IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 中興通訊股▲ふん▼有限公司の特許一覧

特許7191200有効サブフレーム判定のためのシステムおよび方法
<>
  • 特許-有効サブフレーム判定のためのシステムおよび方法 図1
  • 特許-有効サブフレーム判定のためのシステムおよび方法 図2
  • 特許-有効サブフレーム判定のためのシステムおよび方法 図3
  • 特許-有効サブフレーム判定のためのシステムおよび方法 図4
  • 特許-有効サブフレーム判定のためのシステムおよび方法 図5
  • 特許-有効サブフレーム判定のためのシステムおよび方法 図6
  • 特許-有効サブフレーム判定のためのシステムおよび方法 図7
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-08
(45)【発行日】2022-12-16
(54)【発明の名称】有効サブフレーム判定のためのシステムおよび方法
(51)【国際特許分類】
   H04W 48/16 20090101AFI20221209BHJP
   H04W 72/04 20090101ALI20221209BHJP
   H04W 8/22 20090101ALI20221209BHJP
【FI】
H04W48/16
H04W72/04 131
H04W8/22
【請求項の数】 18
(21)【出願番号】P 2021506334
(86)(22)【出願日】2018-08-09
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-01-12
(86)【国際出願番号】 CN2018099620
(87)【国際公開番号】W WO2020029174
(87)【国際公開日】2020-02-13
【審査請求日】2021-08-05
(73)【特許権者】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【弁護士】
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】シュー, ジン
【審査官】▲高▼橋 真之
(56)【参考文献】
【文献】3rd Generation Partnership Project;Technical Specification Group Radio Access Network; Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Radio Resource Control (RRC); Protocol specification (Release 15),3GPP TS 36.331 V15.1.0,2018年04月03日,第38-42頁、第628-647頁、第678-681頁
【文献】3rd Generation Partnership Project;Technical Specification Group Radio Access Network; Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); User Equipment (UE); radio access capabilities (Release 15),3GPP TS 36.306 V15.1.0,2018年07月16日,第87-89頁
【文献】3rd Generation Partnership Project;Technical Specification Group Radio Access Network; Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Physical layer procedures (Release 15),3GPP TS 36.213,2018年07月19日,第504頁
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信デバイスによって実行される方法であって、
通信ノードからフレームの第1のサブフレーム内のSystemInformationBlockType1メッセージを受信することと、
前記フレームの第2のサブフレーム内の前記SystemInformationBlockType1メッセージを処理するための通信デバイス能力に基づいて、前記通信ノードから前記第2のサブフレーム内の前記SystemInformationBlockType1メッセージを受信することと、
前記第2のサブフレーム内の前記SystemInformationBlockType1メッセージを処理するための前記通信デバイス能力に基づいて無線リソース制御信号を前記通信ノードに送信することであって、前記無線リソース制御信号は、前記通信デバイスが前記第2のサブフレーム内の前記SystemInformationBlockType1メッセージを処理することをサポートするかどうかを示す、ことと、
記第2のサブフレーム関連付けられている確認情報に基づいて、前記第2のサブフレームを有効サブフレームとして利用することと
を含む、方法。
【請求項2】
前記方法は、
前記通信ノードから確認メッセージを受信することであって、前記確認メッセージは、前記確認情報を含む、ことと、
前記確認情報前記第2のサブフレームが有効サブフレームであることを示す場合には、
狭帯域物理ダウンリンク制御チャネル(NPDCCH)通信デバイス固有の探索空間を監視すること、または
通信デバイス固有の探索空間の中で前記NPDCCHによってスケジューリングされている狭帯域物理ダウンリンク共有チャネル(NPDSCH)伝送をデコードすること
のうちの少なくとも一方を行うことと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記確認メッセージは、ダウンリンク無線リソース制御信号において、前記通信ノードから前記通信デバイスに送信される、請求項に記載の方法。
【請求項4】
前記有効サブフレームは、前記通信デバイスが、
狭帯域物理ダウンリンク制御チャネル(NPDCCH)通信デバイス固有の探索空間を監視すること、または
通信デバイス固有の探索空間の中で前記NPDCCHによってスケジューリングされている狭帯域物理ダウンリンク共有チャネル(NPDSCH)伝送をデコードすること
のうちの少なくとも一方を行うために有効である、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記通信ノードから前記通信デバイスまでの前記フレームは、10個の連続するサブフレームを含み、
前記第1のサブフレームは、前記10個の連続するサブフレームのうちの第5のサブフレームであり、
前記第2のサブフレームは、前記10個の連続するサブフレームのうちの第4のサブフレームである、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記方法は、前記通信ノードから照会メッセージを受信することをさらに含み、前記照会メッセージは、前記通信デバイスが前記第2のサブフレーム内の前記SystemInformationBlockType1メッセージを処理することをサポートするかどうかをクエリし、
前記無線リソース制御信号を前記通信ノードに送信することは、前記照会メッセージを受信することに応答して、前記無線リソース制御信号を前記通信ノードに送信することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
通信デバイスであって、
前記通信デバイスは、受信機と伝送機と少なくとも1つのプロセッサとを備え、
記受信機は、
通信ノードからフレームの第1のサブフレーム内のSystemInformationBlockType1メッセージを受信することと、
前記フレームの第2のサブフレーム内の前記SystemInformationBlockType1メッセージを処理するための通信デバイス能力に基づいて、前記通信ノードから前記第2のサブフレーム内の前記SystemInformationBlockType1メッセージを受信することと
を行うように構成されており、
前記伝送機は、前記第2のサブフレーム内の前記SystemInformationBlockType1メッセージを処理するための前記通信デバイス能力に基づいて無線リソース制御信号を前記通信ノードに送信するように構成されており、前記無線リソース制御信号は、前記通信デバイスが前記第2のサブフレーム内の前記SystemInformationBlockType1メッセージを処理することをサポートするかどうかを示し、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記第2のサブフレーム関連付けられている確認情報に基づいて、前記第2のサブフレームを有効サブフレームとして利用するように構成されている通信デバイス。
【請求項8】
前記受信機は、
前記通信ノードから確認メッセージを受信することであって、前記確認メッセージは、前記確認情報を含む、ことと、
前記確認情報前記第2のサブフレームが有効サブフレームであることを示す場合には、
狭帯域物理ダウンリンク制御チャネル(NPDCCH)通信デバイス固有の探索空間を監視すること、または
通信デバイス固有の探索空間の中で前記NPDCCHによってスケジューリングされる狭帯域物理ダウンリンク共有チャネル(NPDSCH)伝送をデコードすること
のうちの少なくとも一方を行うことと
を行うようにさらに構成されている、請求項に記載の通信デバイス。
【請求項9】
前記通信ノードから前記通信デバイスまでの前記フレームは、10個の連続するサブフレームを含み、
前記第1のサブフレームは、前記10個の連続するサブフレームのうちの第5のサブフレームであり、
前記第2のサブフレームは、前記10個の連続するサブフレームのうちの第4のサブフレームである、請求項に記載の通信デバイス。
【請求項10】
通信ノードによって実行される方法であって、
フレームの第1のサブフレーム内のSystemInformationBlockType1メッセージを通信デバイスに送信することと、
前記フレームの第2のサブフレーム内の前記SystemInformationBlockType1メッセージを前記通信デバイスに送信することと、
前記通信デバイスから無線リソース制御信号を受信することであって、前記無線リソース制御信号は、前記第2のサブフレーム内の前記SystemInformationBlockType1メッセージを処理するための通信デバイス能力に基づいており、前記無線リソース制御信号は、前記通信デバイスが前記第2のサブフレーム内の前記SystemInformationBlockType1メッセージを処理することをサポートするかどうかを示す、ことと、
前記第2のサブフレーム関連付けられている確認情報に基づいて、前記第2のサブフレームを有効サブフレームとして利用することと
