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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-14
(45)【発行日】2022-12-22
(54)【発明の名称】スチルベン誘導体
(51)【国際特許分類】
   C07C 69/76 20060101AFI20221215BHJP
   C07C 67/30 20060101ALI20221215BHJP
   C07C 229/56 20060101ALI20221215BHJP
   C07C 229/60 20060101ALI20221215BHJP
   C07C 63/66 20060101ALI20221215BHJP
   C07C 65/19 20060101ALI20221215BHJP
   C07D 211/22 20060101ALI20221215BHJP
   A61K 31/235 20060101ALI20221215BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20221215BHJP
   A61P 31/12 20060101ALI20221215BHJP
   A61P 9/00 20060101ALI20221215BHJP
   A61P 19/02 20060101ALI20221215BHJP
   A61P 29/00 20060101ALI20221215BHJP
   A61P 31/04 20060101ALI20221215BHJP
   A61P 11/06 20060101ALI20221215BHJP
   A61P 1/02 20060101ALI20221215BHJP
   A61P 17/14 20060101ALI20221215BHJP
   A61P 25/28 20060101ALI20221215BHJP
   A61P 35/00 20060101ALI20221215BHJP
   C07C 255/42 20060101ALI20221215BHJP
   C07B 61/00 20060101ALN20221215BHJP
【FI】
C07C69/76 A CSP
C07C67/30
C07C229/56
C07C229/60
C07C63/66
C07C65/19
C07D211/22
A61K31/235
A61P43/00 105
A61P31/12
A61P9/00
A61P19/02
A61P29/00 101
A61P31/04
A61P11/06
A61P1/02
A61P17/14
A61P25/28
A61P35/00
C07C255/42 CSP
C07B61/00 300
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2020168290
(22)【出願日】2020-10-05
(62)【分割の表示】P 2019517944の分割
【原出願日】2017-09-29
(65)【公開番号】P2021008492
(43)【公開日】2021-01-28
【審査請求日】2020-10-27
(31)【優先権主張番号】10-2016-0127050
(32)【優先日】2016-09-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2017-0102983
(32)【優先日】2017-08-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】519111855
【氏名又は名称】オシェラ インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】OZCHELA INC.
【住所又は居所原語表記】123, Hwarang-ro, Seongbuk-gu, Seoul 02752, Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110001494
【氏名又は名称】前田・鈴木国際特許弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】リ, ミン-キョン
(72)【発明者】
【氏名】リ, チン-カク
(72)【発明者】
【氏名】ハン, ウォン-ソク
【審査官】高森 ひとみ
(56)【参考文献】
【文献】特表2004-500389(JP,A)
【文献】欧州特許出願公開第02801357(EP,A1)
【文献】特表2004-510728(JP,A)
【文献】Luderer, Frank et al.,Generation and conversion of the transient 1,1-bis(trimethylsilyl)-2-(2,4,6-triisopropylphenyl)-silene,Journal of Organometallic Chemistry ,1996年,Vol.510, No.1-2,pp.181-188
【文献】Nomura, Sayaka et al.,Styrylphenylphthalimides as Novel Transrepression-Selective Liver X Receptor (LXR) Modulators,ACS Medicinal Chemistry Letters,2015年,Vol.6, No.8,pp.902-907, Supporting Information,DOI:10.1021/acsmedchemlett.55b00170
【文献】Ghizzoni, Massimo et al.,6-Alkylsalicylates are selective Tip60 inhibitors and target the acetyl-CoA binding site,European Journal of Medicinal Chemistry ,2012年,Vol.47,pp.337-344,DOI:10.1016/j.ejmech.2011.11.001
【文献】Shahzad, Sohail A. et al.,Selenium-Mediated Synthesis of Biaryls through Rearrangement,Organic Letters,2010年,Vol.12, No.6,pp.1364-1367, S1-S6,DOI:10.1021/ol100274e
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07C
C07D
A61K
A61P
CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記化1で表されるスチルベン誘導体またはその薬学的に許容可能な塩。
【化1】
前記式中、
Aは、CRaであり、
Bは、CRbであり、
Gは、CReであり、
Jは、CRfであり、
Mは、CRgであり、
D、E、及びLは、CRhであり、
Rxは、Hであり、
Raは、水素、またはC1-C5のアルキル基であり、
Rbは、水素であり、
Rcは、-CH2C(CH33であり、
Rdは、COOH、または-COOR5(R5は、C1-C10のアルキル基、またはC3-C10のシクロアルキル基であり、ここで、C1-C10のアルキル基は、アミン、C6-C12のアリール、ヘテロ原子として窒素を含むC5-C10のヘテロ環基、およびC3-C10のシクロアルキル基からなる群から選択される少なくとも1つの置換基で置換され得る)であり、
Reは、水素、NH2、OH、またはC1-C10のアルキル基であり、
Rfは、水素、NH2、OH、またはC1-C4のアルキル基であり、
Rgは、水素、NH2、OH、C1-C10のアルキル基、または-COORz(Rzは、C1-C10のアルキル基)であり、
Rhは、水素、NH2、OH、またはC1-C5のアルキル基である。
【請求項2】
下記化合物64~77、124、134~140、142、及び149~155からなる群より選択される1種であることを特徴とする、下記化1で表されるスチルベン誘導体またはその薬学的に許容可能な塩。
【化1】
【表13-1】
【表13-2】
【表13-3】
【請求項3】
請求項1または2に記載のスチルベン誘導体またはその薬学的に許容可能な塩を含む、シクロフィリンの機能を阻害する薬学組成物。
【請求項4】
HBV、HCV、HIV、インフルエンザ、心血管疾患(cardiovascular diseases)、関節リウマチ(rheumatoid arthritis)、敗血症(sepsis)、喘息(asthma)、歯肉炎(periodontitis)、老化(aging)、脱毛(alopecia)、神経変性疾患(neurodegenerative diseases)、および腫瘍(cancer)からなる群から選択されるシクロフィリン関連疾患の予防またはその疾患の兆候の治療に有用である、請求項3記載の薬物組成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、薬理学的プロファイルが改善されたシクロフィリンの機能を阻害する新規なスチルベン誘導体及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
シクロフィリンは、HBVウイルス、HCVウイルス、HIVウイルス、インフルエンザ(influenza)ウイルスなどのウイルス感染(viral infection)疾患;炎症反応経路(inflammation process)に起因した疾患である心血管疾患(cardiovascular diseases);関節リウマチ(rheumatoid arthritis);敗血症(sepsis);喘息(asthma);歯周炎(periodontitis);老化(aging);脱毛(alopecia);ミトコンドリア機能異常(mitochondrial dysfunction)による神経変性疾患 (neurodegenerative diseases);腫瘍(cancer)などをはじめとする多くの疾患において、効果的な薬物標的であることで知られている(Nigro P、et al、Cell Death Dis 2013、4、e888)。
【0003】
シクロフィリン(cyclophilin:CyP)は、イムノフィリン(immunophin)に属するタンパク質であって、全ての生物、すなわち原核生物と真核生物の全細胞で発見され、進化を経て構造的によく保存されている。ヒトにはシクロフィリンに7個の主なCyP、すなわちCyP A、CyP B、CyP C、CyP D、CyP E、CyP 40、及びCyP NKを含み計16個の固有のタンパク質が存在する。
【0004】
シクロフィリンは、人体のほとんどの細胞内で発見され、哺乳動物において、CyP A及びCyP 40は、細胞質シグナル配列であるのに対し、CyP B及びCyP Cは、小胞体タンパク質の分泌経路への標的とされるアミノ-末端シグナル配列を有する。CyP Dは、ミトコンドリアに向かわせるシグナル配列を有し、CyP Eは、アミノ-末端RNA結合ドメインを有し、核内に位置し、CyP 40は、TPRを有し、細胞質内に位置する。ヒトのCyP NKは、巨大な親水性及び正電荷を帯びるカルボキシル末端を有する最大のCyPであって、細胞質内に位置する。
【0005】
前記シクロフィリンは、細胞プロセスに関与する多機能タンパク質であり、細胞内で必須的な機能を果たしている。シクロフィリンは、ペプチジル-プロリル結合のシス-トランス異性化に触媒作用をする酵素の特性を有することが明らかになった。したがって、シクロフィリンは、ペプチジル-プロリルシス-トランスイソメラーゼ(peptidyl prolyl cis-trans isomerase、PPIase)と称され、これは新たに合成されたタンパク質の適宜な構造形成(folding)において、加速因子として作用し得る。PPIaseは、さらに熱的ストレス、紫外線照射、細胞環境のpHの変化及び酸化剤処理を含む環境的ストレスにより、損傷したタンパク質を復元することに関与する。この機能は、分子シャペロン活性として知られている。また、シクロフィリンのPPIase活性は、細胞内のタンパク質輸送(trafficking)、ミトコンドリア機能及びpre-mRNA加工にも関与していることが明らかになった。
【0006】
シクロフィリン阻害物質の一つであるシクロスポリンは、CyP Aの疎水性ポケット(pocket)内で結合してPPIase活性を阻害する。CyP Aは、シクロフィリンファミリーの原型(prototypical)であって、ヒトの場合、CyP B、CyP C、及びCyP Dと配列相同性が非常に高いことを示している。全てのシクロフィリンの結合ポケットは、高度に保存された領域である、約109個のアミノ酸により形成され、CyP AとCyP Dとの間の序列同一性は100%である。従って、CyP Aの結合親和性は、CyP Dの結合親和性の最も良い予測変数であり、逆の場合も同様である。
【0007】
このようなシクロフィリン間の配列相同性は、CyP Aと結合親和性を有する機能阻害物質に対し、CyP Dだけでなく、全てのシクロフィリンが潜在的な標的であることを提示する。すなわち、CyP Aの機能阻害物質は、全てのシクロフィリンの関連した複数の細胞内プロセスに起因した、多くの疾患の治療に有用であることを示唆している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
したがって、本発明の目的は、HBV、HCV、HIV、インフルエンザ(influenza)などのウイルス感染(viral infection)疾患、心血管疾患(cardiovascular diseases)、関節リウマチ(rheumatoid arthritis)、敗血症(sepsis)、喘息(asthma)、歯肉炎(periodontitis)、老化(aging)、脱毛(alopecia)、 神経変性疾患(neurodegenerative diseases)、腫瘍(cancer)などの疾患を予防、または疾患の徴候を治療することができる、薬学的プロファイルが改善された、シクロフィリンの機能を阻害する化合物とその製造方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するために、本発明は、シクロフィリンの機能を抑制することができる化合物を提供する。本発明は、下記化1で表されるスチルベン誘導体、その薬学的に許容可能な塩、水和物、水和された塩、ポリモーフィック(polymorphism、多形性)結晶構造、ラセミ体(racemic body)、部分立体異性体(diastereomer 、ジアステレオマー)または鏡像異性体を提供する。これらの用途は、シクロフィリン関連疾患の予防または疾患の徴候の治療に用いられることである。
【化1】

前記式中、
Aは、CRaまたはNであり、
Bは、CRbまたはNであり、
Gは、CReまたはNであり、
Jは、CRfまたはNであり、
Mは、CRgまたはNであり、
D、E、及びLは、CRhまたはNであり、
Rxは、H、CH、CN、NH、F、Cl、BrまたはIであり、

RxがH、CH、NH、F、Cl、BrまたはIである場合、

Raは、水素、NO、CN、OH、C1-C5のアルキル基、C2-C10のアルケニル基、C1-C2のアルコキシ基、-COOR1(R1は、水素またはC1-C5のアルキル基)または-OCOR2(R2はC1-C5のアルキル基)であり、

Rbは、水素、C1-C20のアルキル基、C2-C10のアルケニル基、C1-C10のアルコキシ基、-COOR1(R1は、水素またはC1-C5のアルキル基)または-OCOR2(R2は、C1-C5のアルキル基)であり、

