(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-15
(45)【発行日】2022-12-23
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/08 20120101AFI20221216BHJP
G06Q 30/06 20120101ALI20221216BHJP
G06Q 30/02 20120101ALI20221216BHJP
【FI】
G06Q30/08
G06Q30/06 312
G06Q30/02 318
(21)【出願番号】P 2019017536
(22)【出願日】2019-02-02
【審査請求日】2022-02-02
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】517402263
【氏名又は名称】株式会社五右衛門
(73)【特許権者】
【識別番号】516341017
【氏名又は名称】FTF株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100137822
【氏名又は名称】香坂 薫
(72)【発明者】
【氏名】小玉 直樹
(72)【発明者】
【氏名】武井 進一
【審査官】小山 和俊
(56)【参考文献】
【文献】特許第6422558(JP,B1)
【文献】特開2019-012515(JP,A)
【文献】特開2014-115912(JP,A)
【文献】月刊「モバイル通販」,月刊ネット販売 ,日本,宏文出版株式会社,2015年12月25日,第17巻第1号,第46-47頁
【文献】アビームコンサルティング,EV・自動運転を超えて“日本流”で勝つ,第1版第1刷,日経BP社,2018年06月18日,第159-164頁
【文献】斉藤 国博,「安心感」を売りに オータションを運営, CtoC向けを新規展開,日経インターネットテクノロジー,日経BP社,2000年04月22日,第34号,第126-129頁
【文献】世界一やさしい LINE インスタグラム フェイスブック ツイッター メルカリ ,株式会社インプレス,2018年09月11日,第84頁
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ端末を介して売却する商材の出品希望を受け付けて出品処理を行い、出品された商材について、販売価格を含む商材情報と共にユーザ端末に表示する出品処理部と、
出品処理部によって出品処理された商材について、ユーザ端末を介して購入希望を受け付け、購入処理を行う購入処理部と、
出品処理部によって出品処理された商材について、ユーザ端末を介して閲覧希望を受け付け、出品処理部によって出品処理された商材をユーザ端末に表示する閲覧処理部と、を備え
る情報処理装置であり、
情報処理装置は、商材の売買の場を提供する主催者によって管理され、
出品処理部は、出品希望を受け付ける際、ユーザ端末を介して商材の買取申し入れを受け付け、
情報処理装置は、買取申し入れがあった場合、商材の査定結果をユーザ端末へ送信し、商材の買取依頼があると商材を買い取る買取処理部を更に備え、
出品処理部は、
記憶部に記憶された商材の売値価格情報であって、情報処理装置を管理する主催者
の販売実績に基づく商材の売値価格情報
から最大売値価格、及び最小売値価格を抽出して商材の販売参考価格を算出し、出品前に、算出した販売参考価格をユーザ端末に表示する、情報処理装置。
【請求項2】
情報処理装置は、ユーザ端末を介して商材の画像の有無を受け付け、商材の画像がある場合、画像を認識し、商材情報に基づいて類似する商材を検索し、検索結果をユーザ端末へ送信する画像処理部を更に備える、請求項
1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
購入処理後、出品者に付与する、販売価格に対応する売上金を確定し、売上金の一部又は全部を現金化するか、売上金の他部又は全部で、次回の購入処理において使用可能であるとともに、既定されたグループ内で共有可能なポイントを購入するかについて、出品者のユーザ端末を介して指示を受け付け、売上金を処理する売上金処理部を更に備える、請求項
1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
ユーザ端末を介して、出品されていない商材で購入を希望する希望商材を受け付け、希望商材が出品されるとユーザ端末へ通知する希望商材処理部を更に備える、請求項1から
3の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
所定の携帯端末へ送信した認証番号を受け付けて本人認証を行う認証処理部を更に備える、請求項1から
4の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
商材の査定情報、商材の在庫に関する在庫情報、ユーザの情報に関するユーザ情報を管理する管理部を更に備える、請求項1から
5の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
ユーザ端末を介して売却する商材の出品希望を受け付けて出品処理を行い、出品された商材について、販売価格を含む商材情報と共にユーザ端末に表示する出品処理ステップと、
出品処理ステップで出品処理された商材について、ユーザ端末を介して購入希望を受け付け、購入処理を行う購入処理ステップと、
出品処理ステップで出品処理された商材について、ユーザ端末を介して閲覧希望を受け付け、出品処理ステップで出品処理された商材をユーザ端末に表示する閲覧処理ステップと、を
含む処理をコンピュータからなる情報処理装置が実行する情報処理方法
であり、
情報処理装置は、商材の売買の場を提供する主催者によって管理され、
出品処理ステップでは、出品希望を受け付ける際、ユーザ端末を介して商材の買取申し入れを受け付け、
情報処理方法は、買取申し入れがあった場合、商材の査定結果をユーザ端末へ送信し、商材の買取依頼があると商材を買い取る買取処理ステップを更に有し、
出品処理ステップでは、
記憶部に記憶された商材の売値価格情報であって、情報処理装置を管理する主催者
の販売実績に基づく商材の売値価格情報
から最大売値価格、及び最小売値価格を抽出して商材の販売参考価格を算出し、出品前に、算出した販売参考価格をユーザ端末に表示する
、情報処理方法。
【請求項8】
ユーザ端末を介して売却する商材の出品希望を受け付けて出品処理を行い、出品された商材について、販売価格を含む商材情報と共にユーザ端末に表示する出品処理ステップと、
出品処理ステップで出品処理された商材について、ユーザ端末を介して購入希望を受け付け、購入処理を行う購入処理ステップと、
出品処理ステップで出品処理された商材について、ユーザ端末を介して閲覧希望を受け付け、出品処理ステップで出品処理された商材をユーザ端末に表示する閲覧処理ステップと、を
含む処理をコンピュータからなる情報処理装置に実行させる情報処理プログラム
であり、
情報処理装置は、商材の売買の場を提供する主催者によって管理され、
出品処理ステップでは、出品希望を受け付ける際、ユーザ端末を介して商材の買取申し入れを受け付け、
情報処理プログラムは、買取申し入れがあった場合、商材の査定結果をユーザ端末へ送信し、商材の買取依頼があると商材を買い取る買取処理ステップを更に実行させ、
出品処理ステップでは、
記憶部に記憶された商材の売値価格情報であって、情報処理装置を管理する主催者
の販売実績に基づく商材の売値価格情報
から最大売値価格、及び最小売値価格を抽出して商材の販売参考価格を算出し、出品前に、算出した販売参考価格をユーザ端末に表示する情報処理プログラム
。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
ネットワークの普及に伴い、ネットワークを利用した企業間、個人間、企業と個人間での商品売買が行われている。例えば、特許文献1には、コンピュータシステム及びコンピュータネットワークを利用した競売方法として、売り手の出した競売品及びその提示価格に対して、最も早く応じた買い手が落札者となり、売り手の提示価格が初期価格である最高価格から競売終了価格である最低価格まで定めた時間とともに、段階的に価格が下がる競売方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ネットワークの普及に伴い、ネットワークを利用した企業間、個人間、企業と個人間での商品売買が行われている。しかしながら、従来の技術では、フリーマーケットの場の提供を所謂アプリやWebサービスとして実現し、ユーザや主催者に付加価値を提供できているとは限らない。
【0005】
本発明は、上記の問題に鑑み、フリーマーケットの場の提供を所謂アプリやWebサービスとして実現し、ユーザや主催者に付加価値を提供できる技術を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明に係る情報処理装置は、ユーザ端末を介して売却する商材の出品希望を受け付けて出品処理を行い、出品された商材について、販売価格を含む商材情報と共にユーザ端末に表示する出品処理部と、出品処理部によって出品処理された商材について、ユーザ端末を介して購入希望を受け付け、購入処理を行う購入処理部と、出品処理部によって出品処理された商材について、ユーザ端末を介して閲覧希望を受け付け、出品処理部によって出品処理された商材をユーザ端末に表示する閲覧処理部と、を備える。
【0007】
本発明に係る情報処理装置によれば、フリーマーケットの場を所謂アプリやWebサービスとして実現し、ユーザ間における商材の売買や閲覧が可能となる。本発明に係る情報処理装置は、CtoCサービスを提供する事業モデルに好適に用いることができる。出品者、購入者、閲覧者といったユーザは、自由に商材の売買や閲覧ができ、本発明に係る情報処理装置によれば、ユーザに付加価値を提供できる。一方で、本発明に係る情報処理装置は、例えば、商材について、情報処理装置を管理する主催者が買い取るなど、主催者が介入することも可能である。したがって、本発明に係る情報処理装置によれば、主催者にも付加価値を提供できる。商材は、売買できる種々の商品を含む。商材には、レコード、CD、音楽機材、家具、楽器、本、時計、車、不動産(土地、建物)等が例示される。また、商材には、レコードのようなメインとなる商材に付帯するジャケットや帯などの付属する商材も含まれる。ユーザ端末は、出品者のユーザ端末、購入者のユーザ端末、閲覧者のユーザ端末を含む。商材情報は、商材の価格情報の他、商材を特定することができる種々の属性情報を含む。
【0008】
ここで、本発明に係る情報処理装置において、出品処理部は、出品希望を受け付ける際、ユーザ端末を介して商材の買取申し入れを受け付け、情報処理装置は、買取申し入れがあった場合、商材の査定結果をユーザ端末へ送信し、商材の買取依頼があると商材を買い取る買取処理部を更に備えるものでもよい。
【0009】
これにより、例えば、購入者が現れない場合でも、出品者は、買取の機会を得ることができる。また、主催者は、より多くの商材を取り扱うことができる。その結果、ユーザ、及び主催者の双方に付加価値を提供できる。商材の査定は、商材情報に基づいて情報処理装置が行ってもよく、また、主催者の担当者が、商材情報に加え、担当者の経験等も加味して行うようにしてもよい。
【0010】
