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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-16
(45)【発行日】2022-12-26
(54)【発明の名称】半複信通信のためのリソース調整
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/12 20090101AFI20221219BHJP
   H04W 16/26 20090101ALI20221219BHJP
   H04W 72/04 20090101ALI20221219BHJP
【FI】
H04W72/12
H04W16/26
H04W72/04 131
H04W72/04 136
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2020552022
(86)(22)【出願日】2019-02-07
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-08-10
(86)【国際出願番号】 US2019017063
(87)【国際公開番号】W WO2019190637
(87)【国際公開日】2019-10-03
【審査請求日】2022-01-07
(31)【優先権主張番号】62/648,640
(32)【優先日】2018-03-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】16/268,791
(32)【優先日】2019-02-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100158805
【弁理士】
【氏名又は名称】井関 守三
(74)【代理人】
【識別番号】100112807
【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 貴志
(72)【発明者】
【氏名】ルオ、ジャンホン
(72)【発明者】
【氏名】アベディニ、ナビド
(72)【発明者】
【氏名】サディク、ビラル
(72)【発明者】
【氏名】イスラム、ムハンマド・ナズムル
(72)【発明者】
【氏名】リ、ジュンイ
(72)【発明者】
【氏名】ハンペル、カール・ゲオルグ
(72)【発明者】
【氏名】チェン、ホン
【審査官】新井 寛
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2018/026465(WO,A1)
【文献】Huawei, HiSilicon,Evaluation on the dynamic and flexible resource allocation in IAB[online],3GPP TSG RAN WG1 #92 R1-1801403,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_92/Docs/R1-1801403.zip>,2018年02月17日
【文献】Huawei, HiSilicon,Consideration on IAB physical layer enhancement[online],3GPP TSG RAN WG1 #91 R1-1720606,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_91/Docs/R1-1720606.zip>,2017年11月18日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 - 7/26
H04W 4/00 - 99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤレス通信のための方法であって、
中継デバイスにおいて、前記中継デバイスのためのリソースの第1のサブセットと、前記中継デバイスと通信状態にある親ネットワークノード及び子ネットワークノードのためのリソースの第2のサブセットとに区分化されたリソースのセットを識別することと、
前記親ネットワークノードから、リソースの前記第2のサブセットのスロットについての通信方向を示す第1のリソース構成を受信することと、
前記子ネットワークノードから、リソースの前記第2のサブセットの前記スロットについての通信方向を示す第2のリソース構成を受信することと、
前記第1及び第2のリソース構成に少なくとも部分的に基づいて、リソースの前記第2のサブセットの前記スロット中の通信をスケジューリングすることと、
前記スケジューリングされた通信に従って、リソースの前記第2のサブセットの前記スロット中に1つ以上のデバイスと通信することと
を備える、方法。
【請求項2】
リソースの前記第1のサブセットのスロットについてのスロット構造を識別することと、ここにおいて、前記スロット構造は、フレキシブルシンボルのセットを示す、
フレキシブルシンボルの前記セットをフリーフレキシブルシンボルのセットと非フリーフレキシブルシンボルのセットとに分割することと、
前記親ネットワークノード又は前記子ネットワークノードにフリーフレキシブルシンボルの前記セットのインジケーションを送信することと
を更に備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記親ネットワークノード又は前記子ネットワークノードから、フリーフレキシブルシンボルの数についての要求を受信すること、ここにおいて、フリーフレキシブルシンボルの前記セットの前記インジケーションは、前記要求に応答して送信される、
を更に備える、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
フリーフレキシブルシンボルの前記セットの前記インジケーションを送信することは、
フリーフレキシブルシンボルの数とフレキシブルシンボルの前記セットのうちのフレキシブルシンボルの総数との比を指定する無線リソース制御(RRC)メッセージを送信すること
を備える、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記中継デバイスによってサポートされたセルのトラフィック需要に少なくとも部分的に基づいて、フリーフレキシブルシンボルの前記セットを決定すること
を更に備える、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記インジケーションは、フレキシブルシンボルの前記セットのうちのフレキシブルシンボルがフリーであるかどうかを指定するビットマップを備える、請求項2に記載の方法。
【請求項7】
前記子ネットワークノードに、リソースの前記第2のサブセットの前記スロットのフリーフレキシブルシンボルの数についての要求を送信することと、
前記子ネットワークノードから、前記要求に応答してフリーフレキシブルシンボルの前記数のインジケーションを受信することと
を更に備える、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記親ネットワークノードに、リソースの前記第2のサブセットの前記スロットのフリーフレキシブルシンボルの数についての要求を送信することと、
前記親ネットワークノードから、前記要求に応答してフリーフレキシブルシンボルの前記数のインジケーションを受信することと
を更に備える、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記第1及び第2のリソース構成に少なくとも部分的に基づいて、リソースの前記第2のサブセットの前記スロットについての方向テーブルを決定すること、ここにおいて、前記方向テーブルは、リソースの前記第2のサブセットの前記スロットのシンボルのセットについての通信方向を示す、
を更に備える、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記親ネットワークノード又はアンカーネットワークノードからリソース割り振りスキームを受信すること、ここにおいて、前記リソース割り振りスキームは、リソースの前記第1及び第2のサブセットを示す、
を更に備える、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記中継デバイスのための制御チャネルのための制御チャネル割り振りのインジケーションを受信すること、ここにおいて、前記制御チャネルは、リソースの前記第1又は第2のサブセットを介した通信に関連付けられる、
を更に備える、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記第1及び第2のリソース構成とは無関係に、リソースの前記第1のサブセットのスロットのための通信をスケジューリングすることと、
前記スケジューリングされた通信に従って、リソースの前記第1のサブセットの前記スロット中に前記1つ以上のデバイスと通信することと
を更に備える、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
半静的セル固有メッセージ、半静的ユーザ機器(UE)固有メッセージ、又はグループ共通制御チャネルを介して前記第1のリソース構成を受信すること
を更に備える、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
ワイヤレス通信のための装置であって、
中継デバイスにおいて、前記中継デバイスのためのリソースの第1のサブセットと、前記中継デバイスと通信状態にある親ネットワークノード及び子ネットワークノードのためのリソースの第2のサブセットとに区分化されたリソースのセットを識別するための手段と、
前記親ネットワークノードから、リソースの前記第2のサブセットのスロットについての通信方向を示す第1のリソース構成を受信するための手段と、
前記子ネットワークノードから、リソースの前記第2のサブセットの前記スロットについての通信方向を示す第2のリソース構成を受信するための手段と、
前記第1及び第2のリソース構成に少なくとも部分的に基づいて、リソースの前記第2のサブセットの前記スロット中の通信をスケジューリングするための手段と、
前記スケジューリングされた通信に従って、リソースの前記第2のサブセットの前記スロット中に1つ以上のデバイスと通信するための手段と
を備える、装置。
【請求項15】
ワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コードは、
中継デバイスにおいて、前記中継デバイスのためのリソースの第1のサブセットと、前記中継デバイスと通信状態にある親ネットワークノード及び子ネットワークノードのためのリソースの第2のサブセットとに区分化されたリソースのセットを識別することと、
前記親ネットワークノードから、リソースの前記第2のサブセットのスロットについての通信方向を示す第1のリソース構成を受信することと、
前記子ネットワークノードから、リソースの前記第2のサブセットの前記スロットについての通信方向を示す第2のリソース構成を受信することと、
前記第1及び第2のリソース構成に少なくとも部分的に基づいて、リソースの前記第2のサブセットの前記スロット中の通信をスケジューリングすることと、
前記スケジューリングされた通信に従って、リソースの前記第2のサブセットの前記スロット中に1つ以上のデバイスと通信することと
を行うようにプロセッサによって実行可能な命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
[0001]本特許出願は、2018年3月27日に出願された「Resource Coordination for Half Duplex Communications」と題されたLuo他による米国仮特許出願第62/648,640号、及び2019年2月7日に出願された「Resource Coordination for Half Duplex Communications」と題されたLuo他による米国特許出願第16/268,791号の利益を主張し、それらの各々は、本願の譲受人に譲渡される。
【背景技術】
【0002】
[0002]以下は一般に、ワイヤレス通信に関し、より具体的には、半複信通信方向のためのリソース調整に関する。
【0003】
[0003]ワイヤレス通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャスト、等などの様々なタイプの通信コンテンツを提供するために幅広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(例えば、時間、周波数、及び電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能であり得る。そのような多元接続システムの例は、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))システム、LTEアドバンスト(LTE-A)システム、又はLTE-Aプロシステムなどの第4世代(4G)システムと、ニューラジオ(NR:New Radio)システムと呼ばれ得る第5世代(5G)システムとを含む。これらのシステムは、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、又は離散フーリエ変換拡散直交周波数分割多重化(DFT-S-OFDM)などの技術を用い得る。ワイヤレス多元接続通信システムは、いくつかの基地局又はネットワークアクセスノードを含み得、各々が、別名ユーザ機器(UE)としても知られ得る複数の通信デバイスのための通信を同時にサポートする。
【0004】
[0004]ミリメートル波(mmW)スペクトルにおいて動作するものなど、いくつかのワイヤレス通信システムは、UEとネットワークとの間のワイヤレス通信を容易にするためにアクセスノード(AN)を含み得る。いくつかのケースでは、アンカーANは、1つ以上のAN(例えば、中継デバイス)又はUEと同時に通信しながら、ネットワークへの大容量、ワイヤード、バックホール接続(例えば、ファイバ)を有し得る。ANとUEとの間の通信をサポートするネットワークは、アクセスネットワークと呼ばれ得、1つ以上のAN間の通信をサポートするネットワークは、バックホールネットワークと呼ばれ得る。(例えば、統合アクセス及びバックホール(IAB:Integrated Access and Backhaul)ネットワーク中の)アクセスとバックホールとの両方をサポートする展開では、リソース割り振りは、(例えば、ANが同時に通信を送信及び受信することが可能でないことがある)半複信制約に関連するものを含めてスケジューリングするときに考慮に入れられる考慮事項に起因して複雑であり得る。
【発明の概要】
【0005】
[0005]説明される技法は、半複信通信のためのリソース調整をサポートする改善された方法、システム、デバイス、又は装置に関する。一般に、説明される技法は、統合アクセス及びバックホール(IAB)ネットワーク中の半複信通信のためのリソース調整を提供する。いくつかのケースでは、リソースは、ノードが、ノードに関連付けられたノードセットに割り当てられたリソース中にのみ送信をスケジューリングし得るように、ノードセットに割り当てられ得る。中継ノードは、方向テーブルを決定するために、その親ノード及び子ノードからリソース構成を受信し得る。中継ノードは、方向テーブルに基づいて親ノード及び子ノードとの送信をスケジューリングし得る。例えば、方向テーブルは、中継ノードのノードセットに割り当てられていないリソース(即ち、中継ノードの親ノード及び子ノードに割り当てられたリソース)中に中継ノードが実行することを許容され得る送信を示し得る。いくつかのケースでは、親ノード及び/又は子ノードは、フレキシブル送信(flexible transmission)のために構成され得、それは、中継ノードのノードセットに割り当てられていないリソース中に中継ノードが送信をスケジューリングすることを可能にし得る。
【0006】
[0006]ワイヤレス通信の方法が説明される。方法は、中継デバイス(例えば、基地局、ユーザ機器(UE)、アクセスノード(AN))において、中継デバイスのためのリソースの第1のサブセットと、中継デバイスと通信状態にある親ネットワークノード(例えば、基地局、UE、AN)及び子ネットワークノード(例えば、基地局、UE、AN)のためのリソースの第2のサブセットとに区分化されたリソースのセットを識別することと、親ネットワークノードから、リソースの第2のサブセットのスロットについての第1のリソース構成を受信することと、子ネットワークノードから、リソースの第2のサブセットのスロットについての第2のリソース構成を受信することと、第1及び第2のリソース構成に基づいて、リソースの第2のサブセットのスロット中の通信をスケジューリングすることと、スケジューリングされた通信に従って、リソースの第2のサブセットのスロット中に1つ以上のデバイスと通信することとを含み得る。
【0007】
[0007]ワイヤレス通信のための装置が説明される。装置は、中継デバイスにおいて、中継デバイスのためのリソースの第1のサブセットと、中継デバイスと通信状態にある親ネットワークノード及び子ネットワークノードのためのリソースの第2のサブセットとに区分化されたリソースのセットを識別するための手段と、親ネットワークノードから、リソースの第2のサブセットのスロットについての第1のリソース構成を受信するための手段と、子ネットワークノードから、リソースの第2のサブセットのスロットについての第2のリソース構成を受信するための手段と、第1及び第2のリソース構成に基づいて、リソースの第2のサブセットのスロット中の通信をスケジューリングするための手段と、スケジューリングされた通信に従って、リソースの第2のサブセットのスロット中に1つ以上のデバイスと通信するための手段とを含み得る。
【0008】
[0008]ワイヤレス通信のための別の装置が説明される。装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信状態にあるメモリと、メモリ中に記憶された命令とを含み得る。命令は、プロセッサに、中継デバイスにおいて、中継デバイスのためのリソースの第1のサブセットと、中継デバイスと通信状態にある親ネットワークノード及び子ネットワークノードのためのリソースの第2のサブセットとに区分化されたリソースのセットを識別することと、親ネットワークノードから、リソースの第2のサブセットのスロットについての第1のリソース構成を受信することと、子ネットワークノードから、リソースの第2のサブセットのスロットについての第2のリソース構成を受信することと、第1及び第2のリソース構成に基づいて、リソースの第2のサブセットのスロット中の通信をスケジューリングすることと、スケジューリングされた通信に従って、リソースの第2のサブセットのスロット中に1つ以上のデバイスと通信することとを行わせるように動作可能であり得る。
【0009】
[0009]ワイヤレス通信のための非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。非一時的コンピュータ可読媒体は、プロセッサに、中継デバイスにおいて、中継デバイスのためのリソースの第1のサブセットと、中継デバイスと通信状態にある親ネットワークノード及び子ネットワークノードのためのリソースの第2のサブセットとに区分化されたリソースのセットを識別することと、親ネットワークノードから、リソースの第2のサブセットのスロットについての第1のリソース構成を受信することと、子ネットワークノードから、リソースの第2のサブセットのスロットについての第2のリソース構成を受信することと、第1及び第2のリソース構成に基づいて、リソースの第2のサブセットのスロット中の通信をスケジューリングすることと、スケジューリングされた通信に従って、リソースの第2のサブセットのスロット中に1つ以上のデバイスと通信することとを行わせるように動作可能な命令を含み得る。
【0010】
[0010]本明細書で説明される方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は更に、リソースの第1のサブセットのスロットについてのスロット構造を識別するためのプロセス、特徴、手段、又は命令を含み得、ここで、スロット構造は、フレキシブルシンボル(flexible symbols)のセットを示す。本明細書で説明される方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は更に、フレキシブルシンボルのセットをフリーフレキシブルシンボル(free flexible symbols)のセットと非フリーフレキシブルシンボル(non-free flexible symbols)のセットとに分割するためのプロセス、特徴、手段、又は命令を含み得る。本明細書で説明される方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は更に、親ネットワークノード又は子ネットワークノードにフリーフレキシブルシンボルのセットのインジケーションを送信するためのプロセス、特徴、手段、又は命令を含み得る。
【0011】
[0011]本明細書で説明される方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は更に、親ネットワークノード又は子ネットワークノードから、フリーフレキシブルシンボルの数についての要求を受信するためのプロセス、特徴、手段、又は命令を含み得、ここで、フリーフレキシブルシンボルのセットのインジケーションは、要求に応答して送信される。
【0012】
[0012]本明細書で説明される方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、フリーフレキシブルシンボルのセットのインジケーションを送信することは、フリーフレキシブルシンボルの数とフレキシブルシンボルのセットのうちのフレキシブルシンボルの総数との比を指定する無線リソース制御(RRC)メッセージを送信することを含む。
【0013】
[0013]本明細書で説明される方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は更に、中継デバイスによってサポートされたセルのトラフィック需要に基づいて、フリーフレキシブルシンボルのセットを決定するためのプロセス、特徴、手段、又は命令を含み得る。
【0014】
[0014]本明細書で説明される方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、インジケーションは、フレキシブルシンボルのセットのうちのフレキシブルシンボルがフリーであり得るかどうかを指定するビットマップを含む。
【0015】
[0015]本明細書で説明される方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は更に、子ネットワークノードに、リソースの第2のサブセットのスロットのフリーフレキシブルシンボルの数についての要求を送信するためのプロセス、特徴、手段、又は命令を含み得る。本明細書で説明される方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は更に、子ネットワークノードから、要求に応答してフリーフレキシブルシンボルの数のインジケーションを受信するためのプロセス、特徴、手段、又は命令を含み得る。
【0016】
[0016]本明細書で説明される方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、フリーフレキシブルシンボルの数のインジケーションを受信することは、フリーフレキシブルシンボルの数とスロットのフレキシブルシンボルの総数との比を指定するRRCメッセージを受信することを含む。
【0017】
[0017]本明細書で説明される方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、インジケーションは、リソースの第2のサブセットのスロットのフレキシブルシンボルがフリーであり得るかどうかを指定するビットマップを含む。
【0018】
[0018]本明細書で説明される方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は更に、親ネットワークノードに、リソースの第2のサブセットのスロットのフリーフレキシブルシンボルの数についての要求を送信するためのプロセス、特徴、手段、又は命令を含み得る。本明細書で説明される方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は更に、親ネットワークノードから、要求に応答してフリーフレキシブルシンボルの数のインジケーションを受信するためのプロセス、特徴、手段、又は命令を含み得る。
【0019】
[0019]本明細書で説明される方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、フリーフレキシブルシンボルの数のインジケーションを受信することは、フリーフレキシブルシンボルの数とスロットのフレキシブルシンボルの総数との比を指定するRRCメッセージを受信することを含む。
【0020】
[0020]本明細書で説明される方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、インジケーションは、リソースの第2のサブセットのスロットのフレキシブルシンボルがフリーであり得るかどうかを指定するビットマップを含む。
【0021】
[0021]本明細書で説明される方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第1及び第2のリソース構成に基づいて、リソースの第2のサブセットのスロットについての方向テーブルを決定するためのプロセス、特徴、手段、又は命令を更に含み得、ここで、方向テーブルは、リソースの第2のサブセットのスロットのシンボルのセットについての通信方向を示す。
【0022】
[0022]本明細書で説明される方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は更に、リソースの第2のサブセットのスロットのシンボルについて、親ネットワークノード及び子ネットワークノードがダウンリンク送信のためにスケジューリングされ得ると決定するためのプロセス、特徴、手段、又は命令を含み得る。本明細書で説明される方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は更に、親ネットワークノード及び子ネットワークノードがダウンリンク送信のためにスケジューリングされ得ると決定することに基づいて、リソースの第2のサブセットのスロットのシンボルをアップリンクとして示すためのプロセス、特徴、手段、又は命令を含み得る。
【0023】
[0023]本明細書で説明される方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は更に、リソースの第2のサブセットのスロットのシンボルについて、親ネットワークノード及び子ネットワークノードがアップリンク送信のためにスケジューリングされ得ると決定するためのプロセス、特徴、手段、又は命令を含み得る。本明細書で説明される方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は更に、親ネットワークノード及び子ネットワークノードがアップリンク送信のためにスケジューリングされ得ると決定することに基づいて、リソースの第2のサブセットのスロットのシンボルをダウンリンクとして示すためのプロセス、特徴、手段、又は命令を含み得る。
【0024】
[0024]本明細書で説明される方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は更に、リソースの第2のサブセットのスロットのシンボルについて、親ネットワークノード及び子ネットワークノードが異なる通信方向のためにスケジューリングされ得ると決定するためのプロセス、特徴、手段、又は命令を含み得る。本明細書で説明される方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は更に、親ネットワークノード及び子ネットワークノードが異なる通信方向のためにスケジューリングされ得ると決定することに基づいて、リソースの第2のサブセットのスロットのシンボルを利用不可能として示すためのプロセス、特徴、手段、又は命令を含み得る。
【0025】
[0025]本明細書で説明される方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は更に、リソースの第2のサブセットのスロットについて、親ネットワークノード又は子ネットワークノードのためのフリーフレキシブルシンボルの第1のセットを識別するためのプロセス、特徴、手段、又は命令を含み得る。本明細書で説明される方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は更に、リソースの第2のサブセットのスロットのシンボルについて、親ネットワークノード及び子ネットワークノードがフリーフレキシブルであり得るか又はダウンリンク送信のためにスケジューリングされ得るかのいずれかであると決定するためのプロセス、特徴、手段、又は命令を含み得る。本明細書で説明される方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は更に、親ネットワークノード及び子ネットワークノードがフリーフレキシブルであり得るか又はダウンリンク送信のためにスケジューリングされ得るかのいずれかであると決定することに基づいて、リソースの第2のサブセットのスロットのシンボルをアップリンクとして示すためのプロセス、特徴、手段、又は命令を含み得る。
【0026】
