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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-14
(45)【発行日】2022-12-22
(54)【発明の名称】洗濯乾燥機
(51)【国際特許分類】
   D06F 33/50 20200101AFI20221215BHJP
【FI】
D06F33/50
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2018061655
(22)【出願日】2018-03-28
(65)【公開番号】P2019170633
(43)【公開日】2019-10-10
【審査請求日】2021-02-18
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】512128645
【氏名又は名称】青島海爾洗衣机有限公司
【氏名又は名称原語表記】QINGDAO HAIER WASHING MACHINE CO.,LTD.
(73)【特許権者】
【識別番号】307036856
【氏名又は名称】アクア株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100137486
【弁理士】
【氏名又は名称】大西 雅直
(72)【発明者】
【氏名】山本 正和
(72)【発明者】
【氏名】森 大樹
(72)【発明者】
【氏名】松下 丈也
(72)【発明者】
【氏名】高橋 靖
【審査官】石井 茂
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-067631(JP,A)
【文献】特開2002-306893(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
D06F 1/00-51/02
D06F 58/00-60/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
洗濯機本体内に配置されたドラムに給水を行うための給水路と、前記給水路内にオゾンを発生させるオゾン生成装置と、前記ドラム内と前記洗濯機本体の外部とを連通させる排気路と、前記排気路に配置されたファンとを備え、
前記オゾン生成装置で発生したオゾンが前記ドラムに供給された後ですすぎを行う除菌すすぎ工程を行うものであって、
洗い工程、除菌すすぎ工程及び脱水工程を有し且つ乾燥工程を有しない運転が行われる場合に、その運転工程の少なくとも一部と並行して、前記ファンが駆動されることにより前記ドラム内のオゾンを除去するオゾン除去動作が行われ、且つ、
除菌すすぎ工程において前記ドラムが回転されてオゾン水により除菌すすぎが行われる期間と並行して前記オゾン除去動作が行われないことを特徴とする洗濯乾燥機。
【請求項2】
洗濯機本体内に配置されたドラムに給水を行うための給水路と、前記給水路内にオゾンを発生させるオゾン生成装置と、前記ドラムよりも上方に配置され且つ前記ドラム内と前記洗濯機本体の外部とを連通させる排気路と、前記排気路に配置されたファン及びフィルタとを備え、
前記オゾン生成装置で発生したオゾンが前記ドラムに供給された後ですすぎを行う除菌すすぎ工程と、
前記除菌すすぎ工程の後において、前記ドラムを複数の速度で順次回転させて脱水を行う脱水工程とを行うものであって、
洗い工程、除菌すすぎ工程及び脱水工程を有し且つ乾燥工程を有しない運転が行われる場合に、その運転工程の少なくとも一部と並行して、前記ファンが駆動されることにより前記ドラム内のオゾンを除去するオゾン除去動作が行われ、且つ、
脱水工程において複数の速度のなかで最も高速の速度で前記ドラムを回転させて脱水を行う高速脱水期間と並行して前記オゾン除去動作が行われないことを特徴とする洗濯乾燥機。
【請求項3】
前記排気路は、前記ドラムを収容する外槽の周面壁に形成される流出口が前記洗濯機本体の外部と連通するように、前記洗濯機本体の内部空間に対して仕切られて設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の洗濯乾燥機。
【請求項4】
前記オゾン除去動作は、前記脱水工程と並行して行われることを特徴とする請求項1~3の何れかに記載の洗濯乾燥機。
【請求項5】
前記オゾン除去動作は、前記脱水工程が終了する際に前記ドラムが停止する直前の所定期間と並行して行われることを特徴とする請求項に記載の洗濯乾燥機。
【請求項6】
前記オゾン除去動作は、前記除菌すすぎ工程においてオゾン水の排水動作と並行して行われることを特徴とする請求項1~の何れかに記載の洗濯乾燥機。
【請求項7】