また、本発明に係る情報処理装置において、出品処理部は、情報処理装置を管理する主催者が有する商材の売値価格に関する売値価格情報、市場における商材の販売価格に関する市場価格情報のうち、少なくとも何れか一つに基づいて商材の販売参考価格を算出し、出品前に、算出した販売参考価格をユーザ端末に表示するようにしてもよい。
【0011】
上記は、商材の価格情報(データ)を正規化する一例である。売値価格情報に基づいて、商材の販売参考価格を算出することで、主催者の販売実績に基づいて販売参考価格を算出でき、価格の正規化を実現できる。例えば、出品処理部は、売値価格情報から商材の最大売値価格、及び最小売値価格を抽出し、販売参考価格を算出する。また、市場価格情報、例えば、他社のネット販売における価格などに基づいて、商材の販売参考価格を算出することで、市場の動向に基づく販売参考価格を算出でき、価格の正規化を実現できる。また、売値価格情報と市場価格情報に基づいて販売参考価格を算出することで、更なる価格の正規化を実現できる。その結果、出品者は、正規化された販売参考価格に基づいて、最終的な販売価格を決定することができる。
【0012】
また、本発明に係る情報処理装置は、ユーザ端末を介して商材の画像の有無を受け付け、商材の画像がある場合、画像を認識し、商材情報に基づいて類似する商材を検索し、検索結果をユーザ端末へ送信する画像処理部を更に備えるようにしてもよい。
【0013】
画像処理は、出品処理、購入処理、閲覧処理のうち少なくとも何れか一つの処理で用いることができる。画像処理部を備えることで、主催者の情報処理の手間を削減するとともに、商材の検索をより早く行うことができる。その結果、出品、購入、閲覧におけるスピード対応が可能となる。また、ユーザの入力の手間といった作業負担を削減することができる。
【0014】
また、本発明に係る情報処理装置は、購入処理後、商材を出品した出品者に付与する、販売価格に対応する売上金を確定し、売上金の一部又は全部を現金化するか、売上金の他部又は全部で、次回の購入処理において使用可能であるとともに、既定されたグループ内で共有可能なポイントを購入するかについて、出品者のユーザ端末を介して指示を受け付け、売上金を処理する売上金処理部を更に備えるようにしてもよい。
【0015】
出品者に付与される売上金について、出品者は、現金化とポイント購入を選択することができる。また、付与されたポイントは、本発明によって提供されるフリーマーケットを次回利用する際に用いることができる。そのため、本発明に係る情報処理装置によって提供されるフリーマーケットの利用度を高めるができる。購入するポイントは、現金化する際と比較して、インセンティブを与えるようにしてもよい。また、既定されたグループ内でポイントが共有できることで、グループ内のEC(electronic commerce)サイトや実店舗の利用度を高めることができる。既定されたグループ内でポイントを共有できるよう、付与されたポイントと、グループのグループ識別情報とを関連付けて処理するとよい。
【0016】
また、本発明に係る情報処理装置は、ユーザ端末を介して、出品されていない商材で購入を希望する希望商材を受け付け、希望商材が出品されるとユーザ端末へ通知する希望商材処理部を更に備えるものでもよい。これにより、ユーザ(購入者)は、出品されていない商材を購入する機会を得ることができる。
【0017】
また、本発明に係る情報処理装置は、所定の携帯端末へ送信した認証番号を受け付けて本人認証を行う認証処理部を更に備えるものでもよい。携帯端末の所有には、身分証の提示が必要とされる。そこで、ユーザの携帯端末へ認証番号を送信し、送信した認証番号の入力を受け付けることで、ユーザの身分を担保できる。その結果、売買取引の安全性を確保できる。例えば、盗品を商材とした売買を防止できる。所定の携帯端末は、ユーザ登録する際にユーザが指定する携帯端末である。所定の携帯端末は、ユーザ端末でもよく、また、他の携帯端末でもよい。
【0018】
また、本発明に係る情報処理装置は、商材の査定情報、商材の在庫に関する在庫情報、ユーザの情報に関するユーザ情報を管理する管理部を更に備えるものでもよい。これにより、商材がいつ、誰が、いくらで売買したかなど、商材やユーザの情報を一元管理できる。また、主催者が仕入れ介入可能である買取申し入れに関する商材の査定情報や買取申し入れをしたユーザである買取顧客に関する買取顧客情報を個別に管理するようにしてもよい。例えば、本発明に係る情報処理装置は、買取申し入れがあった商材について、商材の状態を含む商材情報に基づいて査定された商材の査定情報、査定した商材の在庫に関する在庫情報、買取申し入れをしたユーザである買取顧客に関する買取顧客情報を管理する管理部を更に備えるものでもよい。これにより、主催者は、商材の仕入れに関する情報を一元管理できる。なお、上記管理部による機能は、独立した情報処理装置(システム)として構成し、上述した出品処理部、購入処理部、及び閲覧処理部を備える情報処理装置として連動させるようにしてもよい。換言すると、上述した出品処理部、購入処理部、及び閲覧処理部を備える情報処理装置に、管理部の機能を有する情報処理装置と連動して動作するAPIの機能を持たせるようにしてもよい。
【0019】
また、本発明に係る情報処理装置は、物流会社が有する物流管理システムであって、出品者と購入者間で商材を送付する場合にこれを管理する物流管理システムと連動させる物流管理システム連動部を更に備えるようにしてもよい。これにより、主催者は、商材の発送や到達など、物流に関する情報を合わせて管理することができる。また、本発明に係る情報処理装置は、クレジットカード会社が有する決済情報を管理する決済管理システムと連動させる決済管理システム連動部を更に備えるようにしてもよい。これにより、主催者は、クレジットカードで決済する場合の情報を合わせて管理することができる。情報処理装置に上記管理システムと連動して動作するAPI(Application Programming Interface)の機能を持たせることで実現できる。
【0020】
ここで、本発明は、情報処理方法として特定することもできる。例えば、本発明は、ユーザ端末を介して売却する商材の出品希望を受け付けて出品処理を行い、出品された商材について、販売価格を含む商材情報と共にユーザ端末に表示する出品処理ステップと、出品処理ステップで出品処理された商材について、ユーザ端末を介して購入希望を受け付け、購入処理を行う購入処理ステップと、出品処理ステップで出品処理された商材について、ユーザ端末を介して閲覧希望を受け付け、出品処理ステップで出品処理された商材をユーザ端末に表示する閲覧処理ステップと、を含む情報処理方法である。
【0021】
また、本発明は、ユーザ端末と、情報処理装置とを備える、情報処理システムとして特定してもよい。
【0022】
また、本発明は、上記に加えて、情報処理装置(コンピュータ)やユーザ端末(コンピュータ)で実行されるプログラムとして特定してもよい。例えば、本発明は、ユーザ端末を介して売却する商材の出品希望を受け付けて出品処理を行い、出品された商材について、販売価格を含む商材情報と共にユーザ端末に表示する出品処理ステップと、出品処理ステップで出品処理された商材について、ユーザ端末を介して購入希望を受け付け、購入処理を行う購入処理ステップと、出品処理ステップで出品処理された商材について、ユーザ端末を介して閲覧希望を受け付け、出品処理ステップで出品処理された商材をユーザ端末に表示する閲覧処理ステップと、を含む情報処理をコンピュータに実行させる情報処理プログラムである。また、本発明は、そのようなプログラムが記録された記録媒体として特定してもよい。
【発明の効果】
【0023】
本発明によれば、フリーマーケットの場の提供を所謂アプリやWebサービスとして実現し、ユーザに付加価値を提供できる技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【
図1】
図1は、第1実施形態に係る情報処理システムの概要を示す。
【
図2】
図2は、第1実施形態に係るユーザ端末の機能ブロック図を示す。
【
図3】
図3は、第1実施形態に係る情報処理装置の機能ブロック図を示す。
【
図4】
図4は、第1実施形態に係る情報処理システムによる情報処理の一例を示すシーケンス図を示す。
【
図5】
図5は、第1実施形態に係るチュートリアル画面の一例を示す。
【
図6】
図6は、第1実施形態に係る会員登録画面の一例を示す。
【
図7】
図7は、第1実施形態に係る情報処理システムによる情報処理の他の例を示すシーケンス図を示す。
【
図8】
図8は、第1実施形態に係る情報処理システムによる情報処理の一例を示す。
【
図9】
図9は、第1実施形態に係る会員情報登録に関する画面遷移の例を示す。
【
図10】
図10は、第1実施形態に係る会員情報テーブルの一例を示す。
【
図11】
図11は、第1実施形態に係るログイン認証に関する画面遷移の例を示す。
【
図12】
図12は、第1実施形態に係る閲覧に関する画面遷移の例を示す。
【
図13】
図13は、第1実施形態に係る商品情報テーブルの一例を示す。
【
図14】
図14は、第1実施形態に係る出品に関する画面遷移の例を示す。
【
図15】
図15は、第1実施形態に係る検索に関する画面遷移の例を示す。
【
図16】
図16は、第1実施形態に係る通知に関する画面遷移の例を示す。
【
図17】
図17は、第1実施形態に係る発送指示画面の例を示す。
【
図18】
図18は、第1実施形態に係る受取指示画面の例を示す。
【
図19】
図19は、第1実施形態に係る通知(履歴)に関する画面遷移の例を示す。
【
図20】
図20は、第1実施形態に係る設定に関する画面遷移の例を示す。
【
図21】
図21は、第1実施形態に係るいいね画面の例を示す。
【
図22】
図22は、第1実施形態に係る希望出品処理に関する画面遷移の例を示す。
【
図23】
図23は、第1実施形態に係る買取要求に関する画面遷移の例を示す。
【
図24】
図24は、第1実施形態に係る管理画面の画面遷移の例を示す。
【
図25】
図25は、第1実施形態に係る管理のメイン画面の一例を示す。
【
図26】
図26は、第1実施形態に係る管理の荷受け画面の一例を示す。
【
図27】
図27は、第1実施形態に係る管理の査定入力画面の一例を示す。
【
図28】
図28は、第1実施形態に係る顧客データ検索画面の一例を示す。
【
図29】
図29は、第1実施形態に係るマスター検索画面の画面遷移の例を示す。
【
図30】
図30は、第1実施形態に係る情報処理システムで行われる決済・商品受け渡し、売上金付与の流れを示す。
【
図31】
図31は、第1実施形態に係る情報処理システムで行われる売上金、現金化、ポイント購入の流れを示す。
【発明を実施するための形態】
【0025】
次に、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。実施形態では、ユーザ端末2、情報処理装置4を備える情報処理システム100について説明する。また、商材としてレコードを例に説明する。また、実施形態に係る情報処理システム100は、一般消費者間で取引するCtoC(Consumer to Consumer)事業に好適に用いることができる。但し、主催者の仕入れ介入も可能であり、実施形態に係る情報処理システム100は、企業の販売業者と一般消費者とが取引するBtoC(Business to Consumer)事業など、CtoC事業以外の事業への適用も可能である。以下の説明は例示であり、本発明は以下の内容に限定されるものではない。
【0026】
<第1実施形態>
<情報処理システムの概要>
