(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-16
(45)【発行日】2022-12-26
(54)【発明の名称】情報処理方法、装置、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体および電子機器
(51)【国際特許分類】
H04W 68/02 20090101AFI20221219BHJP
H04W 60/00 20090101ALI20221219BHJP
【FI】
H04W68/02
H04W60/00
(21)【出願番号】P 2019545971
(86)(22)【出願日】2018-02-14
(86)【国際出願番号】 CN2018076820
(87)【国際公開番号】W WO2018166328
(87)【国際公開日】2018-09-20
【審査請求日】2019-08-22
【審判番号】
【審判請求日】2021-09-30
(31)【優先権主張番号】201710153931.9
(32)【優先日】2017-03-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】510065207
【氏名又は名称】大唐移▲動▼通信▲設▼▲備▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】DATANG MOBILE COMMUNICATIONS EQUIPMENT CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】1/F, Building 1, No.5 Shangdi East Road, Haidian District,Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100166729
【氏名又は名称】武田 幸子
(72)【発明者】
【氏名】王 胡成
【合議体】
【審判長】中木 努
【審判官】圓道 浩史
【審判官】齋藤 哲
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2018/127190(WO,A1)
【文献】Qualcomm Incorporated, LG Electronics,UE reachability in CN-IDLE,Power Saving functions and MO only[online],3GPP TSG SA WG2 #118BIS S2-170681,2017年 1月23日,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_118BIS_Spokane/Docs/S2-170681.zip>
【文献】3GPP;TSG SA;System Architecture for the 5G System; Stage 2 (Release 15),3GPP TS23.501 V0.3.1(2017-03),2017年 3月 6日,pp.37-38,40-41,43,47
【文献】Samsung,Interaction between AMF and SMF[online],3GPP TSG SA WG2 #118bis S2-170263,2017年1月10日アップロード,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_118BIS_Spokane/Docs/S2-170263.zip>
【文献】3GPP;TSG SA;Procedures for the 5G System; Stage 2(Release 15),3GPP TS23.502 0.2.0(2017-02),2017年 2月24日,pp.9-12,25-29
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
3GPP TSG SA WG1-4
3GPP TSG CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
UE(User Equipment)の登録更新要求を受信することと、
前記UEがMICO(Mobile Originated connection only)モードに移行したか、またはMICOモードから移行したかを特定することと、
前記UEがMICOモードから移行したと特定した場合、前記UEがMICOモードから移行しまたは到達可能であることを関連SMF(Session Management Function)に通知するための第1通知メッセージを前記関連SMFに送信すること
、または、
前記UEがMICOモードに移行したと特定した場合、前記UEがMICOモードに移行しまたは到達不可能であることを目標SMFに通知するための第2通知メッセージを前記目標SMFに送信することとを含
み、
前記関連SMFは、MICO指示または端末の到達不可能指示が送信されたSMFを含み、
前記目標SMFは、MICO指示または端末の到達不可能指示が送信されなかったSMFを含む、情報処理方法。
【請求項2】
前記UEのダウンリンクシグナリングまたはデータの到達のためにトリガーされる情報通知である通知メッセージまたはダウンリンクページング要求を前記目標SMFから送信しなくなるよう、前記UEがMICOモードに移行したことを前記目標SMFに指示するためのMICO指示は、前記第2通知メッセージに付帯される請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記目標SMFが存在するか否か、および、前記第2通知メッセージを前記目標SMFに送信するか否かを特定することと、
前記目標SMFが存在せず、または、前記第2通知メッセージを前記目標SMFに送信する必要がないと特定した場合、前記UEの登録更新プロセスを完成させることをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記UEからのアップリンクデータ送信が必要であることを示すIDは、前記登録更新要求に付帯され、
前記UEのデータプレーン伝送経路の回復を、前記UEにデータ伝送サービスを提供するSMFに通知することに用いられる第3通知メッセージを、前記UEにデータ伝送サービスを提供するSMFに送信することをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記UEがMICOモードに移行したか、またはMICOモードから移行したかを特定することは、
登録更新前の
前記UEにサービスを提供するAMFから前記UEのコンテキスト情報を取得することと、
前記UEのコンテキスト情報に基づいて、前記UEがMICOモードに移行したか、またはMICOモードから移行したかを特定することとを含む請求項1~
4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
UEがMICOモードに移行したかを特定することと、
前記UEがMICOモードに移行したと特定すると、前記UEのダウンリンクシグナリングまたはデータの到達のためにトリガーされる情報通知である通知メッセージまたはダウンリンクページング要求を送信しなくなるよう、前記UEのサービングSMFに指示することとを含み、
前記UEがMICOモードに移行したと特定すると、通知メッセージまたはダウンリンクページング要求を送信しなくなるよう、前記UEのサービングSMFに指示することは、
前記UEがMICOモードに移行したと特定すると、前記SMFから送信された前記通知メッセージまたはダウンリンクページングを拒否し、前記通知メッセージまたはダウンリンクページング要求を送信しなくなるよう前記SMFに指示することに用いられるMICO指示または端末の到達不可能指示を前記SMFに送信することを含む、情報処理方法。
【請求項7】
前記MICO指示または前記端末の到達不可能指示が送信された
前記SMFの情報を記憶することと、
前記UEがMICOモードから移行したと特定すると、前記情報に基づいて、前記UEがMICOモードから移行したことを示す通知を前記SMFに送信することとをさらに含む請求項
