一であってもよい。
【0024】
別の実施形態では、主表示画面は、表示部を含んでもよい。表示部は、第二の外面に積層されてもよい。第一の外壁面は、可動シートが移動空間の中に回転して入ると、第二の外面から離れた表示部の面と面一であってもよい。
【0025】
別の実施形態では、可動シートは、第二の外壁面をさらに含んでもよい。第二の外壁面は、第一の外壁面に接続されてもよい。第二の外壁面は、可動シートが移動空間の中に回転して入ると、第一の外面と第二の外面との間に位置し、支持アセンブリに対向して位置してもよい。第二の外壁面の向きは、可動シートが移動空間から回転して出ると、第一の外面の向きと一致してもよい。移動端末は、第二の外壁面に配置された追加表示画面をさらに含むことができる。
【0026】
別の実施形態では、可動シートは、第三の外壁面をさらに含むことができる。また、第三の外壁面は、第一の外壁面に接続され、第二の外壁面に対向して配置されてもよい。第三の外壁面は、可動シートが移動空間の中に回転して入ると、第一の外面と第二の外面との間に位置し、支持アセンブリの方を向いてもよい。第三の外壁面の向きは、可動シートが移動空間から回転して出ると、第二の外面の向きと一致してもよい。可動シートには、第二のカメラがさらに設けられていてもよい。第二のカメラの撮像面の向きは、第三の外壁面の向きと一致してもよい。可動シートには、フラッシュランプがさらに設けられていてもよい。フラッシュランプの発光面の向きは、第三の外壁面の向きと一致してもよい。
【0027】
別の実施形態では、第一のハウジングは、第三の側面および第四の側面をさらに含んでもよい。第三の側面と第四の側面とは、いずれも第一の内面と第一の外面との間に接続されてもよい。第三の側面と第四の側面とは、互いに対向して配置されてもよく、第第三の側面は、第一の側面の一方の側に接続されてもよい。第四の側面は、第一の側面の他方の側に接続されてもよい。凹部領域は、第三の側面から第四の側面まで貫通してもよい。可動シートには、イヤホンがさらに設けられてもよい。可動シートは、互いに対向して配置された第四の外壁面と第五の外壁面とを含んでもよい。第四の外壁面の向きは、第三の側面の向きと一致してもよい。第五の外壁面の向きは、第四の側面の向きと一致してもよい。第四の外壁面および第五の外壁面のうち少なくとも一方は、音孔を画定してもよい。
【0028】
別の実施形態では、第一の外面上の受容領域の突起部は、支持アセンブリが折り畳まれると、第一の外面上の凹部領域の突起部を覆っていてもよい。
【0029】
別の実施形態では、主表示画面は、可撓性表示画面であってもよい。第一の外面と、屈曲部材の外面と、第二の外面とは、一括して主表示画面を保持することができる。
【0030】
さらに別の実施形態では、主表示画面は、第一の外面上に置かれた第一の副表示画面と、第二の外面上に置かれた第二の副表示画面とを含んでもよい。
【0031】
図1および
図2を参照すると、本開示の実施形態は、移動端末100を提供する。移動端末100は、支持アセンブリ1と、主表示画面2と、可動シート3とを含むことができる。主表示画面2は、支持アセンブリ1に固定されてもよい。支持アセンブリ1は、第一のハウジング11と、第二のハウジング12と、屈曲部材13とを含んでもよい。屈曲部材13は、第一のハウジング11と第二のハウジング12との間に接続されていてもよい。屈曲部材13は、支持アセンブリ1を折り開くために、または折り曲げるために、折り開くこと、または屈曲させることができる。ここで、屈曲部材13は、弾性板構造、ヒンジ構造、シャフト接続構造等の様々な実装を含むことができる。
【0032】
本開示では、支持アセンブリ1が折り開き状態にあるとき、第一のハウジング11と第二のハウジング12とは、120°~180°の角度を形成することができる。
図2に示すように、本開示では、支持アセンブリ1が折り開かれたときに、第一のハウジング11と第二のハウジング12との間に180°の角度が形成される場合を例に挙げて説明する。支持アセンブリ1が折り畳み状態にあるとき、第一のハウジング11と第二のハウジング12との間に0°~15°の角度を形成することができる。
図1に示すように、本開示では、支持アセンブリ1が折り畳まれたときに、第一のハウジング11と第二のハウジング12との間に0°の角度が形成される場合を例に挙げて説明する。
【0033】
図2および
図3を参照すると、第一のハウジング11は、第一の内面111と、第一の外面112と、第一の側面113とを含んでもよい。第一の外面112は、主表示画面2を保持することができる。第一の内面111は、第一の外面112に対向して配置されてもよい。第一の側面113は、第一の内面111と第一の外面112との間に接続されていてもよい。第一のハウジング11は、凹部領域114を画定することができる。凹部領域114は、第一の内面111から第一の外面112まで凹むことができ、凹部領域114は、第一の側面113まで延びることができる。
