(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-08
(45)【発行日】2022-12-16
(54)【発明の名称】相乗効果で再構成可能な交差点
(51)【国際特許分類】
G08G 1/07 20060101AFI20221209BHJP
E01C 1/02 20060101ALI20221209BHJP
【FI】
G08G1/07 A
E01C1/02
(21)【出願番号】P 2020556956
(86)(22)【出願日】2018-12-21
(86)【国際出願番号】 AU2018051398
(87)【国際公開番号】W WO2019200423
(87)【国際公開日】2019-10-24
【審査請求日】2021-02-10
(32)【優先日】2018-04-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】AU
(73)【特許権者】
【識別番号】518409601
【氏名又は名称】ヴァリアント・ユク・ユエン・レオン
(74)【代理人】
【識別番号】110000291
【氏名又は名称】弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】ヴァリアント・ユク・ユエン・レオン
【審査官】貞光 大樹
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2017/197460(WO,A1)
【文献】特表平6-506549(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G08G 1/00 - 1/16
E01C 1/00 - 1/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
交差点であって、
少なくとも2本の多車線道路の交差点であって、少なくとも1本の道路に互いに隣接して配置された少なくとも3本以上の車線を含み、
交差道路が重なる交差点領域と、
少なくとも1本、交差点に接近する各道路によって車両が走行する複数の近位通過車線を定義する近位領域で、近位通過車線に含む交差道路と、
前記交差道路は、
交差点領域に接近する車両を同じ道路の交差点を直進するように案内するための直進車線、及び、
交差点領域に接近する車を交差点領域で交差点を左折するように案内するための左折車線、
から選択された少なくとも一方を含む1つ以上の車線と、
交差点領域から道路に移動する車両を受け入れるための少なくとも1本の受け入れ車線と、
交差点領域に接近する車を交差点領域で交差点を右折するように案内するための少なくとも1本の右折車線と、
を含み、
前記受け入れ車線が、直線車線および左折車線から選択された少なくとも1本以上の車線と、右折車線との間に配置され、
近位領域の遠位の遠位クロスオーバーゾーンと、
前記道路は、複数の遠位通過車線を定義する、遠位クロスオーバーゾーンに接近する車両を少なくとも1本の遠位領域から右折車線に案内させるように設定された少なくとも1本の右折接近車線を含む遠位クロスゾーンの遠位にある遠位領域と、
遠位通過車線の一番左側にある少なくとも1本の右折接近車線と、
を備え、
前記交差点は2つのフェーズの1つに車両を案内するように設定されている交通案内システムを含み、
前記2つのフェーズは、
交差道路の1つに沿ったすべての車両に、交差点を横切って直進させ、交差点にある道路から転向させるように合図され、一方、すべての車両は遠位のクロスオーバーゾーンを横切って右折車線への移動が防止される1つのフェーズ、
及び
交差道路の他方に沿ったすべての直進および/または右折および/または左折の車両が交差点領域への進入が停止させるように合図され、遠位右折車線にある車両が遠位クロスオーバーゾーンを横切って近位右折車線に移動させるように合図される1つのフェーズから選択される2つのフェーズの1つまたは複数において視覚信号装置の動作を制御するように設定されること、
を特徴とする交差点。
【請求項2】
少なくとも1つの道路が5本以上の車線から構成され、少なくとも1本以上の直進車線が、車両の再構成可能な車線として設定されることを特徴とする請求項1に記載される交差点。
【請求項3】
少なくとも1本又は複数の再構成可能な車線には、以下のいずれか一つとして再構成可能に設定し、
走行方向が反転可能である再構成可能な車線、及び
1本又は複数の駐車車線
の1本または複数を含むことを特徴とする請求項2に記載される交差点。
【請求項4】
前記直進車線が、交差点を越えて直線で車両を少なくとも1本または複数の直進受け入れ車線に案内するように設定されることを特徴とする請求項1に記載される交差点。
【請求項5】
近位領域が、さらに車両を交差点で交差道路に左折するために誘導するように設定される少なくとも1本の左折車線から構成されることを特徴とする請求項1に記載される交差点。
【請求項6】
近位領域が、さらにピーク時間に交通車線として利用し、またオフピーク時間に駐車車線に再構成可能の一本又は複数の左折車線を含む、または
ピーク時間に交通車線として利用し、またオフピーク時間に駐車車線に再構成可能一本又は複数の右折車線を含むことを特徴とする請求項1に記載される交差点。
【請求項7】
交差点に交差点領域を横断した自転車を受け入れるための自転車受け入れ車線と、近位領域の右折車線および受け入れ車線との間に延長する自転車受け入れ車線を含むことを特徴とする請求項1に記載される交差点。
【請求項8】
交差点に交差点領域の少なくとも1本または複数の自転車右折待機ゾーンが、交差点領域の中央分離帯に配置されること、
交差点に右折しようとする自転車を案内するための交差点領域の右折待機ゾーンを含むこと、
を特徴とする請求項1に記載される交差点。
【請求項9】
前記近位領域は、前記遠位クロスオーバーゾーンを迂回せずに横断して、一本の前記直進車線へ案内する1本または複数の直進接近車線を含むことを特徴とする請求項1に記載される交差点。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、交差点、交通およびそれらの方法ためのシステムに関係する。
【0002】
本発明は、主に交差点および渋滞道路上の交通流に関して使用するために開発され、本出願を参照して以下に説明する。しかしながら、本発明はこの特定の使用分野に限定されないことが理解してほしい。
【背景技術】
【0003】
世界的にますます大きな都市が交通渋滞の増加につながっている。より多くの車両を対応するために、より多くの車線を備えたより大きな道路が設計および作成されている。
【0004】
ただし、これらの大きな道路が交差し、それぞれに多くの車線がある場合、信号機での長い待機時間によって交通の流れが妨げられる可能性がある。これは通常、道路ユーザーが原因である。車両、歩行者、自転車がさまざまな側から接近し、さまざまな方向に転向し、直進するために対応されるさまざまな組み合わせや順列の信号を待たなければならない状況である。
【0005】
これらの長い待機期間には、混雑した道路でさらに渋滞を引き起こす可能性がある。
【0006】
さらに、特定の方向(たとえば、市内中心部への出入り)の交通流は、時間帯によって大きく異なることがある。
【0007】
本明細書で従来技術情報が言及されている場合、そのような参照は、その情報がオーストラリアまたは他の国における当該技術分野の共通一般知識の一部を形成することを認めるものではないことを理解してほしい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、従来技術の欠点の少なくともいくつかを克服または実質的に改善する、または少なくとも代替物を提供する、交通を誘導するためのシステムおよびその方法である交差点を提供する目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
第1の態様によれば、本発明は、交差点構成に存在すると言われている
a.少なくとも2本の多車線道路の交差点で、互いに隣接して配置された少なくとも3本以上の車線を含む少なくとも1本の道路
b.交差道路が重なる交差点領域。
c.少なくとも1本の交差道路が構成される。
i.交差点に接近する各道路によって車両が走行する複数の通過車線を定義する近位領域。通過車線には次のものが含まれる。
1.以下から1つ以上が選択された。
a.交差点領域に接近する車両を同じ道路の交差点を直進するように案内するための直進車線。
b.領域に接近する車を交差道路に左折するように案内するための左折車線。
2.交差点領域から交差道路に移動する車両を受け入れるための少なくとも1本の受け入れ車線。
3.交差点領域に接近する車を交差点領域で交差点を右折するように案内するための少なくとも1本の右折車線。
d.ここで、右折車線は、少なくとも受け入れ車線で直進車線および左折車線から選択された少なくとも1本以上の車線からの間隔で配置される。
e.近位領域の遠位の遠位クロスオーバーゾーン。
f.遠位クロスオーバーゾーンに接近する車両を少なくとも1本の右折車線に案内させるように設定された少なくとも1本の接近車線。
g.ここで、少なくとも1本の接近車線は、交通機関の一番左側にある。
【0010】
別の態様によれば、本発明は、大まかに2つの多車線道路の交差点に位置する交差点、互いに隣接して間隔された少なくとも3本以上の車線を含む少なくとも1本の道路から構成されると言われる。交差点は、以下から構成される。
a.交差道路の表面積が重なる交差点領域。
b.交差点に接近する各道路によって車が走行する複数の通過車線を定義する近位領域。以下を含む。
i.交差点で交差道路に右折するように車両を案内するための少なくとも1本の右折車線。
ii.交差点領域から近位領域に移動する車を受け入れるための少なくとも1本の受け入れ車線。
iii.交差点を直進する車を受け入れるための少なくとも1本の直進する受け入れ車線。
c.ここで、右折する車線は、遠位クロスオーバーゾーンを通過することにより、近位領域の直進車線から分岐するように設定されている。同じ道路に沿って反対方向に交差点を直進する車両は、直進受け入れ車線の右折車線および直進の間に移動させるように案内される。
d.ここで、遠位クロスオーバーゾーンの少なくとも1本の右折車線の少なくとも1つが、通過車線の一番左に位置する。
【0011】
実施形態では、受け入れ車線に、同じ道路上の交差点領域を横切って移動する車両を受け入れるための直進する受け入れ車線を含む。
【0012】
実施形態では、遠位クロスオーバーゾーンに、クロスオーバーゾーンに渡る右折車線で車両の動きを誘導するための少なくとも1つ以上の信号機を含む。
【0013】
実施形態では、少なくとも1本の交差道路が5本の車線から構成され、その道路の少なくとも1本以上の直進車線が、車両の走行方向が反転可能である再構成可能な車線として設定される。
【0014】
実施形態では、少なくとも1本または複数の再構成可能な車線には、再構成可能な車線の移動方向を合図するために構成された信号装置を含む。
【0015】
実施形態では、少なくとも1本の再構成可能な車線には、車両の駐車として再構成可能にする再構成可能な駐車車線を含む。
【0016】
実施形態では、少なくとも1本以上の再構成可能な駐車車線が1組の再構成可能な車線の中間に配置される。
【0017】
実施形態では、直進車線が、交差点を越えて直線で車両を前記少なくとも1本または複数の直進接近車線に案内するように設定される。
【0018】
実施形態において、近位領域が、さらに車両を交差点で交差道路に左折するように車両を案内するための少なくとも1本の左折車線。
【0019】
実施形態では、近位領域には、複数の左折車線が構成され、少なくとも1本の左折車線が駐車スペースとして再構成可能である。
【0020】
実施形態では、交差点が、左折車線が現在通過車線または駐車スペースとして設定されているかどうかをシグナリングするように設定された信号装置から設定される。
【0021】
実施形態では、近位領域には、複数の右折車線が構成され、少なくとも1本の右折車線が駐車スペースとして再構成可能である。
【0022】
実施形態では、交差点が、左折車線が現在通過車線または駐車スペースとして設定されているかどうかをシグナリングするように設定された信号装置から設定される。
【0023】
実施形態では、左折車線が、1つの交差道路の左折車線から、他の交差道路の直進する受け入れ車線に車両を転向させるように設定される。
【0024】
実施形態では、左折車線および直進車線から選択される少なくとも1本または複数が、交差点領域に隣接して千鳥状に終了するように設定され、近位クロスオーバーゾーンのためのスペースを可能にする。
