IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 本田技研工業株式会社の特許一覧

特許7194221通知装置、車両、通知方法、およびプログラム
<>
  • 特許-通知装置、車両、通知方法、およびプログラム 図1
  • 特許-通知装置、車両、通知方法、およびプログラム 図2
  • 特許-通知装置、車両、通知方法、およびプログラム 図3
  • 特許-通知装置、車両、通知方法、およびプログラム 図4
  • 特許-通知装置、車両、通知方法、およびプログラム 図5
  • 特許-通知装置、車両、通知方法、およびプログラム 図6
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-13
(45)【発行日】2022-12-21
(54)【発明の名称】通知装置、車両、通知方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   B60Q 1/46 20060101AFI20221214BHJP
   B60Q 1/50 20060101ALI20221214BHJP
【FI】
B60Q1/46
B60Q1/50 Z
【請求項の数】 16
(21)【出願番号】P 2021053604
(22)【出願日】2021-03-26
(65)【公開番号】P2022150823
(43)【公開日】2022-10-07
【審査請求日】2021-11-29
(73)【特許権者】
【識別番号】000005326
【氏名又は名称】本田技研工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】弁理士法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】味村 嘉崇
(72)【発明者】
【氏名】西垣 守道
(72)【発明者】
【氏名】岩尾 俊介
【審査官】竹中 辰利
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-141953(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60Q 1/46
B60Q 1/50
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に搭載され、前記車両の発進を前記車両の周囲に通知する通知装置であって、
運転者による前記車両の発進意図を検知する検知手段と、
記車両の灯火器の点灯を制御する点灯制御手段と、
を備え
前記灯火器は、前記車両の右側に配置された右側前照灯と、前記車両の左側に配置された左側前照灯とを含み、
前記点灯制御手段は、前記車両における左右の方向指示器のうち一方が点灯しており且つ前記検知手段で前記発進意図が検知された場合、前記右側前照灯および前記左側前照灯のうち、点灯している方向指示器とは反対側の前照灯を所定の点灯態様で点灯させる、ことを特徴とする通知装置。
【請求項2】
前記点灯制御手段は、前記車両における左右の方向指示器のうち一方が点灯しており且つ前記検知手段で前記発進意図が検知された場合、前記右側前照灯および前記左側前照灯のうち、点灯している方向指示器と同じ側の前照灯を消灯させる、ことを特徴とする請求項1に記載の通知装置。
【請求項3】
前記灯火器は、前記車両の右側に配置された右側車幅灯と、前記車両の左側に配置された左側車幅灯とを含み、
前記点灯制御手段は、前記車両における左右の方向指示器のうち一方が点灯しており且つ前記検知手段で前記発進意図が検知された場合、前記右側車幅灯および前記左側車幅灯のうち、点灯している方向指示器とは反対側の車幅灯を、前記右側前照灯および前記左側前照灯の代わりに前記所定の点灯態様で点灯させる、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通知装置。
【請求項4】
前記所定の点灯態様は、前記車両の走行中における前記灯火器の点灯態様と異なる、ことを特徴とする請求項1又は3に記載の通知装置。
【請求項5】
前記所定の点灯態様は、前記灯火器の点滅である、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の通知装置。
【請求項6】
前記灯火器は、前記車両の右側に配置された右側尾灯と、前記車両の左側に配置された左側尾灯とを有し、
前記点灯制御手段は、前記車両における左右の方向指示器のうち一方が点灯しており且つ前記検知手段で前記発進意図が検知された場合、前記右側尾灯および前記左側尾灯のうち、点灯している方向指示器とは反対側の尾灯を前記所定の点灯態様で点灯させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の通知装置。
【請求項7】
前記点灯制御手段は、前記左右の方向指示器のうち一方が点灯しており且つ前記検知手段で前記発進意図が検知された場合、記右側尾灯および前記左側尾灯のうち、点灯している方向指示器とは同じ側の尾灯を消灯させる、ことを特徴とする請求項6に記載の通知装置。