【0034】
図2および
図3を参照すると、第二のハウジング12は、第二の内面121と、第二の外面122と、第二の側面123とを含んでもよい。第二の外面122は、主表示画面2を保持することができる。第二の内面121は、第二の外面122に対向して配置されてもよい。第二の側面123は、第二の内面121と第二の外面122との間に接続されてもよい。第二の側面123の向きは、第一の側面113の向きと一致してもよい。第二のハウジング12は、受容領域124を画定することができる。受容領域124は、第二の内面121を貫通して第二の外面122に至り、第二の側面123まで延びることができる。
【0035】
図1、
図4および
図5を参照すると、支持アセンブリ1が折り畳まれると、第二の内面121は第一の内面111の方を向くことができ、受容領域124および凹部領域114は移動空間10の中に合流することができる。この場合、第一の外面112は、第二の外面122に対向して配置されてもよい。第一のカメラ41を可動シート3上に配置し、可動シート3を第一のハウジング11に回転可能に接続して、第一のカメラ41を移動空間10から回転して出入れすることができる。
【0036】
本実施形態では、支持アセンブリ1を折り開くと、主表示画面2の全体を表示に利用することができるので、移動端末100は、大画面表示を実現することができる。支持アセンブリ1を折り畳むと、第一のハウジング11と第二のハウジング12とを積層でき、支持アセンブリを折り開いたときの長さの約半分だけになるので、移動端末100を持ち運ぶのに便利になる。これにより、移動端末100は、大きな表示面積を有することができ、持ち運ぶのに便利になる。
【0037】
支持アセンブリ1を折り畳むと、凹部領域114と受容領域124とが移動空間10に合流することができ、受容領域124は第二の内面121を貫通して第二の外面122に至ることができ、したがって移動端末100の厚さ空間上では、受容領域124の大きさが大きくなり、全体としての移動空間10も大型化することができる。可動シート3は、移動端末100の厚さ空間を良好に利用することができ、その結果、移動端末100の全体的な厚さを薄くすることができ、これによって、移動端末100の薄い厚さの実現に寄与することができる。一方、可動シート3は、移動端末100の厚さ空間を良好に利用できるので、可動シート3は、厚さを厚くすることができ、それにより、カメラ等のより厚い装置を収容することができ、その結果、より多くの機能装置を可動シート3内に配置して、より多くの機能を移動端末100に提供することができる。さらに、受容領域124は、第二の内面121を貫通して第二の外面122に至ることができるので、受容領域124は、第二のハウジング12を貫通することができる。可動シート3は、第一のハウジング11に回転可能に接続することができるので、可動シート3は、移動端末100の外側の空間を利用して、受容領域124の近くで、移動端末100内のより多くの回転空間を節約する必要なく、回転することができ、その結果、可動シート3は、ユーザの多機能相互作用要件を満たすべく、より多くの機能装置を収容するために、より大きなサイズで構成することができる。
【0038】
本開示では、
図2を参照すると、主表示画面2は、第一の表示領域21と、表示部22(第二の表示領域22とも呼ばれる)と、第三の表示領域23とを含むことができる。第一の表示領域21は、第一のハウジング11の第一の外面112上に積層することができる。第二の表示領域22は、第二のハウジング12の第二の外面122上に積層することができる。第三の表示領域23は、第一の表示領域21と第二の表示領域22との間に接続することができる。第三の表示領域23は、屈曲部材13上に積層することができる。支持アセンブリ1が折り開かれると、または折り畳まれると、ユーザは、表示要件を満たすために、第一の表示領域21、第二の表示領域22、および第三の表示領域23のうちのいずれか1つまたは複数を表示のために柔軟に選択することができる。
【0039】
支持アセンブリ1が折り畳まれるとき、ユーザは、表示するために第一の外面112上に置かれた主表示画面2の一部分を選択することができ、または、表示するために第二の外面122上に置かれた主表示画面2のその一部分を選択することができ、その結果、移動端末100の相互作用モードをより多様化することができ、こうして、より良くユーザ体験を提供することができる。
【0040】
本開示では、1つの面の向きが別の面の向きと一致するとは、2つの面の間に135°~225°の角度を形成することができることを意味し、本開示の実施形態は、2つの面の間に180°の角度を形成する例、すなわち2つの面が平行である場合を用いて説明される。
【0041】