[0026]本明細書で説明される方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は更に、リソースの第2のサブセットのスロットについて、親ネットワークノード又は子ネットワークノードのためのフリーフレキシブルシンボルの第1のセットを識別するためのプロセス、特徴、手段、又は命令を含み得る。本明細書で説明される方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は更に、リソースの第2のサブセットのスロットのシンボルについて、親ネットワークノード及び子ネットワークノードがフリーフレキシブルであり得るか又はアップリンク送信のためにスケジューリングされ得るかのいずれかであると決定するためのプロセス、特徴、手段、又は命令を含み得る。本明細書で説明される方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は更に、親ネットワークノード及び子ネットワークノードがフリーフレキシブルであり得るか又はアップリンク送信のためにスケジューリングされ得るかのいずれかであると決定することに基づいて、リソースの第2のサブセットのスロットのシンボルをダウンリンクとして示すためのプロセス、特徴、手段、又は命令を含み得る。
【0027】
[0027]本明細書で説明される方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は更に、親ネットワークノード又はアンカーネットワークノードからリソース割り振りスキームを受信するためのプロセス、特徴、手段、又は命令を含み得、ここで、リソース割り振りスキームは、リソースの第1及び第2のサブセットを示す。
【0028】
[0028]本明細書で説明される方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は更に、子ネットワークノードに、第2のリソース構成についての要求を送信するためのプロセス、特徴、手段、又は命令を含み得る。本明細書で説明される方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は更に、子ネットワークノードから、要求に応答して第2のリソース構成を受信するためのプロセス、特徴、手段、又は命令を含み得る。
【0029】
[0029]本明細書で説明される方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第2のリソース構成は、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)又は物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を介して受信され得る。
【0030】
[0030]本明細書で説明される方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は更に、リソースの第2のサブセットに関連付けられた送信調整情報を識別するためのプロセス、特徴、手段、又は命令を含み得る。本明細書で説明される方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は更に、送信調整情報に基づいて、リソースの第2のサブセットのスロット中に1つ以上のデバイスと通信するためのプロセス、特徴、手段、又は命令を含み得る。
【0031】
[0031]本明細書で説明される方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、送信調整情報を識別することは、親ネットワークノード及び子ネットワークノードのうちの少なくとも1つから、親ネットワークノード又は子ネットワークノードに関連付けられた送信調整情報を受信することを含む。
【0032】
[0032]本明細書で説明される方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、送信調整情報は、ビーム方向の範囲、ビーム幅のセット、又は送信電力を含む。
【0033】
[0033]本明細書で説明される方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は更に、リソースの第1のサブセットのうちのリソースに中継デバイスのための制御チャネルを割り振るためのプロセス、特徴、手段、又は命令を含み得る。
【0034】
[0034]本明細書で説明される方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、制御チャネルは、リソースの第1又は第2のサブセットを介した通信に関連付けられ得る。
【0035】
[0035]本明細書で説明される方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は更に、リソースの第2のサブセットのうちのリソースに中継デバイスのための第2の制御チャネルを割り振るためのプロセス、特徴、手段、又は命令を含み得る。
【0036】
[0036]本明細書で説明される方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は更に、親ネットワークノード及び子ネットワークノードについての制御チャネル構成に基づいて、リソースの第2のサブセットのうちのリソースについての方向テーブルを決定するためのプロセス、特徴、手段、又は命令を含み得る。
【0037】
[0037]本明細書で説明される方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は更に、中継デバイスのための制御チャネルのための制御チャネル割り振りのインジケーションを受信するためのプロセス、特徴、手段、又は命令を含み得、ここで、制御チャネルは、リソースの第1又は第2のサブセットを介した通信に関連付けられ得る。
【0038】
[0038]本明細書で説明される方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は更に、第1及び第2のリソース構成とは無関係に、リソースの第1のサブセットのスロットのための通信をスケジューリングするためのプロセス、特徴、手段、又は命令を含み得る。本明細書で説明される方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は更に、スケジューリングされた通信に従って、リソースの第1のサブセットのスロット中に1つ以上のデバイスと通信するためのプロセス、特徴、手段、又は命令を含み得る。
【0039】
[0039]本明細書で説明される方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は更に、半静的セル固有メッセージ、半静的UE固有メッセージ、又はグループ共通制御チャネルを介して第1のリソース構成を受信するためのプロセス、特徴、手段、又は命令を含み得る。
【0040】
[0040]本明細書で説明される方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、半静的セル固有メッセージは、システム情報ブロック(SIB)を介して受信され得る。本明細書で説明される方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、半静的UE固有メッセージは、RRCシグナリングを介して受信され得る。本明細書で説明される方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、グループ共通制御チャネルは、グループ共通物理ダウンリンク制御チャネル(GC-PDCCH)を介して受信され得、スロットフォーマットインジケータ(SFI)を含む。
【図面の簡単な説明】
【0041】
図1】[0041]本開示の態様による、半複信通信のためのリソース調整をサポートするワイヤレス通信システムの例を例示する。
図2】本開示の態様による、半複信通信のためのリソース調整をサポートするワイヤレス通信システムの例を例示する。
図3】[0042]本開示の態様による、半複信通信のためのリソース調整をサポートするネットワークスキームの例を例示する。
図4】[0043]本開示の態様による、半複信通信のためのリソース調整をサポートするワイヤレス通信システムの例を例示する。
図5】本開示の態様による、半複信通信のためのリソース調整をサポートするワイヤレス通信システムの例を例示する。
図6】[0044]本開示の態様による、半複信通信のためのリソース調整をサポートするプロセスフローの例を例示する。
図7】本開示の態様による、半複信通信のためのリソース調整をサポートするプロセスフローの例を例示する。
図8】[0045]本開示の態様による、半複信通信のためのリソース調整をサポートするデバイスのブロック図を示す。
図9】本開示の態様による、半複信通信のためのリソース調整をサポートするデバイスのブロック図を示す。
図10】本開示の態様による、半複信通信のためのリソース調整をサポートするデバイスのブロック図を示す。
図11】[0046]本開示の態様による、半複信通信のためのリソース調整をサポートするユーザ機器(UE)を含むシステムのブロック図を例示する。
図12】[0047]本開示の態様による、半複信通信のためのリソース調整をサポートする基地局を含むシステムのブロック図を例示する。
図13】[0048]本開示の態様による、半複信通信のためのリソース調整のための方法を例示する。
図14】本開示の態様による、半複信通信のためのリソース調整のための方法を例示する。
図15】本開示の態様による、半複信通信のためのリソース調整のための方法を例示する。
【詳細な説明】
【0042】
[0049]ニューラジオ(NR)技術を展開するものなど、いくつかのワイヤレス通信システムでは、ワイヤレスバックホールリンクは、大容量のワイヤードバックホールリンク(例えば、ファイバ)の代わりにアクセスノード(AN)をネットワークに結合するために使用され得る。例えば、ユーザ機器(UE)又は別のANと通信状態にある第1のAN(例えば、中継ノード)は、ネットワークへの大容量のワイヤードバックホールリンクを有する第2のAN(例えば、アンカー)とのバックホールリンク(ワイヤード又はワイヤレス)を確立し得る。このように、第1のANは、1つ以上のバックホールリンクの組み合わせを通じて第2のANを介してUE(又は別のAN)からネットワークにアクセストラフィックを通信し得る。いくつかの例では、バックホールネットワークは、ワイヤードバックホールリンクに到達する前に複数のバックホールリンクを使用し得る。第1のANは、アンカーに関するUE機能(UEF:UE-Function)及び第1のANが通信しているUE(又は別のAN)に関するアクセスノード機能(ANF:Access Node Function)と呼ばれ得る。このことから、中継ノードは、その1つ以上の親中継器(例えば、中継ノードをアンカーに1ホップ分近くに接続する中継器)のためのUEとして、並びにその子中継器及び/又はそのカバレッジエリア内のUEのための基地局として機能し得る。
【0043】
[0050]いくつかのケースでは、バックホールネットワークは、例えば、(例えば、通信リンクが切断されたケースでは)トラフィックが移動するための代替の経路を提供することによって、トポロジ冗長性を介してロバスト性を提供し得る。そのようなアドホックネットワークでは、大規模リソース調整スキームは、UEとネットワークとの間の通信を最適化するようにサービングし得る。いくつかの態様では、通信のために利用可能なリソースは、バックホールリンク及びアクセスリンクに動的に割り振られ得る。リソースは、時間、周波数、コード、又は空間の任意の組み合わせを指し得る。いくつかのケースでは、ワイヤレス通信システムは、統合アクセス及びバックホール(IAB)をサポートするために、ワイヤレスバックホールネットワークのためのシグナリング及びリソース割り振りの調整をサポートするための1つ以上の技法を展開し得る。
【0044】
[0051]いくつかのケースでは、ANは、複数のノードセットに分割され得る。2つのノードセット(例えば、第1のノードセット及び第2のノードセット)のケースでは、各ANは、その親ノード及び子ノードとは異なるノードセット中にあり得る。利用可能な時間-周波数リソースは、時間-周波数リソースの各グループがノードセットに割り当てられるように、2つのグループに分割され得る。ANは、それらのノードセットに割り当てられた時間-周波数リソースを介して送信を自由にスケジューリングし得、それらのノードセットに割り当てられていない時間-周波数リソース中に制約された形で送信をスケジューリングし得る。
【0045】
[0052]ANに利用可能なリソースは、アップリンク通信、ダウンリンク通信のために構成され得るか、又はフレキシブルであり得る。リソースがフレキシブルとして構成されるとき、それは、後の時間にアップリンク又はダウンリンクのために構成され得る。第1のノードセットに割り当てられた時間-周波数リソースでは、第1のノードセットのANは、アップリンク、ダウンリンクのために、又はフレキシブルとして、リソースを自由に構成し得る。第2のノードセットに割り当てられた時間-周波数リソースでは、第2のノードセットのANは、アップリンク、ダウンリンクのために、又はフレキシブルとして、リソースを自由に構成し得る。いくつかのケースでは、フレキシブルリソースは、フリーフレキシブル又は非フリーフレキシブルとして指定され得る。フリーフレキシブルリソースは、第2のノードセットに割り当てられたリソース中に第1のノードセットのノードによるスケジューリングのために利用され得、第1のノードセットに割り当てられたリソース中に第2のノードセットのノードによるスケジューリングのために利用され得る。非フリーフレキシブルリソースは、ノードセットに属さないノードによって利用されないことがある。
【0046】
[0053]ANは、それらのノードセットに割り当てられていないリソースを介して方向テーブルを決定し得る。方向テーブルは、ANのノードセットに割り当てられていないリソースについての通信方向を示し得、方向テーブルは、中継ノードの親ノード及び子ノードのリソース構成に基づいて決定され得る。
【0047】
[0054]本開示の態様は、ワイヤレス通信システムのコンテキストにおいて最初に説明される。本開示の態様はまた、ネットワークスキーム及びプロセスフローを参照して例示及び説明される。本開示の態様は更に、半複信通信のためのリソース調整に関連する装置図、システム図、及びびフローチャートによって例示され、且つそれらを参照して説明される。
【0048】
[0055]図1は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システム100の例を例示する。ワイヤレス通信システム100は、基地局105、UE115、及びコアネットワーク130を含む。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、ロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク、LTEアドバンスト(LTE-A)ネットワーク、LTE-Aプロネットワーク、又はNRネットワークであり得る。いくつかのケースでは、ワイヤレス通信システム100は、拡張ブロードバンド通信、超高信頼(例えば、ミッションクリティカル)通信、低レイテンシ通信、又は低コスト及び低複雑性デバイスとの通信をサポートし得る。
【0049】
[0056]基地局105は、1つ以上の基地局アンテナを介してUE115とワイヤレスに通信し得る。本明細書で説明される基地局105は、ベーストランシーバ局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードB、eノードB(eNB)、次世代ノードB若しくはギガノードB(それらのいずれもgNBと呼ばれ得る)、ホームノードB、ホームeノードB、又は何らかの他の適した専門用語を含み得るか、又はそのように当業者によって呼ばれ得る。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプの基地局105(例えば、マクロセル基地局又はスモールセル基地局)を含み得る。本明細書で説明されるUE115は、マクロeNB、スモールセルeNB、gNB、中継基地局、及び同様のものを含む、様々なタイプの基地局105及びネットワーク機器と通信することが可能であり得る。
【0050】
[0057]各基地局105は、様々なUE115との通信がサポートされる特定の地理的カバレッジエリア110に関連付けられ得る。各基地局105は、通信リンク125を介してそれぞれの地理的カバレッジエリア110のための通信カバレッジを提供し得、基地局105とUE115との間の通信リンク125は、1つ以上のキャリアを利用し得る。ワイヤレス通信システム100に示される通信リンク125は、UE115から基地局105へのアップリンク送信、又は基地局105からUE115へのダウンリンク送信を含み得る。ダウンリンク送信は、順方向リンク送信とも呼ばれ得、アップリンク送信は、逆方向リンク送信とも呼ばれ得る。
【0051】
[0058]基地局105のための地理的カバレッジエリア110は、地理的カバレッジエリア110の一部分のみを構成するセクタに分割され得、各セクタは、セルに関連付けられ得る。例えば、各基地局105は、マクロセル、スモールセル、ホットスポット、若しくは他のタイプのセル、又はそれらの様々な組み合わせのための通信カバレッジを提供し得る。いくつかの例では、基地局105は、移動可能であり、従って、移動する地理的カバレッジエリア110のための通信カバレッジを提供し得る。いくつかの例では、異なる技術に関連付けられた異なる地理的カバレッジエリア110は、重複し得、異なる技術に関連付けられた重複する地理的カバレッジエリア110は、同じ基地局105によって又は異なる基地局105によってサポートされ得る。ワイヤレス通信システム100は、例えば、異なるタイプの基地局105が様々な地理的カバレッジエリア110のためのカバレッジを提供する異種LTE/LTE-A/LTE-Aプロ又はNRネットワークを含み得る。
【0052】
[0059]「セル」という用語は、(例えば、キャリアを通した)基地局105との通信のために使用される論理通信エンティティを指し、同じ又は異なるキャリアを介して動作する近隣セルを区別するための識別子(例えば、物理セル識別子(PCID)、仮想セル識別子(VCID))に関連付けられ得る。いくつかの例では、キャリアは、複数のセルをサポートし得、異なるセルは、異なるタイプのデバイスにアクセスを提供し得る異なるプロトコルタイプ(例えば、マシンタイプ通信(MTC)、ナローバンドモノのインターネット(NB-IoT:narrowband Internet-of-Things)、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)、又はその他)に従って構成され得る。いくつかのケースでは、「セル」という用語は、論理エンティティが動作する地理的カバレッジエリア110の一部分(例えば、セクタ)を指し得る。
【0053】
[0060]UE115は、ワイヤレス通信システム100全体を通じて分散され得、各UE115は、固定式又は移動式であり得る。UE115はまた、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、リモートデバイス、ハンドヘルドデバイス、若しくは加入者デバイス、又は何らかの他の適した専門用語で呼ばれ得、ここで、「デバイス」は、ユニット、局、端末、又はクライアントとも呼ばれ得る。UE115はまた、セルラフォン、携帯情報端末(PDA)、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、又はパーソナルコンピュータなどのパーソナル電子デバイスであり得る。いくつかの例では、UE115はまた、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、モノのインターネット(IoT)デバイス、あらゆるモノのインターネット(IoE:Internet of Everything)デバイス、若しくはMTCデバイス、又は同様のものを指し得、それらは、アプライアンス、ビークル、メータ、又は同様のものなどの様々な物品においてインプリメントされ得る。
【0054】
[0061]MTC又はIoTデバイスなど、いくつかのUE115は、低コスト又は低複雑性デバイスであり得、(例えば、マシンツーマシン(M2M)通信を介した)マシン間の自動通信を提供し得る。M2M通信又はMTCは、デバイスが人間の介入なしに互いに又は基地局105と通信することを可能にするデータ通信技術を指し得る。いくつかの例では、M2M通信又はMTCは、情報を測定又はキャプチャするためのセンサ又はメータを統合し、その情報を利用し得るか、又はプログラム若しくはアプリケーションと対話する人間にその情報を提示し得る中央サーバ又はアプリケーションプログラムにその情報を中継するデバイスからの通信を含み得る。いくつかのUE115は、情報を収集するか、又はマシンの自動挙動を可能にするように設計され得る。MTCデバイスのためのアプリケーションの例は、スマート計測、在庫(inventory)モニタリング、水位モニタリング、機器モニタリング、ヘルスケアモニタリング、野生生物モニタリング、天候及び地質学的イベントモニタリング、保有車両(fleet)管理及び追跡、リモートセキュリティ感知、物理アクセス制御、及び取引ベースのビジネス課金(transaction-based business charging)を含む。
【0055】
[0062]いくつかのUE115は、半複信通信(例えば、送信又は受信を介した一方向通信をサポートするが、送信と受信とを同時にサポートしないモード)など、電力消費を低減する動作モードを用いるように構成され得る。いくつかの例では、半複信通信は、低減されたピークレートで実行され得る。半複信通信は、複数のリンク上での送信又は受信を同時に制限しないことに留意されたい。UE115のための他の電力節約技法は、アクティブ通信に従事していないときに電力節約「ディープスリープ」モードに入ること、又は(例えば、ナローバンド通信に従って)制限された帯域幅を通して動作すること、を含む。いくつかのケースでは、UE115は、クリティカルな機能(例えば、ミッションクリティカル機能)をサポートするように設計され得、ワイヤレス通信システム100は、これらの機能のための超高信頼通信を提供するように構成され得る。
【0056】
[0063]いくつかのケースでは、UE115はまた、(例えば、ピアツーピア(P2P)又はデバイスツーデバイス(D2D)プロトコルを使用して)他のUE115と直接通信することが可能であり得る。D2D通信を利用するUE115のグループのうちの1つ以上は、基地局105の地理的カバレッジエリア110内にあり得る。そのようなグループ中の他のUE115は、基地局105の地理的カバレッジエリア110の外部にあり得るか、又はそうでない場合は基地局105からの送信を受信することができない。いくつかのケースでは、D2D通信を介して通信するUE115のグループは、各UE115がグループ中の全ての他のUE115に送信する一対多(1:M)システムを利用し得る。いくつかのケースでは、基地局105は、D2D通信のためのリソースのスケジューリングを容易にする。他のケースでは、D2D通信は、基地局105の関与なしにUE115間で実行される。
【0057】
[0064]基地局105は、コアネットワーク130と、及び互いに通信し得る。例えば、基地局105は、バックホールリンク132を通じて(例えば、S1又は他のインターフェースを介して)コアネットワーク130とインターフェースし得る。基地局105は、直接(例えば、基地局105間で直接)又は間接的に(例えば、コアネットワーク130を介して)のいずれかで、バックホールリンク134を通して(例えば、X2又は他のインターフェースを介して)互いに通信し得る。
【0058】
[0065]コアネットワーク130は、ユーザ認証、アクセス認可、追跡、インターネットプロトコル(IP)接続性、及び他のアクセス、ルーティング、又はモビリティ機能を提供し得る。コアネットワーク130は、発展型パケットコア(EPC)であり得、それは、少なくとも1つのモビリティ管理エンティティ(MME)と、少なくとも1つのサービングゲートウェイ(S-GW)と、少なくとも1つのパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(P-GW)とを含み得る。MMEは、EPCに関連付けられた基地局105によってサービングされるUE115のためのモビリティ、認証、及びベアラ管理などの非アクセス層(例えば、制御プレーン)機能を管理し得る。ユーザIPパケットは、それ自体がP-GWに接続され得るS-GWを通じて転送され得る。P-GWは、IPアドレス割り振り並びに他の機能を提供し得る。P-GWは、ネットワークオペレータIPサービスに接続され得る。オペレータIPサービスは、インターネット、イントラネット(1つ以上)、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、又はパケット交換(PS)ストリーミングサービスへのアクセスを含み得る。
【0059】
[0066]基地局105など、ネットワークデバイスのうちの少なくともいくつかは、アクセスネットワークエンティティなどのサブコンポーネントを含み得、それは、ANコントローラ(ANC)の例であり得る。各アクセスネットワークエンティティは、いくつかの他のアクセスネットワーク送信エンティティを通じてUE115と通信し得、それらは、無線ヘッド、スマート無線ヘッド、又は送受信ポイント(TRP)と呼ばれ得る。いくつかの構成では、各アクセスネットワークエンティティ又は基地局105の様々な機能は、様々なネットワークデバイス(例えば、無線ヘッド及びアクセスネットワークコントローラ)にわたって分散され得るか、又は単一のネットワークデバイス(例えば、基地局105)に統合され得る。
【0060】
[0067]ワイヤレス通信システム100は、典型的には300MHz~300GHzの範囲中の1つ以上の周波数帯域を使用して動作し得る。一般に、300MHz~3GHzの領域は、波長が約1デシメートル~1メートルの長さに及ぶので、極超短波(UHF:ultra-high frequency)領域又はデシメートル帯域として知られている。UHF波は、建物及び環境的特徴によってブロック又はリダイレクトされ得る。しかしながら、波は、マクロセルが屋内にロケートされたUE115にサービスを提供するのに十分に構造を貫通し得る。UHF波の送信は、300MHz未満のスペクトルの短波(HF:high frequency)又は超短波(VHF:very high frequency)部分のより小さい周波数及びより長い波を使用する送信と比較して、より小さいアンテナ及びより短い範囲(例えば、100km未満)に関連付けられ得る。
【0061】
[0068]ワイヤレス通信システム100はまた、センチメートル帯域としても知られる、3GHz~30GHzの周波数帯域を使用する極極超短波(SHF:super high frequency)領域中で動作し得る。SHF領域は、他のユーザからの干渉に耐え得るデバイスによって日和見的に使用され得る、5GHzの産業科学医療(ISM:industrial, scientific, and medical)帯域などの帯域を含む。
【0062】
[0069]ワイヤレス通信システム100はまた、ミリメートル帯域としても知られる、スペクトルの極極極超短波(EHF:extremely high frequency)領域(例えば、30GHz~300GHz)中で動作し得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、UE115と基地局105との間のミリメートル波(mmW)通信をサポートし得、それぞれのデバイスのEHFアンテナは、UHFアンテナより更に小さく、より密接に離間され得る。いくつかのケースでは、これは、UE115内のアンテナアレイの使用を容易にし得る。しかしながら、EHF送信の伝搬は、SHF又はUHF送信より更に大きい大気減衰及びより短い範囲を課され得る。本明細書で開示される技法は、1つ以上の異なる周波数領域を使用する送信にわたって用いられ得、これらの周波数領域にわたる帯域の指定された使用は、国又は規制機関によって異なり得る。
【0063】
[0070]いくつかのケースでは、ワイヤレス通信システム100は、ライセンス無線周波数スペクトル帯域とアンライセンス無線周波数スペクトル帯域との両方を利用し得る。例えば、ワイヤレス通信システム100は、5GHz ISM帯域などのアンライセンス帯域中で、ライセンス支援アクセス(LAA)、LTE-アンライセンス(LTE-U)無線アクセス技術、又はNR技術を用い得る。アンライセンス無線周波数スペクトル帯域中で動作するとき、基地局105及びUE115などのワイヤレスデバイスは、データを送信する前に周波数チャネルがクリアであることを保証するためにリッスンビフォートーク(LBT:listen-before-talk)プロシージャを用い得る。いくつかのケースでは、アンライセンス帯域中の動作は、ライセンス帯域(例えば、LAA)中で動作するコンポーネントキャリア(CC)と併せてキャリアアグリゲーション構成に基づき得る。アンライセンススペクトル中の動作は、ダウンリンク送信、アップリンク送信、ピアツーピア送信、又はこれらの組み合わせを含み得る。アンライセンススペクトル中の複信は、周波数分割複信(FDD)、時分割複信(TDD)、又はその両方の組み合わせに基づき得る。
【0064】
[0071]いくつかの例では、基地局105又はUE115は、複数のアンテナを装備され得、それらは、送信ダイバーシティ、受信ダイバーシティ、多入力多出力(MIMO)通信、又はビームフォーミングなどの技法を用いるために使用され得る。例えば、ワイヤレス通信システム100は、送信デバイス(例えば、基地局105)と受信デバイス(例えば、UE115)との間の送信スキームを使用し得、ここで、送信デバイスは、複数のアンテナを装備され、受信デバイスは、1つ以上のアンテナを装備される。MIMO通信は、異なる空間レイヤを介して複数の信号を送信又は受信することによってスペクトル効率を増大させるためにマルチパス信号伝搬を用い得、それは、空間多重化と呼ばれ得る。複数の信号は、例えば、異なるアンテナ又はアンテナの異なる組み合わせを介して送信デバイスによって送信され得る。同様に、複数の信号は、異なるアンテナ又はアンテナの異なる組み合わせを介して受信デバイスによって受信され得る。複数の信号の各々は、別個の空間ストリームと呼ばれ得、同じデータストリーム(例えば、同じコードワード)又は異なるデータストリームに関連付けられたビットを搬送し得る。異なる空間レイヤは、チャネル測定及び報告のために使用される異なるアンテナポートに関連付けられ得る。MIMO技法は、複数の空間レイヤが同じ受信デバイスに送信されるシングルユーザMIMO(SU-MIMO)と、複数の空間レイヤが複数のデバイスに送信されるマルチユーザMIMO(MU-MIMO)とを含む。