【請求項8】
記点灯制御手段は、前記右側前照灯および前記左側前照灯のうち、前記車両が曲がる方向とは反対側の前照灯を前記所定の点灯態様で点灯させることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の通知装置。
【請求項9】
前記検知手段は、前記運転者によるブレーキペダルの操作が終了したことを前記発進意図として検知する、ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の通知装置。
【請求項10】
前記検知手段は、前記運転者によるアクセルペダルの操作が開始したことを前記発進意図として検知する、ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の通知装置。
【請求項11】
前記車両の速度を検知する車速センサを更に備え、
前記点灯制御手段は、前記右側前照灯および前記左側前照灯のうち、点灯している方向指示器とは反対側の前照灯を所定の点灯態様で点灯させた後、前記車両の速度が増加するにつれて前記右側前照灯および前記左側前照灯の輝度が増加するように、前記車速センサで検知された前記車両の速度に応じて前記右側前照灯および前記左側前照灯の輝度を制御する、ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の通知装置。
【請求項12】
車両に搭載され、前記車両の発進を前記車両の周囲に通知する通知装置であって、
運転者による前記車両の発進意図を検知する検知手段と、
前記車両の灯火器の点灯を制御する点灯制御手段と、
前記車両の速度を検知する車速センサと、
を備え、
前記点灯制御手段は、前記検知手段で前記発進意図が検知された場合に前記車両の灯火器を所定の点灯態様で点灯させ、その後、前記車両の速度が増加するにつれて前記灯火器の輝度が増加するように、前記車速センサで検知された前記車両の速度に応じて前記灯火器の輝度を制御する、ことを特徴とする通知装置。
【請求項13】
請求項1乃至12のいずれか1項に記載の通知装置を備える車両。
【請求項14】
車両の発進を前記車両の周囲に通知する通知方法であって、
運転者による前記車両の発進意図を検知する検知工程と、
前記車両の灯火器の点灯を制御する点灯制御工程と、
を含み、
前記灯火器は、前記車両の右側に配置された右側前照灯と、前記車両の左側に配置された左側前照灯とを含み、
前記点灯制御工程では、前記車両における左右の方向指示器のうち一方が点灯しており且つ前記検知工程で前記発進意図が検知された場合、前記右側前照灯および前記左側前照灯のうち、点灯している方向指示器とは反対側の前照灯を所定の点灯態様で点灯させる、ことを特徴とする通知方法。
【請求項15】
車両の発進を前記車両の周囲に通知する通知方法であって、
運転者による前記車両の発進意図を検知する検知工程と、
前記車両の灯火器の点灯を制御する点灯制御工程と、
を含み、
前記点灯制御工程では、前記検知工程で前記発進意図が検知された場合に前記車両の灯火器を所定の点灯態様で点灯させ、その後、前記車両の速度が増加するにつれて前記灯火器の輝度が増加するように、前記車両の速度に応じて前記灯火器の輝度を制御する、ことを特徴とする通知方法。
【請求項16】
請求項14又は15に記載の通知方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の発進を当該車両の周囲に通知する通知装置、車両、通知方法、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
車両を発進させる際、車両の発進を当該車両の周囲に通知することが安全性の点で好ましい。特許文献1には、車両の発進時において、当該車両の進行方向の路面に所定形状の発進通知表示を光で描画する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2020-55519号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された技術では、発進通知表示を路面に光で描画するための装置を車両に搭載する必要があるため、車両コストの点で不利になりうる。
【0005】
そこで、本発明は、単純な構成で車両の発進を当該車両の周囲に通知するために有利な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての通知装置は、車両に搭載され、前記車両の発進を前記車両の周囲に通知する通知装置であって、運転者による前記車両の発進意図を検知する検知手段と、記車両の灯火器の点灯を制御する点灯制御手段と、を備え、前記灯火器は、前記車両の右側に配置された右側前照灯と、前記車両の左側に配置された左側前照灯とを含み、前記点灯制御手段は、前記車両における左右の方向指示器のうち一方が点灯しており且つ前記検知手段で前記発進意図が検知された場合、前記右側前照灯および前記左側前照灯のうち、点灯している方向指示器とは反対側の前照灯を所定の点灯態様で点灯させる、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、例えば、単純な構成で車両の発進を当該車両の周囲に通知するために有利な技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】車両の制御装置の構成例を示すブロック図