本開示において、支持アセンブリ1を折り開くと、凹部領域114は、移動空間10を形成することなく、受容領域124から分離され得ることが理解され得る。可動シート3を第一のハウジング11に回転可能に接続することができるので、支持アセンブリ1を折り開くと、可動シート3を第二のハウジング12から離間させることができ、第二のハウジング12が可動シート3を遮断しないので、可動シート3に設けられた機能装置がユーザと相互作用することができる。支持アセンブリ1を折り畳むと、凹部領域114は、移動空間10を形成するために受容領域124と合流することができ、本開示では、移動空間10から回転して出入りする可動シート3の実施態様は、支持コンポーネント1が折り畳み状態にある場合に適用されると考えることができ、本開示は、そのような例で主に説明することができる。
【0042】
本開示において、可動シート3は、ユーザの力の下で回転することができ、また移動端末100の駆動アセンブリの駆動力の下で回転することもできる。すなわち、ユーザは可動シート3を手動で回転させることができ、駆動アセンブリも、可動シート3を自動的に回転させることもできる。駆動アセンブリは、モータおよびギヤセット等を含むことができる。
【0043】
一実施形態では、
図5および
図6を参照すると、可動シート3が移動空間10の中に回転して入ると、第一のカメラ41の撮像面の向きは、第二の外面122の向きと一致することができる。外部光は、第一のカメラ41の撮像面を通して第一のカメラ41に入射することができるので、第一のカメラ41は撮像し、完全な撮影を行うことができる。
【0044】
本実施形態では、受容領域124が第二のハウジング12を貫通できるため、移動空間10は第二のハウジング12を貫通することができ、可動シート3が移動空間10の中に回転して入ると、第二の外面122の向きと一致する向きを有する可動シート3の側部を第二のハウジング12の外側に露出させることができる。したがって、可動シート3が移動空間10内に回転し、第一のカメラ41の撮像面の向きが第二の外面122の向きと一致したとき、第一のカメラ41の撮像面を露出させることができ、第二のハウジング12が第一のカメラ41を遮らず、支持アセンブリ1を折り畳むとき、または折り開くときに、第一のカメラ41は撮影することができ、撮影モードを多様化させることができ、ユーザの使用体験を向上させることができる。
【0045】
「第一のカメラ41の撮像面を露出させることができる」とは、第一のカメラ41の撮像面が、遮光効果を有する移動端末100のコンポーネント(例えば、主表示画面2等)によって遮光されないことで、撮影が円滑に行えることを意味するものと解することができる。明らかに、第一のカメラ41の撮像面は、保護機能を達成するために、依然として、光透過レンズ等によって覆うことが可能である。
【0046】
一実施形態において、
図5~
図7を参照すると、可動シート3の回転中心線30の方向は、第一の外面112と平行とすることができる。可動シート3は、回転軸端3aと可動端3bとを有してもよい。回転軸端3aと可動端3bは、可動シート3の両端とすることができる。軸端3aは、第一のハウジング11に回転可能に接続されることができる。可動端3bは、回転軸端3aを中心として回転してもよい。
【0047】
本開示では、可動シート3は、様々な回転角度を有してもよく、例えば、可動シート3は、第一のハウジング11に対して約180°回転することができる。この場合、第一のカメラ41の撮像面は、第二の外面122の向きと同じ向きから第一の外面112と同じ向きに回転することができるので、可動シート3を回転させて第一のカメラ41の撮像面の向きを変えてもよいし、ユーザが表示領域を切り替えない場合(例えば、表示する第一の表示領域21および第二の表示領域22を用いて)、前方撮影(例えば、自己撮影)も後方撮影(相互撮影等)も終了させることができる。
【0048】
任意に、
図5および
図7を参照すると、可動シート3は、第一のハウジング11に対して約90°回転することができる。本開示は、このような例を用いて説明することができる。この場合、回転軸端3aは、凹部領域114に受容することができる。可動シート3が移動空間10の中に回転して入ると、可動端3bは第二のハウジング12に近接して移動し、受容領域124に受容されることができる。可動シート3が移動空間10から回転して出ると、可動端3bが第二のハウジング12から離れて、受容領域124から分離することができる。第一のカメラ41の撮像面は、第二の外面122と同じ向きから第一の側面113と同じ向きに回転することができる。 第一のカメラ41の撮像面が第一の側面113と同じ向きであるとき、第二の表示領域22によって表示を行うことができ、第一のハウジング11は第一のカメラ41を第二のハウジング12に対して回転させることができるので、第一のカメラ41の撮像面を所望の角度に回転させて撮影することができ、移動端末100の撮影の自由度を向上させ、ユーザ体験を向上させることができる。さらに、第一のハウジング11を第二のハウジング12に対して回転させる際に、第二のハウジング12を静止させたままとすることができるので、第一のハウジング11と、第一のハウジング11に装着された第一のカメラ41が揺れなくなり、第一のカメラ41を用いて連続的に向きを変える必要がある記録またはパノラマ画像撮影等の撮影動作を行うときに、移動端末100は、安定性を有し、揺れが少ない第一のカメラ41で、より高品質な画像を得ることができ、ユーザの使用体験を向上させることができる。
