IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 華為技術有限公司の特許一覧

<>
  • 特許-制御情報送信及び受信方法並びに装置 図1
  • 特許-制御情報送信及び受信方法並びに装置 図2
  • 特許-制御情報送信及び受信方法並びに装置 図3
  • 特許-制御情報送信及び受信方法並びに装置 図4
  • 特許-制御情報送信及び受信方法並びに装置 図5
  • 特許-制御情報送信及び受信方法並びに装置 図6
  • 特許-制御情報送信及び受信方法並びに装置 図7
  • 特許-制御情報送信及び受信方法並びに装置 図8
  • 特許-制御情報送信及び受信方法並びに装置 図9
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-14
(45)【発行日】2022-12-22
(54)【発明の名称】制御情報送信及び受信方法並びに装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/10 20090101AFI20221215BHJP
   H04W 92/18 20090101ALI20221215BHJP
   H04W 72/04 20090101ALI20221215BHJP
   H04W 4/46 20180101ALI20221215BHJP
【FI】
H04W72/10
H04W92/18
H04W72/04 136
H04W4/46
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2021542474
(86)(22)【出願日】2020-01-10
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-03-15
(86)【国際出願番号】 CN2020071374
(87)【国際公開番号】W WO2020156098
(87)【国際公開日】2020-08-06
【審査請求日】2021-07-21
(31)【優先権主張番号】201910109068.6
(32)【優先日】2019-02-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ジャン,シンウェイ
(72)【発明者】
【氏名】ジャン,ジンファン
【審査官】▲高▼木 裕子
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2018/203669(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2016/0044653(US,A1)
【文献】国際公開第2020/136853(WO,A1)
【文献】国際公開第2020/033719(WO,A1)
【文献】特表2011-514727(JP,A)
【文献】OPPO,UL/SL prioritization in eV2x[online],3GPP TSG RAN WG2 #103 R2-1811092,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_103/Docs/R2-1811092.zip>,2018年08月10日
【文献】Fraunhofer HHI, Fraunhofer IIS,Physical Layer Procedures for Unicast and Groupcast[online],3GPP TSG RAN WG1 #95 R1-1812401,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_95/Docs/R1-1812401.zip>,2018年11月02日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 - 7/26
H04W 4/00 - 99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御情報送信方法であって、
端末装置によって、優先規則に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定することであり、前記M個の制御情報は、M1個のアップリンク制御情報及びM2個のサイドリンク制御情報を含み、前記M1個のアップリンク制御情報のタイプは、ハイブリッド自動再送要求、スケジューリング要求、及びチャネル状態情報のうちの少なくとも1つを含み、前記M2個のサイドリンク制御情報は、サイドリンクハイブリッド自動再送要求、サイドリンクスケジューリング要求、及びサイドリンクチャネル状態情報のうちの少なくとも1つを含み、Mは2以上の正の整数であり、M1は0以上の整数であり、M2は1以上の正の整数であり、Lは0以上M以下の整数である、前記決定することと、
前記端末装置によって、前記L個の制御情報を送信することと
を有し、
前記優先規則は、少なくとも2つの異なる通信モードに対応する制御情報のための優先規則、又は少なくとも2つの異なる属性に対応する制御情報のための優先規則、を有する、方法。
【請求項2】
前記優先規則は、少なくとも2つのタイプの制御情報のための優先規則を更に有する、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
少なくとも2つのタイプの制御情報のための前記優先規則は、次の優先規則:
サイドリンクハイブリッド自動再送要求の優先度が、サイドリンクチャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンクスケジューリング要求の優先度が、サイドリンクチャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンク非周期チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク半永久チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンク非周期チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク周期チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンク半永久チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク周期チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンクビーム関連チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク非ビーム関連チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンクランク関連チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク非ランク関連チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンクワイドバンドチャネル状態情報の優先度が、サイドリンクサブバンドチャネル状態情報の優先度よりも高いこと、及び
アップリンク制御情報の優先度が、サイドリンク制御情報の優先度よりも高いこと
のうちの少なくとも1つを有する、
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
少なくとも2つの通信モードに対応する制御情報のための前記優先規則は、次の優先規則:
通信モードがブロードキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも高いこと、
通信モードがブロードキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、通信モードがユニキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも高いこと、及び
通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、通信モードがユニキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも高いこと
のうちの少なくとも1つを有する、
請求項2又は3に記載の方法。
【請求項5】
少なくとも2つの属性に対応する制御情報のための前記優先規則は、次の優先規則:
より小さいセル番号を有するセルに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、より大きいセル番号を有するセルに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも高いこと、
より小さいチャネル状態情報設定識別子に対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度は、より大きいチャネル状態情報設定識別子に対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも高いこと、及び
より小さい送信リンク番号に対応する制御情報の優先度は、より大きい送信リンク番号に対応する制御情報の優先度よりも高いこと
のうちの少なくとも1つを有する、
請求項2乃至4のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記優先規則に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定することは、
前記優先規則及びチャネル容量に基づいて前記M個の制御情報から前記L個の制御情報を決定することを有し、
前記L個の制御情報のビットの総量は、前記チャネル容量以下である、
請求項1乃至5のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記優先規則に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定することは、
前記優先規則に基づいて前記M個の制御情報の優先順位を決定することと、
前記M個の制御情報の前記優先順位に基づいて前記L個の制御情報を決定することと
を有する、
請求項1乃至6のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
制御情報受信方法であって、
ネットワーク装置又は端末装置である通信装置によって、優先規則に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定することであり、前記優先規則に基づいた前記M個の制御情報からの前記L個の制御情報の決定は、前記通信装置へ通信可能に結合された他の端末装置によっても行われ、前記M個の制御情報は、M1個のアップリンク制御情報及びM2個のサイドリンク制御情報を含み、前記M1個のアップリンク制御情報のタイプは、ハイブリッド自動再送要求、スケジューリング要求、及びチャネル状態情報のうちの少なくとも1つを含み、前記M2個のサイドリンク制御情報は、サイドリンクハイブリッド自動再送要求、サイドリンクスケジューリング要求、及びサイドリンクチャネル状態情報のうちの少なくとも1つを含み、Mは2以上の正の整数であり、M1は0以上の整数であり、M2は1以上の正の整数であり、Lは0以上M以下の整数である、前記決定することと、
前記通信装置によって、前記他の端末装置から前記L個の制御情報を受信することと
を有し、
前記優先規則は、少なくとも2つの異なる通信モードに対応する制御情報のための優先規則、又は少なくとも2つの異なる属性に対応する制御情報のための優先規則、を有する、方法。
【請求項9】
前記優先規則は、少なくとも2つのタイプの制御情報のための優先規則を更に有する
請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記優先規則に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定することは、
前記優先規則及びチャネル容量に基づいて前記M個の制御情報から前記L個の制御情報を決定することを有し、
前記L個の制御情報のビットの総量は、前記チャネル容量以下である、
請求項8又は9のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記優先規則に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定することは、
前記優先規則に基づいて前記M個の制御情報の優先順位を決定することと、
前記M個の制御情報の前記優先順位に基づいて前記L個の制御情報を決定することと
を有する、
請求項8乃至10のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
優先規則に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定するよう構成される処理モジュールであり、前記M個の制御情報は、M1個のアップリンク制御情報及びM2個のサイドリンク制御情報を含み、前記M1個のアップリンク制御情報のタイプは、ハイブリッド自動再送要求、スケジューリング要求、及びチャネル状態情報のうちの少なくとも1つを含み、前記M2個のサイドリンク制御情報は、サイドリンクハイブリッド自動再送要求、サイドリンクスケジューリング要求、及びサイドリンクチャネル状態情報のうちの少なくとも1つを含み、Mは2以上の正の整数であり、M1は0以上の整数であり、M2は1以上の正の整数であり、Lは0以上M以下の整数である、前記処理モジュールと、
前記L個の制御情報を送信するよう構成される送信モジュールと
を有し、
前記優先規則は、少なくとも2つの異なる通信モードに対応する制御情報のための優先規則、又は少なくとも2つの異なる属性に対応する制御情報のための優先規則、を有する、端末装置。
【請求項13】
ネットワーク装置又は端末装置である通信装置であって、
優先規則に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定するよう構成される処理モジュールであり、前記優先規則に基づいた前記M個の制御情報からの前記L個の制御情報の決定は、当該通信装置へ通信可能に結合された他の端末装置によっても行われ、前記M個の制御情報は、M1個のアップリンク制御情報及びM2個のサイドリンク制御情報を含み、前記M1個のアップリンク制御情報のタイプは、ハイブリッド自動再送要求、スケジューリング要求、及びチャネル状態情報のうちの少なくとも1つを含み、前記M2個のサイドリンク制御情報は、サイドリンクハイブリッド自動再送要求、サイドリンクスケジューリング要求、及びサイドリンクチャネル状態情報のうちの少なくとも1つを含み、Mは2以上の正の整数であり、M1は0以上の整数であり、M2は1以上の正の整数であり、Lは0以上M以下の整数である、前記処理モジュールと、
前記他の端末装置から前記L個の制御情報を受信するよう構成される受信モジュールと
を有し、
前記優先規則は、少なくとも2つの異なる通信モードに対応する制御情報のための優先規則、又は少なくとも2つの異なる属性に対応する制御情報のための優先規則、を有する、通信装置。
【請求項14】
プログラムコードを記憶し、該プログラムコードがコンピュータで実行される場合に、該コンピュータが、請求項1乃至7のうちいずれか一項に記載の方法を実行することを可能にされる、
コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項15】
プログラムコードを記憶し、該プログラムコードがコンピュータで実行される場合に、該コンピュータが、請求項8乃至11のうちいずれか一項に記載の方法を実行することを可能にされる、
コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、通信分野に、より具体的には、制御情報送信及び受信方法並びに装置に関する。
【背景技術】
【0002】
デバイス・ツー・デバイス(device to device,D2D)システム及びヴィークル・ツー・エブリシング(V2X)システムなどのシステムでは、異なる端末装置間の直接通信のために使用されるリンクはサイドリンク(sidelink,SL)と呼ばれることがあり、端末間の通信はブロードキャスト方式で実行される。送信端端末は、物理サイドリンク制御チャネル(physical sidelink control channel,PSCCH)及び物理サイドリンク共有チャネル(physical sidelink shared channel,PSSCH)を送信し、受信端端末は、PSCCH又はPSSCHが正確に受信されているかどうかを送信端端末又はネットワーク装置に通知するために、サイドリンクハイブリッド自動再送要求-肯定応答(sidelink hybrid automatic repeat request-acknowledgement,SL HARQ-ACK)又はサイドリンクハイブリッド自動再送要求-否定応答(sidelink hybrid automatic repeat request-negative acknowledgement,SL HARQ-NACK)を送信端端末又はネットワーク装置へ送信してよい。受信端端末は更に、送信端端末又はネットワーク装置に対して、計測を通じて取得されるサイドリンクのサイドリンクチャネル状態情報(sidelink channel state information,SL CSI)をフィードバックしてもよい。端末装置がサイドリンクで複数のサイドリンク制御情報を送信する必要があるか、あるいは、アップリンクで複数のアップリンク制御情報及びサイドリンク制御情報を送信する必要がある場合に、制御情報のオーバーヘッドはチャネル容量を超える可能性がある。
【発明の概要】
【0003】
本願は、制御情報を送信及び受信する方法を提供するよう、制御情報送信方法を提供する。
【0004】
第1の態様に従って、制御情報送信方法が提供される。方法は、
端末装置が、優先規則に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定することであり、M個の制御情報は、M1個のアップリンク制御情報及びM2個のサイドリンク制御情報を含み、M1個のアップリンク制御情報のタイプは、ハイブリッド自動再送要求、スケジューリング要求、及びチャネル状態情報のうちの少なくとも1つを含み、M2個のサイドリンク制御情報は、サイドリンクハイブリッド自動再送要求、サイドリンクスケジューリング要求、及びサイドリンクチャネル状態情報のうちの少なくとも1つを含み、Mは2以上の正の整数であり、M1は0以上の整数であり、M2は1以上の正の整数であり、Lは0以上M以下の整数である、ことと、
端末装置がL個の制御情報を送信することと
を含む。
【0005】
端末装置は、端末装置が高い優先度を有する制御情報を逃さないように、優先規則に基づいて、比較的に高い優先度で制御情報を送信する。端末は、優先規則に基づいて低優先度の制御情報を除いてよく、それによって、端末装置によってメッセージを送信するためのエネルギ消費を低減する。端末によって使用され得るリソースの量は限られており、チャネルでより重要な制御情報を送信することは、リソース利用を改善することができる。
【0006】
第1の態様の可能な実施において、優先規則は、少なくとも2つのタイプの制御情報のための優先規則、少なくとも2つの通信モードに対応する制御情報のための優先規則、及び少なくとも2つの属性に対応する制御情報のための優先規則のうちの少なくとも1つを決定するために使用される。
【0007】
優先規則は、1つ以上の観点から少なくとも2つの制御情報の優先度を示してよく、端末装置が制御情報の優先度を決定するための複数の方法を提供する。
【0008】
第1の態様の可能な実施において、少なくとも2つのタイプの制御情報のための優先規則は、次の優先規則:
サイドリンクハイブリッド自動再送要求の優先度が、サイドリンクチャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンクスケジューリング要求の優先度が、サイドリンクチャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンク非周期チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク半永久チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンク非周期チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク周期チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンク半永久チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク周期チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンクビーム関連チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク非ビーム関連チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンクランク関連チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク非ランク関連チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンクワイドバンドチャネル状態情報の優先度が、サイドリンクサブバンドチャネル状態情報の優先度よりも高いこと、及び
アップリンク制御情報の優先度が、サイドリンク制御情報の優先度よりも高いこと
のうちの少なくとも1つを含む。
【0009】
優先規則は、異なる優先度を有する制御情報が、異なる優先度を有する制御情報を運ぶリソースが時間領域で重なり合っている場合に、同時に送信され得ないという問題を解消し、高い優先度を有する制御情報の送信を確かにするために、複数の異なるタイプの制御情報の優先度を提供する。
【0010】
第1の態様の可能な実施において、アップリンク制御情報の優先度がサイドリンク制御情報の優先度よりも高いことは、次の優先規則:
ハイブリッド自動再送要求の優先度が、サイドリンクハイブリッド自動再送要求の優先度よりも高いこと、
スケジューリング要求の優先度が、サイドリンクスケジューリング要求の優先度よりも高いこと、
チャネル状態情報の優先度が、サイドリンクチャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
非周期チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク非周期チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
半永久チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク半永久チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
周期チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク周期チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
ビーム関連チャネル状態情報の優先度が、サイドリンクビーム関連チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
非ビーム関連チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク非ビーム関連チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
ランク関連チャネル状態情報の優先度が、サイドリンクランク関連チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
非ランク関連チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク非ランク関連チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
ワイドバンドチャネル状態情報の優先度が、サイドリンクワイドバンドチャネル状態情報の優先度よりも高いこと、及び
サブバンドチャネル状態情報の優先度が、サイドリンクサブバンドチャネル状態情報の優先度よりも高いこと
のうちの少なくとも1つを含む。
【0011】
優先規則は、異なる優先度を有する制御情報が、異なる優先度を有する制御情報を運ぶリソースが時間領域で重なり合っている場合に、同時に送信され得ないという問題を解消し、高い優先度を有する制御情報の送信を確かにするために、複数の異なるタイプの制御情報の優先度を提供する。
【0012】
第1の態様の可能な実施において、少なくとも2つの通信モードに対応する制御情報のための優先規則は、次の優先規則:
通信モードがブロードキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも高いこと、
通信モードがブロードキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、通信モードがユニキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも高いこと、及び
通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、通信モードがユニキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも高いこと
のうちの少なくとも1つを含む。
【0013】
優先規則は、異なる優先度を有する制御情報が、異なる優先度を有する制御情報を運ぶリソースが時間領域で重なり合っている場合に、同時に送信され得ないという問題を解消し、高い優先度を有する制御情報の送信を確かにするために、複数の異なる通信モードに対応する制御情報の優先度を提供する。
【0014】
第1の態様の可能な実施において、少なくとも2つの通信モードに対応する制御情報のための優先規則は、次の優先規則:
通信モードがブロードキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも低いこと、
通信モードがブロードキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、通信モードがユニキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも低いこと、及び
通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、通信モードがユニキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも低いこと
のうちの少なくとも1つを含む。
【0015】
優先規則は、異なる優先度を有する制御情報が、異なる優先度を有する制御情報を運ぶリソースが時間領域で重なり合っている場合に、同時に送信され得ないという問題を解消し、高い優先度を有する制御情報の送信を確かにするために、複数の異なる通信モードに対応する制御情報の優先度を提供する。
【0016】
第1の態様の可能な実施において、少なくとも2つの属性に対応する制御情報のための優先規則は、次の優先規則:
より小さいセル番号を有するセルに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、より大きいセル番号を有するセルに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも高いこと、
より小さいチャネル状態情報設定識別子に対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度は、より大きいチャネル状態情報設定識別子に対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも高いこと、及び
より小さい送信リンク番号に対応する制御情報の優先度は、より大きい送信リンク番号に対応する制御情報の優先度よりも高いこと
のうちの少なくとも1つを含む。
【0017】
優先規則は、異なる優先度を有する制御情報が、異なる優先度を有する制御情報を運ぶリソースが時間領域で重なり合っている場合に、同時に送信され得ないという問題を解消し、高い優先度を有する制御情報の送信を確かにするために、複数の異なる属性に対応する制御情報の優先度を提供する。
【0018】
第1の態様の可能な実施において、少なくとも2つの属性に対応する制御情報のための優先規則は、次の優先規則:
より大きいセル番号を有するセルに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、より小さいセル番号を有するセルに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも高いこと、
より大きいチャネル状態情報設定識別子に対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度は、より小さいチャネル状態情報設定識別子に対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも高いこと、及び
より大きい送信リンク番号に対応する制御情報の優先度は、より小さい送信リンク番号に対応する制御情報の優先度よりも高いこと
のうちの少なくとも1つを含む。
【0019】
優先規則は、異なる優先度を有する制御情報が、異なる優先度を有する制御情報を運ぶリソースが時間領域で重なり合っている場合に、同時に送信され得ないという問題を解消し、高い優先度を有する制御情報の送信を確かにするために、複数の異なる属性に対応する制御情報の優先度を提供する。
【0020】
第1の態様の可能な実施において、優先規則に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定することは、優先規則に基づいてM個の制御情報の優先順位を決定することと、M個の制御情報の優先順位に基づいてL個の制御情報を決定することとを含む。
【0021】
端末装置は、優先規則に基づいてM個の制御情報の優先順位を決定してよい。端末装置は、M個の制御情報の優先順位番号を比較することによって、L個の制御情報を決定してよい。L個の制御情報を決定するために端末装置によって必要とされる計算量は比較的に小さいので、L個の制御情報を決定するために端末装置によって必要とされるエネルギ消費は低減される。
【0022】
