(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-15
(45)【発行日】2022-12-23
(54)【発明の名称】会社情報を取得するための方法及びデバイス、ならびに対話型システム
(51)【国際特許分類】
H04L 51/04 20220101AFI20221216BHJP
G06Q 10/06 20120101ALI20221216BHJP
【FI】
H04L51/04
G06Q10/06
(21)【出願番号】P 2019538415
(86)(22)【出願日】2018-01-08
(86)【国際出願番号】 CN2018071756
(87)【国際公開番号】W WO2018133689
(87)【国際公開日】2018-07-26
【審査請求日】2020-12-17
(31)【優先権主張番号】201710032060.5
(32)【優先日】2017-01-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】519039272
【氏名又は名称】ディントーク ホールディング(ケイマン) リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】弁理士法人谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】シンリン マー
(72)【発明者】
【氏名】カイ ジョウ
(72)【発明者】
【氏名】ロンジュン ワン
(72)【発明者】
【氏名】イーラン ワン
(72)【発明者】
【氏名】ドーイエン チョー
【審査官】木村 雅也
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-004134(JP,A)
【文献】国際公開第2016/133796(WO,A1)
【文献】特開2014-174916(JP,A)
【文献】特開2011-076179(JP,A)
【文献】国際公開第2016/153541(WO,A1)
【文献】韓国公開特許第10-2016-0129472(KR,A)
【文献】国際公開第2016/175483(WO,A1)
【文献】特開2009-169914(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 51/04
G06Q 10/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
グループ情報取得方法であって、
インスタントメッセージアプリケーションのクライアントエンドのインタフェースでグループ情報プラットフォームについてのトリガ動作を検出することと、
前記グループ情報プラットフォームについてのページ取得要求を、前記インスタントメッセージアプリケーションのサーバエンドに送信することと、
サーバによって返送されるページデータに基づいて、前記グループ情報プラットフォームの機能ページを表示することであって、前記機能ページが、前記インスタントメッセージアプリケーションの複数の登録グループについてのグループ情報をまとめて表示するために使用される、ことと、
を
含み、
前記グループ情報プラットフォームの前記機能ページを表示することは、
事前設定された特性についての前記サーバによる前記登録グループの分類結果に従って、対応するグループ情報を前記機能ページ上にカテゴリ別に表示することを含む、方法。
【請求項2】
前記事前設定された特性が、グループの種類、前記グループが属する産業、前記グループが位置する地域、グループ信用状態、及び関心度のうちの少なくとも1つを含む、請求項
1の方法。
【請求項3】
グループ情報取得方法であって、
インスタントメッセージアプリケーションのクライアントエンドのインタフェースでグループ情報プラットフォームについてのトリガ動作を検出することと、
前記グループ情報プラットフォームについてのページ取得要求を、前記インスタントメッセージアプリケーションのサーバエンドに送信することと、
サーバによって返送されるページデータに基づいて、前記グループ情報プラットフォームの機能ページを表示することであって、前記機能ページが、前記インスタントメッセージアプリケーションの複数の登録グループについてのグループ情報をまとめて表示するために使用される、ことと、
を含み、
前記グループ情報プラットフォームの前記機能ページを表示することが、
前記ページ取得要求の送信者が属するグループと供給関係を有する登録グループ及び需要関係を有する登録グループのうちの少なくとも1つのグループ情報を、前記送信者が属する前記グループと他の登録グループとの間の供給及び需要関係に関して前記サーバエンドによって取得された分析結果に従って、前記機能ページに優先的に表示することを
含む、方法。
【請求項4】
グループ情報取得方法であって、
インスタントメッセージアプリケーションのクライアントエンドのインタフェースでグループ情報プラットフォームについてのトリガ動作を検出することと、
前記グループ情報プラットフォームについてのページ取得要求を、前記インスタントメッセージアプリケーションのサーバエンドに送信することと、
サーバによって返送されるページデータに基づいて、前記グループ情報プラットフォームの機能ページを表示することであって、前記機能ページが、前記インスタントメッセージアプリケーションの複数の登録グループについてのグループ情報をまとめて表示するために使用される、ことと、
を含み、
前記グループ情報プラットフォームの前記機能ページを表示することが、
任意の1つの登録グループについて前記サーバによって作られた承認統計データを前記機能ページに表示することであって、前記承認統計データが、前記任意の1つの登録グループについて送信される他の登録グループのグループメンバの承認要求に従って、前記サーバエンドによって統計的に計算されている、ことを
含む、方法。
【請求項5】
前記承認統計データが、
前記任意の1つの登録グループについての前記承認要求の総数、前記任意の1つの登録グループについての前記承認要求の送信者の個人情報、及び前記任意の1つの登録グループについての前記承認要求の前記送信者のメッセージ情報、前記任意の1つの登録グループについての前記承認要求の前記送信者が位置するそれぞれのグループのグループ情報、のうちの少なくとも1つを含む、請求項
4の方法。
【請求項6】
前記承認要求の送信者が属するグループの認定レベルが、事前設定されたレベルに達しており、前記認定レベルが、前記インスタントメッセージアプリケーション上の前記送信者の前記グループの登録情報の詳細のレベルに正に相関する、請求項
4の方法。
【請求項7】
グループ情報取得方法であって、
インスタントメッセージアプリケーションのクライアントエンドのインタフェースでグループ情報プラットフォームについてのトリガ動作を検出することと、
前記グループ情報プラットフォームについてのページ取得要求を、前記インスタントメッセージアプリケーションのサーバエンドに送信することと、
サーバによって返送されるページデータに基づいて、前記グループ情報プラットフォームの機能ページを表示することであって、前記機能ページが、前記インスタントメッセージアプリケーションの複数の登録グループについてのグループ情報をまとめて表示するために使用される、ことと、
任意の1つの登録グループについての通信需要情報を前記サーバエンドに送信することと、
前記サーバエンドによって返送される中間通信相手の連絡先情報を受信することであって、前記中間通信相手が、前記通信需要情報の送信者及び前記任意の1つの登録グループの少なくとも1つの連絡先とそれぞれ1つ以上のレベルの連携関係を有する、ことと、
を
含む方法。
【請求項8】
グループ情報取得方法であって、
インスタントメッセージアプリケーションのクライアントエンドのインタフェースでグループ情報プラットフォームについてのトリガ動作を検出することと、
前記グループ情報プラットフォームについてのページ取得要求を、前記インスタントメッセージアプリケーションのサーバエンドに送信することと、
サーバによって返送されるページデータに基づいて、前記グループ情報プラットフォームの機能ページを表示することであって、前記機能ページが、前記インスタントメッセージアプリケーションの複数の登録グループについてのグループ情報をまとめて表示するために使用される、ことと、
任意の1つの登録グループに対する名刺配達要求を前記サーバエンドに送信することであって、管理メンバが連絡先情報に応答するときに、前記名刺配達要求の送信者と前記管理メンバとの間に連携関係が確立されるように、前記名刺配達要求が、前記名刺配達要求の前記送信者の前記連絡先情報を取得し、前記任意の1つの登録グループの前記管理メンバに前記連絡先情報を送信するように、前記サーバエンドに命令するために使用される、こと
と
を含む方法。
【請求項9】
グループ情報取得方法であって、
インスタントメッセージアプリケーションのクライアントエンドのインタフェースでグループ情報プラットフォームについてのトリガ動作を検出することと、
前記グループ情報プラットフォームについてのページ取得要求を、前記インスタントメッセージアプリケーションのサーバエンドに送信することと、
サーバによって返送されるページデータに基づいて、前記グループ情報プラットフォームの機能ページを表示することであって、前記機能ページが、前記インスタントメッセージアプリケーションの複数の登録グループについてのグループ情報をまとめて表示するために使用される、ことと、
前記機能ページに表示される任意の1つの登録グループのグループ情報についてのトリガ動作を検出することと、
前記任意の1つの登録グループのサービスウィンドウページを表示することであって、前記サービスウィンドウページが、前記任意の1つの登録グループに関係する事前設定された処理機能の機能識別子を含む、ことと、
前記機能識別子についてのユーザ動作を検出することに応答して、前記サーバエンドに対する情報対話要求を開始して、前記事前設定された処理機能についての情報対話動作を実施することと、
を
含む方法。
【請求項10】
前記情報対話要求が、前記ユーザ動作のイニシエータと前記任意の1つの登録グループの特定のグループメンバとの間、または前記イニシエータと前記任意の1つの登録グループの情報処理システムとの間に通信セッションを生成して、前記通信セッションに基づいて前記情報対話動作を実施するように、前記サーバエンドに命令するために使用される、請求項
9の方法。
【請求項11】
グループ情報取得方法であって、
インスタントメッセージアプリケーションのサーバエンドによって、承認要求を受信することであって、前記承認要求が、前記インスタントメッセージアプリケーション上の任意の1つの登録グループのグループメンバによって、別の登録グループに対して開始される、ことと、
前記サーバエンドによって、少なくとも1つの登録グループについての承認要求に従って、前記少なくとも1つの登録グループについての承認統計データを生成することと、
前記サーバエンドによって、クライアントエンドに前記承認統計データを機能ページ上に表示させるために、前記クライアントエンドによって送信されたページ取得要求を受信することに応答して、グループ情報プラットフォームの機能ページのページデータを前記インスタントメッセージアプリケーションの前記クライアントエンドに返送することであって、前記機能ページが、前記インスタントメッセージアプリケーションの複数の登録グループについてのグループ情報をまとめて表示するために使用される、ことと、
を含む方法。
【請求項12】
前記インスタントメッセージアプリケーションの前記サーバエンドによって、前記承認要求を受信することが、
前記サーバエンドによって、他の登録グループのグループメンバによって送信された承認招待を受信することであって、前記承認招待の対象相手が、前記任意の1つの登録グループのグループメンバとして構成される、ことと、
前記サーバエンドによって、前記承認招待を前記任意の1つの登録グループの前記グループメンバに送信して、モバイルグループワークプラットフォームに対応する特定のクライアントエンド上で前記任意の1つの登録グループの前記グループメンバによる招待プロンプトを実行することと、
前記サーバエンドによって、前記特定のクライアントエンドによって返送されるプロンプト応答情報を受信することであって、前記プロンプト応答情報が前記承認要求を含む、ことと、
を含む、請求項
11の方法。
【請求項13】
前記任意の1つの登録グループの認定レベルが事前設定されたレベルに達していないときに、前記任意の1つの登録グループの前記グループメンバによって開始された前記承認要求を無視すること、または前記承認要求を開始するための前記任意の1つの登録グループの前記グループメンバの権限を制限することをさらに含み、
前記認定レベルが、モバイルグループワークプラットフォーム上の前記任意の1つの登録グループの登録情報の詳細のレベルに正に相関する、請求項
11の方法。
【請求項14】
グループ情報取得装置であって、
インスタントメッセージアプリケーションのクライアントエンドのインタフェースでグループ情報プラットフォームについてのトリガ動作を検出する、第1の検出ユニットと、
前記グループ情報プラットフォームについてのページ取得要求を、モバイルグループワークプラットフォームのサーバエンドに送信する、要求ユニットと、
前記サーバエンドによって返送されるページデータに基づいて、前記グループ情報プラットフォームの機能ページを表示する、第1の表示ユニットであって、前記機能ページが、前記インスタントメッセージアプリケーションの複数の登録グループのグループ情報をまとめて表示するために使用される、前記第1の表示ユニットと、
を備え
、
前記第1の表示ユニットは、
事前設定された特性についての前記サーバエンドによる前記登録グループの分類結果に従って、対応するグループ情報を前記機能ページ上にカテゴリ別に表示するように構成される、装置。
【請求項15】
前記事前設定された特性が、グループの種類、前記グループが属する産業、前記グループが位置する地域、グループ信用状態、及び関心度のうちの少なくとも1つを含む、請求項
14の装置。
【請求項16】