【0065】
[0072]空間フィルタリング、指向性送信、又は指向性受信とも呼ばれ得るビームフォーミングは、送信デバイスと受信デバイスとの間の空間経路に沿ってアンテナビーム(例えば、送信ビーム又は受信ビーム)を形成又はステアリングするために、送信デバイス又は受信デバイス(例えば、基地局105又はUE115)において使用され得る信号処理技法である。ビームフォーミングは、アンテナアレイのアンテナ素子を介して通信される信号を、アンテナアレイに対して特定の向きで伝搬する信号が強め合う干渉を経験し、他の信号が弱め合う干渉を経験するように組み合わせることによって達成され得る。アンテナ素子を介して通信される信号の調整は、送信デバイス又は受信デバイスがデバイスに関連付けられたアンテナ素子の各々を介して搬送される信号にある特定の振幅及び位相オフセットを適用することを含み得る。アンテナ素子の各々に関連付けられた調整は、(例えば、送信デバイス若しくは受信デバイスのアンテナアレイに対して、又は何らかの他の向きに対して)特定の向きに関連付けられたビームフォーミング重みセットによって定義され得る。
【0066】
[0073]一例では、基地局105は、UE115との指向性通信のためのビームフォーミング動作を行うために、複数のアンテナ又はアンテナアレイを使用し得る。例えば、いくつかの信号(例えば、同期信号、基準信号、ビーム選択信号、又は他の制御信号)は、異なる方向に複数回基地局105によって送信され得、それは、異なる送信方向に関連付けられた異なるビームフォーミング重みセットに従って送信される信号を含み得る。異なるビーム方向への送信は、基地局105による後続の送信及び/又は受信のためのビーム方向を(例えば、基地局105又はUE115などの受信デバイスによって)識別するために使用され得る。特定の受信デバイスに関連付けられたデータ信号などのいくつかの信号は、単一のビーム方向(例えば、UE115などの受信デバイスに関連付けられた方向)に基地局105によって送信され得る。いくつかの例では、単一のビーム方向に沿った送信に関連付けられたビーム方向は、異なるビーム方向に送信された信号に少なくとも部分的に基づいて決定され得る。例えば、UE115は、異なる方向に基地局105によって送信された信号のうちの1つ以上を受信し得、UE115は、最高の信号品質又はそうでない場合は許容可能な信号品質で受信した信号のインジケーションを基地局105に報告し得る。これらの技法は、基地局105によって1つ以上の方向に送信される信号に関して説明されるが、UE115は、(例えば、UE115による後続の送信又は受信についてのビーム方向を識別するために)異なる方向に複数回信号を送信するために、又は(例えば、受信デバイスにデータを送信するために)単一の方向に信号を送信するために同様の技法を用い得る。
【0067】
[0074]受信デバイス(例えば、mmW受信デバイスの例であり得るUE115)は、同期信号、基準信号、ビーム選択信号、又は他の制御信号など、基地局105から様々な信号を受信するとき、複数の受信ビームを試行し得る。例えば、受信デバイスは、異なるアンテナサブアレイを介して受信することによって、異なるアンテナサブアレイに従って受信された信号を処理することによって、アンテナアレイの複数のアンテナ素子において受信された信号に適用された異なる受信ビームフォーミング重みセットに従って受信することによって、又はアンテナアレイの複数のアンテナ素子において受信された信号に適用された異なる受信ビームフォーミング重みセットに従って受信された信号を処理することによって、複数の受信方向を試行し得、それらのうちのいずれも、異なる受信ビーム又は受信方向に従って「リッスンする」と呼ばれ得る。いくつかの例では、受信デバイスは、(例えば、データ信号を受信するとき)単一のビーム方向に沿って受信するために、単一の受信ビームを使用し得る。単一の受信ビームは、異なる受信ビーム方向に従ってリッスンすることに少なくとも部分的に基づいて決定されたビーム方向(例えば、複数のビーム方向に従ってリッスンすることに少なくとも部分的に基づいて、最高の信号強度、最高の信号対雑音比、又はそうでない場合は許容可能な信号品質を有すると決定されたビーム方向)に揃えられ得る。
【0068】
[0075]いくつかのケースでは、基地局105又はUE115のアンテナは、MIMO動作をサポートし得るか、又はビームフォーミングを送信若しくは受信し得る、1つ以上のアンテナアレイ内にロケートされ得る。例えば、1つ以上の基地局アンテナ又はアンテナアレイは、アンテナタワーなどのアンテナアセンブリにコロケートされ得る。いくつかのケースでは、基地局105に関連付けられたアンテナ又はアンテナアレイは、多様な地理的ロケーション中にロケートされ得る。基地局105は、基地局105がUE115との通信のビームフォーミングをサポートするために使用し得るアンテナポートのいくつかの行及び列を有するアンテナアレイを有し得る。同様に、UE115は、様々なMIMO又はビームフォーミング動作をサポートし得る1つ以上のアンテナアレイを有し得る。
【0069】
[0076]いくつかのケースでは、ワイヤレス通信システム100は、階層化プロトコルスタックに従って動作するパケットベースのネットワークであり得る。ユーザプレーンでは、ベアラ又はパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤにおける通信は、IPベースであり得る。無線リンク制御(RLC)レイヤは、いくつかのケースでは、論理チャネルを通して通信するために、パケットのセグメント化及びリアセンブリを実行し得る。媒体アクセス制御(MAC)レイヤは、優先度処理(priority handling)及び論理チャネルのトランスポートチャネルへの多重化を実行し得る。MACレイヤはまた、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)を使用して、MACレイヤにおいて再送信を提供して、リンク効率を改善し得る。制御プレーンでは、無線リソース制御(RRC)プロトコルレイヤは、ユーザプレーンデータのための無線ベアラをサポートする、UE115と基地局105又はコアネットワーク130との間のRRC接続の確立、構成、及び維持を提供し得る。物理(PHY)レイヤにおいて、トランスポートチャネルは、物理チャネルにマッピングされ得る。
【0070】
[0077]いくつかのケースでは、UE115及び基地局105は、データが正常に受信される可能性を増大させるために、データの再送信をサポートし得る。HARQフィードバックは、データが通信リンク125を通して正しく受信される可能性を増大させる1つの技法である。HARQは、誤り検出(例えば、巡回冗長検査(CRC)を使用する)、順方向誤り訂正(FEC)、及び再送信(例えば、自動再送要求(ARQ))の組み合わせを含み得る。HARQは、貧弱な無線条件(例えば、信号対雑音条件)でのMACレイヤにおけるスループットを改善し得る。いくつかのケースでは、ワイヤレスデバイスは、同一スロットHARQフィードバックをサポートし得、ここで、デバイスは、特定のスロット中の前のシンボル中で受信されたデータに対して、そのスロット中でHARQフィードバックを提供し得る。他のケースでは、デバイスは、後続のスロット中で、又は何らかの他の時間間隔に従って、HARQフィードバックを提供し得る。
【0071】
[0078]LTE又はNRにおける時間間隔は、基本時間単位の倍数で表され得、それは、例えば、Ts=1/30,720,000秒のサンプリング期間を指し得る。通信リソースの時間間隔は、各々が10ミリ秒(ms)の持続時間を有する無線フレームに従って編成され得、ここで、フレーム期間は、Tf=307,200Tsとして表され得る。無線フレームは、0~1023の範囲のシステムフレーム番号(SFN)によって識別され得る。各フレームは、0~9の番号付けされた10個のサブフレームを含み得、各サブフレームは、1msの持続時間を有し得る。サブフレームは更に、各々が0.5msの持続時間を有する2つのスロットに分割され得、各スロットは、(例えば、各シンボル期間にプリペンドされたサイクリックプレフィックスの長さに応じて)6又は7つの変調シンボル期間を包含し得る。サイクリックプレフィックスを除いて、各シンボル期間は、2048個のサンプリング期間を包含し得る。いくつかのケースでは、サブフレームは、ワイヤレス通信システム100の最小スケジューリング単位であり得、送信時間間隔(TTI)と呼ばれ得る。他のケースでは、ワイヤレス通信システム100の最小スケジューリング単位は、サブフレームより短くあり得るか、又は(例えば、短縮TTI(sTTI)のバーストにおいて、若しくはsTTIを使用する選択されたCCにおいて)動的に選択され得る。
【0072】
[0079]いくつかのワイヤレス通信システムでは、スロットは更に、1つ以上のシンボルを包含する複数のミニスロットに分割され得る。いくつかの事例では、ミニスロットのシンボル又はミニスロットは、スケジューリングの最小単位であり得る。各シンボルは、例えば、動作のサブキャリア間隔又は周波数帯域に応じて持続時間が異なり得る。更に、いくつかのワイヤレス通信システムは、複数のスロット又はミニスロットが共に集約され、UE115と基地局105との間の通信のために使用されるスロットアグリゲーションをインプリメントし得る。
【0073】
[0080]「キャリア」という用語は、通信リンク125を通した通信をサポートするための定義された物理レイヤ構造を有する無線周波数スペクトルリソースのセットを指す。例えば、通信リンク125のキャリアは、所与の無線アクセス技術のための物理レイヤチャネルに従って動作される無線周波数スペクトル帯域の一部分を含み得る。各物理レイヤチャネルは、ユーザデータ、制御情報、又は他のシグナリングを搬送し得る。キャリアは、予め定義された周波数チャネル(例えば、E-UTRA絶対無線周波数チャネル番号(EARFCN:E-UTRA absolute radio frequency channel number))に関連付けられ得、UE115による発見のためのチャネルラスタに従って位置付けられ得る。キャリアは、(例えば、FDDモードでは)ダウンリンク若しくはアップリンクであり得るか、又は(例えば、TDDモードでは)ダウンリンク及びアップリンク通信を搬送するように構成され得る。いくつかの例では、キャリアを通して送信される信号波形は、(例えば、直交周波数分割多重化(OFDM)又は離散フーリエ変換拡散OFDM(DFT-S-OFDM)などのマルチキャリア変調(MCM)技法を使用して)複数のサブキャリアから構成され得る。
【0074】
[0081]ワイヤレス通信システム100は、動的TDDをサポートするためのフレキシブルスロット構造を提供し得、それは、ワイヤレス通信システム100のトラフィックニーズに基づいてアップリンク及びダウンリンクリソースを適応的に割り当てるために利用され得る複数のTDD構成を伴い得る。そのようなスロット構造は、スロットのシンボルをダウンリンク、アップリンク、又はフレキシブルとして割り当て得る。ダウンリンクのために指定されたシンボルは、ダウンリンク送信のために利用され得、アップリンクのために指定されたシンボルは、アップリンク送信のために利用され得、フレキシブルシンボルとして指定されたシンボルは、受信された構成信号に基づいてダウンリンク又はアップリンクシンボルとしてオーバライドされ得る。そのような構成では、各スロットは、ダウンリンク、アップリンク、及びフレキシブルシンボルの混合を包含し得る。
【0075】
[0082]いくつかのケースでは、スロット構造は、(例えば、tdd-UL-DL-configuration-commonを介して)SIB中のセル固有メッセージを通じて半静的にUE115に示され得る。そのようなインジケーションは、(例えば、0.5、0.615、1、1.25、2、2.5、5、10msなどのある周期性内の)1つ以上のスロットのシンボルのセット(例えば、ダウンリンクセグメント、アップリンクセグメント、及びフレキシブルセグメント)についての通信方向を定義し得る。スロット構造は、(例えば、tdd-UL-DL-configuration-dedicatedを介して)RRC中のUE固有メッセージを通じて半静的にUE115に示され得る。UE固有メッセージは、SIBメッセージによって構成されるフレキシブルセグメント内のスロットのためのスロット毎のスロットフォーマットを設定し得る。他のケースでは、スロット構造は、スロットフォーマットインジケータ(SFI)を通じてUE115に示され得、それは、有効にされた場合、グループ共通物理ダウンリンク制御チャネル(GC-PDCCH)によって搬送され得る。SFIは、SFIモニタリング周期性にわたってスロット毎のスロットフォーマットを示し得る。SFIモニタリング周期性は、ある特定の数のスロット(例えば、1、2、5、10、20)として構成され得る。いくつかの例では、1つの構成のうちのフレキシブルな部分は、(例えば、規則又は条件のセットに基づいて)別の構成によってオーバライドされ得る。例えば、セル固有構成は、UE固有構成によってオーバライドされ得、半静的構成は、動的SFIによってオーバライドされ得、半静的構成と動的SFIとの両方は、UE固有ダウンリンク制御情報(DCI)許可によってオーバライドされ得る。
【0076】
[0083]ワイヤレス通信システム100は、異なるスロット構造パターンが異なる時間スケールで利用され得るように、一般的なスロット構造フレームワークをサポートし得る。そのような事例では、半静的構成と動的構成との両方が利用され得る。例えば、スロット構造フレームワークは、セル固有構成を通じて所与の持続時間(例えば、数ミリ秒)にわたって、又はUE固有構成若しくは動的SFIを通じていくつかのスロットにわたって構成され得る。更に、半静的構成は、アップリンク対ダウンリンクトラフィック比が統計的に安定しているか、又はゆっくりと変化するケースで利用され得る。動的構成は、その一方で、アップリンク対ダウンリンクトラフィック比が経時的に変化するシナリオの場合、より高いシグナリングオーバヘッドを犠牲にして、より良好なリソース利用を達成し得る。シグナリングオーバヘッドのこの増大は、ビームスイーピングの利用に依存し得る。
【0077】
[0084]キャリアの編成構造は、LTE、LTE-A、LTE-Aプロ、NR、等などの異なる無線アクセス技術(RAT)によって異なり得る。例えば、キャリアを通した通信は、TTI又はスロットに従って編成され得、それらの各々は、ユーザデータ並びにユーザデータの復号をサポートするための制御情報又はシグナリングを含み得る。キャリアはまた、専用獲得シグナリング(例えば、同期信号又はシステム情報)と、キャリアのための動作を調整する制御シグナリングとを含み得る。いくつかの例では(例えば、キャリアアグリゲーション構成では)、キャリアはまた、他のキャリアのための動作を調整する獲得シグナリング又は制御シグナリングを有し得る。
【0078】
[0085]物理チャネルは、様々な技法に従ってキャリア上で多重化され得る。物理制御チャネル及び物理データチャネルは、例えば、時分割多重化(TDM)技法、周波数分割多重化(FDM)技法、又はハイブリッドTDM-FDM技法を使用して、ダウンリンクキャリア上で多重化され得る。いくつかの例では、物理制御チャネル中で送信される制御情報は、カスケードされた形で異なる制御領域間(例えば、共通制御領域又は共通探索空間と1つ以上のUE固有制御領域又はUE固有探索空間との間)に分散され得る。
【0079】
[0086]キャリアは、無線周波数スペクトルの特定の帯域幅に関連付けられ得、いくつかの例では、キャリア帯域幅は、キャリア又はワイヤレス通信システム100の「システム帯域幅」と呼ばれ得る。例えば、キャリア帯域幅は、特定の無線アクセス技術のキャリアのためのいくつかの所定の帯域幅(例えば、1.4、3、5、10、15、20、40、又は80MHz)のうちの1つであり得る。いくつかの例では、各サービングされるUE115は、キャリア帯域幅のうちの一部分又は全てを通して動作するように構成され得る。他の例では、いくつかのUE115は、キャリア内の予め定義された部分又は範囲(例えば、サブキャリア又はリソースブロック(RB)のセット)に関連付けられたナローバンドプロトコルタイプを使用する動作(例えば、ナローバンドプロトコルタイプの「インバンド」展開)のために構成され得る。
【0080】
[0087]MCM技法を用いるシステムでは、リソース要素は、1つのシンボル期間(例えば、1つの変調シンボルの持続時間)と1つのサブキャリアとから成り得、ここで、シンボル期間とサブキャリア間隔とは、反比例する。各リソース要素によって搬送されるビットの数は、変調スキーム(例えば、変調スキームの次数)に依存し得る。このことから、UE115が受信するリソース要素がより多く、且つ変調スキームの次数がより高いほど、UE115のためのデータレートはより高くなり得る。MIMOシステムでは、ワイヤレス通信リソースは、無線周波数スペクトルリソースと、時間リソースと、空間リソース(例えば、空間レイヤ)との組み合わせを指し得、複数の空間レイヤの使用は、UE115との通信のためのデータレートを更に増大させ得る。
【0081】
[0088]ワイヤレス通信システム100のデバイス(例えば、基地局105又はUE115)は、特定のキャリア帯域幅を通した通信をサポートするハードウェア構成を有し得るか、又はキャリア帯域幅のセットのうちの1つを通した通信をサポートするように構成可能であり得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、1つよりも多くの異なるキャリア帯域幅に関連付けられたキャリアを介した同時通信をサポートし得る基地局105及び/又はUEを含み得る。
【0082】
[0089]ワイヤレス通信システム100は、複数のセル又はキャリア上でのUE115との通信、キャリアアグリゲーション又はマルチキャリア動作と呼ばれ得る特徴をサポートし得る。UE115は、キャリアアグリゲーション構成に従って、複数のダウンリンクCC及び1つ以上のアップリンクCCで構成され得る。キャリアアグリゲーションは、FDD CCとTDD CCとの両方で使用され得る。
【0083】
[0090]いくつかのケースでは、ワイヤレス通信システム100は、拡張CC(eCC)を利用し得る。eCCは、より広いキャリア又は周波数チャネル帯域幅、より短いシンボル持続時間、より短いTTI持続時間、又は修正された制御チャネル構成を含む、1つ以上の特徴によって特徴付けられ得る。いくつかのケースでは、eCCは、(例えば、複数のサービングセルが準最適の又は理想的でないバックホールリンクを有するとき)デュアルコネクティビティ構成又はキャリアアグリゲーション構成に関連付けられ得る。eCCはまた、(例えば、1つよりも多くのオペレータがスペクトルを使用することを許容される)アンライセンススペクトル又は共有スペクトルにおける使用のために構成され得る。広いキャリア帯域幅によって特徴付けられるeCCは、キャリア帯域幅全体をモニタリングすることが可能でないか、又は(例えば、電力を節約するために)制限されたキャリア帯域幅を使用するように別様に構成されたUE115によって利用され得る1つ以上のセグメントを含み得る。
【0084】
[0091]いくつかのケースでは、eCCは、他のCCとは異なるシンボル持続時間を利用し得、それは、他のCCのシンボル持続時間と比較して、低減されたシンボル持続時間の使用を含み得る。より短いシンボル持続時間は、隣接するサブキャリア間の増大した間隔に関連付けられ得る。eCCを利用するUE115又は基地局105などのデバイスは、低減されたシンボル持続時間(例えば、16.67マイクロ秒)で(例えば、20、40、60、又は80MHzの周波数チャネル又はキャリア帯域幅に従って)ワイドバンド信号を送信し得る。eCC中のTTIは、1つ以上のシンボル期間から成り得る。いくつかのケースでは、TTI持続時間(即ち、TTI中のシンボル期間の数)は、可変であり得る。
【0085】
[0092]ワイヤレス通信システム100は、NRシステムであり得、とりわけ、ライセンス、共有、及びアンライセンススペクトル帯域の任意の組み合わせを利用し得る。eCCシンボル持続時間及びサブキャリア間隔の柔軟性は、複数のスペクトルにわたるeCCの使用を可能にし得る。いくつかの例では、NR共有スペクトルは、リソースの動的垂直(例えば、周波数にわたる)及び水平(例えば、時間にわたる)共有を特に通じて、スペクトル利用及びスペクトル効率を増大させ得る。
【0086】
[0093]ワイヤレス通信システム100は、コアネットワーク130とワイヤレス通信システム100内の1つ以上のワイヤレスノードとの間の接続性を確立するために、1つ以上のワイヤード及びワイヤレスバックホールリンク(例えば、バックホールリンク132又はバックホールリンク134)を用い得る。例えば、ワイヤレス通信システム100は、AN105と呼ばれ得る、基地局105、リモート無線ヘッド、等などの複数の中継デバイスを含み得る。少なくとも1つのAN105は、光ファイバケーブルなどのワイヤラインバックホールリンクに結合され得、アンカーAN105と呼ばれ得る。追加のAN105は、ワイヤレスバックホールリンクを介してコアネットワーク130又は別のAN105に結合され得、バックホールトラフィックを通信するためにバックホールリンクを使用し得る。そのようなケースでは、AN105は、大容量ファイバポイント(例えば、ワイヤレスノードがコアネットワーク130へのワイヤラインリンクと結合されるロケーション)にバックホールアクセストラフィックをワイヤレスに通信し得る。バックホールリンク132及び134の各々は、S-GWインターフェースを通じて1つ以上の確立されたPDNゲートウェイからパケットを搬送し、後に、コアネットワークを通じて、S1インターフェースを通して結合されたワイヤレスノードにパケットを方向付け得る。
【0087】
[0094]モバイルアクセスは時として、ソースと宛先との間のシングルホップ通信リンク(例えば、非対称リンク)に関連付けられ得るが、ワイヤレスバックホール通信は、マルチホップトランスポートをサポートし、トポロジ冗長性(例えば、ワイヤレス通信ネットワーク内のデータ交換のための代替経路)を通じてロバスト性を提供し得る。それ故に、ワイヤレスバックホール通信を使用する基礎をなすリンクは、本質的に対称であり、ワイヤレス通信リンクの中で大規模リソース調整を使用し得る。
【0088】
[0095]加えて、ワイヤレス通信システム100は、1つ以上の結合されたUE115へのモバイルアクセスを確立するために、1つ以上のワイヤレスアクセスリンクを用い得る。AN105及びUE115の各々は、UE115とAN105との間のアクセストラフィックのために、mmWベースのRATなどのセルラRATをサポートするように構成され得る。その上、AN105の各々は、(例えば、IABネットワークのケースのように)ネットワーク上のバックホールトラフィックとアクセストラフィックのために構成されたRATのリソースを共有し得る。IABネットワークは、ワイヤレスリンク容量の向上に起因してセルラ技術の進化と共にますます有益になり得る。具体的には、IABネットワークは、ネットワーク内のアクセス及びバックホールリソースの共同最適化及び統合を通じてスペクトル効率を増大又は最大化するための手段として、ネットワークセルの高密度化に対するソリューション(例えば、スモールセル展開のコスト低減)及びデータトラフィックの増大に対するソリューションを提供し得る。IABネットワークは、チャネル毎の大きい帯域幅と、短期信号ブロッキングを緩和するのを助けるための能力とに起因して、mmW RATに適し得る。
【0089】
[0096]mmWベースのRATを使用するアクセスリンクは、非対称シングルホップリンクとして設計され得、それは、通信をスケジューリングするための命令を1つ以上のUE115に提供しながら、AN105に制御タスク及びスケジューリングタスクを割り当てるために使用され得る。そのようなケースでは、AN105は、複数のUE115の間でワイヤレスリソースを調整し得るが、各UE115は、一度に1つのAN105に割り当てられ得る。いくつかのケースでは、ノード間リンクは、本質的に対称であり得、ロバスト性を高めるためのメッシュトポロジを形成し得、ここで、ワイヤレストランスポートは、複数のホップに沿って生じ得る。
【0090】
[0097]IABネットワーク上での特定のRAT(例えば、mmW RAT)に従った通信は、ネットワークのAN105における1つ以上の機能を有効にし得る。例えば、各AN105は、各AN105がスケジューリングエンティティ(例えば、AN機能(ANF)技法を介して)及び受信(例えば、スケジューリングされた)エンティティ(例えば、UE機能(UEF)技法を介して)として機能することを可能にするANF及びUEFをサポートするように構成され得る。機能の各々は、1つ以上のバックホールリンク132及び134の各々を介して動作され得る。ANF機能は、それぞれのAN105が、1つ以上のアクセスリンクを通してスケジューリングエンティティとして動作し、IABネットワーク内にロケートされた1つ以上のUE115と通信することを可能にし得る。ANF機能は更に、それぞれのAN105が、1つ以上の結合されたバックホールリンクを通してスケジューリングエンティティとして動作し、(例えば、メッシュトポロジを介して)IABネットワークの1つ以上の他のAN105間の通信を容易にすることを可能にし得る。UEF機能は、それぞれのAN105がスケジューリングされたエンティティとして動作し、1つ以上の他のAN105と通信してデータを受信することを可能にし得る。IABネットワークの各AN105におけるUEF能力とANF能力との組み合わせは、AN105の各々が、RATに関連付けられたワイヤレススペクトル上での切り替え動作を利用し、UE115への/からのアクセストラフィックを送信し、コアネットワーク130への/からのバックホールトラフィックを送信し、1つ以上のPDNへの結合されたアクセスを提供することを可能にし得る。加えて、AN105の各々は、受信されたデータパケットを検査し、パケットの宛先の指定されたIPアドレスに向かってIABネットワークの最良の経路に沿ってパケットを転送するためのルーティングテーブル(RT)を含み得る。
【0091】
[0098]いくつかのケースでは、占有/利用可能性シグナリングは、異なるワイヤレス通信リンク間の同期フレーム構造において定義されたリソースの動的リソース割り振りを可能にするために使用され得る。例えば、特定のAN105がその専用リソースのうちのいくつかを使用していない場合、それは、そのようなリソースが使用されるために利用可能であることを近隣AN105にシグナリングし得る。非専用リソースが使用されるために利用可能であるというインジケーション信号を受信すると、近隣AN105は、それらの利用可能なリソースを使用して送信されるべきデータをスケジューリングし得る。
【0092】
[0099]ANFをインプリメントする1つ以上のAN105を含むスケジューリングエンティティは、ビームフォーミングされた送信の一部として、受信エンティティ(例えば、UE115又はUEFをインプリメントする代替のAN105)に1つ以上のビームフォーミング基準信号(BRS)を送信し得る。ANF構成されたAN105は、1つ以上の空間方向にビームスイーピング構成を利用してビームフォーミングされた送信を送信し得る。スケジューリングエンティティは、ビームフォーミングされた送信を(例えば、RRCシグナリングを介して構成されるように)周期的に、(例えば、RRCシグナリングを介して構成され、MAC制御要素(MAC-CE)シグナリングを介してアクティブ化/非アクティブ化されるように)半永続的に、又は(例えば、DCIを介して)非周期的に実行し得る。1つ以上のBRSのそれぞれのシグナリングは、アップリンク、ダウンリンク、及びサイドリンク(例えば、D2D)シグナリングを含むネットワークの通信方向に関して指向的に配向され得る。
【0093】
[0100]いくつかのケースでは、(例えば、AN105とUE115との間の)アクセスリンクのための最小レベルの性能を保証するために、アクセスリンクとバックホールリンクとの間のリソース割り振りが分離され得る。例えば、(例えば、アンカーレベル又は基地局レベルの)集中型スケジューラは、アクセスリンク及びバックホールリンクにリソースの別個のセットを割り振り得る。
【0094】
[0101]図2は、本開示の様々な態様による、半複信通信のためのリソース調整をサポートするワイヤレス通信システム200の例を例示する。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム200は、ワイヤレス通信システム100の態様をインプリメントし得る。いくつかのケースでは、ワイヤレス通信システム200は、mmWスペクトルにおいて動作し得るか、又は5G NR展開をサポートし得る。ワイヤレス通信システム200は、ワイヤードリンク220(例えば、ワイヤードリンク220-a及び220-b)とワイヤレスリンク210との組み合わせを通して通信するいくつかのAN205(AN205-a、205-b、205-c、等)及びUE115を含み得る。いくつかのケースでは、ワイヤードリンク220は、コアネットワークリンクであり得、コアネットワーク(例えば、図1のコアネットワーク130)にアンカーAN205-h及び205-iを接続し得る。AN205は、図1を参照して説明されたAN105(例えば、中継デバイス、基地局105)の例であり得る。
【0095】
