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特許7195346車両インターネットにおける通信方法及び端末装置、ネットワーク装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-15
(45)【発行日】2022-12-23
(54)【発明の名称】車両インターネットにおける通信方法及び端末装置、ネットワーク装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 48/08 20090101AFI20221216BHJP
   H04W 4/44 20180101ALI20221216BHJP
   H04W 4/46 20180101ALI20221216BHJP
   H04W 76/14 20180101ALI20221216BHJP
   H04W 92/18 20090101ALI20221216BHJP
【FI】
H04W48/08
H04W4/44
H04W4/46
H04W76/14
H04W92/18
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2020571460
(86)(22)【出願日】2019-06-20
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-10-21
(86)【国際出願番号】 CN2019092107
(87)【国際公開番号】W WO2020019910
(87)【国際公開日】2020-01-30
【審査請求日】2020-12-21
(31)【優先権主張番号】201810832687.3
(32)【優先日】2018-07-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100105153
【弁理士】
【氏名又は名称】朝倉 悟
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【弁理士】
【氏名又は名称】出口 智也
(72)【発明者】
【氏名】リウ、ジェンファ
【審査官】三枝 保裕
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2018/022225(WO,A1)
【文献】Samsung,Solution for KI#2: PC5 RAT selection for a V2X application[online],3GPP TSG SA WG2 #127BIS S2-185851,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_127BIS_Newport_Beach/Docs/S2-185851.zip>,2018年06月01日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両インターネットにおける通信方法であって、
端末装置がネットワーク装置から送信された第1情報を受信し、前記第1情報は前記端末装置がPC5インタフェースにおいて採用することが許可された無線アクセス技術を指示することに用いられることを含み
前記第1情報は具体的に、前記端末装置の許可された少なくとも1つの公衆陸上移動網(PLMN)、及び前記少なくとも1つのPLMNのうちの各PLMNにおける前記端末装置がPC5インタフェースにおいて採用することが許可された無線アクセス技術を指示することに用いられ
前記無線アクセス技術は、新無線(NR)技術及び進化型汎用移動通信システム地上無線アクセス(E-UTRA)技術を含むことを特徴とする車両インターネットにおける通信方法。
【請求項2】
前記端末装置がネットワーク装置から送信された第1情報を受信することは、
前記端末装置は前記ネットワーク装置が第1データパケットを介して送信した前記第1情報を受信すること、又は、
前記端末装置は前記ネットワーク装置が第1シグナリングを介して送信した前記第1情報を受信することを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ネットワーク装置はポリシー制御装置を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
車両インターネットにおける通信方法であって、
ネットワーク装置が端末装置に第1情報を送信し、前記第1情報は前記端末装置がPC5インタフェースにおいて採用することが許可された無線アクセス技術を指示することに用いられることを含み
前記第1情報は具体的に、前記端末装置の許可された少なくとも1つの公衆陸上移動網(PLMN)、及び前記少なくとも1つのPLMNのうちの各PLMNにおける前記端末装置がPC5インタフェースにおいて採用することが許可された無線アクセス技術を指示することに用いられ
前記無線アクセス技術は、新無線(NR)技術及び進化型汎用移動通信システム地上無線アクセス(E-UTRA)技術を含むことを特徴とする車両インターネットにおける通信方法。
【請求項5】
前記ネットワーク装置が端末装置に第1情報を送信することは、
前記ネットワーク装置が第1データパケットを介して前記端末装置に前記第1情報を送信すること、又は、
前記ネットワーク装置が第1シグナリングを介して前記端末装置に前記第1情報を送信することを含むことを特徴とする請求項記載の方法。
【請求項6】
前記ネットワーク装置はポリシー制御装置を含むことを特徴とする請求項4又は5に記載の方法。
【請求項7】
端末装置であって、
ネットワーク装置から送信された第1情報を受信することに用いられ、前記第1情報は前記端末装置がPC5インタフェースにおいて採用することが許可された無線アクセス技術を指示することに用いられる受信ユニットを備え、
前記第1情報は具体的に、前記端末装置の許可された少なくとも1つの公衆陸上移動網(PLMN)、及び前記少なくとも1つのPLMNのうちの各PLMNにおける前記端末装置がPC5インタフェースにおいて採用することが許可された無線アクセス技術を指示することに用いられ
前記無線アクセス技術は、新無線(NR)技術及び進化型汎用移動通信システム地上無線アクセス(E-UTRA)技術を含むことを特徴とする端末装置。
【請求項8】
前記受信ユニットは具体的に、
前記ネットワーク装置が第1データパケットを介して送信した前記第1情報を受信すること、又は、
前記ネットワーク装置が第1シグナリングを介して送信した前記第1情報を受信することに用いられることを特徴とする請求項に記載の端末装置。
【請求項9】
前記ネットワーク装置はポリシー制御装置を含むことを特徴とする請求項7又は8に記載の端末装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願実施例は通信技術分野に関し、具体的に、車両インターネットにおける通信方法及び端末装置、ネットワーク装置に関する。
【背景技術】
【0002】
車両インターネット(V2X、Vehicle to Everything)システムは端末装置から端末装置への直接通信方式を採用し、より高いスペクトル効率及びより低い伝送遅延を有する。車両インターネットシステムでは、通常2つのタイプの端末装置(UE、User Equipment)が考えられ、1つのタイプは車載端末(VUE、Vehicle User Equipment)であり、他のタイプは携帯端末(PUE、Pedestrian User Equipment)である。車両インターネットシステムでは、端末装置と端末装置の間にはUuインタフェースに基づいて、アクセスネットワーク装置によって中継通信が行われることができ、又は、PC5インタフェースに基づいて直接通信を行うことができる。
【0003】
しかし、幾つかの場合では、端末装置と端末装置がPC5インタフェースに基づいて直接通信を行う時、端末装置はPC5インタフェースにおいて複数種類の無線アクセス技術(RAT、Radio Access Technology)をサポートできる。例えば、5Gシステムでは、端末装置はPC5インタフェースにおいて進化型汎用移動通信システム地上無線アクセス(E-UTRA、Evolved Universal Mobile Telecommunication System Territorial Radio Access)技術をサポートできるし、新無線(NR、New Radio)技術もサポートでき、これにより、端末装置はどの無線アクセス技術を採用するかを決定することができない。
【0004】
従って、端末装置と端末装置とのPC5インタフェースでの正しい通信を実現するための、車両インターネットにおける通信方法は早急に提供される必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本願実施例は、端末装置と端末装置とのPC5インタフェースでの正しい通信を実現するための、車両インターネットにおける通信方法及び端末装置、ネットワーク装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1態様では車両インターネットにおける通信方法を提供し、
端末装置がネットワーク装置から送信された第1情報を受信し、前記第1情報は前記端末装置がPC5インタフェースにおいて採用することが許可された無線アクセス技術を指示することに用いられることを含む。
【0007】
第2態様では車両インターネットにおける他の通信方法を提供し、
ネットワーク装置が端末装置に第1情報を送信し、前記第1情報は前記端末装置がPC5インタフェースにおいて採用することが許可された無線アクセス技術を指示することに用いられることを含む。
【0008】
第3態様では端末装置を提供し、上記第1態様又はその各実現方式における方法を実行することに用いられる。
【0009】
具体的に、該端末装置は、上記第1態様又はその各実現方式における方法を実行するための機能モジュールを備える。
【0010】
第4態様ではネットワーク装置を提供し、上記第2態様又はその各実現方式における方法を実行することに用いられる。
【0011】
具体的に、該ネットワーク装置は、上記第2態様又はその各実現方式における方法を実行するための機能モジュールを備える。
【0012】
第5態様では通信装置を提供し、プロセッサ及びメモリを備える。該メモリはコンピュータプログラムを記憶することに用いられ、該プロセッサは該メモリに記憶されるコンピュータプログラムを呼び出して実行し、上記第1態様~上記第2態様のいずれか1つ又はその各実現方式における方法を実行することに用いられる。
【0013】
第6態様ではチップを提供し、上記第1態様~上記第2態様のいずれか1つ又はその各実現方式における方法を実現することに用いられる。
【0014】
具体的に、該チップは、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、該チップを搭載する装置に上記第1態様~上記第2態様のいずれか1つ又はその各実現方式における方法を実行させることに用いられるプロセッサを備える。
【0015】
第7態様ではコンピュータ可読記憶媒体を提供し、コンピュータプログラムを記憶することに用いられ、該コンピュータプログラムはコンピュータに上記第1態様~上記第2態様のいずれか1つ又はその各実現方式における方法を実行させる。