グループ情報取得装置であって、
インスタントメッセージアプリケーションのクライアントエンドのインタフェースでグループ情報プラットフォームについてのトリガ動作を検出する、第1の検出ユニットと、
前記グループ情報プラットフォームについてのページ取得要求を、モバイルグループワークプラットフォームのサーバエンドに送信する、要求ユニットと、
前記サーバエンドによって返送されるページデータに基づいて、前記グループ情報プラットフォームの機能ページを表示する、第1の表示ユニットであって、前記機能ページが、前記インスタントメッセージアプリケーションの複数の登録グループのグループ情報をまとめて表示するために使用される、前記第1の表示ユニットと、
を備え、
前記第1の表示ユニット
は、
前記ページ取得要求の送信者が属するグループと供給関係を有する登録グループ及び需要関係を有する登録グループのうちの少なくとも1つのグループ情報を、前記送信者が属する前記グループと他の登録グループとの間の供給及び需要関係に関して前記サーバエンドによって取得された分析結果に従って、前記機能ページに優先的に表示するように構成される
、装置。
【請求項17】
グループ情報取得装置であって、
インスタントメッセージアプリケーションのクライアントエンドのインタフェースでグループ情報プラットフォームについてのトリガ動作を検出する、第1の検出ユニットと、
前記グループ情報プラットフォームについてのページ取得要求を、モバイルグループワークプラットフォームのサーバエンドに送信する、要求ユニットと、
前記サーバエンドによって返送されるページデータに基づいて、前記グループ情報プラットフォームの機能ページを表示する、第1の表示ユニットであって、前記機能ページが、前記インスタントメッセージアプリケーションの複数の登録グループのグループ情報をまとめて表示するために使用される、前記第1の表示ユニットと、
を備え、
前記第1の表示ユニット
は、
任意の1つの登録グループについてサーバによって作られた承認統計データを前記機能ページに表示するように構成され、前記承認統計データが、前記任意の1つの登録グループについて送信される他の登録グループのグループメンバの承認要求に従って、前記サーバエンドによって統計的に計算されている
、装置。
【請求項18】
前記承認統計データが、
前記任意の1つの登録グループについての前記承認要求の総数、前記任意の1つの登録グループについての前記承認要求の送信者の個人情報、及び前記任意の1つの登録グループについての前記承認要求の前記送信者のメッセージ情報、前記任意の1つの登録グループについての前記承認要求の前記送信者が位置するそれぞれのグループのグループ情報、のうちの少なくとも1つを含む、請求項
17の装置。
【請求項19】
前記承認要求の送信者が属するグループの認定レベルが、事前設定されたレベルに達しており、前記認定レベルが、前記インスタントメッセージアプリケーション上の前記送信者の前記グループの登録情報の詳細のレベルに正に相関する、請求項
17の装置。
【請求項20】
グループ情報取得装置であって、
インスタントメッセージアプリケーションのクライアントエンドのインタフェースでグループ情報プラットフォームについてのトリガ動作を検出する、第1の検出ユニットと、
前記グループ情報プラットフォームについてのページ取得要求を、モバイルグループワークプラットフォームのサーバエンドに送信する、要求ユニットと、
前記サーバエンドによって返送されるページデータに基づいて、前記グループ情報プラットフォームの機能ページを表示する、第1の表示ユニットであって、前記機能ページが、前記インスタントメッセージアプリケーションの複数の登録グループのグループ情報をまとめて表示するために使用される、前記第1の表示ユニットと、
任意の1つの登録グループについての通信需要情報を前記サーバエンドに送信する、送信ユニットと、
前記サーバエンドによって返送される中間通信相手の連絡先情報を受信する、受信ユニットであって、前記中間通信相手が、前記通信需要情報の送信者及び前記任意の1つの登録グループの少なくとも1つの連絡先とそれぞれ1つ以上のレベルの連携関係を有する、受信ユニットと、
を備える装置。
【請求項21】
グループ情報取得装置であって、
インスタントメッセージアプリケーションのクライアントエンドのインタフェースでグループ情報プラットフォームについてのトリガ動作を検出する、第1の検出ユニットと、
前記グループ情報プラットフォームについてのページ取得要求を、モバイルグループワークプラットフォームのサーバエンドに送信する、要求ユニットと、
前記サーバエンドによって返送されるページデータに基づいて、前記グループ情報プラットフォームの機能ページを表示する、第1の表示ユニットであって、前記機能ページが、前記インスタントメッセージアプリケーションの複数の登録グループのグループ情報をまとめて表示するために使用される、前記第1の表示ユニットと、
任意の1つの登録グループについての名刺配達要求を前記サーバエンドに送信する、配達ユニットであって、管理メンバが連絡先情報に応答するときに、前記名刺配達要求の送信者と前記管理メンバとの間に連携関係が確立されるように、前記名刺配達要求が、前記名刺配達要求の前記送信者の前記連絡先情報を取得し、前記任意の1つの登録グループの前記管理メンバに前記連絡先情報を送信するように、前記サーバエンドに命令するために使用される、配達ユニット
と
を備える装置。
【請求項22】
グループ情報取得装置であって、
インスタントメッセージアプリケーションのクライアントエンドのインタフェースでグループ情報プラットフォームについてのトリガ動作を検出する、第1の検出ユニットと、
前記グループ情報プラットフォームについてのページ取得要求を、モバイルグループワークプラットフォームのサーバエンドに送信する、要求ユニットと、
前記サーバエンドによって返送されるページデータに基づいて、前記グループ情報プラットフォームの機能ページを表示する、第1の表示ユニットであって、前記機能ページが、前記インスタントメッセージアプリケーションの複数の登録グループのグループ情報をまとめて表示するために使用される、前記第1の表示ユニットと、
前記機能ページに表示される任意の1つの登録グループのグループ情報についてのトリガ動作を検出する、第2の検出ユニットと、
前記任意の1つの登録グループのサービスウィンドウページを表示する第2の表示ユニットであって、前記サービスウィンドウページが、前記任意の1つの登録グループに関係する事前設定された処理機能の機能識別子を含む、第2の表示ユニットと、
前記機能識別子についてのユーザ動作を検出することに応答して、前記サーバエンドに対する情報対話要求を開始して、前記事前設定された処理機能についての情報対話動作を実施する、対話ユニットと、
を備える装置。
【請求項23】
前記情報対話要求が、前記ユーザ動作のイニシエータと前記任意の1つの登録グループの特定のグループメンバとの間、または前記イニシエータと前記任意の1つの登録グループの情報処理システムとの間に通信セッションを生成して、前記通信セッションに基づいて前記情報対話動作を実施するように、前記サーバエンドに命令するために使用される、請求項
22の装置。
【請求項24】
グループ情報取得装置であって、
インスタントメッセージアプリケーションのサーバエンドに承認要求を受信させる、受信ユニットであって、前記承認要求が、インスタントメッセージアプリケーション上の任意の1つの登録グループのグループメンバによって、別の登録グループに対して開始される、受信ユニットと、
前記サーバエンドに、少なくとも1つの登録グループについての承認要求に従って、前記少なくとも1つの登録グループについての承認統計データを生成させる、生成ユニットと、
クライアントエンドが前記承認統計データを機能ページ上に表示することが可能となるように、前記クライアントエンドによって送信されたページ取得要求を受信することに応答して、前記サーバエンドに、グループ情報プラットフォームの機能ページのページデータをモバイルグループワークプラットフォームの前記クライアントエンドに返送させる、返送ユニットであって、前記機能ページが、前記インスタントメッセージアプリケーションの複数の登録グループについてのグループ情報をまとめて表示するために使用される、返送ユニットと、
を備える装置。
【請求項25】
前記受信ユニットが、具体的には、
前記サーバエンドに、他の登録グループのグループメンバによって送信された承認招待を受信させ、前記承認招待の対象相手が、前記任意の1つの登録グループのグループメンバとして構成され、
前記サーバエンドに、前記任意の1つの登録グループの前記グループメンバに前記承認招待を送信させ、前記インスタントメッセージアプリケーションに対応する特定のクライアントエンド上で前記任意の1つの登録グループの前記グループメンバによる招待プロンプトを実行させ、
前記サーバエンドに、前記特定のクライアントエンドによって返送されるプロンプト応答情報を受信させ、前記プロンプト応答情報が前記承認要求を含むように構成される、請求項
24の装置。
【請求項26】
前記任意の1つの登録グループの認定レベルが事前設定されたレベルに達していないときに、前記任意の1つの登録グループの前記グループメンバによって開始された前記承認要求を無視する、または前記承認要求を開始するための前記任意の1つの登録グループの前記グループメンバの権限を制限する、処理ユニットをさらに含み、
前記認定レベルが、前記インスタントメッセージアプリケーション上の前記任意の1つの登録グループの登録情報の詳細のレベルに正に相関する、請求項
24の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2017年1月17日に出願され、「Group Information Acquisition Method, Apparatus and Interaction System」と題する中国出願第201710032060.5号の優先権を主張し、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示は、端末の技術分野に関し、特に、グループ情報取得方法、装置、及び対話型システムに関する。
【背景技術】
【0003】
関連技術において、モバイルグループワークプラットフォームは、企業、教育機関、政府機関などの様々なグループの作業プロセスにおいて幅広く使用されるようになった。それは、ユーザ間の通信効率を改善し、通信コストを減少させ得るだけでなく、イベント処理の効率及びユーザの作業効率も効果的に改善し得る。
【0004】
しかしながら、関連技術におけるモバイルグループワークプラットフォームは、グループ内のイベント管理に集中しており、グループ間の情報交換のためにはグループ間の事前の連携関係に頼る必要がある。例えば、相互理解を有し、ビジネス関係を確立しているグループだけが、モバイルグループワークプラットフォームを通して通信及び対話を行うことができる。
【0005】
従って、ビジネス関係をまだ確立していないグループについて、及び互いに知らないグループでさえ、関連技術におけるモバイルグループワークプラットフォームが、これらのグループ間の情報対話ニーズを満たすことはできないことは明らかであり、従って、情報の遮断及び不十分な通信をもたらす。
【発明の概要】
【0006】
このことから、本出願は、グループ情報を取得するための方法及び装置、ならびに対話システムを提供する。それらは、モバイルグループワークプラットフォーム上でグループ内のイベント処理を実施し得ると同時に、モバイルグループワークプラットフォームとグループ情報プラットフォームとの間の接続及び通信に基づいて、グループ外部のイベントのアクセス及び処理を実施することが可能であり、それによって、同一グループの内部と外部との間で、及び異なるグループ間で、より簡便な情報対話を可能にする。
【0007】
上記目的を達成するために、本出願は、以下の技術的解決策を提供する。
【0008】
本出願の第1の態様によれば、グループ情報のための対話型システムが提供され、システムは、
実行中のインスタントメッセージアプリケーションのサーバエンドを有するサーバであって、サーバエンドがグループ情報プラットフォームを維持するために使用される、サーバと、
少なくとも1つの第1の種類の端末であって、第1の種類の端末が第1のグループに属し、第1の種類の端末が、実行中のインスタントメッセージアプリケーションのクライアントエンドを有し、第1の種類の端末における実行中のクライアントエンドが、第1のグループ内のグループメンバの登録アカウントを用いてインスタントメッセージアプリケーションにログインされ、第1の種類の端末が、実行中のクライアントエンドのインタフェースに従ってグループ情報プラットフォームについての情報更新動作を検出し、第1のグループのグループ情報をサーバにアップロードして第1のグループのグループ情報をグループ情報プラットフォーム上に記録するようにサーバに命令する、少なくとも1つの第1の種類の端末と、
少なくとも1つの第2の種類の端末であって、第2の種類の端末が、第1のグループとは異なる第2のグループに属し、第2の種類の端末が、実行中のインスタントメッセージアプリケーションのクライアントを有し、第2の種類の端末における実行中のクライアントが、第2のグループ内のグループメンバの登録アカウントを用いてインスタントメッセージアプリケーションにログインされ、第2の種類の端末が、実行中のクライアントのインタフェースに従ってグループ情報プラットフォームについての情報取得動作を検出し、グループ情報プラットフォームのページデータを取得し、ページデータに基づいて第2の種類の端末における実行中のクライアント上にグループ情報プラットフォームの機能ページを表示し、機能ページが、グループ情報プラットフォーム上に記録されたグループ情報を集中型方式で表示するために使用される、少なくとも1つの第2の種類の端末と、を含む。
【0009】
本出願の第2の態様によれば、グループ情報を取得するための方法が提供され、方法は、
インスタントメッセージアプリケーションのクライアントエンドのインタフェースにおいてグループ情報プラットフォームについてのトリガ動作を検出することと、
