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特許7196207ホルダー及びそのホルダーを含むLEDディスプレーシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-16
(45)【発行日】2022-12-26
(54)【発明の名称】ホルダー及びそのホルダーを含むLEDディスプレーシステム
(51)【国際特許分類】
   G09F 9/00 20060101AFI20221219BHJP
   F16B 1/02 20060101ALI20221219BHJP
   F16B 5/00 20060101ALI20221219BHJP
   F16C 11/04 20060101ALI20221219BHJP
   F16C 11/10 20060101ALI20221219BHJP
   G09F 9/33 20060101ALI20221219BHJP
【FI】
G09F9/00 351
F16B1/02 R
F16B5/00 F
F16C11/04 B
F16C11/10 Z
G09F9/33
【請求項の数】 16
(21)【出願番号】P 2020573540
(86)(22)【出願日】2020-03-02
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-08-04
(86)【国際出願番号】 CN2020077463
(87)【国際公開番号】W WO2021174386
(87)【国際公開日】2021-09-10
【審査請求日】2020-12-28
(73)【特許権者】
【識別番号】521002176
【氏名又は名称】深▲セン▼市艾比森光▲電▼股▲フン▼有限公司
(73)【特許権者】
【識別番号】520409914
【氏名又は名称】惠州市艾比森光電有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUIZHOU ABSEN OPTOELECTRONIC CO.,LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】▲陳▼ 晨初
(72)【発明者】
【氏名】林 加▲鴻▼
【審査官】石本 努
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2019/111075(WO,A1)
【文献】中国実用新案第206221927(CN,U)
【文献】中国実用新案第204991019(CN,U)
【文献】中国特許出願公開第109654353(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第102829305(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第107403593(CN,A)
【文献】米国特許出願公開第2003/0015632(US,A1)
【文献】中国特許出願公開第108682320(CN,A)
【文献】国際公開第2017/120769(WO,A1)
【文献】特開平10-231817(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16B1/00-1/04
5/00-5/12
F16C11/00-11/12
G09F9/00-9/46
H01L25/00-25/07
25/10-25/11
25/16-25/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
LEDディスプレーに使われるホルダーであり、前記LEDディスプレーは複数のつなぎ合わせるアセンブリユニットを含み、
前記ホルダーは、
第一方向に沿って延びる第一サポートロッドと、
前記第一サポートロッドに接続するサポーター
を含み、
前記サポーターは、
第二方向に沿って延び、一端が前記第一サポートロッドに接続する第二サポートロッドと、
前記第二サポートロッドのもう一端に接続する第一接続キット
を含み、
前記第一接続キットは、
前記アセンブリユニットと取り外し可能な接続を構成することに使われ、前記第二サポートロッドのもう一端に設置され、前記アセンブリユニットに対して少なくとも切り替え可能なロック位置とアンロック位置があり、接続部が前記ロック位置にある際に、前記アセンブリユニットと前記接続部が前記アセンブリユニットの接続平面に垂直な方向にて固定され、前記接続部が前記アンロック位置にある際に、前記アセンブリユニットより取り外し可能である接続部と、
前記接続部が前記ロック位置にある際に、前記接続部と組合せて前記接続部を前記ロック位置に固定する第一位置決め部
を含むことを特徴とする、LEDディスプレーに使われるホルダー。
【請求項2】
前記第一接続キットがさらに第一軸を含み、前記接続部が回転して前記第一軸に接続することを特徴とする、請求項1に記載のLEDディスプレーに使われるホルダー。
【請求項3】
前記第一位置決め部が前記第一軸の軸線に垂直な方向にて前記第一軸と合わせて可動接続を構成することを特徴とする、請求項2に記載のLEDディスプレーに使われるホルダー。
【請求項4】
前記第一接続キットがさらに第二軸を含み、前記第二軸が前記第一軸に垂直な軸線方向に沿って前記第一軸に接続し、前記第一位置決め部が回転して前記第二軸に接続して前記第二軸に対してその軸線方向に沿って移動可能であることを特徴とする、請求項3に記載のLEDディスプレーに使われるホルダー。
【請求項5】
前記第一接続キットはさらが第一偏圧キットを含み、前記第一位置決め部が前記第二軸の軸線に平行する第三方向に沿って動く際に、前記第一偏圧キットが前記第一位置決め部に対して前記第三方向と反対する偏圧を加えることを特徴とする、請求項4に記載のLEDディスプレーに使われるホルダー。
【請求項6】
前記接続部の表面に凹み部が設置され、前記凹み部が前記第一軸の径方向に対して凹んで前記第一軸の周方向に沿って延び、前記第二軸が前記凹み部を通り抜け、前記第一軸の軸線方向に沿う前記凹み部のサイズが前記第二軸の最大径方向のサイズより大きいことを特徴とする、請求項4に記載のLEDディスプレーに使われるホルダー。
