(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-13
(45)【発行日】2022-12-21
(54)【発明の名称】情報管理装置及び情報管理処理プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20221214BHJP
【FI】
G06Q50/10
(21)【出願番号】P 2018154435
(22)【出願日】2018-08-21
【審査請求日】2021-06-18
(73)【特許権者】
【識別番号】513284416
【氏名又は名称】宗教法人 證大寺
(74)【代理人】
【識別番号】100188662
【氏名又は名称】浅見 浩二
(74)【代理人】
【識別番号】100177895
【氏名又は名称】山田 一範
(72)【発明者】
【氏名】井上 城治
【審査官】大野 朋也
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2016/084823(WO,A1)
【文献】特開2018-128972(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2009/0265382(US,A1)
【文献】特開2012-248021(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザに関する情報を示すユーザ情報と、前記ユーザが指定する受取人に関する情報を示す受取人情報と、予め定められた特定時期に前記受取人に引き渡す物品が収納された物品収納容器の管理状況を示すステータス情報とを含む管理情報を記憶する記憶部と、
前記管理情報の更新要求に応じて当該管理情報を更新する更新処理部と、
前記特定時期となったことを確認した場合に、前記受取人に対して前記物品収納容器を引き渡すための指示を行う引渡し処理部とを備え
、
前記更新処理部は、前記物品収納容器が前記ユーザに引き渡された状況、前記ユーザが希望する物品が当該ユーザによって前記物品収納容器に収納され、かつ密封されて管理者により保管中である状況(以下単に「保管中」という。)、前記ユーザが前記物品収納容器を一時的に持ち出している状況および前記物品収納容器が前記受取人に引き渡された状況のうち何れかを前記管理状況として示すように前記管理情報を更新し、
前記引渡し処理部は、前記ステータス情報が前記保管中を示す場合に前記物品収納容器を引き渡すための指示を行う
ことを特徴とする情報管理装置。
【請求項2】
前記更新処理部は、前記ユーザ、当該ユーザの縁故者、又は前記物品収納容器の管理者からの要求に応じて、前記ユーザ情報に含まれる前記ユーザの状況を示すユーザ状況情報および/または前記ユーザ情報に含まれる前記特定時期を示す特定時期情報を更新し、
前記引渡し処理部は、前記ユーザ状況情報および/または前記特定時期情報が更新されたときに前記特定時期となったか否かを確認する
請求項1に記載の情報管理装置。
【請求項3】
前記引渡し処理部は、定期的に前記特定時期となったか否かを確認する
請求項1または請求項2に記載の情報管理装置。
【請求項4】
前記受取人情報は、前記物品収納容器を引き渡す優先順位を含む
請求項1から請求項3のうちいずれかに記載の情報管理装置。
【請求項5】
前記引渡し処理部は、前記物品収納容器を管理する
前記管理者に対して、当
該物品収納容器を引き渡すための指示を行う
請求項1から請求項4のうちいずれかに記載の情報管理装置。
【請求項6】
ユーザに関する情報を示すユーザ情報と、前記ユーザが指定する受取人に関する情報を示す受取人情報と、予め定められた特定時期に前記受取人に引き渡す物品が収納された物品収納容器の管理状況を示すステータス情報とを含む管理情報を管理するための処理を情報管理装置に実行させるための情報管理処理プログラムであって、
前記情報管理装置に、
前記管理情報の更新要求に応じて当該管理情報を更新する更新処理と、
前記特定時期となったことを確認した場合に、前記受取人に対して前記物品収納容器を引き渡すための指示を行う引渡し処理とを
実行させ、
前記更新処理では、前記物品収納容器が前記ユーザに引き渡された状況、前記ユーザが希望する物品が当該ユーザによって前記物品収納容器に収納され、かつ密封されて管理者により保管中である状況(以下単に「保管中」という。)、前記ユーザが前記物品収納容器を一時的に持ち出している状況および前記物品収納容器が前記受取人に引き渡された状況のうち何れかを前記管理状況として示すように前記管理情報を更新する処理を実行させ、
前記引渡し処理では、前記ステータス情報が前記保管中を示す場合に前記物品収納容器を引き渡すための指示を
実行させるための情報管理処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザに関する情報を示すユーザ情報と、ユーザが指定する受取人に関する情報を示す受取人情報と、予め定められた特定時期に受取人に引き渡す物品が収納された物品収納容器の管理状況を示すステータス情報とを含む管理情報を管理する情報管理装置及び情報管理装置に情報管理処理を実行させるための情報管理処理プログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許文献1-2には、故人が希望する縁故者に対して、その故人が生前に記録した情報を伝達するシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2012-168664号公報