グループ情報プラットフォームについてのページ取得要求を、インスタントメッセージアプリケーションのサーバエンドに送信することと、
サーバによって返送されるページデータに基づいて、グループ情報プラットフォームの機能ページを表示することであって、機能ページが、インスタントメッセージアプリケーションの登録グループについてのグループ情報の集中型表示を実行するために使用される、表示することと、を含む。
【0010】
本出願の第3の態様によれば、グループ情報を取得するための方法が提供され、方法は、
インスタントメッセージアプリケーションのサーバエンドによって、承認要求を受信することであって、承認要求が、インスタントメッセージアプリケーション上の任意の1つの登録グループのグループメンバによって、別の登録グループに対して開始される、受信することと、
サーバエンドによって、少なくとも1つの登録グループについての承認要求に従って、少なくとも1つの登録グループについての承認統計データ生成することと、
サーバエンドによって、クライアントエンドに承認統計データを機能ページ上に表示させるために、クライアントエンドによって送信されたページ取得要求を受信することに応答して、グループ情報プラットフォームの機能ページのページデータをインスタントメッセージアプリケーションのクライアントエンドに返送することであって、機能ページが、インスタントメッセージアプリケーションの登録グループについてのグループ情報の集中型表示を実行するために使用される、返送することと、を含む。
【0011】
本出願の第4の態様によれば、グループ情報を取得するための装置が提供され、装置は、
インスタントメッセージアプリケーションのクライアントエンドのインタフェースにおいてグループ情報プラットフォームについてのトリガ動作を検出する、第1の検出ユニットと、
グループ情報プラットフォームについてのページ取得要求を、インスタントメッセージアプリケーションのサーバエンドに送信する、要求ユニットと、
サーバによって返送されるページデータに基づいて、グループ情報プラットフォームの機能ページを表示する、第1の表示ユニットであって、機能ページが、インスタントメッセージアプリケーションの登録グループ(複数可)についてのグループ情報の集中型表示を実行するために使用される、第1の表示ユニットと、を含む。
【0012】
本出願の第5の態様によれば、グループ情報を取得するための装置が提供され、装置は、
インスタントメッセージアプリケーションのサーバエンドに承認要求を受信させる、受信ユニットであって、承認要求が、インスタントメッセージアプリケーション上の任意の1つの登録グループのグループメンバによって、別の登録グループに対して開始される、受信ユニットと、
サーバエンドに、少なくとも1つの登録グループについての承認要求に従って、少なくとも1つの登録グループについての承認統計データを生成させる、生成ユニットと、
クライアントエンドが承認統計データを機能ページ上に表示することが可能となるように、クライアントエンドによって送信されたページ取得要求を受信することに応答して、サーバエンドに、グループ情報プラットフォームの機能ページのページデータをインスタントメッセージアプリケーションのクライアントエンドに返送させる、返送ユニットであって、機能ページが、インスタントメッセージアプリケーションの登録グループについてのグループ情報の集中型表示を実行するために使用される、返送ユニットと、を含む。
【0013】
上記技術的解決策から分かるように、モバイルグループワークプラットフォームとグループ情報プラットフォームとの間の接続を開放することによって、本出願は、任意のグループのグループメンバが、モバイルグループワークプラットフォームを通してグループ情報プラットフォームにアクセスすることを可能にし、従って、グループ情報プラットフォームにおいて提示された他のグループのグループ情報を閲覧することを可能にし、それによって、グループ間の事前の連携関係によって制限されることなくグループ間の情報の取得及び対話を実施する。このことが、接続が同一グループの内部イベントと外部イベントとの間で開放されることを容易にし、よく知らないグループ間の通信及び情報対話を容易にする。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本出願の例示的実施形態による、クライアントエンドの視点からのグループ情報を取得する方法のフローチャートである。
【
図2】本出願の例示的実施形態による、サーバエンドの視点からのグループ情報を取得する方法のフローチャートである。
【
図3】本出願の例示的実施形態によって提供される、グループ情報の対話システムの概略構造図である。
【
図4A】本出願の例示的実施形態による、モバイルグループワークプラットフォームのクライアントエンドのインタフェースの概略図である。
【
図4B】本出願の例示的実施形態による、モバイルグループワークプラットフォームのクライアントエンドのインタフェースの概略図である。
【
図4C】本出願の例示的実施形態による、モバイルグループワークプラットフォームのクライアントエンドのインタフェースの概略図である。
【
図5】本出願の例示的実施形態による、モバイルグループワークプラットフォームのクライアントエンドのインタフェースの概略図である。
【
図6】本出願の例示的実施形態による、モバイルグループワークプラットフォームのクライアントエンドのインタフェースの概略図である。
【
図7】本出願の例示的実施形態による、モバイルグループワークプラットフォームのクライアントエンドのインタフェースの概略図である。
【
図8】本出願の例示的実施形態による、モバイルグループワークプラットフォームのクライアントエンドのインタフェースの概略図である。
【
図9】本出願の例示的実施形態による、モバイルグループワークプラットフォームのクライアントエンドのインタフェースの概略図である。
【
図10】本出願の例示的実施形態による、モバイルグループワークプラットフォームのクライアントエンドのインタフェースの概略図である。
【
図11】本出願の例示的実施形態による、モバイルグループワークプラットフォームのクライアントエンドのインタフェースの概略図である。
【
図12】本出願の例示的実施形態による、モバイルグループワークプラットフォームのクライアントエンドのインタフェースの概略図である。
【
図13】本出願の例示的実施形態による、モバイルグループワークプラットフォームのクライアントエンドのインタフェースの概略図である。
【
図14】本出願の例示的実施形態による、モバイルグループワークプラットフォームのクライアントエンドのインタフェースの概略図である。
【
図15】本出願の例示的実施形態による、モバイルグループワークプラットフォームのクライアントエンドのインタフェースの概略図である。
【
図16】本出願の例示的実施形態による、モバイルグループワークプラットフォームのクライアントエンドのインタフェースの概略図である。
【
図17】本出願の例示的実施形態による、モバイルグループワークプラットフォームのクライアントエンドのインタフェースの概略図である。
【
図18】本出願の例示的実施形態による、モバイルグループワークプラットフォームのクライアントエンドのインタフェースの概略図である。
【
図19】本出願の例示的実施形態による、クライアントエンドの視点からの電子デバイスの概略構造図である。
【
図20】本出願の例示的実施形態による、クライアントエンドの視点からのグループ情報を取得する装置のブロック図である。
【
図21】本出願の例示的実施形態による、サーバエンドの視点からの電子デバイスの概略構造図である。
【
図22】本出願の例示的実施形態による、サーバエンドの視点からのグループ情報を取得する装置のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1は、本出願の例示的実施形態による、クライアントエンドの視点からのグループ情報を取得する方法のフローチャートである。
図1に示されるように、方法は、電子デバイス上で実行中のモバイルグループワークプラットフォームのクライアントエンドに適用され、以下のステップを含んでもよい。
【0016】
ステップ102:モバイルグループワークプラットフォームのクライアントエンドのインタフェースにおいて、グループ情報プラットフォームについてのトリガ動作を検出する。
【0017】
本実施形態では、モバイル企業ワークプラットフォームは、通信機能を実施し得るだけではなく、いくつかの他の機能についての統合型機能プラットフォームとしても動作し得る。実施例は、審査及び承認イベント(退出のための審査及び承認イベント、作業項目アプリケーション、財務など)、出席イベント、タスクイベント、ならびにログイベントなどの、企業の内部イベントの処理、ならびに食事の注文、及び購買などの企業の外部イベントの処理である。これらは、本出願において限定されない。
【0018】
より具体的には、モバイル企業ワークプラットフォームは、関連技術におけるインスタントメッセージアプリケーション、例えば、Skype For Business(商標)、Microsoft Teams(登録商標)、Yammer(登録商標)、Workplace(登録商標)、Slack(登録商標)、Enterprise WeChat(登録商標)、Fxiaoke(商標)、Enterprise Feixin(商標)、Enterprise Yixin(登録商標)などの企業向けインスタントメッセージ(EIM)アプリケーションにおいてホストされ得る。インスタントメッセージ機能は、モバイル企業ワークプラットフォームによってサポートされるいくつかの通信機能のうちの1つでしかないことは明らかである。企業ワークプラットフォームは、上記の他の機能などより多くを実施し得るが、それらは本明細書では重複して説明されない。
【0019】
電子デバイス上でクライアントエンドが起動され、実行され得るように、モバイル企業ワークプラットフォームのクライアントエンドのアプリケーションプログラムは、電子デバイス上に事前にインストールされ得ることに留意すべきである。例えば、HTML5技術を用いたオンラインの「クライアントエンド」が使用されるとき、クライアントエンドは、電子デバイス上に対応するアプリケーションプログラムをインストールする必要なしに、取得され実行され得ることは明らかである。
【0020】
本実施形態において、クライアントエンドは、多くの方法でユーザによって実施されるトリガ動作を検出し得る。例えば、モバイルグループワークプラットフォームのクライアントエンドのインタフェースにおいて、グループ情報プラットフォームのアクセスポータルが表示されてもよい。例えば、クライアントエンドがアクセスポータル上でクリック動作を検出するときに、上記トリガ動作が検出されるという判断が行われ得るように、アクセスポータルは第1レベルポータル、第2レベルポータル、または他のレベルであってもよい。クライアントエンドは、ユーザの音声を検出すること、クライアントエンドのインタフェース上で生成されるタッチ軌跡を検出することなどによっても、トリガ動作を検出し得ることは明らかであり、それらは本出願によって限定されない。
【0021】
ステップ104:グループ情報プラットフォームについてのページ取得要求を、モバイルグループワークプラットフォームのサーバエンドに送信する。
【0022】
ステップ106:サーバエンドによって返送されるページデータに従って、グループ情報プラットフォームの機能ページを表示し、機能ページが、モバイルグループプラットフォームの登録グループ(複数可)についてのグループ情報を集中型方式で表示するために使用される。
【0023】
本実施形態において、クライアントエンドは、サーバエンドによって実行される事前設定された特性(複数可)における登録グループの分類結果に従って、対応するグループ情報を機能ページ上にカテゴリ別に表示してもよい。事前設定された特性(複数可)は、グループカテゴリ、グループが属する産業、グループが位置する地域、グループの信用情報の状態、注目度などのうちの少なくとも1つを含んでもよく、これらは本出願において限定されない。言い換えると、サーバエンドによる登録グループのカテゴリ化(事前カテゴリ化、またはページ取得要求に基づくリアルタイムでのカテゴリ化であってもよい)を通して、ユーザは、一方でクライアントエンド(具体的には、グループ情報プラットフォームの機能ページ)上で照会または検索動作を手動で実行する必要なしに、他のグループのグループ情報を見ることができる。他方、グループ情報のカテゴリ別表示を通して、ユーザは、手動による検索または読み取りトラバーサルの必要なしに、関心のあるグループ情報を素早く判断し、見ることが可能であり、それがグループ情報の取得効率を改善することに役立つ。
【0024】
本実施形態において、ページ取得要求の送信者が属するグループと他の登録グループとの間の供給及び需要関係に関してサーバエンドによって行われる分析結果に従って、クライアントエンドは、送信者のグループと供給及び需要関係を有する少なくとも1つの登録グループのグループ情報を、機能ページに優先的に表示してもよい。本実施形態では、一方、各企業が、それ自体によって満たすことができないいくつかのニーズを有するはずである。モバイルグループワークプラットフォームは、各企業の履歴データに対してビッグデータ分析を実行することによって、これらのニーズを判断し得る。代替的には、モバイルグループワークプラットフォームのサーバエンドが、各企業のニーズを知ることができるように、モバイルグループワークプラットフォームに、各企業の管理ユーザによって主体的に通知され得る。他方、各企業は、それが提供可能なビジネス、またはそれが満たすことが可能なニーズを有するはずである。同様に、上述したビッグデータ分析または事前のアクティブな通知に基づいて、モバイルグループワークプラットフォームのサーバエンドは、各企業のそれぞれの供給条件を知ることができる。従って、ページ取得要求の送信者が企業AA内のユーザAであると仮定され(即ち、モバイルグループワークプラットフォームのクライアントエンドが、ユーザAの登録アカウントを用いてログインされ)、サーバエンドは、例えば、企業AAの供給条件についてのユーザAのニーズを満たし得る(即ち、企業AAと供給関係を有する登録グループ(複数可))、企業BBのグループ情報を見つけることができる。このようにして、クライアントエンドは、企業BBのグループ情報を、例えばユーザAに優先的に表示することができ、それによって、企業AA及び企業BBが互いを事前に知る必要なしに、複数の企業間のグループ情報取得及び通信対話を素早く実現し、さらにグループ間の協力関係を実現する。同様に、サーバエンドは、また、企業AAの供給条件について、この供給のための関連する需要を有する企業CCなど(即ち、企業AAと需要関係を有する登録グループ(複数可))のグループ情報も検索し得る。このように、クライアントエンドは、企業CCなどのグループ情報を優先的にユーザAに表示し得る。従って、企業AA及び企業CCが事前に互いを知る必要なしに、複数企業間のグループ情報取得及び通信対話が素早く実現され、グループ間の協力関係がさらに実現され得る。