図1は、第1実施形態に係る情報処理システムの概要を示す。第1実施形態に係る情報処理システム100は、複数のユーザ端末2、情報処理装置4、及びプリンタ5を備える。ユーザ端末2と情報処理装置4は、ネットワークを介して接続されている。ネットワークには、電話回線網を利用したインターネットが例示されるが、ネットワークは、ユーザ端末2と情報処理装置4を電気的に接続し、通信可能とできるものであれば良くその態様は特に限定されない。
図1では、ユーザ端末2が3台示されているが、数は限定されない。
【0027】
<ユーザ端末>
ユーザ端末2は、クライアント端末として機能する。ユーザ端末2は、商材(以下、商品、アイテムともいう)の出品、購入、閲覧等を行うフリーマーケットのアプリケーションがインストールされているユーザ端末2と、情報処理装置4にアクセスして、Webサービスとして、商材の出品、購入、閲覧等、フリーマーケットのサービスの提供を受けるユーザ端末2とを含む。ユーザには、出品者、購入者、閲覧者が含まれる。ユーザ端末2には、スマートフォン(例えば、Android携帯(Android:登録商標)やiphone(登録商標))が例示される。
図2は、第1実施形態に係るユーザ端末の機能ブロック図を示す。ユーザ端末2は、処理部21、操作部22、表示部23、カメラ24、通信部25、位置情報取得部(GPS)26、方位センサ27、記憶部28を含む。
【0028】
ユーザ端末の処理部21は、情報処理装置4からの情報、ユーザの操作指示に基づいてユーザ端末2を制御する。ユーザ端末の処理部21は、ユーザ端末のCPU211、ユーザ端末のメモリ212を含む。ユーザ端末のCPU211は、ユーザ端末2の各ハードウェアを制御し、また、ユーザ端末のメモリ212に記録された制御プログラムに従って、携帯電話機としての機能の他、情報処理装置4からの情報、及びユーザの操作指示に基づいて、ユーザ端末2を商材の出品、購入、閲覧等の各機能を有するユーザ端末として機能させる。なお、ユーザ端末2が有する各機能に対応する機能部を設けるようにしてもよい。換言すると、各機能部は、ユーザ端末のCPU211上で実行されるコンピュータプログラムとして構成することができ、これらの各機能部は、専用のプロセッサとして構成してもよく、また、一つのプロセッサとして構成してもよい。ユーザ端末のメモリ212は、各種データや制御プログラムを記憶するメモリ(記憶媒体)で、書換え可能なフラッシュメモリ等により構成される。各機能部には、出品処理部、購入処理部、閲覧処理部等が例示される。
【0029】
ユーザ端末の操作部22は、ユーザからの指示を受け付ける。ユーザ端末の操作部22は、例えばタッチパネルや、押釦等により構成される。各種操作に応じた信号は、ユーザ端末の処理部21に入力される。
【0030】
ユーザ端末の表示部23は、ユーザ端末の処理部21からの信号に基づき画像を表示する。ユーザ端末の表示部23は、例えば液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等で構成される。
【0031】
ユーザ端末のカメラ24は、商材の撮影や、バーコードの読み取り等を行う。ユーザ端末のカメラ24は、光学系および受像素子を有する、デジタル画像を取得するモジュールによって構成される。取得されたデジタル画像(以下、単に画像ともいう)は、ユーザ端末の表示部23に表示される。
【0032】
ユーザ端末の通信部25は、ネットワークと接続して、情報処理装置4との通信等を行う。
【0033】
GPS(位置情報取得部)26は、一又は複数のGPS(Global Positioning System)衛星からのGPS信号に基づきユーザ端末2の位置を検出する。検出された位置に関する位置情報は、ユーザ端末の処理部21へ入力される。その結果、ユーザ端末の処理部21は、ユーザ端末2の位置を把握することが可能となる。なお、位置情報取得部26は、例えば一又は複数の無線通信基地局からの信号に基づいてユーザ端末2の位置を検出するようにしてもよい。位置情報の取得は、既存の技術を適宜用いることができる。
【0034】
ユーザ端末の方位センサ27は、ユーザ端末2の方向(水平方向)・角度(垂直方向)を検出する。検出された、方向・角度に対応する信号は、ユーザ端末の処理部21に入力される。その結果、ユーザ端末の処理部21は、ユーザ端末2の方向・角度を把握することが可能となる。
【0035】
ユーザ端末の記憶部28は、各種情報を記憶する。ユーザ端末の記憶部28は、例えば、半導体素子メモリ等により構成することができる。
【0036】
<情報処理装置>
情報処理装置4は、本発明に係る情報処理装置の一例であり、サーバとして機能する。情報処理装置4は、アクセスするユーザ端末2に対して、商材の出品、購入、閲覧等、フリーマーケットの場を提供するサーバ用コンピュータとして機能する。
図3は、第1実施形態に係る情報処理装置4の機能ブロック図を示す。情報処理装置4は、処理部41、操作部42、表示部43、通信部44、記憶部45を備え、処理部41は、CPU411、メモリ412を有する。
【0037】
情報処理装置の操作部42は、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル、操作ボタン等を含む。情報処理装置の表示部43は、例えば、液晶表示装置、プラズマディスプレイパネル、CRT(Cathode Ray Tube)、エレクトロルミネッセンスパネル等を含む。情報処理装置の通信部44には、例えば、ネットワークへの接続を実現する通信モジュール(例えば、ネットワークカード)が例示される。
【0038】
情報処理装置の処理部41は、CPU(中央演算情報処理装置)411、メモリ412、を備える。情報処理装置のCPU411は、情報処理装置4の各ハードウェアを制御し、また、情報処理装置4に格納された制御プログラムに従って、認証部、出品処理部、購入処理部、閲覧処理部、買取処理部、売上金処理部、希望商材処理部、管理部等の機能部を機能させる。機能部は、情報処理装置のCPU411上で実行されるコンピュータプログラムとして構成することができる。また、これらの機能部は、専用のプロセッサとして構成してもよい。
【0039】
以下、各機能部の概要について説明する。認証部は、ログイン時、ユーザアカウント(ID)と、パスワードに基づいて認証を行う。また、ユーザの会員情報登録時、SMS認証を行う。出品処理部は、ユーザ端末2を介して出品された商材に価格を設定する。また、出品処理部は、情報処理装置4を管理する主催者が有する商材の価格に関する売値価格情報、市場における商材の価格に関する市場価格情報のうち、少なくとも何れか一つに基づいて、商材に価格を設定する。また、出品処理部は、ユーザ端末2から送信された出品された商材の画像に基づいて参考価格を設定する。購入処理部は、出品された商材について、ユーザ端末2を介して購入希望を受け付け、購入処理を行う。また、購入処理部は、ユーザ端末2から送信された購入希望の商材に関する画像に基づいて、購入希望を受け付ける。閲覧処理部は、ユーザ端末2を介して商材の閲覧希望を受け付け、閲覧可能な商材をユーザ端末2に表示する。買取処理部は、ユーザ端末2を介して商材の買取要求を受け付け、買取価格を設定して商材を買い取る。ポイント処理部は、出品、購入、閲覧のうち少なくとも何れか一つを含む利用内容に応じてポイントを付与する。また、売上金処理部は、購入処理後、商材を出品した出品者に付与する、販売価格に対応する売上金を確定し、売上金の一部又は全部を現金化するか、売上金の他部又は全部で、次回の購入処理において使用可能であるとともに、既定されたグループ内で共有可能なポイントを購入するかについて、出品者のユーザ端末2を介して指示を受け付け、売上金を処理する。希望商材処理部は、ユーザ端末を介して、出品されていない商材で購入を希望する希望商材を受け付け、希望商材が出品されるとユーザ端末へ通知する。管理部は、商材の査定情報、商材の在庫に関する在庫情報、ユーザの情報に関するユーザ情報を管理する。
【0040】
情報処理装置の記憶部45は、ユーザ情報、商材情報、売値価格情報、市場価格情報等を記憶する。情報処理装置の記憶部45は、ハードディスクドライブ(HDD:HARD DISK DRIVE)やソリッドステートドライブ(SDD:SOLID STATE DRIVE)等の半導体素子メモリ等により構成することができる。
【0041】
<動作の概要>
次に第1実施形態に係る情報処理システム100の動作について図面に基づいて説明する。
図4は、第1実施形態に係る情報処理システムによる情報処理の一例を示すシーケンス図を示す。
図4は、フリーマーケットの場を提供するアプリケーション(以下、単にアプリともいう)をユーザ端末2にインストールし、商材の売買や閲覧等を行う具体的な処理を情報処理装置4で実行する情報処理の一例である。
【0042】
以下に説明する情報処理において、ユーザ端末2における情報処理は、ユーザ端末の処理部21が実行する。具体的には、ユーザ端末のCPU211がユーザ端末のメモリ212に格納されたプログラムに基づいて、ユーザ端末のメモリ212、又はユーザ端末の記憶部28に記憶されたデータを読み込む等の情報処理を行う。また、情報処理装置4における情報処理は、情報処理装置の処理部41が実行する。具体的には、情報処理装置のCPU411が情報処理装置のメモリ412に格納されたプログラムに基づいて、情報処理装置のメモリ412、又は情報処理装置の記憶部45に記憶されたデータを読み込む等の情報処理を行う。また、ユーザ端末2で受け付けたユーザの指示が要求として情報処理装置4に送信され、情報処理装置の処理部41が要求に基づく処理を実行する。また、情報処理装置4の情報処理結果が要求に対する応答としてユーザ端末2に送信され、ユーザ端末の処理部21が応答に基づく処理を実行する。
【0043】
例えば、ステップ01では、ユーザ端末の表示部23に表示されているアプリが選択されることで、ユーザ端末2のアプリが起動される。次に、ステップ02では、ユーザ端末の表示部23にチュートリアル画面が表示される。具体的には、ユーザ端末の処理部21は、ユーザ端末のメモリ212又は記憶部28からチュートリアル画面を表示するために必要なデータを読み込み、チュートリアル画面をユーザ端末の表示部23に表示する情報処理を実行する。このようなユーザ端末2内で完結する情報処理は、情報処理装置4と協働して行う応答に基づく処理とは区別される。
図5は、第1実施形態に係るチュートリアル画面の一例を示す。全ての画面の図示は省略するが、チュートリアル画面は、複数のページで構成されている。チュートリアル画面において、ユーザが画面を左右にスワイプするか、画面の「次へ」を選択(タップ)する操作を行うことで、任意の画面に遷移する。チュートリアル画面では、文言と画像表示により、フリーマーケットの概要が説明されている。また、チュートリアル画面の最終画面では、「会員登録をはじめる」、「今は登録しない」が表示される。なお、チュートリアル画面を表示するために必要なデータを情報処理装置4に記憶させ、チュートリアル画面を表示する情報処理についても、情報処理装置4と協働して行うようにしてもよい。
【0044】
次に、ステップ03では、ユーザ端末2でユーザの指示を受け付ける。例えば、チュートリアル画面の「会員登録をはじめる」が選択されると、ユーザ端末の処理部21は、情報処理装置4に対して、会員登録を行う会員登録画面に遷移するために必要な情報処理を要求する。要求を受けた情報処理装置の処理部41は、要求に基づく処理を実行する(ステップ11)。具体的には、情報処理装置の処理部41は、情報処理装置の記憶部45にアクセスし、会員登録画面をユーザ端末2に表示させるために必要なデータを取得し、要求に対する応答として、データをユーザ端末2に送信する。