【請求項7】
前記接続部の表面にさらに第一組合せ部が設置され、前記第一位置決め部の表面に第二組合せ部が設置され、前記接続部が前記ロック位置にある際に、前記第一組合せ部と前記第二組合せ部が軸孔構成を形成することを特徴とする、請求項4に記載のLEDディスプレーに使われるホルダー。
【請求項8】
前記ホルダーはさらに操作用の操作部を含み、前記操作部が前記接続部に接続して前記接続部が前記ロック位置と前記アンロック位置の間で切り替えるように駆動することを特徴とする、請求項2に記載のLEDディスプレーに使われるホルダー。
【請求項9】
LEDディスプレーシステムであり、
LEDディスプレーは、幾つかのつなぎ合わせているアセンブリユニットを含み、
ホルダーは、取外し可能な形で前記アセンブリユニットに接続し、
第一方向に沿って延びる第一サポートロッドと、
前記第一サポートロッドに接続するサポーター
を含み、
前記サポーターは、
第二方向に沿って延び、一端が前記第一サポートロッドに接続する第二サポートロッドと、
前記第二サポートロッドのもう一端に接続する第一接続キット
を含み、
前記第一接続キットは、
前記アセンブリユニットと取外し可能な接続を構成することに使われ、前記第二サポートロッドのもう一端に設置され、前記アセンブリユニットに対して少なくとも切り替え可能なロック位置とアンロック位置があり、接続部が前記ロック位置にある際に、前記アセンブリユニットと前記接続部が前記アセンブリユニットの接続平面に垂直な方向にて固定され、前記接続部が前記アンロック位置にある際に、前記アセンブリユニットより取り外し可能である接続部と、
前記接続部が前記ロック位置にある際に、前記接続部と組合せて前記接続部を前記ロック位置に固定する第一位置決め部
を含むことを特徴とする、LEDディスプレーシステム。
【請求項10】
前記第一接続キットはさらに第一軸を含み、前記接続部が回転して前記第一軸に接続することを特徴とする、請求項9に記載のLEDディスプレーシステム。
【請求項11】
前記第一位置決め部が前記第一軸の軸線に垂直な方向にて前記第一軸と合わせて可動接続を構成することを特徴とする、請求項10に記載のLEDディスプレーシステム。
【請求項12】
前記第一接続キットはさらに第二軸を含み、前記第二軸が前記第一軸の軸線に垂直な方向に沿って前記第一軸に接続し、前記第一位置決め部は回転して前記第二軸に接続し、前記第二軸に対してその軸線方向に沿って移動可能であることを特徴とする、請求項11に記載のLEDディスプレーシステム。
【請求項13】
前記第一接続キットはさらに第一偏圧キットを含み、前記第一位置決め部が前記第二軸の軸線に平行する第三方向に沿って動く際に、前記第一偏圧キットは前記第一位置決め部に対して前記第三方向と反対する偏圧を加えることを特徴とする、請求項12に記載のLEDディスプレーシステム。
【請求項14】
前記接続部の表面に凹み部が設置され、前記凹み部は前記第一軸の径方向へ凹んで前記第一軸の周方向に沿って延び、前記第二軸は前記凹み部を通り抜け、前記第一軸の軸線方向に沿う前記凹み部のサイズは前記第二軸の最大径方向のサイズより大きいことを特徴とする、請求項13に記載のLEDディスプレーシステム。
【請求項15】
前記接続部の表面にさらに第一組合せ部が設置され、前記第一位置決め部の表面に第二組合せ部が設置され、前記接続部が前記ロック位置にある際に、前記第一組合せ部と前記第二組合せ部は軸孔構成を形成することを特徴とする、請求項9に記載のLEDディスプレーシステム。
【請求項16】
前記アセンブリユニットに組合せキットが設置され、前記組合せキットと前記アセンブリユニットは固定接続を形成し、前記組合せキットは前記接続部と取り外し可能な接続を構成し、
前記ホルダーが前記アセンブリユニットに接続する際に、前記接続部と前記組合せキットは第一軸を取り囲んだ回転接続を構成し、前記接続部は前記第一軸の径方向に沿って突起部を形成し、前記組合せキットは前記第一軸の径方向に沿って凹み部を形成し、前記接続部が前記ロック位置にある際に、前記突起部は前記凹み部と組合せることを特徴とする、請求項9に記載のLEDディスプレーシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願はLEDディスプレー技術分野に関わり、具体的にはホルダー及びそのホルダーを含むLEDディスプレーシステムに関わっている。
【背景技術】
【0002】
現在、大画面ディスプレーは一般的に複数のアセンブリユニットをつなぎ合わせているが、各アセンブリユニットの間のつなぎ強度が限られているので、ディスプレー全体のつなぎ合わせに関する信頼性を保証することができない。特に屋外ディスプレーの場合は、常に風雨など自然環境の挑戦に直面している。この問題に対し、業界にて応用しているソリューションが、アセンブリユニットを支えるホルダーを一つか複数設置するのである。しかし、業界にて使われているホルダーは構成設計が不合理であるため、ホルダーの取り付け・取外しが複雑である現状になっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
既存技術の不足を解決するように、本出願は一層取り付け・取外しを行いやすいホルダー及びそのホルダーを含むLEDディスプレーシステムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
前記技術問題を解決するために、本出願の実施例は下記のような技術案を採用している。
【0005】
まず、LEDディスプレーに使われるホルダーを提供する。LEDディスプレーは複数のつなぎ合わせるアセンブリユニットを含む。ホルダーは第一方向に沿って延びる第一サポートロッド、及び第一サポートロッドに接続するサポーターを含む。サポーターは、第二方向に沿って延びて一端が第一サポートロッドに接続する第二サポートロッド、及び第二サポートロッドのもう一端に接続する第一接続キットを含む。第一接続キットは、接続部と第一位置決め部を含む。接続部は、アセンブリユニットと取外し可能な接続部分を構成し、第二サポートロッドのもう一端に設置される。接続部はアセンブリユニットに対して切り替え可能なロック位置とアンロック位置がある。接続部がロック位置にある際に、アセンブリユニットと接続部はアセンブリユニットに垂直な接続面の方向にて固定される。接続部がアンロック位置にある際に、接続部はアセンブリユニットより取り外し可能である。接続部がロック位置にある際に、第一位置決め部は接続部と合わせて接続部をロック位置に固定する。
