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特許7194730バッファ状態報告方法、端末及びコンピュータ記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-14
(45)【発行日】2022-12-22
(54)【発明の名称】バッファ状態報告方法、端末及びコンピュータ記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 8/24 20090101AFI20221215BHJP
   H04W 72/12 20090101ALI20221215BHJP
   H04W 28/06 20090101ALI20221215BHJP
【FI】
H04W8/24
H04W72/12 150
H04W28/06 110
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2020516574
(86)(22)【出願日】2017-09-21
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-01-14
(86)【国際出願番号】 CN2017102662
(87)【国際公開番号】W WO2019056253
(87)【国際公開日】2019-03-28
【審査請求日】2020-08-25
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【弁理士】
【氏名又は名称】出口 智也
(74)【代理人】
【識別番号】100120385
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 健之
(72)【発明者】
【氏名】タン、ハイ
【審査官】倉本 敦史
(56)【参考文献】
【文献】Samsung,Truncated BSR Operation,3GPP TSG-RAN WG2#99 Meeting R2-1709239,2017年08月11日,pp.1-3
【文献】LG Electronics Inc.,BSR format with increased LCG,3GPP TSG-RAN WG2 Meeting #99 R2-1709149,2017年08月12日,pp.1-3
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
バッファ状態報告方法であって、
端末が、パディングバッファ状態レポート(padding BSR)の報告をトリガーすることと、
前記端末がパディングビットの数、第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するメディアアクセス制御(MAC)サブパケットヘッダーの大きさとの和、及び伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数に基づき、報告しようとするBSRフォーマットを決定することであって、前記BSRフォーマットの対応する論理チャネルグループの数が1以上であることと、を含み、
前記した端末がパディングビットの数、第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和、及び伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数に基づき、報告しようとするBSRフォーマットを決定することは、
前記パディングビットの数が、前記第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より大きく、第二タイプBSRフォーマットの最大長さと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より小さく、且つ伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数が少なくとも2つである場合、かつ、伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループに対応する第二タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和が前記パディングビットの数より大きい場合、第三タイプBSRフォーマットを報告することを決定することを含み、前記第三タイプBSRフォーマットの対応する論理チャネルグループの数が1より大きく、伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数より小さく、前記第二タイプBSRフォーマットはフレキシブル長BSR(flexible long BSR)であり、前記第二タイプBSRフォーマットの大きさは論理チャネルグループのバッファ状態情報の大きさによって変化される、バッファ状態報告方法。
【請求項2】
前記BSRフォーマットの対応する論理チャネルグループの数が、伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数以下である、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記した端末がパディングビットの数、第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和、及び伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数に基づき、報告しようとするBSRフォーマットを決定することは、
前記パディングビットの数が、前記第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より大きく、第二タイプBSRフォーマットの最大長さと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より小さく、且つ伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数が1つである場合、前記第一タイプBSRフォーマットを報告することを決定することを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記した端末がパディングビットの数、第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和、及び伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数に基づき、報告しようとするBSRフォーマットを決定することは、
前記パディングビットの数が、第二タイプBSRフォーマットの最大長さと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より大きい場合、第二タイプBSRフォーマットを報告することを決定することであって、前記第二タイプBSRフォーマットの対応する論理チャネルグループの数が伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数に等しいことを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第二タイプBSRフォーマットが、伝送待ちのデータをバッファしているすべての論理チャネルグループの識別子及び対応するバッファ状態情報を含み、
各論理チャネルグループのバッファ状態情報が、対応する識別子の順序に従って配列される、
請求項1~のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記第二タイプBSRフォーマットは第一ビット図を含み、前記第一ビット図内のビットが伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループに対応し、
前記第二タイプBSRフォーマットがさらに前記伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループのうちの各論理チャネルグループのバッファ状態情報を含み、
各論理チャネルグループのバッファ状態情報が前記第一ビット図に対応するソート順に従って配列される、
請求項1~のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記した第三タイプBSRフォーマットを報告することを決定する前に、前記方法はさらに、
伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの優先度でのソート結果に基づいて、前記伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループから、前記パディングビットを満たす一部の論理チャネルグループを選択すること、を含み、前記伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループが、優先度に従ってソートされたものである、
請求項に記載の方法。
【請求項8】
端末であって、
パディングバッファ状態レポートの報告をトリガーするように構成されるトリガーユニットと、
パディングビットの数、第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するメディアアクセス制御(MAC)サブパケットヘッダーの大きさとの和、及び伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数に基づき、報告しようとするBSRフォーマットを決定するように構成される決定ユニットであって、前記BSRフォーマットの対応する論理チャネルグループの数が1以上である決定ユニットと、を含み、
前記決定ユニットはさらに、前記パディングビットの数が、前記第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より大きく、第二タイプBSRフォーマットの最大長さと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より小さく、且つ伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数が少なくとも2つである場合、かつ、伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループに対応する第二タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和が前記パディングビットの数より大きい場合、第三タイプBSRフォーマットを報告することを決定するように構成されるように構成され、前記第三タイプBSRフォーマットの対応する論理チャネルグループの数が1より大きく、伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数より小さく、前記第二タイプBSRフォーマットはフレキシブル長BSR(flexible long BSR)であり、前記第二タイプBSRフォーマットの大きさは論理チャネルグループのバッファ状態情報の大きさによって変化される、
末。
【請求項9】
前記BSRフォーマットの対応する論理チャネルグループの数が、伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数以下である、
請求項に記載の端末。
【請求項10】
前記決定ユニットは、前記パディングビットの数が、前記第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より大きく、第二タイプBSRフォーマットの最大長さと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より小さく、且つ伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数が1つである場合、前記第一タイプBSRフォーマットを報告することを決定するように構成される、
請求項に記載の端末。
【請求項11】
