(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-12
(45)【発行日】2022-12-20
(54)【発明の名称】車両用灯具のリフレクタ、車両用灯具
(51)【国際特許分類】
F21S 43/31 20180101AFI20221213BHJP
F21S 43/14 20180101ALI20221213BHJP
F21V 7/00 20060101ALI20221213BHJP
F21V 7/04 20060101ALI20221213BHJP
F21S 43/237 20180101ALN20221213BHJP
F21W 103/00 20180101ALN20221213BHJP
F21W 103/35 20180101ALN20221213BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20221213BHJP
F21Y 115/15 20160101ALN20221213BHJP
【FI】
F21S43/31
F21S43/14
F21V7/00 320
F21V7/04 100
F21S43/237
F21W103:00
F21W103:35
F21Y115:10
F21Y115:15
(21)【出願番号】P 2018135966
(22)【出願日】2018-07-19
【審査請求日】2021-05-18
(73)【特許権者】
【識別番号】000000136
【氏名又は名称】市光工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000121
【氏名又は名称】IAT弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】工藤 雅彦
(72)【発明者】
【氏名】町田 裕一
(72)【発明者】
【氏名】岡田 典久
(72)【発明者】
【氏名】奥 裕章
(72)【発明者】
【氏名】鎌田 俊介
【審査官】山崎 晶
(56)【参考文献】
【文献】特開2003-272412(JP,A)
【文献】特開平11-053905(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21S 43/31
F21S 43/14
F21V 7/00
F21V 7/04
F21S 43/237
F21W 103/00
F21W 103/35
F21Y 115/10
F21Y 115/15
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
光を反射させて配光を形成する反射面を有し、
前記反射面は、複数個の微小反射面に分割されていて、
複数個の前記微小反射面は、それぞれ、前記光を
反射光として前記配光の中の複数個の照準点のうち所定の前記照準点に反射さ
せ、
複数個の前記照準点は、少なくとも、前記配光の特性測定における複数個の光度測定点を含み、
所定の前記光度測定点に前記反射光を反射させる前記微小反射面の個数は、所定の割合で割り振られていて、
所定の前記割合は、複数個の前記光度測定点において要求される最小光度の割合に準じた割合であ
り、
前記最小光度の割合は、複数個の前記光度測定点のうち1個の前記光度測定点において要求される最小光度を基準とする割合である、
ことを特徴とする車両用灯具のリフレクタ。
【請求項2】
複数個の前記微小反射面は、それぞれ、低食い違い量列に基づいて分布されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具のリフレクタ。
【請求項3】
複数個の前記微小反射面は、それぞれ、平面をなす基準微小反射面を傾ける角度、前記基準微小反射面の中心である母点をずらす向き、前記母点をずらす量、前記基準微小反射面をせり出す量、のうち少なくとも1つを、低食い違い量列に基づいて定められている、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用灯具のリフレクタ。
【請求項4】
光を反射させて配光を形成する反射面を有し、
前記反射面は、複数個の微小反射面に分割されていて、
複数個の前記微小反射面は、それぞれ、前記光を前記配光の中の複数個の照準点のうち所定の前記照準点に反射させる微小反射面であり、
複数個の前記照準点は、少なくとも、前記配光の特性測定における複数個の光度測定点を含み、
複数個の前記微小反射面は、それぞれ、複数個の前記光度測定点に所定の割合で割り振られていて、
所定の前記割合は、複数個の前記光度測定点において要求される最小光度の割合に準じた割合であ
り、
複数個の前記微小反射面は、それぞれ、低食い違い量列に基づいて分布されている、
ことを特徴とする車両用灯具のリフレクタ。
【請求項5】
光を反射させて配光を形成する反射面を有し、
前記反射面は、複数個の微小反射面に分割されていて、
複数個の前記微小反射面は、それぞれ、前記光を前記配光の中の複数個の照準点のうち所定の前記照準点に反射させる微小反射面であり、