【0049】
一実施形態では、
図5および
図7を参照すると、可動シート3は、第一の外壁面31を含んでもよい。第一の外壁面31は、可動シート3の可動端3bに位置してもよい。可動シート3が移動空間10の中に回転して入ると、第一の外壁面31の向きは、第二の外面122の向きと一致する。第一の外壁面31は、貫通孔310を画定してもよい。第一のカメラ41の撮像面は、貫通孔310に向くようにすることができる。第一のカメラ41の撮像面の第一外壁面31への突起部は、貫通孔310によって覆われることができる。この光は、貫通孔310を通して第一のカメラ41の撮像面に入射することができ、第一のカメラ41は、撮像して完全な撮影を行うことができる。
【0050】
本開示では、第一の外壁面31を可動端3bに位置させることができ、可動シート3が移動空間10から回転して出ると、第一の外壁面31が第二のハウジング12から離れるように移動することができ、受容領域124から離れるようにして、第一の外壁面31を露出させ、支持アセンブリ1が任意の状態(折り開き、折り畳み、任意の角度での折り開きを含む)にあるときに、第一のカメラ41が撮影を行うことができる。
【0051】
一実施形態では、
図8および
図9を参照すると、移動端末100は、二次表示画面5をさらに含むことができる。第一の外壁面31には、二次表示画面5を配置することができる。二次表示画面5は、貫通孔310の方を向いて配置され得る光透過領域51を画定することができる。
【0052】
本実施形態では、第一の外壁面31に二次表示画面5を配置してもよいので、可動シート3が内側に回転すると、第一の外壁面31の向きを第一の外面112の向きと一致させることができ、主表示画面2(第二の表示領域22)に二次表示画面5を接合することができるので、表示面積を大きくすることができ、こうして、移動端末100の表示面積が大きくなり、画面比率が高くなって、ユーザの視聴体験をさらに向上させることができる。
【0053】
本開示では、二次表示画面5の光透過領域51は、以下の例を挙げて、様々な実施態様を含むことができる。
【0054】
第一の実施形態では、
図8および
図10を参照すると、二次表示画面5の光透過領域51は、くり抜かれてもよい。換言すれば、二次表示画面5は、二次表示画面5を貫通する貫通孔を画成することができ、貫通孔は、光が第一のカメラ41に入射可能な光透過領域51を形成することができる。二次表示画面5は光透過領域51で画像表示を行わず、二次表示画面5は光透過領域51の周辺領域で画像表示を行うようにしてもよい。
【0055】
第二の実施形態において、
図8および
図11を参照すると、二次表示画面5の光透過領域51は、互いに離間した複数の光透過孔511を画定することができる。光透過孔511は、二次表示画面5を透過することができる。光は、光透過孔511を通って第一のカメラ41に入射することができる。また、二次表示画面5は光透過孔511に画像表示を行わず、二次表示画面5は光透過孔511の周辺領域に画像表示を行うようにしてもよい。
【0056】
光透過領域51は、複数の光透過孔511を画定することができるので、第一のカメラ41は、複数の光透過孔511を介して撮像することができ、光透過孔511を設けない光透過領域51の部分は、依然として画像を表示することができるので、二次表示画面5の表示面積を大きくすることができ、移動端末100の画面比率を向上させることができる。複数の光透過孔511は、第一のカメラ41によって撮像される画像の品質をより高くすることができるようにアレイ状に配置することができる。
【0057】
第三の実施形態において、
図8および
図12を参照すると、二次表示画面5は、積層されたカバープレート52と、表示モジュール53とを含んでもよい。カバープレート52は、光を通過させることができる透明なカバープレートであってもよい。光透過領域51の中に位置する表示モジュール53の一部分は、くり抜かれていてもよい。すなわち、表示モジュール53は、表示モジュール53を貫通する貫通孔530を画定することができる。貫通孔530は、光透過領域51の中に位置することができ、光は、貫通孔530を通過して第一のカメラ41に入射することができる。表示モジュール53は、光透過領域51で画像表示を行わず、表示モジュール53は光透過領域51の周辺領域で画像表示を行うようにしてもよい。
【0058】