【0016】
第8態様ではコンピュータプログラム製品を提供し、コンピュータプログラム命令を含み、該コンピュータプログラム命令はコンピュータに上記第1態様~上記第2態様のいずれか1つ又はその各実現方式における方法を実行させる。
【0017】
第9態様ではコンピュータプログラムを提供し、それがコンピュータにおいて実行される時、コンピュータは上記第1態様~上記第2態様のいずれか1つ又はその各実現方式における方法を実行する。
【0018】
上記の技術案によって、端末装置はネットワーク装置から送信された第1情報を受信し、前記第1情報は前記端末装置がPC5インタフェースにおいて採用することが許可された無線アクセス技術を指示することに用いられ、それによって、端末装置は第1情報の指示した無線アクセス技術を採用することを決定でき、端末装置と端末装置とのPC5インタフェースでの正しい通信が実現される。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1A図1Aは本願実施例による通信システムアーキテクチャの模式図である。
図1B図1Bは本願実施例によるV2Xシステムアーキテクチャの模式図である。
図2A図2Aは本願実施例による車両インターネットにおける通信方法の模式図である。
図2B図2Bは本願実施例による車両インターネットにおける通信方法の模式図である。
図2C図2Cは本願実施例による車両インターネットにおける通信方法の模式図である。
図2D図2Dは本願実施例による車両インターネットにおける通信方法の模式図である。
図3図3は本願実施例による車両インターネットにおける他の通信方法の模式図である。
図4A図4Aは本願実施例による端末装置の模式的なブロック図である。
図4B図4Bは本願実施例による端末装置の模式的なブロック図である。
図5A図5Aは本願実施例によるネットワーク装置の模式的なブロック図である。
図5B図5Bは本願実施例によるネットワーク装置の模式的なブロック図である。
図6図6は本願実施例による通信装置の模式的なブロック図である。
図7図7は本願実施例によるチップの模式的なブロック図である。
図8図8は本願実施例による通信システムの模式的なブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本願実施例の図面を参照しながら、本願実施例における技術案を説明する。明らかに、説明される実施例は本願の一部の実施例であり、全部の実施例ではない。本願における実施例に基づいて、当業者が創造的な労力を要することなく獲得した全ての他の実施例は、いずれも本願の保護範囲に属する。
【0021】
本願実施例の技術案は各種の通信システム、例えば、グローバル移動体通信(GSM、Global System of Mobile communication)システム、符号分割多元接続(CDMA、Code Division Multiple Access)システム、広帯域符号分割多元接続(WCDMA、Wideband Code Division Multiple Access)システム、汎用パケット無線サービス(GPRS、General Packet Radio Service)、ロングタームエボリューション(LTE、Long Term Evolution)システム、LTE周波数分割複信(FDD、Frequency Division Duplex)システム、LTE時分割複信(TDD、Time Division Duplex)、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS、Universal Mobile Telecommunication System)、マイクロ波アクセスの世界的相互運用性(WiMAX、Worldwide Interoperability for Microwave Access)通信システム、又は5Gシステム等に適用できる。
【0022】
例示として、本願実施例に適用される通信システム100は図1Aに示される。該通信システム100はネットワーク装置110を備えてもよく、ネットワーク装置110は端末装置120(通信端末、端末とも称される)と通信する装置であってもよい。ネットワーク装置110は特定の地理的区域に通信カバレッジを提供でき、そして該カバレッジ区域内に位置する端末装置と通信できる。選択肢として、該ネットワーク装置110はGSMシステム又はCDMAシステムにおける基地局(BTS、Base Transceiver Station)であってもよく、WCDMAシステムにおける基地局(NB、NodeB)であってもよく、更にLTEシステムにおける進化型基地局(eNB又はeNodeB、Evolutional NodeB)であってもよく、又はクラウド無線アクセス技術(CRAN、Cloud Radio Access Network)における無線コントローラであってもよい。又は、該ネットワーク装置はモバイルスイッチングセンター、中継局、アクセスポイント、車載装置、ウェアラブルデバイス、ハブ、スイッチ装置、ブリッジ、ルーター、5Gネットワークにおけるネットワーク側装置又は将来進化する公衆陸上移動網(PLMN、Public Land Mobile Network)におけるネットワーク装置等であってもよい。
【0023】
該通信システム100はネットワーク装置110のカバレッジ範囲内に位置する少なくとも1つの端末装置120を更に備える。ここで使用される「端末装置」としては、有線回線を介して接続され、例えば、公衆交換電話網(PSTN、Public Switched Telephone Networks)、デジタル加入者線(DSL、Digital Subscriber Line)、デジタルケーブル、直接ケーブル接続、及び/又は他のデータ接続/ネットワークを介して接続された装置、及び/又は無線インタフェース、例えば、セルラーネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN、Wireless Local Area Network)、DVB-Hネットワーク等のデジタルテレビネットワーク、衛星ネットワーク、AM-FM放送送信機を介して接続された装置、及び/又は他の端末装置の、通信信号を送受信するように設定された装置、及び/又はモノのインターネット(IoT、Internet of Things)装置を含むが、それらに限らない。無線インタフェースを介して通信するように設定された端末装置は「無線通信端末」、「無線端末」又は「モバイル端末」と称されてもよい。モバイル端末の例は衛星又はセルラー方式の電話、セルラー無線電話とデータ処理、ファックス、及びデータ通信能力とを組み合わせることのできる個人通信システム(PCS、Personal Communications System)端末、無線電話、ポケットベル、インターネット/イントラネットアクセス、Webブラウザ、メモ帳、カレンダー及び/又は全地球測位システム(GPS、Global Positioning System)受信機を備えることのできるPDA、及び通常のラップトップタイプ及び/又はパームトップタイプの受信機、又は無線電話送受信機を備える他の電子装置を含むが、それらに限らない。端末装置とは、アクセス端末、ユーザ装置(UE、User Equipment)、加入者ユニット、加入者局、移動局、トラバーサー、遠隔局、遠隔端末、モバイルデバイス、ユーザ端末、端末、無線通信装置、ユーザエージェント又はユーザデバイスを指してもよい。アクセス端末はセルラー方式の電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP、Session Initiation Protocol)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL、Wireless Local Loop)局、パーソナルデジタルアシスタント(PDA、Personal Digital Assistant)、無線通信機能を備えるハンドヘルド装置、計算装置又は無線モデムに接続される他の処理装置、車載装置、ウェアラブル装置、5Gネットワークにおける端末装置又は将来進化するPLMNにおける端末装置等であってもよい。
【0024】
選択肢として、端末装置120同士は端末ダイレクト(D2D、Device to Device)通信ができる。
【0025】
選択肢として、5Gシステム又は5Gネットワークは更に新無線(NR、New Radio)システム又はNRネットワークと称されてもよい。
【0026】
車両インターネット(V2X、Vehicle to Everything)システムでは、端末装置から端末装置への直接通信方式の採用は、より高いスペクトル効率及びより低い伝送遅延を有する。端末装置と端末装置の間には、図1Bに示すように、Uuインタフェースに基づいてアクセスネットワーク装置によって中継通信が行われることができ、又は、PC5インタフェースに基づいて直接通信を行うことができる。
【0027】
図1Aは1つのネットワーク装置と2つの端末装置を例示しているが、選択肢として、該通信システム100は複数のネットワーク装置を備えてもよく、そして各ネットワーク装置のカバレッジ範囲内に他の数の端末装置が含まれてもよく、本願実施例はこれを限定しない。
【0028】
選択肢として、該通信システム100はネットワークコントローラ、移動管理エンティティ等の他のネットワークエンティティを更に備えてもよく、本願実施例はこれを限定しない。
【0029】
理解されるように、本願実施例においてネットワーク/システムにおける通信機能を備える装置は通信装置と称されてもよい。図1Aに示す通信システム100を例とすると、通信装置は通信機能を有するネットワーク装置110及び端末装置120を含んでもよく、ネットワーク装置110及び端末装置120は上記の具体的な装置であってもよく、ここでは繰り返し説明しない。通信装置は更に通信システム100における他の装置、例えばネットワークコントローラ、移動管理エンティティ等の他のネットワークエンティティを含んでもよく、本願実施例はこれを限定しない。
【0030】
理解されるように、本明細書における用語「システム」と「ネットワーク」は本明細書においてしばしば交換可能に使用される。本明細書における「及び/又は」という用語は、単に関連するオブジェクトの関連関係を説明するためのものであり、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、A及び/又はBは、「Aが単独に存在する」、「AとBが同時に存在する」、「Bが単独に存在する」という3つの状況を表すことができる。また、本明細書における「/」という文字は一般的に前後の関連オブジェクトが「又は」の関係であることを表す。
【0031】
V2Xシステムのエアインタフェースは2つの種類に別れ、1つの種類はUuインタフェースであり、アクセスネットワーク装置、例えば基地局をコントロールセンターとする必要があり、端末装置と端末装置、例えば車両とインフラ、他の車両との通信を実現するためにデータをアクセスネットワーク装置で中継する必要があり、他の種類はPC5インタフェースであり、端末装置と端末装置の間、例えば車両同士間のデータの直接伝送を実現することができる。
