(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-12
(45)【発行日】2022-12-20
(54)【発明の名称】コーヒーメーカー
(51)【国際特許分類】
A47J 31/42 20060101AFI20221213BHJP
A47J 31/10 20060101ALI20221213BHJP
【FI】
A47J31/42
A47J31/10
(21)【出願番号】P 2022026571
(22)【出願日】2022-02-24
【審査請求日】2022-03-25
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】511108574
【氏名又は名称】アントビー株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】522072851
【氏名又は名称】万事▲運▼(杭州)珈琲机有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110002055
【氏名又は名称】弁理士法人iRify国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】長門 康之
(72)【発明者】
【氏名】デュ,ウェイ
【審査官】西村 賢
(56)【参考文献】
【文献】実開昭56-155721(JP,U)
【文献】実開昭47-032578(JP,U)
【文献】実開昭57-045821(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47J 31/00-31/60
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
グラインダを含むグラインダ部と、
前記グラインダ部の下部に開閉自在に設けられた蓋部材と、
前記グラインダ部の下方に配設されたスチーマ部と、
前記スチーマ部の下方に配設されたドリップ部と、
前記グラインダ部、前記スチーマ部を少なくとも内包しつつ、下部が前記ドリップ部に装着され一体となる耐熱部材と、
前記スチーマ部に加熱された湯を供給するボイラー部と、
前記グラインダ部のグラインダを駆動する駆動機構と、
前記ボイラー部及び前記駆動機構の作動を制御する制御部と、を備え、
前記グラインダ部及び蓋部材は、周面にエッジ位置の異なる複数のフィンが配設された凹凸形状となっており、前記スチーマ部の放出する湯を、前記エッジ位置より、前記ドリップ部に向けて上方か
ら均等に滴下する
コーヒーメーカー。
【請求項2】
前記駆動機構は、モータと、前記モータに接続された回転機構と、前記回転機構に一方の回転端が接続され、他方の回転端が前記グラインダに接続され、前記回転端同士を軸部材で接続した駆動力伝達部と、を備える
請求項
1に記載のコーヒーメーカー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、良質なコーヒーを生成するコーヒーメーカーに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、良質なコーヒーを生成するために、コーヒー粉末を蒸気で蒸らしてから湯を吐出するコーヒーメーカーが提案されている。
【0003】
ここで、特許文献1では、水を貯溜するタンクと、タンクから供給された水を圧送するポンプと、ポンプから圧送された水を加熱して湯又は蒸気にする加熱手段と、加熱手段により加熱された湯又は蒸気を吐出する吐出口と、前記吐出口の下方に配置されるドリッパーと、ポンプ及び加熱手段の作動制御を行うことにより、ドリッパー内のコーヒー粉末を蒸らす蒸らし工程と、該蒸らし工程の後に前記ドリッパー内のコーヒー粉末に湯を滴下してコーヒーを抽出する抽出工程と、を実行する制御手段と、を備えるコーヒーメーカーが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1では、コーヒー粉末に向けて上方から広い範囲で均等に湯又は蒸気を吐出する構成については、何ら開示も示唆もされていない。
【0006】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、コーヒー粉末に上方から広い範囲で均等に湯又は蒸気を吐出することで、上質のコーヒーを生成することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明の一態様に係るコーヒーメーカーは、グラインダを含むグラインダ部と、前記グラインダ部の下部に開閉自在に設けられた蓋部材と、前記グラインダ部の下方に配設されたスチーマ部と、前記スチーマ部の下方に配設されたドリップ部と、前記グラインダ部、前記スチーマ部を少なくとも内包しつつ、下部が前記ドリップ部に装着され一体となる耐熱部材と、前記スチーマ部に加熱された湯を供給するボイラー部と、前記グラインダ部のグラインダを駆動する駆動機構と、前記ボイラー部及び前記駆動機構の作動を制御する制御部と、を備え、前記グラインダ部及び蓋部材は、周面にエッジ位置の異なる複数のフィンが配設された凹凸形状となっており、前記スチーマ部の放出する湯を、前記エッジ位置より、前記ドリップ部に向けて上方から均等に滴下する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、コーヒー粉末に向けて上方から広い範囲で均等に湯又は蒸気を吐出することで、上質のコーヒーを生成するコーヒーメーカーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】
図1は本発明の実施形態に係るコーヒーメーカーの左側面図である。
【
図3】
図3は同コーヒーメーカーの右側面図である。
【
図4】
図4は同コーヒーメーカーの分解斜視図である。
【
図5】
図5(a)は同コーヒーメーカーの耐熱ガラスに豆収容部の蓋が装着されている様子を示し、
図5(b)は同コーヒーメーカーのスチーマ部の構成を示す図である。
【
図6】
図6(a)乃至
図6(g)はドリップ部の詳細な構成を示す図である。
【
図7】
図7は同コーヒーメーカーによる動作を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。
【0012】
図1には、本発明の実施形態に係るコーヒーメーカーの左側面図を示し、
図2には、同コーヒーメーカーの正面図を示し、
図3には、同コーヒーメーカーの右側面図を示し、
図4には、同コーヒーメーカーの分解斜視図を示し、
図5(a)には、同コーヒーメーカーの耐熱ガラスに豆収容部の蓋が装着されている様子を示し、
図5(b)には、同コーヒーメーカーのスチーマ部の構成を示し、説明する。
その構成を説明する。
【0013】
これらの図に示されるように、コーヒーメーカー1は、本体2を有している。この本体2は、基台2bに支柱2aが立設されており、当該支柱2aからは斜め前方に所定の傾斜で支持部2cが延出しており、当該支持部2cの支柱2aとの接続端とは反対の端にはグラインダ部2dが配設されている。このグラインダ部2dの下面は、蓋部材2eのより開閉自在となっている。なお、蓋部材2eの開閉は、制御部20の制御の下、不図示の駆動機構により自動的に行われる。
【0014】
グラインダ部2dの内部には、回転自在のグラインダ15が配設されており、当該グラインダ15は、駆動力伝達部14を介して、回転機構18に接続されている。制御部20の制御の下、回転機構18が駆動部21のモータの駆動力を受けて回転すると、その回転力が駆動力伝達部14の回転端14bに伝達され、当該回転軸14bと一体の軸部材14cが回転し、それに伴い、当該回転軸14bと一体の回転端14aが回転し、回転端14aと噛合しているグラインダ15が回転することで、豆収容部8内に収容されたコーヒー豆が下層から順次に挽かれて、コーヒー粉末となる。
【0015】
グラインダ部2dの下方には、スチーマ部12が配設されており、当該スチーマ部12は、支柱2aの内部に設けられたボイラー部22に配管16を介して接続されている。スチーマ部12は、
図5(b)に示されるように、環状となっており、ボイラー部22より供給された設定温度に加熱された湯を開口孔より放出する。グラインダ部2d及びスチーマ部12より更に下方には、ドリップ部13が配設されている。ドリップ部13は、支柱2aに配設された受け部17に着脱自在となっている。従って、使用後は取り外して簡易に洗浄可能である。ドリップ部13の内部には、ユーザの好みに応じて、ステンレスフィルタ7a又はペーパーフィルタ7bが収容される。
【0016】
グラインダ部2dには、上方より豆収容部8が装着される。豆収容部8は、透明耐熱樹脂を成型したものであり、グラインド前のコーヒー豆を収容するためのものである。豆収容部8の上部は、ゴムパッキン23を介して、蓋部材9が開閉自在に装着される。その詳細な様子は、
図5(a)に示される。耐熱部材10は、透明耐熱樹脂を成型したものであり、豆収容部8、グラインダ部2d、スチーマ部12等を内部に収容した状態で、下面開口部がドリッパー部13の上面に勘合することで、一体となる。そのとき、耐熱部材10の切り欠き部10aは、支持部2cに装着される。
【0017】
基台2bの装着部2b-2には、残ドリップ水滴受け部部5と蓋部材6が装着され、その上にデキャンタ4が配置される。デキャンタ4の上部開口は、ドリップ部13の周面の形状と一致しているので、装着部2b-2への装着時には、デキャンタ4の上部にドリップ部13が収容された状態が維持される。ドリップ時にデキャンタ4の外に溢れた水滴は残ドリップ水滴受け部部5で収容される。
【0018】