前記排気路には、フィルタが配置されることを特徴とする請求項1~の何れかに記載の洗濯乾燥機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、洗い工程、すすぎ工程及び脱水工程を行う洗濯乾燥機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、コインランドリーなどで使用される業務用の洗濯乾燥機は、例えば、洗濯および乾燥が行なわれる標準コースや、洗濯のみが行なわれる洗濯コースや、乾燥のみが行なわれる乾燥コースを有するものが一般的である。標準コースでは、洗い工程から、すすぎ工程、脱水工程、乾燥工程までが自動的に行われる。洗濯コースでは、洗い工程から、すすぎ工程、脱水工程までが自動的に行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2010-264307号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
洗濯乾燥機には、ドラム内にオゾンを供給し、オゾン水により洗濯物をすすぐ工程(いわゆる除菌すすぎ)を行うものがある。したがって、この洗濯乾燥機では、オゾン発生装置によりオゾンを発生させ、そのオゾンがドラム内に供給されるが、ドラム内に供給されたオゾンの全てが水に溶け込まないことから、オゾンがドラム内に充満する。洗濯した後に乾燥まで行われる標準コースでは、除菌すすぎが行われた後、乾燥工程において洗濯槽内の空気が排気される際に、ドラム内のオゾンも除去されることから、標準コースの運転が終了したときには、ドラム内のオゾン濃度は低くなっている。
【0005】
これに対し、洗濯のみが行なわれる洗濯コースでは、除菌すすぎが行われた後、乾燥工程が行われないことから、洗濯コースの運転が終了したとき、オゾンがドラム内に滞留し、ドラム内のオゾン濃度が高い状態となる。洗濯乾燥機において、ドラム内のオゾン濃度を低くしなければ、洗濯乾燥機の扉を開放することができないが、洗濯コースとして、従来の洗い工程から脱水工程まで終了した後に、ドラム内のオゾンを除去するオゾン除去工程を追加すると、その分だけ、洗濯運転時間が長くなってしまう。
【0006】
本発明は、除菌すすぎが行われた後、ドラム内のオゾンを効率的に除去できる洗濯乾燥機を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、以上のような課題を解決するために、次のような手段を講じたものである。
【0008】
すなわち、本発明の洗濯乾燥機は、洗濯機本体内に配置されたドラムに給水を行うための給水路と、前記給水路内にオゾンを発生させるオゾン生成装置と、前記ドラム内と前記洗濯機本体の外部とを連通させる排気路と、前記排気路に配置されたファンとを備え、前記オゾン生成装置で発生したオゾンが前記ドラムに供給された後ですすぎを行う除菌すすぎ工程を行うものであって、洗い工程、除菌すすぎ工程及び脱水工程を有し且つ乾燥工程を有しない運転が行われる場合に、その運転工程の少なくとも一部と並行して、前記ファンが駆動されることにより前記ドラム内のオゾンを除去するオゾン除去動作が行われ、且つ、除菌すすぎ工程において前記ドラムが回転されてオゾン水により除菌すすぎが行われる期間と並行して前記オゾン除去動作が行われないことを特徴とする。
また、本発明の洗濯乾燥機は、洗濯機本体内に配置されたドラムに給水を行うための給水路と、前記給水路内にオゾンを発生させるオゾン生成装置と、前記ドラムよりも上方に配置され且つ前記ドラム内と前記洗濯機本体の外部とを連通させる排気路と、前記排気路に配置されたファン及びフィルタとを備え、前記オゾン生成装置で発生したオゾンが前記ドラムに供給された後ですすぎを行う除菌すすぎ工程と、前記除菌すすぎ工程の後において、前記ドラムを複数の速度で順次回転させて脱水を行う脱水工程とを行うものであって、洗い工程、除菌すすぎ工程及び脱水工程を有し且つ乾燥工程を有しない運転が行われる場合に、その運転工程の少なくとも一部と並行して、前記ファンが駆動されることにより前記ドラム内のオゾンを除去するオゾン除去動作が行われ、且つ、脱水工程において複数の速度のなかで最も高速の速度で前記ドラムを回転させて脱水を行う高速脱水期間と並行して前記オゾン除去動作が行われないことを特徴とする。
本発明の洗濯乾燥機において、前記排気路は、前記ドラムを収容する外槽の周面壁に形成される流出口が前記洗濯機本体の外部と連通するように、前記洗濯機本体の内部空間に対して仕切られて設けられることを特徴とする。
【0009】
本発明の洗濯乾燥機において、前記オゾン除去動作は、前記脱水工程と並行して行われることを特徴とする。
【0010】