【0032】
端末装置はPC5インタフェースにおいて複数種類の無線アクセス技術をサポートできる。例えば、5Gシステムでは、端末装置はPC5インタフェースにおいて進化型汎用移動通信システム地上無線アクセス(E-UTRA、Evolved Universal Mobile Telecommunication System Territorial Radio Access)技術をサポートできるし、新無線(NR、New Radio)技術もサポートでき、これにより、端末装置はどの無線アクセス技術を採用するかを決定することができない。端末装置は自体がPC5インタフェースにおいてサポートする無線アクセス技術のみを把握することができるが、ネットワークがどの無線アクセス技術の採用を端末装置に許可するかを把握することができない。端末装置はPC5インタフェースにおいて採用することが許可された無線アクセス技術について該許可情況を知らないため、該端末装置の要求する無線アクセス技術リソースは該端末装置のサポートする他の無線アクセス技術リソースである可能性がある。その場合、ネットワーク装置に拒絶され、端末装置はPC5インタフェースにおいて正しい通信を行ってV2Xサービスを実行することができなくなる。
【0033】
図2Aは本願実施例による車両インターネットにおける通信方法200の模式的なフローチャートである。
【0034】
210、端末装置はネットワーク装置から送信された第1情報を受信し、前記第1情報は前記端末装置がPC5インタフェースにおいて採用することが許可された無線アクセス技術を指示することに用いられる。
【0035】
本発明に係る前記ネットワーク装置はモビリティ管理装置、例えば、5Gコアネットワーク、即ち次世代コアネットワーク(NGCN、Next Generation Core Network)におけるアクセス及びモビリティ管理機能(AMF、Access and Mobility Management Function)又は4Gコアネットワーク、即ち進化型パケットコアネットワーク(EPC、Evolved Packet Core Network)におけるモビリティ管理エンティティ(MME、Mobility Management Entity)であってもよく、又はポリシー制御装置、例えば車両インターネット制御機能エンティティ(V2X CF、Vehicle to Everything Control Function)又はポリシー制御機能エンティティ(PCF、Policy Control Function)等であってもよく、本実施例はこれを特に限定しない。
【0036】
ネットワーク構造においては、V2X CFが独立したネットワーク要素であることがサポートされるし、V2X CFの機能がPCFに含まれることもサポートされ、本実施例はこれを特に限定しない。
【0037】
選択肢として、本実施例の1つの可能な実現方式では、前記端末装置がPC5インタフェースにおいて採用することが許可された前記無線アクセス技術は新無線(NR、New Radio)技術であってもよく、又は進化型汎用移動通信システム地上無線アクセス(E-UTRA、Evolved Universal Mobile Telecommunication System Territorial Radio Access)技術であってもよく、又はNR技術とE-UTRA技術であってもよく、本実施例はこれを特に限定しない。
【0038】
該実現方式では、端末装置は5Gシステムに登録されてもよく、又は4Gシステムに登録されてもよく、本実施例はこれを特に限定しない。
【0039】
所謂端末装置が5Gシステムに登録されることは、端末がNR又はE-UTRANを介して5Gコアネットワーク、即ち次世代コアネットワーク(NGCN、Next Generation Core Network)にアクセスすることであってもよく、本実施例はこれを特に限定しない。
【0040】
所謂端末装置が4Gシステムに登録されることは、端末がNR又はE-UTRANを介して4Gコアネットワーク、即ち進化型パケットコアネットワーク(EPC、Evolved Packet Core Network)にアクセスすることであってもよく、本実施例はこれを特に限定しない。
【0041】
選択肢として、本実施例の1つの可能な実現方式では、前記第1情報は1つの指示パラメータを含んでもよく、端末装置がPC5インタフェースにおいて採用することが許可されたRAT、即ちPC5 RAT、例えばE-UTRA、NR、又はE-UTRA+NRを直接に指示することに用いられ、本実施例はこれを特に限定せず、又は複数の指示パラメータを含んでもよく、端末装置がある無線アクセスネットワーク、例えばE-UTRAN又はNR等を介してコアネットワークに登録した場合、端末装置がPC5インタフェースにおいて採用することが許可されたRAT、即ちPC5 RAT、例えばAuthorized PC5 RAT with E-UTRAN、Authorized PC5 RAT with NR等をそれぞれ指示することに用いられ、本実施例はこれを特に限定しない。
【0042】
Authorized PC5 RAT with E-UTRANは、UEがE-UTRANを介してコアネットワークに登録した場合、UEがPC5インタフェースにおいて採用することが許可されたRAT、即ちPC5 RAT、例えばE-UTRA、NR、又はE-UTRA+NRを指示することに用いられる。
【0043】
Authorized PC5 RAT with NRは、UEがNRを介してコアネットワークに登録した場合、UEがPC5インタフェースにおいて採用することが許可されたRAT、即ちPC5 RAT、例えばE-UTRA、NR、又はE-UTRA+NRを指示することに用いられる。
【0044】
選択肢として、本実施例の1つの可能な実現方式では、前記第1情報は具体的に、前記端末装置の許可された少なくとも1つの公衆陸上移動網(PLMN、Public Land Mobile Network)及び前記少なくとも1つのPLMNのうちの各PLMNにおけるPC5インタフェースにおいて採用することが許可された無線アクセス技術を指示することに用いられてもよい。
【0045】
該実現方式では、前記第1情報は更に1つのリストパラメータを含んでもよく、前記端末装置の許可された少なくとも1つのPLMN、即ちPLMNリストを直接に指示することに用いられ、又は幾つかのリストパラメータを含んでもよく、端末装置がある無線アクセスネットワーク、例えばE-UTRAN又はNR等を介してコアネットワークに登録した場合、端末装置のV2Xサービスの使用が許可されたPLMNリスト、例えばAuthorized PLMN with NR及びAuthorized PLMN with E-UTRAN等をそれぞれ指示することに用いられ、本実施例はこれを特に限定しない。
【0046】
Authorized PLMN with NRは、UEがNRを介してコアネットワークに登録した場合、V2Xサービスの使用が許可された公衆陸上移動網(PLMN、Public Land Mobile Network)リストを指示することに用いられる。
【0047】
Authorized PLMN with E-UTRANは、UEがE-UTRANを介してコアネットワークに登録した場合、V2Xサービスの使用が許可されたPLMNリストを指示することに用いられる。
【0048】
この場合、第1情報の指示した、前記端末装置がPC5インタフェースにおいて採用することが許可された無線アクセス技術は、前記少なくとも1つのPLMNのうちの各PLMNにおける前記端末装置がPC5インタフェースにおいて採用することが許可された無線アクセス技術であってもよい。
【0049】
選択肢として、本実施例の1つの可能な実現方式では、前記第1情報は具体的にネットワーク装置によって単独に送信されてもよく、又はネットワーク装置によって他の情報に含まれて一緒に送信され、例えば、許可ポリシー(Authorization Policy)等に含まれてもよく、本実施例はこれを特に限定しない。
【0050】
選択肢として、本実施例の1つの可能な実現方式では、前記端末装置は更に前記ネットワーク装置から送信された第3情報を受信してもよく、前記第3情報は、許可されたV2Xサービスにおいて、PC5インタフェースで、対応する無線アクセス技術を使用することを指示することに用いられる。
【0051】
該実現方式では、端末装置がネットワーク装置から送信された第1情報を受信するステップ、及び端末装置がネットワーク装置から送信された第3情報を受信するステップの2つのステップの実行は固定した前後順序がない。端末装置はまずネットワーク装置から送信された第1情報を受信し、それからネットワーク装置から送信された第3情報を受信してもよく、又は、端末装置はまずネットワーク装置から送信された第3情報を受信し、それからネットワーク装置から送信された第1情報を受信してもよく、又は、端末装置はネットワーク装置から送信された第1情報及び第3情報を同時に受信してもよく、本実施例はこれを特に限定しない。
【0052】
1つの具体的な実現過程では、前記第3情報は具体的にネットワーク装置によって単独に送信されてもよく、又はネットワーク装置によって他の情報に含まれて一緒に送信され、例えば、許可ポリシー(Authorization Policy)等に含まれてもよく、本実施例はこれを特に限定しない。
【0053】
選択肢として、本実施例の1つの可能な実現方式では、210において、前記端末装置は具体的に前記ネットワーク装置が第1データパケットを介して送信した前記第1情報を受信してもよい。
【0054】
1つの具体的な実現過程では、前記第1データパケットは各種の通信プロトコル、例えばインターネットプロトコル(IP、Internet Protocol)、イーサネット(Ethernet)プロトコル、又は非構造(Unstructure)等のプロトコルに基づくデータパケットであってもよく、本実施例はこれを特に限定しない。
【0055】
例えば、図2Bに示すように、第1データパケットがIPに基づくデータパケットであるのを例とする。
【0056】
220、UEは5GSにおいて登録を行い、該UEがPC5インタフェースにおいてサポートするRATを報告する。
【0057】
221、UEとV2X CFの間にIP接続が存在しない場合、UEはパケットデータユニット(PDU、Packet Data Unit)セッション確立フローによって、UEとV2X CFの間のIP接続を確立する。
【0058】
UEとV2X CFの間にIP接続が存在する場合、UEは221を実行する必要がなく、直接に222を実行する。
【0059】
222、V2X CFは統合データ管理(UDM、Unified Data Management)からUEのV2Xサービス契約データを取得する。
【0060】
例えば、UEはPC5インタフェース及びUuインタフェースにおいてV2Xサービスを使用することが許可されたかどうか等。
【0061】
223、V2X CFはUEのV2Xサービス契約データ及びローカル設定に基づいて、IPに基づく第1データパケットを介してUEにAuthorization Policyを送信する。
【0062】