[0102]いくつかの例では、複雑な(complex)バックホールトポロジは、相互に重複する複数のスターからトポロジを構成することによって処理され得る。例えば、ワイヤレス通信システム200は、ワイヤラインネットワークへの少なくとも2つのインターフェースを有するメッシュトポロジを含み得る。追加のAN205は、ワイヤレスリンク210(例えば、ワイヤレスリンク210-a)を介してメッシュトポロジのそれぞれのインターフェースに直接又は間接的にのいずれかで結合され得る。そのようなトポロジは、複数のスターを含み得、ここで、いくつかのスターは、相互に重複する。ANFは、メッシュトポロジのAN205(AN205-b、205-h、205-i、等)によってサポートされ得る。UEF機能は、ワイヤレス通信システム200のAN205のうちのいくつか又は全てにおいて構成され得る。結果として、AN205は、ノード機能を使用するアクティブモード又はサスペンドモードに従ってアップリンク及びダウンリンクデータパケット送信のために構成された複数のANF及びUEFを含み得る。
【0096】
[0103]いくつかのケースでは、1つ以上のワイヤレスリンク210の各々は、RATのワイヤレスリソースに関連付けられ、メッシュトポロジ内のアクセス及びバックホールトラフィックのためのリソース機能を確立し得る。例えば、AN205-bは、UEFの1つ以上のインスタンスを含み得、ここで、それは、AN205-h、205-d、及び205-eにおけるANFと通信し得る。いくつかのケースでは、AN205は各々、少なくとも1つのANFと少なくとも1つのUEFとを使用して互いに通信し得、重複するスターを形成し得る。ワイヤレスリンクは、リソースの異なるセットに関連付けられ得、ここで、リソースは、ANFによって確立されたスケジュールに従って協調的に割り振られる。複数のスターは、ワイヤレスリソースを調整するための技法を使用し得、それは、半複信通信、リンク間干渉、等などのシステム制約を効率的に処理し得る。例えば、リンク間干渉は、空間分割多元接続(SDMA)技法を使用して(例えば、ナロービームの使用を通じて)管理され得、ノード間ビーム調整は、任意の残りの干渉を考慮し得る。いくつかの例では、AN205はまた、RTを含み得、それは、方向付けられるべきパケットのためのロケーションの決定において使用され得る。各AN205は更に、中継機能を含み得、ここで、所与のAN205は、AN205間で、例えば、UE115から、AN205-bを介したネットワークとUE115-eとの間の通信をサポートするAN205-eなどの別のAN205への送信を中継し得る。
【0097】
[0104]加えて又は代替として、モバイルアクセスは、ワイヤレス通信システム200の1つ以上のAN205において統合され得る。統合モバイルアクセスの各AN205は、UE115とスタートポロジを形成するように構成され得る。例えば、AN205-aは、ネットワーク内の統合モバイルアクセスのスタートポロジの中心に対応し得る。1つ以上のUE115-aは、1つ以上のワイヤレスリンク(例えば、ワイヤレスリンク210-c)を介してAN205-aに結合され得る。いくつかの例では、モバイルアクセスリンクはまた、既存のスターに追加され得る。ある例では、AN205-cは、ワイヤレスリンク210-aを使用してAN205-hと通信し得る。AN205-gは更に、ワイヤレスリンク210(例えば、ワイヤレスリンク210-e)を通してAN205-c及びUE115-dと通信し得る。この例では、ワイヤレスリンク210-a及び210-eは両方とも、IABのためのサポートを提供するためにワイヤレスリソースの同じセットを共有する。いくつかのケースでは、ANFとUEFとの組み合わせの範囲は、AN205中でインスタンス化され得る。AN205中のUEFインスタンス及びANFインスタンスの追加の又は異なる組み合わせ、並びに図2に示されていない異なるトポロジが可能であり得る。
【0098】
[0105]AN205のANF及びUEF構成は、RATによって定義されるようなリソース割り振りのための同じ機能及びシグナリングプロトコルを割り当てられ得る。即ち、メッシュトポロジ内に包含される1つ以上のスタートポロジのリソース調整は、mmW RATなどのRATを介して管理され得る。更に、スター内のAN205間でのワイヤレスリソース使用は、大規模(例えば、ネットワーク全体)スケジュールを介して調整され得る。各スター内で、シグナリング及びリソース管理は、RATによって調整され得、リソースサブスケジュールは、スターのANFによって生成され得る。各ワイヤレスリンク210は、時間同期を使用して、RATによってサポートされるフレーム構造と調整され得る。ANノード205は、同じノード上に存在するノード機能の間でのデータの転送に関する決定を行うルーティング機能を使用し得る。ルーティング機能は、例えば、いくつかのプロトコルレイヤのうちのどの1つにおいても実行又はインスタンス化され得る(例えば、ルーティング機能は、IPレイヤ上で実行され得る)。いくつかのケースでは、AN205は、RTにアクセスし得、RTに基づいてノード機能の間でデータを転送し得る。加えて又は代替として、ルーティング機能又はRTは、異なるAN205間でデータを転送するために使用され得る。
【0099】
[0106]いくつかの例では、大規模又はネットワーク全体のTDMスケジューリング(例えば、スーパースケジュール)が、調整された形で内部の様々なAN205にリソースを割り当てるために使用され得る。例えば、隣接するスター(例えば、少なくとも1つのノードを共有するリーフを有する異なるスター)又は重複するスター(例えば、1つの共通のリーフを有するスター)は、異なるワイヤレスリソースを使用し得る。同時に、互いに素な(disjoint)スター(例えば、隣接も重複もしないスター)は、同じワイヤレスリソースを再使用し得る。スケジュールは、RATによって定義され得る相互時間同期及びフレーム構造を通じて、全ての参加AN105によって従われ得る。
【0100】
[0107]いくつかの態様では、ANFは、その子中継器との1つ以上のリンク上のリソース割り振りを、それらの間のリソースのフラクションをサブスケジューリングすることによって、制御し得る。いくつかのケースでは、サブスケジューリングは、負荷コンディション、ネットワークトポロジ、等に部分的に基づき得る。いくつかのケースでは、リソースのサブスケジュールは、その親中継器を介してネットワークによってANFに示され得るか、又はANFにおいて自律的に決定され得る。
【0101】
[0108]いくつかのケースでは、UEFは、リンクのANFのパーミッションを受信した後に、リンクを使用して通信し得る。更に、ANFが、ある時間期間にわたってその割り当てられたリソースのうちの1つを使用していないと決定する場合、ANFは、近隣AN205に利用可能性/占有インジケーションをシグナリングすることによって、リソースを近隣ワイヤレスバックホールリンクに利用可能にし得る。例えば、AN205-aは、ワイヤレスリンク210-cを通して使用されるべきワイヤレスリソースをAN205-bに(例えば、ワイヤレスリンク210-dを通して)利用可能にし得る。いくつかのケースでは、他の信号との干渉を低減するために、アクセスネットワークのために使用されるものとは異なる周波数が、ワイヤレスバックホールリンクを確立するために使用され得る。例えば、5Gセルラ技術において使用されるものなどのmmW信号が、AN間のワイヤレスバックホールリンクを確立するために使用され得る。
【0102】
[0109]いくつかのケースでは、リソース割り振りは、1つ以上のスキームを使用して決定され得る。第1の実例的なスキームでは、リソース割り振りは、集中型スキームと呼ばれ得る集中型スケジューラ(例えば、システム全体)によって決定され得る。いくつかの他のケースでは、1つ以上のAN205がシグナリングを交換し得、リソース割り振りが交換されたシグナリングに基づいて決定され得る、分散型スキームがインプリメントされ得る。シグナリングは、AN205からスケジューラ又は他のAN205への要求を含み得る。他のケースでは、シグナリングは、バッファ状態報告(BSR)、チャネル品質、ビーム品質、並びに/又は干渉測定値及び報告など、様々なメッセージ、測定値、又は報告を交換する1つ以上のAN205を伴い得る。加えて又は代替として、シグナリングは、スケジューラ若しくはAN205から1つ以上の他のAN205へのリソース構成、又はAN205から同じセル若しくは近隣セル中の1つ以上のUE115へのリソース構成のインジケーションを含み得る。いくつかのケースでは、リソース割り振り決定は、事前構成され、例えば、ワイヤレスシステム仕様書(例えば、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))仕様書)において規格化され得る。
【0103】
[0110]いくつかの例では、AN205は、各ノードがその親ノード及び子ノードとは異なるノードセットに属するように、2つのノードセットにグループ化され得る。例えば、AN205-a、205-b、及び205-cは、第1のノードセットにグループ化され得、AN205-d、205-e、及び205-fは、第2のノードセットにグループ化され得る。ワイヤレス通信システム200に利用可能なリソースは、リソースの各グループがノードセットに割り当てられ得るように、2つのグループに区分化され得る。第1のノードセットに割り当てられたリソース中に、AN205-a、205-b、及び205-cは、送信を自由にスケジューリングし得、AN205-d、205-e、及び205-fは、制約された形でリソースを構成し得る。第2のノードセットに割り当てられたリソース中に、AN205-d、205-e、及び205-fは、送信を自由にスケジューリングし得、AN205-a、205-b、及び205-cは、制約された形でリソースを構成し得る。
【0104】
[0111]AN205が制約された形でリソースを構成するとき、AN205は、AN205の親ノード及び子ノードによるアップリンク送信又はダウンリンク送信のために構成されていないリソースを利用し得る。例えば、第1のノードセットに割り当てられたリソースのセット中に、AN205-dは、その親ノード(例えば、AN205-a及びAN205-b)が第1のリソース中のアップリンク送信又はダウンリンク送信のうちのいずれのためにも構成されていないことを識別し得る。AN205-dは、第1のリソースが送信をスケジューリングするためにフリーであると決定し得、AN205-dは次いで、リソースがAN205-dのノードセット(例えば、第2のノードセット)に割り当てられていなくても、第1のリソース上で送信をスケジューリングすることを決定し得る。
【0105】
[0112]いくつかのケースでは、AN205のノードセットに割り当てられていないリソース中の送信をスケジューリングすると決定することは、AN205が方向テーブルを決定することに少なくとも部分的に基づき得る。方向テーブルは、AN205がリソース中に従わなければならない通信方向を示し得る。方向テーブルは、AN205の親ノード及び子ノードのリソース構成に基づいて、AN205のノードセットに割り当てられていないリソース中に決定され得る。例えば、第1のノードセットに割り当てられたリソース中に、AN205-dは、その親ノード(例えば、AN205-a及び205-b)のリソース構成を受信し得る。AN205-dは、AN205-aとAN205-bとの両方が第1のリソース中のダウンリンク送信のために構成されることを識別し得る。AN205-dは次いで、第1のリソース中のアップリンク送信のためにその方向テーブルを構成し得る。他の例では、AN205-dは、AN205-a及びAN205-bが第1のリソース中にフレキシブルとして構成されると決定し得、それは、AN205-a及びAN205-bが更なるシグナリングを通じてアップリンク送信又はダウンリンク送信のうちのいずれかのために構成され得ることを意味する。AN205-dは次いで、第1のリソース中にフレキシブルとしてその方向テーブルを構成し得、それは、AN205-dが第1のリソース中にそれ自体の送信をスケジューリングし得ることを示し得る。
【0106】
[0113]図3は、本開示の様々な態様による、半複信通信のためのリソース調整をサポートするネットワークスキーム300の例を例示する。いくつかの例では、ネットワークスキーム300は、ワイヤレス通信システム100及び/又は200の態様をインプリメントし得る。ネットワークスキーム300は、ワイヤレスリンク(例えば、バックホールリンク及び/又はアクセスリンク)のシステムを通して互いに通信する複数のノード305を含み得る。各バックホールノードは、複数のANF、UEF、又はそれらの組み合わせを含み得る。ノード305-a及び305-hは、ワイヤラインネットワークへのインターフェースを提供するために、それぞれワイヤラインバックホールリンク310-a及び310-bと結合され得る。ネットワークスキーム300に示されるように、ノード305-a、305-b、305-f、305-g、及び305-hは、ANF機能とUEF機能との両方を含み得る(例えば、それぞれのリンクを通してデータを送信及び受信すること)。代替として、ノード305-c、305-d、305-e、305-i、305-j、及び305-kは、UEF機能のみを含み得る(例えば、それぞれのリンクを通してデータを受信のみする)。
【0107】
[0114]ネットワークスキーム300は、本明細書で説明されるように、複数のスターを含み得る。それ故に、いくつかのスターは、重複し得、ここで、ANFは、各スターの中心にロケートされ、UEFは、スターのリーフにロケートされる。各スターの中心(例えば、ANF)は、(例えば、カラーリングスキームに従って)スターの中心から生じる各リンクについてリソースの同じセットを利用し得る。例えば、ノード305-aは、リンクの第1のセット315上の第1のリソースを利用し得、ノード305-bは、リンクの第2のセット320上の第2のリソースを利用し得、ノード305-fは、リンクの第3のセット325上の第3のリソースを利用し得、ノード305-gは、リンクの第4のセット330上の第4のリソースを利用し得る。
【0108】
[0115]加えて、各ノード305は、その対応するリンクの各々についてそのそれぞれのリソースセットをどのように区分化するかを決定し得る。例えば、ノード305-aは、ノード305-bと通信するために第1のリソースの第1の区分(例えば、リンク315-a)、ノード305-dと通信するために第1のリソースの第2の区分(例えば、リンク315-b)、及びノード305-cと通信するために第1のリソースの第3の区分(例えば、リンク315-c)を利用し得る。ノード305-bは、ノード305-aと通信するために第2のリソースの第1の区分(例えば、リンク320-a)、ノード305-eと通信するために第2のリソースの第2の区分(例えば、リンク320-b)、及びノード305-fと通信するために第2のリソースの第3の区分(例えば、リンク320-c)を利用し得る。ノード305-fは、ノード305-bと通信するために第3のリソースの第1の区分(例えば、リンク325-a)、ノード305-iと通信するために第3のリソースの第2の区分(例えば、リンク325-b)、及びノード305-jと通信するために第3のリソースの第3の区分(例えば、リンク325-c)を利用し得る。ノード305-gは、ノード305-cと通信するために第4のリソースの第1の区分(例えば、リンク330-a)、ノード305-hと通信するために第4のリソースの第2の区分(例えば、リンク330-b)、ノード305-kと通信するために第4のリソースの第3の区分(例えば、リンク330-c)、及びノード305-jと通信するために第4のリソースの第4の区分(例えば、リンク330-d)を利用し得る。
【0109】
[0116]示されるように、(例えば、バックホールリンクを通して接続された)重複又は接触するスターは、同じリソースを共有しない。しかしながら、スターが互いに素である(例えば、バックホールリンクを通して接続されていない)場合、同じリソースがスターのために使用され得る。例えば、ノード305-hは、ノード305-bと共にバックホールリンクの第5のセット上の第2のリソースを利用し得、これは2つのノード305の間にバックホールリンクが存在しないからである。本明細書で説明されるように、ノード305-hは、その対応するリンクの各々について第2のリソースをどのように区分化するかを決め得る。いくつかのケースでは、区分化は、ノード305-bがそのリンクについて第2のリソースをどのように区分化するかを考慮に入れ得る。例えば、ノード305-hは、ノード305-cと通信するために第2のリソースの第4の区分(例えば、リンク320-d)、ノード305-gと通信するために第2のリソースの第5の区分(例えば、リンク320-e)を利用し得る。代替として、ノード305-cは、ノード305-bがそのリンクについて第2のリソースをどのように区分化するかとは無関係に、第2のリソースを区分化し得る。いくつかのケースでは、ノードは、時間、周波数、空間、コード、又はそれらの組み合わせに基づいてリソースを区分化し得る。更に、リソースは、リンクのタイプ(アクセス又はバックホール)に基づいて(例えば、集中型スケジューラ又はAN305のANFによって)区分化され得る。
【0110】
[0117]いくつかのケースでは、リソースは、リソースの各グループが2つのノードセットのうちの1つに割り当てられるように、2つのグループに区分化され得る。ノードセットは、ノード305がその親ノード及び子ノードとは異なるノードセット中にあるように構成されたノード305のグループであり得る。例えば、ノード305-a、305-e、305-f、305-g、及び305-hは、第1のノードセットにグループ化され得、ノード305-b、305-c、305-d、305-I、305-j、及び305-kは、第2のノードセットにグループ化され得る。リソースは、ノーズセットに割り当てられたリソース中に、ノードセットに属するノード305が送信を自由にスケジューリングし得る一方で、ノードセットに属さないノード305は制約された形でリソースを構成し得るように、2つのノードセットに割り当てられ得る。いくつかの例では、ノード305-g及び305-hは、リンク320-e及び330-bを介してメッセージを交換し得る。メッセージは、スケジューリング又はD2D通信に関連する情報を含み得る。他のケースでは、メッセージは、バックホールリンクを介して交換する制御メッセージであり得る。
【0111】
[0118]ノード305が制約された形でリソースを構成するとき、ノード305は、ノード305の親ノード及び子ノードによるアップリンク送信又はダウンリンク送信のために構成されていないリソースを利用し得る。例えば、第1のノードセットに割り当てられたリソースのセット中に、ノード305-bは、その親ノード(例えば、ノード305-a、305-e、及び305-f)が第1のリソース中のアップリンク送信又はダウンリンク送信のうちのいずれのためにも構成されていないことを識別し得る。ノード305-bは、第1のリソースが送信をスケジューリングするためにフリーであると決定し得、ノード305-bは次いで、リソースがノード305-bのノードセット(例えば、第2のノードセット)に割り当てられていなくても、第1のリソース上で送信をスケジューリングすることを決定し得る。
【0112】
[0119]いくつかのケースでは、ノード305に割り当てられていないリソース中の送信をスケジューリングすることを決定することは、ノード305が方向テーブルを決定することに少なくとも部分的に基づき得る。方向テーブルは、ノード305がリソース中に従わなければならない通信方向を示し得る。方向テーブルは、ノード305の親ノード及び子ノードのリソース構成に基づいて、ノード305に割り当てられていないリソース中に決定され得る。例えば、第1のノードセットに割り当てられたリソース中に、ノード305-bは、その親ノード(例えば、ノード305-a、305-e、及び305-f)のリソース構成を受信し得る。ノード305-bは、ノード305-a、305-e、及び305-fが第1のリソース中のダウンリンク送信のために構成されることを識別し得る。ノード305-bは次いで、第1のリソース中のアップリンク送信のためにその方向テーブルを構成し得る。他の例では、ノード305-bは、ノード305-a、305-e、及び305-fが第1のリソース中にフレキシブルとして構成されると決定し得、それは、ノード305-a、305-e、及び305-fが更なるシグナリングを通じてアップリンク送信又はダウンリンク送信のうちのいずれかのために構成され得ることを意味する。ノード305-bは次いで、第1のリソース中にその方向テーブルをフレキシブルとして構成し得、それは、ノード305-bが第1のリソース中にそれ自体の送信をスケジューリングし得ることを示し得る。
【0113】
[0120]図4は、本開示の様々な態様による、半複信通信のためのリソース調整をサポートするワイヤレス通信システム400の例を例示する。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム400は、ワイヤレス通信システム100及び/又は200の態様をインプリメントし得る。ワイヤレス通信システム400は、システムのためのワイヤラインネットワークへのインターフェースを提供するためにワイヤレスバックホールリンク410と結合されるアンカーセル405を含み得る。更に、バックホールリンク及び/又はアクセスリンクは、アンカーセル405を1つ以上のUE115(例えば、UE115-g、115-h、及び115-i)及びセル415に接続し、それらは、(例えば、図3のネットワークスキーム300に従って)追加のバックホールリンク及び/又はアクセスリンクを通して追加のUE115及びセル415に情報を中継し得るか、又はそれらに更に接続され得る。バックホールリンク及び/又はアクセスリンクは、ワイヤレスリンクを含み得る。各セル415は、ANF、UEF、RT、又はそれらの組み合わせを含み得る。
【0114】
[0121]いくつかのケースでは、アンカーセル405は、リンク420を通してノードの第1のセットに接続され得る。例えば、アンカーセル405は、リンク420を通してセル415-aと通信し得る。セル415-aは、ANFを含むので、それは更に、リンク425を通してノードの第2のセットに接続され得る。例えば、セル415-aは、リンク425-aを通してUE115-gと、リンク425-bを通してセル415-bと、リンク425-cを通してUE115-hと通信し得る。セル415-bは、ANFを含み、それは更に、リンク430を通してノードの第3のセットに接続され得る。例えば、セル415-bは、リンク430-aを通してセル415-cと、リンク430-bを通してセル415-dと、リンク430-cを通してUE115-iと通信し得る。セル415-cは、ANFを含むので、それは更に、リンク435を通してノードの第4のセットに接続され得る。例えば、セル415-cは、リンク435-aを通してUE115-jと、リンク435-bを通してUE115-kと、リンク435-cを通してセル415-eと、リンク435-dを通してセル415-fと通信し得る。同様に、セル415-dは更に、ANFを含み、リンク440を通してノードの第5のセットに接続され得る。例えば、セル415-dは、リンク440-aを通してUE115-lと、リンク440-bを通してセル415-gと通信し得る。セル415-eは、ANFを含むので、それは更に、リンク445を通してUE115-mに接続され得る。同様に、セル415-fは、ANFを含み、それは更に、リンク450を通してUE115-nに接続され得る。セル415-gは、ANFを含み、それは更に、リンク455-aを通してUE115-oに、リンク455-bを通してUE115-pに接続され得る。
【0115】
[0122]ワイヤレス通信システム400のノードは、各ノードがその親ノード及びその子ノードとは異なるノードセットに属するように、2つのノードセットに区分化され得る。例えば、セル415-a、セル415-c、及びセル415-dは、第1のノードセットにグループ化され得、セル415-b、セル415-e、セル415-f、及びセル415-gは、第2のノードセットにグループ化され得る。同様に、リソースのセットは、各リソースセットがノードセットのうちの1つに割り当てられるように、2つのセットに区分化され得る。例えば、リソースのセットは、ダウンリンク、アップリンク、及び/又はフレキシブルセグメントのための2つのセット(例えば、時間-周波数リソース460及び465)に区分化され得る。示されるように、時間-周波数リソース460及び465は、いくつかのシンボルが時間-周波数リソース460及び465の各々にわたるように、時間ドメインに基づいて区分化される。更に、セットは、(例えば、アンカーAN405又はコアネットワークのノードによって)(例えば、知られ得るか又は事前構成され得る反復パターンに従って交互になる。リソースの第1のセットは、時間-周波数リソース460-a、460-b、及び460-cを含み得、第1のノードセットに割り当てられ得る。リソースの第2のセットは、時間-周波数リソース465-a及び465-bを含み得、第2のノードセットに割り当てられ得る。このケースでは、第1のノードセットのノードは、時間-周波数リソース460に割り振られた時間期間中に(例えば、スケジューリングのための)保証された性能及び完全なリソース割り振り自由度を有し得るが、第2のノードセットのノードは、時間-周波数リソース460に割り振られた時間期間中に制約され得る(制限されるか又はスケジューリングなし)。同様に、時間-周波数リソース465に割り振られた時間期間中に、第1のノードセットに属するノードは、制約され得る(制限されるか又はスケジューリングなし)が、第2のノードセットに属するノードは、(例えば、スケジューリングのための)保証された性能及び完全なリソース割り振り自由度を有し得る。所与のノードセットに属するノードが制約されるとき、ノードは、ノードの親ノード及び子ノードのスケジューリングに基づいて、他のノードセットに割り当てられたリソースを利用し得る。例えば、セル415-bが第1のノードセットに属するとき、セル415-bは、時間-周波数リソース465中にセル415-a、セル415-c、及びセル415-dのためにスケジューリングされた通信方向に基づいて、第2のノードセットに割り当てられたリソース(例えば、時間-周波数リソース465)を利用し得る。
【0116】
[0123]図5は、本開示の様々な態様による、半複信通信のためのリソース調整をサポートするワイヤレス通信システム500の例を例示する。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム500は、ワイヤレス通信システム100、200、及び/又は400の態様をインプリメントし得、mmWスペクトルにおいて動作するワイヤレス通信ネットワークの例であり得る。ワイヤレス通信システム500は、ワイヤードリンクとワイヤレスリンクとの組み合わせを通して通信するいくつかのセル505を含み得る。セル505は、図1及び2を参照して説明されたようなAN105及び205の例であり得る。
【0117】
[0124]いくつかのケースでは、ワイヤレス通信システムは、フレキシブルシンボルをフリーフレキシブルシンボル又は非フリーフレキシブルシンボルのうちのいずれかとして定義する拡張スロット構造を利用し得る。フレキシブルシンボルは、ノードセットに割り当てられたリソースセットを利用しているノードセットの中継ノードについてこのように定義され得る。例えば、図4を参照して説明されたように、セル505-a及びセル505-cは、時間-周波数リソース510を割り当てられる第1のノードセットにグループ化され得、セル505-bは、時間-周波数リソース515を割り当てられる第2のノードセットにグループ化され得る。セル505-a及びセル505-cが時間-周波数リソース510を利用するとき、セル505-a及びセル505-cは、フレキシブルリソースユニット(例えば、1つ以上のシンボル又はスロット)をフリーフレキシブルとして又は非フリーフレキシブルとして定義し得る。そのようなケースでは、フレキシブルリソースユニットは、セル505-aの子ノード及びセル505-cの親ノードであるセル505-bによって制約された形で利用され得る。フリーフレキシブルリソースユニットは、セル505-a又はセル505-cがアップリンク又はダウンリンク送信をスケジューリングしないフレキシブルリソースユニットであり得、このことから、時間-周波数リソース510中にセル505-bによって利用され得る。非フリーフレキシブルシンボルは、セル505-a又はセル505-bがアップリンク又はダウンリンク送信をスケジューリングし得るフレキシブルシンボルであり得、このことから、時間-周波数リソース510中にセル505-bによって利用されないことがある。
【0118】
[0125]いくつかのケースでは、フリーフレキシブルシンボルの指定は、ビットマップによって示され得る。しかしながら、SFIを通じて動的スロット構成を利用するとき、ビットマップインジケーションは、高いシグナリングオーバヘッドコストを有し得る。いくつかのケースでは、フリーフレキシブルシンボルの指定を示すことは、フリーフレキシブルシンボル指定を決定するために中継ノードに送信され得るRRCメッセージングを通じてより効率的であり得る。RRCメッセージは、所与のスロット構造における総フレキシブルシンボルの比をフリーフレキシブル(例えば、1、1/2、又は1/3)として指定し得、フリーフレキシブルシンボルのロケーションは、固定され得る。フリーフレキシブルシンボルについての比が割り当てられると、ノードは、フレキシブルシンボルをフリーフレキシブルとして割り当てる前に、まずフレキシブルシンボルを非フリーフレキシブルとして割り当て得る。例えば、セル505-aは、セル505-aのスロット構造において構成された全ての2つのフレキシブルシンボルについて、セル505-aが第1のフレキシブルシンボルを非フリーフレキシブルとして、第2のフレキシブルシンボルをフリーフレキシブルとして割り当て得るように、1/2のフリーフレキシブルシンボル比で構成され得る。別の例では、セル505-aは、セル505-aがフレキシブルシンボルのうちの全てのうちの第1の半分を非フリーフレキシブルとして、フレキシブルシンボルのうちの全てのうちの第2の半分をフリーフレキシブルとして割り当て得るように、1/2のフリーフレキシブルシンボル比で構成され得る。そのような半静的構成は、より小さいシグナリングオーバヘッドをもたらし得る。いくつかのケースでは、中継ノード(例えば、セル505-b)は、その親ノード及び子ノード(例えば、セル505-a及びセル505-b)に、RRCメッセージングを通じてフリーフレキシブルシンボルについての比を示し得る。そのようなケースでは、フリーフレキシブルシンボルのロケーションは、固定され得る。