【0025】
本実施形態において、クライアントエンドは、少なくとも1つの登録グループからの対象物供給情報に関してサーバエンドによって実行される統計結果に従って、対応する対象物供給リストを機能ページに表示してもよい。対象物供給情報は、対応するグループによって提供され得る対象物(複数可)の情報である。例えば、企業AAが、対象物1を提供し、企業BBが対象物2を提供し得る、などである。このような対象物供給情報を対象物供給リストに表示することは、他のグループのメンバが閲覧を行い、それぞれの対象物供給情報を選択及びトリガすることによって対応するグループのグループ情報を取得する助けとなり、従って、対応するグループとの対話及び通信をさらに実現する。
【0026】
本実施形態において、クライアントエンドは、少なくとも1つの登録グループからの対象物需要情報に関してサーバエンドによって実行される統計の結果に従って、対応する対象物需要リストを機能ページに表示してもよい。対象物需要情報は、対応するグループによって必要とされる対象物(複数可)の情報である。例えば、企業AAは、生産原材料として対象物3を必要とし、企業BBは対象物4を必要とする、などである。このような対象物需要情報を対象物需要リストに表示することは、他のグループのメンバが閲覧を行い、それぞれの対象物供給情報を選択及びトリガすることによって対応するグループのグループ情報を取得する助けとなり、従って、対応するグループとの対話及び通信をさらに実現する。
【0027】
本実施形態において、クライアントエンドは、サーバエンドによって行われた任意の1つの登録グループの承認統計データを機能ページに表示してもよい。承認統計データは、任意の1つの登録グループについて他の登録グループのグループメンバによって送信された承認要求に基づいて、サーバエンドによって計算され、取得される。承認統計データは、任意の1つの登録グループについての承認要求の総数、任意の1つの登録グループについての承認要求の送信者の個人情報、任意の1つの登録グループについての承認要求の送信者のメッセージ情報、任意の1つの登録グループについての承認要求の送信者が属するそれぞれのグループのグループ情報などのうちの少なくとも1つを含んでもよい。本出願はそれに対するいかなる限定も有しないことは、明らかである。本実施形態において、企業AAの企業メンバAが、企業BBに対する承認要求を開始するとき、これは、企業メンバAが企業BBを承認すること、例えば、企業BBによって提供される製品及びサービスが優れていると考えていることを示す。従って、企業メンバA及び企業メンバAが属する企業AAが企業BBをサポートし、支持するという状況下において、特に、企業メンバAまたは企業AAが比較的高度な知名度及び信用性を有するとき、企業BBにまだ接触しておらず、理解していない他のユーザまたはグループは、企業BBにおける信頼を素早く確立し、企業BBとの対話及び連携関係を素早く確立し得る。これは、よく知らないグループ間の相互理解を加速し、よく知らないグループ間の通信効率を強化することに役立つ。
【0028】
さらに、承認要求を開始することについて、制限(複数可)が設定されてもよく、例えば、承認要求の送信者が属するグループの認定レベルを制限することは、事前設定されたレベルに達するように制限される。認定レベルは、モバイルグループワークプラットフォームにおいて送信者が属するグループの登録情報の詳細の度合いに正に相関し、それによって、いくつかのグループが、「注文を行う」を実行するためにいくつかの低いレベルのグループを確立すること、ならびに承認統計データの真正性及び信頼性を保証することを回避する。
【0029】
本実施形態において、クライアントエンドは、任意の1つの登録グループについての通信需要情報をサーバエンドに送信してもよい。クライアントエンドは、その際、サーバエンドによって返送される中間通信相手の連絡先情報を受信してもよい。中間通信相手は、通信需要情報の送信者及び任意の1つの登録グループの少なくとも1つの連絡先とそれぞれ1つ以上のレベルの連携関係を有する。中間通信相手と送信者との間の連携関係は、実施例として使用されている。中間通信相手と送信者との間に直接的な連携関係が存在するとき、例えば、中間通信相手の連絡先情報が送信者の連絡先リスト内に存在するときに、第1レベルの連携関係が中間通信相手と送信者との間に存在すると考えられる。中間通信相手が、送信者の連絡先リスト内に存在しないが、送信者の連絡先リストに記録された連絡先人物が、中間相手と直接的な関連を有する場合(例えば、中間通信相手の連絡方法が、そのような連絡先人物の連絡先リストに存在するとき)、中間通信相手及び送信者は、第2レベルの関係を有するなどである。中間通信相手と任意の1つの登録グループの少なくとも1つの連絡先との間の連携関係も同様であり、本明細書において重複して説明されない。本実施形態では、中間通信相手を提供することによって、通信需要情報の送信者が、任意の1つの登録相手ともはやよく知らない関係であり、中間通信相手に基づいて複数のレベルの連携関係を確立することは、知らない人のソーシャルネットワークを知人のソーシャルネットワークに変換することと等価である。それは、通信の困難性を低下させ、通信効率を改善することに役立つ。
【0030】
本実施形態において、クライアントエンドは、任意の1つの登録グループについての名刺配達要求をサーバエンドに送信してもよい。名刺配達要求は、名刺配達要求の送信者の連絡先情報を取得するようにサーバエンドに命令するため、及び連絡先情報を任意の1つの登録グループの管理メンバに送信するために使用される。このようにして、管理メンバが連絡先情報に応答するとき、名刺配達要求の送信者と管理メンバとの間に連携関係が確立される。本実施形態では、名刺配達要求をサーバエンドに送信することによって、サーバエンドは、一方で対応する連絡先情報を対応する登録グループの管理メンバに送信し得る。それによって、名刺配達要求の送信者と管理メンバとの間に連携関係を素早く確立することに役立つ。他方、管理メンバは、無関係な人物によって妨害されることを回避するために、受信した連絡先情報に応答するかどうかを能動的に判断し得る。
【0031】
本実施形態において、クライアントエンドが、機能ページに表示される任意の1つの登録グループのグループ情報についてのトリガ動作を検出することに応答して、任意の1つの登録グループのサービスウィンドウページを表示してもよい。サービスウィンドウページが、任意の1つの登録グループに関連付けられた、事前設定された処理機能の機能識別子を含む。機能識別子についてのユーザ動作を検出すると、クライアントエンドは、その際、サーバエンドに対して情報対話要求を開始して、事前設定された処理機能についての情報対話の動作を実施してもよい。本実施形態において、サービスウィンドウは、事前設定された処理機能を実施するために使用される対応するグループのそれぞれのウィンドウページとして提示されてもよく、ウィンドウページは、事前設定された処理機能に対応する機能識別子を含む。従って、対応する事前設定された処理機能は、機能識別子をトリガするためのアプリケーション権限を有するユーザによって実施され得る。言い換えると、任意のグループが、サービスウィンドウページを他のグループに提示することによって、他のグループのメンバが(例えば、上述したユーザ動作に基づいて)それ自体のサービスウィンドウページにおいて機能識別子をトリガすることを可能にし得る。このようにして、事前設定された処理機能についての情報対話の動作が、任意のグループと他のグループとの間で実施され得る。
【0032】
本実施形態において、情報対話要求は、ユーザ動作のイニシエータと任意の1つの登録グループの特定のグループメンバとの間、またはイニシエータと任意の1つの登録グループの情報処理システムとの間に通信セッションを生成して、通信セッションに基づいて情報対話動作を実施するように、サーバエンドに命令するために使用されてもよい。通信セッション以外に、製品注文を生成すること、履歴注文を照会することなどの他の形式の情報対話動作が実施されてもよいことは明らかであり、それは、本出願によって限定されない。
【0033】
これに対応して、
図2は、本出願の例示的実施形態による、サーバエンドの視点からのグループ情報を取得する方法のフローチャートである。
図2に示されるように、方法は、モバイルグループワークプラットフォームのサーバにおいて適用され、以下のステップを含んでもよい。
【0034】
ステップ202:モバイルグループワークプラットフォームのサーバエンドが、承認要求を受信し、承認要求は、モバイルグループワークプラットフォーム上の任意の1つの登録グループのグループメンバによって、他の登録グループ(複数可)に対して開始される。
【0035】
実施形態において、登録グループのグループメンバは、別の登録グループについての承認要求を直接開始してもよく、サーバエンドは、承認要求に基づいて他の登録グループの承認統計データを生成してもよい。
【0036】
別の実施形態において、サーバエンドは、別の登録グループのグループメンバによって発行される承認招待を受信してもよい。承認招待の対象相手が、任意の1つの登録グループのグループメンバとして構成されるとき、承認招待は、任意の1つの登録グループのグループメンバに送信され、それによって、任意の1つの登録グループのグループメンバは、モバイルグループワークプラットフォームに対応する特定のクライアントエンド上で招待プロンプトを実行する。サーバエンドは、その際、特定のクライアントエンドによって返送されるプロンプト応答メッセージを受信する。プロンプト応答メッセージは、承認要求を含む。言い換えると、実施例として企業AAを用いて、企業AA内のユーザAは、企業BB、企業CCなどの他の企業のグループメンバへの承認招待を開始して、企業BB及び企業CCなどの他の企業のグループメンバが率先する必要なしに、それらに企業AAへの承認要求を開始することを勧めてもよく、よって、企業AAの認識の効率を促進する。
【0037】
ステップ204:サーバエンドは、少なくとも1つの登録グループについての承認要求に従って、少なくとも1つの登録グループについての承認統計データを生成する。
【0038】
本実施形態において、承認統計データは、任意の1つの登録グループについての承認要求の総数、任意の1つの登録グループについての承認要求の送信者の個人情報、任意の1つの登録グループについての承認要求の送信者のメッセージ情報、任意の1つの登録グループについての承認要求の送信者が属するそれぞれのグループのグループ情報などのうちの少なくとも1つを含んでもよい。本出願は、それに対していかなる限定も課さないことは明らかである。本実施形態において、企業AAの企業メンバAが、企業BBについての承認要求を開始するとき、これは、企業メンバAが企業BBを認識及び承認すること、例えば、企業BBによって提供される製品及びサービスが優れていると承認することを示す。従って、企業メンバA及び企業メンバAが属する企業AAが企業BBをサポートし、支持するという状況下において、特に、企業メンバAまたは企業AAが比較的高度な知名度及び信用性を有するとき、企業BBにまだ接触しておらず、理解していない他のユーザまたはグループは、企業BBにおける信頼を素早く確立し、企業BBとの対話及び連携関係を素早く確立し得る。これは、よく知らないグループ間の相互理解を加速し、よく知らないグループ間の通信効率を強化することに役立つ。
【0039】
ステップ206:モバイルグループワークプラットフォームのクライアントエンドによって送信されるページ取得要求を受信することに応答して、サーバエンドは、グループ情報プラットフォームの機能ページのページデータをクライアントエンドに返送して、クライアントが、承認統計データを機能ページ上に表示することを可能にする。機能ページは、モバイルグループワークプラットフォームの登録グループのそれぞれのグループ情報の集中型表示を実行するために使用される。
【0040】
本実施形態において、任意の1つの登録グループの認定レベルが、事前設定されたレベルに達していないとき、サーバエンドは、任意の1つの登録グループのグループメンバによって開始される承認要求を無視してもよく、または認可要求を開始するための任意の1つの登録グループのグループメンバの権限に対して制限を設定してもよい。認定レベルは、モバイルグループワークプラットフォーム上の任意の1つの登録グループの登録情報の詳細のレベルに正に相関する。それによって、承認された統計データの真正性及び信頼性を保証するために、いくつかのグループが、「注文を行う」ために低いレベルのグループを確立することを防止する。
【0041】
上記技術的解決策から分かるように、モバイルグループワークプラットフォームとグループ情報プラットフォームとの間の接続を開放することによって、本出願は、任意のグループのグループメンバが、モバイルグループワークプラットフォームを通してグループ情報プラットフォームにアクセスすることを可能にし、従って、グループ情報プラットフォームにおいて提示された他のグループのグループ情報を閲覧することを可能にし、それによって、グループ間の事前の連携関係によって制限されることなく、グループ間の情報の取得及び対話を実施する。このことが、接続が同一グループの内部イベントと外部イベントとの間で開放されることを容易にし、よく知らないグループ間の通信及び情報対話を容易にする。