【0006】
一つの実施例では、第一接続キットはさらに第一軸を含む。接続部は回転して第一軸に接続する。
【0007】
一つの実施例では、第一位置決め部は第一軸に垂直な軸線方向にて第一軸と合わせて可動接続を構成する。
【0008】
一つの実施例では、第一接続キットはさらに第二軸を含む。第二軸は第一軸に垂直な軸線方向に沿って第一軸に接続する。第一位置決め部は回転して第二軸に接続し、第二軸に対してその軸線方向に沿って移動可能である。
【0009】
一つの実施例では、第一接続キットはさらに第一偏圧キットを含む。第一位置決め部が第二軸の軸線に平行する第三方向に沿って動く際に、第一偏圧キットは第一位置決め部に対して第三方向と反対する偏圧を加える。
【0010】
一つの実施例では、接続部の表面に凹み部が設置される。凹み部は第一軸の径方向へ凹んで第一軸の周方向に沿って延びる。第二軸は凹み部を通り抜ける。第一軸の軸線方向に沿う凹み部のサイズが第二軸の最大径方向サイズより大きい。
【0011】
一つの実施例では、接続部の表面にさらに第一組合せ部が設置され、第一位置決め部の表面に第二組合せ部が設置される。接続部がロック位置にある際に、第一組合せ部と第二組合せ部が軸孔構成を形成する。
【0012】
一つの実施例では、ホルダーはさらに操作に使われる操作部を含む。操作部は接続部に接続し、接続部がロック位置とアンロック位置の間で切り替わるように駆動する。
【0013】
一つの実施例では、操作部は回転して接続部に接続する。操作部は第三軸を取り囲んで回転する。第三軸の軸線は第一軸の軸線に垂直である。
【0014】
一つの実施例では、操作部に第一ポジション部が設置され、接続部に第二ポジション部が設置される。第一ポジション部と第二ポジションを組合せることにより、操作部が接続部に対してある位置に回転する際に当該位置に固定される。
【0015】
一つの実施例では、第一接続キットは回転して第二サポートロッドに接続する。
【0016】
一つの実施例では、第二サポートロッドに対する第一接続キットの回転可能角度範囲が0°より大きくて120°以下である。
【0017】
一つの実施例では、第二サポートロッドに対する第一接続キットの回転可能角度範囲が0°より大きくて90°以下である。
【0018】
一つの実施例では、第一接続キットに第三ポジション部が設置され、第二サポートロッドに第四ポジション部が設置される。第三ポジション部と第四ポジション部を組合せることにより、第一接続キットは第二サポートロッドに対してある位置に回転する際に当該位置に固定される。
【0019】
一つの実施例では、サポーターはさらに第二接続キットを含む。第二接続キットは第一サポートロッドに固定して接続する。サポーターと第二接続キットは回転接続を構成する。
【0020】
一つの実施例では、第二接続キットは接続軸と接続本体を含む。接続軸とサポーターは回転接続を構成し、接続本体と第一サポートロッドは固定接続を構成する。
【0021】
一つの実施例では、サポーターはさらに第二位置決め部を含む。第二位置決め部は第二サポートロッドを接続本体に接続することにより、接続キットのプリセットポジションにてサポーターをロックする。
【0022】
一つの実施例では、第一サポートロッドの一端に接続スリーブが設置され、もう一端に接続端部が設置される。一つの第一サポートロッドの接続端部はもう一つの第一サポートロッドの接続スリーブと合わせて取り外し可能な接続を構成することにより、二つのホルダーを接続する。
【0023】
一つの実施例では、第一サポートロッドの一端にさらに第三位置決め部が設置される。第三位置決め部は接続スリーブ又は接続端部に近づいて両者のうちのいずれかに接続することにより、第一サポートロッドに対する接続スリーブ及び/又は接続端部の位置を固定する。
【0024】
第二、LEDディスプレーシステムを提供する。当該システムはLEDディスプレー、ホルダー、第一サポートロッド、サポーター、第一接続キット、第一位置決め部を含む。LEDディスプレーは複数のつなぎ合わせるアセンブリユニットを含む。ホルダーは取り外し可能な形にてアセンブリユニットに接続する。ホルダーは第一方向に沿って延びる第一サポートロッドを含む。サポーターは第一サポートロッドに接続する。サポーターは第二方向に沿って延びる第二サポートロッドを含む。第二サポートロッドの一端は第一サポートロッドに接続する。第一接続キットは第二サポートロッドのもう一端に接続する。第一接続キットは、アセンブリユニットと合わせて取り外し可能な接続を構成することに使われる接続部を含む。接続部は第二サポートロッドのもう一端に設置される。接続部はアセンブリユニットに対して少なくとも切り替え可能なロック位置とアンロック位置がある。接続部がロック位置にある際に、アセンブリユニットと接続部がアセンブリユニットの接続平面に垂直な方向にて固定する。接続部がアンロック位置にある際に、接続部がアセンブリユニットより取り外し可能である。接続部がロック位置にある際に、第一位置決め部は接続部と組合せてロック位置にて接続部を固定する。
【0025】
一つの実施例では、第一接続キットはさらに第一軸を含む。接続部は回転して第一軸に接続する。
【0026】
一つの実施例では、第一位置決め部は第一軸の軸線に垂直な方向にて第一軸と合わせて可動接続を構成する。
【0027】
一つの実施例では、第一接続キットはさらに第二軸を含む。第二軸は第一軸の軸線に垂直な方向に沿って第一軸に接続する。第一位置決め部回転して第二軸に接続し、且つ第二軸の軸線方向に沿って移動可能である。
【0028】