複数個の前記照準点は、少なくとも、前記配光の特性測定における複数個の光度測定点を含み、
複数個の前記微小反射面は、それぞれ、複数個の前記光度測定点に所定の割合で割り振られていて、
所定の前記割合は、複数個の前記光度測定点において要求される最小光度の割合に準じた割合であ
り、
複数個の前記微小反射面は、それぞれ、平面をなす基準微小反射面を傾ける角度、前記基準微小反射面の中心である母点をずらす向き、前記母点をずらす量、前記基準微小反射面をせり出す量、のうち少なくとも1つを、低食い違い量列に基づいて定められている、
ことを特徴とする車両用灯具のリフレクタ。
【請求項6】
複数個の前記微小反射面は、それぞれ、多角形形状で平面をなす、
ことを特徴とする請求項1
~5のいずれか1項に記載の車両用灯具のリフレクタ。
【請求項7】
複数個の前記照準点は、複数個の前記光度測定点と、複数個の前記光度測定点に対して追加した複数個の補助照準点と、を有する、
ことを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の車両用灯具のリフレクタ。
【請求項8】
光を照射する光照射部材と、
前記光照射部材から照射された前記光を反射させて配光を形成する反射面を有する前記の請求項1~
7のいずれか1項に記載の車両用灯具のリフレクタと、
を備える、
ことを特徴とする車両用灯具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、車両用灯具のリフレクタに関するものである。また、この発明は、車両用灯具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
リフレクタを備える車両用灯具としては、たとえば、特許文献1に示すものがある。特許文献1の車両用標識灯は、光源バルブと、光源バルブからの光を反射させる反射面を有するリフレクタと、を備えるものである。特許文献1の車両用標識灯の反射面は、反射面を格子状に複数のセグメントに区分けしてこれら各セグメントに反射素子を割り付けることにより構成され、かつ、格子に沿った2方向いずれに関しても凹面状反射素子と凸面状反射素子とが交互に繰り返す2方向波形面として形成されている。特許文献1の車両用標識灯は、2方向波形面により、上下左右いずれの方向に視点を移動させた場合においても観察者に斬新な印象を与えるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の車両用標識灯は、光源バルブに対して反射面の2方向波形面を形成するものである。すなわち、特許文献1の車両用標識灯は、リフレクタの光軸を中心軸とし、かつ、光軸上の光源バルブのフィラメントの位置を焦点とする回転放物面を基準面として、2方向波形面を形成するものである。この結果、特許文献1の車両用標識灯は、光源バルブからの光を2方向波形面で反射させて、その反射光をただ単に上下左右に拡散させるだけであるから、反射面において暗部が認識される場合がある。
【0005】
この発明が解決しようとする課題は、反射面において暗部が認識されない車両用灯具のリフレクタ、車両用灯具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明の車両用灯具のリフレクタは、光を反射させて配光を形成する反射面を有し、反射面が、複数個の微小反射面に分割されていて、複数個の微小反射面が、それぞれ、光を配光の中の複数個の照準点のうち所定の照準点に反射させる微小反射面であり、複数個の照準点が、少なくとも、配光の特性測定における複数個の光度測定点を含み、複数個の微小反射面が、それぞれ、複数個の光度測定点に所定の割合で割り振られていて、所定の割合が、複数個の光度測定点において要求される最小光度の割合に準じた割合である、ことを特徴とする。
【0007】
この発明の車両用灯具のリフレクタは、複数個の微小反射面が、それぞれ、低食い違い量列に基づいて分布されている、ことが好ましい。
【0008】
この発明の車両用灯具のリフレクタは、複数個の微小反射面が、それぞれ、多角形形状で平面をなす、ことが好ましい。
【0009】
この発明の車両用灯具のリフレクタは、複数個の微小反射面が、それぞれ、平面をなす基準微小反射面を傾ける角度、基準微小反射面の中心である母点をずらす向き、母点をずらす量、基準微小反射面をせり出す量、のうち少なくとも1つを、低食い違い量列に基づいて定められている、ことが好ましい。
【0010】
この発明の車両用灯具は、光を照射する光照射部材と、光照射部材から照射された光を反射させて配光を形成する反射面を有する前記の各発明にかかる車両用灯具のリフレクタと、を備える、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
この発明の車両用灯具のリフレクタ、車両用灯具は、反射面において暗部が認識されない。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】
図1は、この発明にかかる車両用灯具のリフレクタ、車両用灯具の実施形態1を示す正面図である。
【
図2】
