IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社興和の特許一覧

<>
  • 特許-気象データ検索システム 図1
  • 特許-気象データ検索システム 図2
  • 特許-気象データ検索システム 図3
  • 特許-気象データ検索システム 図4
  • 特許-気象データ検索システム 図5
  • 特許-気象データ検索システム 図6
  • 特許-気象データ検索システム 図7
  • 特許-気象データ検索システム 図8
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-13
(45)【発行日】2022-12-21
(54)【発明の名称】気象データ検索システム
(51)【国際特許分類】
   G01W 1/00 20060101AFI20221214BHJP
【FI】
G01W1/00 Z
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2020216606
(22)【出願日】2020-12-25
(65)【公開番号】P2022102080
(43)【公開日】2022-07-07
【審査請求日】2021-07-08
(73)【特許権者】
【識別番号】391007747
【氏名又は名称】株式会社興和
(74)【代理人】
【識別番号】100091373
【弁理士】
【氏名又は名称】吉井 剛
(72)【発明者】
【氏名】堀松 崇
(72)【発明者】
【氏名】高澤 忠司
【審査官】山口 剛
(56)【参考文献】
【文献】特開昭56-047775(JP,A)
【文献】特開2014-052943(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2014/0210845(US,A1)
【文献】特表2000-503434(JP,A)
【文献】実開昭58-112988(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01W 1/00 - 1/18
G06T 1/00
G06Q 10/00 - 10/10
G06Q 50/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
過去の年月日の気象データが蓄積されたデータベースから過去の特定の日付を指定して当該日付の気象データを確認できるように構成した気象データ検索システムであって、ディスプレイに表示される日付指定ウィンドウを有し、この日付指定ウィンドウは、複数の月日マス目が格子状に配列された構成であり、各横列は「月」が割り当てられ、また、各縦列は「日」が割り当てられ、夫々の月日マス目は「月日」と対応するように構成され、また、前記月日マス目内は、複数の時分マス目が格子状に配列された構成であり、各縦列は「時」に割り当てられ、また、各横列は「分」に割り当てられ、夫々の時分マス目は「時分」と対応するように構成され、前記日付指定ウィンドウに表示された所定の年月日に該当する月日マス目を選択し、且つ、当該選択した月日マス目内の所定の時分マス目を選択した場合、当該年月日時分の気象データが表示されるように構成されていることを特徴とする気象データ検索システム。
【請求項2】
過去の年月日の気象データが蓄積されたデータベースから過去の特定の日付を指定して当該日付の気象データを確認できるように構成した気象データ検索システムであって、ディスプレイに表示される日付指定ウィンドウを有し、この日付指定ウィンドウは、複数の月日マス目が格子状に配列された構成であり、各横列は「月」が割り当てられ、また、各縦列は「日」が割り当てられ、夫々の月日マス目は「月日」と対応するように構成され、また、前記月日マス目内は、複数の時分マス目が格子状に配列された構成であり、各横列は「時」に割り当てられ、また、各縦列は「分」に割り当てられ、夫々の時分マス目は「時分」と対応するように構成され、前記日付指定ウィンドウに表示された所定の年月日に該当する月日マス目を選択し、且つ、当該選択した月日マス目内の所定の時分マス目を選択した場合、当該年月日時分の気象データが表示されるように構成されていることを特徴とする気象データ検索システム。
【請求項3】
請求項1,2いずれか1項に記載の気象データ検索システムにおいて、前記日付指定ウィンドウは、左上隅から下へ1~12の番号が付されて並設される12の横列を「月」に対応した列とし、左上隅から右へ1~31の番号が付されて並設される31の縦列を「日」に対応した列であることを特徴とする気象データ検索システム。