【0119】
[0126]いくつかのケースでは、中継ノード(例えば、セル505-b)の親ノード及び子ノード(例えば、それぞれセル505-a及びセル505-c)の拡張スロット構造は、中継ノードについての方向テーブルを決定するために使用され得る。例えば、拡張スロット構造520は、セル505-bの親ノードであり得るセル505-aの拡張スロット構造であり得、拡張スロット構造525は、セル505-bの子ノードであり得るセル505-cの拡張スロット構造であり得る。方向テーブルは、中継ノードに割り当てられていないリソースセットに関連付けられた期間中に中継ノードの機能を決定するために使用され得る。例えば、拡張スロット構造520及び拡張スロット構造525が、セル505-a及びセル505-cの時間-周波数リソース510に対応するリソースユニット(例えば、スロット又はシンボル)をアップリンクユニット又はフリーフレキシブルユニットとして指定する場合、セル505-bの方向テーブル530は、時間-周波数リソース510-aのリソースユニット中にダウンリンクのために構成され得る。
【0120】
[0127]同様に、拡張スロット構造520及び拡張スロット構造525が、セル505-a及びセル505-cの時間-周波数リソース510に対応するリソースユニット(例えば、スロット又はシンボル)をダウンリンクユニット又はフリーフレキシブルユニットとして指定する場合、セル505-bの方向テーブル530は、時間-周波数リソース510のリソースユニット中にアップリンクのために構成され得る。拡張スロット構造520及び拡張スロット構造525が、セル505-a及びセル505-cの時間-周波数リソース510に対応するリソースユニット(例えば、スロット又はシンボル)をフリーフレキシブルユニットとして指定する場合、セル505-bの方向テーブルは、時間-周波数リソース510のリソースユニット中にフレキシブルとして構成され得る。他のケースでは、セル505-bの方向テーブル530は、リソースユニット中に何のためにも指定されないことがある。例えば、方向テーブル530が時間-周波数リソース510-a中にダウンリンク(又はアップリンク)のためにセル505-bを構成するとき、セル505-bは、時間-周波数リソース510-a中にダウンリンク(又はアップリンク)送信を実行しなければならない。例えば、方向テーブル530が時間-周波数リソース510-a中にセル505-bをフレキシブルとして構成するとき、セル505-bは、時間-周波数リソース510-a中にアップリンク又はダウンリンク送信をスケジューリングし得る。例えば、方向テーブル530が時間-周波数リソース510-a中に何もなしとして構成されるとき、セル505-bは、時間-周波数リソース510-a中にどのアップリンク又はダウンリンクトラフィックもスケジューリングしないことがある。そのような構成は、セル505-bが、セル505-bに割り当てられないことがある時間-周波数リソース510をより効率的に利用することを可能にし得る。
【0121】
[0128]例えば、図4を参照して説明されたように、時間-周波数リソース510及び515は、2つのグループに区分化され得、各グループは、子ノードがその親ノードと同じノードセットに割り当てられないように、2つのノードセットのうちの1つに割り当てられ得る。セル505-a及び505-cは、第1のノードセットに割り当てられ得、第1のノードセットは、時間-周波数リソース510を含むリソースセットに割り当てられ得る。セル505-bは、第2のノードセットに割り当てられ得、第2のノードセットは、時間-周波数リソース515を含むリソースセットに割り当てられ得る。このことから、時間-周波数リソース510-a、510-b、及び510-cの期間中に、セル505-a及びセル505-cの拡張スロット構造は、セル505-bについての方向テーブル530を決定するために使用され得る。
【0122】
[0129]例えば、拡張スロット構造520は、時間-周波数リソース510に対応する時間期間中にアップリンク、ダウンリンク、又はフレキシブルユニットとしてセル505-aのリソースユニットを構成し得、拡張スロット構造525は、時間-周波数リソース515に対応する時間期間中にアップリンク、ダウンリンク、又はフレキシブルユニットとしてセル505-cのリソースユニットを構成し得る。いくつかのケースでは、セル505-aに割り当てられた全てのフレキシブルリソースユニットがフリーフレキシブルリソースユニットとして指定され得るように、セル505-aに割り当てられたフリーフレキシブル比は1であり得、セル505-cに割り当てられた全ての2つのフレキシブルリソースユニットのうちの第2のフレキシブルリソースユニットがフリーフレキシブルリソースユニットとして指定され得るように、セル505-cに割り当てられたフリーフレキシブル比は1/2であり得る。いくつかのケースでは、1/2のフリーフレキシブル比の割り当ては、例えば、フレキシブルリソースユニットのうちの全てのうちの第1の半分が非フリーフレキシブルとして構成されるべきであり、フレキシブルリソースユニットのうちの全てのうちの第2の半分がフリーフレキシブルとして構成されるべきであることを示し得る。
【0123】
[0130]時間-周波数リソース510-aの期間中に、セル505-aの拡張スロット構造520-aは、第1のリソースユニットがダウンリンクのために割り当てられ、第2のリソースユニットがダウンリンクのために割り当てられるように構成され得、セル505-cの拡張スロット構造525-aは、第1のリソースユニットがダウンリンクのために割り当てられ、第2のリソースユニットが非フリーフレキシブルとして割り当てられるように構成され得る。時間-周波数リソース510-aの時間期間に対応するセル505-bについての結果として生じる方向テーブル530-aは、第1のリソースユニット中にアップリンクのために構成され得、第2のリソースユニットについては何のためにも構成されないことがある。
【0124】
[0131]時間-周波数リソース510-bの期間中に、セル505-aの拡張スロット構造520-bは、第1のリソースユニット及び第2のリソースユニットがフリーフレキシブルとして割り当てられるように構成され得、セル505-cの拡張スロット構造525-bは、第1のリソースユニットがフリーフレキシブルとして割り当てられ、第2のリソースユニットがアップリンクのために割り当てられるように構成され得る。時間-周波数リソース510-bの時間期間に対応するセル505-bについての結果として生じる方向テーブル530-bは、第1のリソースユニット中にフレキシブルとして、第2のリソースユニットについてはダウンリンクのために構成され得る。
【0125】
[0132]時間-周波数リソース510-cの期間中に、セル505-aの拡張スロット構造520-cは、第1のリソースユニット及び第2のリソースユニットがアップリンクのために割り当てられるように構成され得、セル505-cの拡張スロット構造525-cは、第1のリソースユニットがダウンリンクのために割り当てられ、第2のリソースユニットがアップリンクのために割り当てられるように構成され得る。時間-周波数リソース510-cの時間期間に対応するセル505-bについての結果として生じる方向テーブル530-cは、第1のリソースユニット中に何のためにも構成されないことがあり、第2のリソースユニットについてはダウンリンクのために構成され得る。
【0126】
[0133]いくつかの例では、セル505-a、505-b、及び505-cは、既存のスロット構造を利用し得、ここで、フレキシブルリソースユニットは、フリーフレキシブル又は非フリーフレキシブルとして更に構成されない。セル505-bについての方向テーブル535は、セル505-a及びセル505-cのスロット構造がフレキシブルとして構成されるとき、何のためにも構成されないことがある。
【0127】
[0134]時間-周波数リソース510-aの期間中に、セル505-aの拡張スロット構造520-aは、第1のリソースユニットがダウンリンクのために割り当てられ、第2のリソースユニットがダウンリンクのために割り当てられるように構成され得、セル505-cの拡張スロット構造525-aは、第1のリソースユニットがダウンリンクのために割り当てられ、第2のリソースユニットがフレキシブルとして割り当てられるように構成され得る。時間-周波数リソース510-aの時間期間に対応するセル505-bについての結果として生じる方向テーブル535-aは、第1のリソースユニット中にアップリンクのために構成され得、第2のリソースユニットについては何のためにも構成されないことがある。
【0128】
[0135]時間-周波数リソース510-bの期間中に、セル505-aの拡張スロット構造520-bは、第1のリソースユニット及び第2のリソースユニットがフレキシブルとして割り当てられるように構成され得、セル505-cの拡張スロット構造525-bは、第1のリソースユニットがフレキシブルとして割り当てられ、第2のリソースユニットがアップリンクのために割り当てられるように構成され得る。時間-周波数リソース510-bの時間期間に対応するセル505-bについての結果として生じる方向テーブル535-bは、第1のリソースユニット及び第2のリソースユニット中に何のためにも構成されないことがある。
【0129】
[0136]時間-周波数リソース510-cの期間中に、セル505-aの拡張スロット構造520-cは、第1のリソースユニット及び第2のリソースユニットがアップリンクのために割り当てられるように構成され得、セル505-cの拡張スロット構造525-cは、第1のリソースユニットがダウンリンクのために割り当てられ、第2のリソースユニットがアップリンクのために割り当てられるように構成され得る。時間-周波数リソース510-cの時間期間に対応するセル505-bについての結果として生じる方向テーブル535-cは、第1のリソースユニット中に何のためにも構成されないことがあり、第2のリソースユニットについてはダウンリンクのために構成され得る。
【0130】
[0137]いくつかのケースでは、方向テーブル530(例えば、又は方向テーブル535)は、集中型アプローチを使用して決定され得る。そのようなアプローチでは、中央エンティティ(例えば、アンカーノード)は、時間-周波数リソース510に対応するセル505-a及びセル505-b時間期間についてのスロット構造又は拡張スロット構造を決定し得る。中央エンティティは次いで、時間-周波数リソース515に対応する時間期間中にセル505-bについての方向テーブル530を決定し得る。
【0131】
[0138]他のケースでは、方向テーブルは、分散型アプローチを使用して決定され得る。そのようなケースでは、セル505-a及びセル505-cは、時間-周波数リソース510に対応する時間期間中にそれらのスロット構造又は拡張スロット構造を決定し得、セル505-bは、時間-周波数リソース515に対応する時間期間中にそのスロット構造又は拡張スロット構造を決定し得る。各セル505は次いで、そのスロット構造又は拡張スロット構造に関連する情報をその親ノード及び子ノードと交換することができる。セル505-a及びセル505-cは次いで、時間-周波数リソース515に対応する時間期間中にそれら自体の方向テーブルを決定し得、セル505-bは、時間-周波数リソース510に対応する時間期間中にその方向テーブルを決定し得、ここで、方向テーブルを決定することは、各セル505の親ノード及び子ノードから受信された収集されたスロット構造又は拡張スロット構造情報に少なくとも部分的に基づく。
【0132】
[0139]集中型アプローチと分散型アプローチとの両方について、中継ノードが属するノードセットに割り当てられた時間-周波数リソースに対応する時間期間中のスロット構造又は拡張スロット構造情報を、中継ノードとは反対のノードセットに割り当てられた時間-周波数リソースに対応する時間期間中に決定された方向テーブル情報と組み合わせることによって、中継ノードのための単一のスロット構造パターンが決定され得る。スロット構造又は拡張スロット構造がSFIを通じて動的に構成されるとき、中継ノードは、中継ノードとは反対のノードセットに割り当てられたリソースユニットをフレキシブルユニットとして指定し得、中継ノードは、その方向テーブルに従って動的DCIを使用して、必要に応じてフレキシブルリソースをオーバライドし得る。
【0133】
[0140]集中型アプローチは、半静的スロット構成が、長期アップリンク及びダウンリンクトラフィック統計セル505に少なくとも部分的に基づいて、時間-周波数リソース510に対応する時間期間中にセル505-a及びセル505-cについて、並びに時間-周波数リソース515に対応する時間期間中にセル505-bについて決定され得るように、半静的スロット構成に基づき得る。時間-周波数リソース510に対応する時間期間中に、セル505-bについての半静的スロット構成は、セル505-bの方向テーブルによって決定され得、時間-周波数リソース515に対応する時間期間中に、セル505-a及びセル505-bについての半静的スロット構成は、セル505-a及びセル505-cの方向テーブルによって決定され得る。
【0134】
[0141]分散型アプローチは、SFIが、セル505の短期アップリンク及びダウンリンクトラフィック需要に少なくとも部分的に基づいて、時間-周波数リソース510に対応する時間期間中にセル505-a及びセル505-cについて、並びに時間-周波数リソース515に対応する時間期間中にセル505-bについて決定され得るように、SFIを使用する動的スロット構成に基づき得る。各セル505は次いで、GC-PDCCH中のそれらのそれぞれのSFIをその親ノード及び子ノードに送信し得る。時間-周波数リソース515に対応する時間期間中に、セル505-a及びセル505-cは、セル505-bから受信されたSFIに基づいてそれらのそれぞれの方向テーブルを決定し得、時間-周波数リソース510中に、セル505-bは、セル505-a及びセル505-cから受信されたSFIに基づいて方向テーブルを決定し得る。時間-周波数リソース510に対応する時間期間中に、セル505-bについてのSFIは、フレキシブルとして指定され得、それは、時間-周波数リソース515中にセル505-bの方向テーブルによって決定されるような動的DCIによってオーバライドされ得る。時間-周波数リソース515に対応する時間期間中に、セル505-a及びセル505-cについてのSFIは、フレキシブルとして指定され得、それは、時間-周波数リソース510中にセル505-a及びセル505-cの方向テーブルによって決定されるような動的DCIによってオーバライドされ得る。SFIをオーバライドすることは、中継ノードの方向テーブル並びに決定された送信調整に基づく。いくつかのケースでは、そのような動的分散型アプローチは、半静的集中型アプローチよりも高い時間-周波数リソース利用をもたらし得る。動的分散型アプローチは、各中継ノードが親中継ノード及び子中継ノードとSFIを周期的に交換する必要があり得るので、半静的集中アプローチよりも高いシグナリングオーバヘッドをもたらし得る。
【0135】
[0142]いくつかのケースでは、各ノードセットについて1つの半静的スロット構成があるように、半静的スロット構成を有する集中型アプローチが利用され得る。例えば、セル505-a及びセル505-cは、時間-周波数リソース510が割り当てられる第1のノードセットにグループ化され得、セル505-bは、時間-周波数リソース515が割り当てられる第2のノードセットにグループ化され得る。そのようなケースでは、第1のノードセットのセル505のスロット構造は、第2のノードセットのセル505のスロット構造に対して方向が相補的であり得、ここで、アップリンク及びダウンリンクは、相補的な方向であり、フレキシブル及び何もなしは、相補的な方向である。それ故に、セル505-a及びセル505-cが時間-周波数リソース510中にアップリンク、ダウンリンク、フレキシブルのために構成されるか、又は何のためにも構成されないとき、セル505-bは、それぞれ、時間-周波数リソース515中にダウンリンク、アップリンクのために構成され得るか、何のためにも構成されないことがあるか、またはフレキシブルのために構成され得る。同様に、セル505-bが、時間-周波数リソース515中にアップリンク、ダウンリンク、フレキシブルのために構成されるか、又は何のためにも構成されないとき、セル505-a及びセル505-cは、それぞれ、時間-周波数リソース515中にダウンリンク、アップリンクのために構成され得るか、何のためにも構成されないことがあるか、又はフレキシブルのために構成され得る。
【0136】
[0143]セル505-bは、時間-周波数リソース510を利用する前に、それがそのセル505-a及びセル505-cと引き起こす任意の干渉が十分に小さくあり得ると決定し得る。干渉を制御するとき、セル505-bは、時間-周波数リソース510に対応する時間期間中に制御リンク540及び制御リンク545上のダウンリンク送信及びアップリンク送信を調整するために、セル505-a及びセル505-cから送信調整情報(例えば、ビーム方向、ビーム幅、及び送信電力の許容範囲)を収集し得る。IABネットワークでは、セル505は、固定されたロケーションを有し得、多数のアンテナを使用してナロービームを形成し得、それは、干渉管理を簡略化し、シグナリングオーバヘッドを低減し得る。
【0137】
[0144]いくつかのケースでは、セル505は、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)中でシグナリングメッセージを通じてそれらの子ノードからスロット構造情報を受信し得る。加えて又は代替として、シグナリングメッセージは、新しいMAC CEが定義された物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)中に含まれ得る。
【0138】
[0145]いくつかの制御チャネル(例えば、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)、同期チャネル(SYNC)、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)、PUCCH)は、スケジューリングされないことがあり、それらのリソースは、SIBによって又はRRCによって適時に事前構成され得る。制御チャネルは、特定の送信方向(例えば、アップリンク又はダウンリンク)を暗示するので、制御チャネル送信を保証するために、中継ノード(例えば、セル505-a)のための制御チャネルを、中継ノードのノードセットに割り当てられた時間-周波数リソース(例えば、時間-周波数リソース510)に割り振ることが望ましくあり得る。そのような割り振りは、中継ノードの制御が中継ノードの親ノード及び子ノードから直交して送信されることをもたらし得、それは、制御チャネルが保護されることを必要とするケースに望ましくあり得る。更に、いくつかの制御チャネルは、タイミング要件に関連付けられ得るので、そのような割り振りは、リソース区分化を制約し得る。例えば、5G NRは、PDCCH DCI許可とデータ送信(例えば、PUSCH又はPUCCH)との間の最大スケジューリング時間を定義する。中継ノードのためのPDCCHは、中継ノードのノードセットに割り当てられた時間-周波数リソースにおいて割り振られるので、中継ノードは、両方の時間-周波数リソースセット(例えば、時間-周波数リソース510及び515)上でのデータ送信をスケジューリングすることを担い得、それは、両方の時間-周波数リソースセットが中継ノードのための(時間の単位での)最も近い前のPDCCHの最大スケジューリング時間内にあることを可能にするであろう。
【0139】
[0146]いくつかの態様では、セル505-a及びセル505-cは、時間-周波数リソース510が割り当てられる第1のノードセットにグループ化され得、セル505-bは、時間-周波数リソース515を割り当てられる第2のノードセットにグループ化され得る。ダウンリンク及びアップリンク制御チャネルは、時間-周波数リソース510中にセル505-a及びセル505-cのために割り振られ得、ダウンリンク及びアップリンク制御チャネルは、時間-周波数リソース515中にセル505-bのために割り振られ得る。
【0140】
[0147]いくつかのケースでは、制御チャネルは、中継ノードのノードグループに割り当てられたリソースセットと、中継ノードのノードグループに割り当てられないリソースセットとの両方において構成され得る。そのようなケースでは、制御チャネルはまず、中継ノードのノードセットに割り当てられた時間-周波数リソースにおいて割り振られ得る。ノードセット中の各中継ノードについて同じ割り振りパターンに従うことが有益であり得、それは、各中継ノードの親ノード及び子ノードが一貫した送信方向を有することをもたらし得る。中継ノードの制御チャネルについての方向テーブルが次いで、中継ノードとは反対のノードセットに割り当てられた時間-周波数リソースに対応する時間期間中に構成され得る。中継ノードの制御チャネルは、中継ノードとは反対のノードセットに割り当てられた時間-周波数リソースに対応する時間期間中に中継ノードの方向テーブルに基づいて割り当てられ得る。制御チャネル割り振りが次いで、各中継ノードのための制御チャネルのリソース構成を作成するために、リソースセットにおいて組み合わされ得る。
【0141】
[0148]例えば、セル505-a及びセル505-cは、時間-周波数リソース510が割り当てられる第1のノードセットにグループ化され得、セル505-bは、時間-周波数リソース515を割り当てられる第2のノードセットにグループ化され得る。時間-周波数リソース510に対応する時間期間中に、セル505-a及びセル505-cの制御チャネルが割り振られ得、時間-周波数リソース515に対応する時間期間中に、セル505-bの制御チャネルが割り振られ得る。時間-周波数リソース510に対応する時間期間中に、セル505-bの制御チャネルについての方向テーブルが構成され得、時間-周波数リソース515に対応する時間期間中に、セル505-a及びセル505-cの制御チャネルについての方向テーブルが構成され得る。方向テーブルに基づいて、セル505-a及びセル505-cの制御チャネルは、時間-周波数リソース515に対応する時間期間中にスケジューリングされ得、セル505-bの制御チャネルは、時間-周波数リソース510に対応する時間期間中にスケジューリングされ得る。制御チャネル割り振りが次いで、各セル505のための制御チャネルのリソース構成を作成するために、時間-周波数リソース510と時間-周波数リソース515との両方において組み合わされ得る。
【0142】
[0149]図6は、本開示の様々な態様による、半複信通信のためのリソース調整をサポートするプロセス600の例を例示する。いくつかの例では、プロセスフロー600は、本明細書で説明されるようなワイヤレス通信システムの態様によってインプリメントされ得る。親ネットワークノード605は、スケジューリングAN(又はアンカー)として示され得、ANF機能を有効にし得る。親ネットワークノード605は、親ネットワークノード605に結合された代替エンティティとの通信のために、又はネットワーク中のトポロジ冗長性のためにUEF機能をインプリメントし得る。中継ノード610は、受信ANとして示されて得、UEF機能を有効にし得る。いくつかのケースでは、中継ノード610は加えて、中継ノード610に結合された代替エンティティとの通信のためにANF機能をインプリメントし得る。子ネットワークノード615は、受信ANとして示され得、UEF機能を有効にし得る。いくつかのケースでは、子ネットワークノード615は加えて、子ネットワークノード615に結合された代替エンティティとの通信のためにANF機能をインプリメントし得る。
【0143】
[0150]プロセスフロー600の以下の説明では、親ネットワークノード605と中継ノード610と子ネットワークノード615との間の動作は、ワイヤレスバックホールリンク及び/又はワイヤレスアクセスリンクを通したアップリンク又はダウンリンクシグナリングに対応し得る。親ネットワークノード605と中継ノード610と子ネットワークノード615との間のシグナリングは、バックホールネットワークのメッシュトポロジに従って直接的又は間接的であり得る。
【0144】
[0151]620において、中継ノード610は、親ネットワークノード605(例えば、又はアンカーネットワークノード)からリソース割り振りスキームを受信し得、ここで、リソース割り振りスキームは、リソースのセットの第1のサブセット及び第2のサブセットを示す。
【0145】
[0152]625において、中継ノード610は、リソースのセットを識別し得、ここで、リソースのセットは、中継ノード610のためのリソースの第1のサブセットと、親ネットワークノード605及び子ネットワークノード615のためのリソースの第2のサブセットとに区分化され得る。いくつかのケースでは、リソースの第1のサブセットは、中継ノード610のために割り当てられ得、リソースの第2のサブセットは、親ネットワークノード605及び子ネットワークノード615のうちの一方又は両方のために割り当てられ得る。
【0146】
[0153]630において、中継ノード610は、親ネットワークノード605から、リソースの第2のサブセットのスロットについての第1のリソース構成を受信し得る。第1のリソース構成は、半静的セル固有メッセージ、半静的UE固有メッセージ、又はグループ共通制御チャネルを介して受信され得る。半静的セル固有メッセージは、SIBを介して受信され得る。半静的UE固有メッセージは、RRCシグナリングを介して受信され得る。グループ共通制御チャネルは、GC-PDCCHを介して受信され得、SFIを含み得る。
【0147】
[0154]635において、中継ノード610は、子ネットワークノード615から、リソースの第2のサブセットのスロットについての第2のリソース構成を受信し得る。いくつかのケースでは、中継ノード610は、子ネットワークノード615に、第2のリソース構成についての要求を送信し得る。中継ノード610は、子ネットワークノード615から、要求に応答して第2のリソース構成を受信し得る。いくつかのケースでは、第2のリソース構成は、PUCCH又はPUSCHを介して受信される。
【0148】
[0155]640において、中継ノード610はオプションとして、645~660において説明されるように、親ネットワークノード605及び子ネットワークノード615のフリーフレキシブルシンボルを識別し得る。例えば、645において、中継ノード610は、親ネットワークノード605に、リソースの第2のサブセットのスロットのフリーフレキシブルシンボルの数についての要求を送信し得る。650において、中継ノード610は、親ネットワークノード605から、要求に応答してフリーフレキシブルシンボルの数のインジケーションを受信し得る。いくつかのケースでは、中継ノード610は、フリーフレキシブルシンボルの数とスロットのフレキシブルシンボルの総数との比を指定するRRCメッセージを受信し得る。いくつかの例では、インジケーションは、リソースの第2のサブセットのスロットのフレキシブルシンボルがフリーであるかどうかを指定するビットマップを含み得る。
【0149】
[0156]いくつかのケースでは、655において、中継ノード610は、子ネットワークノード615に、リソースの第2のサブセットのスロットのフリーフレキシブルシンボルの数についての要求を送信し得る。660において、中継ノード610は、子ネットワークノード615から、要求に応答してフリーフレキシブルシンボルの数のインジケーションを受信し得る。いくつかのケースでは、中継ノード610は、フリーフレキシブルシンボルの数とスロットのフレキシブルシンボルの総数との比を指定するRRCメッセージを受信し得る。いくつかの例では、インジケーションは、リソースの第2のサブセットのスロットのフレキシブルシンボルがフリーであるかどうかを指定するビットマップを含み得る。
【0150】
[0157]665において、中継ノード610は、第1及び第2のリソース構成に少なくとも部分的に基づいて、リソースの第2のサブセットのスロットについての方向テーブルを決定し得る。方向テーブルは、リソースの第2のサブセットのスロットのシンボルのセットについての通信方向を示し得る。
【0151】
[0158]いくつかの例では、中継ノード610は、リソースの第2のサブセットのスロットのシンボルについて、親ネットワークノード605及び子ネットワークノード615がダウンリンク送信のためにスケジューリングされると決定し得る。それ故に、中継ノード610は、親ネットワークノード605及び子ネットワークノード615がダウンリンク送信のためにスケジューリングされると決定することに少なくとも部分的に基づいて、リソースの第2のサブセットのスロットのシンボルをアップリンクとして示し得る。
【0152】
[0159]いくつかのケースでは、中継ノード610は、リソースの第2のサブセットのスロットのシンボルについて、親ネットワークノード605及び子ネットワークノード615がアップリンク送信のためにスケジューリングされると決定し得る。それ故に、中継ノード610は、親ネットワークノード605及び子ネットワークノード615がアップリンク送信のためにスケジューリングされると決定することに少なくとも部分的に基づいて、リソースの第2のサブセットのスロットのシンボルをダウンリンクとして示し得る。
【0153】
[0160]いくつかの事例では、中継ノード610は、リソースの第2のサブセットのスロットのシンボルについて、親ネットワークノード605及び子ネットワークノード615が異なる通信方向のためにスケジューリングされると決定し得る。それ故に、中継ノード610は、親ネットワークノード605及び子ネットワークノード615が異なる通信方向のためにスケジューリングされると決定することに少なくとも部分的に基づいて、リソースの第2のサブセットのスロットのシンボルを利用不可能として示し得る。
【0154】