一つの実施例では、第一接続キットはさらに第一偏圧キットを含む。第一位置決め部が第二軸の軸線に平行する第三方向にて動く際に、第一偏圧キットは第一位置決め部に対して第三方向と反対する偏圧を加える。
【0029】
一つの実施例では、接続部の表面に凹み部が設置される。凹み部は第一軸の径方向へ凹んで泰一軸の周方向に沿って伸びる。第二軸は凹み部を通り抜ける。第一軸の軸線方向に沿う凹み部のサイズは第二軸の最大径方向サイズより大きい。
【0030】
一つの実施例では、接続部の表面にさらに第一組合せ部が設置され、第一位置決め部の表面に第二組合せ部が設置される。接続部がロック位置にある際に、第一組合せ部と第二組合せ部が軸孔構成を形成する。
【0031】
一つの実施例では、アセンブリユニットに組合せキットが設置される。組合せキットとアセンブリユニットが固定接続又は一体化構成を形成する。組合せキットは接続と合わせて取り外し可能な接続を構成する。
【0032】
一つの実施例では、ホルダーがアセンブリユニットに接続する際に、接続部と組合せキットは第一軸を取り囲んだ回転接続を構成する。接続部は第一軸の径方向に沿って突起部を形成し、組合せキットは第一軸の径方向に沿って凹み部を形成する。接続部がロック位置にある際に、突起部が凹み部と組合せる。
【0033】
一つの実施例では、第一接続キットは回転して第二サポートロッドに接続する。
【0034】
本出願の実施例により提供されるLEDディスプレーホルダーの有益効果は、本出願のホルダーとアセンブリユニットとの接続構成が一層簡単で効率的であることにより、ホルダーの取外し・取り付けを行いやすいことにある。
【図面の簡単な説明】
【0035】
本出願の実施例における技術案をはっきり説明するために、これから実施例又は代表的な技術説明に使われる附図を簡単的に説明する。下記の説明における附図が本出願の一部の実施例のみであり、本分野の一般的技術者にとっては創造的な労働をしない前提でこれらの附図によりほかの附図を取得できることが明らかである。
【0036】
図1図1は本出願の実施例により提供されるLEDディスプレーシステムの説明図であり、その中に二つのホルダーを含む。
図2図2図1におけるLEDディスプレーシステムの局部説明図であり、その中に一つのホルダーを含む。
図3図3図1におけるLEDディスプレーシステムのホルダーの立体図であり、その中にホルダーが展開状態である。
図4図4図1におけるLEDディスプレーシステムのホルダーの局部構成の立体図であり、その中にホルダーが展開状態である。
図5図5図1におけるLEDディスプレーシステムのホルダーの立体図であり、その中にホルダーが畳み込み状態である。
図6図6図1におけるLEDディスプレーシステムのホルダーとディスプレーの平面説明図であり、その中に第一接続キットが第二サポートロッドに対して異なる角度にある。
図7図7図1におけるLEDディスプレーシステムのホルダーの第一接続キット及び一部の第二サポートロッドの断面図である。
図8図8図1におけるLEDディスプレーシステムのホルダーの第一接続キット及び一部の第二サポートロッドの分解図である。
図9図9図1におけるLEDディスプレーシステムのホルダーの第二接続キット及び一部の第二サポートロッドの断面図である。
図10図10図1におけるLEDディスプレーシステムのホルダーの第二接続キット及び一部の第二サポートロッドの分解図である。
図11図11図1におけるLEDディスプレーシステムのホルダーの接続スリーブ付き第一サポートロッドの一端の説明図である。
図12図12図1におけるLEDディスプレーシステムのホルダーの接続端部付き第一サポートロッドの一端の説明図である。
図13図13図1におけるLEDディスプレーシステムのホルダーサポーターがアセンブリユニットに接続する組合せキットの平面図である。
図14図14図1におけるLEDディスプレーシステムのホルダーサポーターがアセンブリユニットに接続する組合せキットの断面図であり、断面が図13におけるC-C切断面である。
図15図15図13における組合せキットの立体図である。
図16図16は本出願のもう一つの実施例により提供されるLEDディスプレーに使われるホルダーの説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0037】
本出願の目的、技術案及びメリットを一層分かりやすくするために、これから附図1~16及び実施例を参考して本出願を詳述する。ここにて説明する実施例が本発明を説明するものであり、本出願を限定するものでないことを理解すべきである。
【0038】
ここにて説明したいこととしては、部品がもう一つの部品に「固定される」又は「設置される」とは、直接的に又は間接的にもう一つの部品に「固定」・「設置」されることであり、部品がもう一つの部品に「接続する」とは、直接的に又は間接的にもう一つの部品に「接続」することである。術語の「上」「下」「左」「右」など方位や位置関係の表示は附図に基づく方位や位置関係で、説明するためのものであり、対象装置やコンポーネントが必ず特定した方位があり、特定した方位にて構成・操作することを明示・暗示するわけでないので、本出願に対する限定と理解してはならない。本分野の一般的技術者にとっては、具体的な状況により前記術語の具体的意味が理解できる。術語の「第一」「第二」とは、説明するためのものであり、相対的な重要性や技術特徴の数を明示・暗示すると理解してはならない。別途明確に限定していない限り、「複数」とは二つ以上のことである。
【0039】
本出願の上記技術案を説明するために、これから具体的な附図及び実施例を参考して詳述する。
【0040】
図1図2は、本出願の第一実施例のLEDディスプレーシステム100である。その中に、LEDディスプレーシステム100はLEDディスプレー10及びLEDディスプレー10を支えるホルダー20を含む。図1では、LEDディスプレーシステム100は二つのホルダー20及び八つのつなぎ合わせるアセンブリユニット11を含む。図2のLEDディスプレーシステム100は一つのホルダー20及び四つのつなぎ合わせるアセンブリユニット11を含む。説明したいこととしては、本実施例におけるLEDディスプレーシステム100のLEDディスプレー10は少なくとも二つのアセンブリユニット11を含み、ホルダー20の数は少なくとも一つである。説明したいこととしては、本出願におけるアセンブリユニット11は表示に使われるLEDディスプレー筐体やLEDディスプレーモジュールであってもよく、つなぎ合わせることにより実際的な応用価値のある全体LEDディスプレーのその他ユニット(例えばコントロールボックス、配電箱、ツールボックスなど。ここにて限定しない)であってもよい。