本発明の洗濯乾燥機において、前記オゾン除去動作は、前記脱水工程が終了する際に前記ドラムが停止する直前の所定期間と並行して行われることを特徴とする。
【0011】
本発明の洗濯乾燥機において、前記オゾン除去動作は、前記除菌すすぎ工程においてオゾン水の排水動作と並行して行われることを特徴とする。
【0012】
本発明の洗濯乾燥機において、前記排気路には、フィルタが配置されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明の洗濯乾燥機では、洗い工程、除菌すすぎ工程及び脱水工程を有し且つ乾燥工程を有しない運転が行われる場合に、その運転工程の少なくとも一部と並行して、ドラム内のオゾンを除去するオゾン除去動作が行われる。したがって、ドラム内のオゾン濃度を低下させるために、従来の洗い工程から脱水工程が終了した後に、ドラム内のオゾンを除去するオゾン除去工程を追加する必要がない。よって、洗濯運転時間が長くなるのを防止できる共に、洗濯運転が終了したときのドラム内のオゾン濃度を低くできる。
【0014】
本発明の洗濯乾燥機では、オゾン除去動作が脱水工程と並行して行われる。したがって、除菌すすぎ工程の後に行われる脱水工程において、ドラム内のオゾンを効率的に除去できる。
【0015】
本発明の洗濯乾燥機では、オゾン除去動作が脱水工程において洗濯槽の回転終了時に並行して行われる。したがって、脱水工程が終了するときに、ドラム内の空気が洗濯機本体の外部に排気されることから、脱臭効果が得られる。
【0016】
本発明の洗濯乾燥機では、オゾン除去動作が除菌すすぎ工程においてオゾン水の排水動作と並行して行われる。したがって、除菌すすぎ工程の終了時に、ドラム内のオゾン水を排水すると共に、ドラム内のオゾンを除去できる。
【0017】
本発明の洗濯乾燥機では、ドラム内と洗濯機本体の外部とを連通させる排気路には、フィルタが配置されている。したがって、ドラム内から洗濯機本体の外部に向かって排気路を流れるオゾンは、埃や塵が付着したフィルタを通過する際に消費される。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本実施形態に係る洗濯乾燥機1の右側斜視図である。
図2図1の洗濯乾燥機1を前後方向に沿った鉛直面で切断したときの断面を右側方から見た概略断面図である。
図3図1の洗濯乾燥機1を前後方向に沿った鉛直面で切断したときの断面を左側方から見た概略断面図である。
図4図1の洗濯乾燥機1を左右方向に沿った鉛直面で切断したときの断面を正面側から見た概略断面図である。
図5】オゾン生成装置60の構成を示す図である。
図6図1の洗濯乾燥機1の制御ブロック図である。
図7】洗濯コースの動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0019】
図1は、この発明の実施形態に係る洗濯乾燥機の斜視図であり、前方右斜め上方から見た図である。また、内部の構成要素を一部露出させるため、一部切欠き状態で示されている。図2は、洗濯乾燥機1を前後方向に沿った鉛直面で切断したときの断面を右側方から見た概略断面図であり、図3は、上記断面を左側方から見た概略断面図である。図4は、洗濯乾燥機1を左右方向に沿った鉛直面で切断したときの断面を正面側から見た概略断面図である。
【0020】
以下では、洗濯乾燥機1およびその構成要素(構成部品)の説明に関し、便宜上、図1に示すx方向を正面(前)側、その反対側を背面(後)側、z方向を上面(上)側、その反対側を底面(下)側、y方向を右側、その反対側を左側として説明する。
【0021】
この洗濯乾燥機1は、コインランドリーなどで使用される業務用の洗濯乾燥機であって、やや縦長の洗濯機本体2によって外殻が構成されている。
【0022】
洗濯機本体2内の略中央部には、外槽3が設けられている。外槽3は、外部の給水設備などから供給される水を溜めるものであり、略水平な方向に延びる中心軸5を中心とする、円筒形状に形成されている。なお、この実施形態では、外槽3および後述するドラム4によって処理槽とされている。
【0023】
すなわち、外槽3は、円筒形状の外槽周面壁6と、外槽周面壁6の正面側端面に配置され、後述する外槽出入口9を形成する円環板形状の外槽前面壁7と、外槽周面壁6の背面側端面に配置され、外槽3の背面を塞いでいる円板形状の外槽後面壁8とを備えている。
【0024】
外槽前面壁7は、その中央部が円形に開口されており、その開口されている部分が、洗濯物を出し入れするための外槽出入口9として形成されている。外槽出入口9に対応して、洗濯機本体2の前面の略中央部には、外槽出入口9よりやや大きい円形の開口10が外槽出入口9と同心円状に形成されている。
【0025】