第1の態様の可能な実施において、優先規則は、少なくとも2つのタイプ、少なくとも2つの通信モード、及び/又は少なくとも2つの属性に対応するS個の制御情報のための優先規則を示し、S個の制御情報の中のS1個の制御情報の優先度は、S個の制御情報の中のS1個の制御情報以外のS-S1個の制御情報の優先度よりも高く、S1は1以上S以下の正の整数であり、Sは2以上の正の整数である。優先規則に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定することは、S1個の制御情報のための優先規則に基づいて、M個の制御情報の中で最も高い優先度を有するL個の制御情報を決定することを含む。
【0023】
端末装置は、M個の制御情報が高優先度の制御情報を含むかどうかを決定することによって、L個の制御情報を決定してよい。端末装置は、M個の制御情報の中のL個の制御情報以外の制御情報の優先度を決定する必要がなく、それにより、端末装置によって処理される必要があるデータの量は低減され、L個の制御情報を決定するために端末装置によって必要とされるエネルギ消費は低減される。
【0024】
第1の態様の可能な実施において、L個の制御情報の優先度は、M個の制御情報の中のL個の制御情報以外のM-L個の制御情報の優先度よりも高い。
【0025】
第1の態様の可能な実施において、優先規則に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定することは、優先規則及びチャネル容量に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定することを含み、L個の制御情報のビットの総量は、チャネル容量以下である。
【0026】
端末装置は、チャネル容量に基づいてL個の制御情報を決定してよく、それによって、L個の制御情報を決定することの柔軟性を改善する。その上、チャネル容量がL個の制御情報を伝送するのに十分であることが確かにされるので、L個の制御情報の伝送精度を改善する。
【0027】
第1の態様の可能な実施において、優先規則及びチャネル容量に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定する前に、方法は、端末装置がチャネル容量を決定することを更に含む。
【0028】
第1の態様の可能な実施において、M個の制御情報の中のL+1個の制御情報のビットの総量は、チャネル容量よりも多く、L+1個の制御情報の優先度は、L+1個の制御情報以外の、M個の制御情報の中のM-L-1個の制御情報の優先度よりも高い。
【0029】
M個の制御情報の中で最も高い優先度を有するL個の制御情報の全オーバーヘッドはチャネル容量よりも小さく、M個の制御情報の中で最も高い優先度を有するL+1個の制御情報の全オーバーヘッドはチャネル容量よりも大きい。L個の制御情報を送ることは、高い優先度を有する制御情報の送信を確かにし、更にはチャネル利用を改善することができる。
【0030】
第1の態様の可能な実施において、L個よりも少ない制御情報が送信されてもよい。チャネル容量が十分に使用されていないとしても、より少ない情報が、より多いリソースを使用することによって伝送され、それにより、より低次の変調スキーム及び/又はより低いビットレートが、情報伝送成功率を改善するために使用可能である。
【0031】
第1の態様の可能な実施において、優先規則は、N個の優先サブ規則を含み、N個の優先サブ規則の中のN1個の優先サブ規則の優先度は、N1個の優先サブ規則以外の、N個の優先サブ規則の中のN-N1個の優先サブ規則の優先度よりも高く、N1は、1以上N以下の正の整数であり、Nは2以上の正の整数である。優先規則に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定することは、N1個の優先サブ規則に基づいてM個の制御情報の優先順位を決定することと、M個の制御情報の優先順位に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定することとを含む。
【0032】
端末装置は、優先規則の中で比較的に高い優先度を有するいくつかのサブ規則に基づいて、L個の制御情報を決定してよく、それにより、端末装置の決定回数は減り、制御情報の優先度はより正確であり、L個の制御情報を決定するために端末装置によって必要とされる計算量は低減されるので、L個の制御情報を決定するために端末装置によって必要とされるエネルギ消費は低減される。
【0033】
第1の態様の可能な実施において、優先規則は、N個の優先サブ規則を含み、N個の優先サブ規則の中のN1個の優先サブ規則の優先度は、N1個の優先サブ規則以外の、N個の優先サブ規則の中のN-N1個の優先サブ規則の優先度よりも高く、N1は、1以上N以下の正の整数であり、Nは2以上の正の整数である。優先規則に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定することは、最初にN1個の優先サブ規則に基づいて、次いでN-N1個の優先サブ規則に基づいてM個の制御情報の優先順位を決定することと、M個の制御情報の優先順位に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定することとを含む。
【0034】
端末装置は、最初に、優先規則の中で比較的に高い優先度を有するいくつかのサブ規則に基づいて、M個の制御情報の優先順位を決定してよく、M個の制御情報は、優先度が同じであって区別不可能であるいくつかの制御情報を含んでよい。次いで、M個の制御情報の優先順位は、優先規則の中で優先度が比較的に低いいくつかのサブ規則に基づいて決定され、それにより、制御情報の優先順位の精度は改善され得る。
【0035】
第1の態様の可能な実施において、端末装置がL個の制御情報を送信することは、端末装置が、物理サイドリンクフィードバックチャネル、物理サイドリンク制御チャネル、物理サイドリンク共有チャネル、物理アップリンク制御チャネル、又は物理アップリンク共有チャネルのうちの少なくとも1つでL個の制御情報を送信すること、を含む。
【0036】
第2の態様に従って、制御情報受信方法が提供される。方法は、
通信装置が、優先規則に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定することであり、M個の制御情報は、M1個のアップリンク制御情報及びM2個のサイドリンク制御情報を含み、M1個のアップリンク制御情報のタイプは、ハイブリッド自動再送要求、スケジューリング要求、及びチャネル状態情報のうちの少なくとも1つを含み、M2個のサイドリンク制御情報は、サイドリンクハイブリッド自動再送要求、サイドリンクスケジューリング要求、及びサイドリンクチャネル状態情報のうちの少なくとも1つを含み、Mは2以上の正の整数であり、M1は0以上の整数であり、M2は1以上の正の整数であり、Lは0以上M以下の整数である、ことと、
通信装置がL個の制御情報を受信することと
を含む。
【0037】
端末装置は、端末装置が高い優先度を有する制御情報を逃さないように、優先規則に基づいて、比較的に高い優先度で制御情報を送信する。端末装置は、優先規則に基づいて低優先度の制御情報を除いてよく、それによって、端末装置によってメッセージを送信するためのエネルギ消費を低減する。端末装置によって使用され得るリソースの量は限られており、チャネルでより重要な制御情報を送信することは、リソース利用を改善することができる。相応して、受信端ネットワーク装置は、優先規則に基づいて、端末装置によって送信された制御情報を決定してよい。
【0038】
第2の態様の可能な実施において、優先規則は、少なくとも2つのタイプの制御情報のための優先規則、少なくとも2つの通信モードに対応する制御情報のための優先規則、及び少なくとも2つの属性に対応する制御情報のための優先規則のうちの少なくとも1つを決定するために使用される。
【0039】
優先規則は、1つ以上の観点から少なくとも2つの制御情報の優先度を示してよく、ネットワーク装置が制御情報の優先度を決定するための複数の方法を提供する。
【0040】
第2の態様の可能な実施において、少なくとも2つのタイプの制御情報のための優先規則は、次の優先規則:
サイドリンクハイブリッド自動再送要求の優先度が、サイドリンクチャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンクスケジューリング要求の優先度が、サイドリンクチャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンク非周期チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク半永久チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンク非周期チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク周期チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンク半永久チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク周期チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンクビーム関連チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク非ビーム関連チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンクランク関連チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク非ランク関連チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンクワイドバンドチャネル状態情報の優先度が、サイドリンクサブバンドチャネル状態情報の優先度よりも高いこと、及び
アップリンク制御情報の優先度が、サイドリンク制御情報の優先度よりも高いこと
のうちの少なくとも1つを含む。
【0041】
優先規則は、異なる優先度を有する制御情報が、異なる優先度を有する制御情報を運ぶリソースが時間領域で重なり合っている場合に、同時に送信され得ないという問題を解消し、高い優先度を有する制御情報の送信を確かにするために、複数の異なるタイプの制御情報の優先度を提供する。
【0042】
第2の態様の可能な実施において、アップリンク制御情報の優先度がサイドリンク制御情報の優先度よりも高いことは、次の優先規則:
ハイブリッド自動再送要求の優先度が、サイドリンクハイブリッド自動再送要求の優先度よりも高いこと、
スケジューリング要求の優先度が、サイドリンクスケジューリング要求の優先度よりも高いこと、
チャネル状態情報の優先度が、サイドリンクチャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
非周期チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク非周期チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
半永久チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク半永久チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
周期チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク周期チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
ビーム関連チャネル状態情報の優先度が、サイドリンクビーム関連チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
非ビーム関連チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク非ビーム関連チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
ランク関連チャネル状態情報の優先度が、サイドリンクランク関連チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
非ランク関連チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク非ランク関連チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
ワイドバンドチャネル状態情報の優先度が、サイドリンクワイドバンドチャネル状態情報の優先度よりも高いこと、及び
サブバンドチャネル状態情報の優先度が、サイドリンクサブバンドチャネル状態情報の優先度よりも高いこと
のうちの少なくとも1つを含む。
【0043】
優先規則は、異なる優先度を有する制御情報が、異なる優先度を有する制御情報を運ぶリソースが時間領域で重なり合っている場合に、同時に送信され得ないという問題を解消し、高い優先度を有する制御情報の送信を確かにするために、複数の異なるタイプの制御情報の優先度を提供する。
【0044】
第2の態様の可能な実施において、少なくとも2つの通信モードに対応する制御情報のための優先規則は、次の優先規則:
通信モードがブロードキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも高いこと、
通信モードがブロードキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、通信モードがユニキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも高いこと、及び
通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、通信モードがユニキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも高いこと
のうちの少なくとも1つを含む。
【0045】
優先規則は、異なる優先度を有する制御情報が、異なる優先度を有する制御情報を運ぶリソースが時間領域で重なり合っている場合に、同時に送信され得ないという問題を解消し、高い優先度を有する制御情報の送信を確かにするために、複数の異なる通信モードに対応する制御情報の優先度を提供する。
【0046】
第2の態様の可能な実施において、少なくとも2つの通信モードに対応する制御情報のための優先規則は、次の優先規則:
通信モードがブロードキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも低いこと、
通信モードがブロードキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、通信モードがユニキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも低いこと、及び
通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、通信モードがユニキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも低いこと
のうちの少なくとも1つを含む。
【0047】
優先規則は、異なる優先度を有する制御情報が、異なる優先度を有する制御情報を運ぶリソースが時間領域で重なり合っている場合に、同時に送信され得ないという問題を解消し、高い優先度を有する制御情報の送信を確かにするために、複数の異なる通信モードに対応する制御情報の優先度を提供する。
【0048】
第2の態様の可能な実施において、少なくとも2つの属性に対応する制御情報のための優先規則は、次の優先規則:
より小さいセル番号を有するセルに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、より大きいセル番号を有するセルに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも高いこと、
より小さいチャネル状態情報設定識別子に対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度は、より大きいチャネル状態情報設定識別子に対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも高いこと、及び
より小さい送信リンク番号に対応する制御情報の優先度は、より大きい送信リンク番号に対応する制御情報の優先度よりも高いこと
のうちの少なくとも1つを含む。
【0049】
優先規則は、異なる優先度を有する制御情報が、異なる優先度を有する制御情報を運ぶリソースが時間領域で重なり合っている場合に、同時に送信され得ないという問題を解消し、高い優先度を有する制御情報の送信を確かにするために、複数の異なる属性に対応する制御情報の優先度を提供する。
【0050】
第2の態様の可能な実施において、少なくとも2つの属性に対応する制御情報のための優先規則は、次の優先規則:
より大きいセル番号を有するセルに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、より小さいセル番号を有するセルに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも高いこと、
より大きいチャネル状態情報設定識別子に対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度は、より小さいチャネル状態情報設定識別子に対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも高いこと、及び
より大きい送信リンク番号に対応する制御情報の優先度は、より小さい送信リンク番号に対応する制御情報の優先度よりも高いこと
のうちの少なくとも1つを含む。
【0051】
優先規則は、異なる優先度を有する制御情報が、異なる優先度を有する制御情報を運ぶリソースが時間領域で重なり合っている場合に、同時に送信され得ないという問題を解消し、高い優先度を有する制御情報の送信を確かにするために、複数の異なる属性に対応する制御情報の優先度を提供する。
【0052】
第2の態様の可能な実施において、優先規則に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定することは、優先規則に基づいてM個の制御情報の優先順位を決定することと、M個の制御情報の優先順位に基づいてL個の制御情報を決定することとを含む。
【0053】
ネットワーク装置は、優先規則に基づいてM個の制御情報の優先順位を決定してよい。ネットワーク装置は、M個の制御情報の優先順位番号を比較することによって、L個の制御情報を決定してよい。L個の制御情報を決定するためにネットワーク装置によって必要とされる計算量は比較的に小さいので、L個の制御情報を決定するためにネットワーク装置によって必要とされるエネルギ消費は低減される。
【0054】
第2の態様の可能な実施において、優先規則は、少なくとも2つのタイプ、少なくとも2つの通信モード、及び/又は少なくとも2つの属性に対応するS個の制御情報のための優先規則を示し、S個の制御情報の中のS1個の制御情報の優先度は、S個の制御情報の中のS1個の制御情報以外のS-S1個の制御情報の優先度よりも高く、S1は1以上S以下の正の整数であり、Sは2以上の正の整数である。優先規則に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定することは、S1個の制御情報のための優先規則に基づいて、M個の制御情報の中で最も高い優先度を有するL個の制御情報を決定することを含む。
【0055】
ネットワーク装置は、M個の制御情報が高優先度の制御情報を含むかどうかを決定することによって、L個の制御情報を決定してよい。ネットワーク装置は、M個の制御情報の中のL個の制御情報以外の制御情報の優先度を決定する必要がなく、それにより、ネットワーク装置によって処理される必要があるデータの量は低減され、L個の制御情報を決定するためにネットワーク装置によって必要とされるエネルギ消費は低減される。
【0056】
第2の態様の可能な実施において、L個の制御情報の優先度は、M個の制御情報の中のL個の制御情報以外のM-L個の制御情報の優先度よりも高い。
【0057】
第2の態様の可能な実施において、優先規則に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定することは、優先規則及びチャネル容量に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定することを含み、L個の制御情報のビットの総量は、チャネル容量以下である。
【0058】
ネットワーク装置は、チャネル容量に基づいてL個の制御情報を決定してよく、それによって、L個の制御情報を決定することの柔軟性を改善する。その上、チャネル容量がL個の制御情報を伝送するのに十分であることが確かにされるので、L個の制御情報の伝送精度を改善する。
【0059】
第2の態様の可能な実施において、優先規則及びチャネル容量に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定する前に、方法は、ネットワーク装置がチャネル容量を決定することを更に含む。
【0060】
第2の態様の可能な実施において、M個の制御情報の中のL+1個の制御情報のビットの総量は、チャネル容量よりも多く、L+1個の制御情報の優先度は、L+1個の制御情報以外の、M個の制御情報の中のM-L-1個の制御情報の優先度よりも高い。
【0061】
M個の制御情報の中で最も高い優先度を有するL個の制御情報の全オーバーヘッドはチャネル容量よりも小さく、M個の制御情報の中で最も高い優先度を有するL+1個の制御情報の全オーバーヘッドはチャネル容量よりも大きい。L個の制御情報を送ることは、高い優先度を有する制御情報の送信を確かにし、更にはチャネル利用を改善することができる。
【0062】
第2の態様の可能な実施において、L個よりも少ない制御情報が送信されてもよい。チャネル容量が十分に使用されていないとしても、より少ない情報が、より多いリソースを使用することによって伝送され、それにより、より低次の変調スキーム及び/又はより低いビットレートが、情報伝送成功率を改善するために使用可能である。
【0063】
第2の態様の可能な実施において、優先規則は、N個の優先サブ規則を含み、N個の優先サブ規則の中のN1個の優先サブ規則の優先度は、N1個の優先サブ規則以外の、N個の優先サブ規則の中のN-N1個の優先サブ規則の優先度よりも高く、N1は、1以上N以下の正の整数であり、Nは2以上の正の整数である。優先規則に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定することは、ネットワーク装置が、N1個の優先サブ規則に基づいてM個の制御情報の優先順位を決定し、M個の制御情報の優先順位に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定することを含む。
【0064】
ネットワーク装置は、優先規則の中で比較的に高い優先度を有するいくつかのサブ規則に基づいて、L個の制御情報を決定してよく、それにより、ネットワーク装置の決定回数は減り、制御情報の優先度はより正確であり、L個の制御情報を決定するためにネットワーク装置によって必要とされる計算量は低減されるので、L個の制御情報を決定するためにネットワーク装置によって必要とされるエネルギ消費は低減される。
【0065】
第2の態様の可能な実施において、優先規則は、N個の優先サブ規則を含み、N個の優先サブ規則の中のN1個の優先サブ規則の優先度は、N1個の優先サブ規則以外の、N個の優先サブ規則の中のN-N1個の優先サブ規則の優先度よりも高く、N1は、1以上N以下の正の整数であり、Nは2以上の正の整数である。
【0066】
優先規則に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定することは、
最初にN1個の優先サブ規則に基づいて、次いでN-N1個の優先サブ規則に基づいてM個の制御情報の優先順位を決定することと、
M個の制御情報の優先順位に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定することと
を含む。
【0067】
ネットワーク装置は、最初に、優先規則の中で比較的に高い優先度を有するいくつかのサブ規則に基づいて、M個の制御情報の優先順位を決定してよく、M個の制御情報は、優先度が同じであって区別不可能であるいくつかの制御情報を含んでよい。次いで、M個の制御情報の優先順位は、優先規則の中で優先度が比較的に低いいくつかのサブ規則に基づいて決定され、それにより、制御情報の優先順位の精度は改善され得る。
【0068】
第2の態様の可能な実施において、ネットワーク装置がL個の制御情報を受信することは、ネットワーク装置が、物理サイドリンクフィードバックチャネル、物理サイドリンク制御チャネル、物理サイドリンク共有チャネル、物理アップリンク制御チャネル、又は物理アップリンク共有チャネルのうちの少なくとも1つでL個の制御情報を受信すること、を含む。
【0069】
第3の態様に従って、制御情報受信方法が提供される。方法は、
端末装置が、優先規則に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定することであり、M個の制御情報は、M1個のアップリンク制御情報及びM2個のサイドリンク制御情報を含み、M1個のアップリンク制御情報のタイプは、ハイブリッド自動再送要求、スケジューリング要求、及びチャネル状態情報のうちの少なくとも1つを含み、M2個のサイドリンク制御情報は、サイドリンクハイブリッド自動再送要求、サイドリンクスケジューリング要求、及びサイドリンクチャネル状態情報のうちの少なくとも1つを含み、Mは2以上の正の整数であり、M1は0以上の整数であり、M2は1以上の正の整数であり、Lは0以上M以下の整数である、ことと、
端末装置がL個の制御情報を受信することと
を含む。
【0070】
端末装置は、端末装置が高い優先度を有する制御情報を逃さないように、優先規則に基づいて、比較的に高い優先度で制御情報を送信する。端末装置は、優先規則に基づいて低優先度の制御情報を除いてよく、それによって、端末装置によってメッセージを送信するためのエネルギ消費を低減する。端末装置によって使用され得るリソースの量は限られており、チャネルでより重要な制御情報を送信することは、リソース利用を改善することができる。相応して、受信端端末装置は、優先規則に基づいて、端末装置によって送信された制御情報を決定してよい。
【0071】
第3の態様の可能な実施において、優先規則は、少なくとも2つのタイプの制御情報のための優先規則、少なくとも2つの通信モードに対応する制御情報のための優先規則、及び少なくとも2つの属性に対応する制御情報のための優先規則のうちの少なくとも1つを決定するために使用される。
【0072】
優先規則は、1つ以上の観点から少なくとも2つの制御情報の優先度を示してよく、端末装置が制御情報の優先度を決定するための複数の方法を提供する。
【0073】
第3の態様の可能な実施において、少なくとも2つのタイプの制御情報のための優先規則は、次の優先規則:
サイドリンクハイブリッド自動再送要求の優先度が、サイドリンクチャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンクスケジューリング要求の優先度が、サイドリンクチャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンク非周期チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク半永久チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンク非周期チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク周期チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンク半永久チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク周期チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンクビーム関連チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク非ビーム関連チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンクランク関連チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク非ランク関連チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンクワイドバンドチャネル状態情報の優先度が、サイドリンクサブバンドチャネル状態情報の優先度よりも高いこと、及び
アップリンク制御情報の優先度が、サイドリンク制御情報の優先度よりも高いこと
のうちの少なくとも1つを含む。
【0074】
優先規則は、異なる優先度を有する制御情報が、異なる優先度を有する制御情報を運ぶリソースが時間領域で重なり合っている場合に、同時に送信され得ないという問題を解消し、高い優先度を有する制御情報の送信を確かにするために、複数の異なるタイプの制御情報の優先度を提供する。
【0075】
第3の態様の可能な実施において、アップリンク制御情報の優先度がサイドリンク制御情報の優先度よりも高いことは、次の優先規則:
ハイブリッド自動再送要求の優先度が、サイドリンクハイブリッド自動再送要求の優先度よりも高いこと、
スケジューリング要求の優先度が、サイドリンクスケジューリング要求の優先度よりも高いこと、
チャネル状態情報の優先度が、サイドリンクチャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
非周期チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク非周期チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
半永久チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク半永久チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
周期チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク周期チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
ビーム関連チャネル状態情報の優先度が、サイドリンクビーム関連チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
非ビーム関連チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク非ビーム関連チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