前記決定ユニットは、前記パディングビットの数が、第二タイプBSRフォーマットの最大長さと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より大きい場合、第二タイプBSRフォーマットを報告することを決定するように構成され、前記第二タイプBSRフォーマットの対応する論理チャネルグループの数が伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数に等しい、
請求項に記載の端末。
【請求項12】
前記第二タイプBSRフォーマットが、伝送待ちのデータをバッファしているすべての論理チャネルグループの識別子及び対応するバッファ状態情報を含み、各論理チャネルグループのバッファ状態情報が、対応する識別子の順序に従って配列される、
請求項11のいずれか一項に記載の端末。
【請求項13】
前記第二タイプBSRフォーマットは第一ビット図を含み、前記第一ビット図内のビットが伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループに対応し、前記第二タイプBSRフォーマットがさらに前記伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループのうちの各論理チャネルグループのバッファ状態情報を含み、各論理チャネルグループのバッファ状態情報が前記第一ビット図に対応するソート順に従って配列される、
請求項11のいずれか一項に記載の端末。
【請求項14】
前記端末はさらに、前記した決定ユニットが第三タイプBSRフォーマットを報告することの前、伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの優先度でのソート結果に基づいて、前記伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループから、前記パディングビットを満たす一部の論理チャネルグループを選択するように構成されるソートユニットを含み、前記伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループが、優先度に従ってソートされたものである、
請求項に記載の端末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は無線通信技術に関し、具体的にバッファ状態報告方法、端末及びコンピュータ記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
端末はバッファ状態レポート(BSR:Buffer Status Report)を報告することにより基地局に自身のバッファしている伝送対象のデータ状態を知らせ、それにより、基地局が端末に無線リソースをより正確に割り当てることができる。BSRのトリガーイベントによって、BSRを通常のBSR(Regular BSR)、パディングBSR(Padding BSR)及び周期的BSR(Periodic BSR)に分けることができる。BSRのフォーマットによって、BSRをショートBSR(short BSR)、長いBSR(long BSR)及び短縮したBSR(truncated BSR)に分けることができる。Padding BSRはメディアアクセス制御層プロトコルデータユニット(MAC PDU:Media Access Control Protocol Data Unit)のパディングビット(padding bit)内に搬送されることである。
【0003】
端末がトリガーしたBSRタイプはPadding BSRであり、且つデータを伝送する論理チャネルが複数あり、且つパディングビット長さが1つのshort BSR及びそれに対応するメディアアクセス制御(MAC:Media Access Control)サブパケットヘッダー以上であるが、long BSR及びそれに対応するMACサブパケットヘッダーの送信に用いることに対して不十分である場合、端末がtruncated BSRタイプを用いてBSRを報告する。
【0004】
しかしながら、truncated BSRが1バイト(byte)のフォーマットを用い、このようなフォーマットのtruncated BSRが複数の論理チャネルグループのうちの1つの論理チャネルグループに対応するバッファデータ状態のみを報告でき、データを伝送する複数の論理チャネルグループに対応するバッファデータ状態を報告できず、従って、基地局がデータを伝送するすべての論理チャネルグループに対応するバッファデータ状態を知ることができず、それにより、端末に無線リソースを正確に割り当てることができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の技術的問題を解決するために、本発明の実施例はバッファ状態報告方法、端末及びコンピュータ記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施例はバッファ状態報告方法を開示し、前記方法は、
端末がパディングバッファ状態レポートの報告をトリガーすることと、
前記端末がパディングビットの数、第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和、及び現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数に基づき、報告しようとするBSRフォーマットを決定することであって、前記BSRフォーマットの対応する論理チャネルグループの数が1以上であり、且つ現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの最大数以下であることとを含む。
【0007】
一実施例では、前記した端末がパディングビットの数、第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和、及び現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数に基づき、報告しようとするBSRフォーマットを決定することは、
前記パディングビットの数が、前記第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より大きく、第二タイプBSRフォーマットの最大長さと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より小さく、且つ現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数が少なくとも2つである場合、現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループに対応する第二タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和及び前記パディングビットの数に基づいて、報告しようとするBSRフォーマットを決定することを含む。
【0008】
一実施例では、前記現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループに対応する第二タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和及び前記パディングビットの数に基づいて、報告しようとするBSRフォーマットを決定することは、
現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループに対応する第二タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和が、前記パディングビットの数以下である場合、第二タイプBSRフォーマットを報告することを決定することであって、前記第二タイプBSRフォーマットの対応する論理チャネルグループの数が現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数に等しいことを含む。
【0009】
一実施例では、前記現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループに対応する第二タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和及び前記パディングビットの数に基づいて、報告しようとするBSRフォーマットを決定することは、
現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループに対応する第二タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和が前記パディングビットの数より大きい場合、第三タイプBSRフォーマットを報告することを決定することであって、前記第三タイプBSRフォーマットの対応する論理チャネルグループの数が1より大きく、現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数より小さいことを含む。
【0010】
一実施例では、前記した端末がパディングビットの数、第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和、及び現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数に基づき、報告しようとするBSRフォーマットを決定することは、
前記パディングビットの数が、前記第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より大きく、第二タイプBSRフォーマットの最大長さと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より小さく、且つ現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数が1つである場合、前記第一タイプBSRフォーマットを報告することを決定することを含む。
【0011】
一実施例では、前記した端末がパディングビットの数、第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和、及び現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数に基づき、報告しようとするBSRフォーマットを決定することは、
前記パディングビットの数が、第二タイプBSRフォーマットの最大長さと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より大きい場合、第二タイプBSRフォーマットを報告することを決定することであって、前記第二タイプBSRフォーマットの対応する論理チャネルグループの数が現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数に等しいことを含む。
【0012】
一実施例では、前記した端末がパディングビットの数、第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和、及び現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数に基づき、報告しようとするBSRフォーマットを決定することは、
前記パディングビットの数が、前記第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和に等しく、且つ現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数が少なくとも2つである場合、第四タイプBSRフォーマットを報告することを決定することであって、前記第四タイプBSRフォーマットが、少なくとも2つの論理チャネルグループのうちの1つの論理チャネルグループに対応することを含む。
【0013】
一実施例では、前記した端末がパディングビットの数、第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和、及び現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数に基づき、報告しようとするBSRフォーマットを決定することは、
前記パディングビットの数が、前記第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和に等しく、且つ現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数が1つである場合、前記論理チャネルグループに対応する前記第一タイプBSRフォーマットを報告することを決定することを含む。