【0025】
実施形態では、少なくとも1本の交差道路が、交差点領域に隣接して千鳥状に終了する複数の直進車線を含み、近位クロスオーバーゾーン用のスペースが許可され、近位クロスオーバーゾーンが、車両が交差道路の右折車線からの右折する車両を許可し、近位クロスオーバーゾーンがある道路を横断する歩行者が通過するさまざまな経路が許可される。
【0026】
実施形態では、近位領域で左折の組み合わせを定義し、近位交差ゾーンが左折車線と直進車線の組み合わせに隣接して配置され、交差点を渡って直進する車両を受け入れるように構成され、それにより車両が交差点を通過して直進し、左折車線および直進車線の組み合わせから左折する車両を通過することができる。
【0027】
実施形態では、近位クロスオーバーゾーンの道路が、4車線道路である。
【0028】
実施形態では、遠位クロスオーバーゾーンが、車両のUターンを案内するように設定される。
【0029】
実施形態では、左折車線および直進車線から選択される少なくとも1本または複数が、交差点領域に隣接して千鳥状に終了するように構成され、それにより、近位クロスオーバーゾーンのためのスペースを可能にする。
【0030】
実施形態では、近位クロスオーバーゾーンが略三角形に設定される。
【0031】
実施形態では、近位クロスオーバーゾーンが、交差道路の右折車線から転向する車両が近位クロスオーバーゾーンに存在する道路を横断している歩行者の経路を通過させるように設定される。
【0032】
実施形態では、各直進受入車線が、車両を遠位クロスオーバーゾーンに案内して、交差点領域を通って直進する車両が遠位クロスオーバーゾーンを横断できるように設定される。
【0033】
実施形態では、近位領域の直進車線が、交差点領域で交差道路に左折させるように車両を案内するための左折車線として設定される。
【0034】
実施形態では、交差点に、交差点領域を通過して道路上に車両を安全に誘導するように構成された視覚信号装置を含む。
【0035】
実施形態では、視覚信号装置が、たった2つの動作モードの1つで動作可能である。
【0036】
実施形態では、それぞれの視覚信号装置が、進行状態および停止状態で動作可能である。
【0037】
実施形態では、それぞれの視覚信号装置が、進行状態、停止状態および低速状態で動作可能である。
【0038】
実施形態では、交差点の視覚信号装置が、2つの現示で同時に動作可能である。
【0039】
実施形態では、交差点の視覚信号装置が、3つの現示で同時に動作可能である。
【0040】
実施形態では、交差点の視覚信号装置が、交差点またはその一部に接近する道路の組の数に等しい数の現示で一緒に動作可能である。
【0041】
実施形態では、交差点の視覚信号装置が、1つを加えて交差点またはその一部に接近する道路の組の数に等しい数の現示で一緒に動作可能である。
【0042】
実施形態では、視覚信号装置が、近位領域の少なくとも1本の道路を横断して歩行者を安全に誘導するように設定される。
【0043】
実施形態では、近位領域が、さらに以下から選択された1つまたは両方を受け入れるために設定される少なくとも1本の受け入れと案内の回転受け入れ車線。
a) 交差道路から右折する車両。
b) 交差道路から左折する車両。
【0044】
実施形態では、近位領域に複数の転向受け入れ車線を含む。
【0045】
実施形態では、右折車線が遠位クロスオーバーゾーンを横断することにより、近位領域の他の車線から分岐するように設定される。そのため、直進する車両を案内するための直進する受け入れ車線反対側からの交差点が、右折車線と直進車線の間に延長する。
【0046】
実施形態では、交差点領域の反対側にある少なくとも1本の道路の直進車線と直進受け入れ車線が直線で整列される。
【0047】
実施形態では、交差点が少なくとも1つ以上の中間視覚信号配置から構成され、遠位クロスオーバーゾーンに接近する近位領域にある車両および自転車から選択された1つまたは複数を視覚的に合図するように設定される。
【0048】
実施形態では、中間視覚信号装置が、近位領域と遠位領域から接近する車両を遠位クロスオーバーゾーンに安全に誘導するように設定される。
【0049】
実施形態では、中間視覚信号装置は信号機である。
【0050】
実施形態では、交差点に複数の自転車車線を含む。
【0051】
実施形態では、自転車車線が、道路の側方に隣接する少なくとも1本の道路に沿って延長するように設定される。
【0052】
実施形態では、交差点で少なくとも1つの交差道路を横断する歩行者を案内するように設定される横断歩道を定義する。
【0053】
実施形態では、遠位クロスオーバーゾーンが交差点領域の遠位側にあり、近位クロスオーバーゾーンが交差点領域により近いである。
【0054】
実施形態では、交差点に少なくとも1本または複数の中間車線を含み、遠位クロスオーバーゾーンと近位クロスゾーンの間に延長する。
【0055】
実施形態では、交差点に交差点領域からの遠位クロスオーバーゾーン道路の遠位領域を含む。
【0056】
実施形態では、遠位領域に、交差点に接近する車両のための少なくとも1本の接近車線を含む。
【0057】
実施形態では、遠位領域に、交差点領域から離脱または走行する車両のための少なくとも1本の離脱車線を含む。
【0058】
実施形態では、少なくとも1本の接近車線が、交差点で交差道路に右折しようとする車両のための右折接近車線である。
【0059】
実施形態では、少なくとも1本の接近車線が、同じの道路の交差点を通過する車両を案内するように設定される直進の接近車線である。
【0060】
実施形態では、少なくとも1本の接近車線は、車両を交差点で左折するか、交差点を直進するように車両を案内するために設定される、直進と左折の接近車線の組み合わせである。
【0061】
実施形態では、少なくとも1本の接近車線が、車両を交差点で左折するように案内するために設定される左折接近車線である。
【0062】
実施形態では、交差点に、少なくとも1本交差道路に沿って延長する少なくとも1本の自転車車線を含む。
【0063】
実施形態において、交差点に交差点領域を越えた自転車を受け入れるための自転車受け入れ車線を含む。
【0064】
実施形態では、自転車受け入れ車線が、近位領域の右折車線と受け入れ車線の間に延長する。
【0065】
実施形態では、自転車受け入れ車線が、遠位クロスオーバーゾーンを渡って延長する。
【0066】
実施形態では、交差点に、交差点から遠位のクロスオーバーゾーンに接近するときに自転車受け入れ車線に合図する少なくとも1つの視覚信号装置を含む。
【0067】
実施形態において、交差点に交差点領域に接近する自転車を案内するための自転車接近車線を含む。
【0068】
実施形態では、自転車の接近車線が、交差道路の隣接側に延長する。
【0069】
実施形態では、交差点に交差点領域の少なくとも1本または複数の自転車待機ゾーンを含む。
【0070】
実施形態では、自転車待機ゾーンが、交差点領域の中央分離帯に配置される。
【0071】
実施形態では、自転車待機ゾーンが、交差点領域の中央分離帯の周囲に配置される。
【0072】
実施形態では、自転車待機ゾーンが、交差点領域の周囲に配置される。
【0073】
実施形態では、自転車接近車線が、以下から選択される1つまたは複数に分割される。
a.左折する自転車車線。
b.右折する自転車車線。
c.直進する自転車車線。
d.Uターンの自転車車線。
【0074】
実施形態では、交差点に、自転車の接近車線の自転車が交差点領域に接近するときに自転車に合図するための、少なくとも1つの視覚信号装置を含む。
【0075】
実施形態では、交差点が、遠位クロスオーバーゾーンに隣接して配置された少なくとも1本または複数のバス停留所を含む。
【0076】
実施形態では、交差点に、少なくとも1本の道路の端に沿って延長する歩行者通路を含む。
【0077】
実施形態では、自転車車線が、遠位クロスオーバーゾーンの遠位で歩行者通路に合流するように設定される。
【0078】
実施形態では、自転車車線の少なくとも1本が、車両駐車として再構成可能である。
【0079】
実施形態では、左折自転車車線が、車両の駐車場として再構成可能である。
【0080】
実施形態では、移動する直進自転車車線が、車両の駐車場として再構成可能である。
【0081】
別の態様によれば、本発明は、大まかに上記に説明された交差点で配置される交通案内システムで構成され、交通案内システムには、交差道路の両方にある車両を案内する信号を表示するために設定される
a.1つまたは複数の視覚信号装置から構成され、対向する交通流を横切る車両への案内信号の表示が含まれる。
b.視覚信号装置の動作を制御するように設定された制御システムで、交差点および遠位クロスオーバーゾーンを横切って安全に移動するように車両を誘導する。
【0082】
実施形態では、制御システムが、2つの設定の1つで視覚信号装置の動作を制御させるように設定される。
【0083】
実施形態では、制御システムが、3つの設定の1つで視覚信号装置の動作を制御させるように設定される。
【0084】
実施形態では、視覚信号装置の3つの設定に、青信号、赤信号および黄色の信号を含む。
【0085】
実施形態では、制御システムが、2つの現示で視覚信号装置の動作を制御させるように設定される。
【0086】
実施形態では、制御システムが、以下の視覚信号装置の動作を制御させるように設定される。
a.交差道路を直進する車線の車両に合図され、交差点を直進する1番目の現示。
b.交差道路を直進する車線に停止させる車両に合図される2番目の現示。
【0087】
実施形態では、2つの現示は以下の通りである。
a.1番目の現示で、交差道路の1つに沿ったすべての車両に、交差点を横切って直進させ、交差点にある道路から転向させるように合図される。一方、すべての車両は、遠位のクロスオーバーゾーンを横切って右折車線に移動しないように防止される。
b.2番目の現示では、交差道路の他方に沿ったすべての直進および/または右折および/または左折の車両が交差点領域で停止させるように合図され、遠位右折車線にある車両が遠位交差点領域を横切って近位右折車線に移動させるように合図される。
【0088】
実施形態では、制御システムが、さらに視覚信号装置の動作を制御させるように設定される。
a.3番目の現示では、交差道路の両方に沿って移動するすべての車両が停止され、歩行者や自転車から選択された1つ以上が交差道路を横断させるように合図され、遠位右折車線にある車両が遠位交差点領域を横切って近位右折車線に移動させるように合図される。
【0089】
実施形態では、制御システムが、2つの補助現示で視覚信号装置の動作を制御させるように設定される。
【0090】
実施形態では、1番目の現示の2つの補助現示に以下を含む。
a.交差道路の1つからの左折車線の車両が停止するように合図され、右折車線の車両同じ交差道路の反対側から行くように合図される1番目の補助現示。
b.交差道路の1つからの左折車線の車両が前進するように合図され、右折車線の車両同じ交差道路の反対側から停止するように合図される2番目の補助現示。
【0091】
実施形態では、制御システムが、1番目の補助現示で視覚信号装置の動作を制御させるように設定される。以下も制御する。
a. 左折自転車車線の自転車は進行するように合図され、交差点を直進する直進自転車車線の自転車は進行するように合図される。
【0092】
実施形態では、制御システムが、2番目の補助現示で視覚信号装置の動作を制御させるように設定される。以下も制御する。
a.左折自転車車線の自転車が停止するように合図され、直進自転車車線の自転車が停止するよう合図される。
【0093】
実施形態では、制御システムが、遠位クロスオーバーゾーンで視覚信号装置の動作を制御させるように設定される。
【0094】
実施形態では、コントローラが、1番目の現示の1番目の補助現示中に視覚信号装置を制御して、直進の接近車線および/または組合せ接近車線の車両を遠位クロスオーバーゾーンに移動させるように設定される。
【0095】
実施形態では、コントローラが、1番目の現示の2番目の補助現示中に視覚信号装置を制御して、受け入れ車線の車両が遠位クロスオーバーゾーンを横断させるように設定される。
【0096】
実施形態では、コントローラが、1番目の現示の1番目の補助現示中に視覚信号装置を制御して、自転車のUターン車線内の自転車を停止させるように設定される。
【0097】
実施形態では、コントローラが、1番目の現示の2番目の補助現示中に視覚信号装置を制御して、直進の接近車線および/または組合せの接近車線の車両を停止させるように設定される。
【0098】