図2は、使用状態を示す一部縦断面図(
図1におけるII-II線断面図)である。
【
図3】
図3は、反射面の微小反射面を示す一部拡大正面図である。
【
図4】
図4は、反射面の微小反射面を示す一部拡大斜視図である。
【
図5】
図5は、反射面の微小反射面を示す一部拡大横断面図(
図3におけるA-A線断面図)である。
【
図6】
図6は、反射面の微小反射面を示す一部拡大縦断面図(
図3におけるB-B線断面図)である。
【
図7】
図7は、配光の特性を測定するための配光表を示す説明図である。
【
図8】
図8は、基準微小反射面から微小反射面を形成する過程を示す説明図である。(A)は、基準微小反射面を示す説明正面図である。(B)は、基準微小反射面を傾ける状態を示す説明正面図である。
【
図9】
図9は、基準微小反射面から微小反射面を形成する過程を示す説明図である。(A)は、基準微小反射面を傾けた状態を示す説明縦断面図(
図8(B)におけるC-C線断面図)である。(B)は、基準微小反射面を傾けた状態を示す説明横断面図(
図8(B)におけるD-D線断面図)である。
【
図10】
図10は、基準微小反射面から微小反射面を形成する過程を示す説明図である。(A)は、基準微小反射面の中心の母点をずらす向きを示す説明正面図である。(B)は、基準微小反射面の母点をずらす量を示す説明正面図である。
【
図11】
図11は、基準微小反射面から微小反射面を形成する過程を示す説明図である。(A)は、基準微小反射面をせり出す量を示す説明縦断面図(
図10(B)におけるE-E線断面図)である。(B)は、同じく基準微小反射面をせり出す量を示す説明横断面図(
図10(B)におけるF-F線断面図)である。
【
図12】
図12は、基準微小反射面から微小反射面を形成する過程において、複数個の基準微小反射面の母点をそれぞれずらす状態を示す説明正面図である。
【
図13】
図13は、基準微小反射面から微小反射面を形成する過程において、複数個の基準微小反射面をずらした母点に基づいてボロノイ分割して複数個の微小反射面を形成した状態示す説明正面図である。
【
図14】
図14は、この発明にかかる車両用灯具のリフレクタ、車両用灯具の実施形態2を示す正面図である。
【
図15】
図15は、使用状態を示し一部縦断面図(
図14におけるXV-XV線断面図)である。
【
図17】
図17は、本発明を実施する反射面形状決定装置、金型加工装置、金型、リフレクタを示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、この発明にかかる車両用灯具のリフレクタ、車両用灯具の実施形態(実施例)の2例を図面に基づいて詳細に説明する。この明細書において、前、後、上、下、左、右は、この発明にかかる車両用灯具のリフレクタ、車両用灯具を車両に装備した際の前、後、上、下、左、右である。なお、図面においては、概略図であるため、主要部品を図示し、主要部品以外の部品の図示を省略し、また、ハッチングの一部を省略する。
【0014】
図において、X、Y、Zは、直交座標(X-Y-Z直交座標系)を構成する。X軸は、上下(鉛直)方向の軸であって、矢印方向が上であり、矢印と反対方向が下である。Y軸は、左右(水平)方向の軸であって、矢印方向が右であり、矢印と反対方向が左である。Z軸は、X軸およびY軸と直交する前後(水平)方向の軸であって、矢印方向が後であり、矢印と反対方向が前である。また、
図7において、符号「HL-HR」は、配光表の左右の水平線を示し、符号「VU-VD」は、配光表の上下の垂直線を示す。
【0015】
(実施形態1の構成の説明)
図1~
図13は、この発明にかかる車両用灯具のリフレクタ、車両用灯具の実施形態1を示す。以下、この実施形態1にかかる車両用灯具のリフレクタ、車両用灯具の構成について説明する。図中、符号1は、この実施形態1にかかる車両用灯具であり、また、符号2は、この実施形態1にかかる車両用灯具1のリフレクタ(以下、「リフレクタ」と称する)である。
【0016】
(車両用灯具1の説明)
車両用灯具1は、この例では、リアコンビネーションランプを構成するテールランプ、ストップランプまたはテール・ストップランプのいずれか1つである。車両用灯具1は、車両(図示せず)の後部の左右両側にそれぞれ装備される。
【0017】
車両用灯具1は、
図1、
図2に示すように、ランプハウジング11と、ランプレンズ12と、光源13と、導光部材14と、リフレクタ2と、を備える。
図1の正面図は、車両の後側から前側を見た図であって、ランプレンズ12を除いた状態の図である。
【0018】
ランプハウジング11は、たとえば、光不透過性の部材(樹脂部材など)から構成されている。ランプレンズ12は、たとえば、素通しのアウターカバー、アウターレンズなどであって、光透過性の部材(樹脂部材など)から構成されている。ランプレンズ12は、この例では、赤色をなす。ランプレンズ12の外面の意匠面は、車両の後部から側部にかけての意匠面に沿う。
【0019】