【0014】
一実施例では、前記第二タイプBSRフォーマットが、現在伝送待ちのデータをバッファしているすべての論理チャネルグループの識別子及び対応するバッファ状態情報を含み、
各論理チャネルグループのバッファ状態情報が、対応する識別子の順序に従って配列される。
【0015】
一実施例では、前記第二タイプBSRフォーマットは第一ビット図を含み、前記第一ビット図内のビットが現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループに対応し、
前記第二タイプBSRフォーマットがさらに前記現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループのうちの各論理チャネルグループのバッファ状態情報を含み、
各論理チャネルグループのバッファ状態情報が前記第一ビット図に対応するソート順に従って配列される。
【0016】
一実施例では、前記した第三タイプBSRフォーマットを報告することを決定する前に、前記方法はさらに、
優先度に従って前記現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループをソートすることと、
優先度ソート結果に基づいて前記現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループから、前記パディングビットを満たす一部の論理チャネルグループを選択することとを含む。
【0017】
一実施例では、前記第三タイプBSRは第二ビット図を含み、前記第二ビット図内のビットが前記一部の論理チャネルグループに対応し、
前記第三タイプBSRがさらに前記一部の論理チャネルのうちの各論理チャネルグループのバッファ状態情報を含み、
前記一部の論理チャネルグループのうちの各論理チャネルグループのバッファ状態情報は、前記一部の論理チャネルグループが前記第二ビット図に対応するソート順に従って配列される。
【0018】
一実施例では、前記第三タイプBSRが、前記一部の論理チャネルグループのうちの各論理チャネルグループの識別子及び対応するバッファ状態情報を含み、
前記一部の論理チャネルグループのうちの各論理チャネルグループのバッファ状態情報が、一部の論理チャネルグループ識別子の順序に従って配列される。
【0019】
本発明の実施例はさらに端末を提供し、前記端末は、
パディングバッファ状態レポートの報告をトリガーするように構成される前記トリガーユニットと、
パディングビットの数、第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和、及び現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数に基づき、報告しようとするBSRフォーマットを決定するように構成される決定ユニットであって、前記BSRフォーマットの対応する論理チャネルグループの数が1以上であり、且つ現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの最大数以下である決定ユニットとを含む。
【0020】
一実施例では、前記決定ユニットは、前記パディングビットの数が、前記第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より大きく、第二タイプBSRフォーマットの最大長さと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より小さく、且つ現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数が少なくとも2つである場合、現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループに対応する第二タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和及び前記パディングビットの数に基づいて、報告しようとするBSRフォーマットを決定するように構成される。
【0021】
一実施例では、前記決定ユニットは、現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループに対応する第二タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和が、前記パディングビットの数以下である場合、第二タイプBSRフォーマットを報告することを決定するように構成され、前記第二タイプBSRフォーマットの対応する論理チャネルグループの数が現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数に等しい。
【0022】
一実施例では、前記決定ユニットは、現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループに対応する第二タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和が前記パディングビットの数より大きい場合、第三タイプBSRフォーマットを報告することを決定するように構成され、前記第三タイプBSRフォーマットの対応する論理チャネルグループの数が1より大きく、現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数より小さい。
【0023】
一実施例では、前記決定ユニットは、前記パディングビットの数が、前記第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より大きく、第二タイプBSRフォーマットの最大長さと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より小さく、且つ現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数が1つである場合、前記第一タイプBSRフォーマットを報告することを決定するように構成される。
【0024】
一実施例では、前記決定ユニットは、前記パディングビットの数が、第二タイプBSRフォーマットの最大長さと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より大きい場合、第二タイプBSRフォーマットを報告することを決定するように構成され、前記第二タイプBSRフォーマットの対応する論理チャネルグループの数が現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数に等しい。
【0025】
一実施例では、前記決定ユニットは、前記パディングビットの数が、前記第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和に等しく、且つ現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数が少なくとも2つである場合、第四タイプBSRフォーマットを報告することを決定するように構成され、前記第四タイプBSRフォーマットが、少なくとも2つの論理チャネルグループのうちの1つの論理チャネルグループに対応する。
【0026】
一実施例では、前記決定ユニットは、前記パディングビットの数が、前記第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和に等しく、且つ現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数が1つである場合、前記論理チャネルグループに対応する前記第一タイプBSRフォーマットを報告することを決定するように構成される。
【0027】
一実施例では、前記第二タイプBSRフォーマットが、現在伝送待ちのデータをバッファしているすべての論理チャネルグループの識別子及び対応するバッファ状態情報を含み、各論理チャネルグループのバッファ状態情報が、対応する識別子の順序に従って配列される。
【0028】
一実施例では、前記第二タイプBSRフォーマットは第一ビット図を含み、前記第一ビット図内のビットが現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループに対応し、前記第二タイプBSRフォーマットがさらに前記現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループのうちの各論理チャネルグループのバッファ状態情報を含み、各論理チャネルグループのバッファ状態情報が前記第一ビット図に対応するソート順に従って配列される。
【0029】
一実施例では、前記端末はさらに、前記した決定ユニットが第三タイプBSRフォーマットを報告することの前、優先度に従って前記現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループをソートし、優先度ソート結果に基づいて前記現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループから、前記パディングビットを満たす一部の論理チャネルグループを選択するように構成されるソートユニットを含む。
【0030】
一実施例では、前記第三タイプBSRは第二ビット図を含み、前記第二ビット図内のビットが前記一部の論理チャネルグループに対応し、前記第三タイプBSRがさらに前記一部の論理チャネルグループのうちの各論理チャネルグループのバッファ状態情報を含み、前記一部の論理チャネルグループのうちの各論理チャネルグループのバッファ状態情報は、前記一部の論理チャネルグループが前記第二ビット図に対応するソート順に従って配列される。
【0031】
一実施例では、前記第三タイプBSRが、前記一部の論理チャネルグループのうちの各論理チャネルグループの識別子及び対応するバッファ状態情報を含み、前記一部の論理チャネルグループのうちの各論理チャネルグループのバッファ状態情報が、一部の論理チャネルグループ識別子の順序に従って配列される。
【0032】
本発明の実施例は更に、プロセッサによって実行される時に本発明実施例に記載のバッファ状態報告方法のステップを実現するコンピュータ命令が記憶されるコンピュータ記憶媒体を提供する。
【0033】
本発明の実施例は更に、メモリ、前記プログラムを実行する時に本発明の実施例に記載のバッファ状態報告方法のステップを実現するプロセッサ、及びメモリに記憶され且つプロセッサにおいて実行できるコンピュータプログラムを含む端末を提供する。
【発明の効果】
【0034】
本発明の実施例はバッファ状態報告方法、端末及びコンピュータ記憶媒体を提供し、前記方法は、端末がパディングバッファ状態レポートの報告をトリガーすることと、前記端末がパディングビットの数、第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和、及び現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数に基づき、報告しようとするBSRフォーマットを決定することであって、前記BSRフォーマットの対応する論理チャネルグループの数が1以上であり、且つ現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの最大数以下であることとを含む。本発明の実施例の技術案によれば、報告しようとするBSRフォーマットが1以上で、現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの最大数以下である論理チャネルグループに対応できることにより、現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループのバッファ状態情報をできるだけ多く報告することを実現でき、それにより、基地局は端末が現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループのバッファ状況をより多く知ることができ、端末に無線リソースを割り当てる精度を大幅に実現する。
【図面の簡単な説明】
【0035】
図1図1は本発明の実施例のバッファ状態報告方法の1つのフロー模式図である。
図2図2a~図2cはそれぞれ本発明の実施例のバッファ状態報告方法におけるBSRフォーマットの模式図である。