図2】通知装置の構成例を示すブロック図
図3】通知処理を示すフローチャート
図4】車両の速度と灯火器の輝度との関係の一例を示す図
図5図3のステップS13で実行される処理の一例を示すフローチャート
図6】右折時または左折時において車両を発進させる場合の灯火器の点滅を説明するための図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
<第1実施形態>
本発明に係る第1実施形態の通知装置について説明する。本発明に係る通知装置は、車両に搭載され、車両の発進を当該車両の周囲に通知するための装置である。また、以下では、本発明に係る通知装置が搭載される車両として、四輪車を例示して説明するが、例えば、鞍乗型車両(自動二輪車、三輪車)など四輪車以外の車両に対しても、本発明に係る通知装置を搭載することができる。
【0011】
まず、車両1の全体的な制御系について図1を参照しながら説明する。図1は、車両1の制御装置2の構成例を示すブロック図である。図1では、車両1の概略が平面図と側面図とで図示されており、車両1としてはセダンタイプの四輪の乗用車が例示されている。
【0012】
制御装置2は、車両1の各部を制御する。制御装置2は車内ネットワークにより通信可能に接続された複数のECU20~29を含む。各ECU(Electronic Control Unit)は、CPUに代表されるプロセッサ、半導体メモリ等の記憶デバイス、外部デバイスとのインタフェース等を含む。記憶デバイスにはプロセッサが実行するプログラムやプロセッサが処理に使用するデータ等が格納される。各ECUはプロセッサ、記憶デバイスおよびインタフェース等を複数備えていてもよい。例えば、ECU20は、プロセッサ20aとメモリ20bとを備える。メモリ20bに格納されたプログラムが含む命令をプロセッサ20aが実行することによって、ECU20による処理が実行される。これに代えて、ECU20は、ECU20による処理を実行するためのASIC等の専用の集積回路を備えてもよい。他のECUについても同様である。
【0013】
以下、各ECU20~29が担当する機能等について説明する。なお、ECUの数や担当する機能については適宜設計可能であり、本実施形態よりも細分化したり、あるいは、統合したりすることが可能である。
【0014】
ECU20は、本実施形態に係る車両1(自車両)の統括的な制御を行う。ECU20は、車両1の自動運転に関わる制御を実行するように構成されてもよい。この場合、ECU20は、車両1の操舵および車速(加減速)の少なくとも一方を自動制御しうる。
【0015】
ECU21は、電動パワーステアリング装置3を制御する。電動パワーステアリング装置3は、ステアリングホイール31に対する運転者の運転操作(操舵操作)に応じて前輪を操舵する機構を含む。また、電動パワーステアリング装置3は、操舵操作をアシストしたり、前輪を自動操舵したりするための駆動力を発揮するモータ3aや、操舵角を検知する操舵角センサ3b等を含む。車両1の運転状態が自動運転の場合、ECU21は、ECU20からの指示に対応して電動パワーステアリング装置3を自動制御し、車両1の進行方向を制御する。
【0016】
ECU22および23は、車両の周囲状況を検知する検知ユニット41~43の制御および検知結果の情報処理を行う。検知ユニット41は、両1の外界を周期的に撮像する撮像デバイスである(以下では、カメラ41と表記することがある)。本実施形態の場合、カメラ41は車両1の前方を撮影可能なように、車両1のルーフ前部でフロントウィンドウの車室内側に取り付けられる。カメラ41が撮影した画像の解析(画像処理)により、車両1の前方に位置する信号機などの物標の解析や、信号機の表示や道路上の車線の区画線(白線等)を抽出可能である。
【0017】
検知ユニット42(ライダ検知部)は、Light Detection and Ranging(LIDAR:ライダ)であり(以下では、ライダ42と表記することがある)、光により車両1の周囲の物標を検知したり、物標との距離を測距したりする。本実施形態の場合、ライダ42は5つ設けられており、車両1の前部の各隅部に1つずつ、後部中央に1つ、後部各側方に1つずつ設けられている。また、検知ユニット43(レーダ検知部)は、ミリ波レーダであり(以下では、レーダ43と表記することがある)、電波により車両1の周囲の物標を検知したり、物標との距離を測距したりする。本実施形態の場合、レーダ43は5つ設けられており、車両1の前部中央に1つ、前部各隅部に1つずつ、後部各隅部に一つずつ設けられている。