実施形態では、コントローラが、1番目の現示の2番目の補助現示中に視覚信号装置を制御して、受け入れ車線の遠位クロスオーバーゾーンに接近する車両を停止させるように設定される。
【0099】
実施形態では、コントローラが、1番目の現示の2番目の補助現示中に視覚信号装置を制御して、遠位クロスオーバーゾーンに接近する右折接近車線の車両を通過させるように設定される。
【0100】
実施形態では、コントローラが、1番目の現示の2番目の補助現示中に視覚信号装置を制御して、遠位クロスオーバーゾーンに接近する右折接近車線の車両を通過させるように設定される。
【0101】
実施形態では、コントローラが、2番目の現示の2番目の補助現示中に視覚信号装置を制御して、自転車Uターン車線を停止させるように設定される。
【0102】
実施形態では、コントローラが、2番目の現示の1番目の補助現示中に視覚信号装置を制御して、受け入れ車線の遠位クロスオーバーゾーン領域に接近する車両が遠位クロスオーバーゾーンにわたって移動させるように設定されている。
【0103】
実施形態では、コントローラが、2番目の現示の2番目の補助現示中に視覚信号装置を制御して、直進の接近車線および/または組合せ接近車線の車両を遠位クロスオーバーゾーンの前で停止させるように設定される。
【0104】
実施形態では、コントローラが、2番目の現示の2番目の補助現示中に視覚信号装置を制御して、遠位クロスオーバーゾーンの前に受け入れ車線の車両を停止させるように設定される。
【0105】
実施形態では、コントローラが、2番目の現示の2番目の補助現示中に視覚信号装置を制御して、遠位クロスオーバーゾーンを通過する右折接近車線の車両を停止させるように設定される。
【0106】
実施形態では、コントローラが、2番目の現示の2番目の補助現示中に視覚信号装置を制御して、遠位クロスオーバーゾーンの前に自転車受け入れ車線の自転車を停止させるように設定される。
【0107】
実施形態では、コントローラが直進車線の車両を2番目の現示で停止させるように合図する視覚的信号装置を制御するために設定されている場合、コントローラが視覚的信号装置をUターン自転車車線に向けてUターン近位交差点領域を実行させるように制御する。
【0108】
実施形態では、コントローラが直進車線の車両を2番目の現示で停止させるように合図する視覚的信号装置を制御するために設定されている場合、コントローラが視覚的信号装置を右折車線に向けて移動させるように制御する。
【0109】
実施形態では、交差点に、反対方向に走行するように再構成可能である少なくとも1つまたは複数の再構成可能な車線を含み、制御システムが、再構成可能な車線の流れの方向を反転する少なくとも1つまたは複数の視覚信号装置の動作を制御させるように設定される。
【0110】
実施形態では、コントローラが、再構成可能な車線によって意図通りの同じ方向に動く直進車線に相関する再構成可能な車線での車両の移動を制御する視覚信号装置を制御させるように設定される。
【0111】
実施形態では、少なくとも1本の再構成可能な車線は、車両駐車として再構成可能である再構成可能駐車車線を含み、制御システムが、少なくとも1本以上の視覚信号装置の動作を制御して、再構成可能な駐車車線に沿った移動を停止させるように設定される。
【0112】
実施形態では、少なくとも1本以上の再構成可能な駐車車線が1組の再構成可能な車線の中間に配置される。
【0113】
実施形態では、交差点に遠位クロスオーバーゾーンの遠位に延長する自転車の離脱車線を含む。
【0114】
実施形態では、自転車の離脱車線が、道路の隣接した側に延長する。
【0115】
実施形態では、少なくとも1本の自転車車線が車両駐車車線として再構成可能で、制御システムが少なくとも1本以上の自転車視覚信号装置の動作を制御させるように設定される。
【0116】
実施形態では、左折自転車車線が、車両の駐車場として再構成可能である。
【0117】
実施形態では、移動する直進自転車車線が、車両の駐車場として再構成可能である。
【0118】
さらなる態様によれば、本発明は、2つの多車線道路の交差点に位置する交差点、互いに隣接して間隔された少なくとも3本以上の車線を含む少なくとも1本の道路から構成されると言われる。交差点は、以下から構成される。
a.交差道路の表面積が重なる交差点領域。
b.交差点に接近する各道路によって車が走行する複数の通過車線を含む近位領域。以下を含む。
i.交差点で交差道路に右折するように車両を案内するための少なくとも1本の右折車線。
ii.車両を同じ道路の交差点を通過して直進するように案内するための少なくとも1本の直進車線を含む。
iii.交差点領域から近位領域に移動する車を受け入れるための少なくとも1本の受け入れ車線。
iv.右折車線は、遠位のクロスオーバーゾーンを通過することにより、近位領域の直進車線から分岐するように設定され、同じ道路に沿って反対方向に交差点を直進する車両は、右折車線と直進車線の間で直進受け入れ車線に移動させるように案内される。
c.少なくとも1本の自転車車線をさらに含む近位領域で、以下を含む。
i. 右折車線および受け入れ車線の間に延長する受け入れ自転車車線。
【0119】
実施形態では、近位領域に複数の自転車車線を含む。
【0120】
実施形態では、近位領域に近位領域の交差点領域に進入する自転車を案内する自転車の接近車線を含む。
【0121】
実施形態では、受け入れ車線に、同じ道路上の交差点領域を横切って移動する車両を受け入れるための直進する受け入れ車線を含む。
【0122】
実施形態では、交差点に遠位クロスオーバーゾーンの遠位に延長する自転車の離脱車線を含む。
【0123】
実施形態では、自転車の離脱車線が、道路の隣接した側に延長する。
【0124】
本発明の他の態様も開示されている。
【0125】
本発明の範囲内にある他の任意の形態にもかかわらず、本発明の好ましい実施形態は、以下の添付図面を参照しながら、単なる例として説明される。
【図面の簡単な説明】
【0126】
【
図1】6車線道路を横断する6車線道路の交差点の概略図を示し、視覚信号装置が1番目の現示にある車両が各道路上で両方向に移動している。
【
図2】6車線道路を横断する6車線道路の交差点の第1の実施形態の概略図を示し、視覚信号装置が2番目の現示にある車両が各道路上で両方向に移動している。
【
図3】6車線道路を横断する6車線道路の交差点の第1の実施形態の概略図を示し、再構成可能な車線が2番目の設定にあり、視覚信号装置が1番目の現示にある。
【
図4】6車線道路を横断する6車線道路の交差点の第1の実施形態の概略図を示し、再構成可能な車線が2番目の設定にあり、視覚信号装置が2番目の現示にある。
【
図5】6車線道路を横断する6車線道路の交差点の第1の実施形態の概略図を示し、視覚信号装置を動作する制御システムが3番目の現示に表示させ、歩行者が交差点領域を横切るときに車両の横切りを防止し、遠位右折車線にある車両が近位右折車線に遠位クロスオーバーを横切る、および/またはUターンを実施させるように合図される。
【
図6】4車線道路を横断する5車線道路の交差点の第2の実施形態の概略図を示し、5車線道路の中央車線が再構成可能な車線である。
【
図7】6車線道路を横断する10車線道路の交差点の第3の実施形態の概略図を示し、車両が各道路の両方向へ移動させ、視覚信号装置が1番目の現示にあり、再構成可能な車線が1番目の設定にある。
【
図8】6車線道路を横断する6車線道路の複数の交差点の概略図を示し、街区を構成する。
【
図9】6車線道路を横断する10車線道路の交差点の第3の実施形態の概略図を示し、一番左の左折車線および一番右の右折車線が駐車スペースとして再構成可能である。
【
図10】6車線道路を横断する10車線道路の交差点の第4の実施形態の概略図を示し、車両が各道路の両方向へ移動させ、視覚信号装置が1番目の現示にあり、単一の左折車線が各交差道路にあり、各左折車線の交差点にバッファを含む。
【
図11】
図10で示される交差点の第4の実施形態の概略図を示し、視覚信号装置が2番目の現示にある。
【
図12】交通案内システムの1番目の現示および1番目の補助現示を示す6車線道路を含む、交差点の第5の実施形態の概略図を示す。
【
図13】交通案内システムの1番目の現示および2番目の補助現示における、交差点の第5の実施形態の概略図を示す。
【
図14】交通案内システムの補助現示における、左折する左折車線を示す2本の交差する4車線道路を含む、交差点の第6の実施形態の概略図を示す。
【
図15】交通案内システムの別の補助現示に右折する右折車線を表示する
図14の交差点の概略図を示す。
【
図16】1番目の現示および1番目の補助現示において、2本の交差する6車線道路、交差点で終わらせる追加の6車線道路を含む、交差点の第7の実施形態の概略図を示す。
【
図17】1番目の現示および2番目の補助現示における、
図16の交差点を示す。
【
図19】1番目の現示における、3車線道路と交差する2車線道路を含む、交差点の第8の実施形態を示す。
【
図24】1番目の現示における、3車線道路と交差する2車線道路を含む、交差点の第9の実施形態を示す。
【
図25】1番目の現示の1番目の補助現示で6車線道路と交差する4車線道路を含む、交差点の第10の実施形態を示す。
【
図26】1番目の現示の2番目の補助現示における、
図25の交差点を示す。
【
図27】2番目の現示の1番目の補助現示における、
図25の交差点を示す。
【
図28】
図25の交差点、および2番目の現示の2番目の補助現示を示す。
【
図30】1番目の現示の1番目の補助現示で6車線道路と交差する6車線道路を示す、交差点の第11の実施形態を示す。
【
図31】1番目の現示の2番目の補助現示を示す
図30の交差点を示すが、再構成可能な車線が反対方向に進んでいる。
【
図32】2番目の現示の1番目の補助現示を示す
図30の交差点を示す。
【
図33】2番目の現示の2番目の補助現示を示す
図30の交差点を示す。
【
図35】1番目の現示の1番目の補助現示で6車線道路と交差する6車線道路を示す、交差点の第12の実施形態を示す。
【
図36】1番目の現示の2番目の補助現示を示す
図35の交差点を示す。
【
図37】2番目の現示の1番目の補助現示を示す
図35の交差点を示す。
【
図38】2番目の現示の2番目の補助現示を示す
図35の交差点を示す。
【
図39】8車線道路と交差する8車線道路を示す、交差点の第13の実施形態を示す。
【
図41】8車線道路と交差する8車線道路を示す、交差点の第14の実施形態を示す。
【
図43】1本の右折車線と1本の左折車線が駐車スペースとして使用されている1組の右折車線および1組の左折車線を含む、交差点の8車線道路の概略図を示す。
【
図44】交通のために使用されるすべての右折車線および左折車線を持つ、8車線道路の概略図を示す。
【
図45】1番目の現示で8本の車線道路を交差する4本の道路を表示し、8本脚の交差点の第15の実施形態を示す。
【
図47】歩道の自転車車線を含む4車線道路と交差する4車線道路を示す、交差点の第16の実施形態の概略図を示す。
【
図51】歩道の自転車車線を含む6車線道路の概略図を示す。
【
図52】再構成可能な自転車駐車車線を含む4車線道路の概略図を示す。
【
図53】再構成可能な自転車駐車車線および再構成可能な駐車車線でもある再構成可能な車線を含む5車線道路の概略図を示す。
【
図54】再構成可能な自転車駐車車線および再構成可能な駐車車線でもある再構成可能な車線を含む6車線道路の概略図を示す。
【
図55】再構成可能な自転車駐車車線および再構成可能な駐車車線でもある再構成可能な車線を含む7車線道路の概略図を示す。
【
図56】再構成可能な自転車駐車車線および再構成可能な駐車車線でもある再構成可能な車線を含む8車線道路の概略図を示す。
【
図57】再構成可能な自転車駐車車線および再構成可能な駐車車線でもある再構成可能な車線を含む9車線道路の概略図を示す。
【
図58】再構成可能な自転車駐車車線および再構成可能な駐車車線でもある再構成可能な車線を含む10車線道路の概略図を示す。
【
図59】再構成可能な自転車駐車車線および再構成可能な駐車車線でもある再構成可能な車線を含む11車線道路の概略図を示す。
【
図60】再構成可能な自転車駐車車線および再構成可能な駐車車線でもある再構成可能な車線を含む12車線道路の概略図を示す。
【
図61】4車線道路と交差する6車線道路を示す交差点の第17の実施形態の概略図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0127】
以下の説明で、異なる実施形態における同様または同じ参照番号では、同じまたは類似の特徴を示すことに留意する。
交差点
【0128】