【0045】
次に、ステップ04では、ユーザ端末2で、応答に基づく処理が実行される。具体的には、ユーザ端末の処理部21は、取得したデータに基づいて、ユーザ端末の表示部23に会員登録画面を表示させる。
図6は、第1実施形態に係る会員登録画面の一例を示す。会員登録画面には、「facebook(登録商標)で登録」、「twitter(登録商標)で登録」、「メールアドレスで登録」、「ログインはこちら」が表示されている。「facebookで登録」は、facebook外部ログインへ遷移するためのボタンである。「twitterで登録」は、twitter外部ログインへ遷移するためのボタンである。「メールアドレスで登録」は、メールアドレスで登録するため、プロフィール画面へ遷移するためのボタンである。「ログインはこちら」は、ログイン画面へ遷移するためのボタンである。以降、ユーザ指示受付(ステップS03)、要求、要求に基づく処理(ステップS11)、応答、応答に基づく処理(ステップS04)が、適宜繰り返され、ユーザ端末の表示部23に所定の画面が表示される。例えば、ユーザの指示として、「ログインはこちら」が選択されると(ステップ03)、ユーザ端末の処理部21は、情報処理装置4に対して、ログイン画面に遷移するために必要な情報処理を要求する。要求を受けた情報処理装置の処理部41は、情報処理装置の記憶部45にアクセスし、ログイン画面をユーザ端末2に表示させるために必要なデータを取得し(ステップS03)、要求に対する応答として、データをユーザ端末2に送信する。ユーザ端末の処理部21は、取得したデータに基づいて、ユーザ端末の表示部23にログイン画面を表示させる。なお、「facebook(登録商標)で登録」、「twitter(登録商標)で登録」は、既存のSNSでログインする場合の一例であり、既存のSNSは、上記に限定されない。
【0046】
ここで、
図7は、第1実施形態に係る情報処理システムによる情報処理の他の例を示すシーケンス図を示す。
図7は、フリーマーケットの場を提供するWebサイトにユーザ端末2でアクセスし、商材の売買や閲覧等を実現する情報処理の一例である。フリーマーケットの場をWebサイトで提供する場合、ユーザ端末2でWebサイトにアクセス後、商材の売買や閲覧等を実現する情報処理が開始される。ユーザ指示受付(ステップS03)、要求、要求に基づく処理(ステップS11)、応答、応答に基づく処理(ステップS04)が、適宜繰り返され、ユーザ端末の表示部23に所定の画面が表示される。
【0047】
<情報処理の具体例>
第1実施形態に係る情報処理システム100では、
図8に示すように、ユーザ情報の一例である会員情報の登録・編集、ログイン認証、出品・購入・閲覧、評価等の情報処理が行われる。なお、
図8は、情報処理の例示にすぎない。また、情報処理の順序は、
図8に示す例に限定されない。例えば、出品や購入は、会員情報の登録、ログインが必要となるが、閲覧は、会員情報の登録やログインをせずに行うことができる。また、以下に説明する情報処理は、ユーザ指示受付(ステップS03)、要求、要求に基づく処理(ステップS11)、応答、応答に基づく処理(ステップS04)が、適宜繰り返されることで実現される。
【0048】
<会員情報の登録>
図9は、第1実施形態に係る会員情報登録に関する画面遷移の例を示す。チュートリアル画面の最終画面には、「会員登録をはじめる」、「今は登録しない」が表示される。「会員登録をはじめる」が選択されると、会員登録画面へ遷移する。会員登録画面において、メールアドレスで登録が選択されると、会員情報入力画面へ遷移する。チュートリアル画面において、「今は登録しない」が選択されると、後述する商品一覧画面へ遷移する。
【0049】
会員情報入力画面には、プロフィールのタイトルと共に、進捗表示、アイコン、ニックネーム、住所登録ボタン、メールアドレス、パスワード、パスワード再確認、電話番号、生年月日、性別、身分証明書が表示され、各項目に対応するデータの入力を受け付ける。進捗表示は、会員情報登録完了までのステップを示し、(1)会員情報入力、(2)電話番号認証、(3)登録完了を含む。アイコンには、ユーザ端末2のカメラで撮影した画像、コンテンツを集めたギャラリーから選択したアイコンを登録できるようになっている。住所登録ボタンが選択されると、住所登録画面へ遷移する。住所登録画面(図示せず)では、氏名、住所、電話番号、住所検索、住所を追加するが表示され、各項目に対応するデータの入力を受け付ける。「住所を追加する」を選択することで、住所の追加が可能であり、お届け先を選択できるようになっている。身分証明書には、ユーザ端末2のカメラで撮影した身分証明書の画像、身分証明書を記憶するギャラリーから選択した身分証明書を登録できるようになっている。「電話番号認証へ」が選択されると、入力した電話番号の携帯端末(所定の携帯端末の一例)へ認証番号がSMS送信され、かつ、SMS認証入力画面へ遷移する。認証番号がSMS送信された携帯端末には、メッセージ「認証番号:XXXX この番号をアプリに入力してください。番号の有効期限は30分です」が表示される。会員情報入力画面、住所登録画面で入力されたデータは、情報処理装置の記憶部45の会員情報DBに記録される。
図10は、第1実施形態に係る会員情報テーブルの一例を示す。会員情報テーブルには、会員毎に、アイコン、ニックネーム、住所登録ボタン、メールアドレス、パスワード、パスワード再確認、電話番号、生年月日、性別、身分証明書等のデータが記録されている。なお、
図10の会員情報テーブルは、情報の一部を示す。会員情報は、会員を特定する各種情報を含む。出品、購入、閲覧等が行われると、これらの履歴が紐づけて記録される。会員情報は、後述する設定画面等を介して、適宜編集できる。
【0050】
SMS認証入力画面では、電話番号認証のタイトルと共に、進捗表示、メッセージ「XXXXXXXXXXXにSMS認証番号を送信しました。記載されている4桁の認証番号を入力してください。」、認証番号入力、メッセージ「※30秒たっても認証番号が届かない場合、SMSの受信設定が「受信する」に設定されているか確認してください。」、会員登録、認証番号を再送信、メッセージ「「会員登録」をタップすることで利用規約に同意したことになります。」が表示されている。認証番号が入力され、「会員登録」のボタンが選択されると、認証が行われる。入力された認証番号と、SMS送信した認証番号が一致している場合、会員登録が完了する。会員登録が完了すると、商品一覧画面へ遷移するとともに、会員登録完了メッセージが表示される。入力された認証番号と、SMS送信した認証番号が一致していない場合、メッセージ「認証番号が間違っています」が表示される。認証番号の有効期限を過ぎてしまった場合、認証でエラーが出た場合など、「認証番号を再送信」を選択することで、新たな認証番号が携帯端末へ送信される。
【0051】
<ログイン認証>
図11は、第1実施形態に係るログイン認証に関する画面遷移の例を示す。ログイン認証は、ログイン画面を介して行われる。ログイン画面には、種々の画面から遷移することができる。例えば、会員登録画面からログイン画面に遷移し、ログイン認証されると、商品一覧画面へ遷移する。出品画面からログイン画面に遷移し、ログイン認証されると、出品画面へ遷移する。商品詳細画面からログイン認証されると、購入手続き画面へ遷移する。
【0052】
ログイン画面には、「facebook(登録商標)でログイン」、「twitter(登録商標)でログイン」、「メールアドレスでログイン」、「ログイン」、「パスワードを忘れた方」が表示されている。「facebookでログイン」が選択されると、facebook外部ログインへ遷移し、SNSによる認証が行われる。「twitterでログイン」が選択されると、twitter外部ログインへ遷移し、SNSによる認証が行われる。「メールアドレスでログイン」では、メールアドレス、パスワードの入力を受け付ける。メールアドレス、パスワードが入力され、「ログイン」のボタンが選択されると、情報処理装置4による認証が行われる。入力されたメールアドレス・パスワードと、会員情報として登録されているメールアドレス・パスワードが一致している場合、ログインが完了し、商品一覧画面、出品画面、購入手続き画面等、特定の画面へ遷移する。入力されたメールアドレス・パスワードと、会員情報として登録されているメールアドレス・パスワードが一致していない場合、メッセージ「メールアドレス、又はパスワードが間違っています」が表示される。「パスワードを忘れた方」が選択されると、パスワードを変更可能なパスワードリセット画面へ遷移する。
【0053】
<閲覧>
閲覧では、閲覧可能な商品が表示される。
図12は、第1実施形態に係る閲覧に関する画面遷移の例を示す。商品一覧画面には、商品を検索する検索アイコン、ユーザへの通知をお知らせする通知アイコン、商品メニュー、商品一覧、出品ボタンが表示されている。商品メニューは、新着、高評価、付属品に分かれている。新着が選択されると、新着の商品一覧が表示される。高評価が選択されると、いいね数が多い(ユーザ評価が高い)商品一覧が表示される。付属品が選択されると、付属品のみの商品一覧が表示される。商品一覧には、商品の画像、商品の金額、アーティスト名、レコードタイトルが商品ごとに表示される。ログイン時に出品ボタンが選択されると、出品画面(ジャケット有無確認)へ遷移する。非ログイン時に出品ボタンが選択されると、会員登録画面へ遷移する。商品一覧画面において、左側からスライドインする操作を行うと、商品一覧画面(メニュー)に遷移する。なお、一例として、商品一覧画面から商品一覧画面(メニュー)に遷移する例を示す。他の画面においてもスライドインする操作によって商品一覧画面(メニュー)に遷移させることができる。
【0054】
商品一覧画面(メニュー)には、アカウント名、ホーム、履歴(出品/購入/閲覧)、Wantリスト、ユーザーフォロー、いいね、設定、ガイド、お問合せが表示されている。ログイン時にアカウント名が選択されると、プロフィール画面へ遷移する。非ログイン時にアカウント名が選択されると、ログイン画面に遷移する。「ホーム」が選択されると、商品一覧画面へ遷移する。「履歴(出品/購入/閲覧)」が選択されると、履歴画面へ遷移する。「Wantリスト」が選択されると、Wantリスト画面へ遷移する。ユーザーフォローが選択されると、ユーザーフォロー画面へ遷移する。「いいね」が選択されると、いいね画面へ遷移する。「設定」が選択されると、設定画面へ遷移する。「ガイド」が選択されるとガイド画面へ遷移する。「お問合せ」が選択されると、主催者へ問い合わせ可能なお問合せ画面へ遷移する。商品一覧画面で商品が選択されると、商品詳細画面へ遷移する。
【0055】