Rcは、OH、NO、C1-C20のアルキル基、C3-C10のシクロアルキル基、C2-C10のアルコキシ基、C6-C12のアリール、C5-C12のヘテロ環基、-NR3R4(R3は、水素、C1-C20のアルキル基またはC6-C12のアリール、R4は、水素、C1-C20のアルキル基またはC6-C12のアリールであり、R3とR4は、結合してヘテロ環を形成していてもよく、さらに1種以上のヘテロ原子を含んでいてもよい。)、-COOR5(R5は、C1-C20のアルキル基、C6-C12のアリールまたはC3-C10のシクロアルキル基)、-OCOR6(R6は、C1-C20のアルキル基、C6-C12のアリールまたはC3-C10のシクロアルキル基)、-NR7CYR8(Yは、OまたはS、R7は、水素またはC1-C5のアルキル基、R8は、C1-C20のアルキル基、C6-C12のアリール、C3-C10のシクロアルキル基またはC5-C12のヘテロ環基)、-NHS(O)R9(R9は、C6-C12のアリールまたはC5-C12のヘテロ環基)、または-COR10(R10は、C1-C20のアルキル基、C6-C12のアリール、C3-C10のシクロアルキル基またはC5-C12のヘテロ環基)であり、

Rdは、ハロゲン、NO、COOH、CN、C2-C20のアルキル基、C3-C1Oのシクロアルキル基、C1-C10のアルコキシ基、C6-C12のアリール、C5-C12のヘテロ環基、-NR3R4(R3は、水素、C1-C20のアルキルまたはC6-C12のアリール、R4は、水素、C1-C20のアルキルまたはC6-C12のアリールであり、R3とR4は、結合してヘテロ環を形成していてもよく、さらに1種以上のヘテロ原子を含んでいてもよい。)、-COOR5(R5は、C1-C20のアルキル基、C6-C12のアリールまたはC3-C10のシクロアルキル基)、-OCOR6(R6は、C1-C20のアルキル基、C6-C12のアリールまたはC3-C10のシクロアルキル基)、-NR7CYR8(Yは、OまたはS、R7は、水素またはC1-C5のアルキル基、R8は、C1-C20のアルキル基、C6-C12のアリール、C3-C10のシクロアルキル基またはC5-C12のヘテロ環基)、-NHS(O)R9(R9は、C6-C12のアリールまたはC5-C12のヘテロ環基)、または-COR10(R10は、C1-C20のアルキル基、C6-C12のアリール、C3-C10のシクロアルキル基またはC5-C12のヘテロ環基)であり、

Reは、水素、NH、OH、CN、C1-C20のアルキル基、C2-C10のアルケニル基、C1-C10のアルコキシ、C6-C12のアリール、C5-C12のヘテロ環基、-NR7CYR8(Yは、OまたはS、R7は、水素またはC1-C5のアルキル基、R8は、C1-C20のアルキル基、C6-C12のアリール、C3-C10のシクロアルキル基またはC5-C12のヘテロ環基)または-NHS(O)R9(R9は、C6-C12のアリールまたはC5-C12のヘテロ環基)であり、

Rfは、水素、NH、OH、NO、C1-C4のアルキル基、C2-C10のアルケニル基、C1-C4のアルコキシ基、C6-C12のアリール、C5-C12のヘテロ環基、-NHR11(R11は、C1-C2のアルキル基)、-COOR12(R12は、C1-C2のアルキル基)、-OCOR13(R13は、C1-C2のアルキル基)、または-COR14(R14は、C1-C2のアルキル基)であり、

Rgは、水素、NH、OH、ハロゲン、NO、COOH、CN、C1-C20のアルキル基、C2-C10のアルケニル基、C3-C10のシクロアルキル基、C1-C10のアルコキシ基、C6-C12のアリール、C5-C12のヘテロ環基、-NR3R4(R3は、水素、C1-C20のアルキルまたはC6-C12のアリール、R4は、水素、C1-C20のアルキルまたはC6-C12のアリールであり、R3とR4は、結合してヘテロ環を形成していてもよく、さらに1種以上のヘテロ原子を含んでいてもよい。)、-COOR5(R5は、C1-C20のアルキル基、C6-C12のアリールまたはC3-C10のシクロアルキル基)、-OCOR6(R6は、C1-C20のアルキル基、C6-C12のアリールまたはC3-C10のシクロアルキル基)、-NR7CYR8(Yは、OまたはS、R7は、水素またはC1-C5のアルキル基、R8は、C1-C20のアルキル基、C6-C12のアリール、C3-C10のシクロアルキル基またはC5-C12のヘテロ環基)、-NHS(O)R9(R9は、C6-C12のアリールまたはC5-C12のヘテロ環基)、または-COR10(R10は、C1-C20のアルキル基、C6-C12のアリール、C3-C10のシクロアルキル基またはC5-C12のヘテロ環基)であり、

Rhは、水素、NH、OH、C1-C5のアルキル基またはC2-C10のアルケニル基であり、

RxがCNである場合、

Raは、水素であり、

Rbは、水素、C1-C20のアルキル基、C2-C10のアルケニル基、C1-C10のアルコキシ基、-COOR1(R1は、水素またはC1-C5のアルキル基)または-OCOR2(R2は、C1-C5のアルキル基)であり、

Rcは、OH、NO2、C1-C20のアルキル基、C3-C10のシクロアルキル基、C2-C10のアルコキシ基、C6-C12のアリール、C5-C12のヘテロ環基、-NR3R4(R3は、水素、C1-C20のアルキル基またはC6-C12のアリール、R4は水素、C1-C20のアルキル基またはC6-C12のアリールであり、R3とR4は、結合してヘテロ環を形成していてもよく、さらに1種以上のヘテロ原子を含んでいてもよい。)、-COOR5(R5は、C1-C20のアルキル基、C6-C12のアリールまたはC3-C10のシクロアルキル基)、-OCOR6(R6は、C1-C20のアルキル基、C6-C12のアリールまたはC3-C10のシクロアルキル基)、-NR7CYR8(Yは、OまたはS、R7は、水素またはC1-C5のアルキル基、R8は、C1-C20のアルキル基、C6-C12のアリール、C3-C10のシクロアルキル基またはC5-C12のヘテロ環基)、-NHS(O)R9(R9は、C6-C12のアリールまたはC5-C12のヘテロ環基)、または-COR10(R10は、C1-C20のアルキル基、C6-C12のアリール、C3-C10のシクロアルキル基、またはC5-C12のヘテロ環基)であり、

Rdは、水素、ハロゲン、NO2、COOH、CN、C2-C20のアルキル基、C3-C10のシクロアルキル基、C1-C10のアルコキシ基、C6-C12のアリール、C5-C12のヘテロ環基、-NR3R4(R3は、水素、C1-C20のアルキル基またはC6-C12のアリール、R4は、水素、C1-C20のアルキル基またはC6-C12のアリールであり、R3とR4は、結合してヘテロ環を形成していてもよく、さらに1種以上のヘテロ原子を含んでいてもよい。)、-COOR5(R5は、C1-C20のアルキル基、C6-C12のアリールまたはC3-C10のシクロアルキル基)、-OCOR6(R6は、C1-C20のアルキル基、C6-C12のアリールまたはC3-C10のシクロアルキル基)、-NR7CYR8(Yは、OまたはS、R7は、水素またはC1-C5のアルキル基、R8は、C1-C20のアルキル基、C6-C12のアリール、C3-C10のシクロアルキル基またはC5-C12のヘテロ環基)、-NHS(O)R9(R9は、C6-C12のアリールまたはC5-C12のヘテロ環基)、または-COR10(R10は、C1-C20のアルキル基、C6-C12のアリール、C3-C10のシクロアルキル基またはC5-C12のヘテロ環基)であり、

Reは、水素、CN、C2-C20のアルキル基、C2-C10のアルケニル基、C1-C10のアルコキシ、C6-C12のアリール、C5-C12のヘテロ環基、-NR7CYR8(Yは、OまたはS、R7は、水素またはC1-C5のアルキル基、R8は、C1-C20のアルキル基、C6-C12のアリール、C3-C10のシクロアルキル基またはC5-C12のヘテロ環基)または-NHS(O)R9(R9は、C6-C12のアリールまたはC5-C12のヘテロ環基)であり、

Rf及びRgは、それぞれ、水素であり、

Rhは、水素、C1-C5のアルキル基またはC2-C10のアルケニル基であり、

前記ヘテロ環基のヘテロ原子は、窒素、酸素、及び硫黄からなる群より選択される1種以上であり、

前記アルキル基は、OH、アミン、C6-C12のアリール、C5-C10のヘテロ環基、及びC3-C10のシクロアルキル基からなる群より選択される1種以上の置換基で置換されていてもよく、

前記アルコキシ基は、ハロゲン、C6-C12のアリール、C3-C10のシクロアルキル基、アミン、及びアミノカルボニル基からなる群より選択される1種以上の置換基で置換されていてもよく、

前記ヘテロ環基は、アルキル基、アミン置換されたアルキル基、アミン、アミド基及びカルボキシル基からなる群より選択される1種以上の置換基で置換されていてもよく、

前記アリールは、ハロゲン、アルキル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、カルボキシル基、エステル基、ニトロ基、及びアミン基からなる群より選択される1種以上の置換基で置換されていてもよく、

A、B、D、E、G、J、L、及びMは、互いに隣接した基と結合して縮合環を形成することができ、

但し、RbがCHである場合には、RdはNOであることはできない。
【発明の効果】
【0010】
本発明によるスチルベン誘導体は、シクロフィリンの機能を阻害抑制する効果がある。その結果、C型肝炎ウイルス(Hepatitis C virus; HCV)だけでなく、B型肝炎ウイルス(Hepatitis B virus; HBV)、ヒト免疫不全ウイルス(Human Immunodeficiency Virus;HIV)、鳥インフルエンザウイルス(Avian influenza virus;AI)などのウイルス感染症疾患、心血管疾患(cardiovascular diseases)、関節リウマチ(rheumatoid arthritis)、敗血症(sepsis)、喘息(asthma)、歯肉炎(periodontitis)、老化(aging)、脱毛(alopecia)、神経変性疾患 neurodegenerative diseases)、腫瘍(cancer)などのシクロフィリン関連疾患の予防または疾患の兆候の治療に有用である。また、前記スチルベン誘導体は、既存の治療剤と複合処方して用いることにより、治療効果を高めることができる。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明を詳細に説明する。
【0012】
本発明は、下記化1で表されるスチルベン誘導体に係るものである。本発明のスチルベン誘導体は、シクロフィリンの機能を有する全てのタンパク質で維持される活性位置(active pocket)に結合するに適した構造を有しているので、シクロフィリン阻害剤として有利である。
【化1】

前記式中、
Aは、CRaまたはNであり、
Bは、CRbまたはNであり、
Gは、CReまたはNであり、
Jは、CRfまたはNであり、
Mは、CRgまたはNであり、
D、E、及びLは、CRhまたはNであり、
Rxは、H、CH、CN、NH、F、Cl、BrまたはIであり、

RxがH、CH、NH、F、Cl、BrまたはIである場合、
Raは、水素、NO、CN、OH、C1-C5のアルキル基、C2-C10のアルケニル基、C1-C2のアルコキシ基、-COOR1(R1は、水素またはC1-C5のアルキル基)または-OCOR2(R2は、C1-C5のアルキル基)であり、

Rbは、水素、C1-C20のアルキル基、C2-C10のアルケニル基、C1-C10のアルコキシ基、-COOR1(R1は、水素またはC1-C5のアルキル基)または-OCOR2(R2は、C1-C5のアルキル基)であり、