本発明の説明の目的のために、本発明の交差点および本発明の交通案内システムは、道路の左側に運転する車両を必要とする道路法規を参照して説明される。しかしながら、本発明は、交差点においても、車両が道路の右側を走行する国で動作する交通案内システムを使用して、「右」という単語を「左」という単語に参照し、および「左」という単語を「右」という単語とともに参照する場合、および表示されている図をミラーリングすることによって、効率的に実行される。
【0129】
こちらの図面への参照で説明されるように、交差点1000が提供されている。交差点1000は、2本の多車線道路1100の交差点にある。以下でより詳細に説明するように、各道路に複数の車線を含む。各車線は互いに隣接して間隔を置いて配置され、それらの間の安全バリアおよび/または安全地帯を考慮に入れていることを可能にする。
【0130】
交差点1000は交差点領域1200から構成され、交差道路1100の表面積は大体重なり、位置される近位領域1300が交差点領域1200に近接する。近位領域1300には、車両を交差点で交差道路1100に右折させるように案内するための右折車線1310を含む。近位領域1300には、さらに車両を同じ道路1100の交差点を通過して直進するように案内するための直進車線1320を含む。近位領域1300の遠位では、交差点に遠位クロスオーバーゾーン1400を含む。遠位クロスオーバーゾーン1400の遠位には、遠位領域1600がある。遠位領域1600には、以下に記載される交差点に接近する車両のための少なくとも1本の接近車線、および交差点から出発または離れる車両のための少なくとも1本の車線を含む。1つの交差点1000と次の交差点1000との間で、離脱車線が接近車線になることが認められている。
【0131】
図1~5に示す実施形態では、1本の接近車線が右折接近車線1610である。これは、交差点で交差道路1100に右折したい車両によって使用される。別の接近車線は、同じ道路1100の交差点を直進したい車両によって使用される直進の接近車線1620である。離脱車線は、一般的に車線1630によって参照される。
図19~23に示されるように、特定の実施形態では、 単一の接近車線1615の組み合わせが、交差点を右折、直進または左折しようとする車両のために提供されている。
図14~15に示される実施形態では、単一の右折接近車線1610が、直進車線および左折接近車線1617の組み合わせとともに提供されている。上述のさまざまな組み合わせの使用は、各交差道路1100で利用可能な車線の数に依存する。
【0132】
近位領域1300では、
図1~18に示すように、専用の左折車線1330が、車両を道路から交差道路に左折するように案内するために提供されている。ただし、
図19~24に示すように、常にそうであるとは限らない。直進車線と左折車線1325の組み合わせが示されている。
【0133】
近位領域1300は、交差点領域1200を直進する車両を反対側から受け取り、できれば交差道路から近位領域1300に左折または右折する車両を受け取るための1つ以上の受け入れ車線1340をさらに構成される。
【0134】
受け入れ車線1340は、交差道路1100から左折した後に交差点領域1200を横断した車両を受け入れ、交差点道路1100から右折した後に交差点領域1200を横断した車両を受け入れるためにも使用されることが想定される。
【0135】
重要なことに、交差点1000が、遠位横断ゾーン1400を横断するときに、右折接近車線1610内の車両を右折車線1310に移動させるために案内するように設定される。右折車線1310は、近位領域1300において、直進車線1320から離れて配置されている。交差点領域1200を越えて通過した車両を案内するための受け入れ車線1340では、車両を交差点領域1200から離れて遠位クロスオーバーゾーン1400に向かって走行させるように案内する。受け入れ車線1340は、右折車線1310と直進車線1320との間に延長するが、車両は反対方向に移動するように案内される。
【0136】
交差点領域1200から離れて走行する車両は、受け入れ車線1340によって遠位クロスオーバーゾーン1400に案内され、できれば直線で、遠位クロスオーバーゾーン1400を直接に横断させる。両方向で遠位クロスオーバーゾーン1400に接近する車両は、視覚信号装置3100およびコントローラ3200を含む交通案内システム3000によって案内される。同様に、交差点領域1200に接近する車両は、遠位領域1600から遠位クロスオーバーゾーン1400に接近する車両のように、視覚信号装置3100によって案内される。
【0137】
遠位クロスオーバーゾーン1400に接近して、交差点領域1200に向かって移動し、交差道路に右折したい車両は、交通信号などの視覚信号装置3100によって、交差点領域1200から向かう受け入れ車線の車両に譲歩するように案内される。安全を確保すると、車両では遠位クロスオーバーゾーン1400を横断し、複数車線道路の一番右の車線に移動させる。
【0138】
車両が通過中(駐車されていない)で説明されているすべての車両車線は、通過車線と呼ばれている。
【0139】
重要なことに、交差点で右折するように案内される車両の接近車線は、遠位領域1600から遠位クロスオーバーゾーン1400に接近するときに、通過車線の一番左に位置する。追加の右折接近車線1610が必要な場合、これらは、遠位領域1600から遠位クロスオーバーゾーン1400に接近するにつれて、一番左の通過車線に隣接する車線に位置される。この例は、
図7に示される。遠位クロスオーバーゾーン1400の遠位にある他の接近車線は、右折の接近車線1610に隣接して整列される。この車線設定では、交差点を通り抜けて直進する車両が、千鳥車線およびそれらの車線間の移動が必要なく、できれば直線道路に維持することを可能にする。
【0140】
これらの図に示すように、車両が交差点を渡って直進して直線道路で走行させることで、同じ道路1100上の交差点を渡って1本以上の直進車線を再構成可能な車線1370にして、2つの方向のいずれかで交通を案内する。これにより、1日のさまざまな時間(ほとんどのトラフィックが都市から離れているラッシュアワーの期間など)に特定の方向への交通流を増やすことができる。再構成可能な車線1370は、できれば直進車線1320にのみ関連するか、または関連付けられると想定されるが、好ましくない実施形態(図示せず)では、左車線1330または右折車線1310も直進車線1320として再構成できることが想定される。遠位のクロスオーバーゾーンの遠位で交差点を離れる再構成可能な車線は、異なる時間にそれぞれ接近車線と離脱車線1630の両方として見なされる。
【0141】
さらに
図7および
図9に示すように、左折車線1330および/または右折車線1310および/または右折接近車線1610は、都合のよい場合の一日の特定の時間に駐車車線として再構成できることが想定される。
図9に示され、車両5000が遠位クロスオーバーゾーンの近位の、左折車線および右折車線で駐車されるように示さされている。左折車線および/または右折車線のような再構成は、通常そのような複数の車線が提供される場合にのみ発生する。
【0142】
車両が再構成可能な車線1370から降りて間違った方向に走行しないことを確保するために、適切な視覚信号装置3100が提供されることが想定される。コントローラ3200は、一日のさまざまな時間の再構成可能な車線1370の設定を変更し、または道路工事またはそのような道路閉塞の存在などの変化する交通状況に反応するように設定できることがさらに想定される。さらに、単一の交通案内システム3000では、複数の交差点1000に関連するマルチコントローラを制御して、交通流の強化を促進できることが想定される。
【0143】
交差点1000には、できれば交差点領域1200の両側の交差道路のそれぞれを横断させるように歩行者を案内するように設定される横断歩道2000をさらに含む。
【0144】
図10および
図11に示すように、専用の左折受け入れ車線1342が提供されている場合、交差点で左折している車両を受け入れるために、交差点に1つ以上のバリアまたはバッファ1210が含まれることが想定される。バッファ1210は、交差点領域1200内に配置され、右折車線の車両が、左折車線の車両が交差点の反対側から転向する受け入れ車線に転向しないように設定される。バリアまたはバッファ1210は、壁、カーブ、車止めポールまたは同様の道路バリアの形であり得ることが想定される。バッファ1210は、移動可能(たとえば、一日の異なる時間に移動される)であり得ることがさらに想定される。提供される安全性に加えて、バッファ1210では、車両のヘッドライトで夜間に交差点領域1200を横切る車両を失明させることも防止することが想定される。
【0145】
バッファ1210は、交差道路から左折する車両および右折する車両のための十分な車線がある場合にのみ利用できることが理解されている。たとえば、
図14に示される実施形態では、交差道路から左折および右折する車両が、同じ受け入れ車線に受け入れられる場合、バッファを使用できない。
【0146】
バリアに加えて、左折する車両を受け入れるために使用される受け入れ車線1340は、幅を大きくすることで、交差道路の右折車線と左折車線から隣接受け入れ車線1340に同時に転向する2台の車両の衝突の防止を促進すると想定される。
【0147】
交差点1000が再構成可能な車線で構成される必要がないことがさらに想定される。
図14および
図15に示される実施形態では、交差点1000が示され、再構成可能な車線を含まないが、道路1100の最も左側の通過車線の遠位領域1600から遠位クロスオーバーゾーン1400で停止する右折接近車線を含む。
【0148】
さらに、少なくとも1本の受け入れ車線1340は、遠位領域1600に向かって遠位クロスオーバーゾーンを通過するときに、ペアの離脱車線1630に案内することが想定される。この例は、
図14および
図15に表示されている。
【0149】
図19~23に示される実施形態では、それぞれ3つの車線の2つの交差道路を含む交差点が示されている。この実施形態では、近位領域1300の各道路の中央車線は、受け入れ車線1340として使用され、交差点1000から車両を各方向に離れるように案内する。この実施形態では、視覚信号装置の3つの別個の現示が、交差点1000を通過するように車両を案内するように使用されると想定される。これについては、以下で詳しく説明される。
図19~23に示される実施形態では、交差点領域1200から離れて受け入れ車線1340に移動する車両が、遠位クロスオーバーゾーン1400に接近すると、視覚信号装置3100によって案内され、右折車線の車両が遠位クロスオーバーゾーンを横切って近位領域1300の右折車線1310に移動していないときに、遠位クロスオーバーゾーン1400のみを超過するように許可される。車両は、遠位クロスオーバーゾーン1400を通過するときに、受け入れ車線1340から2本の離脱車線1630に案内される。
図22に見られるように、2本の離脱車線1630は、次の交差点1000の遠位クロスオーバーゾーン1400に接近するにつれて、車線1615に接近する単一の組み合わせにマージされる。これにより、バス停留所、相乗り通勤、積載ゾーン、駐車場などのスペースが確保される。このような方法で、少数の交通現示を使用して交差点を通過する交通流を提供できる。
【0150】
3本の車線の2本の交差道路から構成される交差点のさらなる実施形態は、それぞれ
図24に示される。この実施形態では、近位領域1300のそれぞれの受け入れ車線1340が、交差点領域1200から車両をそれぞれ離れるように案内する。しかしながら、遠位クロスオーバーゾーン1400に接近する車両は、受け入れ車線1340内の車両を交差点領域1200から離れるように、反対の方向および同じ車線に移動させるため、この実施形態は好ましくない。受け入れ車線にある、交差点領域1200から離れる車両は、視覚信号装置によって案内され、これは好ましいシナリオではない。
【0151】
図22 および
図23に示される実施形態では、一組の接近車線が、
図22に示されるように、単一の組み合わせの接近車線1615に合流するように案内される。
【0152】
最後に、
図19~24に示される実施形態では、 自転車車線1350が交差道路1100に沿った自転車を案内するように提供されている。自転車車線1350が、任意の実施形態でオプションであることは、技術に熟練している運転者によって認められている。
【0153】
実施形態のいずれかでは、車両が一番右の右折車線1310に案内され、車両が遠位クロスオーバーゾーン1400でUターンを実行するように案内されることが理解してほしい。