6に記載の方法。
【請求項8】
UEのダウンリンクシグナリングまたはデータの到達のためにトリガーされる情報通知である通知メッセージまたはダウンリンクページング要求の送信が必要となると、前記UEがMICOモードに移行したかを特定することと、
前記UEがMICOモードに移行したと特定すると、前記通知メッセージまたは前記ダウンリンクページング要求を前記UEのサービングAMFに送信しないこと、及び/または、
前記UEがMICOモードに移行しなかったと特定すると、前記UEの到達可能かを特定し、前記UEの到達不可能を特定すると、前記通知メッセージまたは前記ダウンリンクページング要求を、前記UEのサービングAMFに送信しないこととを含む情報処理方法。
【請求項9】
前
記UEがMICOモードに移行したかを特定することは、
MICO指示が記憶されたかを特定することと、
前記MICO指示が記憶された場合、前記UEがMICOモードに移行したと特定し、逆の場合、前記UEがMICOモードに移行しなかったと特定することとを含む請求項
8に記載の方法。
【請求項10】
前記UEの到達可能を特定すると、前記通知メッセージまたは前記ダウンリンクページング要求を、前記UEのサービングAMFに送信することをさらに含む請求項
8または
9に記載の方法。
【請求項11】
AMFに設置される情報処理装置であって、
UEの登録更新要求を受信する受信モジュールと、
前記UEがMICOモードに移行したか、またはMICOモードから移行したかを特定する第1特定モジュールと、
前記UEがMICOモードから移行したと特定した場合、前記UEがMICOモードから移行しまたは到達可能であることを関連SMFに通知するための第1通知メッセージを前記関連SMFに送信する第1処理モジュールと、
前記UEがMICOモードに移行したと特定した場合、前記UEがMICOモードに移行しまたは到達不可能であることを目標SMFに通知するための第2通知メッセージを前記目標SMFに送信する第2処理モジュールとを含
み、
前記関連SMFは、MICO指示または端末の到達不可能指示が送信されたSMFを含み、
前記目標SMFは、MICO指示または端末の到達不可能指示が送信されなかったSMFを含む、情報処理装置。
【請求項12】
AMFに設置される情報処理装置であって、
UEがMICOモードに移行したかを特定する特定モジュールと、
前記UEがMICOモードに移行したと特定すると、前記UEのダウンリンクシグナリングまたはデータの到達のためにトリガーされる情報通知である通知メッセージまたはダウンリンクページング要求を送信しなくなるよう、前記UEのサービングSMFに指示する指示モジュールとを含み、
前記指示モジュールは、前記UEがMICOモードに移行したと特定すると、前記SMFから送信された前記通知メッセージまたはダウンリンクページングを拒否し、前記通知メッセージまたはダウンリンクページング要求を送信しなくなるよう前記SMFに指示することに用いられるMICO指示または端末の到達不可能指示を前記SMFに送信することにさらに用いられる、情報処理装置。
【請求項13】
SMFに設置される情報処理装置であって、
UEのダウンリンクシグナリングまたはデータの到達のためにトリガーされる情報通知である通知メッセージまたはダウンリンクページング要求の送信が必要となると、前記UEがMICOモードに移行したかを特定する特定モジュールと、
前記UEがMICOモードに移行したと特定すると、前記通知メッセージまたは前記ダウンリンクページング要求を前記UEのサービングAMFに送信しない第1処理モジュールと、
前記UEがMICOモードに移行しなかったと特定すると、前記UEの到達可能かを特定し、前記UEの到達不可能を特定すると、前記通知メッセージまたは前記ダウンリンクページング要求を、前記UEのサービングAMFに送信しない第2処理モジュールとを含む情報処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2017年3月15日に中国特許庁に提出された中国特許出願201710153931.9の優先権を主張し、その全ての内容が援用によりここに取り込まれる。
本開示は、通信技術分野に係り、特に情報処理方法、装置、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体および電子機器に係る。
【背景技術】
【0002】
従来技術において、MICO(Mobile Originated connection only)モードの端末が提案されている。当該モードに移行した端末は、コールをするが、ネットワークページングの監視を行わない。
【0003】
UE(User Equipment)は、登録または登録更新プロセスにおいて、MICOモードの活性化が望まれることをネットワークに指示することができる。ネットワークのAMF(Access and Mobility Management Function)は、ローカルの設定、契約、ポリシーなどの情報に基づいて、UEに対しMICOモードを活性化するかを決定する。UEがMICOモードに移行したと特定すると、ネットワークのAMFは、UEに対しすべてのPLMN(Public Land Mobile Network)を割り当てUEの登録エリアとする。この場合、UEは、同一のPLMNにおいて移動による登録更新を行わず、すなわち位置更新のTAU(Tracking Area Update)プロセスを引き起こさない。しかし、UEは、周期的な登録プロセスを引き起こしてもよい。UEは、MICOモードに移行した後に、ネットワークページングの監視を行わない。
【0004】
従来技術において、端末の登録更新を例とし、AMFから端末の位置変化情報またはAMFの変化情報を、UEのすべてのサービングSMF(Session Management Function)に通知する必要があり、それによって、SMFによるUPF(User Pane Function)再選択またはダウンリンクページングメッセージの配信が可能になる。MICOモードの端末がネットワークページングの監視を行わないため、SMFに対しこれらの情報を更新することは、シグナリングの無駄遣いにつながる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
これに鑑み、本開示は、シグナリングオーバーヘッドを節約するための情報処理方法、装置、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体および電子機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の情報処理方法は、
UE(User Equipment)の登録更新要求を受信することと、
前記UEがMICO(Mobile Originated connection only)モードに移行したか、またはMICOモードから移行したかを特定することと、
前記UEがMICOモードから移行したと特定した場合、前記UEがMICOモードから移行しまたは到達可能であることを関連SMF(Session Management Function)に通知するための第1通知メッセージを前記関連SMFに送信することと、
前記UEがMICOモードに移行したと特定した場合、前記UEがMICOモードに移行しまたは到達不可能であることを目標SMFに通知するための第2通知メッセージを前記目標SMFに送信することとを含む。
【0007】
ここで、前記関連SMFは、MICO指示または端末の到達不可能指示が送信されたSMFを含み、前記目標SMFは、MICO指示または端末の到達不可能指示が送信されなかったSMFを含む。
【0008】
前記UEのダウンリンクシグナリングまたはデータの到達のためにトリガーされる情報通知である通知またはダウンリンクページング要求を前記目標SMFから送信しなくなるよう、前記UEがMICOモードに移行したことを前記目標SMFに指示するためのMICO指示は、前記第2通知メッセージに付帯される。
【0009】