を含む、方法。
【請求項11】
前記方法は、確認メッセージを前記通信デバイスに送信することをさらに含み、
前記確認メッセージは、前記確認情報を含み、
前記確認情報前記第2のサブフレームが有効サブフレームであることを示す場合には、
前記通信ノードは
狭帯域物理ダウンリンク制御チャネル(NPDCCH)通信デバイス固有の探索空間を監視すること、または
通信デバイス固有の探索空間の中で前記NPDCCHによってスケジューリングされている狭帯域物理ダウンリンク共有チャネル(NPDSCH)伝送をデコードすること
のうちの少なくとも一方を前記通信デバイスに行わせる、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記確認メッセージは、ダウンリンク無線リソース制御信号において、前記通信ノードから前記通信デバイスに送信される、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記有効サブフレームは、前記通信ノードが
狭帯域物理ダウンリンク制御チャネル(NPDCCH)通信デバイス固有の探索空間を監視すること、または
通信デバイス固有の探索空間の中で前記NPDCCHによってスケジューリングされている狭帯域物理ダウンリンク共有チャネル(NPDSCH)伝送をデコードすること
のうちの少なくとも一方を前記通信デバイスに行わせるために有効である、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
前記通信ノードから前記通信デバイスまでの前記フレームは、10個の連続するサブフレームを含み、
前記第1のサブフレームは、前記10個の連続するサブフレームのうちの第5のサブフレームであり、
前記第2のサブフレームは、前記10個の連続するサブフレームのうちの第4のサブフレームである、請求項10に記載の方法。
【請求項15】
前記方法は、照会メッセージを前記通信デバイスに送信することをさらに含み、前記照会メッセージは、前記通信デバイスが前記第2のサブフレーム内の前記SystemInformationBlockType1メッセージを処理することをサポートするかどうかをクエリし、
前記通信デバイスから前記無線リソース制御信号を受信することは、前記通信デバイスが前記照会メッセージを受信することに応答して、前記通信デバイスから前記無線リソース制御信号を受信することを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項16】
通信ノードであって、
前記通信ノードは、伝送機と受信機と少なくとも1つのプロセッサとを備え、
記伝送機は、
フレームの第1のサブフレーム内のSystemInformationBlockType1メッセージを通信デバイスに送信することと、
前記フレームの第2のサブフレーム内の前記SystemInformationBlockType1メッセージを前記通信デバイスに送信することと
を行うように構成されており、
前記受信機は、前記通信デバイスから無線リソース制御信号を受信するように構成されており、前記無線リソース制御信号は、前記第2のサブフレーム内の前記SystemInformationBlockType1メッセージを処理するための通信デバイス能力に基づいており、前記無線リソース制御信号は、前記通信デバイスが前記第2のサブフレーム内の前記SystemInformationBlockType1メッセージを処理することをサポートするかどうかを示し、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記第2のサブフレーム関連付けられている確認情報に基づいて、前記第2のサブフレームを有効サブフレームとして利用するように構成されている通信ノード。
【請求項17】
前記伝送機は、
確認メッセージを前記通信デバイスに送信するようにさらに構成されており、
前記確認メッセージは、前記確認情報を含み、
前記確認情報前記第2のサブフレームが有効サブフレームであることを示す場合には、
前記通信ノードは
狭帯域物理ダウンリンク制御チャネル(NPDCCH)通信デバイス固有の探索空間を監視すること、または
通信デバイス固有の探索空間の中で前記NPDCCHによってスケジューリングされている狭帯域物理ダウンリンク共有チャネル(NPDSCH)伝送をデコードすること
のうちの少なくとも一方を前記通信デバイスに行わせる、請求項16に記載の通信ノード。
【請求項18】
前記通信ノードから前記通信デバイスまでの前記フレームは、10個の連続するサブフレームを含み、
前記第1のサブフレームは、前記10個の連続するサブフレームのうちの第5のサブフレームであり、
前記第2のサブフレームは、前記10個の連続するサブフレームのうちの第4のサブフレームである、請求項16に記載の通信ノード。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、概して、無線通信に関し、より具体的には、付加的なシステム情報ブロックの伝送に基づく、基地局とユーザ機器との間の有効サブフレーム判定のためのシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0002】
(背景)
デジタルデータのためのアプリケーションおよびサービスの数が、急激に増加し続けているため、ネットワークリソースおよびオペレータに課される要求ならびに難題も、増加し続けるであろう。将来的サービスが要求するであろう多種多様なネットワーク性能特性を送達することが可能であることは、今日のサービスプロバイダによって直面される、主要な技術的難題のうちの1つである。
【0003】
狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)に関して、SystemInformationBlockType1(SIB1)(例えば、SIB1メッセージ)が、サブフレーム4(例えば、フレーム内での時間順序において第1のサブフレームが、サブフレーム0として記載される状態での、フレーム内での時間順序において第5のサブフレーム)において伝送され得、伝送周期内(例えば、2,560ミリ秒伝送周期内)に最大16回繰り返され得る。ある基地局(BS)もまた、サブフレーム4の同一のSIB1をサブフレーム3(例えば、フレーム内での時間順序において第4のサブフレーム)内で繰り返し得る。サブフレーム3内の本SIB1は、サブフレーム4内のSIB1と対照的に、サブフレーム3内の付加的SIB1と称され得る。
【0004】
NB-IoTシステム内において、BSは、BSがサブフレーム3内の付加的SIB1をマスタ情報ブロック(MIB)のadditionalTransmissionSIB1フィールドを通してその中に伝送するかどうかを示し得る。上記に記載されるように、サブフレーム3および4の両方の中のSIB1は、同一であり得る。また、サブフレーム3および4は、同一のフレーム(例えば、無線フレーム)内にあり得る。
【0005】
また、BSは、付加的SIB1を含有するサブフレーム3が無効である(例えば、具体的なメッセージのために留保され、付加的SIB1を用いた動的データ配分等の動的データ配分のために利用可能ではない)かどうかを示す、ビットマップを伝送し得る。言い換えると、BSは、MIB内のビットマップ(例えば、DL-Bitmap-NB)を伝送し、どのサブフレームが有効または無効であるかを示し得る。
【0006】
あるユーザ機器(UE)は、サブフレーム3内での付加的SIB1の受信をサポートしない場合がある。例えば、そのようなUEは、サブフレーム4内のSIB1の受信のみをサポートし、サブフレーム3内の受信をサポートしない場合が得る。信号の受信をサポートするという言及は、UEが、受信される信号を適切に処理することが可能であること、またはそのように構成されることを指し得る。
【0007】
対照的に、サブフレーム3内の付加的SIB1の受信をサポートする、UEはまた、サブフレーム3を有効サブフレームとしてサポートし得る。例えば、ビットマップは、10ミリ秒超にわたってBSから伝送され、サブフレーム3が無効サブフレームであることを示し得る。しかしながら、BSはまた、サブフレーム3に動的に配分される付加的SIB1を用いてサブフレーム3を伝送し得る。そのような状況において、サブフレーム3内の付加的SIB1の受信または処理をサポートする、UEはまた、付加的SIB1を含有していないとき、サブフレーム3をUEのための有効サブフレームとして有することをサポートし得る。UEのための有効サブフレームであることによって、UEは、UE固有の探索空間においてサブフレーム3内で動的に変調されたデータを受信および処理し得る。故に、サブフレーム3が付加的SIB1の受信に関する有効サブフレームであるかどうかに関する、BSとUEとの間の理解を調和させる必要性が存在する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0008】
(要約)
本明細書に開示される例示的実施形態は、先行技術において提示された問題のうちの1つ以上に関連する課題を解明すること、ならびに付随の図面と併せて以下の発明を実施するための形態を参照することによって容易に明白な状態となるであろう、付加的特徴を提供することを対象とする。種々の実施形態によると、例示的システム、方法、デバイス、およびコンピュータプログラム製品が、本明細書に開示される。しかしながら、これらの実施形態が、限定ではなく、実施例として提示されること、および開示される実施形態への種々の修正が、成されながら、本発明の範囲内に留まり得ることが、本開示を熟読する当業者に明白となるであろうことを理解されたい。
【0009】
一実施形態では、通信デバイスによって実施される方法は、通信ノードからフレームの第1のサブフレーム内のSystemInformationBlockType1メッセージを受信することと、第2のサブフレーム内のSystemInformationBlockType1メッセージを処理するための通信デバイス能力に基づいて、通信ノードからフレームの第2のサブフレーム内のSystemInformationBlockType1メッセージを受信することと、第2のサブフレーム内のSystemInformationBlockType1メッセージを処理するための通信デバイス能力に基づいて、通信ノードに無線リソース制御信号を送信することと、第2のサブフレーム内のSystemInformationBlockType1メッセージを処理するための通信デバイス能力に基づいて、第2のサブフレームを有効サブフレームまたは無効サブフレームのいずれかとして利用することとを含む。
【0010】