本実施形態では、光透過領域51は、全ての光を通過させることができるので、第一のカメラ41によって撮像された画像品質を高くすることができる。カバープレート52は、表示モジュール53を保護するだけでなく、貫通孔310を通して外部の塵および湿気が第二のハウジング12の内部に侵入するのを防止することができる。
【0059】
第四の実施形態では、
図8および
図13を参照すると、二次表示画面5は、積層することのできるカバープレート52と、表示モジュール53とを含んでもよい。カバープレート52は、光を通過させることができる透明なカバープレートであってもよい。表示モジュール53は、複数の中空孔531を画定することができ、これらの中空孔は、光透過領域51内に配置して、互いに離間することができる。中空孔531は、表示モジュール53を貫通することができる。光は、中空孔531を通って第一のカメラ41に入射することができる。表示モジュール53は中空孔531内で画像表示を行わなくてもよく、表示モジュール53は中空孔531の周辺領域で画像表示を行うことができる。
【0060】
光透過領域51は、複数の中空孔531を画定することができるので、第一のカメラ41は、光透過領域51を介して撮像することができ、中空孔531のない光透過領域51の部分は、依然として画像表示を行うことができるので、二次表示画面5の表示面積を大きくすることができ、移動端末100の画面比率を高くすることができる。カバープレート52は、表示モジュール53を保護するだけでなく、中空孔531を通して外部の塵および湿気が第二のハウジング12の内部に侵入するのを防止することができる。複数の中空孔531は、第一のカメラ41によって撮像される画像品質をより高くすることができるようにアレイ状に配置することができる。
【0061】
第五の実施形態では、
図8および
図14を参照すると、二次表示画面5は、積層されたカバープレート54と、表示層55と、遮光層56とを含んでもよい。カバープレート54は、光を通過させることができる透明なカバープレートであってもよい。表示層55は、透明な表示層とすることができる。表示層55は、表示を行うことができるだけでなく、光を透過させることもできる。遮光層56の一部分は、光透過領域51内に位置し、くり抜かれていてもよい。遮光層56は、光を遮断し、第二のハウジング12内の装置を遮断するように構成することができる。遮光層56は、遮光層56を貫通する貫通孔560を画定することができる。貫通孔560は、光透過領域51に対応して位置していてもよく、光は、貫通孔560を通過して第一のカメラ41に入射することができる。
【0062】
光透過領域51は貫通孔560を画定することができるので、第一のカメラ41は光透過領域51を通して撮像することができ、光透過領域51は依然として画像表示を行うことができるので、二次表示5の表示面積を小さくすることなく、さらに移動端末100の画面比率を高めることができる。
【0063】
第六の実施形態では、
図8および
図15を参照すると、二次表示画面5は、積層されたカバープレート54と、表示層55と、遮光層56とを含んでもよい。カバープレート54は、光を通過させることができる透明なカバープレートであってもよい。表示層55は、透明な表示層であってもよい。表示層55は、表示を行うことができるだけでなく、光を透過させることもできる。遮光層56は、光を遮断し、第二のハウジング12内の装置を遮断するように構成することができる。遮光層56は、複数の貫通孔561を画定することができる。複数の貫通孔561は、光透過領域51内に配置して、互いに離間してもよい。貫通孔561は、遮光層56を貫通することができる。光は、貫通孔561を通って第一のカメラ41に入射することができる。
【0064】
光透過領域51は、複数の貫通孔561を画定してもよいので、第一のカメラ41は、光透過領域51を通して撮像することができ、光透過領域51は依然として画像表示を行うことができるので、二次表示画面5の表示面積を小さくすることなく、移動端末100の画面比率をさらに高めることができる。貫通孔561を設けない遮光層56の領域は、依然として光を遮断するために使用され、移動端末100の外観均一性を向上させる。複数の貫通孔561は、第一のカメラ41によって撮像される画像がより高品質になり得るようにアレイ状に配置されてもよい。
【0065】
一実施形態では、
図8を参照すると、主表示画面2は、第二の表示領域22を含んでもよい。第二の表示領域22は、第二の外面122上に積層することができる。可動シート3が移動空間10の中に回転して入ると、二次表示画面5は、第二の表示領域22と面一になることができる。換言すれば、二次表示5は、第二の表示領域22と実質的に同一平面上にあることができる。この場合、二次表示画面5と第二の主表示画面2との接合性を向上させることができ、表示効果を向上させることができる。
【0066】
一実施形態では、