ここで、前記方法は、前記目標SMFが存在するか否か、および、前記第2通知メッセージを前記目標SMFに送信するか否かを特定することをさらに含む。
【0010】
ここで、前記第2通知メッセージを前記目標SMFに送信するか否かを特定することは、
前記UEのサービングAMF(Access and Mobility Management Function)に変化が生じたかを特定することと、
前記UEのサービングAMFに変化が生じたと特定すると、現在のUEのサービングAMFに変化が生じたことを目標SMFに通知することにも用いられる第2通知メッセージを前記目標SMFに送信すると特定することとを含む。
【0011】
ここで、前記UEからのアップリンクデータ送信が必要であることを示すIDは、前記登録更新要求に付帯され、前記方法は、前記UEのデータプレーン伝送経路の回復を、前記UEにデータ伝送サービスを提供するSMFに通知することに用いられる第3通知メッセージを、前記UEにデータ伝送サービスを提供するSMFに送信することをさらに含む。
【0012】
ここで、前記UEがMICOモードに移行したか、またはMICOモードから移行したかを特定することは、
位置更新前のAMFから前記UEのコンテキスト情報を取得することと、
前記UEのコンテキスト情報に基づいて、前記UEがMICOモードに移行したか、またはMICOモードから移行したかを特定することとを含む。
【0013】
第2の態様として、本開示の情報処理方法は、
UEがMICOモードに移行したかを特定することと、
前記UEがMICOモードに移行したと特定すると、前記UEのダウンリンクシグナリングまたはデータの到達のためにトリガーされる情報通知である通知またはダウンリンクページング要求を送信しなくなるよう、前記UEのサービングSMFに指示することとを含む。
【0014】
ここで、前記UEがMICOモードに移行したと特定すると、通知またはダウンリンクページング要求を送信しなくなるよう、前記UEのサービングSMFに指示することは、
前記UEがMICOモードに移行したと特定すると、前記UEに対しPDU(Protocol Data Unit)セッションを確立するプロセスで、前記UEのサービングSMFを特定することと、
前記通知またはダウンリンクページング要求を前記SMFから送信しなくなるよう、前記UEがMICOモードに移行したことを前記SMFに指示することに用いられるMICO指示を、前記SMFに送信することとを含む。
【0015】
ここで、前記UEがMICOモードに移行したと特定すると、通知またはダウンリンクページング要求を送信しなくなるよう、前記UEのサービングSMFに指示することは、
前記UEがMICOモードに移行したと特定すると、前記SMFから送信された前記通知またはダウンリンクページングを拒否し、前記通知またはダウンリンクページング要求を送信しなくなるよう前記SMFに指示することに用いられるMICO指示または端末の到達不可能指示を前記SMFに送信することを含む。
【0016】
ここで、前記方法は、前記MICO指示または前記端末の到達不可能指示が送信されたSMFの情報を記憶することと、
前記UEがMICOモードから移行したと特定すると、前記情報に基づいて、前記UEがMICOモードから移行したことを示す通知を前記SMFに送信することとをさらに含む。
【0017】
第3の態様として、本開示の情報処理方法は、
UEのダウンリンクシグナリングまたはデータの到達のためにトリガーされる情報通知である通知またはダウンリンクページング要求の送信が必要となると、前記UEがMICOモードに移行したかを特定することと、
前記UEがMICOモードに移行したと特定すると、前記通知または前記ダウンリンクページング要求を前記UEに送信しないことと、
前記UEがMICOモードに移行しなかったと特定すると、前記UEの到達可能かを特定し、前記UEの到達不可能を特定すると、前記通知メッセージまたは前記ダウンリンクページング要求を、前記UEのサービングAMFに送信しないこととを含む。
【0018】
ここで、前記のUEがMICOモードに移行したかを特定することは、
MICO指示が記憶されたかを特定することと、
前記MICO指示が記憶された場合、前記UEがMICOモードに移行したと特定し、逆の場合、前記UEがMICOモードに移行しなかったと特定することとを含む。
【0019】
ここで、前記方法は、前記UEの到達可能を特定すると、前記通知メッセージまたは前記ダウンリンクページング要求を、前記UEのサービングAMFに送信することをさらに含む。
【0020】
第4の態様として、本開示の情報処理装置は、
UEの登録更新要求を受信する受信モジュールと、
前記UEがMICOモードに移行したか、またはMICOモードから移行したかを特定する第1特定モジュールと、
前記UEがMICOモードから移行したと特定した場合、前記UEがMICOモードから移行しまたは到達可能であることを関連SMFに通知するための第1通知メッセージを前記関連SMFに送信する第1処理モジュールと、
前記UEがMICOモードに移行したと特定した場合、前記UEがMICOモードに移行しまたは到達不可能であることを目標SMFに通知するための第2通知メッセージを前記目標SMFに送信する第2処理モジュールとを含む。
【0021】
ここで、前記関連SMFは、MICO指示または端末の到達不可能指示が送信されたSMFを含み、前記目標SMFは、MICO指示または端末の到達不可能指示が送信されなかったSMFを含む。
【0022】
ここで、前記UEのダウンリンクシグナリングまたはデータの到達のためにトリガーされる情報通知である通知またはダウンリンクページング要求を前記目標SMFから送信しなくなるよう、前記UEがMICOモードに移行したことを前記目標SMFに指示することに用いられるMICO指示は、前記第2通知メッセージに付帯される。
【0023】
ここで、前記装置は、前記目標SMFが存在するか否か、および、前記第2通知メッセージを前記目標SMFに送信するか否かを特定する判断モジュールをさらに含む。
【0024】
ここで、前記装置は、前記目標SMFが存在せず、または、前記第2通知メッセージを前記目標SMFに送信する必要がないと特定した場合、直接前記UEの登録更新プロセスを完成させる第3処理モジュールをさらに含む。
【0025】
ここで、前記判断モジュールは、
前記UEのサービングAMFに変化が生じたかを特定する第1判断サブモジュールと、
前記UEのサービングAMFに変化が生じたと特定すると、現在のUEのサービングAMFに変化が生じたことを目標SMFに通知することにも用いられる第2通知メッセージを前記目標SMFに送信すると特定する第2判断サブモジュールとを含む。
【0026】
ここで、前記UEからのアップリンクデータ送信が必要であることを示すIDは、前記登録更新要求に付帯され、前記装置は、前記UEのデータプレーン伝送経路の回復を、前記UEにデータ伝送サービスを提供するSMFに通知することに用いられる第3通知メッセージを、前記UEにデータ伝送サービスを提供するSMFに送信する第1送信モジュールをさらに含む。
【0027】
ここで、前記第1特定モジュールは、
位置更新前のAMFから前記UEのコンテキスト情報を取得する取得サブモジュールと、
前記UEのコンテキスト情報に基づいて、前記UEがMICOモードに移行したか、またはMICOモードから移行したかを特定する特定サブモジュールとを含む。
【0028】
第5の態様として、本開示の情報処理装置は、
UEがMICOモードに移行したかを特定する特定モジュールと、
前記UEがMICOモードに移行したと特定すると、前記UEのダウンリンクシグナリングまたはデータの到達のためにトリガーされる情報通知である通知またはダウンリンクページング要求を送信しなくなるよう、前記UEのサービングSMFに指示する指示モジュールとを含む。
【0029】
ここで、前記指示モジュールは、
前記UEがMICOモードに移行したと特定すると、前記UEに対しPDUセッションを確立するプロセスで、前記UEのサービングSMFを特定する第1特定サブモジュールと、