[0161]いくつかの例では、中継ノード610は、リソースの第2のサブセットのスロットについて、親ネットワークノード605又は子ネットワークノード615のためのフリーフレキシブルシンボルの第1のセットを識別し得る。中継ノード610は、リソースの第2のサブセットのスロットのシンボルについて、親ネットワークノード605及び子ネットワークノード615がフリーフレキシブルであるか又はダウンリンク送信のためにスケジューリングされるかのいずれかであると決定し得る。それ故に、中継ノード610は、親ネットワークノード605及び子ネットワークノード615がフリーフレキシブルであるか又はダウンリンク送信のためにスケジューリングされるかのいずれかであると決定することに少なくとも部分的に基づいて、リソースの第2のサブセットのスロットのシンボルをアップリンクとして示し得る。
【0155】
[0162]いくつかのケースでは、中継ノード610は、リソースの第2のサブセットのスロットについて、親ネットワークノード605又は子ネットワークノード615のためのフリーフレキシブルシンボルの第1のセットを識別し得る。中継ノード610は、リソースの第2のサブセットのスロットのシンボルについて、親ネットワークノード605及び子ネットワークノード615がフリーフレキシブルであるか又はアップリンク送信のためにスケジューリングされるかのいずれかであると決定し得る。それ故に、中継ノード610は、親ネットワークノード605及び子ネットワークノード615がフリーフレキシブルであるか又はアップリンク送信のためにスケジューリングされるかのいずれかであると決定することに少なくとも部分的に基づいて、リソースの第2のサブセットのスロットのシンボルをダウンリンクとして示し得る。
【0156】
[0163]いくつかの例では、中継ノード610は、リソースの第1のサブセットのスロットについてのスロット構造を識別し得、ここで、スロット構造は、フレキシブルシンボルのセットを示す。中継ノード610は、フレキシブルシンボルのセットをフリーフレキシブルシンボルのセットと非フリーフレキシブルシンボルのセットとに分割し得る。中継ノード610は、親ネットワークノード605又は子ネットワークノード615にフリーフレキシブルシンボルのセットのインジケーションを送信し得る。いくつかのケースでは、インジケーションは、フレキシブルシンボルのセットのうちのフレキシブルシンボルがフリーであるかどうかを指定するビットマップを含む。
【0157】
[0164]いくつかのケースでは、中継ノード610は、フリーフレキシブルシンボルの数とフレキシブルシンボルのセットのうちのフレキシブルシンボルの総数との比を指定するRRCメッセージを送信し得る。中継ノード610は、中継ノード610によってサポートされたセルのトラフィック需要に少なくとも部分的に基づいて、フリーフレキシブルシンボルのセットを決定し得る。
【0158】
[0165]親ネットワークノード605又は子ネットワークノード615は、中継ノード610に、フリーフレキシブルシンボルの数についての要求を送信し得、ここで、フリーフレキシブルシンボルのセットのインジケーションは、要求に応答して中継ノード610によって送信され得る。
【0159】
[0166]670において、中継ノード610は、第1及び第2のリソース構成に少なくとも部分的に基づいて、リソースの第2のサブセットのスロット中の通信をスケジューリングし得る。
【0160】
[0167]中継ノード610は、第1及び第2のリソース構成とは無関係に、リソースの第1のサブセットのスロット上での通信をスケジューリングし得る。中継ノード610は、スケジューリングされた通信に従って、リソースの第1のサブセットのスロット中に1つ以上のデバイスと通信し得る。
【0161】
[0168]675において、中継ノード610は、スケジューリングされた通信に従って、リソースの第2のサブセットのスロット中に1つ以上のデバイスと通信し得る。
【0162】
[0169]いくつかのケースでは、中継ノード610は、リソースの第2のサブセットに関連付けられた送信調整情報を識別し得る。中継ノード610は、親ネットワークノード605及び子ネットワークノード615のうちの少なくとも1つから、親ネットワークノード605又は子ネットワークノード615に関連付けられた送信調整情報を受信することによって、送信調整情報を識別し得る。いくつかのケースでは、送信調整情報は、ビーム方向の範囲、ビーム幅のセット、又は送信電力を含み得る。中継ノード610は、送信調整情報に少なくとも部分的に基づいて、リソースの第2のサブセットのスロット中に1つ以上のデバイスと通信し得る。
【0163】
[0170]いくつかのケースでは、中継ノード610のための制御チャネルは、リソースの第1のサブセットのうちのリソースに割り振られ得る。制御チャネルは、リソースの第1又は第2のサブセットを介した通信に関連付けられ得る。中継ノード610のための第2の制御チャネルは、リソースの第2のサブセットのうちのリソースに割り振られ得る。中継ノード610は、親ネットワークノード605及び子ネットワークノード615についての制御チャネル構成に少なくとも部分的に基づいて、リソースの第2のサブセットのうちのリソースについての方向テーブルを決定し得る。
【0164】
[0171]いくつかの例では、中継ノード610は、中継ノード610のための制御チャネルのための制御チャネル割り振りのインジケーションを受信し得、ここで、制御チャネルは、リソースの第1又は第2のサブセットを介した通信に関連付けられる。
【0165】
[0172]図7は、本開示の様々な態様による、半複信通信のためのリソース調整をサポートするプロセス700の例を例示する。いくつかの例では、プロセスフロー700は、本明細書で説明されるようなワイヤレス通信システムの態様によってインプリメントされ得る。中継ノード705は、受信ANとして示され得、UEF機能を有効に得る。アンカーノード710は、スケジューリングANとして示され得、ANF機能を有効にし得る。中継ノード715は、受信ANとして示され得、UEF機能を有効にし得る。いくつかのケースでは、アンカーノード710は、リソースを構成し、中継ノード705及び中継ノード715についての方向テーブルを決定し得る。
【0166】
[0173]720において、アンカーノード720は、中継ノード705及び中継ノード715のためのリソース割り振りスキームを決定し得、ここで、リソース割り振りスキームは、リソースのセットの第1のサブセット及び第2のサブセットを示す。いくつかのケースでは、リソースの第1のサブセットは、中継ノード705のために割り当てられ得、リソースの第2のサブセットは、中継ノード715のために割り当てられ得る。
【0167】
[0174]725において、アンカーノード710は、中継ノード705についての第1のリソース構成を識別し得る。第1のリソース構成は、リソースの第1のサブセットのスロットについてのものであり得る。
【0168】
[0175]730において、アンカーノード710は、リソースの第1のサブセット中に中継ノード705に第1のリソース構成を送信し得る。第1のリソース構成は、半静的セル固有メッセージ、半静的UE固有メッセージ、又はグループ共通制御チャネルを介して送信され得る。半静的セル固有メッセージは、SIBを介して受信され得る。半静的UE固有メッセージは、RRCシグナリングを介して受信され得る。グループ共通制御チャネルは、GC-PDCCHを介して受信され得、SFIを含み得る。
【0169】
[0176]735において、アンカーノード710は、中継ノード715についての第2のリソース構成を識別し得る。第2のリソース構成は、リソースの第2のサブセットのスロットについてのものであり得る。
【0170】
[0177]740において、アンカーノード710は、リソースの第2のサブセット中に中継ノード715に第2のリソース構成を送信し得る。第2のリソース構成は、半静的セル固有メッセージ、半静的UE固有メッセージ、又はグループ共通制御チャネルを介して送信され得る。半静的セル固有メッセージは、SIBを介して受信され得る。半静的UE固有メッセージは、RRCシグナリングを介して受信され得る。グループ共通制御チャネルは、GC-PDCCHを介して受信され得、SFIを含み得る。
【0171】
[0178]745において、アンカーノード710は、中継ノード705についての第1の方向テーブルを決定し得る。第1の方向テーブルは、リソースの第2のサブセットのスロットについてのものであり得る。第1の方向テーブルは、第2のリソース構成に少なくとも部分的に基づき得る。第1の方向テーブルは、リソースの第2のサブセットのスロットのシンボルのセットについての通信方向を示し得る。
【0172】
[0179]いくつかのケースでは、アンカーノード710は、リソースの第2のサブセットのスロットのシンボルについて、中継ノード715がアップリンク送信のためにスケジューリングされると決定し得る。それ故に、アンカーノード710は、中継ノード715がアップリンク送信のためにスケジューリングされると決定することに少なくとも部分的に基づいて、リソースの第2のサブセットのスロットのシンボルをダウンリンクとして示し得る。
【0173】
[0180]いくつかのケースでは、アンカーノード710は、リソースの第2のサブセットのスロットのシンボルについて、中継ノード715がダウンリンク送信のためにスケジューリングされると決定し得る。それ故に、アンカーノード710は、中継ノード715がダウンリンク送信のためにスケジューリングされると決定することに少なくとも部分的に基づいて、リソースの第2のサブセットのスロットのシンボルをアップリンクとして示し得る。
【0174】
[0181]いくつかのケースでは、アンカーノード710は、リソースの第2のサブセットのスロットのシンボルについて、中継ノード715がフレキシブル送信のためにスケジューリングされると決定し得る。それ故に、アンカーノード710は、中継ノード715がフレキシブル送信のためにスケジューリングされると決定することに少なくとも部分的に基づいて、リソースの第2のサブセットのスロットのシンボルをフレキシブルとして示し得る。
【0175】
[0182]750において、アンカーノード710は、中継ノード705に第1の方向テーブルを送信し得る。第1の方向テーブルは、リソースの第2のサブセット中に送信され得る。
【0176】
[0183]755において、アンカーノード710は、中継ノード715についての第2の方向テーブルを決定し得る。第2の方向テーブルは、リソースの第1のサブセットのスロットについてのものであり得る。第2の方向テーブルは、第1のリソース構成に少なくとも部分的に基づき得る。第2の方向テーブルは、リソースの第1のサブセットのスロットのシンボルのセットについての通信方向を示し得る。
【0177】
[0184]いくつかのケースでは、アンカーノード710は、リソースの第1のサブセットのスロットのシンボルについて、中継ノード705がアップリンク送信のためにスケジューリングされると決定し得る。それ故に、アンカーノード710は、中継ノード705がアップリンク送信のためにスケジューリングされると決定することに少なくとも部分的に基づいて、リソースの第1のサブセットのスロットのシンボルをダウンリンクとして示し得る。
【0178】
[0185]いくつかのケースでは、アンカーノード710は、リソースの第1のサブセットのスロットのシンボルについて、中継ノード705がダウンリンク送信のためにスケジューリングされると決定し得る。それ故に、アンカーノード710は、中継ノード705がダウンリンク送信のためにスケジューリングされると決定することに少なくとも部分的に基づいて、リソースの第1のサブセットのスロットのシンボルをアップリンクとして示し得る。
【0179】
[0186]いくつかのケースでは、アンカーノード710は、リソースの第1のサブセットのスロットのシンボルについて、中継ノード705がフレキシブル送信のためにスケジューリングされると決定し得る。それ故に、アンカーノード710は、中継ノード705がフレキシブル送信のためにスケジューリングされると決定することに少なくとも部分的に基づいて、リソースの第1のサブセットのスロットのシンボルをフレキシブルとして示し得る。
【0180】
[0187]760において、アンカーノード710は、中継ノード715に第2の方向テーブルを送信し得る。第2の方向テーブルは、リソースの第1のサブセット中に送信され得る。
【0181】
[0188]図8は、本開示の態様による、半複信通信のためのリソース調整をサポートするワイヤレスデバイス805のブロック図800を示す。ワイヤレスデバイス805は、本明細書で説明されたような中継デバイス(例えば、UE115、基地局105、又はAN)の態様の例であり得る。ワイヤレスデバイス805は、受信機810と、通信マネージャ815と、送信機820とを含み得る。ワイヤレスデバイス805はまた、プロセッサを含み得る。これらのコンポーネントの各々は、(例えば、1つ以上のバスを介して)互いに通信状態にあり得る。
【0182】
[0189]受信機810は、様々な情報チャネル(例えば、半複信通信のためのリソース調整に関連する情報、データチャネル、及び制御チャネル)に関連付けられた制御情報、ユーザデータ、又はパケットなどの情報を受信し得る。情報は、デバイスの他のコンポーネントに渡され得る。受信機810は、図11を参照して説明されるトランシーバ1135又は図12を参照して説明されるようなトランシーバ1235の態様の例であり得る。受信機810は、単一のアンテナ又はアンテナのセットを利用し得る。
【0183】
[0190]通信マネージャ815は、図11を参照して説明されるUE通信マネージャ1115又は図12を参照して説明されるような基地局通信マネージャ1215の態様の例であり得る。通信マネージャ815及び/又はその様々なサブコンポーネントのうちの少なくともいくつかは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせにおいてインプリメントされ得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアにおいてインプリメントされる場合、通信マネージャ815及び/又はその様々なサブコンポーネントのうちの少なくともいくつかの機能は、汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)若しくは他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、又は本開示で説明される機能を実行するように設計されたそれらの任意の組み合わせによって実行され得る。
【0184】
[0191]通信マネージャ815及び/又はその様々なサブコンポーネントのうちの少なくともいくつかは、機能の一部分が1つ以上の物理的デバイスによって異なる物理的ロケーションにおいてインプリメントされるように分散されることを含め、様々な位置に物理的にロケートされ得る。いくつかの例では、通信マネージャ815及び/又はその様々なサブコンポーネントのうちの少なくともいくつかは、本開示の様々な態様による別個の異なるコンポーネントであり得る。他の例では、通信マネージャ815及び/又はその様々なサブコンポーネントのうちの少なくともいくつかは、本開示の様々な態様による、入力/出力(I/O)コンポーネント、トランシーバ、ネットワークサーバ、別のコンピューティングデバイス、本開示で説明される1つ以上の他のコンポーネント、又はそれらの組み合わせを含むがそれらに限定されない、1つ以上の他のハードウェアコンポーネントと組み合わされ得る。
【0185】
[0192]通信マネージャ815は、中継デバイスにおいて、中継デバイスのためのリソースの第1のサブセットと、中継デバイスと通信状態にある親ネットワークノード及び子ネットワークノードのためのリソースの第2のサブセットとに区分化されたリソースのセットを識別することと、親ネットワークノードから、リソースの第2のサブセットのスロットについての第1のリソース構成を受信することとを行い得る。通信マネージャ815は、子ネットワークノードから、リソースの第2のサブセットのスロットについての第2のリソース構成を受信することと、第1及び第2のリソース構成に基づいて、リソースの第2のサブセットのスロット中の通信をスケジューリングすることと、スケジューリングされた通信に従って、リソースの第2のサブセットのスロット中に1つ以上のデバイスと通信することとを行い得る。
【0186】
[0193]送信機820は、デバイスの他のコンポーネントによって生成される信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機820は、トランシーバモジュール中で受信機810とコロケートされ得る。例えば、送信機820は、図11を参照して説明されるトランシーバ1135又は図12を参照して説明されるようなトランシーバ1235の態様の例であり得る。送信機820は、単一のアンテナ又はアンテナのセットを利用し得る。
【0187】
[0194]図9は、本開示の態様による、半複信通信のためのリソース調整をサポートするワイヤレスデバイス905のブロック図900を示す。ワイヤレスデバイス905は、図8を参照して説明されたようなワイヤレスデバイス805又は中継デバイス(例えば、UE115、基地局105、又はAN)の態様の例であり得る。ワイヤレスデバイス905は、受信機910と、通信マネージャ915と、送信機920とを含み得る。ワイヤレスデバイス905はまた、プロセッサを含み得る。これらのコンポーネントの各々は、(例えば、1つ以上のバスを介して)互いに通信状態にあり得る。
【0188】
[0195]受信機910は、様々な情報チャネル(例えば、半複信通信のためのリソース調整に関連する情報、データチャネル、及び制御チャネル)に関連付けられた制御情報、ユーザデータ、又はパケットなどの情報を受信し得る。情報は、デバイスの他のコンポーネントに渡され得る。受信機910は、図11を参照して説明されるトランシーバ1135又は図12を参照して説明されるようなトランシーバ1235の態様の例であり得る。受信機910は、単一のアンテナ又はアンテナのセットを利用し得る。
【0189】
[0196]通信マネージャ915は、図11を参照して説明されるUE通信マネージャ1115又は図12を参照して説明されるような基地局通信マネージャ1215の態様の例であり得る。通信マネージャ915はまた、リソースコンポーネント925、構成コンポーネント930、スケジューラ935、及び通信コンポーネント940を含み得る。
【0190】
[0197]リソースコンポーネント925は、中継デバイスにおいて、中継デバイスのためのリソースの第1のサブセットと、中継デバイスと通信状態にある親ネットワークノード及び子ネットワークノードのためのリソースの第2のサブセットとに区分化されたリソースのセットを識別することと、親ネットワークノード又はアンカーネットワークノードからリソース割り振りスキームを受信することを行い得、ここで、リソース割り振りスキームは、リソースの第1及び第2のサブセットを示す。
【0191】
[0198]構成コンポーネント930は、親ネットワークノードから、リソースの第2のサブセットのスロットについての第1のリソース構成を受信することと、子ネットワークノードから、リソースの第2のサブセットのスロットについての第2のリソース構成を受信することとを行い得る。
【0192】
[0199]スケジューラ935は、第1及び第2のリソース構成に基づいて、リソースの第2のサブセットのスロット中の通信をスケジューリングすることと、第1及び第2のリソース構成とは無関係に、リソースの第1のサブセットのスロットのための通信をスケジューリングすることとを行い得る。
【0193】
[0200]通信コンポーネント940は、スケジューリングされた通信に従って、リソースの第2のサブセットのスロット中に1つ以上のデバイスと通信することと、送信調整情報に基づいて、リソースの第2のサブセットのスロット中に1つ以上のデバイスと通信することと、スケジューリングされた通信に従って、リソースの第1のサブセットのスロット中に1つ以上のデバイスと通信することとを行い得る。
【0194】
[0201]送信機920は、デバイスの他のコンポーネントによって生成される信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機920は、トランシーバモジュール中で受信機910とコロケートされ得る。例えば、送信機920は、図11を参照して説明されるトランシーバ1135又は図12を参照して説明されるようなトランシーバ1235の態様の例であり得る。送信機920は、単一のアンテナ又はアンテナのセットを利用し得る。
【0195】
[0202]図10は、本開示の態様による、半複信通信のためのリソース調整をサポートする通信マネージャ1015のブロック図1000を示す。通信マネージャ1015は、図8、9、及び11を参照して説明される通信マネージャ815、通信マネージャ915、又は通信マネージャ1115の態様の例であり得る。通信マネージャ1015は、リソースコンポーネント1020、構成コンポーネント1025、スケジューラ1030、通信コンポーネント1035、スロット構造コンポーネント1040、シンボルコンポーネント1045、送信コンポーネント1050、受信コンポーネント1055、テーブル決定器1060、調整コンポーネント1065、及び制御コンポーネント1070を含み得る。これらのモジュールの各々は、(例えば、1つ以上のバスを介して)互いに直接又は間接的に通信し得る。
【0196】
[0203]リソースコンポーネント1020は、中継デバイスにおいて、中継デバイスのためのリソースの第1のサブセットと、中継デバイスと通信状態にある親ネットワークノード及び子ネットワークノードのためのリソースの第2のサブセットとに区分化されたリソースのセットを識別することと、親ネットワークノード又はアンカーネットワークノードからリソース割り振りスキームを受信することを行い得、ここで、リソース割り振りスキームは、リソースの第1及び第2のサブセットを示す。
【0197】
[0204]構成コンポーネント1025は、親ネットワークノードから、リソースの第2のサブセットのスロットについての第1のリソース構成を受信することと、子ネットワークノードから、リソースの第2のサブセットのスロットについての第2のリソース構成を受信することとを行い得る。
【0198】
[0205]スケジューラ1030は、第1及び第2のリソース構成に基づいて、リソースの第2のサブセットのスロット中の通信をスケジューリングすることと、第1及び第2のリソース構成とは無関係に、リソースの第1のサブセットのスロットのための通信をスケジューリングすることとを行い得る。
【0199】
[0206]通信コンポーネント1035は、スケジューリングされた通信に従って、リソースの第2のサブセットのスロット中に1つ以上のデバイスと通信することと、送信調整情報に基づいて、リソースの第2のサブセットのスロット中に1つ以上のデバイスと通信することと、スケジューリングされた通信に従って、リソースの第1のサブセットのスロット中に1つ以上のデバイスと通信することとを行い得る。
【0200】
[0207]スロット構造コンポーネント1040は、リソースの第1のサブセットのスロットについてのスロット構造を識別することであって、ここで、スロット構造は、フレキシブルシンボルのセットを示す、識別することと、リソースの第2のサブセットのスロットについて、親ネットワークノード又は子ネットワークノードのためのフリーフレキシブルシンボルの第1のセットを識別することとを行い得る。
【0201】
[0208]シンボルコンポーネント1045は、フレキシブルシンボルのセットをフリーフレキシブルシンボルのセットと非フリーフレキシブルシンボルのセットとに分割することと、中継デバイスによってサポートされたセルのトラフィック需要に基づいて、フリーフレキシブルシンボルのセットを決定することとを行い得る。
【0202】
[0209]送信コンポーネント1050は、親ネットワークノード又は子ネットワークノードにフリーフレキシブルシンボルのセットのインジケーションを送信し得る。送信コンポーネント1050は、子ネットワークノードに、リソースの第2のサブセットのスロットのフリーフレキシブルシンボルの数についての要求を送信し得る。送信コンポーネント1050は、親ネットワークノードに、リソースの第2のサブセットのスロットのフリーフレキシブルシンボルの数についての要求を送信することと、送信することとを行い得る。いくつかのケースでは、フリーフレキシブルシンボルのセットのインジケーションを送信することは、フリーフレキシブルシンボルの数とフレキシブルシンボルのセットのうちのフレキシブルシンボルの総数との比を指定するRRCメッセージを送信することを含む。いくつかの例では、インジケーションは、フレキシブルシンボルのセットのうちのフレキシブルシンボルがフリーであるかどうかを指定するビットマップを含む。
【0203】
[0210]受信コンポーネント1055は、親ネットワークノード又は子ネットワークノードから、フリーフレキシブルシンボルの数についての要求を受信し得、ここで、フリーフレキシブルシンボルのセットのインジケーションは、要求に応答して送信される。受信コンポーネント1055は、親ネットワークノードから、送信コンポーネント1050によって送信された要求に応答してフリーフレキシブルシンボルの数のインジケーションを受信し得る。受信コンポーネント1055は、子ネットワークノードから、送信コンポーネント1050によって送信された要求に応答してフリーフレキシブルシンボルの数のインジケーションを受信し得る。受信コンポーネント1055は、半静的セル固有メッセージ、半静的UE固有メッセージ、又はグループ共通制御チャネルを介して第1のリソース構成を受信し得る。いくつかのケースでは、グループ共通制御チャネルは、GC-PDCCHを介して受信され、SFIを含む。いくつかのケースでは、フリーフレキシブルシンボルの数のインジケーションを受信することは、フリーフレキシブルシンボルの数とスロットのフレキシブルシンボルの総数との比を指定するRRCメッセージを受信することを含む。いくつかの事例では、インジケーションは、リソースの第2のサブセットのスロットのフレキシブルシンボルがフリーであるかどうかを指定するビットマップを含む。いくつかの態様では、フリーフレキシブルシンボルの数のインジケーションを受信することは、フリーフレキシブルシンボルの数とスロットのフレキシブルシンボルの総数との比を指定するRRCメッセージを受信することを含む。いくつかのケースでは、第2のリソース構成は、PUCCH又はPUSCHを介して受信される。いくつかの例では、半静的セル固有メッセージは、SIBを介して受信される。いくつかの事例では、半静的UE固有メッセージは、RRCシグナリングを介して受信される。いくつかの態様では、インジケーションは、リソースの第2のサブセットのスロットのフレキシブルシンボルがフリーであるかどうかを指定するビットマップを含む。
【0204】
[0211]いくつかのケースでは、送信コンポーネント1050は、子ネットワークノードに、第2のリソース構成についての要求を送信し得る。受信コンポーネント1055は、子ネットワークノードから、送信コンポーネント1050によって送信された要求に応答して第2のリソース構成を受信し得る。
【0205】
[0212]テーブル決定器1060は、第1及び第2のリソース構成に基づいて、リソースの第2のサブセットのスロットについての方向テーブルを決定することであって、ここで、方向テーブルは、リソースの第2のサブセットのスロットのシンボルのセットについての通信方向を示す、決定することと、親ネットワークノード及び子ネットワークノードについての制御チャネル構成に基づいて、リソースの第2のサブセットのうちのリソースについての方向テーブルを決定することとを行い得る。テーブル決定器1060は、親ネットワークノード及び子ネットワークノードがダウンリンク送信のためにスケジューリングされると決定することに基づいて、リソースの第2のサブセットのスロットのシンボルをアップリンクとして示すことと、リソースの第2のサブセットのスロットのシンボルについて、親ネットワークノード及び子ネットワークノードがアップリンク送信のためにスケジューリングされると決定することとを行い得る。テーブル決定器1060は、親ネットワークノード及び子ネットワークノードがアップリンク送信のためにスケジューリングされると決定することに基づいて、リソースの第2のサブセットのスロットのシンボルをダウンリンクとして示すことと、リソースの第2のサブセットのスロットのシンボルについて、親ネットワークノード及び子ネットワークノードが異なる通信方向のためにスケジューリングされると決定することとを行い得る。
【0206】
[0213]テーブル決定器1060は、リソースの第2のサブセットのスロットのシンボルについて、親ネットワークノード及び子ネットワークノードがダウンリンク送信のためにスケジューリングされると決定することと、リソースの第2のサブセットのスロットのシンボルについて、親ネットワークノード及び子ネットワークノードがフリーフレキシブルであるか又はダウンリンク送信のためにスケジューリングされるかのいずれかであると決定することとを行い得る。テーブル決定器1060は、親ネットワークノード及び子ネットワークノードがフリーフレキシブルであるか又はダウンリンク送信のためにスケジューリングされるかのいずれかであると決定することに基づいて、リソースの第2のサブセットのスロットのシンボルをアップリンクとして示すことと、リソースの第2のサブセットのスロットのシンボルについて、親ネットワークノード及び子ネットワークノードがフリーフレキシブルであるか又はアップリンク送信のためにスケジューリングされるかのいずれかであると決定することとを行い得る。テーブル決定器1060は、親ネットワークノード及び子ネットワークノードがフリーフレキシブルであるか又はダウンリンク送信のためにスケジューリングされるかのいずれかであると決定することに基づいて、リソースの第2のサブセットのスロットのシンボルをダウンリンクとして示すことと、親ネットワークノード及び子ネットワークノードが異なる通信方向のためにスケジューリングされると決定することに基づいて、リソースの第2のサブセットのスロットのシンボルを利用不可能として示すこととを行い得る。
【0207】