【0018】
ECU22は、一方のカメラ41と、各ライダ42の制御および検知結果の情報処理を行う。ECU23は、他方のカメラ41と、各レーダ43の制御および検知結果の情報処理を行う。車両の周囲状況を検知する装置を二組備えることで、検知結果の信頼性を向上することができる。また、カメラ、ライダ、レーダといった種類の異なる検知ユニットを備えることで、車両の周辺環境の解析を多面的に行うことができる。
【0019】
ECU24は、ジャイロセンサ5、GPSセンサ24b、通信装置24cの制御および検知結果あるいは通信結果の情報処理を行う。ジャイロセンサ5は車両1の回転運動を検知する。ジャイロセンサ5の検知結果や、車輪速等により車両1の進路を判定することができる。GPSセンサ24bは、車両1の現在位置を検知する。通信装置24cは、地図情報や交通情報を提供するサーバと無線通信を行い、これらの情報を取得する。また、ECU24は、記憶デバイスに構築された地図情報のデータベース24aにアクセス可能であり、ECU24は現在地から目的地へのルート探索等を行う。データベース24aはネットワーク上に配置可能であり、通信装置24cがネットワーク上のデータベース24aにアクセスして、情報を取得することが可能である。
【0020】
ECU25は、車車間通信、路車間通信、またはスマートフォン等の情報処理装置と通信可能な通信装置25aを備える。例えば、通信装置25aは、周辺の他車両と無線通信を行い、車両間での情報交換を行ったり、外部の情報処理装置等との無線通信により情報交換を行ったりすることが可能である。
【0021】
ECU26は、パワープラント6を制御する。パワープラント6は車両1の駆動輪を回転させる駆動力を出力する機構であり、例えば、エンジンと変速機とを含む。なお、パワープラント6の構成は、この例に限られず、電動機を動力源とした電気自動車、エンジン及び電動機を兼ね備えたハイブリッド自動車等を含む。このうち、電気自動車は、例えば、二次電池、水素燃料電池、金属燃料電池、アルコール燃料電池等の電池により放電される電力を使用して駆動される。
【0022】
ECU26は、例えば、アクセルペダル7Aに設けた操作検知センサ7aにより検知した運転者の運転操作(アクセル操作あるいは加速操作)に対応してエンジンの出力を制御したり、車速センサ7cが検知した車速等の情報に基づいて変速機の変速段を切り替えたりする。車両1の運転状態が自動運転の場合、ECU26は、ECU20からの指示に対応してパワープラント6を自動制御し、車速(車両1の速度および加減速)を制御する。
【0023】
ECU27は、方向指示器8a(ウィンカ)および灯火器8b(ヘッドライト、テールライト等)を制御する。図1の例の場合、方向指示器8aは、車両1の前部、ドアミラーおよび後部に設けられている。また、灯火器8bは、前照灯(ヘッドランプ)、車幅灯(スモールランプ)、尾灯(テールランプ)、霧灯(フォグランプ)などを含む。灯火器8bは、昼間に点灯される昼間走行灯として用いられてもよいし、日没後に点灯される夜間走行灯として用いられてもよい。
【0024】
ECU28は、入出力装置9の制御を行う。入出力装置9は運転者を含む乗員に対する情報の出力と、乗員からの情報の入力の受け付けを行う。音声出力装置91は乗員に対して音声により情報を報知する。表示装置92は運転者に対して画像の表示により情報を報知する。表示装置92は、例えば運転席および助手席の正面に配置され、ヒューマンマシンインターフェースとして機能するタッチパネル式のインストルメントパネル等を構成する。また、入力装置93は、運転者が操作可能な位置に配置され、車両1に対する指示を入力するスイッチ群および乗員の音声を入力する音声入力装置を含む。
【0025】
例えば、ECU28は、ECU24により探索された現在地から目的地への経路上において、車両1(自車両)の位置情報と地図情報から取得した、車両1が現在走行している複数の車線を含む道路情報を表示装置92に表示する表示制御を行う。また、ECU28は、音声出力装置91および表示装置92を制御して、音声、地図表示、及び音声による案内情報を運転者に提供する。なお、ここでは、音声と表示を例示したが、振動や光により情報を報知してもよい。また、音声、表示、振動または光のうちの複数を組み合わせて情報を報知してもよい。更に、報知すべき情報のレベル(例えば緊急度)に応じて、組み合わせを異ならせたり、報知態様を異ならせたりしてもよい。
【0026】
ECU29は、ブレーキ装置10やパーキングブレーキ(不図示)を制御する。ブレーキ装置10は、例えばディスクブレーキ装置であり、車両1の各車輪に設けられ、車輪の回転に抵抗を加えることで車両1を減速あるいは停止させる。ECU29は、例えば、ブレーキペダル7Bに設けた操作検知センサ7bにより検知した運転者の運転操作(ブレーキ操作)に対応してブレーキ装置10の作動を制御する。車両1の運転状態が自動運転の場合、ECU29は、ECU20からの指示に対応してブレーキ装置10を自動制御し、車両1の減速および停止を制御する。ブレーキ装置10やパーキングブレーキは、車両1の停止状態を維持するために作動することもできる。また、パワープラント6の変速機がパーキングロック機構を備える場合、これを車両1の停止状態を維持するために作動することもできる。