【0042】
図3は、本出願の例示的実施形態によって提供される、グループ情報の対話システムの概略構造図である。
図3に示されるように、システムは、サーバ31と、ネットワーク32と、携帯電話33、34、35、及び36などのいくつかの電子デバイスと、を含んでもよい。
【0043】
サーバ31は、独立ホストマシンを含む物理サーバであってもよい。代替的には、サーバ31は、ホストマシンのクラスタによってホストされる仮想サーバであってもよい。代替的には、サーバ31は、クラウドサーバであってもよい。動作中、サーバ31は、アプリケーションの関連サービス機能を実施するために、あるアプリケーションのサーバ側プログラムを実行し得る。例えば、サーバ31が、モバイルグループワークプラットフォームのプログラムを実行するとき、モバイルグループプラットフォームのサーバエンドが実施され得る。本出願の技術的解決策では、サーバ31は、グループ情報プラットフォームを実行し、集中型方式でグループ情報プラットフォーム上においてグループ情報を管理する。それは、様々なグループからのグループ情報を記録すること及び維持することを含み、複数グループ間でのグループ情報の対話及び処理を実施する。
【0044】
携帯電話33~36は、ユーザが使用し得る電子デバイスの単なる1つの種類である。実際には、ユーザは、タブレットデバイス、ノートブックコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、ウェアラブルデバイス(スマートグラス、スマートウォッチなど)などの電子デバイスも使用し得ることは明らかであり、これらは本出願によって限定されない。動作中、電子デバイスは、上述のようなネットワーク認定機能などの、アプリケーションの関連サービス機能を実施するために、あるアプリケーションのクライアント側プログラムを実行し得る。
【0045】
携帯電話33~36及びサーバ31がそれを通して対話を行うネットワーク32について、様々な種類の有線または無線ネットワークが含まれてもよい。実施形態において、ネットワーク32は、PSTN(Public Switched Telephone Network)及びインターネットを含んでもよい。同時に、携帯電話33~36などの電子デバイスもまた、例えば、任意の2つの電子デバイス間でシングルチャット通信セッションを確立するために、ネットワーク32を通して通信を行い得る。代替的には、いくつかの電子デバイスは、同一のグループチャット通信セッションに参加してもよく、従って、任意のユーザが、彼/彼女自身の電子デバイスを通して、通信メッセージをグループチャット通信セッション内の全ての他のユーザに送信することを可能にする。例えば、グループチャット通信セッションが、複数グループ間のグループ間通信セッションであるとき、これらのグループ内のグループメンバは、このグループ間通信セッションを通してグループチャット通信を行うことができる。
【0046】
携帯電話33~36は、実行中のモバイルグループワークプラットフォームのクライアントエンドを有し、クライアントエンドは、それぞれのユーザの登録アカウント(即ち、モバイルグループワークプラットフォーム内の登録アカウント)を用いてログインされる。携帯電話33~34にログオンされる登録アカウントが、グループ1のグループメンバからのものであるとき、これは、携帯電話33~34が、グループ1に属するように構成されることを示す。例えば、グループ1に属する全ての電子デバイスは、「第1の種類の端末」である。携帯電話35~36にログオンされる登録アカウントが、グループ2のグループメンバからのものであるとき、これは、携帯電話35~36が、グループ2に属するように構成されることを示す。例えば、グループ2に属する全ての電子デバイスは、「第2の種類の端末」である。
【0047】
大まかに言うと、上述のようなグループ1及びグループ2が、任意に及び相互に、互いから区別される2つのグループの役割をし得る。第1の種類の端末及び第2の種類の端末は、任意に及び相互に、互いから区別される2つのグループにそれぞれ対応する電子デバイスとして使用され得る。グループ内の各グループメンバが、グループに属する電子デバイスを通してサーバと通信してもよく、それによって、グループ情報プラットフォームとの情報対話を実現する。例えば、グループ1内のグループメンバは、グループ情報プラットフォームにおいてグループ1のグループ情報を更新及び記録するために、第1の種類の端末を通してサーバと通信し得る。グループ2内のグループメンバは、グループ情報プラットフォームに対応するページデータを取得するために、第2の種類の端末を通してサーバとの通信を行い得る。従って、ページデータに対応する機能ページを第2の種類の端末上に表示することによって、グループ2内のグループメンバは、グループ情報プラットフォーム上に記録されたグループ情報(例えば、グループ1及び他のグループのグループ情報を含む)を、機能ページ上において集中型表示方式で見ることができる。このようにして、グループ1または他のグループのグループ情報が、取得される。同様に、グループ2のグループメンバもまた、グループ情報プラットフォーム上にグループ2のグループ情報をアップロードし、記録し得る。グループ1は、グループ2のグループ情報をグループ情報プラットフォームから取得する。その詳細は、本明細書において重ねて説明されない。
【0048】
理解を助けるために、企業インスタントメッセージアプリケーション「企業版WeChat」が、実施例として使用される。企業版WeChatクライアントエンドは、携帯電話33において実行されると仮定され、企業版WeChatサーバエンドは、サーバ31上で実行されると仮定される。携帯電話33上の企業版WeChatクライアントは、ユーザの登録アカウントを用いてログインされる。即ち、携帯電話33は、ユーザの企業版WeChatクライアントエンドとして構成される。ある企業内の企業メンバAによって携帯電話33を使用してグループ情報を取得するプロセスが、本出願の技術的解決策を詳細に説明するために実施例として以下で使用される。
【0049】
携帯電話33上で実行中の企業版WeChatクライアントエンドのクライアントインタフェースにおいて、グループ情報プラットフォームへのトリガポータルが提供され得る。例えば、
図4Aに示されるように、企業版WeChatクライアントエンドのセッションリストページ(垂直配置で表示される
図4A内のセッションページのポータルなど、企業版WeChatクライアントエンド上のログインユーザ、即ち企業メンバAの全ての通信セッションページのセッションページポータルを表示するために使用される)、
図4Aに示される一時ウィンドウは、右上角の識別子「+」上で企業メンバAのトリガ動作を検出することに応答して呼び出され得る。グループ情報プラットフォームのトリガポータルは、一時ウィンドウにおいて「企業プラザ」と表され得る。グループ情報プラットフォームのトリガポータルが他の形式も取り得ることは、明らかである。例えば、
図4Bに示される「ワーク」タブページにおいて、企業版WeChatクライアントエンドによってサポートされる「通知」、「カレンダー」、及び「審査及び承認」などの企業の内部管理機能のアイコンに加えて、「企業プラザ」アイコンが、上述のようなグループ情報プラットフォームのためのトリガポータルとしてさらに追加されてもよい。代替的には、
図4Cに示される連絡先ページにおいて、「WeChat友達」及び「モバイルアドレス帳」及び「マイグループ」に加えて、「企業プラザ」プロジェクトもまた、上述のようなグループ情報プラットフォームのためのトリガポータルとして追加されてもよい。
【0050】
グループ情報プラットフォームが、「企業版WeChat」の全ての登録グループのグループ情報を集中型方式で表示するために使用されると理解され得る。「企業」タイプの登録グループに焦点を当てるとき、それは、「企業版WeChat」の全ての登録企業の企業情報を、上述のような「企業プラザ」が構成される集中型方式で表示することと等価である。
【0051】
企業メンバAがグループ情報プラットフォームのトリガポータルをトリガした後、企業版WeChatクライアントエンドは、
図5に示される個人管理ページを最初に表示してもよい。個人管理ページは、「フォローしているもの」タブページを含む。企業メンバAに関心のある企業の企業ホームページを表示するためのページポータル。例えば、企業メンバAが企業BBに注目するとき、企業BBのページポータルが
図5に示され、「フォローしているもの」タブページは、「Alibaba(登録商標)」、「Baidu(登録商標)」、「Tencent」などの他の企業の企業ホームページについての推薦情報をさらに表示し得る。これらの推薦される企業は、これらの推薦される企業の企業ホームページを閲覧し、注目するように企業メンバAを導くために、最も高い関心度を有する企業、最も認識されている企業、または他の種類の企業(本出願によって限定されない)であってもよい。
【0052】
図5に示される「プラザを見に行く」についての企業メンバAのトリガ動作を検出することに応答して、企業版WeChatクライアントエンドは、サーバ31上で実行中の企業版WeChatサーバエンドにページ取得要求を送信してもよく、企業版WeChat内の登録グループのグループ情報をまとめて表示するために、サーバエンドによって返送されるページデータに基づいて
図6に示される企業プラザページ(即ち、グループ情報プラットフォームの機能ページ)を表示してもよい。
図5に示される個人管理ページは、必須でないことは明らかである。企業メンバAが、
図4A~4Cに示されるような任意の形式でグループ情報プラットフォームのトリガポータルをトリガすると、企業版WeChatクライアントエンドは、
図6に示されるような企業プラザページを最初に直接表示し得る。
【0053】
企業プラザページにおいて、企業版WeChatの登録グループのグループ情報を表示することによって、企業メンバAは、これらの登録グループのいかなる情報も事前に知る必要なしに、企業プラザページを通してこれらの登録グループのグループ情報を閲覧して、これらの登録グループとの通信または協力などが必要かどうかを判断することができる。企業プラザページは、企業メンバAがトラバース及び閲覧することを可能にするために全ての登録グループのグループ情報を表示し得るが、登録グループの数が多いときに、極めて低効率となる問題が生じ得ることは明らかである。従って、企業メンバAの閲覧効率を改善し、無関係のグループ情報の閲覧を減少させ、または回避するために、本出願は、解決策に対するさらなる改善を提案する。
【0054】
企業版WeChatのサーバエンドは、事前設定された特性(複数可)において登録グループを事前に分類し、分類結果を含む前述のページデータを携帯電話33上の企業版WeChatクライアントエンドに送信し得る。企業版WeChatクライアントエンドは、分類結果に基づいて、登録グループのグループ情報を
図6に示される企業プラザページにカテゴリ別に表示し得る。
【0055】
実施形態において、事前設定された特性(複数可)は、インターネット、不動産、製造業、小売業などの、グループが属する産業を含んでもよく、従って、企業版WeChatクライアントエンドは、インターネット、不動産、製造業、小売業などの産業用の分類アイコンを
図6に示される企業プラザページに表示してもよく、これらの分類アイコンのいずれかがトリガされるときに、対応する分類下の全ての登録グループを表示してもよい。例えば、企業メンバAが、インターネット会社に委託してデータベースを作成したいときに、
図6に示される「インターネット」アイコンをトリガすることによって、企業メンバAは、「不動産」などの分類を閲覧する必要なしに、
図7に示されるインターネット産業の登録グループのグループ情報を閲覧し、見ることができ、従って、グループ情報の取得効率を改善する。
【0056】
別の実施形態では、事前設定された特性(複数可)は、注目度を含んでもよい。例えば、企業版WeChatサーバエンドは、各登録グループに対応するそれぞれの注目度に従って、いくつかの範囲の注目度を設定し、登録グループをグループ化してもよい。従って、企業版WeChatクライアントは、
図6に示される企業プラザページに「最も関心のある企業」、即ち、最も高い注目度の範囲内の登録グループを表示してもよく、それについてそれぞれの注目度の降順で表示し得る。同様に、
図6に示される「最も閲覧された企業」もまた、表示されてもよい。具体的には、事前設定された特性(複数可)が、閲覧回数を含むとき、企業版WeChatサーバエンドは、構成される閲覧回数のいくつかの範囲に従って、登録グループをグループ化し、企業版WeChatクライアントエンドは、その際、最も高い閲覧回数の範囲にある登録グループを表示する。
図6に示される「人気企業」も含まれてもよいことは明らかであり、「人気企業」は、別の特性に従って企業版WeChatサーバエンドによって区分され得る。その詳細は、本明細書において重複して説明されない。
【0057】
さらに別の実施形態では、事前設定された特性(複数可)は、いくつかの一時的にカスタマイズされた特性を含んでもよい。例えば、XX原材料の調達イベントについて、企業版WeChatサーバエンドは、「XX調達」特性を作成してもよく、「XX調達」に関連する登録グループを「XX調達トピック」に集めてもよい。これは、登録グループを「XX調達に関連する」、及び「XX調達に関連しない」に分類することと等価である。企業版WeChatクライアントエンドは、「XX調達に関連する」登録グループのグループ情報を集中型方式で、
図8に示される「XX調達トピック」ページ上に表示する。同様に、企業プラザページもまた、
図6に示されるように、「XX専門」、「XX製造」などの他の「専門」または「トピック」を表示してもよく、それらは、本明細書で網羅的に説明されない。
【0058】