前記通知またはダウンリンクページング要求を前記SMFから送信しなくなるよう、前記UEがMICOモードに移行したことを前記SMFに指示することに用いられるMICO指示を、前記SMFに送信する送信サブモジュールとを含む。
【0030】
ここで、前記指示モジュールは、具体的に、
前記UEがMICOモードに移行したと特定すると、前記SMFから送信された前記通知またはダウンリンクページングを拒否し、前記通知またはダウンリンクページング要求を送信しなくなるよう前記SMFに指示することに用いられるMICO指示または端末の到達不可能指示を前記SMFに送信する。
【0031】
ここで、前記装置は、前記MICO指示または前記端末の到達不可能指示が送信されたSMFの情報を記憶する記憶モジュールと、前記UEがMICOモードから移行したと特定すると、前記情報に基づいて、前記UEがMICOモードから移行したことを示す通知を前記SMFに送信する送信モジュールとをさらに含む。
【0032】
第6の態様として、本開示の情報処理装置は、
UEのダウンリンクシグナリングまたはデータの到達のためにトリガーされる情報通知である通知またはダウンリンクページング要求の送信が必要となると、前記UEがMICOモードに移行したかを特定する特定モジュールと、
前記UEがMICOモードに移行したと特定すると、前記通知または前記ダウンリンクページング要求を前記UEに送信しない第1処理モジュールと、
前記UEがMICOモードに移行しなかったと特定すると、前記UEの到達可能かを特定し、前記UEの到達不可能を特定すると、前記通知メッセージまたは前記ダウンリンクページング要求を、前記UEのサービングAMFに送信しない第2処理モジュールとを含む。
【0033】
ここで、前記特定モジュールは、
MICO指示が記憶されたかを特定する情報特定サブモジュールと、
前記MICO指示が記憶された場合、前記UEがMICOモードに移行したと特定し、逆の場合、前記UEがMICOモードに移行しなかったと特定する第1特定サブモジュールとを含む。
【0034】
ここで、前記装置は、前記UEの到達可能を特定すると、前記通知メッセージまたは前記ダウンリンクページング要求を、前記UEのサービングAMFに送信する送信モジュールをさらに含む。
【0035】
第7の態様として、本開示は、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記のいずれか一つの態様に記載の情報処理方法が実現される。
【0036】
第8の態様として、本開示は、ハウジングと、プロセッサと、メモリと、回路板と、電源回路を含む電子機器を提供する。回路板は、ハウジングで囲まれた空間の内部に設けられる。プロセッサとメモリは、回路板に設けられる。電源回路は、上記電子機器の各回路または素子に給電する。メモリは、実行可能なプログラムコードを記憶する。プロセッサは、メモリに記憶されている実行可能なプログラムコードを読み取ることによって、実行可能なプログラムコードに対応するプログラムを実行し、上記のいずれか一つの態様に記載の情報処理方法を実行する。
【発明の効果】
【0037】
本開示の実施例において、UEがMICOモードに移行しまたはMICOモードから移行したと特定する際にUEの状態をSMFに通知することによって、SMFとAMFとの間の余分のやり取りが避けられ、シグナリングオーバーヘッドが節約される。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【
図1】
図1は、本開示の実施例1における情報処理方法のフローチャートである。
【
図2】
図2は、本開示の実施例2における情報処理方法のフローチャートである。
【
図3】
図3は、本開示の実施例3における情報処理方法のフローチャートである。
【
図4】
図4は、本開示の実施例4における情報処理方法のフローチャートである。
【
図5】
図5は、本開示の実施例5における情報処理方法のフローチャートである。
【
図6】
図6は、本開示の実施例6における情報処理方法のフローチャートである。
【
図7】
図7は、本開示の実施例7における情報処理方法のフローチャートである。
【
図8】
図8は、本開示の実施例8における情報処理方法のフローチャートである。
【
図9】
図9は、本開示の実施例9における情報処理装置の概略図である。
【
図10】
図10は、本開示の実施例9における情報処理装置の構造図である。
【
図11】
図11は、本開示の実施例10における情報処理装置の概略図である。
【
図12】
図12は、本開示の実施例10における情報処理装置の第1構造図である。
【
図13】
図13は、本開示の実施例10における情報処理装置の第2構造図である。
【
図14】
図14は、本開示の実施例11における情報処理装置の概略図である。
【
図15】
図15は、本開示の実施例11における情報処理装置の構造図である。
【
図16】
図16は、本開示の実施例13における電子機器の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0039】
以下、添付図面および実施例を通じて本開示の具体的な実施形態をさらに詳細に記載する。以下の実施例は、本開示を説明することに用いられるが、本開示の範囲を制限するためのものではない。
実施例1
【0040】
図1に示すように、本開示の実施例1の情報処理方法は、AMFに応用され、以下のステップを含む。
【0041】
ステップ101において、UEがMICOモードに移行したかを特定する。
【0042】
実際の応用において、UEは、登録または登録更新プロセスにおいて、MICOモードの活性化が望まれることをネットワークに指示することができる。すると、ネットワークのAMFは、ローカルの設定、契約、ポリシーなどの情報に基づいて、UEに対しMICOモードを活性化するかを決定する。MICOモードを活性化すると特定すると、AMFは、UEに対しMICOモードに移行するよう指示する。
【0043】
ステップ102において、前記UEがMICOモードに移行したと特定した場合、通知またはダウンリンクページング要求を送信しなくなるよう、前記UEのサービングSMFに指示する。ここで、前記通知は、前記UEのダウンリンクシグナリングまたはデータの到達のためにトリガーされる情報通知である。
【0044】
本開示の実施例において、上記通知またはダウンリンクページング要求を送信しなくなるよう、前記UEのサービングSMFに指示することは、UEに対しPDU(Protocol Data Unit)セッションを確立するプロセスで行われてもよく、SMFからダウンリンクページング要求を引き起こしたプロセスで行われてもよい。
【0045】
たとえば、前記UEがMICOモードに移行したと特定した場合、AMFは、前記UEとPDUセッションを確立するプロセスで、前記UEのサービングSMFを特定し、MICO指示を前記SMFに送信する。前記MICO指示は、前記通知またはダウンリンクページング要求を前記SMFから送信しなくなるよう、前記UEがMICOモードに移行したことを前記SMFに指示する。
【0046】
本開示の実施例において、UEがMICOモードに移行したと特定する際にUEの状態をSMFに通知することによって、SMFとAMFとの間の余分のやり取りが避けられ、シグナリングオーバーヘッドが節約される。
実施例2
【0047】
図2に示すように、本開示の実施例2の情報処理方法は、AMFに応用され、以下のステップを含む。
【0048】
ステップ201において、UEの登録更新要求を受信する。
【0049】
ステップ202において、前記UEがMICOモードに移行したか、またはMICOモードから移行したかを特定する。
【0050】
実際の応用において、UEは、登録または登録更新プロセスにおいて、MICOモードの活性化が望まれることをネットワークに指示することができる。すると、ネットワークのAMFは、ローカルの設定、契約、ポリシーなどの情報に基づいて、UEに対しMICOモードを活性化するかを決定する。MICOモードを活性化すると特定すると、AMFは、UEに対しMICOモードに移行するよう指示する。UEがMICOモードから移行した場合、AMFは、同様に、UEがMICOモードから移行したことが分かる。