Rcは、OH、NO、C1-C20のアルキル基、C3-C10のシクロアルキル基、C2-C10のアルコキシ基、C6-C12のアリール、C5-C12のヘテロ環基、-NR3R4(R3は、水素、C1-C20のアルキル基またはC6-C12のアリール、R4は、水素、C1-C20のアルキル基またはC6-C12のアリールであり、R3とR4は、結合してヘテロ環を形成していてもよく、さらに1種以上のヘテロ原子を含んでいてもよい。)、-COOR5(R5は、C1-C20のアルキル基、C6-C12のアリールまたはC3-C10のシクロアルキル基)、-OCOR6(R6は、C1-C20のアルキル基、C6-C12のアリールまたはC3-C10のシクロアルキル基)、-NR7CYR8(Yは、OまたはS、R7は、水素またはC1-C5のアルキル基、R8は、C1-C20のアルキル基、C6-C12のアリール、C3-C10のシクロアルキル基またはC5-C12のヘテロ環基)、-NHS(O)R9(R9は、C6-C12のアリールまたはC5-C12のヘテロ環基)、または-COR10(R10は、C1-C20のアルキル基、C6-C12のアリール、C3-C10のシクロアルキル基またはC5-C12のヘテロ環基)であり、

Rdは、ハロゲン、NO、COOH、CN、C2-C20のアルキル基、C3-C10のシクロアルキル基、C1-C10のアルコキシ基、C6-C12のアリール、C5-C12のヘテロ環基、-NR3R4(R3は、水素、C1-C20のアルキルまたはC6-C12のアリール、R4は、水素、C1-C20のアルキルまたはC6-C12のアリールであり、R3とR4は、結合してヘテロ環を形成していてもよく、さらに1種以上のヘテロ原子を含んでいてもよい。)、-COOR5(R5は、C1-C20のアルキル基、C6-C12のアリールまたはC3-C10のシクロアルキル基)、-OCOR6(R6は、C1-C20のアルキル基、C6-C12のアリールまたはC3-C10のシクロアルキル基)、-NR7CYR8(Yは、OまたはS、R7は、水素またはC1-C5のアルキル基、R8は、Cl-C20のアルキル基、C6-C12のアリール、C3-C10のシクロアルキル基またはC5-C12のヘテロ環基)、-NHS(O)R9(R9は、C6-C12のアリールまたはC5-C12のヘテロ環基)、または-COR10(R10は、C1-C20のアルキル基、C6-C12のアリール、C3-C10のシクロアルキル基またはC5-C12のヘテロ環基)であり、

Reは、水素、NH、OH、CN、C1-C20のアルキル基、C2-C10のアルケニル基、C1-C10のアルコキシ、C6-C12のアリール、C5-C12のヘテロ環基、-NR7CYR8(Yは、OまたはS、R7は、水素またはC1-C5のアルキル基、R8は、C1-C20のアルキル基、C6-C12のアリール、C3-C10のシクロアルキル基またはC5-C12のヘテロ環基)または-NHS(O)R9(R9は、C6-C12のアリールまたはC5-C12のヘテロ環基)であり、

Rfは、水素、NH、OH、NO、C1-C4のアルキル基、C2-C10のアルケニル基、C1-C4のアルコキシ基、C6-C12のアリール、C5-C12のヘテロ環基、-NHR11(R11は、C1-C2のアルキル基)、-COOR12(R12は、C1-C2のアルキル基)、-OCOR13(R13は、C1-C2のアルキル基)、または-COR14(R14は、C1-C2のアルキル基)であり、

Rgは、水素、NH、OH、ハロゲン、NO、COOH、CN、C1-C20のアルキル基、C2-C10のアルケニル基、C3-C10のシクロアルキル基、C1-C10のアルコキシ基、C6-C12のアリール、C5-C12のヘテロ環基、-NR3R4(R3は、水素、C1-C20のアルキルまたはC6-C12のアリール、R4は、水素、C1-C20のアルキルまたはC6-C12のアリールであり、R3とR4は、結合してヘテロ環を形成していてもよく、さらに1種以上のヘテロ原子を含んでいてもよい。)、-COOR5(R5は、C1-C20のアルキル基、C6-C12のアリールまたはC3-C10のシクロアルキル基)、-OCOR6(R6は、C1-C20のアルキル基、C6-C12のアリールまたはC3-C10のシクロアルキル基)、-NR7CYR8(Yは、OまたはS、R7は、水素またはC1-C5のアルキル基、R8は、C1-C20のアルキル基、C6-C12のアリール、C3-C10のシクロアルキル基またはC5-C12のヘテロ環基)、-NHS(O)R9(R9は、C6-C12のアリールまたはC5-C12のヘテロ環基)、または-COR10(R10は、C1-C20のアルキル基、C6-C12のアリール、C3-C10のシクロアルキル基またはC5-C12のヘテロ環基)であり、

Rhは、水素、NH、OH、C1-C5のアルキル基またはC2-C10のアルケニル基であり、

RxがCNである場合、

Raは、水素であり、

Rbは、水素、C1-C20のアルキル基、C2-C10のアルケニル基、C1-C10のアルコキシ基、-COOR1(Rlは、水素またはC1-C5のアルキル基)または-OCOR2(R2は、C1-C5のアルキル基)であり、

Rcは、OH、NO、C1-C20のアルキル基、C3-C10のシクロアルキル基、C2-C10のアルコキシ基、C6-C12のアリール、C5-C12のヘテロ環基、-NR3R4(R3は、水素、C1-C20のアルキル基またはC6-C12のアリール、R4は、水素、C1-C20のアルキル基またはC6-C12のアリールであり、R3とR4は、結合してヘテロ環を形成していてもよく、さらに1種以上のヘテロ原子を含んでいてもよい。)、-COOR5(R5は、C1-C20のアルキル基、C6-C12のアリールまたはC3-C10のシクロアルキル基)、-OCOR6(R6は、C1-C20のアルキル基、C6-C12のアリールまたはC3-C10のシクロアルキル基)、-NR7CYR8(Yは、OまたはS、R7は、水素またはC1-C5のアルキル基、R8は、C1-C20のアルキル基、C6-C12のアリール、C3-C10のシクロアルキル基またはC5-C12のヘテロ環基)、-NHS(O)R9(R9は、C6-C12のアリールまたはC5-C12のヘテロ環基)、または-COR10(R10は、C1-C20のアルキル基、C6-C12のアリール、C3-C10のシクロアルキル基、またはC5-C12のヘテロ環)であり、

Rdは、水素、ハロゲン、NO、COOH、CN、C2-C20のアルキル基、C3-C10のシクロアルキル基、C1-C10のアルコキシ基、C6-C12のアリール、C5-C12のヘテロ環基、-NR3R4(R3は、水素、C1-C20のアルキル基またはC6-C12のアリール、R4は、水素、C1-C20のアルキル基またはC6-C12のアリールであり、R3とR4は、結合してヘテロ環を形成していてもよく、さらに1種以上のヘテロ原子を含んでいてもよい。)、-COOR5(R5は、C1-C20のアルキル基、C6-C12のアリールまたはC3-C10のシクロアルキル基)、-OCOR6(R6は、C1-C20のアルキル基、C6-C12のアリールまたはC3-C10のシクロアルキル基)、-NR7CYR8(Yは、OまたはS、R7は、水素またはC1-C5のアルキル基、R8は、C1-C20のアルキル基、C6-C12のアリール、C3-C10のシクロアルキル基またはC5-C12のヘテロ環基)、-NHS(O)R9(R9は、C6-C12のアリールまたはC5-C12のヘテロ環基)、または-COR10(R10は、C1-C20のアルキル基、C6-C12のアリール、C3-C10のシクロアルキル基またはC5-C12のヘテロ環基)であり、

Reは、水素、CN、C2-C20のアルキル基、C2-C10のアルケニル基、C1-C10のアルコキシ、C6-C12のアリール、C5-C12のヘテロ環基、-NR7CYR8(Yは、OまたはS、R7は、水素またはC1-C5のアルキル基、R8は、C1-C20のアルキル基、C6-C12のアリール、C3-C10のシクロアルキル基またはC5-C12のヘテロ環基)または-NHS(O)R9(R9は、C6-C12のアリールまたはC5-C12のヘテロ環基)であり、

Rf及びRgは、それぞれ、水素であり、

Rhは、水素、C1-C5のアルキル基またはC2-C10のアルケニル基であり、

前記ヘテロ環基のヘテロ原子は、窒素、酸素、及び硫黄からなる群より選択された1種以上であり、

前記アルキル基は、OH、アミン、C6-C12のアリール、C5-C10のヘテロ環基及びC3-C10のシクロアルキル基からなる群より選択される1種以上の置換基で置換されていてもよく、

前記アルコキシ基は、ハロゲン、C6-C12のアリール、C3-C10のシクロアルキル基、アミン、及びアミノカルボニル基からなる群より選択される1種以上の置換基で置換されていてもよく、

前記ヘテロ環基は、アルキル基、アミン置換されたアルキル基、アミン、アミド基及びカルボキシル基からなる群より選択される1種以上の置換基で置換されていてもよく、

前記アリールは、ハロゲン、アルキル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、カルボキシル基、エステル基、ニトロ基、及びアミン基からなる群より選択される1種以上の置換基で置換されていてもよく、

A、B、D、E、G、J、L、及びMは、互いに隣接した基と結合して縮合環を形成することができ、

但し、RbがCHである場合には、Rdは、NOであることはできない。
【0013】
本発明の化合物は、様々な方法で合成することができるが、一般的に化1のRxがCNである場合と、それ以外の場合との合成方法が相異していてもよい。
【0014】
RxがCNである場合、化1で表されるスチルベン誘導体は、下記化2で表されるフェニルアセトニトリル(Phenylacetonitrile)誘導体と、下記化3で表されるベンズアルデヒド(Benzaldehyde)誘導体を反応させて製造することができる。
【0015】
化2で表されるフェニルアセトニトリル誘導体及び化3で表されるベンズアルデヒド誘導体は、市販のものを購入して用いてもよく、当業界に公知された方法で製造して用いてもよい。
【0016】
前記反応は、有機溶媒下で行われてもよく、溶媒無しに進行されてもよく、この場合、マイクロ波を用いて、反応時間を短縮し、収率を高めることもできる。
【0017】
前記有機溶媒は、限定されないが、好ましくはアルコール類、より好ましくはブタノール、メタノール、エタノール、プロパノールなどが挙げられる。また、触媒として、トリフェニルホスフィン、ピペリジンなどを加えて反応させてもよい。
【化1-B】
【化2】
【化3】