ランプハウジング11とランプレンズ12とにより灯室10が区画されている。灯室10内には、光源13、導光部材14およびリフレクタ2が配置されている。なお、灯室10内には、前記の部品13、14、2以外に、たとえば、インナーレンズやインナーハウジングなどが配置されている場合がある。
【0020】
光源13と導光部材14は、光L1を照射する光照射部を構成する。光照射部13、14は、ランプハウジング11に直接あるいは他の部品を介して取り付けられている。光源13は、この例では、LED、OELまたはOLED(有機EL)などの自発光半導体型発光素子(半導体発光素子)を1個もしくは複数個有する。光源13は、光L1を導光部材14に供給する。
【0021】
導光部材14は、この例では、アクリル樹脂やPC(ポリカーボネート)、PMMA(ポリメタクリル酸メチル、メタクリル樹脂)などの無色透明樹脂材からなる。導光部材14は、この例では、丸棒形状をなす。導光部材14は、光源13から供給された光L1をリフレクタ2に照射する。
【0022】
(リフレクタ2の説明)
リフレクタ2は、この例では、光不透過性の樹脂から射出成形により構成されている。なお、リフレクタ2は、後述するような反射面20を有するので、光透過性の樹脂から形成されても良い。リフレクタ2は、光照射部13、14と同様に、ランプハウジング11に直接あるいは他の部品を介して取り付けられている。
【0023】
リフレクタ2は、
図1~
図6に示すように、光照射部材の導光部材14から照射された光L1を反射させて所定の配光(図示せず)を形成する反射面20を有する。この反射面20は、この例では、金属(アルミ)蒸着などにより形成されている。また、所定の配光は、この例では、テールランプ機能の配光、または、ストップランプ機能の配光(以下、単に「配光」と称する場合がある)である。
【0024】
反射面20は、複数個(この例では、約3000個)の微小反射面(セグメント)21に分割されている。この微小反射面21は、
図3に示すように、その1辺が約1mm前後である。なお、この微小反射面21は、射出成形されるリフレクタ2の反射面20において、確実に成形される。
【0025】
複数個の微小反射面21は、それぞれ、導光部材14から照射された光L1を反射光L2として、配光の中の複数個の照準点P1、P2、P3、P4、P5、P6、P7、P8、P9、P10、P11、P12、P13、P14、P15、P16、P17、P18、P19(以下、単に「P1~P19」と表示する)のうち所定の照準点に反射させるものである。
【0026】
複数個の照準点P1~P19は、少なくとも、配光の特性測定における19個の光度測定点(下記の
図7に示す配光表を参照)を含み、この例では、19個の光度測定点とする。複数個の微小反射面21は、それぞれ、19個の光度測定点P1~P19に所定の割合で割り振られている。すなわち、所定の光度測定点に反射光L2を反射させる微小反射面21の個数は、所定の割合で割り振られている。この所定の割合は、19個の光度測定点P1~P19において要求される最小光度の割合に準じた割合である。
【0027】
(配光の説明)
ここで、テールランプ機能の配光特性の光度測定点、または、ストップランプ機能の配光特性の光度測定点について、
図7の配光表に基づいて説明する。
図7に示す配光表においては、下記の通り、19個の光度測定点P1~P19を有する。
【0028】
P1は、左(L)5°、上(U)10°の点。
P2は、右(R)5°、上(U)10°の点。
P3は、左(L)20°、上(U)5°の点。
P4は、左(L)10°、上(U)5°の点。
P5は、左右(HL-HR)0°、上(U)5°の点。
P6は、右(R)10°、上(U)5°の点。
P7は、右(R)20°、上(U)5°の点。
P8は、左(L)10°、上下(VU-VD)0°の点。
P9は、左(L)5°、上下(VU-VD)0°の点。
P10は、左右(HL-HR)0°、上下(VU-VD)0°の点。
P11は、右(R)5°、上下(VU-VD)0°の点。
P12は、右(R)10°、上下(VU-VD)0°の点。
P13は、左(L)20°、下(D)5°の点。
P14は、左(L)10°、下(D)5°の点。
P15は、左右(HL-HR)0°、下(D)5°の点。
P16は、右(R)10°、下(D)5°の点。
P17は、右(R)20°、下(D)5°の点。
P18は、左(L)5°、下(D)10°の点。
P19は、右(R)5°、下(D)10°の点。
【0029】
また、光度測定点P10の最小光度を100%とした場合における各光度測定点P1~P19の最小光度の割合(%)は、以下の通りである。なお、下記の最小光度の割合(%)は、日本、欧州の規定に基づく数値である。従って、米国においては、下記の最小光度の割合(%)の数値は、異なってくる。
P1は、20%。
P2は、20%。
P3は、10%。
P4は、20%。
P5は、70%。
P6は、20%。
P7は、10%。
P8は、35%。
P9は、90%。
P10は、100%。
P11は、90%。
P12は、35%。
P13は、10%。
P14は、20%。
P15は、70%。
P16は、20%。
P17は、10%。
P18は、20%。