【0027】
[通知装置の構成]
次に、本実施形態の通知装置100の構成例について、図2を参照しながら説明する。図2は、本実施形態の通知装置100の構成例を示すブロック図である。通知装置100は、前述したように、車両1の発進を当該車両1の周囲に通知するための装置であり、例えば、処理部110、センサ群120、方向指示器130、および灯火器140を含みうる。
【0028】
処理部110は、例えば図1の制御装置2(ECU20~29)に対応するものであり、CPUに代表されるプロセッサ、半導体メモリ等の記憶デバイス、外部デバイスとのインタフェース等を含むコンピュータによって構成されうる。本実施形態の場合、当該記憶デバイスには、車両1の発進を車両1の周囲に通知するためのプログラム(以下では、通知プログラムと表記することがある)が格納されており、通知プログラムに含まれる命令をプロセッサが実行することにより、車両1の発進を車両1の周囲に通知するための通知処理が処理部110で実行されうる。また、本実施形態の処理部110は、検知部111と、判断部112と、点灯制御部113とを含みうる。
【0029】
検知部111は、例えば図1のECU26およびECU29に対応するものであり、運転者による車両1の発進意図を検知する。具体的には、検知部111は、後述する操作検知センサ121および/または122からの出力に基づいて、運転者による車両1の発進意図を検知することができる。発進意図とは、運転者が車両1を発進しようとする意図のことであり、車両1を発進しようとする運転者の動作および/または車両1の操作を含みうる。
【0030】
判断部112は、例えば図1のECU21、ECU24、ECU26およびECU27に対応するものであり、車両1の現在の状態を判断する。具体的には、判断部112は、後述する車速センサ123、操舵角センサ124および/または位置センサ125からの出力に基づいて、車両1の現在の状態を判断する。また、判断部112は、方向指示器130(ウィンカ)への入力信号および/または出力信号に基づいて、方向指示器130の現在の点灯状態を判断する。方向指示器130は、図1の方向指示器8aに対応するものであり、車両1の左右(左側および右側)にそれぞれ設けられる。
【0031】
点灯制御部113は、例えば図1のECU27に対応するものであり、灯火器140(ヘッドライト、テールライト等)の点灯を制御する。本実施形態の点灯制御部113は、運転者による車両1の発進意図が検知部111で検知された場合に、灯火器140を所定の点灯態様で点灯させる。運転者の発進意図が検知された場合における灯火器140の所定の点灯態様は、車両1の走行中における灯火器140の点灯態様(例えば点滅周期や発光色)と異なるように設定され、一例として灯火器140の点滅でありうる。ここで、灯火器140は、図1の灯火器8bに対応するものであり、車両1の右側に配置された右側灯火器141と、車両1の左側に配置された左側灯火器142とを含む。また、灯火器140は、前述したように、前照灯(ヘッドランプ)、車幅灯(スモールランプ)、尾灯(テールランプ)、霧灯(フォグライト)の少なくとも1つを含む。灯火器140は、昼間に点灯される昼間走行灯として用いられてもよいし、日没後に点灯される夜間走行灯として用いられてもよい。
【0032】
センサ群120は、例えば、操作検知センサ121~122、車速センサ123、操舵角センサ124、および位置センサ125を含みうる。操作検知センサ121は、図1の操作検知センサ7bに対応するものであり、運転者によるブレーキペダル7Bの操作(例えば操作量)を検知する。操作検知センサ122は、図1の操作検知センサ7aに対応するものであり、運転者によるアクセルペダル7Aの操作(例えば操作量)を検知する。車速センサ123は、図1の車速センサ7cに対応するものであり、車両1の速度を検知する。車速センサ123は、車両1の加速度および減速度を検知するセンサとして理解されてもよい。また、操舵角センサ124は、図1の操舵角センサ3bに対応するものであり、車両1(ステアリングホイール31)の操舵角を検知する。位置センサ125は、図1のGPSセンサ24bに対応するものであり、車両1の現在位置(例えば、交差点内における車両1の現在位置)を検知する。位置センサ125は、車両1の現在の向きを検知するセンサとして理解されてもよい。
【0033】
[通知処理のフロー]