【0041】
図2から図4までのように、ホルダー20は第一サポートロッド21とサポーター22を含む。第一サポートロッド21は第一方向に沿って延びる。サポーター22は第一サポートロッド21に接続する。さらに、サポーター22は第一サポートロッド21に固定して接続するとにより、ホルダー20全体の強度と剛度を強化する。サポーター22は第二サポートロッド221と第一接続キット222を含む。その中に、第二サポートロッド221は第二方向に沿って延びる。本実施例では、第一サポートロッド21は第一直線方向Aに沿って延び、第二サポートロッド221は第二直線方向Bに沿って延び、第一直線方向Aと第二直線方向Bはお互いに垂直であるか、異なる面にある。第一方向も第二方向均も曲線方向であってよいと理解できる。つまり、ほかの実施例では、第一サポートロッド21と第二サポートロッド221は曲線にて延びるか、局部の曲線にて延びてもよい。第二サポートロッド221の一端は第一サポートロッド21に接続し、第二サポートロッド221のもう一端は第一接続キット222に接続する。本実施例では、一つの第一サポートロッド21に四つのサポーター22が接続され、それぞれ二つで一組になる。各組のホルダー20は第一直線方向Aに沿って一定の距離を隔てる。同距離はアセンブリユニット11の高さとほぼ同じである。説明したいこととしては、一つのホルダー20は少なくとも二つのサポーター22があり、第一サポートロッド21に対する二つのサポーター22の位置が不定であり、必ずしも本実施例のようにサポーター22が第一直線方向Aにてお互いに近寄るわけではない。
【0042】
図3から図5までのように、ホルダー20は展開状態と折り畳み状態がある。図3図4のホルダー20は展開状態であり、図5のホルダー20は折り畳み状態である。具体的には、サポーター22は第一サポートロッド21に対して可動接続を構成する。さらに、サポーター22は第一サポートロッド21に対して回転接続を構成する。サポーター22が第一サポートロッド21に対して第二サポートロッド221に回転して第一サポートロッド21に平行する際に、ホルダー20が折り畳み状態になる。サポーター22が第一サポートロッド21に対して第二サポートロッド221に回転して第一サポートロッド21に平行しない際に、ホルダー20が展開状態になる。本実施例では、ホルダー20が展開状態である際に、第二サポートロッド221は基本的に第一サポートロッド21に垂直である。つまり、第二サポートロッド221と第一サポートロッド21の間の角度が約90°である。ほかの実施例では、ホルダー20が展開状態である際に、第二サポートロッド221と第一サポートロッド21の間の角度がほかの角度数値であってもよい。また、本実施における二つのサポーター22は寄り添って第一サポートロッド21に取り付けられる。ホルダー20が展開状態である際に、二つの寄り添うサポーター22が第一直線方向Aにて基本的に同じ高さにある。つまり、二つのサポーター22が同じ水平線で二つの隣接するアセンブリユニット11との接続を実現できる。同設計により、ほぼ同じ高さの二つのアセンブリユニット11を接続しやいと同時に、ほぼ同じ高さの二つのアセンブリユニット11の構成の同一性を保証できる。第一直線方向Aでの異なる二つのサポーター22の高度差を満たすために構成を調整しなくて済む。
【0043】
図6から図8のように、第一接続キット222は接続部222aを含む。接続部222aはアセンブリユニット11と取外し可能な接続を構成することに使われる。接続部222aは第二サポートロッド221のもう一端に設置される。接続部222aはアセンブリユニット11に対して少なくとも切り替え可能なロック位置とアンロック位置がある。接続部222aがロック位置にある際に、アセンブリユニット11と接続部222aはアセンブリユニット11の接続平面に垂直な方向にて固定される。接続部222aがアンロック位置にある際に、接続部222aがアセンブリユニット11より取外し可能である。
【0044】
第一接続キット222はさらに第一軸222bを含む。接続部222aは回転して第一軸222bに接続する。具体的には、接続部222aは第一軸222bの軸線を取り囲んで回転し、回転角度の制限がない。接続部222aはアセンブリユニット11に対して少なくとも一つのロック位置及びひとつのアンロック位置がある。接続部222aが第一軸222bに対して一つか複数の角度まで回転する際に、接続部222aがロック位置にある。接続部222aが第一軸222bに対して一つか複数の角度まで回転する際に、接続部222aがロック位置にある。本実施例では、接続部222aがアセンブリユニット11に対して一つのロック位置と一つのアンロック位置があり、接続部222aがロック位置よりアンロック位置へ切り替える際に、第一軸222bに対して回転する角度が約90°である。
【0045】
第一接続キット222はさらに第一位置決め部222cを含む。接続部222aがロック位置にある際に、第一位置決め部222cは接続部222aと合わせて接続部222aをロック位置に固定する。つまり、接続部222aがアセンブリユニット11に対してロック位置にある際に、接続部222aがアセンブリユニット11との組合せにより、アセンブリユニット11と接続部222aがアセンブリユニット11の接続平面に垂直な方向にて固定される。言い換えれば、第一軸222bの軸線に平行する方向にて固定される。そのうえ、第一位置決め部222cと接続部222aの組合せにより、アセンブリユニット11と接続部222aがアセンブリユニット11の接続平面に平行する方向にて固定される。言い換えれば、第一軸222bの円周方向にて固定される。それにより、構成部品と接続部222aの固定接続を実現する。