P19は、20%。
【0030】
さらに、テールランプ機能の配光における各光度測定点P1~P19の最小光度は、以下の通りである。単位は、カンデラ(cd)である。
P1は、0.8cd(日本、欧州)、0.4cd(米国)。
P2は、0.8cd(日本、欧州)、0.4cd(米国)。
P3は、0.4cd(日本、欧州)、0.3cd(米国)。
P4は、0.8cd(日本、欧州)、0.4cd(米国)。
P5は、2.8cd(日本、欧州)、0.8cd(米国)。
P6は、0.8cd(日本、欧州)、0.4cd(米国)。
P7は、0.4cd(日本、欧州)、0.3cd(米国)。
P8は、1.4cd(日本、欧州)、0.8cd(米国)。
P9は、3.6cd(日本、欧州)、1.8cd(米国)。
P10は、4.0cd(日本、欧州)、2.0cd(米国)。
P11は、3.6cd(日本、欧州)、1.8cd(米国)。
P12は、1.4cd(日本、欧州)、0.8cd(米国)。
P13は、0.4cd(日本、欧州)、0.3cd(米国)。
P14は、0.8cd(日本、欧州)、0.4cd(米国)。
P15は、2.8cd(日本、欧州)、0.8cd(米国)。
P16は、0.8cd(日本、欧州)、0.4cd(米国)。
P17は、0.4cd(日本、欧州)、0.3cd(米国)。
P18は、0.8cd(日本、欧州)、0.4cd(米国)。
P19は、0.8cd(日本、欧州)、0.4cd(米国)。
【0031】
さらにまた、ストップランプ機能の配光における各光度測定点P1~P19の最小光度は、以下の通りである。単位は、カンデラ(cd)である。
P1は、12cd(日本、欧州)、16cd(米国)。
P2は、12cd(日本、欧州)、16cd(米国)。
P3は、6cd(日本、欧州)、10cd(米国)。
P4は、12cd(日本、欧州)、16cd(米国)。
P5は、42cd(日本、欧州)、40cd(米国)。
P6は、12cd(日本、欧州)、16cd(米国)。
P7は、6cd(日本、欧州)、10cd(米国)。
P8は、21cd(日本、欧州)、30cd(米国)。
P9は、54cd(日本、欧州)、70cd(米国)。
P10は、60cd(日本、欧州)、80cd(米国)。
P11は、54cd(日本、欧州)、70cd(米国)。
P12は、21cd(日本、欧州)、30cd(米国)。
P13は、6cd(日本、欧州)、10cd(米国)。
P14は、12cd(日本、欧州)、16cd(米国)。
P15は、42cd(日本、欧州)、40cd(米国)。
P16は、12cd(日本、欧州)、16cd(米国)。
P17は、6cd(日本、欧州)、10cd(米国)。
P18は、12cd(日本、欧州)、16cd(米国)。
P19は、12cd(日本、欧州)、16cd(米国)。
【0032】
そして、前記の19個の光度測定点P1~P19における最小光度の割合に基づいて、複数個(この例では、約3000個)の微小反射面21は、それぞれ、以下の通りの個数に、割り振られる。
P1は、20/690(前記の19個の光度測定点P1~P19における最小光度の割合の総和。以下同様)×約3000個。
P2は、20/690×約3000個。
P3は、10/690×約3000個。
P4は、20/690×約3000個。
P5は、70/690×約3000個。
P6は、20/690×約3000個。
P7は、10/690×約3000個。
P8は、35/690×約3000個。
P9は、90/690×約3000個。
P10は、100/690×約3000個。
P11は、90/690×約3000個。
P12は、35/690×約3000個。
P13は、10/690×約3000個。
P14は、20/690×約3000個。
P15は、70/690×約3000個。
P16は、20/690×約3000個。
P17は、10/690×約3000個。
P18は、20/690×約3000個。
P19は、20/690×約3000個。
【0033】
(微小反射面21の形成の説明)
複数個の微小反射面21は、それぞれ、低食い違い量列(超一様分布列、低くい違い列、準乱数列)に基づいて分布されている。ここで、低くい違い量列とは、シミュレーションや数値計算を「乱数」を用いて行う手法であるモンテカルロ法に対して、「乱数」ではなく一様分布列 (Low-discrepancy sequence) を使用してシミュレーションや数値計算を行う手法を指す(準モンテカルロ法または準乱数ともいう)。このような、低くい違い量列に基づく計算やシミュレーションは、コンピュータにより構成される反射面形状決定装置100により用いて行われる。具体的には、反射面形状決定装置100は、
図17に示すような構成となっている。
【0034】
そして、反射面形状決定装置100により作成された3次元データに基づいて、
図17に示すような金型加工装置200で金型300の製作を行う。かかる金型300を用いて、本実施の形態のリフレクタ2が、たとえば射出成形によって形成される。
【0035】
以下、反射面形状決定装置100について、