【文献】特許第6348634号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1-2に記載のシステムによれば、故人の伝言内容を縁故者に開示することができる効果があるが、開始される情報は電子化された情報に限られる。
【0005】
また、縁故者に残そうとして用意したものであっても、生前に引き渡したくなる場合も考えられる。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、希望する物品を希望する者に対して生前あるいは死後に引き渡すための支援をすることができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る情報管理装置は、ユーザに関する情報を示すユーザ情報と、前記ユーザが指定する受取人に関する情報を示す受取人情報と、予め定められた特定時期に前記受取人に引き渡す物品が収納された物品収納容器の管理状況を示すステータス情報とを含む管理情報を記憶する記憶部と、前記管理情報の更新要求に応じて当該管理情報を更新する更新処理部と、前記特定時期となったことを確認した場合に、前記受取人に対して前記物品収納容器を引き渡すための指示を行う引渡し処理部とを備えたことを特徴とする。
【0008】
前記更新処理部は、前記ユーザ、当該ユーザの縁故者、又は前記物品収納容器の管理者からの要求に応じて、前記ユーザ情報に含まれる前記ユーザの状況を示すユーザ状況情報および/または前記ユーザ情報に含まれる前記特定時期を示す特定時期情報を更新し、前記引渡し処理部は、前記ユーザ状況情報および/または前記特定時期情報が更新されたときに前記特定時期となったか否かを確認するように構成されていてもよい。
【0009】
前記引渡し処理部は、定期的に前記特定時期となったか否かを確認するように構成されていてもよい。
【0010】
前記引渡し処理部は、前記ステータス情報が示す管理状況が前記物品収納容器の管理中であった場合に、前記物品収納容器を前記受取人に対して引き渡すための指示を行うように構成されていてもよい。
【0011】
前記引渡し処理部は、前記物品収納容器を管理する管理者に対して、当該前記物品収納容器を引き渡すための指示を行うように構成されていてもよい。
【0012】
本発明に係る情報管理処理プログラムは、ユーザに関する情報を示すユーザ情報と、前記ユーザが指定する受取人に関する情報を示す受取人情報と、予め定められた特定時期に前記受取人に引き渡す物品が収納された物品収納容器の管理状況を示すステータス情報とを含む管理情報を管理するための処理を情報管理装置に実行させるための情報管理処理プログラムであって、前記情報管理装置に、前記管理情報の更新要求に応じて当該管理情報を更新する更新処理と、前記特定時期となったことを確認した場合に、前記受取人に対して前記物品収納容器を引き渡すための指示を行う引渡し処理とを実行させるためのものである。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、希望する物品を希望する者に対して生前あるいは死後に引き渡すための支援をすることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本発明の実施形態に係る情報管理装置の構成例を示すブロック図である。
【
図3】情報管理処理の例を示すフローチャートである。
【
図4】手紙などのユーザが希望するものが収納される保存箱の動きを説明するための説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態に係る情報管理装置の例について説明する。
図1は、本発明に係る情報管理装置10の構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、情報管理装置10は、登録処理部11と、更新処理部12と、引渡し処理部13と、表示部14と、記憶部15とを備えている。
【0016】
登録処理部11は、後述する情報管理処理における登録処理を実行する機能を有し、この登録処理によりユーザ情報等が登録される。更新処理部12は、後述する情報管理処理における更新処理を実行する機能を有し、この更新処理によりステータス情報等が更新される。
【0017】
引渡し処理部13は、後述する情報管理処理における引渡し処理を実行する機能を有し、この引渡し処理により保存箱を引き渡すための対応処理がなされる。保存箱は、ユーザが故人となった場合等に、そのユーザが指定した受取人に引き渡す物品が収納された物品収納容器の例である。
【0018】
表示部14は、例えば液晶表示装置などの表示装置であって、各種情報を表示する機能を有する。記憶部15は、例えばRAMなどの記憶装置であって、各情報を記憶する機能を有する。後述する情報管理処理を実行するためのアプリケーションである情報管理処理ソフトウェア(情報管理処理プログラム)は、記憶部15に格納されている。情報管理装置10は、情報管理処理プログラムに従って、各種の情報管理処理を実行する。