開口10には、洗濯物を出し入れする際に使用者が開けるための、開閉扉としての扉11が開閉自在に装着されている。扉11は、正面視円形状で形成され、その内部には、外槽前面壁7に圧接されて、外槽出入口9を塞ぐための円形のシールパッキン(図示せず)が備えられている。また、扉11は、後述するドラム4の洗濯物出入口22の扉も兼用している。
【0026】
洗濯機本体2の背面であって、外槽3の後方上寄りには、外部の給水設備などに接続される給水口12が備えられている。給水口12には、給水路である給水管13の一端が接続されており、給水管13の他端は、外槽後面壁8の上部に形成された給水口14に接続されている。また、給水管13の途中部には、給水バルブ15が備えられており、給水バルブ15が「開」にされることによって、給水口12から給水管13を介して供給される水が給水口14から外槽3へ流れ込み、外槽3内に溜められる。給水バルブ15は、オゾン専用給水バルブであり、給水バルブ15以外にも通常の洗濯水を供給するための洗濯水給水バルブ(図示せず)が存在する。給水バルブ15は除菌すすぎ時のみ作動する。
【0027】
外槽3内には、洗濯物が収容されるドラム4が配置されている。ドラム4は、円筒形状に形成され、回転自在に設けられている。すなわち、ドラム4は、円筒形状のドラム周面壁16と、ドラム周面壁16の正面側端面に配置され、後述する洗濯物出入口22が形成される円環板形状のドラム前面壁17と、ドラム周面壁16の背面側端面に配置され、ドラム4の背面を塞いでいる円板形状のドラム後面壁18とを備えている。
【0028】
ドラム周面壁16には、ほぼ全周にわたって、多数の孔19が穿孔されており、この孔19を介してドラム4の内部は外槽3と連通している。これにより、例えば、洗い工程時に外槽3に溜められた水は、孔19を通過してドラム4内にも流入する。
【0029】
また、ドラム周面壁16の内周面には、ドラム4内に突出するように複数のバッフル20が設けられている。バッフル20は、ドラム4に収容された洗濯物を持ち上げるための突起であり、例えば、洗い工程時において、ドラム4が後述するモータ26の駆動力によって回転されると、ドラム4内の水を含んだ洗濯物がバッフル20により持ち上げられ自然落下される、いわゆる叩き洗いが行われる。
【0030】
また、ドラム周面壁16の外周面において、前後方向における後述する流入口39と流出口50との間には、環状の区切り部材21が外嵌されている。この区切り部材21は、例えば、側断面視が略U字形状で、形状記憶合金で形成された骨組み(図示せず)に、ゴムなどの弾性部材(図示せず)を被膜して形成されている。このような構成の区切り部材21は、常温雰囲気下ではドラム4と径方向に隙間を形成し、乾燥工程での高温雰囲気下ではこの隙間を塞ぐように変形する。また、このような構成とは別に、ドラム周面壁16に対して前後方向に距離を隔てて複数の環状のリブを外嵌し、外槽周面壁6に対して前後方向に距離を隔てて複数の環状のリブを内嵌し、前後方向に沿ってドラム周面壁16側のリブと外槽周面壁6側のリブとを交互に配置する、いわゆるラビリンスをなす構成の区切り部材21を用いてもよい。
【0031】
ドラム前面壁17中央部には、洗濯物を出し入れするための洗濯物出入口22が、外槽出入口9と同心円状にほぼ同じ径で開口されており、洗濯乾燥機1の使用開始時において、洗濯物は、洗濯物出入口22からドラム4内に収容される。
【0032】
ドラム後面壁18には、後方へ突出する回転軸23が備えられている。回転軸23の中央部は、外槽後面壁8に備えられた軸受24により回転自在に保持されており、回転軸23の後端部には、ドラムプーリ25が取り付けられている。
【0033】
外槽3の後方下寄りには、ドラム4を回転駆動させるためのモータ26が配置されている。モータ26には、その駆動力を伝達するための駆動軸27が回動自在に備えられている。駆動軸27は前方に向かって延び、その前端部にモータプーリ28が取り付けられている。そして、ドラムプーリ25とモータプーリ28との間には、所定の張力でベルト29が掛け回されており、モータ26が駆動されると、その駆動力がモータプーリ28、ベルト29およびドラムプーリ25を介して回転軸23に伝達され、ドラム4が回転される。なお、上記構成に代え、回転軸23の後端部にDDモータが連結され、ドラム4がDDモータによって回転される構成としてもよい。
【0034】
外槽3の最下部には、排水口31が形成されている。排水口31には、排水管32の一端が接続されている。排水管32の他端は、外槽3の下方へ延び、洗濯機本体2底面の手前において後ろ方向に屈曲して、洗濯機本体2の後面を貫通して機外に延びている。また、排水管32の途中部には、排水バルブ33が介挿されており、排水バルブ33が「開」にされることによって、外槽3に溜められた水が排水管32を介して機外に排出される。