図17に基づいて説明する。反射面形状決定装置100は、CPU(Central Processing Unit)110、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)および不揮発性メモリ等のメモリ120を備えるが、画像処理を行うためのGPU(Graphics Processing Unit)130を備えることが好ましい。また、反射面形状決定装置100は、外部機器からのデータの送受信や、形成された反射面形状データを出力するためのデータ出力部140を備えている。
【0036】
この反射面形状決定装置100は、上述したメモリ120に記憶されている形状データ決定プログラムや、形状演算用データをCPU110やGPU130で演算することで、基準となるリフレクタ2の反射面の形状データと、その反射面の形状データに対するそれぞれの部位での光の入射方向データに基づいて、多数の微小反射面21の微小反射面形状データから形成される反射面形状データを形成する。
【0037】
このとき作成される反射面形状データは、低くい違い量列に基づく演算によって決定される。そして、作成された反射面形状データは、データ出力部140から外部機器に出力される。このデータ出力部140は、可搬性を有するメモリと接続する接続部でも良く、また有線または無線により通信を行う通信部であっても良い。
【0038】
また、外部機器は、可搬性を有するメモリでも良く、そのようなメモリに記憶された反射面形状データを金型加工装置200の制御部に読み込ませるようにしても良い。また、上述した外部機器が金型加工装置200である場合には、金型加工装置200の制御部は、データ出力部140から直接的に反射面形状データを受信し、その反射面形状データに基づいて、金型加工装置200で金型の加工を行う。そして、金型加工装置200で作成された金型300により、本実施の形態のような反射面20を有するリフレクタ2が、たとえば射出成形によって形成される。
【0039】
以下、多数の微小反射面21の詳細等について説明するが、金型300で射出成形により微小反射面21を有する反射面20を実際に作製すると、製造誤差等を除くと、実際の反射面20および微小反射面21は、たとえば三次元的なデータの微小反射面形状データおよび反射面形状データに概ね対応している。したがって、以下の説明では、実際の反射面20は、反射面形状データに対応したものと見做すことができ、また実際の微小反射面21は、微小反射面形状データに対応するものと見做すことができる。
【0040】
多数の微小反射面21(微小反射面形状データに対応;以下同様)は、それぞれ、多角形形状で平面をなす。以下、微小反射面21(微小反射面形状データに対応;以下同様)の形成について、
図8~
図13を参照して説明する。
【0041】
複数個の微小反射面21は、それぞれ、正六角形形状で平面をなす基準微小反射面22を傾ける角度θX、θY、基準微小反射面22の中心である母点Cをずらす向きX1、基準微小反射面22の母点Cをずらす量TX、基準微小反射面22をせり出す量TZを、低食い違い量列に基づいて定められている。なお、平面をなす基準微小反射面22は、必ずしも、この例のような正六角形形状の平面でなくても良い。たとえば、三角形形状から五角形形状、七画形形状以上であっても良い。また、低食い違い量列に基づいて定められるパラメータは、傾ける角度θX、θY、母点Cをずらす向きX1、母点Cをずらす量TX、せり出す量TZ、の全部でなくても良い。すなわち、この4つのパラメータのうち少なくとも1つのパラメータについて、低食い違い量列に基づいて定めるものであっても良い。
【0042】
まず、
図8(A)、
図12に示すように、反射面20(反射面形状データに対応;以下同様)を、正六角形形状で平面をなす複数個(この例では、約3000個)の基準微小反射面22に、それぞれ、分割する。つぎに、複数個の基準微小反射面22を、それぞれ、配光の中の複数個の照準点、すなわち、19個の光度測定点P1~P19のうち所定の光度測定点に照準を定めて(狙いを定めて)、傾ける。
【0043】
例えば、
図8(B)、
図9(A)に示すように、基準微小反射面22の光軸Z1を、XZ面上において、原点を中心として、傾ける前の基準微小反射面22の光軸Z(Z軸)に対して下に角度θXで傾ける。また、
図8(B)、
図9(B)に示すように、基準微小反射面22の光軸Z1を、YZ面上において、原点を中心として、傾ける前の基準微小反射面22の光軸Z(Z軸)に対して右に角度θYで傾ける。この複数個の基準微小反射面22を19個の光度測定点P1~P19に照準を定めて傾ける個数の割合は、前記の通りである。
【0044】
それから、
図10(A)に示すように、基準微小反射面22の母点Cをずらす向きX1を、XY面上において、原点を中心として、X軸に対して右(時計方向)に角度θでずらして決定する。また、
図10(B)に示すように、基準微小反射面22の母点Cを、ずらす向きX1上において、原点から量(距離)TXでずらす。これにより、
図12に示すように、複数個の基準微小反射面22の母点は、それぞれ、ずらす前の基準微小反射面22の母点Cからずらした後の基準微小反射面22の母点(微小反射面21の母点)C1にずれる。