図3図3は本発明の実施例のバッファ状態報告方法の別のフロー模式図である。
図4図4は本発明の実施例の端末の1つの構成構造模式図である。
図5図5は本発明の実施例の端末の別の構成構造模式図である。
図6図6は本発明の実施例の端末のハードウェア構成構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0036】
以下では図面及び具体的な実施例を参照しながら本発明を更に詳細に説明する。
【0037】
実施例1
本発明の実施例はバッファ状態報告方法を提供する。図1は本発明の実施例のバッファ状態報告方法の1つのフロー模式図であり、図1に示すように、前記方法は、
端末が、パディングバッファ状態レポート(padding BSR)の報告をトリガーするステップ101と、
前記端末がパディングビットの数、第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和、及び現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数に基づき、報告しようとするBSRフォーマットを決定し、前記BSRフォーマットの対応する論理チャネルグループの数が1以上であり、且つ現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの最大数以下であるステップ102とを含む。
【0038】
本実施例では、padding BSRのトリガー条件は、既に割り当てられたアップリンクリソース内のパディングするためのビット長さが、BSRのメディアアクセス制御層制御エレメント(MAC CE:Media Access Control Control Element)と対応するMACサブパケットヘッダー(subheader)長さとの和の以上である場合、padding BSRの報告をトリガーすることを含み、padding BSRがMAC PDUのパディングビット(padding bit)内に搬送され、MAC CEにカプセル化される。
【0039】
本実施例では、前記端末は具体的にパディングビットの数、第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和、及び現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数に基づき、報告しようとするBSRフォーマットを決定し、具体的に、第一タイプBSRがshort BSRであってもよい。図2a~図2cはそれぞれ本発明の実施例のバッファ状態報告方法におけるBSRフォーマットの模式図であり、図2aに示すように、short BSRフォーマット模式図であり、1バイト(byte)のMACサブパケットヘッダー及び1バイトのshort BSRを含み、MACサブパケットヘッダーが論理チャネル識別子(LCID)を含み、当該LCIDが対応するMAC CEタイプ、即ち、報告しようとするBSRフォーマットタイプを指示する。short BSRが現在伝送待ちのデータをバッファしている唯一の論理チャネルグループ識別子(LCG ID)を含み、バッファの大きさ(BS、Buffer Size)によって前記論理チャネルグループのバッファ状態情報の大きさを示す。
【0040】
第一実施形態として、前記した端末がパディングビットの数、第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和、及び現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数に基づき、報告しようとするBSRフォーマットを決定することは、
前記パディングビットの数が、前記第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より大きく、第二タイプBSRフォーマットの最大長さと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より小さく、且つ現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数が少なくとも2つである場合、現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループに対応する第二タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和及び前記パディングビットの数に基づいて、報告しようとするBSRフォーマットを決定することを含む。
【0041】
前記現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループに対応する第二タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和及び前記パディングビットの数に基づいて、報告しようとするBSRフォーマットを決定することは、現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループに対応する第二タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和が前記パディングビット以下である場合、第二タイプBSRフォーマットを報告することを決定することであって、前記第二タイプBSRフォーマットの対応する論理チャネルグループの数が現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数に等しいことを含む。
【0042】
前記現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループに対応する第二タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和及び前記パディングビットの数に基づいて、報告しようとするBSRフォーマットを決定することは、現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループに対応する第二タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和が前記パディングビットより大きい場合、第三タイプBSRフォーマットを報告することを決定することであって、前記第三タイプBSRフォーマットの対応する論理チャネルグループの数が1より大きく、現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数より小さいことを含む。
【0043】
具体的に、本実施形態では、パディングビットの数と、前記第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和と、を比較し、及びパディングビットと、第二タイプBSRフォーマットの最大長さと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和と、を比較し、前記第一タイプBSRフォーマットが図2aを参照してもよく、前記第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和が2バイトである。本実施例では、具体的には、前記第二タイプBSRがフレキシブル長BSR(flexible long BSR)であり、具体的には、flexible long BSRフォーマットが図2bまたは図2cを参照してもよく、5Gシステムにおいて、BSR報告は構成可能な論理チャネルグループの最大数が8つであり、即ち、BSRフォーマットが最大限に8つの論理チャネルグループのバッファ状態情報を含むことができる。図2bに示すように、flexible long BSRのフォーマット模式であり、ビット図(該ビット図が第一ビット図とする)を含み、前記ビット図内のビットが現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループに対応し、flexible long BSRは、さらに、前記現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループのうちの各論理チャネルグループのバッファ状態情報を含み、各論理チャネルグループのバッファ状態情報が、前記第一ビット図に対応するソート順に従って配列され、flexible long BSRは、さらに1バイトのMACサブパケットヘッダーを含み、MACサブパケットヘッダーが、LCIDを含み、当該LCIDが、対応するMAC CEタイプ、即ち、報告するBSRフォーマットタイプを指示する。具体的には、第一ビット図内のビットは、1または0であり、該ビットに対応するLCGのバッファ状態情報が該flexible long BSR内に含まれるかどうかを示し、ビットが1である場合、該ビットに対応するLCGのバッファ状態情報が該flexible long BSR内に含まれることを示し、ビットは0である場合、該ビットに対応するLCGのバッファ状態情報が該flexible long BSR内に含まれていないことを示し、即ち、該ビットに対応するL
CGのバッファ状態情報が存在しないことを示す。論理チャネルグループのバッファ状態情報の大きさが図2bに示される6ビットであってもよく、6ビットの長さに限定されず、更に6ビットの長さより大きくてもよい。flexible long BSRの最大長さが論理チャネルグループのバッファ状態情報の大きさによって変化される。論理チャネルグループのバッファ状態情報の大きさが図2bに示される6ビットである場合、flexible long BSRの最大長さと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和が8バイトである。
【0044】
図2cに示すように、flexible long BSRの別のフォーマット模式であり、現在伝送待ちのデータをバッファしているすべての論理チャネルグループの識別子及び対応するバッファ状態情報を含み、各論理チャネルグループのバッファ状態情報が、対応する識別子の順序に従って配列され、さらにLCID及びBSR長さ情報を含む2バイトのMACサブパケットヘッダーを含み、flexible long BSR長さ情報がMACサブパケットヘッダー内の「L」によって指示できる。論理チャネルグループ識別子の長さが図2cに示される3ビットであってもよく、論理チャネルグループのバッファ状態情報の大きさが図2cに示される6ビットであってもよく、現在6ビットの長さに限定されず、更に6ビットの長さより大きくてもよい。flexible long BSRの最大長さが論理チャネルグループのバッファ状態情報の大きさによって変化される。論理チャネルグループのバッファ状態情報の大きさが図2cに示される6ビットである場合、flexible long BSRの最大長さと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和が11バイトである。
【0045】
これに基づき、本実施形態では、パディングビットの数が2バイトより大きいが、flexible long BSRの最大長さと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より小さく、且つ現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数が少なくとも2つである場合、現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループに対応するflexible long BSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさと和が前記パディングビット以下であれば、flexible long BSRフォーマットを報告することを決定し、現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループに対応するflexible long BSRフォーマット大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和が前記パディングビットの数より大きいと、第三タイプBSRフォーマットを報告することを決定し、前記第三タイプBSRフォーマットの対応する論理チャネルグループの数が1より大きく、現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数より小さい。