ランク関連チャネル状態情報の優先度が、サイドリンクランク関連チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
非ランク関連チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク非ランク関連チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
ワイドバンドチャネル状態情報の優先度が、サイドリンクワイドバンドチャネル状態情報の優先度よりも高いこと、及び
サブバンドチャネル状態情報の優先度が、サイドリンクサブバンドチャネル状態情報の優先度よりも高いこと
のうちの少なくとも1つを含む。
【0076】
優先規則は、異なる優先度を有する制御情報が、異なる優先度を有する制御情報を運ぶリソースが時間領域で重なり合っている場合に、同時に送信され得ないという問題を解消し、高い優先度を有する制御情報の送信を確かにするために、複数の異なるタイプの制御情報の優先度を提供する。
【0077】
第3の態様の可能な実施において、少なくとも2つの通信モードに対応する制御情報のための優先規則は、次の優先規則:
通信モードがブロードキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも高いこと、
通信モードがブロードキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、通信モードがユニキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも高いこと、及び
通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、通信モードがユニキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも高いこと
のうちの少なくとも1つを含む。
【0078】
優先規則は、異なる優先度を有する制御情報が、異なる優先度を有する制御情報を運ぶリソースが時間領域で重なり合っている場合に、同時に送信され得ないという問題を解消し、高い優先度を有する制御情報の送信を確かにするために、複数の異なる通信モードに対応する制御情報の優先度を提供する。
【0079】
第3の態様の可能な実施において、少なくとも2つの通信モードに対応する制御情報のための優先規則は、次の優先規則:
通信モードがブロードキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも低いこと、
通信モードがブロードキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、通信モードがユニキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも低いこと、及び
通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、通信モードがユニキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも低いこと
のうちの少なくとも1つを含む。
【0080】
優先規則は、異なる優先度を有する制御情報が、異なる優先度を有する制御情報を運ぶリソースが時間領域で重なり合っている場合に、同時に送信され得ないという問題を解消し、高い優先度を有する制御情報の送信を確かにするために、複数の異なる通信モードに対応する制御情報の優先度を提供する。
【0081】
第3の態様の可能な実施において、少なくとも2つの属性に対応する制御情報のための優先規則は、次の優先規則:
より小さいセル番号を有するセルに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、より大きいセル番号を有するセルに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも高いこと、
より小さいチャネル状態情報設定識別子に対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度は、より大きいチャネル状態情報設定識別子に対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも高いこと、及び
より小さい送信リンク番号に対応する制御情報の優先度は、より大きい送信リンク番号に対応する制御情報の優先度よりも高いこと
のうちの少なくとも1つを含む。
【0082】
優先規則は、異なる優先度を有する制御情報が、異なる優先度を有する制御情報を運ぶリソースが時間領域で重なり合っている場合に、同時に送信され得ないという問題を解消し、高い優先度を有する制御情報の送信を確かにするために、複数の異なる属性に対応する制御情報の優先度を提供する。
【0083】
第3の態様の可能な実施において、少なくとも2つの属性に対応する制御情報のための優先規則は、次の優先規則:
より大きいセル番号を有するセルに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、より小さいセル番号を有するセルに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも高いこと、
より大きいチャネル状態情報設定識別子に対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度は、より小さいチャネル状態情報設定識別子に対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも高いこと、及び
より大きい送信リンク番号に対応する制御情報の優先度は、より小さい送信リンク番号に対応する制御情報の優先度よりも高いこと
のうちの少なくとも1つを含む。
【0084】
優先規則は、異なる優先度を有する制御情報が、異なる優先度を有する制御情報を運ぶリソースが時間領域で重なり合っている場合に、同時に送信され得ないという問題を解消し、高い優先度を有する制御情報の送信を確かにするために、複数の異なる属性に対応する制御情報の優先度を提供する。
【0085】
第3の態様の可能な実施において、優先規則に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定することは、優先規則に基づいてM個の制御情報の優先順位を決定することと、M個の制御情報の優先順位に基づいてL個の制御情報を決定することとを含む。
【0086】
端末装置は、優先規則に基づいてM個の制御情報の優先順位を決定してよい。端末装置は、M個の制御情報の優先順位番号を比較することによって、L個の制御情報を決定してよい。L個の制御情報を決定するために端末装置によって必要とされる計算量は比較的に小さいので、L個の制御情報を決定するために端末装置によって必要とされるエネルギ消費は低減される。
【0087】
第3の態様の可能な実施において、優先規則は、少なくとも2つのタイプ、少なくとも2つの通信モード、及び/又は少なくとも2つの属性に対応するS個の制御情報のための優先規則を示し、S個の制御情報の中のS1個の制御情報の優先度は、S個の制御情報の中のS1個の制御情報以外のS-S1個の制御情報の優先度よりも高く、S1は1以上S以下の正の整数であり、Sは2以上の正の整数である。優先規則に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定することは、S1個の制御情報のための優先規則に基づいて、M個の制御情報の中で最も高い優先度を有するL個の制御情報を決定することを含む。
【0088】
端末装置は、M個の制御情報が高優先度の制御情報を含むかどうかを決定することによって、L個の制御情報を決定してよい。端末装置は、M個の制御情報の中のL個の制御情報以外の制御情報の優先度を決定する必要がなく、それにより、端末装置によって処理される必要があるデータの量は低減され、L個の制御情報を決定するために端末装置によって必要とされるエネルギ消費は低減される。
【0089】
第3の態様の可能な実施において、L個の制御情報の優先度は、M個の制御情報の中のL個の制御情報以外のM-L個の制御情報の優先度よりも高い。
【0090】
第3の態様の可能な実施において、優先規則に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定することは、優先規則及びチャネル容量に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定することを含み、L個の制御情報のビットの総量は、チャネル容量以下である。
【0091】
端末装置は、チャネル容量に基づいてL個の制御情報を決定してよく、それによって、L個の制御情報を決定することの柔軟性を改善する。その上、チャネル容量がL個の制御情報を伝送するのに十分であることが確かにされるので、L個の制御情報の伝送精度を改善する。
【0092】
第3の態様の可能な実施において、優先規則及びチャネル容量に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定する前に、方法は、端末装置がチャネル容量を決定することを更に含む。
【0093】
第3の態様の可能な実施において、M個の制御情報の中のL+1個の制御情報のビットの総量は、チャネル容量よりも多く、L+1個の制御情報の優先度は、L+1個の制御情報以外の、M個の制御情報の中のM-L-1個の制御情報の優先度よりも高い。
【0094】
M個の制御情報の中で最も高い優先度を有するL個の制御情報の全オーバーヘッドはチャネル容量よりも小さく、M個の制御情報の中で最も高い優先度を有するL+1個の制御情報の全オーバーヘッドはチャネル容量よりも大きい。L個の制御情報を送ることは、高い優先度を有する制御情報の送信を確かにし、更にはチャネル利用を改善することができる。
【0095】
第3の態様の可能な実施において、L個よりも少ない制御情報が送信されてもよい。チャネル容量が十分に使用されていないとしても、より少ない情報が、より多いリソースを使用することによって伝送され、それにより、より低次の変調スキーム及び/又はより低いビットレートが、情報伝送成功率を改善するために使用可能である。
【0096】
第3の態様の可能な実施において、優先規則は、N個の優先サブ規則を含み、N個の優先サブ規則の中のN1個の優先サブ規則の優先度は、N1個の優先サブ規則以外の、N個の優先サブ規則の中のN-N1個の優先サブ規則の優先度よりも高く、N1は、1以上N以下の正の整数であり、Nは2以上の正の整数である。優先規則に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定することは、N1個の優先サブ規則に基づいてM個の制御情報の優先順位を決定することと、M個の制御情報の優先順位に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定することとを含む。
【0097】
端末装置は、優先規則の中で比較的に高い優先度を有するいくつかのサブ規則に基づいて、L個の制御情報を決定してよく、それにより、端末装置の決定回数は減り、制御情報の優先度はより正確であり、L個の制御情報を決定するために端末装置によって必要とされる計算量は低減されるので、L個の制御情報を決定するために端末装置によって必要とされるエネルギ消費は低減される。
【0098】
第3の態様の可能な実施において、優先規則は、N個の優先サブ規則を含み、N個の優先サブ規則の中のN1個の優先サブ規則の優先度は、N1個の優先サブ規則以外の、N個の優先サブ規則の中のN-N1個の優先サブ規則の優先度よりも高く、N1は、1以上N以下の正の整数であり、Nは2以上の正の整数である。優先規則に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定することは、最初にN1個の優先サブ規則に基づいて、次いでN-N1個の優先サブ規則に基づいてM個の制御情報の優先順位を決定することと、M個の制御情報の優先順位に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定することと含む。
【0099】
端末装置は、最初に、優先規則の中で比較的に高い優先度を有するいくつかのサブ規則に基づいて、M個の制御情報の優先順位を決定してよく、M個の制御情報は、優先度が同じであって区別不可能であるいくつかの制御情報を含んでよい。次いで、M個の制御情報の優先順位は、優先規則の中で優先度が比較的に低いいくつかのサブ規則に基づいて決定され、それにより、制御情報の優先順位の精度は改善され得る。
【0100】
第3の態様の可能な実施において、端末装置がL個の制御情報を受信することは、端末装置が、物理サイドリンクフィードバックチャネル、物理サイドリンク制御チャネル、物理サイドリンク共有チャネル、物理アップリンク制御チャネル、又は物理アップリンク共有チャネルのうちの少なくとも1つでL個の制御情報を受信すること、を含む。
【0101】
第4の態様に従って、端末装置が提供される。端末装置は、
優先規則に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定するよう構成される処理モジュールであり、M個の制御情報は、M1個のアップリンク制御情報及びM2個のサイドリンク制御情報を含み、M1個のアップリンク制御情報のタイプは、ハイブリッド自動再送要求、スケジューリング要求、及びチャネル状態情報のうちの少なくとも1つを含み、M2個のサイドリンク制御情報は、サイドリンクハイブリッド自動再送要求、サイドリンクスケジューリング要求、及びサイドリンクチャネル状態情報のうちの少なくとも1つを含み、Mは2以上の正の整数であり、M1は0以上の整数であり、M2は1以上の正の整数であり、Lは0以上M以下の整数である、処理モジュールと、
L個の制御情報を送信するよう構成される送信モジュールと
を含む。
【0102】
第4の態様の可能な実施において、優先規則は、少なくとも2つのタイプの制御情報のための優先規則、少なくとも2つの通信モードに対応する制御情報のための優先規則、及び少なくとも2つの属性に対応する制御情報のための優先規則のうちの少なくとも1つを決定するために使用される。
【0103】
第4の態様の可能な実施において、少なくとも2つのタイプの制御情報のための優先規則は、次の優先規則:
サイドリンクハイブリッド自動再送要求の優先度が、サイドリンクチャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンクスケジューリング要求の優先度が、サイドリンクチャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンク非周期チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク半永久チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンク非周期チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク周期チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンク半永久チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク周期チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンクビーム関連チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク非ビーム関連チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンクランク関連チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク非ランク関連チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンクワイドバンドチャネル状態情報の優先度が、サイドリンクサブバンドチャネル状態情報の優先度よりも高いこと、及び
アップリンク制御情報の優先度が、サイドリンク制御情報の優先度よりも高いこと
のうちの少なくとも1つを含む。
【0104】
第4の態様の可能な実施において、アップリンク制御情報の優先度がサイドリンク制御情報の優先度よりも高いことは、次の優先規則:
ハイブリッド自動再送要求の優先度が、サイドリンクハイブリッド自動再送要求の優先度よりも高いこと、
スケジューリング要求の優先度が、サイドリンクスケジューリング要求の優先度よりも高いこと、
チャネル状態情報の優先度が、サイドリンクチャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
非周期チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク非周期チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
半永久チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク半永久チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
周期チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク周期チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
ビーム関連チャネル状態情報の優先度が、サイドリンクビーム関連チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
非ビーム関連チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク非ビーム関連チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
ランク関連チャネル状態情報の優先度が、サイドリンクランク関連チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
非ランク関連チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク非ランク関連チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
ワイドバンドチャネル状態情報の優先度が、サイドリンクワイドバンドチャネル状態情報の優先度よりも高いこと、及び
サブバンドチャネル状態情報の優先度が、サイドリンクサブバンドチャネル状態情報の優先度よりも高いこと
のうちの少なくとも1つを含む。
【0105】
第4の態様の可能な実施において、少なくとも2つの通信モードに対応する制御情報のための優先規則は、次の優先規則:
通信モードがブロードキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも高いこと、
通信モードがブロードキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、通信モードがユニキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも高いこと、及び
通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、通信モードがユニキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも高いこと
のうちの少なくとも1つを含む。
【0106】
第4の態様の可能な実施において、少なくとも2つの通信モードに対応する制御情報のための優先規則は、次の優先規則:
通信モードがブロードキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも低いこと、
通信モードがブロードキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、通信モードがユニキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも低いこと、及び
通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、通信モードがユニキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも低いこと
のうちの少なくとも1つを含む。
【0107】
第4の態様の可能な実施において、少なくとも2つの属性に対応する制御情報のための優先規則は、次の優先規則:
より小さいセル番号を有するセルに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、より大きいセル番号を有するセルに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも高いこと、
より小さいチャネル状態情報設定識別子に対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度は、より大きいチャネル状態情報設定識別子に対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも高いこと、及び
より小さい送信リンク番号に対応する制御情報の優先度は、より大きい送信リンク番号に対応する制御情報の優先度よりも高いこと
のうちの少なくとも1つを含む。
【0108】
第4の態様の可能な実施において、少なくとも2つの属性に対応する制御情報のための優先規則は、次の優先規則:
より大きいセル番号を有するセルに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、より小さいセル番号を有するセルに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも高いこと、
より大きいチャネル状態情報設定識別子に対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度は、より小さいチャネル状態情報設定識別子に対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも高いこと、及び
より大きい送信リンク番号に対応する制御情報の優先度は、より小さい送信リンク番号に対応する制御情報の優先度よりも高いこと
のうちの少なくとも1つを含む。
【0109】
第4の態様の可能な実施において、処理モジュールは、優先規則に基づいてM個の制御情報の優先順位を決定するよう特に構成され、処理モジュールは、M個の制御情報の優先順位に基づいてL個の制御情報を決定するよう特に構成される。
【0110】
第4の態様の可能な実施において、優先規則は、少なくとも2つのタイプ、少なくとも2つの通信モード、及び/又は少なくとも2つの属性に対応するS個の制御情報のための優先規則を示し、S個の制御情報の中のS1個の制御情報の優先度は、S個の制御情報の中のS1個の制御情報以外のS-S1個の制御情報の優先度よりも高く、S1は1以上S以下の正の整数であり、Sは2以上の正の整数である。処理モジュールは、S1個の制御情報のための優先規則に基づいて、M個の制御情報の中で最も高い優先度を有するL個の制御情報を決定するよう特に構成される。
【0111】
第4の態様の可能な実施において、L個の制御情報の優先度は、M個の制御情報の中のL個の制御情報以外のM-L個の制御情報の優先度よりも高い。
【0112】
第4の態様の可能な実施において、処理モジュールは、優先規則及びチャネル容量に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定するよう特に構成され、L個の制御情報のビットの総量は、チャネル容量以下である。
【0113】
第4の態様の可能な実施において、処理モジュールは、チャネル容量を決定するよう更に構成される。
【0114】
第4の態様の可能な実施において、M個の制御情報の中のL+1個の制御情報のビットの総量は、チャネル容量よりも多く、L+1個の制御情報の優先度は、L+1個の制御情報以外の、M個の制御情報の中のM-L-1個の制御情報の優先度よりも高い。
【0115】
第4の態様の可能な実施において、L個よりも少ない制御情報が送信されてもよい。チャネル容量が十分に使用されていないとしても、より少ない情報が、より多いリソースを使用することによって伝送され、それにより、より低次の変調スキーム及び/又はより低いビットレートが、情報伝送成功率を改善するために使用可能である。
【0116】
第4の態様の可能な実施において、優先規則は、N個の優先サブ規則を含み、N個の優先サブ規則の中のN1個の優先サブ規則の優先度は、N1個の優先サブ規則以外の、N個の優先サブ規則の中のN-N1個の優先サブ規則の優先度よりも高く、N1は、1以上N以下の正の整数であり、Nは2以上の正の整数である。処理モジュールは、N1個の優先サブ規則に基づいてM個の制御情報の優先順位を決定し、M個の制御情報の優先順位に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定するよう特に構成される。
【0117】
第4の態様の可能な実施において、送信モジュールは、物理サイドリンクフィードバックチャネル、物理サイドリンク制御チャネル、物理サイドリンク共有チャネル、物理アップリンク制御チャネル、又は物理アップリンク共有チャネルのうちの少なくとも1つでL個の制御情報を送信するよう特に構成される。
【0118】
第5の態様に従って、ネットワーク装置が提供される。ネットワーク装置は、
優先規則に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定するよう構成される処理モジュールであり、M個の制御情報は、M1個のアップリンク制御情報及びM2個のサイドリンク制御情報を含み、M1個のアップリンク制御情報のタイプは、ハイブリッド自動再送要求、スケジューリング要求、及びチャネル状態情報のうちの少なくとも1つを含み、M2個のサイドリンク制御情報は、サイドリンクハイブリッド自動再送要求、サイドリンクスケジューリング要求、及びサイドリンクチャネル状態情報のうちの少なくとも1つを含み、Mは2以上の正の整数であり、M1は0以上の整数であり、M2は1以上の正の整数であり、Lは0以上M以下の整数である、処理モジュールと、
L個の制御情報を受信するよう構成される受信モジュールと
を含む。
【0119】
第5の態様の可能な実施において、優先規則は、少なくとも2つのタイプの制御情報のための優先規則、少なくとも2つの通信モードに対応する制御情報のための優先規則、及び少なくとも2つの属性に対応する制御情報のための優先規則のうちの少なくとも1つを決定するために使用される。
【0120】
第5の態様の可能な実施において、少なくとも2つのタイプの制御情報のための優先規則は、次の優先規則:
サイドリンクハイブリッド自動再送要求の優先度が、サイドリンクチャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンクスケジューリング要求の優先度が、サイドリンクチャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンク非周期チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク半永久チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンク非周期チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク周期チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンク半永久チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク周期チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンクビーム関連チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク非ビーム関連チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンクランク関連チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク非ランク関連チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンクワイドバンドチャネル状態情報の優先度が、サイドリンクサブバンドチャネル状態情報の優先度よりも高いこと、及び
アップリンク制御情報の優先度が、サイドリンク制御情報の優先度よりも高いこと
のうちの少なくとも1つを含む。
【0121】
第5の態様の可能な実施において、アップリンク制御情報の優先度がサイドリンク制御情報の優先度よりも高いことは、次の優先規則:
ハイブリッド自動再送要求の優先度が、サイドリンクハイブリッド自動再送要求の優先度よりも高いこと、
スケジューリング要求の優先度が、サイドリンクスケジューリング要求の優先度よりも高いこと、
チャネル状態情報の優先度が、サイドリンクチャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
非周期チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク非周期チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
半永久チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク半永久チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
周期チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク周期チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
ビーム関連チャネル状態情報の優先度が、サイドリンクビーム関連チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
非ビーム関連チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク非ビーム関連チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
ランク関連チャネル状態情報の優先度が、サイドリンクランク関連チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
非ランク関連チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク非ランク関連チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