前記化2及び化3において、
A、B、D、E、G、J、L、M、Rc、及びRdは、化1のA、B、D、E、G、J、L、M、Rc、及びRdと同様である。
【0018】
RxがH、CH、NH、F、Cl、Br、Iである場合、化1で表されるスチルベン誘導体は、下記化4で表されるオレフィン(olefin)誘導体と、下記化5で表される有機ハライド(organic halide)誘導体を反応させて製造することができる。
【0019】
化4で表されるオレフィン誘導体及び化5で表される有機ハライド誘導体は、市販のものを購入して用いてもよく、当業界に公知された方法で製造して用いてもよい。
【0020】
前記反応は、好ましくは、トリエタノールアミン(triethanolamine)有機溶媒を用いて、パラジウム(II)アセテート[Palladium(II)acetate]を触媒として行われる。
【化1-A】
【化4】
【化5】
前記化4及び化5において、
Rxは、水素、CH、NH、F、Cl、BrまたはIであり、
Xは、F、Cl、BrまたはIであり、
A、B、D、E、G、J、L、M、Rc、及びRdは、化1のA、B、D、E、G、J、L、M、Rc、及びRdと同様である。
【0021】
本発明の前記化1で表されるスチルベン誘導体は、薬学的に許容可能な担体とともにシクロフィリン関連疾患の予防または治療剤として使用され得る。
【0022】
また、前記化1で表されるスチルベン誘導体は、シクロフィリン関連疾患の治療剤の効能比較用の基準物質として使用され得る。
【0023】
本発明において、アルキル基またはアルケニル基は、直鎖または分枝鎖であってもよい。
【0024】
本発明にて用いられた「ハロゲン原子」は、フッ素、塩素、臭素、またはヨウ素であってもよい。
【0025】
本発明において、A、B、D、E、G、J、L、及びMが互いに隣接した基と結合して、縮合環を形成する場合、縮合環は、好ましくは6員環または5員環を形成することができる。また、前記縮合環は、N、OまたはSのヘテロ原子を一つ以上含んでいてもよい。前記縮合環は、フラン(furan)、チオフェン(thiophene)であってもよい。
【0026】
本発明のもう一つの実施例において、Aは、CRaまたはNであり、Bは、CRbであり、Gは、CReであり、Jは、CRfであり、Mは、CRgまたはNであり、D、E、及びLは、CHであることが好ましいが、これに限定されない。
【0027】
本発明のもう一つの実施例において、Rbは、水素またはC1-C8のアルキル基であることが好ましいが、これに限定されない。
【0028】
本発明のもう一つの実施例において、Rcは、C1-C20のアルキル基、C2-C10のアルコキシ基、フェニルアルキル基、ニトロ基、C3-C10のシクロアルキル基、C5-C12のヘテロ環基またはC1-C10のアルキルケトンが好ましいが、これに限定されない。
【0029】
本発明のもう一つの実施例において、Rdは、C2-C20のアルキル基;C3-C10のエステル基;C3-C10のシクロアルキル基;シクロアルキル基が置換されたメトキシ;アミン基が置換されたエトキシ;カルボキシ基;C1-C5のアルキル基、C1-C5のアルコキシ基、カルボキシ基またはアミン基に置換または非置換されたフェニル基が置換されたC2-C20のアルキル基;アミン;N-メチルピペラジン;ピペリジン;モルホリン(morpholine);または-COOR5(R5は、C1-C20のアルキル基、C6-C12のアリールまたはC3-C10のシクロアルキル基)であることが好ましいが、これに限定されない。
【0030】
本発明のもう一つの実施例において、Reは、水素、OH、C1-C20のアルキル基、C1-C10のアルコキシ基であることが好ましいが、これに限定されない。
【0031】
本発明のもう一つの実施例において、Rgは、水素、OH、C1-C20のアルキル基;C3-C10のエステル基;C3-C10のシクロアルキル基;シクロアルキル基が置換されたメトキシ;アミン基が置換されたエトキシ;C1-C5のアルキル基、C1-C5のアルコキシ基、カルボキシ基またはアミン基で置換または非置換されたフェニル基が置換されたC2-C20のアルキル基;アミン;N-メチルピペラジン;ピペリジン;モルホリン(morpholine);またはカルボキシ基であることが好ましいが、これに限定されない。
【0032】
本発明のもう一つの実施例において、Rhは、水素であることが好ましいが、これに限定されない。
【0033】
【数3】
【0034】
【数4】
【0035】
【数5】
【0036】
【数6】
【0037】
【数7】
【0038】
【数8】
【0039】
【数9】
【0040】
【数10】
【0041】
本発明において、-COR10は、COC(CHであってもよいが、これに限定されない。
【0042】
本発明にて用いられた用語「薬学的に許容可能な担体」とは、組成物の生物学的活性と物性を損なわない担体または希釈剤に定義される。
【0043】
薬学的に許容可能な担体または添加剤としては、通常用いられる安定化剤、充填剤、増量剤、湿潤剤、崩解剤、滑沢剤、結合剤、界面活性剤などの希釈剤、または賦形剤を1種以上用いることができる。
【0044】
崩解剤としては、寒天、澱粉、アルギン酸、またはこれらのナトリウム塩、無水リン酸一水素カルシウム塩などが使用され得る。滑沢剤としては、シリカ、タルク、ステアリン酸またはこれらのマグネシウム塩またはカルシウム塩、ポリエチレングリコール、メタケイ酸アルミン酸マグネシウムなどが使用され得る。結合剤としては、マグネシウムアルミニウムシリケート、澱粉ペースト、ゼラチン、トラガカント、メチルセルロース、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、ポリビニルピロリジン、低置換度のヒドロキシプロピルセルロースなどが使用され得る。
【0045】
これ以外にも、ラクトース、デキストロース、スクロース、マンニトール、ソルビトール、セルロース、グリシンなどを希釈剤として用いることができ、場合によっては、一般的に知られている沸騰塩、吸着剤、着色剤、香味剤、甘味剤などを一緒に用いることができる。
【0046】
また、安定化剤として、ナトリウム(Na)が含まれていない安定化剤を用いることができ、例えば、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム(Magnesium aluminometasilicate)、ケイ酸アルミン酸マグネシウム(Magnesium aluminosilicate)、アルミン酸マグネシウム(Magnesium aluminate)、乾燥水酸化アルミニウム(Dried aluminum hydroxide)、合成ヒドロタルサイト(Synthetic hydrotalcite)、合成ケイ酸アルミニウム(Synthetic aluminumsilicate)、炭酸マグネシウム(Magnesium carbonate)、沈殿炭酸カルシウム(Precipitated calcium carbonate)、酸化マグネシウム(Magnesium oxide)、水酸化アルミニウム(Aluminum hydroxide)、L-アルギニン(L-arginine)、リン酸カリウム(Potassium phosphate)、第二リン酸カリウム(Dipotassium hydrogenphosphate)、リン酸二水素カリウム(Potassium dihydrogenphosphate)、塩化アンモニウム(Ammonium chloride)、塩化アルミニウム(Aluminum chloride)などがあり、前述の安定化剤の中、1種または2種以上を用いることができる。
【0047】
本発明の化1のスチルベン誘導体を含む薬学組成物は、生物体内に化合物の投与を容易にする様々な方法で投与することができる。本発明の化合物を含む薬学組成物は、経口投与、直腸内投与、膣内投与、鼻腔内投与、眼球内投与、口腔内投与、舌下投与、皮下内投与、筋肉内投与、静脈内投与、脊髄腔内投与、皮内投与、硬膜外投与などに投与し得る。
【0048】
本発明の化合物を含む薬学組成物は、錠剤、カプセル、粉末(powder)、ドロップ錠剤(dropping pill)、散剤(pulvis)、ボーラス(Bolus)、チンキ剤、または湿布剤形態の剤形であってもよい。好ましい錠剤は、通常の錠剤、コーティング錠、分散性錠剤、発泡性錠剤などであってもよく、二重錠、有核錠、多層錠などの多重圧縮錠であってもよい。
【0049】
本発明の化合物を含む薬学組成物に含まれているスチルベン誘導体またはその薬学的に許容可能な塩の好ましい投与量は、患者の状態及び体重、疾病の程度、薬物の形態、投与経路及び期間によって異なるが、当業者が適宜選択することができる。
【実施例
【0050】
以下、非限定的な実施例を通じて、本発明をさらに詳細に説明する。しかし、下記の実施例は、本発明をより具体的に説明するためのものであって、本発明の範囲が下記の実施例により限定されるものではない。下記の実施例は、本発明の範囲内で当業者により適宜修正、変更され得る。
【0051】
実施例1.RxがCNであるスチルベン誘導体の製造
1)溶媒の使用方法
化2のフェニルアセトニトリル誘導体1当量と、化3のベンズアルデヒド誘導体1.3当量とトリフェニルホスフィン0.2当量をブタノール溶媒で還流させて、クネベナーゲル縮合(knoevenagel condensation)の反応で、化1の化合物を製造した。
【0052】
2)マイクロ波の使用方法
化2のフェニルアセトニトリル誘導体1当量と、化3のベンズアルデヒド1.3当量と、トリフェニルホスフィン0.2当量を使用し、マイクロ波(micro wave)を用いて、化1の化合物を製造した。マイクロ波を用いる場合、反応時間を減らすことができ、収率を向上させることができる。
【数1】
【0053】
実施例2.Rxが水素、CH、NH、F、Cl、Br、Iである誘導体の製造
化4のオレフィン誘導体1当量と、化5のオーガニックハライド誘導体1当量とを、パラジウム(II)アセテート0.01当量及びトリエタノールアミン溶媒で還流させて、Heck Olefination反応で化1の化合物を製造した。
【数2】
【0054】
実験例1.スチルベン誘導体のシス-トランスイソメラーゼ阻害活性の確認
キモトリプシン(chymotrypsin)は、トランス型のアラニン-フロリンペプチド結合を切断する。Suc-AAPF-pNA(ペプチド基質)とキモトリプシンを混ぜれば、トランス型のペプチド基質は切断され、シス型のペプチド基質は残るようになる。残ったシス型のペプチド基質は、シス-トランスイソメラーゼによってトランス型に変わり、再びキモトリプシンによって切断される。すなわち、シス-トランスイソメラーゼが存在する場合、キモトリプシンは、一定時間内に、より多量のトランス型のペプチド基質を切断するようになる。これを用いてシス-トランスイソメラーゼの活性を決定する。切断されたトランス状ペプチド基質の量は、390nmでの吸光度を用いて測定することができる。
【0055】
シクロフィリンは、シス-トランスイソメラーゼの活性を有し、キモトリプシンによるトランス型のペプチド基質の切断を加速化する。これに対し、本発明のスチルベン誘導体をシクロフィリンとともに処理した場合は、キモトリプシンによるペプチド基質の切断が加速化されないことが観察された。これにより、スチルベン誘導体が、シクロフィリンの活性を阻害することが確認できた。
【0056】
下記の化合物1~化合物155(表1~表10)は、シス-トランスイソメラーゼ阻害活性(IC50)値で、以下のようにグループ化することができる。
Group A(G):IC50が200超過2000nM以下、
Group B(G):IC50が20超過200nM以下、
Group C(G):IC50が20nM以下
【0057】
(表1)
【表1-1】
【表1-2】
【表1-3】
【表1-4】
【表1-5】
【表2】