【0019】
図2は、管理情報の例を示す説明図である。管理情報は、各ユーザを識別するためのユーザIDと、各ユーザの氏名や住所など各ユーザを特定するためのユーザ情報と、各ユーザが指定した受取人を特定するための受取人情報と、各ユーザの保存箱の管理状態等を示すステータス情報とを含む。
【0020】
本例では、ユーザ情報には、ユーザが死亡したか否か等のユーザの現在の状況を示す状況フラグが含まれる。この状況フラグは、初期状態では生存していることを示す「0」が設定され、ユーザが死亡したという情報を得たことに応じて死亡したことを示す「1」に更新されたり、ユーザと所定期間(例えば3年間)連絡が取れない場合に連絡が取れない状況であることを示す「2」に更新されたりする。
【0021】
また、本例では、ユーザ情報には、ユーザが希望する引渡し時期(特定時期の例)を示す引渡し時期情報(特定時期情報の例)が含まれる。引渡し時期情報は、受取人に対して保存箱を引き渡す時期としてユーザ又は保存箱管理者が予め定めた時期を示す情報である。引渡し時期としては、例えば、死亡確認後、死亡確認から所定期間経過後、死亡したかどうかとは無関係にユーザが指定した時期、ユーザと所定期間連絡が取れなくなった時期などが考えられる。
【0022】
次に、情報管理装置10が実行する情報管理処理の例について説明する。
図3は、本発明の実施の形態に係る情報管理装置10が実行する情報管理処理の例を示すフローチャートである。
図4は、保管対象となる保存箱の動きを説明するための説明図である。
【0023】
本例では、
図4に示すように、保存箱管理者から保存箱がユーザに付与され(ステップS101)、ユーザが記載した手紙や、ユーザが選択した写真などの思い出の品など、ユーザが希望する物品がユーザによって保存箱に収納される。この保存箱は、保存箱管理者を含む他人が開封しないよう、密封して封印しておくことが望ましい。ユーザが希望する物品が収納された保存箱は、ユーザから保存箱管理者に渡され(ステップS102)、保存箱管理者によって保管される(ステップS103)。そして、ユーザの死亡が確認された場合等のユーザが希望する時期となった場合に、保存箱管理者からユーザの指定する受取人に対して、ユーザが物品を収納した保存箱が引き渡されることになる(ステップS103)。
【0024】
ここでは、ユーザやユーザ関係者(受取人を含む)からの指示などにより情報の登録や更新などを行う必要が発生した場合に、保存箱管理者(例えば、お寺などの宗教法人)側の担当者Xの操作に応じて、情報管理装置10が情報管理処理を実行するものとする。本例では、情報管理処理ソフトウェアが立ち上げられ、情報管理処理が実行される。ユーザからの指示とは、保存箱の取得要求に基づく登録指示や、保存箱の収納物の見直しに基づく更新指示などが考えられる。ユーザ関係者からの指示とは、ユーザが死亡したことの通知に基づく更新指示などが考えられる。
【0025】
情報管理処理において、情報管理装置10は、処理対象となるユーザが新規のユーザである場合には(ステップS10のY)、ユーザIDを付与し(ステップS11)、ユーザ情報及び受取人情報を受け付ける(ステップS12,S13)。ステップS12,S13では、
図5に示す登録画面100によりユーザ情報及び受取人情報を受け付ける。
【0026】
登録画面100には、
図5に示すように、ユーザIDを表示する表示領域と、ユーザ(保存箱の申込者)の氏名を入力する入力領域101と、ユーザの住所を入力する入力領域102と、状況フラグを入力する入力領域103と、引渡し時期を入力する入力領域104と、その他のユーザ情報が入力される入力領域(図示せず)と、ユーザが希望する受取人の氏名や住所などの受取人情報を入力するための入力領域105と、ステータスを示すステータス情報が入力される入力領域106と、登録を実行する際に押下される登録ボタン107とが設けられている。
【0027】
ユーザ情報は、ユーザの氏名や住所の他、電話番号や生年月日などが考えられる。受取人情報は、受取人の氏名、住所、電話番号、生年月日、性別、ユーザとの関係(例えば、妻、長男など)などが考えられる。なお、複数の受取人の受取人情報を登録することとしてもよい。この場合、受取人情報に保存箱を引き渡す優先順位を含めるようにしておけばよい。
【0028】
ユーザ情報及び受取人情報が入力され、登録ボタン107の押下により登録指示を受けると、情報管理装置10は、入力されたユーザ情報、受取人情報、及びステータス情報をユーザIDに対応付けした管理情報を生成して登録する(ステップS14)。
【0029】
管理情報を登録すると、情報管理装置10は、ユーザへの保存箱の引渡し指示を行う(ステップS15)。この引渡し指示は、登録されたユーザ情報のうち引渡しに必要な情報(郵送する場合は住所など)を提示して行われる。具体的には、引渡し処理として、表示部14に引渡し指示内容を表示する処理や、引渡し指示内容を所定の担当者宛に電子メールで送信する処理などが考えられる。
【0030】