【0045】
続いて、
図11(A)、(B)中の二点鎖線で示す基準微小反射面22(
図9(A)、(B)中の実線で示す基準微小反射面22に相当する)を、傾けた後の基準微小反射面22の光軸Z1上において、原点から量(距離)TZでせり出す。これにより、
図11(A)、(B)中の実線で示すように、基準微小反射面22が後にせり出す。
【0046】
前記のようにして、所定の角度θX、θYで傾けられ、また、母点Cを所定の向きX1上において所定の量TXずらされ、さらに、所定の量TZせり出された複数個の基準微小反射面22(
図12を参照)において、ずらした母点C1に基づいてボロノイ分割する。これにより、
図13に示すように、複数個の微小反射面21(微小反射面形状データ)が形成され、それら複数個の微小反射面21(微小反射面形状データ)を有する反射面20(反射面形状データ)が形成される。
【0047】
なお、上記のような複数個の微小反射面形状データを有する反射面形状データに基づいて、金型加工装置200で金型300を加工すると、実物としての複数個の微小反射面21を有する反射面20を備えたリフレクタ2が形成される。
【0048】
(実施形態1の作用の説明)
この実施形態1にかかる車両用灯具1、リフレクタ2は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
【0049】
光源13を点灯する。すると、光源13から放射された光L1は、導光部材14の入射部分から導光部材14中に入射する。その入射した光L1は、導光部材14中を出射部分側に導かれる。その導かれた光L1は、出射部分から出射してリフレクタ2の反射面20側に照射される。
【0050】
導光部材14から放射された光L1は、リフレクタ2の反射面20で反射光L2として反射される。その反射光L2は、反射面20の複数個の微小反射面21により、配光の中の19個の照準点すなわち光度測定点P1~P19のうち、所定の光度測定点に照準を定めて反射される。
【0051】
反射光L2は、ランプレンズ12を透過して赤色光として車両の後方に照射される。これにより、所定の配光すなわちテールランプ機能の配光、または、ストップランプ機能の配光が得られる。
【0052】
(実施形態1の効果の説明)
この実施形態1にかかる車両用灯具1、リフレクタ2は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
【0053】
この実施形態1にかかる車両用灯具1、リフレクタ2は、反射面20において暗部が形成される場合が無い。すなわち、特許文献1の車両用標識灯は、前記の通り、光源バルブに対して反射面の2方向波形面を形成するものである。これに対して、この実施形態1にかかる車両用灯具1、リフレクタ2は、配光の中の19個の照準点すなわち光度測定点P1~P19に対して複数個の微小反射面21を形成するものである。この結果、この実施形態1にかかる車両用灯具1、リフレクタ2は、複数個の微小反射面21により、導光部材14から照射された光L1を反射光L2として、配光の中の19個の光度測定点P1~P19のうち所定の照準を定めた光度測定点に、反射させることができる。これにより、この実施形態1にかかる車両用灯具1、リフレクタ2は、反射面20において暗部が認識されない。
【0054】
この実施形態1にかかる車両用灯具1、リフレクタ2は、反射面20が複数個の微小反射面21に分割されているので、反射面20において、複数個の微小反射面21により、高輝度感(きらきら感)が得られる。
【0055】
この実施形態1にかかる車両用灯具1、リフレクタ2は、複数個の微小反射面21がそれぞれ19個の光度測定点P1~P19に所定の割合で割り振られていて、その所定の割合が19個の光度測定点P1~P19において要求される最小光度の割合に準じた割合である。この結果、この実施形態1にかかる車両用灯具1、リフレクタ2は、反射面20が複数個の微小反射面21に分割されていても、所定の配光を確実に得ることができる。
【0056】
この実施形態1にかかる車両用灯具1、リフレクタ2は、複数個の微小反射面21がそれぞれ低食い違い量列に基づいて分布されているので、同一の光度測定点を照準点とする微小反射面21が隣り合わせにならずにばらばらに散らばった状態で分布される。この結果、この実施形態1にかかる車両用灯具1、リフレクタ2は、さらに高輝度のきらきら感が得られる。
【0057】
この実施形態1にかかる車両用灯具1、リフレクタ2は、複数個の微小反射面21がそれぞれ多角形形状で平面をなすので、曲面をなす反射面と比較して、反射光L2の指向性が強く、すなわち、反射光L2の拡散角度が小さいので、さらに高輝度のきらきら感が得られる。
【0058】