【0051】
ステップ203において、前記UEがMICOモードに移行したと特定した場合、前記UEがMICOモードに移行しまたは到達不可能であることを目標SMFに通知するための第2通知メッセージを前記目標SMFに送信する。
【0052】
前記目標SMFは、MICO指示または端末の到達不可能指示が送信されなかったSMFを含む。
【0053】
具体的に、前記UEがMICOモードに移行したと特定した場合、前記UEのサービングSMFのうち、MICO指示または端末の到達不可能指示が送信されなかった目標SMFが存在するかを特定する。実際の応用において、AMFからMICO指示または端末の到達不可能指示が送信されたSMFが記録されているレコードは、AMFに記憶される。よって、当該レコードを問い合わせることによって、AMFは、UEのサービングSMFのうち、目標SMFが存在するかを特定することができる。
【0054】
前記目標SMFが存在しかつ第2通知メッセージを前記目標SMFに送信する必要があるのであれば、前記UEがMICOモードに移行したことを前記目標SMFに指示するための第2通知メッセージを前記目標SMFに送信する。
【0055】
ここで、前記UEのダウンリンクシグナリングまたはデータの到達のためにトリガーされる情報通知である通知またはダウンリンクページング要求を前記目標SMFから送信しなくなるよう、前記UEがMICOモードに移行したことを前記目標SMFに指示するためのMICO指示は、前記第2通知メッセージに付帯される。
【0056】
このステップにおいて、通信の信頼性をさらに保証するために、通知メッセージを前記目標SMFに送信する前に、通知メッセージを前記目標SMFに送信する必要があるかを特定する。たとえば、UEのサービングAMFに変化が生じたかを特定し、変化が生じていれば、現在のUEのサービングAMFに変化が生じたことを目標SMFに通知することに用いられる通知メッセージを前記目標SMFに送信すると特定する。同時に、当該通知メッセージにはMICO指示が付帯される。
【0057】
ステップ204において、前記UEがMICOモードから移行したと特定した場合、前記UEがMICOモードから移行しまたは到達可能であることを関連SMFに通知するための第1通知メッセージを前記関連SMFに送信する。
【0058】
ここで、前記関連SMFは、MICO指示または端末の到達不可能指示が送信されたSMFを含む。前記第1通知メッセージは、通知またはダウンリンクページング要求の送信を前記関連SMFに通知することに用いられる。ここで前記通知は、前記UEのダウンリンクシグナリングまたはデータの到達のためにトリガーされる情報通知である。
【0059】
上記プロセスにおいて、前記SMFが存在せず、または、通知メッセージを前記目標SMFに送信する必要がない場合、直接前記UEの登録更新プロセスを完成させる。
【0060】
従来技術の開示によれば、端末の登録更新時に、AMFは、端末の位置変化情報またはAMFの変化情報をUEのサービングSMFに通知する必要があり、それによって、SMFによるUPF(ユーザプレーン機能)再選択またはダウンリンクページングメッセージの配信が可能になる。すると、本開示の実施例において、AMFに変化が生じれば、新規AMFは、AMFに変化があったことを示す情報を目標SMFに送信する。
【0061】
本開示の実施例において、UEがMICOモードに移行したと特定する際にUEの状態をSMFに通知することによって、SMFとAMFとの間の余分のやり取りが避けられ、シグナリングオーバーヘッドが節約される。
実施例3
【0062】
図3に示すように、本開示の実施例3の情報処理方法は、SMFに応用され、以下のステップを含む。
【0063】
ステップ301において、UEのダウンリンクシグナリングまたはデータの到達のためにトリガーされる情報通知である通知またはダウンリンクページング要求の送信が必要となると、前記UEがMICOモードに移行したかを特定する。
【0064】
このステップにおいて、MICO指示が記憶されたかを特定する。前記MICO指示が記憶された場合、前記UEがMICOモードに移行したと特定するが、逆の場合、前記UEがMICOモードに移行しなかったと特定する。
【0065】
ステップ302において、前記UEがMICOモードに移行したと特定すると、前記通知または前記ダウンリンクページング要求を前記UEに送信しない。
【0066】
ステップ303において、前記UEがMICOモードに移行しなかったと特定すると、前記UEの到達可能かを特定し、前記UEの到達不可能を特定すると、前記通知メッセージまたは前記ダウンリンクページング要求を前記UEのサービングAMFに送信しない。
【0067】
具体的に、SMFは、N11要求をAMFに送信する。AMFは、前記UEがMICOモードに移行したと特定すると、前記SMFから送信された前記通知またはダウンリンクページングを拒否し、前記通知またはダウンリンクページング要求を送信しなくなるよう前記SMFに指示することに用いられるMICO指示または端末の到達不可能指示を前記SMFに送信する。すると、SMFは、対応の指示を受信した後に、前記通知メッセージまたは前記ダウンリンクページング要求を前記UEのサービングAMFに送信しない。
【0068】
本開示の実施例において、UEがMICOモードに移行したと特定する際にUEの状態をSMFに通知することによって、SMFとAMFとの間の余分のやり取りが避けられ、シグナリングオーバーヘッドが節約される。
【0069】
以下、本開示の実施例の情報処理方法の実現プロセスを、異なる応用シーンに応じて記載する。
実施例4
【0070】
本開示の実施例4において、UEがMICOモードに移行することをPDU session(PDUセッション)確立プロセスでSMFに指示することを例とする。
【0071】
図4に示すように、本開示の実施例4の情報処理方法は、以下のステップを含む。
【0072】
ステップ401において、AMFは、UEがMICOモードに移行するかを特定する。
【0073】
具体的に、AMFは、ローカルの設定、契約、ポリシーなどの情報に基づいて、UEに対しMICOモードを活性化するかを決定する。MICOモードを活性化すると特定すると、AMFは、UEに対しMICOモードに移行するよう指示する。ここで、AMFは、UEがMICOモードに移行すると特定する。
【0074】
ステップ402において、UEは、PDU session establishment Request(PDUセッション確立要求)メッセージをAMFに送信する。
【0075】
ステップ403において、AMFは、UEから送信されたPDU session establishment Requestメッセージを受信してSMF選択を実行する。
【0076】
ステップ404において、AMFは、前記PDU session establishment RequestメッセージをN11インタフェースのメッセージでSMFに転送する。ここで、前記N11メッセージにMICO指示を付帯する。前記MICO指示は、通知またはダウンリンクページング要求を前記SMFから送信するよう、前記UEがMICOモードに移行したことを前記SMFに指示する。ここで前記通知は、前記UEのダウンリンクシグナリングまたはデータの到達に対する通知である。
【0077】
SMFは、N11メッセージを受信すると、その中のMICO指示を保存し、後続のPDU sessionの確立を完成させる。
【0078】
SMFは、保存されたMICO指示に基づいて、当該UEに対するダウンリンクページングプロセスを引き起こさない。
実施例5
【0079】
実施例5において、MICO UEの登録更新プロセス(アップリンクデータ送信無し)を例とする。
【0080】
図5に示すように、本開示の実施例5の情報処理方法は、以下のステップを含む。
【0081】
ステップ501において、UEは、registration update(登録更新)要求をAMFに送信する。
【0082】