商品詳細画面には、商品写真、いいね、コメント、注意アイコン、商品情報、配送について、出品者、買取について、購入手続きへ、出品停止、編集するが表示されている。商品写真には、商品の画像が表示される。商品画像が複数枚ある場合、左右のスワイプ操作により、商品画像を切り替えることができる。既に売り切れた場合、「SOLDOUT」が表示される。既に買取済の場合、「買取済」が表示される。「いいね」のタップ、又は解除をトグル操作により、「いいね」のカウントのUP/DOWNを行うことができる。「いいね」は、出品者へ通知される。コメントが選択されると、コメント入力画面へ遷移する。注意アイコンは、ユーザが不適切なコンテンツであると判断した場合、任意で主催者に報告するためのボタンである。注意アイコンが選択された場合、主催者は、報告を受けたコンテンツを確認の上、主催者の判断にて、出品者への勧告や、商品の削除等を行うことができる。商品情報として、商品ID、登録日時(分/時間/日/月)、レコード情報、ジャンル、コンディション、その他、商品の説明、販売価格が表示される。「コメントする」が選択されると、コメント入力画面へ遷移する。配送についての情報として、配送料の負担(送料込みか否か、出品者負担か否か)、配送の方法、配送元の地域、発想までの日数、梱包キットの使用の有無が表示される。出品者の情報として、ニックネーム、レーディング(出品・購入それそれの過去の評価)が表示される。出品者が選択されると、出品者の公開プロフィール画面へ遷移する。買取については、商品出品者のみ表示される。「買取について」では、主催者の買取希望の有無を受け付ける。「希望する」では、主催者からオファーを待つ。「〇日間売れない場合希望する」では、〇日後にオファー待ちが開始される。「希望しない」では、オファーは受けない。「購入手続きへ」は、出品者以外の場合に表示される。ログイン時、「購入手続きへ」が選択されると、購入手続き画面へ遷移する。非ログイン時、「購入手続きへ」が選択されると、会員登録画面へ遷移する。「出品停止」、「編集する」は、出品者の場合に表示される。「出品停止」と「編集する」は、タップ、又は解除するトグル操作で切り替えることができる。出品停止が選択されると、商品情報が非公開となる。「編集する」が選択されると、商品編集画面へ遷移する。
【0056】
商品に関する情報(商品情報)は、情報処理装置の記憶部45の商材管理DBに記憶されている。
図13は、第1実施形態に係る商品情報テーブルの一例を示す。商品情報テーブルには、商品毎に、商品ID、画像、いいね、コメント、注意アイコン、登録日時、レコード情報、ジャンル、その他、商品の説明、販売価格、コメント、配送料の負担、配送の方法、配送元の地域、発送までの日数、梱包キットの有無、出品者、ニックネーム、レーディング、買取希望の各項目に対応するデータが記録されている。なお、
図13の商品情報テーブルは、情報の一部を示す。商品情報は、商品を特定する各種情報を含む。出品、購入、閲覧等が行われると、これらの履歴が紐づけて記録される。
【0057】
<購入>
購入手続き画面(
図11参照)には、商品情報、売上金を使用、ポイントを使用、支払方法選択、梱包キットでの送付、支払金額、配送先、購入処理、利用規約が表示されている。商品情報では、商品タイトル、金額が表示される。売上金を使用(売上金でポイントを使用)では、ポップアップで購入するポイント数を選択できる。ポイントを使用では、ポップアップにより、使用するポイントを決定する。支払方法選択では、ポップアップにより、銀行振込、クレジットカード、コンビニの選択を受け付ける。なお、支払方法は、銀行振り込み、クレジットカード、コンビニに限定されない。支払方法は、電子マネー等、他の支払い方法でもよい。梱包キットでの送付では、希望する場合、運営に梱包キット配送指示メール送信される。出品者が希望している場合はその旨が表記され、チェックボックス非表示となる。支払い金額には、販売価格-ポイント+梱包キット(希望する場合)の支払い金額が表示される。配送先には、配送先住所が表示される。配送先が選択されると、住所一覧画面へ遷移する。「購入する」が選択されると、各種支払い処理が実行される。利用規約が選択されると、利用規約画面へ遷移する。
【0058】
<出品>
図14は、第1実施形態に係る出品に関する画面遷移の例を示す。出品画面(ジャケット有無確認)では、ジャケット有無確認ポップアップが表示される。この確認表示は、出品時の最初に毎回表示される。「ある」が選択されると、ジャケット撮影画面へ遷移する。「ない」が選択されると、マスタ検索画面へ遷移する。「キャンセル」が選択されると、前画面(例えば、商品一覧画面)へ戻る(遷移する)。
【0059】
ジャケット撮影画面には、メッセージ「ジャケットを撮影すると出品する商品情報を取得できます」、カメラ映像表示領域としての赤枠、メッセージ「赤枠一杯にジャケットが収まるように撮影してください」、撮影する、撮影せず商品情報を検索する、キャンセルが表示される。赤枠にレコードのジャケットがぴったり収まるよう撮影することで、ジャケットが撮影される。撮影が完了すると、撮影された画像と類似する画像の確認を行う類似画像判定が行われる。類似画像がある場合、マスタ検索結果画面へ遷移する。類似画像がない場合、「類似するジャケットが見つかりませんでした」等のアラートが表示され、マスタ検索画面へ遷移する。「撮影せず商品情報を検索する」が選択されると、マスタ検索画面へ遷移する。「キャンセル」が選択されると、前画面へ戻る。類似画面判定は、情報処理装置の処理部41によって行われる。ジャケットの画像が情報処理装置4へ送信されると、情報処理装置の処理部41が画像認識する。情報処理装置の処理部41は、情報処理装置の記憶部45に記憶されているジャケットの画像の中に、撮影されたジャケットの画像に類似するものがないか判定する。なお、情報処理装置の処理部41は、類似画像判定を行わずに、タイトルやアーティスト名など、取得可能な商品情報をジャケットの画像から取得するようにしてもよい。
【0060】
マスタ検索画面には、メッセージ「出品するレコードの情報を入力し検索してください」、レコード情報、FMT、プレス国、入り枚数、フリーワード、検索条件をリセット、検索する、ジャンルが表示される。レコード情報には、アーティスト名、タイトル、レーベル、型番が含まれる。アーティスト、タイトル、型番については、直接入力可能となっている。ジャンル、レーベル、プレス国、FMT、入り枚数については、プルダウンメニューから選択可能となっている。フリーワードでは、フリーワードを入力することで、全ての項目に対して検索可能である。「検索条件をリセット」が選択されると、全項目が空欄となる。「検索する」が選択されると、入力された内容で、Want検索結果画面に遷移する。
【0061】
マスタ検索結果画面では、メッセージ「出品するレコードを選んでください」、レコード検索結果、「見つからないのでレコード情報を手動で入力する」が表示される。レコード検索結果では、画像認識によって類似と判定された検索結果のリストが表示される。検索結果のリストでは、ジャケットの画像、アーティスト、タイトル、レーベル、型番、プレス国、FMT、入り枚数がレコード毎に表示される。検索結果の何れかが選択されると、選択されたレコードの情報がポップアップ表示されるとともに、メッセージ「このレコードを出品しますか?」、出品する、キャンセルが表示される。「出品する」が選択されると、出品画面へ遷移する。出品画面では、情報の入力補助が可能となる。「キャンセル」が選択されると、ポップアップ表示が閉じる。「見つからないのでレコード情報を手動で入力する」が選択されると、確認ポップアップでマスタ選択の優位性が表示される。OKが選択されると、出品画面へ遷移する。
【0062】
出品画面では、ジャケットの画像、アーティスト、タイトル、ジャンル、レーベル、型番、プレス国、FMT、入り枚数、コンディション、商品の説明、配送について、販売価格、梱包キットについて、買取について、出品内容を確認、下書き保存、保存した下書きが表示される。ジャケットの画像では、カメラで撮影した写真、ギャラリーで選択した写真が選択され、サムネイル表示される。ジャケットありで、撮影済の場合、一番左のジャケット部分に自動追加される。ジャケットなしの場合、一番左のジャケット表示はされない。アーティスト、タイトル等のレコード情報については、画像認識、マスタ検索で商品が選択されている場合、入力の補完が可能となる。コンディションでは、ジャケット、盤、帯の夫々について、複数段階でコンディションの入力を受け付ける。また、ジャケット、盤、帯の夫々について、メイン、サブに分けてコンディションの入力が可能である。ジャケットのメインについては、状態「良」から「悪」の順に、S、M、E+、E、E-、VG+、VG、VG-である。ジャケットのサブについては、DJ、SP、W、ST、C、P、WD、Dである。盤のメインについては、状態「良」から「悪」の順に、S、M、E+、E、E-、VG+、VG、VG-である。盤のサブについては、DJ、W、STである。帯のメインについては、状態「良」から「悪」の順に、S、M、E+、E、E-、VG+、VG、VG-である。帯のサブについては、DJ、Sp、W、C、P、WD、STである。それぞれのサブについては、ポップアップで候補を複数選択可能である。また、コンディションには、メッセージ「コンディションの詳細は、「商品の説明」に記入してください」が表示される。配送についてでは、配送料の負担、配送の方法、配送元の地域、発想までの日数の入力が可能である。販売価格では、販売価格の入力が可能である。販売価格の入力欄の下には、販売参考価格が表示される。販売参考価格は、マスターデータに基づいて算出される。参考価格のヘルプを選択すると、販売手数料、販売利益、販売価格から手数料を差し引いた額が表示される。梱包キットについてでは、梱包キットを希望するかの選択が可能である。希望している商品が売れたら運営に梱包キット配送指示メールが送信される。希望時に売上金がキット代に満たない場合はエラー表示される。買取についてでは、買取オファー設定として、「希望する」、「□日間売れない場合希望する」、「希望しない」の選択が可能である。「□日間売れない場合希望する」を選択した場合、数値入力を受け付ける。利用規約が選択されると、利用規約画面へ遷移する。出品内容を確認が選択されると、出品確認画面へ遷移する。下書き保存が選択されると、確認ポップアップで入力内容が下書きとして保存される。保存した下書きが選択されると、保存した下書き画面へ遷移する。保存した下書き画面では、保存した下書きが表示され、出品画面で入力した内容が下書きとして確認できる。
【0063】
出品確認画面では、商品タイトル、ジャケットの画像、アーティスト名、タイトル、ジャンル、レーベル、型番、プレス国、FMT、盤の入り枚数、コンディション、商品の説明、買取について、販売価格など、出品画面で入力した内容が表示される。また、「出品する」が表示され、「出品する」が選択されると、出品処理が行われ、商品一覧画面へ遷移する。
【0064】
<検索>
検索では、検索するレコード情報の入力を受け付け、レコードが検索される。
図15は、第1実施形態に係る検索に関する画面遷移の例を示す。検索画面には、メッセージ「検索するレコード情報を入力してください」が表示され、アーティスト、タイトル、ジャンル、レーベル、型番、プレス国、FMT、入り枚数、コンディション、販売価格の検索条件の入力が可能である。コンディションでは、ジャケット、盤、帯の夫々について、チェックボックスにてあり/なしの選択を受け付け、更に、複数段階でコンディションの入力を受け付ける。販売価格では、価格範囲を数値の入力を受け付ける。フリーワードでは、フリーワードの入力を受け付ける。また、検索画面には、検索条件リセット、検索する、この検索条件を保存する、検索履歴、保存した検索条件が表示される。「検索条件リセット」が選択されると、全項目が空欄となる。「検索する」が選択されると、入力された内容で検索が実行され、検索結果画面に遷移する。「この検索条件を保存する」が選択されると、検索条件が保存され、保存が完了すると、保存が完了した旨がポップアップ表示される。「検索履歴」が選択されると、検索履歴画面へ遷移する。「検索条件」が選択されると、「保存検索条件画面」へ遷移する。