ワイドバンドチャネル状態情報の優先度が、サイドリンクワイドバンドチャネル状態情報の優先度よりも高いこと、及び
サブバンドチャネル状態情報の優先度が、サイドリンクサブバンドチャネル状態情報の優先度よりも高いこと
のうちの少なくとも1つを含む。
【0122】
第5の態様の可能な実施において、少なくとも2つの通信モードに対応する制御情報のための優先規則は、次の優先規則:
通信モードがブロードキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも高いこと、
通信モードがブロードキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、通信モードがユニキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも高いこと、及び
通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、通信モードがユニキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも高いこと
のうちの少なくとも1つを含む。
【0123】
第5の態様の可能な実施において、少なくとも2つの通信モードに対応する制御情報のための優先規則は、次の優先規則:
通信モードがブロードキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも低いこと、
通信モードがブロードキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、通信モードがユニキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも低いこと、及び
通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、通信モードがユニキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも低いこと
のうちの少なくとも1つを含む。
【0124】
第5の態様の可能な実施において、少なくとも2つの属性に対応する制御情報のための優先規則は、次の優先規則:
より小さいセル番号を有するセルに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、より大きいセル番号を有するセルに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも高いこと、
より小さいチャネル状態情報設定識別子に対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度は、より大きいチャネル状態情報設定識別子に対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも高いこと、及び
より小さい送信リンク番号に対応する制御情報の優先度は、より大きい送信リンク番号に対応する制御情報の優先度よりも高いこと
のうちの少なくとも1つを含む。
【0125】
第5の態様の可能な実施において、少なくとも2つの属性に対応する制御情報のための優先規則は、次の優先規則:
より大きいセル番号を有するセルに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、より小さいセル番号を有するセルに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも高いこと、
より大きいチャネル状態情報設定識別子に対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度は、より小さいチャネル状態情報設定識別子に対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも高いこと、及び
より大きい送信リンク番号に対応する制御情報の優先度は、より小さい送信リンク番号に対応する制御情報の優先度よりも高いこと
のうちの少なくとも1つを含む。
【0126】
第5の態様の可能な実施において、処理モジュールは、優先規則に基づいてM個の制御情報の優先順位を決定するよう特に構成され、処理モジュールは、M個の制御情報の優先順位に基づいてL個の制御情報を決定するよう特に構成される。
【0127】
第5の態様の可能な実施において、優先規則は、少なくとも2つのタイプ、少なくとも2つの通信モード、及び/又は少なくとも2つの属性に対応するS個の制御情報のための優先規則を示し、S個の制御情報の中のS1個の制御情報の優先度は、S個の制御情報の中のS1個の制御情報以外のS-S1個の制御情報の優先度よりも高く、S1は1以上S以下の正の整数であり、Sは2以上の正の整数である。処理モジュールは、S1個の制御情報のための優先規則に基づいて、M個の制御情報の中で最も高い優先度を有するL個の制御情報を決定するよう特に構成される。
【0128】
第5の態様の可能な実施において、L個の制御情報の優先度は、M個の制御情報の中のL個の制御情報以外のM-L個の制御情報の優先度よりも高い。
【0129】
第5の態様の可能な実施において、処理モジュールは、優先規則及びチャネル容量に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定するよう特に構成され、L個の制御情報のビットの総量は、チャネル容量以下である。
【0130】
第5の態様の可能な実施において、処理モジュールは、チャネル容量を決定するよう更に構成される。
【0131】
第5の態様の可能な実施において、M個の制御情報の中のL+1個の制御情報のビットの総量は、チャネル容量よりも多く、L+1個の制御情報の優先度は、L+1個の制御情報以外の、M個の制御情報の中のM-L-1個の制御情報の優先度よりも高い。
【0132】
第5の態様の可能な実施において、L個よりも少ない制御情報が送信されてもよい。チャネル容量が十分に使用されていないとしても、より少ない情報が、より多いリソースを使用することによって伝送され、それにより、より低次の変調スキーム及び/又はより低いビットレートが、情報伝送成功率を改善するために使用可能である。
【0133】
第5の態様の可能な実施において、優先規則は、N個の優先サブ規則を含み、N個の優先サブ規則の中のN1個の優先サブ規則の優先度は、N1個の優先サブ規則以外の、N個の優先サブ規則の中のN-N1個の優先サブ規則の優先度よりも高く、N1は、1以上N以下の正の整数であり、Nは2以上の正の整数である。処理モジュールは、ネットワーク装置が、N1個の優先サブ規則に基づいてM個の制御情報の優先順位を決定し、M個の制御情報の優先順位に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定するよう特に構成される。
【0134】
第5の態様の可能な実施において、優先規則は、N個の優先サブ規則を含み、N個の優先サブ規則の中のN1個の優先サブ規則の優先度は、N1個の優先サブ規則以外の、N個の優先サブ規則の中のN-N1個の優先サブ規則の優先度よりも高く、N1は、1以上N以下の正の整数であり、Nは2以上の正の整数である。処理モジュールは、最初にN1個の優先サブ規則に基づいて、次いでN-N1個の優先サブ規則に基づいてM個の制御情報の優先順位を決定するよう特に構成され、処理モジュールは、M個の制御情報の優先順位に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定するよう特に構成される。
【0135】
第5の態様の可能な実施において、受信モジュールは、物理サイドリンクフィードバックチャネル、物理サイドリンク制御チャネル、物理サイドリンク共有チャネル、物理アップリンク制御チャネル、又は物理アップリンク共有チャネルのうちの少なくとも1つでL個の制御情報を受信するよう特に構成される。
【0136】
第6の態様に従って、端末装置が提供される。端末装置は、
優先規則に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定するよう構成される処理モジュールであり、M個の制御情報は、M1個のアップリンク制御情報及びM2個のサイドリンク制御情報を含み、M1個のアップリンク制御情報のタイプは、ハイブリッド自動再送要求、スケジューリング要求、及びチャネル状態情報のうちの少なくとも1つを含み、M2個のサイドリンク制御情報は、サイドリンクハイブリッド自動再送要求、サイドリンクスケジューリング要求、及びサイドリンクチャネル状態情報のうちの少なくとも1つを含み、Mは2以上の正の整数であり、M1は0以上の整数であり、M2は1以上の正の整数であり、Lは0以上M以下の整数である、処理モジュールと、
L個の制御情報を受信するよう構成される受信モジュールと
を含む。
【0137】
第6の態様の可能な実施において、優先規則は、少なくとも2つのタイプの制御情報のための優先規則、少なくとも2つの通信モードに対応する制御情報のための優先規則、及び少なくとも2つの属性に対応する制御情報のための優先規則のうちの少なくとも1つを決定するために使用される。
【0138】
第6の態様の可能な実施において、少なくとも2つのタイプの制御情報のための優先規則は、次の優先規則:
サイドリンクハイブリッド自動再送要求の優先度が、サイドリンクチャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンクスケジューリング要求の優先度が、サイドリンクチャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンク非周期チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク半永久チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンク非周期チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク周期チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンク半永久チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク周期チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンクビーム関連チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク非ビーム関連チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンクランク関連チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク非ランク関連チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンクワイドバンドチャネル状態情報の優先度が、サイドリンクサブバンドチャネル状態情報の優先度よりも高いこと、及び
アップリンク制御情報の優先度が、サイドリンク制御情報の優先度よりも高いこと
のうちの少なくとも1つを含む。
【0139】
第6の態様の可能な実施において、アップリンク制御情報の優先度がサイドリンク制御情報の優先度よりも高いことは、次の優先規則:
ハイブリッド自動再送要求の優先度が、サイドリンクハイブリッド自動再送要求の優先度よりも高いこと、
スケジューリング要求の優先度が、サイドリンクスケジューリング要求の優先度よりも高いこと、
チャネル状態情報の優先度が、サイドリンクチャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
非周期チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク非周期チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
半永久チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク半永久チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
周期チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク周期チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
ビーム関連チャネル状態情報の優先度が、サイドリンクビーム関連チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
非ビーム関連チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク非ビーム関連チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
ランク関連チャネル状態情報の優先度が、サイドリンクランク関連チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
非ランク関連チャネル状態情報の優先度が、サイドリンク非ランク関連チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
ワイドバンドチャネル状態情報の優先度が、サイドリンクワイドバンドチャネル状態情報の優先度よりも高いこと、及び
サブバンドチャネル状態情報の優先度が、サイドリンクサブバンドチャネル状態情報の優先度よりも高いこと
のうちの少なくとも1つを含む。
【0140】
第6の態様の可能な実施において、少なくとも2つの通信モードに対応する制御情報のための優先規則は、次の優先規則:
通信モードがブロードキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも高いこと、
通信モードがブロードキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、通信モードがユニキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも高いこと、及び
通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、通信モードがユニキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも高いこと
のうちの少なくとも1つを含む。
【0141】
第6の態様の可能な実施において、少なくとも2つの通信モードに対応する制御情報のための優先規則は、次の優先規則:
通信モードがブロードキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも低いこと、
通信モードがブロードキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、通信モードがユニキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも低いこと、及び
通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、通信モードがユニキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも低いこと
のうちの少なくとも1つを含む。
【0142】
第6の態様の可能な実施において、少なくとも2つの属性に対応する制御情報のための優先規則は、次の優先規則:
より小さいセル番号を有するセルに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、より大きいセル番号を有するセルに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも高いこと、
より小さいチャネル状態情報設定識別子に対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度は、より大きいチャネル状態情報設定識別子に対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも高いこと、及び
より小さい送信リンク番号に対応する制御情報の優先度は、より大きい送信リンク番号に対応する制御情報の優先度よりも高いこと
のうちの少なくとも1つを含む。
【0143】
第6の態様の可能な実施において、少なくとも2つの属性に対応する制御情報のための優先規則は、次の優先規則:
より大きいセル番号を有するセルに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度が、より小さいセル番号を有するセルに対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも高いこと、
より大きいチャネル状態情報設定識別子に対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度は、より小さいチャネル状態情報設定識別子に対応するサイドリンクフィードバック情報の優先度よりも高いこと、及び
より大きい送信リンク番号に対応する制御情報の優先度は、より小さい送信リンク番号に対応する制御情報の優先度よりも高いこと
のうちの少なくとも1つを含む。
【0144】
第6の態様の可能な実施において、処理モジュールは、優先規則に基づいてM個の制御情報の優先順位を決定するよう特に構成され、処理モジュールは、M個の制御情報の優先順位に基づいてL個の制御情報を決定するよう特に構成される。
【0145】
第6の態様の可能な実施において、優先規則は、少なくとも2つのタイプ、少なくとも2つの通信モード、及び/又は少なくとも2つの属性に対応するS個の制御情報のための優先規則を示し、S個の制御情報の中のS1個の制御情報の優先度は、S個の制御情報の中のS1個の制御情報以外のS-S1個の制御情報の優先度よりも高く、S1は1以上S以下の正の整数であり、Sは2以上の正の整数である。処理モジュールは、S1個の制御情報のための優先規則に基づいて、M個の制御情報の中で最も高い優先度を有するL個の制御情報を決定するよう特に構成される。
【0146】
第6の態様の可能な実施において、L個の制御情報の優先度は、M個の制御情報の中のL個の制御情報以外のM-L個の制御情報の優先度よりも高い。
【0147】
第6の態様の可能な実施において、処理モジュールは、優先規則及びチャネル容量に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定するよう特に構成され、L個の制御情報のビットの総量は、チャネル容量以下である。
【0148】
第6の態様の可能な実施において、処理モジュールは、チャネル容量を決定するよう更に構成される。
【0149】
第6の態様の可能な実施において、M個の制御情報の中のL+1個の制御情報のビットの総量は、チャネル容量よりも多く、L+1個の制御情報の優先度は、L+1個の制御情報以外の、M個の制御情報の中のM-L-1個の制御情報の優先度よりも高い。
【0150】
第6の態様の可能な実施において、L個よりも少ない制御情報が送信されてもよい。チャネル容量が十分に使用されていないとしても、より少ない情報が、より多いリソースを使用することによって伝送され、それにより、より低次の変調スキーム及び/又はより低いビットレートが、情報伝送成功率を改善するために使用可能である。
【0151】
第6の態様の可能な実施において、優先規則は、N個の優先サブ規則を含み、N個の優先サブ規則の中のN1個の優先サブ規則の優先度は、N1個の優先サブ規則以外の、N個の優先サブ規則の中のN-N1個の優先サブ規則の優先度よりも高く、N1は、1以上N以下の正の整数であり、Nは2以上の正の整数である。処理モジュールは、N1個の優先サブ規則に基づいてM個の制御情報の優先順位を決定し、M個の制御情報の優先順位に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定するよう特に構成される。
【0152】
第6の態様の可能な実施において、優先規則は、N個の優先サブ規則を含み、N個の優先サブ規則の中のN1個の優先サブ規則の優先度は、N1個の優先サブ規則以外の、N個の優先サブ規則の中のN-N1個の優先サブ規則の優先度よりも高く、N1は、1以上N以下の正の整数であり、Nは2以上の正の整数である。処理モジュールは、最初にN1個の優先サブ規則に基づいて、次いでN-N1個の優先サブ規則に基づいてM個の制御情報の優先順位を決定するよう特に構成され、処理モジュールは、M個の制御情報の優先順位に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定するよう特に構成される。
【0153】
第6の態様の可能な実施において、受信モジュールは、物理サイドリンクフィードバックチャネル、物理サイドリンク制御チャネル、物理サイドリンク共有チャネル、物理アップリンク制御チャネル、又は物理アップリンク共有チャネルのうちの少なくとも1つでL個の制御情報を受信するよう特に構成される。
【0154】
第7の態様に従って、本願の実施形態は、通信装置を提供する。装置は、第1の態様又は第1の態様の可能な実施のうちのいずれか1つを実行するよう構成されたモジュールを含む。
【0155】
任意に、第7の態様の通信装置は、端末であってよく、あるいは、端末のために使用され得るコンポーネント(例えば、チップ又は回路)であってよい。
【0156】
第8の態様に従って、本願の実施形態は、通信装置を提供する。装置は、第2の態様又は第2の態様の可能な実施のうちのいずれか1つを実行するよう構成されたモジュールを含む。
【0157】
任意に、第8の態様の通信装置は、基地局であってよく、あるいは、基地局のために使用され得るコンポーネント(例えば、チップ又は回路)であってよい。
【0158】
第9の態様に従って、本願の実施形態は、通信装置を提供する。装置は、第3の態様又は第3の態様の可能な実施のうちのいずれか1つを実行するよう構成されたモジュールを含む。
【0159】
任意に、第9の態様の通信装置は、端末であってよく、あるいは、端末のために使用され得るコンポーネント(例えば、チップ又は)回路であってよい。
【0160】
第10の態様に従って、本願の実施形態は記憶媒体を提供する。記憶媒体は、第1の態様又は第1の態様の可能な実施のうちのいずれか1つに従う方法を実装するために使用される命令を記憶する。
【0161】
第11の態様に従って、本願の実施形態は記憶媒体を提供する。記憶媒体は、第2の態様又は第2の態様の可能な実施のうちのいずれか1つに従う方法を実装するために使用される命令を記憶する。
【0162】
第12の態様に従って、本願の実施形態は記憶媒体を提供する。記憶媒体は、第3の態様又は第3の態様の可能な実施のうちのいずれか1つに従う方法を実装するために使用される命令を記憶する。
【0163】
第13の態様に従って、本願は、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータで実行される場合に、コンピュータは、第1の態様又は第1の態様の可能な実施のうちのいずれか1つに従う方法を実行することを可能にされる。
【0164】
第14の態様に従って、本願は、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータで実行される場合に、コンピュータは、第2の態様又は第2の態様の可能な実施のうちのいずれか1つに従う方法を実行することを可能にされる。
【0165】
第15の態様に従って、本願は、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータで実行される場合に、コンピュータは、第3の態様又は第3の態様の可能な実施のうちのいずれか1つに従う方法を実行することを可能にされる。
【0166】
第16の態様に従って、本願は、通信装置であって、少なくとも1つのプロセッサ及び通信インターフェースを含み、通信インターフェースは、通信装置によって、他の通信装置と情報を交換するために使用され、プログラム命令が少なくとも1つのプロセッサによって実行される場合に、通信装置は、第1の態様又は第1の態様の可能な実施のうちのいずれか1つに従う方法で送信端装置での機能を実装することを可能にされる、通信装置を提供する。
【0167】
第17の態様に従って、本願は、通信装置であって、少なくとも1つのプロセッサ及び通信インターフェースを含み、通信インターフェースは、通信装置によって、他の通信装置と情報を交換するために使用され、プログラム命令が少なくとも1つのプロセッサによって実行される場合に、通信装置は、第2の態様又は第2の態様の可能な実施のうちのいずれか1つに従う方法で受信端装置での機能を実装することを可能にされる、通信装置を提供する。
【0168】
第18の態様に従って、本願は、通信装置であって、少なくとも1つのプロセッサ及び通信インターフェースを含み、通信インターフェースは、通信装置によって、他の通信装置と情報を交換するために使用され、プログラム命令が少なくとも1つのプロセッサによって実行される場合に、通信装置は、第3の態様又は第3の態様の可能な実施のうちのいずれか1つに従う方法で受信端装置での機能を実装することを可能にされる、通信装置を提供する。
【0169】
第19の態様に従って、本願は、チップシステムであって、少なくとも1つのプロセッサを含み、プログラム命令が少なくとも1つのプロセッサによって実行される場合に、第1の態様又は第1の態様の可能な実施のうちのいずれか1つに従う方法における送信端装置での機能が実装される、チップシステムを提供する。
【0170】
第20の態様に従って、本願は、チップシステムであって、少なくとも1つのプロセッサを含み、プログラム命令が少なくとも1つのプロセッサによって実行される場合に、第2の態様又は第2の態様の可能な実施のうちのいずれか1つに従う方法における受信端装置での機能が実装される、チップシステムを提供する。
【0171】
第21の態様に従って、本願は、チップシステムであって、少なくとも1つのプロセッサを含み、プログラム命令が少なくとも1つのプロセッサによって実行される場合に、第3の態様又は第3の態様の可能な実施のうちのいずれか1つに従う方法における受信端装置での機能が実装される、チップシステムを提供する。
【図面の簡単な説明】
【0172】
図1】D2D通信シナリオの概略図である。
図2】V2Xネットワークシステムアーキテクチャの概略図である。
図3】V2X通信シナリオの概略図である。
図4】制御情報送信及び受信方法の略フローチャートである。
図5】本願の実施形態に従う送信端装置の略構造図である。
図6】本願の実施形態に従う受信端装置の略構造図である。
図7】本願の実施形態に従う端末装置の略構造図である。
図8】本願の実施形態に従うネットワーク装置の略構造図である。
図9】本願の実施形態に従う端末装置の略構造である。
【発明を実施するための形態】
【0173】
以下は、添付の図面を参照して本願の技術的解決法について記載する。
【0174】
本願において、「少なくとも1つ」は、1つ以上を意味し、「複数の~」は、2つ以上を意味する。「及び/又は」という用語は、関連した対象物どうしの関連付け関係を記述し、3つの関係が存在する可能性があることを表す。例えば、A及び/又はBは、次の場合、すなわち、Aのみ存在、AとBの両方が存在、及びBのみが存在、を表す可能性があり、A及びBは単数又は複数であってよい。「/」という文字は、通常は、関連した対象物どうしの「論理和」関係を示す。「次のアイテム(要素)のうちの少なくとも1つ」又はその同様の表現は、単一のアイテム(要素)又は複数のアイテム(要素)の任意の組み合わせを含む、それらのアイテムの任意の組み合わせを意味する。例えば、a、b、又はcのうちの少なくとも1つは、a、b、c、a-b、a-c、b-c、又はa-b-cを示してよく、a、b、及びcは、単数又は複数形であってよい。その上、本願の実施形態において、「第1」及び「第2」などの用語は、数量又は実行順序を限定しない。その上、本願の実施形態において、「301」、「402」、及び「503」などの数字は、単に、説明の簡単のために識別子として使用されており、ステップを実行する順序を限定しない。
【0175】
留意されるべきは、本願では、「例となる」又は「例えば」という語は、例、実例、又は説明を与えることを表すために使用されていることである。本明細書で「例となる」又は「例えば」として記載されている如何なる実施形態又は設計スキームも、他の実施形態又は設計スキームよりも好適であるとして又はより有利であるとして説明されるべきではない。厳密に、「例」又は「例えば」などの語の使用は、関連する概念を特定の方法で提示するよう意図される。
【0176】
本願の実施形態の技術的解決法は、様々な通信システム、例えば、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(global system for mobile communications,GSM)、符号分割多重アクセス(code division multiple access,CDMA)システム、広帯域符号分割多重アクセス(wideband code division multiple access,WCDMA)システム、汎用パケット無線サービス(general packet radio service,GPRS)、ロング・ターム・エボリューション(long term evolution,LTE)システム、LTE周波数分割復信(frequency division duplex,FDD)システム、LTE時分割復信(time division duplex,TDD)システム、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(universal mobile telecommunication system,UMTS)、ワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス(worldwide interoperability for microwave access,WiMAX)通信システム、将来の第5世代(5th generation,5G)システム、又はニュー・ラジオ(new radio,NR)システムに適用されてよい。更には、本願の実施形態における技術的解決法は、未来指向の通信技術に適用されてもよい。本発明の実施形態で提供される技術的解決法は、通信システムがD2D通信を含むという条件で、新しい通信技術を使用する通信システムに適用可能である。本発明の実施形態で記載されるシステムアーキテクチャ及びサービスシナリオは、本発明の実施形態での技術的解決法をより明りょうに記載するよう意図され、本発明の実施形態で提供される技術的解決法に対する限定を構成しない。当業者は、ネットワークアーキテクチャの進化及び新しいサービスシナリオの新興により、本発明の実施形態で提供される技術的解決法が同様の技術的課題にも適用可能であると認識し得る。
【0177】