次に、処理部110が実行する通知処理のフローについて説明する。前述したように、通知処理は、車両1の発進を車両1の周囲に通知する処理のことである。本実施形態の処理部110は、運転者による車両1の発進意図が検知された場合に、車両1の灯火器140を所定の点灯態様で点灯させることにより、通知処理を実行する。以下では、運転者の発進意図が検知された場合における灯火器140の所定の点灯態様として、灯火器140の点滅を例示して説明する。また、以下では、灯火器140として、前照灯(ヘッドランプ)および/または車幅灯(スモールランプ)を用いる例を説明するが、尾灯(テールランプ)や霧灯(フォグランプ)などについても同様の通知処理を適用することができる。
【0034】
図3は、処理部110で実行される通知処理を示すフローチャートである。図3に示すフローチャートは、車両1が停止している状態、即ち、車両1が所定速度Vp未満である状態において開始される。所定速度Vpとは、車両1が停止していることを認識(判断)するために設定された速度の閾値であり、一例として3km/hや5km/hなど、一般的な徐行速度以下の速度に設定されうる。また、図3に示すフローチャートは、繰り返し実行されるものであり、ステップS17が終了した後もステップS11から新たに開始されうる。
【0035】
ステップS11では、処理部110は、車速センサ123からの出力に基づいて、車両1の速度が所定速度Vp未満か否か(即ち、車両1が停止しているか否か)を判断する。車両1の速度が所定速度Vp未満である場合には、処理部110は、車両1が停止していると判断してステップS12に進む。一方、車両1の速度が所定速度Vp以上である場合にはステップS15に進む。
【0036】
ステップS12では、処理部110(検知部111)は、運転者による車両1の発進意図を検知したか否かを判断する。例えば、検知部111は、ブレーキペダル7Bの操作検知センサ121からの出力に基づいて、運転者によるブレーキペダル7Bの操作が終了したこと(例えば、運転者によるブレーキペダル7Bの踏み込みが終了したこと)を、運転者の発進意図として検知することができる。また、検知部111は、アクセルペダル7Aの操作検知センサ122からの出力に基づいて、運転者によるアクセルペダル7Aの操作が開始したこと(例えば、運転者によるアクセルペダル7の踏み込みが開始したこと)を、運転者の発進意図として検知することもできる。運転者の発進意図を未だ検知していない場合にはステップS11に戻り、運転者の発進意図を検知した場合にステップS13に進む。
【0037】
ステップS13では、処理部110(点灯制御部113)は、車両1の灯火器140の点滅(即ち、所定の点灯態様での点灯)を開始する。次いで、ステップS14では、処理部110(点灯制御部113)は、灯火器140の点滅を終了するか否かを判断する。例えば、点灯制御部113は、運転者の発進意図を検知してから所定時間が経過した場合に、灯火器140の点滅を終了すると判断することができる。当該所定時間は、任意に設定されうるが、一例として数秒や十数秒など、車両1の周囲に存在する他車両や歩行者などが車両1の発進を認識することができる程度の時間に設定されるとよい。また、点灯制御部113は、位置センサ125からの出力に基づいて、運転者の発進意図を検知してから所定距離だけ走行した場合に、灯火器140の点滅を終了すると判断してもよい。当該所定距離は、任意に設定されうるが、一例として数mや十数mなど、車両1の周囲に存在する他車両や歩行者などが車両1の発進を認識することができる程度の距離に設定されるとよい。さらに、点灯制御部113は、車速センサ123からの出力に基づいて、車両1が所定速度以上になった場合に、灯火器140の点滅を終了すると判断してもよい。当該所定速度は、前述のステップS11で用いられた所定速度Vpに設定されてもよいし、所定速度Vpと異なるように(例えば所定速度Vpより速い速度に)設定されてもよい。さらにまた、車両1が交差点の手前で停止していた状態から発進した場合では、点灯制御部113は、位置センサ125からの出力に基づいて、車両1が当該交差点を通過したときに灯火器140の点滅を終了すると判断してもよい。
【0038】
ステップS15では、処理部110(点灯制御部113)は、車両1の灯火器140の点灯を開始する。灯火器140が昼間走行灯として用いられている場合、本ステップS15では、灯火器140の輝度を増加させると理解されてもよい。また、本ステップS15において、点灯制御部113は、車速センサ123で検知された車両1の速度に応じて、灯火器140の輝度を変化させてもよい。図4は、車両1の速度と灯火器140の輝度との関係の一例を示している。点灯制御部113は、車両1の発進時(具体的には、運転者の発進意図の検知時)に灯火器140を点滅させた後、車両1の速度が増加するにつれて灯火器140の輝度が増加するように、車両1の速度に応じて灯火器140の輝度を変化させる。そして、車両1の速度が閾値速度Vthより大きい場合には、灯火器140の輝度を一定にする。このように灯火器140の輝度を制御することで、車両1の現在速度を車両1の周囲に通知することが可能となる。
【0039】