さらに、企業版WeChatサーバエンドは、また、他の任意の特性、例えば、グループカテゴリ(企業、学校、病院、政府機関、公安部門など)、グループが位置する地域(州、国、及び都市など)、グループ信用状態(例えば、登録グループをそれぞれの信用スコアが位置するスコア範囲に従ってグループに分割することであり、各グループの信用データは、企業版WeChatのプラットフォームによって生成されてもよく、または関連する第三者信用格付けプラットフォームによって提供されてもよい)を通して、登録グループを分類し得る。
【0059】
上述した事前設定された特性のそれぞれについて、単独の事前設定された特性に従って登録グループを分類する以外に、企業版WeChatサーバエンドは、また、同時に複数の事前設定された特性を通して、より詳細な分類処理を実行してもよいことは明らかである。例えば、「グループが属する産業」による分類の後、企業メンバAが「インターネット」カテゴリを選択し、
図7に示されるページに転送されると仮定される。このページは、「地域」オプションを含んでもよく、それによって、企業メンバAは、「地域」オプションをトリガすることによって1つ以上の事前設定された地域(国、州、国など)を選択して、「インターネット」カテゴリと選択した地域(複数可)の両方を満たす登録グループを選択及び表示し得る。これは、「グループが属する産業」及び「グループが位置する地理的位置」を通して登録グループについての分類を同時に実行することと等価である。
【0060】
図6~8に示されるページにおいて、各グループのグループ情報が、別々に表示され得る。「企業AA」は、実施例として使用される。概要形式で表示されるグループ情報は、企業AAのアイコン、名前、主サービス(複数可)、製品(複数可)など、及び企業AAについて企業版WeChatによって構成されるラベル情報を含んでもよい。例えば、「上級認定」は、企業版WeChat上の企業AAの認定レベルが「上級」であることを示す(認定レベルは、企業版WeChatのモバイルグループワークプラットフォーム上の対応グループの登録情報の詳細のレベルに正に相関する)。「V5評価」は、企業AAの認定レベルが、「上級」における5番目のレベルであることを示し、「信用90ポイント」は、企業AAの信用スコアである。
概要形式で表示されるグループ情報は、上記コンテンツの一部のみを含んでもよく、さらなる他のコンテンツも含んでもよいことは明らかであり、それは、本出願において限定されない。
【0061】
企業メンバAが、
図6~8または他のページ内の任意のグループの概要を示されたグループ情報をトリガするとき、企業版WeChatクライアントエンドは、任意のグループの詳細なグループ情報を表示してもよい。例えば、企業AAまたは企業AAに対応する
概要を示されたグループ情報がトリガされるとき、
図9に示される企業ホームページが表示されてもよい。企業AAの詳細なグループ情報が、企業ホームページ内に表示される(即ち、企業AAのグループ情報が詳細に表示される)。企業メンバAと企業AAとの間の関係が何であるか(例えば、企業メンバAは企業AAに属している、または企業メンバAは企業AAに属していない)に関わらず、企業メンバAは、企業プラザを通して企業AAまたはその対応する
概要を示されたグループ情報を見つけることができ、
図9に示される企業ホームページがトリガされ、表示される。さらに、企業メンバAが企業AAに属していないとき、
図9に示される企業ホームページの左側の「関係」オプションをトリガすることによって、企業AAが、企業メンバAに関係する企業として追加されてもよい。この場合、
図5に示される個人管理ページは、企業AAの企業ホームページに対応するページポータルを表示し得る。企業メンバAが企業AAに属するとき、企業メンバAは、個人管理ページ内の「マイ企業」タブページを選択し、開いてもよい。そのタブページのコンテンツが、
図10に示されている。例えば、企業メンバAが企業AA及び企業ABの両方に同時に属するとき、企業AA及び企業ABに対応するそれぞれの企業ホームページのページポータルが、タブページに表示され得る。企業メンバAが
図10に示される「企業AA」をトリガすることを検出することに応答して、
図9に示される企業ホームページなどの、企業AAの企業ホームページへの切り替えが、直接的に行われ得る。
【0062】
全ての登録グループのグループ情報が、企業プラザ内に表示されるわけではないことは明らかである。企業AAは、実施例として使用される。企業AAの管理メンバ(即ち、ビジネス管理者などの、管理特権を有する企業メンバ)が、企業版WeChatクライアントエンドを通して、企業AAの企業ホームページを開くとき、企業ホームページは、管理ポータルを含んでもよい(企業AAの他の企業メンバ、他の企業の企業メンバ、及びどの企業にも属さない人物などは、この管理ポータルを見ること、及び操作することができない)。例えば、
図9に示される企業ホームページの一番上に含まれる「管理」オプションは、管理ポータルとして使用され得る。企業版WeChatクライアントエンドが、管理ポータルがトリガされることを検出するとき、
図11に示すような企業管理ホームページが、表示されてもよい。管理ページが、「企業ホームページを企業プラザに推進する」オプションを含み、管理メンバは、このオプションについての設定動作を通して、企業プラザ内で企業AAを示すこと、または企業プラザ内で企業AAを示さないことを選択し得る。さらに、
図11に示される「既に関係のある人物」オプションを通して、管理メンバは、(例えば、
図9に示される企業ホームページの下部の「関係」オプションをトリガすることによって)企業AAに既に関係のある人物を見ることもできる。管理メンバが関係を追加したこれらの人物と通信することを容易にし、これらの人物が属するそれぞれのグループのグループ情報を見る。
【0063】
図9に示されるように、企業AAの企業ホームページは、「この企業を承認」オプションを含み、本出願の「承認」機能は、このオプションを通して実現され得る。より具体的には、任意の1つの登録グループのグループメンバが、別の登録グループの企業ホームページを閲覧する(例えば、企業Xからの企業メンバAが企業AAの企業ホームページを閲覧する)とき、企業版WeChatクライアントエンドが、企業ホームページ上の「この企業を承認」オプションがトリガされたことを検出すると、企業版WeChatクライアントエンドは、企業版WeChatサーバエンドに承認要求を送信してもよい(それは、企業メンバAが企業AAを承認することを示す)。企業版WeChatサーバエンドは、企業AAについての全ての承認要求をカウントしてもよく、対応する承認統計データを企業AAの企業ホームページ上に表示してもよい。例えば、承認統計データは、以下のうちの少なくとも1つを含んでもよく、それは、本出願によって限定されないことは明らかである。
【0064】
1)企業AAについての承認要求の総数。例えば、
図9に示されるように、企業版WeChatサーバエンドが、企業AAについての130個の承認要求を受信するとき、これは、対応する「承認メンバ」が130人であることを意味し得る。
【0065】
2)企業AAについての承認要求の送信者へのそれぞれのグループのグループ情報。例えば、
図9に示されるように、企業版WeChatサーバエンドは、承認要求の送信者の属性グループの数をカウントしてもよい。例えば、これらの送信者が、それぞれ17の企業からのものであるとき、「17の企業の130人の人によって受け取られた」が表示されてもよく、アイコン、名前などの関連企業の情報が示されてもよい。例えば、これらの企業は、企業BB、企業CC、企業DD、企業EEなどであってもよい。企業の数が多すぎるとき、いくつかの企業に関連付けられる情報のみが示されてもよく、その他は、「...」で省略される。ユーザが、「...」をトリガすることによって全ての企業に関連付けられた情報を見ることができることは、明らかである。
【0066】
3)企業AAについての承認要求の送信者の個人情報。企業版WeChatクライアントエンドは、
図9に示される企業ホームページ内に全ての送信者の個人情報を表示し得るが、多くの表示領域が占有され過ぎる場合がある。従って、上記「...」についてのトリガ動作を検出した後で、送信者が属する企業の情報が、
図12に示されるリストページを用いて示される。リストページにおいて選択される企業(複数可)について、企業AAを承認するそのような企業(複数可)の送信者の個人情報がさらに表示される。例えば、企業BBが選択されると、企業BBにおける企業メンバB1及び企業メンバB2などの頭部画像及び名前、承認要求が送信された時点などが、企業BB内のこれらの企業メンバが企業AAを承認することを示すために、
図13に示されるページ上に表示されてもよい。
【0067】
4)企業AAについての承認要求の送信者のメッセージ情報。
図13に示されるように、企業BB内の企業メンバB1が、実施例として使用される。「この企業を承認」などのメッセージ情報が、承認要求が送信されたときにそれが無作為のクリックまたは誤操作ではないことを示すために追加されてもよく、それによって承認される信頼性が増大する。メッセージ情報が、承認要求の送信者によって手動で入力されてもよく、または送信者が、事前に生成される利用可能なメッセージ情報を手動で選択してもよいことは明らかであり、それによって、送信者の入力動作を簡略化する。
【0068】
上述の「承認」動作を採用することによって、承認要求を送信する人物、及びその人物が属するそれぞれのグループが、それによって承認及び認識されるグループについて、特に短期間に確立され、よく知られていないいくつかのグループについて、ある程度の支持を提供し、保証し得る。それらが、周知の人物またはグループによって承認及び認識され得る場合、これは、これらのグループの評判及び信用性を明らかに拡張し、これらのグループの発展を容易にし、他のグループとの協力の発展を容易にする。
【0069】
実施形態において、企業版WeChatは、全てのユーザがそれら自体のグループ外の他のグループを裁可することを可能にし得る。別の実施形態では、企業版WeChatは、承認要求を送信するユーザに対してある制限を課してもよい。例えば、承認要求の送信者が属するグループの認定レベルが、事前設定されたレベル(「上級認定」、及び「中級認定」、「初級認定」、「未認定」などが含まれてもよく、その場合、認定レベル:上級認定>中級認定>初級認定>未認定)に達している必要がある。認定レベルは、企業版WeChat上の送信者が属するグループの登録情報の詳細レベルに正に相関する。
【0070】
企業AAは、なおも実施例として使用される。企業AAの企業ホームページを閲覧するプロセスの間、企業AAの「承認」動作を能動的に開始するユーザ以外に、企業AAの企業メンバもまた、他の企業(複数可)の企業メンバ(複数可)への招待を開始して、企業AAを裁可するためにそれらを招待してもよい。
図9に示される企業ホームページが、実施例として使用される。ユーザが「この企業を承認」オプションをトリガすることを検出することに応答して、ユーザが企業AAに属しない場合に、ユーザが、企業AAについての承認要求を開始してもよい。ユーザが、企業AAの企業メンバである場合、ユーザが企業AAを承認するための招待を任意の関連ユーザに送信し得るように、企業AAについての承認を招待するプロセスが、呼び出されてもよい。ユーザが、企業版WeChatサーバエンドを通して承認招待を関連ユーザに送信するとき、関連ユーザは、ユーザの企業版WeChat友達であってもよく、関連ユーザによって使用される企業版WeChatクライアントエンドが、この承認招待についての招待プロンプトを提供してもよい。招待プロンプトに関する関連ユーザの応答動作に従って、企業版WeChatサーバエンドは、関連ユーザによって使用される企業版WeChatクライアントエンドによって返送されるプロンプト応答情報を受信してもよい。プロンプト応答情報は、企業AAについての承認要求を含んでもよい。ユーザは、また、企業版WeChatサーバエンド以外の他のモバイルグループワークプラットフォームまたは通信アプリケーション(インスタントメッセージアプリケーションなど)への承認招待を共有し得ることは、明らかである。この場合、承認招待は、企業版WeChatサーバエンドによって送信される必要はない。
【0071】
例えば、
図9に示される企業AAの企業ホームページが、実施例として挙げられる。下部の「連絡先」オプションをユーザがトリガすることを検出することに応答して、
図14に示される一時ウィンドウが呼び出されてもよく、一時ウィンドウに表示される情報は、ユーザと企業AAとの間で通信を行うために使用される。例えば、
図14に示される一時ウィンドウが、企業AAの、「スマートワークフォン」及び「企業カスタマサービス」などの通信方法を直接表示してもよく、企業AA内部の「連絡先人物」の連絡先情報も表示してもよい。このようにして、ユーザは、「スマートワークフォン」、「企業カスタマサービス」、連絡先情報などを通して、企業AA内の企業メンバと通信し得る。
【0072】
図14に示されるように、一時ウィンドウは、「名刺配達」オプションを含んでもよい。ユーザがこのオプションに対してトリガ動作を実行することを検出することに応答して、企業版WeChatクライアントエンドは、名刺配達要求を企業版WeChatサーバエンドに送信して、企業版WeChatクライアントエンドにログオンしたユーザの連絡先情報をサーバに判断させ、連絡先情報を企業AAの管理メンバ(または、別の事前設定された企業メンバ)に送信させてもよい。このようにして、管理メンバは、連絡先情報に応答するときに、ユーザと連携関係を確立し得る。例えば、ユーザは、管理メンバの個人的な友人として追加される。代替的には、ユーザと企業AA内の企業メンバとの間で連携関係が素早く確立されて通信を実現し得るように、ユーザは、企業AAの外部連絡先として追加され、外部連絡先情報が、閲覧権限(外部連絡先情報に対する閲覧権限)を有する企業AA内の他の企業メンバと共有され得る。
【0073】
ユーザが、「連絡先」オプションをトリガし、
図14に示される一時ウィンドウを呼び出すとき(または、その他のとき)に、企業版WeChatクライアントエンドは、企業AAについての通信需要情報を企業版WeChatサーバエンドに送信してもよい。この場合、企業版WeChatサーバエンドは、中間通信相手の連絡先情報を返送してもよく、中間通信相手の連絡先情報は、企業版WeChatクライアントエンドに対し、