D2Dシナリオは、図1に示されるような3つのタイプ、すなわち、ネットワークカバレッジありのシナリオ、部分的なネットワークカバレッジありのシナリオ、及びネットワークカバレッジなしのシナリオ、に分類されてよい。ネットワークカバレッジありのシナリオでは、全てのD2Dデバイスは、ネットワーク装置のカバレッジ内にある。部分的なネットワークカバレッジありのシナリオでは、一部のD2Dデバイスはネットワーク装置のカバレッジ内にあり、一部のD2Dデバイスはネットワーク装置のカバレッジ外にある。ネットワークカバレッジなしのシナリオでは、全てのD2Dデバイスは、ネットワーク装置のカバレッジ外にある。例えば、端末装置1がネットワーク装置の信号を受信することができるシナリオは、ネットワークカバレッジありのシナリオであり、端末装置1は、ネットワークカバレッジ内の端末装置である。他の例として、端末装置2がネットワーク装置の信号を受信することができないが、ネットワークカバレッジ内の端末装置1の信号を受信することができるシナリオは、部分的なネットワークカバレッジありのシナリオであり、端末装置2は、部分的なネットワークカバレッジ内の端末装置である。他の例として、端末装置3が上記の2つの信号を受信することができないシナリオは、ネットワークカバレッジなしのシナリオであり、端末装置3は、ネットワークカバレッジ外の端末装置である。
【0178】
ニュー・ラジオ・アクセス技術(new radio access technology,NR)は、現在主流の無線通信技術である。D2Dサービス機能及び新しいサービス要求のために、ニュー・ラジオ・アクセス技術は、より低いレイテンシ及びより高い信頼性でD2D通信を支援することができる。図2は、D2Dネットワークシステムのアーキテクチャ図である。図示されているD2Dシステムには、主に2つのタイプのエアインターフェース、すなわち、端末装置とネットワーク装置との間の通信インターフェース(Uuインターフェース)、及び端末装置(例えば、図2では、端末装置A及び端末装置B)の間の通信インターフェース(PC5インターフェース)が存在する。Uuインターフェースは、端末装置とネットワーク装置又は路側ユニットとの間の通信のために使用され、PC5インターフェースは、端末装置間のSL通信のために使用される。
【0179】
D2Dデバイス通信のために主に2つのリソース割り当てモードがある。モード1(Mode 1)は、中央集権的制御方法である。D2Dリソースは、ネットワーク装置によって割り当てられ、リソースは、スケーリング方式で使用のために送信端端末に割り当てられる。中央集権的制御リソース割り当ては、主に、ネットワークカバレッジありのシナリオ用である。モード2(Mode 2)は、コンテンションに基づいた分散リソース多重化方法である。送信端端末装置は、コンテンション方式でリソースプールから送信リソースを取得する。ネットワークカバレッジありのシナリオでは、リソースプールは、ネットワーク装置によって実行された分割を通じて取得されたリソースのブロック全体であり、D2D端末装置は、リソースのブロック全体でリソースを争う。ネットワークカバレッジなしのシナリオでは、リソースプールは、D2D端末装置によって取得され得るリソースの予め定義されたブロックであり、D2D端末装置は、予め定義されたリソースの中でリソースを争う。
【0180】
D2Dデバイス発見のために主に2つのタイプのリソース割り当てがある。タイプ1(Type 1)は、コンテンションに基づいた分散リソース多重化方法である。送信端端末装置は、コンテンション方式でリソースプールからリソースを取得する。ネットワークカバレッジありのシナリオでは、リソースプールは、ネットワーク装置によって実行された分割を通じて取得されたリソースのブロック全体であり、D2D端末装置は、リソースのブロック全体でリソースを争う。ネットワークカバレッジなしのシナリオでは、リソースプールは、D2D端末装置によって取得され得るリソースの予め定義されたブロックであり、D2D端末装置は、予め定義されたリソースの中でリソースを争う。タイプ2(Type 2)は、中央集権的制御方法である。D2Dリソースは、ネットワーク装置によって割り当てられ、リソースは、スケーリング方式で使用のために送信端端末装置に割り当てられる。中央集権的制御リソース割り当ては、主に、ネットワークカバレッジありのシナリオ用である。
【0181】
輸送システムの安全性及びインテリジェンスを改善するために、インテリジェント輸送システムの概念が徐々に出現している。インテリジェント輸送は、輸送システムの全体的な効率を改善し、エネルギ損失を低減し、輸送の安全性及び利便性を改善するために、次世代の通信ネットワーク及びデータ処理能力を使用することができる。V2Xは、将来のインテリジェント輸送システムのためのキー技術である。V2Xは、運転安全性を改善し、混雑を減らし、交通効率を改善し、車内エンターテイメント情報を供給する、などのために、実時間の道路状況、道路情報、及び歩行者情報などの一連の交通情報を、ヴィークル・ツー・ヴィークル(vehicle-to-vehicle,V2V)通信、ヴィークル・ツー・インフラストラクチャ(vehicle-to-infrastructure,V2I)通信、ヴィークル・ツー・ペデストリアン(vehicle-to-pedestrian,V2P)通信、及びヴィークル・ツー・ネットワーク(vehicle-to-network,V2N)通信などの通信方式で取得することができる。図3は、V2X通信シナリオを示す。図3に示されるように、車両がV2Vを通じて互いに通信する場合に、車両は、車両速度、運転方向、具体的な位置、及び緊急ブレーキ状態などの情報を周囲車両にブロードキャストしてよい。そのような情報を取得した後、周囲車両のドライバは、危険な条件を予測及び回避するために、視線距離を超えて交通状況をより良く認知することができる。V2I通信については、安全性情報の上記の交換に加えて、路側インフラストラクチャ、例えば、路側ユニット(road side unit,RSU)が、車両のための様々なタイプのサービス情報及びデータネットワーク、例えば、電子料金徴収及び車内エンターテイメントを提供してもよい。これらの機能は、交通インテリジェンスを大いに改善する。
【0182】
本願の端末装置は、無線トランシーバ機能を備えているデバイス又はデバイス内のモジュールであってよく、ユーザのための通信サービスを提供することができる。具体的に、端末装置は、V2Xシステム内のデバイス、D2Dシステム内のデバイス、MTCシステム内のデバイス、など、例えば、トランシーバ機能を備えておりかつユーザのための通信サービスを提供可能である車両又は車両内の通信装置であってよい。例えば、端末装置は、産業ロボット、産業自動化デバイス、ユーザ設備(User Equipment,UE)、アクセス端末、加入者ユニット、加入者局、モバイル局、モバイルコンソール、リモート局、リモート端末、モバイルデバイス、ユーザ端末、端末、無線通信装置、ユーザエージェント、又はユーザ装置であってよい。代替的に、端末装置は、携帯電話機、コードレス電話機、セッション開始プロトコル(session initiation protocol,SIP)電話機、無線ローカルループ(wireless local loop,WLL)局、パーソナル・デジタル・アシスタント(personal digital assistant,PDA)、無線通信機能を備えた手持ち式デバイス、コンピュータデバイス、無線モデムに接続された他の処理デバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、5Gネットワーク若しくは将来の5Gネットワーク内の端末装置、又は将来の進化した公衆地上移動ネットワーク(public land mobile network,PLMN)であってもよい。これは、本願の実施形態で限定されない。
【0183】
本願の実施形態のネットワーク装置は、端末装置と通信するよう構成されたデバイスであってよい。ネットワーク装置は、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(global system for mobile communications,GSM)若しくは符号分割多重アクセス(code division multiple access,CDMA)システム内のベーストランシーバ局(base transceiver station,BTS)、広帯域符号分割多重アクセス(wideband code division multiple access,WCDMA)システム内のノードB(NodeB,NB)、LTEシステム内のエボルブド・ノードB(evolved NodeB,eNB又はeNodeB)、又はクラウド無線アクセスネットワーク(cloud radio access network,CRAN)シナリオ内の無線コントローラであってよい。代替的に、ネットワーク装置は、中継ノード、アクセスポイント、車載デバイス、インターネット・オブ・ヴィークルシステム内の路側ユニット(road side unit,RSU)、ウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワーク内のネットワーク装置、将来の進化したPLMNネットワーク内のネットワーク装置、などであってもよい。これは、本願の実施形態で限定されない。
【0184】
更には、本願の態様又は特徴は、標準のプログラミング及び/又はエンジニアリング技術を使用する方法、装置、又は製品として実装されてよい。本願で使用される「製品」という用語は、任意のコンピュータ可読コンポーネント、担体、又は媒体からアクセスされ得るコンピュータプログラムをカバーする。例えば、コンピュータ可読媒体は、磁気記憶コンポーネント(例えば、ハードディスク、フロッピーディスク、又は磁気テープ)、光ディスク(例えば、コンパクトディスク(compact disc,CD)又はデジタル・バーサタイル・ディスク(digital versatile disc,DVD))、並びにスマートカード及びフラッシュメモリコンポーネント(例えば、消去可能なプログラム可能リード・オンリー・メモリ(erasable programmable read-only memory,EPROM)、カード、スティック、又はキードライブ)を含んでよいが、これらに限られない。その上、本明細書で記載される様々な記憶媒体は、情報を記憶するよう構成される1つ以上のデバイス及び/又は他の機械読み出し可能な媒体を示してもよい。「機械読み出し可能な媒体」という用語は、命令及び/又はデータを記憶、包含、及び/又は搬送することができる無線チャネル及び様々な他の媒体を含んでよいが、これらに限られない。
【0185】
本願の実施形態において、端末装置又はネットワーク装置は、ハードウェアレイヤ、ハードウェアレイヤの上で実行されるオペレーティングシステムレイヤ、及びオペレーティングシステムレイヤの上で実行されるアプリケーションレイヤを含む。ハードウェアレイヤは、中央演算処理装置(central processing unit,CPU)、メモリ管理ユニット(memory management unit,MMU)、及びメモリ(メインメモリとも呼ばれる)などのハードウェアを含む。オペレーティングシステムは、プロセス(process)を通じてサービス処理を実装する任意の1つ以上のコンピュータオペレーティングシステム、例えば、Linuxオペレーティングシステム、Unixオペレーティングシステム、Androidオペレーティングシステム、iOSオペレーティングシステム、又はwindowsオペレーティングシステムであってよい。アプリケーションレイヤは、ブラウザ、アドレス帳、ワードプロセッシングソフトウェア、及びインスタント通信ソフトウェアなどのアプリケーションを含む。その上、本願の実施形態で提供される方法の実行主体の具体的な構造は、本願の実施形態で提供される方法のためのコードを記録するプログラムが、本願の実施形態で提供される方法に従う通信を実行するよう実行可能であるという条件で、本願の実施形態で特に限定されない。例えば、本願の実施形態で提供される方法は、端末装置、ネットワーク装置、又は端末装置若しくはネットワーク装置内にあってプログラムを呼び出して実行することができる機能モジュールによって実行されてよい。
【0186】
端末装置グループは、複数の端末装置を含んでよい。端末装置グループ内の複数の端末装置は全て、アイドルモード又は非アクティブモード(又はRRC_IDLEモード)にあってよい。代替的に、端末装置グループ内の一部の端末装置はアイドルモード又は非アクティブモード(又はRRC_IDLEモード)にあり、一部の端末装置はコネクテッドモード(又は無線リソース制御(radio resource control,RRC)コネクテッドモード)にある。いくつかのシナリオ(例えば、5G NR V2Xシナリオ)で、端末装置グループはプラトーン(platoon)と呼ばれることがある。
【0187】
端末装置グループ内の端末装置は、SLを使用することによって互いに通信してよく、端末装置グループ内の1つ以上の端末装置は更に、SLを使用することによって端末装置グループ外の1つ以上の他の端末装置と通信してもよい。例えば、第1端末装置は、SLに基づいて他の端末装置の中のいずれか1つ以上の端末装置と通信してよく、他の端末装置の中のいずれか1つ以上の端末装置は互いに通信してよい。通信方式は、ユニキャスト方式、マルチキャスト方式、ブロードキャスト方式、などを含むが、これらに限られない。第1端末装置又は他の端末装置の中のいずれか1つ以上は更に、端末装置グループ外の1つ以上の端末装置と通信してもよい。これは、本願の実施形態で限定されない。端末装置グループがグループ通信を実行するときに必要とされるSLリソースは、ネットワーク装置によって設定されてよい。例えば、端末装置がアイドルモード又は非アクティブモードにある場合に、端末装置は、ネットワークのシステム情報ブロードキャストを使用することによって、端末装置グループがグループ通信を実行するときに必要とされるSLリソースを取得してよい。
【0188】
LTEにおいて、ネットワーク装置は、ダウンリンク方向で物理ダウンリンク共有チャネル(physical downlink shared channel,PDSCH)を送信し、端末装置は、PDSCHが正確に受信されているかどうかをネットワークデバイスに通知するために
、物理アップリンク制御チャネル(physical uplink control channel,PUCCH)又は物理アップリンク共有チャネル(physical uplink shared channel,PUSCH)でハイブリッド自動再送要求-肯定応答(hybrid automatic repeat request acknowledgement,HARQ-ACK)、ハイブリッド自動再送要求-否定応答(hybrid automatic repeat request negative acknowledgement,HARQ-NACK)、又は非連続伝送(discontinuous transmission,DTX)をフィードバックする。端末装置がNACKを送信する場合に、ネットワーク装置はPDSCH再送を開始してよい。端末装置は、リソースをスケジューリングすることをネットワーク装置に要求するために、スケジューリング要求(scheduling request,SR)を更に送信してもよい。端末装置は更に、計測を通じて取得されるダウンリンクチャネルのチャネル状態情報(channel state information,CSI)をネットワーク装置へフィードバックしてもよい。
【0189】
デバイス・ツー・デバイス(device to device,D2D)システム、ヴィークル・ツー・エブリシング(V2X)システム、などにおいて、送信端端末装置は、物理サイドリンク制御チャネル(physical sidelink control channel,PSCCH)又は物理サイドリンク共有チャネル(physical sidelink shared channel,PSSCH)を送信し、受信端端末装置は、PSCCH又はPSSCHが正確に受信されているかどうかを送信端端末装置又はネットワーク装置に通知するために、サイドリンクハイブリッド自動再送要求-肯定応答(sidelink hybrid automatic repeat request-acknowledgement,SL HARQ-ACK)、サイドリンクハイブリッド自動再送要求-否定応答(sidelink hybrid automatic repeat-negative acknowledgement,SL HARQ-NACK)、又は非連続伝送(discontinuous transmission,DTX)を送信端端末装置又はネットワーク装置に送信してよい。受信端端末装置がNACKをネットワーク装置へ送信する場合に、ネットワーク装置は、送信端端末装置がPSSCH又はPSCCHの再送を実行するためにリソースをスケジューリングしてよい。受信端端末装置がNACKを送信端端末装置へ送信する場合に、送信端端末装置は、PSSCH又はPSCCHの再送を開始してもよい。受信端端末装置がNACKを送信端端末装置へ送信する場合に、送信端端末装置が代替的にNACKをネットワーク装置へ転送してもよく、ネットワーク装置は、送信端端末装置がPSSCH又はPSCCHの再送を実行するために、リソースをスケジューリングしてよい。送信端端末装置は更に、リソースをスケジューリングすることをネットワーク装置又は他の端末装置に要求するために、スケジューリング要求(sidelink scheduling request,SL SR)を送信してもよい。受信端端末装置は更に、計測を通じて取得されるサイドリンクのサイドリンクチャネル状態情報(sidelink channel state information,SL CSI)を送信端端末装置又はネットワーク装置へフィードバックしてもよい。
【0190】
留意されるべきは、本願の実施形態のチャネル状態情報は、厳密な意味でチャネル状態情報(channel state information,CSI)であってよく、あるいは、より広い意味を有してもよい。例えば、チャネル状態情報は、次の情報:チャネル品質インジケータ(channel quality indicator,CQI)、プレコーディングマトリクスインジケータ(precoding matrix indicator,PMI)、ランクインジケータ(rank indicator,RI)、参照信号受信電力(reference signal received power,RSRP)、参照信号受信品質(reference signal received quality,RSRQ)、経路損失Pathloss、サウンディング参照信号SRSリソースインジケータ(sounding reference signal resource indicator,SRI)、チャネル状態情報-参照信号CSI-RSリソースインジケータ(channel state information- reference signal,CRI)、受信信号強度インジケータ(received signal strength indicator,RSSI)、プレコーディングタイプインジケータ(precoding type indicator,PTI)、車両の移動方向、干渉条件、など、のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0191】
説明を簡単にするために、HARQ-ACK、HARQ-NACK、SR、及びCSIは、本願では、アップリンク制御情報と総称される。SL HARQ-ACK、SL HARQ-NACK、SL SR、及びSL CSIは、本願では、サイドリンク制御情報と総称される。アップリンク制御情報及びサイドリンク制御情報は、制御情報と総称される。制御情報はフィードバック情報を含む。サイドリンク制御情報はまた、時々、サイドリンクフィードバック情報とも呼ばれる。
【0192】
しかし、端末装置によって送信されるべき制御情報の全体のオーバーヘッドが、端末装置によって使用可能であるリソース容量よりも多い場合に、端末が、送信されるべき制御情報をランダムに決定するならば、より重要な制御情報が見逃される可能性がある。従って、制御情報を送信及び受信する技術的解決法が設計される必要がある。
【0193】
図4は、本願の実施形態に従う制御情報送信及び受信方法の略フローチャートである。
【0194】
401a:端末装置は、優先規則に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定し、M個の制御情報は、M1個のアップリンク制御情報及びM2個のサイドリンク制御情報を含み、M1個のアップリンク制御情報のタイプは、ハイブリッド自動再送要求、スケジューリング要求、及びチャネル状態情報のうちの少なくとも1つを含み、M2個のサイドリンク制御情報は、サイドリンクハイブリッド自動再送要求、サイドリンクスケジューリング要求、及びサイドリンクチャネル状態情報のうちの少なくとも1つを含み、Mは2以上の正の整数であり、M1は0以上の整数であり、M2は1以上の正の整数であり、Lは0以上M以下の整数である。
【0195】
401b:通信装置は、優先規則に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定し、M個の制御情報は、M1個のアップリンク制御情報及びM2個のサイドリンク制御情報を含み、M1個のアップリンク制御情報のタイプは、ハイブリッド自動再送要求、スケジューリング要求、及びチャネル状態情報のうちの少なくとも1つを含み、M2個のサイドリンク制御情報は、サイドリンクハイブリッド自動再送要求、サイドリンクスケジューリング要求、及びサイドリンクチャネル状態情報のうちの少なくとも1つを含み、Mは2以上の正の整数であり、M1は0以上の整数であり、M2は1以上の正の整数であり、Lは0以上M以下の整数である。
【0196】
402:端末装置は、L個の制御情報を送信する。相応して、通信装置は、L個の制御情報を受信する。
【0197】
本願では、通信装置はネットワーク装置であってよく、あるいは、端末装置であってもよい。
【0198】
言い換えると、優先規則に基づいて、端末装置は、少なくとも1つのサイドリンク制御情報を含むM個の制御情報から、如何なる制御情報も選択しないか、あるいは、少なくとも1つの制御情報を選択する。例えば、Lが0に等しい場合に、端末装置は、M個の制御情報の中で最も高い優先度を有する制御情報がないこと、又は最も高い優先度を有する制御情報のオーバーヘッドがチャネル容量を超えること、又は一部の優先規則しか使用されず、M個の制御情報の優先度がそれらの優先規則を使用することによっては区別され得ないこと、を決定する。Lが1に等しい場合に、端末装置は、M個の制御情報から最も高い優先度を有する制御情報を選択し得る。他の例として、Lが1よりも大きい場合に、端末は、M個の制御情報から最も高い優先度を有する複数個の制御情報を選択してもよい。
【0199】
任意に、L個の制御情報の優先度は、M個の制御情報の中のL個の制御情報以外のM-L個の制御情報の優先度よりも高い。
【0200】
任意に、優先規則に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定する前に、端末装置は、M個の制御情報を生成する。つまり、M個の制御情報は、送信されるべき制御情報であってよい。
【0201】
M個の制御情報は、少なくとも1つのサイドリンク制御情報を含む。M個の制御情報は、少なくとも1つのアップリンク制御情報を更に含んでもよい。
【0202】
M2個のサイドリンク制御情報のタイプは、SL HARQ、SL SR、サイドリンク非周期チャネル状態情報(sidelink aperiodic channel state information,SL a-CSI)、サイドリンク半永久チャネル状態情報(sidelink semi-persistent channel state information,SL SP-CSI)、サイドリンク周期チャネル状態情報(sidelink periodic channel state information,SL p-CSI)、サイドリンクビーム関連CSI、及びサイドリンク非ビーム関連チャネル状態情報のうちの少なくとも1つを含む。サイドリンク非ビーム関連CSIは、サイドリンクランク関連CSI及びサイドリンク非ランク関連CSIを含み、サイドリンク非ランク関連CSIは、サイドリンクワイドバンドCSI及びサイドリンクサブバンドCSIを更に含む。その上、サイドリンクレイヤ1参照信号受信電力(sidelink layer 1 reference signal received power,SL L1-RSRP)は、サイドリンクビーム関連CSIに属する。サイドリンクパート1チャネル状態情報(sidelink part 1 channel state information,SLパート1CSI)は、サイドリンクランク関連CSIに属する。サイドリンクパート2チャネル状態情報(sidelink part 2 channel state information,SLパート2CSI)は、サイドリンク非ランク関連CSIに属する。サイドリンクパート2ワイドバンドチャネル状態情報(sidelink part 2 wideband channel state information,SLパート2WB CSI)は、サイドリンクワイドバンドCSIに属する。サイドリンクパート2サブバンドチャネル状態情報(sidelink part 2 sub-band channel state information,SLパート2SB CSI)は、サイドリンクサブバンドCSIに属する。
【0203】
M1が1以上である場合に、M1個のアップリンク制御情報(uplink control information,UCI)のタイプは、HARQ、SR、非周期チャネル状態情報(aperiodic channel state information,a-CSI)、半永久チャネル状態情報(semi-persistent channel state information,SP-CSI)、周期チャネル状態情報(periodic channel state information,P-CSI)、ビーム関連CSI、及び非ビーム関連CSIのうちの少なくとも1つを含む。非ビーム関連CSIは、ランク関連CSI及び非ランク関連CSIを含み、非ランク関連CSIは、ワイドバンドCSI及びサブバンドCSIを更に含む。加えて、レイヤ1参照信号受信電力(layer 1 reference signal received power,L1-RSRP)は、ビーム関連CSIに属する。パート1チャネル状態情報(part 1 channel state information,パート1CSI)は、ランク関連CSIに属する。パート2チャネル状態情報(part 2 channel state information,パート2CSI)は、非ランク関連CSIに属する。パート2ワイドバンドチャネル状態情報(part 2 wideband channel state information,パート2WB CSI)は、ワイドバンドCSIに属する。パート2サブバンドチャネル状態情報(part 2 sub-band channel state information,パート2SB CSI)は、サブバンドCSIに属する。
【0204】
例えば、優先規則は、異なるタイプの制御情報のための優先規則を示し、M個の制御情報は2つのHARQ、すなわち、通信モードがブロードキャストであるサイドリンクに対応するHARQ、及び通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応するHARQを含む。優先規則に基づいて、Lは0に等しいと決定されることがあり、つまり、M個の制御情報は、最も高い優先度を有する制御情報を含まず、M個の制御情報は送信されないことが決定され、Lは1に等しいと決定されることがあり、つまり、M個の制御情報の中の少なくとも1つの制御情報が、最も高い優先度を有する制御情報としてランダムに決定され、あるいは、Lは2に等しいと決定されることがあり、M個の制御情報の中の2つの制御情報が最も高い優先度を有している。
【0205】
優先規則は前もって設定されてよく、あるいは、動的に設定されてもよい。例えば、端末装置は、優先規則を含むインデックステーブルを記憶する。他の例として、ネットワーク装置は、メッセージを動的に送信し、メッセージは、優先規則を含む情報を運ぶ。これは本願で限定されない。
【0206】
任意に、優先規則は、如何なる形でも制御情報の優先度を示してよい。
【0207】
例において、優先規則は、制御情報の特定の優先度を示してよい。例えば、優先規則は、タイプ1制御情報の優先度が高であり、タイプ2制御情報の優先度が中の高であり、タイプ3制御情報の優先度が中であり、タイプ4制御情報の優先度が低であることを示す。他の例として、優先規則は、タイプ1制御情報の優先度が1であり、タイプ2制御情報の優先度が2であることを示し、優先度の値が小さいほど、高い優先度を示す。
【0208】
例において、優先規則は、少なくとも2つの異なるタイプの制御情報の優先度の比較結果を示してもよい。例えば、優先規則は、タイプ1制御情報の優先度がタイプ2制御情報の優先度よりも高く、タイプ2制御情報の優先度がタイプ3制御情報の優先度よりも高いことを示す。この場合に、タイプ1制御情報の優先度は、タイプ3制御情報の優先度よりも高い。
【0209】
例において、優先規則は、少なくとも2つの異なるタイプの制御情報の送信順序を示してもよい。例えば、優先規則は、タイプ1制御情報が、タイプ2制御情報の前に送信されるべきであることを示す。他の例として、タイプ3制御情報は、タイプ2制御情報の後に送信されるべきであることを示す。
【0210】
端末装置は、優先規則に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定してよい。
【0211】
例において、端末装置は、4つの制御情報、すなわち、タイプ1制御情報、タイプ2制御情報、タイプ3制御情報、及びタイプ4制御情報を送信すべきであり、端末装置は、4つの制御情報の中で最も高い優先度を有する1つの制御情報を決定する。優先規則が、タイプ1制御情報の優先度が高であり、タイプ2制御情報の優先度が中高であり、タイプ3制御情報の優先度が中であり、タイプ4制御情報の優先度が低であることを示す場合に、端末装置は、タイプ1制御情報が最も高い優先度を有していると決定し得る。
【0212】
例において、端末装置は、3つの制御情報、すなわち、タイプ1制御情報、タイプ2制御情報、及びタイプ3制御情報を送信すべきであり、端末装置は、3つの制御情報の中で最も高い優先度を有する2つの制御情報を決定する。優先規則は、タイプ1制御情報の優先度がタイプ2制御情報の優先度よりも高く、タイプ2制御情報の優先度がタイプ3制御情報の優先度よりも高いことを示す場合に、端末装置は、タイプ1制御情報及びタイプ2制御情報が最も高い優先度を有する2つの制御情報であると決定し得る。
【0213】
例において、端末装置は、3つの制御情報、すなわち、タイプ1制御情報、タイプ2制御情報、及びタイプ3制御情報を送信すべきであり、端末装置は、3つの制御情報の中で最も高い優先度を有する1つの制御情報を決定する。優先規則が、タイプ1制御情報がタイプ2制御情報の前に送信されるべきであり、タイプ2制御情報がタイプ3制御情報の前に送信されるべきであることを示す場合に、端末装置は、タイプ1制御情報が最も高い優先度を有しており、好ましくはタイプ1制御情報を送信すると決定し得る。