一方、処理対象となるユーザが登録ユーザである場合には(ステップS10のN)、情報管理装置10は、ユーザIDを受け付け(ステップS16)、ユーザ情報、受取人情報、ステータス情報などの登録情報を更新するための更新情報を受け付ける(ステップS17)。ステップS17では、更新画面により更新情報を受け付ける。
【0031】
ここでは、ステータス情報の更新が行われる場合を例に説明する。
図6に示す更新画面200は、ステータス情報を更新するための更新画面である。更新画面200には、
図6に示すように、ユーザIDを表示する表示領域と、保存箱のステータスを選択する選択領域201と、更新を実行する際に押下される更新ボタン202とが設けられている。
図6に示す例では、保存箱のステータスとして、本例の初期ステータスである保管待ち、保管中、ユーザが収納物を見直すために保存箱を一時的に持ち出ししている状態を示す一時持出中、受取人引渡し済の4種類が用意されている。
【0032】
選択領域201において更新されたステータスが選択されることにより更新情報を受け付け、更新ボタン201の押下により更新指示を受けると、情報管理装置10は、入力された更新情報に応じて管理情報を更新する(ステップS18)。ユーザ情報や受取人情報の更新指示を受けた場合には、ステップS18にてユーザ情報や受取人情報が更新される。ユーザの死亡が確認された場合などには、ステップS18にてユーザ情報に含まれる状況フラグが更新される。また、引渡し時期を変更する場合には、ステップS18にて引渡し時期情報が更新される。
【0033】
管理情報の更新により引渡し時期となったことが確認された場合には(ステップS19のY)、情報管理装置10は、ユーザが指定する受取人への保存箱の引渡し指示を行う(ステップS20)。この引渡し指示は、登録された受取人情報のうち引渡しに必要な情報(郵送する場合は住所など)を提示して行われる。具体的には、引渡し処理として、表示部14に引渡し指示内容を表示する処理、引渡し指示内容を所定の担当者宛に電子メールで送信する処理、受取人宛に引き取り要請を行う内容の通知を電子メールで送信する処理などが考えられる。
【0034】
上記のようにして、情報管理装置10によって、情報登録処理、情報更新処理、引渡し処理などの情報管理処理が実行される。
【0035】
以上のように、本発明に係る管理装置10によれば、ユーザに関する情報を示すユーザ情報と、ユーザが指定する受取人に関する情報を示す受取人情報と、予め定められた特定時期(例えば引渡し時期)に受取人に引き渡す物品が収納された物品収納容器(例えば保存箱)の管理状況を示すステータス情報とを含む管理情報を記憶する記憶部15と、管理情報の更新要求に応じてその管理情報を更新する更新処理部12と、特定時期となったことを確認した場合に、受取人に対して物品収納容器を引き渡すための指示を行う引渡し処理部13とを備えた構成としたため、ユーザが希望する物品をユーザが希望する者に対してユーザの生前あるいは死後に引き渡すための支援をすることができるようになる。
【0036】
すなわち、例えば特定時期が死亡後とされていた場合には、故人が残したものをその故人が希望する者に引き渡すための支援をすることができるようになる。また、例えば特定時期が入院してから3か月後とされていた場合(この場合、入院する時期はユーザから通知を受ける)には、ユーザの生前あるいは死後に、そのユーザが希望する受取人に対して、ユーザが望む物を引き渡すための支援をすることができるようになる。
【0037】
また、本発明に係る管理装置10によれば、更新処理部12が、ユーザ、ユーザの縁故者、又は前記物品収納容器の管理者からの要求に応じて、ユーザ情報に含まれるユーザの状況を示すユーザ状況情報(例えば状況フラグ)および/またはユーザ情報に含まれる特定時期を示す特定時期情報を更新し、引渡し処理部13が、ユーザ状況情報および/または特定時期情報が更新されたときに特定時期となったか否かを確認する構成としたため、ユーザの状況や特定時期が更新されたタイミングで引き渡す時期となったか否かを確認し、迅速に引き渡すための支援をすることができるようになる。
【0038】
なお、上述した実施の形態では言及していないが、更新される引渡し時期は、「今すぐ」と更新されるようにしてもよい。この場合、引渡し時期が更新された場合にすぐに保存箱を引き渡すための指示がなされることになる。
【0039】
また、上述した実施の形態では言及していないが、引渡し処理部13が、状況フラグや引渡し時期が更新されたか否かとは無関係に、定期的に特定時期となったか否かを確認するようにしてもよい。このように構成すれば、引渡し時期が特定の年月日となっていた場合(この場合、その年月日の数日前となったか否かを監視する)であっても、保存箱を引き渡すための指示を行うことができるようになる。
【0040】
また、上述した実施の形態では情報管理装置10として説明したが、パーソナルコンピュータや携帯情報端末など、情報処理装置であればどのようなものであってもよい。また、情報管理装置10は、サーバ装置として機能し、各種情報を端末装置からインターネットを介して受け付け、その端末装置に向けて各種情報を送信する構成としてもよい。
【符号の説明】
【0041】
10 情報管理装置
11 登録処理部
12 更新処理部
13 引渡し処理部
14 表示部
15 記憶部