【0065】
検索結果画面では、検索結果のリストが表示される。検索結果のリストでは、ジャケットの画像、いいね、販売価格、アーティスト、タイトル、レーベル、型番、プレス国、FMT、入り枚数、コンディション、配送料について、がレコード毎に表示される。また、検索結果画面では、並び替えが可能となっている。検索結果の並び替えとして、新しい順、おすすめ順、価格の安い順、価格の高い順、いいね順がある。選択された条件に応じて、検索結果の並び替えが実行され、表示される。
【0066】
通知では、お知らせや取引結果等が通知される。
図16は、第1実施形態に係る通知に関する画面遷移の例を示す。通知画面では、お知らせ、取引ToDo、買取ToDoタブが表示され、通知内容の切替が可能である。「お知らせ」が選択されると、アプリ内通知/通知表示、メッセージ受信、Wantリスト内アイテム出品、フォローユーザー出品、各種キャンペーンの情報が表示される。情報の何れかが選択されると、通知詳細画面へ遷移する。通知詳細画面では、詳細情報が表示される。取引ToDoでは、取引に関する通知が表示される。取引に関する通知には、支払い催促、売買成立(兼:配送依頼)、配送催促、配送完了(兼:商品発送)、受取催促、受取完了(兼:取引完了)が含まれる。販売成立では、例えば、日付と、メッセージ「商品が売れました。配送後「配送完了」を行ってください」が表示される。配送完了では、日付とメッセージ「配送完了しました。受取完了をお待ちください。」が表示される。配送催促では、日付とメッセージ「商品がまだ配送されてません。配送後「配送完了」を行ってください」が表示される。買取ToDoでは、買取オファー(仮査定)、査定金額(査定結果)が表示される。買取オファー(仮査定)では、日付とメッセージ「買取オファー(仮査定)が届きました。」が表示される。査定金額(査定結果)では、日付とメッセージ「査定結果が届きました。」が表示される。買取オファー(仮査定)が選択されると、買取オファー画面に遷移する。査定金額(査定結果)が選択されると、査定結果画面に遷移する。通知については、通知設定画面にて、アプリ通知の有無、メール通知の有無の設定が可能である。
【0067】
図17は、第1実施形態に係る発送指示画面の例を示す。発送指示画面は、出品者に対して通知される画面である。発送指示画面では、メッセージ「商品を発送してください」、梱包キットでの配送確認、配送完了、相手にメッセージを送る、運営に問い合わせるが表示される。梱包キットでの配送確認では、梱包キットでの梱包確認をチェックボックスのON/OFFによって受け付ける。購入者が梱包キットを希望する場合、チェックボックスとメッセージ「購入者から梱包キットでの配送を希望されました。運営から届いた梱包キットで梱包しましたか?」が表示される。出品者が梱包キットを希望する場合、チェックボックスとメッセージ「この商品は梱包キットでの配送となります。運営から届いた梱包キットで梱包しましたか?」が表示される。チェックボックスがONの場合、配送完了ボタンの選択が可能となる。「配送完了」が選択されると、相手に商品発送通知が行われる。配送業者のシステムと連携している場合、配送IDが合わせて表示される。「相手にメッセージを送る」が選択されると、取引メッセージ画面に遷移する。取引メッセージ画面では、取引相手へ送信するメッセージの入力を受け付ける。「運営に問い合わせる」が選択されると、問合せ画面に遷移する。問い合わせ画面では、商品ID、取引問題に関するテンプレートに従って、主催者への問い合わせを受け付ける。
【0068】
図18は、第1実施形態に係る受取指示画面の例を示す。受取指示画面は、購入者に対して通知される画面である。受取指示画面では、メッセージ「受取を完了してください」、受取取引完了、相手にメッセージを送る、運営に問い合わせるが表示される。受取取引完了が選択されると、相手に受取・取引完了・評価依頼が通知される。「相手にメッセージを送る」が選択されると、取引メッセージ画面に遷移する。取引メッセージ画面では、取引相手へ送信するメッセージの入力を受け付ける。「運営に問い合わせる」が選択されると、問合せ画面に遷移する。問い合わせ画面では、商品ID、取引問題に関するテンプレートに従って、主催者への問い合わせを受け付ける。
【0069】
図19は、第1実施形態に係る通知(履歴)に関する画面遷移の例を示す。履歴画面では、出品履歴、購入履歴、閲覧履歴タブが表示され、出品履歴、購入履歴、閲覧履歴の表示、及び切替が可能である。出品履歴が選択されると、出品履歴として、商品画像、タイトル、アーティスト名、金額、取引ステータス(出品中/取引中/売却済/買取依頼中/買取依頼済)が表示される。購入履歴が選択されると、購入履歴として、商品画像、タイトル、アーティスト名、金額、取引ステータス(取引中/購入済)が表示される。閲覧履歴が選択されると、閲覧履歴として、商品画像、タイトル、アーティスト名、金額、取引ステータスが表示される。また、履歴画面には、絞込が表示され、履歴の絞り込みが行われている場合、白色で絞込が表示される。一方、履歴の絞り込みが行われていない場合、赤色で絞込が表示され、選択されるとことで、履歴絞込画面に遷移する。
【0070】
履歴絞込画面では、履歴絞込の条件の入力を受け付ける。詳細には、履歴絞込の条件として、日時、販売価格、アーティスト、タイトル、レーベル、型番、FMTの入力が可能である。また、履歴絞込画面には、絞込リセット、絞り込むが表示される。絞込リセットが選択されると、入力された履歴絞込の条件がクリアされる。「絞り込む」が選択されると、入力された履歴絞込の条件にて、絞込が行われる。また、履歴絞込画面には、検索履歴、検索条件が表示される。「検索履歴」が選択されると、検索履歴を表示する検索履歴画面に遷移する。「検索条件」が選択されると、検索条件が保存された保存検索条件画面に遷移する。
【0071】
<設定>
設定では、プロフィール編集、売上・振込申請、ポイント、通知・メール設定など、各種設定が行われる。
図20は、第1実施形態に係る設定に関する画面遷移の例を示す。設定画面には、プロフィール編集、売上・振込申請、ポイント、通知・メール設定が表示される。「プロフィール編集」が選択されると、プロフィール画面へ遷移する。「売上・振込申請」が選択されると、売上・振込申請画面へ遷移する。「ポイント」が選択されると、ポイント画面へ遷移する。「通知設定」が選択されると、通知設定画面へ遷移する。
【0072】
プロフィール編集画面では、プロフィールの編集が可能である。プロフィール編集画面では、ニックネーム、フリーコメント、住所、メールアドレス、パスワード、電話番号、性別、生年月日、身分証明書の編集を受け付ける。入力後、「更新する」が選択されると、会員情報テーブルが書き換えられ、編集後のプロフィールが表示される。
【0073】
プロフィール画面は、出品者のユーザ端末2に表示される。プロフィール画面では、評価(出品、購入)出品者のアイコン、ニックネーム、レーディング、フリーコメント、出品数・フォロワー・フォロー中のカウント数、所持ポイント、住所、メールアドレス、電話番号、性別、生年月日、身分証明書、出品アイテムが表示される。出品アイテムが選択されると、商品詳細画面へ遷移する。フォロワーが選択されると、フォロワーのブロック/解除を切替可能なフォロワー画面へ遷移する。フォロー中が選択されると、フォロー中/フォローを切替可能なフォロー中画面へ遷移する。ブロック中の場合、ブロック中画面において、ブロック/ブロック解除の切替が可能である。
【0074】
公開プロフィール画面は、出品者以外のユーザ端末2に表示される。公開プロフィール画面では、評価(出品、購入)出品者のアイコン、ニックネーム、出品数・フォロワー・フォロー中のカウント数、出品アイテムが表示される。また、公開プロフィール画面には、フォローする、ブロックするが表示されている。「フォローする」を選択することで、フォロー/フォロー中を切替可能である。「ブロックする」を選択することで、ブロック/ブロック解除を切替可能である。
【0075】
売上・振込申請画面では、売上金、売上履歴、売上金の振込申し込み期限、売上金でポイント購入が表示される。「売上履歴」が選択されると、売上・振込申請履歴/振込申請期限へ遷移する。「売上金の振込申請期限」が選択されると、売上・振込申請履歴/振込申請期限へ遷移する。なお、申請期限切れの場合、期限切れの売上金を振込処理するよう、主催者へ振込依頼メールを依頼する。「売上金でポイント購入」が選択されると、ポップアップで購入するポイント数の選択が可能となる。ポイント数が選択されると、売上金がポイントへ移管されるポイント移管処理が実行される。また、売上・振込申請画面では、振込申請する、振込申請履歴、振込日を確認が表示される。「振込申請をする」が選択されると、振込申請画面へ遷移する。「振込履歴」が選択されると、売上・振込申請履歴/振込申請期限へ遷移する。「振込日を確認」が選択されると、ポップアップにより、振込スケジュールを表示し、振込日の入力を受け付ける。
【0076】
振込申請画面では、売上金、振込金額、振込先情報、住所、振込先確認が表示される。売上金には、ユーザが保有する売上金が表示される。振込金額では、振込金額の入力が可能である。振込先情報では、銀行名、口座種別、支店コード、口座番号、口座名義の入力が可能である。住所には、プロフィールで入力された住所が表示される。住所が選択されると、複数の住所が登録されている場合に住所を選択する住所選択画面へ遷移する。振込先確認が選択されると、入力内容確認、振込額がポップアップ表示される。ポップ表示とともに表示される「OK」が選択されると、「振込申請完了」が表示される。
【0077】
ポイント画面では、ポイント、ポイント履歴、ポイント有効期限、売上金でポイントを購入が表示される。ポイントには、保有するポイントが表示される。「ポイント履歴」が選択されると、ポイント履歴/ポイント有効期限へ遷移する。「ポイント有効期限」が選択されると、ポイント履歴/ポイント有効期限へ遷移する。「売上金でポイント購入」が選択されると、ポップアップで購入するポイント数の選択が可能となる。「ポイント数」が選択されると、売上金がポイントへ移管されるポイント移管処理が実行される。ポイント履歴画面では、ポイント履歴、ポイント有効期限が表示される。
【0078】
図21は、第1実施形態に係るいいね画面の例を示す。いいね画面では、メッセージ「いいねしたアイテムの一覧です」とともに、商品詳細画面でいいねしたアイテムリスト(いいね一覧)が表示される。また、いいねアイテム数が表示される。いいね一覧では、商品毎に、アーティスト、タイトル、ジャンル、レーベル、型番、プレス国、FMT、入り枚数、コンディション、販売価格、発送料について、解除が表示される。解除が選択されると、いいねを解除することができる。いいねが解除された状態で画面遷移すると、解除が選択された商品について、いいね一覧から除外される。
【0079】
<希望出品>
希望出品処理では、出品されていない商材で購入を希望する希望商材を受け付け、希望商材が出品されると通知する。
図22は、第1実施形態に係る希望出品処理に関する画面遷移の例を示す。Want検索画面では、アーティスト、タイトル、ジャンル、レーベル、型番、プレス国、FMT、入り枚数が表示され、各項目の入力が可能である。また、Want検索画面では、検索条件リセット、検索するが表示される。検索条件リセットが選択されると、入力された情報がリセとされる。検索するが選択されると、入力された内容で検索が行われ、Want検索結果画面へ遷移する。