【0214】
任意に、優先規則は、少なくとも2つの制御情報のための優先規則、少なくとも2つの通信モードに対応する制御情報のための優先規則、少なくとも2つの属性に対応する制御情報のための優先規則、のうちの少なくとも1つを決定するために使用される。言い換えると、複数個の制御情報は、タイプ、対応する通信モード、対応する属性、などのうちの少なくとも1つの観点から区別されてよく、異なる制御情報は異なる優先度を有している。優先規則における異なる制御情報の優先順位付けは、任意の起こり得る場合を有してよい。
【0215】
任意に、少なくとも2つのタイプの制御情報は、UCI及びサイドリンク制御情報を含んでよい。UCIは、HARQ、SR、CSI、などを含んでよい。CSIは、a-CSI、SP-CSI、P-CSI、ビーム関連CSI、非ビーム関連CSI、ランク関連CSI、非ランク関連CSI、ワイドバンドCSI、及びサブバンドCSIのうちの少なくとも1つを含んでよい。サイドリンク制御情報は、SL HARQ、SL SR、SL CSI、などを含んでよい。SL CSIは、SL a-CSI、SL SP-CSI、SL p-CSI、サイドリンクビーム関連CSI、サイドリンク非ビーム関連CSI、サイドリンクランク関連CSI、サイドリンク非ランク関連CSI、サイドリンクワイドバンドCSI、及びサイドリンクサブバンドCSIのうちの少なくとも1つを含んでよい。少なくとも2つのタイプの制御情報のための優先規則は、例えば、少なくとも2つのタイプのUCI及び/又は少なくとも2つのタイプのサイドリンク制御情報のための優先規則を示してよい。
【0216】
任意に、少なくとも2つのタイプの制御情報のための優先規則は、任意の起こり得る場合を示してよい。
【0217】
任意に、少なくとも2つのタイプの制御情報のための優先規則は、次の優先規則:
HARQの優先度がCSIの優先度よりも高いこと、
SRの優先度がCSIの優先度よりも高いこと
a-CSIの優先度がSP-CSIの優先度よりも高いこと、
a-CSIの優先度がP-CSIの優先度よりも高いこと、
SP-CSIの優先度がP-CSIの優先度よりも高いこと、
ビーム関連CSIの優先度が非ビーム関連CSIの優先度よりも高いこと、
ランク関連チャネル状態情報の優先度が非ランク関連チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
ワイドバンドチャネル状態情報の優先度がサブバンドチャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
L1-RSRPの優先度が非ビーム関連CSIの優先度よりも高いこと、
パート1CSIの優先度がパート2CSIの優先度よりも高いこと、
パート2WB CSIの優先度がパート2SB CSIの優先度よりも高いこと
SL HARGの優先度がSL CSIの優先度よりも高いこと、
SL SRの優先度がSL CSIの優先度よりも高いこと、
SL a-CSIの優先度がSL SP-CSIの優先度よりも高いこと、
SL a-CSIの優先度がSL p-CSIの優先度よりも高いこと、
SL SP-CSIの優先度がSL p-CSIの優先度よりも高いこと、
ビーム関連CSIの優先度がサイドリンク非ビーム関連CSIの優先度よりも高いこと、
サイドリンクランク関連チャネル状態情報の優先度がサイドリンク非ビーム関連チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンクワイドバンドチャネル状態情報の優先度がサイドリンクサブバンドチャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
SL L1-RSRPの優先度がサイドリンク非ビーム関連CSIの優先度よりも高いこと、
SLパート1CSIの優先度がSLパート2CSIの優先度よりも高いこと、
SLパート2WB CSIの優先度がSLパート2SB CSIの優先度よりも高いこと、及び
UCIの優先度がサイドリンク制御情報の優先度よりも高いこと
のうちの少なくとも1つを含む。
【0218】
例において、少なくとも2つのタイプの制御情報の優先順位は、SL HARQ/SL SR>SL a-CSI>SL SP-CSI>SL p-CSI>サイドリンクビーム関連CSI>サイドリンクランク関連CSI>サイドリンクワイドバンドCSI>サイドリンクサブバンドCSIであってよい。
【0219】
例において、少なくとも2つのタイプの制御情報の優先順位は、SL HARQ/SL SR>SL a-CSI>SL SP-CSI>SL p-CSI>L1 RSRP>SLパート1CSI>SLパート2WB CSI>SLパート2SB CSIであってもよい。
【0220】
例において、UCIの全タイプの優先度は、サイドリンク制御情報の優先度よりも高い。例えば、UCIの全タイプの中で、パート2SB CSIは、優先度が最も低く、サイドリンク制御情報の全タイプの中で、SL HARQは、優先度が最も高く、パート2SB CSIの優先度は、SL HARQの優先度よりも高い。
【0221】
例において、UCIのいくつかのタイプの優先度は、サイドリンク制御情報の優先度よりも高い。
【0222】
例えば、HARQの優先度は、SL HARQの優先度よりも高く、SRの優先度は、SL SRの優先度よりも高く、SL HARQの優先度は、CSIの優先度よりも高く、SRの優先度は、CSIの優先度よりも高く、CSIの優先度は、SL CSIの優先度よりも高い。
【0223】
他の例として、a-CSIの優先度は、SL a-CSIの優先度よりも高く、SL a-CSIの優先度は、SP-CSIの優先度よりも高く、SP-CSIの優先度は、SL SP-CSIの優先度よりも高く、SL SP-CSIの優先度は、P-CSIの優先度よりも高く、P-CSIの優先度は、SL p-CSIの優先度よりも高い。
【0224】
他の例として、ビーム関連CSIの優先度は、サイドリンクビーム関連CSIの優先度よりも高く、サイドリンクビーム関連CSIの優先度は、非ビーム関連CSIの優先度よりも高く、非ビーム関連CSIの優先度は、サイドリンク非ビーム関連CSIの優先度よりも高い。
【0225】
他の例として、ランク関連CSIの優先度は、サイドリンクランク関連CSIの優先度よりも高く、サイドリンクランク関連CSIの優先度は、非ランク関連CSIの優先度よりも高く、非ランク関連CSIの優先度は、サイドリンク非ランク関連CSIの優先度よりも高い。
【0226】
他の例として、ワイドバンドCSIの優先度は、サイドリンクワイドバンドCSIの優先度よりも高く、サイドリンクワイドバンドCSIの優先度は、サブバンドCSIの優先度よりも高く、サブバンドCSIの優先度は、サイドリンクサブバンドCSIの優先度よりも高い。
【0227】
他の例として、パート1CSIの優先度は、SLパート1CSIの優先度よりも高く、SLパート1CSIの優先度は、パート2CSIの優先度よりも高く、パート2CSIの優先度は、SLパート2CSIの優先度よりも高い。
【0228】
他の例として、パート2WB CSIの優先度は、SLパート2WB CSIの優先度よりも高く、SLパート2WB CSIの優先度は、パート2SB CSIの優先度よりも高く、パート2SB CSIの優先度は、SLパート2SB CSIの優先度よりも高い。
【0229】
他の例として、a-CSIの優先度は、SL HARQ又はSL SRの優先度よりも高く、SL HARQ又はSL SRの優先度は、SP-CSIの優先度よりも高い。
【0230】
他の例として、SP-CSIの優先度は、SL HARQ又はSL SRの優先度よりも高く、SL HARQ又はSL SRの優先度は、P-CSIの優先度よりも高い。
【0231】
他の例として、P-CSIの優先度は、SL HARQ又はSL SRの優先度よりも高く、SL HARQ又はSL SRの優先度は、ビーム関連CSIの優先度よりも高い。
【0232】
他の例として、ビーム関連CSIの優先度は、SL HARQ又はSL SRの優先度よりも高く、SL HARQ又はSL SRの優先度は、非ビーム関連CSIの優先度よりも高い。
【0233】
任意に、アップリンク属性に対応する制御情報の優先度がサイドリンク属性に対応する制御情報の優先度よりも高いことは、次の優先規則:
HARQの優先度はSL HARQの優先度よりも高いこと、
SRの優先度はSL SRの優先度よりも高いこと、
CSIの優先度は、SL CSIの優先度よりも高いこと、
a-CSIの優先度はSL a-CSIの優先度よりも高いこと、
SP-CSIの優先度はSL SP-CSIの優先度よりも高いこと、
P-CSIの優先度はSL p-CSIの優先度よりも高いこと、
ビーム関連CSIの優先度はサイドリンクビーム関連CSIの優先度よりも高いこと、
非ビーム関連CSIの優先度はサイドリンク非ランク関連CSIの優先度よりも高いこと、
ランク関連CSIの優先度はサイドリンクランク関連CSIの優先度よりも高いこと、
非ランク関連CSIの優先度はサイドリンク非ランク関連CSIの優先度よりも高いこと、
ワイドバンドCSIの優先度はサイドリンクワイドバンドCSIの優先度よりも高いこと、
サブバンドCSIの優先度はサイドリンクサブバンドCSIの優先度よりも高いこと、
L1 RSRPの優先度はSL L1 RSRPの優先度よりも高いこと、
パート1CSIの優先度はSLパート1CSIの優先度よりも高いこと、
パート2CSIの優先度はSLパート2CSIの優先度よりも高いこと、
パート2WB CSIの優先度はSLパート2WB CSIの優先度よりも高いこと、
パート2SB CSIの優先度はSLパート2SB CSIの優先度よりも高いこと
のうちの少なくとも1つを含む。
【0234】
例において、アップリンク及びサイドリンク属性に対応する少なくとも2つのタイプの制御情報のための優先規則は、次の通りに:HARQ/SR>SL HARQ/SL SR>a-CSI>SL a-CSI>SP-CSI>SL SP-CSI>p-CSI>SL p-CSI>ビーム関連CSI>サイドリンクビーム関連CSI>ランク関連CSI>サイドリンクランク関連CSI>ワイドバンドCSI>サイドリンクワイドバンドCSI>サブバンドCSI>サイドリンクサブバンドCSIであってよい。
【0235】
例において、アップリンク及びサイドリンク属性に対応する少なくとも2つのタイプの制御情報のための優先規則は、次の通りに:HARQ/SR>SL HARQ/SL SR>a-CSI>SL a-CSI>SP-CSI>SL SP-CSI>p-CSI>SL p-CSI>L1 RSRP>SL L1 RSRP>パート1CSI>SLパート1CSI>パート2WB CSI>SLパート2WB CSI>パート2SB CSI>SLパート2SB CSIであってよい。
【0236】
例において、アップリンク及びサイドリンク属性に対応する少なくとも2つのタイプの制御情報のための優先規則は、次の通りに:HARQ/SR>a-CSI>SP-CSI>p-CSI>ビーム関連CSI>ランク関連CSI>ワイドバンドCSI>サブバンドCSI>SL HARQ/SL SR>SL a-CSI>SL SP-CSI>SL p-CSI>サイドリンクビーム関連CSI>サイドリンクランク関連CSI>サイドリンクワイドバンドCSI>サイドリンクサブバンドCSIであってよい。
【0237】
例において、アップリンク及びサイドリンク属性に対応する少なくとも2つのタイプの制御情報のための優先規則は、次の通りに:HARQ/SR>a-CSI>SP-CSI>p-CSI>L1 RSRP>パート1CSI>パート2WB CSI>パート2SB CSI>SL HARQ/SL SR>SL a-CSI>SL SP-CSI>SL p-CSI>SL L1 RSRP>SLパート1CSI>SLパート2WB CSI>SLパート2SB CSIであってよい。
【0238】
任意に、少なくとも2つの通信モードに対応する制御情報は、通信モードがブロードキャストであるアップリンク/ダウンリンク又はサイドリンクに対応するサイドリンク制御情報、通信モードがマルチキャストであるアップリンク/ダウンリンク又はサイドリンクに対応するサイドリンク制御情報、及び通信モードがユニキャストであるアップリンク/ダウンリンク又はサイドリンクに対応するサイドリンク制御情報を含んでよい。例えば、通信モードがブロードキャストであるアップリンク/ダウンリンク又はサイドリンクに対してチャネル推定を実行することによって生成されたCSIは、通信モードがブロードキャストであるアップリンク/ダウンリンク又はサイドリンクに対応するサイドリンク制御情報である。少なくとも2つの通信モードに対応する制御情報のための優先規則は、例えば、通信モードがブロードキャスト、マルチキャスト、及び/又はユニキャストであるアップリンク/ダウンリンク又はサイドリンクに対応するサイドリンク制御情報の優先順位を示してよい。
【0239】
任意に、少なくとも2つの通信モードに対応する制御情報のための優先規則は、任意の起こり得る場合を示してよい。
【0240】
任意に、少なくとも2つの通信モードに対応する制御情報のための優先規則は、次の優先規則:
通信モードがブロードキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンク制御情報の優先度は、通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンク制御情報の優先度よりも高いこと、
通信モードがブロードキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンク制御情報の優先度は、通信モードがユニキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンク制御情報の優先度よりも高いこと、及び
通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンク制御情報の優先度は、通信モードがユニキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンク制御情報の優先度よりも高いこと
のうちの少なくとも1つを含む。
【0241】
任意に、少なくとも2つの通信モードに対応する制御情報のための優先規則は、次の優先規則:
通信モードがブロードキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンク制御情報の優先度は、通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンク制御情報の優先度よりも低いこと、
通信モードがブロードキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンク制御情報の優先度は、通信モードがユニキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンク制御情報の優先度よりも低いこと、及び
通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンク制御情報の優先度は、通信モードがユニキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンク制御情報の優先度よりも低いこと
のうちの少なくとも1つを含む。
【0242】
例において、サイドリンク制御情報のタイプが同じであり、かつ/あるいは、サイドリンク制御情報のいくつかの属性が同じである場合に、通信モードがブロードキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンク制御情報の優先度は、通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンク制御情報の優先度よりも高く、通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンク制御情報の優先度は、通信モードがユニキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンク制御情報の優先度よりも高い。それらいくつかの属性は、対応するセルのセル番号、対応するCSI設定識別子、などを含んでよい。例えば、制御情報1及び制御情報2のタイプは両方ともSL a-CSIであり、制御情報1に対応するサイドリンクの通信モードはブロードキャストであり、制御情報2に対応するサイドリンクの通信モードはマルチキャストである。この場合に、制御情報1の優先度は、制御情報2の優先度よりも高い。他の例として、制御情報1及び制御情報2のタイプは両方ともSL a-CSIであり、制御情報1に対応するセルのセル番号は、制御情報2に対応するセルのセル番号と同じであり、制御情報1に対応するサイドリンクの通信モードはブロードキャストであり、制御情報2に対応するサイドリンクの通信モードはマルチキャストである。この場合に、制御情報1の優先度は、制御情報2の優先度よりも高い。
【0243】
任意に、少なくとも2つの属性に対応する制御情報は、異なるセルに対応するサイドリンク制御情報、異なるCSI設定識別子に対応するサイドリンク制御情報、異なる送信リンク番号に対応する制御情報、アップリンク属性に対応する制御情報、サイドリンク属性に対応する制御情報、などを含んでよい。例えば、セル1に対してチャネル推定を実行することによって生成されたCSIは、セル1に対応するサイドリンク制御情報である。他の例として、UCIに属する制御情報は、アップリンク属性に対応する制御情報である。他の例として、サイドリンク制御情報に属する制御情報は、サイドリンク属性に対応する制御情報である。少なくとも2つの属性に対応する制御情報のための優先規則は、例えば、UCI及び/又は、異なるセル、異なるCSI設定識別子、異なる送信リンク番号、及び/又は異なる属性に対応するサイドリンク制御情報、の優先度を示す。
【0244】
少なくとも2つの属性に対応する制御情報のための優先規則は、任意の起こり得る場合を示してよい。例えば、UCI及びサイドリンク制御情報の優先順位付けは、任意の起こり得る場合を有してよい。
【0245】
任意に、少なくとも2つの属性に対応する制御情報のための優先規則は、次の優先規則:
より小さいセル番号を有するセルに対応するUCIの優先度は、より大きいセル番号を有するセルに対応するUCIの優先度よりも高いこと、
より小さいセル番号を有するセルに対応するサイドリンク制御情報の優先度は、より大きいセル番号を有するセルに対応するサイドリンク制御情報の優先度よりも高いこと、
より小さいCSI設定識別子に対応するUCIの優先度は、より大きいCSI設定識別子に対応するUCIの優先度よりも高いこと、
より小さいCSI設定識別子に対応するサイドリンク制御情報の優先度は、より大きいCSI設定識別子に対応するサイドリンク制御情報の優先度よりも高いこと、及び
より小さい送信リンク番号に対応する制御情報の優先度は、より大きい送信リンク番号に対応する制御情報の優先度よりも高いこと
のうちの少なくとも1つを含む。
【0246】
任意に、少なくとも2つの属性に対応する制御情報のための優先規則は、次の優先規則:
より小さいセル番号を有するセルに対応するUCIの優先度は、より大きいセル番号を有するセルに対応するUCIの優先度よりも低いこと、
より小さいセル番号を有するセルに対応するサイドリンク制御情報の優先度は、より大きいセル番号を有するセルに対応するサイドリンク制御情報の優先度よりも低いこと、
より小さいCSI設定識別子に対応するUCIの優先度は、より大きいCSI設定識別子に対応するUCIの優先度よりも低いこと、
より小さいCSI設定識別子に対応するサイドリンク制御情報の優先度は、より大きいCSI設定識別子に対応するサイドリンク制御情報の優先度よりも低いこと、及び
より小さい送信リンク番号に対応する制御情報の優先度は、より大きい送信リンク番号に対応する制御情報の優先度よりも低いこと
のうちの少なくとも1つを含む。
【0247】
例において、いくつかのサイドリンク制御情報のタイプが同じである場合に、より小さいセル番号を有するセルに対応するサイドリンク制御情報の優先度は、より大きいセル番号に対応するサイドリンク制御情報の優先度よりも高く、より小さいCSI設定識別子に対応するサイドリンク制御情報の優先度は、より大きいCSI設定識別子に対応するサイドリンク制御情報の優先度よりも高い。タイプは、次の:SL HARQ、SL SR、SL a-CSI、SL SP-CSI、SL p-CSI、サイドリンクビーム関連CSI、及びサイドリンク非ビーム関連CSI、のうちの少なくとも1つを含んでよい。例えば、制御情報1及び制御情報2のタイプは両方ともa-CSIであり、制御情報1に対応するセルのセル番号は1であり、制御情報2に対応するセルのセル番号は2である。この場合に、制御情報1の優先度は、制御情報2の優先度よりも高い。他の例として、制御情報1及び制御情報2のタイプは両方ともSL a-CSIであり、制御情報1に対応するセルのセル番号は2であり、制御情報2に対応するセルのセル番号は2であり、制御情報1に対応するCSI設定識別子は1であり、制御情報2に対応するCSI設定識別子は2である。この場合に、制御情報1の優先度は、制御情報2の優先度よりも高い。
【0248】
例において、サイドリンク制御情報のタイプが同じであり、サイドリンク制御情報の送信方式が同じである場合に、より小さい送信リンク番号に対応するサイドリンク制御情報の優先度は、より大きい送信リンク番号に対応するサイドリンク制御情報の優先度よりも高い。例えば、制御情報1及び制御情報2のタイプは両方ともSL a-CSIであり、制御情報1に対応するサイドリンクの通信モードはブロードキャストであり、制御情報2に対応するサイドリンクの通信モードはブロードキャストであり、制御情報1に対応する送信リンク番号は1であり、制御情報2に対応する送信リンク番号は2である。この場合に、制御情報1の優先度は、制御情報2の優先度よりも高い。
【0249】
例において、UCIのタイプが同じである場合に、より小さい送信リンク番号に対応するUCIの優先度は、より大きい送信リンク番号に対応するUCIの優先度よりも高い。例えば、制御情報1及び制御情報2のタイプは両方ともa-CSIであり、制御情報1に対応する送信リンク番号は1であり、制御情報2に対応する送信リンク番号は2である。この場合に、制御情報1の優先度は、制御情報2の優先度よりも高い。任意に、少なくとも2つの属性に対応する制御情報のための優先規則は、異なるチャネルで運ばれた制御情報のための優先規則を更に含んでもよい。
【0250】
少なくとも2つの属性に対応する制御情報のための優先規則は、PUSCH及びPUCCHなどの異なるチャネルで運ばれた制御情報のための優先規則、及び/又はPUSCH、PUCCH、PSSCH、及びPSCCHなどの異なるチャネルで運ばれたサイドリンク制御情報のための優先規則を含んでよい。
【0251】
少なくとも2つの属性に対応する制御情報のための優先規則は、任意の起こり得る場合を示してよい。
【0252】
任意に、少なくとも2つの属性に対応する制御情報のための優先規則は、次の優先規則:
PSCCHで運ばれたサイドリンク制御情報の優先度は、PUCCHで運ばれたサイドリンク制御情報の優先度よりも低いこと、及び
PSSCHで運ばれたサイドリンク制御情報の優先度は、PUSCHで運ばれたサイドリンク制御情報の優先度よりも低いこと
のうちの少なくとも1つを含む。
【0253】
任意に、少なくとも2つの属性に対応する制御情報のための優先規則は、次の優先規則:
PUSCHで運ばれたサイドリンク制御情報の優先度は、PUCCHで運ばれたサイドリンク制御情報の優先度よりも低いこと、及び
PSSCHで運ばれたサイドリンク制御情報の優先度は、PSCCHで運ばれたサイドリンク制御情報の優先度よりも低いこと
のうちの少なくとも1つを含む。
【0254】
任意に、少なくとも2つの属性に対応する制御情報のための優先規則は、次の優先規則:
PUSCHで運ばれたサイドリンク制御情報の優先度は、PUCCHで運ばれたサイドリンク制御情報の優先度よりも高いこと、及び
PSSCHで運ばれたサイドリンク制御情報の優先度は、PSCCHで運ばれたサイドリンク制御情報の優先度よりも高いこと
のうちの少なくとも1つを含む。
【0255】
例において、サイドリンク制御情報のタイプが同じであり、かつ/あるいは、サイドリンク制御情報のいくつかの属性が同じである場合に、PUSCHで運ばれたサイドリンク制御情報の優先度は、PUCCHで運ばれたサイドリンク制御情報の優先度よりも高く、PUCCHで運ばれたサイドリンク制御情報の優先度は、PSSCHで運ばれたサイドリンク制御情報の優先度よりも高く、PSSCHで運ばれたサイドリンク制御情報の優先度は、PSCCHで運ばれたサイドリンク制御情報の優先度よりも高い。それらいくつかの属性は、セル番号、CSI設定識別子、などを含んでよい。例えば、制御情報1及び制御情報2のタイプは両方ともSL a-CSIであり、制御情報1に対応するセルのセル番号は1であり、制御情報2に対応するセルのセル番号は1であり、制御情報1はPUSCHで運ばれ、制御情報2はPUCCHで運ばれる。この場合に、制御情報1の優先度は、制御情報2の優先度よりも高い。
【0256】
任意に、端末装置が優先規則に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定することは、優先規則及びチャネル容量に基づいてL個の制御情報を決定することを含み、L個の制御情報のビットの総量は、チャネル容量以下である。
【0257】
任意に、L個よりも少ない制御情報が送信されてもよい。チャネル容量が十分に使用されていないとしても、より少ない情報が、より多いリソースを使用することによって伝送され、それにより、より低次の変調スキーム及び/又はより低いビットレートが、情報伝送成功率を改善するために使用可能である。
【0258】
任意に、優先規則に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定する前に、方法は、端末装置がチャネル容量を決定することを更に含む。
【0259】
任意に、端末装置がL個の制御情報を送信することは、端末装置がチャネル上でL個の制御情報を送信することを含む。
【0260】
言い換えれば、チャネル容量は、L個の制御情報が決定される前に、最初に決定され、全体のオーバーヘッド又はビットの総量がチャネル容量に満たないL個の制御情報が、チャネル容量に基づいて決定される。いくつかの場合に、L個の制御情報によって占有される時間周波数リソースは、L個の制御情報以外の情報又はメッセージによって占有される時間周波数リソースと重なり合わない。M個の制御情報は、ビット量が0.3メガビットである制御情報1と、ビット量が0.4メガビットである制御情報2と、ビット量が0.4メガビットである制御情報3とを含み、制御情報1の優先度は制御情報2の優先度よりも高く、制御情報2の優先度は制御情報3の優先度よりも高い。優先規則に基づいて、制御情報1、又は制御情報1と制御情報2がL個の制御情報であると決定されてよく、L個の制御情報は更に、ビットの総量がチャネル容量に満たないことを満足する。
【0261】
任意に、M個の制御情報の中のL+1個の制御情報のビットの総量は、チャネル容量よりも多く、L+1個の制御情報の優先度は、L+1個の制御情報以外のM個の制御情報の中のM-L-1個の制御情報の優先度よりも高い。
【0262】
言い換えれば、M個の制御情報の中で最も高い優先度を有するL個の制御情報の全体のオーバーヘッド又はビットの総量は、チャネル容量よりもかろうじて少なく、M個の制御情報の中で最も高い優先度を有するL+1個の制御情報の全体のオーバーヘッド又はビットの総量は、チャネル容量よりもかろうじて多い。例えば、チャネル容量のビットの総量は1メガビットであり、M個の制御情報は、ビット量が0.3メガビットである制御情報1と、ビット量が0.4メガビットである制御情報2と、ビット量が0.4メガビットである制御情報3とを含み、制御情報1の優先度は制御情報2の優先度よりも高く、制御情報2の優先度は制御情報3の優先度よりも高い。優先規則に基づいて、制御情報1及び制御情報2がL個の制御情報であると決定されてよい。この場合に、L個の制御情報のビットの総量は、チャネル容量よりも少なく、M個の制御情報の中で最も高い優先度を有するL+1個の制御情報のビットの総量は、チャネル容量よりも多い。
【0263】
任意に、M個の制御情報のビットの総量は、チャネル容量よりも多い。
【0264】
言い換えれば、M個の制御情報のビットの総量がチャネル容量よりも多い場合に、LはMよりも小さく、つまり、M個の制御情報の一部が送信される。例えば、チャネル容量のビットの総量が1メガビットであり、M個の制御情報が、ビット量が0.3メガビットである制御情報1と、ビット量が0.4メガビットである制御情報2と、ビット量が0.4メガビットである制御情報3とを含む場合に、M個の制御情報のビットの総量は、チャネル容量よりも多い。
【0265】
任意に、優先規則は、N個の優先サブ規則を含み、N個の優先サブ規則の中のN1個の優先サブ規則の優先度は、N1個の優先サブ規則以外の、N個の優先サブ規則の中のN-N1個の優先サブ規則の優先度よりも高く、N1は、1以上N以下の正の整数であり、Nは2以上の正の整数である。優先規則に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定することは、端末装置が、N1個の優先サブ規則に基づいてM個の制御情報の優先順位を決定し、M個の制御情報の優先順位に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定することを含む。
【0266】
N個の優先サブ規則は、少なくとも2つのタイプの制御情報のための優先規則、少なくとも2つの通信モードに対応する制御情報のための優先規則、及び少なくとも2つの属性に対応する制御情報のための優先規則、のうちの少なくとも1つを含んでよい。
【0267】
例において、N個の優先サブ規則は、次の優先規則:
HARQの優先度がCSIの優先度よりも高いこと、
SRの優先度がCSIの優先度よりも高いこと
a-CSIの優先度がSP-CSIの優先度よりも高いこと、
a-CSIの優先度がP-CSIの優先度よりも高いこと、
SP-CSIの優先度がP-CSIの優先度よりも高いこと、
ビーム関連CSIの優先度が非ビーム関連CSIの優先度よりも高いこと、
ランク関連チャネル状態情報の優先度が非ランク関連チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
ワイドバンドチャネル状態情報の優先度がサブバンドチャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
L1-RSRPの優先度が非ビーム関連CSIの優先度よりも高いこと、
パート1CSIの優先度がパート2CSIの優先度よりも高いこと、
パート2WB CSIの優先度がパート2SB CSIの優先度よりも高いこと
SL HARGの優先度がSL CSIの優先度よりも高いこと、
SL SRの優先度がSL CSIの優先度よりも高いこと、
SL a-CSIの優先度がSL SP-CSIの優先度よりも高いこと、
SL a-CSIの優先度がSL p-CSIの優先度よりも高いこと、