基台2bの装着部2b-1には、給水容器3が装着される。給水容器3の下部には、水供給調整機構19が配設されているので、基台2bへの装着時にのみ給水容器3の水が基台2b内部の配管24を介してボイラー部22へと供給される。支柱2aの内部には、ボイラー部22が配設されており、ボイラー部22は、制御部20の制御の下、給水容器3の水を水供給調整機構19、配管24を介して受け、当該水を設定温度まで加熱し、加熱した湯を、配管16を介してスチーマ部12より放出する。
【0019】
以上のほか、支柱2aの内部の制御部20は、マイクロコンピュータ等により構成されており、不図示のスイッチ類の操作に基づいて、コーヒーメーカー1の全体の制御を司るものであり、駆動部21を駆動制御すると共に、ボイラー部22の作動を制御する。各部には、不図示の電源部より電源供給されることは勿論である。
【0020】
このような構成において、ドリップ部13の内部にステンレスフィルタ7a又はペーパーフィルタ7bを装着した後、グラインダ部2dの上に豆収容部8を装着し、所定量のコーヒー豆を収容した後、蓋部材9で蓋をして、グラインダ部2dや豆収容部8を内包した状態となるように耐熱部材10を覆い被せ、当該耐熱部材10の下部開口をドリップ部13の上面に勘合させ一体とする。そして、基台2bの装着部2b-1に水を入れた給水容器3を装着し、装着部2b-2に残ドリップ水滴受け部5と蓋部材6を装着した後にその上からデキャンタ4を装着する。その際、デキャンタ4の上部開口は、ドリップ部13を内包した状態となるので、滴下時の水滴漏れは防止される。
【0021】
不図示のスイッチ類が操作され、動作開始が指示されると、制御部20の制御の下、駆動部21が駆動制御され、駆動部21内のモータが駆動し、その駆動力により回転機構18が回転すると、その回転力が駆動力伝達部14の回転端14bに伝達され、当該回転軸14bと一体の軸部材14cが回転し、それに伴い、当該回転軸14bと一体の回転端14aが回転し、回転端14aと噛合しているグラインダ15が回転することで、コーヒー豆が挽かれ、コーヒー粉末となる。その際には、グラインダ部2dの蓋部材2eは閉じた状態となっている。
【0022】
グラインドが完了すると、制御部20の制御の下、蓋部材2eが自動的に開かれて、グラインダ部2d内部のコーヒー粉末が、ドリップ部13のステンレスフィルタ7a又はペーパーフィルタ7bの内部に降下する。尚、この蓋部材2eの開閉は、駆動部21の駆動力を不図示の駆動力伝達機構を介して受けて実行するようにしてもよい。
【0023】
続いて、制御部20の制御の下、ボイラー部22が駆動制御され、ボイラー部22は給水容器3の水を水供給調整機構19、配管24を介して受け、当該水を設定温度まで加熱して、設定温度になった湯をスチーマ部12に供給する。スチーマ部12は、湯を所定間隔で設けられた開口孔より放出する。その際、グラインダ部2dの蓋部材2eは制御部20の制御の下、自動的に閉じられている。
【0024】
スチーマ部12より放出された湯による蒸気は、耐熱部材10の中に充満するので、当該耐熱部材10と連通したドリップ部13の内部のコーヒー粉末も蒸気により均等に蒸らされる。これと同時に、スチーマ部12により放出された湯は、耐熱部材10や豆収容部8の表面に付着して、グラインダ部2dの後述する滴下構造により、下方のドリップ部13内のコーヒー粉末にまんべんなく広い範囲で均等に滴下される。この滴下により、コーヒーが生成され、生成されたコーヒーは、デキャンタ4に収容される。収容の際、あふれた水滴は、残ドリップ水受け5に収容される。
【0025】
ここで、
図6(a)乃至
図6(g)には、グラインダ部2dの表面の滴下構造を詳細に示し、説明する。
【0026】
より詳細には、
図6(a)はグラインダ部2dの正面図であり、
図6(b)は上部から見た平面図であり、
図6(c)は開口位置から上部に向けて見上げた平面図であり、
図6(d)は開口位置から下部に向けて見上げた平面図である。これらの図より明らかなように、グランダ部2dの周面形状は、複数種類の形状のフィンが規則的に配設された凹凸形状となっており、規則的に凹凸を構成するフィンのエッジ位置が異なるように工夫されている。このフィンのエッジ位置は、主要な滴下位置となる。
【0027】
図6(d)に示すように、凹凸を構成する各フィンの種類をa,b,cとした場合、各フィンa,b,cの形状は、
図6(e)乃至
図7(g)に示されるように、そのエッジ位置が異なっている。すなわち、フィンaからフィンb、更にはフィンcにかけて、そのエッジ位置の中心からの距離が、徐々に長くなるように構成されている。このように、フィンのエッジ位置を複数種類とし、それが分散されるようにグラインダ部2dの周辺に配設して、それにより凹凸形状を構成することで、湯がドリップ部13へと滴下される位置を分散させ、広い範囲で均等に滴下されるように工夫している。
【0028】
以下、
図7を参照して、本発明の実施形態に係るコーヒーメーカーによるコーヒー生成の処理手順の一部を詳細に説明する。
【0029】