【表3】

【表4】

【表5】

【表6】
【表7】

【表8】

【表9】

【表10】
【0058】
実験例2.スチルベン誘導体の細胞毒性の確認
スチルベン誘導体の細胞毒性を測定した。C型肝炎ウイルスのゲノムを安定的に複製するレプリコン細胞を96-wellプレートに付着させ、37°CのCO培養器で24時間の間、培養した。一日培養したレプリコン細胞PBS(phosphate buffered saline)溶液で洗浄し、本発明の化合物で処理した後、72時間の間、培養した。この後、MTT[3-(4,5-dimethylthiazol-2-yl)-2,5-diphenyltetrazolium bromide]細胞毒性の実験を通じ、本発明の化合物のCC50値を測定した。本発明の化合物のCC50値は、200μM以上である。例えば、化合物64のCC50値は、320μMであり、化合物65の場合は、284μM、化合物66の場合は、245μΜであった。したがって、本発明の化1の化合物は、細胞毒性を示さないことが分かった。
【0059】
実験例3.スチルベン誘導体の抗ウイルス活性の確認
スチルベン誘導体のC型肝炎ウイルスに対する抗ウイルス活性を測定した。C型肝炎ウイルスのゲノムを安定的に複製するレプリコン細胞を培養プレートに付着させ、37°CのCO培養器で24時間の間、培養した。1日培養したレプリコン細胞をPBS(Phosphate-buffered saline)溶液で洗浄し化合物を処理した後、72時間の間、培養した。スチルベン誘導体で処理されたレプリコン細胞を冷たいPBS溶液で洗浄し、20μLの細胞溶解液を入れ、20分間、氷で細胞を溶解させる。100μLのウミシイタケルシフェラーゼ(Renilla luciferase)基質を入れた後、発現されるルミネセンスを測定し、C型肝炎ウイルスゲノムの量を推定した。ジメチルスルホキシド(DMSO)を処理したレプリコン細胞におけるC型肝炎ウイルスゲノムの量を基準とし、本発明のスチルベン誘導体で処理されたレプリコン細胞におけるC型肝炎ウイルスゲノムの量を相対的に示す。
【0060】
表1~表10の化合物1~化合物155の抗ウイルス活性(EC50)値で、以下のようにグループ化することができる。
Group D(G):EC50が5超過50μM以下、
Group E(G):EC50が0.5超過5μM以下、
Group F(G):EC50が0.5μΜ以下
したがって、本発明の化1の化合物は、抗ウイルス効果があることが分かる。
【0061】
実験例4.ミトコンドリアの膨張阻害活性の実験
シクロフィリンは、ミトコンドリアの透過性遷移細孔(permeability transition pore:PTP)を形成する核心蛋白質である。透過性遷移細孔が生成されると、ミトコンドリアは膨張し、これにより、外膜が破裂されながら細胞の死滅が進行される。このような、ミトコンドリア機能異常(mitochondrial dysfunction)は、神経変性疾患(neurodegenerative diseases)、腫瘍(cancer)などをはじめとする多くの疾患の原因となる。シクロフィリンの阻害剤として知られているシクロスポリンは、透過性遷移細孔の形成を防き、ミトコンドリアの膨張を防ぐことが知られている。
【0062】
ミトコンドリアの膨張実験は、次のような方法で行われた。まず、肝細胞を細胞破砕機(dounce tissue grinder)を用いて破砕する。破砕された細胞を、10分間700 x gで遠心分離し、上澄液を別のチューブに移し替える。この上澄液を15分間12,000 x gで遠心分離すると、ミトコンドリアが得られる。
【0063】
抽出されたミトコンドリアにカルシウムを入れると、膨張(swelling)され、これは520nmでの吸光度を測定することにより確認することができる。これに対し、前記スチルベン誘導体は、カルシウムによるミトコンドリアの膨張を阻害する効果を示す。
【0064】
表1~表10の化合物1~化合物155のミトコンドリア膨張阻害活性は、IC50値により知ることができ、以下のようにグループ化することができる。
Group G(G):IC50が50超過500μM以下、
Group H(G):IC50が5超過50μM以下、
Group I(G):IC50が5μM以下
【0065】
実施例1及び実施例2により製造したスチルベン誘導体化合物1~化合物155のNMR分析の結果及びLCMS分析結果は、次の通りである。
【0066】
化合物1:NMR(400MHz、CDC1):8.03(d、1H)、7.84(s、1H)、7.63(d、2H)、7.37(m、1H)、7.27(m、2H)、7.10(m、2H)、2.78(s、6H)、2.42 ppm(s、3H)
LCMS:MH = 263.1
【0067】
化合物2:NMR(400MHz、DMS0-D6):8.41(s、1H)、8.05(d、1H)、7.78(m、2H)、7.62(m、3H)、7.36(d、2H)、2.65(m、2H)、1.20 ppm(m、3H)
LCMS:MH = 260.1
【0068】
化合物3:NMR(400MHz、CDC1):8.03(d、1H)、7.85(s、1H)、7.66(d、2H)、7.38(m、1H)、7.28(m、2H)、7.12(m、2H)、2.78(s、6H)、2.70(m、2H)、1.28 ppm(m、3H)
LCMS:MNa = 300.1
【0069】
化合物4:NMR(400MHz、CDCl):8.11(m、1H)、7.87(s、1H)、7.65(d、2H)、7.47(d、1H)、7.39(m、2H)、7.27(s、2H)、2.98(m、1H)、1.29 ppm(d、6H)
LCMS:MH = 282.0
【0070】
化合物5:NMR(400MHz、CDC1):8.33(s、1H)、8.24(m、1H)、7.91(d、1H)、7.72(m、1H)、7.67(d、2H)、7.56(m、1H)、7.33(d、2H)、2.98(m、1H)、1.29 ppm(d、6H)
LCMS:MNa = 314.1
【0071】
化合物6:NMR(400MHz、CDC1):8.13(d、1H)、7.93(s、1H)、7.63(m、2H)、7.41(m、1H)7.31(m、2H)、7.27(m、1H)、6.94(d、1H)、3.89(s、3H)、2.97(m、1H)、1.28 ppm(d、6H)
LCMS:MH = 278.1
【0072】
化合物7:NMR(400MHz、CDCl):8.31(m、2H)、8.10(m、2H)、7.91(d、2H)、7.44(m、1H)、7.14(m、2H)、2.80 ppm(s、6H)
LCMS:MH = 294.1
【0073】
化合物8:NMR(400MHz、DMS0-D6):8.41(s、1H)、8.04(m、1H)、7.76(m、2H)、7.62(m、3H)、7.35(d、2H)、2.63(m、2H)、1.58(m、2H)、1.32(m、2H)、0.92 ppm(m、3H)
LCMS:MH = 304.1
【0074】
化合物9:NMR(400MHz、CDC1):8.33(s、1H)、8.23(d、1H)、7.92(d、1H)、7.73(m、1H)、7.67(d、2H)、7.56(m、1H)、7.28(m、2H)、2.67(m、1H)、1.66(m、2H)、1.28(d、3H)、0.860 ppm(m、3H)
LCMS:MNa = 288.1
【0075】
化合物10:NMR(400MHz、CDC1):8.34(s、1H)、8.23(m、1H)、7.92(d、1H)、7.73(d、1H)、7.68(d、2H)、7.49(m、1H)、7.27(s、2H)、1.37 ppm(s、9H)
LCMS:MNa = 328.3
【0076】
化合物11:NMR(400MHz、CDCl):8.15(d、1H)、7.95(s、1H)、7.64(d、2H)、7.46(d、2H)、7.27(s、1H)、7.07(m、1H)、6.94(d、1H)、3.89(s、3H)、1.36 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 292.2
【0077】
化合物12:NMR(300MHz、CDCl):7.83(d、1H)、7.53(m、1H)、7.40(m、1H)、7.31(d、1H)、7.16(m、2H)、7.08(d、2H)、3.70(s、3H)、2.30 ppm(d、6H)
LCMS:MH= 264.1
【0078】
化合物13:NMR(300MHz、CDCl):7.85(d、1H)、7.49(m、1H)、7.37(m、1H)、7.28(d、1H)、7.15(m、2H)、7.02(d、2H)、2.28 ppm(d、6H)
LCMS:MNa = 299.1
【0079】
化合物14:NMR(300MHz、CDC1):7.58(d、2H)、7.55(d、1H)、7.36(m、1H)、7.32(d、1H)、7.01(m、2H)、6.91(d、2H)、3.89(s、3H)、1.38 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 320.2
【0080】
化合物15:NMR(300MHz、CDC1):7.75(d、1H)、7.72(m、2H)、7.65(d、2H)、7.61(d、1H)、7.43(d、2H)、7.39(s、1H)、1.37ppm(s、9H)
LCMS:MNa = 355.1
【0081】
化合物16:NMR(300MHz、CDCl):7.83(d、1H)、7.80(s、1H)、7.75(d、2H)、7.60(m、1H)、7.25(d、1H)、7.19(m、1H)、7.08(d、2H)、4.12(m、2H)、3.89(s、3H)、1.42ppm(m、3H)
LCMS:MH = 280.1
【0082】
化合物17:NMR(300MHz、CDCl):7.94(d、1H)、7.90(s、1H)、7.83(d、2H)、7.65(m、1H)、7.30(d、1H)、7.22(m、1H)、7.14(d、2H)、4.17(m、2H)、1.43 ppm(m、3H)
LCMS:MNa = 315.1
【0083】
化合物18:NMR(300MHz、CDCl):7.82(d、1H)、7.67(s、1H)、7.55(m、1H)、7.50(d、2H)、7.17(m、2H)、6.97(m、2H)、3.92(m、2H)、3.63(s、3H)、1.77(m、2H)、1.50(m、2H)、0.99 ppm(m、3H)
LCMS:MH = 308.2
【0084】
化合物19:NMR(300MHz、CDCl):7.90(d、1H)、7.79(s、1H)、7.60(m、1H)、7.53(d、2H)、7.24(m、2H)、7.04(m、2H)、4.02(m、2H)、1.83(m、2H)、1.57(m、2H)、1.01 ppm(m、3H)
LCMS:MNa = 343.1
【0085】
化合物20:NMR(300MHz、CDCl):7.84(d、1H)、7.81(s、1H)、7.75(m、3H)、7.59(m、1H)、7.26(m、3H)、7.20(m、4H)、7.09(m、1H)、4.04(s、2H)、3.89 ppm(s、3H)
LCMS:MH = 326.2
【0086】
化合物21:NMR(300MHz、CDCl):7.86(d、1H)、7.82(s、1H)、7.78(m、3H)、7.59(m、1H)、7.28(m、3H)、7.23(m、4H)、7.11(m、1H)、4.09 ppm(s、 2H)
LCMS:MNa = 361.1
【0087】
化合物22:NMR(300MHz、CDCl):8.23(d、2H)、8.15(s、1H)、7.83(d、2H)、7.67(m、1H)、7.53(m、2H)、7.38(m、1H)、2.76(m、2H)、1.23 ppm(m、3H)
LCMS:MH = 279.1
【0088】
化合物23:NMR(300MHz、CDCl):8.22(d、2H)、8.16(s、1H)、7.84(d、2H)、7.66(m、1H)、7.53(m、2H)、7.37(m、1H)、2.96(m、1H)、1.24 ppm(d、6H)
LCMS:MH = 293.1
【0089】
化合物24:NMR(300MHz、CDCl):8.30(d、1H)、7.57(d:1H)、7.50(s、1H)、7.35(m、2H)、6.78(m、2H)、6.69(m、2H)、6.15 ppm(s、2H)
LCMS:MH = 266.1
【0090】
化合物25:NMR(300MHz、CDC1):8.36(d、2H)、8.16(d、1H)、8.13(s、1H)、7.91(d、2H)、7.52(m、1H)、7.25(d、1H )、7.19(d、1H)、3.07(m、4H)、2.62(broad s、4H)、2.41 ppm(s、3H)
LCMS:MH = 349.2
【0091】
化合物26:NMR(300MHz、CDCl):8.29(d、2H)、8.23(m、2H)、7.84(d、2H)、7.48(m、1H)、7.07(m、1H)、7.00(m、1H)、4.50(m、1H)、1.86(m、2H)、1.39(d、3H)、1.07 ppm(m、3H)
LCMS:MH = 323.1
【0092】
化合物27:NMR(300MHz、CDCl):8.38(d、2H)、8.28(m、1H)、8.24(s、1H)、7.88(d、2H)、7.64(m、1H)、6.84(m、1H)、6.69(d、1H)、3.93(d、2H)、0.92(m、1H)、0.72(m、2H)、0.42 ppm(m、2H)
LCMS:MH = 339.1
【0093】
化合物28:NMR(300MHz、CDCl):8.34(d、2H)、8.26(d、1H)、8.20(s、1H)、7.88(d、2H)、7.50(m、1H)、7.13(m、1H)、7.03(d、1H)、4.15(m、2H)、2.53(m、2H)、2.31 ppm(s、6H)
LCMS:MH = 338.1
【0094】
化合物29:NMR(300MHz、CDCl):8.35(d、2H)、8.17(d、1H)、8.14(s、1H)、7.92(d、2H)、7.48(m、1H)、7.18(m、2H)、2.98(m、4H)、1.74 ppm(m、6H)
LCMS:MH = 334.2
【0095】
化合物30:NMR(300MHz、CDCl):8.36(d、2H)、8.18(d、1H)、8.15(s、1H)、7.91(d、2H)、7.55(m、1H)、7.26(m、1H)、7.19(d、1H)、3.89(m、4H)、3.03 ppm(m、4H)
LCMS:MH = 336.1
【0096】
化合物31:NMR(300MHz、CDCl):8.35(d、2H)、8.10(s、1H)、7.89(m、3H)、7.46(m、3H)、2.72(m、1H)、1.87(m、4H)、1.60 ppm(m、6H)
LCMS:MH = 333.2
【0097】
化合物32:NMR(300MHz、CDCl):8.34(d、2H)、7.88(d、2H)、7.68(s、1H)、7.56(s、1H)、7.46(m、2H)、7.08(d、1H)、4.10(m、2H)、1.92(m、1H)、1.88(m、2H)、1.02 ppm(d、6H)
LCMS:MH = 337.2
【0098】
化合物33:NMR(300MHz、CDCl):8.27(d、2H)、7.82(d、2H)、7.64(s、1H)、7.52(s、1H)、7.41(m、3H)、4.07(m、2H)、2.48(m、2H)、2.28(d、6H)、2.03 ppm(m、2H)
LCMS:MH = 352.2
【0099】
化合物34:NMR(300MHz、CDCl):8.34(d、2H)、8.02(d、2H)、7.88(d、2H)、7.46(m、2H)、7.36(m、1H)、2.65(d、2H)、1.86(m、1H)、0.96 ppm(d、6H)
LCMS:MH = 307.1
【0100】
化合物35:NMR(400MHz、CDCl):8.36(m、3H)、8.05(d、1H)、7.94(d、1H)、7.87(d、2H)、7.75(d、1H)、7.45(m、2H)、2.68(s、2H)、0.94 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 321.2
【0101】
化合物36:NMR(300MHz、CDCl):8.35(d、2H)、8.02(d、2H)、7.90(d、2H)、7.39(m、3H)、2.76(m、2H)、1.67(m、1H)、1.52(m、2H)、0.98 ppm(d、6H)
LCMS:MH = 321.2
【0102】
化合物37:NMR(400MHz、CDCl):8.30(m、3H)、7.87(s、1H)、7.75(d、2H)、7.63(m、2H)、7.53(m、2H)、7.08(d、2H)、3.98 ppm(s、2H)
LCMS:MH = 409.0
【0103】
化合物38:NMR(400MHz、CDCl):8.29(m、3H)、7.88(s、1H)、7.75(d、2H)、7.63(m、2H)、7.54(m、2H)、7.24(m、2H)、7.06(d、2H)、3.07(m、2H)、2.96 ppm(m、2H)
LCMS:MH = 355.1
【0104】
化合物39:NMR(300MHz、CDCl):8.34(d、2H)、8.27(d、1H)、8.02(d、2H)、7.88(d、2H)、7.46(m、1H)、7.35(m、1H)、2.77(m、2H)、1.83(m、5H)、1.55(m、2H)、1.34(m、4H)、1.02 ppm(m、2H)
LCMS:MH = 361.2
【0105】
化合物40:NMR(300MHz、CDCl):8.38(d、2H)、8.26(d、1H)、8.02(d、2H)、7.88(d、2H)、7.43(m、1H)、7.36(m、1H)、2.73(m、2H)、1.67(m、8H)、1.27(m、3H)、1.16(m、2H)、1.04 ppm(m、2H)
LCMS:MH = 375.2
【0106】
化合物41:NMR(300MHz、CDCl):8.36(d、2H)、8.03(d、2H)、7.87(d、2H)、7.42(m、3H)、2.65(d、2H)、1.89(m、1H)、1.72 ppm(m、10H)
LCMS:MH = 347.2
【0107】
化合物42:NMR(300MHz、CDCl):8.33(d、2H)、8.02(d、1H)、7.79(s、H)、7.70(d、2H)、7.47(m、1H)、7.40(d、2H)、7.30(m、5H)、2.7(m、4H)、1.99 ppm(m、2H)
LCMS:MH = 369.2
【0108】
化合物43:NMR(300MHz、CDCl):8.37(d、2H)、8.03(d、2H)、7.88(d、2H)、7.46(m、1H)、7.35(m、2H)、2.72(m、2H)、1.49(m、2H)、1.00 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 335.2
【0109】
化合物44:LCMS:MH = 385.2
【0110】
