(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-09
(45)【発行日】2022-12-19
(54)【発明の名称】フォースフィードバック装置
(51)【国際特許分類】
G06F 3/01 20060101AFI20221212BHJP
A63F 13/285 20140101ALI20221212BHJP
【FI】
G06F3/01 560
A63F13/285
(21)【出願番号】P 2022094979
(22)【出願日】2022-06-13
【審査請求日】2022-06-13
(31)【優先権主張番号】202220428995.1
(32)【優先日】2022-03-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】522235216
【氏名又は名称】エーエーシー アコースティック テクノロジーズ (シャンハイ) カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100095407
【氏名又は名称】木村 満
(74)【代理人】
【識別番号】100132883
【氏名又は名称】森川 泰司
(74)【代理人】
【識別番号】100148633
【氏名又は名称】桜田 圭
(74)【代理人】
【識別番号】100147924
【氏名又は名称】美恵 英樹
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ 利金
(72)【発明者】
【氏名】▲謝▼ 兵
(72)【発明者】
【氏名】▲蒋▼ 亮
【審査官】岩橋 龍太郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2000-195370(JP,A)
【文献】特開2018-010639(JP,A)
【文献】特開2020-074078(JP,A)
【文献】特開2005-265200(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第111330262(CN,A)
【文献】中国実用新案第211486508(CN,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/01
A63F 9/24
A63F 13/00-13/98
H01H 13/00-13/88
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジングと、前記ハウジングに固定される回転軸と、前記回転軸に可動に接続され、且つ前記ハウジングに対して移動可能なトリガーと、フォースフィードバックユニットとを含むフォースフィードバック装置であって、
前記フォースフィードバックユニットは、前記トリガーの前記ハウジングに面する側に固定される駆動磁性鋼と、前記ハウジングに固定され、且つ前記駆動磁性鋼に対向して配置される鉄芯と、前記鉄芯に巻設される駆動コイルと、を含み、前記駆動コイルは、通電されると、前記駆動磁性鋼と相互作用して前記トリガーにフォースフィードバックを与え
、
前記フォースフィードバックユニットは、前記ハウジングに固定され且つ前記駆動磁性鋼に対向して配置される減衰磁性鋼をさらに含み、前記減衰磁性鋼は、前記駆動コイルの周側から間隔を置いて配置され、前記減衰磁性鋼は、前記駆動磁性鋼と同極対向で配置されていることを特徴とするフォースフィードバック装置。
【請求項2】
前記フォースフィードバックユニットは、前記トリガーと前記ハウジングとの間に設けられる戻しばねをさらに含み、前記戻しばねは、一端が前記トリガーの前記ハウジングに面する側に接続され、他端が前記ハウジングの前記トリガーに面する側に接続されていることを特徴とする請求項1に記載のフォースフィードバック装置。
【請求項3】
前記減衰磁性鋼は、環状をなし、前記駆動コイルの周側に周設されていることを特徴とする請求項
1に記載のフォースフィードバック装置。
【請求項4】
前記減衰磁性鋼は、2つあり、何れも短冊状をなし、2つの前記減衰磁性鋼は、前記駆動コイルの両側から間隔を置いて配置されていることを特徴とする請求項
1に記載のフォースフィードバック装置。
【請求項5】