【0046】
ここで、具体的には、前記第三タイプBSRが柔軟に短縮したBSR(flexible truncated BSR)であってもよく、具体的には、flexible truncated BSRフォーマットも図2b及び図2cを参照してもよく、区別として、同一フォーマットを有するflexible truncated BSR及びflexible long BSRは、サブパケットヘッダーに対応するLCIDが異なる。図2bに示すように、flexible truncated BSRの1つのフォーマット模式であり、ビット図(該ビット図が第二ビット図とする)を含み、さらに現在伝送待ちのデータをバッファしている一部の論理チャネルグループのうちの各論理チャネルグループのバッファ状態情報を含み、前記一部の論理チャネルグループのうちの各論理チャネルグループのバッファ状態情報は、前記一部の論理チャネルグループが前記第二ビット図に対応するソート順に従って配列される。flexible truncated BSRが、さらに、1バイトのMACサブパケットヘッダーを含み、MACサブパケットヘッダーがLCIDを含む。該LCIDが、対応するMAC CEタイプを指示し、即ち、LCIDが、報告しようとするBSRフォーマットタイプを指示する。第二ビット図内のビットは1または0であり、該ビットに対応するLCGのバッファ状態情報が該flexible truncated BSRに含まれるかどうかを示し、ビットは1である場合、該ビットに対応するLCGのバッファ状態情報が該flexible truncated BSR内に含まれることを示し、ビットは0である場合、該ビットに対応するLCGのバッファ状態情報が該flexible truncated BSR内に含まれていないことを示し、即ち、該ビットに対応するLCGのバッファ状態情報が存在しないことを示す。論理チャネルグループのバッファ状態情報の大きさが図2bに示される6ビットであってもよく、6ビットの長さに限定されず、更に6ビットの長さより大きくてもよい。flexible truncated BSRの最大長さが論理チャネルグループのバッファ状態情報の大きさによって変化される。論理チャネルグループのバッファ状態情報の大きさが図2bに示される6ビットである場合、flexible trun
cated BSRの最大長さと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和が8バイトである。
【0047】
図2cに示すように、flexible truncated BSRの別のフォーマット模式としてもよく、現在伝送待ちのデータをバッファしているすべての論理チャネルグループ内の一部の論理チャネルグループの識別子及び対応するバッファ状態情報を含み、一部の論理チャネルグループのバッファ状態情報が、一部の論理チャネルグループ識別子の順序に従って配列され、さらにLCID及びBSR長さ情報を含む2バイトのMACサブパケットヘッダーを含み、flexible truncated BSR長さ情報がMACサブパケットヘッダー内の「L」によって指示できる。論理チャネルグループ識別子の長さが図2cに示される3ビットであってもよく、論理チャネルグループのバッファ状態情報の大きさが図2cに示される6ビットであってもよく、6ビットの長さに限定されず、更に6ビットの長さより大きくてもよい。flexible truncated BSRの最大長さが論理チャネルグループのバッファ状態情報の大きさによって変化する。論理チャネルグループのバッファ状態情報の大きさが図2cに示される6ビットである場合、flexible truncated BSRの最大長さと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和が11バイトである。
【0048】
ここで、前記した第三タイプBSRフォーマットを報告することを決定する前に、前記方法はさらに、優先度に従って前記現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループをソートすることと、優先度ソート結果に基づいて前記現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループから、前記パディングビットを満たす一部の論理チャネルグループを選択することとを含む。具体的には、論理チャネルグループの優先度が該論理チャネルグループのうちの1つの論理チャネルの優先度であってもよく、1つの実施形態として、論理チャネルグループに含まれる論理チャネルの最大の優先度を該論理チャネルグループの優先度とすることができる。実際の適用では、優先度に従って前記現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループを高から低へソートし、前記パディングビットの数に基づいて高から低へ前記現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループにおける一部の論理チャネルグループを選択し、それはパディングビットの数が現在伝送待ちのデータをバッファしているすべての論理チャネルグループを満たすことができないためである。
【0049】
これに基づいて、第二タイプBSRフォーマット(flexible long BSR)及び第三タイプBSRフォーマット(flexible truncated BSR)が同一フォーマットを有してもよいが、第二タイプBSRが現在伝送待ちのデータをバッファしているすべての論理チャネルグループのバッファ状態情報を含み、しかし、第三タイプBSRが現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループにおける一部の論理チャネルグループのバッファ状態情報のみを含む。
【0050】
第二実施形態として、前記した端末がパディングビットの数、第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和、及び現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数に基づき、報告しようとするBSRフォーマットを決定することは、前記パディングビットの数が、前記第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より大きく、第二タイプBSRフォーマットの最大長さと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より小さく、且つ現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数が1つである場合、前記第一タイプBSRフォーマットを報告することを決定することを含む。
【0051】
具体的には、本実施形態では、パディングビットの数が2バイトより大きいが、flexible long BSRの最大長さと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より小さく、且つ現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数が少なくとも2つである場合、short BSRフォーマットを報告することを決定し、即ち、図2aに示されるフォーマットによって現在伝送待ちのデータをバッファしている唯一の論理チャネルグループのバッファ状態情報を報告し、報告のshort BSRフォーマットにおけるMACサブパケットヘッダーのLCIDが対応するMAC CEタイプを指示し、即ち、LCIDが報告しようとするBSRフォーマットタイプを指示する。
【0052】
第三実施形態として、前記した端末がパディングビットの数、第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和、及び現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数に基づき、報告しようとするBSRフォーマットを決定することは、前記パディングビットの数が、第二タイプBSRフォーマットの最大長さと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より大きい場合、第二タイプBSRフォーマットを報告することを決定することであって、前記第二タイプBSRフォーマットの対応する論理チャネルグループの数が現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数に等しいことを含む。
【0053】
具体的には、本実施形態では、パディングビットの数がflexible long BSRの最大長さと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より大きい場合、現在伝送待ちのデータをバッファしているすべての論理チャネルグループの識別子及び対応するバッファ状態情報を含むflexible long BSRフォーマットを報告することを決定する。
【0054】
第四実施形態として、前記した端末がパディングビットの数、第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和、及び現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数に基づき、報告しようとするBSRフォーマットを決定することは、前記パディングビットの数が、前記第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和に等しく、且つ現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数が少なくとも2つである場合、第四タイプBSRフォーマットを報告することを決定することであって、前記第四タイプBSRフォーマットが、少なくとも2つの論理チャネルグループのうちの1つの論理チャネルグループに対応することを含む。
【0055】
具体的には、本実施形態では、パディングビットの数が前記第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和(即ち、2バイト)に等しく、且つ現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数が少なくとも2つである場合、第四タイプBSRフォーマットを報告することを決定し、前記第四タイプBSRフォーマットが具体的にtruncated BSRフォーマットであってもよく、truncated BSRフォーマットが図2aに示されるフォーマットを参照してもよく、1バイトのMACサブパケットヘッダー及び1バイトのtruncated BSRを含み、MACサブパケットヘッダーにおけるLCIDが対応するMAC CEタイプを指示し、即ち、LCIDが報告しようとするBSRフォーマットタイプを指示し、truncated BSRが現在伝送待ちのデータをバッファしている少なくとも2つの論理チャネルグループのうちの1つの論理チャネルグループの識別子(LCG ID)を含み、及びバッファの大きさによって該論理チャネルグループのバッファ状態情報の大きさを示す。
【0056】
第五実施形態として、前記した端末がパディングビットの数、第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和、及び現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数に基づき、報告しようとするBSRフォーマットを決定することは、前記パディングビットの数が、前記第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和に等しく、且つ現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数が1つである場合、前記論理チャネルグループに対応する前記第一タイプBSRフォーマットを報告することを決定することを含む。
【0057】
具体的には、本実施形態では、パディングビットの数が前記第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和(即ち、2バイト)以上で、且つ現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数が1つである場合、前記第一タイプBSRフォーマットを報告し、即ち、short BSRフォーマットを報告することを決定する。