【請求項4】
過去の年月日の気象データが蓄積されたデータベースから過去の特定の日付を指定して当該日付の気象データを確認できるように構成した気象データ検索システムであって、ディスプレイに表示される日付指定ウィンドウを有し、この日付指定ウィンドウは、複数の月日マス目が格子状に配列された構成であり、各縦列は「月」が割り当てられ、また、各横列は「日」が割り当てられ、夫々の月日マス目は「月日」と対応するように構成され、また、前記月日マス目内は、複数の時分マス目が格子状に配列された構成であり、各縦列は「時」に割り当てられ、また、各横列は「分」に割り当てられ、夫々の時分マス目は「時分」するように構成され、前記日付指定ウィンドウに表示された所定の年月日に該当する月日マス目を選択し、且つ、当該選択した月日マス目内の所定の時分マス目を選択した場合、当該年月日時分の気象データが表示されるように構成されていることを特徴とする気象データ検索システム。
【請求項5】
過去の年月日の気象データが蓄積されたデータベースから過去の特定の日付を指定して当該日付の気象データを確認できるように構成した気象データ検索システムであって、ディスプレイに表示される日付指定ウィンドウを有し、この日付指定ウィンドウは、複数の月日マス目が格子状に配列された構成であり、各縦列は「月」が割り当てられ、また、各横列は「日」が割り当てられ、夫々の月日マス目は「月日」と対応するように構成され、また、前記月日マス目内は、複数の時分マス目が格子状に配列された構成であり、各横列は「時」に割り当てられ、また、各縦列は「分」に割り当てられ、夫々の時分マス目は「時分」と対応するように構成され、前記日付指定ウィンドウに表示された所定の年月日に該当する月日マス目を選択し、且つ、当該選択した月日マス目内の所定の時分マス目を選択した場合、当該年月日時分の気象データが表示されるように構成されていることを特徴とする気象データ検索システム。
【請求項6】
請求項4,5いずれか1項に記載の気象データ検索システムにおいて、前記日付指定ウィンドウは、左上隅から右へ1~12の番号が付されて並設される12の縦列を「月」に対応した列とし、左上隅から下へ1~31の番号が付されて並設される31の横列を「日」に対応した列であることを特徴とする気象データ検索システム。
【請求項7】
請求項1~いずれか1項に記載の気象データ検索システムにおいて、前記ディスプレイは検索用端末に設けられていることを特徴とする気象データ検索システム。
【請求項8】
請求項1,4いずれか1項に記載の気象データ検索システムにおいて、前記時分マス目は、左上隅から右へ並設される24の縦列を1時間刻みの「時」に対応した列とし、左上隅から下へ並設される12の横列を5分間刻みの「分」に対応した列であることを特徴とする気象データ検索システム。
【請求項9】
請求項2,5いずれか1項に記載の気象データ検索システムにおいて、前記時分マス目は、左上隅から下へ並設される24の横列を1時間刻みの「時」に対応した列とし、左上隅から右へ並設される12の縦列を5分間刻みの「分」に対応した列であることを特徴とする気象データ検索システム。
【請求項10】
請求項1~いずれか1項に記載の気象データ検索システムにおいて、前記月日マス目に対応した月日を表示する日付表示部を有することを特徴とする気象データ検索システム。
【請求項11】
請求項1~10いずれか1項に記載の気象データ検索システムにおいて、前記月日マス目内の所定位置に応じた時分を表示する時分表示部を有することを特徴とする気象データ検索システム。
【請求項12】
請求項1~11いずれか1項に記載の気象データ検索システムにおいて、前記気象データは降雨強度分布データであることを特徴とする気象データ検索システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、気象データ検索システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、パソコンやスマートフォンなどの検索用端末にて、過去の年月日の気象データが蓄積されたデータベースから過去の特定の日付を指定して当該日付の気象データを確認する場合、検索用端末のディスプレイに表示される気象データ表示ウィンドウに設けられる年月日時分表示部61の年月日時分を指定して検索しているが、この年月日時分表示部61の年月日時分を指定する方法としては、例えば図7に示すような矢印操作ボタン62を操作して1データごとに年月日時分を移動させて指定したり、図8に示すようなコンボボックス63(ドロップダウンリスト)で年月日時分を表示させて指定するのが一般的である。