さらなる実施形態では、通信ノードによって実施される方法は、通信デバイスにフレームの第1のサブフレーム内のSystemInformationBlockType1メッセージを送信することと、通信デバイスにフレームの第2のサブフレーム内のSystemInformationBlockType1メッセージを送信することと、通信デバイスにおけるSystemInformationBlockType1メッセージの受信を特徴付ける、能力メッセージを受信することと、能力メッセージに基づいて、第2のサブフレームが、通信デバイスが、狭帯域物理ダウンリンク制御チャネル(NPDCCH)通信デバイス固有の探索空間を監視すること、および、通信デバイス固有の探索空間の中でNPDCCHによってスケジューリングされる狭帯域物理ダウンリンク共有チャネル(NPDSCH)伝送をデコードすることのうちの少なくとも一方を行うために有効である、有効サブフレームであるかどうかを判定することと、判定することに基づいて、第2のサブフレームを有効サブフレームまたは無効サブフレームのいずれかとして利用することとを含む。
【0011】
さらなる実施形態では、通信デバイスは、受信機であって、受信機は、通信ノードからフレームの第1のサブフレーム内のSystemInformationBlockType1メッセージを受信し、第2のサブフレーム内のSystemInformationBlockType1メッセージを処理するための通信デバイス能力に基づいて、通信ノードからフレームの第2のサブフレーム内のSystemInformationBlockType1メッセージを受信するように構成される、受信機と、第2のサブフレーム内のSystemInformationBlockType1メッセージを処理するための通信デバイス能力に基づいて、通信ノードに無線リソース制御信号を送信するように構成される、伝送機と、第2のサブフレーム内のSystemInformationBlockType1メッセージを処理するための通信デバイス能力に基づいて、第2のサブフレームを有効サブフレームまたは無効サブフレームのいずれかとして利用するように構成される、少なくとも1つのプロセッサとを含む。
【0012】
さらなる実施形態では、通信ノードは、伝送機であって、伝送機は、通信デバイスにフレームの第1のサブフレーム内のSystemInformationBlockType1メッセージを送信し、通信デバイスにフレームの第2のサブフレーム内のSystemInformationBlockType1メッセージを送信するように構成される、伝送機と、通信デバイスにおけるSystemInformationBlockType1メッセージの受信を特徴付ける、能力メッセージを受信するように構成される、受信機と、少なくとも1つのプロセッサであって、少なくとも1つのプロセッサは、能力メッセージに基づいて、第2のサブフレームが、通信デバイスが、狭帯域物理ダウンリンク制御チャネル(NPDCCH)通信デバイス固有の探索空間を監視すること、および、通信デバイス固有の探索空間の中でNPDCCHによってスケジューリングされる狭帯域物理ダウンリンク共有チャネル(NPDSCH)伝送をデコードすることのうちの少なくとも一方を行うために有効である、有効サブフレームであるかどうかを判定することと、判定に基づいて、第2のサブフレームを有効サブフレームまたは無効サブフレームのいずれかとして利用することとを行うように構成される、少なくとも1つのプロセッサとを含む。
本願明細書は、例えば、以下の項目も提供する。
(項目1)
通信デバイスによって実施される方法であって、
通信ノードからフレームの第1のサブフレーム内のSystemInformationBlockType1メッセージを受信することと、
第2のサブフレーム内の前記SystemInformationBlockType1メッセージを処理するための通信デバイス能力に基づいて、前記通信ノードから前記フレームの前記第2のサブフレーム内の前記SystemInformationBlockType1メッセージを受信することと、
前記第2のサブフレーム内の前記SystemInformationBlockType1メッセージを処理するための前記通信デバイス能力に基づいて、前記通信ノードに無線リソース制御信号を送信することと、
前記第2のサブフレーム内の前記SystemInformationBlockType1メッセージを処理するための前記通信デバイス能力に基づいて、前記第2のサブフレームを有効サブフレームまたは無効サブフレームのいずれかとして利用することと
を含む、方法。
(項目2)
前記無線リソース制御信号は、前記通信デバイスが前記第2のサブフレーム内の前記SystemInformationBlockType1メッセージを処理することをサポートするかどうかを示す、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記第2のサブフレームが、前記通信デバイスが、
狭帯域物理ダウンリンク制御チャネル(NPDCCH)通信デバイス固有の探索空間を監視することと、
確認メッセージを受信した後、通信デバイス固有の探索空間の中で前記NPDCCHによってスケジューリングされる狭帯域物理ダウンリンク共有チャネル(NPDSCH)伝送をデコードすることと
のうちの少なくとも一方を行うために有効である、前記有効サブフレームであることを、前記通信ノードが判定したとき、前記通信ノードから前記確認メッセージを受信することをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目4)
前記確認メッセージは、ダウンリンク無線リソース制御信号において、前記通信ノードから前記通信デバイスに送信される、項目3に記載の方法。
(項目5)
前記確認メッセージは、MAC制御要素(MAC CE)によって伝送される、項目3に記載の方法。
(項目6)
前記有効サブフレームは、前記通信デバイスが、
狭帯域物理ダウンリンク制御チャネル(NPDCCH)通信デバイス固有の探索空間を監視することと、
通信デバイス固有の探索空間の中で前記NPDCCHによってスケジューリングされる狭帯域物理ダウンリンク共有チャネル(NPDSCH)伝送をデコードすることと
のうちの少なくとも一方を行うために有効である、項目1に記載の方法。
(項目7)
前記通信ノードから前記通信デバイスまでの前記フレームは、10個の連続するサブフレームから成り、前記第1のサブフレームは、前記10個の連続するサブフレームの中からの第5のサブフレームであり、前記第2のサブフレームは、前記10個の連続するサブフレームの中からの第4のサブフレームである、項目1に記載の方法。
(項目8)
前記通信ノードから照会メッセージを受信することであって、前記照会メッセージは、前記通信デバイスが前記第2のサブフレーム内の前記SystemInformationBlockType1メッセージを処理することをサポートするかどうかをクエリする、ことと、
前記照会メッセージを受信することに応答して、前記通信ノードに情報転送メッセージを送信することであって、前記情報転送メッセージは、前記通信デバイスが前記第2のサブフレーム内の前記SystemInformationBlockType1メッセージを処理することをサポートするかどうかを回答する、ことと
をさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目9)
通信ノードによって実施される方法であって、
通信デバイスにフレームの第1のサブフレーム内のSystemInformationBlockType1メッセージを送信することと、
前記通信デバイスに前記フレームの第2のサブフレーム内の前記SystemInformationBlockType1メッセージを送信することと、
前記通信デバイスにおける前記SystemInformationBlockType1メッセージの受信を特徴付ける、能力メッセージを受信することと、
前記能力メッセージに基づいて、前記第2のサブフレームが、前記通信デバイスが、
狭帯域物理ダウンリンク制御チャネル(NPDCCH)通信デバイス固有の探索空間を監視することと、
通信デバイス固有の探索空間の中で前記NPDCCHによってスケジューリングされる狭帯域物理ダウンリンク共有チャネル(NPDSCH)伝送をデコードすることと
のうちの少なくとも一方を行うために有効である、有効サブフレームであるかどうかを判定することと
前記判定することに基づいて、前記第2のサブフレームを有効サブフレームまたは無効サブフレームのいずれかとして利用することと
を含む、方法。
(項目10)
コアネットワークに照会メッセージを送信することをさらに含み、前記照会メッセージは、前記通信デバイスが前記第2のサブフレーム内の前記SystemInformationBlockType1メッセージを処理することをサポートするかどうかをクエリする、項目9に記載の方法。
(項目11)
前記コアネットワークから情報転送メッセージを受信することをさらに含み、前記情報転送メッセージは、前記通信デバイスが前記第2のサブフレーム内の前記SystemInformationBlockType1メッセージを処理することをサポートするかどうかを回答する、項目10に記載の方法。
(項目12)
前記第1のサブフレームおよび前記第2のサブフレームは、連続している、項目9に記載の方法。
(項目13)
前記通信ノードが、前記第2のサブフレームが前記有効サブフレームであると判定したとき、前記通信デバイスに確認メッセージを送信することをさらに含む、項目9に記載の方法。
(項目14)
通信デバイスであって、
受信機であって、前記受信機は、
通信ノードからフレームの第1のサブフレーム内のSystemInformationBlockType1メッセージを受信することと、
第2のサブフレーム内の前記SystemInformationBlockType1メッセージを処理するための通信デバイス能力に基づいて、前記通信ノードから前記フレームの前記第2のサブフレーム内の前記SystemInformationBlockType1メッセージを受信することと
を行うように構成されている、受信機と、
前記第2のサブフレーム内の前記SystemInformationBlockType1メッセージを処理するための前記通信デバイス能力に基づいて、前記通信ノードに無線リソース制御信号を送信するように構成されている、伝送機と、
前記第2のサブフレーム内の前記SystemInformationBlockType1メッセージを処理するための前記通信デバイス能力に基づいて、前記第2のサブフレームを有効サブフレームまたは無効サブフレームのいずれかとして利用するように構成されている、少なくとも1つのプロセッサと
を備える、通信デバイス。
(項目15)
前記無線リソース制御信号は、前記通信デバイスが前記第2のサブフレーム内の前記SystemInformationBlockType1メッセージを処理することをサポートするかどうかを示す、項目14に記載の通信デバイス。
(項目16)
前記受信機は、