該Authorization Policyに第1情報が含まれてもよく、該第1情報はAuthorized PC5 RAT with E-UTRAN、Authorized PC5 RAT with NR、Authorized PLMN with NR及びAuthorized PLMN with E-UTRANを含んでもよいが、それらに限らず、本実施例はこれを特に限定しない。
【0063】
Authorized PC5 RAT with E-UTRANは、UEがE-UTRANを介してコアネットワークに登録した場合、UEがPC5インタフェースにおいて採用することが許可されたRAT、即ちPC5 RAT、例えばE-UTRA、NR又はE-UTRA+NRを指示することに用いられる。
【0064】
Authorized PC5 RAT with NRは、UEがNRを介してコアネットワークに登録した場合、UEがPC5インタフェースにおいて採用することが許可されたRAT、即ちPC5 RAT、例えばE-UTRA、NR又はE-UTRA+NRを指示することに用いられる。
【0065】
Authorized PLMN with NRは、UEがNRを介してコアネットワークに登録した場合、V2Xサービスの使用が許可された公衆陸上移動網(PLMN、Public Land Mobile Network)リストを指示することに用いられる。
【0066】
Authorized PLMN with E-UTRANは、UEがE-UTRANを介してコアネットワークに登録した場合、V2Xサービスの使用が許可されたPLMNリストを指示することに用いられる。
【0067】
それと同時に、V2X CFは更に第3情報をAuthorization PolicyにおいてUEに送信してもよく、該第3情報は、許可されたV2Xサービスにおいて、PC5インタフェースで、対応するRAT、即ちV2Xサービスに対応するPC5 RATを使用することを指示することに用いられる。これにより、UEはあるV2Xサービスを使用する時、適切なPC5 RATを選択することができる。
【0068】
UEはAuthorization Policyを受信した後、UEはUEがNR又はE-UTRANを介してコアネットワークに登録した場合に選択できるPLMN識別子(ID)、あるPLMNにおけるUEがPC5インタフェースにおいて採用することが許可されたRAT、及び許可されたV2Xサービスにおいて、PC5インタフェースで対応するRATを使用することを知る。
【0069】
選択肢として、本実施例の1つの可能な実現方式では、210において、前記端末装置は具体的に前記ネットワーク装置が第1シグナリングを介して送信した前記第1情報を受信してもよい。
【0070】
例えば、図2Cに示すように、第1シグナリングがNASシグナリングであるのを例とする。
【0071】
230、UEは5GSにおいて登録を行い、該UEがPC5インタフェースにおいてサポートするRATを報告する。
【0072】
登録のプロセスにおいて、AMFはUEが既にコアネットワークに登録したこと、及びUEのサポートするV2X能力、及びPC5インタフェースにおいてサポートするRATをV2X CF又はPCFに通知する。
【0073】
231、V2X CF又はPCFはUDMからUEのV2Xサービス契約データを取得する。
【0074】
例えば、UEはPC5インタフェース及びUuインタフェースにおいてV2Xサービスを使用することが許可されたかどうか等。
【0075】
232、V2X CF又はPCFはUEのV2Xサービス契約データ及びローカル設定に基づいて、AMFにAuthorization Policyを送信する。
【0076】
該Authorization Policyに第1情報が含まれてもよく、該第1情報はAuthorized PC5 RAT with E-UTRAN、Authorized PC5 RAT with NR、Authorized PLMN with NR 及びAuthorized PLMN with E-UTRANを含んでもよいが、それらに限らず、本実施例はこれを特に限定しない。
【0077】
Authorized PC5 RAT with E-UTRANは、UEがE-UTRANを介してコアネットワークに登録した場合、UEがPC5インタフェースにおいて採用することが許可されたRAT、即ちPC5 RAT、例えばE-UTRA、NR又はE-UTRA+NRを指示することに用いられる。
【0078】
Authorized PC5 RAT with NRは、UEがNRを介してコアネットワークに登録した場合、UEがPC5インタフェースにおいて採用することが許可されたRAT、即ちPC5 RAT、例えばE-UTRA、NR又はE-UTRA+NRを指示することに用いられる。
【0079】
Authorized PLMN with NRは、UEがNRを介してコアネットワークに登録した場合、V2Xサービスの使用が許可された公衆陸上移動網(PLMN、Public Land Mobile Network)リストを指示することに用いられる。
【0080】
Authorized PLMN with E-UTRANは、UEがE-UTRANを介してコアネットワークに登録した場合、V2Xサービスの使用が許可されたPLMNリストを指示することに用いられる。
【0081】
233、AMFはAuthorization Policyをダウンリンク(Down Link)非アクセス層(NAS、Non-Access Stratum)メッセージ(DL NAS Message)に含めてUEに送信する。
【0082】
それと同時に、V2X CF又はPCFは更に第3情報をAuthorization PolicyにおいてUEに送信してもよく、該第3情報は、許可されたV2Xサービスにおいて、PC5インタフェースで、対応するRAT、即ちV2Xサービスに対応するPC5 RATを使用することを指示することに用いられる。これにより、UEはあるV2Xサービスを使用する時、適切なPC5 RATを選択することができる。
【0083】
UEはAuthorization Policyを受信した後、UEはUEがNR又はE-UTRANを介してコアネットワークに登録した場合に選択できるPLMN識別子(ID)、あるPLMNにおけるUEがPC5インタフェースにおいて採用することが許可されたRAT、及び許可されたV2Xサービスにおいて、PC5インタフェースで対応するRATを使用することを知る。
【0084】
1つの具体的な実現過程では、前記第1シグナリングは登録受諾シグナリングを含んでもよいが、それに限らず、本実施例はこれを特に限定しない。
【0085】
例えば、図2Dに示すように、第1シグナリングが登録受諾(Registration Accept)シグナリングであるのを例とする。
【0086】
240、UEは5GSにおいて登録を行い、AMFに登録要求(Registration Request)シグナリングを送信し、Registration Requestには、UEがPC5インタフェースにおいてサポートするRATが含まれてもよいが、それに限らない。
【0087】
241、AMFはUDMからUEのV2Xサービス契約データを取得する。
【0088】
例えば、UEはPC5インタフェース及びUuインタフェースにおいてV2Xサービスを使用することが許可されたかどうか等。
【0089】
242、AMFはUEのV2Xサービス契約データ及びローカル設定に基づいて、登録受諾(Registration Accept)シグナリングを介してUEにAuthorization Policyを送信する。
【0090】
該Authorization Policyに第1情報が含まれてもよく、該第1情報はAuthorized PC5 RAT with E-UTRAN、Authorized PC5 RAT with NR、Authorized PLMN with NR及びAuthorized PLMN with E-UTRANを含んでもよいが、それらに限らず、本実施例はこれを特に限定しない。
【0091】
Authorized PC5 RAT with E-UTRANは、UEがE-UTRANを介してコアネットワークに登録した場合、UEがPC5インタフェースにおいて採用することが許可されたRAT、即ちPC5 RAT、例えばE-UTRA、NR又はE-UTRA+NRを指示することに用いられる。
【0092】
Authorized PC5 RAT with NRは、UEがNRを介してコアネットワークに登録した場合、UEがPC5インタフェースにおいて採用することが許可されたRAT、即ちPC5 RAT、例えばE-UTRA、NR又はE-UTRA+NRを指示することに用いられる。
【0093】
Authorized PLMN with NRは、UEがNRを介してコアネットワークに登録した場合、V2Xサービスの使用が許可された公衆陸上移動網(PLMN、Public Land Mobile Network)リストを指示することに用いられる。
【0094】
Authorized PLMN with E-UTRANは、UEがE-UTRANを介してコアネットワークに登録した場合、V2Xサービスの使用が許可されたPLMNリストを指示することに用いられる。
【0095】
それと同時に、V2X CFは更に第3情報をAuthorization PolicyにおいてUEに送信してもよく、該第3情報は、許可されたV2Xサービスにおいて、PC5インタフェースで、対応するRAT、即ちV2Xサービスに対応するPC5 RATを使用することを指示することに用いられる。これにより、UEはあるV2Xサービスを使用する時、適切なPC5 RATを選択することができる。
【0096】
UEはAuthorization Policyを受信した後、UEはUEがNR又はE-UTRANを介してコアネットワークに登録した場合に選択できるPLMN識別子(ID)、あるPLMNにおけるUEがPC5インタフェースにおいて採用することが許可されたRAT、及び許可されたV2Xサービスにおいて、PC5インタフェースで対応するRATを使用することを知る。
【0097】
選択肢として、本実施例の1つの可能な実現方式では、210の前に、前記端末装置は更に前記ネットワーク装置に第2情報を送信してもよく、前記第2情報は前記端末装置が前記PC5インタフェースにおいて採用することを要求する無線アクセス技術を指示することに用いられる。
【0098】
1つの具体的な実現過程では、該実現方式において、前記端末装置は前記ネットワーク装置に第2情報を送信する前に、更に前記端末装置がPC5インタフェースにおいてサポートするRAT、及び前記端末装置がPC5インタフェースにおいて使用するV2Xサービスに対応するRATに基づいて、前記第2情報を決定してもよい。
【0099】
例えば、前記端末装置がPC5インタフェースにおいてサポートするRAT、前記端末装置がPC5インタフェースにおいて使用するV2Xサービスに対応するRAT、及び前記端末装置のV2Xサービス契約データ等の情報に基づいて、前記端末装置が前記PC5インタフェースにおいて採用することを要求するRAT、即ち第2情報を決定する。
【0100】