【0046】
第一位置決め部222cが第一軸222bの軸線に垂直な方向にて第一軸222bと合わせて可動接続を構成する。ユーザーが第一位置決め部222cを操作することにより、接続部222aより第一位置決め部222cを移動できる。本実施例では、第一接続キット222はさらに第二軸222dを含む。第二軸222dが第一軸222bの軸線に垂直な方向に沿って第一軸222bに接続する。第一位置決め部222cが回転して第二軸222dに接続し、第二軸222dの軸線方向に沿って移動できる。具体的には、ユーザーが第一位置決め部222cを操作することにより、第二軸222dの軸線方向に沿って第一位置決め部222cを往復に滑らせる。それにより、第一位置決め部222cと接続部222aを組合せるか、お互いに分離させる。第二軸222dが第一軸222bに垂直で、第二軸222dが第一軸222bを通り抜け、第二軸222dが第一軸222bの径方向にて第一軸222bより突起するため、接続部222aの構造に基づき、第二軸222dが第一軸222bを取り囲んだ接続部222aの回転範囲を制限する。具体的には、第一軸222bを取り囲んだ接続部222aの回転範囲が0~90°である。0°と90°の位置はそれぞれ接続部222aのロック位置とアンロック位置に対応する。
【0047】
第一接続キット222はさらに第一偏圧キット222eを含む。第一位置決め部222cが第二軸222dの軸線に平行する第三方向Cに沿って動く際に、第一偏圧キット222eが第一位置決め部222cに対して第三方向Cと反対する偏圧を加える。第一偏圧キット222eが弾性部品であってもよい。本実施例では、第一偏圧キット222eがばねである。第一位置決め部222cが外力を受けて初期位置より第二軸222dの軸線に平行する第三方向C沿って動く際に、ばねが伸びる状態にあり、第一位置決め部222cに対して第三方向Cと反対する弾力を加える。第一位置決め部222cの受ける外力がなくなる際に、弾力によりばねが元々の長さに復帰することにより、第一位置決め部222cを初期位置に引っ張る。ここでの第三方向Cとは、第一軸222bの径方向に沿って第一軸222bの軸線より離れる方向である。初期位置とは、第一位置決め部222cの最も接続部222aに近づく位置である。第一偏圧キット222eがばね以外の構成であってもよく、第一位置決め部222cに対して前記作用力を加えることさえできればよいとは理解できる。
【0048】
接続部222aの表面に凹陷部222fが設置される。凹み部222fが第一軸222bの径方向に沿って凹んで第一軸222bの周方向に沿って延びる。第二軸222dが凹み部222fを通り抜ける。第一軸222bの軸線方向に沿う凹み部222fのサイズが第二軸222dの最大径方向サイズより大きい。具体的には、凹み部222fが接続部222aの側面に設置される溝である。側面が第一軸222bの周方向に分布する面である。溝を設置する目的は、第二軸222dが第一軸222bと交差する際にも第一軸222bを取り囲んで一定の角度を回転できるのを保証することにある。具体的には、接続部222aの側面にて第一軸222bの円周方向に沿って連続しない溝を二つ設置する。二つの溝が第一軸222bに対して中心対称となる。各溝が第一軸222bの周方向に沿って延びる円弧長さに対応する円周角が約90°になる。第一軸222bの径方向に沿う凹み部の凹み深さに対する限定がない。第一軸222bの軸方向に沿う溝の高さが、第一軸222bより突起する第一軸222bの部分の径方向でのサイズより大きい。
【0049】
接続部222aの表面にさらに第一組合せ部222gが設置され、第一位置決め部222cの表面に第二組合せ部222hが設置される。接続部222aがロック位置にある際に、第一組合せ部222gと第二組合せ部222hが軸孔を組合せる。具体的には、第一組合せ部222gが接続部222aの側面にあり、第一位置決め部222cが接続部222aに接触する面にて第二組合せ部222hが設置される。本実施例では、第一組合せ部222gも第二組合せ部222hも円環状の溝に近似し、二つの円環状溝のサイズが違うことにより第一組合せ部222gと第二組合せ部222hをつなぎ合わせ、少なくとも2箇所の軸孔構成を形成する。
【0050】
接続キット222はさらに操作用の操作部222iを含む。操作部222iが接続部222aに接続して、ロック位置とアンロック位置の間における接続部222aの切り替えを駆動する。本実施例では、操作部222iが接続部222aにつなぐハンドルであり、ユーザーが握って第一軸222bを取り囲んで接続部222aを回すことに使われる。ほかの実施例では、操作部222iがボタン、ノブ、トリッガーやほかの構成であってよいと理解できる。ここでは限定しない。さらに、操作部222iが回転して接続部222aに接続し、操作部222iが第三軸222jを取り囲んで回転し、第三軸222jの軸線が第一軸222bの軸線に垂直である。第一軸222bの周方向では、操作部222iが接続部222aに対して固定されるが、操作部222iが第三軸222jを取り囲んで第一軸222bの軸線に平行する平面で回転する。同設計により、操作部222iが接続部222aに対して色々な形があり、操作部222iを展開する際に、操作部222iが第一軸222bに垂直な方向に沿って延びることにより、操作しやすくなる。操作部222iを折り畳む際に、操作部222iが第一軸222bに平行する方向に沿って延びることにより、収納しやすくなる。
【0051】
また、操作部222iにさらに第一ポジション部222kが設置され、接続部222aに第二ポジション部222lが設置される。第一ポジション部222kと第二ポジション部222lを組合せることにより、操作部222iが接続部222aに対してある位置に回転する際に当該位置に固定される。さらに、少なくとも二つの第二ポジション部222lがそれぞれ第一ポジション部222kとくみあわせることにより、操作部222iが接続部222aに対して幾つかの位置に回転する際に当該位置に固定される。もしくは、少なくとも二つの第一ポジション部222kがそれぞれ第二ポジション部222lと組合せることにより、操作部222iが接続部222aに対して幾つかの位置に回転する際に当該位置に固定される。