【0035】
外槽後面壁8の上部には、外槽3内に所定量以上の水が供給された場合に、その所定量以上の水を機外に排出させるための溢水口34が形成されている。溢水口34には、溢水管35の一端が接続されている。溢水管35の他端は、外槽3の後方へ延び、洗濯機本体2後面の手前において下方向に屈曲して、排水管32の途中部(排水バルブ33よりも下流側)に接続されている。これにより、外槽3内から溢水管35流れ出した水は、排水管32を介して機外に排出される。
【0036】
外槽周面壁6の右上部には、吸気ダクト36および冷気ダクト37が一体的に設けられている。これらは、正面、背面、上面、左側面、右側面および外槽周面壁6によって構成される下面を備えており、前後方向に延びる中空略角柱形状に形成されている。
【0037】
吸気ダクト36と冷気ダクト37との間には仕切り板38が設けられており、この仕切り板38より背面側が吸気ダクト36、正面側が冷気ダクト37として形成されている。
【0038】
吸気ダクト36の下面(外槽周面壁6の外周面)の中央部やや前寄りには、流入口39が略長方形状に形成されており、吸気ダクト36は、流入口39を介して外槽3と連通している。一方、吸気ダクト36の上面後部には、吸気ダクト流入口40が円形状に形成されている。
【0039】
吸気ダクト36の上方には、側面視略L字形状のL字ダクト41が設けられている。L字ダクト41は、図示しない固定部材で洗濯機本体2に固定されている。L字ダクト41の背面側端部には、L字ダクト流入口42が、洗濯機本体2の背面上部に形成される吸気口43に対して前後方向に距離を隔てて対向するように開口されており、L字ダクト41は、吸気口43を介して機外と連通している。また、L字ダクト41の、L字ダクト流入口42が形成されている側とは反対側の他端には、L字ダクト流出口44が円形状に形成されている。
【0040】
そして、吸気ダクト流入口40とL字ダクト流出口44とは、吸気ダクト連結管45によって連結されている。より具体的には、吸気ダクト連結管45の一端が、吸気ダクト流入口40に外嵌され、他端が、L字ダクト流出口44に外嵌されている。これにより、外槽3と機外とは、吸気ダクト36、吸気ダクト連結管45およびL字ダクト41を介して連通している。また、吸気ダクト連結管45は、弾性を有する素材で形成された蛇腹状のホースであるため、洗濯乾燥機1の運転によって外槽3に振動が生じた場合でも、その振動をL字ダクト41まで伝えることなく、吸収することができる。
【0041】
また、L字ダクト41の内部には、ヒータ46が配置されている。ヒータ46は、たとえば、外部のガス供給路(図示せず)から供給されるガスを燃焼させ、その燃焼熱により周囲の空気を加熱するガスヒータであり、このヒータ46をONにすることによって、L字ダクト41内の空気は加熱される。つまり、乾燥工程時において、洗濯物を乾燥させるための加熱空気は、ヒータ46の加熱によって生成される。
【0042】
一方、冷気ダクト37の上面には、空気の入口である冷気取入口47が左右方向を長辺とする略長方形状に形成されている。また、冷気ダクト37の下面(外槽周面壁6の外周面)には、冷気流入口48が形成されており、冷気ダクト37は、冷気流入口48を介して外槽3と連通している。
【0043】
外槽周面壁6の左上部(吸気ダクト36および冷気ダクト37と左右方向において対向する位置)には、排気ダクト49が設けられている。排気ダクト49は、正面、背面、上面、左側面右側面および外槽周面壁6によって構成される下面を備えており、前後方向に延びる中空略角柱形状に形成されている。
【0044】
排気ダクト49の下面(外槽周面壁6)の後部には、流出口50が略長方形状に形成されており、排気ダクト49は、流出口50を介して外槽3と連通している。また、排気ダクト49の上面には、排気ダクト流出口51が円形状に形成されている。
【0045】
排気ダクト49の上方には、側面視略S字形状のS字ダクト52が設けられている。S字ダクト52は、図示しない固定部材で洗濯機本体2に固定されており、S字ダクト52の一端、詳しくは、前後方向前側には、S字ダクト流入口53が形成されている。
【0046】
そして、排気ダクト流出口51とS字ダクト流入口53とは、排気ダクト連結管54によって連結されている。より具体的には、排気ダクト連結管54の一端が、排気ダクト流出口51に外嵌され、他端が、S字ダクト流入口53に外嵌されている。また、排気ダクト連結管54は、弾性を有する素材で形成された蛇腹状のホースであるため、洗濯乾燥機1の運転によって外槽3に振動が生じた場合でも、その振動をS字ダクト52まで伝えることなく、吸収することができる。