SL SP-CSIの優先度がSL p-CSIの優先度よりも高いこと、
ビーム関連CSIの優先度がサイドリンク非ビーム関連CSIの優先度よりも高いこと、
サイドリンクランク関連チャネル状態情報の優先度がサイドリンク非ビーム関連チャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
サイドリンクワイドバンドチャネル状態情報の優先度がサイドリンクサブバンドチャネル状態情報の優先度よりも高いこと、
SL L1-RSRPの優先度がサイドリンク非ビーム関連CSIの優先度よりも高いこと、
SLパート1CSIの優先度がSLパート2CSIの優先度よりも高いこと、
SLパート2WB CSIの優先度がSLパート2SB CSIの優先度よりも高いこと、及び
UCIの優先度がサイドリンク制御情報の優先度よりも高いこと
のうちの少なくとも1つを含んでよい。
【0268】
任意に、優先規則は、N個の優先サブ規則を含み、N個の優先サブ規則の中のN1個の優先サブ規則の優先度は、N1個の優先サブ規則以外の、N個の優先サブ規則の中のN-N1個の優先サブ規則の優先度よりも高く、N1は、1以上N以下の正の整数であり、Nは2以上の正の整数である。優先規則に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定することは、最初にN1個の優先サブ規則に基づいて、次いでN-N1個の優先サブ規則に基づいてM個の制御情報の優先順位を決定することと、M個の制御情報の優先順位に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定することとを含む。
【0269】
例において、N個の優先サブ規則は、次の優先規則:
通信モードがブロードキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンク制御情報の優先度は、通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンク制御情報の優先度よりも高いこと、
通信モードがブロードキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンク制御情報の優先度は、通信モードがユニキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンク制御情報の優先度よりも高いこと、及び
通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンク制御情報の優先度は、通信モードがユニキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンク制御情報の優先度よりも高いこと
のうちの少なくとも1つを含んでよい。
【0270】
例において、N個の優先サブ規則は、次の優先規則:
より小さいセル番号を有するセルに対応するUCIの優先度は、より大きいセル番号を有するセルに対応するUCIの優先度よりも高いこと、
より小さいセル番号を有するセルに対応するサイドリンク制御情報の優先度は、より大きいセル番号を有するセルに対応するサイドリンク制御情報の優先度よりも高いこと、
より小さいCSI設定識別子に対応するUCIの優先度は、より大きいCSI設定識別子に対応するUCIの優先度よりも高いこと、
より小さいCSI設定識別子に対応するサイドリンク制御情報の優先度は、より大きいCSI設定識別子に対応するサイドリンク制御情報の優先度よりも高いこと、及び
より小さい送信リンク番号に対応する制御情報の優先度は、より大きい送信リンク番号に対応する制御情報の優先度よりも高いこと
のうちの少なくとも1つを含んでよい。
【0271】
例において、N個の優先サブ規則は、次の優先規則:
HARQの優先度はSL HARQの優先度よりも高いこと、
SRの優先度はSL SRの優先度よりも高いこと、
CSIの優先度は、SL CSIの優先度よりも高いこと、
a-CSIの優先度はSL a-CSIの優先度よりも高いこと、
SP-CSIの優先度はSL SP-CSIの優先度よりも高いこと、
P-CSIの優先度はSL p-CSIの優先度よりも高いこと、
ビーム関連CSIの優先度はサイドリンクビーム関連CSIの優先度よりも高いこと、
非ビーム関連CSIの優先度はサイドリンク非ランク関連CSIの優先度よりも高いこと、
ランク関連CSIの優先度はサイドリンクランク関連CSIの優先度よりも高いこと、
非ランク関連CSIの優先度はサイドリンク非ランク関連CSIの優先度よりも高いこと、
ワイドバンドCSIの優先度はサイドリンクワイドバンドCSIの優先度よりも高いこと、
サブバンドCSIの優先度はサイドリンクサブバンドCSIの優先度よりも高いこと、
L1 RSRPの優先度はSL L1 RSRPの優先度よりも高いこと、
パート1CSIの優先度はSLパート1CSIの優先度よりも高いこと、
パート2CSIの優先度はSLパート2CSIの優先度よりも高いこと、
パート2WB CSIの優先度はSLパート2WB CSIの優先度よりも高いこと、
パート2SB CSIの優先度はSLパート2SB CSIの優先度よりも高いこと
のうちの少なくとも1つを含んでよい。
【0272】
例において、N個の優先サブ規則は、次の優先規則:
PSCCHで運ばれたサイドリンク制御情報の優先度は、PUCCHで運ばれたサイドリンク制御情報の優先度よりも低いこと、及び
PSSCHで運ばれたサイドリンク制御情報の優先度は、PUSCHで運ばれたサイドリンク制御情報の優先度よりも低いこと
のうちの少なくとも1つを含んでよい。
【0273】
例において、N個の優先サブ規則は、次の優先規則:
PUSCHで運ばれたサイドリンク制御情報の優先度は、PUCCHで運ばれたサイドリンク制御情報の優先度よりも低いこと、及び
PSSCHで運ばれたサイドリンク制御情報の優先度は、PSCCHで運ばれたサイドリンク制御情報の優先度よりも低いこと
のうちの少なくとも1つを含んでよい。
【0274】
例において、N個の優先サブ規則は、次の優先規則:
PUSCHで運ばれたサイドリンク制御情報の優先度は、PUCCHで運ばれたサイドリンク制御情報の優先度よりも高いこと、及び
PSSCHで運ばれたサイドリンク制御情報の優先度は、PSCCHで運ばれたサイドリンク制御情報の優先度よりも高いこと
のうちの少なくとも1つを含んでよい。
【0275】
例えば、Nは2であり、N個の優先サブ規則は、SL HARQ又はSL SRの優先度がSL CSIの優先度よりも高い、という優先サブ規則1と、通信モードがブロードキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンク制御情報の優先度が、通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンク制御情報の優先度よりも高い、という優先サブ規則2とを含む。
【0276】
優先サブ規則1及び優先サブ規則2が例として使用される。M個の制御情報は、通信モードがブロードキャストであるサイドリンクに対応するSL HARQと、通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応するSL HARQと、通信モードがブロードキャストであるサイドリンクに対応するSL CSIと、通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応するSL CSIとを含む、と仮定される。優先サブ規則1及び優先サブ規則2に基づいて、端末は、通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応するSL HARQの優先度、及び通信モードがブロードキャストであるサイドリンクに対応するSL CSIの優先度、のうちのどの1つがより高いかを決定することができず、優先サブ規則1及び優先サブ規則2の優先度に基づいた決定を行う必要がある。優先サブ規則1の優先度は優先サブ規則2の優先度よりも高い、と仮定される。この場合に、端末は、優先サブ規則1に基づいて、通信モードがブロードキャストであるサイドリンクに対応するSL HARQの優先度と、通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応するSL HARQの優先度との両方が、通信モードがブロードキャストであるサイドリンクに対応するSL CSIの優先度と、通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応するSL CSIの優先度とよりも高いことを決定し、次いで、端末は、優先サブ規則2に基づいて、通信モードはブロードキャストであるサイドリンクに対応するSL HARQの優先度が、通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応するSL HARQの優先度よりも高く、通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応するSL CSIの優先度が、通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応するSL CSIの優先度よりも高いことを決定する。
【0277】
Lが1に等しいとすれば、端末装置は、優先サブ規則1及び優先サブ規則2に基づいて、通信モードがブロードキャストであるサイドリンクに対応するSL HARQが最も高い優先度を有しており、L個の制御情報は、通信モードがブロードキャストであるサイドリンクに対応するSL HARQである、と決定する。
【0278】
いくつかの場合に、L個の制御情報は、より高い優先度を有する優先サブ規則にのみ基づいて決定されてもよい。端末装置は、より低い優先度を有する優先サブ規則に基づいてL個の制御情報を決定する必要がない。言い換えれば、端末装置は、優先サブ規則の優先順位においてN個の優先サブ規則のうちの一部にのみ基づいてL個の制御情報を決定して良い。
【0279】
Lが2に等しいとすれば、端末装置は、優先サブ規則1にのみ基づいて、通信モードがブロードキャストであるサイドリンクに対応するSL HARQと、通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応するSL HARQとが、M個の制御情報の中で最も高い優先度を有する2つの制御情報である、と決定してよく、L個の制御情報は、通信モードがブロードキャストであるサイドリンクに対応するSL HARQと、通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応するSL HARQとである。
【0280】
任意に、少なくとも2つのタイプの制御情報のための優先規則の優先サブ規則の優先度は、少なくとも2つの通信モードに対応する制御情報のための優先規則の優先サブ規則の優先度よりも高い。
【0281】
任意に、少なくとも2つのタイプの制御情報のための優先規則の優先サブ規則の優先度は、少なくとも2つの属性に対応する制御情報のための優先規則の優先サブ規則の優先度よりも高い。
【0282】
任意に、少なくとも2つの属性に対応する制御情報のための優先規則の優先サブ規則の優先度は、少なくとも2つのタイプの制御情報のための優先規則の優先サブ規則の優先度よりも高い。
【0283】
任意に、少なくとも2つの属性に対応する制御情報のための優先規則の優先サブ規則の優先度は、少なくとも2つの通信モードに対応する制御情報のための優先規則の優先サブ規則の優先度よりも高い。
【0284】
任意に、少なくとも2つの通信モードに対応する制御情報のための優先規則の優先サブ規則の優先度は、少なくとも2つの属性に対応する制御情報のための優先規則の優先サブ規則の優先度よりも高い。
【0285】
例において、優先サブ規則Aは、サイドリンクビーム関連CSIの優先度がサイドリンク非ビーム関連CSIの優先度よりも高いことであり、優先サブ規則Bは、サイドリンクランク関連CSIの優先度がサイドリンク非ランク関連CSIの優先度よりも高いことであり、優先サブ規則Cは、より小さいセル番号を有するセルに対応するサイドリンク制御情報の優先度が、より大きいセル番号を有するセルに対応するサイドリンク制御情報の優先度よりも高いことである。優先サブ規則Aの優先度は、優先サブ規則Cの優先度よりも高く、優先サブ規則Cの優先度は、優先サブ規則Bの優先度よりも高い。言い換えれば、ビームが関係しているかどうかが最初に決定され、次いで、セル番号が比較され、最後に、ランクが関係しているかどうかが決定される。すなわち、より小さいセル番号を有するセルに対応する非ランク関連CSIの優先度は、より大きいセル番号を有するセルに対応するランク関連CSIの優先度よりも高い。
【0286】
例において、優先サブ規則Dは、より小さいセル番号を有するセルに対応するサイドリンク制御情報の優先度が、より大きいセル番号を有するセルに対応するサイドリンク制御情報の優先度よりも高いことであり、優先サブ規則Eは、より小さいCSI設定識別子に対応するサイドリンク制御情報の優先度が、より大きいCSI設定識別子に対応するサイドリンク制御情報の優先度よりも高いことである。優先サブ規則Dの優先度は、優先サブ規則Eの優先度よりも高い。言い換えれば、セル番号の値が最初に比較され、次いで、CSI設定識別子の値が比較される。すなわち、より小さいセル番号を有するセルに対応しかつより大きいCSI設定識別子に対応する非ビーム関連CSIの優先度は、より大きいセル番号に対応しかつより小さいCSI設定識別子に対応する非ビーム関連CSIの優先度よりも高い。
【0287】
例において、優先サブ規則Fは、より小さい送信リンク番号に対応する制御情報の優先度が、より大きい送信リンク番号に対応する制御情報の優先度よりも高いことである。優先サブ規則Gは、通信モードがブロードキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンク制御情報の優先度が、通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応するサイドリンク制御情報の優先度よりも高いことである。優先サブ規則Fの優先度は、優先サブ規則Gの優先度よりも低い。言い換えれば、通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応しかつより大きい送信リンク番号に対応するサイドリンク制御情報の優先度は、通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応し勝つより小さい送信リンク番号に対応するサイドリンク制御情報の優先度よりも高い。
【0288】
例えば、Mは5に等しく、Nは3に等しく、Lは2に等しい。M個の制御情報は、HARQ、SL CSI-1、SL HARQ、CSI、及びSL CSI-2を含み、SL CSI-1、SL HARQ、及びSL CSI-2に対応するセルのセル番号は夫々、1、2、及び2である。N個の優先サブ規則は、ハイブリッド自動再送要求の優先度がチャネル状態情報の優先度よりも高い、という優先サブ規則1と、より小さいセル番号を有するセルに対応するサイドリンク制御情報の優先度が、より大きいセル番号を有するセルに対応するサイドリンク制御情報の優先度よりも高い、という優先サブ規則2と、アップリンク属性に対応する制御情報の優先度が、サイドリンク属性に対応する制御情報の優先度よりも高い、という優先サブ規則3とを含む。優先サブ規則1の優先度は、優先サブ規則2の優先度よりも高く、優先サブ規則2の優先度は、優先サブ規則3の優先度よりも高い。端末装置は、優先サブ規則1にのみ基づいて、M個の制御情報の優先順位がHARQ、SL HARQ、CSI、SL CSI-1、及びSL CSI-2である、と決定してよい。この場合に、L個の制御情報は、HARQ及びSL HARQである。
【0289】
任意に、端末装置がN個の優先サブ規則及びN個の優先サブ規則の優先順位に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定することは、次のステップを含む。
【0290】
ステップa:iが巡回パラメータであるとして、i=1であることを決定する。
【0291】
ステップb:優先順位番号がN1個の優先サブ規則の中でiである優先サブ規則を決定する。
【0292】
ステップc:優先順位番号がiである優先サブ規則に基づいてTi個の条件制御情報を決定し、このとき、Tiは0以上の正の整数であり、Tiが1以上である場合に、L個の制御情報は、Ti個の条件制御情報の中の少なくとも1つの制御情報を含む。
【0293】
ステップd:T1乃至Ti個の条件制御情報に基づいて、L個の制御情報が決定可能であるかどうかを決定し、そうでない場合には、i+1の現在値がiの新しい値であると決定し、ステップbに戻り、あるいは、そうである場合には、L個の制御情報を決定する。
【0294】
言い換えれば、端末装置は、優先度の降順でN1個の優先サブ規則を順位付けし、1つずつN1個の優先サブ規則に基づいてL個の制御情報を決定する。
【0295】
例において、M個の制御情報は、次の8つの制御情報を含む:
【表1】
【0296】
サブ規則1:タイプ1の制御情報の優先度は、タイプ2の制御情報の優先度よりも高い。
【0297】
サブ規則2:属性1に対応する制御情報の優先度は、属性2に対応する制御情報の優先度よりも高い。
【0298】
サブ規則3:通信モード1でのサイドリンクに対応する制御情報の優先度は、通信モード2でのサイドリンクに対応する制御情報の優先度よりも高い。
【0299】
サブ規則1の優先度は、サブ規則2の優先度よりも高く、サブ規則2の優先度は、サブ規則3の優先度よりも高い。
【0300】
(1)Lは1に等しい、と仮定される。
【0301】
ステップ1:i=1であり、端末装置は、サブ規則1に基づいて、タイプが1である制御情報1乃至制御情報4が、M個の制御情報の中で最も高い優先度を有する4つの制御情報であると決定してよく、つまり、T1個の条件制御情報は、制御情報1乃至制御情報4であり、T1は4に等しい。この場合に、端末装置は、L個の制御情報を決定することができない。
【0302】
ステップ2:i=2であり、端末装置は、サブ規則2に基づいて、タイプが1でありかつ属性が1である制御情報1及び制御情報2が、M個の制御情報の中で最も高い優先度を有する2つの制御情報であると決定してよく、つまり、T2個の条件制御情報は、制御情報1及び制御情報2であり、T2は2に等しい。この場合に、端末装置は、L個の制御情報を決定することができない。
【0303】
ステップ3:i=3であり、端末装置は、サブ規則3に基づいて、タイプが1であり、属性が1であり、送信モードが1である制御情報1が、M個の制御情報の中で最も高い優先度を有する1つの制御情報であると決定してよく、つまり、T3個の条件制御情報は制御情報1であり、T3は1に等しい。この場合に、端末装置は、L個の制御情報が制御情報1であることを決定することができる。
【0304】
(2)Lは2に等しい、と仮定される。
【0305】
ステップ1:i=1であり、端末装置は、サブ規則1に基づいて、タイプが1である制御情報1乃至制御情報4が、M個の制御情報の中で最も高い優先度を有する4つの制御情報であると決定してよく、つまり、T1個の条件制御情報は、制御情報1乃至制御情報4であり、T1は4に等しい。この場合に、端末装置は、L個の制御情報を決定することができない。
【0306】
ステップ2:i=2であり、端末装置は、サブ規則2に基づいて、タイプが1でありかつ属性が1である制御情報1及び制御情報2が、M個の制御情報の中で最も高い優先度を有する2つの制御情報であると決定してよく、つまり、T2個の条件制御情報は、制御情報1及び制御情報2であり、T2は2に等しい。この場合に、端末装置は、L個の制御情報が制御情報1及び制御情報2であることを決定することができる。
【0307】
(3)Lは5に等しい、と仮定される。
【0308】
ステップ1:i=1であり、端末装置は、サブ規則1に基づいて、タイプが1である制御情報1乃至制御情報4が、M個の制御情報の中で最も高い優先度を有する4つの制御情報であると決定してよく、つまり、T1個の条件制御情報は、制御情報1乃至制御情報4であり、T1は4に等しい。この場合に、端末装置は、L個の制御情報を決定することができない。
【0309】
ステップ2:i=2であり、端末装置は、サブ規則2に基づいて、タイプが2でありかつ属性が1である制御情報5及び制御情報6が、M個の制御情報の中で最も高い優先度を有する2つの制御情報であると決定してよく、つまり、T2個の条件制御情報は、制御情報5及び制御情報6であり、T2は2に等しい。この場合に、端末装置は、L個の制御情報を決定することができない。
【0310】
ステップ3:i=3であり、端末装置は、サブ規則3に基づいて、タイプが2であり、属性が1であり、送信モードが1である制御情報5が、制御情報1乃至制御情報4以外のM個の制御情報の中で最も高い優先度を有する1つの制御情報であると決定してよく、つまり、T3個の条件制御情報は制御情報5であり、T3は1に等しい。この場合に、端末装置は、L個の制御情報が制御情報1乃至制御情報5であることを決定することができる。
【0311】
任意に、優先規則は、少なくとも2つのタイプ、少なくとも2つの通信モード、及び/又は少なくとも2つの属性に対応するS個の制御情報の優先順位を含み、S個の制御情報の中のS1個の制御情報の優先度は、S個の制御情報の中のS1個の制御情報以外のS-S1個の制御情報の優先度よりも高く、S1は、1以上S以下の正の整数であり、Sは、1以上の正の整数である。優先規則に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定することは、S1個の制御情報の優先順位に基づいてM個の制御情報の中で最も高い優先度を有するL個の制御情報を決定することを含む。
【0312】
言い換えれば、優先規則は、S個の異なる制御情報の優先順位を含む。L個の制御情報は、S個の制御情報の中で最も高い優先度を有するS1個の制御情報の優先順位に基づいて決定される。例えば、タイプ1の、属性1に対応する制御情報の優先順位番号は1であり、タイプ1の、属性2に対応する制御情報の優先順位番号は2であり、タイプ2の、属性1に対応する制御情報の優先順位番号は3であり、タイプ2の、属性2に対応する制御情報の優先順位番号は4である。
【0313】
任意に、端末装置が優先規則に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定することは、次のステップを含む。
【0314】
ステップe:jが巡回パラメータであるとして、j=1を決定する。
【0315】
ステップf:M個の制御情報が、優先順位番号がjである制御情報に対応する制御情報を含むかどうかを決定し、このとき、優先順位番号がjである制御情報の優先度は、優先順位番号がj+1である制御情報乃至優先順位番号がSである制御情報の優先度よりも高く、優先順位番号がjである制御情報に対応する制御情報を条件制御情報の中の1つの制御情報として決定する。
【0316】
ステップg:条件制御情報の数がLに等しいかどうかを決定し、そうでない場合には、j+1の現在値がjの新しい値であると決定し、ステップfに戻り、そうである場合には、条件制御情報に基づいてL個の制御情報を決定する。
【0317】
言い換えれば、端末装置は、高優先度の制御情報をM個の制御情報から探すようにしてL個の制御情報を決定してよい。
【0318】
例において、M個の制御情報は、次の8つの制御情報を含む。
【表2】
【0319】
優先度が1である制御情報0は、M個の制御情報に含まれない。
【0320】
Lは1に等しい、と仮定される。
【0321】
ステップ1:i=1であり、端末装置は、優先規則に基づいて、M個の制御情報が、優先度が1である制御情報0を含まないことを決定してよい。この場合に、端末装置は、条件制御情報を決定することができず、現在の条件制御情報の数は0であり、L個の制御情報は決定され得ない。
【0322】
ステップ2:i=2であり、端末装置は、優先規則に基づいて、M個の制御情報が、優先度が2である制御情報1を含むことを決定してよい。この場合に、端末装置は、制御情報1を条件制御情報として決定し、現在の条件制御情報の数は1であり、端末装置は、K個の制御情報が制御情報1であることを決定することができる。
【0323】
任意に、優先規則に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定することは、優先規則に基づいてM個の制御情報の優先順位を決定することと、M個の制御情報の優先順位に基づいてL個の制御情報を決定することとを含む。
【0324】
言い換えれば、端末装置は、優先規則に基づいて、M個の制御情報の夫々の優先度を決定し、M個の制御情報の優先度に基づいて、最も高い優先度を有するL個の制御情報を決定してよい。
【0325】
例えば、Mは3に等しく、Lは2に等しい。端末は最初に、M個の制御情報が制御情報1、制御情報2、及び制御情報3を含むことを決定し、次いで、優先規則に基づいて、制御情報1の優先度が制御情報2の優先度よりも高いことと、制御情報2の優先度が制御情報3の優先度よりも高いこととを決定する。この場合に、端末は、M個の制御情報の中で最も高い優先度を有する2つの制御情報が制御情報1及び制御情報2であることを決定し、制御情報1及び制御情報2がL個の制御情報であることを決定する。
【0326】
任意に、M個の制御情報の具体的な優先度は、M個の制御情報の優先順位を決定するために、決定されてよい。
【0327】
例えば、Mは2に等しく、Lは1に等しく、優先規則は、制御情報1の優先度が1であり、制御情報2の優先度が2であり、制御情報3の優先度が3であることを示す。端末は最初に、M個の制御情報が制御情報2及び制御情報3を含むことを決定する。優先規則に基づいて、端末は、制御情報2の優先度が2であり、制御情報の優先度が3であることを決定し、制御情報2がL個の制御情報であることを決定する。
【0328】
任意に、優先規則は、優先式を使用することによって表されてよい。
【0329】
言い換えれば、端末装置は、優先式に基づいてM個の制御情報の優先順位を決定してよい。
【0330】
例において、式(1)は、少なくとも2つのタイプの制御情報の優先順位を示す。式(1)は、次の条件を満足する:
【数1】
【0331】
ここで、y=0は、HARQ-ACK、HARQ-NACK、又はSRを表し、y=1は、CSIを表し、z=0は、a-CSI、HARQ-ACK、HARQ-NACK、又はSRを表し、z=1は、PUSCHでのSP-CSIを表し、z=2は、PUCCHでのSP-CSIを表し、z=3は、PUCCHでのp-CSIを表し、k=0は、HARQ-ACK、HARQ-NACK、SR、又はビーム関連CSIを表し、k=1は、非ビーム関連CSIを表す。
【0332】
式(1)は、HARQ-ACK、HARQ-NACK、又はSRの優先度がCSIの優先度よりも高く、a-CSIの優先度がPUSCHでのSP-CSIの優先度よりも高く、PUSCHでのSP-CSIの優先度がPUCCHでのSP-CSIの優先度よりも高く、PUCCHでのSP-CSIの優先度がPUCCHでのp-CSIの優先度よりも高く、ビーム関連CSIの優先度が非ビーム関連CSIの優先度よりも高いことを意味する。
【0333】
例において、式(2)は、少なくとも2つの属性に対応する少なくとも2つのタイプの制御情報の優先順位を示す。式(2)は、次の条件を満足する:
【数2】
【0334】
ここで、x=0は、アップリンク属性を表し、x=1は、サイドリンク属性を表し、y=0は、HARQ-ACK、HARQ-NACK、又はSRを表し、y=1は、CSIを表し、z=0は、a-CSI、HARQ-ACK、HARQ-NACK、又はSRを表し、z=1は、PUSCHでのSP-CSIを表し、z=2は、PUCCHでのSP-CSIを表し、z=3は、PUCCHでのp-CSIを表し、k=0は、HARQ-ACK、HARQ-NACK、SR、又はビーム関連CSIを表し、k=1は、非ビーム関連CSIを表し、cは、対応するセル番号を表し、sは、対応するCSI設定識別子を表し、Msは、CSI設定識別子の総数を表し、Ncellsは、セル番号の総数を表す。
【0335】
式(2)は、UCIの優先度がサイドリンク制御情報の優先度よりも高く、HARQ-ACK、HARQ-NACK、又はSRの優先度がCSIの優先度よりも高く、a-CSIの優先度がPUSCHでのSP-CSIの優先度よりも高く、PUSCHでのSP-CSIの優先度がPUCCHでのSP-CSIの優先度よりも高く、PUCCHでのSP-CSIの優先度がPUCCHでのp-CSIの優先度よりも高く、ビーム関連CSIの優先度が非ビーム関連CSIの優先度よりも高く、同じタイプであって、より小さいセル番号を有するセルに対応する制御情報の優先度が、同じタイプであって、より大きいセル番号を有するセルに対応する制御情報の優先度よりも高く、同じセル番号、同じタイプ、及びより小さいCSI設定識別子に対応する制御情報の優先度が同じセル番号、同じタイプ、及びより大きいCSI設定識別子に対応する制御情報の優先度よりも高いことを意味する。
【0336】
例において、式(3)は、少なくとも2つの通信モード及び少なくとも2つの属性に対応する少なくとも2つのタイプの制御情報の優先順位を示す。式(3)は、次の条件を満足する:
【数3】
【0337】
ここで、x=0は、アップリンク属性を表し、x=1は、サイドリンク属性を表し、y=0は、HARQ-ACK、HARQ-NACK、又はSRを表し、y=1は、CSIを表し、z=0は、a-CSI、HARQ-ACK、HARQ-NACK、又はSRを表し、z=1は、PUSCHでのSP-CSIを表し、z=2は、PUCCHでのSP-CSIを表し、z=3は、PUCCHでのp-CSIを表し、k=0は、HARQ-ACK、HARQ-NACK、SR、又はビーム関連CSIを表し、k=1は、非ビーム関連CSIを表し、cは、対応するセル番号を表し、sは、対応するCSI設定識別子を表し、Msは、CSI設定識別子の総数を表し、Ncellsは、セル番号の総数を表し、w=0は、対応するサイドリンク通信モードがブロードキャストであることを示し、w=1は、対応するサイドリンク通信モードがマルチキャストであることを示し、w=2は、対応するサイドリンク通信モードがユニキャストであることを示す。
【0338】
式(3)は、UCIの優先度がサイドリンク制御情報の優先度よりも高く、HARQ-ACK、HARQ-NACK、又はSRの優先度がCSIの優先度よりも高く、a-CSIの優先度がPUSCHでのSP-CSIの優先度よりも高く、PUSCHでのSP-CSIの優先度がPUCCHでのSP-CSIの優先度よりも高く、PUCCHでのSP-CSIの優先度がPUCCHでのp-CSIの優先度よりも高く、ビーム関連CSIの優先度が非ビーム関連CSIの優先度よりも高く、同じタイプであって、より小さいセル番号を有するセルに対応する制御情報の優先度が、同じタイプであって、より大きいセル番号を有するセルに対応する制御情報の優先度よりも高く、同じセル番号、同じタイプ、及びより小さいCSI設定識別子に対応する制御情報の優先度が同じセル番号、同じタイプ、及びより大きいCSI設定識別子に対応する制御情報の優先度よりも高く、同じセル番号、同じCSI設定識別子、及び同じタイプに対応する制御情報については、通信モードがブロードキャストであるサイドリンクに対応する制御情報の優先度が、通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応する制御情報の優先度よりも高く、通信モードがマルチキャストであるサイドリンクに対応する制御情報の優先度は、通信モードがユニキャストであるサイドリンクに対応する制御情報の優先度よりも高いことを意味する。