ステップ502において、当該registration updateプロセスにおいて、AMFに変化が生じる(たとえばrelocation)と、新規のAMFは、元のAMFからUEのコンテキスト情報を取得する。
【0083】
具体的に、新規のAMFは、情報要求(information request)メッセージを元のAMFに送信してUEのコンテキスト情報の取得を要求する。元のAMFは、UEのコンテキスト情報を情報応答(information response)メッセージによって新規のAMFに送信する。
【0084】
ステップ503において、新規のAMFは、UEのコンテキストに基づいて、UEがMICOモードに移行したかを特定する。
【0085】
ステップ504において、UEがMICOモードに移行したと特定した場合、前記UEのサービングSMFのうち、MICO指示または端末の到達不可能指示が送信されなかった目標SMFが存在するかを特定する。
【0086】
ステップ505において、前記目標SMFが存在すれば、通知メッセージを前記目標SMFに送信する必要があると特定すると、MICO指示を付帯した通知メッセージを前記目標SMFに送信する。前記MICO指示は、前記UEのダウンリンクシグナリングまたはデータの到達に対する通知またはダウンリンクページング要求を前記目標SMFから送信しなくなるよう、前記UEがMICOモードに移行したことを前記目標SMFに指示する。
【0087】
その後、登録更新プロセスを完成させる。
【0088】
シグナリングオーバーヘッドの節約をさらに保証するために、通知メッセージを前記目標SMFに送信する前に、通知メッセージを前記目標SMFに送信するかを特定する。具体的に、通知メッセージを前記目標SMFに送信するかを特定するプロセスにおいて、前記UEのサービングAMFに変化が生じたと特定すると、現在のUEのサービングAMFに変化が生じたことを目標SMFに通知するための前記通知メッセージを前記目標SMFに送信すると特定する。通知メッセージの送信が必要でないと特定すると、ステップ506を実行する。
【0089】
ステップ506において、前記目標SMFが存在せず、または、通知メッセージを前記目標SMFに送信する必要がないのであれば、直接前記UEの登録更新プロセスを完成させる。
【0090】
具体的に、新規のAMFは、registration Acceptメッセージを送信して登録更新を完成させる。
【0091】
また、前記UEがMICOモードに移行しなかったと特定すると、AMF変化通知メッセージを前記UEのサービングAMFに送信する。
【0092】
前記登録更新プロセスにおいて、前記UEがMICOモードから移行したと特定すると、前記UEがMICOモードから移行したことを関連SMFに通知するための通知を前記関連SMFに送信する。前記関連SMFは、MICO指示または端末の到達不可能指示が送信されたSMFを含み、たとえば、前記UEのサービングSMFだったり、前記通知を購読したSMFだったり、ページング要求を送信したが拒否されたSMFだったりする。
【0093】
前記登録更新プロセスにおいて、アップリンクデータの送信が必要であれば、UEは、前記UEからのアップリンクデータ送信が必要であることを示すIDを、前記登録更新要求に付帯する。すると、UEは、前記UEからのアップリンクデータ送信が必要であることを示すIDを、registration update要求に付帯する。ここで、当該IDは、active flagまたはPDU session IDである。この場合、AMFは、前記UEのデータプレーン伝送経路の回復を、前記UEにデータ伝送サービスを提供するSMFに通知することに用いられる通知メッセージを、前記UEにデータ伝送サービスを提供するSMFに送信する。
実施例6
【0094】
実施例6において、MICO UEの登録更新プロセス(アップリンクデータ送信あり)を例とする。
【0095】
図6に示すように、本開示の実施例6の情報処理方法は、以下のステップを含む。
【0096】
ステップ601において、UEは、アップリンクデータ送信ありのregistration update(登録更新)要求をAMFに送信する。すると、UEは、前記UEからのアップリンクデータ送信が必要であることを示すIDを、registration update要求に付帯する。ここで、当該IDは、active flagまたはPDU session IDである。
【0097】
当該IDに基づいて、登録更新プロセスにおいてAMFに変化が生じたか否かにかかわらず、AMFは、前記UEのデータプレーン伝送経路の回復を、前記UEにデータ伝送サービスを提供するSMFに通知することに用いられる通知メッセージを、前記UEにデータ伝送サービスを提供するSMFに送信する必要がある。
【0098】
ステップ602において、当該registration updateプロセスにおいてAMFに変化が生じる(たとえばrelocation)と、新規のAMFは、元のAMFからUEのコンテキスト情報を取得する。
【0099】
具体的に、新規のAMFは、情報要求(information request)メッセージを元のAMFに送信してUEのコンテキスト情報の取得を要求する。元のAMFは、UEのコンテキスト情報を情報応答(information response)メッセージによって新規のAMFに送信する。
【0100】
ステップ603において、新規のAMFは、UEのコンテキストに基づいて、UEがMICOモードに移行したかを特定する。
【0101】
ステップ604において、UEがMICOモードに移行したと特定した場合、前記UEのデータプレーン伝送経路の回復を、前記UEにデータ伝送サービスを提供するSMFに通知することに用いられる通知メッセージを、前記UEにデータ伝送サービスを提供するSMFに送信する。
【0102】
ステップ605において、関連SMFは、当該端末のデータプレーン経路確立プロセスを完成させ、エアインタフェースベアラ確立をトリガーする。
【0103】
ステップ606において、新規のAMFは、registration Acceptメッセージを送信して登録更新を完成させる。
実施例7
【0104】
実施例7において、UEがMICOモードから移行するときの登録更新プロセスを例とする。
【0105】
図7に示すように、本開示の実施例7の情報処理方法は、以下のステップを含む。
【0106】
ステップ701において、UEは、registration update(登録更新)要求をAMFに送信する。
【0107】
ステップ702において、AMFは、UEがMICOモードから移行したと特定する。
【0108】
たとえば、UEの要求に応じて、AMFは、UEがMICOモードから移行したと特定するが、この場合、当該UEがMICOモードから移行したことをSMFに通知する必要がある。
【0109】
ステップ703において、AMFは、前記UEがMICOモードから移行したことを前記関連SMFに通知するための通知を関連SMFに送信する。
【0110】
具体的に、AMFは、N11メッセージを関連SMFに送信する。当該N11メッセージには、前記UEがMICOモードから移行したことを前記関連SMFに通知するための通知が付帯される。
【0111】
ここで、前記関連SMFは、MICO指示または端末の到達不可能指示が送信されたSMFを含む。たとえば、前記UEのサービングSMFだったり、前記通知を購読したSMFだったり、ページング要求を送信したが拒否されたSMFだったりする。
【0112】
ステップ704において、通知を受信したSMFは、当該通知から、UEがMICOモードから移行したと特定し、またはUEがページング可能に変更したと特定する。よって、SMFは、後にAMFのページングを引き起こす。
【0113】
SMFは、N11応答メッセージをAMFに送信する。
【0114】
ステップ705において、AMFは、registration Acceptメッセージを送信して登録更新を完成させる。
実施例8
【0115】
実施例8において、SMFがAMFに拒否されるダウンリンクページング拒否プロセスを例とする。
【0116】
図8に示すように、本開示の実施例8の情報処理方法は、以下のステップを含む。