【0003】
しかしながら、いずれも蓄積された気象データのデータ量が膨大の場合、例えば、過去1年間の任意の日に遡って気象データを検索しようとする場面においては、アクセスが厄介で時間がかかるなど問題点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、前述した問題点について鑑み成されたもので、従来にない非常に実用的な気象データ検索システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0006】
過去の年月日の気象データが蓄積されたデータベースから過去の特定の日付を指定して当該日付の気象データを確認できるように構成した気象データ検索システムであって、ディスプレイ21に表示される日付指定ウィンドウ1を有し、この日付指定ウィンドウ1は、複数の月日マス目2が格子状に配列された構成であり、各横列は「月」が割り当てられ、また、各縦列は「日」が割り当てられ、夫々の月日マス目2は「月日」と対応するように構成され、また、前記月日マス目2内は、複数の時分マス目10が格子状に配列された構成であり、各縦列は「時」に割り当てられ、また、各横列は「分」に割り当てられ、夫々の時分マス目10は「時分」と対応するように構成され、前記日付指定ウィンドウ1に表示された所定の年月日に該当する月日マス目2を選択し、且つ、当該選択した月日マス目2内の所定の時分マス目10を選択した場合、当該年月日時分の気象データが表示されるように構成されていることを特徴とする気象データ検索システムに係るものである。
【0007】
また、過去の年月日の気象データが蓄積されたデータベースから過去の特定の日付を指定して当該日付の気象データを確認できるように構成した気象データ検索システムであって、ディスプレイ21に表示される日付指定ウィンドウ1を有し、この日付指定ウィンドウ1は、複数の月日マス目2が格子状に配列された構成であり、各横列は「月」が割り当てられ、また、各縦列は「日」が割り当てられ、夫々の月日マス目2は「月日」と対応するように構成され、また、前記月日マス目2内は、複数の時分マス目10が格子状に配列された構成であり、各横列は「時」に割り当てられ、また、各縦列は「分」に割り当てられ、夫々の時分マス目10は「時分」と対応するように構成され、前記日付指定ウィンドウ1に表示された所定の年月日に該当する月日マス目2を選択し、且つ、当該選択した月日マス目2内の所定の時分マス目10を選択した場合、当該年月日時分の気象データが表示されるように構成されていることを特徴とする気象データ検索システムに係るものである。
【0008】
また、請求項1,2いずれか1項に記載の気象データ検索システムにおいて、前記日付指定ウィンドウ1は、左上隅から下へ1~12の番号が付されて並設される12の横列を「月」に対応した列とし、左上隅から右へ1~31の番号が付されて並設される31の縦列を「日」に対応した列であることを特徴とする気象データ検索システムに係るものである。
【0009】
また、過去の年月日の気象データが蓄積されたデータベースから過去の特定の日付を指定して当該日付の気象データを確認できるように構成した気象データ検索システムであって、ディスプレイ21に表示される日付指定ウィンドウ1を有し、この日付指定ウィンドウ1は、複数の月日マス目2が格子状に配列された構成であり、各縦列は「月」が割り当てられ、また、各横列は「日」が割り当てられ、夫々の月日マス目2は「月日」と対応するように構成され、また、前記月日マス目2内は、複数の時分マス目10が格子状に配列された構成であり、各縦列は「時」に割り当てられ、また、各横列は「分」に割り当てられ、夫々の時分マス目10は「時分」するように構成され、前記日付指定ウィンドウ1に表示された所定の年月日に該当する月日マス目2を選択し、且つ、当該選択した月日マス目2内の所定の時分マス目10を選択した場合、当該年月日時分の気象データが表示されるように構成されていることを特徴とする気象データ検索システムに係るものである。
【0010】