[0214]調整コンポーネント1065は、リソースの第2のサブセットに関連付けられた送信調整情報を識別し得る。いくつかのケースでは、送信調整情報を識別することは、親ネットワークノード及び子ネットワークノードのうちの少なくとも1つから、親ネットワークノード又は子ネットワークノードに関連付けられた送信調整情報を受信することを含む。いくつかのケースでは、送信調整情報は、ビーム方向の範囲、ビーム幅のセット、又は送信電力を含む。
【0208】
[0215]制御コンポーネント1070は、リソースの第1のサブセットのうちのリソースに中継デバイスのための制御チャネルを割り振ることと、リソースの第2のサブセットのうちのリソースに中継デバイスのための第2の制御チャネルを割り振ることと、中継デバイスのための制御チャネルのための制御チャネル割り振りのインジケーションを受信することとを行い得、ここで、制御チャネルは、リソースの第1又は第2のサブセットを介した通信に関連付けられる。いくつかのケースでは、制御チャネルは、リソースの第1又は第2のサブセットを介した通信に関連付けられる。
【0209】
[0216]図11は、本開示の態様による、半複信通信のためのリソース調整をサポートするデバイス1105を含むシステム1100の図を示す。デバイス1105は、例えば、図8及び9を参照して本明細書で説明されたようなワイヤレスデバイス805、ワイヤレスデバイス905、又はUE115のコンポーネントの例であり得るか、又はそれらを含み得る。デバイス1105は、UE通信マネージャ1115、プロセッサ1120、メモリ1125、ソフトウェア1130、トランシーバ1135、アンテナ1140、及びI/Oコントローラ1145を含む、通信を送信及び受信するためのコンポーネントを含む双方向音声及びデータ通信のためのコンポーネントを含み得る。これらのコンポーネントは、1つ以上のバス(例えば、バス1110)を介して電子通信状態にあり得る。デバイス1105は、1つ以上の基地局105とワイヤレスに通信し得る。
【0210】
[0217]プロセッサ1120は、インテリジェントハードウェアデバイス(例えば、汎用プロセッサ、DSP、中央処理ユニット(CPU)、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタロジックコンポーネント、ディスクリートハードウェアコンポーネント、又はそれらの任意の組み合わせ)を含み得る。いくつかのケースでは、プロセッサ1120は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。他のケースでは、メモリコントローラは、プロセッサ1120に統合され得る。プロセッサ1120は、様々な機能(例えば、半複信通信のためのリソース調整をサポートする機能又はタスク)を実行するために、メモリ中に記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。
【0211】
[0218]メモリ1125は、ランダムアクセスメモリ(RAM)及び読取専用メモリ(ROM)を含み得る。メモリ1125は、実行されると、プロセッサに、本明細書で説明された様々な機能を実行させる命令を含むコンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェア1130を記憶し得る。いくつかのケースでは、メモリ1125は、中でもとりわけ、周辺コンポーネント又はデバイスとの対話などの基本ハードウェア又はソフトウェア動作を制御し得る基本I/Oシステム(BIOS)を包含し得る。
【0212】
[0219]ソフトウェア1130は、半複信通信のためのリソース調整をサポートするためのコードを含む、本開示の態様をインプリメントするためのコードを含み得る。ソフトウェア1130は、システムメモリ又は他のメモリなどの非一時的コンピュータ可読媒体中に記憶され得る。いくつかのケースでは、ソフトウェア1130は、プロセッサによって直接実行可能でないことがあるが、(例えば、コンパイル及び実行されると)コンピュータに、本明細書で説明された機能を実行させ得る。
【0213】
[0220]トランシーバ1135は、本明細書で説明されたような1つ以上のアンテナ、ワイヤード、又はワイヤレスリンクを介して、双方向に通信し得る。例えば、トランシーバ1135は、ワイヤレストランシーバを表し得、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ1135はまた、パケットを変調し、送信のためにアンテナに変調されたパケットを提供することと、アンテナから受信されたパケットを復調することとを行うためのモデムを含み得る。
【0214】
[0221]いくつかのケースでは、デバイス1105は、単一のアンテナ1140を含み得るか、又はデバイス1105は、1つよりも多くのアンテナ1140を有し得、それは、複数のワイヤレス送信を同時に送信又は受信することが可能であり得る。
【0215】
[0222]I/Oコントローラ1145は、デバイス1105のための入力及び出力信号を管理し得る。I/Oコントローラ1145はまた、デバイス1105に統合されていない周辺機器を管理し得る。いくつかのケースでは、I/Oコントローラ1145は、外部周辺機器への物理接続又はポートを表し得る。いくつかのケースでは、I/Oコントローラ1145は、iOS(登録商標)、ANDROID(登録商標)、MS-DOS(登録商標)、MS-WINDOWS(登録商標)、OS/2(登録商標)、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)、又は別の知られているオペレーティングシステムなどのオペレーティングシステムを利用し得る。他のケースでは、I/Oコントローラ1145は、モデム、キーボード、マウス、タッチスクリーン、又は同様のデバイスを表し得るか、又はそれらと対話し得る。いくつかのケースでは、I/Oコントローラ1145は、プロセッサの一部としてインプリメントされ得る。いくつかのケースでは、ユーザは、I/Oコントローラ1145を介して、又はI/Oコントローラ1145によって制御されるハードウェアコンポーネントを介して、デバイス1105と対話し得る。
【0216】
[0223]図12は、本開示の態様による、半複信通信のためのリソース調整をサポートするデバイス1205を含むシステム1200の図を示す。デバイス1205は、例えば、図8及び9を参照して本明細書で説明されたようなワイヤレスデバイス805、ワイヤレスデバイス905、基地局105、又はAN105のコンポーネントの例であり得るか、又はそれらを含み得る。デバイス1205は、基地局通信マネージャ1215、プロセッサ1220、メモリ1225、ソフトウェア1230、トランシーバ1235、アンテナ1240、ネットワーク通信マネージャ1245、及び局間通信マネージャ1250を含む、通信を送信及び受信するためのコンポーネントを含む双方向音声及びデータ通信のためのコンポーネントを含み得る。これらのコンポーネントは、1つ以上のバス(例えば、バス1210)を介して電子通信状態にあり得る。デバイス1205は、1つ以上のUE115とワイヤレスに通信し得る。
【0217】
[0224]プロセッサ1220は、インテリジェントハードウェアデバイス(例えば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタロジックコンポーネント、ディスクリートハードウェアコンポーネント、又はそれらの任意の組み合わせ)を含み得る。いくつかのケースでは、プロセッサ1220は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。他のケースでは、メモリコントローラは、プロセッサ1220に統合され得る。プロセッサ1220は、様々な機能(例えば、半複信通信のためのリソース調整をサポートする機能又はタスク)を実行するために、メモリ中に記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。
【0218】
[0225]メモリ1225は、RAM及びROMを含み得る。メモリ1225は、実行されると、プロセッサに、本明細書で説明された様々な機能を実行させる命令を含むコンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェア1230を記憶し得る。いくつかのケースでは、メモリ1225は、中でもとりわけ、周辺コンポーネント又はデバイスとの対話などの基本ハードウェア又はソフトウェア動作を制御し得るBIOSを包含し得る。
【0219】
[0226]ソフトウェア1230は、半複信通信のためのリソース調整をサポートするためのコードを含む、本開示の態様をインプリメントするためのコードを含み得る。ソフトウェア1230は、システムメモリ又は他のメモリなどの非一時的コンピュータ可読媒体中に記憶され得る。いくつかのケースでは、ソフトウェア1230は、プロセッサによって直接実行可能でないことがあるが、(例えば、コンパイル及び実行されると)コンピュータに、本明細書で説明された機能を実行させ得る。
【0220】
[0227]トランシーバ1235は、本明細書で説明されたような1つ以上のアンテナ、ワイヤード、又はワイヤレスリンクを介して、双方向に通信し得る。例えば、トランシーバ1235は、ワイヤレストランシーバを表し得、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ1235はまた、パケットを変調し、送信のためにアンテナに変調されたパケットを提供することと、アンテナから受信されたパケットを復調することとを行うためのモデムを含み得る。
【0221】
[0228]いくつかのケースでは、デバイス1205は、単一のアンテナ1240を含み得るか、又はデバイス1205は、1つよりも多くのアンテナ1240を有し得、それは、複数のワイヤレス送信を同時に送信又は受信することが可能であり得る。
【0222】
[0229]ネットワーク通信マネージャ1245は、(例えば、1つ以上のワイヤードバックホールリンクを介して)コアネットワークとの通信を管理し得る。例えば、ネットワーク通信マネージャ1245は、1つ以上のUE115などのクライアントデバイスのためのデータ通信の転送を管理し得る。
【0223】
[0230]局間通信マネージャ1250は、他の基地局105との通信を管理し得、他の基地局105と協調してUE115との通信を制御するためのコントローラ又はスケジューラを含み得る。例えば、局間通信マネージャ1250は、ビームフォーミング又はジョイント送信などの様々な干渉緩和技法のために、UE115への送信のためのスケジューリングを調整し得る。いくつかの例では、局間通信マネージャ1250は、基地局105間の通信を提供するために、LTE/LTE-Aワイヤレス通信ネットワーク技術内のX2インターフェースを提供し得る。
【0224】
[0231]図13は、本開示の態様による、半複信通信のためのリソース調整のための方法1300を例示するフローチャートを示す。方法1300の動作は、本明細書で説明されたような中継デバイス(例えば、UE115、基地局105、若しくはAN)又はそのコンポーネントによってインプリメントされ得る。例えば、方法1300の動作は、図8~10を参照して説明されたような通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、中継デバイスは、以下に説明される機能を実行するために、デバイスの機能的な要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。加えて又は代替として、UE115又は基地局105は、専用ハードウェアを使用して、以下に説明される機能の態様を実行し得る。
【0225】
[0232]1305において、中継デバイスは、中継デバイスにおいて、中継デバイスのためのリソースの第1のサブセットと、中継デバイスと通信状態にある親ネットワークノード及び子ネットワークノードのためのリソースの第2のサブセットとに区分化されたリソースのセットを識別し得る。1305の動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。ある特定の例では、1305の動作の態様は、図8~10を参照して説明されたようなリソースコンポーネントによって実行され得る。
【0226】
[0233]1310において、中継デバイスは、親ネットワークノードから、リソースの第2のサブセットのスロットについての第1のリソース構成を受信し得る。1310の動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。ある特定の例では、1310の動作の態様は、図8~10を参照して説明されたような構成コンポーネントによって実行され得る。
【0227】
[0234]1315において、中継デバイスは、子ネットワークノードから、リソースの第2のサブセットのスロットについての第2のリソース構成を受信し得る。1315の動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。ある特定の例では、1315の動作の態様は、図8~10を参照して説明されたような構成コンポーネントによって実行され得る。
【0228】
[0235]1320において、中継デバイスは、第1及び第2のリソース構成に少なくとも部分的に基づいて、リソースの第2のサブセットのスロット中の通信をスケジューリングし得る。1320の動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。ある特定の例では、1320の動作の態様は、図8~10を参照して説明されたようなスケジューラによって実行され得る。
【0229】
[0236]1325において、中継デバイスは、スケジューリングされた通信に従って、リソースの第2のサブセットのスロット中に1つ以上のデバイスと通信し得る。1325の動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。ある特定の例では、1325の動作の態様は、図8~10を参照して説明されたような通信コンポーネントによって実行され得る。
【0230】
[0237]図14は、本開示の態様による、半複信通信のためのリソース調整のための方法1400を例示するフローチャートを示す。方法1400の動作は、本明細書で説明されたような中継デバイス(例えば、UE115、基地局105、若しくはAN)又はそのコンポーネントによってインプリメントされ得る。例えば、方法1400の動作は、図8~10を参照して説明されたような通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、中継デバイスは、以下に説明される機能を実行するために、デバイスの機能的な要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。加えて又は代替として、中継デバイスは、専用ハードウェアを使用して、以下に説明される機能の態様を実行し得る。
【0231】
[0238]1405において、中継デバイスは、中継デバイスにおいて、中継デバイスのためのリソースの第1のサブセットと、中継デバイスと通信状態にある親ネットワークノード及び子ネットワークノードのためのリソースの第2のサブセットとに区分化されたリソースのセットを識別し得る。1405の動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。ある特定の例では、1405の動作の態様は、図8~10を参照して説明されたようなリソースコンポーネントによって実行され得る。
【0232】
[0239]1410において、中継デバイスは、親ネットワークノードから、リソースの第2のサブセットのスロットについての第1のリソース構成を受信し得る。1410の動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。ある特定の例では、1410の動作の態様は、図8~10を参照して説明されたような構成コンポーネントによって実行され得る。
【0233】
[0240]1415において、中継デバイスは、子ネットワークノードから、リソースの第2のサブセットのスロットについての第2のリソース構成を受信し得る。1415の動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。ある特定の例では、1415の動作の態様は、図8~10を参照して説明されたような構成コンポーネントによって実行され得る。
【0234】
[0241]1420において、中継デバイスは、子ネットワークノード又は親ネットワークノードに、リソースの第2のサブセットのスロットのフリーフレキシブルシンボルの数についての要求を送信し得る。1420の動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。ある特定の例では、1420の動作の態様は、図8~10を参照して説明されたような送信コンポーネントによって実行され得る。
【0235】
[0242]1425において、中継デバイスは、子ネットワークノード又は親ネットワークノードから、要求に応答してフリーフレキシブルシンボルの数のインジケーションを受信し得る。1425の動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。ある特定の例では、1425の動作の態様は、図8~10を参照して説明されたような受信コンポーネントによって実行され得る。
【0236】
[0243]1430において、中継デバイスは、第1及び第2のリソース構成に少なくとも部分的に基づいて、リソースの第2のサブセットのスロット中の通信をスケジューリングし得る。1430の動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。ある特定の例では、1430の動作の態様は、図8~10を参照して説明されたようなスケジューラによって実行され得る。
【0237】
[0244]1435において、中継デバイスは、スケジューリングされた通信に従って、リソースの第2のサブセットのスロット中に1つ以上のデバイスと通信し得る。1435の動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。ある特定の例では、1435の動作の態様は、図8~10を参照して説明されたような通信コンポーネントによって実行され得る。
【0238】
[0245]図15は、本開示の態様による、半複信通信のためのリソース調整のための方法1500を例示するフローチャートを示す。方法1500の動作は、本明細書で説明されたような中継デバイス(例えば、UE115、基地局105、若しくはAN)又はそのコンポーネントによってインプリメントされ得る。例えば、方法1500の動作は、図8~10を参照して説明されたような通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、中継デバイスは、以下に説明される機能を実行するために、デバイスの機能的な要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。加えて又は代替として、中継デバイスは、専用ハードウェアを使用して、以下に説明される機能の態様を実行し得る。
【0239】
[0246]1505において、中継デバイスは、中継デバイスにおいて、中継デバイスのためのリソースの第1のサブセットと、中継デバイスと通信状態にある親ネットワークノード及び子ネットワークノードのためのリソースの第2のサブセットとに区分化されたリソースのセットを識別し得る。1505の動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。ある特定の例では、1505の動作の態様は、図8~10を参照して説明されたようなリソースコンポーネントによって実行され得る。
【0240】
[0247]1510において、中継デバイスは、親ネットワークノードから、リソースの第2のサブセットのスロットについての第1のリソース構成を受信し得る。1510の動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。ある特定の例では、1510の動作の態様は、図8~10を参照して説明されたような構成コンポーネントによって実行され得る。
【0241】
[0248]1515において、中継デバイスは、子ネットワークノードから、リソースの第2のサブセットのスロットについての第2のリソース構成を受信し得る。1515の動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。ある特定の例では、1515の動作の態様は、図8~10を参照して説明されたような構成コンポーネントによって実行され得る。
【0242】
[0249]1520において、中継デバイスは、第1及び第2のリソース構成に少なくとも部分的に基づいて、リソースの第2のサブセットのスロットについての方向テーブルを決定し得、ここで、方向テーブルは、リソースの第2のサブセットのスロットのシンボルのセットについての通信方向を示す。1520の動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。ある特定の例では、1520の動作の態様は、図8~10を参照して説明されたようなテーブル決定器によって実行され得る。
【0243】
[0250]1525において、中継デバイスは、第1及び第2のリソース構成に少なくとも部分的に基づいて、リソースの第2のサブセットのスロット中の通信をスケジューリングし得る。1525の動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。ある特定の例では、1525の動作の態様は、図8~10を参照して説明されたようなスケジューラによって実行され得る。
【0244】
[0251]1530において、中継デバイスは、スケジューリングされた通信に従って、リソースの第2のサブセットのスロット中に1つ以上のデバイスと通信し得る。1530の動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。ある特定の例では、1530の動作の態様は、図8~10を参照して説明されたような通信コンポーネントによって実行され得る。
【0245】
[0252]本明細書で説明された方法は、可能なインプリメンテーションを説明しており、動作及びステップは、再配列又は別様に修正され得、他のインプリメンテーションが可能であることに留意されたい。更に、それら方法のうちの2つ以上からの態様が組み合わされ得る。
【0246】
[0253]本明細書で説明された技法は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)、及び他のシステムなどの、様々なワイヤレス通信システムのために使用され得る。CDMAシステムは、CDMA2000、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)、等などの無線技術をインプリメントし得る。CDMA2000は、IS-2000、IS-95、及びIS-856規格をカバーする。IS-2000リリースは一般に、CDMA2000 1X、1X、等と呼ばれ得る。IS-856(TIA-856)は一般に、CDMA2000 1xEV-DO、高レートパケットデータ(HRPD)、等と呼ばれる。UTRAは、ワイドバンドCDMA(WCDMA(登録商標))及びCDMAの他の変形を含む。TDMAシステムは、モバイル通信のためのグローバルシステム(GSM(登録商標))などの無線技術をインプリメントし得る。
【0247】
[0254]OFDMAシステムは、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、発展型UTRA(E-UTRA)、米国電気電子学会(IEEE)802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、フラッシュOFDM、等などの無線技術をインプリメントし得る。UTRA及びE-UTRAは、ユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS)の一部である。LTE、LTE-A、及びLTE-Aプロは、E-UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTE-A、LTE-Aプロ、NR、及びGSMは、3GPPという名称の組織からの文書に説明されている。CDMA2000及びUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)という名称の組織からの文書に説明されている。本明細書で説明された技法は、上述されたシステム及び無線技術並びに他のシステム及び無線技術のために使用され得る。LTE、LTE-A、LTE-Aプロ、又はNRシステムの態様が、例を目的として説明され得、LTE、LTE-A、LTE-Aプロ、又はNR専門用語が、説明の大部分において使用され得るが、本明細書で説明された技法は、LTE、LTE-A、LTE-Aプロ、又はNRアプリケーションを超えて適用可能である。
【0248】
[0255]マクロセルは一般に、比較的大きい地理的エリア(例えば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUE115による無制限アクセスを可能にし得る。スモールセルは、マクロセルと比較して、より低電力の基地局105に関連付けられ得、スモールセルは、マクロセルと同じ又は異なる(例えば、ライセンス又はアンライセンス)周波数帯域中で動作し得る。スモールセルは、様々な例に従って、ピコセル、フェムトセル、及びマイクロセルを含み得る。ピコセルは、例えば、小さい地理的エリアをカバーし得、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUE115による無制限アクセスを可能にし得る。フェムトセルはまた、小さい地理的エリア(例えば、自宅)をカバーし得、フェムトセルとのアソシエーションを有するUE115(例えば、限定加入者グループ(CSG:closed subscriber group)中のUE115、自宅内のユーザ用のUE115、及び同様のもの)による制限付きアクセスを提供し得る。マクロセルのためのeNBは、マクロeNBと呼ばれ得る。スモールセルのためのeNBは、スモールセルeNB、ピコeNB、フェムトeNB、又はホームeNBと呼ばれ得る。eNBは、1つ以上(例えば、2つ、3つ、4つ、及び同様の数)のセルをサポートし得、また、1つ以上のコンポーネントキャリアを使用して通信をサポートし得る。
【0249】
[0256]ワイヤレス通信システム100又は本明細書で説明されたシステムは、同期動作又は非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、基地局105は、同様のフレームタイミングを有し得、異なる基地局105からの送信は、時間的にほぼ揃えられ得る。非同期動作の場合、基地局105は、異なるフレームタイミングを有し得、異なる基地局105からの送信は、時間的に揃えられないことがある。本明細書で説明された技法は、同期動作又は非同期動作のいずれかのために使用され得る。
【0250】
[0257]本明細書で説明された情報及び信号は、多様な異なる技術及び技法のうちの任意のものを使用して表わされ得る。例えば、上記の説明全体を通じて参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、及びチップは、電圧、電流、電磁波、磁場若しくは磁性粒子、光場若しくは光粒子、又はそれらの任意の組み合わせによって表され得る。
【0251】
[0258]本明細書での開示に関連して説明された様々な例示的なブロック及びモジュールは、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGA、又は他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、又は本明細書で説明された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組み合わせを用いてインプリメント又は実行され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替では、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、又はステートマシンであり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組み合わせ(例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つ以上のマイクロプロセッサ、又は任意の他のそのような構成)としてインプリメントされ得る。
【0252】
[0259]本明細書で説明された機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせにおいてインプリメントされ得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアにおいてインプリメントされる場合、それら機能は、1つ以上の命令又はコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶され得るか、又はコンピュータ可読媒体を通して送信され得る。他の例及びインプリメンテーションは、本開示及び添付された特許請求の範囲内にある。例えば、ソフトウェアの性質に起因して、本明細書で説明された機能は、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、ハード配線、又はこれらのうちの任意のものの組み合わせを使用してインプリメントされ得る。機能をインプリメントする特徴はまた、機能の一部分が異なる物理的ロケーションにおいてインプリメントされるように分散されることを含め、様々な位置において物理的にロケートされ得る。
【0253】