【0052】
本実施例では、第一ポジション部222kが操作部222iの端部表面に設置される溝であり、第二ポジション部222lがその溝と組合せるビーズである。ビーズが接続部222aに固定して接続する。具体的には、溝は少なくとも二つある。本実施例では三つあり、それぞれハンドルの第一軸222bに平行する2箇所及び90°で第一軸222bに垂直な位置に対応する。選択できる実施方式としては、第一ポジション部が操作部の端部表面に設置されるビーズであってよい。第二ポジション部が接続部に設置される溝である。第一ポジション部と第二ポジション部の具体的な構成が前記2種実施方式のみでないことが分かるべきである。
【0053】
第一接続キット222が回転して第二サポートロッド221に接続する。本実施例では、第一接続キット222が第四軸223を取り囲んで第一サポートロッド21の延び方向(即ち第一直線方向A)に垂直な平面で回転する。選択できる実施方式としては、第一接続キットが第四軸を取り囲んで第一サポートロッドの延び方向(即第一直線方向)に平行する平面で回転する。もう一つの選択できる実施方式としては、第一接続キットがヒンジにて第二サポートロッドに接続し、第一接続キットが第二サポートロッドに対して幾つかの方向にて回転できる。第一接続キット222が第四軸223を取り囲んで回転することにより、第一接続キット222が第二サポートロッド221に対して異なる位置の間で切り替えることができるため、色々な異なる形のLEDディスプレー10(例えば平面LEDディスプレー10や円弧状LEDディスプレー10)と組合せることが可能である。
【0054】
図6の四つの第一接続キット222(操作部222iが図示されず)が第二サポートロッド221に対して異なる角度を構成する。第二サポートロッド221に対して第一接続キット222の回転可能角度範囲が0°より大きくて20°以下である。さらに、第二サポートロッド221に対して第一接続キット222の回転可能角度範囲が0°より大きくて90°以下である。本実施例では、第二サポートロッド221に対して第一接続キット222の回転可能角度が約70°である。第一接続キット222に第三ポジション部222mが設置され、第二サポートロッド221に第四ポジション部221aが設置される。第三ポジション部222mが第四ポジション部221aと組合せることにより第一接続キット222が第二サポートロッド221に対してある位置に回転する際に当該位置に固定される。さらに、少なくとも二つの第三ポジション部222mがそれぞれ第四ポジション部221aと組合せることにより第一接続キット222が第二サポートロッド221に対して幾つかの位置に回転する際に当該位置に固定される。もしくは、少なくとも二つの第四ポジション部221aがそれぞれ第三ポジション部222mと組合せることにより第一接続キット222が第二サポートロッド221に対して幾つかの位置に回転する際に当該位置に固定される。
【0055】
本実施例では、第三ポジション部222mが接続部222aに設置される溝であり、第四ポジション部221aがその溝と組合せるビーズである。ビーズが第二サポートロッド221に固定して接続する。具体的には、溝が少なくとも二つある。本実施例では三つあり、それぞれ第一軸222bが第二サポートロッド221延び方向に平行する位置又は重なり合う位置、及び第一軸222bが第二サポートロッド221の延び方向に対して+35°、-35°を構成する位置に対応する。図6のように、第一軸222bが第二サポートロッド221の延び方向に対して+35°又は-35°を構成する際に、接続部222aが平面LEDディスプレー10構成面に接触する。選択できる実施方式としては、第三ポジション部が第二サポートロッドの表面に設置されるビーズであり、第四ポジション部が接続部に設置される溝であってもよい。第三ポジション部と第四ポジション部の具体的な構成が前記2種の実施方式に限られていないことが分かるべきである。
【0056】
図2図9図10のように、サポーター22はさらに第二接続キット224を含む。第二接続キット224が第一サポートロッド21に固定して接続する。サポーター22と第二接続キット224が回転接続を構成する。第二接続キット224が第一サポートロッド21とサポーター22を接続する。第一サポートロッド21と第二接続キット224が締付け部品にて第二接続キット224と固定した接続を構成する。さらに、第一サポートロッド21と第二接続キット224が締付け部品にて第二接続キット224と取外し可能な接続を構成する。本実施例では、締付け部品がネジ、ナットやボルトなどを含む。第二接続キット224が接続軸224aと接続本体224bを含む。接続軸224aとサポーター22が回転接続を構成し、接続本体224bと第一サポートロッド21が固定接続を構成する。接続軸224aが接続本体224bに取り付けられる。接続軸224aの軸線が第一サポートロッド21に垂直であるため、サポーター22が第一サポートロッド21に平行する平面で回転できる。
【0057】
サポーター22はさらに第二位置決め部225を含む。第二位置決め部225が第二サポートロッド221と接続本体224bを接続することによりサポーター22を接続キットに対するプリセット位置にロックする。本実施例では、サポーター22が少なくとも第一サポートロッド21に平行する位置、及び第一サポートロッド21に垂直である位置にロックされることが可能である。第二接続キット224に第二位置決め部225と組合せる第三組合せ部224cが少なくとも二つ設定される。サポーター22が前記2箇所に回転する際に、それぞれ第二位置決め部225と組合せる。
【0058】