また、過去の年月日の気象データが蓄積されたデータベースから過去の特定の日付を指定して当該日付の気象データを確認できるように構成した気象データ検索システムであって、ディスプレイ21に表示される日付指定ウィンドウ1を有し、この日付指定ウィンドウ1は、複数の月日マス目2が格子状に配列された構成であり、各縦列は「月」が割り当てられ、また、各横列は「日」が割り当てられ、夫々の月日マス目2は「月日」と対応するように構成され、また、前記月日マス目2内は、複数の時分マス目10が格子状に配列された構成であり、各横列は「時」に割り当てられ、また、各縦列は「分」に割り当てられ、夫々の時分マス目10は「時分」と対応するように構成され、前記日付指定ウィンドウ1に表示された所定の年月日に該当する月日マス目2を選択し、且つ、当該選択した月日マス目2内の所定の時分マス目10を選択した場合、当該年月日時分の気象データが表示されるように構成されていることを特徴とする気象データ検索システムに係るものである。
【0011】
また、請求項4,5いずれか1項に記載の気象データ検索システムにおいて、前記日付指定ウィンドウ1は、左上隅から右へ1~12の番号が付されて並設される12の縦列を「月」に対応した列とし、左上隅から下へ1~31の番号が付されて並設される31の横列を「日」に対応した列であることを特徴とする気象データ検索システムに係るものである。
【0012】
また、請求項1~いずれか1項に記載の気象データ検索システムにおいて、前記ディスプレイ21は検索用端末20に設けられていることを特徴とする気象データ検索システムに係るものである。
【0013】
また、請求項1,4いずれか1項に記載の気象データ検索システムにおいて、前記時分マス目10は、左上隅から右へ並設される24の縦列を1時間刻みの「時」に対応した列とし、左上隅から下へ並設される12の横列を5分間刻みの「分」に対応した列であることを特徴とする気象データ検索システムに係るものである。
【0014】
また、請求項2,5いずれか1項に記載の気象データ検索システムにおいて、前記時分マス目10は、左上隅から下へ並設される24の横列を1時間刻みの「時」に対応した列とし、左上隅から右へ並設される12の縦列を5分間刻みの「分」に対応した列であることを特徴とする気象データ検索システムに係るものである。
【0015】
また、請求項1~いずれか1項に記載の気象データ検索システムにおいて、前記月日マス目2に対応した月日を表示する日付表示部3を有することを特徴とする気象データ検索システムに係るものである。
【0016】
また、請求項1~10いずれか1項に記載の気象データ検索システムにおいて、前記月日マス目2内の所定位置に応じた時分を表示する時分表示部6を有することを特徴とする気象データ検索システムに係るものである。
【0017】
また、請求項1~11いずれか1項に記載の気象データ検索システムにおいて、前記気象データは降雨強度分布データであることを特徴とする気象データ検索システムに係るものである。
【発明の効果】
【0018】
本発明は上述のように構成したから、気象データを良好に検索することができるなど、従来にない非常に実用的な気象データ検索システムとなる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本実施例の要部の説明図である。
図2】本実施例の要部の説明図である。
図3】本実施例の気象データ検索方法のフロー図である。
図4】本実施例の気象データ検索方法の説明図である。
図5】本実施例の気象データ検索方法の説明図である。
図6】本実施例の気象データ検索方法の説明図である。
図7】従来の日付表示部への日付指定方法の説明図である。
図8】従来の日付表示部への日付指定方法の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
【0021】
例えば過去の年月日の気象データが蓄積されたデータベースから過去の特定の日付を指定して当該日付の気象データを確認する場合、ディスプレイ21に表示される日付指定ウィンドウ1に設けられた月日マス目2のうち、検索したい気象データの日付(「月日」)が割り当てられた月日マス目2を指定する。
【0022】
具体的には、日付指定ウィンドウ1は、複数の月日マス目2が格子状に配列された構成であり、各横列は「月」が割り当てられ、また、各縦列は「日」が割り当てられ、夫々の月日マス目2は「月日」と対応しており、つまり、1年分の「月日」が月日マス目2として一覧表示されており、ユーザーはこの月日マス目2のうち指定しようとする日付(「月」と「日」)の位置が感覚的に分かる。例えば「7月31日」を指定する場合、「7月」は1月~12月あるうちの中盤で、31日は1日~31日あるうちの後半であるから、ユーザーは感覚的に該当する月日マス目2位置を判断して当該日付を迅速に指定できる。