【0339】
任意に、端末装置は、L個の制御情報を決定するために、低優先度の制御情報をM個の制御情報から探すようにして、M個の制御情報からM-L個の制御情報を除いてもよい。L個の制御情報を決定する方法は、上記の方法に類似しており、詳細はここで再びは説明されない。
【0340】
同様に、通信装置は、優先規則に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定してよい。対応する方法は、ステップ401で説明されており、詳細は、本願中で再びここで説明されない。
【0341】
端末装置は、L個の制御情報を送信する。相応して、通信装置は、L個の制御情報を受信する。
【0342】
例において、端末装置は、サイドリンクリソースでM個のサイドリンク制御情報を送信する。端末装置は、優先規則に基づいてL個のサイドリンク制御情報を決定してよい。
【0343】
例において、端末装置は、アップリンクリソースでM個のサイドリンク制御情報を送信する。端末装置は、優先規則に基づいてL個のサイドリンク制御情報を決定してよい。
【0344】
例において、端末装置は、アップリンクリソースでM1個のUCI及びM2個のサイドリンク制御情報を送信する。端末装置は、制御情報規則に基づいてL個の制御情報を決定してよい。
【0345】
任意に、端末装置がL個の制御情報を送信することは、端末装置が、PSFCH、PSCCH、PSSCH、PUCCH、及びPUSCHのうちの少なくとも1つでL個の制御情報を送信することを含む。
【0346】
制御情報は、PSFCH、PSCCH、PSSCH、PUCCH、又はPUSCHで送信されてよい。サイドリンク制御情報(SFCH,Sidelink feedback control information)が、PSFCH、PSCCH、又はPSSCHのうちの少なくとも1つで送信されてもよい。代替的に、UCI及びSFCIがPUCCH及び/又はPUSCHで送信されてもよい。代替的に、SFCIのみがPUCCH及び/又はPUSCHで送信されてもよい。例えば、UCI1及びサイドリンク制御情報1は、PUCCHで送信され、サイドリンク制御情報2は、PSSCHで送信される。
【0347】
同様に、通信装置は、L個の制御情報を受信してよい。対応する方法はステップ402で説明されており、詳細は、本願中で再びここで説明されない。
【0348】
優先規則は、1つ以上の観点から異なる制御情報の優先度を示してよく、端末が制御情報の優先度を決定するための複数の方法を提供する。端末装置は、優先規則に基づいて、比較的に高い優先度を有する制御情報を送信し、それにより、端末装置は、高い優先度を有する制御情報を見逃さない。端末は、優先規則に基づいて低優先度の制御情報を除いてもよく、それによって、端末装置によってメッセージを送信するためのエネルギ消費を低減する。端末によって使用され得るリソースの量は限られており、より重要な制御情報をチャネル上で送信することは、リソース利用を改善することができる。
【0349】
図5は、本願の実施形態に従う送信端装置の略構造図である。送信端装置は端末装置であってよく、あるいは、端末装置のために使用され得るコンポーネント(例えば、チップ又は回路)であってよい。図5に示されるように、送信端装置500は、処理モジュール501及び送信モジュール502を含んでよい。
【0350】
処理モジュール501は、優先規則に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定するよう構成され、M個の制御情報は、M1個のアップリンク制御情報及びM2個のサイドリンク制御情報を含み、M1個のアップリンク制御情報のタイプは、ハイブリッド自動再送要求、スケジューリング要求、及びチャネル状態情報のうちの少なくとも1つを含み、M2個のサイドリンク制御情報は、サイドリンクハイブリッド自動再送要求、サイドリンクスケジューリング要求、及びサイドリンクチャネル状態情報のうちの少なくとも1つを含み、Mは2以上の正の整数であり、M1は0以上の整数であり、M2は1以上の正の整数であり、Lは0以上M以下の整数である。
【0351】
送信モジュール502は、L個の制御情報を送信するよう構成される。
【0352】
処理モジュール501は、プロセッサによって実装されてよい。送信モジュール502は、送信器によって実装されてよい。処理モジュール501及び送信モジュール502の具体的な機能及び有利な効果については、図4に示される方法を参照されたい。詳細は、ここで再びは説明されない。
【0353】
可能な実施において、送信端装置が更に提供される。送信端装置は端末装置であってよく、あるいは、端末装置のために使用され得るコンポーネント(例えば、チップ又は回路)であってよい。送信端装置は、トランシーバ及びプロセッサを含んでよく、任意に、メモリを更に含んでもよい。トランシーバは、対応する機能と、受信モジュール及び送信モジュールに対応する動作とを実装するよう構成されてよく、プロセッサは、対応する機能と、処理モジュールに対応する動作とを実装するよう構成されてよい。メモリは、実行命令又はアプリケーションプログラムコードを記憶するよう構成されてよく、プロセッサは、本願の上記の実施形態で提供されている通信方法を実装するよう、命令又はアプリケーションプログラムコードの実行を制御し、かつ/あるいは、メモリは、何らかのデータ、命令情報、などを一時的な記憶するよう構成されてよい。メモリは、プロセッサから独立して存在してよい。この場合に、メモリは、通信ラインを通じてプロセッサへ接続されてよい。他の可能な設計では、メモリは、代替的に、プロセッサと一体化されてもよい。これは、本願のこの実施形態で限定されない。
【0354】
図6は、本願の実施形態に従う受信端装置の略構造図である。受信端装置はネットワーク装置であってよく、あるいは、ネットワーク装置のために使用さるコンポーネント(例えば、チップ又は回路)であってよい。受信端装置は端末装置であってもよく、あるいは、端末装置のために使用され得るコンポーネント(例えば、チップ又は回路)であってもよい。図6に示されるように、受信端装置600は、処理モジュール601及び受信モジュール602を含んでよい。
【0355】
処理モジュール601は、優先規則に基づいてM個の制御情報からL個の制御情報を決定するよう構成され、M個の制御情報は、M1個のアップリンク制御情報及びM2個のサイドリンク制御情報を含み、M1個のアップリンク制御情報のタイプは、ハイブリッド自動再送要求、スケジューリング要求、及びチャネル状態情報のうちの少なくとも1つを含み、M2個のサイドリンク制御情報は、サイドリンクハイブリッド自動再送要求、サイドリンクスケジューリング要求、及びサイドリンクチャネル状態情報のうちの少なくとも1つを含み、Mは2以上の正の整数であり、M1は0以上の整数であり、M2は1以上の正の整数であり、Lは0以上M以下の整数である。
【0356】
受信モジュール602は、L個の制御情報を受信するよう構成される。
【0357】
処理モジュール601は、プロセッサによって実装されてよい。受信モジュール602は、受信器によって実装されてよい。処理モジュール601及び受信モジュール602の具体的な機能及び有利な効果については、図4に示される方法を参照されたい。詳細は、ここで再びは説明されない。
【0358】
可能な実施において、受信端装置が更に提供される。受信端装置はネットワーク装置であってよく、あるいは、ネットワーク装置のために使用されるコンポーネント(例えば、チップ又は回路)であってよい。受信端装置は端末装置であってもよく、あるいは、端末装置のために使用され得るコンポーネント(例えば、チップ又は回路)であってもよい。受信端装置は、トランシーバ及びプロセッサを含んでよく、任意に、メモリを更に含んでもよい。トランシーバは、対応する機能と、受信モジュール及び送信モジュールに対応する動作とを実装するよう構成されてよく、プロセッサは、対応する機能と、処理モジュールに対応する動作とを実装するよう構成されてよい。メモリは、実行命令又はアプリケーションプログラムコードを記憶するよう構成されてよく、プロセッサは、本願の上記の実施形態で提供されている通信方法を実装するよう、命令又はアプリケーションプログラムコードの実行を制御し、かつ/あるいは、メモリは、何らかのデータ、命令情報、などを一時的な記憶するよう構成されてよい。メモリは、プロセッサから独立して存在してよい。この場合に、メモリは、通信ラインを通じてプロセッサへ接続されてよい。他の可能な設計では、メモリは、代替的に、プロセッサと一体化されてもよい。これは、本願のこの実施形態で限定されない。
【0359】
図7は、本発明の実施形態に従う端末装置の構造ブロック図である。図7に示されるように、端末装置は、プロセッサ701、メモリ702、無線周波数回路、アンテナ、及び入出力装置を含む。プロセッサ701は、通信プロトコル及び通信データを処理し、端末装置を制御してソフトウェアプログラムを実行し、ソフトウェアプログラムのデータを処理する、などのために構成されてよい。メモリ702は、主に、ソフトウェアプログラム及びデータを記憶するよう構成される。無線周波数回路は、主に、ベースバンド信号と無線周波数信号との間の変換を実行し、無線周波数信号を処理するよう構成される。アンテナは、主に、電磁波の形で無線周波数信号を送信/受信するよう構成される。タッチスクリーン、表示スクリーン、又はキーボードなどの入出力装置は、主に、ユーザによって入力されたデータを受け取り、データをユーザに出力するよう構成される。留意されるべきは、いくつかのタイプの端末装置は入出力装置を有さなくてもよいことである。
【0360】
データが送信される必要があるとき、プロセッサ701は、送信されるべきデータに対してベースバンド処理を実行し、ベースバンド信号を無線周波数回路へ出力する。ベースバンド信号に対して無線周波数処理を実行した後、無線周波数回路は、アンテナを通じて、電磁波の形で無線周波数信号を送信する。データが端末装置へ送信されるべきであるとき、無線周波数回路は、アンテナを通じて無線周波数信号を受信し、無線周波数信号をベースバンド信号に変換し、ベースバンド信号をプロセッサへ出力する。プロセッサは、ベースバンド信号をデータに変換し、データを処理する。説明を簡単にするために、図7は、1つのメモリ及び1つのプロセッサしか示さない。実際の端末装置製品では、1つ以上のプロセッサ及び1つ以上のメモリが存在してよい。メモリは記憶媒体、記憶デバイス、などとも呼ばれることがある。メモリは、プロセッサから独立して配置されてよく、あるいは、プロセッサと一体化されてもよい。これは、本願のこの実施形態で限定されない。
【0361】
本願のこの実施形態で、受信及び送信機能を備えているアンテナ及び無線周波数回路は、端末装置のトランシーバ703と見なされてよく、処理機能を備えているプロセッサは、端末装置の処理ユニットと見なされてよい。トランシーバは、トランシーバユニット、トランシーバマシン、トランシーバ装置、などとも呼ばれ得る。処理ユニットは、プロセッサ、プロセッシングボード、プロセッシングモジュール、プロセッシング装置、などとも呼ばれ得る。任意に、トランシーバ703に含まれ、受信機能を実装するよう構成されるコンポーネントは、受信ユニットと見なされてよく、トランシーバ703に含まれ、送信機能を実装するよう構成されるコンポーネントは、送信ユニットと見なされてよい。言い換えれば、トランシーバ703は、受信ユニット及び送信ユニットを含む。受信ユニットはまた、時々、受信機、受信器、受信回路、などとも呼ばれ得る。送信ユニットはまた、時々、送信機、送信器、送信回路、などとも呼ばれ得る。
【0362】
プロセッサ701、メモリ702、及びトランシーバ703は、制御信号及び/又はデータ信号を転送するよう、内部接続パスを通じて互いに通信する。
【0363】
本発明の上記の実施形態で開示されている方法は、プロセッサ701に適用されるか、あるいは、プロセッサ701によって実装されてよい。プロセッサ701は、集積回路チップであってよく、信号処理機能を有する。実施プロセスにおいて、上記の方法のステップは、プロセッサ701内のハードウェア実装ロジックを使用することによって、又はソフトウェアの形を取る命令を使用することによって、実装されてよい。
【0364】
本願の実施形態のプロセッサは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor,DSP)、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit,ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(field programmable gate array,FPGA)若しくは他のプログラム可能なロジックデバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタロジックデバイス、又はディスクリートハードウェア部品であってよい。それは、本発明の実施形態で開示されている方法、ステップ、及び論理ブロック図を実装又は実行してよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよく、あるいは、プロセッサは如何なる従来のプロセッサなどであってもよい。本発明の実施形態を参照して開示されている方法のステップは、ハードウェア復号化プロセッサによって直接に実行及び達成されてよく、あるいは、復号化プロセッサにおいてハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせを使用することによって実行及び達成されてよい。ソフトウェアモジュールは、ランダム・アクセス・メモリ(random access memory,RAM)、フラッシュメモリ、リード・オンリー・メモリ(read-only memory,ROM)、プログラム可能リード・オンリー・メモリ、電気的消去可能なプログラム可能メモリ、レジスタ、などのような、当該技術の成熟した記憶媒体に位置してよい。記憶媒体はメモリに位置し、プロセッサは、メモリから命令を読み出し、プロセッサ内のハードウェアと組み合わせて上記の方法のステップを完了する。
【0365】
任意に、いくつかの実施形態において、メモリ702は、図4に示される方法で端末装置によって実行される方法を実行するために使用される命令を記憶してよい。プロセッサ701は、他のハードウェア(例えば、トランシーバ703)と組み合わせてメモリ702に記憶されている命令を実行することによって、図4に示される方法で端末装置によって実行されるステップを完了し得る。具体的な作動プロセス及び有利な効果については、図4に示される実施形態の説明を参照されたい。
【0366】
本願の実施形態は、チップを更に提供し、チップは、トランシーバユニット及び処理ユニットを含む。トランシーバユニットは、入出力回路又は通信インターフェースであってよい。処理ユニットは、プロセッサ、マイクロプロセッサ、又はチップ上で集積された集積回路である。チップは、上記の方法の実施形態における端末装置側での方法を実行してよい。
【0367】
本願の実施形態は、コンピュータ可読記憶媒体を更に提供し、コンピュータ可読記憶媒体は命令を記憶し、命令が実行される場合に、上記の方法の実施形態における端末装置側での方法が実行される。
【0368】
本願の実施形態は、命令を含むコンピュータプログラム製品を更に提供し、命令が実行される場合に、上記の方法の実施形態における端末装置側での方法が実行される。
【0369】
図8は、本発明の実施形態に従うネットワーク装置の構造ブロック図である。図8に示されるネットワーク装置800は、プロセッサ801、メモリ802、及びトランシーバ803を含む。
【0370】
プロセッサ801、メモリ802、及びトランシーバ803は、制御及び/又はデータ信号を転送するよう、内部接続パスを通じて互いに通信する。
【0371】
本発明の上記の実施形態で開示されている方法は、プロセッサ801に適用されるか、あるいは、プロセッサ801によって実装されてよい。プロセッサ801は、集積回路チップであってよく、信号処理機能を有する。実施プロセスにおいて、上記の方法のステップは、プロセッサ801内のハードウェア実装ロジックを使用することによって、又はソフトウェアの形を取る命令を使用することによって、実装されてよい。上記のプロセッサ801は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor,DSP)、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit,ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(field programmable gate array,FPGA)若しくは他のプログラム可能なロジックデバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタロジックデバイス、又はディスクリートハードウェア部品であってよい。それは、本発明の実施形態で開示されている方法、ステップ、及び論理ブロック図を実装又は実行してよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよく、あるいは、プロセッサは如何なる従来のプロセッサなどであってもよい。本発明の実施形態を参照して開示されている方法のステップは、ハードウェア復号化プロセッサによって直接に実行及び達成されてよく、あるいは、復号化プロセッサにおいてハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせを使用することによって実行及び達成されてよい。ソフトウェアモジュールは、ランダム・アクセス・メモリ(random access memory,RAM)、フラッシュメモリ、リード・オンリー・メモリ(read-only memory,ROM)、プログラム可能リード・オンリー・メモリ、電気的消去可能なプログラム可能メモリ、レジスタ、などのような、当該技術の成熟した記憶媒体に位置してよい。記憶媒体はメモリ802に位置する。プロセッサ801は、メモリ802内の命令を読み出し、プロセッサ801内のハードウェアと組み合わせて上記の方法のステップを完了する。
【0372】
任意に、いくつかの実施形態において、メモリ802は、図4に示される方法で通信装置によって実行される方法を実行するために使用される命令を記憶してよい。プロセッサ801は、他のハードウェア(例えば、トランシーバ803)と組み合わせてメモリ802に記憶されている命令を実行することによって、図4に示される方法で通信装置によって実行されるステップを完了し得る。具体的な作動プロセス及び有利な効果については、図4に示される実施形態の説明を参照されたい。
【0373】
本願の実施形態は、チップを更に提供し、チップは、トランシーバユニット及び処理ユニットを含む。トランシーバユニットは、入出力回路又は通信インターフェースであってよい。処理ユニットは、プロセッサ、マイクロプロセッサ、又はチップ上で集積された集積回路である。チップは、上記の方法の実施形態における通信装置側での方法を実行してよい。
【0374】
この実施形態の他の形態では、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体は命令を記憶する。命令が実行される場合に、上記の方法の実施形態における通信装置側での方法が実行される。
【0375】
この実施形態の他の形態では、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。命令が実行される場合に、上記の方法の実施形態における通信装置側での方法が実行される。
【0376】
図9は、本発明の実施形態に従う端末装置の構造ブロック図である。図9に示されるように、端末装置は、プロセッサ901、メモリ902、無線周波数回路、アンテナ、及び入出力装置を含む。プロセッサ901は、通信プロトコル及び通信データを処理し、端末装置を制御してソフトウェアプログラムを実行し、ソフトウェアプログラムのデータを処理する、などのために構成されてよい。メモリ902は、主に、ソフトウェアプログラム及びデータを記憶するよう構成される。無線周波数回路は、主に、ベースバンド信号と無線周波数信号との間の変換を実行し、無線周波数信号を処理するよう構成される。アンテナは、主に、電磁波の形で無線周波数信号を送信/受信するよう構成される。タッチスクリーン、表示スクリーン、又はキーボードなどの入出力装置は、主に、ユーザによって入力されたデータを受け取り、データをユーザに出力するよう構成される。留意されるべきは、いくつかのタイプの端末装置は入出力装置を有さなくてもよいことである。
【0377】
データが送信される必要があるとき、プロセッサ901は、送信されるべきデータに対してベースバンド処理を実行し、ベースバンド信号を無線周波数回路へ出力する。ベースバンド信号に対して無線周波数処理を実行した後、無線周波数回路は、アンテナを通じて、電磁波の形で無線周波数信号を送信する。データが端末装置へ送信されるべきであるとき、無線周波数回路は、アンテナを通じて無線周波数信号を受信し、無線周波数信号をベースバンド信号に変換し、ベースバンド信号をプロセッサへ出力する。プロセッサは、ベースバンド信号をデータに変換し、データを処理する。説明を簡単にするために、図9は、1つのメモリ及び1つのプロセッサしか示さない。実際の端末装置製品では、1つ以上のプロセッサ及び1つ以上のメモリが存在してよい。メモリは記憶媒体、記憶デバイス、などとも呼ばれることがある。メモリは、プロセッサから独立して配置されてよく、あるいは、プロセッサと一体化されてもよい。これは、本願のこの実施形態で限定されない。
【0378】
本願のこの実施形態で、受信及び送信機能を備えているアンテナ及び無線周波数回路は、端末装置のトランシーバ903と見なされてよく、処理機能を備えているプロセッサは、端末装置の処理ユニットと見なされてよい。トランシーバは、トランシーバユニット、トランシーバマシン、トランシーバ装置、などとも呼ばれ得る。処理ユニットは、プロセッサ、プロセッシングボード、プロセッシングモジュール、プロセッシング装置、などとも呼ばれ得る。任意に、トランシーバ903に含まれ、受信機能を実装するよう構成されるコンポーネントは、受信ユニットと見なされてよく、トランシーバ903に含まれ、送信機能を実装するよう構成されるコンポーネントは、送信ユニットと見なされてよい。言い換えれば、トランシーバ903は、受信ユニット及び送信ユニットを含む。受信ユニットはまた、時々、受信機、受信器、受信回路、などとも呼ばれ得る。送信ユニットはまた、時々、送信機、送信器、送信回路、などとも呼ばれ得る。
【0379】
プロセッサ901、メモリ902、及びトランシーバ903は、制御信号及び/又はデータ信号を転送するよう、内部接続パスを通じて互いに通信する。
【0380】
本発明の上記の実施形態で開示されている方法は、プロセッサ901に適用されるか、あるいは、プロセッサ901によって実装されてよい。プロセッサ901は、集積回路チップであってよく、信号処理機能を有する。実施プロセスにおいて、上記の方法のステップは、プロセッサ901内のハードウェア実装ロジックを使用することによって、又はソフトウェアの形を取る命令を使用することによって、実装されてよい。
【0381】
本願の実施形態のプロセッサは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor,DSP)、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit,ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(field programmable gate array,FPGA)若しくは他のプログラム可能なロジックデバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタロジックデバイス、又はディスクリートハードウェア部品であってよい。それは、本発明の実施形態で開示されている方法、ステップ、及び論理ブロック図を実装又は実行してよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよく、あるいは、プロセッサは如何なる従来のプロセッサなどであってもよい。本発明の実施形態を参照して開示されている方法のステップは、ハードウェア復号化プロセッサによって直接に実行及び達成されてよく、あるいは、復号化プロセッサにおいてハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせを使用することによって実行及び達成されてよい。ソフトウェアモジュールは、ランダム・アクセス・メモリ(random access memory,RAM)、フラッシュメモリ、リード・オンリー・メモリ(read-only memory,ROM)、プログラム可能リード・オンリー・メモリ、電気的消去可能なプログラム可能メモリ、レジスタ、などのような、当該技術の成熟した記憶媒体に位置してよい。記憶媒体はメモリに位置し、プロセッサは、メモリから命令を読み出し、プロセッサ内のハードウェアと組み合わせて上記の方法のステップを完了する。
【0382】
任意に、いくつかの実施形態において、メモリ902は、図4に示される方法で通信装置によって実行される方法を実行するために使用される命令を記憶してよい。プロセッサ901は、他のハードウェア(例えば、トランシーバ903)と組み合わせてメモリ902に記憶されている命令を実行することによって、図4に示される方法で通信装置によって実行されるステップを完了し得る。具体的な作動プロセス及び有利な効果については、図4に示される実施形態の説明を参照されたい。
【0383】
本願の実施形態は、チップを更に提供し、チップは、トランシーバユニット及び処理ユニットを含む。トランシーバユニットは、入出力回路又は通信インターフェースであってよい。処理ユニットは、プロセッサ、マイクロプロセッサ、又はチップ上で集積された集積回路である。チップは、上記の方法の実施形態における通信装置側での方法を実行してよい。
【0384】
本願の実施形態は、コンピュータ可読記憶媒体を更に提供し、コンピュータ可読記憶媒体は命令を記憶し、命令が実行される場合に、上記の方法の実施形態における通信装置側での方法が実行される。
【0385】
本願の実施形態は、命令を含むコンピュータプログラム製品を更に提供し、命令が実行される場合に、上記の方法の実施形態における通信装置側での方法が実行される。
【0386】
当業者は、本願で開示されている実施形態で記載される例と組み合わせて、ユニット及びアルゴリズムステップが電子ハードウェア又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせによって実装可能であると気づき得る。機能がハードウェア又はソフトウェアによって実行されるかどうかは、技術的解決法の特定の用途及び設計制約に依存する。当業者は、夫々の特定の用途の記載される機能を実装するよう、異なる方法を使用してよいが、実施が本願の範囲を超えることは、考えられるべきではない。
【0387】
当業者によって明らかに理解され得るように、便宜上及び簡潔な記載のために、上記のシステム、装置、及びユニットの詳細な作動プロセスについては、方法の実施形態における対応するプロセスを参照されたい。詳細は、ここで再び説明されない。
【0388】
本願で提供されるいくつかの実施形態で、開示されているシステム、装置、及び方法は他のよう対で実装されてもよいことが理解されるべきである。例えば、説明されている装置の実施形態は、例にすぎない。例えば、ユニットへの分割は、論理的な機能分割にすぎず、実際の実施では他の分割であってもよい。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは、他のシステムに結合又は一体化されてよく、あるいは、いくつかの特徴は無視されるか又は実行されなくてもよい。その上、表示又は議論されている相互結合又は直接結合若しくは通信接続は、何らかのインターフェースを使用することによって実装されてよい。装置又はユニット間の間接結合又は通信接続は、電気的な、機械的な、又は他の形態で実装されてよい。
【0389】
別個の部分として記載されているユニットは、物理的に分離していてもしていなくてもよく、ユニットして表示されている部分は物理的なユニットであってもなくてもよく、つまり、1つの場所に位置してよく、あるいは、複数のネットワークユニットに分布してもよい。ユニットのいくつか又は全ては、実施形態の解決法の目的を達成するために、実際の要件に基づいて選択されてよい。
【0390】
更には、本願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに一体化されてもよく、あるいは、ユニットの夫々は、物理的に単独で存在してもよく、あるいは、2つ以上のユニットは1つのユニットに一体化されてもよい。
【0391】
機能がソフトウェア機能ユニットの形で実装され、独立した製品として販売又は使用される場合に、機能は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。そのような理解に基づいて、本願の技術的解決法は本質的に、又は従来の技術に寄与する部分、若しくは技術的解決法のいくつかは、ソフトウェア製品の形で実装されてよい。ソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイスであってよい)に、本願の実施形態で説明されている方法のステップの全て又はいくつかを実行することを指示するためのいくつかの命令を含む。記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスクドライブ、リード・オンリー・メモリ(read-only memory,ROM)、ランダム・アクセス・メモリ(random access memory、RAM)、磁気ディスク、又は光ディスクなどのような、プログラムコードを記憶することができる如何なる媒体も含む。
【0392】
上記の説明は、本願の具体的な実施にすぎず、本願の保護範囲を限定するよう意図されない。本願で開示されている技術範囲内で当業者によって容易に考え出される如何なる変形又は置換も、本願の保護範囲内に入るべきである。従って、本願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うべきである。
【0393】
本願は、「CONTROL INFORMATION SENDING AND RECEIVING METHOD AND APPARATUS」と題されて2019年2月3日付けで中国特許庁に出願された中国特許出願第201910109068.6号の優先権を主張するものであり、先の中国特許出願は、その全文を参照により本願に援用される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9