【0154】
説明を経由して、
図25~46の再構成可能な車線1370は、二重性の性質の示しとして、「インヤン」の記号を有するように示されている。
【0155】
図25~44に示され、
図43および
図44にさらに詳細に示される実施形態では、自転車車線の異なる設定が、
図1~25に示される実施形態に対して示される。自転車車線は交差道路に沿って延長し、道路交差道路1100から転向するか、または直線の交差点領域を直接横切ることにより、交差点領域1200を横断する自転車(図示せず)を受け入れるために、受け入れ自転車車線1380を含み、以下でより詳細に説明する。
【0156】
図 25~-47に示すように、受け入れ自転車車線1380が近位領域1300にある右折車線1310および受け入れ車線1340の間に延長する。受け入れ自転車車線1380は、遠位クロスオーバーゾーン1400まで延長し、離脱自転車車線1640は、遠位クロスオーバーゾーンの遠位方向に延長する。自転車は、受け入れ自転車車線1380から離脱自転車車線1640まで、遠位クロスオーバーゾーンを横断して移動する。出発自転車車線1640は、なるべく道路1100の端に隣接して延長する。
【0157】
さらに、交差点1000には、交差点領域に接近する自転車を案内するための接近自転車車線1390を含む。接近自転車車線1390は、なるべく道路1100の端に隣接して配置される。
【0158】
受け入れ側自転車車線1382から遠位クロスオーバーゾーン1400を横断する自転車は、出発自転車車線1640が車両の歩道を横切って、右折接近車線1610から右折車線1310へ、遠位クロスオーバーゾーン1400を越えて交差点領域1200に向かって移動させることが理解される。このため、交差点には、自転車車線の自転車に合図するための信号機の形をした視覚信号装置が含まれることが想定されている。より具体的には、視覚信号装置3100は、自転車受け入れ車線1380の遠位クロスオーバーゾーン1400接近自転車、ならびに接近自転車車線139の交差点領域1200接近自転車に提供されている。
【0159】
図43に示すように、接近自転車車線1390が交差点領域1200に接近すると、左折自転車車線1392、右折自転車車線1394、直進自転車車線1396およびUターン自転車車線1398を含む、いくつかの小さい車線(それぞれに独自の視覚信号デバイスを提供できる)に分割される。
【0160】
図面25~44に示される実施形態では、4つの自転車待機ゾーン1230が交差点領域1200で設定される。自転車待機ゾーン1230は、補助現示が転向する方向に通過できる設定に変わるまで、交差点で右折させたい自転車を待機するように提供されている。自転車待機ゾーン1230で自転車が待機する補助現示は、できれば自転車が転向する交差道路に沿って交差点を横切って車両を直進できる現示と一致させる補助現示である。これについて、以下で詳しく説明する。
【0161】
図25~29および
図35~40に示す実施形態では、自転車待機ゾーン1230が、分離帯1220の周囲に配置される交差点領域1200の中央に位置する中央分離帯1220の周辺に提供される。中央分離帯は、伝統的な意味である島ではなく、隆起されることがあり、車両がその周りを走行することに注意する必要がある。分離帯1220は、できれば同じ道路上を直進することにより、交差点を横断するために車両の直接通過が期待できる中央領域を示す地面上のマーキングの集合である。そして、自転車待機ゾーン1230は、中央分離帯1220の側に設定され、自転車待機ゾーン1230を待っている間に自転車が車両の道路にないようにする。
【0162】
図30~34および
図41~42に示される実施形態では、自転車待機ゾーン1230が、交差点領域1200の周囲に提供されている。明らかなことで、自転車の待機ゾーンも、同じ現示で交差点を直接横断する車両の邪魔にならない。
【0163】
図47~51に示す実施形態では、自転車車線の設定が、道路1100の端に沿って延長する歩行者通路2100の延長に関して微妙に異なる。近位領域1382の自転車受け入れ車線1380は
図25~44に示される内容と同じであるが、遠位クロスオーバーゾーン1400の遠位、(
図47~51で1382によって参照される)自転車車線は、横断歩道または歩道2100のように同じエリアの道路側に沿って延長する。この設定の利点としては、
図25~44に示される実施形態とは対照的に、自転車ゾーンが道路1100(2本の自転車車線は、通常、道路の単一車線の幅を占める)から車線を削除しないことである。この設定では、サイクリストの安全にもプラスの影響を与える。
【0164】
図52~61に示す実施形態では、交差点1000でオフピーク時に駐車の機会を増やすことができる。
図52に示される実施形態では、左折自転車車線1392および直進自転車車線1396の両方が、オフピーク時に車両に駐車スペースを提供する再構成可能な自転車駐車車線1399に再構成可能である。自転車通行量が少ない場合、右折自転車車線1394を自転車によって左折、直進、右折するように使用可能である。
【0165】
図53~61に示される実施形態では、1つまたは複数の再構成可能な車線1370が、できればオフピーク時に車両駐車場として再構成できる再構成可能な駐車車線1372としても設定される。できれば、1本または2本の再構成可能な駐車車線1372は、再構成可能な車線1370のペアに間隔され、車両による個々の駐車スポットへのアクセスが可能になる。
交通案内システム
【0166】
交差点1000に、視覚信号装置3100に接続して制御するために、できれば信号機の形で設定されるコントローラ3200から設定される交通案内システム3000を備えることが想定される。さらに、コントローラは、遠位クロスオーバーゾーン1400および/または交差点領域1200および/または近位クロスオーバーゾーン1500の表示を制御センター(図示せず)に中継するように設定されたカメラ3300に接続されることが想定される。これらの領域の交通の表示および記録を可能にすることにより、警察や救急車でも事故さえなどが発生する際に迅速に派遣でき、交通流が許可され、クロスオーバーゾーンが解放され、車両が自由に通行できることを保証する。
【0167】
できれば、少なくとも1本の視覚信号装置3100が、交差点領域1200の各側で、それぞれ右折車線、直進車線、左折車線および/または直進車線と左折車線(該当する場合)の組み合わせに提供されている。視覚信号装置2100は、さらに遠位クロスオーバーゾーンに接近する車線に提供されている。視覚信号装置3100は、車両への信号伝達用に設定され、横断歩道2000での歩行者への信号伝達用にも設定される。
【0168】
好ましい実施形態では、視覚信号装置3100が、3つの設定の1つで一緒に優先で動作可能である。従来の信号機で知られているように、設定には、青(go)信号、赤(stop)信号および黄色(停車を準備するため、減速)の信号が含まれる。
【0169】
しかしながら、視覚信号装置3100は、2つの主現示で動作するようにコントローラ3200によって制御され、任意の3番目の現示が使用可能である。2つの主な現示をそれぞれ2つの補助現示に分割することもできる。
【0170】
1番目の主現示では、交差点を直進する車両が前進するように案内され、交差道路1100に左折および右折する車両も、主現示にある一部の段階で前進するように指示される。
【0171】
2番目の主現示では、交差点を直進する車両が、交差点領域の前で停止させるように案内され、交差道路1100に左折および右折する車両も停止させるように指示される。
【0172】
1番目の主現示の1番目の補助現示では、左折する車両が最初に交差点領域の前で停止し、交差点の同じ側からの接近自転車車線1390の自転車が前進させるように案内され、交差点の反対側から右折する車両が前進させるように案内される。交差点の反対側から右折する車両は、左折自転車車線1392から左折する自転車を見える可能性が高くなる。同時に、続行するように自転車の左折が許可されるが、直進自転車車線1396から直進する自転車は、進行するように知らせられる。右折自転車車線1394にある自転車も、関連する自転車待機ゾーン1230に進むように案内される。
【0173】
このようにして、左折する車両は自転車が直進または右折する自転車の経路を通過するため、衝突の可能性が高くなるため、自転車が左折する車両によって誤って倒れるのを防ぐ。
【0174】
1番目の主現示の2番目の補助現示の間、接近自転車車線1390の自転車を停止させ、一方、左折車線1330の車両は進行するように合図される。同時に、右折車線の交差点の反対側にある車両が停止させるように合図される。この点で、自転車待機ゾーン1230が交差点領域1200の場所で提供され、右折したい自転車が1番目の主現示で交差点領域に移動することを許可し、直接に横断する車両のパスから離れて待つことが指摘されている。そして、自転車は、2番目の主現示の開始時に右折させるように案内され、自転車が転向した道路と交差する道路の交差点を直接に横断する車両が動き始める。
【0175】
図1~24では、交差点1000および交通案内システム3000の自転車車線の統合が考慮されておらず、交通の制御が主現示と補助現示の観点から、および再構成可能な車線1370を参照して説明されている。
図1に示される1番目の主現示では、一方の交差道路の南北方向に走行する車両が視覚信号装置によって視覚的に前進させるように合図され、もう一方の交差道路の東西方向に走行する車両が視覚信号装置によって視覚的に停止させるように合図される。
図1では、再構成可能な車線1370が、交差する道路でそれぞれ北および東に向かう車両の増加の流れを許可するように設定されている。
【0176】
図1では、東方向(
図1ではE1とE2として示される)に進む交差道路で左折および/または右折する車両は、交通案内システムによって同時に転向させるように案内される。これは、受け入れ車線1340および再構成可能な車線1370の形で十分な車線が、その道路に回転する少なくとも2つの車線の車両を受け入れるために利用可能であるためである。ただし、西方向に移動して交差点で転向する車両(
図1で表示されるW1)には、転向車両を受け入れるために利用可能な単一の受け入れ車線1340のみがある。したがって、交通案内システムは個別の補助現示で視覚信号装置3100を動作させるように設定され、一度に左折車線または右折車線の1つのみを操作して、東方向に進む道路の受け入れ車線1340に移動する。
【0177】
同時に、車両を移動させるように合図される交差道路を横断するそれらの横断歩道2000を合図する視覚信号装置3100では、その道路を横断する歩行者や自転車に停止させるように合図する。
【0178】
しかしながら、車両を停止させるように合図される交差道路を横断するそれらの横断歩道2000を合図する視覚信号装置3100では、その道路を横断する歩行者や自転車にそれぞれ移動させるように合図する。
【0179】
車両を停止させるように合図された交差道路で、視覚信号装置3100では、右折車線の車両に、遠方横断ゾーン1400を通って右折車線1310に前進するように合図する。
【0180】
視覚信号装置3100で、交差点道路にある車両を交差点領域1200に移動させるように合図した場合、遠位クロスオーバーゾーン1400に接近する車両に合図する視覚信号装置では、これらの車両を停止させる。
【0181】
同じ交差点の視覚信号装置の2番目の主要現示は
図2に示される。視覚信号装置の設定は、前述の1番目の現示とは大体反対であり、以前に停止させるように合図されたすべての車両および歩行者が、前進するように合図され、その逆も同様である。
【0182】
図2では、1本の交差道路で東西方向に走行する車両は視覚信号装置によって視覚的に合図され、南北方向に直進する車両は停止させるように合図される。同様に、交差道路に左折および/または右折して北(
図2でN1およびN2として示される)に走行する車両は、同時に転向させるように合図される一方、交差道路に転向して南(
図2でS1として示される)に走行する車両の車線は、交互する補助現示で移動させるように合図される。
【0183】
同じ交差点の別の現示は
図3に示される。これにより、再構成可能な車線1370は、交差する道路でそれぞれ南と西に向けて車両の流れを増やすことができるように設定される。この設定では、南北の道路から西に進む道路に転向する車両を受け入れることができる車線の数が増えるので、交通案内システムでは、西(