【0023】
従って、ユーザーは知りたい年月日の気象データを良好に検索することができる。
【実施例
【0024】
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
【0025】
本実施例は、過去の年月日の気象データが蓄積されたデータベースから過去の特定の日付を指定して当該日付の気象データを確認できるように構成した気象データ検索システムである。
【0026】
この気象データ検索システムのデータベースは、降雨強度分布データや降雪強度分布データなどの各種気象データが日付(年月日時分)と関連付けされてサーバー40(気象データ提供者のコンピュータサーバー)に蓄積されたものであり、このデータベースにおける気象データは、ネットワーク(インターネット回線50)を介して接続するパソコンやスマートフォン・タブレットなどの検索用端末20でその日付(年月日時分)を指定することで検索(ディスプレイ21に確認表示)できるように構成されている。尚、本実施例では、気象データは降雨強度分布データであるが、これに限られるものではない。
【0027】
また、本実施例は、ネットワーク(インターネット回線50)を介して接続する検索用端末20のディスプレイ21には、データベースから検索された気象データを表示可能な気象データ表示ウィンドウ30が呼び出し表示される。
【0028】
本実施例は、この気象データ表示ウィンドウ30と別ウィンドウとして表示される日付指定ウィンドウ1(日付指定用パッド)を有しており、この日付指定ウィンドウ1は、気象データ表示ウィンドウ30に設けられた起動操作部4(ボタン)をクリック操作することで起動する。符号31は年月日時分表示部、32は年月日時分表示部31で表示させた日付(年月日時分)の気象データを表示させる表示操作部(ボタン)である。
【0029】
この日付指定ウィンドウ1は、複数の月日マス目2が格子状に配列された構成であり、各横列は「1月~12月」が割り当てられ、また、各縦列は「1日~31日」が割り当てられ、夫々の月日マス目2は「月日」と対応しており、各月日マス目2は所定の1年間の日付及び当該日付の気象データと対応するように構成され、所定の月日マス目2を選択した場合、当該年月日の気象データが表示されるように構成されている。
【0030】
具体的には、日付指定ウィンドウ1は、図1に図示したように複数の月日マス目2が横長方形格子状に配列され、左上隅から下へ1~12の番号が付されて並設される12の横列を「月」に対応した列とし、左上隅から右へ1~31の番号が付されて並設される31の縦列を「日」に対応した列として構成されている。尚、各番号は、月日マス目2が配列される領域の外周に数字表記されている。
【0031】
この日付指定ウィンドウ1の操作は、パソコン版であればマウスを用いたカーソル22(マウスポインター)によるクリック操作、スマートフォン・タブレット版であれば指やデジタルペンでディスプレイに触れるタッチパネル操作となるように構成されている。
【0032】
尚、この日付指定ウィンドウ1の構成として、複数の月日マス目2が格子状に配列され、各縦列は1月~12月が割り当てられ、また、各横列は1日~31日が割り当てられた構成、即ち、左上隅から右へ1~12の番号が付されて並設される12の縦列を「月」に対応した列とし、左上隅から下へ1~31の番号が付されて並設される31の横列を「日」に対応した列としても良い。
【0033】
また、本実施例は、日付指定ウィンドウ1には、サーバー40に蓄積された気象データの日付(年月日時分)の月日マス目2のみ指定可能に表示されるように構成され、サーバー40に気象データが蓄積されていない日付(年月日時分)の月日マス目2は表示されず、該月日マス目2をユーザー操作しようしても反応しない。
【0034】
従って、指定したい日付を効率良く指定することができ、より一層気象データを良好に検索することができる。
【0035】
また、本実施例は、各月日マス目2には季節を想定させるカラー色が施されている。
【0036】
また、本実施例は、各月日マス目2内は1日の時刻で区分化されており、選択された月日マス目2内の所定位置に応じた時分を表示する時分表示部6が日付指定ウィンドウ1に設けられている。
【0037】