【0080】
Want検索結果画面では、メッセージ「Wantリストに追加されたアイテムが出品されると、通知が届きます。」と共に、Want候補、登録数が表示される。Want候補では、ジャケットの画像、Want数、アーティスト、タイトル、ジャンル、レーベル、型番、プレス国、FMT、入り枚数、過去の販売価格、追加が表示される。Want数は、出品されていない商材で購入が希望された回数である。過去の販売価格には、最低額、平均、最高額が含まれる。追加が選択されると、商品がWantリストに追加される。追加が再度選択されると、追加済みとなる。
【0081】
Wantリスト画面では、メッセージ「Wantリストに追加されたアイテムが出品されると、通知が届きます。右下の追加ボタンでアイテムを検索できます。」と、Wantリストが表示される。Wantリストでは、ジャケットの画像、Want数、アーティスト、タイトル、ジャンル、レーベル、型番、プレス国、FMT、入り枚数、過去の販売価格、削除、追加が表示される。「削除」が選択されると、ポップアップ確認後、アイテムがWantリストが除外される。「追加ボタン」が選択されると、Want検索画面へ遷移する。
【0082】
<買取要求>
買取要求では、買取要求を受け付け、買取処理が行われる。
図23は、第1実施形態に係る買取要求に関する画面遷移の例を示す。買取オファー画面では、メッセージ「現在出品中のアイテムに主催者から買取オファーが届きました。」、買取オファーアイテム一覧、アイテム数、査定依頼、今回は査定を依頼しない、が表示される。買取オファーアイテム一覧では、アイテム毎に、ジャケットの画像、アーティスト、タイトル、ジャンル、レーベル、型番、プレス国、FMT、入り枚数が表示される。「査定依頼」が選択されると、査定処理が行われる。査定依頼が選択された場合において、身分証明書が未登録の場合、ポップアップ表示により、身分証明書の登録が促される。身分証明書が登録されると、査定依頼確認画へ遷移する。「今回は査定を依頼しない」が選択されると、ポップアップ表示により確認後、商品一覧画面へ遷移する。
【0083】
査定依頼確認画面では、査定依頼方法を受け付ける。査定依頼画面では、査定依頼方法として、メッセージ「査定方法をお選びください。※査定方法の詳細は主催者サイトでご確認下さい」、選択可能なラジオボタンとして、事務所へのお持ち込み査定、郵送での査定、出張査定が表示される。持ち込みの場合の事務所の場所、営業時間、身分証明書等、郵送の場合の梱包キット、送付時注意点等、出張の場合の出張希望日時調整の電話をお待ちください等の説明詳細については、主催者のサイトとリンクされており、サイトでの確認が可能である。また、現住所では、選択可能なラジオボタンとして、郵送先住所と同じ、郵送先住所と異なる、現住所の追加が表示されている。「郵送先住所と同じ」が選択された場合、査定における住所が現住所となる。「郵送先住所と異なる」が選択された場合、住所登録画面へ遷移する。また、査定依頼確認画面では、買取についてのご相談が表示され、フリーコメントの入力が可能である。また、査定依頼確認画面では、査定を依頼する、査定依頼時の注意事項、今回は査定を依頼しないが表示されている。査定を依頼するが選択されると、査定依頼完了画面へ遷移する。この場合、取引ToDoへ追加され、対象商品は査定依頼中扱いとなる。「今回は査定を依頼しない」が選択されると、商品一覧画面へ遷移する。
【0084】
査定受付完了画面では、メッセージ「査定のご依頼をいただきありがとうございます。査定方法、xxxxx」と、査定アイテムの一覧が表示される。査定アイテム一覧では、アイテム毎に、ジャケットの画像、アーティスト、タイトル、ジャンル、レーベル、型番、プレス国、FMT、入り枚数が表示される。
【0085】
査定結果画面は、査定方法が郵送の場合、表示される。査定結果画面では、メッセージ「査定依頼中のアイテムの査定結果が届きました。」と、アイテム数、買取アイテム一覧が表示される。買取アイテム一覧では、アイテム毎に、チェックボックス、ジャケットの画像、アーティスト、タイトル、ジャンル、レーベル、型番、プレス国、FMT、入り枚数が表示される。また、査定結果画面では、今回は買取を依頼しない、査定価格、買取依頼が表示される。「今回は買取を依頼しない」が選択されると、ポップアップ表示による確認後、商品一覧画面へ遷移する。査定価格には、チェックボックスがONになっている、すなわち買取アイテムの査定価格の合計が表示される。「買取依頼」が選択されると、買取依頼確認画面へ遷移する。
【0086】
買取依頼確認画面は、査定方法が郵送の場合に表示される。買取依頼確認画面では、査定価格、アイテム数、買取を依頼する、買取アイテムを選びなおす、買取アイテム一覧、返送アイテム一覧が表示される。「買取を依頼する」が表示される。「買取を依頼する」が選択されると、取引ToDoへ追加される。また、査定価格分がユーザのポイントとして付与される。返送アイテムのステータスは、SOLDOUT解除となる。買取アイテムを選びなおすが選択されると、査定結果画面へ遷移する。買取アイテム一覧では、アイテム毎に、ジャケットの画像、買取価格、アーティスト、タイトル、ジャンル、レーベル、型番、プレス国、FMT、入り枚数が表示される。返送アイテム一覧では、返送するアイテム毎に、ジャケットの画像、買取価格、アーティスト、タイトル、ジャンル、レーベル、型番、プレス国、FMT、入り枚数が表示される。
【0087】
買取完了画面では、メッセージ「買取させていただきありがとうございました。
返送アイテムについては返送いたしますので、しばらくお待ちください。」と、売上金、総売上金確認、買取アイテム一覧、返送アイテム一覧が表示される。売上金には、買い取った分の売上金が付与され、売上金が表示される。総売上金確認が選択されると、売上・振込申請画面へ遷移する。
【0088】
<管理>
情報処理装置4は、商材の査定情報、商材の在庫に関する在庫情報、ユーザ情報等を管理する。より詳細には、情報処理装置4は、商品の荷受け、商品の査定、商品を価値の高いもの低いものに区分けするバラシ、箱ラベルの出力、商品ラベルの出力、ユーザ情報の一例である顧客データの検索、商材情報の一例であるマスターDBの検索、顧客データのインポート、マスターデータのインポート、アカウントなどを管理する。これにより、商材がいつ、誰が、いくらで売買したかなど、商材やユーザの情報を一元管理できる。商材の査定情報、商材の在庫に関する在庫情報、ユーザ情報等の管理は、情報処理装置の表示部43に表示される管理画面を通じて行うことができる。
図24は、第1実施形態に係る管理画面の画面遷移の例を示す。管理画面には、管理画面の基本画面となるメイン画面、ログイン画面、アカウント等を修正可能なアカウント登録修正画面、顧客データの検索や修正が可能な顧客データ検索画面(全データレイアウト)、顧客データをバラシ画面、顧客データ検索画面(バラシレイアウト)、商品ラベル出力画面、査定画面、マスター検索画面、マスター詳細画面、マスター作成修正画面、荷受け画面、箱ラベル出力画面を含み、適宜遷移することができる。
【0089】
管理のログイン画面では、主催者のアカウント名、パスワードの入力を受け付ける。アカウント名、パスワードが入力され、「ログイン」のボタンが選択されると、情報処理装置4による認証が行われる。アカウント名、パスワードが一致している場合、ログインが完了し、管理のメイン画面へ遷移する。
【0090】
図25は、第1実施形態に係る管理のメイン画面の一例を示す。メイン画面には、基本業務としての荷受け、査定、バラシ、各種出力としての箱ラベル、商品ラベル、各種検索としての顧客データ、マスターDB、管理メニューとしての顧客データインポート、マスターデータインポート、アカウント管理が表示されている。各項目を選択することで、特定の画面へ遷移する。
【0091】
<荷受け>
情報処理装置4は、商品の荷受けを管理する。具体的には、商品が出品されて梱包キットでの配送が要求された場合、郵送での査定依頼が要求された場合、商品の到着日、荷受け箱数、メイン画面へのボタン、バーコード読み込み、顧客NO、氏名、電話番号、住所、問合せNO、集荷依頼日、箱数等を関連付けて管理する。ここで、
図26は、第1実施形態に係る管理の荷受け画面の一例を示す。荷受け画面には、商品の到着日、荷受け箱数、メイン画面へのボタン、バーコード読み込み、顧客NO、氏名、電話番号、住所、問合せNO、集荷依頼日、箱数、インポートのボタン、一括削除のボタン、担当者名が表示されている。メイン画面へのボタンが選択されると、メイン画面へ遷移する。インポートのボタンが選択されると、荷受けに関するデータを他のデータベースからインポートするための画面へ遷移する。一括削除のボタンが選択されると、データの一括削除が可能となる。メイン画面において「荷受け」が選択されると、荷受け画面へ遷移する。詳細には、情報処理装置の記憶部45に記憶されている、商品の到着日、荷受け箱数、メイン画面へのボタン、バーコード読み込み、顧客NO、氏名、電話番号、住所、問合せNO、集荷依頼日、箱数、インポートのボタン、担当者氏名等のデータが読み込まれ、情報処理装置の表示部43に表示される。
【0092】
<査定>
情報処理装置4は、商品の査定情報を管理する。具体的には、例えば、買取オファーがあった場合、顧客NO、氏名、到着日、到着箱数、査定者、査定日、仮査定額、仮査定差額、レコード査定金額、査定合計、入力モード選択(レコード、CD、機材、その他)、各種検索(マスター、WEB等)、レコード情報、査定入力データを関連付けて管理する。ここで、
図27は、第1実施形態に係る管理の査定入力画面の一例を示す。
図27は、レコードを単品で査定する場合の入力画面の一例である。レコードを纏めて査定する場合、CDを単品で査定する場合、CDを纏めて査定する場合、機材を単品で査定する場合、機材を纏めて査定する場合、その他(例えば、付属品)を単品で査定する場合、その他を纏めて査定する場合の査定画面も別途準備されている。査定画面には、顧客NO、氏名 到着日、到着箱数、査定者、査定日、仮査定額、仮査定差額、レコード査定金額、査定合計、入力モード選択(レコード、CD、機材、その他)、各種検索(マスター、WEB等)、レコード情報、査定入力データ、査定完了のボタン、前画面へのボタン、入力クリアのボタンが表示されている。入力モードにより、レコード、CD、機材、その他を選択することができる。また、単品、まとめについても選択可能である。各種検索により、マスター、WEBを選択できる。顧客NO、氏名 到着日、到着箱数、査定者、査定日、仮査定額、仮査定差額、レコード査定金額、査定合計、入力モード選択(レコード、CD、機材、その他)、各種検索(マスター、WEB等)、レコード情報、査定入力データの各項目には、対応するデータの入力が可能である。レコード情報には、CAT、レーベル、アーティスト、タイトル、ジャンル、型番、プレス国、FMT、帯、入り枚数、コンディション、コメント(買取金額を含む)等が含まれる。査定入力データには、レーベル、アーティスト、タイトル、CAT、FMT、盤質、入数、ブレス国、追加コメント、金額が含まれる。マスターが選択されると、マスターDBから査定依頼のあった商品に近い商品の過去の査定価格が表示される。WEBが選択されると、WEBのECサイト等から査定依頼のあった商品に近い商品の販売価格が表示される。査定完了のボタンが選択されると、入力されたデータが情報処理装置の記憶部45に記憶される。前画面へのボタンが選択されると、前画面(例えば、メイン画面)へ遷移する。入力クリアのボタンが選択されると、入力されたデータがクリアされる。