前記第2のサブフレームが、前記通信デバイスが、
狭帯域物理ダウンリンク制御チャネル(NPDCCH)通信デバイス固有の探索空間を監視することと、
確認メッセージを受信した後、通信デバイス固有の探索空間の中で前記NPDCCHによってスケジューリングされる狭帯域物理ダウンリンク共有チャネル(NPDSCH)伝送をデコードすることと
のうちの少なくとも一方を行うために有効である、前記有効サブフレームであることを、前記通信ノードが判定したとき、前記通信ノードから前記確認メッセージを受信するように構成されている、項目14に記載の通信デバイス。
(項目17)
前記確認メッセージは、ダウンリンク無線リソース制御信号において、前記通信ノードから前記通信デバイスに送信される、項目16に記載の通信デバイス。
(項目18)
前記確認メッセージは、MAC制御要素(MAC CE)によって伝送される、項目16に記載の通信デバイス。
(項目19)
前記通信ノードから前記通信デバイスまでの前記フレームは、10個の連続するサブフレームから成り、前記第1のサブフレームは、前記10個の連続するサブフレームの中からの第5のサブフレームであり、前記第2のサブフレームは、前記10個の連続するサブフレームの中からの第4のサブフレームである、項目14に記載の通信デバイス。
(項目20)
前記受信機は、前記通信ノードから照会メッセージを受信するように構成され、前記照会メッセージは、前記通信デバイスが前記第2のサブフレーム内の前記SystemInformationBlockType1メッセージを処理することをサポートするかどうかをクエリし、
前記伝送機は、前記照会メッセージを受信することに応答して、前記通信ノードに情報転送メッセージを送信するように構成され、前記情報転送メッセージは、前記通信デバイスが前記第2のサブフレーム内の前記SystemInformationBlockType1メッセージを処理することをサポートするかどうかを回答する、項目14に記載の通信デバイス。
(項目21)
通信ノードであって、
伝送機であって、前記伝送機は、
通信デバイスにフレームの第1のサブフレーム内のSystemInformationBlockType1メッセージを送信することと、
前記通信デバイスに前記フレームの第2のサブフレーム内の前記SystemInformationBlockType1メッセージを送信することと
を行うように構成されている、伝送機と、
前記通信デバイスにおける前記SystemInformationBlockType1メッセージの受信を特徴付ける、能力メッセージを受信するように構成されている、受信機と、
少なくとも1つのプロセッサであって、前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記能力メッセージに基づいて、前記第2のサブフレームが、前記通信デバイスが、
狭帯域物理ダウンリンク制御チャネル(NPDCCH)通信デバイス固有の探索空間を監視することと、
通信デバイス固有の探索空間の中で前記NPDCCHによってスケジューリングされる狭帯域物理ダウンリンク共有チャネル(NPDSCH)伝送をデコードすることと
のうちの少なくとも一方を行うために有効である、有効サブフレームであるかどうかを判定することと、
前記判定に基づいて、前記第2のサブフレームを有効サブフレームまたは無効サブフレームのいずれかとして利用することと
を行うように構成されている、少なくとも1つのプロセッサと
を備える、通信ノード。
(項目22)
前記伝送機は、コアネットワークに照会メッセージを送信するように構成され、前記照会メッセージは、前記通信デバイスが前記第2のサブフレーム内の前記SystemInformationBlockType1メッセージを処理することをサポートするかどうかをクエリする、項目21に記載の通信ノード。
(項目23)
前記受信機は、前記コアネットワークから情報転送メッセージを受信するように構成され、前記情報転送メッセージは、前記通信デバイスが前記第2のサブフレーム内の前記SystemInformationBlockType1メッセージを処理することをサポートするかどうかを回答する、項目22に記載の通信ノード。
(項目24)
前記第1のサブフレームおよび前記第2のサブフレームは、連続している、項目21に記載の通信ノード。
(項目25)
前記伝送機はさらに、前記通信ノードが、前記第2のサブフレームが前記有効サブフレームであると判定したとき、前記通信デバイスに確認メッセージを送信するように構成されている、項目21に記載の通信ノード。
(項目26)
項目1から25のいずれか1項を実行するためのコンピュータ実行可能命令をその上に記憶している、非一過性コンピュータ可読媒体。
【0013】
本発明の種々の例示的実施形態が、以下の図を参照して以下に詳細に説明される。図面は、例証の目的のみのために提供され、読者の本発明の理解を促進するために本発明の例示的実施形態を描写するにすぎない。したがって、図面は、本発明の範疇、範囲、または可用性を限定するものと見なされるべきではない。明確化および例証のし易さのために、これらの図面が、必ずしも縮尺通りに描かれているわけではないことに留意されたい。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1図1は、本開示のある実施形態による、本明細書に開示される技法が実装され得る、例示的セルラー通信ネットワークを図示する。
【0015】
図2図2は、本開示のいくつかの実施形態による、例示的基地局(BS)およびユーザ機器(UE)デバイスのブロック図を図示する。
【0016】
図3図3は、本開示のいくつかの実施形態による、BSからサブフレーム3内のSIB1を受信するためのUE能力を通信および確認する、プロセスのフローチャートである。
【0017】
図4図4は、本開示のいくつかの実施形態による、BSからUEにシステム情報を転送する、プロセスのフローチャートである。
【0018】
図5図5は、本開示のいくつかの実施形態による、無線リソース制御(RRC)メッセージングにおける、UEとBSとの間でサブフレーム3内のSIB1を直接受信するためのUE能力を通信および確認する、プロセスのフローチャートである。
【0019】
図6図6は、本開示のいくつかの実施形態による、コアネットワークを介してサブフレーム3内のSIB1を受信するためのUE能力を通信および確認する、プロセスのフローチャートである。
【0020】
図7図7は、本開示のいくつかの実施形態による、コアネットワークが能力情報を含まないときの、サブフレーム3内のSIB1を受信するためのUE能力を通信および確認する、プロセスのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0021】
(例示的実施形態の詳細な説明)
本発明の種々の例示的実施形態が、付随の図を参照して下記に説明され、当業者が本発明を作製および使用することを可能にする。本開示を熟読した後、当業者に明白となるであろうように、本明細書に説明される実施例への種々の変更または修正が、本発明の範囲から逸脱することなく成され得る。したがって、本発明は、本明細書に説明および図示される例示的実施形態ならびに用途に限定されるものではない。加えて、本明細書に開示される方法におけるステップの具体的な順序または階層は、例示的アプローチにすぎない。設計選好に基づいて、開示される方法またはプロセスのステップの具体的な順序もしくは階層は、本発明の範囲内に留まりながら、再配列され得る。したがって、当業者は、本明細書に開示される方法および技法が、種々のステップまたは行為をサンプル順序で提示すること、ならびに本発明が、明示的に別様に記載されない限り、提示される具体的な順序もしくは階層に限定されないことを理解するであろう。
【0022】
下記の議論は、従来の通信システムに関して上記に述べられるものに類似する、機能エンティティまたはプロセスに言及し得る。しかしながら、当業者によって理解されるであろうように、そのような従来の機能エンティティまたはプロセスは、下記に説明される機能を実施せず、したがって、下記に説明される動作のうちの1つ以上を実施するように修正される、または具体的に構成される必要があるであろう。加えて、当業者は、本開示の熟読後、本明細書に説明される動作を実施するための機能エンティティを構成することが可能にされるであろう。
【0023】
図1は、本開示のある実施形態による、本明細書に開示される技法が実装され得る、例示的無線通信ネットワーク100を図示する。そのような例示的ネットワーク100は、通信リンク110(例えば、無線通信チャネル)を介して相互に通信し得る、基地局102(以降、「BS102」)およびユーザ機器デバイス104(以降、「UE104」)と、地理的面積101を覆う、概念的セル126、130、132、134、136、138、および140のクラスタとを含む。UE104は、ランダムアクセスプロシージャを受け、ネットワーク101に加わり得る。図1では、BS102およびUE104は、セル126の個別の地理的境界内に含有される。他のセル130、132、134、136、138、および140はそれぞれ、その配分される帯域幅において動作し、十分な無線カバレッジをその意図されるユーザに提供する、少なくとも1つの基地局を含み得る。故に、セルという呼称は、関連付けられるカバレッジ領域または面積を伴うBSの簡略的呼称であり得る。ある実施形態では、セルは、同義的にBSと称され得る。
【0024】
例えば、BS102は、配分されるチャネル伝送帯域幅(例えば、スペクトル)において動作し、十分なカバレッジをUE104に提供し得る。スペクトルは、許諾された範囲および/または許諾されていない範囲を定義するために調整され得る。BS102およびUE104は、それぞれ、ダウンリンク無線フレーム118およびアップリンク無線フレーム124を介して通信し得る。無線フレームはまた、より単純に、フレームとも称され得る。各フレーム118/124はさらに、データシンボル122/128を含み得る、サブフレーム120/127に分割され得る。本開示では、BS102およびUE104は、本明細書では、本明細書に開示される方法を実践し得る、概して、「通信ノード」の非限定的実施例として説明される。そのような通信ノードは、本発明の種々の実施形態に従って、無線および/または有線通信が可能であり得る。ある実施形態では、通信デバイスは、より具体的に、UEと称され得、通信ノードは、より具体的に、UEとの関連で、BSと称され得る。
【0025】
図2は、本発明のいくつかの実施形態による、無線通信信号(例えば、OFDM/OFDMA信号)を伝送および受信するための例示的無線通信システム200のブロック図を図示する。システム200は、本明細書に詳細に説明される必要がない、公知または従来の動作特徴をサポートするように構成される、コンポーネントおよび要素を含み得る。一例示的実施形態では、システム200は、上記に説明されるように、図1の無線通信環境100等の無線通信環境内でデータシンボルを伝送および受信するために使用されることができる。