図14に示される一時ウィンドウにおいて「仲介者」として現れる。中間通信相手は、ユーザ(即ち、通信需要情報の送信者)及び企業AA内の少なくとも1人の企業メンバと1つ以上のレベルの連携関係を有し、従って、ユーザと企業AAとの関係は、「よく知らないソーシャルコンテンツ」から「知人のソーシャル連絡先」へと変換され、それが、二者間の通信効率を改善することに役立つ。例えば、企業版WeChatクライアントエンド上のログインユーザが、携帯電話アドレス帳に関連ユーザ「Xiao Bai」を有する場合、ログインユーザとユーザ「Xiao Bai」との間に第1レベルの連携関係が存在する。ユーザ「Xiao Bai」の携帯電話アドレス帳または他のアドレス帳が、企業AAの企業メンバであるユーザ「Bai Bai」を有するとき、ユーザ「Xiao Bai」とユーザ「Bai Bai」との間に第1レベルの関係が存在する。この場合、ログインユーザは、ユーザ「Xiao Bai」を通してユーザ「Bai Bai」に接続され得る。言い換えると、ログインユーザは、ユーザ「Xiao Bai」を通して企業AAに接続され得る。それによって、ログインユーザ->ユーザ「Xiao Bai」->企業AA(ユーザ「Bai Bai」)の関係チェーンを形成する。従って、ユーザ「Xiao Bai」は、ログインユーザと企業AAとの間の第1レベルの仲介者である。
【0074】
同様に、WeChatクライアントエンド上のログインユーザの携帯電話アドレス帳が、関連ユーザ「Xiao Bai」を含み、「Xiao Bai」の携帯電話アドレス帳または他のアドレス帳が、ユーザ「Xiao Hei」を含み、「Xiao Hei」の携帯電話アドレス帳または他のアドレス帳が、ユーザ「Bai Bai」を含み、ユーザ「Bai Bai」が、企業AAの企業メンバである場合、ログインユーザは、その際、ユーザ「Xiao Bai」と第1レベルの連携関係を有し、ユーザ「Xiao Hei」と第2レベルの関係を有する。ユーザ「Bai Bai」は、ユーザ「Xiao Hei」と第1レベルの関係を有し、ユーザ「Xiao Bai」と第2レベルの関係を有する。従って、ログインユーザ->ユーザ「Xiao Bai」->ユーザ「Xiao Hei」->企業AA(ユーザ「Bai Bai」)の関係チェーンが形成される。よって、ユーザ「Xiao Bai」は、ログインユーザと企業AAとの間の第1レベルの仲介者である。ユーザ「Xiao Hei」は、ログインユーザと企業AAとの間の第2レベルの仲介者である。
【0075】
上述のような「仲介者」形式を採用することに加えて、即ち、ユーザ特性に基づく関係移転を除いて、関係移転は、また、他の特性に基づいて実行されてもよく、それは本出願において限定されない。例えば、関係移転は、企業特性に基づいて実行されてもよい。
図9に示されるように、例えば、ある企業Xからのユーザが、企業AAの企業ホームページを見るとき、企業ホームページは、企業X(即ち、
図9においてラベル付けされる「自分」)と企業AAとの間の企業関係を示すために、「企業関係」を含んでもよい。特に、企業Xと企業AAとの間に直接的な関係が存在しないとき、これは、企業Xと企業AAとの間の連携関係を確立する方法をユーザが判断することに役立ち得る。例えば、
図9に示されるように、各企業を対応するノードとしてラベル付けすること、及び隣接ノード間の「両矢印」を通して対応する企業間の連携関係を示すことによって、ユーザは、企業Xと企業AAとの間の間接的な連携関係を素早く判断することが可能となる。企業Xが、企業BB、企業CC、及び企業DDなどとの連携関係を有する(即ち、企業BB、企業CC、企業DDが企業Xの関連企業である)場合、かつ企業BB及び企業CCなどが、企業AAと連携関係を有する場合、企業BB及び企業CCは、それぞれ企業Xと第1レベルの関係を有する。企業Xは、第1レベルの連携関係に基づいて、企業AAとの連携関係を確立し得る。それによって、ユーザが、企業Xと企業AAとの間の連携関係を素早く確立することに役立つ。企業DDは、企業AAと直接的な連携関係を有しないが、企業EEは、企業DD及び企業AAと連携関係を同時に有する。従って、企業DDと企業Xとの間に第1レベルの関係が存在し、企業EEと企業Xとの間に第2レベルの関係が存在する。企業Xは、そのような第1レベルの連携関係及び第2レベルの連携関係に基づいて、企業AAと連携関係を確立し得る。
【0076】
上述のような「仲介者」、「企業関係」などは、企業のホームページ内の任意の位置に位置してもよく、または企業のホームページ内の同一の位置に位置してもよく、企業のホームページ内のより多くの特性においてでさえ、関係移転情報と併せて表示されてもよいことは明らかであり、本出願は、それらについていかなる限定も有しない。
【0077】
例えば、
図9に示される企業AAの企業ホームページが、なおも実施例として使用される。ユーザが下部の「アプリケーション」オプションをトリガすることを検出することに応答して、
図15に示される一時ウィンドウが呼び出されてもよく、一時ウィンドウは、「注文アプリケーション」及び「共有ファイル」、「インテリジェントカスタマサービス」などの、複数の事前設定された処理機能のアイコンを含む。
【0078】
例えば、ユーザが「注文アプリケーション」をトリガすると、企業版WeChatクライアントエンドは、対応する注文アプリケーションページを表示し、ユーザによって入力されるコンテンツに従って、注文アプリケーション情報を生成してもよい。企業版WeChatクライアントエンドは、その際、処理のために企業版WeChatサーバエンドに注文アプリケーション情報を送信して、注文アプリケーションを完了する。
【0079】
ユーザが「共有ファイル」をトリガすると、企業版WeChatクライアントエンドは、企業版WeChatサーバエンド上で企業AAの共有記憶空間にアクセスし、その中の共有ファイルを見るために、企業版WeChatサーバエンドへのアクセスを開始してもよい。共有記憶空間が、データ書込み許可を開放している場合、ユーザは、また、共有記憶空間に任意のファイルをアップロードし、記憶し得る。
【0080】
ユーザが「インテリジェントカスタマサービス」をトリガすると、企業版WeChatクライアントエンドは、インテリジェントカスタマサービス要求を企業版WeChatサーバエンドに送信してもよく、企業版WeChatサーバエンドは、企業版WeChatクライアントエンドと企業AAのインテリジェントカスタマサービスシステムとの間に通信セッションを確立してもよい。ユーザは、例えば、
図16に示される通信セッションページにおいてインテリジェントカスタマサービスシステムと通信してもよい。ユーザは、例えば、
図16に示される通信セッションページを通して企業AAのインテリジェントカスタマサービスシステムに照会メッセージを送信してもよく、インテリジェントカスタマサービスシステムは、照会に対応する返信を返送してもよい。例えば、照会メッセージが、「配達を催促したい」であるとき、インテリジェントカスタマサービスシステムによって返送される照会への返信は、「発送の必要がある注文を選択してください」を含んでもよく、ユーザが企業AAにおいて作成し、かつまだ発送されていない注文(複数可)が示される。
【0081】
本実施形態において、インテリジェントカスタマサービスシステムに加えて、企業間の照会通信が、企業版WeChatクライアントエンドと企業AAにおけるカスタマサービス社員との間で実現され得る。例えば、企業版WeChatクライアントエンドによって開始されるカスタマサービス要求(上記インテリジェントカスタマサービス要求に対応する)に従って、企業版WeChatサーバエンドは、企業AA内のカスタマサービススタッフの中から、企業版WeChatクライアントエンドのログインユーザと通信するための特定のカスタマサービススタッフを判断してもよい。特定のカスタマサービススタッフと企業版WeChatクライアントエンドとの間で通信セッションが確立され、それによって、特定のカスタマサービススタッフとログインユーザとの間の企業間通信が、通信セッションを通して実現され得る。
【0082】
さらに、企業版WeChatは、グループの内部と外部連絡先との間のグループ間通信ソリューション(企業版WeChatクライアントエンドのログインユーザと、企業AAのインテリジェントカスタマサービスシステムまたは特定のカスタマサービススタッフとの間の通信セッションなど)を提供するだけでなく、グループ内のグループメンバがタスクモードに従って問題を処理し得るように、グループ内のタスク管理ソリューションも提供され得る。
【0083】
例えば、ログインユーザによって送信された照会メッセージが「配達を催促したい」であるとき、企業版WeChatサーバエンドは、企業AAによって生成され、まだ発送されていない注文を判断してもよく、対応する処理タスクを、これらの注文に関連付けられる企業AA内の企業メンバに直接発行してもよい。例えば、企業AA内の企業メンバZが、関連する注文の配達動作を担当している場合、対応する配達タスクが、企業メンバZに発行されてもよく、それによって、企業の内側と外側との間の連携を実現し、及び接続を開放する。従って、処理効率を改善することに役立つ。
【0084】
図16に示される照会の返信において、ログインユーザが、関連する「配達催促」オプションをトリガすることによって対応する注文をトリガして、対応する注文についての配達を催促する動作を実施し得るように、対応する「配達催促」オプションもまた、各注文の付近の場所に表示されてもよいことは明らかである。その際、企業版WeChatサーバエンドは、トリガされる注文に従って、企業AA内の対応する企業メンバZに配達タスクを発行してもよい。トリガされない注文については、企業版WeChatサーバエンドによってタスクが発行されなくともよい。
【0085】
本実施形態において、配達タスクの配達モードについて、サーバは、タスク属性を有するリマインダメッセージ(DINGメッセージなど)を企業メンバZに送信してもよい。リマインダメッセージのタスク属性は、タスク期限及びタスク期限前の対応するタスク処理条件を返送する必要性を含むことによって、明らかにされる。
【0086】
このようにして、サーバは、デバイス3を通して企業ユーザZによって返送されるタスク処理状況に従って、対応する通知メッセージを企業ユーザBにプッシュし得る。例えば、
図17に示されるように、ユーザによって使用される携帯電話33上の企業版WeChatのメッセージリストページは、企業AAのサービスウィンドウに対応する機能ページポータルを含んでもよく、機能ページポータルは、通知メッセージについてのプロンプト情報を示してもよい。この場合、ユーザがプロンプト情報をトリガすると、対応する通知メッセージが、
図18に示される「企業AAサービスウィンドウ」ページに表示されてもよい(即ち、ユーザと企業AAのサービスウィンドウとの間の通信セッション)。ユーザは、また、
図18に示される通知メッセージをトリガして、企業AAの企業ホームページまたは関連機能ページにジャンプしてもよく、具体的には、通知メッセージの詳細を表示し見てもよいことは明らかであり、これらは、本明細書において詳細に説明されない。
【0087】
処理タスクに関連する通知メッセージを除いて、サーバは、企業AAのサービスウィンドウを通して、アプリケーション権限を有する外部連絡先に任意の形式の通知メッセージを送信してもよいことは明らかであり、それは、本出願において限定されない。従って、企業AAは、チャットウィンドウを通して各外部連絡先と個々に通信することなく、企業ホームページを通してアプリケーション権限を有する全ての外部連絡先に対してメッセージプッシュを均等に実行してもよい。それによって、動作の複雑性を大いに簡略化し、通信効率を改善する。
【0088】
本出願の技術的解決策において、任意のグループが企業版WeChatに登録されているとき、企業版WeChatは、グループの供給及び需要条件、即ち、グループによって必要とされる製品またはサービス、グループによって提供される製品またはサービスなどを知ることができる。従って、全ての登録グループの供給及び需要条件を取得し、分析することによって、企業版WeChatサーバエンドは、登録グループ間の供給及び需要関係を取得し得る。企業AAは、実施例として使用される。企業AAの主サービスが、「機器リース」及び「データベース作成」であり、その製品がAAA、AAB、ABAなどであり、一方で別の企業FFが、製品AAA及びAABを必要としている場合、企業AAは、その際、企業FFと供給関係を有すると判断され得る。別の企業KKが、製品AAA及びAABの製造原材料を提供してもよく、企業AAは、企業KKと需要関係を有すると判断されてもよい。このようにして、企業AA、企業FF、及び企業KKなどの間の供給及び需要関係を分析した後、企業版WeChatクライアントエンドは、生成される供給及び需要関係の分析結果を、企業AAの企業メンバの企業版WeChatクライアントエンドに送信する。企業AAの企業メンバが、企業プラザ(
図6に示されるものなど)を見るとき、企業版WeChatクライアントエンドは、企業メンバが能動的に検索に目を通す、または検索を実行する必要なしに、企業AAと供給及び需要関係を有する企業FF及び企業KKなどの企業情報を優先的に表示し得る。それによって、供給及び需要関係を有する企業間の通信効率を改善し、通信コストを減少させることに役立つ。
【0089】
要するに、モバイルグループワークプラットフォームとグループ情報プラットフォームとの間の接続を開放することによって、本出願は、任意のグループのグループメンバが、モバイルグループワークプラットフォームを通してグループ情報プラットフォームにアクセスすることを可能にし、従って、グループ情報プラットフォームにおいて提示された他のグループのグループ情報を閲覧することを可能にし、それによって、グループ間の事前の連携関係によって制限されることなくグループ間の情報の取得及び対話を実施する。このことが、接続が同一グループの内部イベントと外部イベントとの間で開放されることを容易にし、よく知らないグループ間の通信及び情報対話を容易にする。
【0090】
図19は、本出願の例示的実施形態による、電子デバイスの概略構造図を示す。