化合物45:LCMS:MH = 411.2
【0111】
化合物46:LCMS:MH = 389.1
【0112】
化合物47:LCMS:MH = 389.1
【0113】
化合物48:LCMS:MH = 389.1
【0114】
化合物49:LCMS:MH = 385.2
【0115】
化合物50:LCMS:MH = 385.2
【0116】
化合物51:LCMS:MNa = 420.1
【0117】
化合物52:LCMS:MH = 369.2
【0118】
化合物53:LCMS:MH = 370.2
【0119】
化合物54:NMR(300MHz、CDCl):7.99(d、1H)、7.82(s、1H)、7.61(d、2H)、7.32(m、1H)、7.25(m、2H)、7.12(m、2H)、2.21(s、2H)、0.97 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 320.1
【0120】
化合物55:NMR(300MHz、CDCl):8.23(d、2H)、7.81(d、2H)、7.61(s、1H)、7.50(s、1H)、7.39(m、3H)、2.77(m、1H)、2.08(m、1H)、1.22(s、3H)、0.76 ppm(m、6H)
LCMS:MH = 320.1
【0121】
化合物56:NMR(300MHz、CDCl):8.19(d、1H)、7.83(s、1H)、7.63(d、2H)、7.54(m、1H)、7.45(m、2H)、7.37(m、2H)、2.99(m、1H)、1.32(m、3H)、1.03 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 334.1
【0122】
化合物57:NMR(300MHz、CDCl):8.31(s、1H)、8.23(m、1H)、7.94(d、1H)、7.71(m、1H)、7.68(d、2H)、7.53(m、1H)、7.34(d、2H)、2.88(m、2H)、1.69(m、2H)、0.98 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 334.1
【0123】
化合物58:NMR(300MHz、CDCl):8.26(d、2H)、7.87(d、2H)、7.61(s、1H)、7.55(s、1H)、7.40(m、3H)、2.67(m、2H)、2.08(m、1H)、1.88(m、1H)、0.96 ppm(m、9H)
LCMS:MH = 334.1
【0124】
化合物59:NMR(300MHz、CDCl):8.35(s、1H)、8.24(m、1H)、7.91(d、1H)、7.73(m、1H)、7.66(d、2H)、7.57(m、1H)、7.38(d、2H)、2.65(d、2H)、1.77(m、1H)、1.71 ppm(m、10H)
LCMS:MH = 346.1
【0125】
化合物60:NMR(300MHz、CDCl):8.33(s、1H)、8.22(m、1H)、7.92(d、1H)、7.74(m、1H)、7.67(d、2H)、7.56(m、1H)、7.36(d、2H)、2.71(s、2H)、1.67(m、8H)、1.29(m、3H)、1.17(m、2H)、1.06 ppm(m、2H)
LCMS:MH = 360.1
【0126】
化合物61:NMR(300MHz、CDCl):8.32(s、1H)、8.20(m、1H)、7.92(d、1H)、7.74(m、1H)、7.64(d、2H)、7.53(m、1H)、7.34(d、2H)、2.62(s、2H)、1.66(m、1H)、0.43(m、2H)、0.20ppm(m、2H)
LCMS:MH = 304.1
【0127】
化合物62:NMR(300MHz、CDCl):8.34(s、1H)、8.21(m、1H)、7.94(d、1H)、7.74(m、1H)、7.65(d、2H)、7.53(m、1H)、7.35(d、2H)、2.67(s、2H)、1.69(m、2H)、0.40(m、3H)、0.15 ppm(m、2H)
LCMS:MH = 318.1
【0128】
化合物63:NMR(300MHz、CDCl):8.36(s、1H)、8.23(m、1H)、7.96(d、1H)、7.76(m、1H)、7.64(d、2H)、7.56(m、1H)、7.34(d、2H)、2.68(s、2H)、1.22(d、2H)、1.02(s、6H)、0.40(m、3H)、0.15 ppm(m、2H)
LCMS:MH = 360.1
【0129】
化合物64:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、2H)、7.74(d、1H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.35(m、1H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、4.36(m、2H)、2.53(s、2H)、1.79(m、2H)、1.51(m、2H)、0.99(m、3H)、0.98 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 351.2
【0130】
化合物65:NMR(400MHz、CDCl):7.93(d、1H)、7.74(d、1H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.35(m、1H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、4.36(m、2H)、2.53(s、2H)、2.46(s、3H)、1.79(m、2H)、1.51(m、2H)、0.99(m、3H)、0.98 ppm (s、9H)
LCMS:MH = 365.2
【0131】
化合物66:NMR(400MHz、CDCl):7.93(d、1H)、7.74(d、1H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.35(m、1H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、4.36(m、2H)、2.60(m、2H)、2.53(s、2H)、1.79(m、2H)、1.51(m、2H)、1.25(m、3H)、0.99(m、3H)、0.98 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 379.2
【0132】
化合物67:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、2H)、7.74(d、1H)、7.59(m、1H)、7.52(m、1H)、7.44(m、1H)、7.35(m、1H)、7.13(m、1H)、7.00(d、1H)、4.36(m、2H)、2.53(s、2H)、2.48(s、3H)、1.79(m、2H)、1.51(m、2H)、0.99(m、3H)、0.98 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 365.2
【0133】
化合物68:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、2H)、7.74(d、1H)、7.59(m、1H)、7.52(m、1H)、7.44(m、1H)、7.35(m、1H)、7.13(m、1H)、7.00(d、1H)、4.36(m、2H)、2.60(m、2H)、2.53(s、2H)、1.79(m、2H)、1.51(m、2H)、1.25(m、3H)、0.99(m、3H)、0.98 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 379.2
【0134】
化合物69:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、2H)、7.74(d、1H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、4.36(m、2H)、2.53(s、2H)、2.34(s、3H)、1.79(m、2H)、1.51(m、2H)、0.99(m、3H)、0.98 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 365.2
【0135】
化合物70:NMR(400MHz、CDCl):7.92(m、1H)、7.74(d、1H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、4.36(m、2H)、2.53(s、2H)、2.34(s、3H)、2.22(s、3H)、1.79(m、2H)、1.51(m、2H)、0.99(m、3H)、0.98 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 379.2
【0136】
化合物71:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、2H)、7.74(d、1H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.35(m、1H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、4.36(m、2H)、2.53(s、2H)、1.85(m、2H)、1.05(m、3H)、0.94 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 337.2
【0137】
化合物72:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、2H)、7.74(d、1H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.35(m、1H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、4.36(m、2H)、2.53(s、2H)、1.79(m、2H)、1.43(m、4H)、0.99(s、9H)、0.97 ppm(m、3H)
LCMS:MH = 351.2
【0138】
化合物73:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、2H)、7.74(d、1H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.35(m、1H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、5.33(m、1H)、2.54(s、2H)、1.42(d、6H)、0.96 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 337.2
【0139】
化合物74:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、2H)、7.74(d、1H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.35(m、1H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、4.03(m、2H)、2.41(s、2H)、2.03(m、1H)、1.53(m、4H)、1.48(m、2H)、1.43(m、2H)、1.27(m、2H)、0.94 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 391.2
【0140】
化合物75:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、2H)、7.74(d、1H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.35(m、1H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、4.46(m、1H)、4.21(m、1H)、3.33(m、1H)、2.79(m、1H)、2.69(m、1H)、2.41(s、2H)、1.55(m、1H)、1.48(m、2H)、1.45(m、1H)、0.94 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 392.2
【0141】
化合物76:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、2H)、7.74(d、1H)、7.59(m、1H)、7.47(m、4H)、7.38(m、4H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、5.26(m、2H)、2.53(s、2H)、0.98 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 385.2
【0142】
化合物77:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、2H)、7.74(d、1H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.35(m、1H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、3.91(m、1H)、2.53(s、2H)、1.99(m、2H)、1.74(m、2H)、1.53(m、2H)、1.48(m、2H)、1.43(m、2H)、0.94 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 377.2
【0143】
化合物78:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、2H)、7.74(d、1H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.35(m、1H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、4.36(m、2H)、2.63(m、1H)、2.38(m、1H)、2.04(m、1H)、1.80(m、2H)、1.55(m、2H)、1.45(m、2H)、0.96(m、3H)、0.90 ppm(m、6H)
LCMS:MH = 351.2
【0144】
化合物79:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、2H)、7.74(d、1H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.35(m、1H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、4.36(m、2H)、2.54(m、2H)、1.89(m、1H)、1.80(m、2H)、1.60(m、2H)、1.56(m、2H)、1.46(m、4H)、1.35(m、2H)、0.90 ppm(m、3H)
LCMS:MH = 363.2
【0145】
化合物80:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、2H)、7.74(d、1H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.35(m、1H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、4.29(m、2H)、1.81(m、1H)、1.53(m、4H)、1.48(m、2H)、1.44(m、2H)、1.27(m、2H)、0.90 ppm(m、3H)
LCMS:MH = 377.2
【0146】
化合物81:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、2H)、7.74(d、1H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.35(m、3H)、7.23(m、3H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、4.36(m、2H)、1.79(m、2H)、1.51(m、2H)、0.90 ppm(m、3H)
LCMS:MH = 371.2
【0147】
化合物82:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、2H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.35(m、1H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、4.36(m、2H)、2.42(m、5H)、1.80(m、2H)、1.45(m、2H)、0.94(s、9H)、0.90 ppm(m、3H)
LCMS:MH = 365.2
【0148】
化合物83:NMR(400MHz、CDCl):7.92(m、1H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.35(m、1H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、4.36(m、2H)、2,48(s、3H)、2.42(m、5H)、1.80(m、2H)、1.45(m、2H)、0.94(s、9H)、0.90 ppm(m、3H)
LCMS:MH = 379.2
【0149】
化合物84:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、2H)、7.59(m、1H)、7.50(m、1H)、7.46(m、1H)、7.35(m、1H)、7.13(m、1H)、7.00(d、1H)、4.36(m、2H)、2.48(s、3H)、2.42(m、5H)、1.80(m、2H)、1.45(m、2H)、0.94(s、9H)、0.90 ppm(m、3H)
LCMS:MH = 379.2
【0150】
化合物85:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、2H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、4.36(m、2H)、2.42(m、5H)、2.34(s、3H)、1.80(m、2H)、1.45(m、2H)、0.94(s、9H)、0.90 ppm(m、3H)
LCMS:MH = 379.2
【0151】
化合物86:NMR(400MHz、CDCl):7.92(m、1H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、4.36(m、2H)、2.42(m、5H)、2.34(s、3H)、2.22(s、3H)、1.80(m、2H)、1.45(m、2H)、0.94(s、9H)、0.90 ppm(m、3H)