【0026】
システム200は、概して、基地局202(以降、「BS202」)と、ユーザ機器デバイス204(以降、「UE204」)とを含む。BS202は、BS(基地局)送受信機モジュール210と、BSアンテナ212と、BSプロセッサモジュール214と、BSメモリモジュール216と、ネットワーク通信モジュール218とを含み、各モジュールは、必要に応じて、データ通信バス220を介して相互に結合および相互接続される。UE204は、UE(ユーザ機器)送受信機モジュール230と、UEアンテナ232と、UEメモリモジュール234と、UEプロセッサモジュール236とを含み、各モジュールは、必要に応じて、データ通信バス240を介して相互に結合および相互接続される。BS202は、本明細書に説明されるようなデータの伝送のために好適な、当技術分野において公知である任意の無線チャネルまたは他の媒体であり得る、通信チャネル250を介してUE204と通信する。
【0027】
当業者によって理解されるであろうように、システム200はさらに、図2に示されるモジュール以外の任意の数のモジュールを含んでもよい。当業者は、本明細書に開示される実施形態に関連して説明される、種々の例証的ブロック、モジュール、回路、および処理論理が、ハードウェア、コンピュータ可読ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の実践的組み合わせの中に実装され得ることを理解するであろう。ハードウェア、ファームウェア、およびソフトウェアの本置換性ならびに互換性を明確に例証するために、種々の例証的コンポーネント、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、概して、それらの機能性の観点から説明される。そのような機能性がハードウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとして実装されるかどうかは、システム全体に課される特定の用途および設計制約に依存する。本明細書に説明される概念に精通している場合、そのような機能性を特定の用途毎に好適な様式で実装し得るが、そのような実装の決定は、本発明の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。
【0028】
いくつかの実施形態によると、UE送受信機モジュール230は、本明細書では、それぞれアンテナ232に結合されるRF伝送機および受信機回路を含む、「アップリンク」送受信機モジュール230と称され得る。デュプレックススイッチ(図示せず)が、代替として、アップリンク伝送機または受信機を時間デュプレックス方式でアップリンクアンテナに結合してもよい。同様に、いくつかの実施形態によると、BS送受信機モジュール210は、本明細書では、それぞれアンテナ212に結合されるRF伝送機および受信機回路を含む、「ダウンリンク」送受信機モジュール210と称され得る。ダウンリンクデュプレックススイッチが、代替として、ダウンリンク伝送機または受信機を時間デュプレックス方式でダウンリンクアンテナ212に結合してもよい。2つの送受信機モジュール210および230の動作は、アップリンク受信機が、ダウンリンク伝送機がダウンリンクアンテナ212に結合されるのと同時に、無線伝送リンク250を経由した伝送の受信のためにアップリンクアンテナ232に結合されるように、時間的に協調される。好ましくは、デュプレックス方向の変化の間の最小限のガード時間のみを伴う、緊密な時間の同期化が存在する。
【0029】
UE送受信機モジュール230およびBS送受信機モジュール210は、無線データ通信リンク250を介して通信し、特定の無線通信プロトコルおよび変調スキームをサポートし得る、好適に構成されるRFアンテナ配列212/232と協働するように構成される。いくつかの例示的実施形態では、UE送受信機モジュール210およびBS送受信機モジュール210は、ロングタームエボリューション(LTE)および新興の5G規格、ならびに同等物等の業界規格をサポートするように構成される。しかしながら、本発明が、必ずしも特定の規格および関連付けられるプロトコルへの適用において限定されるわけではないことを理解されたい。むしろ、UE送受信機モジュール230およびBS送受信機モジュール210は、将来的規格またはその変形例を含む、代替的もしくは付加的な無線データ通信プロトコルをサポートするように構成されてもよい。
【0030】
種々の実施形態によると、BS202は、例えば、進化型NodeB(eNB)、サービス提供eNB、標的eNB、フェムトステーション、またはピコステーションであり得る。いくつかの実施形態では、UE204は、モバイルフォン、スマートフォン、携帯情報端末(PDA)、タブレット、ラップトップコンピュータ、ウェアラブルコンピューティングデバイス等の種々のタイプのユーザデバイスに具現化され得る。プロセッサモジュール214および236は、本明細書に説明される機能を実施するために設計される、汎用プロセッサ、連想メモリ、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、任意の好適なプログラマブル論理デバイス、離散ゲートまたはトランジスタ論理、離散ハードウェアコンポーネント、もしくはそれらの任意の組み合わせを用いて実装または実現され得る。このように、プロセッサは、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、状態機械、または同等物として実現され得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組み合わせ、例えば、デジタル信号プロセッサとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサコアと併せた1つ以上のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成の組み合わせとして実装され得る。
【0031】
さらに、本明細書に開示される実施形態に関連して説明される方法またはアルゴリズムのステップは、それぞれ、直接、プロセッサモジュール214および236によって実行される、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェアモジュールに、またはそれらの任意の実践的組み合わせに具現化され得る。メモリモジュール216および234は、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当技術分野において公知である任意の他の形態のストレージおよび/またはコンピュータ可読媒体として実現され得る。本点について、メモリモジュール216および234は、送受信機モジュール210および230が、それぞれ、メモリモジュール216および234から情報を読み取り、それに情報を書き込み得るように、それぞれ、送受信機モジュール210および230に結合されてもよい。メモリモジュール216および234はまた、それらの個別の送受信機モジュール210および230に統合されてもよい。いくつかの実施形態では、メモリモジュール216および234は、それぞれ、送受信機モジュール210および230によってそれぞれ実行されるべき命令の実行の間、一時変数または他の介在情報を記憶するための、キャッシュメモリを含んでもよい。メモリモジュール216および234はまた、それぞれ、送受信機モジュール210および230によってそれぞれ実行されるべき命令を記憶するための、不揮発性メモリを含んでもよい。
【0032】
ネットワーク通信モジュール218は、概して、BS送受信機モジュール210と、基地局202と通信するように構成される、他のネットワークコンポーネントおよび通信ノードとの間の双方向通信を可能にする、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、処理論理、および/または基地局202の他のコンポーネントを表す。例えば、ネットワーク通信モジュール218は、インターネットまたはWiMAXトラフィックをサポートするように構成されてもよい。典型的展開では、限定ではないが、ネットワーク通信モジュール218は、BS送受信機モジュール210が従来のイーサネット(登録商標)ベースのコンピュータネットワークと通信し得るように、802.3イーサネット(登録商標)インターフェースを提供する。このように、ネットワーク通信モジュール218は、コンピュータネットワーク(例えば、移動交換局(MSC))への接続のための物理的インターフェースを含んでもよい。用語「~のために構成される」、「~するように構成される」、およびそれらの活用形は、規定される動作または機能に関して本明細書に使用されるように、物理的もしくは仮想的に構築、プログラム、フォーマット化、および/または配列され、規定される動作または機能を実施する、デバイス、コンポーネント、回路、構造、機械、信号等を指す。
【0033】
上記に記載されるように、システム情報ブロックタイプ1、すなわち、SystemInformationBlockType1(SIB1)メッセージが、フレーム内のサブフレーム3およびサブフレーム4上に伝送され得る。サブフレーム3という呼称は、連続するサブフレーム(例えば、サブフレーム0、サブフーム1、およびサブフレーム2と続く、サブフレーム)のフレーム内での時間順序において第4のサブフレームを指し得る。同様に、サブフレーム4という呼称は、連続するサブフレーム(例えば、サブフレーム3、サブフレーム2、サブフレーム1、およびサブフレーム0と続く、サブフレーム)のフレーム内での時間順序において第5のサブフレームを指し得る。
【0034】
しかしながら、あるユーザ機器(UE)は、サブフレーム3内の付加的SIB1の受信をサポートしない場合がある。例えば、そのようなUEは、サブフレーム4内のSIB1の受信のみをサポートし、サブフレーム3内のSIB1の受信をサポートしない場合がある。互換性のために、BSは、付加的SIB1を含有するサブフレーム3が無効であるかどうかを示す、ビットマップを伝送してもよい。しかしながら、ビットマップにおけるインジケーションにかかわらず、サブフレーム3内の付加的SIB1を受信および処理することをサポートするUEはまた、UEがUE固有の探索空間内でデータを受信すると、将来的フレーム(例えば、付加的SIB1を含有していないとき)等の別のフレーム内に、サブフレーム3を有効サブフレームとして有することをサポートし、したがって、データスループットを向上させることができる。
【0035】