図5を参照すると、主表示画面2は、第二の表示領域22を含んでもよい。第二の表示領域22は、第二の外面122上に積層することができる。可動シート3が移動空間10の中に回転して入ると、第一の外壁面31は、第二の外面122から離れて第二の表示領域22の面と面一(すなわち、略同一平面上)となることができる。この場合、移動端末100は、より良好な外観整合性を有することができる。
【0067】
一実施形態では、
図8および
図9を参照すると、可動シート3は、第二の外壁面32をさらに含んでもよい。第二の外壁面32は、第一の外壁面31に接続されてもよい。可動シート3が移動空間10の中に回転して入ると、第二の外壁面32は、第一の外面112と第二の外面122との間に位置することができ、支持アセンブリ1とは反対側に位置することができ、第二の外壁面32は、第一の側面113と同じ向きを有することができる。シート3が移動空間10から回転して出ると、第二の外壁面32の向きは、第一の外面112の向きと一致することができる。移動端末100は、追加表示画面6をさらに含んでもよく、追加表示画面6は、第二の外壁面32に配置されてもよい。
【0068】
本実施形態では、可動シート3が移動空間10の中に回転して入ると、移動端末100を追加表示画面6によって横向きの面に表示させることができ、これにより表示モードを充実させることができる。可動シート3が移動空間10から回転して出ると、追加表示画面6を主表示画面2の第一の表示領域21と接合することができ、これにより表示面積を大きくさせることで、移動端末100の大画面表示効果を向上させることができる。
【0069】
ここで、可動シート3が移動空間10から回転して出ると、追加表示画面6は、第一の表示領域21に平行にすることができ、追加表示画面6を第一の表示領域21に接合した後に、表示効果を向上させることができる。
【0070】
一実施形態では、
図16~
図18を参照すると、可動シート3は、第三の外壁面33をさらに含むことができる。第三の外壁面33は、第一の外壁面31に接続され、第二の外壁面32に対向して配置されることができる。可動シート3が移動空間10の中に回転して入ると、第三の外壁面33は、第一の外面112と第二の外面122との間に位置することができ、支持アセンブリ1の方を向くことができ、第三の外壁面33を第一の側面113に対向して配置することができる。可動シート3が移動空間10から回転して出ると、第三の外壁面33の向きは第二の外面122の向きと一致することができる。可動シート3は、第三の外壁面33の向きと一致する向きを有する撮像面を有し得る第二のカメラ42をさらに含んでもよい。
【0071】
本実施形態では、可動シート3が移動空間10の中に回転して入ると、第二のカメラ42が移動空間10内に収容されて、支持コンポーネント1により遮断され、第二のカメラ42は撮影することができない。可動シート3が移動空間10から回転して出ると、第二のカメラ42の撮像面は、第二の外面122の向きと一致した向きを有することができ、第二のカメラ42の撮像面を露出することができるので、第二のカメラ42は撮影することができる。
【0072】
本実施の形態では、可動シート3が移動空間10の中に回転して入ると、移動端末100は第一のカメラ41による撮影を行ってもよく、可動シート3が移動空間10から回転して出ると、移動端末100は第一のカメラ41または第二のカメラ42による撮影を行うことができる。したがって、移動端末100の撮影モードを多様化することができ、ユーザ体験を向上させることができる。
【0073】
一実施形態によると、
図18を参照すると、可動シート3には、フラッシュランプ43がさらに設けられていてもよい。なお、フラッシュランプ43の発光面の向きは、第三の外壁面33の向きと一致してもよい。フラッシュランプ43の発光面の向きは、第二のカメラ42の撮像面の向きと一致させて、第二のカメラ42の光を満たすようにしてもよい。
【0074】
本実施形態では、撮影環境が悪い場合には、可動シート3を移動空間10から回転して出し、第二のカメラ42の撮像面およびフラッシュランプ43の発光面を露出させることができ、フラッシュランプ43は、第二のカメラ42のための光を満たし、こうして、第二のカメラ42は、より高品質な画像を撮像することができる。
【0075】
可動シート3内の第二のカメラ42の数は、1つであっても、複数であってもよい。例えば、第二のカメラ42の数は2つであってもよく、広角撮影および望遠撮影を可能にする。
【0076】
一実施形態では、
図19および
図20を参照すると、第一のハウジング11は、第三の側面115および第四の側面116をさらに含んでもよい。第三の側面115と第四の側面116とは、いずれも第一の内面111と第一の外面112との間に接続されてもよい。第三の側面115と第四の側面116とは、互いに対向するように構成することができる。第三の側面115は、第一の側面113の一方の側に配置することができ、第四の側面116は、第一の側面113の他方の側に配置することができる。凹部領域114は、第一のハウジング11を第三の側面115から第四の側面116まで貫通してもよい。