【0093】
<箱ラベルの出力、商品ラベルの出力>
情報処理装置4は、箱ラベルの出力を行う。具体的には、荷受けした商品について、箱ラベル出力画面(図示せず)を介してラベル出力の有無を受け付け、プリンタ5を介して箱ラベルの出力を行う。また、情報処理装置4は、商品ラベルの出力を行う。具体的には、荷受けした商品について、商品ラベル出力画面を介してラベル出力の有無を受け付け、プリンタ5を介して商品ラベルの出力を行う。
【0094】
情報処理装置4は、顧客データの検索を行う。
図28は、第1実施形態に係る顧客データ検索画面の一例を示す。
図28は、査定依頼があった場合において、顧客ごとのステータスを検索するための画面である。顧客データ検索画面には、顧客NO、電話番号、到着日、到着箱数、氏名、カナ、査定者、査定日、査定金額の入力欄が設けられている。任意の項目にデータを入力すると、情報処理装置4は、会員情報テーブルにアクセスし、任意の項目に紐づくデータとして、顧客NO、ステータス(買取成立、キャンセルなど)、氏名、カナ、電話番号、問合せNO、集荷依頼日、箱数等のデータを抽出し、顧客データ検索画面に表示する。また、顧客データ検索画面には、再検索のボタン、絞込のボタン、一括削除のボタン、前画面へのボタンが表示されている。再検索のボタンが選択されると、任意の項目に入力されたデータに基づいて、再度検索が行われる。絞込のボタンが選択されると、任意の項目に入力されたデータに基づいて、絞込の検索が行われる。一括削除のボタンが選択されると、入力されたデータが削除される。前画面へのボタンが選択されると前画面(例えば、メイン画面)へ遷移する。
【0095】
情報処理装置4は、商材の管理、検索、修正、新規作成等を行う。
図29は、第1実施形態に係るマスター検索画面の画面遷移の例を示す。マスター検索画面には、CAT、レーベル、タイトル、アーティスト、プレス国、ジャンル、スタイル、FMT、入枚数、フリーの入力欄が設けられている。任意の項目にデータを入力すると、情報処理装置4は、商品情報テーブルにアクセスし、任意の項目に紐づくデータとして、画像データ、アーティスト、タイトル、CAT、レーベル、プレス国、FMT、特記事項、売価レンジ(売価の最大と最小)のデータを抽出し、マスター検索画面に表示する。また、マスター検索画面には、再検索のボタン、絞込のボタン、決定引用のボタン、詳細のボタン、新規マスター作成のボタン、前ページに戻るのボタンが表示されている。再検索のボタンが選択されると、任意の項目に入力されたデータに基づいて、再度検索が行われる。絞込のボタンが選択されると、任意の項目に入力されたデータに基づいて、絞込の検索が行われる。決定引用のボタンが選択されると、選択された行に記載されたデータが査定データとして引用される(確定する)。詳細のボタンが選択されると、マスター詳細画面へ遷移する。新規マスター作成のボタンが選択されると、マスターを新規作成可能なページへ遷移する。前ページへ戻るのボタンが選択されると前画面(例えば、メイン画面)へ遷移する。
【0096】
マスター詳細画面には、CAT、レーベル、タイトル、アーティスト、プレス国、ジャンル、スタイル、FMT、入枚数の他、査定情報の統計(最低額、中間額、最高額、査定件数)、販売情報(WEBから入手したチャンネルごとの最低額、中間額、最高額、査定件数)、履歴(査定情報、販売情報)が表示される。また、マスター詳細画面には、マスター修正のボタン、新規マスター作成のボタン、前ページに戻るのボタンが表示されている。マスター修正のボタンが選択されると、マスターを修正可能なページへ遷移する。新規マスター作成のボタンが選択されると、マスターを新規作成可能なページへ遷移する。前ページへ戻るのボタンが選択されると前画面(例えば、メイン画面)へ遷移する。
【0097】
<決済・商品受け渡し、売上金付与の流れ>
図30は、第1実施形態に係る情報処理システムで行われる決済・商品受け渡し、売上金付与の流れを示す。
図30に示すように、購入者(ユーザ端末2)は、商品購入の際、決済(現金、クレジットカード等)かポイント利用を選択できる。主催者(情報処理装置4)は、決済(現金、クレジットカード等)かポイント利用かを受け付け、購入処理が完了すると、出品者(ユーザ端末2)に購入済メールを通知する。出品者は、主催者からの購入済メールを受信する。出品者によって梱包、配送が行われ、購入者が商品を受け取る。購入者が商品を受け取り、受け取り完了をユーザ端末を介して送信すると、出品者にその旨が通知される。購入者は、ユーザ端末2を通じて出品者の評価が可能である。出品者は、ユーザ端末2を通じて購入者の評価が可能である。以上により、取引が完了する。取引が完了すると、主催者から購入者に取引終了の旨が通知される。また、出品者には、売上金が付与される。
【0098】
図31は、第1実施形態に係る情報処理システムで行われる売上金、現金化、ポイント購入の流れを示す。
図31に示すように、出品者(ユーザ端末2)は、付与された売上金について、現金化するか、ポイント購入するかを選択できる。現金化指示があった場合、主催者(情報処理装置4)は、売上金の期限を確認し、期限内であれば、振込処理を実行する。出品者には、現金が振り込まれる。期限が過ぎている場合、その旨が、出品者へ通知される。ポイント購入の指示があった場合、主催者(情報処理装置4)は、ポイント購入の内容を確認し、ポイント付与を行う。出品者にはポイントが付与される。
【0099】
<効果>
第1実施形態に係る情報処理システム100によれば、フリーマーケットの場を所謂アプリやWebサービスとして実現し、ユーザ間における商材の売買や閲覧が可能となる。第1実施形態に係る情報処理システム100は、CtoCサービスを提供する事業モデルに好適に用いることができる。出品者、購入者、閲覧者といったユーザは、自由に商材の売買や閲覧ができ、ユーザに付加価値を提供できる。一方で、第1実施形態に係る情報処理システム100は、例えば、商材について、主催者が買い取るなど、主催者が介入することも可能である。したがって、第1実施形態に係る情報処理システム100によれば、主催者にも付加価値を提供できる。
【0100】
また、第1実施形態に係る情報処理システム100によれば、購入者が現れない場合でも、出品者は、買取の機会を得ることができる。また、主催者は、より多くの商材を取り扱うことができる。その結果、ユーザ、及び主催者の双方に付加価値を提供できる。また、売値価格情報に基づいて、商材の販売参考価格を算出することで、主催者の販売実績に基づいて販売参考価格を算出でき、価格の正規化を実現できる。また、市場価格情報、例えば、他社のネット販売における価格などに基づいて、商材の販売参考価格を算出することで、市場の動向に基づく販売参考価格を算出でき、価格の正規化を実現できる。また、売値価格情報と市場価格情報に基づいて販売参考価格を算出することで、更なる価格の正規化を実現できる。その結果、出品者は、正規化された販売参考価格に基づいて、最終的な販売価格を決定することができる。
【0101】
また、出品処理、購入処理、閲覧処理画像処理において、画像処理を行うことで、主催者の情報処理の手間を削減するとともに、商材の検索をより早く行うことができる。その結果、出品、購入、閲覧におけるスピード対応が可能となる。また、ユーザの入力の手間といった作業負担を削減することができる。
【0102】
また、出品者に付与される売上金について、出品者は、現金化とポイント購入を選択することができる。また、付与されたポイントは、第1実施形態に係る情報処理システム100で提供されるフリーマーケットを次回利用する際に用いることができる。そのため、第1実施形態に係る情報処理システム100によって提供されるフリーマーケットの利用度を高めるができる。購入するポイントは、現金化する際と比較して、インセンティブを与えるようにしてもよい。また、既定されたグループ内でポイントが共有できることで、グループ内のEC(electronic commerce)サイトや実店舗の利用度を高めることができる。既定されたグループ内でポイントを共有できるよう、付与されたポイントと、グループのグループ識別情報とを関連付けて処理するとよい。
【0103】
また、ユーザ(購入者)は、出品されていない商材を購入する機会を得ることができる。また、ユーザの携帯端末へ認証番号を送信し、送信した認証番号の入力を受け付けることで、ユーザの身分を担保できる。その結果、売買取引の安全性を確保できる。例えば、盗品を商材とした売買を防止できる。
【0104】
また、第1実施形態係る情報処理システム100では、商材の査定情報、商材の在庫に関する在庫情報、ユーザの情報に関するユーザ情報等を管理できる。その結果、商材がいつ、誰が、いくらで売買したかなど、商材やユーザの情報を一元管理できる。
【0105】
<その他の実施形態>
商材の査定は、商材情報に基づいて情報処理装置4が行ってもよく、また、主催者の担当者が、商材情報に加え、担当者の経験等も加味して行うようにしてもよい。商材は、売買できる種々の商品を含む。商材には、レコード、CD、音楽機材、家具、楽器、本、時計、車、不動産(土地、建物)等が例示される。また、商材には、メインとなる商材に付帯する商材も含まれる。
【0106】
また、第1実施形態に係る情報処理装置4は、物流会社が有する物流管理システムであって、出品者と購入者間で商材を送付する場合にこれを管理する物流管理システムと連動させる物流管理システム連動部を更に備えるようにしてもよい。これにより、主催者は、商材の発送や到達など、物流に関する情報を合わせて管理することができる。また、第1実施形態に係る情報処理装置4は、クレジットカード会社が有する決済情報を管理する決済管理システムと連動させる決済管理システム連動部を更に備えるようにしてもよい。これにより、主催者は、クレジットカードで決済する場合の情報を合わせて管理することができる。情報処理装置4に上記管理システムと連動して動作するAPIの機能を持たせることで実現できる。
【0107】
また、情報処理システム100は、購入者の顧客情報に基づいて、AI・IOTにより、販売セールスや買取セールスを行うようにしてもよい。例えば、情報処理システム100は、購入者の顧客情報を管理するとともに、ユーザの閲覧履歴、購入履歴、出品履歴等を分析し、分析結果をユーザ端末2に送信し、積極的に販売セールス及び買取セールスをかけるようにしてもよい。また、情報処理システム100は、EC併売システムとしての、在庫マスターをもつようにしてもよい。例えば、情報処理システム100は、実店舗で商品を販売しながら、フリーマーケットの場を提供するWebサイトでも商品を販売等できるよう、商品の在庫を管理するための在庫マスタを持つようにしてもよい。また、情報処理システム100は、EC併売システムとして機能させるようにしてもよい。例えば、情報処理システム100は、実店舗における商品の販売等に関する情報と、フリーマーケットの場を提供するWebサイトにおける商品の販売等に関する情報等を紐づけて管理するようにしてもよい。
【0108】
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明に係る情報処理装置等は、これらに限られず、可能な限りこれらを組み合わせることができる。本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
【符号の説明】
【0109】
1・・・情報処理システム
2・・・ユーザ端末
4・・・情報処理装置
5・・・プリンタ
100・・・情報処理システム