他の具体的な実現過程では、前記端末装置は第2データパケットを介して前記ネットワーク装置に第2情報を送信する。具体的に、前記第2データパケットは、各種の通信プロトコル、例えばインターネットプロトコル(IP、Internet Protocol)、イーサネット(Ethernet)プロトコル、又は非構造(Unstructure)等のプロトコルに基づくデータパケットであってもよく、本実施例はこれを特に限定しない。
【0101】
例えば、図2Bを参照してもよく、第2データパケットがIPに基づくデータパケットであるのを例とする。図2Bに対応する実現過程に基づいて、その区別は、222と223の間に、UEは更にUEがPC5インタフェースにおいてサポートするRAT、V2XサービスのPC5インタフェースでの使用に対応するRAT、及び前記UEのV2Xサービス契約データ等の情報に基づいて、前記UEが前記PC5インタフェースにおいて採用することを要求するRAT、即ち第2情報を決定してもよい、ということである。
【0102】
前記第2情報において、UEの決定したUEがPC5インタフェースにおいて採用することを要求するRATは、1つのV2Xサービスに対してもよく、又は複数のV2Xサービスに対してもよく、本実施例はこれを特に限定しない。
【0103】
第2情報を決定した後、UEはIPプロトコルに基づく第2データパケットを介して、PC5インタフェースのRAT許可要求(PC5 RAT Authorization Request)をV2X CFに送信する。
【0104】
PC5 RAT Authorization Requestに第2情報が含まれてもよく、該第2情報はV2Xサービス識別子(ID)、及びV2XサービスのPC5インタフェースでの使用に対応するRATを含んでもよいが、それらに限らず、本実施例はこれを特に限定しない。
【0105】
それに対応して、223では、V2X CFはUEのV2Xサービス契約データ及びローカル設定に基づいて、UEから要求された、PC5インタフェースでのV2Xサービスの使用に採用するRATを許可するかどうかを決定し、そして許可結果をAuthorization Policyに含めて、IPに基づく第1データパケットを介してUEに送信してもよい。
【0106】
他の具体的な実現過程では、前記端末装置は第2シグナリングを介して前記ネットワーク装置に第2情報を送信する。
【0107】
例えば、図2Cを参照してもよく、第2シグナリングがNASシグナリングであるのを例とする。図2Cに対応する実現過程に基づいて、その区別は、231と232の間に、UEは更にUEがPC5インタフェースにおいてサポートするRAT、V2XサービスのPC5インタフェースでの使用に対応するRAT、及び前記UEのV2Xサービス契約データ等の情報に基づいて、前記UEが前記PC5インタフェースにおいて採用することを要求するRAT、即ち第2情報を決定してもよい、ということである。
【0108】
前記第2情報において、UEの決定したUEがPC5インタフェースにおいて採用することを要求するRATは、1つのV2Xサービスに対してもよく、又は複数のV2Xサービスに対してもよく、本実施例はこれを特に限定しない。
【0109】
第2情報を決定した後、UEはアップリンク(Up Link)非アクセス層(NAS、Non-Access Stratum)メッセージ(UL NAS Message)を介して、PC5インタフェースのRAT許可要求(PC5 RAT Authorization Request)をV2X CF又はPCFに送信してもよい。
【0110】
PC5 RAT Authorization Requestに第2情報が含まれてもよく、該第2情報はV2Xサービス識別子(ID)、及びV2XサービスのPC5インタフェースでの使用に対応するRATを含んでもよいが、それらに限らず、本実施例はこれを特に限定しない。
【0111】
それに対応して、223では、V2X CF又はPCFはUEのV2Xサービス契約データ及びローカル設定に基づいて、UEから要求された、PC5インタフェースでのV2Xサービスの使用に採用するRATを許可するかどうかを決定し、そして許可結果をAuthorization Policyに含めて、DL NAS Messageを介してUEに送信してもよい。
【0112】
該実現過程では、前記第2シグナリングは登録要求シグナリングを含んでもよいが、それに限らず、本実施例はこれを特に限定しない。
【0113】
例えば、図2Dを参照してもよく、第2シグナリングが登録要求シグナリングであるのを例とする。図2Dに対応する実現過程に基づいて、その区別は、240の前に、UEは更にUEがPC5インタフェースにおいてサポートするRAT、V2XサービスのPC5インタフェースでの使用に対応するRAT、及び前記UEのV2Xサービス契約データ等の情報に基づいて、前記UEが前記PC5インタフェースにおいて採用することを要求するRAT、即ち第2情報を決定してもよい、ということである。
【0114】
前記第2情報において、UEの決定したUEがPC5インタフェースにおいて採用することを要求するRATは、1つのV2Xサービスに対してもよく、又は複数のV2Xサービスに対してもよく、本実施例はこれを特に限定しない。
【0115】
第2情報を決定した後、240では、UEは具体的にRAT許可要求(PC5 RAT Authorization Request)を登録要求(Registration Request)シグナリングに含めてAMFに送信してもよい。
【0116】
PC5 RAT Authorization Requestに第2情報が含まれてもよく、該第2情報はV2Xサービス識別子(ID)、及びV2XサービスのPC5インタフェースでの使用に対応するRATを含んでもよいが、それらに限らず、本実施例はこれを特に限定しない。
【0117】
それに対応して、242では、AMFはUEのV2Xサービス契約データ及びローカル設定に基づいて、UEから要求された、PC5インタフェースでのV2Xサービスの使用に採用するRATを許可するかどうかを決定し、そして許可結果をAuthorization Policyに含めて、登録受諾(Registration Accept)シグナリングを介してUEに送信してもよい。
【0118】
本実施例では、端末装置はネットワーク装置から送信された第1情報を受信し、前記第1情報は端末装置がPC5インタフェースにおいて採用することが許可された無線アクセス技術を指示することに用いられ、それによって、端末装置は第1情報の指示した無線アクセス技術を採用することを決定でき、端末装置と端末装置とのPC5インタフェースでの正しい通信が実現される。
【0119】
図3は本願実施例による他の車両インターネットにおける通信方法300の模式的なフローチャートである。
【0120】
310、ネットワーク装置は端末装置に第1情報を送信し、前記第1情報は前記端末装置がPC5インタフェースにおいて採用することが許可された無線アクセス技術を指示することに用いられる。
【0121】
本発明に係る前記ネットワーク装置はモビリティ管理装置、例えば、5Gコアネットワーク、即ち次世代コアネットワーク(NGCN、Next Generation Core Network)におけるアクセス及びモビリティ管理機能(AMF、Access and Mobility Management Function)又は4Gコアネットワーク、即ち進化型パケットコアネットワーク(EPC、Evolved Packet Core Network)におけるモビリティ管理エンティティ(MME、Mobility Management Entity)であってもよく、又はポリシー制御装置、例えば車両インターネット制御機能エンティティ(V2X CF、Vehicle to Everything Control Function)又はポリシー制御機能エンティティ(PCF、Policy Control Function)等であってもよく、本実施例はこれを特に限定しない。
【0122】
ネットワーク構造においては、V2X CFが独立したネットワーク要素であることがサポートされるし、V2X CFの機能がPCFに含まれることもサポートされ、本実施例はこれを特に限定しない。
【0123】
選択肢として、本実施例の1つの可能な実現方式では、前記端末装置がPC5インタフェースにおいて採用することが許可された前記無線アクセス技術は新無線(NR、New Radio)技術であってもよく、又は進化型汎用移動通信システム地上無線アクセス(E-UTRA、Evolved Universal Mobile Telecommunication System Territorial Radio Access)技術であってもよく、又はNR技術とE-UTRA技術であってもよく、本実施例はこれを特に限定しない。
【0124】
該実現方式では、端末装置は5Gシステムに登録されてもよく、又は4Gシステムに登録されてもよく、本実施例はこれを特に限定しない。
【0125】
所謂端末装置が5Gシステムに登録されることは、端末がNR又はE-UTRANを介して5Gコアネットワーク、即ち次世代コアネットワーク(NGCN、Next Generation Core Network)にアクセスすることであってもよく、本実施例はこれを特に限定しない。
【0126】
所謂端末装置が4Gシステムに登録されることは、端末がNR又はE-UTRANを介して4Gコアネットワーク、即ち進化型パケットコアネットワーク(EPC、Evolved Packet Core Network)にアクセスすることであってもよく、本実施例はこれを特に限定しない。
【0127】
選択肢として、本実施例の1つの可能な実現方式では、前記第1情報は1つの指示パラメータを含んでもよく、端末装置がPC5インタフェースにおいて採用することが許可されたRAT、即ちPC5 RAT、例えばE-UTRA、NR又はE-UTRA+NRを直接に指示することに用いられ、本実施例はこれを特に限定せず、又は複数の指示パラメータを含んでもよく、端末装置がある無線アクセスネットワーク、例えばE-UTRAN又はNR等を介してコアネットワークに登録した場合、端末装置がPC5インタフェースにおいて採用することが許可されたRAT、即ちPC5 RAT、例えばAuthorized PC5 RAT with E-UTRAN、Authorized PC5 RAT with NR等をそれぞれ指示することに用いられ、本実施例はこれを特に限定しない。
【0128】
Authorized PC5 RAT with E-UTRANは、UEがE-UTRANを介してコアネットワークに登録した場合、UEがPC5インタフェースにおいて採用することが許可されたRAT、即ちPC5 RAT、例えばE-UTRA、NR又はE-UTRA+NRを指示することに用いられる。
【0129】
Authorized PC5 RAT with NRは、UEがNRを介してコアネットワークに登録した場合、UEがPC5インタフェースにおいて採用することが許可されたRAT、即ちPC5 RAT、例えばE-UTRA、NR又はE-UTRA+NRを指示することに用いられる。
【0130】
選択肢として、本実施例の1つの可能な実現方式では、前記第1情報は具体的に、端末装置の許可された少なくとも1つの公衆陸上移動網(PLMN、Public Land Mobile Network)、及び前記少なくとも1つのPLMNのうちの各PLMNにおけるPC5インタフェースにおいて採用することが許可された無線アクセス技術を指示することに用いられてもよい。