【0047】
また、S字ダクト52の他端には、S字ダクト流出口55が形成されている。S字ダクト流出口55は、洗濯機本体2の上面に形成された排気口56から露出されている。そして、この露出された部分が、例えば、機外に設けられたダクト(図示せず)に接続される。これにより、ドラム4内(外槽3)と機外とは、排気ダクト49、排気ダクト連結管54およびS字ダクト52を介して連通している。したがって、排気ダクト49、排気ダクト連結管54およびS字ダクト52が、本発明の排気路を構成する。
【0048】
また、S字ダクト52の内部には、ファン57が配置されている。ファン57は、例えば、乾燥工程時やドラム4内のオゾンを除去するオゾン除去動作において駆動され、ドラム4および外槽3内の空気等をS字ダクト流出口55から機外へ流出させるためのものである。
【0049】
また、S字ダクト52の内部において、ファン57とS字ダクト流入口53の間には、フィルタ58が設けられている。フィルタ58は、前側から後側へ向かって斜め上側へ傾斜して、S字ダクト52内部をS字ダクト流入口53側とファン57側とを区切るように設けられており、S字ダクト流入口53からの空気に含まれる埃や塵やリント(糸屑、毛羽など)を捕獲する。
【0050】
すなわち、本実施形態の洗濯乾燥機1において、ドラム4内と洗濯機本体2の外部とを連通させる排気路である排気ダクト49、排気ダクト連結管54およびS字ダクト52には、フィルタ58が配置されている。これにより、ドラム4内から洗濯機本体2の外部に向かって排気路を流れるオゾンは、埃や塵が付着したフィルタ58を通過する際に消費される。
【0051】
また、S字ダクト52の正面には、S字ダクト52内部を前方へ連通させる操作開口部88が形成されており、洗濯機本体2の正面壁の、操作開口部88に対向する位置には操作窓89が開口されている。操作開口部88および操作窓89は、常には蓋90で閉塞されており、蓋90を操作して操作開口部88および操作窓89を開くとS字ダクト52内部が正面に露出され、フィルタ58のメンテナンスなどが可能となる。
【0052】
本実施形態の洗濯乾燥機1は、ドラム4にオゾンを供給し、オゾン水により洗濯物をすすぐ工程(いわゆる除菌すすぎ)を行うことができる。したがって、給水管13には、除菌を行うために、オゾンを発生させるオゾン生成装置60を備えている。オゾン生成装置60は、給水管13の一部に略水平に設けたオゾン生成領域Arに配設されるオゾン電解部61を含み、オゾン生成領域Arよりも上方かつ上流には、給水バルブ15が配置されている。オゾン生成装置60は、一対のオゾン電解部61を直列に通過させて水の電気分解によりオゾンを発生するようにしている。
【0053】
給水管13のオゾン生成領域Arは、オゾン生成用配管62により構成されているもので、オゾン生成用配管62には、上流側に上向きに延びる第1接続部62aが形成され、下流側に下向きに延びる第2接続部62bが形成されている。本実施形態は、給水バルブ15の開閉動作が繰り返されるなか、オゾン生成装置60のオゾン電解部61が常にオゾン生成領域Arで水に浸漬された状態を維持するように構成されている。第1接続部62aは、給水バルブ15と接続され、第2接続部62bは外槽3の後面に設けた給水口14と接続されている。
【0054】
洗濯乾燥機1の制御部63は、図6に示すように、例えば、マイクロコンピュータなどで構成されており、CPU63aと、ROM63bと、タイマ63cと、RAM63dとを備えている。洗濯乾燥機1の各工程における運転動作は、この制御部63によって制御される。制御部63には、給水バルブ15と、排水バルブ33と、モータ26と、オゾン電解部61と、ファン57とが接続されている。
【0055】
したがって、制御部63は、洗濯乾燥機1において除菌すすぎを行う場合、給水バルブ15、排水バルブ33、モータ26、オゾン電解部61及びファン57を制御して、オゾン水を使用した除菌すすぎに基づいた制御を行う。具体的には、制御部63は、除菌すすぎを行うために、排水バルブ33を閉にした状態で、給水管13に配置された給水バルブ15を開にして、外槽3に所定量のすすぎ水を供給する。このとき、制御部63は、給水管13内にオゾンを発生させるオゾン生成装置60のオゾン電解部61への通電をOFFからONに切り替える。これにより、オゾン電解部61により発生したオゾンは、給水管13内のすすぎ水と共にドラム4内に供給される。ドラム4内に所定量の水が供給されると、制御部63は、給水バルブ15を閉にし、モータ26を駆動してドラム4を回転させて、オゾン水によってドラム4内の洗濯物の除菌すすぎを行う。除菌すすぎが終了すると、制御部63は、排水バルブ33を開にし、外槽3内のすすぎ水を機外へ排水する。また、制御部63は、除菌すすぎを行った場合、洗濯乾燥機1の所定の運転工程と並行して、ファン57を駆動することにより、ドラム4内のオゾンを除去するオゾン除去動作を行う。