【0077】
本実施形態では、凹部領域114は、第一のハウジング11を第三の側面115から第四の側面116まで貫通できるため、凹部領域114は、第三の側面115から第四の側面116までの方向で、移動端末100の空間を良好に利用することができ、したがって、凹部領域114が大きな体積を有し、処理が容易になり、移動端末100の外観および形状の整合性が向上する。同様に、凹部領域114の容積は大きくすることができるので、凹部領域114と協働することができる可動シート3の容積も大きくすることができ、その結果、可動シート3は、より多くの機能装置を収容することができ、したがって、移動端末100上の機能装置の配置を、より柔軟かつ多様にすることができる。
【0078】
ここで、第二のハウジング12は、第五の側面125および第六の側面126をさらに含んでもよい。また、第五の側面125と第六の側面126とは、いずれも第二の内面121と第二の外面122との間に接続することができる。第五の側面125と第六の側面126とは、互いに対向するように構成されていてもよい。第五の側面125は、第二の側面123の一方の側に配置することができ、第六の側面126は、第二の側面123の他方の側に配置することができる。受容領域124は、第二のハウジング12を第五の側面125から第六の側面126まで貫通することができる。
【0079】
他の実施形態では、凹部領域114は、第三の側面115または第四の側面116まで延びることができ、受容領域124の形状は、凹部領域114の形状に対応することができる。可動シート3は、移動端末100の一端(上端または下端)から露出させることができる。任意に、
図3、
図4および
図6を参照すると、凹部領域114は、第三の側面115および第四の側面116まで延びなくてもよく、受容領域124の形状は、凹部領域114の形状に対応することができ、移動空間10は、支持アセンブリ1を折り畳むと、移動端末100の「バング(bang)」領域を形成することができる。可動シート3が移動空間10の中に回転して入ると、可動シート3は、移動端末100の「バング」領域内に位置することができる。
【0080】
一実施形態では、
図19を参照すると、可動シート3には、イヤホン44をさらに設けることができる。可動シート3は、互いに対向して配置することのできる第四の外壁面34と第五の外壁面35とを含んでもよい。また、第四の外壁面34は、第三の側面115の向きと同じ向きを有してもよい。また、第五の外壁面35は、第四の側面116の向きと同じ向きを有してもよい。イヤホン44の音孔は、第四の外壁面34または第五の外壁面35の少なくとも一方に設けることができる。換言すれば、イヤホン44の音孔は、単に第四の外壁面34または第五の外壁面35だけに配置されてもよいし、第四の外壁面34および第五の外壁面35の両方に配置されてもよい。イヤホン44の音は、音孔を透過する。
【0081】
なお、本実施形態では、イヤホン44の音孔を第四の外壁面34および第五の外壁面35の少なくとも一方に配置することができるため、音孔を塞がなくてもよい。イヤホン44は、ユーザと相互作用するように支持アセンブリ1を折り開くと、または折り畳むと、音を発することができる。この場合、イヤホン44は、移動端末100の頂部または底部の少なくとも一方に近くてもよく、その結果、ユーザは、電話に応答するときにイヤホン44に近くて、イヤホン44によって発せられた音をより良く受信することができ、これにより、ユーザの体験を改善することができる。
【0082】
一実施形態によると、虹彩認識モジュール、顔認識モジュール、マイクロホン(電話送信機とも呼ばれる)、感光体、および指紋モジュールのうちの少なくとも1つが、可動シート3上にさらに配置されてもよい。上記の機能装置(例えば、感光体、指紋モジュール等)は、必要なときに、支持アセンブリ1に従って折り開かれるように、不要なときに、支持アセンブリ1に従って折り畳まれるように可動シート3内に配置され、移動端末100の外部空間を占有することなく、主表示画面2の表示面積を大きくして、移動端末100の画面比率を高めることができる。可動シート3に収容される機能装置は、千鳥配置で配置して、重複配置によって移動端末100の厚さが厚くなり過ぎるのを回避することができる。
【0083】
一実施形態では、
図21を参照すると、支持アセンブリ1を折り畳むと、第一の外面112上の受容領域124の突起部124’が、第一の外面112上の凹部領域114の突起部114’を覆ってもよい。この場合、可動シート3を移動空間10内に良好に収容することができるだけでなく、受容領域124の壁面が可動シート3の回転を妨げることがないので、可動シート3を移動空間から円滑に回転して出入れすることができる。
【0084】