具体的には、月日マス目2内は、図2に図示したように複数の時分マス目10が格子状に配列された構成であり、各縦列は「時」に割り当てられ、また、各横列は「分」に割り当てられ、夫々の時分マス目10は「時分」と対応しており、各時分マス目10は所定の1日の時間及び当該時間の気象データと対応するように構成され、所定の時分マス目10を選択した場合、当該年月日時分の気象データが表示されるように構成されている。
【0038】
更に説明すると、時分マス目10は、左上隅から右へ並設される24の縦列を1時間刻みの「時」に対応した列とし、左上隅から下へ並設される12の横列を5分間刻みの「分」に対応した列として構成されている。
【0039】
尚、この月日マス目2内に格子状に配列される時分マス目10の構成として、各横列は「時」に割り当てられ、また、各縦列は「分」に割り当てられた構成、即ち、左上隅から下へ並設される24の横列を1時間刻みの「時」に対応した列とし、左上隅から右へ並設される12の縦列を5分間刻みの「分」に対応した列としても良い。
【0040】
また、本実施例は、操作により選択された月日マス目2で交差し該月日マス目2に割り当てられた「月」と「日」夫々の番号を示す十字線から成る指標部7が表示されるように構成されている。
【0041】
この指標部7は、後述する確定操作部5を操作するまでは取り消すことができ、別の「月日」に再選択可能である。
【0042】
尚、指標部7は、操作している間(例えばカーソル22(マウスポインター)が月日マス目2上を移動している間)は、その月日マス目2上に常時表示されるようにしても良い。
【0043】
また、本実施例は、日付指定ウィンドウ1には、ユーザー操作により選択された月日マス目2に割り当てられた日付(月日)を表示する日付表示部3と、この日付表示部3及び時分表示部6に表示された日付(月日時分)の気象データを表示させることを確定する確定操作部5(ボタン)が設けられている。
【0044】
日付表示部3及び時分表示部6は、操作している間(例えばカーソル22(マウスポインター)が月日マス目2上を移動している間)はその月日マス目2に該当した日付(月日時分)がタイムリーに表示され、カーソル22を任意の月日マス目2まで移動してクリック操作(決定)すると、日付表示部3は当該月日マス目の日付(月日時分)で固定され、この状態で確定操作部5をクリック操作(決定)すると、日付指定ウィンドウ1が閉じるとともに、気象データ表示ウィンドウ30の年月日時分表示部31に日付(年月日時分)が指定される。
【0045】
符号8は西暦を選択する矢印キーから成る西暦選択操作部である。
【0046】
以上の構成から成る気象データ検索システムを用いた気象データの検索方法(図3のフロー参照)について説明する。
【0047】
検索用端末20(パソコン)を操作してディスプレイ21に気象データ表示ウィンドウ30を表示させ、起動操作部4にカーソル22を重ねてクリック操作すると日付指定ウィンドウ1が起動する(図4参照)。
【0048】
続いて、この日付指定ウィンドウ1上をカーソル22を移動させて検索したい気象データの日付(「2020年7月31日」)が割り当てられた月日マス目2に重ね、クリック操作すると日付表示部3には日付(月日)が固定され、時分表示部6には時分が固定され、この際、日付指定ウィンドウ1には、操作により選択された月日マス目2で交差し該月日マス目2に割り当てられた「月」を示す「7」と「日」を示す「31」夫々の数字表記を示す指標部7が表示される(図5参照)。
【0049】
この操作はユーザーの感覚で迅速に行われる。
【0050】
続いて、確定操作部5をクリック操作(決定)すると、日付指定ウィンドウ1が閉じるとともに、気象データ表示ウィンドウ30の年月日時分表示部31に日付(年月日時分)が指定される。
【0051】
続いて、表示操作部32をクリック操作すると、気象データ表示ウィンドウ30には年月日時分表示部31で表示させた日付(年月日時分)の気象データ(降雨強度分布データ)が表示される(図6参照)。
【0052】
本実施例は上述のように構成したから、ユーザーは日付指定ウィンドウ1に感覚的に該当する月日マス目2位置を判断して当該日付(年月日時分)を迅速に指定できるから、気象データを良好に検索することができる。
【0053】
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
【符号の説明】
【0054】
1 日付指定ウィンドウ
月日マス目
3 日付表示部
6 時分表示部
10 時分マス目
20 検索用端末
21 ディスプレイ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8