前記駆動磁性鋼の着磁方向は、前記駆動コイルの巻線方向と同じであることを特徴とする請求項
1に記載のフォースフィードバック装置。
【請求項6】
前記ハウジングには、互いに間隔を置いた2つの第1固定部が配置され、前記第1固定部には、第1固定穴が設けられ、前記回転軸は、前記第1固定穴に挿入されることで前記ハウジングに固定されることを特徴とする請求項1に記載のフォースフィードバック装置。
【請求項7】
前記トリガーには、互いに間隔を置いた2つの第2固定部が配置され、前記第2固定部は、2つの前記第1固定部の間に、前記第1固定部と間隔を置いて配置され、前記第2固定部には、第2固定穴が設けられ、前記回転軸が前記第2固定穴に挿入されることで、前記トリガーを前記回転軸に対して回転させることを特徴とする請求項
6に記載のフォースフィードバック装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ヒューマンマシンインタラクション分野に関し、特に、ヒューマンマシンインタラクション機器に適用されるフォースフィードバック装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ゲームパッド、トイガン、バーチャルリアリティデバイス、拡張現実デバイスなどの様々な周辺機器の継続的な発展につれて、現在、触覚フィードバック技術は、ゲームパッドなどの様々な機器に広く使用され、優れたユーザー体験效果と市場の反響を得ている。しかしながら、一部のゲームシーンでは、振動だけでは体験の要求を満たさない可能性がある。この時、例えば、反動力又は作用力を具現する必要のあるシーン(例えば、アーチェリー、カーレース、ロケットなどのシーン)にフォースフィードバックを加えると、よりよい没入感が得られる。したがって、フォースフィードバックを与えるとともに、振動フィードバックの要求も満たせるフォースフィードバックモジュールを設計する必要がある。
【0003】
関連技術におけるフォースフィードバック装置は、主にモータによってウォーム、ギアなどを動かすことによって達成される。具体的に、モータに通電すると、ウォームギアが回転し、ギアによって力を直線方向の力に変換してトリガーを押し、電源が切れた後、捩りばねによりトリガーを初期位置に戻すことができる。しかしながら、関連技術におけるフォースフィードバック装置は、組み立てが比較的複雑であり、ウォームギア、ギアなどによって回転力を直線方向の力に変換しなければならない。トリガーにかけられる力は、単方向なものであり、両方向の力を得ることができない。また、減速ギアによってモータの力を増幅すると、トリガーの回転速度が低下し、フォースフィードバックの即時性に影響を与え、ユーザー体験感が低下してしまう。
【0004】
そこで、上記問題を解決するために、改良されたフォースバック装置を提供する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記問題に鑑みて、本発明は、組み立てが簡単で、より優れたフォースフィードバック性能を備えたフォースフィードバック装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
具体的に、本発明は、以下の解決手段を講じる。
【0007】
ハウジングと、前記ハウジングに固定される回転軸と、前記回転軸に可動に接続され、且つ前記ハウジングに対して移動可能なトリガーと、フォースフィードバックユニットとを含むフォースフィードバック装置であって、前記フォースフィードバックユニットは、前記トリガーの前記ハウジングに面する側に固定される駆動磁性鋼と、前記ハウジングに固定され、前記駆動磁性鋼に対向して配置される鉄芯と、前記鉄芯に巻設される駆動コイルと、を含み、前記駆動コイルは、通電されると、前記駆動磁性鋼と相互作用して前記トリガーにフォースフィードバックを与える、フォースフィードバック装置。
【0008】
前記フォースフィードバックユニットは、前記トリガーと前記ハウジングとの間に設けられる戻しばねをさらに含み、前記戻しばねは、一端が前記トリガーの前記ハウジングに面する側に接続され、他端が前記ハウジングの前記トリガーに面する側に接続されていることが好ましい。
【0009】