同図に示されるように、制御部20の制御の下、ボイラー部22が駆動制御され、ボイラー部22は、給水容器3の水を水供給調整機構19及び配管24を介して受け、当該水を設定温度まで加熱して、設定温度になった湯をスチーマ部12に供給する。スチーマ部12は、開口孔より湯を上方に向けて吹き出す。このとき、グラインダ部2dの蓋部材2eは、制御部20の制御の下、自動的に閉じられている。
【0030】
スチーマ部12より放出された湯による蒸気は、耐熱部材10の中に充満するので、耐熱部材10と連通したドリップ部13の内部のコーヒー粉末も蒸気により均等に蒸らされる。これと同時に、スチーマ部12により噴出した湯は、耐熱部材10や豆収容部8の表面に付着し、グラインダ部2dの滴下構造により、下方のドリップ部13内のコーヒー粉末に広い範囲で均等に滴下される。この滴下により、コーヒーが生成され、デキャンタ4に収容される。
【0031】
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、次の効果が奏される。
【0032】
第1に、湯を放出するスチーマ部と、前記スチーマ部の上方に設けられたグラインダ部と、前記スチーマ部の下方に設けられたドリップ部と、を備え、前記グラインダ部の周面は、エッジ位置の異なる複数のフィンが配設された凹凸形状となっており、前記スチーマ部の放出する湯を、前記エッジ位置より、前記ドリップ部の上から広い範囲で均等に滴下するコーヒーメーカーが提供される。従って、グラインダ部の周面の凹凸形状ではエッジ位置が規則的に点在しているので、その下方にドリップ部に、均等に湯を滴下し、良質のコーヒーを生成することが可能となる。
【0033】
第2に、グラインダを含むグラインダ部と、前記グラインダ部の下部に開閉自在に設けられた蓋部材と、前記グラインダ部の下方に配設されたスチーマ部と、前記スチーマ部の下方に配設されたドリップ部と、前記グラインダ部、前記スチーマ部を少なくとも内包しつつ、下部が前記ドリップ部に装着され一体となる耐熱部材と、前記スチーマ部に加熱された湯を供給するボイラー部と、前記グラインダ部のグラインダを駆動する駆動機構と、前記ボイラー部及び前記駆動機構の作動を制御する制御部と、を備え、前記グラインダ部及び蓋部材は、周面にエッジ位置の異なる複数のフィンが配設された凹凸形状となっており、前記スチーマ部の放出する湯を、前記エッジ位置より、前記ドリップ部に向けて上方から広い範囲で均等に滴下するコーヒーメーカーが提供される。従って、耐熱部材内部にスチーマ部の湯による蒸気が充満するので、当該蒸気によりドリップ部のコーヒー粉末を均等に蒸すことができると共に、グラインダ部の周面の凹凸形状ではエッジ位置が規則的に点在しているので、その下方にドリップ部に、均等に湯を滴下し、良質のコーヒーを生成することが可能となる。
【0034】
ここで、前記駆動機構は、モータと、前記モータに接続された回転機構と、前記回転機構に一方の回転端が接続され、他方の回転端が前記グラインダに接続され、前記回転端同士を軸部材で接続した駆動力伝達部と、を備えてもよい。従って、シンプルな構成によりグランダを駆動し、コーヒー豆を挽くことが可能となる。
【0035】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることなくその趣旨を逸脱しない範囲で種々の改良・変更が可能であることは勿論である。
【0036】
例えば、グラインダ部2dの表面の滴下構造は、前述したものに限定されず、凹凸を構成するフィンのエッジの平面上の位置が更に細かく点在するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0037】
1…コーヒーメーカー、2…本体、2a…支柱、2b…基台、2c…支持部、2d…グラインダ部、2e…蓋部材、3…給水容器、4…デキャンタ、5…残ドリップ水滴受け部、6…蓋部材、7a…ステンレスフィルタ、7b…ペーパーフィルタ、、8…豆収容部、9…蓋部材、10…耐熱部材、11…蓋部材、12…スチーマ部、13…ドリップ部、14…駆動力伝達部、14a…回転端、14b…回転端、14c…軸部材、15…グラインダ、16…配管、17…受け部、18…回転機構、19…水供給調整機構、20…制御部、21…駆動部、22…ボイラー部、23…パッキン、24…配管。
【要約】
【課題】コーヒー粉末に上方から広い範囲で均等に湯又は蒸気を吐出することで、上質のコーヒーを生成することにある。
【解決手段】本発明は、設定温度の湯を放出するスチーマ部12と、このスチーマ部の上方に設けられたグラインダ部2dと、スチーマ部12の下方に設けられたドリップ部13とを備え、グラインダ部2dの周面は、エッジ位置の異なる複数のフィンが配設された凹凸形状となっており、スチーマ部12の放出する湯を、エッジ位置より、ドリップ部13の上から広い範囲で均等に滴下するコーヒーメーカーである。
【選択図】
図1