ステップS16では、処理部110は、車速センサ123からの出力に基づいて、車両1の速度が所定速度Vp未満か否か(即ち、車両1が停止したか否か)を判断する。車両1の速度が所定速度Vp以上である場合には、処理部110は、車両1が未だ停止していないと判断してステップS16を繰り返す。一方、車両1の速度が所定速度Vp未満である場合にはステップS17に進む。ステップS17では、処理部110(点灯制御部113)は、灯火器140を消灯する。灯火器140が昼間走行灯として用いられている場合、本ステップS17では、灯火器140の輝度を減少させると理解されてもよい。
【0040】
上述したように、本実施形態の通知装置100は、運転者による車両1の発進意図が検知された場合に、車両1の灯火器140を所定の点灯態様で点灯させることにより、車両1の発進を車両1の周囲に通知する。このような通知処理によれば、新たな装置を車両1に搭載することなく、単純な構成で車両1の発進を車両1の周囲に通知することが可能となるため、安全性および車両コストの点で有利になりうる。
【0041】
<第2実施形態>
第2実施形態では、右折時または左折時において車両1を発進させる場合の灯火器140の点滅(即ち、所定の点灯態様での点灯)について説明する。車両1の右折時または左折時では、通常、左右の方向指示器130のうち一方を点滅させている。この場合において、左右の灯火器140(右側灯火器141、左側灯火器142)を双方とも点滅させてしまうと、灯火器140の輝度の影響により車両1の周囲(他の車両や歩行者など)から方向指示器130の点滅が見えづらくなりうる。そこで、本実施形態における通知装置100(点灯制御部113)は、左右の方向指示器130のうち一方が点灯(点滅)している場合、右側灯火器141および左側灯火器142のうち、点灯している方向指示器とは反対側の灯火器を点滅させることにより、車両1の発進を車両1の周囲に通知する。これにより、車両1の周囲から方向指示器130の点滅が見えづらくなることを低減することができる。
【0042】
図5は、前述した図3のステップS13で実行される処理の一例を示すフローチャートである。また、図6は、右折時または左折時において車両1を発進させる場合の灯火器140の点滅を説明するための図である。図6は、車両1を正面から見た図であり、図6(a)は車両1の右折時を示し、図6(b)は車両1の左折時を示している。なお、方向指示器130は、図6に示されるように、車両1の右側に配置されて車両1の右折を周囲に通知するための方向指示器131(以下では、右折ウィンカ131と表記することがある)と、車両1の左側に配置されて車両1の左折を周囲に通知するための方向指示器132(以下では、左折ウィンカ132と表記することがある)とを含みうる。
【0043】
ステップS13-1では、処理部110(判断部112)は、右折ウィンカ131が点滅(点灯)しているか否かを判断する。右折ウィンカ131が点滅している場合にはステップS13-2に進み、処理部110(点灯制御部113)は、図6(a)に示されるように、右折ウィンカ131とは反対側の左側灯火器142の点滅(即ち、所定の点灯態様での点灯)を開始する。このとき、右側灯火器141は消灯したままにしておく。一方、右折ウィンカ131が点滅していない場合にはステップS13-3に進む。
【0044】
ステップS13-3では、処理部110(判断部112)は、左折ウィンカ132が点滅(点灯)しているか否かを判断する。左折ウィンカ132が点滅している場合にはステップS13-4に進み、処理部110(点灯制御部113)は、図6(b)に示されるように、左折ウィンカ132とは反対側の右側灯火器141の点滅(即ち、所定の点灯態様での点灯)を開始する。このとき、左側灯火器142は消灯したままにしておく。一方、左折ウィンカ132が点滅していない場合にはステップS13-5に進む。ステップS13-5では、処理部110(点灯制御部113)は、左右の灯火器140(即ち、右側灯火器141および左側灯火器142の両方)の点滅を開始する。
【0045】
ここで、本実施形態では、方向指示器130(右折ウィンカ131、左折ウィンカ132)の点灯状態に基づいて、右側灯火器141および左側灯火器142の中から、車両1の発進を周囲に通知するために点滅させる灯火器を選択する例を説明したが、それに限られるものではない。例えば、処理部110(点灯制御部113)は、方向指示器130の点灯状態を用いずに、車両1が曲がる方向(右折または左折、あるいは旋回動作)に基づいて、点滅させる灯火器を選択してもよい。一例として、車両1が交差点で右折または左折すると判断部112で判断された場合、車両1の発進時において、点灯制御部113は、右側灯火器141および左側灯火器142のうち、車両1が曲がる方向(右折方向または左折方向)とは反対側の灯火器を点滅させてもよい。判断部112は、位置センサ125からの出力に基づいて、車両1が交差点の右折車線または左折車線に位置している場合に、車両1が右折または左折すると判断することができる。また、判断部112は、操舵角センサ124からの出力に基づいて、車両1(ステアリングホイール31)の操舵角が所定角度以上である場合に、車両1が右折または左折すると判断することができる。