前記フォースフィードバックユニットは、前記ハウジングに固定され且つ前記駆動磁性鋼に対向して配置される減衰磁性鋼をさらに含み、前記減衰磁性鋼は、前記駆動コイルの周側から間隔を置いて配置され、前記減衰磁性鋼は、前記駆動磁性鋼と同極対向で配置されていることが好ましい。
【0010】
前記減衰磁性鋼は、環状をなし、前記駆動コイルの周側に周設されていることが好ましい。
【0011】
前記減衰磁性鋼は、2つあり、何れも短冊状をなし、2つの前記減衰磁性鋼は、前記駆動コイルの両側から間隔を置いて配置されていることが好ましい。
【0012】
前記駆動磁性鋼の着磁方向は、前記駆動コイルの巻線方向と同じであることが好ましい。
【0013】
前記ハウジングには、互いに間隔を置いた2つの第1固定部が配置され、前記第1固定部には、第1固定穴が設けられ、前記回転軸は、前記第1固定穴に挿入されることで前記ハウジングに固定されることが好ましい。
【0014】
前記トリガーには、互いに間隔を置いた2つの第2固定部が配置され、前記第2固定部は、2つの前記第1固定部の間に、前記第1固定部と間隔を置いて配置され、前記第2固定部には、第2固定穴が設けられ、前記回転軸が前記第2固定穴に挿入されることで、前記トリガーを前記回転軸に対して回転させることが好ましい。
【発明の効果】
【0015】
本発明に係るフォースフィードバック装置は、ハウジングと、前記ハウジングに固定される回転軸と、前記回転軸に可動に接続され、且つ前記ハウジングに対して移動可能なトリガーと、フォースフィードバックユニットとを含み、前記フォースフィードバックユニットは、前記トリガーの前記ハウジングに面する側に固定される駆動磁性鋼と、前記ハウジングに固定され、前記駆動磁性鋼に対向して配置される鉄芯と、前記鉄芯に巻設される駆動コイルとを含み、前記駆動コイルは、通電されると、前記駆動磁性鋼と相互作用して前記トリガーにフォースフィードバックを与える。本発明に係るフォースフィードバック装置は、追加の伝動構造を必要とせず、2つの駆動素子の相互作用でトリガーに直接フォースフィードバックを与えるものであり、トリガーへの即時フォースフィードバックが実現されるだけではなく、構造が簡素化され、組み立ての難易度が軽減され、さらに、駆動電流を変更することでトリガーに直接2方向の作用力を与えることができ、当該フォースフィードバック装置のフォースフィードバックモードが多様化され、ユーザー体験が効果的に向上する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明におけるフォースフィードバック装置の斜視図である。
【
図2】本発明におけるフォースフィードバック装置の分解図である。
【
図3】
図1におけるA-A線に沿った断面図である。
【
図4】本発明におけるフォースフィードバック装置の部分斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、添付の図面及び実施形態を参照しながら、本発明の技術方案を明確かつ完全に説明する。
【0018】
図1~
図4に示すように、本発明は、フォースフィードバック装置100を提供する。当該フォースフィードバック装置100は、ハウジング1と、ハウジング1に固定される回転軸2と、回転軸2に可動に接続されるトリガー3と、フォースフィードバックユニット4とを含み、トリガー3は、ハウジング1に対して移動可能である。具体的に、
図2~
図4に示すように、ハウジング1には、互いに間隔を置いた2つの第1固定部11が配置されており、第1固定部11には、第1固定穴12が設けられており、回転軸2は、第1固定穴12に挿入されることで第1固定部11に固定され、さらに、トリガー3には、互いに間隔を置いた2つの第2固定部31が配置されており、第2固定部31には、第2固定穴32が設けられており、回転軸2が第2固定穴32に挿入されることで、トリガー3が回転軸2に対して回転できる。本実施例では、第2固定部31は、2つの第1固定部11の間に、第1固定部11と間隔を置いて配置されている。
【0019】
図2~