【0131】
該実現方式では、前記第1情報は更に1つのリストパラメータを含んでもよく、前記端末装置の許可された少なくとも1つのPLMN、即ちPLMNリストを直接に指示することに用いられ、又は幾つかのリストパラメータを含んでもよく、端末装置がある無線アクセスネットワーク、例えばE-UTRAN又はNR等を介してコアネットワークに登録した場合、端末装置のV2Xサービスの使用が許可されたPLMNリスト、例えばAuthorized PLMN with NR及びAuthorized PLMN with E-UTRAN等をそれぞれ指示することに用いられ、本実施例はこれを特に限定しない。
【0132】
Authorized PLMN with NRは、UEがNRを介してコアネットワークに登録した場合、V2Xサービスの使用が許可された公衆陸上移動網(PLMN、Public Land Mobile Network)リストを指示することに用いられる。
【0133】
Authorized PLMN with E-UTRANは、UEがE-UTRANを介してコアネットワークに登録した場合、V2Xサービスの使用が許可されたPLMNリストを指示することに用いられる。
【0134】
この場合、第1情報の指示した、前記端末装置がPC5インタフェースにおいて採用することが許可された無線アクセス技術は、前記少なくとも1つのPLMNのうちの各PLMNにおける前記端末装置がPC5インタフェースにおいて採用することが許可された無線アクセス技術であってもよい。
【0135】
選択肢として、本実施例の1つの可能な実現方式では、前記第1情報は具体的にネットワーク装置によって単独に送信されてもよく、又はネットワーク装置によって他の情報に含まれて一緒に送信され、例えば、許可ポリシー(Authorization Policy)等に含まれてもよく、本実施例はこれを特に限定しない。
【0136】
選択肢として、本実施例の1つの可能な実現方式では、前記ネットワーク装置は更に前記端末装置に第3情報を送信してもよく、前記第3情報は、許可されたV2Xサービスにおいて、PC5インタフェースで、対応する無線アクセス技術を使用することを指示することに用いられる。
【0137】
該実現方式では、ネットワーク装置が端末装置に第1情報を送信するステップと、ネットワーク装置が端末装置に第3情報を送信するステップの2つのステップの実行は固定した前後順序がない。ネットワーク装置はまず端末装置に第1情報を送信し、それから端末装置に第3情報を送信してもよく、又は、ネットワーク装置はまず端末装置に第3情報を送信し、それから端末装置に第1情報を送信してもよく、又は、ネットワーク装置は端末装置に第1情報及び第3情報を同時に送信してもよく、本実施例はこれを特に限定しない。
【0138】
1つの具体的な実現過程では、前記第3情報は具体的にネットワーク装置によって単独に送信されてもよく、又はネットワーク装置によって他の情報に含まれて一緒に送信され、例えば、許可ポリシー(Authorization Policy)等に含まれてもよく、本実施例はこれを特に限定しない。
【0139】
選択肢として、本実施例の1つの可能な実現方式では、310において、前記ネットワーク装置は具体的に第1データパケットを介して前記端末装置に前記第1情報を送信してもよい。
【0140】
1つの具体的な実現過程では、前記第1データパケットは、各種の通信プロトコル、例えばインターネットプロトコル(IP、Internet Protocol)、イーサネット(Ethernet)プロトコル、又は非構造(Unstructure)等のプロトコルに基づくデータパケットであってもよく、本実施例はこれを特に限定しない。
【0141】
例えば、図2Bに示すように、第1データパケットがIPに基づくデータパケットであるのを例とする。詳しい説明については前述の実施例における関連内容を参照でき、ここでは繰り返し説明しない。
【0142】
選択肢として、本実施例の1つの可能な実現方式では、310において、前記ネットワーク装置は具体的に第1シグナリングを介して前記端末装置に前記第1情報を送信してもよい。
【0143】
例えば、図2Cに示すように、第1シグナリングがNASシグナリングであるのを例とする。詳しい説明については前述の実施例における関連内容を参照でき、ここでは繰り返し説明しない。
【0144】
1つの具体的な実現過程では、前記第1シグナリングは登録受諾シグナリングを含んでもよいが、それに限らず、本実施例はこれを特に限定しない。
【0145】
例えば、図2Dに示すように、第1シグナリングが登録受諾(Registration Accept)シグナリングであるのを例とする。詳しい説明については前述の実施例における関連内容を参照でき、ここでは繰り返し説明しない。
【0146】
選択肢として、本実施例の1つの可能な実現方式では、310の前に、前記ネットワーク装置は更に前記端末装置から送信された第2情報を受信してもよく、前記第2情報は前記端末装置が前記PC5インタフェースにおいて採用することを要求する無線アクセス技術を指示することに用いられる。
【0147】
該第2情報は、端末装置が、前記端末装置のPC5インタフェースにおいてサポートするRAT、及び前記端末装置がPC5インタフェースにおいて使用するV2Xサービスに対応するRATに基づいて決定したものである。
【0148】
例えば、前記端末装置がPC5インタフェースにおいてサポートするRAT、前記端末装置がPC5インタフェースにおいて使用するV2Xサービスに対応するRAT、及び前記端末装置のV2Xサービス契約データ等の情報に基づいて、前記端末装置が前記PC5インタフェースにおいて採用することを要求するRAT、即ち第2情報を決定する。
【0149】
1つの具体的な実現過程では、該実現方式において、前記ネットワーク装置は具体的に前記端末装置が第2データパケットを介して送信した前記第2情報を受信してもよい。具体的に、前記第2データパケットは、各種の通信プロトコル、例えばインターネットプロトコル(IP、Internet Protocol)、イーサネット(Ethernet)プロトコル、又は非構造(Unstructure)等のプロトコルに基づくデータパケットであってもよく、本実施例はこれを特に限定しない。
【0150】
例えば、図2Bを参照してもよく、第2データパケットがIPに基づくデータパケットであるのを例とする。詳しい説明については前述の実施例における関連内容を参照でき、ここでは繰り返し説明しない。
【0151】
他の具体的な実現過程では、前記ネットワーク装置は具体的に前記端末装置が第2シグナリングを介して送信した第2情報を受信してもよい。
【0152】
例えば、図2Cを参照してもよく、第2シグナリングがNASシグナリングであるのを例とする。詳しい説明については前述の実施例における関連内容を参照でき、ここでは繰り返し説明しない。
【0153】
該実現過程では、前記第2シグナリングは登録要求シグナリングを含んでもよいが、それに限らず、本実施例はこれを特に限定しない。
【0154】
例えば、図2Dを参照してもよく、第2シグナリングが登録要求シグナリングであるのを例とする。詳しい説明については前述の実施例における関連内容を参照でき、ここでは繰り返し説明しない。
【0155】
本実施例では、ネットワーク装置は端末装置に第1情報を送信し、前記第1情報は端末装置がPC5インタフェースにおいて採用することが許可された無線アクセス技術を指示することに用いられ、それによって、端末装置は第1情報の指示した無線アクセス技術を採用することを決定でき、端末装置と端末装置とのPC5インタフェースでの正しい通信が実現される。
【0156】
図4Aは本願実施例による端末装置400の模式的なブロック図である。図4Aに示すように、本実施例は端末装置400を提供し、図2Aに対応する実施例における方法を実行することに用いられる。
【0157】
具体的に、該端末装置400は図2Aに対応する実施例における方法を実行するための機能モジュールを備える。端末装置400は受信ユニット410を備えてもよく、ネットワーク装置から送信された第1情報を受信することに用いられ、前記第1情報は端末装置がPC5インタフェースにおいて採用することが許可された無線アクセス技術を指示することに用いられる。
【0158】
本発明に係る前記ネットワーク装置はモビリティ管理装置、例えば5Gコアネットワーク、即ち次世代コアネットワーク(NGCN、Next Generation Core Network)におけるアクセス及びモビリティ管理機能(AMF、Access and Mobility Management Function)又は4Gコアネットワーク、即ち進化型パケットコアネットワーク(EPC、Evolved Packet Core Network)におけるモビリティ管理エンティティ(MME、Mobility Management Entity)であってもよく、又はポリシー制御装置、例えば車両インターネット制御機能エンティティ(V2X CF、Vehicle to Everything Control Function)又はポリシー制御機能エンティティ(PCF、Policy Control Function)等であってもよく、本実施例はこれを特に限定しない。
【0159】
ネットワーク構造においては、V2X CFが独立したネットワーク要素であることがサポートされるし、V2X CFの機能がPCFに含まれることもサポートされ、本実施例はこれを特に限定しない。
【0160】
選択肢として、本実施例の1つの可能な実現方式では、前記無線アクセス技術はNR技術及び/又はE-UTRA技術を含んでもよいが、それらに限らず、本実施例はこれを特に限定しない。
【0161】
選択肢として、本実施例の1つの可能な実現方式では、前記受信ユニット410は具体的に、前記ネットワーク装置が第1データパケットを介して送信した前記第1情報を受信すること、又は、前記ネットワーク装置が第1シグナリングを介して送信した前記第1情報を受信することに用いられる。
【0162】
1つの具体的な実現過程では、前記第1シグナリングは登録受諾シグナリングを含んでもよいが、それに限らず、本実施例はこれを特に限定しない。
【0163】
選択肢として、本実施例の1つの可能な実現方式では、前記第1情報は具体的に、前記端末装置の許可された少なくとも1つのPLMN、及び前記少なくとも1つのPLMNのうちの各PLMNにおける前記端末装置がPC5インタフェースにおいて採用することが許可された無線アクセス技術を指示することに用いられてもよい。
【0164】
選択肢として、本実施例の1つの可能な実現方式では、図4Bに示すように、本実施例による前記端末装置は更に送信ユニット420を備えてもよく、前記ネットワーク装置に第2情報を送信することに用いられ、前記第2情報は前記端末装置が前記PC5インタフェースにおいて採用することを要求する無線アクセス技術を指示することに用いられる。
【0165】
1つの具体的な実現過程では、前記送信ユニット420は具体的に、第2データパケットを介して前記ネットワーク装置に第2情報を送信すること、又は、第2シグナリングを介して前記ネットワーク装置に第2情報を送信することに用いられてもよい。