LCMS:MH = 393.2
【0152】
化合物87:NMR(400MHz、CDCl):77.94(m、2H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.35(m、1H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、4.36(m、2H)、2.42(m、5H)、1.91(m、2H)、0.94(s、9H)、0.90 ppm(m、3H)
LCMS:MH = 351.2
【0153】
化合物88:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、2H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.35(m、1H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、4.36(m、2H)、2.42(m、5H)、1.80(m、2H)、1.39(m、2H)、1.31(m、2H)、0.94(s、9H)、0.90 ppm(m、3H)
LCMS:MH = 379.2
【0154】
化合物89:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、2H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.35(m、1H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、5.33(m、1H)、2.54(s、2H)、2.42(m、3H)、1.42(d、6H)、0.96 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 351.2
【0155】
化合物90:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、2H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.35(m、1H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、4.36(m、2H)、2.42(m、5H)、2.03(m、1H)、1.53(m、4H)、1.43(m、2H)、1.27(m、2H)、1.48(m、2H)、0.94 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 405.2
【0156】
化合物91:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、2H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.35(m、1H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、4.36(m、2H)、3.33(m、1H)、2.79(m、1H)、2.69(m、1H)、2.42(m、5H)、1.55(m、1H)、1.48(m、2H)、1.45(m、1H)、0.94 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 406.3
【0157】
化合物92:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、2H)、7.59(m、1H)、7.48(m、4H)、7.36(m、4H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、5.26(m、2H)、2.53(s、2H)、0.98 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 399.2
【0158】
*化合物93:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、2H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.35(m、1H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、3.91(m、1H)、2.42(s、2H)、1.99(m、2H)、1.74(m、2H)、1.53(m、2H)、1.48(m、2H)、1.43(m、2H)、0.94 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 391.3
【0159】
化合物94:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、2H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.35(m、1H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、4.36(m、2H)、2.63(m、1H)、2.42(m、3H)、2.38(m、1H)、2.04(m、1H)、1.80(m、2H)、1.55(m、2H)、1.45(m、2H)、0.96(m、3H)、0.90 ppm(m、6H)
LCMS:MH = 365.2
【0160】
化合物95:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、2H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.35(m、1H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、4.36(m、2H)、2.54(m、2H)、2.42(m、3H)、1.89(m、1H)、1.80(m、2H)、1.60(m、2H)、1.56(m、2H)、1.46(m、4H)、1.35(m、2H)、0.90 ppm(m、3H)
LCMS:MH = 377.2
【0161】
化合物96:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、2H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.35(m、1H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、4.36(m、2H)、2.42(m、3H)、1.81(m、3H)、1.53(m、4H)、1.48(m、2H)、1.44(m、4H)、0.90 ppm(m、3H)
LCMS:MH = 391.2
【0162】
化合物97:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、2H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.35(m、1H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、4.36(m、2H)、2.53(s、2H)、2.48(s、3H)、1.79(m、2H)、1.51(m、2H)、0.92 ppm(m、3H)
LCMS:MH = 385.2
【0163】
化合物98:NMR(400MHz、CDCl):7.98(m、2H)、7.63(m、1H)、7.49(d、2H)、7.36(m、1H)、7.17(d、2H)、6.84(m、1H)、4.36(m、2H)、2.53(s、2H)、2.02(s、2H)、1.79(m、2H)、1.51(m、2H)、0.99(m、3H)、0.98 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 366.2
【0164】
化合物99:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、1H)、7.63(m、1H)、7.49(d、2H)、7.36(m、1H)、7.17(d、2H)、6.84(m、1H)、4.36(m、2H)、2.53(s、2H)、2.48(s、3H)、2.02(s、2H)、1.79(m、2H)、1.51(m、2H)、0.99(m、3H)、0.98 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 380.2
【0165】
化合物100:NMR(400MHz、CDCl):7.98(m、2H)、7.63(m、1H)、7.48(m、1H)、7.36(m、1H)、7.17(m、1H)、6.84(m、1H)、4.36(m、2H)、2.53(s、2H)、2.48(s、3H)、2.02(s、2H)、1.79(m、2H)、1.51(m、2H)、0.99(m、3H)、0.98 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 380.3
【0166】
化合物101:NMR(400MHz、CDCl):7.98(m、2H)、7.63(m、1H)、7.49(d、2H)、7.17(d、2H)、6.84(m、1H)、4.36(m、2H)、2.53(s、2H)、2.34(s、3H)、2.02(s、2H)、1.79(m、2H)、1.51(m、2H)、0.99(m、3H)、0.98 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 380.3
【0167】
化合物102:NMR(400MHz、CDCl):7.96(m、1H)、7.63(m、1H)、7.49(d、2H)、7.17(d、2H)、6.84(m、1H)、4.36(m、2H)、2.53(s、2H)、2.34(s、3H)、2.22(s、3H)、2.02(s、2H)、1.79(m、2H)、1.51(m、2H)、0.99(m、3H)、0.98 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 394.3
【0168】
化合物103:NMR(400MHz、CDCl):7.98(m、2H)、7.63(m、1H)、7.49(d、2H)、7.36(m、1H)、7.17(d、2H)、6.84(m、1H)、4.36(m、2H)、2.53(s、2H)、2.02(s、2H)、1.79(m、2H)、1.50(m、4H)、0.98(s、9H)、0.96 ppm(m、3H)
LCMS:MH = 380.3
【0169】
化合物104:NMR(400MHz、CDCl):7.98(m、2H)、7.63(m、1H)、7.49(d、H)、7.36(m、1H)、7.17(d、2H)、6.84(m、1H)、5.33(m、1H)、2.54(s、2H)、2.02(s、2H)、1.43(d、6H)、0.96 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 352.2
【0170】
化合物105:NMR(400MHz、CDCl):7.98(m、2H)、7.63(m、1H)、7.49(d、2H)、7.36(m、1H)、7.17(d、2H)、6.84(m、1H)、4.03(m、2H)、2.53(s、2H)、2.02(m、3H)、1.52(m、4H)、1.48(m、2H)、1.43(m、2H)、1.27 ppm(m、2H)
LCMS:MH = 406.3
【0171】
化合物106:NMR(400MHz、CDCl):7.98(m、2H)、7.63(m、1H)、7.49(m、4H)、7.36(m、4H)、7.17(d、2H)、6.84(m、1H)、5.26(m、2H)、2.53(s、2H)、2.02(s、2H)、0.98 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 400.2
【0172】
化合物107:NMR(400MHz、CDCl):7.98(m、2H)、7.63(m、1H)、7.49(d、2H)、7.36(m、1H)、7.17(d、H)、6.84(m、1H)、3.91(m、1H)、2.53(s、2H)、2.02(s、2H)、1.99(m、2H)、1.74(m、2H)、1.53(m、2H)、1.48(m、2H)、1.43(m、1H)、0.98 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 392.3
【0173】
化合物108:NMR(400MHz、CDCl):7.98(m、2H)、7.63(m、1H)、7.49(d、2H)、7.36(m、1H)、7.17(d、2H)、6.84(m、1H)、4.36(m、2H)、2.63(m、1H)、2.38(m、1H)、2.02(m、3H)、1.79(m、2H)、1.55(m、2H)、1.51(m、2H)、0.96(m、3H)、0.92 ppm(m、6H)
LCMS:MH = 366.2
【0174】
化合物109:NMR(400MHz、CDCl):7.98(m、2H)、7.63(m、1H)、7.49(d、2H)、7.36(m、1H)、7.17(d、2H)、6.84(m、1H)、4.36(m、2H)、2.53(d、2H)、2.02(s、2H)、1.89(m、1H)、1.79(m、2H)、1.57(m、4H)、1.51(m、2H)、1.40(m、4H)、0.99 ppm(m、3H)
LCMS:MH = 378.2
【0175】
化合物110:NMR(400MHz、CDCl):7.98(m、2H)、7.63(m、1H)、7.49(d、2H)、7.36(m、1H)、7.17(d、2H)、6.84(m、1H)、4.36(m、2H)、2.53(d、2H)、2.02(s、2H)、1.80(m、3H)、1.51(m、6H)、1.48(m、2H)、1.43(m、2H)、0.98 ppm(m、3H)
LCMS:MH = 392.3
【0176】
化合物111:NMR(400MHz、CDCl):7.98(m、2H)、7.63(m、1H)、7.49(d、2H)、7.36(m、3H)、7.23(m、3H)、7.17(d、2H)、6.84(m、1H)、4.36(m、2H)、3.96(s、2H)、2.02(s、2H)、1.79(m、2H)、1.51(m、2H)、0.98 ppm(m、3H)
LCMS:MH = 386.2
【0177】
化合物112:NMR(400MHz、CDCl):7.97(m、2H)、7.62(m、1H)、7.48(d、2H)、7.36(m、1H)、7.17(d、2H)、6.90(m、1H)、4.36(m、2H)、2.53(s、2H)、1.79(m、2H)、1.51(m、2H)、0.99(m、3H)、0.98 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 369.2
【0178】
化合物113:NMR(400MHz、CDCl):7.92(m、1H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.35(m、1H)、7.13(d、2H)、7.00(m、1H)、4.36(m、2H)、2.53(s、2H)、2.48(s、3H)、1.79(m、2H)、1.51(m、2H)、0.99(m、3H)、0.98 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 399.2
【0179】
化合物114:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、2H)、7.59(m、1H)、7.50(m、1H)、7.46(m、1H)、7.35(m、1H)、7.13(m、1H)、7.00(d、1H)、4.36(m、2H)、2.53(s、2H)、2.48(s、3H)、1.79(m、2H)、1.51(m、2H)、0.99(m、3H)、0.98 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 443.2
【0180】
化合物115:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、2H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、4.36(m、2H)、2.53(s、2H)、2.34(s、3H)、1.79(m、2H)、1.51(m、2H)、0.99(m、3H)、0.98 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 491.1
【0181】
化合物116:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、1H)、7.62(m、1H)、7.48(d、2H)、7.17(d、2H)、6.90(m、1H)、4.36(m、2H)、2.53(s、2H)、2.34(s、3H)、2.22(s、3H)、1.79(m、2H)、1.51(m、2H)、0.99(m、3H)、0.98 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 397.3
【0182】
化合物117:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、2H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.35(m、1H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、4.36(m、2H)、2.54(s、2H)、1.79(m、2H)、1.48(m、4H)、0.98(s、9H)、0.96 ppm(m、3H)
LCMS:MH = 399.2
【0183】
化合物118:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、2H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.35(m、1H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、5.33(m、1H)、2.53(s、2H)、1.42(d、6H)、0.96 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 415.1
【0184】
化合物119:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、2H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.35(m、1H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、4.03(m、2H)、2.41(s、2H)、2.03(m、1H)、1.53(m、4H)、1.48(m、2H)、1.43(m、2H)、1.27(m、2H)、0.94 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 517.2