【0046】
<他の実施形態>
上記実施形態におけるステップS15では、車両1の速度に応じて灯火器140の輝度を変化させる例を説明したが、それに限られるものではない。例えば、処理部110(点灯制御部113)は、操作検知センサ121で検知されたブレーキペダル7Bの操作量(踏み込み量)に応じて灯火器140の輝度を変化させてもよいし、操作検知センサ122で検知されたアクセルペダル7Aの操作量(踏み込み量)に応じて灯火器140の輝度を変化させてもよい。また、処理部110(点灯制御部113)は、車速センサ123で検知された車両1の加速量または減速量に応じて灯火器140の輝度を変化させてもよい。このように灯火器140の輝度を制御することで、車両1の現在の加速度または減速度を車両1の周囲に通知することが可能となる。
【0047】
<実施形態のまとめ>
1.上記実施形態の通知装置は、
車両(例えば1)に搭載され、前記車両の発進を前記車両の周囲に通知する通知装置(例えば100)であって、
運転者による前記車両の発進意図を検知する検知手段(例えば111)と、
前記検知手段で前記発進意図を検知した場合に、前記車両の灯火器(例えば140~142)を所定の点灯態様で点灯させる点灯制御部(例えば113)と、を備える。
この実施形態によれば、新たな装置を車両に搭載することなく、単純な構成で車両の発進を当該車両の周囲に通知することが可能となるため、安全性および車両コストの点で有利になりうる。
【0048】
2.上記実施形態において、
前記所定の点灯態様は、前記車両の走行中における前記灯火器の点灯態様と異なる。
この実施形態によれば、車両の発進をより明確に当該車両の周囲に通知することができる。
【0049】
3.上記実施形態において、
前記所定の点灯態様は、前記灯火器の点滅である。
この実施形態によれば、車両の発進をより明確に当該車両の周囲に通知することができる。
【0050】
4.上記実施形態において、
前記所定の点灯態様で点灯させる前記灯火器は、前記車両の前照灯および車幅灯の少なくとも1つを含む。
この実施形態によれば、車両の前方に対して車両の発進を通知することができる。
【0051】
5.上記実施形態において、
前記所定の点灯態様で点灯させる前記灯火器は、前記車両の尾灯を含む。
この実施形態によれば、車両の後方に対して車両の発進を通知することができる。
【0052】
6.上記実施形態において、
前記車両は、前記車両の右側に配置された右側灯火器(例えば141)と、前記車両の左側に配置された左側灯火器(例えば142)とを有し、
前記点灯制御部は、前記車両における左右の方向指示器(例えば130~132)のうち一方が点灯している場合、前記右側灯火器および前記左側灯火器のうち、点灯している方向指示器とは反対側の灯火器を前記所定の点灯態様で点灯させることにより、前記車両の発進を前記車両の周囲に通知する。
この実施形態によれば、灯火器の輝度の影響により車両の周囲(他の車両や歩行者など)から方向指示器の点滅が見えづらくなることを低減することができる。
【0053】
7.上記実施形態において、
前記点灯制御部は、前記左右の方向指示器のうち一方が点灯している場合、記右側灯火器および前記左側灯火器のうち、点灯している方向指示器とは同じ側の灯火器を消灯させる。
この実施形態によれば、灯火器の輝度の影響により車両の周囲(他の車両や歩行者など)から方向指示器の点滅が見えづらくなることを低減することができる。
【0054】
8.上記実施形態において、
前記車両は、前記車両の右側に配置された右側灯火器(例えば141)と、前記車両の左側に配置された左側灯火器(例えば142)とを有し、
前記点灯制御部は、前記右側灯火器および前記左側灯火器のうち、前記車両が曲がる方向とは反対側の灯火器を前記所定の点灯態様で点灯させることにより、前記車両の発進を前記車両の周囲に通知する。
この実施形態によれば、車両の右折時または左折時、あるいは旋回動作においても、車両の発進を周囲に適切に通知することができる。
【0055】
9.上記実施形態において、
前記検知手段は、前記運転者によるブレーキペダル(例えば7B)の操作が終了したことを前記発進意図として検知する。
この実施形態によれば、運転者の発進意図を的確に且つ迅速に検知(把握)することができる。
【0056】
10.上記実施形態において、
前記検知手段は、前記運転者によるアクセルペダル(例えば7A)の操作が開始したことを前記発進意図として検知する。
この実施形態によれば、運転者の発進意図を的確に且つ迅速に検知(把握)することができる。
【0057】
本発明は上記実施の形態に制限されるものではなく、本発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。
【符号の説明】
【0058】
100:通知装置、110:処理部、111:検知部、112:判断部、113:点灯制御部、120:センサ群、130:方向指示器、140:灯火器
図1
図2
図3
図4
図5
図6