【0056】
すなわち、本実施形態の洗濯乾燥機1は、洗濯機本体2内に配置されたドラム4に給水を行うための給水路である給水管13と、給水管13内にオゾンを発生させるオゾン生成装置60と、ドラム4内と洗濯機本体2の外部とを連通させる排気路である排気ダクト49、排気ダクト連結管54及びS字ダクト52と、排気路である排気ダクト49、排気ダクト連結管54及びS字ダクト52に配置されたファン57とを備え、オゾン生成装置60で発生したオゾンがドラム4に供給された後ですすぎが行われる除菌すすぎ工程を行うものであって、洗い工程、除菌すすぎ工程及び脱水工程を有し且つ乾燥工程を有しない運転が行われる場合に、その運転工程の少なくとも一部と並行して、ファン57が駆動されることによりドラム4内のオゾンを除去するオゾン除去動作が行われる。
【0057】
これにより、洗濯乾燥機1において、オゾン生成装置60で発生したオゾンを使用して除菌すすぎが行われた場合に、ドラム4内のオゾン濃度を低下させるために、従来の洗い工程から脱水工程が終了した後に、ドラム4内のオゾンを除去するオゾン除去工程を追加する必要がない。したがって、洗濯運転時間が長くなるのを防止できる共に、洗濯運転が終了したときのドラム4内のオゾン濃度を低くできる。
【0058】
次に、洗濯乾燥機1の運転動作について説明する。洗濯乾燥機1は、複数の運転コース、例えば、標準コース、少量コース、洗濯コースおよび乾燥コースを行なうことができる。
【0059】
上記洗濯コースの動作について、図7に基づいて説明する。上記洗濯コースは、洗い工程、すすぎ工程および脱水工程を有し、且つ、乾燥工程を有しない運転である。なお、本実施形態では、使用者が、洗い工程終了までに、洗濯機本体2に配置された除菌すすぎ実行ボタン(図示せず)を押し、所定の金額を投入することによって、オゾン生成装置60によって生成されるオゾンを使用した除菌すすぎ工程が行われる場合について説明する。洗濯コース以外の運転コースにおける洗濯乾燥機1の動作については、その説明を省略する。
【0060】
<ステップS1:洗い工程>
ステップS1では、まず、使用者によって、扉11が開けられ、ドラム4内に洗濯物が収容されて、扉11が閉じられる。洗い工程が開始されると、通常の洗濯水を供給するための洗濯水給水バルブ(図示せず)が開かれ、外槽3に水が供給される。この際、排水バルブ33は閉じられていて、供給された水は、外槽3内に溜められ、孔19を通ってドラム4内にも溜められる。そして、所定量の水が供給されると、洗濯水給水バルブが閉じられ、モータ26が駆動(ON)される。モータ26が駆動されると、その駆動力が、モータプーリ28、ベルト29およびドラムプーリ25を介して、ドラム4に伝達され、ドラム4が回転される。ドラム4が回転されると、ドラム4内の水を含んだ洗濯物はバッフル20により持ち上げられ自然落下されるいわゆる叩き洗いが所定時間行われる。
【0061】
そして洗い動作が終了すると、排水バルブ33が開かれ、外槽3内の洗浄水が排水管32を介して機外へ排水される。排水後、モータ26によってドラム4が高速回転され、洗濯物に含まれる洗濯水が脱水される中間脱水が行われる。中間脱水によって洗濯物から脱水された洗濯水は、孔19を通って外槽3内に放出され、排水口31から機外へ排水される。
【0062】
<ステップS2:すすぎ工程>
ステップS1において、洗い工程が終了すると、ステップS2では、すすぎ工程が行われる。すすぎ工程が開始されると、排水バルブ33が閉じられ、通常の洗濯水を供給するための洗濯水給水バルブ(図示せず)が開かれて、外槽3に所定量のすすぎ水が供給される。そして、所定量の水が供給されると、洗濯水給水バルブが閉じられ、モータ26によってドラム4が回転されて、ドラム4内の洗濯物のすすぎが所定時間行なわれる。
【0063】
すすぎが終了すると、排水バルブ33が開かれ、外槽3内のすすぎ水が排水管32を介して機外へ排水される。排水後、上記同様の脱水動作によって中間脱水が行われ、洗濯物に含まれるすすぎ水が脱水される。この脱水されたすすぎ水も上記同様に排水口31から機外に排水される。
【0064】
<ステップS3:除菌すすぎ工程>
ステップS2において、すすぎ工程が終了すると、ステップS3では、除菌すすぎ工程が行われる。除菌すすぎ工程が開始されると、排水バルブ33が閉じられ、給水バルブ15が開かれて、給水管13および給水口14を介して外槽3に所定量のすすぎ水が供給される。このとき、オゾン電解部61への通電をOFFからONに切り替える。これにより、オゾン電解部61は、洗濯水を電気分解してオゾンを発生させる。