図19を参照すると、ハードウェアレベルにおいて、電子デバイスは、プロセッサ1902、内部バス1904、ネットワークインタフェース1906、メモリ1908、及び不揮発性メモリ1910を含む。他のサービスによって必要とされるハードウェアコンポーネントも含まれてもよいことは明らかである。プロセッサ1902は、対応するコンピュータプログラムを不揮発性メモリ1910からメモリ1902に読み出し、次いで、論理レベル上でグループ情報を取得するための装置を形成するように動作する。ソフトウェア実施態様に加えて、本出願が、論理デバイスまたはソフトウェア及びハードウェアの組み合わせなどの実施態様の他の手段を除外しないことは、明らかである。言い換えると、以下の処理フローの実行本体は、各論理ユニットに限定されず、ハードウェアコンポーネント(複数可)または論理デバイス(複数可)であってもよい。
【0091】
図20を参照すると、ソフトウェア実施態様において、グループ情報を取得するための装置は、第1の検出ユニット2001、要求ユニット2002、及び第1の表示ユニット2003を含んでもよく、
第1の検出ユニット2001は、モバイルグループワークプラットフォームのクライアントエンドのインタフェースにおいて、グループ情報プラットフォームについてのトリガ動作を検出し、
要求ユニット2002は、グループ情報プラットフォームについてのページ取得要求をモバイルグループワークプラットフォームのサーバエンドに送信し、
第1の表示ユニット2003は、サーバエンドによって返送されるページデータに基づいて、グループ情報プラットフォームの機能ページを表示し、機能ページが、インスタントメッセージアプリケーションの登録グループ(複数可)についてのグループ情報の集中型表示を実行するために使用される。
【0092】
任意選択で、第1の表示ユニット2003は、具体的には、
事前設定された特性(複数可)についてのサーバエンドによる登録グループ(複数可)の分類結果に従って、対応するグループ情報を機能ページ上にカテゴリ別に表示するように構成される。
【0093】
任意選択で、事前設定された特性(複数可)は、
グループの種類、グループが属する産業、グループが位置する地域、グループ信用状態、及び関心度のうちの少なくとも1つを含む。
【0094】
任意選択で、第1の表示ユニット2003は、具体的には、
ページ取得要求の送信者が属するグループと供給関係を有する登録グループ及び需要関係を有する登録グループのうちの少なくとも1つのグループ情報を、送信者が属するグループと他の登録グループとの間の供給及び需要関係に関してサーバエンドによって取得された分析結果に従って、機能ページに優先的に表示するように構成される。
【0095】
任意選択で、第1の表示ユニット2003は、具体的には、
任意の1つの登録グループについてサーバによって作られた承認統計データを機能ページに表示するように構成され、承認統計データが、任意の1つの登録グループについて送信される他の登録グループのグループメンバの承認要求に従って、サーバによって統計的に計算されている。
【0096】
任意選択で、承認統計データは、
任意の1つの登録グループに対する承認要求の総数、任意の1つの登録グループに対する承認要求の送信者の個人情報、及び任意の1つの登録グループに対する承認要求の送信者のメッセージ情報、任意の1つの登録グループに対する承認要求の送信者が位置するそれぞれのグループのグループ情報、のうちの少なくとも1つを含む。
【0097】
任意選択で、承認要求の送信者が属するグループの認定レベルが、事前設定されたレベルに達しており、認定レベルが、モバイルグループワークプラットフォーム上の送信者のグループの登録情報の詳細のレベルに正に相関する。
【0098】
任意選択で、装置は、また、
任意の1つの登録グループについての通信需要情報をサーバエンドに送信する、送信ユニット2004と、
サーバエンドによって返送される中間通信相手の連絡先情報を受信する、受信ユニット2005であって、中間通信相手が、通信需要情報の送信者及び任意の1つの登録グループの少なくとも1つの連絡先とそれぞれ1つ以上のレベルの連携関係を有する、受信ユニット2005と、を含む。
【0099】
任意選択で、装置は、また、
任意の1つの登録グループに対する名刺配達要求をサーバエンドに送信する、配達ユニット2006であって、管理メンバが連絡先情報に応答するときに、名刺配達要求の送信者と管理メンバとの間に連携関係が確立されるように、名刺配達要求が、名刺配達要求の送信者の連絡先情報を取得し、任意の1つの登録グループの管理メンバに連絡先情報を送信するように、サーバエンドに命令するために使用される、配達ユニット2006を含む。
【0100】
任意選択で、装置は、また、
機能ページに表示される任意の1つの登録グループのグループ情報についてのトリガ動作を検出する、第2の検出ユニット2007と、
任意の1つの登録グループのサービスウィンドウページを表示する第2の表示ユニット2008であって、サービスウィンドウページが、任意の1つの登録グループに関係する事前設定された処理機能の機能識別子を含む、第2の表示ユニット2008と、
機能識別子についてのユーザ動作を検出することに応答して、サーバエンドに対する情報対話要求を開始して、事前設定された処理機能についての情報対話動作を実施する、対話ユニット2009と、を含む。
【0101】
任意選択で、情報対話要求が、ユーザ動作のイニシエータと任意の1つの登録グループの特定のグループメンバとの間、またはイニシエータと任意の1つの登録グループの情報処理システムとの間に通信セッションを生成して、通信セッションに基づいて情報対話動作を実施するように、サーバエンドに命令するために使用される。
【0102】
図21は、本出願の例示的実施形態による、電子デバイスの概略構造図を示す。
図21を参照すると、ハードウェアレベルにおいて、電子デバイスは、プロセッサ2102、内部バス2104、ネットワークインタフェース2106、メモリ2108、及び不揮発性メモリ2110を含む。他のサービスによって必要とされるハードウェアコンポーネントも含まれてもよいことは明らかである。プロセッサ2102は、対応するコンピュータプログラムを不揮発性メモリ2110からメモリ2102に読み出し、次いで、論理レベル上でグループ情報を取得するための装置を形成するように動作する。ソフトウェア実施態様に加えて、本出願が、論理デバイスまたはソフトウェア及びハードウェアの組み合わせなどの実施態様の他の方法を除外しないことは、明らかである。言い換えると、以下の処理フローの実行本体は、各論理ユニットに限定されず、ハードウェアコンポーネント(複数可)または論理デバイス(複数可)であってもよい。
【0103】
図22を参照すると、ソフトウェア実施態様において、グループ情報を取得するための装置は、受信ユニット2201、生成ユニット2202、及び返送ユニット2203を含んでもよく、
受信ユニット2201は、モバイルグループワークプラットフォームのサーバエンドに承認要求を受信させ、承認要求が、モバイルグループワークプラットフォーム上の任意の1つの登録グループのグループメンバによって、別の登録グループに対して開始され、
生成ユニットは、サーバエンドに、少なくとも1つの登録グループについての承認要求に従って、少なくとも1つの登録グループについての承認統計データを生成させ、
返送ユニットは、クライアントエンドが承認統計データを機能ページ上に表示することが可能となるように、クライアントエンドによって送信されたページ取得要求を受信することに応答して、サーバエンドに、グループ情報プラットフォームの機能ページのページデータをモバイルグループワークプラットフォームのクライアントエンドに返送させ、機能ページが、モバイルグループワークプラットフォームの登録グループについてのグループ情報の集中型表示を実行するために使用される。
【0104】
任意選択で、受信ユニット2201は、具体的には、
サーバエンドに、他の登録グループのグループメンバによって送信された承認招待を受信させ、承認招待の対象相手が、任意の1つの登録グループのグループメンバとして構成され、
サーバエンドに、任意の1つの登録グループのグループメンバに承認招待を送信させて、モバイルグループワークプラットフォームに対応する特定のクライアントエンド上で任意の1つの登録グループのグループメンバによる招待プロンプトを実行し、
サーバエンドに、特定のクライアントエンドによって返送されるプロンプト応答情報を受信させ、プロンプト応答情報が承認要求を含む。
【0105】
任意選択で、装置は、また、
任意の1つの登録グループの認定レベルが事前設定されたレベルに達していないときに、任意の1つの登録グループのグループメンバによって開始された承認要求を無視する、または承認要求を開始するための任意の1つの登録グループのグループメンバの権限を制限する、処理ユニット2204を含み、認定レベルは、モバイルグループワークプラットフォーム上の任意の1つの登録グループの登録情報の詳細のレベルに正に相関する。
【0106】
上記実施形態において示されるシステム、装置、モジュール、またはユニットは、コンピュータチップもしくはエンティティによって、またはある機能を有する製品によって実施されてもよい。典型的な実施態様のデバイスは、コンピュータであり、コンピュータの特定の形式は、パーソナルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、携帯電話、カメラ電話、スマートフォン、携帯情報端末、メディアプレーヤ、ナビゲーションデバイス、電子メール送受信機、及びゲームコントロール、タブレットコンピュータ、ウェアラブルデバイス、またはいくつかのこれらのデバイスの任意の組み合わせであってもよい。
【0107】
典型的な構成では、コンピュータは、1つ以上のプロセッサ(CPU)、入力/出力インタフェース、ネットワークインタフェース、及びメモリを含む。
【0108】
メモリは、揮発性メモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、及び/または、例えば、読み取り専用メモリ(ROM)もしくはフラッシュRAMなどの不揮発性メモリなどの、コンピュータ可読媒体の形式を含んでもよい。メモリは、コンピュータ可読媒体の実施例である。
【0109】
コンピュータ可読媒体は、揮発性または不揮発性型、着脱可能または着脱不可能な媒体を含んでもよく、それは、任意の方法または技術を用いて情報の記憶を実現してもよい。情報は、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、またはその他のデータを含んでもよい。コンピュータ記憶媒体の実施例は、相変化メモリ(PRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、その他の種類のランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、電気的消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM)、高速フラッシュメモリ、もしくはその他の内部記憶技術、コンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、もしくはその他の光記憶、磁気カセットテープ、磁気ディスク記憶、もしくはその他の磁気記憶デバイス、または任意のその他の非伝送媒体を含むが、これらに限定されず、コンピュータ記憶媒体は、コンピューティングデバイスによってアクセスされ得る情報を記憶するために使用されてもよい。本明細書で定義されるように、コンピュータ可読媒体は、変調データ信号及び搬送波などの一時的媒体を含まない。
【0110】
一連の要素を含むプロセス、方法、製品、もしくはデバイスは、これらの要素だけでなく、明示的に列挙されていない他の要素、またはそのようなプロセス、方法、製品、もしくはデバイスに固有の要素も含むように、「含む」、「備える」という用語、または任意の他の変化形は、非排他的包含を含むように意図されると、また、理解される必要がある。任意のさらなる限定で、「...を備える」という句によって定義される要素は、そのような要素を含むプロセス、方法、製品、またはデバイスにおいて、追加の等価要素の存在を除外するものではない。
【0111】
例示的実施形態は、本明細書で詳細に説明され、それらの実施例は、添付図面に示されている。添付図面が、以下の説明に関わるとき、異なる図面中の同一の数字は、そうでないと示されない限り、同一または類似の要素を表す。以下の例示的実施形態において説明される実施態様は、本出願と一貫した全ての利用可能な実施形態を表すものではない。むしろ、それらは単に、添付の特許請求の範囲に詳述される本出願の態様と一貫した装置及び方法の実施例に過ぎない。
【0112】
本出願において使用される用語は、単に特定の実施形態を説明することを意図されるに過ぎず、限定することを意図するものではない。単数形「a」、「the」、及び「said」は、他の意味が文脈内で明確に表されない限り、複数形を含むように意図される。本明細書で使用される「及び/または」という用語は、列挙される関連項目のうちの1つ以上の、任意の及び全ての可能な組み合わせを指し、かつ包含すると、また理解されるべきである。
【0113】
本出願は、様々な種類の情報を説明するために、「第1の」、「第2の」、「第3の」などの用語を使用し得るが、情報のこれらの部分は、これらの用語を限定すべきではないと理解されるべきである。これらの用語は、互いから同一種類の情報を区別するためだけに使用される。例えば、第1の情報は、本出願の範囲から逸脱することなく、第2の情報としても参照されてもよい。同様に、第2の情報もまた、第1の情報として参照されてもよい。文脈に依存して、本明細書で使用される「場合」という用語は、「の時において」または「とき」または「と判断することに応答して」と解釈されてもよい。
【0114】
上記説明は、本出願の単なる好適な実施形態であり、本出願を限定することを意図するものではない。本出願の趣旨及び原理の範囲内で行われる、いかなる修正、等価置換、改良なども、本出願の保護範囲内に含まれるものとする。