図3に示すように、フォースフィードバックユニット4は、トリガー3のハウジング1に面する側に固定される駆動磁性鋼41と、ハウジング1に固定され、且つ駆動磁性鋼41に対向して配置される鉄芯42と、鉄芯42に巻設される駆動コイル43と、を含み、駆動コイル43は、通電されると、駆動磁性鋼41と相互作用してトリガー3にフォースフィードバックを与える。駆動磁性鋼41の着磁方向は、駆動コイル43の巻線方向と同じであり、この駆動コイル43の巻線方向は、駆動コイル43それ自体の厚み方向であることが理解できる。また、フォースフィードバックユニット4は、トリガー3とハウジング1との間に設けられる戻しばね44をさらに含み、戻しばね44は、一端がトリガー3のハウジング1に面する側に接続され、他端がハウジング1のトリガー3に面する側に接続されている。
【0020】
さらに、フォースフィードバックユニット4は、ハウジング1に固定され且つ駆動磁性鋼41に対向して配置される減衰磁性鋼45をさらに含み、当該減衰磁性鋼45は、駆動コイル43の周側から間隔を置いて配置されており、ユーザーがトリガー3を押すときにトリガー3がハウジング1に衝突するのを防ぐために、当該減衰磁性鋼45と駆動磁性鋼41とを同極対向で配置することで、当該減衰磁性鋼45は、トリガー3における駆動磁性鋼41に対して常に反発力を与えるようになり、トリガー3がハウジング1に接近するか、又は、衝突しようとすると、駆動磁性鋼41に対する減衰磁性鋼45の反発力が強くなり、それによって、トリガー3がハウジング1に接触するのが防がれ、当該フォースフィードバック装置100の損傷のリスクが低減されるとともに、良好なユーザー体験が保証される。また、鉄芯42が透磁性材料であるため、フォースフィードバック装置100が非動作状態にあるとき、駆動磁性鋼41は、鉄芯42と相互に引きつけ合うことになるが、減衰磁性鋼45を配置することで、非動作状態で、トリガー3を安定状態に保つことができる。本実施例では、減衰磁性鋼45は、短冊状をなし、当該減衰磁性鋼45が2つあり、2つの減衰磁性鋼45が駆動コイル43の両側からそれぞれ間隔を置いて配置されている。別の実施例では、減衰磁性鋼45は、環状をなしてもよい。この時、減衰磁性鋼45は、駆動コイル43の周側に周設されている。
【0021】
本発明に係るフォースフィードバック装置100には、トリガー3に固定されるセンシング永久磁石5、及びハウジング1に固定されるホールセンサ6がさらに配置されており、当該ホールセンサ6をセンシング永久磁石5に対応して配置することで、当該センシング永久磁石5の変位を検出する。以下では、フォースフィードバック装置100の動作原理について簡単に説明する。
【0022】
ユーザーがトリガー3を押すと、トリガー3が力を受けて回転軸2に対して回転し、トリガー3におけるセンシング永久磁石5が位置を変更する。また、トリガー3とハウジング1とに相対変位が生じるので、ホールセンサ6は、センシング永久磁石5の位置情報をモニタリングすることで、トリガー3の位置情報を読み取り、フォースフィードバックを発生させる電気信号を駆動コイル43に入力することができる。
【0023】
駆動コイル43に通電すると、鉄芯42が分極し、その時、駆動磁性鋼41に電磁力が与えられ、この電磁力の方向がトリガー3の移動方向と逆である場合、トリガー3に推力がかけられ、この電磁力の方向がトリガー3の移動方向が同じである場合、トリガー3に引張力がかけられるが、駆動コイル43の通電方向を連続的に切り替えて、駆動磁性鋼41に与える電磁力の方向を変え、トリガー3に連続的に変化するフォースフィードバック効果を与えてもよいが、必要に応じて具体的なフォースフィードバックモードを設定することができる。本発明のフォースフィードバック装置100では、駆動コイル43の通電方向を変えることにより、トリガー3に2方向の力、即ち、トリガー3を押す又は引っ張る力をかけることができることが分かる。駆動コイル43が電気遮断されると、戻しばね44は、トリガー3を初期位置に戻して、トリガー3をリセットすることができる。
【0024】