図3でW1およびW2として示される)に進む車線に左折および/または右折する車両を同時に移動させるように許可される。しかしながら、交差道路に向かって東へ走行する車両には、転向車両を受け入れる単一の受け入れ車線1344のみがある。したがって、最初に左折する車両が1番目の補助現示(
図3のE1として示す)で東に移動する受け入れ車線に移動させるように合図され、2番目の補助現示(図示せず)では、右折して受け入れ車線に移動する東へ移動する車線が移動させるように合図される。
【0184】
図4に示される同じ交差点では、西と南の方向に増加する交通方向を許可するが、東西方向の交差点の交差点を横切って直進する車両がある2番目の現示で構成される交通信号を示す再構成可能な車線を持つことで、交差点を南北方向に直進する車両に停止させるように合図される。(
図4のS1およびS2として示される)南に向かう道路に左折および/または右折する車両を受け入れるのに十分な車線が利用できるので、車両が同時に転向させるように合図される。さらに、できれば左折および右折する車両を同時に同じ方向に走行させるには、その間に車線の間隔を設置する。北に進む道路に左折および/または右折する車両では、単一の受け入れ車線を持ち、交互の補助現示(
図4でN2として示される)に移動させるように合図される。
【0185】
個別の交通信号現示の時間スケールで視覚信号装置の1番目の現示と2番目の現示への考慮では、所定の再構成可能な車線1370の方向を考慮し、一定である場合、再構成可能な車線1370の再構成が上述のように一日のより大きい時間スケールで発生する。
【0186】
視覚的信号装置3100は、遠位クロスオーバーゾーンの遠位にある少なくとも1本の遠位右折車線1310に合図するために提供され、車両が遠位クロスオーバーゾーンを横切って遠位クロスオーバーゾーン1400の近位にある右折車線1310に移動するように案内される。さらに、いずれかの方向に遠位クロスオーバーゾーンを横断する他のすべての通過車線に合図するための視覚信号装置が提供されている。
【0187】
さらに、交差点領域1200を横断させるように車両を案内するために、できれば視覚信号装置が各通過車線に提供されている。
【0188】
視覚信号装置は、交差点領域1200を横断し始めることができるかどうかを車両に合図するように提供されることが想定される。さらに、交差点領域から通過車線に進入できるかどうかを示す視覚信号装置を提供することができる。これは、車両の運転手が再構成可能な車線が設定されている方向がわからない交差道路に転向する車両の場合に特に役立つ。
【0189】
別の現示または設定(実施形態のいずれかに適用可能である)の例 が
図5に示され、視覚信号装置では、交差道路の両側のすべての車両に交差点領域1200を横切ることを停止させるように合図され、交差道路の両側の横断歩道2000を横切るように合図される。この現示の間、右折車線の遠位クロスオーバーゾーンの遠位側に接近している車両は、遠位クロスオーバーゾーンを横断して近位右折車線に移動させるように案内されることが想定される。他の通過車線のいずれかの側から遠位クロスオーバーゾーンに接近する車両は、停止させるように案内される。
【0190】
上述の交差点1000で使用するために、右折車線1310の車両を案内する視覚信号装置3100は、できれば少なくとも2つの車両間隔で視覚信号装置3100から直進車線1320へ距離を置くように合図され、右折車線1310は、直進車線1320から少なくとも1本の接近車線1340の車線の間隔で配置される。
【0191】
前述のように、直進車線と左折車線の組み合わせを提供できることが予想される。したがって、関連する視覚信号装置3100は、交差点道路1100に左折し、交差点領域1200を渡って直進するように車両に合図するように設定されることができる。
【0192】
好ましい実施形態では、コントローラが、3つの設定で視覚信号装置3100の動作を制御して、赤信号または停止状態、青信号または進行状態および黄色の信号または低速状態の間で切り替えるように設定される。しかしながら、説明されるように、コントローラも、視覚信号装置のすべてを一緒に制御して、複数の現示で動作させるように設定される。
【0193】
コントローラは、できればデジタル記憶媒体から命令を受け取るように設定されたプロセッサ(図示せず)、ならびにデジタル命令(図示せず)を記憶するように設定されたデジタル記憶媒体から構成される。コントローラは、インターネットなどのローカルエリアネットワーク(LAN)またはインターネット等のような広域ネットワーク(WAN)を介して命令を受信するように設定される。コントローラ(未表示)は、できればネットワーク3400によって視覚信号装置3100に接続されているか、または接続可能である。ネットワーク3400は、無線ネットワークまたは有線ネットワークであり得る。
【0194】
代替の実施形態では、コントローラが、リモートで配置され、長距離または広域ネットワークによって視覚信号装置3100に接続されることが想定される。推薦されないが、広域ネットワークはインターネットにすることができる。
【0195】
デジタル命令は、できればハードディスク、サーバーセンターまたはクラウドベースのストレージサーバーなどの1つまたは複数のデジタル記憶媒体(図示せず)に格納されるソフトウェアの形である。
【0196】
集中コントローラが、複数の交差点1000で視覚信号装置3100を制御することができ、複数の交差点1000を通過してより最適なレベルで交通が流れることがさらに想定される。これには、視覚信号装置を制御して、再構成可能な車線1370における交通の方向の逆転を可能にし、一日のさまざまな時間における特定の方向の交通の増加を明らかにすることを含む。
【0197】
このような方法で、車両が交通流(右折車線の場合など)を横切って転向することによって引き起こされる交通渋滞は、車両が交差点領域1200から離れた距離に互いの経路を横切る移動領域によって解消される。
【0198】
各視覚信号装置3100は、2つまたはおそらく3つの設定(すなわち、赤、青および黄色)で動作可能であるが、再構成可能な車線の所定の設定ごとに、各交差点1000の複数の視覚信号装置3100がコントローラによって交差道路(または交差点で道路が終了する部分)の数に1を加えた数に等しい数の現示で一緒に動作できるように制御されると想定される。たとえば、2本の交差道路が
図1、
図2および
図5に示されていて、複数の視覚信号装置3100が、
図1に示される1番目の現示で、
図2に示される2番目の現示で、および
図5に示される歩行者の横断を可能にする3番目の現示で操作可能である。全体的な現示の数は、一般に知られている従来技術の交差点に必要な現示よりも大幅に少ない。
【0199】
代替の実施形態では、交差点から同じ方向に移動するために同じ2番目の道路に転向する、1番目の道路の反対側の左折車線と右折車線が、その道路に同時に転向するように誘導する必要がないことがさらに想定される。代わりに、直進車線の車両は交差点を通過しているとき、左折車線の車両と反対側で右折する車両は、主現示および別の補助現示で転向することができる。これらは、1番目の道路の交差点を直進する車両が移動している間、主現示の個別の「補助現示」と見なされる。このような方法で、同じ受け入れ車線または隣接する受け入れ車線に転向する車両は、衝突の可能性がより少ない。
【0200】
例として、
図14および
図15に示すように、車両が直進している間の時間を「主現示」と見なす ことが想定される。
図14および
図15に示される実施形態では、主現示において、交差点を横切って直進する車両に40秒間に青信号が与えられ、左折車線から左折する(
図14の矢印Lとして示される)車両に20秒間に受け入れ車線1340に左折するように青信号が与えられ、そして右折車線から右折する(
図15の矢印 Rとして示される)車両に20秒間に受け入れ車線1340に右折するように青信号が与えられる。
【0201】
さらに、好ましい実施形態では、再構成可能な車線1370が提供される場合、コントローラ3200が、再構成可能な車線が常に制御されることと想定されるので、1つの車線が左折する車両を受け入れるために提供され、1つの車線が右折する車両のために提供され、できればもう1つの車線がこれらの間に提供されていることを保証するまた、左折車線および右折車線の各車両を受け入れるための車線分に利用できない場合、コントローラは、左折車線および右折車線が個別の補助現示で受け入れ車線1340に受け入れられるようにする。
【0202】
本発明による交差点は、2本以上の交差道路が交わる交差点を通過する交通量を増加させるのにさらに適している。たとえば、3本の整列された交差道路が
図12および
図13に示され、交差点に通じるペアごとの道路に1つの現示が必要で、歩行者用のオプションの追加現示が必要である。別の実施形態(図示せず)では、5つの道路が交差点に接近する場合、必要な現示の数は3つの現示(道路の組み合わせ、または組み合わせの一部に1つの現示)および歩行者用のオプションの現示である。
図12では、1番目の補助現示の左折車線と右折車線を含む、1番目の現示の交通案内システムを示し、1つの道路からの車両が交差点に接近して左折または右折することができる。
図13では、1番目の補助現示の左折車線と右折車線を含む、同じの1番目の現示の交通案内システムを示し、反対側の道路からの車両を結びつけ、交差点に接近して左折または右折する。
【0203】
各道路の幅が8車線で、4本の交差道路のセットは、
図45と46に示される。個別の現示が各図に示されている。本発明による交差点を使用することにより、このような複雑な交差点でさえ、4つの現示のみで移動させるように制御できることが認められている。
【0204】
図16~18に示されるさらなる実施形態では、2本の交差道路1100および交差点で終了するさらなる道路1100が示され、交通が3つの現示で流れることを可能にする。3つの現示がそれぞれ個別の図に示されている。
図18で示すように、交差点で終了する道路が交差点を通って延長する道路と同じように扱われるが、交差点を横切って直進するように使用される道路が代わりに左折または右折するように指示されている。このような方法で、通常従来技術の交差点では8つを超える現示が使用されるが、比較的複雑な交差点で3つの現示を使用することができる。車両交通が流れることができる現示に加えて、交差点領域1200上の車両の流れを停止し、歩行者および/または自転車に合図される間に別のオプションの現示を設定できると常に想定されている。
【0205】
図19~23に示される実施形態では、3つの車線道路の交差点が提供される場合、交通案内システム3000によって異なる信号現示のセットを使用できることが想定される。3つの個別現示が
図19に示される。
図19に示される1番目の主現示では、南北方向に交差点を横切って直進する車両、および南北方向に整列された道路から右折する車両が移動させるように合図される。
図20に示す2番目の主現示では、交差点のいずれかの右折車線の車両が移動するように通知される。
図21に示す3番目の主現示では、交差点を東西方向に直進し、東西方向に並んだ道路から右折する車両が、移動させるように通知される。さらに、
図23に示すように、歩行者専用現示を他の現示とともにオプションとして提供できる。
【0206】
代替の実施形態が
図24に示され、3本の車線の2本の交差道路がそれぞれ表示される。この実施形態では、車両が同じ道路の交差点を横切って移動したり、交差道路に左折したりすることができる、直進および左折の車線1325の組み合わせが提供されている。3つの車線道路のそれぞれの中央車線は、車両を交差点領域1200から離れるように案内する受け入れ車線1340である。
【0207】
遠位のクロスオーバーゾーン1400の遠位側には、右折接近車線1610、ならびに直進車線および左折接近車線1617の組み合わせが提供されている。直進車線および左折接近車線1617の組み合わせでは、車両が遠位クロスオーバーゾーン1400を横切るときに、直進および左折車線1325の組み合わせに案内させる。受け入れ車線1340では、交差点領域1200から離れる車両を離脱車線1630に案内する。そして、出発車線1630は、次の交差点1000の遠位クロスオーバーゾーンに接近するにつれて、右折接近車線1610、直進車線と左折接近車線1617の組み合わせに分岐される。
【0208】
このような方法で、交通流を横切って車両を案内するためにさまざまな転向設定が提示されるのを待つために費やされる時間遅延が減少し、時間間隔の増加(つまり、停止またはストップからの加速の時間が減少するのが可能)を可能にし、道路沿いの交通流はより混雑しないようにする。
【0209】