【0117】
ステップ801において、SMFは、ダウンリンクシグナリングまたはデータに基づいて、ダウンリンクページング要求の送信が必要であると特定する。
【0118】
ステップ802において、SMFは、UEがMICOモードに移行したかを特定する。
【0119】
具体的に、SMFは、MICO指示が記憶されたかを特定する。前記MICO指示が記憶された場合、前記UEがMICOモードに移行したと特定するが、逆の場合、前記UEがMICOモードに移行しなかったと特定する。
【0120】
ステップ803において、前記UEがMICOモードに移行したと特定すると、前記UEのダウンリンクシグナリングまたはデータの到達に対する通知または前記ダウンリンクページング要求を前記UEに送信しない。
【0121】
ステップ804において、前記UEがMICOモードに移行しなかったと特定すると、前記UEの到達可能かを特定し、前記UEの到達不可能を特定すると、前記通知メッセージまたは前記ダウンリンクページング要求を前記UEのサービングAMFに送信しない。
【0122】
具体的に、SMFは、N11要求をAMFに送信する。AMFは、前記UEがMICOモードに移行したと特定すると、前記SMFから送信された前記通知またはダウンリンクページングを拒否し、前記通知またはダウンリンクページング要求を送信しなくなるよう前記SMFに指示することに用いられるMICO指示または端末の到達不可能指示を前記SMFに送信する。
【0123】
同時に、前記MICO指示または前記端末の到達不可能指示が送信されたSMFの情報も記憶されたAMFは、前記UEがMICOモードから移行したと特定すると、前記情報に基づいて、前記UEがMICOモードから移行したことを示すための通知を前記SMFに送信する。
【0124】
前記UEの到達可能を特定すると、前記通知メッセージまたは前記ダウンリンクページング要求を、前記UEのサービングAMFに送信する。
【0125】
以上の実施例4~8において、UEがMICOモードに移行したと特定する際に、前記UEに対するダウンリンクページング、または、ダウンリンクシグナリングまたはデータの到達通知を送信しなくなるよう、UEのサービングSMFに指示することによって、SMFとAMFとの間の余分のやり取りが避けられ、シグナリングオーバーヘッドが節約される。
実施例9
【0126】
図9に示すように、本開示の実施例9の情報処理装置は、UEがMICOモードに移行したかを特定する特定モジュール901と、前記UEがMICOモードに移行したと特定すると、前記UEのダウンリンクシグナリングまたはデータの到達のためにトリガーされる情報通知である通知またはダウンリンクページング要求を送信しなくなるよう、前記UEのサービングSMFに指示する指示モジュール902とを含む。
【0127】
具体的に、前記指示モジュール902は、前記UEがMICOモードに移行したと特定すると、前記UEに対しPDUセッションを確立するプロセスで、前記UEのサービングSMFを特定する第1特定サブモジュールと、前記通知またはダウンリンクページング要求を前記SMFから送信しなくなるよう、前記UEがMICOモードに移行したことを前記SMFに指示することに用いられるMICO指示を、前記SMFに送信する送信サブモジュールとを含む。
【0128】
具体的に、前記指示モジュール902は、具体的に、前記UEがMICOモードに移行したと特定すると、前記SMFから送信された前記通知またはダウンリンクページングを拒否し、前記通知またはダウンリンクページング要求を送信しなくなるよう前記SMFに指示することに用いられるMICO指示または端末の到達不可能指示を前記SMFに送信する。
【0129】
図10に示すように、前記装置は、前記MICO指示または前記端末の到達不可能指示が送信されたSMFの情報を記憶する記憶モジュール903と、前記UEがMICOモードから移行したと特定すると、前記情報に基づいて、前記UEがMICOモードから移行したことを示す通知を前記SMFに送信する送信モジュールとをさらに含む。
【0130】
本開示に記載した装置の動作原理は、前記の方法実施例の記載を参照されたい。
【0131】
本開示の実施例において、UEがMICOモードに移行したと特定する際にUEの状態をSMFに通知することによって、SMFとAMFとの間の余分のやり取りが避けられ、シグナリングオーバーヘッドが節約される。
実施例10
【0132】
図11に示すように、本開示の実施例10の情報処理装置は、UEの登録更新要求を受信する受信モジュール1101と、前記UEがMICOモードに移行したか、またはMICOモードから移行したかを特定する第1特定モジュール1102と、前記UEがMICOモードから移行したと特定した場合、前記UEがMICOモードから移行しまたは到達可能であることを関連SMFに通知するための第1通知メッセージを前記関連SMFに送信する第1処理モジュール1104と、前記UEがMICOモードに移行したと特定した場合、前記UEがMICOモードに移行しまたは到達不可能であることを目標SMFに通知するための第2通知メッセージを前記目標SMFに送信する第2処理モジュール1105とを含む。
【0133】
ここで、前記関連SMFは、MICO指示または端末の到達不可能指示が送信されたSMFを含み、前記目標SMFは、MICO指示または端末の到達不可能指示が送信されなかったSMFを含む。
【0134】
前記UEのダウンリンクシグナリングまたはデータの到達のためにトリガーされる情報通知である通知またはダウンリンクページング要求を前記目標SMFから送信しなくなるよう、前記UEがMICOモードに移行したことを前記目標SMFに指示することに用いられるMICO指示は、前記第2通知メッセージに付帯される。
【0135】
図12に示すように、通信の信頼性をさらに保証するために、前記装置は、前記目標SMFが存在するか否か、および、前記第2通知メッセージを前記目標SMFに送信するか否かを特定する判断モジュール1106をさらに含む。また、
図12に示すように、前記装置は、前記目標SMFが存在せず、または、前記第2通知メッセージを前記目標SMFに送信する必要がないと特定した場合、直接前記UEの登録更新プロセスを完成させる第3処理モジュール1107をさらに含む。
【0136】
ここで、前記判断モジュール1106は、前記UEのサービングAMFに変化が生じたかを特定する第1判断サブモジュールと、前記UEのサービングAMFに変化が生じたと特定すると、現在のUEのサービングAMFに変化が生じたことを目標SMFに通知することにも用いられる第2通知メッセージを前記目標SMFに送信すると特定する第2判断サブモジュールとを含む。
【0137】
実際の応用において、前記UEからのアップリンクデータ送信が必要であることを示すIDは、前記登録更新要求に付帯される。
図13に示すように、前記装置は、前記UEのデータプレーン伝送経路の回復を、前記UEにデータ伝送サービスを提供するSMFに通知することに用いられる第3通知メッセージを、前記UEにデータ伝送サービスを提供するSMFに送信する第1送信モジュール1108をさらに含む。
【0138】
ここで、前記第1特定モジュール1102は、位置更新前のAMFから前記UEのコンテキスト情報を取得する取得サブモジュールと、前記UEのコンテキスト情報に基づいて、前記UEがMICOモードに移行したか、またはMICOモードから移行したかを特定する特定サブモジュールとを含む。
【0139】
本開示に記載した装置の動作原理は、前記の方法実施例の記載を参照されたい。
【0140】
本開示の実施例において、UEがMICOモードに移行したと特定する際にUEの状態をSMFに通知することによって、SMFとAMFとの間の余分のやり取りが避けられ、シグナリングオーバーヘッドが節約される。
実施例11
【0141】