本発明に係るフォースフィードバック装置は、ハウジングと、前記ハウジングに固定される回転軸と、前記回転軸に可動に接続され、且つ前記ハウジングに対して移動可能なトリガーと、フォースフィードバックユニットと、を含み、前記フォースフィードバックユニットは、前記トリガーの前記ハウジングに面する側に固定される駆動磁性鋼と、前記ハウジングに固定され、且つ前記駆動磁性鋼に対向して配置される鉄芯と、前記鉄芯に巻設される駆動コイルと、を含み、前記駆動コイルは、通電されると、前記駆動磁性鋼と相互作用して前記トリガーにフォースフィードバックを与える。本発明に係るフォースフィードバック装置は、追加の伝動構造を必要とせず、2つの駆動素子の相互作用でトリガーに直接フォースフィードバックを与えるものであり、トリガーへの即時フォースフィードバックが実現されるだけではなく、構造が簡素化され、組み立ての難易度が軽減され、さらに、駆動電流を変更することで、トリガーに直接2方向の作用力を与えることができ、当該フォースフィードバック装置のフォースフィードバックモードが多様化され、ユーザー体験が効果的に向上した。
【0025】
上述したのは、本発明の実施形態に過ぎない。なお、当業者にとって、本発明の趣旨から逸脱することなく改良を施すことができるが、これらはすべて本発明の保護範囲に属する。
【0026】
(付記)
(付記1)
ハウジングと、前記ハウジングに固定される回転軸と、前記回転軸に可動に接続され、且つ前記ハウジングに対して移動可能なトリガーと、フォースフィードバックユニットとを含むフォースフィードバック装置であって、
前記フォースフィードバックユニットは、前記トリガーの前記ハウジングに面する側に固定される駆動磁性鋼と、前記ハウジングに固定され、且つ前記駆動磁性鋼に対向して配置される鉄芯と、前記鉄芯に巻設される駆動コイルと、を含み、前記駆動コイルは、通電されると、前記駆動磁性鋼と相互作用して前記トリガーにフォースフィードバックを与えることを特徴とするフォースフィードバック装置。
【0027】
(付記2)
前記フォースフィードバックユニットは、前記トリガーと前記ハウジングとの間に設けられる戻しばねをさらに含み、前記戻しばねは、一端が前記トリガーの前記ハウジングに面する側に接続され、他端が前記ハウジングの前記トリガーに面する側に接続されていることを特徴とする付記1に記載のフォースフィードバック装置。
【0028】
(付記3)
前記フォースフィードバックユニットは、前記ハウジングに固定され且つ前記駆動磁性鋼に対向して配置される減衰磁性鋼をさらに含み、前記減衰磁性鋼は、前記駆動コイルの周側から間隔を置いて配置され、前記減衰磁性鋼は、前記駆動磁性鋼と同極対向で配置されていることを特徴とする付記2に記載のフォースフィードバック装置。
【0029】
(付記4)
前記減衰磁性鋼は、環状をなし、前記駆動コイルの周側に周設されていることを特徴とする付記3に記載のフォースフィードバック装置。
【0030】
(付記5)
前記減衰磁性鋼は、2つあり、何れも短冊状をなし、2つの前記減衰磁性鋼は、前記駆動コイルの両側から間隔を置いて配置されていることを特徴とする付記3に記載のフォースフィードバック装置。
【0031】
(付記6)
前記駆動磁性鋼の着磁方向は、前記駆動コイルの巻線方向と同じであることを特徴とする付記3に記載のフォースフィードバック装置。
【0032】
(付記7)
前記ハウジングには、互いに間隔を置いた2つの第1固定部が配置され、前記第1固定部には、第1固定穴が設けられ、前記回転軸は、前記第1固定穴に挿入されることで前記ハウジングに固定されることを特徴とする付記1に記載のフォースフィードバック装置。
【0033】
(付記8)
前記トリガーには、互いに間隔を置いた2つの第2固定部が配置され、前記第2固定部は、2つの前記第1固定部の間に、前記第1固定部と間隔を置いて配置され、前記第2固定部には、第2固定穴が設けられ、前記回転軸が前記第2固定穴に挿入されることで、前記トリガーを前記回転軸に対して回転させることを特徴とする付記7に記載のフォースフィードバック装置。
【要約】 (修正有)
【課題】組み立てが簡単で、より優れたフォースフィードバック性能を備えたフォースフィードバック装置を提供する。
【解決手段】ハウジング1と、ハウジング1に固定される回転軸2と、回転軸2に可動に接続され且つハウジング1に対して移動可能なトリガー3と、フォースフィードバックユニットとを含み、フォースフィードバックユニットは、トリガー3のハウジングに面する側に固定される駆動磁性鋼41と、ハウジング1に固定され、駆動磁性鋼41に対向して配置される鉄芯42と、鉄芯42に巻設される駆動コイル43とを含み、駆動コイル43は、通電されると、駆動磁性鋼41と相互作用して前記トリガー3にフォースフィードバックを与える。
【選択図】
図3