【0166】
他の具体的な実現過程では、前記送信ユニット420は更に、前記端末装置がPC5インタフェースにおいてサポートするRAT、及び前記端末装置がPC5インタフェースにおいて使用するV2Xサービスに対応するRATに基づいて、前記第2情報を決定することに用いられてもよい。
【0167】
他の具体的な実現過程では、前記第2シグナリングは登録要求シグナリングを含んでもよいが、それに限らず、本実施例はこれを特に限定しない。
【0168】
選択肢として、本実施例の1つの可能な実現方式では、前記受信ユニット410は更に前記ネットワーク装置から送信された第3情報を受信することに用いられてもよく、前記第3情報は、許可されたV2Xサービスにおいて、PC5インタフェースで、対応する無線アクセス技術を使用することを指示することに用いられる。
【0169】
本実施例では、受信ユニットはネットワーク装置から送信された第1情報を受信し、前記第1情報は前記端末装置がPC5インタフェースにおいて採用することが許可された無線アクセス技術を指示することに用いられ、それによって、端末装置は第1情報の指示した無線アクセス技術を採用することを決定でき、端末装置と端末装置とのPC5インタフェースでの正しい通信が実現される。
【0170】
図5Aは本願実施例によるネットワーク装置500の模式的なブロック図である。図5Aに示すように、本実施例はネットワーク装置を提供し、図3に対応する実施例における方法を実行することに用いられる。
【0171】
具体的に、該ネットワーク装置500は図3に対応する実施例における方法を実行するための機能モジュールを備える。ネットワーク装置500は送信ユニット510を備えてもよく、端末装置に第1情報を送信することに用いられ、前記第1情報は前記端末装置がPC5インタフェースにおいて採用することが許可された無線アクセス技術を指示することに用いられる。
【0172】
本発明に係る前記ネットワーク装置はモビリティ管理装置、例えば5Gコアネットワーク、即ち次世代コアネットワーク(NGCN、Next Generation Core Network)におけるアクセス及びモビリティ管理機能(AMF、Access and Mobility Management Function)又は4Gコアネットワーク、即ち進化型パケットコアネットワーク(EPC、Evolved Packet Core Network)におけるモビリティ管理エンティティ(MME、Mobility Management Entity)であってもよく、又はポリシー制御装置、例えば車両インターネット制御機能エンティティ(V2X CF、Vehicle to Everything Control Function)又はポリシー制御機能エンティティ(PCF、Policy Control Function)等であってもよく、本実施例はこれを特に限定しない。
【0173】
ネットワーク構造においては、V2X CFが独立したネットワーク要素であることがサポートされるし、V2X CFの機能がPCFに含まれることもサポートされ、本実施例はこれを特に限定しない。
【0174】
選択肢として、本実施例の1つの可能な実現方式では、前記無線アクセス技術はNR技術及び/又はE-UTRA技術を含んでもよいが、それらに限らず、本実施例はこれを特に限定しない。
【0175】
選択肢として、本実施例の1つの可能な実現方式では、前記送信ユニット510は具体的に、第1データパケットを介して前記端末装置に前記第1情報を送信すること、又は、第1シグナリングを介して前記端末装置に前記第1情報を送信することに用いられてもよい。
【0176】
1つの具体的な実現過程では、前記第1シグナリングは登録受諾シグナリングを含んでもよいが、それに限らず、本実施例はこれを特に限定しない。
【0177】
選択肢として、本実施例の1つの可能な実現方式では、前記第1情報は具体的に、前記端末装置の許可された少なくとも1つのPLMN、及び前記少なくとも1つのPLMNのうちの各PLMNにおける前記端末装置がPC5インタフェースにおいて採用することが許可された無線アクセス技術を指示することに用いられてもよい。
【0178】
選択肢として、本実施例の1つの可能な実現方式では、図5Bに示すように、本実施例による前記ネットワーク装置は更に受信ユニット520を備えてもよく、前記端末装置から送信された第2情報を受信することに用いられ、前記第2情報は前記端末装置が前記PC5インタフェースにおいて採用することを要求する無線アクセス技術を指示することに用いられる。
【0179】
1つの具体的な実現過程では、前記受信ユニット520は具体的に、前記端末装置が第2データパケットを介して送信した前記第2情報を受信すること、又は、前記端末装置が第2シグナリングを介して送信した第2情報を受信することに用いられてもよい。
【0180】
該第2情報は、端末装置が、前記端末装置のPC5インタフェースにおいてサポートするRAT、及び前記端末装置がPC5インタフェースにおいて使用するV2Xサービスに対応するRATに基づいて決定したものである。
【0181】
例えば、前記端末装置がPC5インタフェースにおいてサポートするRAT、前記端末装置がPC5インタフェースにおいて使用するV2Xサービスに対応するRAT、及び前記端末装置のV2Xサービス契約データ等の情報に基づいて、前記端末装置が前記PC5インタフェースにおいて採用することを要求するRAT、即ち第2情報を決定する。
【0182】
他の具体的な実現過程では、前記第2シグナリングは登録要求シグナリングを含んでもよいが、それに限らず、本実施例はこれを特に限定しない。
【0183】
選択肢として、本実施例の1つの可能な実現方式では、前記送信ユニット510は更に前記端末装置に第3情報を送信することに用いられてもよく、前記第3情報は、許可されたV2Xサービスにおいて、PC5インタフェースで、対応する無線アクセス技術を使用することを指示することに用いられる。
【0184】
本実施例では、送信ユニットは端末装置に第1情報を送信し、前記第1情報は前記端末装置がPC5インタフェースにおいて採用することが許可された無線アクセス技術を指示することに用いられ、それによって、端末装置は第1情報の指示した無線アクセス技術を採用することを決定でき、端末装置と端末装置とのPC5インタフェースでの正しい通信が実現される。
【0185】
図6は本願実施例による通信装置600の模式的な構造図である。図6に示す通信装置600はプロセッサ610を備え、プロセッサ610はコンピュータプログラムをメモリから呼び出して実行して、本願実施例における方法を実現することができる。
【0186】
選択肢として、図6に示すように、通信装置600は更にメモリ620を備えてもよい。プロセッサ610はコンピュータプログラムをメモリ620から呼び出して実行して、本願実施例における方法を実現することができる。
【0187】
メモリ620はプロセッサ610から独立した1つの単独のデバイスであってもよく、プロセッサ610に集積されてもよい。
【0188】
選択肢として、図6に示すように、通信装置600は更に送受信機630を備えてもよく、プロセッサ610は他の装置と通信するように該送受信機630を制御することができ、具体的に、他の装置に情報又はデータを送信し、又は他の装置から送信された情報又はデータを受信することができる。
【0189】
送受信機630は送信機と受信機を備えてもよい。送受信機630は更にアンテナを備えてもよく、アンテナの数は1つ又は複数であってもよい。
【0190】
選択肢として、該通信装置600は具体的に本願実施例のネットワーク装置であってもよく、そして該通信装置600は本願実施例の各方法におけるネットワーク装置によって実現される相応のプロセスを実現できる。簡潔のために、ここでは繰り返し説明しない。
【0191】
選択肢として、該通信装置600は具体的に本願実施例の端末装置であってもよく、そして該通信装置600は本願実施例の各方法における端末装置によって実現される相応のプロセスを実現できる。簡潔のために、ここでは繰り返し説明しない。
【0192】
図7は本願実施例のチップ700の構造模式図である。図7に示すチップ700はプロセッサ710を備え、プロセッサ710はコンピュータプログラムをメモリから呼び出して実行して、本願実施例における方法を実現することができる。
【0193】
選択肢として、図7に示すように、チップ700は更にメモリ720を備えてもよい。プロセッサ710はコンピュータプログラムをメモリ720から呼び出して実行して、本願実施例における方法を実現することができる。
【0194】
メモリ720はプロセッサ710から独立した1つの単独のデバイスであってもよく、プロセッサ710に集積されてもよい。
【0195】
選択肢として、該チップ700は更に入力インタフェース730を備えてもよい。プロセッサ710は他の装置又はチップと通信するように該入力インタフェース730を制御することができ、具体的に、他の装置又はチップから送信された情報又はデータを取得することができる。
【0196】
選択肢として、該チップ700は更に出力インタフェース740を備えてもよい。プロセッサ710は他の装置又はチップと通信するように該出力インタフェース740を制御することができ、具体的に、他の装置又はチップに情報又はデータを出力することができる。
【0197】
選択肢として、該チップは本願実施例におけるネットワーク装置に適用されてもよく、そして該チップは本願実施例の各方法におけるネットワーク装置によって実現される相応のプロセスを実現できる。簡潔のために、ここでは繰り返し説明しない。
【0198】
選択肢として、該チップは本願実施例における端末装置に適用されてもよく、そして該チップは本願実施例の各方法における端末装置によって実現される相応のプロセスを実現できる。簡潔のために、ここでは繰り返し説明しない。
【0199】
理解されるように、本願実施例で言及されるチップは更にシステムレベルチップ、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップ等と称されてもよい。
【0200】
図8は本願実施例による通信システム800の模式的なブロック図である。図8に示すように、該通信システム800は端末装置810とネットワーク装置820を備える。
【0201】
該端末装置810は上記の方法における端末装置によって実現される相応の機能を実現することに用いられてもよく、そして該ネットワーク装置820は上記の方法におけるネットワーク装置によって実現される相応の機能を実現することに用いられてもよい。簡潔のために、ここでは繰り返し説明しない。
【0202】