【0058】
図3は本発明の実施例のバッファ状態報告方法の別のフロー模式図であり、図3に示すように、第一タイプBSRがshort BSRで、第二タイプBSRがflexible long BSRで、第三タイプBSRがflexible truncated BSRで、第四タイプBSRがtruncated BSRであることを例として本発明の実施例のバッファ状態報告方法を説明する。上記バッファ状態報告方法は以下のフローによって実現できる。
【0059】
ステップ201において、端末がpadding BSRの報告をトリガーする。
【0060】
ステップ202において、前記端末はパディングビットの数がshort BSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より大きく、flexible long BSRフォーマットの最大長さと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より小さいかどうかを判断する。パディングビットの数がshort BSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より大きく、flexible long BSRフォーマットの最大長さと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より小さいと判断する場合、ステップ203を実行する。パディングビットの数がshort BSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和以下であると判断する場合、ステップ208を実行する。パディングビットの数が前記flexible long BSRフォーマットの最大長さと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より大きいと判断する場合、ステップ206を実行する。
【0061】
ステップ203において、現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数が1より大きいかどうかを判断する。現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数が1より大きいと判断する場合、ステップ204~ステップ206を実行する。現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数が1に等しいと判断する場合、ステップ207を実行する。
【0062】
ステップ204において、現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループに対応するflexible long BSRフォーマットの大きさ及び対応するMACサブパケットヘッダーの大きさが前記パディングビットの数より大きいかどうかを判断する。現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループに対応するflexible long BSRフォーマットの大きさ及び対応するMACサブパケットヘッダーの大きさが前記パディングビットの数より大きいと判断する場合、ステップ205を実行する。現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループに対応するflexible long BSRフォーマットの大きさ及び対応するMACサブパケットヘッダーの大きさが前記パディングビットの数以下であると判断する場合、ステップ206を実行する。
【0063】
ステップ205において、flexible truncated BSRフォーマットを報告することを決定する。
【0064】
ステップ206において、flexible long BSRフォーマットを報告することを決定する。
【0065】
ステップ207において、short BSRフォーマットを報告することを決定する。
【0066】
ステップ208において、現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数が1より大きいかどうかを判断する。現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数が1より大きいと判断する場合、ステップ209を実行する。現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数が1に等しいと判断する場合、ステップ207を実行する。
【0067】
ステップ209において、truncated BSRフォーマットを報告することを決定する。
【0068】
本発明の実施例の技術案によれば、報告しようとするBSRフォーマットが1以上で、現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの最大数以下である論理チャネルグループに対応できることにより、現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループのバッファ状態情報をできるだけ多く報告することを実現でき、それにより、基地局は端末が現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループのバッファ状況をより多く知ることができ、端末に無線リソースを割り当てる精度を大幅に実現する。
【0069】
実施例2
本発明の実施例は更に端末を提供する。図4は本発明の実施例の端末の1つの構成構造模式図であり、図4に示すように、前記端末は、
パディングバッファ状態レポートの報告をトリガーするように構成される前記トリガーユニット31と、
パディングビットの数、第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和、及び現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数に基づき、報告しようとするBSRフォーマットを決定するように構成される決定ユニット32であって、前記BSRフォーマットの対応する論理チャネルグループの数が1以上であり、且つ現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの最大数以下である決定ユニット32とを含む。
【0070】
第一実施形態として、前記決定ユニット32は、前記パディングビットの数が、前記第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より大きく、第二タイプBSRフォーマットの最大長さと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より小さく、且つ現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数が少なくとも2つである場合、現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループに対応する第二タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和及び前記パディングビットの数に基づいて、報告しようとするBSRフォーマットを決定するように構成される。
【0071】
前記決定ユニット32は、現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループに対応する第二タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和が、前記パディングビットの数以下である場合、第二タイプBSRフォーマットを報告することを決定するように構成され、前記第二タイプBSRフォーマットの対応する論理チャネルグループの数が現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数に等しい。
【0072】
前記決定ユニット32は、現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループに対応する第二タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和が前記パディングビットの数より大きい場合、第三タイプBSRフォーマットを報告することを決定するように構成され、前記第三タイプBSRフォーマットの対応する論理チャネルグループの数が1より大きく、現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数より小さい。
【0073】
第二実施形態として、前記決定ユニット32は、前記パディングビットの数が、前記第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より大きく、第二タイプBSRフォーマットの最大長さと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より小さく、且つ現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数が1つである場合、前記第一タイプBSRフォーマットを報告することを決定するように構成される。
【0074】
第三実施形態として、前記決定ユニット32は、前記パディングビットの数が、第二タイプBSRフォーマットの最大長さと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より大きい場合、第二タイプBSRフォーマットを報告することを決定するように構成され、前記第二タイプBSRフォーマットの対応する論理チャネルグループの数が現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数に等しい。
【0075】
第四実施形態として、前記決定ユニット32は、前記パディングビットの数が、前記第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和に等しく、且つ現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数が少なくとも2つである場合、第四タイプBSRフォーマットを報告することを決定するように構成され、前記第四タイプBSRフォーマットが、少なくとも2つの論理チャネルグループのうちの1つの論理チャネルグループに対応する。
【0076】
第五実施形態として、前記決定ユニット32は、前記パディングビットの数が、前記第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和に等しく、且つ現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数が1つである場合、前記論理チャネルグループに対応する前記第一タイプBSRフォーマットを報告することを決定するように構成される。
【0077】
本実施例では、1つの実施形態として、前記第二タイプBSRフォーマットが現在伝送待ちのデータをバッファしているすべての論理チャネルの識別子及び対応するバッファ状態情報を含み、各論理チャネルのバッファ状態情報が、対応する識別子の順序に従って配列される。
【0078】
別の実施形態として、前記第二タイプBSRフォーマットはビットが現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルに対応する第一ビット図を含み、前記第二タイプBSRフォーマットはさらに前記した現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルにおける、前記第一ビット図に対応するソート順に従って配列される各論理チャネルのバッファ状態情報を含む。
【0079】
図5は本発明の実施例の端末の別の構成構造模式図であり、図5に示すように、前記端末はさらに、前記した決定ユニット32が第三タイプBSRフォーマットを報告することを決定する前に、優先度に従って前記現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループをソートし、優先度ソート結果に基づいて前記現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループから、前記パディングビットを満たす一部の論理チャネルグループを選択するようにされるソートユニット33を含む。