【0065】
そして、所定量の水が供給されると、給水バルブ15が閉じられ、モータ26によってドラム4が回転されて、オゾン水によってドラム4内の洗濯物の除菌すすぎが所定時間行なわれる。除菌すすぎが終了すると、排水バルブ33が開かれ、外槽3内のすすぎ水が排水管32を介して機外へ排水される。
【0066】
本実施形態では、除菌すすぎ工程において、オゾン水によってドラム4内の洗濯物のすすぎが終了し、外槽3内のすすぎ水が排水されるときに、ファン57が駆動され、ドラム4内のオゾンを除去するオゾン除去動作が行われる。
【0067】
すなわち、本実施形態の洗濯乾燥機1において、オゾン除去動作は、除菌すすぎ工程においてオゾン水の排水動作と並行して行われる。これにより、除菌すすぎ工程の終了時に、ドラム4内のオゾン水を排水すると共に、ドラム4内のオゾンを除去できる。
【0068】
<ステップS4:脱水工程>
ステップS3において、除菌すすぎ工程が終了すると、ステップS4では、脱水工程が行われる。脱水工程が開始されると、モータ26によってドラム4が低速で回転されて、低速仮脱水が行われる。その後、ドラム4の回転が停止された後、ドラム4が中速で回転され、中速仮脱水が行われる。その後、ドラム4の回転が停止された後、ドラム4が高速で回転が開始され、高速脱水が行われる。高速脱水が終了すると、ドラム4の回転が停止され、洗濯コースの動作が終了する。低速仮脱水、中速仮脱水、及び、高速脱水で脱水された水も上記同様に排水口31から機外に排水される。
【0069】
本実施形態では、脱水工程において、低速仮脱水が開始されたときから、中速仮脱水が行われた後、ドラム4の回転が停止されるまで、ファン57が駆動され、ドラム4内のオゾンを除去するオゾン除去動作が行われる。
【0070】
すなわち、本実施形態の洗濯乾燥機1において、オゾン除去動作は、脱水工程と並行して行われる。これにより、除菌すすぎ工程の後に行われる脱水工程において、ドラム4内のオゾンを効率的に除去できる。
【0071】
また、脱水工程において、高速脱水が終了し、ドラム4の回転が減速に移行した後、ファン57が駆動され、ドラム4内のオゾンを除去するオゾン除去動作が行われる。なお、脱水工程において、高速脱水の終了する際には、ドラム4内にオゾンはほとんどないことから、通常は、オゾンを含まない空気が機外へ排水される。
【0072】
すなわち、本実施形態の洗濯乾燥機1において、オゾン除去動作は、脱水工程においてドラム4の回転終了時に並行して行われる。これにより、脱水工程が終了するときに、ドラム4内の空気が洗濯機本体2の外部に排気されることから、脱臭効果が得られる。
【0073】
上述したように、除菌すすぎ工程及び脱水工程と並行して、ファン57が駆動され、ドラム4内のオゾンを除去するオゾン除去動作が行われる。オゾン除去動作では、ファン57がONにされることによって、ドラム4内のオゾンは、S字ダクト52を通って、排気口56から機外に排出される。排出されたオゾンは、埃や塵が付着したフィルタ58を通過する際に消費されると共に、S字ダクト52内において衝突して消費される。
【0074】
また、排気口56から機外に排出されたオゾンは、S字ダクト流出口55に接続されたダクトなどにより屋外へ放出される。排気されたオゾンは、S字ダクト流出口55に接続されたダクト内において衝突して消費される。したがって、屋外へ放出される空気には、オゾンはほとんど含まれてない。
【0075】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、各部の具体的な構成は上述した実施形態のみに限定されるものではない。
【0076】
例えば、上記実施形態では、オゾン除去動作が、除菌すすぎ工程及び脱水工程において行われているが、オゾン除去動作は、除菌すすぎ工程及び脱水工程の少なくとも一方で行われてよい。すなわち、洗い工程、除菌すすぎ工程及び脱水工程を有し且つ乾燥工程を有しない運転が行われる場合に、その運転工程の少なくとも一部と並行して、オゾン除去動作が行われることにより、本発明の効果が得られる。
【0077】
その他の構成も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【符号の説明】
【0078】
1 洗濯乾燥機
2 洗濯機本体
3 外槽
4 ドラム
13 給水管
49 排気ダクト
52 S字ダクト
54 排気ダクト連結管
57 ファン
58 フィルタ
60 オゾン生成装置
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7