【0185】
化合物120:NMR(400MHz、CDCl):7.97(m、2H)、7.62(m、1H)、7.47(m、4H)、7.37(m、4H)、7.17(d、2H)、6.90(m、1H)、5.26(m、2H)、2.42(s、2H)、0.94 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 403.2
【0186】
化合物121:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、2H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.35(m、1H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、3.91(m、1H)、2.53(s、2H)、1.99(m、2H)、1.74(m、2H)、1.49(m、4H)、1.43(m、3H)、0.96 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 411.2
【0187】
化合物122:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、2H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.35(m、1H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、4.36(m、2H)、2.63(m、1H)、2.38(m、1H)、1.79(m、2H)、1.51(m、2H)、0.99(m、3H)、0.96 ppm(m、6H)
LCMS:MH = 429.1
【0188】
化合物123:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、2H)、7.59(m、1H)、7.48(d、H)、7.34(m、3H)、7.24(m、3H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、4.36(m、2H)、3.96(s、2H)、1.79(m、2H)、1.51(m、2H)、0.98 ppm(m、3H)
LCMS:MH = 497.1
【0189】
化合物124:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、2H)、7.74(d、1H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.35(m、1H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、3.96(s、3H)、2.53(s、2H)、0.94 ppm(m、9H)
LCMS:MH = 309.2
【0190】
化合物125:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、2H)、7.74(d、1H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.35(m、1H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、3.95(s、3H)、2.63(m、1H)、2.38(m、1H)、1.65(m、1H)、1.21(m、2H)、0.94(m、3H)、0.87 ppm(d、3H)
LCMS:MH = 309.2
【0191】
化合物126:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、2H)、7.74(d、1H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.35(m、1H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、3.95(s、3H)、2.63(m、2H)、2.11(m、1H)、1.65 ppm(m、6H)
LCMS:MH = 321.2
【0192】
化合物127:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、2H)、7.74(d、1H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.35(m、1H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、3.92(s、3H)、2.48(d、2H)、2.14(m、1H)、1.24 ppm(m、10H)
LCMS:MH = 335.2
【0193】
化合物128:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、2H); 7.74(d、1H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.34(m、3H)、7.25(m、3H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、3.92(s、3H)、3.89 ppm(s、2H)
LCMS:MH = 329.2
【0194】
化合物129:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、2H)、7.74(d、1H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.35(m、1H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、3.93(s、3H)、2.48(d、2H)、1.88(m、1H)、0.91 ppm(d、6H)
LCMS:MH = 295.2
【0195】
化合物130:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、2H)、7.74(d、1H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.35(m、1H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、3.92(s、3H)、2.60(m、2H)、1.62(m、2H)、1.33(m、4H)、0.90 ppm(m、3H)
LCMS:MH = 309.2
【0196】
化合物131:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、2H)、7.74(d、1H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.35(m、1H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、4.35(m、2H)、2.49(d、2H)、1.91(m、1H)、1.78(m、2H)、1.50(m、2H)、0.95(m、3H)、0.91 ppm(d、6H)
LCMS:MH = 337.2
【0197】
化合物132:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、2H)、7.74(d、1H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.35(m、1H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、4.37(m、2H)、2.64(m、2H)、1.85(m、2H)、1.68(m、2H)、1.53(m、2H)、1.37(m、4H)、0.98(m、3H)、0.92 ppm(m、3H)
LCMS:MH = 351.2
【0198】
化合物133:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、2H)、7.74(d、1H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.35(m、1H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、2.53(s、2H)、3.27(m、4H)、1.92(m、4H)、0.96 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 364.2
【0199】
化合物134:NMR(400MHz、CDCl):8.11(m、2H)、7.78(d、1H)、7.65(m、1H)、7.52(d、2H)、7.37(m、1H)、7.17(d、2H)、7.06(d、1H)、2.54(s、2H)、0.96 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 295.2
【0200】
化合物135:NMR(400MHz、CDCl):8.07(d、1H)、7.78(d、1H)、7.59(m、1H)、7.52(d、2H)、7.17(d、2H)、7.06(d、1H)、6.84(m、1H)、2.54(s、2H)、0.96 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 311.2
【0201】
化合物136:NMR(400MHz、CDCl):8.09(m、2H)、7.78(d、1H)、7.52(d、2H)、7.17(d、2H)、7.07(m、2H)、2.54(s、2H)、0.96 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 311.2
【0202】
化合物137:NMR(400MHz、CDCl):8.07(d、1H)、7.78(d、1H)、7.60(m、1H)、7.52(d、2H)、7.17(d、2H)、7.13(m、1H)、7.06(d、1H)、6.55(s、2H)、2.54(s、2H)、0.96 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 310.2
【0203】
化合物138:NMR(400MHz、CDCl):8.06(m、2H)、7.78(d、1H)、7.52(d、2H)、7.41(m、1H)、7.17(d、2H)、7.06(d、1H)、6.55(s、2H)、2.54(s、2H)、0.96 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 310.2
【0204】
化合物139:NMR(400MHz、CDCl):8.07(d、1H)、7.78(d、1H)、7.59(m、1H)、7.52(d、2H)、7.21(m、1H)、7.17(d、2H)、7.06(d、1H)、2.54(s、2H)、2.48(s、3H)、0.96 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 309.2
【0205】
化合物140:NMR(400MHz、CDCl):8.04(m、2H)、7.78(d、1H)、7.55(m、1H)、7.52(d、2H)、7.17(d、2H)、7.06(d、1H)、2.54(s、2H)、2.34(s、3H)、0.96 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 309.2
【0206】
化合物141:NMR(400MHz、CDCl):7.72(d、1H)、7.59(m、2H)、7.47(m、1H)、7.46(d、2H)、7.32(m、1H)、7.13(d、2H)、7.07(d、1H)、6.60(s、1H)、6.10(s、1H)、2.53(s、2H)、0.95 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 294.2
【0207】
化合物142:NMR(400MHz、CDCl):8.34(s、1H)、8.17(m、1H)、8.04(m、2H)、7.74(m、3H)、7.48(d、2H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、4.36(m、2H)、2.53(s、2H)、1.79(m、2H)、1.51(m、2H)、0.99(m、3H)、0.98 ppm(s、9H )
LCMS:MH = 401.2
【0208】
化合物143:NMR(400MHz、CDCl):8.37(s、1H)、7.94(m、2H)、7.74(d、1H)、7.59(m、1H)、7.48(m、1H)、7.35(m、2H)、7.00(d、1H)、4.36(m、2H)、2.53(s、2H)、1.79(m、2H)、1.51(m、2H)、0.99(m、3H)、0.98 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 352.2
【0209】
化合物144:NMR(400MHz、CDCl):8.39(s、1H)、7.94(m、2H)、7.74(d、1H)、7.59(m、1H)、7.48(m、1H)、7.35(m、1H)、7.13(m、1H)、7.00(d、1H)、4.36(m、2H)、2.53(s、2H)、1.79(m、2H)、1.51(m、2H)、0.99(m、3H)、0.98 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 352.2
【0210】
化合物145:NMR(400MHz、CDCl):8.61(m、1H)、7.92(m、1H)、7.74(d、1H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、4.36(m、2H)、2.53(s、2H)、1.79(m、2H)、1.51(m、2H)、0.99(m、3H)、0.98 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 352.2
【0211】
化合物146:NMR(400MHz、CDCl):9.17(s、1H)、8.27(m、1H)、7.94(m、1H)、7.74(d、1H)、7.48(d、2H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、4.36(m、2H)、2.53(s、2H)、1.79(m、2H)、1.51(m、2H)、0.99(m、3H)、0.98 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 352.2
【0212】
化合物147:NMR(400MHz、CDCl):8.90(s、1H)、8.00(m、1H)、7.94(d、1H)、7.74(d、1H)、7.48(d、2H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、4.36(m、2H)、2.53(s、2H)、1.79(m、2H)、1.51(m、2H)、0.99(m、3H)、0.98 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 352.2
【0213】
化合物148:NMR(400MHz、CDCl):8.76(m、1H)、7.94(m、1H)、7.74(d、1H)、7.48(d、2H)、7.35(m、1H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、4.36(m、2H)、2.53(s、2H)、1.79(m、2H)、1.51(m、2H)、0.99(m、3H)、0.98 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 352.2
【0214】
化合物149:NMR(400MHz、CDCl):7.94(m、2H)、7.74(d、1H)、7.59(m、1H)、7.48(d、2H)、7.35(m、1H)、7.13(d、2H)、7.00(d、1H)、4.36(m、4H)2.53(s、2H)、1.79(m、4H)、1.51(m、4H)、0.99(m、6H)、0.98 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 451.3
【0215】
化合物150:NMR(400MHz、CDCl):8.15(d、1H)、7.78(d、1H)、7.52(d、2H)、7.31(m、1H)、7.17(d、2H)、7.06(d、1H)、7.12(m、1H)、2.54(s、2H)、0.96 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 311.2
【0216】
化合物151:NMR(400MHz、CDCl):8.15(d、1H)、7.78(d、1H)、7.52(d、2H)、7.41(m、1H)、7.32(m、1H)、7.17(d、2H)、7.06(d、1H)、6.55(s、2H)、2.54(s、2H)、0.96 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 310.2
【0217】
化合物152:NMR(400MHz、CDCl):8.15(d、1H)、7.78(d、1H)、7.52(d、2H)、7.49(m、1H)、7.29(m、1H)、7.17(d、2H)、7.06(d、1H)、2.54(s、2H)、2.48(s、3H)、0.96 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 309.2
【0218】
化合物153:NMR(400MHz、CDCl):8.09(m、2H)、7.78(d、1H)、7.52(d、2H)、7.17(d、2H)、7.06(d、1H)、6.81(m、1H)、2.54(s、2H)、0.96 ppm(s、9H)
LCMS:MH= 311.2
【0219】
化合物154:NMR(400MHz、CDCl):8.10(m、2H)、7.78(d、1H)、7.52(d、2H)、7.17(d、2H)、7.14(m、1H)、7.06(d、1H)、6.55(s、2H)、2.54(s、2H)、0.96 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 310.2
【0220】
化合物155:NMR(400MHz、CDCl):8.10(m、2H)、7.78(d、1H)、7.52(d、2H)、7.21(m、1H)、7.17(d、2H)、7.06(d、1H)、2.54(s、2H)、2.34(s、3H)、0.96 ppm(s、9H)
LCMS:MH = 309.2
【産業上の利用可能性】
【0221】
本発明の新規なスチルベン誘導体は、薬理学的プロファイルが改善されたシクロフィリンの機能阻害剤として使用され得る。