理解されるように、本願実施例のプロセッサは信号処理能力を有する集積回路チップであり得る。実現過程において、上記方法実施例の各ステップはプロセッサにおけるハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形式の命令で遂行できる。上記のプロセッサは汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP、Digital Signal Processor)、特定用途向け集積回路(ASIC、Application Specific Integrated Circuit)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA、Field Programmable Gate Array)又は他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲート又はトランジスタ論理デバイス、個別ハードウェアコンポーネントであってもよい。本願実施例に開示される各方法、ステップ及び論理ブロック図を実現又は実行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよく、又は該プロセッサは如何なる通常のプロセッサ等であってもよい。本願実施例に開示される方法のステップはハードウェア復号プロセッサで遂行し、又は復号プロセッサにおけるハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせで遂行するように直接具現されてもよい。ソフトウェアモジュールはランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ、プログラム可能読み出し専用メモリ又は電気消去可能プログラム可能メモリ、レジスタ等の本分野で成熟している記憶媒体に位置してもよい。該記憶媒体はメモリに位置し、プロセッサはメモリにおける情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上記方法のステップを遂行する。
【0203】
理解できるように、本願実施例において、メモリは揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、又は、揮発性メモリと不揮発性メモリの両方を含んでもよい。不揮発性メモリは読み出し専用メモリ(ROM、Read-Only Memory)、プログラム可能読み出し専用メモリ(PROM、Programmable ROM)、消去可能プログラム可能読み出し専用メモリ(EPROM、Erasable PROM)、電気的消去可能プログラム可能読み出し専用メモリ(EEPROM、Electrically EPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリはランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)であってもよく、外部キャッシュメモリとして使用される。制限的ではなく、例示的な説明によれば、多くの形式のRAM、例えばスタティックランダムアクセスメモリ(SRAM、Static RAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM、Dynamic RAM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM、Synchronous DRAM)、ダブルデータレートシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(DDR SDRAM、Double Data Rate SDRAM)、拡張型シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(ESDRAM、Enhanced SDRAM)、シンクリンクダイナミックランダムアクセスメモリ(SLDRAM、Synchlink DRAM)及びダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(DR RAM、Direct Rambus RAM)は利用可能である。なお、本明細書に説明されるシステム及び方法のメモリはこれらのメモリ及び任意の他の適切なタイプのメモリを含むが、これらに限らないように意図されている。
【0204】
理解されるように、上記メモリは例示的であって制限的なものではなく、例えば、本願実施例におけるメモリは更にスタティックランダムアクセスメモリ(SRAM、static RAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM、dynamic RAM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM、synchronous DRAM)、ダブルデータレートシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(DDR SDRAM、double data rate SDRAM)、拡張型シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(ESDRAM、enhanced SDRAM)、シンクリンクダイナミックランダムアクセスメモリ(SLDRAM、synch link DRAM)及びダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(DR RAM、Direct Rambus RAM)等であってもよい。即ち、本発明実施例におけるメモリはこれらのメモリ及び任意の他の適切なタイプのメモリを含むが、これらに限らないように意図されている。
【0205】
本願実施例は更にコンピュータ可読記憶媒体を提供し、コンピュータプログラムを記憶することに用いられる。
【0206】
選択肢として、該コンピュータ可読記憶媒体は本願実施例におけるネットワーク装置に適用されてもよく、そして該コンピュータプログラムはコンピュータに本願実施例の各方法におけるネットワーク装置によって実現される相応のプロセスを実行させる。簡潔のために、ここでは繰り返し説明しない。
【0207】
選択肢として、該コンピュータ可読記憶媒体は本願実施例における端末装置に適用されてもよく、そして該コンピュータプログラムはコンピュータに本願実施例の各方法における端末装置によって実現される相応のプロセスを実行させる。簡潔のために、ここでは繰り返し説明しない。
【0208】
本願実施例はコンピュータプログラム製品を更に提供し、コンピュータプログラム命令を含む。
【0209】
選択肢として、該コンピュータプログラム製品は本願実施例におけるネットワーク装置に適用されてもよく、そして該コンピュータプログラム命令はコンピュータに本願実施例の各方法におけるネットワーク装置によって実現される相応のプロセスを実行させる。簡潔のために、ここでは繰り返し説明しない。
【0210】
選択肢として、該コンピュータプログラム製品は本願実施例における端末装置に適用されてもよく、そして該コンピュータプログラム命令はコンピュータに本願実施例の各方法における端末装置によって実現される相応のプロセスを実行させる。簡潔のために、ここでは繰り返し説明しない。
【0211】
本願実施例はコンピュータプログラムを更に提供する。
【0212】
選択肢として、該コンピュータプログラムは本願実施例におけるネットワーク装置に適用されてもよく、該コンピュータプログラムがコンピュータにおいて実行される時、コンピュータは本願実施例の各方法におけるネットワーク装置によって実現される相応のプロセスを実行する。簡潔のために、ここでは繰り返し説明しない。
【0213】
選択肢として、該コンピュータプログラムは本願実施例における端末装置に適用されてもよく、該コンピュータプログラムがコンピュータにおいて実行される時、コンピュータは本願実施例の各方法における端末装置によって実現される相応のプロセスを実行する。簡潔のために、ここでは繰り返し説明しない。
【0214】
当業者が意識できるように、本明細書に開示される実施例を参照して説明した各例示的なユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組み合わせで実現できる。これらの機能をハードウェアそれともソフトウェア方式で実行するかは、技術案の特定応用及び設計制約条件によって決定される。当業者は各特定応用に応じて異なる方法でここの説明される機能を実現することができるが、このような実現は本願の範囲を超えるものと見なされるべきではない。
【0215】
当業者が明確に理解できるように、説明を容易で簡単にするために、上記説明されたシステム、装置及びユニットの具体的な動作過程については、前述の方法実施例における対応する過程を参照でき、ここでは繰り返し説明しない。
【0216】
本願に係る幾つかの実施例において、理解されるように、開示されるシステム、装置及び方法は他の方式で実現されてもよい。例えば、上記の装置実施例は単に模式的なものであり、例えば、説明したユニットの区分は論理的な機能区分に過ぎず、実際の実施では他の区分方式があってもよく、例えば、複数のユニット又はコンポーネントが組み合わせられてもよく、又は他のシステムに統合されてもよく、又は幾つかの特徴が省略されても、又は実行されなくてもよい。一方で、表示又は検討される相互間の結合又は直接結合又は通信接続は、幾つかのインタフェース、装置又はユニットを介した間接結合又は通信接続であってもよく、電気的、機械的、又は他の形態であってもよい。
【0217】
分離部材として説明された前記ユニットは物理的に分離したものであってもでなくてもよく、ユニットとして表示される部材は物理ユニットであってもでなくてもよく、即ち、一箇所に位置してもよく、又は複数のネットワークユニットに分散されてもよい。実際の需要に応じてその一部又は全部のユニットを選択して、本実施例案の目的を実現してもよい。
【0218】
また、本願の各実施例において、各機能ユニットは1つの処理ユニットに統合されてもよく、各ユニットは独立して物理的に存在してもよく、2つ以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。
【0219】
前記機能はソフトウェア機能ユニットの形で実現され、そして独立した製品として販売又は使用される場合、1つのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づいて、本願の技術案の本質又は従来技術に貢献する部分、又は該技術案の一部はソフトウェア製品の形式で具現されてもよく、該コンピュータソフトウェア製品は1つの記憶媒体に記憶され、1台のコンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ又はネットワーク装置等であってもよい)に本願の各実施例に記載の方法の全部又は一部のステップを実行させるための若干の命令を含む。前述の記憶媒体はUSBディスク、リムーバブルハードディスク、読み出し専用メモリ(ROM、Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスク等の、プログラムコードを記憶できる各種の媒体を含む。
【0220】
以上の説明は単に本願の具体的な実施形態に過ぎず、本願の保護範囲を制限するためのものではなく、当業者が本願に開示される技術的範囲内において容易に想到し得る変更や置換は、いずれも本願の保護範囲内に含まれるべきである。従って、本願の保護範囲は特許請求の範囲に記載の保護範囲に準じるべきである。
図1A
図1B
図2A
図2B
図2C
図2D
図3
図4A
図4B
図5A
図5B
図6
図7
図8