図14に示すように、本開示の実施例11の情報処理装置は、UEのダウンリンクシグナリングまたはデータの到達のためにトリガーされる情報通知である通知またはダウンリンクページング要求の送信が必要となると、前記UEがMICOモードに移行したかを特定する特定モジュール1401と、前記UEがMICOモードに移行したと特定すると、前記通知または前記ダウンリンクページング要求を前記UEに送信しない第1処理モジュール1402と、前記UEがMICOモードに移行しなかったと特定すると、前記UEの到達可能かを特定し、前記UEの到達不可能を特定すると、前記通知メッセージまたは前記ダウンリンクページング要求を、前記UEのサービングAMFに送信しない第2処理モジュール1403とを含む。
【0142】
ここで、前記特定モジュール1401は、MICO指示が記憶されたかを特定する情報特定サブモジュールと、前記MICO指示が記憶された場合、前記UEがMICOモードに移行したと特定し、逆の場合、前記UEがMICOモードに移行しなかったと特定する第1特定サブモジュールとを含む。
【0143】
図15に示すように、前記装置は、前記UEの到達可能を特定すると、前記通知メッセージまたは前記ダウンリンクページング要求を、前記UEのサービングAMFに送信する送信モジュール1404をさらに含む。
【0144】
本開示に記載した装置の動作原理は、前記の方法実施例の記載を参照されたい。
【0145】
本開示の実施例において、UEがMICOモードに移行したと特定する際にUEの状態をSMFに通知することによって、SMFとAMFとの間の余分のやり取りが避けられ、シグナリングオーバーヘッドが節約される。
【0146】
本開示の実施例12は、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記のいずれか一つの実施例に記載の情報処理方法が実現される。
実施例13
【0147】
図16に示すように、本開示の実施例13は、電子機器を提供する。前記電子機器は、ハウジング1601と、プロセッサ1602と、メモリ1603と、回路板1604と、電源回路1605を含む。ここで、回路板1604は、ハウジング1601で囲まれた空間の内部に設けられる。プロセッサ1602とメモリ1603は、回路板1604に設けられる。電源回路1605は、上記電子機器の各回路または素子に給電する。メモリ2603は、実行可能なプログラムコードを記憶する。プロセッサ1602は、メモリ1603に記憶されている実行可能なプログラムコードを読み取ることによって、実行可能なプログラムコードに対応するプログラムを実行し、上記のいずれか一つの実施例に記載の情報処理方法を実行する。
【0148】
プロセッサ1602による上記ステップの具体的な実行プロセス、および、プロセッサ1602が実行可能なプログラムコードを実行することによってさらに実行するステップは、前記の方法実施例の記載を参照されたく、ここでは繰り返して記載しない。
【0149】
本開示の実施例14は、プロセッサと、バスインタフェースを介して前記プロセッサに接続されるメモリを含むデータ処理装置を提供する。前記メモリは、前記プロセッサによる操作実行に用いられるプログラムおよびデータを記憶する。プロセッサは、前記メモリに記憶されているプログラムおよびデータを呼び出して実行すると、以下の機能的なモジュールまたはユニットを含む。特定モジュールは、UEがMICOモードに移行したかを特定する。指示モジュールは、前記UEがMICOモードに移行したと特定すると、前記UEのダウンリンクシグナリングまたはデータの到達のためにトリガーされる情報通知である通知またはダウンリンクページング要求を送信しなくなるよう、前記UEのサービングSMFに指示する。
【0150】
本開示の実施例15は、プロセッサと、バスインタフェースを介して前記プロセッサに接続されるメモリを含むデータ処理装置を提供する。前記メモリは、前記プロセッサによる操作実行に用いられるプログラムおよびデータを記憶する。プロセッサは、前記メモリに記憶されているプログラムおよびデータを呼び出して実行すると、以下の機能的なモジュールまたはユニットを含む。受信モジュールは、UEの登録更新要求を受信する。第1特定モジュールは、前記UEがMICOモードに移行したか、またはMICOモードから移行したかを特定する。第1処理モジュールは、前記UEがMICOモードから移行したと特定した場合、前記UEがMICOモードから移行しまたは到達可能であることを関連SMFに通知するための第1通知メッセージを前記関連SMFに送信する。第2処理モジュールは、前記UEがMICOモードに移行したと特定した場合、前記UEがMICOモードに移行しまたは到達不可能であることを目標SMFに通知するための第2通知メッセージを前記目標SMFに送信する。
【0151】
本開示の実施例16は、プロセッサと、バスインタフェースを介して前記プロセッサに接続されるメモリを含むデータ処理装置を提供する。前記メモリは、前記プロセッサによる操作実行に用いられるプログラムおよびデータを記憶する。プロセッサは、前記メモリに記憶されているプログラムおよびデータを呼び出して実行すると、以下の機能的なモジュールまたはユニットを含む。特定モジュールは、UEのダウンリンクシグナリングまたはデータの到達のためにトリガーされる情報通知である通知またはダウンリンクページング要求の送信が必要となると、前記UEがMICOモードに移行したかを特定する。第1処理モジュールは、前記UEがMICOモードに移行したと特定すると、前記通知または前記ダウンリンクページング要求を前記UEに送信しない。第2処理モジュールは、前記記UEがMICOモードに移行しなかったと特定すると、前記UEの到達可能かを特定し、前記UEの到達不可能を特定すると、前記通知メッセージまたは前記ダウンリンクページング要求を、前記UEのサービングAMFに送信しない。
【0152】
なお、本開示の実施例14、15、16で提供される装置は、上記方法実施例で提供される情報処理方法を対応して実現できる装置である。ゆえに、上記の方法実施例で提供される情報処理方法のすべての実施例は、いずれも当該実施例14、15、16に対応して適用可能であり、同一または類似な有益な効果を奏することもできる。
【0153】
本願で提供されるいくつかの実施例において、開示された方法および装置は、他の方式で実施され得ることを理解されたい。以上記載した装置実施例は、単に例示的なものである。例えば、記載したユニットの区分は、単に論理機能の区分であり、実際に実現する際に別の区分方式がある。例えば、複数のユニットまたはコンポーネントは、組み合わせてもよく、別のシステムに一体化されてもよく、または、一部の特徴は、無視されてもよく、または実行されなくてもよい。また、示されておりまたは議論されている各構成部分の相互間の結合や直接結合や通信接続は、インタフェース、装置またはユニットを介した間接結合や通信接続であってもよく、電気的、機械的、または他の形式であってもよい。
【0154】
また、本開示の各実施例における各機能的ユニットは、全て1つの処理ユニットに一体化されていてもよいし、別々に1つのユニットとしてもよいし、2つ以上のユニットが1つのユニットに一体化されてもよい。上述した一体化ユニットは、ハードウェアの形態、またはハードウェアとソフトウェア機能ユニットの形態で実施することができる。
【0155】
上述したソフトウェア機能ユニットの形態で実施される一体化ユニットは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納されてもよい。上記ソフトウェア機能ユニットは、記憶媒体に記憶され、本開示の各実施例の送受信方法のステップの一部をコンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク装置であってもよい)に実行させるいくつかの指令を含む。前記の記憶媒体は、Uディスク、モバイルハードディスク、ROM(Read-Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、磁気ディスクまたは光ディスクなど、プログラムコードを格納することができる様々な媒体を含む。
【0156】
以上記載されたのは、本開示の選択可能な実施形態である。当業者は、本開示に記載されている原理を逸脱せずに様々な改良や修飾をすることもできる。これらの改良や修飾も、本開示の保護範囲として見なされるべきである。