図に示される実施形態では、右折車線1310および左折車線1330が、視覚信号装置3100が異なる設定にあるとき、できれば交差道路1100の他方の交差点を直進する車両の受け入れ車線としても機能する受け入れ車線1340に受け入れられる車両を案内する。
【0210】
さらに、左折車線1330も、交差道路の一方の左折車線から交差道路の他方の受け入れ車線1340に車両を転向させるように設定される。
【0211】
できれば、左折車線1330および直進車線1320は、交差点領域1200に隣接して千鳥状で終了し、交差点領域1200に隣接して配置される略三角形の形状の近位クロスオーバーゾーン1500のためのスペースを残すように設定される。近位クロスオーバーゾーンは、5つの近位クロスオーバーゾーン1500が位置する道路を超過する歩行者の周辺の複数のパスである、交差道路の右折車線1310または左折車線1330から他の交差道路の受け入れ車線1340に車両を転向させるように設定される。
【0212】
好ましい実施形態では、歩行者が横断するために別個の現示が提供されるが、これは必ずしも必要ではない。たとえば、歩行者は、車両がその道路の交差点を直接横断するように案内されなく、できれば車両がその道路へ左折または右折するように案内されるとき、現示の関連する歩行者用視覚信号装置によって道路を横断させるように案内される。これは、歩行者が横断する道路への予想交通流が少なくなるためである。
【0213】
図19~24に示す実施形態では、3本の車線道路と他の道路と交差し、次いで、典型的には、直進車線と左折車線1325が、交差点領域1200に接近する最左車線として提供されている。
【0214】
たとえば、交差点領域1200またはその近くで交通事故または他の緊急事態が発生した場合、交差点1000では引き続き車両が右折または左折することを可能にし、それにより交通の完全な停止を防ぐことが想定される。緊急事態などにより、交差点領域1200または遠位に近い近位領域クロスオーバーゾーン1400で交通流が完全に止まった場合、遠位クロスオーバーゾーン1400により、車両がUターンを実行して、交通が転向して交差点1000から離れることができると想定される。緊急サービスによって使用されるこのような交通流は、緊急サービス車両が渋滞した交差点に接近することを可能にし、交差点をより早くクリアすることを可能にすることができる。
【0215】
図25~-44に示される1000である交差点の操作の制御は説明され、上述の車両の制御に加えて、自転車車線における自転車の制御を具体的に参照して制御される。
【0216】
上記に説明された自転車車線を含む4車線 x 6車線交差点を
図25~28に示し、遠位クロスオーバーゾーンの遠位側の車両車線の数をカウントし、各自転車車線のために半分の車線を追加することで、車線数が計算されている。
図25~28ではそれぞれ個別の補助現示を表し、
図25および
図26が1番目の主現示の一部であり、
図27および28では2番目の主現示を示している。
図25~28に示す実施形態では、中央分離帯1220が、分離帯の周辺に提供される4つの自転車待機ゾーン1230がある、交差点領域1200に提供されている。
図29では、
図27の拡大図を示す。
【0217】
図25に示される1番目の主現示の1番目の補助現示では、東西方向の交差点を直接通過する直進車線1320および再構成可能な車線1370にある車両が進行させるように合図される場合、直進車線1320と南北方向の再構成可能な車線1370にある車両が停止させるように合図される。同時に、東西方向の道路から右折している右折車線1310の車両は進行させるように合図され、東西方向の道路から左折している左折車線1330の車両は停止させるように合図される。東西に並列する道路の左折自転車車線1392、右折自転車車線1394および直進自転車車線1396の自転車は、進行するように合図され、右折自転車車線の自転車は、関連する自転車待機ゾーン1230に進むように合図される。東西に整列する道路のUターン自転車車線1398にある自転車は、信号で停止させるように合図される。
【0218】
同時に、東西に整列された道路の右折接近車線1610にある車両が遠位クロスオーバーゾーンで停止させるように合図され、受け入れ車線1340にある車が遠位クロスオーバーゾーン1400を通過させるように合図される。自転車受け入れ車線1380内の自転車は、遠位クロスオーバーゾーン1400を進むように合図される。
【0219】
南北に整列された道路1100の受け入れ車線1340に受け入れられた車両は遠位クロスオーバーゾーンを通過させるように合図され、南北に整列された道路の右折接近車線1610の車両が遠位クロスオーバーゾーンの前に停止させるように合図される。
【0220】
北西に整列された道路の自転車受け入れ車線1380にある自転車は、遠位のクロスオーバーゾーンを横切って前進するように合図される。
【0221】
南北に整列する道路の左折自転車車線1392、右折自転車車線1394、直進自転車車線1396の自転車は停止させるように合図され、その道路のUターン自転車車線の自転車は前進させるように合図される。
【0222】
図26に示される1番目の主現示の2番目の補助現示では、東西方向の交差点を直接通過する直進車線1320および再構成可能な車線1370にある車両が引き続き前進させるように合図される場合、南北方向の直進車線1320および再構成可能な車線1370にある車両が停止させるように合図される。しかしながら、直進自転車車線1396および右折自転車車線1394にある自転車は停止させるように合図される。東西に整列された道路から転向する左折車線1330の車両は、左折自転車車線1392の自転車と一緒に前進させるように合図される。左折する車両の衝突を回避するために、東西に整列された道路から右折する右折車線1310の車両に停止させるように合図される。
【0223】
さらに、南北に整列された道路1100の受け入れ車線1340の車両および自転車受け入れ車線1380の自転車は、遠位クロスオーバーゾーンの前に停止させるように合図され、南北に整列された道路の右折接近車線1610にある車両は、2番目の主現示の準備のため、遠位クロスオーバーゾーンを横切って前進させるように合図される。
【0224】
図27に示される2番目の主現示の1番目の補助現示では、東西方向の交差点を直接超過するための直進車線1320の車両および再構成可能な車線1370に停止させるように合図され、南北方向の交差点を直接横切る直進車線1320および再構成可能な車線1370にある車両が進行させるように合図される。車両と自転車の信号装置の設定では、上述の1番目の主現示の1番目の補助現示と2番目の補助現示の反対になり、北南道路と東西道路のそれぞれの信号が反対になる。この方面で、2番目の主現示の1番目の補助現示は、1番目の主現示の2番目の補助現示と同じで、道路の方向が反転(東西から南北への変更など)され、2番目の現示の2番目の補助現示は、1番目の主現示の1番目の補助現示と同じで、道路の方向が反転される。
【0225】
2番目の主現示の2番目の補助現示は、
図27に示される。
図25に示すように、1番目の主現示の2番目の補助現示に対応するが、北東に整列された道路と東西に配置された道路の信号が反転された。
【0226】
上記に説明された自転車車線を含む6車線 x 6車線交差点を
図30~34に示し、遠位クロスオーバーゾーンの遠位側の車両車線の数をカウントし、各自転車車線のために半分の車線を追加することで、車線数が計算されている。
図30~33では、それぞれ個別の補助現示を表し、
図25~28に示すものに対応し、
図30および
図31が1番目の主現示の一部で、
図32および33は2番目の主現示を示す。しかしながら、
図30~34に示されている実施形態では、自転車待機ゾーン1230が、交差点領域1200の周辺、および直進自転車車線以外の車線に提供されている。
図34では、
図31の拡大図を示す。
【0227】
別の6車線×6車線の交差点は
図35~38に示され、
図35~38はそれぞれ、
図25~28 および
図30~33に示すものに対応する個別の補助現示を表す。ただし、周辺の自転車待機ゾーンを備えた中央分離帯を用意することで、
図35~38の交差点は、
図30~34の交差点と区別している。
【0228】
代替の実施形態では、説明された補助現示に加えて、3番目の補助現示が提供され、道路に転向するすべての自転車または車両が停止され、歩行者が横断歩道を横切ることができると想定される。
【0229】
図39および
図40では、8車線×8車線の交差点1000を示し、複数の右折車線1310および左折車線1330が提供されている。
図40は、
図39の拡大図である。
図40から見えるように、自転車受け入れ車線1380は、最も内側の右折車線1310と最も外側の受け入れ車線1340との間に延長される。
【0230】
図41および
図42では、車線交差点1000によって
図39および
図40に示すものと似ている別の8車線を示すが、交差点領域の周囲に整列された自転車待機ゾーンを含み、特に直進車線の車両が交差点を通過するために使用される車線の外側を含む。
【0231】
図43および
図44では、それぞれの交差点領域から延長する8本の車線道路を表示し、
図9に示す実施形態と同様に、外側の車線を駐車場として再構成できる方法を説明する。
図43および
図44から見られるように、右折車線および/または左折車線のペアが提供され、1本の右折車線および/または左折車線をピーク時以外の駐車車線として再構成できる。
図43の実施形態には、左折自転車車線1392、右折自転車車線1394、直進自転車車線1396およびUターン自転車車線1398を含むことに留意すべきである。対照的に、
図44に示される実施形態には、Uターン自転車車線1398および接近自転車車線1390しか含まない。
【0232】
このような方法では、
図8および23を参照して、当業者が遠位クロスオーバーゾーン1400を交差点1000のより大きなグリッドで使用し、混乱した交差点領域1200から交通を緩和することができると認められている。
【0233】
図52に示す実施形態では、上記で説明したように、自転車車線を車両の駐車場として再構成できる。この再構成を可能にするために、交通案内システム3000が視覚信号装置を制御して、左折自転車車線1392および直進自転車車線1396に赤色または停止状態で動作させ、これらの車線内のすべての自転車の移動を停止させることが想定されている。
【0234】
同様に、
図53~61に示される実施形態では、上述のように、いくつかの再構成可能な車線が再構成可能な駐車車線1372として動作できるため、交通案内システム3000では、視覚信号装置を制御して、再構成可能な車線1370に赤状態または停止状態で動作させ、これらの車線のすべての車両の移動をいずれかの方向へ停止させる。
【0235】
上述の交差点1000と交通案内システム3000を使用する場合、車両の運転手の判断に頼る必要がなく、視覚信号装置で車両が交差点領域1200と遠位クロスオーバーゾーン1400の両方を渡るように安全に誘導できると想定される。さらに、道路1100の最左車線の遠位のクロスオーバーゾーンの遠位にある右折車線を持つことで、中央車線は再構成可能な車線1370であり、交通管理の柔軟性を高めることができる。
解釈
以下に従う:
【0236】
本明細書で説明するように、「基づく」は、「応じて」も意味することがあり、それに関連して指定された整数に必ずしも限定されない。
データベース:
【0237】
この文書の文脈では、データベースという用語とその派生語が、単一のデータベース、データベースのセット、データベースのシステムなどを表すために使用される。データベースのシステムは、データベースのセットから構成され、データベースのセットが単一の実装または複数の実装のスパンに格納される。データベースという用語は、特定のデータベースを指すことに限定されなく、むしろ任意のデータベース形式を指すことと指している。たとえば、データベースのフォーマットには、MySQL、MySQLi、XMLなどを含むことがある。
無線:
【0238】
本発明は、他のWLAN標準やその他の無線基準を含む、他のネットワーク基準および他のアプリケーションの基準に準拠するデバイスを使用して具現化されることがある。対応可能なアプリケーションには、IEEE 802.11無線LAN、リンクおよび無線イーサネットが含まれる。
【0239】