故に、種々の実施形態によるシステムおよび方法は、BSとUEとの間での有効サブフレームおよび/または無効サブフレームの理解を調和させる。本理解は、BSが、あるサブフレーム(例えば、サブフレーム3)が動的データ配分(例えば、UE固有の探索空間内でのNPDCCHの配分、およびUE固有の探索空間内での、NPDCCHによってスケジューリングされるNPDSCHの配分)のための有効サブフレームであるかどうかを理解するようになることに基づき得る。本理解は、BSが、UEが、UEからの、またはコアネットワークからの付加的SIB1を受信することをサポートすることを示す、いずれかの能力情報を受信することによって促進され得る。明白にするために、能力情報は、付加的SIB1を含有していないとき、UEがあるサブフレーム(例えば、サブフレーム3)を有効サブフレームまたは無効サブフレームとしてサポートするかどうかを特徴付ける、もしくはそれを示す、情報を指し得る。本能力情報は、能力メッセージにおいて送信されてもよい。
【0036】
例えば、ある実施形態では、UEは、基地局に、UEが、無線リソース制御(RRC)メッセージングにおいて、および/または媒体アクセス制御要素(MAC CE)を介して付加的SIB1(例えば、サブフレーム3内のSIB1)を受信するための能力をサポートするかどうかについて直接通知し得る。UEが、付加的SIB1を受信するための能力をサポートする場合、BSは、随意に、確認メッセージを送信し、BSが、ここで、付加的SIB1を含有していないとき、サブフレーム3が有効サブフレームとして見なされ(例えば、それとして指定され)得ると判定したことを、RRCメッセージングを介して、および/またはMAC CEを介してUEに確認し得る。確認メッセージを受信した後、UEは、付加的SIB1を含有していないとき、サブフレーム3を、将来的通信における動的データ配分のための有効サブフレームとしても利用し始め得る。ある実施形態では、本確認メッセージは、MIB内のビットマップによって、サブフレーム3(または任意の他の具体的サブフレーム)が有効サブフレームまたは無効サブフレームであるかどうかの以前の理解を無効化し得る。例えば、以前に受信されたビットマップが、サブフレーム3が無効サブフレームであると示していた場合、付加的SIB1を含有していないとき、サブフレーム3が有効サブフレームであることを示す、続いて受信された確認メッセージが、以前に受信されたビットマップから、サブフレーム3が無効サブフレームであるといういかなる表記の影響も無効化し得る。
【0037】
しかしながら、UEが、付加的SIB1を受信するための能力をサポートしない場合、そのような確認メッセージは、BSからUEに送信されないであろう。言い換えると、確認メッセージの受信は、随意である。故に、UEは、サブフレーム3を将来的通信における動的データ配分のための有効サブフレームとして利用しないであろう。むしろ、UEは、サブフレーム3を、将来的通信における動的データ配分のためには利用され得ないが、将来的通信における具体的な所定の情報のために留保される、無効サブフレームとして留保するであろう。
【0038】
ある実施形態では、BSは、BSが、UEが付加的SIB1(例えば、サブフレーム3内のSIB1)を受信するための能力をサポートすることを理解するようになったが、必ずしも確認メッセージを送信しない場合がある。そのような実施形態では、BSおよびUEは、BSが、UEが付加的SIB1を受信するための能力をサポートすることを理解し、それに基づいて動作していることの暗黙的理解(例えば、確認メッセージの使用を伴わない)に伴って動作し得る。本暗黙的理解は、BSが、UEが付加的SIB1を受信するための能力をサポートすることを示す、能力情報を受信することに基づき得る。
【0039】
種々の実施形態では、これらの将来的通信は、UE固有の探索空間における狭帯域物理ダウンリンク制御チャネル(NPDCCH)のコンテキストでの通信を含み得る。これらの将来的通信はまた、随意に、確認メッセージを受信した後の、UE固有の探索空間におけるNPDCCHによってスケジューリングされる狭帯域物理ダウンリンク共有チャネル(NPDSCH)伝送のコンテキストでの通信を含み得る。
【0040】
図3は、本開示のいくつかの実施形態による、BS304から、サブフレーム3内のSIB1を受信するためのUE302能力を通信および確認する、プロセス300のフローチャートである。UE302およびBS304は、図1および2の上方に図示されているが、解説を容易にするために、図3以降にも与えられるものと同一のタイプのUEおよび/またはBSであり得る。
【0041】
図3に戻ると、動作306において、UEは、UE302が付加的SIB1を受信することをサポートするかどうかを示す能力情報を含む、能力メッセージを通信し得る。動作308において、BS304は、能力情報に基づいて、UEが、付加的SIB1を含有していないとき、サブフレーム3を動的データ配分の受信のための有効サブフレームとして見なし得るかどうかを判定し得る。
【0042】
動作310において、BS304は、随意に、確認メッセージを送信し、BS304が、ここで、付加的SIB1を含有していないとき、UE302がサブフレーム3を有効サブフレームとしてサポートすると判定したことを、UE302に確認し得る。本動作は、能力情報が、UE302が付加的SIB1を受信することをサポートすることを示す場合、実施され得る。下記に例証されるであろうように、これは、RRCメッセージングを介して、および/またはMAC CEを介して送信され得る。確認メッセージを受信した後、UE302は、付加的SIB1を含有していないとき、サブフレーム3を将来的通信における動的データ配分のための有効サブフレームとしても利用し始め得る。
【0043】
しかしながら、UE302が、付加的SIB1を受信するための能力をサポートしない場合、動作310は、実施されなくてもよい。動作310が実施されない場合、そのような確認メッセージは、BS304からUE302に送信されないであろう。故に、UE302は、付加的SIB1を含有していないとき、サブフレーム3を将来的通信における動的データ配分のための有効サブフレームとして利用しないであろう。むしろ、UE302は、サブフレーム3を、将来的通信における動的データ配分のためには利用され得ないが、将来的通信における具体的な所定の情報のために留保される、無効サブフレームとして留保するであろう。
【0044】
ある実施形態では、確認メッセージ(例えば、動作310)は、サブフレーム3が有効サブフレームまたは無効サブフレームであるかどうかの以前の理解を無効化し得る。例えば、確認メッセージは、付加的SIB1を含有していないとき、サブフレーム3が有効サブフレームであることを示し、マスタ情報ブロック(MIB)において送信されるビットマップ内に示されるような、サブフレーム3が無効サブフレームであるという以前の理解を無効化し得る。
【0045】
図4は、本開示のいくつかの実施形態による、BS304からUE302にシステム情報を転送する、プロセス400のフローチャートである。動作410において、BS304は、UEにMIBを伝送し得る。MIBは、後続の伝送のタイミングおよび/または特徴付け等、後続の伝送を特徴付ける情報を含み得る。
【0046】
後続の伝送を特徴付ける任意の値の実施例として、BSは、MIB(例えば、additionalTransmissionSIB1)のフィールドを「真」に、すなわち、物理的セル識別子(PCID)を4(例えば、PCID=4)に、かつSIB1の繰り返し数を16に設定し得る。ある実施形態では、SIB1の伝送のための具体的なサブフレームが、BSによって、以下の公式に従って設定され得る。
【数1】
式中、SFNは、システムフレーム番号であり、iは、SIB1フレーム内のSIB1サブフレームの数(例えば、8つのSIB1サブフレーム)を示す、任意の値である。例えば、MIBは、サブフレーム3が、サブフレーム4がSIB1を伝送することに加えて、付加的SIB1を伝送することになることを示し得る。また、BSは、有効サブフレームまたは無効サブフレームの10ミリ秒ダウンリンクサブフレームビットマップをブロードキャストし得、これは、サブフレーム3が無効であるかどうかを示し得る。例えば、ビットマップは、MIBのsubframePatternフィールドまたはMIBのDL-Bitmapフィールド内に含まれてもよい。また、例えば、1110111111というビットマップ値が、各無線フレームのサブフレーム3が無効サブフレーム(例えば、時間順序において無線フレーム内の第4のサブフレームとして)であることを示してもよい。
【0047】
動作412において、BS304はまた、MIBを伝送した後、UE302にSIB1を伝送してもよい。動作416において、BS304からUE302への他のシステム情報(例えば、SystemInformation)のさらなる伝送が、SIB1の伝送の後に続いてもよい。プロセス400は、以下の図において前駆動作と称され得る。
【0048】
図5は、本開示のいくつかの実施形態による、無線リソース制御(RRC)メッセージングにおける、UE302とBS304との間でサブフレーム3内のSIB1を直接受信するためのUE能力を通信および確認する、プロセス500のフローチャートである。プロセス500は、上記にさらに議論される、図4のプロセス400の後に生じ得る。また、解説の単純化のために、RRCメッセージングが、下記にさらに議論されるであろうように、5つのメッセージのセットの一部と見なされ得る。5つのメッセージのセットは、ランダムアクセスプロシージャの一部であり得る。
【0049】
動作506において、5つのメッセージのセットのうちの第1のメッセージ(MSG1)は、UE302からBS304に送信される、NB-IoT物理的ランダムアクセスチャネル(NPRACH)の一部であり得る。
【0050】
動作508において、5つのメッセージのセットのうちの第2のメッセージ(MSG2)は、BS304からUE302に送信される、ランダムアクセス応答(RAR)であり得る。
【0051】
動作510において、第3のメッセージ(MSG3)は、UEからBSに送信される、RRC要求メッセージであり得る。動作510において、UEは、UEが付加的SIB1を受信することをサポートする(例えば、これが、そうするためのUE能力を有している)かどうかを示す、能力情報を含んでもよい。言い換えると、MSG3 RRC要求メッセージは、能力情報を含む、能力メッセージであってもよい。
【0052】
動作512において、BS304は、RRC要求メッセージに基づいて、UEが、付加的SIB1を含有していないとき、サブフレーム3を動的に配分されるデータの受信のための有効サブフレーム、または動的データの受信のための無効サブフレームとしてサポートするかどうかを判定し得る。
【0053】