【0080】
本実施例では、1つの実施形態として、前記第三タイプBSRはビットが前記一部の論理チャネルに対応する第二ビット図を含み、前記第三タイプBSRはさらに前記一部の論理チャネルが前記第二ビット図に対応するソート順に従って配列される、前記一部の論理チャネル内の各論理チャネルのバッファ状態情報を含む。
【0081】
別の実施形態として、前記第三タイプBSRは前記一部の論理チャネル内の各論理チャネルの識別子及び対応するバッファ状態情報を含み、前記一部の論理チャネル内の各論理チャネルのバッファ状態情報が前記一部の論理チャネル識別子の順序に従って配列される。
【0082】
本発明の実施例では、前記端末におけるトリガーユニット31、決定ユニット32及びソートユニット33は、実際の適用ではセンドラルプロセッサ(CPU:Central Processing Unit)、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、マイクロ制御ユニット(MCU:Microcontroller Unit)またはフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field-Programmable Gate Array)によって実現されてもよい。
【0083】
なお、上記実施例に係る端末は情報処理を行う時、上記各プログラムモジュールの区別のみによって例を挙げて説明し、実際の適用では、必要に応じて上記処理及び割り当てを異なるプログラムモジュールで完了してもよく、つまり、端末の内部構造を異なるプログラムモジュールに区別することにより、以上に説明した全部又は一部の処理を完了する。さらに、上記実施例に係る端末とバッファ状態報告方法の実施例が同一構想に属し、その具体的な実現過程は方法の実施例に示されており、ここで詳細な説明は省略する。
【0084】
実施例3
本発明の実施例はさらに端末を提供する。図6は本発明の実施例の端末のハードウェア構成構造模式図であり、図6に示すように、端末は少なくとも1つのプロセッサ41及びプロセッサ41において実行できるコンピュータプログラムを記憶するためのメモリ42を含み、前記端末は更に通信コンポーネント43を含んでもよい。端末における各構成部分がバスシステム44によってカップリングされる。バスシステム44がこれらの構成部分の間の接続通信を実現することに用いられ、バスシステム44は、データバスに加え、さらに電源バス、制御バス及び状態信号バスを含むと理解できる。しかしながら、明確に説明するために、図6において、様々なバスをバスシステム44と表記する。
【0085】
メモリ42は、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、又は、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの両方を含んでもよい。不揮発性メモリは読み出し専用メモリ(ROM:Read Only Memory)、プログラム可能読み出し専用メモリ(PROM:Programmable Read-Only Memory)、消去可能プログラム可能読み出し専用メモリ(EPROM:Erasable Programmable Read-Only Memory)、電気的消去可能プログラム可能読み出し専用メモリ(EEPROM:Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、磁気ランダムアクセスメモリ(FRAM:ferromagnetic random access memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)、磁気表面メモリ、光ディスク、またはリードオンリーディスク(CD-ROM:Compact Disc Read-Only Memory)であってもよく、磁性面メモリが磁気ディスクメモリまたは磁気テープメモリであってもよい。揮発性メモリは外部キャッシュメモリとして使用されるランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)であってもよい。制限的ではなく、例示的な説明によって、多くの形式のRAM、たとえばスタティックランダムアクセスメモリ(SRAM:Static Random Access Memory)、同期スタティックランダムアクセスメモリ(SSRAM:Synchronous Static Random Access Memory)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM:Dynamic Random Access Memory)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM:Synchronous Dynamic Random Access Memory)、ダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(DDRSDRAM:Double Data Rate Synchronous Dynamic Random Access Memory)、エンハンスド同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(ESDRAM:Enhanced Synchronous Dynamic Random
Access Memory)、シンクリンクダイナミックランダムアクセスメモリ(SLDRAM:SyncLink Dynamic Random Access Memory)、ダイレクトランバスランダムアクセスメモリ(DRRAM:Direct Rambus Random Access Memory)が利用可能である。本発明の実施例に説明されるメモリ42はこれらのメモリ及び任意の他の適切なタイプのメモリを含んでもよいが、それらに限らないように意図される。
【0086】
上記した本発明の実施例が開示した方法はプロセッサ41に適用されてもよく、又はプロセッサ41で実現される。プロセッサ41は、信号の処理能力を有する集積回路チップである可能性がある。実現過程において、上記方法の各ステップはプロセッサ41におけるハードウェアの集成論理回路又はソフトウェア形式の命令で完了されてもよい。上記プロセッサ41は汎用プロセッサ、DSP、又は他のプログラマブルロジックディスク、離散ケート又はトランジスタロジックディスク、ディスクリートハードウェアコンポーネン等であってもよい。プロセッサ41は本発明の実施例に開示されている各方法、ステップ及びロジックブロック図を実現し又は実行できる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサ又は任意の通常のプロセッサ等であってもよい。本発明の実施例に開示されている方法のステップと合わせ、ハードウェアデコードプロセッサで実行して完了し、又はデコードプロセッサにおけるハードウェアとソフトウェアモジュールとの組み合わせで実行するように表すことが可能である。ソフトウェアモジュールが記憶媒体に位置してもよく、該記憶媒体がメモリ42に位置し、プロセッサ41がメモリ42における情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上記方法のステップを完了する。
【0087】
例示的な実施例において、端末が1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、DSP、プログラマブルロジックディスク(PLD:Programmable Logic Device)、複雑プログラマブルロジックディスク(CPLD:Complex Programmable Logic Device)、FPGA、汎用プロセッサ、コントローラ、MCU、マイクロプロセッサ(Microprocessor)、または他の電子素子によって実現することができ、上記方法を実行することに用いられる。
【0088】
本実施例では、前記プロセッサ41は前記プログラムを実行する時に、パディングバッファ状態レポートの報告をトリガーすることと、前記端末がパディングビットの数、第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和、及び現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数に基づき、報告しようとするBSRフォーマットを決定することであって、前記BSRフォーマットの対応する論理チャネルグループの数が1以上であり、且つ現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの最大数以下であることと、を実現する。
【0089】
1つの実施形態として、前記プロセッサ41は前記プログラムを実行する時に、前記パディングビットの数が、前記第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より大きく、第二タイプBSRフォーマットの最大長さと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より小さく、且つ現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数が少なくとも2つである場合、現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループに対応する第二タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和及び前記パディングビットの数に基づいて、報告しようとするBSRフォーマットを決定することを実現する。
【0090】
前記プロセッサ41は前記プログラムを実行する時に、現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループに対応する第二タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和が、前記パディングビットの数以下である場合、第二タイプBSRフォーマットを報告することを決定することであって、前記第二タイプBSRフォーマットの対応する論理チャネルグループの数が現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数に等しいことを実現する。
【0091】
前記プロセッサ41は前記プログラムを実行する時に、現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループに対応する第二タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和が前記パディングビットの数より大きい場合、第三タイプBSRフォーマットを報告することを決定することであって、前記第三タイプBSRフォーマットの対応する論理チャネルグループの数が1より大きく、現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数より小さいことを実現する。
【0092】
1つの実施形態として、前記プロセッサ41は前記プログラムを実行する時、前記パディングビットの数が、前記第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より大きく、第二タイプBSRフォーマットの最大長さと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より小さく、且つ現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数が1つである場合、前記第一タイプBSRフォーマットを報告することを決定することを実現する。
【0093】
1つの実施形態として、前記プロセッサ41は前記プログラムを実行する時、前記パディングビットの数が、第二タイプBSRフォーマットの最大長さと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より大きい場合、第二タイプBSRフォーマットを報告することを決定することであって、前記第二タイプBSRフォーマットの対応する論理チャネルグループの数が現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数に等しいことを実現する。