[0260]コンピュータ可読媒体は、非一時的コンピュータ記憶媒体と、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体との両方を含む。非一時的記憶媒体は、汎用又は専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM(登録商標))、フラッシュメモリ、コンパクトディスク(CD)ROM若しくは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置若しくは他の磁気記憶デバイス、又は命令若しくはデータ構造の形態で所望されるプログラムコード手段を搬送若しくは記憶するために使用され得、且つ汎用若しくは専用コンピュータ、又は汎用若しくは専用プロセッサによってアクセスされ得る任意の他の非一時的媒体を含み得る。また、任意の接続は、厳密にはコンピュータ可読媒体と称される。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、又は赤外線、無線、及びマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、又は赤外線、無線、及びマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義中に含まれる。ディスク(disk)及びディスク(disc)は、本明細書で使用される場合、CD(disc)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(DVD)(disc)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、及びBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は通常、磁気的にデータを再生し、ディスク(disc)は、レーザーを用いて光学的にデータを再生する。上記の組み合わせもまた、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
【0254】
[0261]特許請求の範囲を含め、本明細書で使用される場合、項目のリスト(例えば、「~のうちの少なくとも1つ(at least one of)」又は「~のうちの1つ以上(one or more of)」などのフレーズで始まる項目のリスト)中で使用される「又は/若しくは(or)」は、例えば、A、B、又はCのうちの少なくとも1つのリストが、A、B、C、AとB、AとC、BとC、又はAとBとC(即ち、A、B、及びC)を意味するような、包含的なリストを示す。また、本明細書で使用される場合、「~に基づいて(based on)」というフレーズは、条件の閉集合への参照として解釈されるべきではない。例えば、「条件Aに基づいて」と記載された例証的なステップは、本開示の範囲から逸脱することなしに、条件Aと条件Bとの両方に基づき得る。言い換えれば、本明細書で使用される場合、「~に基づいて」というフレーズは、「~に少なくとも部分的に基づいて(based at least in part on)」というフレーズと同じように解釈されるべきである。
【0255】
[0262]添付された図面では、同様のコンポーネント又は特徴は、同じ参照ラベルを有し得る。更に、同じタイプの様々なコンポーネントは、参照ラベルに、ダッシュと、同様のコンポーネント間を区別する第2のラベルとを後続させることによって区別され得る。本明細書中で第1の参照ラベルだけが使用される場合、その説明は、第2の参照ラベル、又は他の後続の参照ラベルに関係なく、同じ第1の参照ラベルを有する同様のコンポーネントのうちのどの1つにも適用可能である。
【0256】
[0263]添付された図面に関連して本明細書で記載された説明は、実例的な構成を説明しており、インプリメントされ得る又は特許請求の範囲内にある全ての例を表す訳ではない。本明細書で使用される「例証的(exemplary)」という用語は、「例、事例、又は例示としての役割を果たすこと」を意味し、「好ましい」又は「他の例より有利である」ということを意味しない。詳細な説明は、説明された技法の理解を提供することを目的として特定の詳細を含む。これらの技法は、しかしながら、これらの特定の詳細なしに実施され得る。いくつかの事例では、良く知られている構造及びデバイスは、説明された例の概念を曖昧にすることを避けるために、ブロック図形式で示される。
【0257】
[0264]本明細書での説明は、当業者が本開示を製造又は使用することを可能にするために提供される。本開示に対する様々な修正は、当業者にとって容易に明らかとなり、本明細書で定義された包括的な原理は、本開示の範囲から逸脱することなしに他の変形に適用され得る。このことから、本開示は、本明細書で説明された例及び設計に限定されず、本明細書で開示された原理及び新規の特徴と一致する最も広い範囲が付与されるべきである。 以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ワイヤレス通信のための方法であって、
中継デバイスにおいて、前記中継デバイスのためのリソースの第1のサブセットと、前記中継デバイスと通信状態にある親ネットワークノード及び子ネットワークノードのためのリソースの第2のサブセットとに区分化されたリソースのセットを識別することと、
前記親ネットワークノードから、リソースの前記第2のサブセットのスロットについての第1のリソース構成を受信することと、
前記子ネットワークノードから、リソースの前記第2のサブセットの前記スロットについての第2のリソース構成を受信することと、
前記第1及び第2のリソース構成に少なくとも部分的に基づいて、リソースの前記第2のサブセットの前記スロット中の通信をスケジューリングすることと、
前記スケジューリングされた通信に従って、リソースの前記第2のサブセットの前記スロット中に1つ以上のデバイスと通信することと
を備える、方法。
[C2]
リソースの前記第1のサブセットのスロットについてのスロット構造を識別することと、ここにおいて、前記スロット構造は、フレキシブルシンボルのセットを示す、
フレキシブルシンボルの前記セットをフリーフレキシブルシンボルのセットと非フリーフレキシブルシンボルのセットとに分割することと、
前記親ネットワークノード又は前記子ネットワークノードにフリーフレキシブルシンボルの前記セットのインジケーションを送信することと
を更に備える、C1に記載の方法。
[C3]
前記親ネットワークノード又は前記子ネットワークノードから、フリーフレキシブルシンボルの数についての要求を受信すること、ここにおいて、フリーフレキシブルシンボルの前記セットの前記インジケーションは、前記要求に応答して送信される、
を更に備える、C2に記載の方法。
[C4]
フリーフレキシブルシンボルの前記セットの前記インジケーションを送信することは、
フリーフレキシブルシンボルの数とフレキシブルシンボルの前記セットのうちのフレキシブルシンボルの総数との比を指定する無線リソース制御(RRC)メッセージを送信すること
を備える、C2に記載の方法。
[C5]
前記中継デバイスによってサポートされたセルのトラフィック需要に少なくとも部分的に基づいて、フリーフレキシブルシンボルの前記セットを決定すること
を更に備える、C2に記載の方法。
[C6]
前記インジケーションは、フレキシブルシンボルの前記セットのうちのフレキシブルシンボルがフリーであるかどうかを指定するビットマップを備える、C2に記載の方法。
[C7]
前記子ネットワークノードに、リソースの前記第2のサブセットの前記スロットのフリーフレキシブルシンボルの数についての要求を送信することと、
前記子ネットワークノードから、前記要求に応答してフリーフレキシブルシンボルの前記数のインジケーションを受信することと
を更に備える、C1に記載の方法。
[C8]
フリーフレキシブルシンボルの前記数の前記インジケーションを受信することは、
フリーフレキシブルシンボルの前記数と前記スロットのフレキシブルシンボルの総数との比を指定する無線リソース制御(RRC)メッセージを受信すること
を備える、C7に記載の方法。
[C9]
前記インジケーションは、リソースの前記第2のサブセットの前記スロットのフレキシブルシンボルがフリーであるかどうかを指定するビットマップを備える、C7に記載の方法。
[C10]
前記親ネットワークノードに、リソースの前記第2のサブセットの前記スロットのフリーフレキシブルシンボルの数についての要求を送信することと、
前記親ネットワークノードから、前記要求に応答してフリーフレキシブルシンボルの前記数のインジケーションを受信することと
を更に備える、C1に記載の方法。
[C11]
フリーフレキシブルシンボルの前記数の前記インジケーションを受信することは、
フリーフレキシブルシンボルの前記数と前記スロットのフレキシブルシンボルの総数との比を指定する無線リソース制御(RRC)メッセージを受信すること
を備える、C10に記載の方法。
[C12]
前記インジケーションは、リソースの前記第2のサブセットの前記スロットのフレキシブルシンボルがフリーであるかどうかを指定するビットマップを備える、C10に記載の方法。
[C13]
前記第1及び第2のリソース構成に少なくとも部分的に基づいて、リソースの前記第2のサブセットの前記スロットについての方向テーブルを決定すること、ここにおいて、前記方向テーブルは、リソースの前記第2のサブセットの前記スロットのシンボルのセットについての通信方向を示す、
を更に備える、C1に記載の方法。
[C14]
リソースの前記第2のサブセットの前記スロットのシンボルについて、前記親ネットワークノード及び前記子ネットワークノードがダウンリンク送信のためにスケジューリングされると決定することと、
前記親ネットワークノード及び子ネットワークノードがダウンリンク送信のためにスケジューリングされると決定することに少なくとも部分的に基づいて、リソースの前記第2のサブセットの前記スロットの前記シンボルをアップリンクとして示すことと
を更に備える、C13に記載の方法。
[C15]
リソースの前記第2のサブセットの前記スロットのシンボルについて、前記親ネットワークノード及び前記子ネットワークノードがアップリンク送信のためにスケジューリングされると決定することと、
前記親ネットワークノード及び子ネットワークノードがアップリンク送信のためにスケジューリングされると決定することに少なくとも部分的に基づいて、リソースの前記第2のサブセットの前記スロットの前記シンボルをダウンリンクとして示すことと
を更に備える、C13に記載の方法。
[C16]
リソースの前記第2のサブセットの前記スロットのシンボルについて、前記親ネットワークノード及び前記子ネットワークノードが異なる通信方向のためにスケジューリングされると決定することと、
前記親ネットワークノード及び子ネットワークノードが異なる通信方向のためにスケジューリングされると決定することに少なくとも部分的に基づいて、リソースの前記第2のサブセットの前記スロットの前記シンボルを利用不可能として示すことと
を更に備える、C13に記載の方法。
[C17]
リソースの前記第2のサブセットの前記スロットについて、前記親ネットワークノード又は前記子ネットワークノードのためのフリーフレキシブルシンボルの第1のセットを識別することと、
リソースの前記第2のサブセットの前記スロットのシンボルについて、前記親ネットワークノード及び前記子ネットワークノードがフリーフレキシブルであるか又はダウンリンク送信のためにスケジューリングされるかのいずれかであると決定することと、
前記親ネットワークノード及び前記子ネットワークノードがフリーフレキシブルであるか又はダウンリンク送信のためにスケジューリングされるかのいずれかであると決定することに少なくとも部分的に基づいて、リソースの前記第2のサブセットの前記スロットの前記シンボルをアップリンクとして示すことと
を更に備える、C13に記載の方法。
[C18]
リソースの前記第2のサブセットの前記スロットについて、前記親ネットワークノード又は前記子ネットワークノードのためのフリーフレキシブルシンボルの第1のセットを識別することと、
リソースの前記第2のサブセットの前記スロットのシンボルについて、前記親ネットワークノード及び前記子ネットワークノードがフリーフレキシブルであるか又はアップリンク送信のためにスケジューリングされるかのいずれかであると決定することと、
前記親ネットワークノード及び前記子ネットワークノードがフリーフレキシブルであるか又はアップリンク送信のためにスケジューリングされるかのいずれかであると決定することに少なくとも部分的に基づいて、リソースの前記第2のサブセットの前記スロットの前記シンボルをダウンリンクとして示すことと
を更に備える、C13に記載の方法。
[C19]
前記親ネットワークノード又はアンカーネットワークノードからリソース割り振りスキームを受信すること、ここにおいて、前記リソース割り振りスキームは、リソースの前記第1及び第2のサブセットを示す、
を更に備える、C1に記載の方法。
[C20]
前記子ネットワークノードに、前記第2のリソース構成についての要求を送信することと、
前記子ネットワークノードから、前記要求に応答して前記第2のリソース構成を受信することと
を更に備える、C1に記載の方法。
[C21]
前記第2のリソース構成は、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)又は物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を介して受信される、C20に記載の方法。
[C22]
リソースの前記第2のサブセットに関連付けられた送信調整情報を識別することと、
前記送信調整情報に少なくとも部分的に基づいて、リソースの前記第2のサブセットの前記スロット中に前記1つ以上のデバイスと通信することと
を更に備える、C1に記載の方法。
[C23]
前記送信調整情報を識別することは、
前記親ネットワークノード及び前記子ネットワークノードのうちの少なくとも1つから、前記親ネットワークノード又は前記子ネットワークノードに関連付けられた送信調整情報を受信すること
を備える、C22に記載の方法。
[C24]
前記送信調整情報は、ビーム方向の範囲、ビーム幅のセット、又は送信電力を備える、C23に記載の方法。
[C25]
リソースの前記第1のサブセットのうちのリソースに前記中継デバイスのための制御チャネルを割り振ること
を更に備える、C1に記載の方法。
[C26]
前記制御チャネルは、リソースの前記第1又は第2のサブセットを介した通信に関連付けられる、C25に記載の方法。
[C27]
リソースの前記第2のサブセットのうちのリソースに前記中継デバイスのための第2の制御チャネルを割り振ること
を更に備える、C25に記載の方法。
[C28]
前記親ネットワークノード及び前記子ネットワークノードについての制御チャネル構成に少なくとも部分的に基づいて、リソースの前記第2のサブセットのうちの前記リソースについての方向テーブルを決定すること
を更に備える、C27に記載の方法。
[C29]
前記中継デバイスのための制御チャネルのための制御チャネル割り振りのインジケーションを受信すること、ここにおいて、前記制御チャネルは、リソースの前記第1又は第2のサブセットを介した通信に関連付けられる、
を更に備える、C1に記載の方法。
[C30]
前記第1及び第2のリソース構成とは無関係に、リソースの前記第1のサブセットのスロットのための通信をスケジューリングすることと、
前記スケジューリングされた通信に従って、リソースの前記第1のサブセットの前記スロット中に前記1つ以上のデバイスと通信することと
を更に備える、C1に記載の方法。
[C31]
半静的セル固有メッセージ、半静的ユーザ機器(UE)固有メッセージ、又はグループ共通制御チャネルを介して前記第1のリソース構成を受信すること
を更に備える、C1に記載の方法。
[C32]
前記半静的セル固有メッセージは、システム情報ブロック(SIB)を介して受信され、
前記半静的UE固有メッセージは、無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して受信され、
前記グループ共通制御チャネルは、グループ共通物理ダウンリンク制御チャネル(GC-PDCCH)を介して受信され、スロットフォーマットインジケータ(SFI)を備える、
C31に記載の方法。
[C33]
ワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサと電子通信状態にあるメモリと、
前記メモリ中に記憶された命令とを備え、前記命令は、前記装置に、
中継デバイスにおいて、前記中継デバイスのためのリソースの第1のサブセットと、前記中継デバイスと通信状態にある親ネットワークノード及び子ネットワークノードのためのリソースの第2のサブセットとに区分化されたリソースのセットを識別することと、
前記親ネットワークノードから、リソースの前記第2のサブセットのスロットについての第1のリソース構成を受信することと、
前記子ネットワークノードから、リソースの前記第2のサブセットの前記スロットについての第2のリソース構成を受信することと、
前記第1及び第2のリソース構成に少なくとも部分的に基づいて、リソースの前記第2のサブセットの前記スロット中の通信をスケジューリングすることと、
前記スケジューリングされた通信に従って、リソースの前記第2のサブセットの前記スロット中に1つ以上のデバイスと通信することと
を行わせるように前記プロセッサによって実行可能である、装置。
[C34]
ワイヤレス通信のための装置であって、
中継デバイスにおいて、前記中継デバイスのためのリソースの第1のサブセットと、前記中継デバイスと通信状態にある親ネットワークノード及び子ネットワークノードのためのリソースの第2のサブセットとに区分化されたリソースのセットを識別するための手段と、
前記親ネットワークノードから、リソースの前記第2のサブセットのスロットについての第1のリソース構成を受信するための手段と、
前記子ネットワークノードから、リソースの前記第2のサブセットの前記スロットについての第2のリソース構成を受信するための手段と、
前記第1及び第2のリソース構成に少なくとも部分的に基づいて、リソースの前記第2のサブセットの前記スロット中の通信をスケジューリングするための手段と、
前記スケジューリングされた通信に従って、リソースの前記第2のサブセットの前記スロット中に1つ以上のデバイスと通信するための手段と
を備える、装置。
[C35]
リソースの前記第1のサブセットのスロットについてのスロット構造を識別するための手段と、ここにおいて、前記スロット構造は、フレキシブルシンボルのセットを示す、
フレキシブルシンボルの前記セットをフリーフレキシブルシンボルのセットと非フリーフレキシブルシンボルのセットとに分割するための手段と、
前記親ネットワークノード又は前記子ネットワークノードにフリーフレキシブルシンボルの前記セットのインジケーションを送信するための手段と
を更に備える、C34に記載の装置。
[C36]
前記親ネットワークノード又は前記子ネットワークノードから、フリーフレキシブルシンボルの数についての要求を受信するための手段、ここにおいて、フリーフレキシブルシンボルの前記セットの前記インジケーションは、前記要求に応答して送信される、
を更に備える、C35に記載の装置。
[C37]
フリーフレキシブルシンボルの前記セットの前記インジケーションを前記送信するための手段は、
フリーフレキシブルシンボルの数とフレキシブルシンボルの前記セットのうちのフレキシブルシンボルの総数との比を指定する無線リソース制御(RRC)メッセージを送信するための手段
を更に備える、C35に記載の装置。
[C38]
前記中継デバイスによってサポートされたセルのトラフィック需要に少なくとも部分的に基づいて、フリーフレキシブルシンボルの前記セットを決定するための手段
を更に備える、C35に記載の装置。
[C39]
前記インジケーションは、フレキシブルシンボルの前記セットのうちのフレキシブルシンボルがフリーであるかどうかを指定するビットマップを備える、C35に記載の装置。
[C40]
前記子ネットワークノードに、リソースの前記第2のサブセットの前記スロットのフリーフレキシブルシンボルの数についての要求を送信するための手段と、
前記子ネットワークノードから、前記要求に応答してフリーフレキシブルシンボルの前記数のインジケーションを受信するための手段と
を更に備える、C34に記載の装置。
[C41]
フリーフレキシブルシンボルの前記数の前記インジケーションを前記受信するための手段は、
フリーフレキシブルシンボルの前記数と前記スロットのフレキシブルシンボルの総数との比を指定する無線リソース制御(RRC)メッセージを受信するための手段
を更に備える、C40に記載の装置。
[C42]
前記インジケーションは、リソースの前記第2のサブセットの前記スロットのフレキシブルシンボルがフリーであるかどうかを指定するビットマップを備える、C40に記載の装置。
[C43]
前記親ネットワークノードに、リソースの前記第2のサブセットの前記スロットのフリーフレキシブルシンボルの数についての要求を送信するための手段と、
前記親ネットワークノードから、前記要求に応答してフリーフレキシブルシンボルの前記数のインジケーションを受信するための手段と
を更に備える、C34に記載の装置。
[C44]
フリーフレキシブルシンボルの前記数の前記インジケーションを前記受信するための手段は、
フリーフレキシブルシンボルの前記数と前記スロットのフレキシブルシンボルの総数との比を指定する無線リソース制御(RRC)メッセージを受信するための手段
を更に備える、C43に記載の装置。
[C45]
前記インジケーションは、リソースの前記第2のサブセットの前記スロットのフレキシブルシンボルがフリーであるかどうかを指定するビットマップを備える、C43に記載の装置。
[C46]
前記第1及び第2のリソース構成に少なくとも部分的に基づいて、リソースの前記第2のサブセットの前記スロットについての方向テーブルを決定するための手段、ここにおいて、前記方向テーブルは、リソースの前記第2のサブセットの前記スロットのシンボルのセットについての通信方向を示す、
を更に備える、C34に記載の装置。
[C47]
リソースの前記第2のサブセットの前記スロットのシンボルについて、前記親ネットワークノード及び前記子ネットワークノードがダウンリンク送信のためにスケジューリングされると決定するための手段と、
前記親ネットワークノード及び子ネットワークノードがダウンリンク送信のためにスケジューリングされると決定することに少なくとも部分的に基づいて、リソースの前記第2のサブセットの前記スロットの前記シンボルをアップリンクとして示すための手段と
を更に備える、C46に記載の装置。
[C48]
リソースの前記第2のサブセットの前記スロットのシンボルについて、前記親ネットワークノード及び前記子ネットワークノードがアップリンク送信のためにスケジューリングされると決定するための手段と、
前記親ネットワークノード及び子ネットワークノードがアップリンク送信のためにスケジューリングされると決定することに少なくとも部分的に基づいて、リソースの前記第2のサブセットの前記スロットの前記シンボルをダウンリンクとして示すための手段と
を更に備える、C46に記載の装置。
[C49]
リソースの前記第2のサブセットの前記スロットのシンボルについて、前記親ネットワークノード及び前記子ネットワークノードが異なる通信方向のためにスケジューリングされると決定するための手段と、
前記親ネットワークノード及び子ネットワークノードが異なる通信方向のためにスケジューリングされると決定することに少なくとも部分的に基づいて、リソースの前記第2のサブセットの前記スロットの前記シンボルを利用不可能として示すための手段と
を更に備える、C46に記載の装置。
[C50]
リソースの前記第2のサブセットの前記スロットについて、前記親ネットワークノード又は前記子ネットワークノードのためのフリーフレキシブルシンボルの第1のセットを識別するための手段と、
リソースの前記第2のサブセットの前記スロットのシンボルについて、前記親ネットワークノード及び前記子ネットワークノードがフリーフレキシブルであるか又はダウンリンク送信のためにスケジューリングされるかのいずれかであると決定するための手段と、
前記親ネットワークノード及び前記子ネットワークノードがフリーフレキシブルであるか又はダウンリンク送信のためにスケジューリングされるかのいずれかであると決定することに少なくとも部分的に基づいて、リソースの前記第2のサブセットの前記スロットの前記シンボルをアップリンクとして示すための手段と
を更に備える、C46に記載の装置。
[C51]
リソースの前記第2のサブセットの前記スロットについて、前記親ネットワークノード又は前記子ネットワークノードのためのフリーフレキシブルシンボルの第1のセットを識別するための手段と、
リソースの前記第2のサブセットの前記スロットのシンボルについて、前記親ネットワークノード及び前記子ネットワークノードがフリーフレキシブルであるか又はアップリンク送信のためにスケジューリングされるかのいずれかであると決定するための手段と、
前記親ネットワークノード及び前記子ネットワークノードがフリーフレキシブルであるか又はアップリンク送信のためにスケジューリングされるかのいずれかであると決定することに少なくとも部分的に基づいて、リソースの前記第2のサブセットの前記スロットの前記シンボルをダウンリンクとして示すための手段と
を更に備える、C46に記載の装置。
[C52]
前記親ネットワークノード又はアンカーネットワークノードからリソース割り振りスキームを受信するための手段、ここにおいて、前記リソース割り振りスキームは、リソースの前記第1及び第2のサブセットを示す、
を更に備える、C34に記載の装置。
[C53]
前記子ネットワークノードに、前記第2のリソース構成についての要求を送信するための手段と、
前記子ネットワークノードから、前記要求に応答して前記第2のリソース構成を受信するための手段と
を更に備える、C34に記載の装置。
[C54]
前記第2のリソース構成は、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)又は物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を介して受信される、C53に記載の装置。
[C55]
リソースの前記第2のサブセットに関連付けられた送信調整情報を識別するための手段と、
前記送信調整情報に少なくとも部分的に基づいて、リソースの前記第2のサブセットの前記スロット中に前記1つ以上のデバイスと通信するための手段と
を更に備える、C34に記載の装置。
[C56]
送信調整情報を前記識別するための手段は、
前記親ネットワークノード及び前記子ネットワークノードのうちの少なくとも1つから、前記親ネットワークノード又は前記子ネットワークノードに関連付けられた送信調整情報を受信するための手段
を更に備える、C55に記載の装置。
[C57]
前記送信調整情報は、ビーム方向の範囲、ビーム幅のセット、又は送信電力を備える、C56に記載の装置。
[C58]
リソースの前記第1のサブセットのうちのリソースに前記中継デバイスのための制御チャネルを割り振るための手段
を更に備える、C34に記載の装置。
[C59]
前記制御チャネルは、リソースの前記第1又は第2のサブセットを介した前記通信に関連付けられる、C58に記載の装置。
[C60]
リソースの前記第2のサブセットのうちのリソースに前記中継デバイスのための第2の制御チャネルを割り振るための手段
を更に備える、C58に記載の装置。
[C61]
前記親ネットワークノード及び前記子ネットワークノードについての制御チャネル構成に少なくとも部分的に基づいて、リソースの前記第2のサブセットのうちの前記リソースについての方向テーブルを決定するための手段
を更に備える、C60に記載の装置。
[C62]
前記中継デバイスのための制御チャネルのための制御チャネル割り振りのインジケーションを受信するための手段、ここにおいて、前記制御チャネルは、リソースの前記第1又は第2のサブセットを介した前記通信に関連付けられる、
を更に備える、C34に記載の装置。
[C63]
前記第1及び第2のリソース構成とは無関係に、リソースの前記第1のサブセットのスロットのための通信をスケジューリングするための手段と、
前記スケジューリングされた通信に従って、リソースの前記第1のサブセットの前記スロット中に前記1つ以上のデバイスと通信するための手段と
を更に備える、C34に記載の装置。
[C64]
半静的セル固有メッセージ、半静的ユーザ機器(UE)固有メッセージ、又はグループ共通制御チャネルを介して前記第1のリソース構成を受信するための手段
を更に備える、C34に記載の装置。
[C65]
前記半静的セル固有メッセージは、システム情報ブロック(SIB)を介して受信され、
前記半静的UE固有メッセージは、無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して受信され、
前記グループ共通制御チャネルは、グループ共通物理ダウンリンク制御チャネル(GC-PDCCH)を介して受信され、スロットフォーマットインジケータ(SFI)を備える、
C64に記載の装置。
[C66]
ワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コードは、
中継デバイスにおいて、前記中継デバイスのためのリソースの第1のサブセットと、前記中継デバイスと通信状態にある親ネットワークノード及び子ネットワークノードのためのリソースの第2のサブセットとに区分化されたリソースのセットを識別することと、
前記親ネットワークノードから、リソースの前記第2のサブセットのスロットについての第1のリソース構成を受信することと、
前記子ネットワークノードから、リソースの前記第2のサブセットの前記スロットについての第2のリソース構成を受信することと、
前記第1及び第2のリソース構成に少なくとも部分的に基づいて、リソースの前記第2のサブセットの前記スロット中の通信をスケジューリングすることと、
前記スケジューリングされた通信に従って、リソースの前記第2のサブセットの前記スロット中に1つ以上のデバイスと通信することと
を行うようにプロセッサによって実行可能な命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15