動作514において、5つのメッセージのセットのうちの第4のメッセージ(MSG4)として、BS304は、能力情報が、UE302は、付加的SIB1を含有していないとき、サブフレーム3を動的に配分されるデータの受信のための有効サブフレームとしてサポートすることを示す場合、確認メッセージを含む、RRC応答メッセージを送信し得る。本確認メッセージは、RRC応答メッセージの一部として、BS304がここで、BS304は、付加的SIB1を含有していないとき、サブフレーム3をUE302のための有効サブフレームとして見なすことをサポートすると判定したことを確認し得る。
【0054】
ある実施形態では、動作514において確認メッセージを受信した後、UE302は、付加的SIB1を含有していないとき、サブフレーム3を将来的通信における動的データ配分のための有効サブフレームとして利用し始め得る。また、BSは、付加的SIB1を含有していないとき、サブフレーム3を将来的通信における動的データ配分のための有効サブフレームとして利用し、それによって、データスループットを向上させ得る。例えば、BSは、サブフレーム3内のデータを有効サブフレームとして、狭帯域物理ダウンリンク共有チャネル(NPDSCH)および/または狭帯域物理ダウンリンク制御チャネル(NPDCCH)内に動的に配分し得る。言い換えると、狭帯域物理ダウンリンク共有チャネル(NPDSCH)および/または狭帯域物理ダウンリンク制御チャネル(NPDCCH)が、有効サブフレームとして利用されるサブフレーム3を伴う、UE固有の探索空間の中に受信され得る。
【0055】
種々の実施形態では、動作514のRRC応答メッセージは、確認メッセージを含まない場合がある。RRC応答メッセージの一部としての本確認メッセージの欠如は、BS304が、BS304はUE302へのサブフレーム3内の付加的SIB1を受信することをサポートすると判定していないことを確認し得る。故に、UE302およびBS304は、サブフレーム3を将来的通信における動的データ配分のための有効サブフレームとして利用しないであろう。むしろ、UE302およびBS304は、サブフレーム3を、将来的通信における動的データ配分のためには利用され得ないが、将来的通信における具体的な所定の情報のために留保される、無効サブフレームとして留保するであろう。上記に記載されるように、これらの将来的通信は、狭帯域物理ダウンリンク制御チャネル(NPDCCH)UE固有の探索空間のコンテキストでの通信、および/またはUE固有の探索空間における、NPDCCHによってスケジューリングされる狭帯域物理ダウンリンク共有チャネル(NPDSCH)伝送のコンテキストでの通信を含み得る。
【0056】
図6は、本開示のいくつかの実施形態による、コアネットワークを介してサブフレーム3内のSIB1を受信するためのUE能力を通信および確認する、プロセス600のフローチャートである。動作506および動作508は、図5のプロセス500に関連してすでに上記に議論されており、簡潔性のために、ここでは繰り返されないであろう。
【0057】
図6に戻ると、動作612において、第3のメッセージ(MSG3)は、UEからBSに送信される、RRC要求メッセージであり得る。図5の動作510とは異なり、動作612において、UEは、UEがサブフレーム3内のSIB1を受信することをサポートするかどうかを示す、能力情報を含まない場合がある。言い換えると、MSG3 RRC要求メッセージは、能力情報を含む、能力メッセージではない場合がある。
【0058】
動作614において、BS304は、コアネットワーク610に読出UE情報メッセージを送信し得る。より具体的には、BS304は、コアネットワークのモビリティ管理エンティティ(MME)に読出UE情報メッセージを送信し得る。読出UE情報メッセージは、コアネットワーク610に、UE302がサブフレーム3内のSIB1を受信することをサポートするかどうかを示す、能力情報を通信するように要求し得る。
【0059】
動作616において、コアネットワーク610は、UE302がサブフレーム3内のSIB1を受信することをサポートするかどうかを特徴付ける能力情報を含む、UE情報転送メッセージを伝送し得る。UE情報転送メッセージ内の能力情報は、コアネットワーク610のMMEにおいて等、コアネットワーク610において記憶され得る。
【0060】
動作618において、BS304は、動作616において受信される能力情報に基づいて、UEが、付加的SIB1を含有していないとき、サブフレーム3を動的に配分されるデータの受信のための有効サブフレームとして有することをサポートするかどうかを判定し得る。
【0061】
動作620において、5つのメッセージのセットのうちの第4のメッセージ(MSG4)として、BS304は、能力情報が、UE302は、サブフレーム3内のSIB1を受信することをサポートすることを示す場合、確認メッセージを含む、RRC応答メッセージを送信し得る。本確認メッセージは、RRC応答メッセージの一部として、BS304がここで、BS304が、付加的SIB1を含有していないとき、サブフレーム3をUE302のための動的に配分されるデータの受信のための有効サブフレームとしてサポートすると判定したことを確認し得る。
【0062】
ある実施形態では、動作620において確認メッセージを受信した後、UE302は、付加的SIB1を含有していないとき、サブフレーム3を将来的通信における動的データ配分のための有効サブフレームとしても利用し始め得る。また、BSは、付加的SIB1を含有していないとき、サブフレーム3を将来的通信における動的データ配分のための有効サブフレームとして利用し、それによって、データスループットを向上させ得る。例えば、BSは、サブフレーム3内のデータを有効サブフレームとして、狭帯域物理ダウンリンク共有チャネル(NPDSCH)および/または狭帯域物理ダウンリンク制御チャネル(NPDCCH)内に動的に配分し得る。言い換えると、狭帯域物理ダウンリンク共有チャネル(NPDSCH)および/または狭帯域物理ダウンリンク制御チャネル(NPDCCH)が、有効サブフレームとして利用されるサブフレーム3を伴う、UE固有の探索空間の中に受信され得る。
【0063】
種々の実施形態では、動作620のRRC応答メッセージは、確認メッセージを含まない場合がある。RRC応答メッセージの一部としての本確認メッセージの欠如は、BS304が、BS304は、付加的SIB1を含有していないとき、サブフレーム3をUE302のための有効サブフレームとしてサポートすると判定していないことを確認し得る。故に、UE302およびBS304は、サブフレーム3を将来的通信における動的データ配分のための有効サブフレームとして利用しないであろう。むしろ、UE302およびBS304は、サブフレーム3を、将来的通信における動的データ配分のためには利用され得ないが、将来的通信における具体的な所定の情報のために留保される、無効サブフレームとして留保するであろう。上記に記載されるように、これらの将来的通信は、NPDCCH UE固有の探索空間のコンテキストでの通信、および/またはUE固有の探索空間における、NPDCCHによってスケジューリングされるNPDSCH伝送のコンテキストでの通信を含み得る。
【0064】
図7は、本開示のいくつかの実施形態による、コアネットワークが能力情報を含まないときの、サブフレーム3内のSIB1を受信するためのUE能力を通信および確認する、プロセス700のフローチャートである。動作506および動作508は、図5のプロセス500に関連してすでに上記に議論されており、簡潔性のために、ここでは繰り返されないであろう。また、動作612および動作614も、図6のプロセス600に関連してすでに上記に議論されており、簡潔性のために、本明細書において繰り返されないであろう。
【0065】
動作720において、コアネットワーク610は、BS304にUE情報転送メッセージを伝送し得る。しかしながら、図6の動作616とは異なり、動作720のUE情報転送メッセージは、UE302がサブフレーム3内のSIB1を受信することをサポートするかどうかを特徴付ける、能力情報を含まない場合がある。これは、能力情報が、コアネットワーク610(例えば、コアネットワーク610のMME)において記憶されない場合があるためであり得る。
【0066】
動作722において、BS304は、動作720において受信される任意の能力情報に基づいて、UE302がサブフレーム3内のSIB1を受信することをサポートするかどうかを判定するように試み得る。しかしながら、BS304は、動作720においてはいかなる能力情報も受信していなかった(例えば、動作720は、動作720において受信される任意の能力情報に基づいて、UEがサブフレーム3内のSIB1を受信することをサポートするかどうかを示していなかった)。したがって、BS304は、UEが、付加的SIB1を含有していないとき、サブフレーム3を動的に配分されるデータの受信のための有効サブフレームとしてサポートするかどうかを判定することができず、判定していない。
【0067】
動作724において、5つのメッセージのセットのうちの第4のメッセージ(MSG4)として、BS304は、UE302にRRC応答メッセージを送信し得る。しかしながら、図6の動作620とは異なり、動作724において、RRC応答メッセージは、確認メッセージを含まない場合がある。これは、BS304が、動作720においていかなる能力情報も受信していなかったためであり得る。
【0068】
ある実施形態では、動作724のRRC応答メッセージは、BSがいかなる能力情報も受信していないことを規定し得る。他の実施形態では、動作724のRRC応答メッセージは、能力情報に関する任意の情報(例えば、UEが、付加的SIB1を含有していないとき、サブフレーム3を動的に配分されるデータの受信のための有効サブフレームとしてサポートするかどうかを示す、任意の情報)を単に搬送しない場合がある。
【0069】
動作726において、5つのメッセージのセットのうちの第5のメッセージ(MSG5)として、UE302は、BS304にRRCプロセス完了メッセージを送信し得る。RRCプロセス完了メッセージは、ランダムアクセスプロシージャが、現在完了している、または完了したことを示し得る。
【0070】
動作728において、BS304は、コアネットワーク610にUE能力照会メッセージを送信し得る。UE能力照会メッセージは、UE302に、UE302がサブフレーム3内のSIB1を受信することをサポートするかどうかを示す、能力情報を通信するように要求またはクエリし得る。
【0071】
動作730において、UE302は、UE302がサブフレーム3内のSIB1を受信することをサポートするかどうかを特徴付ける能力情報を含む、UE情報転送メッセージを伝送し得る。UE情報転送メッセージは、動作728のUE能力照会メッセージに回答する。UE情報転送メッセージは、UE情報転送メッセージを受信することに応答して、UE302によって送信され得る。UE情報転送メッセージ内の能力情報は、UE302において記憶され得る。
【0072】