この実施形態1にかかる車両用灯具1、リフレクタ2は、複数個の微小反射面21が、それぞれ、正六角形形状で平面をなす基準微小反射面22を傾ける角度θX、θY、基準微小反射面22の中心である母点Cをずらす向きX1、母点Cをずらす量TX、基準微小反射面22をせり出す量TZを、低食い違い量列に基づいて定められている。この結果、この実施形態1にかかる車両用灯具1、リフレクタ2は、射出成形されるリフレクタ2の反射面20に複数個の微小反射面21を簡単にかつ確実に成形することができる。しかも、この実施形態1にかかる車両用灯具1、リフレクタ2は、複数個の微小反射面21を前記の通り低食い違い量列に基づいて成形するので、さらに高輝度のきらきら感が得られる。
【0059】
(実施形態2の構成、作用、効果の説明)
図14~
図16は、この発明にかかる車両用灯具、リフレクタの実施形態2を示す。以下、この実施形態2にかかる車両用灯具1A、リフレクタ2Aの構成、作用、効果について説明する。図中、
図1~
図13と同符号は、同一物を示す。
【0060】
前記の実施形態1にかかる車両用灯具1は、光照射部材として、LEDなどの光源13および導光部材14を使用したものである。これに対して、この実施形態2にかかる車両用灯具1Aは、光照射部材として、光源バルブ15を使用するものである。
【0061】
この光源バルブ15は、ソケット部材16を介してランプハウジング11に着脱可能に取り付けられている。また、この光源バルブ15は、リフレクタ2Aの透孔23の中を挿通している。さらに、この光源バルブ15の光量は、実施形態1のLEDなどの光源13の光量と比較して大である。このために、大光量の光源バルブ15を使用した場合には、配光の光度測定点P1~P19における必要とする最大光度を超える場合がある。
【0062】
そこで、
図16に示すように、複数個の微小反射面21が照準として定める照準点を、19個の光度測定点P1~P19に対して、さらに複数個の照準点を補助照準点PSとして追加する。これにより、19個の光度測定点P1~P19における光度(必要とする最大光度を超える光度)が、光度測定点の周囲に分散されて、必要とする最大光度以内に収まり、かつ、必要とする最小光度以上の光度を得ることができる。
【0063】
なお、
図16に示す補助照準点PSは、19個の光度測定点P1~P19に対して、1.25°の等ピッチで設けられている。しかしながら、補助照準点PSのピッチは、1.25°以外のピッチであっても良いし、不等ピッチであっても良い。
【0064】
この実施形態2にかかる車両用灯具1A、リフレクタ2Aは、以上のごとき構成からなるので、前記の実施形態1にかかる車両用灯具1、リフレクタ2と同様の作用、効果を達成することができる。特に、この実施形態2にかかる車両用灯具1A、リフレクタ2Aは、照準点が、前記の実施形態1にかかる車両用灯具1、リフレクタ2の19個の光度測定点P1~P19に対して、補助照準点PS分増加させたものであるから、配光の19個の光度測定点P1~P19の間の光度が滑らかに変化して、目に優しい配光を得ることができる。
【0065】
(実施形態1、2以外の例の説明)
なお、前記の実施形態1、2においては、リアコンビネーションランプを構成するテールランプ、ストップランプまたはテール・ストップランプのいずれか1つについて説明するものである。しかしながら、この発明においては、前記のランプ以外のランプにも適用することができる。そして、前記のランプ以外のランプの場合においては、ランプレンズの色は、赤色以外の、例えば、オレンジ、黄色、白色等となる。
【0066】
また、前記の実施形態1、2においては、微小反射面21の個数が約3000個である。しかしながら、この発明においては、リフレクタ2、2Aを射出成形する際に、微小反射面21を成形できるものであれば、微小反射面21の個数を特に限定しない。
【0067】
なお、この発明は、前記の実施形態1により限定されるものではない。例えば、光度測定点P1~P19の位置、各光度測定点P1~P19の最小光度の割合(%)、各光度測定点P1~P19の最小光度、微小反射面21の割り振る個数、における数値は、前記の数値に限定されない。すなわち、前記の数値は、一例であって、限定されずに、任意である。
【符号の説明】
【0068】
1、1A 車両用灯具
10 灯室
11 ランプハウジング
12 ランプレンズ
13 光源(光照射部材)
14 導光部材(光照射部材)
15 光源バルブ(光照射部材)
16 ソケット部材
2、2A リフレクタ
20 反射面
21 微小反射面
22 基準微小反射面
23 透孔
100 反射面形状決定装置
110 CPU
120 メモリ
130 GPU
140 データ出力部
200 金型加工装置
300 金型
C 基準微小反射面22の母点
C1 微小反射面21の母点
HL-HR 配光表の左右の水平線
L1 光
L2 反射光
P1~P19 照準点(光度測定点)
PS 補助照準点(補助光度測定点)
TX 基準微小反射面22の母点Cをずらす量
TZ 基準微小反射面22をせり出す量
VU-VD 配光表の上下の垂直線
X X軸
X1 基準微小反射面22の母点Cをずらす向き
Y Y軸
Z Z軸(傾ける前の基準微小反射面22の光軸)
Z1 微小反射面21の光軸(傾けた後の基準微小反射面22の光軸)
θ 基準微小反射面22の母点Cをずらす角度
θX 基準微小反射面22を傾ける角度
θY 基準微小反射面22を傾ける角度