このドキュメントのコンテキストでは、無線という用語とその派生語が、変調された非固体媒体による電磁放射を使用してデータを伝える回路、デバイス、システム、方法、技術、通信チャネルなどを説明するために使用されることがある。この用語では、関連するデバイスにワイヤが含まれていないことを意味しないが、一部の実施形態ではそれらが含まれないことがある。このドキュメントのコンテキストでは、有線という用語とその派生語が、固体媒体による変調された電磁放射を使用してデータを伝える回路、デバイス、システム、方法、技術、通信チャネルなどを説明するために使用されることがある。この用語では、関連するデバイスが導電性ワイヤによって結合されることと意味していない。
プロセス:
【0240】
特に明記されていない限り、以下の議論から明らかであるように、本明細書全体を通して、処理、演算、計算、決定、分析などの用語を利用する議論は、コンピュータ、計算システムまたは同様の電子計算デバイスのアクションおよび/またはプロセスを指し、電子などの物理量として表されるデータ、物理量として同様に表される他のデータを操作および/または変換することと想定される。
プロセッサ:
【0241】
同様に、プロセッサという用語は、レジスタおよび/またはメモリなどからの電子データを処理して、その電子データを、レジスタおよび/またはメモリなどに格納できる他の電子データに変換する任意のデバイスまたはデバイスの一部を指すことがある。コンピュータ、計算装置、計算機またはコンピューティングプラットフォームには、1つまたは複数のプロセッサを含むことがある。
【0242】
実施形態では、本明細書に記載の方法論が、ここで説明された少なくとも1つの方法を実行する1つまたは複数のプロセッサで実行されたときに、一連の命令を含むコンピュータ実行可能(マシン解読可能とも呼ばれる)コードを受諾する1つまたは複数のプロセッサによって実行可能である。実行するアクションを指定する、一連の命令(順次またはそれ以外)を実行できるプロセッサが含まれている。したがって、1つの例としては、1つまたは複数のプロセッサを含む典型的な処理システムである。処理システムには、メインRAMおよび/またはスタティックRAM、および/またはROMを含むメモリサブシステムをさらに含むことがある。
コンピュータ読み取り可能なメディア:
【0243】
さらに、コンピュータ読み取り可能なキャリア媒体は、コンピュータプログラム製品を形成するか、またはそれに含まれることがある。コンピュータプログラム製品は、コンピュータで使用可能なキャリア媒体に記憶することができ、コンピュータプログラム製品は、プロセッサに本明細書に記載の方法を実行させるコンピュータ読み取り可能なプログラム手段から構成される。
ネットワークまたはマルチプロセッサ:
【0244】
代替実施形態では、1つまたは複数のプロセッサは、スタンドアロンデバイスとして動作するか、または他のプロセッサにネットワーク化されて接続できる。ネットワーク配置では、1つまたは複数のプロセッサが、サーバまたはサーバークライアントネットワーク環境のクライアントマシンで動作できるか、またはピアツーピアまたは分散ネットワーク環境のピアマシンとして動作できる。1つまたは複数のプロセッサでは、ウェブアプライアンス、ネットワークルータ、スイッチあるいはブリッジ、またはそのマシンによって実行されるアクションを指定する一連の命令(順次またはその他)を実行できる任意のマシンを形成することができる。
【0245】
いくつかの図では、コンピュータ読み取り可能なコードを持つ単一のプロセッサと単一のメモリのみを示しているが、当業者は、発明の側面を不明瞭にならないため、上述のコンポーネントの多くが含まれているが、明示的に示されていないと理解している。たとえば、単一のマシンのみが示されていますが、「マシン」という用語は、1つまたは複数の命令のセットを個別または共同で実行して、ここで説明された1つ以上の方法を実行するマシンのコレクションも含むように取られる。
追加の実施形態:
【0246】
したがって、本明細書で説明される方法のそれぞれの実施形態は、1つまたは複数のプロセッサで実行するためのコンピュータプログラムなどの命令のセットを持つコンピュータ読み取り可能なキャリア媒体の形である。したがって、当業者には認められるように、本発明の実施形態が、方法、専用装置などの装置、データ処理システムなどの装置、またはコンピュータ読み取り可能なキャリア媒体として具現化され得る。コンピュータ読み取り可能なキャリア媒体には、1つまたは複数のプロセッサの実行により、プロセッサに方法を実装させる一連の命令を含むコンピュータ読み取り可能なコードを持つ。したがって、本発明の態様は、方法、完全にハードウェアの実施形態、完全にソフトウェアの実施形態、またはソフトウェアとハードウェアの態様を組み合わせた実施形態の形で取られることがある。さらに、本発明は、媒体に組み込まれたコンピュータ読み取り可能なプログラムコードを持つキャリア媒体(コンピュータ読み取り可能な記憶媒体上のコンピュータプログラム製品など)の形を取ることができる。
キャリア媒体:
【0247】
ソフトウェアはさらに、ネットワークインターフェースデバイスを介してネットワーク経由で送信または受信される。例示的な実施形態では、キャリア媒体が単一の媒体であると示されているが、「キャリア媒体」という用語は、1つまたは複数の命令セットを記憶する単一の媒体または複数の媒体(集中型または分散型データベースおよび/または関連するキャッシュとサーバなど)を含むように解釈されるべきである。「キャリア媒体」という用語は、1つまたは複数のプロセッサで実行するための一連の命令を記憶、コード化または実行でき、1つまたは複数のプロセッサに1つまたは複数の本発明の方法論を実行させる任意の媒体も含むものと解釈される。キャリア媒体では、不揮発性媒体、揮発性媒体および伝送媒体を含むがこれらに限定されないさまざまな形態を取ることがある。
実装:
【0248】
実施形態では、議論された方法のステップが、記憶装置に記憶された命令(コンピュータ読み取り可能なコード)を実行する処理(すなわち、コンピュータ)システムの適切なプロセッサ(または複数のプロセッサ)によって実行されることが理解される。また、本発明は特定の実装またはプログラミング技術に限定されず、本発明は本明細書で説明される機能を実装するための任意の適切な技術を使用して実装できることも理解される。本発明は、特定のプログラミング言語またはオペレーティングシステムに限定されない。
メソッドまたは関数を実行するための手段
【0249】
さらに、いくつかの実施形態は、プロセッサデバイス、コンピュータシステムのプロセッサ、または機能を実行する他の手段によって実装できる方法または方法の要素の組み合わせとして本明細書で説明される。したがって、そのような方法または方法の要素を実行するために必要な命令を持つプロセッサでは、その方法または方法の要素を実行するための手段を形成する。さらに、本明細書で後述した装置の実施形態の要素は、本発明を実施する目的で要素によって実行される機能を実施するための手段の例である。
接続済み
【0250】
同様に、請求項で使用される場合、「接続済み」という用語は、直接接続のみに限定されるものとして解釈されるべきではないことに気づいてほしい。したがって、デバイスAがデバイスBに接続されているという表現の範囲は、デバイスAの出力がデバイスBの入力に直接接続されているデバイスまたはシステムに限定されるべきではない。これは、他のデバイスまたは他の手段を含むパスであるデバイスAの出力とВの入力の間のパスが存在することを意味する。「接続済み」とは、2つ以上の要素が物理的または電気的に直接接触しているか、2つ以上の要素が互いに直接接触していないが、相互に連携または相互作用していることを意味する。
実施形態
【0251】
本明細書全体にわたって1つの実施形態または1個の実施形態への参照では、実施形態に関連して説明された特定の特徴、構造または特性が、本発明の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。したがって、本明細書全体の1つの実施形態またはさまざまな箇所の実施形態の語句の装置は、必ずしもすべてが同じ実施形態を指すとは限らないが、そのような場合がある。さらに、この開示から当業者には明らかなように、1つまたは複数の実施形態において、特定の特徴、構造または特性を任意の適切な方法で組み合わせることができる。
【0252】
同様に、本発明の実施形態例の上記の説明では、本発明のさまざまな特徴が、開示を合理化し、さまざまな発明的態様の1つまたは複数の理解に役立つ目的で、単一実施形態、図またはその説明にまとめられることがある。しかし、この開示方法では、請求された発明が各請求項に明示的に記載されている機能より多くの機能を必要とするという意図を反映していると解釈されることがない。どちらかといえば、以下の特許請求の範囲が反映するように、発明の態様は、前述の単一の開示された実施形態のすべての特徴より少ない。したがって、「特定の実施形態」の「詳細な説明」に続く請求項は、この「特定の実施形態」の「詳細な説明」に明示的に組み込まれ、各請求項は、本発明の個別の実施形態として主張している。
【0253】
さらに、本明細書に記載されるいくつかの実施形態では、他の実施形態に含まれるいくつかの特徴を含むが他の特徴が含まない、異なる特徴の組み合わせは実施形態が、当業者によって理解されるように、本発明の範囲内にあり、異なる実施形態を形成することを意味する。たとえば、以下の請求項では、請求された実施形態のいずれも、任意の組み合わせで使用することができる。
具体的な詳細
【0254】
提供される説明では、多数の特定の詳細が示されている。しかしながら、本発明の実施形態は、これらの特定の詳細なしで実施されることが認められている。他の例では、この説明の理解を不明瞭にしないように、よく知られている方法、構造および技術は詳細に示されていない。
用語
【0255】
図面に例示されている本発明の好ましい実施形態の説明において、分かりやすくするために特定の用語が利用される。しかしながら、本発明は、そのように選択された特定の用語に限定されることを意図せず、各特定の用語が、同様の技術的目的を達成するために同様に動作するすべての技術的同等物を含むことが理解される。前方、後方、放射状、周辺、上向き、下向きなどの用語が、参照点を提供するのに便利な単語として使用され、限定的な用語として解釈されることがない。
オブジェクトの異なるインスタンス
【0256】
本明細書で使用される場合、特に明記しない限り、共通のオブジェクトを説明するための1番目、2番目、3番目などの形容詞の使用は、単に同様のオブジェクトの異なるインスタンスが参照されることを示し、そのように記述されたオブジェクトが、時間的、空間的、ランキングまたはその他の方法で、所定の順序の必要があることを意味するものではない。
構成及び包括
【0257】
本発明の前述および後述の説明にある請求項では、文脈が必要である場合以外、明白な言語または必要な暗示ために、「含む」または「含んでいる」など単語の構成または派生語が、本発明のさまざまな実施形態でさらなる機能の存在または追加を除外せずに、表明された機能の存在を指定する包括的な意味で使用される。
【0258】
用語のいずれか:含む(including)、中に含む(which includes)、またはその中に含む(that includes)は、本明細書のオープン用語で、用語に従う少なくとも要素/機能を含めるが、他を除外しないと意味している。そのため、包括は「構成」と同義で意味する。
発明の範囲
【0259】
したがって、本発明の好ましい実施形態であると考えられるものを説明してきたが、当業者は本発明の精神から逸脱することなく、他の修正およびさらなる修正を行うことができ、そのようなすべての変更および修正が本発明の範囲内にあると主張することが意図されている。たとえば、上記の式が、使用可能な手順の代表に過ぎない。ブロック図から機能を追加または削除でき、機能ブロック間で操作を交換できる。ステップを本発明の範囲内で説明される方法に追加または削除することができる。
【0260】
本発明は特定の例を参照して説明されているが、本発明がさまざまな形式で実施される当業者によって認められている。
時系列
【0261】
本特許明細書の目的のために、方法のステップがシーケンスに記述されている場合、シーケンスを解釈する他の論理的な方法がない限り、これらのステップがそのシーケンスによって時系列で実行されることを必ずしも意味しない。
マーカッシュグループ
【0262】
さらに、本発明の特徴または態様がマーカッシュ群の観点から説明される場合、当業者は、本発明がマーカッシュ群の任意の個別のメンバーまたはメンバーのサブグループの観点からも説明されることを認識する。
【産業上の利用可能性】
【0263】
上記から明らかであるように、記載された配置は交通管理産業に適用可能である。