具体的には、第二位置決め部225が第二サポートロッド221の端部に取り付けられ、第二位置決め部225が「T」形ロッド、握り部225a及び第二偏圧キット225bを含む。少なくとも一部の「T」形ロッドが第二サポートロッド221筐体内部に設置される。「T」形ロッドが横ロッド225cと縦ロッド225dを含む。握り部225aが縦ロッド225dに取り付けられ、第二偏圧キット225bが第二サポートロッド221筐体と横ロッド225cの間に取り付けられる。横ロッド225cが第三組合せ部224cと組合せる。具体的には第二偏圧キット225bが弾性部品である。本実施例ではばねであり、縦ロッド225dの表面にかぶる。握り部225aが外力を受けて横ロッド225cと第二サポートロッド221筐体の間の空間を狭くする際に、第二偏圧キット225bが横ロッド225cに対して当該操作方向と反対する偏圧を加える。外力が消える際に、第二位置決め部225が偏圧により元位置に復帰する。元位置とは、第二位置決め部225が第三組合せ部224cと組合せる位置である。
【0059】
本実施例では、第三組合せ部224cが第二接続キット224に設置される溝であり、具体的には接続本体224bの上に設置される溝である。横ロッド225cと溝が軸孔構成を形成することにより、サポーター22が第一サポートロッド21に対して接続軸224aの円周方向にて固定される。ひとつの接続本体224bにある溝の数が少なくとも2組であり、各組の溝が少なくとも一つの溝を含む。その中に一組の溝の開口方向が第一サポートロッド21の延び方向に平行し、もう一組の溝の開口方向が第一サポートロッド21の延び方向に垂直であることにより、サポーター22が第一サポートロッド21に対して折り畳み又は展開をされる。また、図5のように、二つの寄り添って取り付けられるサポーター22の折り畳み方向が反対することにより、サポーター22が折り畳まれる際に接続本体との干渉を避け、保管・運送を行いやすくなる。
【0060】
図11図12のように、第一サポートロッド21の一端に接続スリーブ211が設置され、もう一端に接続端部212が設置される。一つの第一サポートロッド21の接続端部212がもう一つの第一サポートロッド21の接続スリーブ211と合わせて取り外し可能な接続を構成することにより二つのホルダー20を接続する。具体的には、一つの第一サポートロッド21の接続端部212がもう一つの第一サポートロッド21の接続スリーブ211と合わせてねじ山による接続を構成することにより、二つのホルダー20を接続する。接続スリーブ211の内表面にめねじが設置され、接続端部212の外表面におねじが設置される。ほかの実施方式では、接続部端部と接続スリーブは磁性接続やバックル接続など色々な種類の取外し可能な接続方式を構成できることが分かるべきである。
【0061】
また、第一サポートロッド21の一端にさらに第三位置決め部213が設置される。第三位置決め部213が接続スリーブ211又は接続端部212に近寄って両者のうちのいずれかに接続することにより、第一サポートロッド21に対する接続スリーブ211及び/又は接続端部212の位置を固定する。本実施例では、第三位置決め部213が接続端部212のおねじの上に設置される。接続スリーブ211に第三位置決め部213と組合せる第四組合せ部211aが設置される。接続スリーブ211が接続端部212に接続した後に、第三位置決め部213が第四組合せ部211aと組合せることにより接続スリーブ211の位置を固定する。具体的には、第三位置決め部213がノブであり、第三位置決め部213が位置決め軸213a、第三偏圧キット213b及び位置決め本体213cを含む。位置決め本体213cが回転して位置決め軸213aに接続する。第三偏圧キット213bが位置決め軸213aと位置決め本体213cの間に設置される。第三偏圧キット213bが具体的にはばねである。ユーザーが位置決め本体213cを回して位置決め本体213cの位置を変えることにより、接続スリーブ213を固定・釈放する。位置決め本体213cが外力を受けていない際に、位置決め本体213cが第三偏圧キット213bの偏圧により常に初期位置にあり、つまり接続スリーブ213を固定する位置にある。
【0062】
図2図13から図15までのように、アセンブリユニット11に組合せキット112が設置される。組合せキット112とアセンブリユニット11が固定接続又は一体化構成を形成する。組合せキット112が接続部222aと組合せて取り外し可能な接続を構成する。ホルダー20がアセンブリユニット11に接続する際に、接続部222aと組合せキット112が第一軸222bを取り囲んだ回転接続を構成する。接続部222aが第一軸222bの径方向に沿って突起部222mを形成し、組合せキット112が第一軸222bの径方向に沿ってチャンバー112aを形成する。接続部222aがロック位置にある際に、突起部222mがチャンバー112aと組合せる。その同時に、組合せキット112が遮り部112bを形成する。突起部222mと遮り部112bがサイズ干渉により前記アセンブリユニット11の接続平面に垂直である方向にて固定される。言い換えれば、第一軸222bの軸線方向に沿って固定される。本実施例では、組合せキット112が各アセンブリユニット11の裏側の中心位置に設置される。アセンブリユニット11は具体的にはLEDディスプレー10をつなぎ合わせることに使われる筐体である。
【0063】
図16は本出願の第二実施例のLEDディスプレーに使われるホルダー200である。当該ホルダーの具体的な構成は第一実施例のLEDディスプレー10のホルダー20と同じなので、ここにて再び説明しない。
【0064】
本分野の技術者が説明書を参考し、ここにて開示される出願を実践することにより、本出願に関わるほかの実施案を見つけ出すことが容易である。本出願の目的は、本出願のいかなる変形、用途又は適応性の変化をカバーすることにある。これらの変形、用途又は適応性の変化が本出願の一般的原理に従い、本出願の開示していない本技術分野の周知常識や慣用技術手段を含む。本出願は前記説明及び附図に示す精確な構成に限られず、その範囲を逸脱せず色々な修正や変更を行えることが分かるべきである。本出願の範囲が添付される請求項により限定され、本説明書の内容が本出願に対する限定として理解してはならない。
図1
図2
図3
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図8
図9
図10
図11
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図16