本開示では、主表示画面2は、以下の例を挙げて、様々な実施態様を有することができる。
【0085】
一実施形態では、
図2を参照すると、主表示画面2は、可撓性表示画面であってもよい。第一の外面112と、屈曲部材13の外面と、第二の外面122とは、一括して主表示画面2を保持することができる。屈曲部材13の外面の第一の側は、第一の外面112に接続することができる。屈曲部材13の外面の第一の側と対向する第二の側を第二の外面122に接続することができる。
【0086】
主表示画面2は、有機発光ダイオード(OLED)表示画面であってもよい。
【0087】
別の実施形態では、
図22を参照すると、表示画面2は、第一の副表示画面24および第二の副表示画面25を含むことができる。第一の副表示画面24と第二の副表示画面25とは、互いに独立した2つの表示画面であってもよい。第一の副表示画面24は、第一の外面112上に置くことができる。第二の副表示画面25は、第二の外面122上に置くことができる。屈曲部材13の外面は、第一の副表示24および第二の副表示25に接続可能な可撓性の第三の副表示26を置くことができる。当然、他の実施形態では、屈曲部材13の外面は、表示画面を置かなくてもよい。
【0088】
第一の副表示24は、液晶表示(LCD)または有機発光ダイオード(OLED)表示であってもよい。第二の副表示25は、液晶表示であっても、有機発光ダイオード表示であってもよい。第三の副表示26は、有機発光ダイオード表示とすることができる。
【0089】
本開示において、
図5を参照すると、支持アセンブリ1は、支持アセンブリ1が折り畳み状態にあるときに、第一のハウジング11を第二のハウジング12に対して固定するためのロック構造(141、142)を有していてもよく、これにより、ユーザが移動端末100を持ち運ぶのが容易になる。ロック構造(141、142) は、以下のように例を挙げて、さまざまな実施態様を有することができる。
【0090】
支持アセンブリ1は、第一のロック部材141と、第二のロック部材142とをさらに含むことができる。第一のロック部材141は、第一のハウジング11上に配置することができる。第二のロック部材142は、第二のハウジング12上に配置することができる。支持アセンブリ1を折り畳むと、第一のロック部材141は、第二のロック部材142と協働することができる。
【0091】
ここで、第一のロック部材141は、第一の永久磁石であってもよい。第一の永久磁石は、第一の内面111に固定されてもよい。第二のロック部材142は、第二の永久磁石であってもよい。第二の永久磁石は、第二の内面121に固定されてもよい。第一の永久磁石の第一の端部は、第二の永久磁石の第二の端部の方を向いてもよく、第一の永久磁石の第一の端部は、第二の永久磁石の第二の端部とは反対の磁極を有するよう構成されてもよい。支持アセンブリ1を折り畳むと、第一の永久磁石と第二の永久磁石とを磁気的に引き付けることができる。
【0092】
任意に、第一のロック部材141は、第一の内面111から突出するブロックとすることができる。第二のロック部材142は、第二の内面121に凹んだスロットとすることができる。支持アセンブリ1を折り畳むと、ブロックはスロットと係合することができる。また、ブロックは、ブロックとスロットとの間のロック力を強めるために、スロットの壁との干渉嵌合を有してもよい。
【0093】
図8および
図9を参照すると、他の実施形態では、前述の実施形態とは異なり、第一のロック部材141は、可動シート3の第三の外壁面33に配置することができる。第二のロック部材142は、受容領域124の溝壁1240上に配置することができる。例えば、第一のロック部材141は、可動シート3の第三の外壁面33から突出するブロックとすることができる。第二のロック部材142は、受容領域124の溝壁に凹ませることのできるスロットとすることができる。支持アセンブリ1を折り畳むと、ブロックはスロットと係合することができる。ブロックは、ブロックとスロットとの間のロック力を強めるために、スロットの溝壁との干渉嵌合を有してもよい。任意に、第一のロック部材141は、第一の永久磁石であってもよい。第二のロック部材142は、第二の永久磁石であってもよい。第一の永久磁石の第一の端部は、第二の永久磁石の第二の端部の方を向いてもよく、第一の永久磁石の第一の端部は、第二の永久磁石の第二の端部とは反対の磁極を有するよう構成されてもよい。支持アセンブリ1を折り畳むと、第一の永久磁石と第二の永久磁石とを磁気的に引き付けることができる。
【0094】
以上、本開示の実施形態を詳細に説明してきたが、本開示の原理および実施は、特定の具体例に記載されている。上記の実施態様の説明は、本開示の方法および核となる精神の理解を助けるためにのみ使用される。なお、当業者であれば、本開示の精神に従い、具体的な実施形態および適用範囲を変更することができる。一言で言えば、本明細書は、本開示の制限とはみなされないものとする。