動作732において、BS304は、動作730において受信される能力情報に基づいて、UEがサブフレーム3をSIB1の受信のための有効サブフレームとしてサポートするかどうかを判定し得る。
【0073】
動作734において、BS304は、能力情報が、UE302が、サブフレーム3をSIB1の受信のための有効サブフレームとしてサポートすることを示す場合、確認メッセージを含む、MAC CEまたはRRCメッセージを送信し得る。本確認メッセージは、BS304がここで、UE302が、付加的SIB1を含有していないとき、サブフレーム3を動的に配分されるデータの受信のための有効サブフレームとしてサポートすると判定したことをUE302に確認し得る。
【0074】
ある実施形態では、動作734において確認メッセージを受信した後、UE302は、付加的SIB1を含有していないとき、サブフレーム3を将来的通信における動的データ配分のための有効サブフレームとしても利用し始め得る。また、BSは、付加的SIB1を含有していないとき、サブフレーム3を将来的通信における動的データ配分のための有効サブフレームとして利用し、それによって、データスループットを向上させ得る。例えば、BSは、サブフレーム3内のデータを有効サブフレームとして、狭帯域物理ダウンリンク共有チャネル(NPDSCH)および/または狭帯域物理ダウンリンク制御チャネル(NPDCCH)内に動的に配分し得る。言い換えると、狭帯域物理ダウンリンク共有チャネル(NPDSCH)および/または狭帯域物理ダウンリンク制御チャネル(NPDCCH)が、有効サブフレームとして利用されるサブフレーム3を伴う、UE固有の探索空間の中に受信され得る。
【0075】
種々の実施形態では、動作514のMAC CEまたはRRCメッセージは、確認メッセージを含ない場合がある。MAC CEまたはRRCメッセージの一部としての本確認メッセージの欠如は、BS304が、BS304は、付加的SIB1を含有していないとき、サブフレーム3をUE302への動的に配分されるデータの受信のための有効サブフレームとしてサポートすると判定していないことを確認し得る。故に、UE302およびBS304は、付加的SIB1を含有していないとき、サブフレーム3を将来的通信における動的データ配分のための有効サブフレームとして利用しないであろう。むしろ、UE302およびBS304は、付加的SIB1を含有していないとき、サブフレーム3を、将来的通信における動的データ配分のためには利用され得ないが、将来的通信における具体的な所定の情報のために留保される、無効サブフレームとして留保するであろう。上記に記載されるように、これらの将来的通信は、NPDCCH UE固有の探索空間のコンテキストでの通信、および/またはUE固有の探索空間における、NPDCCHによってスケジューリングされるNPDSCH伝送のコンテキストでの通信を含み得る。
【0076】
本発明の種々の実施形態が、上記に説明されているが、それらが、実施例としてのみ、かつ限定としてではなく提示されていることを理解されたい。同様に、種々の図が、例示的アーキテクチャまたは構成を描写し得、これは、当業者が本発明の例示的特徴および機能を理解することを可能にするために提供される。しかしながら、当業者は、本発明が、図示される例示的アーキテクチャまたは構成に制限されず、種々の代替アーキテクチャおよび構成を使用して実装され得ることを理解するであろう。加えて、当業者によって理解されるであろうように、一実施形態の1つ以上の特徴が、本明細書に説明される別の実施形態の1つ以上の特徴と組み合わせられることができる。したがって、本開示の範疇および範囲は、上記に説明される例示的実施形態のうちのいずれかによって限定されるべきではない。
【0077】
また、「第1の」、「第2の」等の名称を使用した本明細書での要素または実施形態の任意の呼称が、概して、それらの要素の量もしくは順序を限定するものではないことも理解されたい。むしろ、これらの名称は、本明細書では、2つ以上の要素または要素のインスタンスを区別する便宜的手段として使用されることができる。したがって、第1および第2の要素の呼称は、2つのみの要素が採用され得ること、または第1の要素がある様式で第2の要素の前に起こらなければならないことを意味するものではない。
【0078】
加えて、当業者は、情報および信号が、種々の異なる技術および技法のうちのいずれかを使用して表され得ることを理解するであろう。例えば、上記の説明内で参照され得る、例えば、データ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、およびシンボルが、電圧、電流、電磁波、磁場または粒子、光学場または粒子、もしくはそれらの任意の組み合わせによって表されることができる。
【0079】
当業者はさらに、本明細書に開示される側面に関連して説明される、種々の例証的論理ブロック、モジュール、プロセッサ、手段、回路、方法、および機能のいずれかが、電子ハードウェア(例えば、デジタル実装、アナログ実装、またはその2つの組み合わせ)、ファームウェア、(本明細書では、便宜上、「ソフトウェア」または「ソフトウェアモジュール」と称され得る)命令を組み込む種々の形態のプログラムもしくは設計コード、またはこれらの技法の任意の組み合わせによって実装され得ることを理解するであろう。ハードウェア、ファームウェア、およびソフトウェアの本置換性を明確に例証するために、種々の例証的コンポーネント、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、概して、それらの機能性の観点から上記に説明されている。そのような機能性がハードウェア、ファームウェアまたはソフトウェア、もしくはこれらの技法の組み合わせとして実装されるかどうかは、システム全体に課される特定の用途および設計制約に依存する。当業者は、説明される機能性を特定の用途毎に種々の方法で実装することができるが、そのような実装の決定は、本開示の範囲からの逸脱を生じさせるものではない。
【0080】
さらに、当業者は、本明細書に説明される、種々の例証的論理ブロック、モジュール、デバイス、コンポーネント、および回路が、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または他のプログラマブル論理デバイス、もしくはそれらの任意の組み合わせを含み得る、集積回路(IC)の中に実装される、またはそれによって実施され得ることを理解するであろう。論理ブロック、モジュール、および回路はさらに、アンテナおよび/または送受信機を含み、ネットワーク内または本デバイス内の種々のコンポーネントと通信することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組み合わせ、例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと併せた1つ以上のマイクロプロセッサ、または任意の他の好適な構成の組み合わせとして実装され、本明細書に説明される機能を実施することができる。
【0081】
ソフトウェアの中に実装される場合、機能は、コンピュータ可読媒体上に1つ以上の命令またはコードとして記憶されることができる。したがって、本明細書に開示される方法またはアルゴリズムのステップは、コンピュータ可読媒体上に記憶されるソフトウェアとして実装されることができる。コンピュータ可読媒体は、1つの地理的場所から別のものにコンピュータプログラムまたはコードを移送させることが可能にされ得る任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と、通信媒体との両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の利用可能な媒体であり得る。実施例として、限定ではなく、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージ、もしくは他の磁気記憶デバイス、または所望のプログラムコードを命令もしくはデータ構造の形態で記憶するために使用され得、かつコンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を含むことができる。
【0082】
本書において、本明細書において使用されるような、用語「モジュール」は、本明細書に説明される関連付けられる機能を実施するためのソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、およびこれらの要素の任意の組み合わせを指す。加えて、議論の目的のために、種々のモジュールが、離散モジュールとして説明されているが、しかしながら、当業者に明白となるであろうように、2つ以上のモジュールが、組み合わせられ、本発明の実施形態に従って関連付けられる機能を実施する、単一モジュールを形成し得る。
【0083】
加えて、本書において説明される機能のうちの1つ以上が、概して、メモリ記憶デバイスまたはストレージユニット等の媒体を指すために本明細書において使用される「コンピュータプログラム製品」、「コンピュータ可読媒体」、および同等物内に記憶される、コンピュータプログラムコードを用いて実施され得る。これらおよび他の形態のコンピュータ可読媒体は、プロセッサに規定された動作を実施させるための、プロセッサによる使用のための1つ以上の命令を記憶することに関わり得る。そのような命令は、概して、「コンピュータプログラムコード」(コンピュータプログラムの形態または他のグルーピングに群化され得る)と称され、これは、実行されると、コンピューティングシステムが所望の動作を実施することを可能にする。
【0084】
加えて、メモリまたは他のストレージ、ならびに通信コンポーネントも、本発明の実施形態に採用され得る。明確化の目的のために、上記の説明が、異なる機能ユニットおよびプロセッサを参照して本発明の実施形態を説明していることを理解されたい。しかしながら、異なる機能ユニット、処理論理要素、またはドメイン間の機能性の任意の好適な分布が、本発明を損なうことなく使用され得ることが明白となるであろう。例えば、別個の処理論理要素またはコントローラによって実施されるように例証される機能性が、同一の処理論理要素もしくはコントローラによって実施されてもよい。故に、具体的機能ユニットの呼称は、厳密な論理または物理的構造もしくは編成を示すのではなく、説明される機能性を提供するための好適な手段の呼称にすぎない。
【0085】
本開示に説明される実装への種々の修正が、当業者に容易に明白となり、本明細書に定義される一般的原理が、本開示の範囲から逸脱することなく、他の実装に適用されることができる。したがって、本開示は、本明細書に示される実装に限定されるように意図せず、下記の請求項に列挙されるような、本明細書に開示される新しい特徴および原理と一貫した、最も幅広い範囲と調和されるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7