【0094】
1つの実施形態として、前記プロセッサ41は前記プログラムを実行する時、前記パディングビットの数が、前記第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和に等しく、且つ現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数が少なくとも2つである場合、第四タイプBSRフォーマットを報告することを決定することであって、前記第四タイプBSRフォーマットが、少なくとも2つの論理チャネルグループのうちの1つの論理チャネルグループに対応することを実現する。
【0095】
1つの実施形態として、前記プロセッサ41は前記プログラムを実行する時、前記パディングビットの数が、前記第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和に等しく、且つ現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数が1つである場合、前記論理チャネルグループに対応する前記第一タイプBSRフォーマットを報告することを決定することを実現する。
【0096】
1つの実施形態として、前記プロセッサ41は前記プログラムを実行する時、第三タイプBSRフォーマットを報告することを決定する前、優先度に従って前記現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループをソートすることと、優先度ソート結果に基づいて前記現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループから、前記パディングビットを満たす一部の論理チャネルグループを選択することとを実現する。
【0097】
実施例4
本発明の実施例は更に、たとえば図6に示される、コンピュータプログラムが記憶されるメモリ42を含むコンピュータ記憶媒体を提供し、上記コンピュータプログラムが装置のプロセッサ41で実行可能で、それにより、上記方法の前記ステップを完了する。コンピュータ記憶媒体はFRAM、ROM、PROM、EPROM、EEPROM、Flash Memory、磁性面メモリ、光ディスク、またはCD-ROM等のメモリであってもよく、更に上記メモリの1つまたは任意の組み合わせを含む各種の装置であってもよい。
【0098】
本実施例では、本発明の実施例に係るコンピュータ記憶媒体は、プロセッサによって実行される時、パディングバッファ状態レポートの報告をトリガーすることと、前記端末がパディングビットの数、第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和、及び現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数に基づき、報告しようとするBSRフォーマットを決定することであって、前記BSRフォーマットの対応する論理チャネルグループの数が1以上であり、且つ現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの最大数以下であることとを実行するコンピュータプログラムが記憶される。
【0099】
1つの実施形態として、該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、前記パディングビットの数が、前記第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より大きく、第二タイプBSRフォーマットの最大長さと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より小さく、且つ現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数が少なくとも2つである場合、現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループに対応する第二タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和及び前記パディングビットの数に基づいて、報告しようとするBSRフォーマットを決定することを実行する。
【0100】
該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループに対応する第二タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和が、前記パディングビットの数以下である場合、第二タイプBSRフォーマットを報告することを決定することであって、前記第二タイプBSRフォーマットの対応する論理チャネルグループの数が現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数に等しいことを実行する。
【0101】
該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループに対応する第二タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和が前記パディングビットの数より大きい場合、第三タイプBSRフォーマットを報告することを決定することであって、前記第三タイプBSRフォーマットの対応する論理チャネルグループの数が1より大きく、現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数より小さいことを実行する。
【0102】
1つの実施形態として、該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、前記パディングビットの数が、前記第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より大きく、第二タイプBSRフォーマットの最大長さと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より小さく、且つ現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数が1つである場合、前記第一タイプBSRフォーマットを報告することを決定することを実行する。
【0103】
1つの実施形態として、該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、前記パディングビットの数が、第二タイプBSRフォーマットの最大長さと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和より大きい場合、第二タイプBSRフォーマットを報告することを決定することであって、前記第二タイプBSRフォーマットの対応する論理チャネルグループの数が現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数に等しいことを実行する。
【0104】
1つの実施形態として、該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、前記パディングビットの数が、前記第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和に等しく、且つ現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数が少なくとも2つである場合、第四タイプBSRフォーマットを報告することを決定することであって、前記第四タイプBSRフォーマットが、少なくとも2つの論理チャネルグループのうちの1つの論理チャネルグループに対応することを実行する。
【0105】
1つの実施形態として、該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、前記パディングビットの数が、前記第一タイプBSRフォーマットの大きさと対応するMACサブパケットヘッダーの大きさとの和に等しく、且つ現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループの数が1つである場合、前記論理チャネルグループに対応する前記第一タイプBSRフォーマットを報告することを決定することを実行する。
【0106】
1つの実施形態として、該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、第三タイプBSRフォーマットを報告することを決定する前、優先度に従って前記現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループをソートすることと、優先度ソート結果に基づいて前記現在伝送待ちのデータをバッファしている論理チャネルグループから、前記パディングビットを満たす一部の論理チャネルグループを選択することとを実行する。
【0107】
本願に係るいくつかの実施例において、開示される端末及び方法は他の方式で実現されてもよいと理解すべきである。例えば、以上に説明される装置実施例は模式的なものに過ぎず、例えば、前記ユニットの区別は論理機能上の区別に過ぎず、実際に実現するとき、他の区別方式を用いてもよく、例えば複数のユニット又はコンポーネントは他のシステムに結合又は統合されてもよく、又はいくつかの特徴は省略してもよく、又は実行しなくてもよい。一方、表示又は検討される各構成部分の間の結合又は直接結合又は通信接続はいくつかのインターフェース、装置又はユニットによる間接結合又は通信接続であってもよく、電気、機械又は他の形式であってもよい。
【0108】
分離部材として説明される前記ユニットは物理的に分離してもよいし、物理的に分離しなくてもよく、ユニットとして表示される部材は物理ユニットであってもよいし、物理ユニットでなくてもよく、つまり、一箇所に位置してもよいし、複数のネットワークユニットに配置されてもよい。実際の必要に応じて、その一部又は全部のユニットを選択して本実施例案の目的を実現してもよい。
【0109】
また、本発明の各実施例における各機能ユニットは1つの処理ユニットに統合されてもよく、各ユニットはそれぞれ独立して1つのユニットとしてもよく、2つ又は2つ以上のユニットは1つのユニットに統合されてもよい。上記統合されたユニットはハードウェアの形式で実現されてもよいし、ソフトウェア機能ユニットの形式で実現されてもよい。
【0110】
当業者であれば、上記方法の実施例の全部または一部のステップの実現はプログラムが関連するハードウェアを命令することより完了されてもよく、上記プログラムが1つのコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよく、該プログラムが実行される時、上記方法の実施例を含むステップを実行する。上記記憶媒体は携帯記憶ディスク、ROM、RAM、磁気ディスク又は光ディスク等のプログラムコードを記憶できる様々な媒体を含むと理解できる。
【0111】
又は、本発明の集積した上記ユニットはソフトウェア機能モジュールの形式で実現され、且つ独立した製品として販売又は使用されるとき、1つのコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づき、本発明の技術案の本質又は従来技術に貢献する部分はソフトウェア製品の形式で具現されてもよく、該コンピュータソフトウェア製品は、1台のコンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ又はネットワーク機器等であってもよい)に本発明の各実施例における該方法の全部又は一部のステップを実行させるための複数の命令を含む1つの記憶媒体に記憶される。そして、上記記憶媒体は携帯記憶ディスク、ROM、RAM、磁気ディスク又は光ディスク等のプログラムコードを記憶できる様々な媒体を含む。
【0112】
以上の説明は、本発明の具体的な実施形態であって、本発明の保護範囲を制限するためのものではなく、当業者が本発明に開示される技術的範囲内に容易に想到し得る変更又は置換は、いずれも本発明の保護範囲内に含まれるべきである。従って、本発明の保護範囲は特許請求の範囲に準じるべきである。
図1
図2a
図2b
図2c
図3
図4
図5
図6